JP6984134B2 - 便座ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、開閉可能な便座を有する便座ユニットに関する。
従来、この種の便座ユニットとしては、それぞれ開閉可能な便座と便蓋とを有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−54091号公報
ところで、便座ユニットには便蓋の取り外しが可能なものがある。便蓋は、便座の開放時に当該便座を支持するストッパとして機能するが、便蓋を取り外して使用する場合、便座を支持することができなくなる。このため、便座が後方に大きく傾倒し、使用者が手動によって便座を閉じることが困難となったり、後方にタンクを有するタンク式のトイレにおいては、便座がタンクに接触したりする虞がある。
本発明の便座ユニットは、便蓋を取り外し可能なものにおいて、便蓋を取り外して使用する場合でも、便座を所定開位置で適切に規制できるようにすることを主目的とする。
本発明の便座ユニットは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の便座ユニットは、開閉可能な便座を有する便座ユニットであって、全開時に前記便座の回動を所定開位置で規制する便蓋を回動自在に支持すると共に該便蓋を取り外し可能な回動軸を有するユニット本体と、前記便蓋が取り外された状態で前記回動軸にアダプタを介して取り付けられ、前記便座の回動を前記所定開位置と略同じ位置で規制するストッパ部材と、を備えることを要旨とする。
この本発明の便座ユニットは、回動軸に回動自在に支持され、全開時に便座の回動を所定開位置で規制する便蓋を取り外すことができるものである。この便座ユニットでは、便蓋が取り外された状態で、ストッパ部材が、便蓋に代えて回動軸にアダプタを介して取り付けられる。これにより、便蓋を取り外して使用する場合でも、便座の回動を適切な位置で規制することができる。また、ストッパ部材は、アダプタを介して回動軸に取り付けられるため、ストッパ部材を便座の回動の規制に適したものとしつつ、ストッパ部材の取り付けを適切に行なうことが可能である。
こうした本発明の便座ユニットにおいて、前記アダプタは、弾性を有し、内周面が前記回動軸の外周面に嵌め込まれる有底筒状部材であり、前記ストッパ部材は、内周面が前記有底筒状部材の外周面に圧入される筒状圧入部を有するものとしてもよい。こうすれば、回動軸に対して有底筒状部材の嵌め込みとストッパ部材の圧入とにより、回動軸にストッパ部材を適切に固定することができる。この場合、前記有底筒状部材は、底部に開口が形成されているものとしてもよい。こうすれば、開口を空気抜きとして機能させて、回動軸への有底筒状部材の嵌め込みをより確実に行なうことが可能となる。これらの場合、前記筒状圧入部は、内周面に圧入方向に延びる3つ以上の突起が周方向に等間隔で形成されているものとしてもよい。こうすれば、ストッパ部材を有底筒状部材と同軸になるように圧入することが容易となり、ストッパ部材を取り付ける際の位置ズレを抑制することができる。
また、本発明の便座ユニットにおいて、前記アダプタは、前記回動軸に取り付けられ、前記回動軸よりも大きい外径を有し、前記アダプタの脱落を防止する抜け止めを備え、前記ストッパ部材は、前記回動軸における前記アダプタの取付位置よりも基端側の外周面に嵌め込まれる窪み部を有するものとしてもよいし、前記アダプタは、筒状部と、前記筒状部よりも径方向に延出された鍔部とを有する鍔付き筒状部材であり、前記鍔部が前記筒状部よりも前記回動軸の先端側を向くように前記鍔付き筒状部材が前記回動軸に嵌合され、前記アダプタの脱落を防止する抜け止めを備え、前記ストッパ部材は、前記筒状部の外周面に嵌め込まれる窪み部を有するものとしてもよい。こうすれば、ストッパ部材の窪み部を回動軸の外周面または筒状部の外周面に押し付けることにより、ストッパ部材を回動軸に容易に取り付けることができる。また、ストッパ部材を取り付けた後は、ストッパ部材が軸方向に外れ難くすることができる。これらの場合、前記窪み部は、円弧形を含む鍵穴形状に形成され、且つ、円弧形の両円弧端同士の間隔が前記回動軸または前記筒状部の外径よりも狭く形成されているものとしてもよい。こうすれば、ストッパ部材が側方(軸方向に直交する方向)へ外れ難くすることができる。さらにこの場合、前記窪み部は、前記回動軸または前記筒状部に嵌め込まれた状態で、両円弧端のうち一方の円弧端が前記回動軸の軸中心または前記筒状部の軸中心と同じ高さまたは該軸中心よりも上に位置し、他方の円弧端が前記軸中心よりも下に位置するように形成されているものとしてもよい。こうすれば、他方の円弧端が軸中心よりも上の高さとなるまでストッパ部材を回動させる操作力を付与することにより、ストッパ部材を容易に取り外すことができる。
