JP2017054323A - 生体認証装置、生体認証方法、及び生体認証プログラム - Google Patents

生体認証装置、生体認証方法、及び生体認証プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】生体認証の認証対象である生体情報と登録生体情報との比較を短時間で行う。【解決手段】画像読取部111は、生体の紋様の画像を読み取る。特徴点抽出部112は、紋様から複数の特徴点を抽出し、特徴量算出部113は、特徴点の組み合わせ毎に、組み合わせの特徴量を算出する。そして、分類部114は、特徴量に基づいて組み合わせを分類し、選定部115は、分類に基づいて、組み合わせに含まれる特徴点と比較する登録特徴点情報を選定する。【選択図】図1

Description

本発明は、生体認証装置、生体認証方法、及び生体認証プログラムに関する。
近年、建物や部屋への入退場管理、国境でのボーダーコントロール、国民を一意に識別するナショナルユニークID等の大規模な認証基盤から、携帯電話機、パーソナルコンピュータ(PC)等の個人利用端末まで、幅広い分野において生体認証が利用されている。
大規模な認証基盤における生体認証システムでは、一度に多くの指紋情報を収集することが可能な広面積の指紋センサを利用することが多い。一方、携帯電話機やPC等の個人利用端末では、小型で安価なスウィープ型の指紋センサが多く利用されている。
近年、生体認証技術のさらなる高精度化及び高速化と、暗号理論をベースとしたテンプレート保護技術の研究開発が盛んに行われており、これらの研究開発のベースとして、指紋画像から抽出された特徴点をベースとしたベクトル化技術が注目を浴びている。ベクトル化技術は、指紋画像からの特徴抽出を工夫することで1次元のベクトルを生成し、照合時にはベクトル間の距離(L1ノルム、L2ノルム等)をスコアとして用いる技術であり、数多く提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
指紋画像の空間周波数成分に基づいて、指紋画像を分類する方法も知られている(例えば、特許文献2を参照)。縞模様を含む画像の周波数スペクトルから、振幅の絶対値が所定の閾値以上である周波数成分が所定の条件を満たす場合、その周波数成分に基づいて画像を再構成する照合装置も知られている(例えば、特許文献3を参照)。
指紋内の特徴点ペアの指標に基づく指紋識別方法も知られている(例えば、特許文献4を参照)。ネットワークを介した指紋のリモート認証方法も知られている(例えば、特許文献5を参照)。マニューシャの位置及び方向に基づく指紋識別方法も知られている(例えば、非特許文献1を参照)。
特開平10−177650号公報 特表2001−511569号公報 特開2007−202912号公報 特表2010−526361号公報 特表2004−536384号公報
R. Cappelli, M. Ferrara, and D. Maltoni, "Minutia Cylinder-Code: A New Representation and Matching Technique for Fingerprint Recognition", IEEE TRANSACTIONS ON PATTERN ANALYSIS AND MACHINE INTELLIGENCE, VOL. 32, NO. 12, p.2128-2141, 2010.
従来の特徴点をベースとしたベクトル化技術では、特徴点毎に特徴点周辺の情報をベクトル化した特徴量が算出され、登録データ又は照合データとして用いられることが多い。これにより、特徴量から元の指紋情報を復元することが困難になるため、復元困難性を担保することができる。
しかしながら、このベクトル化特徴量は特徴点周辺の局所的な情報しか保持していないため、照合時に照合データと登録データとの間で大局的な位置合わせを行うことは困難である。その結果、照合データに含まれる各特徴点と、登録データに含まれる各特徴点との対応付けを行うために、登録されているすべての特徴点が探索され、照合時間が長くなる。
なお、かかる問題は、指紋情報に基づく生体認証に限らず、指の静脈画像等の他の生体情報に基づく生体認証においても生ずるものである。
1つの側面において、本発明は、生体認証の認証対象である生体情報と登録生体情報との比較を短時間で行うことを目的とする。
1つの案では、生体認証装置は、画像読取部、特徴点抽出部、特徴量算出部、分類部、及び選定部を含む。
画像読取部は、生体の紋様の画像を読み取り、特徴点抽出部は、紋様から複数の特徴点を抽出し、特徴量算出部は、特徴点の組み合わせ毎に、組み合わせの特徴量を算出する。分類部は、特徴量に基づいて組み合わせを分類し、選定部は、分類に基づいて、組み合わせに含まれる特徴点と比較する登録特徴点情報を選定する。
実施形態によれば、生体認証の認証対象である生体情報と登録生体情報との比較を短時間で行うことができる。
生体認証装置の機能的構成図である。 生体認証処理のフローチャートである。 生体認証装置の具体例を示す機能的構成図である。 ユーザテーブルを示す図である。 特徴量テーブルを示す図である。 種別テーブルを示す図である。 生体情報登録処理のフローチャートである。 分類処理のフローチャートである。 1対1生体認証処理のフローチャートである。 照合処理のフローチャートである。 1対N生体認証処理のフローチャートである。 テンプレートを用いた生体認証装置の機能的構成図である。 テンプレートを用いた生体情報登録処理のフローチャートである。 特徴点間を結ぶ線分と隆線方向との間の角度を示す図である。 アッパーコアを示す図である。 特徴点間を結ぶ線分とアッパーコアとの距離を示す図である。 情報処理装置の構成図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
図1は、生体認証装置の機能的構成例を示している。図1の生体認証装置101は、画像読取部111、特徴点抽出部112、特徴量算出部113、分類部114、及び選定部115を含む。
