JP6978949B2 - 特殊衣服のリサイクル装置及び方法 - Google Patents

特殊衣服のリサイクル装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6978949B2
JP6978949B2 JP2018006917A JP2018006917A JP6978949B2 JP 6978949 B2 JP6978949 B2 JP 6978949B2 JP 2018006917 A JP2018006917 A JP 2018006917A JP 2018006917 A JP2018006917 A JP 2018006917A JP 6978949 B2 JP6978949 B2 JP 6978949B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crushing
sorting
crusher
metal
special
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018006917A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019122942A (ja
Inventor
智典 竹本
充志 中村
泰之 石田
昌平 柳谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Taiheiyo Cement Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiheiyo Cement Corp filed Critical Taiheiyo Cement Corp
Priority to JP2018006917A priority Critical patent/JP6978949B2/ja
Publication of JP2019122942A publication Critical patent/JP2019122942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6978949B2 publication Critical patent/JP6978949B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

本発明は、サーマルリサイクルによって特殊衣服をリサイクルするための装置及び方法に関する。
現在、日本では不要となった衣服が年間94万トン程度排出されており、そのうちの約75%が焼却や埋め立てにより処分されている。このような衣服の処分量を削減すべく、各種のリサイクルが行われている。例えば、衣服は工場等で用いられるウエスや、古着として国内で再利用したり、海外に輸出されている。
しかし、近年、工場の海外移転によりウエスの国内需要が減少している。また、衣服の価格低下により国内外で古着の需要も減少している。そのため、今後ウエスや古着としての衣服のリサイクルを拡大することは困難である。
そこで、衣服のサーマルリサイクルが注目されている。サーマルリサイクルとは、廃棄物を単に焼却処理せず、焼却の際に発生する熱エネルギーを回収して有効活用することであり、様々な廃棄物について推進されている。
衣服のサーマルリサイクルに際しては、燃焼性を向上させるため、衣服を破砕した後燃焼させることが行われているが、破砕装置により衣服を破砕する際に衣服の繊維が毛羽立ち膨張したり、衣類の繊維が破砕装置の内部に絡まったりして、破砕装置を安定して運転することが困難になる場合がある。特に、機械的強度又は/及び耐炎・耐熱性等が求められる防火服、戦闘服等の特殊衣服は、通常の衣服よりも破砕が極めて困難になる。
また、特殊衣服をそのまま破砕して燃料化した場合には、ファスナー等の留め具や、装飾部品と繊維とが絡まった状態となっているため、留め具や装飾部品に含まれる銅(Cu)やアルミニウム(Al)等の有価金属を回収することも難しい。
そこで、本発明は、上記従来技術における問題点に鑑みてなされたものであって、特殊衣服を安定的かつ容易に破砕し、さらには有価金属の回収も容易に行うことができる特殊衣服のリサイクル装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、特殊衣服のリサイクル装置であって、防火服、戦闘服、作業服、自衛隊・消防・警察の制服、耐切創手袋、耐熱手袋又は/及び防弾チョッキからなる特殊衣服を脆化させるために300℃以上600℃以下で加熱する乾留炉又は焙焼炉と、該加熱によって脆化した特殊衣服を破砕する破砕装置(第1破砕装置)とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、乾留炉又は焙焼炉により特殊衣服を300℃以上600℃以下で加熱して脆化させることで、特殊衣服を破砕する際に特殊衣服が膨張したり、繊維が破砕装置の内部に絡まったりすることなく、容易に特殊衣服を破砕することが可能となる。また、繊維が脆化するため、繊維と留め具や装飾部品との分離を容易に行うことが可能となる。
