JP6980236B2 - 空調設備 - Google Patents

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本願発明は、室外機と室内機との間で熱交換を行いながら室内の温度調整を行う空調設備に関し、特に室内に第二の室内熱交換機を設けることでエネルギーを効率良く利用するととともに、室内の加湿や除湿を行えるようにした空調設備に関する。
一般に空調設備は、圧縮機と室外熱交換機とを一体に収容する室外機と、室内熱交換機を有する室内機とを有し、前記室内機と前記室外機とは熱交換媒体が流れる配管によって接続されている。従来の空調設備において室内の冷房を行う際には、室外機から室内機に送られた液状の熱交換媒体が、室内機で気化して室内の空気との間で熱交換が行われる。そして、気化した前記熱交換媒体は室外機に送られ、圧縮機で圧縮された後に放熱されて液体に戻り、再び室内機に送られるという循環を繰り返している。
ところで、上記のような空調設備を利用して冬季に暖房を行うと室内が乾燥することから、空調設備の熱を利用して蒸気を発生させ、加湿しようとする試みが従来からなされている。例えば特許文献1に記載の空調設備では、暖房運転時に、室内機の熱交換器の上部発熱部分に床置き給水装置より送水して蒸発させるようにしている。また特許文献2に記載の空調設備では、室内機の吹き出し口の近傍に水タンクを設置し、吐出風が水タンク内の水に接触することで加湿するようにしている。
特開2013−2805号公報 実全昭60−14239号公報 特開2004−44946号公報
しかし上記文献に記載の技術は、いずれも給水タンクを室内機に増設することで加湿を行おうとするものであるが、既存の空調設備の室内機に後付けでこのような加湿装置を増設することは困難で、見栄えも悪いという問題がある。
さらに、日本の夏は湿度が高く、夏季には除湿を行うことが好ましいが、上記した文献に記載の空調設備は加湿しかできず、夏季には無用の長物となるという問題がある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、既存の空調設備に簡単な改良を施すだけで冬季には加湿、夏季には除湿を行うことが可能な室内熱交換機を備えた空調設備の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の空調設備は、縮機、膨張機及び室外熱交換機を有する室外機と、室内熱交換機を有する室内機とを有する空調設備において、前記膨張機と前記室内熱交換機とを連結し、前記膨張機と前記室内熱交換機との間で熱交換媒体を流通させる第一の配管と、前記圧縮機と前記室内熱交換機とを連結し、前記圧縮機と前記前記室内熱交換機との間で前記熱交換媒体を流通させる第二の配管と、前記室内熱交換機とは別に室内に設けられた第二の室内熱交換機と、を有し、前記第二の室内熱交換機と前記膨脹機とを前記第一の配管から分岐する第一の分岐管で連結し、前記第二の室内熱交換機と前記圧縮機とを前記第二の配管から分岐する第二の分岐管で連結し、前記第一の分岐管又は前記第二の分岐管を切り替えて、前記膨脹機又は前記圧縮機のいずれか一方から前記熱交換媒体を前記第二の室内熱交換機に供給する切替弁を設け、前記熱交換媒体の少なくとも一部が前記膨脹機又は前記圧縮機から前記第二の室内熱交換機に供給されるようにし、前記第二の室内熱交換機から送出された前記熱交換媒体を前記膨張機又は前記圧縮機に戻すように構成してある。
本発明は上記のように構成されているので、冬季には、前記第二の室内熱交換機内に水を貯留しておくことで、前記圧縮機から送出された高温の熱交換媒体が前記第二の室内熱交換機に流れ、第二の室内熱交換機内の水を加熱して加湿を行うことができる。
また夏季には、熱交換媒体の流れが逆になり、膨脹機から送出された低温の熱交換媒体が第二の室内熱交換機に流れて除湿を行うことができる。