図2は、図1の生体認証装置101が行う生体認証処理の例を示すフローチャートである。まず、画像読取部111は、生体の紋様の画像を読み取る(ステップ201)。次に、特徴点抽出部112は、紋様から複数の特徴点を抽出し(ステップ202)、特徴量算出部113は、特徴点の組み合わせ毎に、組み合わせの特徴量を算出する(ステップ203)。そして、分類部114は、特徴量に基づいて組み合わせを分類し(ステップ204)、選定部115は、分類に基づいて、組み合わせに含まれる特徴点と比較する登録特徴点情報を選定する(ステップ205)。
このような生体認証装置101によれば、生体認証の認証対象である生体情報と登録生体情報との比較を短時間で行うことができる。
図3は、図1の生体認証装置101の具体例を示している。図3の生体認証装置101は、画像読取部111、特徴点抽出部112、特徴量算出部113、分類部114、選定部115、記憶部301、照合部302、及び登録部303を含む。
記憶部301は、ユーザテーブル321、特徴量テーブル322、及び種別テーブル323を含む、生体情報データベース311を記憶する。ユーザテーブル321には、ユーザの情報が登録され、特徴量テーブル322には、登録されたユーザのベクトル化特徴量が登録され、種別テーブル323には、生体情報の種別を示す情報が登録される。
図4は、ユーザテーブル321の例を示している。図4のユーザテーブル321の各エントリは、ユーザID、ユーザ名、種別ID、及び特徴量IDを含む。ユーザIDは、ユーザの識別情報であり、ユーザ名は、ユーザの名前を表す。種別IDは、生体情報の種別の識別情報であり、特徴量IDは、特徴量テーブル322を参照するための識別情報である。このうち、ユーザID及び種別IDは主キーとして用いられ、特徴量IDは、外部参照キーとして用いられる。
図5は、特徴量テーブル322の例を示している。図5の特徴量テーブル322の各エントリは、特徴量ID、グループID、データID、及びベクトル化特徴量を含む。グループIDは、2つの特徴点の組み合わせを表すリレーションが分類されるグループの識別情報であり、データIDは、1つのグループに属する複数のリレーションを識別するための識別情報である。
ベクトル化特徴量は、登録特徴点情報に対応し、リレーションに含まれる2つの特徴点の局所特徴量を表す。ベクトル化特徴量は、例えば、実数を要素とする多次元ベクトルであってもよい。特徴量ID、グループID、及びデータIDは主キーとして用いられる。
図6は、種別テーブル323の例を示している。図6の種別テーブル323の各エントリは、種別ID及び生体情報種別を含む。生体情報種別は、生体情報の種別を表す。生体情報として指紋画像を用いた場合、手及び指の種別が生体情報種別として用いられる。例えば、種別“01”の“Right Thumb”は、右手の親指を表し、種別“07”の“Left Index”は、左手の人さし指を表す。種別IDは、主キーとして用いられる。
生体情報登録処理において、画像読取部111は、登録対象生体の紋様の画像を読み取り、特徴点抽出部112は、登録対象生体の紋様から複数の登録対象特徴点を抽出する。特徴量算出部113は、2つの登録対象特徴点の組み合わせを表すリレーション毎に、リレーション特徴量を算出し、分類部114は、リレーション特徴量に基づいて、各リレーションを分類する。そして、登録部303は、リレーションの分類に基づいて、各リレーションのベクトル化特徴量を生体情報データベース311に登録する。
生体認証処理において、画像読取部111は、認証対象生体の紋様の画像を読み取り、特徴点抽出部112は、認証対象生体の紋様から複数の認証対象特徴点を抽出する。特徴量算出部113は、2つの認証対象特徴点の組み合わせを表すリレーション毎に、リレーション特徴量を算出し、分類部114は、リレーション特徴量に基づいて、各リレーションを分類する。
選定部115は、リレーションの分類に基づいて、生体情報データベース311から、各リレーションと比較するベクトル化特徴量を選定する。そして、照合部302は、認証対象のリレーションのベクトル化特徴量と、選定されたベクトル化特徴量とを比較し、比較結果に基づいて認証対象生体の認証を行う。
例えば、生体情報として指紋画像を用いた場合、画像読取部111は、静電容量式、感熱式、電界式、光学式、超音波式等の非接触指紋センサにより実現され、登録対象者又は認証対象者であるユーザの指から指紋画像を取得する。この場合、特徴点抽出部112は、指紋画像内で隆線が途切れている端点又は隆線が分岐している分岐点を、特徴点として抽出してもよい。このような端点又は分岐点は、マニューシャと呼ばれている。以下では、主として、指紋画像を用いた生体情報登録処理及び生体認証処理について説明する。
図7は、図3の生体認証装置101が行う生体情報登録処理の例を示すフローチャートである。まず、登録部303は、登録対象者のユーザID及びユーザ名の入力を受け付け(ステップ701)、画像読取部111は、登録対象者の指紋画像を読み取って記憶部301に格納する(ステップ702)。このとき、登録部303は、指紋の生体情報種別の入力も受け付ける。
次に、特徴点抽出部112は、指紋画像の紋様から複数の登録対象特徴点を抽出して、それらの登録対象特徴点の情報を記憶部301に格納する(ステップ703)。特徴量算出部113及び分類部114は、分類処理を行って、登録対象特徴点から生成した各リレーションを分類する(ステップ704)。この分類処理により、各リレーションに対してグループID及びデータIDが付与される。
次に、登録部303は、各リレーションのベクトル化特徴量を算出し(ステップ705)、入力されたユーザID及びユーザ名とともにベクトル化特徴量を生体情報データベース311に登録する(ステップ706)。
このとき、登録部303は、ユーザID及びユーザ名をユーザテーブル321に登録するとともに、種別テーブル323を参照して、指紋の生体情報種別に対応する種別IDをユーザテーブル321に登録する。そして、登録部303は、ユーザID、ユーザ名、及び種別IDに対応付けて、特徴量IDをユーザテーブル321に登録する。
次に、登録部303は、ユーザテーブル321に登録した特徴量IDに対応付けて、リレーション毎にグループID、データID、及びベクトル化特徴量を特徴量テーブル322に登録する。
