JP6981249B2 - 生体認証装置、生体認証プログラム、及び生体認証方法 - Google Patents

生体認証装置、生体認証プログラム、及び生体認証方法 Download PDF

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Description

本発明は、生体認証装置、生体認証プログラム、及び生体認証方法に関する。
生体認証技術は、指紋、掌紋、静脈、顔等の生体特徴を用いて、本人確認を行う技術である。本人確認の際に、認証対象の生体から取得した生体特徴が予め登録されている生体特徴と比較され、両者の間の類似度に基づいて、認証対象の生体に対する認証が行われる。
指紋画像から抽出した3つの特徴点の幾何学的特徴量を用いる指紋認証技術も知られている(例えば、特許文献1及び非特許文献1を参照)。
特開2017−10419号公報
Miguel Angel Medina-Perez et al.,"Improving Fingerprint Verification Using Minutiae Triplets", Sensors 2012, 12(3), pages 3418-3437, 2012
特許文献1及び非特許文献1等の指紋認証処理では、指紋画像と登録指紋情報とを比較する際に、指紋画像が他人の登録指紋情報と誤って合致する可能性がある。
なお、かかる問題は、指紋画像を用いて生体認証を行う場合に限らず、別の生体画像を用いて生体認証を行う場合においても生ずるものである。
1つの側面において、本発明は、生体画像から抽出した特徴点のグループに基づく生体認証の認証精度を向上させることを目的とする。
1つの案では、生体認証装置は、特徴点抽出部、生成部、特徴量計算部、特定部、及び認証部を含む。
特徴点抽出部は、認証対象の生体の生体画像から複数の特徴点を抽出し、生成部は、それらの特徴点のうち所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループを生成し、特徴量計算部は、それらのグループそれぞれの特徴量を求める。
特定部は、生体画像から生成された複数のグループそれぞれの特徴量と、登録生体情報に含まれる、所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループそれぞれの特徴量とを比較して、類似する2つのグループを特定する。認証部は、2つのグループのうち一方のグループに類似するグループの個数に応じて、一方のグループに含まれる第1特徴点と他方のグループに含まれる第2特徴点との間の類似度を求め、類似度に基づいて認証対象の生体に対する認証を行う。
実施形態によれば、生体画像から抽出した特徴点のグループに基づく生体認証の認証精度を向上させることができる。
生体認証装置の機能的構成図である。 生体認証処理のフローチャートである。 生体認証装置の具体例を示す機能的構成図である。 注目特徴点から生成される三角形を示す図である。 複数の特徴点から生成される三角形を示す図である。 登録生体情報を示す図である。 比較結果を示す図である。 登録処理のフローチャートである。 生体認証処理の具体例を示すフローチャートである。 特徴量比較処理及び特徴点合致ペア抽出処理のフローチャートである。 情報処理装置の構成図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
生体認証技術の認証精度を向上させるため、これまでに多くの方法が研究され、開発されている。そのうちの1つとして、認証対象の生体の生体画像から抽出された特徴点と、登録生体情報に含まれる特徴点とを、特徴点毎に比較するのではなく、複数の特徴点の関係を用いて特徴点のグループ同士を比較する方法が挙げられる。この方法によれば、複数の特徴点の関係を用いて本人と他人の弁別精度を高めることで、生体認証の認証精度を向上させることができる。
例えば、特許文献1及び非特許文献1等の指紋認証処理では、認証対象の指紋画像から抽出された注目特徴点と、その周辺の2個の特徴点とを頂点とする、三角形が生成される。そして、三角形の形状、各辺を横切る隆線の本数等の三角形に関連する情報を用いて、指紋画像から生成された三角形と登録指紋情報に含まれる三角形とが比較される。
しかしながら、指紋認証処理では、指紋センサにより指紋画像を取得する際に、認証対象者の姿勢又は身体の状態の違いによって、取得される指紋画像に歪み又は位置ずれが生じることがある。このため、同じ認証対象者であっても、指紋画像を取得する度に抽出される特徴点が変動し、特徴点を安定して抽出することが難しい。
指紋画像から抽出される特徴点が不安定である場合、三角形を安定して生成することが難しいため、3つの特徴点をすべて揃えて登録指紋情報と比較することは、特徴点同士を単独で比較することよりも難度が高い。
三角形を形成する3つの特徴点のうち2つの特徴点だけが抽出され、残りの1つが抽出されない場合、三角形が形成されないため、指紋画像と登録指紋情報との間で合致する三角形の個数は増加しない。一方、特徴点同士を単独で比較する場合、抽出された2つの特徴点の分だけ、指紋画像と登録指紋情報との間で合致する特徴点の個数が増加する。このように、三角形同士の比較は、特徴点同士の比較と比べて、本人確認に成功する確率が低下しやすく、認証が失敗する原因となる場合がある。
