JP6978876B2 - 受信器 - Google Patents
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Description
Si=MkToBF (式1)
Siは最小信号強度(感度)
kはボルツマン定数
Toは信号源温度
Bは雑音帯域幅[Hz]
Fはノイズファクタ[dB]
Mは雑音指数
Si=−174dBm+F(dB)+10・logB+10・logM (式2)
本発明は、所定の周波数でセンサ情報を送信する送信器の送信信号を受信し、所定の占有周波数帯域内に受信周波数帯域を設定して信号を受信する受信器であって、
受信周波数帯域を所定の狭帯域に設定し、受信待機状態で受信周波数帯域の中心周波数をずらしながら占有周波数帯域の全域を走査して最も受信信号強度の高い最適中心周波数に受信周波数帯域を固定して信号を受信する受信制御部を備え、
受信制御部は、送信信号の先頭に配置された所定期間のプリアンブルコード全体の時間よりも短い間隔毎に、占有周波数帯域の全域を走査することを特徴とする。
受信制御部は、受信周波数帯域の中心周波数を所定の開始中心周波数から所定周波数ずつ増加又は減少しながら占有周波数帯域の全域を繰り返し走査する。
受信制御部は、受信周波数帯域の中心周波数を最適中心周波数に設定後、受信中の信号周波数と最適中心周波数の誤差をフィードバックして最適中心周波数を受信中の信号周波数に合わせる。
受信制御部は、増加又は減少させる所定の周波数を、受信周波数帯域の帯域幅と送信信号の帯域幅との差分以下とする。
受信制御部は、信号の先頭に配置されたプリアンブル信号の受信時間に対応した所定の時間毎に、受信周波数帯域の中心周波数をずらしながらの占有周波数帯域の全域走査を繰り返す。
受信制御部は、受信周波数帯域を最適中心周波数に固定した状態での信号の受信中に、信号の受信終了を検出した場合、受信周波数帯域の最適中心周波数での固定を解除して占有周波数帯域内での走査を再開させる。
受信制御部は、受信した信号に信号長が含まれている場合、信号長に対応した受信時間の経過により信号の受信終了を検出する。
受信制御部は、信号受信中に所定周期で受信信号強度を検出し、受信信号強度が所定の閾値以下となった場合に、信号の受信終了を検出する。
受信制御部は、走査中に信号受信強度が所定の閾値を超えたときに信号有とみなし、受信中の信号周波数と最適中心周波数の誤差をフィードバックして最適中心周波数を受信中の信号周波数に合わせる。
本発明は、所定の占有周波数帯域内に受信周波数帯域を設定して信号を受信する受信器に於いて、受信周波数帯域を所定の狭帯域に設定し、受信待機状態で受信周波数帯域の中心周波数をずらしながら占有周波数帯域の全域を走査して最も受信信号強度の高い最適中心周波数に受信周波数帯域を固定して信号を受信する受信制御部を備え、受信制御部は、送信信号の先頭に配置された所定期間のプリアンブルコード全体の時間よりも短い間隔毎に、占有周波数帯域の全域を走査するため、受信周波数帯域を狭帯域に設定して受信感度を高めた状態で、占有周波数帯域の全域を網羅するように受信周波数帯域の中心周波数を走査して受信待機することで、送信周波数帯域の中心周波数と受信周波数帯域の中心周波数にずれが生じても、中心周波数の走査により受信信号強度が最大となる最適中心周波数を検出して固定することで、中心周波数がずれても狭帯域とした受信周波数帯域による信号の受信を確実に行うことができ、狭帯域の設定による高い受信感度と占有周波数帯域の全域での受信を両立させることができる。
また、受信制御部は、受信周波数帯域の中心周波数を所定の開始中心周波数から所定周波数ずつ増加又は減少しながら占有周波数帯域の全域を繰り返し走査するようにしたため、水晶発振器の温度特性や経年変化等に起因して送信周波数帯域の中心周波数及び又は受信周波数帯域の中心周波数とのあいだにずれが生じても、受信周波数帯域の中心周波数を所定の開始中心周波数から所定周波数ずつ増加又は減少しながら占有周波数帯域の全域を繰り返し走査することで、中心周波数がずれても確実に信号を受信することができる。
また、受信制御部は、受信周波数帯域の中心周波数を最適中心周波数に設定後、受信中の信号周波数と最適中心周波数の誤差をフィードバックして最適中心周波数を受信中の信号周波数に合わせるようにしたため、受信周波数帯域の中心周波数を大まかに最適中心周波数に設定した後に、自動周波数制御により受信中の信号周波数に最適中心周波数を精度よく合わせることができる。また、信号待機中の信号有無確認における1回の走査内の信号確認回数が減じられるため、待機電力を減じる効果がある。