図5の特徴量テーブル322では、特徴量ID“123”に対応付けて、4個のリレーションのグループID、データID、及びベクトル化特徴量が登録されている。これらの4個のリレーションのベクトル化特徴量は、特徴量ID“123”の指紋画像に対応する登録生体情報を表す。グループID“0”のグループには、データID“00”及びデータID“01”の2個のリレーションが含まれ、グループID“1”及びグループID“2”のグループには、データID“00”の1個のリレーションが含まれる。1つの特徴量IDにより多くのリレーションを対応付けて登録してもよい。
図8は、図7のステップ704における分類処理の例を示すフローチャートである。まず、分類部114は、指紋画像の紋様から抽出された登録対象特徴点からリレーション群を生成して、各リレーションの情報を記憶部301に格納する(ステップ801)。分類部114は、例えば、複数の登録対象特徴点に含まれる2つの特徴点のすべての組み合わせのうち、特徴点間の距離が所定値以下である組み合わせを、リレーションとして抽出することができる。したがって、1つの特徴点が複数のリレーションに重複して含まれることもある。
次に、特徴量算出部113は、リレーション群から1つのリレーションを選択して(ステップ802)、選択したリレーションのリレーション特徴量Gを算出する(ステップ803)。リレーション特徴量Gとしては、例えば、リレーションに含まれる2つの特徴点の間の距離Dと、それらの特徴点の間に含まれる隆線の本数L(リッジカウント)との関数を用いることができる。この場合、特徴量算出部113は、次式の関数により、リレーション特徴量Gを算出してもよい。
G=D/(L+1) (1)
D={(x2−x1)+(y2−y1)1/2 (2)
式(1)のリレーション特徴量Gは、距離DとL+1との比を表す。式(2)の(x1,y1)は、リレーションに含まれる一方の特徴点の座標を表し、(x2,y2)は、他方の特徴点の座標を表す。
次に、分類部114は、リレーション特徴量Gに基づいて、リレーションのグループID及びデータIDを決定する(ステップ804)。例えば、分類部114は、リレーション特徴量Gの閾値T1〜閾値TK(Kは2以上の整数)を用いて、下記のようにグループIDを決定してもよい。
0≦G<T1 グループID=0
T1≦G<T2 グループID=1
T2≦G<T3 グループID=2
・・・
T(K−1)≦G<TK グループID=K−1
この場合、リレーションは、K個のグループのうちいずれか1つのグループに分類される。閾値T1〜閾値TKは、各グループに属するリレーションの個数が均一になるように、シミュレーション等によって決定することができる。閾値Tkと閾値T(k+1)との間隔(k=1〜K−1)は、例えば、等間隔であってもよい。このとき、分類部114は、決定したグループIDが示すグループに対して、“00”から始まる昇順の番号を選択し、選択した番号をデータIDとして用いることができる。
次に、特徴量算出部113は、リレーション群のすべてのリレーションを選択したか否かをチェックする(ステップ805)。未選択のリレーションが残っている場合(ステップ805,NO)、特徴量算出部113は、次のリレーションについてステップ802以降の処理を繰り返す。そして、すべてのリレーションを選択した場合(ステップ805,YES)、特徴量算出部113は、処理を終了する。
ステップ803において、特徴量算出部113は、式(1)以外の別の関数を用いてリレーション特徴量Gを算出してもよい。例えば、式(1)の右辺に所定の係数を乗算した値をリレーション特徴量Gとして用いてもよく、式(1)の右辺の逆数(L+1)/Dをリレーション特徴量Gとして用いてもよい。距離D又はリッジカウントLのいずれか一方のみの関数を用いて、リレーション特徴量Gを算出してもよい。
図7の生体情報登録処理によれば、指紋画像の紋様から抽出されたリレーション群を複数のグループに分類して、ベクトル化特徴量をグループ毎に生体情報データベース311に登録することができる。これにより、生体認証処理を行う際に、所望のグループのベクトル化特徴量のみを選択して、認証対象のベクトル化特徴量と比較することが可能になる。
生体認証方法としては、1対1認証と呼ばれる方法と、1対N認証と呼ばれる方法とが知られている。1対1認証とは、認証対象者が入力装置を操作してユーザIDを入力する等の方法により、比較対象の登録生体情報を単一のユーザの生体情報に限定して、生体認証処理を行う方法である。一方、1対N認証とは、比較対象の登録生体情報を限定せずに、N個の登録生体情報を比較対象として生体認証処理を行う方法である。
図9は、図3の生体認証装置101が行う1対1生体認証処理の例を示すフローチャートである。まず、照合部302は、認証対象者のユーザIDの入力を受け付け(ステップ901)、画像読取部111は、認証対象者の指紋画像を読み取って記憶部301に格納する(ステップ902)。このとき、照合部302は、指紋の生体情報種別の入力も受け付ける。
次に、特徴点抽出部112は、指紋画像の紋様から複数の認証対象特徴点を抽出して、それらの認証対象特徴点の情報を記憶部301に格納する(ステップ803)。特徴量算出部113及び分類部114は、図8と同様の分類処理を行って、認証対象特徴点から生成した各リレーションを分類する(ステップ904)。この分類処理により、各リレーションに対してグループIDが付与される。
次に、照合部302は、各リレーションのベクトル化特徴量を算出し(ステップ905)、照合処理を行って、リレーション群のスコアの統計値を算出する(ステップ906)。そして、照合部302は、スコアの統計値に基づいて、認証対象者を認証するか否かを決定する(ステップ907)。例えば、ベクトル間の距離に基づくスコアを用いた場合、照合部302は、スコアの統計値が認証閾値よりも小さい場合、認証対象者を認証すると決定し、スコアの統計値が認証閾値以上である場合、認証対象者を認証しないと決定することができる。
