JP6977181B2 - 電池及び電池パック - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、電池及び電池パックに関する。
リチウムイオン電池は、エネルギー密度が高いため、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HEV)、電動バイク、及びフォークリフトなどの電源として期待されている。また、より大容量の電源を得るために、複数の電池を電気的に接続した組電池が開発されている。
電池は、例えば、金属製の外装缶と、外装缶に収納された捲回電極群と、リードと、外装缶の開口部に取り付けられる金属製の蓋を備える。蓋は、外装缶の開口部に例えば溶接されている。捲回電極群は、捲回軸方向の一端に正極集電タブを有し、他端に負極集電タブを備えている。正極集電タブには正極リードが接合され、負極集電タブには負極リードが接合される。蓋には、正極端子及び負極端子が備えられている。これらの端子は、蓋に例えばガスケットを介してかしめ固定されており、蓋および外装缶に対して絶縁されている。集電タブに接合された正負極リードは、正極、負極の端子にそれぞれ電気的に接続される。
リード部材に複数層のタブ集合体を超音波等によって接合し、外部に電流を取り出す構造において、タブ集合体を束ねるためにバックアップリードが用いられている。バックアップリードにより複数層のタブを束ねて超音波接合を行った部分は、複数層のタブ同士が密着しているため、電解液の含浸性が低くなるという問題がある。つまり、バックアップリードにより複数層のタブを束ねた部分においては、捲回軸方向と平行な方向に電解液が浸透しにくくなる場合がある。
電解液の含浸性に優れている電池を提供することを目的とする。
実施形態によると、電池が提供される。電池は、側壁及び底壁を有し、底壁の反対側に開口部を有する外装缶と、電解液と、外装缶内に、捲回軸方向が側壁と交わるように収納され、少なくとも一端に、捲回された複数層の集電タブを有する捲回電極群と、捲回された複数層の集電タブを挟持する第1リードと、第1リードに電気的に接続される第2リードと、外装缶の開口部に取り付けられ、端子を有する金属製の蓋とを具備する。第1リードは、第2リードに電気的に接続される接合板部と、複数層の集電タブを介して接合板部と対向するカバー板部と、接合板部及びカバー板部を連結し、捲回電極群の少なくとも一端と対向する連結板部とを備える。第2リードは、端子に電気的に接続される基部と捲回電極群の捲回軸方向に対して直交する方向に向けて延出した脚部とを備え、脚部は、接合板部に電気的に接続されている。カバー板部は、連結板部と隣接し、カバー板部の一部を構成する第1板部と、第1板部から一続きに伸びてカバー板部の他の一部を構成する第2板部とを備える。第2板部は、第1板部と連結している連結辺と、連結辺が伸びる方向に沿って伸びており、第1板部と連結していない非連結辺と、連結辺及び非連結辺の反対側に位置する対辺とを含む。第2板部は、脚部が伸びる方向に沿って、第1板部よりも突出した突出部を有する。突出部における非連結辺及び対辺の一部は、捲回電極群の少なくとも一端に向かって湾曲している。
他の実施形態によると、電池パックが提供される。電池パックは、実施形態に係る電池を含んでいる。
(第1の実施形態)
第1の実施形態によれば、電池が提供される。電池は、側壁及び底壁を有し、底壁の反対側に開口部を有する外装缶と、電解液と、外装缶内に、捲回軸方向が側壁と交わるように収納され、少なくとも一端に、捲回された複数層の集電タブを有する捲回電極群と、捲回された複数層の集電タブを挟持する第1リードと、第1リードに電気的に接続される第2リードと、外装缶の開口部に取り付けられ、端子を有する金属製の蓋とを具備する。第1リードは、第2リードに電気的に接続される接合板部と、複数層の集電タブを介して接合板部と対向するカバー板部と、接合板部及びカバー板部を連結し、捲回電極群の少なくとも一端と対向する連結板部とを備える。第2リードは、端子に電気的に接続される基部と捲回電極群の捲回軸方向に対して直交する方向に向けて延出した脚部とを備え、脚部は、接合板部に電気的に接続されている。カバー板部は、連結板部と隣接し、カバー板部の一部を構成する第1板部と、第1板部から一続きに伸びてカバー板部の他の一部を構成する第2板部とを備える。第2板部は、第1板部と連結している連結辺と、連結辺が伸びる方向に沿って伸びており、第1板部と連結していない非連結辺と、連結辺及び非連結辺の反対側に位置する対辺とを含む。第2板部は、脚部が伸びる方向に沿って、第1板部よりも突出した突出部を有する。突出部における非連結辺及び対辺の一部は、捲回電極群の少なくとも一端に向かって湾曲している。
