JP6983136B2 - 全閉外扇形回転電機および外気ファンセット - Google Patents

全閉外扇形回転電機および外気ファンセット Download PDF

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Description

本発明は、全閉外扇形回転電機およびその外気ファンセットに関する。
回転電機において、回転子鉄心および固定子鉄心では運転中に生ずる渦電流等による鉄損が、また、固定子巻線等ではジュール熱による銅損が、発生する。
渦電流を低減させるために、多くの回転子鉄心および固定子鉄心には、それぞれ強磁性体製で中央に開口を有する円板状の電磁鋼板を軸方向に積層した積層構造を用いている。また、全閉形回転電機にあっては、閉空間内に冷却用気体を内包し、冷却用気体を循環させて熱を除去する。
さらに、全閉形回転電機の多くには、冷却器が設けられている。冷却器において、冷却管の外側を流れる冷却用気体は、冷却管内を流れる冷却媒体により冷却される。冷却媒体としては、通常、冷却水あるいは外気が用いられる。
特許第5993883号公報
冷却媒体として外気を用いる場合、多くは、ロータシャフトの軸受ブラケットの軸方向外側部分に外気ファンを設け、外気ファンにより外気を冷却管の内部に送る構成となっている(特許文献1参照)。
図10は、従来の全閉外扇形回転電機における外気ファンの下流側の外気ファンまわりの外気の流れの例を概念的に示す軸方向外側から見た説明図であり、図11は、外気ファンまわりの外気の流れの例を概念的に示す側面側から見た説明図である。実線矢印は、外気ファンから流出し、外扇出口空間66および冷却器入口空間67を流れる外気の流れの方向を、また、破線矢印は、外気ファンへ流入する外扇入口空間65a内の外気の流れの方向を示す。破線矢印および実線矢印の数が多い領域は、風量が多いことを示し、破線矢印および実線矢印の数が少ないあるいは表示の無い領域は、風量が少ないことを示す。
図に示すように、外扇から流出し、外扇出口空間66から冷却器入口空間67に流れる流路は、冷却器入口空間67の第1領域に至る流路が主であり、片側に偏っている。また、全ての冷却用気体が、冷却管に流入するわけではなく、第2領域の流れのように、一部は冷却器入口空間67から外扇出口空間66に戻る循環する流れが存在する。このような状況では、冷却用気体は、各冷却管に均一には流れないことになり、この結果、冷却性能が低下する。このように、流れの分布は、外気ファンの回転方向に大きく依存している。
このような条件で、冷却性能を確保するためには、外気ファンの容量を大きくする、あるいは性能の向上を図る必要がある。一方、外気ファンの動力は、回転電機の回転エネルギの一部を用いていることから、外気ファンの容量の増大等は、回転電機の性能の低下を招くことになる。
そこで、本発明は、全閉外扇形回転電機の冷却器の冷却能力を向上させることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る全閉外扇形回転電機は、軸方向に延びたロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に取り付けられた回転子鉄心とを有する回転子と、前記回転子鉄心の径方向外側に設けられた円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心を軸方向に貫通する固定子巻線とを有する固定子と、前記固定子の径方向の外側に配されて前記回転子鉄心と前記固定子を収納するフレームと、前記回転子鉄心を挟んで軸方向の前記ロータシャフトの両側のそれぞれで前記ロータシャフトを支持する結合側軸受および反結合側軸受と、前記結合側軸受および前記反結合側軸受をそれぞれ静止支持し前記フレームの軸方向のそれぞれの端部に取り付けられた2つの軸受ブラケットと、前記ロータシャフトの軸方向に前記回転子鉄心と前記反結合側軸受との間、および前記回転子鉄心と前記結合側軸受との間に、それぞれ取り付けられて冷却用気体を駆動する内扇と、複数の冷却管と、前記複数の冷却管の両端を支持する入口端板および出口端板と、前記フレーム、前記2つの軸受ブラケットおよび前記複数の冷却管とともに閉空間を形成する冷却器カバーとを有する冷却器と、前記複数の冷却管の内部に外気を供給する外気ファンセットと、前記外気ファンセットの出口から前記入口端板に至る流路を形成する外扇カバーと、を備え、前記外気ファンセットは、前記ロータシャフトと同方向に第1回転中心軸まわりに回転する第1ファンと、前記ロータシャフトと反対方向に、前記第1回転中心軸から当該第1回転中心軸と直交する方向に離間した第2回転中心軸まわりに回転する第2ファンと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る外気ファンセットは、軸方向に延びたロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