また、本発明の便座ユニットにおいて、前記アダプタは、前記回動軸に嵌合される軸孔と、前記軸孔とは反対側の軸方向に延出された係合爪とを有し、前記ストッパ部材は、前記係合爪に係合される被係合部を有するものとしてもよい。こうすれば、回動軸にアダプタを嵌合させた状態で、ストッパ部材をアダプタに係合させることにより、ストッパ部材をアダプタを介して回動軸に取り付けることができる。ここで、アダプタの回動軸に対する脱落を防止するための抜け止めを備えるものとしてもよい。アダプタが係合爪を有するものにおいて、前記係合爪は、返し付きの係合爪であり、前記被係合部は、前記係合爪の外周面に当接すると共に該係合爪の返しに係合される半筒状部と、前記係合爪の外周面に当接すると共に該係合爪の返しに係合されない突起部とを有するものとしてもよい。こうすれば、ストッパ部材を回動軸に対して傾けることにより、ストッパ部材の取り外しを容易に行なうことができる。
便蓋14が取り付けられた状態の便座ユニット10を示す外観図である。 便座ストッパ30が取り付けられた状態の便座ユニット10を示す外観図である。 便座ストッパ30が便座12の回動を規制しているときの便座ユニット10を示す側面図である。 第1実施例におけるユニット本体20と便蓋回動軸21と便座ストッパ30とアダプタ50とを示す分解斜視図である。 便蓋回動軸21と便座ストッパ30とアダプタ50とを示す分解斜視図である。 便座ストッパ30がユニット本体20の便蓋回動軸21に取り付けられた状態を示す部分断面図である。 第1実施例におけるユニット本体20と便蓋駆動軸22と便座ストッパ40とアダプタ60とを示す分解斜視図である。 便蓋駆動軸22と便座ストッパ40とアダプタ60とを示す分解斜視図である。 第2実施例におけるユニット本体20と便蓋回動軸21と便座ストッパ130とアダプタ150とを示す分解斜視図である。 便蓋回動軸21と便座ストッパ130とアダプタ150とを示す分解斜視図である。 ユニット本体20の便蓋回動軸21にアダプタ150が取り付けられた状態と便座ストッパ130が取り付けられた状態とを示す部分拡大図である。 便座ストッパ130がユニット本体20の便蓋回動軸21に取り付けられた状態を示す部分断面図である。 第2実施例におけるユニット本体20と便蓋駆動軸22と便座ストッパ140とアダプタ160とを示す分解斜視図である。 便蓋駆動軸22と便座ストッパ140とアダプタ160とを示す分解斜視図である。 ユニット本体20の便蓋駆動軸22にアダプタ160が取り付けられた状態を示す部分拡大図である。 第3実施例におけるユニット本体20と便蓋回動軸21と便座ストッパ230とアダプタ250とを示す分解斜視図である。 便蓋回動軸21と便座ストッパ230とアダプタ250とを示す分解斜視図である。 ユニット本体20の便蓋回動軸21にアダプタ250が取り付けられた状態を示す部分拡大図である。 アダプタ250を示す外観斜視図である。 便座ストッパ230がユニット本体20の便蓋回動軸21に取り付けられた状態を示す部分断面図である。
本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
[第1実施例]
図1は便蓋14が取り付けられた状態の便座ユニット10を示す外観図であり、図2は便座ストッパ30が取り付けられた状態の便座ユニット10を示す外観図であり、図3は便座ストッパ30が便座12の回動を規制しているときの便座ユニット10を示す側面図である。なお、図中の左右方向(幅方向)は便座12や便蓋14の回動軸(駆動軸)に沿う方向であり、図中の上下方向は重力方向に沿う方向であり、図中の前後方向は左右方向および上下方向に直交する方向である。
便座ユニット10は、洗浄水を加温して図示しないノズルから噴射することにより使用者の局部を洗浄可能な温水洗浄便座として構成され、駆動モータからの駆動力により便座12や便蓋14を自動開閉可能な自動開閉機能を有している。この便座ユニット10は、図1,2に示すように、便蓋14を取り付けて使用可能であると共に便蓋14を取り外して使用することもできる。そして、便座ユニット10は、便蓋14を取り付けて使用する場合には、図1に示すように、便器(図示せず)の上面後方に設置されるユニット本体20と、ユニット本体20に対して回動可能な便座12と、全閉時には便座12に覆い被さり(図1(a)参照)全開時には便座12の回動を所定の開位置(便座12の先端側が起立した起立位置、全開位置)で規制(図1(b)参照)する便蓋14と、により構成される。また、便座ユニット10は、便蓋14を取り外して使用する場合には、便蓋14に代えて、図2,3に示すように、便座12の回動を便蓋14と略同じ位置で規制する便座ストッパ30,40がユニット本体20の左右の回動軸(便蓋回動軸21,便蓋駆動軸22)に取り付けられる。