非特許文献1の指紋認証処理では、3つの特徴点からなる三角形を生成する際に、注目特徴点の近傍n個(nは4以上の整数)の特徴点が探索され、個の組み合わせの三角形が生成される。これにより、指紋画像を取得する度に特徴点の有無、種別、又は位置が変化して、近傍の特徴点の安定性が低い場合であっても、複数の組み合わせのうちいずれかの三角形が生成される可能性が高くなり、本人確認に成功する確率が上昇する。
しかし、この方法では、生成される三角形同士が重なることがあるため、ドロネー三角形等のように、三角形同士が重ならない生成方法と比べて、生成される三角形の個数が増加する。このため、指紋画像から生成される三角形と他人の登録指紋情報に含まれる三角形とが誤って合致する可能性も高くなる。
三角形同士の比較の後で、全体的な位置関係に基づいて、離れた位置に存在する三角形同士は合致しないものとみなすことで、三角形同士が誤って合致することを回避することも可能である。ただし、取得される指紋画像の歪みに耐性を持たせようとすると、“三角形同士が近い(離れていない)”と判定する基準を、ある程度の距離範囲まで許容することが望ましく、その距離範囲内においては、三角形同士が誤って合致する可能性が高いままである。
図1は、生体認証装置の機能的構成例を示している。図1の生体認証装置101は、記憶部111、特徴点抽出部112、生成部113、特徴量計算部114、特定部115、及び認証部116を含む。記憶部111は、所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループの特徴量を登録した登録生体情報を記憶する。特徴点抽出部112、生成部113、特徴量計算部114、特定部115、及び認証部116は、記憶部111が記憶する登録生体情報を用いて生体認証処理を行う。
図2は、図1の生体認証装置101が行う生体認証処理の例を示すフローチャートである。まず、特徴点抽出部112は、認証対象の生体の生体画像から複数の特徴点を抽出する(ステップ201)。そして、生成部113は、それらの特徴点のうち所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループを生成し(ステップ202)、特徴量計算部114は、それらのグループそれぞれの特徴量を求める(ステップ203)。
次に、特定部115は、生体画像から生成された複数のグループそれぞれの特徴量と、登録生体情報に含まれる複数のグループそれぞれの特徴量とを比較して、類似する2つのグループを特定する(ステップ204)。次に、認証部116は、2つのグループのうち一方のグループに類似するグループの個数に応じて、一方のグループに含まれる第1特徴点と他方のグループに含まれる第2特徴点との間の類似度を求める(ステップ205)。そして、認証部116は、類似度に基づいて認証対象の生体に対する認証を行う(ステップ206)。
このような生体認証装置101によれば、生体画像から抽出した特徴点のグループに基づく生体認証の認証精度を向上させることができる。
図3は、図1の生体認証装置101の具体例を示している。図3の生体認証装置101は、記憶部111、特徴点抽出部112、生成部113、特徴量計算部114、特定部115、認証部116、入力部301、センサ302、及び出力部303を含む。生体認証装置101は、情報処理装置に対するログイン、セキュリティエリアへの入室等を含む様々な場面において利用される。
記憶部111は、登録生体情報311を記憶する。登録生体情報311には、登録者の生体画像から抽出された所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループの特徴量が含まれている。登録者の生体画像としては、登録者の指紋画像、掌紋画像、静脈画像、顔画像等が用いられる。なお、図1及び図3では、記憶部111は生体認証装置101に内蔵されているが、記憶部111が生体認証装置101に対してコネクタを介して着脱自在な形態や、記憶部111が別の情報処理装置に内蔵され、ネットワークを介して生体認証処理装置101と通信可能に接続される形態であってもよい。
入力部301は、登録生体情報311を生成する登録処理において、登録者を識別する識別情報であるユーザIDを入力する。入力部301としては、例えば、キーボード、IDカードリーダ等を用いることができる。また、ID付き認証(1対1認証)の生体認証処理が行われる場合、入力部301は、認証対象者を識別するためのユーザIDを入力することもできる。
センサ302は、登録者又は認証対象者の生体画像を取得する。例えば、生体画像が指紋画像である場合、センサ302として指紋センサが用いられ、生体画像が静脈画像である場合、センサ302として静脈センサが用いられる。また、生体画像が掌紋画像又は顔画像である場合、センサ302としてカメラが用いられる。認証対象者の生体画像は、生体画像312として記憶部111に格納される。
特徴点抽出部112は、センサ302が取得した生体画像から、複数の特徴点を抽出する。例えば、生体画像が指紋画像である場合、指紋の隆線が途切れる端点、隆線が2本に分岐する分岐点等に対応するマニューシャが、特徴点として抽出される。
生成部113は、特徴点抽出部112が抽出した特徴点のうち、幾何学的性質を有する所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループを生成する。例えば、各グループが3個の特徴点を含む場合、生成部113は、生体画像から抽出された特徴点の1つを注目特徴点として選択し、注目特徴点からの距離が小さい順にn個(nは3以上の整数)の特徴点を特定する。