第1の実施形態によれば、電池が提供される。電池は、側壁及び底壁を有し、底壁の反対側に開口部を有する外装缶と、電解液と、外装缶内に、捲回軸方向が側壁と交わるように収納され、少なくとも一端に、捲回された複数層の集電タブを有する捲回電極群と、捲回された複数層の集電タブを挟持する第1リードと、第1リードに電気的に接続される第2リードと、外装缶の開口部に取り付けられ、端子を有する金属製の蓋とを具備する。第1リードは、第2リードに電気的に接続される接合板部と、複数層の集電タブを介して接合板部と対向するカバー板部と、接合板部及びカバー板部を連結し、捲回電極群の少なくとも一端と対向する連結板部とを備える。第2リードは、端子に電気的に接続される基部と捲回電極群の捲回軸方向に対して直交する方向に向けて延出した脚部とを備え、脚部は、接合板部に電気的に接続されている。カバー板部は、連結板部と隣接し、カバー板部の一部を構成する第1板部と、第1板部から一続きに伸びてカバー板部の他の一部を構成する第2板部とを備える。第2板部は、第1板部と連結している連結辺と、連結辺が伸びる方向に沿って伸びており、第1板部と連結していない非連結辺と、連結辺及び非連結辺の反対側に位置する対辺とを含む。第2板部は、脚部が伸びる方向に沿って、第1板部よりも突出した突出部を有する。突出部における非連結辺及び対辺の一部は、捲回電極群の少なくとも一端に向かって湾曲している。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
電池の一例として、図1に非水電解質電池100の外観を、図2に非水電解質電池の展開斜視図を示す。電池100は、外装缶1、偏平形状の捲回電極群2、正極リード3(第2正極リード)、負極リード4(第2負極リード)、蓋5、正極端子6、負極端子7、正極バックアップリード8(第1正極リード)、負極バックアップリード9(第1負極リード)、正極絶縁カバー10、負極絶縁カバー11、正極ガスケット12、負極ガスケット13、安全弁14、電解液注入口用蓋15、及び、図示しない電解液を備える。電解液は、外装缶1内に存在し、外装缶1内に充填されていることが好ましい。
外装缶1は、有底角筒形状をなしている。外装缶1は、側壁及び底壁を有し、底壁の反対側に開口部を有している。外装缶1は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄あるいはステンレスなどの金属から形成される。捲回電極群2は、その捲回軸方向が外装缶1の側壁と交わるように収納される。
捲回電極群2は、捲回軸方向の一端に、捲回された複数層の正極集電タブ20aを有し、他端に、捲回された複数層の負極集電タブ22aを有する。図4に、捲回電極群2の展開図を示す。正極20は、例えば金属箔からなる帯状の正極集電体20cと、その片面又は両面に形成された正極活物質含有層20bを含む。正極活物質含有層20bは、帯状の正極集電体20cにその長手方向に沿う一端側に一定幅の領域(非塗工部)が残るように形成される。この非塗工部は、正極集電体20cが露出した部分であり、正極集電タブ20aになる。負極22も同様に、例えば金属箔からなる帯状の負極集電体22cと、その片面又は両面に形成された負極活物質含有層22bを含む。負極活物質含有層22bは、帯状の負極集電体22cにその長手方向に沿う他端側(正極20の一端と反対側)に一定幅の領域(非塗工部)が残るように形成される。この非塗工部は、負極集電体22cが露出した部分であり、負極集電タブ22aになる。
正極20と負極22は、帯状のセパレータ21と交互に重ねられる。セパレータ21には、例えば、セパレータ21a及びセパレータ21bの2枚のセパレータが使用される。このとき、正極集電タブ20aは、捲回軸方向の一端側に配置され、負極集電タブ22aは他端側に配置される。負極22の下に重ねられたセパレータ21aは、その長手方向に沿う一端が負極22の負極集電タブ側の端部よりも内側に位置するように配置される。これにより、負極集電タブ22aが捲回電極群2を構成する正極活物質含有層20b、負極活物質含有層22b及びセパレータ21aから突出する。また、セパレータ21aは、その長手方向に沿う他端が負極22の他端よりも外側に位置するように配置される。正極20と負極22の間に挟まれたセパレータ21bは、その長手方向に沿う一端が正極20の正極集電タブ側の端部よりも内側に位置するように配置される。これにより、正極集電タブ20aが捲回電極群2を構成する正極活物質含有層20b、負極活物質含有層22b及びセパレータ21bから突出する。また、セパレータ21bは、その長手方向に沿う他端が正極20の他端よりも外側に位置するように配置される。