図4は第1実施例におけるユニット本体20と便蓋回動軸21と便座ストッパ30とアダプタ50とを示す分解斜視図であり、図5は便蓋回動軸21と便座ストッパ30とアダプタ50とを示す分解斜視図であり、図6は便座ストッパ30がユニット本体20の便蓋回動軸21に取り付けられた状態を示す部分断面図である。図4,5に示すように、ユニット本体20の右側の便蓋回動軸21には、便座ストッパ30がアダプタ50を介して取り付けられる。便蓋回動軸21は、樹脂材料により形成された円筒部材(筒状部材)であり、本実施例では、ユニット本体20のハウジング25と一体的に成形される。アダプタ50は、ゴムなどの弾性材料により形成され、便蓋回動軸21の外周面に圧入によって嵌め込まれる内周面を有する有底円筒部材(有底筒状部材)である。このアダプタ50は、底部に丸穴状の開口51が形成されている。これにより、アダプタ50を便蓋回動軸21に嵌め込む際にアダプタ50の内部に溜まる空気が開口51を介して抜けるため、アダプタ50の底部が便蓋回動軸21の先端面に突き当たるまで当該アダプタ50を嵌め込むことが容易となる。
便座ストッパ30は、図5に示すように、樹脂材料により右側面視において略台形形状に形成され、上面30aと前面30bと後面30cと右側面30dとを有し、左側と下側とが開口されている。この便座ストッパ30は、ユニット本体20に対して取り付けられたときに便座ストッパ30の上面30a(左端縁および後端縁)と右側面30d(後端縁および下端縁)とがユニット本体20のハウジング25の表面と滑らかに繋がるようになっている。また、便座12は側面視において後端部が略角形に形成され、便座ストッパ30の前面30bには、便座12が回動する際に後端部の角部が干渉しないように窪んだ逃がし部39が形成されると共に逃がし部39の下方に作業者が指を引っ掛けて便座ストッパ30を取り外すことができる指掛け部33が形成されている。
便座ストッパ30は、右側面30dに対する裏側の面(裏面)31から左方に互いに平行に立設された一対の内壁32と、両内壁32に挟まれるように裏面31から内壁32と略同じ高さまで延出されアダプタ50に圧入(挿入)される円筒状(筒状)の圧入嵌合部35とを有する。圧入嵌合部35は、アダプタ50の外周面の外径よりも若干大きな内径の内周面が形成されている。そして、圧入嵌合部35の内周面には、圧入方向に延びる3本の突起(リブ)35aが周方向に等間隔、すなわち120度間隔で形成されている。なお、突起35aの本数は、3本以上であれば、何本であっても構わない。圧入嵌合部35は、その内周面がアダプタ50の外周面と同軸になるように圧入され、3本の突起35aがアダプタ50の外周面に食い込むことによって、アダプタ50に固定される(図6参照)。本実施例では、各突起35aは、圧入嵌合部35の口元部において内径が拡がるように面取りされている。これにより、圧入嵌合部35をアダプタ50に圧入する際の圧入性を良好とすることができる。
図7は第1実施例におけるユニット本体20と便蓋駆動軸22と便座ストッパ40とアダプタ60とを示す分解斜視図であり、図8は便蓋駆動軸22と便座ストッパ40とアダプタ60とを示す分解斜視図である。図7,8に示すように、ユニット本体20の左側の便蓋駆動軸22には、便座ストッパ40がアダプタ60を介して取り付けられる。便蓋駆動軸22は、対向する一対の平面を有する二面幅軸であり、ユニット本体20に内蔵される駆動ユニット(駆動モータ)24により回動可能に構成される。便座ユニット10は、便蓋14が取り付けられている状態で、駆動ユニット24を駆動することにより、便蓋14を開閉可能となっている。アダプタ60は、ゴムなどの弾性材料により形成され、便蓋駆動軸22の外周面に圧入によって嵌め込まれる内周面を有する有底円筒部材(有底筒状部材)である。このアダプタ60は、便蓋駆動軸22の二面幅軸の外周面に嵌め込むことができるように、内周面が二面幅孔によって形成されている。また、アダプタ60の底部には、アダプタ50と同様に、便蓋駆動軸22に嵌め込む際の空気抜きとして機能する丸穴状の開口61が形成されている。
便座ストッパ40は、図8に示すように、樹脂材料により左側面視において略台形形状に形成され、上面40aと前面40bと後面40cと左側面40dとを有し、右側と下側とが開口されている。この便座ストッパ40は、便座ストッパ30と同様に、ユニット本体20に取り付けられたときに便座ストッパ40の上面40a(右端縁および後端縁)と左側面40d(後端縁および下端縁)とがユニット本体20のハウジング25の表面と滑らかに繋がるようになっている。また、便座ストッパ40の前面40bには、便座12が回動する際に後端部の角部が干渉しないように窪んだ逃がし部49が形成されると共に逃がし部49の下方に作業者が指を引っ掛けて便座ストッパ40を取り外すことができる指掛け部43が形成されている。