に取り付けられた回転子鉄心とを有する回転子と、前記回転子鉄心の径方向外側に設けられた円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心を軸方向に貫通する固定子巻線とを有する固定子と、前記固定子の径方向の外側に配されて前記回転子鉄心と前記固定子を収納するフレームと、前記回転子鉄心を挟んで軸方向の前記ロータシャフトの両側のそれぞれで前記ロータシャフトを支持する結合側軸受および反結合側軸受と、前記結合側軸受および前記反結合側軸受をそれぞれ静止支持し前記フレームの軸方向のそれぞれの端部に取り付けられた2つの軸受ブラケットと、前記ロータシャフトの軸方向に前記回転子鉄心と前記反結合側軸受との間、および前記回転子鉄心と前記結合側軸受との間に、それぞれ取り付けられて冷却用気体を駆動する内扇と、複数の冷却管と、前記複数の冷却管の両端を支持する入口端板および出口端板と、前記フレーム、前記2つの軸受ブラケットおよび前記複数の冷却管とともに閉空間を形成する冷却器カバーとを有する冷却器と、を備える全閉外扇形回転電機の前記冷却器の前記複数の冷却管の内部に外気を供給し、前記ロータシャフトの前記反結合側軸受の軸方向の外側部分に取り付けられた外気ファンセットであって、前記ロータシャフトと同方向に第1回転中心軸まわりに回転する第1ファンと、前記ロータシャフトと反対方向に、前記第1回転中心軸から当該第1回転中心軸と直交する方向に離間した第2回転中心軸まわりに回転し、前記第1ファンとほぼ同じ特性を有する第2ファンと、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、全閉外扇形回転電機の冷却器の冷却能力を向上させることができる。
第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す立断面図である。 第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外気ファンセットの構成を示す図1のII−II線矢視平面図である。 第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外気ファンセットの構成を示す図2のIII−III線矢視縦断面図である。 第1の実施形態に係る外気ファンセットのうちの第1ファンの構成を示す図3のIV−IV線矢視横断面図である。 第1の実施形態に係る外気ファンセットのうちの第2ファンの構成を示す図3のV−V線矢視横断面図である。 第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外気ファンセットの特性の例を説明するグラフである。 第2の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す立断面図である。 第2の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外気ファンセットの構成を示す図7のVIII−VIII線矢視正面図である。 第3の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外気ファンセットの構成を示す正面図である。 従来の全閉外扇形回転電機における外気ファンの下流側の外気ファンまわりの外気の流れの例を概念的に示す軸方向外側から見た説明図である。 従来の全閉外扇形回転電機における外気ファンまわりの外気の流れの例を概念的に示す側面側から見た説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る全閉外扇形回転電機およびその外気ファンセットについて説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
図1は、第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す立断面図である。全閉外扇形回転電機500は、回転子10、固定子20、反結合側軸受31、結合側軸受32、フレーム40、軸受ブラケット45、冷却器50、および外気ファンセット100を有する。
回転子10は、回転軸方向(以下、軸方向という。)に水平に延びたロータシャフト11、およびロータシャフト11の径方向外側に取り付けられた回転子鉄心12を有する。
ロータシャフト11の軸方向の一方の端部は、結合対象、すなわち、当該全閉外扇形回転電機500が電動機ならば駆動対象負荷、当該全閉外扇形回転電機500が発電機ならば原動機と結合する連結部11aが形成されている。以下、軸方向に、連結部11aの方向を結合側、これと反対の方向を反結合側と呼ぶこととする。