重ねられたセパレータ21a、負極22、セパレータ21b、正極20を捲回し、次いで、プレスすることにより、偏平形状の捲回電極群2が形成される。
例えば図2に示されているように、捲回した捲回電極群2は、絶縁テープ40で巻止めする。絶縁テープ40は、捲回電極群2の最外周の集電タブ以外の領域を被覆し、その領域を絶縁性にする。絶縁テープ40の巻き数は1周以上であってよい。
図3には、キャップ体50の一例を展開斜視図により示す。キャップ体50は、例えば、蓋5、絶縁体18、正極リード3(第2正極リード)、負極リード4(第2負極リード)、正極端子6、負極端子7、正極ガスケット12(第1正極ガスケット12)、第2正極ガスケット16、負極ガスケット13(第1負極ガスケット13)、及び第2負極ガスケット17から構成されている。
蓋5は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄又はステンレスなどの金属若しくは合金製の成型部材である。
第2正極リードとしての正極リード3は、正極端子6と、第1正極リードとしての図2などに示す正極バックアップリード8とを電気的に接続する導電性部材である。正極リード3は、アルミニウムやアルミニウム合金などの導電性部材である。
第2負極リードとしての負極リード4は、負極端子7と、第1負極リードとしての図2などに示す負極バックアップリード9とを電気的に接続する導電性部材である。負極リード4は、アルミニウムやアルミニウム合金などの導電性部材である。
正極端子6は、蓋5に設けられた電池の正極用の電極端子である。正極端子6は、アルミニウムやアルミニウム合金等の導電性部材で構成される。正極端子6は、絶縁性の第1正極ガスケット12及び絶縁性の第2正極ガスケット16を介して、蓋5に固定されている。正極端子6は、正極リード3、正極バックアップリード8を介して、正極20と電気的に接続している。
負極端子7は、蓋5に設けられた電池の負極用の電極端子である。負極端子7は、アルミニウムやアルミニウム合金等の導電性部材で構成される。負極端子7は、絶縁性の第1負極ガスケット13及び絶縁性の第2負極ガスケット17を介して、蓋5に固定されている。負極端子7は、負極リード4、負極バックアップリード9を介して、負極22と電気的に接続している。
図2などに示す正極絶縁カバー10は、正極リード3と正極バックアップリード8とを覆う絶縁性の部材である。正極絶縁カバー10は、捲回電極群2の正極集電タブ20aを含む一端部を篏合している。正極絶縁カバー10は、絶縁性で耐熱性の部材であることが好ましい。正極絶縁カバー10としては、樹脂成型体、紙を主体とする材料の成型体や紙を主体とする材料の成型体を樹脂で被覆した部材などが好ましい。樹脂としては、ポリエチレン樹脂やフッ素樹脂を用いることが好ましい。正極絶縁カバー10を用いることによって、正極20と外装缶1が絶縁され、また、外部衝撃から集電タブ領域(集電タブ、リード、バックアップリード)を保護することができる。
図2などに示す負極絶縁カバー11は、負極リード4と負極バックアップリード9とを覆う絶縁性の部材である。負極絶縁カバー11は、捲回電極群2の負極集電タブ22aを含む一端部を篏合している。負極絶縁カバー11の材質や形状等は、正極絶縁カバー10と共通する。正極絶縁カバー10と負極絶縁カバー11の共通する説明は、省略する。
第1正極ガスケット12及び第2正極ガスケット16は、正極端子6と外装缶1とを絶縁する部材である。正極ガスケットは、耐溶剤性を有しており且つ難燃性の樹脂成型体が好ましい。正極ガスケットには、例えば、ポリエチレン樹脂やフッ素樹脂などが用いられる。
第1負極ガスケット13及び第2負極ガスケット17は、負極端子7と外装缶1を絶縁する部材である。負極ガスケットは、耐溶剤性を有しており且つ難燃性の樹脂成型体が好ましい。負極ガスケットには、例えば、ポリエチレン樹脂やフッ素樹脂などが用いられる。
安全弁14は、蓋5に設けられ、外装缶1内の内圧が上昇した際に、外装缶1内の圧力を低下させる減圧弁として機能する部材である。安全弁14は、設けられることが好ましいが、電池の保護機構や電極材料等の条件を考慮して省略することができる。
電解液注入口用蓋15は、電解液を注入するための孔を封止する。電解液注入口用蓋15は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄あるいはステンレスなどの金属から形成される。
図1に示す外装缶1の開口部には、金属製の蓋5が例えば溶接により機密に固定されている。正極端子6は、蓋5に、第1正極ガスケット12及び第2正極ガスケット16を介してかしめ固定されている。また、負極端子7は、蓋5に、第1負極ガスケット13及び第2負極ガスケット17を介してかしめ固定されている。正極端子6及び負極端子7は、蓋5の背面から外装缶1内部に向けてそれぞれ突出している。