図10は、図9のステップ906における照合処理の例を示すフローチャートである。まず、照合部302は、リレーション群から1つのリレーションを選択して(ステップ1001)、選択したリレーションのグループIDが生体情報データベース311に登録されているか否かをチェックする(ステップ1002)。
このとき、照合部302は、種別テーブル323を参照して、入力された生体情報種別に対応する種別IDを求め、ユーザテーブル321を参照して、入力されたユーザIDと種別IDとに対応する特徴量IDを求める。そして、照合部302は、特徴量テーブル322を参照して、特徴量IDに対応するグループIDの中に、選択したリレーションのグループIDと一致するグループIDが存在するか否かをチェックする。
一致するグループIDが存在する場合(ステップ1002,YES)、照合部302は、選択したリレーションのベクトル化特徴量に対するスコアを算出する(ステップ1003)。
このとき、照合部302は、選択したリレーションのベクトル化特徴量を、特徴量テーブル322内で同じグループIDに対応する1つ又は複数のベクトル化特徴量と比較し、選択したリレーションのスコアを算出する。このスコアは、ベクトル間の距離を表し、距離が大きいほど大きな値になる。同じグループIDに対応するベクトル化特徴量が複数個存在する場合、照合部302は、それらのベクトル化特徴量に対するスコアの最小値を、選択したリレーションのスコアとして採用することができる。
次に、照合部302は、リレーション群のすべてのリレーションを選択したか否かをチェックする(ステップ1004)。未選択のリレーションが残っている場合(ステップ1004,NO)、照合部302は、次のリレーションについてステップ1001以降の処理を繰り返す。選択したリレーションのグループIDと一致するグループIDが存在しない場合(ステップ1002,NO)、照合部302は、ステップ1004以降の処理を行う。
そして、すべてのリレーションを選択した場合(ステップ1004,YES)、照合部302は、算出した複数のリレーションのスコアの統計値を算出する(ステップ1005)。スコアの統計値としては、総和、平均値、中央値、最大値、最小値等を用いることができる。
ステップ1002において一致するグループIDが存在しない場合は、認証対象者の指紋画像に含まれるリレーションが、登録されているリレーションと類似していない可能性が高い。この場合、スコアの統計値を大きく設定して、認証対象者が認証される確率を下げることが望ましい。そこで、照合部302は、一致するグループIDが存在しないリレーションのスコアとして、例えば、ステップ1003で算出されたいずれのスコアよりも大きな値を設定して、スコアの統計値を算出する。
図9の生体認証処理によれば、認証対象の生体情報に含まれる各リレーションのグループIDを用いて、比較対象の登録生体情報に含まれるベクトル化特徴量を絞り込むことができる。これにより、比較対象のベクトル化特徴量の個数が削減されるため、照合処理を高速に行うことができる。
図11は、図3の生体認証装置101が行う1対N生体認証処理の例を示すフローチャートである。図11のステップ1101〜ステップ1104の処理は、図9のステップ902〜ステップ905の処理と同様である。
次に、照合部302は、生体情報データベース311から1つの比較対象の登録生体情報を選択し(ステップ1105)、選択した登録生体情報を用いて、図10と同様の照合処理を行う(ステップ1106)。このとき、照合部302は、ユーザテーブル321から1つの特徴量IDを選択して特徴量テーブル322を参照し、選択した特徴量IDに対応するベクトル化特徴量を、比較対象の登録生体情報として選択する。
次に、照合部302は、すべての比較対象を選択したか否かをチェックする(ステップ1107)。未選択の比較対象が残っている場合(ステップ1107,NO)、照合部302は、次の比較対象についてステップ1105以降の処理を繰り返す。
そして、すべての比較対象を選択した場合(ステップ1107,YES)、照合部302は、それらの比較対象に対するスコアの統計値に基づいて、認証対象者を認証するか否かを決定する(ステップ1108)。例えば、照合部302は、すべての比較対象に対する統計値のうち1つの統計値が認証閾値よりも小さい場合、認証対象者を認証すると決定し、いずれの統計値も認証閾値以上である場合、認証対象者を認証しないと決定することができる。
図11の生体認証処理によれば、図9の生体認証処理と同様に、照合処理を高速に行うことができる。
ところで、指紋情報の国際標準フォーマットとして、International Organization for Standardization/International ElectrotechnicalCommission 19794-2(ISO/IEC 19794−2)が知られている。さらに、別の指紋情報の国際標準フォーマットとして、American National Standards Institute International Committee for Information Technology Standards 381(ANSI INCITS 381)等も知られている。
これらの国際標準フォーマットに従って生成される生体情報データベースには、ユーザの指紋画像から抽出された特徴点、特異点等の生体情報が登録されている。このような既存の登録生体情報をテンプレートとして利用することで、指紋画像を直接入力しなくても、既知の指紋認証アルゴリズムにより予め抽出された特徴点に基づいて、生体情報登録処理を行うことができる。これにより、各ユーザの指紋画像を再度読み取る作業を行うことなく、リレーションのベクトル化特徴量を生体情報データベース311に登録することが可能になる。
図12は、テンプレートを用いた生体認証装置101の具体例を示している。図12の生体認証装置101は、図3の生体認証装置101に入力部1201を追加した構成を有する。
生体情報登録処理において、入力部1201は、予め生成されたテンプレートを外部の装置から受信する。特徴量算出部113は、テンプレートに記録された特徴点に基づいて、リレーション毎にリレーション特徴量を算出し、分類部114は、リレーション特徴量に基づいて、各リレーションを分類する。そして、登録部303は、リレーションの分類に基づいて、各リレーションのベクトル化特徴量を生体情報データベース311に登録する。