ロータシャフト11は、反結合側軸受31および結合側軸受32により回転可能に支持されている。ロータシャフト11には、軸方向に回転子鉄心12を挟んで、反結合側軸受31の内側および結合側軸受32の内側に内扇15a、15bが、それぞれ取り付けられている。また、ロータシャフト11の反結合側軸受31の軸方向の外側部分には、当該全閉外扇形回転電機500を自ら冷却するために、外気を供給する外気ファンセット100が設けられている。また、外気ファンセット100を覆うように外扇カバー62が取り付けられている。外扇カバー62には、外気の取入れのための外気流入口63が形成されている。
固定子20は、回転子鉄心12の径方向外側に空隙18を介して設けられた円筒状の固定子鉄心21、および固定子鉄心21の径方向内側表面近傍を周方向に互いに間隔をもって配され軸方向に延びた複数のスロット(図示せず)の中を貫通する固定子巻線22を有する。
フレーム40は、固定子20および回転子鉄心12を収納するように、これらの径方向外側を囲んでいる。フレーム40の軸方向の両側には、軸受ブラケット45がそれぞれ取り付けられている。2つの軸受ブラケット45は、それぞれ反結合側軸受31および結合側軸受32を静止支持している。
フレーム40の上には、冷却器50が設けられている。冷却器50は、複数の冷却管51、冷却器カバー54、入口端板52、出口端板53、および区画板55a、55bを有する。
複数の冷却管51は、互いに並列に配され軸方向に延びており、冷却器カバー54に収納されている。それぞれの冷却管51は、両端が入口端板52および出口端板53を貫通し、入口端板52および出口端板53により支持されている。入口端板52および出口端板53におけるそれぞれの冷却管51の固定部は、空気の漏えいがないように気密にシールされている。それぞれの冷却管51の両端は開口している。
区画板55aおよび区画板55bは、入口端板52と出口端板53とに挟まれて、入口端板52および出口端板53と平行に互いに間隔をあけて配されている。区画板55aおよび区画板55bの上端の高さ位置は、入口端板52および出口端板53の高さ位置より低く、かつそれぞれの下端が入口端板52および出口端板53の下端と同じ高さ位置にある。冷却器カバー54内の空間の最上部の上部連通空間54aは区画板55aおよび区画板55bが存在しない領域である。
冷却器カバー54内の空間の上部連通空間54aを除く部分は、区画板55a、55bにより軸方向に3つの区画に分割される。軸方向の中央部分、すなわち、区画板55aと区画板55bとに挟まれた部分の空間は、冷却器入口開口56に連通している。また、入口端板52と区画板55aとに挟まれた部分および出口端板53と区画板55bとに挟まれた部分はそれぞれ、フレーム40の上部に形成された冷却器出口開口57aおよび冷却器出口開口57bに連通している。
フレーム40、2つの軸受ブラケット45、冷却器カバー54、入口端板52および出口端板53は、互いに相俟って閉空間40aを形成している。また、冷却器50においては、冷却管51も閉空間40aを形成する要素であり、冷却管51の外側が閉空間40aとなっている。
フレーム40内の空間と、冷却器カバー54内の空間とは、フレーム40に形成された冷却器入口開口56および2つの冷却器出口開口57a、57bを介して連通している。冷却器入口開口56は軸方向の中央に設けられ、また、2つの冷却器出口開口57a、57bはこれを挟んで軸方向の両側であって、それぞれ内扇15a、15bの吸込み側のほぼ上方に設けられている。
閉空間40a内には、たとえば空気などの冷却用気体が満たされている。冷却用気体は、内扇15a、15bに駆動されて、閉空間40a内を循環する。具体的には、内扇15aは、反結合側軸受31側から回転子鉄心12および固定子20の方向に冷却用気体を圧送する。また、内扇15bは、結合側軸受32側から回転子鉄心12および固定子20の方向に冷却用気体を圧送する。
反結合側および結合側からそれぞれ内扇15a、15bにより回転子鉄心12および固定子20の方向に圧送された冷却用気体は、回転子鉄心12あるいは空隙18に流入し、回転子鉄心12および固定子鉄心21、固定子巻線22等を冷却しながら通過した後に、冷却器入口開口56を経由して、冷却器50の冷却管51の外側の空間に流入する。
冷却器入口開口56を経由して冷却器50に流入した冷却用気体は、区画板55aと区画板55bの間を、冷却管51の内部を流れる外気に冷却されながら、冷却管51の外側を上昇した後、上部連通空間54a内に流入する。上部連通空間54aに流入した冷却用気体は、軸方向の両側、すなわち反結合側および結合側にそれぞれ分流する。
上部連通空間54aから反結合側に分流した冷却用気体は、下方に方向転換した後に、冷却管51により冷却されながら冷却管51の外側を下降し、冷却器出口開口57aを介して、フレーム40内に流入する。フレーム40内に流入した冷却用気体は、内扇15aに流入し、内扇15aによって回転子鉄心12および固定子20側に圧送される。このように、冷却用気体は、反結合側の循環流路を循環する。