図3に示すように、正極リード3は、正極端子6に電気的に接続される基部3aと、基部3aに開口された貫通孔3bと、基部3aが伸びる方向に対して直交する方向に向かって、基部3aから延出した脚部3cとを有する。基部3aは、蓋5の背面に対して絶縁体18を介して当接している。蓋5の背面から突出した正極端子6は、貫通孔3bにかしめ固定される。
図2に示すように、正極リード3の脚部3cは、少なくとも正極バックアップリード8に電気的に接続されている。正極リード3の脚部3cは、正極集電タブ20aと直接接している部分を備えても良い。正極バックアップリード8と正極リードの脚部3cとの接合は、例えば、超音波接合により行われる。より具体的な接合方法は後述する。
正極リード3と同様に、負極リード4は、負極端子7に電気的に接続される基部4aと、基部4aに開口された貫通孔4bと、基部4aが伸びる方向に対して直交する方向に向かって、基部4aから延出した脚部4cとを有する。基部4aは、蓋5の背面に対して絶縁体18を介して当接している。蓋5の背面から突出した負極端子7は、貫通孔4bにかしめ固定される。
図2に示すように、負極リード4の脚部4cは、少なくとも負極バックアップリード9に電気的に接続されている。負極リード4の脚部4cは、負極集電タブ22aと直接接している部分を備えても良い。負極バックアップリード9と負極リード4の脚部4cとの接合は、例えば、超音波接合により行われる。より具体的な接合方法は後述する。
図5は、電池100から、捲回電極群2、キャップ体50、正極絶縁カバー10及び負極絶縁カバー11を取り出した状態を示す正面図である。捲回された複数層の負極集電タブ22aは、負極バックアップリード9に挟持され、集束されている。負極集電タブ22aは、例えば、捲回電極群2の捲回軸方向と平行な方向から負極バックアップリード9により挟まれている。また、図示していないが、捲回された複数層の正極集電タブ20aは、正極バックアップリード8に挟持され、集束されている。正極集電タブ20aは、例えば、捲回電極群2の捲回軸方向と平行な方向から正極バックアップリード8により挟まれている。
図5に示すように、正極リード3が備える脚部3cは、捲回電極群2の捲回軸方向に対して直交する方向に向けて延出している。図5には示していないが、脚部3cは正極バックアップリード8と電気的に接続されている。また、負極リード4が備える脚部4cは、捲回電極群2の捲回軸方向に対して直交する方向に向けて延出している。脚部4cが伸びる方向Dを図5に示す。脚部4cが伸びる方向Dは、例えば、捲回電極群2の捲回軸方向に対して直交する方向である。なお、脚部4cが伸びる方向Dを図2にも示す。図5には示していないが、脚部4cは負極バックアップリード9と電気的に接続されている。こうして、捲回電極群2とキャップ体50とが電気的に接続されている。
続いて、図6〜図20を参照しながら、正極バックアップリード8及び負極バックアップリード9について詳細に説明する。正極バックアップリード8は負極バックアップリード9と同一の形状を有しているため、図6〜図20においては、正極バックアップリード8の説明は省略する。
実施形態に係る電池において、正極バックアップリード8及び負極バックアップリード9は同一の形状を有していなくてもよい。但し、正極バックアップリード8及び負極バックアップリード9のうち、少なくとも一方は、以下に説明する形状を有している。
図6は、実施形態に係る一例の電池の負極バックアップリード周辺を拡大して示す正面図及び側面図である。図7は、実施形態に係る負極バックアップリード9の一例を示す斜視図である。図8は、図7に係る負極バックアップリード9を側方から観察した場合を示す正面図である。図9は、図7に係る負極バックアップリード9を上方から観察した場合を示す上面図である。図10は、図7に係る負極バックアップリード9を展開した場合を示す正面図である。
負極バックアップリード9(第1負極リード)は、接合板部91と、カバー板部92と、連結板部93とを備えている。接合板部91は負極リード4(第2負極リード)と電気的に接続されている。カバー板部92は、複数層の負極集電タブ22aを介して接合板部91と対向している。連結板部93は、接合板部91及びカバー板部92を連結し、捲回電極群2の一端と対向している。