図13は、図12の生体認証装置101が行う生体情報登録処理の例を示すフローチャートである。まず、入力部1201は、外部の装置からテンプレートを受信して、受信したテンプレートを記憶部301に格納する(ステップ1301)。次に、特徴量算出部113及び分類部114は、分類処理を行って、テンプレートに記録された特徴点から生成した各リレーションを分類する(ステップ1302)。この分類処理により、各リレーションに対してグループID及びデータIDが付与される。
次に、登録部303は、各リレーションのベクトル化特徴量を算出し(ステップ1303)、テンプレートに記録されたユーザID及びユーザ名とともに、ベクトル化特徴量を生体情報データベース311に登録する(ステップ1304)。
ステップ1302の分類処理は、図8の分類処理と同様である。ただし、式(1)のリッジカウントLは、国際標準フォーマットではオプショナルな項目となっており、必ずしもテンプレートに含まれているとは限らない。
そこで、リッジカウントLがテンプレートに含まれていない場合、特徴量算出部113は、リレーションに関する角度情報と特異点情報とに基づいてリッジカウントLを推定する。角度情報は、リレーションに含まれる2つの特徴点を結ぶ線分と、各特徴点における隆線方向との間の角度を表し、特異点情報は、リレーションに含まれる2つの特徴点を結ぶ線分と、テンプレートに記録された特異点との距離を表す。特異点としては、例えば、指紋画像内のアッパーコアを用いることができる。
図14は、特徴点間を結ぶ線分と隆線方向との間の角度の例を示している。角度θ1は、水平方向の基準線1411に対する、リレーションに含まれる一方の特徴点m1における隆線方向1401の角度を表す。角度θ2は、水平方向の基準線1412に対する、リレーションに含まれる他方の特徴点m2における隆線方向1402の角度を表す。
角度θ12は、特徴点m1から特徴点m2に向けたベクトルの角度であり、基準線1411に対する、特徴点m1と特徴点m2とを結ぶ線分1413の角度を表す。角度θ21は、特徴点m2から特徴点m1に向けたベクトルの角度であり、基準線1412に対する線分1413の角度を表す。
この場合、θ1−θ12は、線分1413と特徴点m1における隆線方向1401との間の角度を表し、θ2−θ21は、線分1413と特徴点m2における隆線方向1401との間の角度を表す。
図15は、指紋画像内のアッパーコアの例を示している。アッパーコア1501は、指紋画像において隆線が上に凸になっている領域内で、隆線方向の変化が最も大きい点を表す。
図16は、特徴点間を結ぶ線分とアッパーコアとの距離の例を示している。距離t12は、特徴点m1と特徴点m2とを結ぶ線分1601と、アッパーコア1501との距離を表し、アッパーコア1501から線分1601におろした垂線の長さに対応する。距離t34は、特徴点m3と特徴点m4とを結ぶ線分1602と、アッパーコア1501との距離を表し、アッパーコア1501から線分1602におろした垂線の長さに対応する。
特徴量算出部113は、このような角度情報と特異点情報とを用いて、特徴点m1及び特徴点m2からなるリレーションのリッジカウントLを、次式の関数により、推定することができる。
L=α・sin(θ1−θ12)・sin(θ2−θ21)
+β/(t12+1) (3)
式(3)のα及びβは、重み係数であり、シミュレーション等によって決定することができる。特徴点m3及び特徴点m4からなるリレーションのリッジカウントLについても、同様の式により推定できる。式(3)は、指紋に関する以下の2つの特性に基づいて構成されている。
特性1:特徴点間を結ぶ線分と隆線方向との間の角度がπ/2に近いほど、リッジカウントLは大きくなる。
特徴点における隆線方向は、その特徴点の周囲における隆線の方向から算出される。このため、特徴点間を結ぶ線分の方向が、特徴点における隆線方向と直交する場合、特徴点間を通過する隆線の本数が多くなる。一方、特徴点間を結ぶ線分の方向が、特徴点における隆線方向と平行に近くなると、特徴点間を通過する隆線の本数は減少する。
特性2:特徴点間を結ぶ線分が特異点に近いほど、リッジカウントLは大きくなる。
指紋画像内では、アッパーコアのような特異点に近い領域ほど、隆線方向の変化が大きいため、折り返してくる隆線の本数が多くなる。
アッパーコアの代わりにロウアーコアを用いて、式(3)のt12を求めてもよい。ロウアーコアは、指紋画像において隆線が下に凸になっている領域内で、隆線方向の変化が最も大きい点を表す。特異点情報を用いる必要がない場合は、式(3)の代わりに次式を用いてもよい。
L=α・sin(θ1−θ12)・sin(θ2−θ21) (4)
このようなリッジカウントLの推定処理を行うことで、リッジカウントLがテンプレートに含まれていない場合であっても、式(1)に基づいてリレーション特徴量Gを算出することが可能になる。
特徴量算出部113は、式(3)及び式(4)以外の別の関数を用いてリッジカウントLを推定してもよい。この場合、少なくとも特性1又は特性2のいずれか一方を表現する関数を用いることが望ましい。
図1、図3、及び図12の生体認証装置101の構成は一例に過ぎず、生体認証装置101の用途や条件に応じて一部の構成要素を省略又は変更してもよい。例えば、図3の生体認証装置101が生体情報登録処理を行わない場合は、登録部303を省略することができる。生体認証に用いる生体情報の種別が予め決められている場合は、図3及び図12の種別テーブル323を省略することができる。
図2、図7〜図11、及び図13のフローチャートは一例に過ぎず、生体認証装置101の構成や条件に応じて一部の処理を省略又は変更してもよい。例えば、図8のステップ801において、分類部114は、2つの特徴点のすべての組み合わせをリレーションとして抽出してもよい。図10のステップ1003において、照合部302は、ベクトル間の距離を表すスコアの代わりに、ベクトル間の類似度を表すスコアを算出してもよい。また、図13のステップ1301において、入力部1201は、ISO/IEC 19794−2又はANSI INCITS 381以外の別のフォーマットに従って生成されるテンプレートを入力してもよい。