そして、生成部113は、特定したn個の特徴点の中から2個の特徴点の組み合わせを選択し、選択した2個の特徴点と注目特徴点とを含むグループを生成する。この場合、1つの注目特徴点から生成されるグループの個数は、個であり、各グループは、3個の特徴点を頂点とする三角形によって表される。
図4は、n=4の場合に注目特徴点から生成される三角形の例を示している。図4の10個の丸印が示す特徴点のうち、注目特徴点401に近い4個の特徴点は、特徴点402〜特徴点405である。特徴点402〜特徴点405の中から2個の特徴点を選択する組み合わせの個数は6個であるから、注目特徴点401から生成される三角形の個数も6個である。これらの三角形の各々がグループに対応する。
図5は、n=4の場合に、指紋画像に含まれる複数の特徴点から生成される三角形の例を示している。図5の13個の丸印が示す特徴点の各々が注目特徴点として選択され、注目特徴点に近い4個の特徴点から、図4と同様にして、6個の三角形が生成される。実際の指紋画像からは、より多くの特徴点が抽出されるため、生成される三角形の個数も増加する。
生成部113は、別の方法によってグループを生成することも可能である。例えば、生成部113は、注目特徴点から所定距離内に存在するn個の特徴点を特定して、それらの特徴点から個の三角形を生成してもよく、ドロネー三角形分割によって、互いに重ならない三角形を生成してもよい。各グループに含まれる特徴点の個数は、2個又は4個以上であってもよい。
特徴量計算部114は、各グループに含まれる所定数の特徴点が表す局所特徴を用いて、グループの特徴量を生成する。例えば、各グループが3個の特徴点を含む場合、それらの特徴点を頂点とする三角形の特徴量が計算される。センサ302が取得した生体画像が登録者の生体画像である場合、特徴量計算部114は、その生体画像から生成された複数のグループの特徴量を含む登録生体情報311を生成して、記憶部111に格納する。
図6は、登録生体情報311の例を示している。図6の登録生体情報311は、ユーザID、グループID、及びグループ特徴量を含む。ユーザIDは、登録者の識別情報であり、グループIDは、グループの識別情報である。
グループ特徴量は、各グループの三角形の特徴量であり、三角形の各頂点の識別情報である特徴点ID、三角形の各辺の長さ、及び三角形の内角を含む。例えば、ユーザID“0001”に対応するグループID“01”の三角形の頂点を示す特徴点IDは、“M01”、“M05”、及び“M21”である。生体画像が指紋画像である場合、グループ特徴量は、さらに、各特徴点の種別(端点又は分岐点等)、特徴点の向き、各辺と交差する隆線の本数等を含んでいてもよい。なお、グループ特徴量は、これらの局所特徴の全部を含んでいる必要はなく、一部の局所特徴のみを含んでいても構わない。
センサ302が取得した生体画像が認証対象者の生体画像312である場合、特徴量計算部114は、生体画像312から生成された複数のグループの特徴量を、特徴量313として記憶部111に格納する。
特定部115は、複数のグループの特徴量313と、登録生体情報311に含まれる複数のグループの特徴量とを比較して、類似する2つのグループの組み合わせを特定し、それらのグループに含まれる特徴点のペアを特徴点合致ペアとして抽出する。特定された2つのグループのうち一方のグループは、他方のグループのみに類似していることもあり、他方のグループを含む2つ以上のグループに類似していることもある。
図7は、生体画像312から生成されたグループと登録生体情報311に含まれるグループとの間の比較結果の例を示している。この例では、認証対象者の指紋画像701から三角形711〜三角形714が生成され、登録生体情報311は、登録者の指紋画像702から生成された三角形721〜三角形723を表している。
双方向の矢印は、互いに類似している三角形のペアを示す。三角形711は、三角形721及び三角形722それぞれに類似しており、三角形723は、三角形712〜三角形714それぞれに類似している。
認証部116は、特定部115が抽出した各特徴点合致ペアに対して、2つの特徴点の間の類似度を計算する。複数の異なるグループに類似するグループに含まれている特徴点は、三角形の形状、特徴点の情報等によって出現確率が高くなっており、それらのグループから誤った特徴点合致ペアが抽出されている可能性がある。この場合、抽出された特徴点合致ペアの類似度が小さくなるように、重み付けを行うことが望ましい。
そこで、認証部116は、類似する2つのグループのうち一方のグループに類似するグループの個数に応じて、特徴点合致ペアの類似度を計算する。一方のグループに類似するグループの個数が増加するほど、特徴点合致ペアの類似度は小さくなる。
そして、認証部116は、生体画像312の複数のグループと登録生体情報311の複数のグループとから抽出されたすべての特徴点合致ペアの類似度に基づいて、認証対象者に対する認証を行う。例えば、認証部116は、すべての特徴点合致ペアの類似度の総和を所定の閾値と比較し、類似度の総和が閾値を超えている場合、認証対象者が登録者本人であると判定する。
出力部303は、認証対象者又は管理者に対して認証結果を出力する。出力部303は、認証結果を画面上に表示する表示装置であってもよく、通信ネットワークを介して他の装置に認証結果を送信する通信装置であってもよい。
図3の生体認証装置101によれば、出現確率が高い特徴点を含み、異なるユーザの間でも合致しやすいグループが、認証結果に対して与える寄与を、小さくすることができる。これにより、認証対象者の生体画像312が、登録生体情報311に含まれる他人のグループ特徴量と誤って合致する可能性が低下し、認証精度が向上する。したがって、他人を登録者本人と判定してしまう誤認証のリスクを低減することができる。