前記特殊衣服のリサイクル装置は、前記破砕装置による破砕物を燃料として利用する非金属物質と、金属原料として利用する金属とに選別する選別装置を備えてもよく、非金属物質をサーマルリサイクルすることができると共に、金属もリサイクルすることが可能となる。
前記特殊衣服のリサイクル装置は、前記破砕物をさらに破砕する第2破砕装置を備え、 前記選別装置は、該第2破砕装置により破砕された破砕物を非金属物質と金属とに選別することができ、これにより、特殊衣服が耐切創性等を有する場合でも、加熱により脆化した特殊衣服をより確実に破砕することができる。
前記特殊衣服のリサイクル装置は、前記選別装置によって選別された非金属物質をさらに破砕する第2破砕装置を備えることができる。これによって、非金属物質を燃料としてさらに利用し易くすることができる。また、第2破砕装置の前段で金属を除去しているため、第2破砕装置の摩耗を軽減することもできる。
前記特殊衣服のリサイクル装置は、前記選別装置により選別された金属を、さらに金属種毎に選別する第2選別装置を備えてもよく、これにより、回収された金属を金属種毎に選別し、金属のリサイクルを容易に行うことが可能となる。
前記特殊衣服のリサイクル装置において、前記第1破砕装置は、ジョークラッシャー、ロールクラッシャー、ハンマークラッシャー、インパクトクラッシャー、一軸破砕機、2軸破砕機及び4軸破砕機から選択される一つ以上であってもよい。これらの破砕装置を用いることで金属製の部品がある場合でも破砕装置が破損することなく、特殊衣服を破砕することが可能となる。
前記特殊衣服のリサイクル装置において、前記第2破砕装置は、ハンマークラッシャー、インパクトクラッシャー、一軸破砕機、2軸破砕機、4軸破砕機、カッターミル、ローラーミル及びボールミルから選択される一つ以上であってもよい。これらの破砕装置を用いることで、特殊衣服を効率よくさらに破砕することが可能となる。
また、本発明は、特殊衣服のリサイクル方法であって、防火服、戦闘服、作業服、自衛隊・消防・警察の制服、耐切創手袋、耐熱手袋又は/及び防弾チョッキからなる特殊衣服を脆化させるために300℃以上600℃以下で乾留炉又は焙焼炉で加熱する加熱工程と、該加熱によって脆化した特殊衣服を破砕する破砕工程とを備えることを特徴とする
本発明によれば、特殊衣服を300℃以上600℃以下で加熱して脆化させることで、破砕時の繊維の絡まりや破砕された特殊衣服の膨張を防止し、特殊衣服を容易に破砕することが可能となる。また、繊維が脆化するため、繊維と留め具や装飾部品との分離を容易に行うことが可能となる。さらに、300℃以上600℃以下で加熱することで、燃料となる繊維の熱量を十分に残しながら衣服を脆化することが可能となる。
前記特殊衣服のリサイクル方法は、前記破砕工程による破砕物を燃料として利用する非金属物質と、金属原料として利用する金属とに選別する選別工程を備えることができ、これにより、非金属物質を燃料としてサーマルリサイクルすると共に、金属もリサイクルすることが可能となる。
前記特殊衣服のリサイクル方法は、前記破砕物をさらに破砕する第2破砕工程を有してもよく、前記選別工程は、該第2破砕工程において破砕された破砕物を非金属物質と金属とに選別することができる。これにより、特殊衣服が耐切創性等を有する場合でも、加熱により脆化した特殊衣服をより確実に破砕することができる。
前記選別工程において選別された非金属物質をさらに破砕する第2破砕工程を備えてもよく、非金属物質を燃料としてさらに利用し易くし、第2破砕工程で用いられる装置の長寿命化を図ることもできる。
前記選別工程において選別された金属を、さらに金属種毎に選別する第2選別工程を有してもよい。第2選別工程によって回収された金属を金属種毎に選別し、金属のリサイクルを容易に行うことが可能となる。
以上のように、本発明によれば、特殊衣服の破砕を安定的かつ容易に行うことができ、さらに有価金属のリサイクルも行うことが可能となる。
本発明に係る特殊衣服のリサイクル装置の一実施形態を示す全体構成図である。 本発明に係る特殊衣服のリサイクル方法を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る特殊衣服のリサイクル装置の一実施形態を示し、このリサイクル装置1は、加熱装置2と、第1破砕装置3と、第2破砕装置4と、第1選別装置5と、第2選別装置6等で構成される。
