JP6980960B2 - 車両に積載され、車両に乗車しているユーザとコミュニケーションが可能な車載コミュニケーション装置、コミュニケーション方法及びプログラム - Google Patents

車両に積載され、車両に乗車しているユーザとコミュニケーションが可能な車載コミュニケーション装置、コミュニケーション方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両に積載され、車両に乗車しているユーザとコミュニケーションが可能な車載コミュニケーション装置に関する。
従来、自律的又は半自律的に運転される車両と、当該車両の乗車者とがコミュニケーションをとる技術が知られている。
例えば、特許文献1には、車両を自律的又は半自律的に運転するために、運転者からの情報を取得するため、不明瞭なものとして特定された物体についての情報リクエストを生成して運転者に与え、運転者からの応答が分析され、物体の追加の情報が抽出され、環境表現マップに蓄積されるシステムが開示されている。このようなシステムによれば、環境表現内に不明瞭物体がないもののシステムが十分な信頼度をもって交通状況を判断できない場合、運転者は、状況の不明瞭さを除去するための情報、又は不明瞭な交通状況をどのように扱うかについての指示が求められる。
特開2017−41233号公報
ところで、国が官民ITS構想・ロードマップ2016で提示しているように、「限定地域での無人自動走行移動サービス」の実現に向けた取り組みが加速している。これは、制限された区域(限定地域)内において、地域公共交通に近いイメージのサービスを行おうとするものであり、基本的には、限定地域内から地域公共交通までをつなぐ移動手段という想定であるが、自宅玄関前からの乗降の可能性も検討されている。既に大学や企業による公道での自動走行技術実証も進められており、この流れでいけば、政府のロードマップのとおり、2020年度にはサービスが普及し始めているかもしれないと、期待されている。ただし、一般道路を含む完全無人自動走行にはまだまだ困難な課題が多く、限定地域で人間が同乗した自動化の試みが今後も続くと予想される。
このように車両の自動化が進むことで、運転者がいない車両にユーザが乗車する機会も増えてくるが、ユーザは、運転者がいない車両に乗車することへの不安がある。例えば、特許文献1に示されたシステムのように、車両の走行に関することについて、車両とコミュニケーションが図れれば、このような車両に乗車することへの不安は多少解消される。
しかしながら、特許文献1に示されたシステムによる車両の走行に関することについてのコミュニケーションでは、ユーザにしてみれば、車両と意思疎通をしている感覚はなく、単に車両の走行に関する判断をしているに過ぎない。
そこで、例えば、個人的な内容についてのコミュニケーションをとることで、意思疎通をしている感覚が増加し、より不安が解消することが可能となる。一方で、車両には複数人乗車することもあり、個人的な内容の話は、他人にあまり聞かれたくないという要望もある。
したがって、本発明では、上記のような課題にかんがみ、個人的な内容についてのコミュニケーションを可能とし、ユーザの車両に対する不安をより解消することが可能な車載コミュニケーション装置、コミュニケーション方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下のような解決手段を提供する。
(1)車両に積載され、前記車両に乗車しているユーザとコミュニケーションが可能な車載コミュニケーション装置であって、前記ユーザの位置を検知する検知手段と、前記検知手段で検知した方向のユーザにのみ、個人的な内容を含む言葉である個人的情報を発信する個人的情報発信手段と、前記車両に乗車しているユーザ全員に、前記個人的情報以外の言葉である一般情報を発信する一般情報発信手段と、を備えることを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記検知手段は、複数のユーザの位置を、それぞれ検知し、前記個人的情報発信手段は、複数のユーザごとの前記個人的情報を発信することを特徴とする。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記個人的情報発信手段は、所定範囲にのみ音を発音する指向性スピーカにより、前記個人的情報が示す言葉を発音し、前記一般情報発信手段は、前記所定範囲より広い範囲に音を発音する一般スピーカにより、前記一般情報が示す言葉を発音することを特徴とする。