また、上部連通空間54aから結合側に分流した冷却用気体は、下方に方向転換した後に、冷却管51により冷却されながら冷却管51の外側を下降し、冷却器出口開口57bを介して、フレーム40内に流入する。フレーム40内に流入した冷却用気体は、内扇15bに流入し、内扇15bによって回転子鉄心12および固定子20側に圧送される。このように、冷却用気体は、結合側の循環流路を循環する。
以上のように、冷却用気体は、閉空間40a内で、結合側の循環流路、反結合側の循環流路の2つの流路に分かれて循環する。
一方、外気は、吸い込まれる。外気ファンセット100に吸い込まれた後に、外気ファンセット100の径方向外側の外扇出口空間66に流出し、冷却器入口空間67内に流入する。さらに、冷却用気体は、入口端板52から複数の冷却管51のそれぞれの内部に圧送される。
複数の冷却管51のそれぞれの内部を通過する外気は、冷却管51の外側を流れる冷却用気体を冷却しながら温度上昇した後、出口端板53側で、冷却管51から冷却器出口ガイド68内に流出し、さらに冷却器出口ガイド68の下方から外部に放出される。
ここで、外気ファンセット100は、第1ファン110および第2ファン120を有する。第1ファン110には、外扇カバー62に形成されている外気流入口63から外扇カバー62内の外扇入口空間65aに流入し、区画板64および第1ファン入口ガイド65に沿って流れて、第1ファンに吸い込まれる。第2ファン120には、第2ファン入口ガイド69に沿って流入する。第2ファン入口ガイド69の上流は、外扇入口空間65aから分岐していてもよいし、外扇カバー62の別の入口からの流路であってもよい。
なお、第2ファン120の後述する回転伝達部126(図3)の歯車軸126b(図3)を支持する歯車支持部45aが軸受ブラケット45に取り付けられている。なお、歯車支持部45aは、歯車軸126bを支持するに必要な剛性が確保されていれば、外扇カバー62に取り付けられてもよい。
図2は、第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外気ファンセットの構成を示す図1のII−II線矢視平面図である。
図2に示すように、外気ファンセット100を構成する第1ファン110および第2ファン120は、ロータシャフト11の径方向外側に取り付けられた内側円筒部材102の径方向外側に、互いに軸方向に並んで取り付けられている。破線白抜きの矢印は、外気の流れを概念的に示す。第1ファン110には、軸方向に第2ファン120とは反対側から外気が流入し、径方向外側に流出する。また、第2ファン120には、軸方向に第1ファン110とは反対側から外気が流入し、径方向外側に流出する。なお、後述するように、第1ファン110はロータシャフト11と同方向にロータシャフト11と同じ回転数で回転し、また、第2ファン120は、ロータシャフト11と逆方向に回転し、また、ロータシャフト11の回転数より低い回転数で回転する。
図3は、第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外気ファンセットの構成を示す図2のIII−III線矢視縦断面図である。また、図4は、外気ファンセットのうちの第1ファンの構成を示す図3のIV−IV線矢視横断面図である。図3および図4を引用しながら、第1ファン110の構造を説明する。
第1ファン110は、複数の第1羽根111、内側円筒部材102に取り付けられて径方向に拡がる支持円板112、環状ガイド板113、入口ガイド114、ガイド円筒部材115、および複数の支持板116を有する。
複数の第1羽根111は、周方向に互いに間隔をおいて配され、支持円板112に取り付けられ、支持円板112により支持されている。
複数の第1羽根111の軸方向に支持円板112と反対側には、穴あき円板状の環状ガイド板113が取り付けられており、複数の第1羽根111により支持されている。また、環状ガイド板113の径方向内側から吸込み側、すなわち軸方向に支持円板112とは反対方向に、入口ガイド114が延びている。入口ガイド114は、軸方向の先端に行くに従って径が縮小している。
入口ガイド114の径方向内側には、支持円板112に取り付けられたガイド円筒部材115が設けられている。ガイド円筒部材115は、軸方向に入口ガイド114の先端の軸方向位置まで延びている。
ガイド円筒部材115、支持円板112、入口ガイド114および環状ガイド板113は、外気の流路を形成している。流路の流れ方向に、軸方向から径方向に方向が転換する。この流路の途中に複数の第1羽根111が配されている。
ガイド円筒部材115は、支持円板112に固定されているとともに、内側円筒部材102との間に周方向に互いに間隔をおいて設けられた複数の支持板116により支持されている。
以上の構成により、第1ファン110は、一体で、ロータシャフト11と直接に結合し、ロータシャフト11とともに回転する。したがって、第1ファン110は、ロータシャフト11と同方向に回転する。