リサイクルの対象となる特殊衣服Wは、以下に示すようなものであり、合成繊維が多く使用され、高い機械的強度を有し、多層構造となっており、相当の厚さを有しているものが多い。
・防火服(消防用被覆):メタ系アラミド繊維、パラ系アラミド繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール繊維等の単独または2種類以上の混紡
・戦闘服:ビニロン混綿等
・作業服、自衛隊/消防/警察の制服:綿、ポリエステル混紡等
・耐切創手袋、耐熱手袋:メタ系アラミド繊維、パラ系アラミド繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、ポリウレタン繊維等の単独又は2種類以上の混紡
・防弾チョッキ:繊維は防火服と同様。
尚、例えば、防火服は、表地に前述の繊維が用いられ、表地の下の透湿防水層にはポリテトラフルオロエチレン樹脂、ポリウレタン樹脂等が用いられ、その下の断熱層には表地と同じ素材が用いられている。
加熱装置2は、投入される特殊衣服Wを加熱して繊維を脆化させる装置である。繊維を脆化させることにより、破砕の際に特殊衣服Wの繊維が膨張したり、繊維が破砕装置の内部に絡まったりすることなく、容易に破砕することが可能となる。また、繊維が装飾部品に絡まることが防止され、繊維と装飾部品との分離も容易に行うことが可能となる。
上記加熱装置2として、連続式又はバッチ式の乾留炉又は焙焼炉を用いることができる。尚、特殊衣服Wについては、破砕が容易ではなく、小径化が困難であり、有姿のままでの加熱が効率的であることを考慮すると、熱量保存の観点から加熱時に酸素の流入が遮断される方が好ましい。そのため、スクリューフィーダーやサークルフィーダーのような回転式のフィーダーを有さない供給装置であって、連続式よりバッチ式のものを用いるのが望ましい。
第1破砕装置3は、加熱により脆化した特殊衣服Wを破砕するために設けられる。この第1破砕装置3として、ジョークラッシャー、ロールクラッシャー、ハンマークラッシャー、インパクトクラッシャー、一軸破砕機、2軸破砕機、4軸破砕機等を用いることができ、これらを単独で用いてもよく、あるいは組み合わせて用いてもよい。これらの第1破砕装置3を用いることで、特殊衣服Wに金属製の装飾部品が存在する場合でも、第1破砕装置3が破損することなく特殊衣服Wを破砕することが可能となる。
第2破砕装置4は、第1破砕装置3により破砕された特殊衣服Wの破砕物C1をさらに破砕する装置である。第2破砕装置4として、ハンマークラッシャー、インパクトクラッシャー、一軸破砕機、2軸破砕機、4軸破砕機、カッターミル、ローラーミル、ボールミル等を用いることができ、これらを単独で用いてもよく、あるいは組み合わせて用いてもよい。これらの第2破砕装置4を用いることで、加熱により脆化した特殊衣服Wをより確実に破砕することが可能となる。
第1選別装置5は、第2破砕装置4により破砕された特殊衣服Wの破砕物C2を、燃料となる非金属物質である繊維を含む低比重物Lと金属を含む高比重物Hとに選別する装置である。第1選別装置5として、風力選別装置を用いることができる。風力選別装置を用いることにより、簡易な構成で効率よく繊維と金属との分別を行うことが可能となり、リサイクル装置1の製造コスト及び運転コストを低減することが可能となる。
尚、第1破砕装置3の直後に第2破砕装置4を配置するのではなく、第1破砕装置3の直後に第1選別装置5を配置し、その後に第2破砕装置4を配置し、第1選別装置5で特殊衣服Wからボタン、ファスナー等の装飾部品の有価金属を回収した上で第2破砕装置4で破砕することで、第2破砕装置4の磨耗防止を図ることもできる。
第2選別装置6は、第1選別装置5により選別された高比重物Hに含まれる金属をさらに金属種毎に選別する装置である。第2選別装置6として、磁力選別装置や渦電流を用いた選別装置、エアーテーブル等を用いることができる。第2選別装置6を備えることにより、回収された有価金属を銅(Cu)やアルミニウム(Al)、鉄(Fe)等の金属種毎に選別し、有価金属のリサイクルを容易に行うことが可能となる。尚、第1選別装置5で回収した高比重物Hをそのまま有効利用する場合には、第2選別装置6を省略することができる。また、第1選別装置5の風力選別装置と第2選別装置6の順序は、金属回収が可能であれば特に問わない。また、含まれる金属種や回収したい金属種に応じて選別装置の種類や組合せ、工程の増減を適宜設計すればよい。
次に、上記構成を有するリサイクル装置1を用いた特殊衣服のリサイクル方法について、図1及び図2を参照しながら説明する。