カバー板部92は、連結板部93と隣接している。カバー板部92は、当該カバー板部92の一部を構成する第1板部92aと、第1板部92aから一続きに伸びてカバー板部92の他の一部を構成する第2板部92bとを備える。接合板部91、第1板部92a、第2板部92b及び連結板部93のそれぞれは、例えば、矩形板状である。接合板部91、第1板部92a、第2板部92b及び連結板部93のそれぞれが矩形であると、複数層の負極集電タブ22aを集束する際に、捲回電極群2の捲回軸方向に占める負極集電タブ22aの幅が小さくても、負極バックアップリード9により負極集電タブ22aを高い接合強度で挟持することができる。言い換えると、捲回電極群2の捲回軸方向に占める負極集電タブ22aの幅を小さくすることができるため、捲回電極群2の捲回軸方向に占める負極活物質含有層(塗工部)の幅を大きくすることができる。結果として、電池の容量を高めることができる。
図6〜図10などに示しているように、第2板部92bは、負極リード4の脚部4cが伸びる方向に沿って、第1板部92aよりも突出した上方突出部920及び下方突出部921を有する。第2板部92bは、上方突出部920及び下方突出部921の一方のみを有していてもよい。即ち、第2板部92bは、上方突出部920及び下方突出部921の少なくとも一方を有する。
ここでは、第2板部92bが上方突出部920及び下方突出部921の双方を有する場合を説明する。図8に示しているように、第2板部92bは、第1板部92aと連結している連結辺922と、この連結辺922と連続しており、且つ第1板部92aと連結していない上方非連結辺920a及び下方非連結辺921aとを有する。第2板部92bは、連結辺922、上方非連結辺920a及び下方非連結辺921aの反対側に位置する対辺923を更に有する。
第2板部92bが有する上方突出部920は、上方非連結辺920aと、対辺923の一部としての上方対辺920bと、上方非連結辺920a及び上方対辺920bと直交する上辺920cとを含む外縁で規定された部分である。上方対辺920bは、対辺923のうち、上方非連結辺920aと対向する部分の辺を指す。上方突出部920の外縁は、上方非連結辺920a及び上辺920cが交わる角部920dと、上方対辺920b及び上辺920cが交わる角部920eとを更に含む。
第2板部92bが有する下方突出部921は、下方非連結辺921aと、対辺923の一部としての下方対辺921bと、下方非連結辺921a及び下方対辺921bと直交する下辺921cとを含む外縁で規定された部分である。下方対辺921bは、対辺923のうち、下方非連結辺921aと対向する部分の辺を指す。下方突出部921の外縁は、下方非連結辺921a及び下辺921cが交わる角部921dと、下方対辺921b及び下辺921cが交わる角部921eとを更に含む。
カバー板部92、複数層の負極集電タブ22a、接合板部91及び負極リード4の脚部4cは、この順で、接合箇所J1、J2及びJ3において接合されている。接合箇所J1〜J3は、それぞれ、後述する超音波接合により形成され得る。実施形態に係る電池は、負極バックアップリード9と負極集電タブ22aとの接合箇所を1箇所以上備えていればよいが、3箇所以上備えていることが好ましい。当該接合箇所が3箇所以上存在すると、電池が振動した場合であっても負極バックアップリード9が捲回電極群2及び負極リード4から外れにくくなると共に、接合箇所における電気抵抗を低減することができる。接合箇所J1〜J3の形状は特に限定されない。接合箇所J1〜J3は、負極リード4の脚部4cが伸びる方向に沿って一列に並んでいる。
図6では、接合箇所J2が、第2板部92bの長手方向の中央に位置している。接合箇所J1及びJ3は、この接合箇所J2を対称中心として、第2板部92bの長手方向に関して対称となるように位置している。接合箇所J1及びJ3は、それぞれ、接合箇所J2により近い位置に存在していてもよく、より遠い位置に存在していてもよい。即ち、接合箇所J1〜J3は、互いに等間隔に存在していなくてもよい。
接合箇所J1〜J3は、例えば、等間隔な位置関係を保ったまま、第2板部92bの長手方向に沿って位置が変化してもよい。接合箇所J1〜J3の位置は、上方突出部920側に寄っていても良く、下方突出部921側に寄っていても良い。接合箇所J1〜J3の位置は、例えば、互いに等間隔な位置関係を保ったまま、第2板部92bの長手方向に沿って、上方突出部920側に寄っていることが好ましい。こうすると、負極集電タブ22aから負極端子7までの電気的な経路が短くなり、低抵抗な電池が得られるため好ましい。