便座ストッパ40は、便座ストッパ30と同様に、左側面40dに対する裏側の面(裏面)41から右方に立設された一対の内壁42と、両内壁42に挟まれるように延出された円筒状(筒状)の圧入嵌合部45とを有する。なお、圧入嵌合部45の内周面には、便座ストッパ30の圧入嵌合部35と同様の3本の突起(リブ)45aが形成されている。この便座ストッパ40では、圧入嵌合部45の突起45aの本数を、便座ストッパ30の圧入嵌合部35の突起35aよりも多くしてもよい(例えば、6本)。この場合、アダプタ60の内周面を二面幅ではなく円形としても、アダプタ60の内周面と便蓋駆動軸22の外周面との密着部分に圧入嵌合部45の突起を食い込ませることができるため、便座ストッパ40(圧入嵌合部45)を便蓋駆動軸22に対して同軸に取り付けることができる。なお、便座ストッパ40の圧入嵌合部45の構成は、便座ストッパ30の圧入嵌合部35の構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。
便座ユニット10では、便蓋14に代えて便座ストッパ30,40を取り付けて使用する場合、図2,3に示すように、便座ストッパ30,40は、便座12が開方向に回動すると、便座12の回動部表面側が便座ストッパ30,40の前面30b,40bと当接することによって、便座12の回動を起立位置(全開位置)で規制する。これにより、便蓋14を取り外して使用する場合でも、便座ストッパ30,40によって、便座12の回動を適切な位置で規制することが可能となる。このため、便座12が後方に傾倒し過ぎて、使用者が便座12を閉じることが困難となったり、便器の後方にタンクを有するものにおいては便座12が後方のタンクに接触したりするのを抑制することができる。
以上説明した第1実施例の便座ユニット10では、便座12の回動を所定の開位置で規制する便座ストッパ30,40を、便蓋14に代えてそれぞれ便蓋回動軸21,便蓋駆動軸22にアダプタ50,60を介して取り付ける。これにより、便蓋14を取り外して使用する場合でも、便座12の回動を適切に所定開位置で規制することができる。
また、第1実施例の便座ユニット10では、アダプタ50,60はそれぞれ便蓋回動軸21,便蓋駆動軸22に嵌め込まれる弾性を有する有底円筒部材(有底筒状部材)として構成され、便座ストッパ30,40には、アダプタ50,60の外周面に圧入される円筒状(筒状)の内周面を有する圧入嵌合部35,45が形成される。これにより、便座ストッパ30,40の便蓋回動軸21,便蓋駆動軸22への取付・固定を適切に行なうことができる。また、後に便蓋14を取り付けたい場合でも、便座ストッパ30,40を容易に取り外すことができる。さらに、アダプタ50,60の底部に空気抜きのための開口51,61を形成したから、アダプタ50,60の便蓋回動軸21,便蓋駆動軸22への取付を確実に行なうことができる。加えて、圧入嵌合部35,45の内周面に圧入方向に延びる3本以上の突起(リブ)35a,45aを周方向に等間隔で形成したから、圧入嵌合部35,45を便蓋回動軸21,便蓋駆動軸22に同軸に圧入することが容易となり、便座ストッパ30,40を取り付ける際の位置ズレを抑制することができる。
第1実施例では、圧入嵌合部35,45の内周面に圧入方向に延びる突起35a,45aを形成するものとしたが、こうした突起を形成しないものとしてもよい。
第1実施例では、アダプタ50,60の底部に開口51,61を形成するものとしたが、開口を形成しないものとしてもよい。
[第2実施例]
第1実施例の便座ユニット10では、ユニット本体20の便蓋回動軸21にアダプタ50を介して便座ストッパ30を軸方向に圧入するのに対して、第2実施例の便座ユニット110では、ユニット本体20の便蓋回動軸21の先端側にアダプタ150を取り付け、便蓋回動軸21の基端側の外周面に側方から便座ストッパ30を嵌め込むものである。