まず、特殊衣服Wを加熱装置2に投入して加熱する(ステップS1)。この特殊衣服Wの加熱は、300℃以上600℃以下の温度で、10分間以上100分間以下まで行う。特殊衣服Wを加熱する前の重量から加熱後の重量の減少率が3%以上50%以下となるように加熱温度と加熱時間を設定すればよい。加熱温度を300℃以上600℃以下としたのは、防火服を形成するアラミド繊維等の耐熱温度が200〜500℃であることを考慮したものであり、加熱温度が300℃未満、あるいは重量減少率が3%未満であると、次の破砕工程において、特殊衣服Wの繊維と装飾部品とを十分に分離できない場合がある。加熱温度が600℃、あるいは重量減少率が50%を超えると、燃料となる繊維の回収率が低下する場合がある。加熱温度の下限は好ましくは350℃であり、上限は好ましくは450℃以下、より好ましくは400℃以下である。
次に、加熱により脆化した特殊衣服Wを第1破砕装置3に投入して破砕する(ステップS2)。これにより、特殊衣服Wの繊維と装飾部品とが共に破砕される。そして、特殊衣服Wの破砕物C1を第2破砕装置4に投入して破砕する(ステップS3)。これにより、特殊衣服Wの繊維と装飾部品とがより確実に破砕される。尚、破砕品を燃料として利用するには、200mm以下に破砕することが望ましい。また、破砕の負荷を考慮して、破砕物を分級する際のふるい目は10mm以上とすることが望ましい。
次に、特殊衣服Wの破砕物C2を第1選別装置5に投入し、燃料となる繊維を含む低比重物Lと金属を含む高比重物Hとに選別する(ステップS4)。本実施形態において第1選別装置5は風力選別装置であり、風力を用いた選別が行われる。
次に、選別された低比重物Lと高比重物Hとを別個に回収する(ステップS5)。回収された低比重物Lには燃料となる繊維が含まれていて、サーマルリサイクルに供される。
一方、高比重物Hには、リサイクル対象となり売買可能な金属(有価金属)が含まれている。そこで、回収された高比重物Hについて、第2選別装置6により金属種毎に選別する(ステップS6)。これにより、選別された銅やアルミニウム等が各々別個に回収され(ステップS7)、一連の動作が終了する。
尚、上記実施の形態においては、選別を実施しているが、選別を行わずにセメント工場の窯尻に投入することも可能である。また、金属の選別を行う場合も、金属が回収できればよく、比重選別を行い磁力選別と渦電流選別を行う方法、磁力選別と渦電流選別のみで行う方法、エアーテーブルによる選別のみで行う方法、竪型ミルにより排石として金属を回収するなど、適宜既存の選別装置の組合せや順序を調整すればよい。
さらに、上記実施の形態においては、ステップS2の第1破砕の後、ステップS3の第2破砕を連続して行う場合について説明したが、ステップS2の破砕の後、ステップS4及びステップS5の選別及び回収を行い、その後に第2破砕を行ってもよい。これにより、第2破砕装置4に投入される金属量が減少するため、第2破砕装置4の摩耗を軽減することができる。
次に、本発明に係る特殊衣服のリサイクル方法の試験例について説明する。
この試験では、表1に示す素材を使用した耐切創性・耐熱性を謳った高機能性繊維製品2種をサンプル(特殊衣服W)として用い、加熱装置2として電気炉を、破砕装置3としてカッティングミル(レッチェ社製SM2000)を用いた。そして、加熱前後の重量を測定し、重量減少率を求めた。灰分はJIS M 8812に準拠し、熱量はJIS M 8814に準拠して測定した。
Figure 0006978949
まず、サンプルを電気炉において300〜450℃で30分間加熱した。加熱後のサンプルの残存重量と残存熱量を表2に示す。尚、残存熱量は、各温度での脆化物の保有熱量を残存重量で乗じたものを、未処理品の保有熱量で除して算出した。
Figure 0006978949
次に、加熱したサンプルを各々30gずつカッティングミルに投入して10秒間粉砕し、各々10又は20mm四方のメッシュ状のスクリーンを通過させた。10mm四方のメッシュ状のスクリーンを通過した割合を表3に、20mm四方のメッシュ状のスクリーンを通過した割合を表4に示す。
Figure 0006978949
Figure 0006978949
上記試験により、特殊衣服を加熱脆化させることで、燃料品位を維持しながら、破砕性の向上が可能であることが確認できた。また、加熱したサンプルBを粉砕し、スクリーン10mmを用いた場合には、金属糸が絡み合って残存していた。従って、ふるい上に残存したものは金属として回収してもよい。
1 特殊衣服のリサイクル装置
2 加熱装置
3 第1破砕装置
4 第2破砕装置
5 第1選別装置
6 第2選別装置
C1、C2 破砕物
H 高比重物
L 低比重物