(4)車両に積載され、前記車両に乗車しているユーザとコミュニケーションが可能な車載コミュニケーション装置が実行する方法であって、前記ユーザの位置を検知するステップと、検知した方向のユーザにのみ、個人的な内容を含む言葉である個人的情報を発信するステップと、前記車両に乗車しているユーザ全員に、前記個人的情報以外の言葉である一般情報を発信するステップと、を含むことを特徴とするコミュニケーション方法。
(5)車両に積載され、前記車両に乗車しているユーザとコミュニケーションが可能な車載コミュニケーション装置を制御するプログラムであって、コンピュータを、前記ユーザの位置を検知する検知手段、前記検知手段で検知した方向のユーザにのみ、個人的な内容を含む言葉である個人的情報を発信する個人的情報発信手段、前記車両に乗車しているユーザ全員に、前記個人的情報以外の言葉である一般情報を発信する一般情報発信手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、個人的な内容についてのコミュニケーションを可能とし、ユーザの車両に対する不安をより解消することが可能な車載コミュニケーション装置、コミュニケーション方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る車載コミュニケーション装置の概念を説明する図である。 本発明の実施形態に係る車載コミュニケーション装置の概念を説明する図である。 本発明の実施形態に係る車載コミュニケーション装置の機能構成を示す図である。 コミュニケーション内容DBに格納されるデータを表形式で模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る車載コミュニケーション装置が実行するコミュニケーション処理フローを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。また、機能構成の図において、機能ブロック間の矢印は、データの流れ方向、又は処理の流れ方向を表す。
(基本概念)
まず、本発明が適用されるユーザを認証するための車載コミュニケーション装置の概要について説明する。図1及び図2は、本発明の実施形態に係る車載コミュニケーション装置1の概念を説明する図である。
車載コミュニケーション装置1は、車両Aに積載され、車両Aに乗車しているユーザBとコミュニケーションが可能である。
車載コミュニケーション装置1は、車両Aに乗車しているユーザBの位置を検知し、検知した方向のユーザBにのみ、個人的な内容を含む言葉である個人的情報を発信する。本実施形態において、個人的情報とは、ユーザ自身に関わる内容や、他人に聞かれたくない内容や、一般的に個人情報とされる内容を示す言葉である。
図1に示す例では、車載コミュニケーション装置1は、ユーザB1及びB2の位置をそれぞれ検知し、検知した位置にそれぞれ対応した(検知した位置(所定範囲)にのみ音を発音する)指向性スピーカ16から、個人的情報が示す言葉を発音する。具体的には、ユーザB1の位置に対応した指向性スピーカ16からは、ユーザB1に対して個人的情報「おいくつになりました」が発音されている。また、ユーザB2の位置に対応した指向性スピーカ16からは、ユーザB2に対して個人的情報「ご出身はどちらです」が発音されている。
また、本実施形態では、車載コミュニケーション装置1は、検知した位置にそれぞれ対応した指向性マイクロフォン18により、ユーザB1及びB2の声をそれぞれ集音する。
また、車載コミュニケーション装置1は、車両に乗車しているユーザ全員に、個人的情報以外の言葉である一般情報を発信する。本実施形態において、一般情報とは、例えば、一般的な挨拶や、環境(天気や気温等)に関する内容や、時事的な内容等の個人的情報に該当しない内容を示す言葉である。
図2に示す例では、車載コミュニケーション装置1は、車両Aに乗車しているユーザ全員(ユーザB1及びB2)に、(所定範囲より広い範囲に音を発音する)一般スピーカ17から、一般情報が示す言葉を発音する。具体的には、一般スピーカ17から、ユーザB1及びB2に対して一般情報「今日は天気が良くてお出かけ日和ですね」が発音されている。