次に、図8〜図11を参照しながら、図3の生体認証装置101が行う登録処理及び生体認証処理について、より詳細に説明する。
登録処理は、各登録者のユーザIDと関連付けて、登録者の生体画像から生成されたグループのグループID及びグループ特徴量を登録生体情報311に登録する処理である。一方、生体認証処理は、認証対象者の生体画像312から生成されたグループのグループ特徴量を、登録生体情報311に登録されたグループ特徴量と比較して、認証対象者に対する認証を行う処理である。
図8は、登録処理の例を示すフローチャートである。まず、入力部301は、登録者のユーザIDを入力し(ステップ801)、センサ302は、登録者の生体画像を取得する(ステップ802)。
次に、特徴点抽出部112は、登録者の生体画像から複数の特徴点を抽出し(ステップ803)、各特徴点に対して特徴点IDを付与する(ステップ804)。そして、生成部113は、抽出された特徴点から、所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループを生成する(ステップ805)。
次に、特徴量計算部114は、各グループに含まれる特徴点が表す局所特徴を用いて、グループの特徴量を生成する(ステップ806)。そして、特徴量計算部114は、複数のグループの特徴量を含む登録生体情報311を生成し(ステップ807)、登録生体情報311を記憶部111に格納する(ステップ808)。
図9は、図2に示した生体認証処理の具体例を示すフローチャートである。図9の生体認証処理では、認証対象者のユーザIDを用いて1対1認証が行われる。まず、入力部301は、認証対象者のユーザIDを入力し、センサ302は、認証対象者の生体画像312を取得する(ステップ901)。
次に、特徴点抽出部112は、生体画像312から複数の特徴点を抽出し(ステップ902)、各特徴点に対して特徴点IDを付与する(ステップ903)。そして、生成部113は、抽出された特徴点から、所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループを生成し(ステップ904)、特徴量計算部114は、各グループに含まれる特徴点が表す局所特徴を用いて、グループの特徴量313を生成する(ステップ905)。
次に、特定部115は、記憶部111から、認証対象者のユーザIDに対応する登録生体情報311を読み出し(ステップ906)、複数のグループの特徴量313と、登録生体情報311に含まれる複数のグループの特徴量とを比較する(ステップ907)。そして、特定部115は、類似する2つのグループのペアを特定し、それらのグループから特徴点合致ペアを抽出する(ステップ908)。
次に、認証部116は、特定部115が抽出した各特徴点合致ペアに対して、類似度の基準となる基準スコアを付与する(ステップ909)。そして、認証部116は、特徴点合致ペアの一方のペアが属するグループに類似するグループの個数に応じて、スコアに対する重みを付与する(ステップ910)。
次に、認証部116は、各特徴点合致ペアの重みとスコアとを乗算して類似度を求め、すべての特徴点合致ペアの類似度を合計して、生体画像312に対する認証スコアを計算する(ステップ911)。次に、認証部116は、認証スコアを所定の閾値と比較し(ステップ912)、認証スコアが閾値を超えている場合(ステップ912,YES)、認証成功と判定する(ステップ913)。そして、出力部303は、認証成功を示す認証結果を出力する(ステップ914)。
一方、認証スコアが閾値以下である場合(ステップ912,NO)、認証部116は、認証失敗と判定し(ステップ915)、出力部303は、認証失敗を示す認証結果を出力する(ステップ914)。
図10は、図9のステップ907における特徴量比較処理とステップ908における特徴点合致ペア抽出処理の例を示すフローチャートである。まず、特定部115は、生体画像312の複数のグループのうち1つのグループG1を選択し(ステップ1001)、登録生体情報311の複数のグループのうち1つのグループG2を選択する(ステップ1002)。
そして、特定部115は、グループG1の特徴量313とグループG2の特徴量とを比較して(ステップ1003)、グループG1がグループG2に類似するか否かを判定する(ステップ1004)。
例えば、生体画像312が指紋画像であり、グループG1及びグループG2が三角形によって表される場合、特定部115は、以下のような判定基準に基づいて、グループG1がグループG2に類似するか否かを判定することができる。
(C1)グループG1の三角形の各辺の長さと、対応するグループG2の三角形の各辺の長さとの差が、所定の閾値以下である。
(C2)グループG1の三角形の各内角と、対応するグループG2の三角形の各内角との差が、所定の閾値以下である。
(C3)グループG1の三角形の各特徴点の種別と、対応するグループG2の三角形の各特徴点の種別とが一致する。
(C4)グループG1の三角形の各特徴点の向きを示す角度と、対応するグループG2の三角形の各特徴点の向きを示す角度との差が、所定の閾値以下である。
(C5)グループG1の三角形の各辺と交差する隆線の本数と、対応するグループG2の三角形の各辺と交差する隆線の本数とが一致する。