図5は、外気ファンセットのうちの第2ファンの構成を示す図3のV−V線矢視横断面図である。図3および図5を引用しながら、第2ファン120の構造について説明する。
第2ファン120は、複数の第2羽根121、ガイド円板122、環状ガイド板123、入口ガイド124、ガイド円筒部材125、複数の回転伝達部126を有する。回転伝達部126は、軸方向に延びており、軸が歯車支持部45aに支持されている。回転伝達部126は、軸回りを回転する。以下に述べるように、回転伝達部126を有する構成により、第2ファン120は、ロータシャフト11の回転方向とは逆方向に回転し、かつ、ロータシャフト11の回転数より低い回転数で回転する。
複数の第2羽根121は、中央に開口が形成されて、第1ファン110の支持円板112と軸方向に隣接して配されたガイド円板122に取り付けられている。第2羽根121は、第1羽根111に比べて径方向および周方向に拡がっており、第1羽根111より長さが長いように形成されている。これは、第1ファン110のQH特性すなわち風量に対するヘッドの特性と、第2ファン120のQH特性とを、極力、同じ特性にするためである。極力同じ特性とするのは、冷却器入口空間67から各冷却管51への流入の均一化を図るためである。ロータシャフト11と逆方向に回転し、また、ロータシャフト11の回転数より低い回転数で回転する。
図4および図5では、第1ファン110と第2ファン120の羽根の数が同じ場合を示しているが、第1ファン110と第2ファン120のQH特性を極力近づけるように、羽根の形状、寸法のみでなく、羽根の数も含めて調整してもよい。すなわち、第1ファン110の第1羽根111の数を、第2ファン120の第2羽根121の数より減らしてもよい。
また、図4では、第1羽根111が、第1ファン110の外周まで拡がっている場合を示したが、第1羽根111の拡がりを、外気ファンセット110外周より径方向内側までに後退させるなど、第2羽根121の径方向外側への拡がり位置よりも後退させてもよい。
複数の第2羽根121の軸方向にガイド円板122とは反対側には、穴あき円板状の環状ガイド板123が取り付けられている。また、環状ガイド板123の径方向内側から吸込み側、すなわち軸方向にガイド円板122とは反対方向に、入口ガイド124が延びている。入口ガイド124は、軸方向の先端に行くに従って径が縮小している。
入口ガイド124の径方向内側には、ガイド円板122に取り付けられたガイド円筒部材125が設けられている。ガイド円筒部材125は、軸方向に入口ガイド124の先端の軸方向位置まで延びている。ガイド円筒部材125、ガイド円板122、入口ガイド124および環状ガイド板123は、一体となって回転し外気の流路となる第2羽根ユニット120aを形成する(図3)。流路の流れ方向に、軸方向から径方向に方向が転換する。この径方向の流路に、同様に第2羽根ユニット120aを構成する複数の第2羽根121が配されている。
ガイド円筒部材125の径方向の内面には、周方向に互いに間隔をあけて軸方向に延びた複数の大径側歯125aが形成されている。大径側歯125aは、回転伝達部126に形成された伝達歯126aとスムーズに螺合する形状、寸法、ピッチに形成されている。
ガイド円筒部材125のガイド円板122との接合端との反対側の端部には、径方向内側に拡がった円環状のストッパ125bが取り付けられており、ガイド円板122とともに回転伝達部126が軸方向に突出することを防止している。
内側円筒部材102の表面には、大径側歯125aに対向するように、小径側歯102aが形成されている。小径側歯102aは、回転伝達部126に形成された伝達歯126aとスムーズに螺合する形状、寸法、ピッチに形成されている。
回転伝達部126は、ガイド円筒部材125の径方向内側でかつ内側円筒部材102の径方向外側の環状空間内に3つ、互いに周方向に間隔をおいて配されている。それぞれの回転伝達部126は、径方向表面に形成された伝達歯126aによって、内側円筒部材102およびガイド円筒部材125と螺合している。なお、回転伝達部126の数は、3つには限定されない。回転伝達部126が螺合した状態で、第2羽根ユニット120aをロータシャフト11と同軸に支持し、かつ、ロータシャフト11の回転を伝達できれば、4つ、あるいはそれ以外の数であってもよい。
回転伝達部126の歯車軸126b(図3)は、前述のように、軸受ブラケット45に取り付けられた歯車支持部45aにより支持されている。
以上の構成により、第2ファン120の第2羽根ユニット120aは、ロータシャフト11と反対方向。したがって、第1ファン110とも反対方向に回転する。
図6は、第1の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外気ファンセットの特性の例を説明するグラフである。横軸は、外気の相対流量(%)である。縦軸は、相対圧力(%)であり、ファンの場合はヘッド、抵抗の場合は圧力損失を示す。