図6に示すように、上方突出部920が含む上方非連結辺920a及び上方対辺920bは、捲回電極群2の捲回軸方向に沿った2つの端部のうち、複数層の負極集電タブ22aを有する一端に向かって湾曲している。また、下方突出部921が含む下方非連結辺921a及び下方対辺921bも同様に、捲回電極群2の捲回軸方向に沿った2つの端部のうち、複数層の負極集電タブ22aを有する一端に向かって湾曲している。但し、図7〜10では、便宜的に、負極バックアップリード9の上方突出部920及び下方突出部921が湾曲していない場合を示している。上方突出部920の外縁が含む上方非連結辺920a及び上方対辺920b、並びに、下方突出部921の外縁が含む下方非連結辺921a及び下方対辺921bを湾曲させる方法に関しては後述する。
上方対辺920b及び下方対辺921bが、上記のように、捲回電極群2の一端に向かって湾曲していると、湾曲していない場合と比較して、捲回電極群2の捲回軸周辺における電解液の含浸性が高まる。捲回電極群2において、負極活物質含有層(塗工部)22bと負極集電タブ(非塗工部)22aとの境界220は、例えば、捲回電極群2の捲回軸方向と直交する方向に沿って設けられている。境界220の方向と、上方対辺920b又は下方対辺921bとが平行である場合、負極バックアップリード9は、十分な接合強度で負極集電タブ22aを挟持しているため、捲回軸方向に沿った方向で塗工部に浸透しようとする電解液の移動が妨げられる傾向にある。
図11は、図6に示す電池における電解液の流れの一例を概略的に示す図である。図11には、電解液の流れE1及びE2を示している。電解液は、例えば、複数層の負極集電タブ22a同士の隙間に浸透した後、塗工部に向かって浸透する。このとき、上方突出部920の外縁が含む上方対辺920bが、捲回電極群2の一端に向かって湾曲していると、負極バックアップリード9の近傍を通過した電解液が、捲回電極群2の捲回軸周辺に向かって浸透しやすくなる。それ故、実施形態に係る電池の充放電特性は優れている。また、同様に、下方突出部921の外縁が含む下方対辺921bが、捲回電極群2の一端に向かって湾曲していると、負極バックアップリード9の近傍を通過した電解液が、捲回電極群2の捲回軸周辺に向かって浸透しやすくなる。
一方、参考例に係る電池における電解液の流れの一例を図12に示す。図12に示す電池は、上方対辺920b及び上方非連結辺920a、並びに、下方対辺921b及び下方非連結辺921aが湾曲していないことを除いて、図6に示す電池と同様の構造を有している。電解液は、例えば、負極活物質含有層(塗工部)22bと負極集電タブ(非塗工部)22aとの境界220に沿った方向と直交する方向、即ち捲回軸方向と平行に浸透する。図12には、この場合の電解液の流れをE3及びE4として示している。この場合、負極バックアップリード9は、十分な接合強度で負極集電タブ22aを挟持しているため、捲回軸周辺に浸透する電解液の量が少なくなりやすい。その結果、実施形態に係る電池と比較して充放電効率が劣る傾向にある。
更に、図6に示す電池においては、上方非連結辺920a及び上辺920cが交わる角部920dは、第1板部92a及び第2板部92bを連結させている連結辺922の延長線上と捲回電極群2の一端側(連結板部93側)との間に位置している。このため、負極バックアップリード9が、負極絶縁カバーの取り付けを妨げることはなく、ひいては外装缶1へ捲回電極群2を収納する場合にも悪影響を与えることはない。
例えば図6に示すような実施形態に係る電池は、例えば図12に示すような参考例に係る電池と比較して、カバー板部92の面積を変更することなしに、優れた電解液の含浸性及び良好な収納性を達成することができる。収納性に優れていると、より小さな外装缶に電極群を収納することができるため、高容量を達成することができる。
図6〜図10などに示す負極バックアップリード9について、上方対辺920bは、負極リード4の脚部4cが伸びる方向に対して、例えば1°〜30°の角度で、好ましくは1°〜16°の角度で捲回電極群2の一端に向かって湾曲している。上方対辺920bが過度に湾曲していると、上方非連結辺920aも過度に湾曲する傾向にある。その場合、例えば、上方非連結辺920a及び角部920dが連結板部93よりも捲回軸方向と平行な方向に突き出してしまい、負極絶縁カバー11を傷付けてしまう可能性があるため好ましくない。
上方非連結辺920aも、上方対辺920bと同様に、負極リード4の脚部4cが伸びる方向に対して、例えば1°〜30°の角度で、好ましくは1°〜16°の角度で捲回電極群2の一端に向かって湾曲している。
下方対辺921bは、負極リード4の脚部4cが伸びる方向に対して、例えば1°〜30°の角度で、好ましくは1°〜16°の角度で捲回電極群2の一端に向かって湾曲している。下方対辺921bが過度に湾曲していると、下方非連結辺921aも過度に湾曲する傾向にある。その場合、例えば、下方非連結辺921a及び角部921dが、連結板部93よりも捲回軸方向と平行な方向に突き出してしまい、負極絶縁カバー11を傷付けてしまう可能性があるため好ましくない。