特定部115は、(C1)〜(C5)のすべての条件が満たされる場合、グループG1がグループG2に類似すると判定し、いずれかの条件が満たされない場合、グループG1がグループG2に類似しないと判定する。なお、特定部115は、生体画像312の再現安定性に応じて、(C1)〜(C5)のうちの一部の条件のみを用いてもよく、他の条件を追加してもよい。
グループG1がグループG2に類似する場合(ステップ1004,YES)、特定部115は、グループG1の各特徴点と、その特徴点に対応するグループG2の特徴点とを、特徴点合致ペアとして抽出する(ステップ1005)。例えば、グループG1及びグループG2が三角形によって表される場合、3個の特徴点合致ペアが抽出される。
次に、特定部115は、登録生体情報311のすべてのグループを選択したか否かをチェックし(ステップ1006)、未選択のグループが残っている場合(ステップ1006,NO)、次のグループについてステップ1002以降の処理を繰り返す。
登録生体情報311のすべてのグループを選択した場合(ステップ1006,YES)、特定部115は、生体画像312のすべてのグループを選択したか否かをチェックする(ステップ1007)。未選択のグループが残っている場合(ステップ1007,NO)、特定部115は、次のグループについてステップ1001以降の処理を繰り返す。そして、生体画像312のすべてのグループを選択した場合(ステップ1007,YES)、特定部115は、処理を終了する。
図9のステップ908において、特定部115は、例えば、グループのペアを複数個特定し、それらのペアから全部でk個(kは2以上の整数)の特徴点合致ペアp1,p2,...,pkを抽出する。この場合、ステップ909において、認証部116は、各特徴点合致ペアpi(i=1〜k)に対して、基準スコアSiを付与する。例えば、基準スコアS1〜基準スコアSkは、同じ値であってもよい。
次に、ステップ910において、認証部116は、各特徴点合致ペアpiに対して、次式のような重みwiを付与する。
(a)特徴点合致ペアpiの2つの特徴点の各々が、1つのグループのみに類似するグループに含まれる場合

wi=1 (1)

(b)特徴点合致ペアpiの2つの特徴点のいずれかが、r個(rは2以上の整数)のグループに類似するグループに含まれる場合

wi=1/(r×c)<1 (2)

式(2)のcは、1以上の所定の定数である。認証部116は、生体画像312の特性に応じて、式(1)及び式(2)以外の計算式により、重みwiを付与してもよい。
次に、ステップ911において、認証部116は、各特徴点合致ペアpiに属する2つの特徴点の間の類似度Qiを、次式により計算する。
Qi=wi×Si (3)
基準スコアS1〜基準スコアSkが同じ値である場合、グループのペアの一方のグループに類似するグループの個数rが多いほど、式(2)の重みwiは小さくなり、したがって、式(3)の類似度Qiも小さくなる。
認証部116は、式(3)の類似度Qiを用いて、生体画像312に対する認証スコアSTを、次式により計算する。
ST=Q1+Q2+・・・+Qk (4)
なお、上記(b)の場合の特徴点合致ペアpiが、グループ同士が1対1で対応付けられた別のグループのペアにも含まれており、そのような別のグループのペアがm個(mは1以上の整数)存在することもあり得る。この場合、認証部116は、式(2)の代わりに次式を用いて、特徴点合致ペアpiに重みwiを付与することができる。
wi=1/(r×c)+α×m (5)
式(4)のαは所定の定数であり、式(5)の右辺が1を超える場合、wi=1に設定される。このような重みwiを用いることで、複数のグループに類似するグループのペアと、出現確率が高くない形状を有する三角形のグループのペアとの両方に属する特徴点合致ペアpiの重みwiを、式(2)の値よりも増加させることができる。これにより、その特徴点合致ペアpiの認証スコアSTに対する寄与が大きくなり、認証精度が向上する。
また、上記(b)の場合、認証部116は、式(2)の代わりに、0以上1未満の定数を重みwiとして用いることもできる。特に、wi=0に設定した場合、複数のグループに類似するグループに含まれる特徴点が属する特徴点合致ペアの類似度Qiが0に設定され、その特徴点合致ペアを除外して認証スコアSTを求めることが可能になる。
図9の生体認証処理によれば、出現確率が高い特徴点を含み、異なるユーザの間でも合致しやすいグループが、認証スコアSTに対して与える寄与を、小さくすることができる。したがって、異なる部分の間で合致しやすい特徴点同士を誤って対応付けることが抑止され、認証対象者の生体画像312が、登録生体情報311に含まれる他人のグループ特徴量と誤って合致する可能性が低下する。
図1及び図3の生体認証装置101の構成は一例に過ぎず、生体認証装置101の用途又は条件に応じて一部の構成要素を省略又は変更してもよい。例えば、図3の生体認証装置101において、センサ302が生体認証装置101の外部に設けられる場合は、センサ302を省略することができる。
図2及び図8〜図10のフローチャートは一例に過ぎず、生体認証装置101の構成又は条件に応じて、一部の処理を省略又は変更してもよい。例えば、生体認証装置101とは別の装置によって登録処理が行われる場合は、図8の登録処理を省略することができる。
図9の生体認証処理において、1対1認証の代わりに1対N認証が行われる場合は、ステップ901において、入力部301は、認証対象者のユーザIDの入力を省略することができる。この場合、生体認証装置101は、登録生体情報311に含まれる複数の登録者のユーザIDそれぞれに対応するグループ特徴量を用いて、登録者のユーザID毎に、ステップ906〜ステップ913の処理を行う。