車両Aに積載された車載コミュニケーション装置1によれば、車両Aに乗車したユーザBに、個人的な内容を含む言葉である個人的情報を発信できる。したがって、個人的な内容についてのコミュニケーションを可能とし、ユーザの車両に対する不安をより解消することが可能となる。また、車両Aに複数のユーザが乗車していた場合、個人的な内容である個人的情報を他のユーザに聞かれたくないが、複数のユーザで共有したい話題もある。車載コミュニケーション装置1によれば、特定のユーザ(検知した方向のユーザ)にのみ個人的情報を発信し、個人的情報以外の一般情報は、ユーザ全員に発信するので、各ユーザのプライバシーを確保しつつ、同乗した他のユーザとのコミュニケーションを促進することも可能となる。
(機能構成)
図3は、本発明の実施形態に係る車載コミュニケーション装置1の機能構成を示す図である。車載コミュニケーション装置1は、車両に積載され、車両に乗車しているユーザとコミュニケーションが可能である。なお、車載コミュニケーション装置1は、車両に乗車しているユーザが所持するユーザ端末と連携し、ユーザとのコミュニケーションを図ってもよい。また、車載コミュニケーション装置1は、車両を運営管理する交通システムの管理団体により管理され、当該団体の会員であるユーザが乗車する車両に載置されていてもよい。この場合、例えば、ユーザは、当該団体のユーザIDが記憶された会員カードや、ユーザ端末を、車両の各座席に設置された読取り装置にかざし、ユーザIDを、車載コミュニケーション装置1に読み取らせてもよい。
(車載コミュニケーション装置1の構成)
車載コミュニケーション装置1は、検知手段11と、コミュニケーション内容決定手段12と、個人的情報発信手段13と、一般情報発信手段14と、コミュニケーション内容解析手段15と、指向性スピーカ16と、一般スピーカ17と、指向性マイクロフォン18と、コミュニケーション内容データベース(以下、コミュニケーション内容DB)100と、を備える。
検知手段11は、赤外線や、超音波を発して、車両に乗車したユーザを検知するセンサと、センサで検知した情報に基づき、ユーザの位置を判定する判定手段と、によりユーザの位置(方向)を検知する。なお、検知手段11は、例えば、カメラ等の撮像手段と、撮像手段で撮像した画像から、ユーザの位置を解析する解析手段と、で構成してもよい。また、検知手段11は、車両に乗車したユーザが所持するユーザ端末から位置情報や、ユーザを識別するユーザIDを示す電波や赤外線を受信する受信手段で構成してもよい。また、車載コミュニケーション装置1に、ユーザが所持する会員カードやユーザ端末に記憶されたユーザIDを読み取る読取り装置が、車両の各座席に対応付けて接続されている場合には、検知手段11は、ユーザIDを読み取った読取り装置が対応付けられた座席を、ユーザの位置として検知してもよい。
コミュニケーション内容決定手段12は、コミュニケーション内容DB100を参照して、所定の条件に応じて、車両に乗車したユーザに発信するコミュニケーションの内容を示す情報を決定する。
図4は、コミュニケーション内容DB100に格納されるデータを表形式で模式的に示す図である。コミュニケーション内容DB100は、所定の条件の一例であり、ユーザが車両に乗車している時間を示す乗車時間に、一般情報と、個人的情報と、が対応付けられている。
図4に示す例では、ユーザが車両に乗車してから間もない時間(0〜5分)には、一般情報として天候等を示す情報を交えた一般的な挨拶を示す言葉(例えば、「今日は天気が良くてお出かけ日和ですね」)である一般情報が対応付けられ、この時間帯には個人的情報は対応付けられていない。そして、上記のような一般情報が発信される時間帯の後の時間帯(5〜10分)には、個人的な内容を含む言葉(例えば、「おいくつになりました」)である個人的情報が対応付けられている。また、コミュニケーション内容DB100は、コミュニケーション内容解析手段15により最適化されてもよい。具体的には、コミュニケーション内容解析手段15は、個人的情報発信手段13や一般情報発信手段14が発信した情報に対するユーザの反応に応じて、個人的情報や一般情報の内容を更新してもよい(例えば、ユーザが反応した内容を残し、ユーザが反応しなかった内容を削除してもよい。)。また、コミュニケーション内容DB100は、例えば、車載コミュニケーション装置1を管理する団体のユーザごとに設け、ユーザごとに最適化してもよい。