請求項1の空調設備では、夏季には、前記膨脹機から送出された低温の熱交換媒体を第二の室内熱交換機に供給し、この第二の室内熱交換機で昇温した前記熱交換媒体を室内熱交換機に送り、冬季には前記圧縮機から送出された高温の熱交換媒体を第二の室内熱交換機に供給し、この第二の室内熱交換機で降温した前記熱交換媒体を室内熱交換機に送っている。
そのため、例えば急速に室内温度を上昇又は下降させたいとする運転初期において、より多くの熱が第二の室内熱交換機で加湿又は除湿のために使用されてしまい、その分、室内機における冷暖房効率が悪くなるという新たな問題が生じる。第二の室内熱交換機における加湿や除湿の調整を行うことができるようにすれば、このような問題を解決することができる。
そこで本発明の別の空調設備は、一端が前記第一の分岐管及び前記第二の分岐管に連結され、他端が前記第二の室内交換機に連結された第三の配管と、前記第一の分岐管又は前記第二の分岐管を切り替えて、前記膨脹機又は前記圧縮機のいずれか一方から前記第三の配管を経て前記熱交換媒体を前記第二の室内熱交換機に供給する前記切替弁と、前記第二の室内熱交換機と前記圧縮機とを連結し、前記第二の室内交換機から送出された熱交換後の前記前記熱交換媒体を前記圧縮機に送出する第四の配管と、前記第二の室内熱交換機と前記膨脹機とを連結し、前記第二の室内交換機から送出された熱交換後の前記前記熱交換媒体を前記膨脹機に送出する第五の配管と、前記第四の配管及び/又は前記第五の配管に設けられ、前記第二の室内交換機から送出された熱交換後の前記前記熱交換媒体を前記圧縮機及び前記膨脹機に分配する流量調整弁と、を有する構成としてある。

前記切替弁は、前記熱交換媒体の流量を調整する流量調整機能を備えるものであるのが好ましい。
このようにすることで、第二の室内熱交換機における加湿や除湿の調整を行うことができるようになる。
また、別の実施形態として、前記第五の配管と前記第一の配管及び/又は前記第二の配管とを連結する第六の配管を設けるとともに、前記第六の配管への管路の切替及び前記熱交換媒体の流量を調整する流量調整弁を設けてもよい。
このようにすることで、第二の熱交換機で熱交換が行われた後も、熱交換媒体の温度が十分に低い又は高い場合には、第一の配管又は第二の配管を流れる低温又は高温の熱交換媒体に、第二の熱交換機で熱交換された後の熱交換媒体を合流させることができる。
さらに、前記室外機の排水を前記第二の室内熱交換機に供給する第七の配管を設けてもよい。このようにすることで、冬季において前記第二の室内熱交換機に前記室外機の排水を供給することが可能になり、常に一定の水位を確保することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第一の実施形態]
図1は本発明の空調設備の第一の実施形態にかかり、その構成を説明する概略図である。
図1に示す空調設備1Aは、ファンを備えた室外熱交換機21とこの室外熱交換機21の出入口の一方に連結された膨脹機22及び他方に連結された圧縮機23とを有する室外機20と、図示しない室内熱交換機を内蔵し、室内熱交換機を構成する配管内を流通する熱交換媒体によって、昇温又は降温した室内空気を温風又は冷風として吹き出す吹き出し口を備えた室内機10とを備える。
室外機20の膨脹機22と、室内機10の前記室内熱交換機における熱交換媒体の出入口の一方とは第一の配管11で連結されている。また、第二の熱交換機である除加湿器30は室内に配置され、圧縮機23に一端が連結された第二の配管12が除加湿器30を通過して室内機10の前記室内熱交換機における熱交換媒体の出入口の他方に連結されている。この実施形態では、除加湿器30内に導入された第二の配管12の一部が、除加湿器30内で熱交換を行う熱交換機として機能する。除加湿器30には、加湿した室内空気又は除湿した室内空気を排気するための排気口31が形成されているとともに、除加湿器30内に室内空気を強制的に取り入れるためのファン32が設けられている。