図7のステップ704、図9のステップ904、又は図11のステップ1103において、特徴量算出部113は、図13のステップ1302と同様に、リッジカウントLの推定処理を行ってもよい。この場合、特徴量算出部113は、推定したリッジカウントLを用いてリレーション特徴量Gを算出する。
生体認証処理及び生体情報登録処理において、指紋画像の代わりに、掌紋画像、手又は他の身体部分の静脈画像、鼻紋画像等の他の生体情報を用いてもよい。鼻紋画像は、認証対象が牛等の動物である場合に有効である。
図4〜図6のテーブルは一例に過ぎず、生体認証装置101の構成や条件に応じてテーブルの情報を省略又は変更してもよい。例えば、図4のユーザテーブル321において、ユーザ名を登録する必要がない場合は、ユーザ名を省略することができ、生体認証に用いる生体情報の種別が予め決められている場合は、種別IDを省略することができる。
図5の特徴量テーブル322において、ベクトル化特徴量の代わりに、生体の紋様の特徴を表す別の特徴量を登録してもよい。掌紋画像、静脈画像、及び鼻紋画像等の他の生体情報を用いる場合は、図6の種別テーブル323において、生体情報種別の個数と内容が変更される。
図14及び図16の特徴点と図15及び図16のアッパーコアは一例に過ぎず、別の特徴点又は特異点を用いてもよい。
図1、図3、及び図12の生体認証装置101は、例えば、図17に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現可能である。
図17の情報処理装置は、Central Processing Unit(CPU)1701、メモリ1702、入力装置1703、出力装置1704、補助記憶装置1705、媒体駆動装置1706、及びネットワーク接続装置1707を備える。これらの構成要素はバス1708により互いに接続されている。図1、図3、及び図12の画像読取部111は、バス1708に接続されていてもよい。
メモリ1702は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、生体情報登録処理又は生体認証処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。メモリ1702は、図3及び図12の記憶部301として用いることができる。
CPU1701(プロセッサ)は、例えば、メモリ1702を利用してプログラムを実行することにより、図1、図3、及び図12の特徴点抽出部112、特徴量算出部113、分類部114、及び選定部115として動作する。CPU1701は、図3及び図12の照合部302及び登録部303としても動作する。
この場合、図2のステップ201において、CPU1701は、プログラムを実行することにより、画像読取部111に生体の紋様の画像を読み取らせる。また、図7のステップ702、図9のステップ902、及び図11のステップ1101において、CPU1701は、プログラムを実行することにより、画像読取部111に指紋画像を読み取らせる。
入力装置1703は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等であり、オペレータ又はユーザからの指示又は情報の入力に用いられる。出力装置1704は、例えば、表示装置、プリンタ、スピーカ等であり、オペレータ又はユーザへの問い合わせ又は処理結果の出力に用いられる。生体認証処理における処理結果は、認証対象の認証結果であってもよい。
補助記憶装置1705は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。補助記憶装置1705は、ハードディスクドライブであってもよい。情報処理装置は、補助記憶装置1705にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ1702にロードして使用することができる。補助記憶装置1705は、図3及び図12の記憶部301として用いることができる。
媒体駆動装置1706は、可搬型記録媒体1709を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体1709は、メモリデバイス、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等である。可搬型記録媒体1709は、Compact Disk Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ等であってもよい。オペレータは、この可搬型記録媒体1709にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ1702にロードして使用することができる。
このように、生体情報登録処理又は生体認証処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、メモリ1702、補助記憶装置1705、又は可搬型記録媒体1709のような、物理的な(非一時的な)記録媒体である。
ネットワーク接続装置1707は、Local Area Network、Wide Area Network等の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インタフェースである。ネットワーク接続装置1707は、図12の入力部1201として用いることができる。情報処理装置は、プログラム及びデータを外部の装置からネットワーク接続装置1707を介して受け取り、それらをメモリ1702にロードして使用することもできる。
情報処理装置は、ネットワーク接続装置1707を介して、ユーザ端末から処理要求を受信し、生体情報登録処理又は生体認証処理を行って、処理結果をユーザ端末へ送信することもできる。