図9は第2実施例におけるユニット本体20と便蓋回動軸21と便座ストッパ130とアダプタ150とを示す分解斜視図であり、図10は便蓋回動軸21と便座ストッパ130とアダプタ150とを示す分解斜視図である。また、図11はユニット本体20の便蓋回動軸21にアダプタ150が取り付けられた状態と便座ストッパ130が取り付けられた状態とを示す部分拡大図であり、図12は便座ストッパ130がユニット本体20の便蓋回動軸21に取り付けられた状態を示す部分断面図である。図9,10に示すように、ユニット本体20の右側の便蓋回動軸21には、便座ストッパ130がアダプタ150を介して取り付けられる。便蓋回動軸21の軸中心には、スクリュー孔21aが形成されている。アダプタ150は、便蓋回動軸21よりも外径が大きい環状部材である。このアダプタ150は、中心に貫通孔151が形成されており、貫通孔151を介して便蓋回動軸21のスクリュー孔21aにスクリュー155が螺合されることにより、図11(a)に示すように、便蓋回動軸21の先端面に同軸に固定される。
便座ストッパ130は、図10,11(b)に示すように、便座ストッパ30と同様の樹脂材料により形成された外形形状(上面130a、前面130b、後面130cおよび右側面130d)を有する。また、便座ストッパ130の前面130bには、便座12が回動する際に後端部の角部が干渉しないように窪んだ逃がし部139や、ユニット本体20に取り付けられた状態で作業者が指を引っ掛けることができる指掛け部133が形成される(図11(b)参照)。便座ストッパ130は、右側面130dの裏側の面(裏面)131から左方に互いに平行に立設された一対の内壁132と、内壁132の端縁付近に上記裏面131に対して左右方向に間隔を空けて上下方向および前後方向に沿うように延設された嵌合板134を有する。嵌合板134には下方が開口された窪み部135が形成され、便座ストッパ130は、嵌合板134の窪み部135が便蓋回動軸21の外周面に上方から嵌合されることによって便蓋回動軸21に取り付けられる。上述したように、便蓋回動軸21の先端面にアダプタ150が固定されているため、便座ストッパ130は、便蓋回動軸21に取り付けられると、軸方向に外れないようになっている。
窪み部135は、本実施例では、図12に示すように、便蓋回動軸21の外周面に沿った円弧形を含む鍵穴形状の窪み部であり、円弧形の円弧端135a,135b同士の間隔が便蓋回動軸21の直径よりも若干狭く、すなわち円弧形の中心角が180度よりも若干大きく形成されている。これにより、嵌合板134の窪み部135が便蓋回動軸21に嵌合されると、便座ストッパ130は、上方に外れ難くなっている。また、窪み部135の円弧端135a,135bは、窪み部135が便蓋回動軸21に嵌合された状態で、前側の円弧端135aが便蓋回動軸21の軸中心と略同一の高さに位置し、後側の円弧端135bが便蓋回動軸21の軸中心よりも下方に位置するように形成されている。これにより、図12に示すように、便座ストッパ130の前面(指掛け部133)を後方(上斜め後ろ)に向かって押し出し、円弧端135bを便蓋回動軸21の軸中心よりも上になるように便座ストッパ130を回動させることによって、便座ストッパ130を取り外すことができる。
図13は第2実施例におけるユニット本体20と便蓋駆動軸22と便座ストッパ140とアダプタ160とを示す分解斜視図であり、図14は便蓋駆動軸22と便座ストッパ140とアダプタ160とを示す分解斜視図であり、図15はユニット本体20の便蓋駆動軸22にアダプタ160が取り付けられた状態を示す部分拡大図である。図13,14に示すように、ユニット本体20の左側の便蓋駆動軸22には、便座ストッパ140がアダプタ160を介して取り付けられる。アダプタ160は、図14に示すように、便蓋駆動軸22の二面幅軸が嵌め込まれる二面幅孔の内周面が形成された円筒部(筒状部)161と、円筒部161の端縁から径方向に延出される鍔部162とを有する。このアダプタ160は、鍔部162を便蓋駆動軸22の先端側に向けて当該便蓋駆動軸22に嵌め込まれることにより取り付けられ、Oリングなどの伸縮性を有するリング部材165によって抜け止めがなされる(図15参照)。
便座ストッパ140は、図14に示すように、便座ストッパ40と同様の樹脂材料により形成された外形形状(上面140a、前面140b、後面140cおよび左側面140d)を有する。また、便座ストッパ130の前面140bには、便座12が回動する際に後端部の角部が干渉しないように窪んだ逃がし部149や、ユニット本体20に取り付けられた状態で作業者が指を引っ掛けることができる指掛け部143が形成されている。便座ストッパ140は、便座ストッパ130と同様に、裏面141から立設された一対の内壁142や、一対の内壁142の端縁間に延設された嵌合板144を有する。
嵌合板144には、アダプタ160の円筒部161の外周面に上方から嵌め込まれる窪み部145を有する。窪み部145は、アダプタ160の円筒部161の外周面に沿った円弧形を含む鍵穴形状の窪み部であり、円弧形の円弧端145a,145b同士の間隔がアダプタ160の円筒部161の直径よりも若干狭く、すなわち円弧形の中心角が180度よりも若干大きく形成されている。なお、窪み部145の円弧端145a,145bは、窪み部145が円筒部161に嵌合された状態で、前側の円弧端145aが円筒部161の軸中心と略同一の高さに位置し、後側の円弧端145bが円筒部161の軸中心よりも下方に位置するように形成されている。