図4、図5、及び図7の三角形と図6の登録生体情報311は一例に過ぎず、生体画像の特徴点から生成されるグループと登録生体情報311は、センサ302が取得する生体画像に応じて変化する。生体画像は、静脈画像、掌紋画像、又は顔画像であってもよく、各グループに含まれる特徴点の個数は、2個又は4個以上であってもよい。
図11は、図1及び図3の生体認証装置101として用いられる情報処理装置(コンピュータ)の構成例を示している。図11の情報処理装置は、Central Processing Unit(CPU)1101、メモリ1102、入力装置1103、出力装置1104、補助記憶装置1105、媒体駆動装置1106、及びネットワーク接続装置1107を備える。これらの構成要素はバス1108により互いに接続されている。図3のセンサ302は、バス1108に接続されていてもよい。
メモリ1102は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。メモリ1102は、図1及び図3の記憶部111として用いることができる。
CPU1101(プロセッサ)は、例えば、メモリ1102を利用してプログラムを実行することにより、図1及び図3の特徴点抽出部112、生成部113、特徴量計算部114、特定部115、及び認証部116として動作する。
入力装置1103は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等であり、オペレータ又はユーザからの指示又は情報の入力に用いられる。入力装置1103は、図3の入力部301として用いることができる。出力装置1104は、例えば、表示装置、プリンタ、スピーカ等であり、オペレータ又はユーザへの問い合わせ又は処理結果の出力に用いられる。出力装置1104は、図3の出力部303として用いることができる。処理結果は、認証結果であってもよい。
補助記憶装置1105は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。補助記憶装置1105は、フラッシュメモリ又はハードディスクドライブであってもよい。情報処理装置は、補助記憶装置1105にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ1102にロードして使用することができる。補助記憶装置1105は、図1及び図3の記憶部111として用いることができる。
媒体駆動装置1106は、可搬型記録媒体1109を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体1109は、メモリデバイス、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等である。可搬型記録媒体1109は、Compact Disk Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ等であってもよい。オペレータ又はユーザは、この可搬型記録媒体1109にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ1102にロードして使用することができる。
このように、処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、メモリ1102、補助記憶装置1105、又は可搬型記録媒体1109のような、物理的な(非一時的な)記録媒体である。
ネットワーク接続装置1107は、Local Area Network、Wide Area Network等の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インタフェース回路である。情報処理装置は、プログラム及びデータを外部の装置からネットワーク接続装置1107を介して受信し、それらをメモリ1102にロードして使用することができる。ネットワーク接続装置1107は、図3の出力部303として用いることができる。
なお、情報処理装置が図11のすべての構成要素を含む必要はなく、用途又は条件に応じて一部の構成要素を省略することも可能である。例えば、情報処理装置がオペレータ又はユーザと対話を行わない場合は、入力装置1103及び出力装置1104を省略してもよい。可搬型記録媒体1109又は通信ネットワークを利用しない場合は、媒体駆動装置1106又はネットワーク接続装置1107を省略してもよい。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
図1乃至図11を参照しながら説明した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
認証対象の生体の生体画像から複数の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
前記複数の特徴点のうち前記所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループを生成する生成部と、
前記複数のグループそれぞれの特徴量を求める特徴量計算部と、
前記生体画像から生成された前記複数のグループそれぞれの特徴量と、登録生体情報に含まれる、前記所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループそれぞれの特徴量とを比較して、類似する2つのグループを特定する特定部と、