なお、情報処理装置が図17のすべての構成要素を含む必要はなく、用途や条件に応じて一部の構成要素を省略することも可能である。例えば、オペレータ又はユーザからの指示又は情報を入力する必要がない場合は、入力装置1703を省略してもよい。オペレータ又はユーザへの問い合わせ又は処理結果を出力する必要がない場合は、出力装置1704を省略してもよい。
他の装置との通信を行う必要がない場合は、ネットワーク接続装置1707を省略してもよく、可搬型記録媒体1709を利用しない場合は、媒体駆動装置1706を省略してもよい。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
図1乃至図17を参照しながら説明した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
生体の紋様の画像を読み取る画像読取部と、
前記紋様から複数の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
特徴点の組み合わせ毎に、前記組み合わせの特徴量を算出する特徴量算出部と、
前記特徴量に基づいて前記組み合わせを分類する分類部と、
前記分類に基づいて、前記組み合わせに含まれる特徴点と比較する登録特徴点情報を選定する選定部と、
を有することを特徴とする生体認証装置。
(付記2)
前記特徴量算出部は、前記特徴点間の距離及び前記特徴点間に含まれる隆線の本数に基づいて前記特徴量を算出することを特徴とする付記1記載の生体認証装置。
(付記3)
前記特徴量算出部は、前記特徴点間を結ぶ線分と各特徴点における隆線方向との間の角度に基づいて、前記特徴点間に含まれる前記隆線の前記本数を推定することを特徴とする付記2記載の生体認証装置。
(付記4)
前記特徴量算出部は、前記特徴点間を結ぶ線分と各特徴点における隆線方向との間の角度と、前記紋様に含まれる特異点と前記線分との距離とに基づいて、前記特徴点間に含まれる前記隆線の前記本数を推定することを特徴とする付記2記載の生体認証装置。
(付記5)
前記登録特徴点情報をデータベースに登録する登録部をさらに有し、
前記画像読取部は、登録対象生体の紋様の画像を読み取り、前記特徴点抽出部は、前記登録対象生体の前記紋様から複数の登録対象特徴点を抽出し、前記特徴量算出部は、前記登録対象特徴点の組み合わせ毎に、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの特徴量を算出し、前記分類部は、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの前記特徴量に基づいて、前記登録対象特徴点の前記組み合わせを分類し、前記登録部は、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの分類に基づいて、前記登録対象特徴点の前記組み合わせに含まれる登録対象特徴点の情報を前記登録特徴点情報として前記データベースに登録することを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の生体認証装置。
(付記6)
登録対象特徴点の情報を入力する入力部と、
前記登録特徴点情報をデータベースに登録する登録部と、
をさらに有し、
前記特徴量算出部は、前記登録対象特徴点の組み合わせ毎に、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの特徴量を算出し、前記分類部は、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの前記特徴量に基づいて、前記登録対象特徴点の前記組み合わせを分類し、前記登録部は、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの分類に基づいて、前記登録対象特徴点の前記組み合わせに含まれる登録対象特徴点の情報を前記登録特徴点情報として前記データベースに登録することを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の生体認証装置。
(付記7)
前記特徴量算出部は、前記登録対象特徴点間の距離及び前記登録対象特徴点間に含まれる隆線の本数に基づいて、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの前記特徴量を算出することを特徴とする付記5又は6記載の生体認証装置。
(付記8)
前記特徴量算出部は、前記登録対象特徴点間を結ぶ線分と各登録対象特徴点における隆線方向との間の角度に基づいて、前記登録対象特徴点間に含まれる前記隆線の前記本数を推定することを特徴とする付記7記載の生体認証装置。
(付記9)
前記特徴量算出部は、前記登録対象特徴点間を結ぶ線分と各登録対象特徴点における隆線方向との間の角度と、前記紋様に含まれる特異点と前記線分との距離とに基づいて、前記登録対象特徴点間に含まれる前記隆線の前記本数を推定することを特徴とする付記7記載の生体認証装置。
(付記10)
コンピュータが、
画像読取部に生体の紋様の画像を読み取らせ、
前記紋様から複数の特徴点を抽出し、
特徴点の組み合わせ毎に、前記組み合わせの特徴量を算出し、
前記特徴量に基づいて前記組み合わせを分類し、
前記分類に基づいて、前記組み合わせに含まれる特徴点と比較する登録特徴点情報を選定する、
ことを特徴とする生体認証方法。
(付記11)
前記コンピュータは、前記特徴点間の距離及び前記特徴点間に含まれる隆線の本数に基づいて前記特徴量を算出することを特徴とする付記10記載の生体認証方法。
(付記12)
前記コンピュータは、前記特徴点間を結ぶ線分と各特徴点における隆線方向との間の角度に基づいて、前記特徴点間に含まれる前記隆線の前記本数を推定することを特徴とする付記11記載の生体認証方法。
(付記13)
画像読取部に生体の紋様の画像を読み取らせ、
前記紋様から複数の特徴点を抽出し、
特徴点の組み合わせ毎に、前記組み合わせの特徴量を算出し、
前記特徴量に基づいて前記組み合わせを分類し、
前記分類に基づいて、前記組み合わせに含まれる特徴点と比較する登録特徴点情報を選定する、
処理をコンピュータに実行させる生体認証プログラム。