このように、第2実施例の便座ユニット110では、ユニット本体20の便蓋回動軸21の先端側に便蓋回動軸21よりも外形が大きい環状のアダプタ150を取付・固定し、便蓋回動軸21の外周面の基端側に側方から便座ストッパ130の窪み部135を嵌合させる。またユニット本体20の便蓋駆動軸22に円筒部161と鍔部162とを有するアダプタ160を取付・固定し、円筒部161の外周面に側方から便座ストッパ140の窪み部145を嵌合させる。これにより、便座ストッパ130,140をそれぞれ便蓋回動軸21,便蓋駆動軸22に軸方向に固定することができ、便蓋14に代えて便座12の回動を起立位置(全開位置)で適切に規制することができる。
また、第2実施例の便座ユニット110では、窪み部135は、便蓋回動軸21の外周面に沿った円弧形を含む鍵穴形状の窪み部とし、円弧形の円弧端135a,135b同士の間隔が便蓋回動軸21の直径よりも若干狭く形成される。また、窪み部145は、アダプタ160の円筒部161の外周面に沿った円弧形を含む鍵穴形状の窪み部とし、円弧形の円弧端145a,145b同士の間隔が円筒部161の直径よりも若干狭く形成される。これにより、便座ストッパ130,140を取り付けた後、上方に外れ難くすることができる。加えて、窪み部135の円弧端135a,135bの一方の円弧端135aを便蓋回動軸21の軸中心と略同じ高さの位置に形成し、他方の円弧端135bを便蓋回動軸21の軸中心よりも下の位置に形成する。また、窪み部145の円弧端145a,145bの一方の円弧端145aを円筒部161の軸中心と略同じ高さの位置に形成し、他方の円弧端145bを円筒部161の軸中心よりも下の位置に形成する。これにより、円弧端135a,145aが軸中心の上に移動するように、便座ストッパ130,140を回動させることにより、便座ストッパ130,140を容易に取り外すことができる。
第2実施例の便座ユニット110では、便座ストッパ130において、窪み部135の一方の円弧端135aを便蓋回動軸21の軸中心と略同じ高さの位置に形成すると共に他方の円弧端135bを便蓋回動軸21の軸中心よりも下の位置に形成するものとした。しかし、窪み部135の一方の円弧端135aを便蓋回動軸21の軸中心よりも上の位置に形成すると共に他方の円弧端135bを便蓋回動軸21の軸中心よりも下の位置に形成するものとしてもよい。同様に、便座ストッパ140において、窪み部145の一方の円弧端145aを円筒部161の軸中心よりも上の位置に形成すると共に他方の円弧端145bを円筒部161の軸中心よりも下の位置に形成するものとしてもよい。
[第3実施例]
第1実施例の便座ユニット10では、ユニット本体20の便蓋回動軸21にアダプタ50を介して便座ストッパ30を軸方向に圧入するのに対して、第3実施例の便座ユニット110では、ユニット本体20の便蓋回動軸21に係合爪253を有するアダプタ250を取り付け、アダプタ250の係合爪253に便座ストッパ230の被係合部235を係合させるものである。
図16は第3実施例におけるユニット本体20と便蓋回動軸21と便座ストッパ230とアダプタ250とを示す分解斜視図であり、図17は便蓋回動軸21と便座ストッパ230とアダプタ250とを示す分解斜視図であり、図18はユニット本体20の便蓋回動軸21にアダプタ250が取り付けられた状態を示す部分拡大図である。図16,17に示すように、ユニット本体20の右側の便蓋回動軸21には、便座ストッパ230がアダプタ250を介して取り付けられる。アダプタ250は、樹脂材料により形成され、便蓋回動軸21に嵌合される軸孔251と、軸孔251の開口とは反対側に軸方向に延出された係合爪253とを有する円筒部材である。また、アダプタ250は、軸孔251の底部の中心に貫通孔252が形成されており、貫通孔252を介して便蓋回動軸21のスクリュー孔21aにスクリュー255が螺合されることにより、図18に示すように、便蓋回動軸21に同軸に固定される。
図19はアダプタ250を示す外観斜視図である。アダプタ250の係合爪253は、図19に示すように、先端から基端へ離れるにつれて拡径されるテーパ部253aと、テーパ部253aの基端に形成された返し部253bとを有する。また、係合爪253は、軸方向に延びる4本の切れ込み部(スリット)253cが周方向に等間隔で形成され、径方向に変形し易くされている。