W 特殊衣服

Claims (12)

  1. 防火服、戦闘服、作業服、自衛隊・消防・警察の制服、耐切創手袋、耐熱手袋又は/及び防弾チョッキからなる特殊衣服を脆化させるために300℃以上600℃以下で加熱する乾留炉又は焙焼炉と、
    該加熱によって脆化した特殊衣服を破砕する破砕装置(第1破砕装置)とを備えることを特徴とする特殊衣服のリサイクル装置。
  2. 前記破砕装置による破砕物を燃料として利用する非金属物質と、金属原料として利用する金属とに選別する選別装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の特殊衣服のリサイクル装置。
  3. 前記破砕物をさらに破砕する第2破砕装置を備え、
    前記選別装置は、該第2破砕装置により破砕された破砕物を非金属物質と金属とに選別することを特徴とする請求項2に記載の特殊衣服のリサイクル装置。
  4. 前記選別装置によって選別された非金属物質をさらに破砕する第2破砕装置を備えることを特徴とする請求項2に記載の特殊衣服のリサイクル装置。
  5. 前記選別装置により選別された金属を、さらに金属種毎に選別する第2選別装置を備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の特殊衣服のリサイクル装置。
  6. 前記第1破砕装置は、ジョークラッシャー、ロールクラッシャー、ハンマークラッシャー、インパクトクラッシャー、一軸破砕機、2軸破砕機及び4軸破砕機から選択される一つ以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の特殊衣服のリサイクル装置。
  7. 前記第2破砕装置は、ハンマークラッシャー、インパクトクラッシャー、一軸破砕機、2軸破砕機、4軸破砕機、カッターミル、ローラーミル及びボールミルから選択される一つ以上であることを特徴とする請求項3乃至のいずれかに記載の特殊衣服のリサイクル装置。
  8. 防火服、戦闘服、作業服、自衛隊・消防・警察の制服、耐切創手袋、耐熱手袋又は/及び防弾チョッキからなる特殊衣服を脆化させるために300℃以上600℃以下で乾留炉又は焙焼炉で加熱する加熱工程と、
    該加熱によって脆化した特殊衣服を破砕する破砕工程とを備えることを特徴とする特殊衣服のリサイクル方法。
  9. 前記破砕工程による破砕物を燃料として利用する非金属物質と、金属原料として利用する金属とに選別する選別工程を備えることを特徴とする請求項8に記載の特殊衣服のリサイクル方法。
  10. 前記破砕物をさらに破砕する第2破砕工程を備え、
    前記選別工程は、該第2破砕工程において破砕された破砕物を非金属物質と金属とに選別することを特徴とする請求項9に記載の特殊衣服のリサイクル方法。
  11. 前記選別工程において選別された非金属物質をさらに破砕する第2破砕工程を備えることを特徴とする請求項9に記載の特殊衣服のリサイクル方法
  12. 前記選別工程において選別された金属を、さらに金属種毎に選別する第2選別工程を備えることを特徴とする請求項9、10又は11に記載の特殊衣服のリサイクル方法。
JP2018006917A 2018-01-19 2018-01-19 特殊衣服のリサイクル装置及び方法 Active JP6978949B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018006917A JP6978949B2 (ja) 2018-01-19 2018-01-19 特殊衣服のリサイクル装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018006917A JP6978949B2 (ja) 2018-01-19 2018-01-19 特殊衣服のリサイクル装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019122942A JP2019122942A (ja) 2019-07-25
JP6978949B2 true JP6978949B2 (ja) 2021-12-08

Family

ID=67397226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018006917A Active JP6978949B2 (ja) 2018-01-19 2018-01-19 特殊衣服のリサイクル装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6978949B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111774170B (zh) * 2020-07-13 2022-12-27 浙江恒耀新材料有限公司 一种双效无纺布废料回料机及加工方法