図3に戻って、コミュニケーション内容決定手段12は、図4に示すコミュニケーション内容DB100を参照して、検知手段11でユーザが検知された時間からの経過時間に応じて、ユーザに発信するコミュニケーションの内容を示す情報を決定する。すなわち、コミュニケーション内容決定手段12は、ユーザが車両に乗車した直後は、個人的な内容を発信せず、一般情報を発信し、一般情報によるコミュニケーションを経てから、個人的情報を発信する。これにより、車両に乗車したユーザに、いきなり個人的情報を発信することで、ユーザに不信感を感じさせることなく、一般情報によるコミュニケーションにより、ユーザの車両に対する不安を徐々に解消し、より深いコミュニケーションを構築していくための個人的情報を発信することが可能となる。
個人的情報発信手段13は、検知手段11が検知した方向のユーザにのみ、コミュニケーション内容決定手段12が決定した、個人的な内容を含む言葉である個人的情報を発信する。詳細には、個人的情報発信手段13は、図1に示すように、所定範囲(検知手段11で検知した方向のユーザのみが含まれる範囲)にのみ音を発音する指向性スピーカ16により、コミュニケーション内容決定手段12が決定した個人的情報が示す言葉(図1に示す例では、ユーザB1に対する「おいくつになりました」や、ユーザB2に対する「ご出身はどちらです」)を発音する。また、個人的情報発信手段13は、図1に示すように、車両に複数のユーザが乗車していた場合、複数のユーザごとの個人的情報(図1に示す例では、ユーザB1に対する「おいくつになりました」や、ユーザB2に対する「ご出身はどちらです」)を発信してもよい。なお、個人的情報発信手段13は、検知手段11で検知した方向のユーザが所持しているユーザ端末にのみ、個人的情報を発信してもよい。この場合、ユーザ端末は、例えば、骨伝導イヤホン等により、個人的情報発信手段13から受信した個人的情報が示す言葉を発音してもよい。このように構成した場合、例えば、車両に同乗する他のユーザに個人的情報を聞かれることなく、ユーザ同士で会話を交わすこともできる。
また、個人的情報発信手段13は、車両が移動中の地域情報や観光情報など一般的な情報を個人が内容を理解できるような態様で発信してもよい。具体的には、年齢(例えば、大人あるいは幼児)に応じて内容を変えて発信したり、音声の速度(ゆっくりあるいは早く)を変えて発信したり、言語(日本語、英語、中国語、韓国語)を変えて発信してもよい。すなわち、共通のコンテンツであっても個人別に発信方法が異なるようにする。したがって、個人ごとに理解できる会話の態様が異なっていても同一のコンテンツを共有でき、コミュニケーションの促進が期待できる。このようにすることで、偶然に同席しているかもしれないが、せっかく同席している隣の方とのコミュニケーションを図ることができる。
一般情報発信手段14は、車両に乗車しているユーザ全員に、コミュニケーション内容決定手段12が決定した、個人的情報以外の言葉である一般情報を発信する。詳細には、一般情報発信手段14は、図2に示すように、所定範囲より広い範囲(車両に乗車するユーザ全員が聞こえる範囲)に音を発音する一般スピーカ17により、コミュニケーション内容決定手段12が決定した一般情報が示す言葉(図2に示す例では、「今日は天気が良くてお出かけ日和ですね」)を発音する。なお、一般情報発信手段14は、車両に乗車しているユーザ全員のユーザ端末に、一般情報を発信してもよい。この場合、ユーザ端末は、例えば、スピーカにより、一般情報発信手段14から受信した一般情報が示す言葉を発音してもよい。
また、一般情報発信手段14は、個人的情報発信手段13がユーザ全員に個人的情報を発信していない場合にのみ、一般情報を発信してもよい。このようにすることで、2つの発信手段(個人的情報発信手段13、一般情報発信手段14)を、バラバラではなく、同期・協調させてサービスを提供することができる。
コミュニケーション内容解析手段15は、個人的情報発信手段13が発信した個人的情報に応じたユーザの音声や、一般情報発信手段14が発信した一般情報に応じたユーザの音声を、指向性マイクロフォン18により集音し、集音したユーザの音声の内容や、音声の有無を解析し、解析した結果に応じてコミュニケーション内容DB100(図4参照)を更新する。
指向性スピーカ16は、所定範囲にのみ音を発音し、車両の座席ごとに設けられており、各座席に座っているユーザのみに聞こえる音を発音する。
一般スピーカ17は、指向性スピーカ16が発音する所定範囲より広い範囲に音を発音し、車両に乗車しているユーザ全員が聞くことができる音を発音する。
指向性マイクロフォン18は、所定範囲から発生された音を集音し、車両の座席ごとに設けられており、各座席に座っているユーザが発した音声を集音する。