(付記14)
前記コンピュータは、前記特徴点間の距離及び前記特徴点間に含まれる隆線の本数に基づいて前記特徴量を算出することを特徴とする付記13記載の生体認証プログラム。
(付記15)
前記コンピュータは、前記特徴点間を結ぶ線分と各特徴点における隆線方向との間の角度に基づいて、前記特徴点間に含まれる前記隆線の前記本数を推定することを特徴とする付記14記載の生体認証プログラム。
101 生体認証装置
111 画像読取部
112 特徴点抽出部
113 特徴量算出部
114 分類部
115 選定部
301 記憶部
302 照合部
303 登録部
311 生体情報データベース
321 ユーザテーブル
322 特徴量テーブル
323 種別テーブル
1201 入力部
1401、1402 隆線方向
1411、1412 基準線
1413、1601、1602 線分
1501 アッパーコア
1701 CPU
1702 メモリ
1703 入力装置
1704 出力装置
1705 補助記憶装置
1706 媒体駆動装置
1707 ネットワーク接続装置
1708 バス
1709 可搬型記録媒体
次に、特徴点抽出部112は、指紋画像の紋様から複数の認証対象特徴点を抽出して、それらの認証対象特徴点の情報を記憶部301に格納する(ステップ903)。特徴量算出部113及び分類部114は、図8と同様の分類処理を行って、認証対象特徴点から生成した各リレーションを分類する(ステップ904)。この分類処理により、各リレーションに対してグループIDが付与される。

Claims (9)

  1. 生体の紋様の画像を読み取る画像読取部と、
    前記紋様から複数の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
    特徴点の組み合わせ毎に、前記組み合わせの特徴量を算出する特徴量算出部と、
    前記特徴量に基づいて前記組み合わせを分類する分類部と、
    前記分類に基づいて、前記組み合わせに含まれる特徴点と比較する登録特徴点情報を選定する選定部と、
    を有することを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記特徴量算出部は、前記特徴点間の距離及び前記特徴点間に含まれる隆線の本数に基づいて前記特徴量を算出することを特徴とする請求項1記載の生体認証装置。
  3. 前記登録特徴点情報をデータベースに登録する登録部をさらに有し、
    前記画像読取部は、登録対象生体の紋様の画像を読み取り、前記特徴点抽出部は、前記登録対象生体の前記紋様から複数の登録対象特徴点を抽出し、前記特徴量算出部は、前記登録対象特徴点の組み合わせ毎に、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの特徴量を算出し、前記分類部は、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの前記特徴量に基づいて、前記登録対象特徴点の前記組み合わせを分類し、前記登録部は、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの分類に基づいて、前記登録対象特徴点の前記組み合わせに含まれる登録対象特徴点の情報を前記登録特徴点情報として前記データベースに登録することを特徴とする請求項1又は2記載の生体認証装置。
  4. 登録対象特徴点の情報を入力する入力部と、
    前記登録特徴点情報をデータベースに登録する登録部と、
    をさらに有し、
    前記特徴量算出部は、前記登録対象特徴点の組み合わせ毎に、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの特徴量を算出し、前記分類部は、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの前記特徴量に基づいて、前記登録対象特徴点の前記組み合わせを分類し、前記登録部は、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの分類に基づいて、前記登録対象特徴点の前記組み合わせに含まれる登録対象特徴点の情報を前記登録特徴点情報として前記データベースに登録することを特徴とする請求項1又は2記載の生体認証装置。
  5. 前記特徴量算出部は、前記登録対象特徴点間の距離及び前記登録対象特徴点間に含まれる隆線の本数に基づいて、前記登録対象特徴点の前記組み合わせの前記特徴量を算出することを特徴とする請求項3又は4記載の生体認証装置。
  6. 前記特徴量算出部は、前記登録対象特徴点間を結ぶ線分と各登録対象特徴点における隆線方向との間の角度に基づいて、前記登録対象特徴点間に含まれる前記隆線の前記本数を推定することを特徴とする請求項5記載の生体認証装置。
  7. 前記特徴量算出部は、前記登録対象特徴点間を結ぶ線分と各登録対象特徴点における隆線方向との間の角度と、前記紋様に含まれる特異点と前記線分との距離とに基づいて、前記登録対象特徴点間に含まれる前記隆線の前記本数を推定することを特徴とする請求項5記載の生体認証装置。
  8. コンピュータが、
    画像読取部に生体の紋様の画像を読み取らせ、
    前記紋様から複数の特徴点を抽出し、
    特徴点の組み合わせ毎に、前記組み合わせの特徴量を算出し、
    前記特徴量に基づいて前記組み合わせを分類し、
    前記分類に基づいて、前記組み合わせに含まれる特徴点と比較する登録特徴点情報を選定する、
    ことを特徴とする生体認証方法。
  9. 画像読取部に生体の紋様の画像を読み取らせ、
    前記紋様から複数の特徴点を抽出し、
    特徴点の組み合わせ毎に、前記組み合わせの特徴量を算出し、
    前記特徴量に基づいて前記組み合わせを分類し、
    前記分類に基づいて、前記組み合わせに含まれる特徴点と比較する登録特徴点情報を選定する、
    処理をコンピュータに実行させる生体認証プログラム。
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