下方非連結辺921aも、下方対辺921bと同様に、負極リード4の脚部4cが伸びる方向に対して、例えば1°〜30°の角度で、好ましくは1°〜16°の角度で捲回電極群2の一端に向かって湾曲している。
図13は、実施形態に係る他の例の電池の負極バックアップリード周辺を拡大して示す正面図及び側面図である。この電池は、負極バックアップリード9が含む上方突出部920及び下方突出部921の端部が、負極集電タブ22aから離れる方向にめくれていることを除いて図6と同一の構成を有している。この場合、角部920dが、複数層の負極集電タブ22aに対して過度に押し込まれていない。それ故、負極集電タブ22aが破断しにくい。従って、図13に示す構成を有した電池は、安全性に優れている。
なお、負極バックアップリード9が有する角部は、何れも面取りされていてもよく、されていなくてもよい。例えば、図6〜図10などに示すように、接合板部91及び第2板部92bの角部が面取りされていてよい。或いは、負極バックアップリード9が有する角部は、R形状を有していてもよい。
実施形態に係る電池の他の態様を図14〜図16を参照しながら説明する。図14は、実施形態の電池が含み得る負極バックアップリードの他の例を示す斜視図である。図15は、図14に係る負極バックアップリードを側方から観察した場合を示す正面図である。図16は、図14に係る負極バックアップリードを展開した場合を示す正面図である。図16の展開図に示しているように、負極バックアップリード9が有する接合板部91は、連結板部93と隣接し、接合板部91の一部を構成する第3板部91aと、この第3板部から一続きに伸びて接合板部91の他の一部を構成する第4板部91bとを備えていても良い。
第4板部91bは、負極リード4の脚部4cが伸びる方向に沿って、第3板部91aよりも突出した上方突出部910及び下方突出部911を有する。第4板部91bは、上方突出部910及び下方突出部911の少なくとも一方を有していてもよい。
図16に最もよく示されているように、第4板部91bは、第3板部91aと連結している連結辺912と、この連結辺912と連続しており、且つ第3板部91aと連結していない上方非連結辺910a及び下方非連結辺911aとを有する。第4板部91bは、連結辺912、上方非連結辺910a及び下方非連結辺911aの反対側に位置する対辺913を更に有する。
第4板部91bが上方突出部910を有する場合、上方突出部910は、上方非連結辺910aと、対辺913の一部としての上方対辺910bと、上方非連結辺910a及び上方対辺910bと直交する上辺910cとを含む外縁で規定されている。上方対辺910bは、対辺913のうち、上方非連結辺910aと対向する部分の辺を指す。上方突出部910の外縁は、上方非連結辺910a及び上辺910cが交わる角部910dと、上方対辺910b及び上辺910cが交わる角部910eとを更に含む。
第4板部91bが下方突出部911を有する場合、下方突出部911は、下方非連結辺911aと、対辺913の一部としての下方対辺911bと、下方非連結辺911a及び下方対辺911bと直交する下辺911cとを含む外縁で規定されている。下方対辺911bは、対辺913のうち、下方非連結辺911aと対向する部分の辺を指す。下方突出部911の外縁は、下方非連結辺911a及び下辺911cが交わる角部911dと、下方対辺911b及び下辺911cが交わる角部911eとを更に含む。
図示していないが、第4板部91bが含む上方非連結辺910a及び上方対辺910bは、捲回電極群2の捲回軸方向に沿った2つの端部のうち、複数層の負極集電タブ22aを有する一端に向かって湾曲していてもよい。この場合、カバー板部92の上方突出部920及び下方突出部921が湾曲している場合と同様に、捲回電極群2の捲回軸周辺における電解液の含浸性が高まる。また、この場合、第4板部91bが含む上方非連結辺910a及び上辺910cが交わる角部910dは、第3板部91a及び第4板部91bを連結させている連結辺912の延長線上と捲回電極群2の一端側(連結板部93側)との間に位置している。このため、負極バックアップリード9が、負極絶縁カバーの取り付けを妨げることはなく、ひいては外装缶1へ捲回電極群2を収納する場合にも悪影響を与えることはない。即ち、良好な収納性を達成することができ、より小さな外装缶に電極群を収納することができるため、高容量を達成することができる。
第4板部91bが含む下方非連結辺911a及び下方対辺911bは、捲回電極群2の捲回軸方向に沿った2つの端部のうち、複数層の負極集電タブ22aを有する一端に向かって湾曲している。この場合も、上方非連結辺910a及び上辺910cが湾曲している場合と同様の効果が得られる。