また、乗客から何らかの方法(降車する旨の発話や降車ボタン押下等)で降車情報を取得できる手段を備えてもよい。例えば、顔画像つき予約情報があるとすると、顔認識して予約情報から必要な情報を取得してもよいし、乗車時にユーザ端末等に記録された個人の情報記憶メモリから降車場所を取得してもよい。また、乗客の母国語は何かを取得するなども可能となる。このようにすることで、降車地に関連する情報提供が可能となる。例えば、「あなた、一本松で降りるとね(^o^)、是非、一本松のたもとで夕日を見るとよかと。素晴らしか景色がみれるとよ〜。」などという会話が生まれるかもしれない。さらに、降車人数を社内に表示しても良い。降車予定地での降車が自分だけではないことがわかると各自が(乗車中、降車後の)コミュニケーションの準備をしたり、降車人数の多い場所に関する情報発信を優先して車内情報発信することも可能となる。
上記の本装置の機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割したり、複数の機能ブロックをまとめて一つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理部は、装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラム(例えば、基幹ソフトや上述のキャラクタ生成アプリ等)を読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。
(処理フロー)
以降の処理フロー図(フローチャート)においては、各ステップの入力と出力の関係を損なわない限り、各ステップの処理順序を入れ替えてもよい。図5は、本発明の実施形態に係る車載コミュニケーション装置1が実行するコミュニケーション処理フローを示す図である。このようなコミュニケーション処理フローは、車載コミュニケーション装置1が実行するコミュニケーション方法を示すものである。
図5を参照して、車載コミュニケーション装置1が実行するコミュニケーション処理フローについて説明する。
ステップS1において、検知手段11は、車両に乗車したユーザを検知するセンサと、センサで検知した情報に基づき、ユーザの位置を判定する判定手段と、によりユーザの位置(方向)を検知する。
ステップS2において、コミュニケーション内容決定手段12は、コミュニケーション内容DB100を参照して、所定の条件に応じて、車両に乗車したユーザに発信するコミュニケーションの内容を示す情報を決定する。
ステップS3において、コミュニケーション内容決定手段12は、ステップS2で、車両に乗車したユーザに発信するコミュニケーションの内容を示す情報として、個人的情報を決定した場合には、ステップS4に処理を移し、個人的情報を決定しない場合(一般情報を決定した場合)には、ステップS5に処理を移す。
ステップS4において、個人的情報発信手段13は、ステップS1で検知手段11が検知した方向のユーザにのみ、ステップS2でコミュニケーション内容決定手段12が決定した、個人的な内容を含む言葉である個人的情報を発信する。
ステップS5において、一般情報発信手段14は、車両に乗車しているユーザ全員に、ステップS2でコミュニケーション内容決定手段12が決定した、個人的情報以外の言葉である一般情報を発信する。
ステップS6において、コミュニケーション内容解析手段15は、ステップS4で個人的情報発信手段13が発信した個人的情報に応じたユーザの音声や、ステップS5で一般情報発信手段14が発信した一般情報に応じたユーザの音声を、指向性マイクロフォン18により集音し、集音したユーザの音声の内容や、音声の有無を解析し、解析した結果に応じてコミュニケーション内容DB100を更新する。
(実施形態の効果)
本実施形態によれば、車載コミュニケーション装置1は、車両に積載され、車両に乗車しているユーザとコミュニケーションが可能であり、検知手段11と、個人的情報発信手段13と、一般情報発信手段14と、を備える。検知手段11は、ユーザの位置を検知する。個人的情報発信手段13は、検知手段11で検知した方向のユーザにのみ、個人的な内容を含む言葉である個人的情報を発信する。一般情報発信手段14は、車両に乗車しているユーザ全員に、個人的情報以外の言葉である一般情報を発信する。