便座ストッパ230は、図17に示すように、便座ストッパ30と同様の樹脂材料により形成された外形形状(上面230a、前面230b、後面230cおよび右側面230d)を有する。また、便座ストッパ230の前面230bには、便座12が回動する際に後端部の角部が干渉しないように窪んだ逃がし部239や、ユニット本体20に取り付けられた状態で作業者が指を引っ掛けることができる指掛け部233が形成されている。便座ストッパ230は、右側面230dの裏側の面(裏面)231から左方に互いに平行に立設された一対の内壁232と、両内壁232に挟まれるように上記裏面231から延出されアダプタ250の係合爪253に係合される被係合部235とを有する。被係合部235は、樹脂材料により右側面230dと一体的に形成され、同一円周上に2つの半円筒部(半筒状部)236,237および突起部238を有する。2つの半円筒部236,237は、同一円周上における上部に形成され、係合爪253のテーパ部253aと当接すると共に返し部253bと係合される。また、突起部238は、同一円周上における下部に形成され、係合爪253のテーパ部253aに当接すると共に返し部253bに係合されないようになっている。これにより、図20に示すように、便蓋回動軸21にアダプタ250を取り付けると共にアダプタ250の係合爪253に便座ストッパ230の被係合部235(半円筒部236,237および突起部238)を押し付けることにより、係合爪253の返し部253bを半円筒部236,237に係合させて、便座ストッパ230を便蓋回動軸21に取り付けることができる。このとき、突起部238は係合爪253のテーパ部253aと当接するため、便座ストッパ230は、上方向に容易に外れない。また、便座ストッパ230の前面(指掛け部233)に指を掛けて引き上げることにより、係合爪253を変形させて半円筒部236,237との係合を解除して、便座ストッパ230を取り外すことができる。
なお、便座ユニット20の左側の便蓋駆動軸22に便座ストッパ240(図16参照)を取り付ける場合には、便蓋駆動軸22と便座ストッパ240との間に介在するアダプタの軸孔の内周面を、便蓋駆動軸22の二面幅軸に嵌合可能な二面幅孔とする点を除いて、便座ストッパ230およびアダプタ250と同様の構成を用いることができる。
このように、第3実施例の便座ユニット210では、ユニット本体20の便蓋回動軸21に係合爪253を有する円筒状(筒状)のアダプタ150を取付・固定し、アダプタ250の係合爪253に便座ストッパ230の被係合部235を係合させる。同様に、ユニット本体20の便蓋駆動軸22に係合爪を有するアダプタを取付・固定し、アダプタの係合爪に便座ストッパ240の被係合部を係合させる。これにより、左右の便座ストッパ230,240をそれぞれ便蓋回動軸21,便蓋駆動軸22に軸方向に固定することができ、便蓋14に代えて便座12の回動を起立位置(全開位置)で適切に規制することができる。
また、第3実施例の便座ユニット210では、係合爪253に係合される被係合部235は、同一円周上に形成された半円筒部236,237および突起部238を有する。これにより、便座ストッパ230の取り外しを容易にすることができる。
第3実施例では、被係合部235を、半円筒部236,237と突起部238とにより構成するものとしたが、複数の半円筒部のみを同一円周上に配置することよって構成するものとしてもよい。
実施例の便座ユニットでは、便蓋14の自動開閉機能を有し、便蓋14の左右の回動軸の一方が駆動ユニット24により駆動される便蓋駆動軸22としたが、これに限定されるものではなく、自動開閉機能を有さないものとしてもよい。この場合、便蓋駆動軸22に代えて、便蓋14の回動に対して抵抗力を付与するダンパ機能を有してもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、便座ユニット10,110,210が「便座ユニット」に相当し、ユニット本体20が「ユニット本体」に相当し、アダプタ50,60,150,160,250が「アダプタ」に相当し、便座ストッパ30,40,130,140,230,240が「ストッパ部材」に相当する。また、スクリュー155やリング部材165が「抜け止め」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、便座ユニットの製造産業などに利用可能である。