実線で示す特性曲線Aは、本実施形態による外気ファンセット100のQH特性曲線である。すなわち、第1ファン110と第2ファン120が並列運転をしている状態での外気の流量に対するその流量の時のヘッドを示す。なお、ここでは、第1ファン110と第2ファン120は、互いに同じQH特性を有するものとしている。
二点鎖線で示す特性曲線Bは、第2ファン120単独運転の場合のQH特性を示す。破線で示す特性曲線Cは、第2ファン120が仮にロータシャフト11と同じ回転数で回転した場合のQH特性を示す。
第2ファン120の回転数は、小径側歯102aの数の大径側歯125aの数に対する比を、ロータシャフト11の回転数に乗じることにより得られる。図5に示す第2ファン120の場合は、小径側歯102aの数は40で、大径側歯125aの数は52である。この場合、第2ファン120の第2羽根121の回転数は、第2羽根ユニット120aの回転数であるから、ロータシャフト11の回転数の40/52すなわち0.77倍である。この歯数の比は、内側円筒部材102の外径とガイド円筒部材125の内径を調整することにより可変である。
図6の特性曲線Bは、この比を0.8と設定し、流量に一乗則、ヘッドに二乗則を用いて、特性曲線Cから近似的に求めたものである。特性曲線Aは、前記のように特性曲線Bのファンが2台並列に運転されているものとして求めたものである。
なお、第1ファン110の第1羽根111は、ロータシャフト11と同一の回転数で回転する。したがって、前述のように、第1ファン110の特性を第2ファン120の特性に合わせるべく、第1ファン110の第1羽根111の形状、寸法、数、あるいは取り付け位置等により調整されている。
実線で示す抵抗曲線Dは、外気ファンセット100を流れる外気が外気流入口63に流入してから冷却器出口ガイド68より流出するまでの流路における、風量に対する圧力損失の関係を示す。
従来例の単一の外気ファンの場合は、特性曲線Cと抵抗曲線Dとの交点である運転点OP2での運転状態となる。一方、本実施形態の場合は、特性曲線Aと抵抗曲線Dとの交点である運転点OP1での運転状態となる。
このように、本実施形態において、従来の運転点OP2とほぼ同様の運転点OP1での運転が実現可能である。なお、更に望ましい運転点があれば、その運転点への変更は、第1ファン110および第2ファン120の要素の寸法、第2羽根121の形状、寸法等を調整することにより可能である。
なお、第1ファン110と第2ファン120の性能、たとえばQH特性は、互いに近いことが好ましいが、必ずしも、完全に一致していなくとも、冷却器入口の流れの均一化の効果は発揮できる。
図10に示すように、従来の単一の外気ファン運転の場合における外気の流れは、第1領域における外扇出口空間66から冷却器入口空間67に流入する上方への流れと、第2領域における循環し一部が冷却器入口空間67から外扇出口空間66に戻る流れとが存在した。
本実施形態においては、外気ファンセット100は、第1ファン110と第2ファン120を有する。第1ファン110と第2ファン120とが、それぞれ単独ならば、互いに逆向きに、図10と同様の流れを生ずることになる。しかしながら、本実施形態においては、第1ファン110と第2ファン120は、同時に運転することになる。
今、第1ファン110が、従来例と同じ方向に回転し、第2ファン120がその逆方向に回転する場合を考える。この場合、第1ファン110の運転により、図10の第1領域におけると同様の流れが生ずる。また、第2ファン120の運転により、図10の第2領域において、これと回転軸を含む鉛直平面に関して対称な流れが、第2領域において生ずる。この結果、第1ファン110からは、第1領域に向かう流れが、また、第2ファン120からは、第2量領域に向かう流れが生ずる。
また、第1ファン110の単独の運転なら生じる図10の第2領域における流れと、第2ファン120の単独の運転なら生じるこれと鉛直平面に関して対称に図10の第1領域における流れとは、互いに打ち消し合い、再循環は減少して、その結果、冷却器50側に流れる量が増大することになる。
このように、本実施形態によれば、冷却器50に流入する外気の風量分布の均一化が図られるとともに、再循環する流量が減少することにより、冷却器50に流入する外気の風量が増大することになり、冷却能力が増大する。
[第2の実施形態]
図7は、第2の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の構成を示す立断面図である。また、図8は、外気ファンセットの構成を示す図7のVIII−VIII線矢視正面図である。
本実施形態は、第1の実施形態の変形である。本実施形態における外気ファンセット200は、第1ファン210および第2ファン220を有する。
第1ファン210は、ロータシャフト11に直結しており、第1の実施形態における第1ファン110とほぼ同様の構造を有する。ただし、第1の実施形態のように第1ファン110の性能を第2ファン120の性能に合わせて低下させることはせず、単独でほぼ当該全閉外扇形回転電機500の冷却器50に必要な冷却風量を供給可能な容量とする。