また、受信制御部は、増加又は減少させる所定の周波数を、受信周波数帯域の帯域幅と送信信号の帯域幅との差分以下としたため、細かく最適中心周波数を設定することができる。また、最適中心周波数を設定した場合に受信帯域周波数内に送信帯域周波数が全て含まれることになるため、フィードバック制御が不要となるので回路・制御が簡易に構成することが可能となる。上述した周波数自動制御による手法とするか、最適中心周波数を細かく設定する手法とするかは、いずれの効果を重視するかで選択可能である。
また、受信制御部は、信号の先頭に配置されたプリアンブル信号の受信時間に対応した所定の時間毎に、受信周波数帯域の中心周波数をずらしながらの占有周波数帯域の全域走査を繰り返すようにしたため、プリアンブル信号に続くデータ信号を受信する前に、占有周波数帯域内における受信周波数帯域の中心周波数の走査により受信信号強度が最大となる中心周波数に固定され、プリアンブル信号に続くデータ信号を高感度で確実に受信できる。
また、受信制御部は、受信周波数帯域を最適中心周波数に固定した状態での信号の受信中に、信号の受信終了を検出した場合、受信周波数帯域の最適中心周波数での固定を解除して占有周波数帯域内での走査を再開させるようにしたため、複数の送信器から中心周波数のずれ具合が異なる信号が送信されてくるような場合、ある送信器からの信号の受信が終了してから中心周波数の走査を再開して受信待機に入るまでの時間が長くなると、その間に別の送信器から送信された信号の受信ができにくなるが、信号の受信終了を実際に検出して受信待機状態に切り替えて中心周波数の走査を再開することで、異なる送信器からの信号を確実に受信可能とする。
また、受信制御部は、受信した信号に信号長が含まれている場合、信号長に対応した受信時間の経過により信号の受信終了を検出するようにしたため、信号受信の終了時点を正確に検出し、時間遅れを生ずることなく受信待機状態として、別の送信器からの受信に備えることができる。
また、受信制御部は、信号受信中に所定周期で受信信号強度を検出し、受信信号強度が所定の閾値以下となった場合に、信号の受信終了を検出するようにしたため、受信した信号に信号長が含まれていなくとも、周期的に受信信号強度を検出することで、信号受信の終了時点の検出遅れを最小限に抑えることで、別の送信器からの受信に備えることができる。
受信制御部は、走査中に信号受信強度が所定の閾値を超えたときに信号有とみなし、受信中の信号周波数と最適中心周波数の誤差をフィードバックして最適中心周波数を受信中の信号周波数に合わせるようにしたため、走査中に所定の閾値を超える信号受信強度が得られた場合に設定中の受信周波数を自動周波数制御(AFC)により受信中の信号周波数に合わせることで、受信周波数帯域の全域を走査することなく迅速に中心周波数がずれても狭帯域とした受信周波数帯域による信号の受信を確実に行うことができ、狭帯域の設定による高い受信感度と占有周波数帯域の全域での受信を両立させることができる。
図1は本発明の受信器の機能が用いられる警報システムを示した説明図であり、住宅に設置される無線式の住警器(住宅用火災警報器)により構成される警報システムを例にとっている。
(機能構成の概要)
図3は本発明による受信器機能を備えた住警器の機能構成を示したブロック図である。図3に示すように、住警器10は制御プロセッサ30を備え、制御プロセッサ30に対しては検煙部26、警報停止スイッチ20、LED22、スピーカ34、及びアンテナ42を接続した通信部32が設けられている。
CPU46にはプログラムの実行により実現される火災制御部47の機能が設けられる。火災制御部47による制御は次のようになる。火災制御部47は、検煙部26から出力された煙濃度の検出信号をAD変換ポート58から読み込み、煙濃度が所定の閾値以上の場合に火災を検出し、連動元の火災を示す火災警報を出力させる制御を行う。
通信部32は、他の住警器との間で所定の通信プロトコルに従って火災等の連動信号を送受信する。この通信プロトコルは、日本国内の場合には、例えば426MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(特定小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)に準拠する。
本実施形態の受信部40にあっては、426MHz帯の割当チャンネルにおける12.5kHzのチャンネル周波数帯域に設定された8.5kHzの占有周波数帯域内に、例えば4.5kHzの狭帯域の受信周波数帯域を設定することで、受信感度を高めている。
図5は信号電波に対する受信周波数帯域の走査による受信動作を示したタイムチャートであり、図5(A)は信号電波11を示し、図5(B)は受信動作を示す。