前記2つのグループのうち一方のグループに類似するグループの個数に応じて、前記一方のグループに含まれる第1特徴点と、前記2つのグループのうち他方のグループに含まれる第2特徴点との間の類似度を求め、前記類似度に基づいて前記認証対象の生体に対する認証を行う認証部と、
を備えることを特徴とする生体認証装置。
(付記2)
前記一方のグループに類似するグループの個数が増加するほど、前記類似度は小さくなることを特徴とする付記1記載の生体認証装置。
(付記3)
前記特定部は、前記2つのグループを第1ペアとして特定し、前記第1ペアとは別の類似する2つのグループを第2ペアとして特定し、
前記認証部は、前記第2ペアの一方のグループに類似するグループの個数に応じて、前記第2ペアの一方のグループに含まれる第3特徴点と、前記第2ペアの他方のグループに含まれる第4特徴点との間の類似度を求め、
前記第1ペアの一方のグループに類似するグループの個数が、前記第2ペアの一方のグループに類似するグループの個数よりも多い場合、前記第1特徴点と前記第2特徴点との間の前記類似度は、前記第3特徴点と前記第4特徴点との間の前記類似度よりも小さいことを特徴とする付記1又は2記載の生体認証装置。
(付記4)
前記認証部は、前記一方のグループに類似するグループの個数が2個以上である場合、前記類似度を0に設定することを特徴とする付記1又は2記載の生体認証装置。
(付記5)
前記生体画像から生成された前記複数のグループ各々は3個の特徴点を含み、前記登録生体情報に含まれる前記複数のグループ各々は3個の特徴点を含むことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の生体認証装置。
(付記6)
前記生体画像は、指紋画像、静脈画像、掌紋画像、又は顔画像であることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の生体認証装置。
(付記7)
認証対象の生体の生体画像から複数の特徴点を抽出し、
前記複数の特徴点のうち所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループを生成し、
前記複数のグループそれぞれの特徴量を求め、
前記生体画像から生成された前記複数のグループそれぞれの特徴量と、登録生体情報に含まれる、前記所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループそれぞれの特徴量とを比較して、類似する2つのグループを特定し、
前記2つのグループのうち一方のグループに類似するグループの個数に応じて、前記一方のグループに含まれる第1特徴点と、前記2つのグループのうち他方のグループに含まれる第2特徴点との間の類似度を求め、
前記類似度に基づいて前記認証対象の生体に対する認証を行う、
処理をコンピュータに実行させるための生体認証プログラム。
(付記8)
前記一方のグループに類似するグループの個数が増加するほど、前記類似度は小さくなることを特徴とする付記7記載の生体認証プログラム。
(付記9)
前記コンピュータは、前記2つのグループを第1ペアとして特定し、前記第1ペアとは別の類似する2つのグループを第2ペアとして特定し、前記第2ペアの一方のグループに類似するグループの個数に応じて、前記第2ペアの一方のグループに含まれる第3特徴点と、前記第2ペアの他方のグループに含まれる第4特徴点との間の類似度を求め、
前記第1ペアの一方のグループに類似するグループの個数が、前記第2ペアの一方のグループに類似するグループの個数よりも多い場合、前記第1特徴点と前記第2特徴点との間の前記類似度は、前記第3特徴点と前記第4特徴点との間の前記類似度よりも小さいことを特徴とする付記7又は8記載の生体認証プログラム。
(付記10)
前記コンピュータは、前記一方のグループに類似するグループの個数が2個以上である場合、前記類似度を0に設定することを特徴とする付記7又は8記載の生体認証プログラム。
(付記11)
コンピュータが、
認証対象の生体の生体画像から複数の特徴点を抽出し、
前記複数の特徴点のうち所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループを生成し、
前記複数のグループそれぞれの特徴量を求め、
前記生体画像から生成された前記複数のグループそれぞれの特徴量と、登録生体情報に含まれる、前記所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループそれぞれの特徴量とを比較して、類似する2つのグループを特定し、
前記2つのグループのうち一方のグループに類似するグループの個数に応じて、前記一方のグループに含まれる第1特徴点と、前記2つのグループのうち他方のグループに含まれる第2特徴点との間の類似度を求め、
前記類似度に基づいて前記認証対象の生体に対する認証を行う、
ことを特徴とする生体認証方法。
(付記12)
前記一方のグループに類似するグループの個数が増加するほど、前記類似度は小さくなることを特徴とする付記11記載の生体認証方法。
(付記13)
前記コンピュータは、前記2つのグループを第1ペアとして特定し、前記第1ペアとは別の類似する2つのグループを第2ペアとして特定し、前記第2ペアの一方のグループに類似するグループの個数に応じて、前記第2ペアの一方のグループに含まれる第3特徴点と、前記第2ペアの他方のグループに含まれる第4特徴点との間の類似度を求め、