第2ファン220の容量は、第1ファン210に比べて小さいものでよい。第2ファン220は、ロータシャフト11とは異なる静止固定された軸の周りを回転する。あるいは、軸が回転可能に静止固定されていることでもよい。第2ファン220は、回転伝達部201によりロータシャフト11の回転が伝達されて回転する。回転伝達部201は、例えばファンベルトであり、第2ファン220がロータシャフト11とは反対方向に回転するように、ロータシャフト11側と第2ファン220側とを結んでいる。なお、回転伝達部201は、歯車での伝達でもよい。
以上のように構成された本実施形態における外気ファンセット200によれば、第2ファン220による流れが逆方向から冷却器入口空間67に流入することによって、第1ファン210の回転により生じた冷却管51への流れの中で生じる冷却器入口空間67における旋回流を減じることができる。この結果、冷却管51への流入量を増加させ、また、各冷却管51への流れの分布をより均一にすることができる。
[第3の実施形態]
図9は、第3の実施形態に係る全閉外扇形回転電機の外気ファンセットの構成を示す正面図である。本第3の実施形態における外気ファンセット300は、第1ファン310および第2ファン320を有する。
第1ファン310および第2ファン320は、互いに同一で、かつ、それぞれ冷却器50に必要な冷却風量の半分程度を供給可能な容量とする。
第1ファン310および第2ファン320は、それぞれ静止固定された軸の周りを回転可能に形成されている。あるいは、軸が回転可能に静止固定されていることでもよい。
第1ファン310は、回転伝達部301によりロータシャフト11の回転が伝達されて回転する。回転伝達部301は、第1ファン310がロータシャフト11とは同一方向に回転するように、ロータシャフト11側と第1ファン310側とを結んでいる。
第2ファン320は、回転伝達部302によりロータシャフト11の回転が伝達されて回転する。回転伝達部302は、第2ファン320がロータシャフト11とは反対方向に回転するように、ロータシャフト11側と第2ファン320側とを結んでいる。
なお、回転伝達部301および回転伝達部302は、図9に示すようなファンベルトでもよいが、ロータシャフト11側、第1ファン310側、および第2ファン320側のそれぞれに歯車を設けて、歯車によりロータシャフト11の回転を伝達することでもよい。
以上のように構成された本実施形態においては、同一のファンを軸方向に垂直な平面に沿って配することにより、軸方向の長さの増加をもたらさない。また、第1ファン310と第2ファン320が軸方向およびそれに垂直な平面内で、互いに対称であることから、冷却器入口空間67内の流れもロータシャフト11の回転中心軸を含む鉛直平面について対象な流れを得ることができ、流れの偏心を抑制することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。たとえば、実施形態では、ロータシャフト11が水平方向に延びた横型の回転電機の場合を例にとって示しているが、これに限定されない。ロータシャフトが鉛直方向に延びた立形の回転電機であってもよい。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…回転子、11…ロータシャフト、11a…連結部、12…回転子鉄心、15a、15b…内扇、18…空隙、20…固定子、21…固定子鉄心、22……固定子巻線、31…反結合側軸受、32…結合側軸受、40…フレーム、40a…閉空間、40b…歯車支持部、45…軸受ブラケット、45a…歯車支持部、50…冷却器、51…冷却管、52…入口端板、53…出口端板、54…冷却器カバー、54a…上部連通空間、55a、55b…区画板、56…冷却器入口開口、57a、57b…冷却器出口開口、62…外扇カバー、63…外気流入口、64…区画板、65…第1ファン入口ガイド、65a…外扇入口空間、66…外扇出口空間、67…冷却器入口空間、68…冷却器出口ガイド、69…第2ファン入口ガイド、100…外気ファンセット、102…内側円筒部材、102a…小径側歯、110…第1ファン、111…第1羽根、112…支持円板、113…環状ガイド板、114…入口ガイド、115…ガイド円筒部材、116…支持板、120…第2ファン、120a…第2羽根ユニット、121…第2羽根、122…ガイド円板、123…環状ガイド板、124…入口ガイド、125…ガイド円筒部材、125a…大径側歯、125b…ストッパ、126…回転伝達部、126a…伝達歯、126b…歯車軸、200…外気ファンセット、201…回転伝達部、210…第1ファン、220…第2ファン、300…外気ファンセット、301、302…回転伝達部、310…第1ファン、320…第2ファン、500…全閉外扇形回転電機

Claims (5)