以上の構成により、冬季には除加湿器30内に水を貯め、圧縮機23から送出された高温の熱交換媒体を、第二の配管12を介して除加湿器30に供給することで、除加湿器30内の水が加熱されて室内の加湿をすることができる。そして、除加湿器30から送出された未だ高温の熱交換媒体が第二の配管12内を流れて室内機10まで送られ、暖められた室内空気が吹き出し口から温風として吹き出される。そして、室内機10で熱交換によって低温になった熱交換媒体は、第一の配管11を経て膨脹機22に送られる。
夏季には、除加湿器30内から水を抜いて空にしておく。膨脹機22から送出された低温の熱交換媒体が第一の配管11を経て室内機10に送られることで、吹き出し口からは冷風が吹き出される。そして、室内機10から送出された未だ低温の熱交換媒体が第二の配管12を経て除加湿器30に送られ、室内の除湿を行う。第二の配管12の外周囲に結露した水は、滴下して除加湿器30内の貯水タンクに貯留される。除加湿器30から送出された熱交換媒体は第二の配管12を経て圧縮機23に送られる。
[第一の実施形態の変形例]
図2は図1の空調設備の変形例にかかり、その構成を説明する概略図である。
この実施形態の空調設備1Bにおいて図1の実施形態の空調設備1Aと相違する点は、この実施形態の空調設備1Bでは膨脹機22に連結された第一の配管11を第二の室内熱交換機である除加湿器30に導入し、圧縮機23に連結された第二の配管12を室内機10に直接連結している点である。
この空調設備1Bでは、夏季に膨脹機22から送出された低温の熱交換媒体が第一の配管11を経て除加湿器30に供給され、除湿を行う。除加湿器30から送出された未だ低温の熱交換媒体は、第一の配管11内を流れて室内機10まで送られ、室内空気が冷風として吹き出される。そして、室内機10で熱交換によって昇温された熱交換媒体は、第二の配管12を経て圧縮機23に送られる。
冬季には、圧縮機23から送出された高温の熱交換媒体が第二の配管12を経て室内機10に送られることで、吹き出し口からは温風が吹き出される。そして、室内機10から送出された未だ高温の熱交換媒体が第一の配管11を経て除加湿器30に送られ、室内の加湿を行う。除加湿器30から送出された熱交換媒体は第一の配管11を経て膨脹機22に送られる。
[第二の実施形態]
図3及び図4は本発明の空調設備の第二の実施形態にかかり、その構成を説明する概略図で、図3は冬季の場合の熱交換媒体の流れを矢印で示し、図4は夏季の場合の熱交換媒体の流れを矢印で示している。
この実施形態の空調設備1Cの基本構成は第一の実施形態の空調設備1A.1Bと同じで、屋内に配置された室内機10と、屋外に配置された室外機20と、室内機10とは別に屋内に配置された第二の熱交換機である除加湿器30とを有する。
室外機20の膨脹機22に連結された第一の配管11は室内機10に内蔵された図示しない熱交換機の熱交換媒体の出入口の一方に連結され、圧縮機23に連結された第二の配管12は前記出入口の他方に連結される。
この第二の実施形態では、第2の配管12を途中で分岐させて分岐管12aとし、第三の配管13に連結している。また、第1の配管11を途中で分岐して分岐管11aとし、この先端を第三の配管13に連結している。
第三の配管13の先端は除加湿器30の内部まで延びている。そして、除加湿器30の内部で第三の配管13を蛇行状にすることで、第二の室内熱交換機が構成される。また、この第二の実施形態では、除加湿器30から延出したところで第三の配管13を二つに分岐して、圧縮機23まで延びる第四の配管14と膨脹器22まで延びる第五の配管15とを形成している。
さらに、第五の配管15を膨脹機22の手前で分岐させ、分岐管を第六の配管16として第二の配管12に合流させている。またさらに、第六の配管16を途中で分岐させて分岐管16aとして、第一の配管11に合流させている。