これにより、車両に積載された車載コミュニケーション装置1から、車両に乗車したユーザに、個人的な内容を含む言葉である個人的情報を発信できる。したがって、個人的な内容についてのコミュニケーションを可能とし、ユーザの車両に対する不安をより解消することが可能となる。また、車両に複数のユーザが乗車していた場合、個人的な内容である個人的情報を他のユーザに聞かれたくないが、複数のユーザで共有したい話題もある。車載コミュニケーション装置1によれば、特定のユーザ(検知した方向のユーザ)にのみ個人的情報を発信し、個人的情報以外の一般情報は、ユーザ全員に発信するので、各ユーザのプライバシーを確保しつつ、同乗した他のユーザとのコミュニケーションを促進することも可能となる。
また、車載コミュニケーション装置1は、検知手段11が、複数のユーザの位置を、それぞれ検知し、個人的情報発信手段13が、複数のユーザごとの個人的情報を発信する。これにより、ユーザに応じた情報の発信が可能になるとともに、他のユーザに個人的情報が何であるか知られてしまうのを防止できる。
また、車載コミュニケーション装置1は、個人的情報発信手段13が、所定範囲にのみ音を発音する指向性スピーカ16により、個人的情報が示す言葉を発音し、一般情報発信手段14が、所定範囲より広い範囲に音を発音する一般スピーカ17により、一般情報が示す言葉を発音する。これにより、個人的情報は所定のユーザにのみに聞こえるようにし、一般情報は車両に乗車するユーザ全員に聞こえるようにすることが可能となるので、各ユーザのプライバシーを確保しつつ、同乗した他のユーザとのコミュニケーションを促進することが可能となる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 車載コミュニケーション装置
11 検知手段
12 コミュニケーション内容決定手段
13 個人的情報発信手段
14 一般情報発信手段
15 コミュニケーション内容解析手段
16 指向性スピーカ
17 一般スピーカ
18 指向性マイクロフォン
100 コミュニケーション内容DB

Claims (5)

  1. 運転者のいない自動運転の車両に積載され、前記車両に乗車しているユーザとコミュニケーションが可能な車載コミュニケーション装置であって、
    前記ユーザを特定し当該ユーザの位置を検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知した方向のユーザにのみ、個人的な内容を含む言葉である個人的情報を発信する個人的情報発信手段と、
    前記車両に乗車しているユーザ全員に、前記個人的情報以外の言葉である一般情報を発信する一般情報発信手段と、を備えることを特徴とする車載コミュニケーション装置。
  2. 前記検知手段は、複数のユーザの位置を、それぞれ検知し、
    前記ユーザが検知された時間からの経過時間に応じて、前記ユーザに発信するコミュニケーションの内容を決定するコミュニケーション内容決定手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の車載コミュニケーション装置。
  3. 前記個人的情報発信手段は、所定範囲にのみ音を発音する指向性スピーカにより、前記個人的情報が示す言葉を発音し、
    前記一般情報発信手段は、前記所定範囲より広い範囲に音を発音する一般スピーカにより、前記一般情報が示す言葉を発音することを特徴とする請求項1又は2に記載の車載コミュニケーション装置。
  4. 運転者のいない自動運転の車両に積載され、前記車両に乗車しているユーザとコミュニケーションが可能な車載コミュニケーション装置が実行する方法であって、
    前記ユーザを特定し当該ユーザの位置を検知するステップと、
    検知した方向のユーザにのみ、個人的な内容を含む言葉である個人的情報を発信するステップと、
    前記車両に乗車しているユーザ全員に、前記個人的情報以外の言葉である一般情報を発信するステップと、を含むことを特徴とするコミュニケーション方法。
  5. 運転者のいない自動運転の車両に積載され、前記車両に乗車しているユーザとコミュニケーションが可能な車載コミュニケーション装置を制御するコンピュータを、
    前記ユーザを特定し当該ユーザの位置を検知する検知手段、
    前記検知手段で検知した方向のユーザにのみ、個人的な内容を含む言葉である個人的情
    報を発信する個人的情報発信手段、
    前記車両に乗車しているユーザ全員に、前記個人的情報以外の言葉である一般情報を発
    信する一般情報発信手段、として機能させることを特徴とするプログラム。
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