前記第1ペアの一方のグループに類似するグループの個数が、前記第2ペアの一方のグループに類似するグループの個数よりも多い場合、前記第1特徴点と前記第2特徴点との間の前記類似度は、前記第3特徴点と前記第4特徴点との間の前記類似度よりも小さいことを特徴とする付記11又は12記載の生体認証方法。
(付記14)
前記コンピュータは、前記一方のグループに類似するグループの個数が2個以上である場合、前記類似度を0に設定することを特徴とする付記11又は12記載の生体認証方法。
101 生体認証装置
111 記憶部
112 特徴点抽出部
113 生成部
114 特徴量計算部
115 特定部
116 認証部
301 入力部
302 センサ
303 出力部
311 登録生体情報
312 生体画像
313 特徴量
401 注目特徴点
402〜405 特徴点
701、702 指紋画像
711〜714、721〜723 三角形
1101 CPU
1102 メモリ
1103 入力装置
1104 出力装置
1105 補助記憶装置
1106 媒体駆動装置
1107 ネットワーク接続装置
1108 バス
1109 可搬型記録媒体

Claims (6)

  1. 認証対象の生体の生体画像から複数の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
    前記複数の特徴点のうち前記所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループを生成する生成部と、
    前記複数のグループそれぞれの特徴量を求める特徴量計算部と、
    前記生体画像から生成された前記複数のグループそれぞれの特徴量と、登録生体情報に含まれる、前記所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループそれぞれの特徴量とを比較して、類似する2つのグループを特定する特定部と、
    前記2つのグループのうち一方のグループに類似するグループの個数に応じて、前記一方のグループに含まれる第1特徴点と、前記2つのグループのうち他方のグループに含まれる第2特徴点との間の類似度を求め、前記類似度に基づいて前記認証対象の生体に対する認証を行う認証部と、
    を備えることを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記一方のグループに類似するグループの個数が増加するほど、前記類似度は小さくなることを特徴とする請求項1記載の生体認証装置。
  3. 前記特定部は、前記2つのグループを第1ペアとして特定し、前記第1ペアとは別の類似する2つのグループを第2ペアとして特定し、
    前記認証部は、前記第2ペアの一方のグループに類似するグループの個数に応じて、前記第2ペアの一方のグループに含まれる第3特徴点と、前記第2ペアの他方のグループに含まれる第4特徴点との間の類似度を求め、
    前記第1ペアの一方のグループに類似するグループの個数が、前記第2ペアの一方のグループに類似するグループの個数よりも多い場合、前記第1特徴点と前記第2特徴点との間の前記類似度は、前記第3特徴点と前記第4特徴点との間の前記類似度よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2記載の生体認証装置。
  4. 前記認証部は、前記一方のグループに類似するグループの個数が2個以上である場合、前記類似度を0に設定することを特徴とする請求項1又は2記載の生体認証装置。
  5. 認証対象の生体の生体画像から複数の特徴点を抽出し、
    前記複数の特徴点のうち所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループを生成し、
    前記複数のグループそれぞれの特徴量を求め、
    前記生体画像から生成された前記複数のグループそれぞれの特徴量と、登録生体情報に含まれる、前記所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループそれぞれの特徴量とを比較して、類似する2つのグループを特定し、
    前記2つのグループのうち一方のグループに類似するグループの個数に応じて、前記一方のグループに含まれる第1特徴点と、前記2つのグループのうち他方のグループに含まれる第2特徴点との間の類似度を求め、
    前記類似度に基づいて前記認証対象の生体に対する認証を行う、
    処理をコンピュータに実行させるための生体認証プログラム。
  6. コンピュータが、
    認証対象の生体の生体画像から複数の特徴点を抽出し、
    前記複数の特徴点のうち所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループを生成し、
    前記複数のグループそれぞれの特徴量を求め、
    前記生体画像から生成された前記複数のグループそれぞれの特徴量と、登録生体情報に含まれる、前記所定数の特徴点をそれぞれ含む複数のグループそれぞれの特徴量とを比較して、類似する2つのグループを特定し、
    前記2つのグループのうち一方のグループに類似するグループの個数に応じて、前記一方のグループに含まれる第1特徴点と、前記2つのグループのうち他方のグループに含まれる第2特徴点との間の類似度を求め、
    前記類似度に基づいて前記認証対象の生体に対する認証を行う、
    ことを特徴とする生体認証方法。
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