第一の配管11の分岐管と11aの途中部位には、分岐管11aへの熱交換媒体の流れのON/OFFを切り替えるとともに、前記熱交換媒体の流量を調整する切替弁としての流量調整弁V1が設けられている。また、第二の配管12の分岐管12aには、第三の配管13への熱交換媒体の流れのON/OFFを切り替えるとともに、前記熱交換媒体の流量を調整する切替弁としての流量調整弁V3が設けられている。
なお、流量調整弁V1,V3は、分岐管11aと分岐管12aとを選択的に切り替えて、膨脹機22又は圧縮機23と第三の配管13との間で熱交換媒体を流れるようにする三方弁を利用することで、これらを一体とすることができる。
第三の配管13から第四の配管14及び第五の配管15に分岐する分岐部分には、熱交換流体の流れを第四の配管14又は第五の配管15のいずれか一方に選択的に切り替えたり、第四の配管14及び第五の配管15の両方に流れる前記熱交換流体の流量の配分を調整する流量調整弁V4が設けられる。
また、第五の配管15が第六の配管16と分岐する分岐部分(iv)と膨脹機22との間には、膨脹機22への熱交換媒体の流れのON/OFFを切り替えるとともに、膨脹機22への熱交換媒体の流量を調整する流量調整弁V5が設けられ、第六の配管16の分岐管16aとの分岐部分には、第一の配管11又は第二の配管12への熱交換媒体の流れのON/OFFを切り替えるとともに、その流量を調整する流量調整弁V6が設けられている。
上記構成の空調設備1Cの作用を、図3(冬季)と図4(夏季)に分けて説明する。
冬季(暖房季)においては図3に示すように、流量調整弁V1を閉じて流量調整弁V3を開放し、圧縮機23から送出された高温の熱交換媒体を第二の配管12を経て室内機10と、第三の配管13を経て除加湿器30とに供給されるようにする。流量調整弁V3の開放量を調整することによって、室内機10と除加湿器30とに分配される高温の熱交換媒体の割合を調整することができる。
冬季には除加湿器30内に水を貯めておき、第三の配管13と水とが接触するようにしておく。除加湿器30内への給水は、貯水量が一定以下になったときに人手で行ってもよいが、図示の例のように室外機20に給水タンク33を設け、室内機10及び室外機20から排出された結露水をこの給水タンク33に受けるようにして、給水タンク33からフィルタを通して除加湿器30に給水できるようにしてもよい。
室内機10に供給された高温の熱交換媒体は、室内機10内の図示しない熱交換機に流れて熱交換が行われ、温風が室内機10から吹き出す。熱交換を終えて室内機10から送出された低温の熱交換媒体は、第一の配管11を経て膨脹機22に送られる。
一方、第三の配管13を経て除加湿器30に供給された高温の熱交換媒体は、除加湿器30内の水を加熱して蒸気を発生させる。この蒸気は、除加湿器30に設けられたファン32の駆動によって排気口31から室内に拡散される。これにより室内空気の加湿が行われる。
除加湿器30を通過して低温となった熱交換媒体は、流量調整弁V4によって第四の配管14又は第五の配管15に分配され、流量調整弁V4によって設定された分配割合で圧縮機23及び膨脹機22に送られる。
なお、空調設備1Cの運転初期、すなわち室内気温が低温のときには、流量調整弁V3を閉じるか又は開放量を絞ることで、圧縮機23から送出された高温の熱交換媒体を優先的に室内機10に供給し、室内空気を短時間で暖めるようにすることができる。そして、室温の上昇とともに徐々に流量調整弁V3の開放量を増すことで、室温の上昇とともに除加湿器30からの蒸気発生量を増加させることができる。
空調設備1Cの運転が安定し、除加湿器30内の水温も高まって蒸気発生量も安定してくると、除加湿器30を通過しても熱交換媒体の温度が一定以上の高温に保たれている場合がある。このような場合は、流量調整弁V4を切り替えて第五の配管15にのみ熱交換媒体が流れるようにし、さらに流量調整弁V5を閉じるか絞り込みを行って、除加湿器30から膨脹機22に流れる未だ高温の熱膨張媒体の流量を制限し、かつ、流量調整弁V6を切り替えて第二の配管12側に除加湿器30を通過した熱交換媒体が流れるようにするとよい。