  1. 軸方向に延びたロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に取り付けられた回転子鉄心とを有する回転子と、
    前記回転子鉄心の径方向外側に設けられた円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心を軸方向に貫通する固定子巻線とを有する固定子と、
    前記固定子の径方向の外側に配されて前記回転子鉄心と前記固定子を収納するフレームと、
    前記回転子鉄心を挟んで軸方向の前記ロータシャフトの両側のそれぞれで前記ロータシャフトを支持する結合側軸受および反結合側軸受と、
    前記結合側軸受および前記反結合側軸受をそれぞれ静止支持し前記フレームの軸方向のそれぞれの端部に取り付けられた2つの軸受ブラケットと、
    前記ロータシャフトの軸方向に前記回転子鉄心と前記反結合側軸受との間、および前記回転子鉄心と前記結合側軸受との間に、それぞれ取り付けられて冷却用気体を駆動する内扇と、
    複数の冷却管と、前記複数の冷却管の両端を支持する入口端板および出口端板と、前記フレーム、前記2つの軸受ブラケットおよび前記複数の冷却管とともに閉空間を形成する冷却器カバーとを有する冷却器と、
    前記複数の冷却管の内部に外気を供給する外気ファンセットと、
    前記外気ファンセットの出口から前記入口端板に至る流路を形成する外扇カバーと、
    を備え、
    前記外気ファンセットは、
    前記ロータシャフトと同方向に第1回転中心軸まわりに回転する第1ファンと、
    前記ロータシャフトと反対方向に、前記第1回転中心軸から当該第1回転中心軸と直交する方向に離間した第2回転中心軸まわりに回転する第2ファンと、
    を有することを特徴とする全閉外扇形回転電機。
  2. 前記第1ファンは、前記ロータシャフトに取り付けられ、
    前記第2ファンは、回転可能に支持された軸を有し、または、静止支持された軸まわりに回転可能に形成され、
    前記ロータシャフトの回転を逆方向に前記第2ファンに伝達する回転伝達部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の全閉外扇形回転電機。
  3. 前記第1ファンおよび前記第2ファンは、回転可能に支持された軸をそれぞれ有し、または、静止支持された軸まわりに回転可能にそれぞれ形成され、
    前記ロータシャフトの回転を同一方向に前記第1ファンに伝達する第1の回転伝達部と、
    前記ロータシャフトの回転を逆方向に前記第2ファンに伝達する第2の回転伝達部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の全閉外扇形回転電機。
  4. 前記第1ファンと前記第2ファンとは、ほぼ同一の性能であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の全閉外扇形回転電機。
  5. 軸方向に延びたロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向外側に取り付けられた回転子鉄心とを有する回転子と、
    前記回転子鉄心の径方向外側に設けられた円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心を軸方向に貫通する固定子巻線とを有する固定子と、
    前記固定子の径方向の外側に配されて前記回転子鉄心と前記固定子を収納するフレームと、
    前記回転子鉄心を挟んで軸方向の前記ロータシャフトの両側のそれぞれで前記ロータシャフトを支持する結合側軸受および反結合側軸受と、
    前記結合側軸受および前記反結合側軸受をそれぞれ静止支持し前記フレームの軸方向のそれぞれの端部に取り付けられた2つの軸受ブラケットと、
    前記ロータシャフトの軸方向に前記回転子鉄心と前記反結合側軸受との間、および前記回転子鉄心と前記結合側軸受との間に、それぞれ取り付けられて冷却用気体を駆動する内扇と、
    複数の冷却管と、前記複数の冷却管の両端を支持する入口端板および出口端板と、前記フレーム、前記2つの軸受ブラケットおよび前記複数の冷却管とともに閉空間を形成する冷却器カバーとを有する冷却器と、
    を備える全閉外扇形回転電機の前記冷却器の前記複数の冷却管の内部に外気を供給し、
    前記ロータシャフトの前記反結合側軸受の軸方向の外側部分に取り付けられた外気ファンセットであって、
    前記ロータシャフトと同方向に第1回転中心軸まわりに回転する第1ファンと、
    前記ロータシャフトと反対方向に、前記第1回転中心軸から当該第1回転中心軸と直交する方向に離間した第2回転中心軸まわりに回転し、前記第1ファンとほぼ同じ特性を有する第2ファンと、
    を具備することを特徴とする外気ファンセット。
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