10,110,210 便座ユニット、12 便座、14 便蓋、20 ユニット本体、21 便蓋回動軸、21a スクリュー孔、22 便蓋駆動軸、24 駆動ユニット、25 ハウジング、30,40,130,140,230,240 便座ストッパ、30a,40a,130a,140a,230a 上面、30b,40b,130b,140b,230b 前面、30c,40c,130c,140c,230c 後面、30d,130d,230d 右側面、40d,140d 左側面、31,41,131,141,231 裏面、32,42,132,142,232 内壁、33,43,133,143,233 指掛け部、35,45 圧入嵌合部、35a,45a 突起、39,49,139,149,239 逃がし部、50,60,150,160,250 アダプタ、51,61 開口、134,144 嵌合板、135,145 窪み部、135a,135b,145a,145b 円弧端、151 貫通孔、155,255 スクリュー、161 円筒部、162 鍔部、165 リング部材、235 被係合部、236,237 半円筒部、238 突起部、251 軸孔、252 貫通孔、253 係合爪、253a テーパ部、253b 返し部、253c 切れ込み部。

Claims (8)

  1. 開閉可能な便座を有する便座ユニットであって、
    全開時に前記便座の回動を所定開位置で規制する便蓋を回動自在に支持すると共に該便蓋を取り外し可能な回動軸を有するユニット本体と、
    前記便蓋が取り外された状態で前記回動軸にアダプタを介して取り付けられ、前記便座の回動を前記所定開位置と略同じ位置で規制するストッパ部材と、
    を備え、
    前記アダプタは、前記回動軸に取り付けられ、前記回動軸よりも大きい外径を有し、
    前記アダプタの脱落を防止する抜け止めを備え、
    前記ストッパ部材は、前記回動軸における前記アダプタの取付位置よりも基端側の外周面に嵌め込まれる窪み部を有する、
    便座ユニット。
  2. 請求項記載の便座ユニットであって、
    前記窪み部は、円弧形を含む鍵穴形状に形成され、且つ、円弧形の両円弧端同士の間隔が前記回動軸の外径よりも狭く形成されている、
    便座ユニット。
  3. 請求項記載の便座ユニットであって、
    前記窪み部は、前記回動軸に嵌め込まれた状態で、両円弧端のうち一方の円弧端が前記回動軸の軸中心と同じ高さまたは該軸中心よりも上に位置し、他方の円弧端が前記軸中心よりも下に位置するように形成されている、
    便座ユニット。
  4. 開閉可能な便座を有する便座ユニットであって、
    全開時に前記便座の回動を所定開位置で規制する便蓋を回動自在に支持すると共に該便蓋を取り外し可能な回動軸を有するユニット本体と、
    前記便蓋が取り外された状態で前記回動軸にアダプタを介して取り付けられ、前記便座の回動を前記所定開位置と略同じ位置で規制するストッパ部材と、
    を備え、
    前記アダプタは、筒状部と、前記筒状部よりも径方向に延出された鍔部とを有する鍔付き筒状部材であり、前記鍔部が前記筒状部よりも前記回動軸の先端側を向くように前記鍔付き筒状部材が前記回動軸に嵌合され、
    前記アダプタの脱落を防止する抜け止めを備え、
    前記ストッパ部材は、前記筒状部の外周面に嵌め込まれる窪み部を有する、
    便座ユニット。
  5. 請求項記載の便座ユニットであって、
    前記窪み部は、円弧形を含む鍵穴形状に形成され、且つ、円弧形の両円弧端同士の間隔が前記筒状部の外径よりも狭く形成されている、
    便座ユニット。
  6. 請求項記載の便座ユニットであって、
    前記窪み部は、前記筒状部に嵌め込まれた状態で、両円弧端のうち一方の円弧端が前記筒状部の軸中心と同じ高さまたは該軸中心よりも上に位置し、他方の円弧端が前記軸中心よりも下に位置するように形成されている、
    便座ユニット。
  7. 開閉可能な便座を有する便座ユニットであって、
    全開時に前記便座の回動を所定開位置で規制する便蓋を回動自在に支持すると共に該便蓋を取り外し可能な回動軸を有するユニット本体と、
    前記便蓋が取り外された状態で前記回動軸にアダプタを介して取り付けられ、前記便座の回動を前記所定開位置と略同じ位置で規制するストッパ部材と、
    を備え、
    前記アダプタは、前記回動軸に嵌合される軸孔と、前記軸孔とは反対側の軸方向に延出された係合爪とを有し、
    前記ストッパ部材は、前記係合爪に係合される被係合部を有する、
    便座ユニット。
  8. 請求項記載の便座ユニットであって、
    前記係合爪は、返し付きの係合爪であり、
    前記被係合部は、前記係合爪の外周面に当接すると共に該係合爪の返しに係合される半筒状部と、前記係合爪の外周面に当接すると共に該係合爪の返しに係合されない突起部とを有する、
    便座ユニット。
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