夏季(冷房季)においては図4に示すように、流量調整弁V3を閉じて流量調整弁V1を開放し、膨脹機22から送出された低温の熱交換媒体を第一の配管11を経て室内機10と、第三の配管13を経て除加湿器30とに供給されるようにする。第一の配管12と第三の配管13を経て室内機10と除加湿器30とに分配される熱交換媒体の流量の割合調整は、流量調整弁V1の開放量を調整することで行う。
室内機10に供給された低温の熱交換媒体は、室内機10内の図示しない熱交換機に流れて熱交換が行われ、冷風が室内機10から吹き出す。熱交換を終えて昇温された熱交換媒体は、室内機10から第二の配管12を経て圧縮機22に送られる。
一方、第三の配管13を経て除加湿器30に供給された低温の熱交換媒体は、除加湿器30内で空気から水分を除去する。このようにして乾燥状態になった室内空気は、除加湿器30に設けられたファン32の駆動によって排気口31から室内に拡散される。これにより室内空気の除湿が行われる。
除加湿器30を通過して昇温された熱交換媒体は、流量調整弁V4によって第四の配管14及び第五の配管15に分配され、圧縮機23及び膨脹機22に供給される。
なお、空調設備1Cの運転初期、すなわち室内気温が高温のときには、流量調整弁V1を閉じる又は開放量を絞ることで、膨脹機22から送出された低温の熱交換媒体を優先的に室内機10に供給し、室内空気を短時間で冷やすようにすることができる。そして、室温の下降とともに徐々に流量調整弁V1の開放量を増すことで、室温の下降とともに除加湿器30からの乾燥空気の発生量を増加させることができる。
空調設備1Cの運転が安定し、除加湿器30による除湿も安定してくると、除加湿器30を通過しても熱交換媒体の温度が一定以下の低温に保たれている場合がある。このような場合は、流量調整弁V4を切り替えて第五の配管15にのみ熱交換媒体が流れるようにし、さらに流量調整弁V5を閉じるか絞り込みを行って、除加湿器30から膨脹機22に流れる未だ低温の熱膨張媒体の流量を制限し、かつ、流量調整弁V6を切り替えて第一の配管11側に除加湿器30を通過した熱交換媒体が流れるようにするとよい。
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の説明のものに限られない。
例えば、図3及び図4に示す第二の実施形態の空調設備1Cにおいて、第四の配管14と第五の配管15は、いずれか一方のみを選択的に設けるものとしてもよい。また、第六の配管16は特に設けなくてもよく、設ける場合も第一の配管11又は第二の配管12のいずれか一方にのみ連結するようにしてもよい。
また、第二の実施形態において分岐管11a,12aに設けた流量調整弁V1,V3は、第三の配管13に流れる熱交換媒体のON/OFFの切替とともに熱交換媒体の流量も調整できるものとして説明したが、第三の配管13,第四の配管14,第五の配管15,第六の配管16のいずれかに設けた他の流量調整弁(図示の例では流量調整弁V4,V5,V6)のいずれか又はこれらの組み合わせによって分岐管11a又は分岐管12aから第三の配管13に流れる熱交換媒体の流量を調整できるのであれば、これら流量調整弁V1,V3はON/OFFの切替のみを行うものとすればよい。
また、第六の配管16は膨脹機22に連結された第五の配管15を分岐させて形成するとして説明したが、この第六の配管16は、圧縮機23に連結された第四の配管14を分岐させて形成してもよい。