CN113333431A (zh) * 2021-05-06 2021-09-03 戴有娣 一种废弃衣物的破碎回收装置
JP2022175567A (ja) * 2021-05-14 2022-11-25 Ykk株式会社 リサイクル方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11333437A (ja) * 1998-05-25 1999-12-07 Nippon Spindle Mfg Co Ltd 繊維製品のリサイクル方法及びその装置
JP2008264725A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Orient Sokki Computer Kk 廃棄物処理自動車および廃棄物処理装置
JP5196484B2 (ja) * 2008-11-17 2013-05-15 太平洋セメント株式会社 セメント製造用原燃料製造設備及びセメント製造工場並びにセメント原燃料化方法
JP5138113B1 (ja) * 2012-06-26 2013-02-06 株式会社金星 熱分解装置
JP6811117B2 (ja) * 2017-02-27 2021-01-13 太平洋セメント株式会社 衣服のリサイクル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019122942A (ja) 2019-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6978949B2 (ja) 特殊衣服のリサイクル装置及び方法
KR100898076B1 (ko) 폐망간전지 및 알카라인전지 재활용 장치 및 방법
JP6811117B2 (ja) 衣服のリサイクル装置
CN102350429A (zh) 一种废印刷电路板中金属和非金属的分离回收方法
JPWO2018212016A1 (ja) 再生炭素繊維束、再生炭素繊維、再生炭素繊維ミルドの製造方法および再生炭素繊維束の製造装置、炭素繊維強化樹脂の製造方法、ならびに再生炭素繊維束
JP6661006B2 (ja) 破砕した鉄スクラップからの残留物を回収および処理するためのプラントおよび方法
CN101831554A (zh) 一种金属屑料的处理方法
JP6767088B2 (ja) 燃料、燃料の製造方法及び炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法
CN111934042B (zh) 退役动力电池物理回收再利用方法
CN108031702A (zh) 用于废旧线路板回收的成套处理设备及处理方法
JP6006151B2 (ja) 廃棄炭素繊維強化プラスチックの焼却処理装置及び焼却処理方法
CN113764758A (zh) 一种废旧锂电池回收热解控温的方法和应用
JP5060029B2 (ja) シュレッダーダストの再利用方法及び製鋼用原燃料体
CN105219411A (zh) 废轮胎商业化回收整合处理系统
Dash et al. Management of protective clothing waste
JP6978905B2 (ja) 衣服のリサイクル装置及び方法
JP7020883B2 (ja) 金属含有廃棄物の処理装置及び処理方法
JP2013035919A (ja) 固形燃料の製造方法
JP2013237043A (ja) 連続繊維製造設備から廃棄物を回収して得たガラスを直接的に再循環する方法及び装置
CN106278179A (zh) 转炉钢渣水洗球磨泥的资源化利用方法
JP2021133687A (ja) リサイクル炭素繊維の製造方法
JP2010131551A (ja) セメント製造工程を用いたシュレッダーダストの処理方法
CN106016280B (zh) 一种电缆线废弃料的处理系统及方法
JP2018122299A (ja) 樹脂廃棄物の処理方法、及び樹脂廃棄物の処理システム
JP2018035368A (ja) 樹脂廃棄物の処理方法、及び樹脂廃棄物の処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210506

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6978949

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150