図6は図3の受信制御部による制御動作を示したフローチャートである。図6に示すように、受信制御部80はステップS1で例えば図4の開始中心周波数f01を設定し、続いてステップS2に進み、受信信号強度ポート74から受信部40で信号電波の受信による受信信号強度を読み込んでメモリに保持し、受信周波数帯域の走査終了でなければステップS4に進んで次の中心周波数f02に切替え、ステップS3で走査終了が判別されるまでステップS2からの処理を繰り返す。
(受信帯域制御)
上記の実施形態は、占有周波数帯域の全域を走査して最も受信信号強度の高い最適中心周波数に受信周波数帯域を固定して信号を受信するようにしているが、走査中に信号受信強度が所定の閾値を超えたときに信号有とみなし、受信中の信号周波数と設定中の受信中心周波数の誤差をフィードバックして受信中心周波数を受信中の信号周波数に合わせるようにしても良い。
上記の実施形態は、住戸内に複数の警報器を設置する場合、親機/子機の区別が無くそれぞれの警報器が相互に通信するものであるが、親機と複数の子機を設け、親機に中継器の機能を持たせ、異なる住戸の親機同士の間で連動警報のための通信を行うようにしても良い。
上記の実施形態は、火災を検知して警報する無線式の住警器を例にとるものであったが、住警器以外の無線式の火災警報器、ガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムやそれら警報器を複合的に含むシステムについても同様に適用できる。
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
11:信号電波
12:住宅
16:本体
18:カバー
20:警報停止スイッチ
22:LED
26:検煙部
30:制御プロセッサ
32:通信部
34:スピーカ
36:通信プロセッサ
38:送信部
40:受信部
42:アンテナ
47:火災制御部
78:送信制御部
80:受信制御部
Claims (9)
- 所定の周波数でセンサ情報を送信する送信器の送信信号を受信し、所定の占有周波数帯域内に受信周波数帯域を設定して信号を受信する受信器であって、
前記受信周波数帯域を所定の狭帯域に設定し、受信待機状態で前記受信周波数帯域の中心周波数をずらしながら前記占有周波数帯域の全域を走査して最も受信信号強度の高い最適中心周波数に前記受信周波数帯域を設定して信号を受信する受信制御部を備え、
前記受信制御部は、前記送信信号の先頭に配置された所定期間のプリアンブルコード全体の時間よりも短い間隔毎に、前記占有周波数帯域の全域を走査することを特徴とする受信器。
- 請求項1記載の受信器に於いて、前記受信制御部は、前記受信周波数帯域の中心周波数を所定の開始中心周波数から所定の周波数ずつ増加又は減少しながら前記占有周波数帯域の全域を繰り返し走査することを特徴とする受信器。
- 請求項2記載の受信器に於いて、前記受信制御部は、前記受信周波数帯域の中心周波数を前記最適中心周波数に設定後、受信中の信号周波数と前記最適中心周波数の誤差をフィードバックして前記最適中心周波数を前記受信中の信号周波数に合わせることを特徴とする受信器。
- 請求項2記載の受信器に於いて、前記受信制御部は、前記増加又は減少させる前記所定の周波数を、前記受信周波数帯域の帯域幅と前記送信信号の帯域幅との差分以下とすることを特徴とする受信器。
- 請求項1記載の受信器に於いて、前記受信制御部は、前記信号の先頭に配置されたプリアンブル信号の受信時間に対応した所定の時間毎に、前記受信周波数帯域の中心周波数をずらしながらの前記占有周波数帯域の全域走査を繰り返すことを特徴とする受信器。
- 請求項1記載の受信器に於いて、前記受信制御部は、前記受信周波数帯域を前記最適中心周波数に固定した状態での信号の受信中に、前記信号の受信終了を検出した場合、前記受信周波数帯域の前記最適中心周波数での固定を解除して前記占有周波数帯域内での走査を再開させることを特徴とする受信器。
- 請求項6記載の受信器に於いて、前記受信制御部は、受信した信号に信号長が含まれている場合、前記信号長に対応した受信時間の経過により前記信号の受信終了を検出することを特徴とする受信器。
- 請求項6記載の受信器に於いて、前記受信制御部は、前記信号受信中に所定周期で前記受信信号強度を検出し、前記受信信号強度が所定の閾値以下となった場合に、前記信号の受信終了を検出することを特徴とする受信器。
- 請求項1記載の受信器に於いて、前記受信制御部は、前記走査中に信号受信強度が所定の閾値を超えたときに信号有とみなし、受信中の信号周波数と前記最適中心周波数の誤差をフィードバックして前記最適中心周波数を前記受信中の信号周波数に合わせることを特徴とする受信器。
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