本発明の第一の実施形態に係り、空調設備の構成を説明する図である。 本発明の第一の実施形態の変形例に係り、空調設備の構成を説明する図である。 本発明の空調設備の第二の実施形態にかかり、その構成を説明する概略図で、冬季における熱交換媒体の流れを説明するためのものである。 本発明の空調設備の第二の実施形態にかかり、その構成を説明する概略図で、夏季における熱交換媒体の流れを説明するためのものである。
1A,1B,1C 空調設備
10 室内機(室内熱交換機)
11 第一の配管
11a 分岐管
12 第二の配管
12a 分岐管
13 第三の配管
14 第四の配管
15 第五の配管
15a 分岐管
16 第六の配管
16a 分岐管
20 室外機(室外熱交換機)
21 熱交換機
22 膨脹機
23 圧縮機
30 除加湿器(第二の室内熱交換機)
31 排気口
32 ファン

Claims (6)

  1. 圧縮機、膨張機及び室外熱交換機を有する室外機と、室内熱交換機を有する室内機とを有する空調設備において、
    前記膨張機と前記室内熱交換機とを連結し、前記膨張機と前記室内熱交換機との間で熱交換媒体を流通させる第一の配管と、
    前記圧縮機と前記室内熱交換機とを連結し、前記圧縮機と前記前記室内熱交換機との間で前記熱交換媒体を流通させる第二の配管と、
    前記室内熱交換機とは別に室内に設けられた第二の室内熱交換機と、
    を有し、
    前記第二の室内熱交換機と前記膨脹機とを前記第一の配管から分岐する第一の分岐管で連結し、
    前記第二の室内熱交換機と前記圧縮機とを前記第二の配管から分岐する第二の分岐管で連結し、
    前記第一の分岐管又は前記第二の分岐管を切り替えて、前記膨脹機又は前記圧縮機のいずれか一方から前記熱交換媒体を前記第二の室内熱交換機に供給する切替弁を設け、
    前記熱交換媒体の少なくとも一部が前記膨脹機又は前記圧縮機から前記第二の室内熱交換機に供給されるようにし、
    前記第二の室内熱交換機から送出された前記熱交換媒体を前記膨張機又は前記圧縮機に戻すようにしたこと、
    を特徴とする空調設備。
  2. 一端が前記第一の分岐管及び前記第二の分岐管に連結され、他端が前記第二の室内交換機に連結された第三の配管と、
    前記第一の分岐管又は前記第二の分岐管を切り替えて、前記膨脹機又は前記圧縮機のいずれか一方から前記第三の配管を経て前記熱交換媒体を前記第二の室内熱交換機に供給する前記切替弁と、
    前記第二の室内熱交換機と前記圧縮機とを連結し、前記第二の室内交換機から送出された熱交換後の前記前記熱交換媒体を前記圧縮機に送出する第四の配管と、
    前記第二の室内熱交換機と前記膨脹機とを連結し、前記第二の室内交換機から送出された熱交換後の前記前記熱交換媒体を前記膨脹機に送出する第五の配管と、
    前記第四の配管及び/又は前記第五の配管に設けられ、前記第二の室内交換機から送出された熱交換後の前記前記熱交換媒体を前記圧縮機及び前記膨脹機に分配する流量調整弁と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の空調設備。
  3. 前記第二の室内交換機が加湿器又は除湿器であることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調設備。
  4. 前記切替弁が、前記熱交換媒体の流量を調整する流量調整機能を備えることを特徴とする請求項2に記載の空調設備。
  5. 前記第五の配管と前記第一の配管及び/又は前記第二の配管とを連結する第六の配管を設けるとともに、前記第六の配管への管路の切替及び前記熱交換媒体の流量を調整する流量調整弁を設けたことを特徴とする請求項4又は5に記載の空調設備。
  6. 前記室外機の排水を前記第二の室内熱交換機に供給する第七の配管を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空調設備。
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