図14〜図16に示すように、カバー板部92が有する上方突出部920及び/又は下方突出部921のみならず、接合板部91が有する上方突出部910及び/又は下方突出部911が、捲回電極群2の一端に向かって湾曲していると、電解液の含浸性により優れており、より低抵抗な電池が得られる。
続いて、カバー板部92が有する上方突出部920及び/又は下方突出部921を、捲回電極群2の一端に向かって湾曲させる方法を説明する。この方法の例として、負極バックアップリード9によって複数層の負極集電タブ22aを挟持する際に施す超音波接合が挙げられる。即ち、超音波接合によって、上方突出部920が有する上方対辺920b及び上方非連結辺920a、並びに、下方突出部921が有する下方対辺921b及び下方非連結辺921aを、捲回電極群2の一端に向かって湾曲させることができる。超音波接合によると、接合板部91が有する上方突出部910及び/又は下方突出部911を、捲回電極群2の一端に向かって湾曲させることもできる。
負極集電タブ22a及び負極バックアップリード9に対して超音波接合を施す代わりに、予め、負極バックアップリード9に対して曲げ加工を施してもよい。この場合でも、カバー板部92が有する上方突出部920及び/又は下方突出部921、並びに、接合板部91が有する上方突出部910及び/又は下方突出部911を、捲回電極群2の一端に向かって湾曲させることができる。
また、超音波接合によると、負極バックアップリード9が含む上方突出部920及び下方突出部921の端部が、負極集電タブ22aから離れる方向にめくれている構造も作製することができる。この構造は、接合前の負極バックアップリード9に対して曲げ加工をするか、又は、接合後に曲げ加工することによっても作製することができる。
超音波接合を施す際は、まず、捲回電極群2が備える負極集電タブ22aを、負極バックアップリード9の接合板部91及びカバー板部92で挟む。このとき、連結板部93が、捲回電極群2の端面側を覆うように負極バックアップリード9を設置する。次いで、負極リード4が備える脚部4cを受け台(アンビル)上に設置する。この脚部4c上に、負極バックアップリード9の接合板部91、複数層の負極集電タブ22a及びカバー板部92がこの順で積層されるように、これらを設置する。このとき、負極リード4が備える脚部4cと、負極バックアップリード9の接合板部91とが接触するように設置する。次に、カバー板部92側から、適切な超音波共振体(ホーン)をアンビルに対して垂直に押し当てると共に、所定の時間に亘り超音波を発振する。こうして、超音波接合が完了し、例えば図6に示す接合箇所J1〜J3が形成される。ホーンの形状、荷重(圧力)、振幅、時間及び押し込み量を適宜調整することにより、カバー板部92が有する上方突出部920及び/又は下方突出部921、並びに、接合板部91が有する上方突出部910及び/又は下方突出部911の湾曲度合いを制御することができる。
実施形態に係る電池について、正極リード3及び負極リード4は、それぞれ1本ずつの脚部を有している。正極リード及び負極リードが1本ずつの脚部を有しているために、複数層の正極集電タブ又は複数層の負極集電タブは、1つのバックアップリードによってそれらが挟持されている。つまり、正極バックアップリードは、複数層の正極集電タブを一括して挟持しており、負極バックアップリードは、複数層の負極集電タブを一括して挟持している。
1つのバックアップリードによって多くの枚数の集電タブを一括して挟持する場合、十分な接合強度を達成するためには、ホーンの押し込み量を増加させる必要がある。しかしながら、捲回軸の中心付近のタブの幅(捲回軸方向と平行な幅)と、捲回軸の外周付近に位置するタブの幅とは同一である。それ故、捲回軸の外周付近に位置するタブは、超音波接合時にホーンの沈み込みによって過度に引っ張られることとなり、さらに超音波の振動エネルギーが伝播することによって破断しやすい。この破断を抑制するために、超音波接合を施す位置は、捲回電極群2の一端部(端面)よりも塗工部側により近い方が好ましい。
負極バックアップリード9と複数層の負極集電タブ22aとの接合位置は、負極集電タブ22aの幅の中央よりも、負極活物質含有層22b側(塗工部側)にあることが好ましい。正極集電タブ20aについても同様に、正極バックアップリード8と複数層の正極集電タブ20aとの接合位置は、正極集電タブ20aの幅の中央よりも、正極活物質含有層20b側(塗工部側)にあることが好ましい。各電極において、バックアップリード(第1リード)と集電タブとの接合位置が、塗工部側により近いと、以下の利点がある。即ち、集電タブが破断するのを抑制できるため、破断した集電タブが外装缶1及び他方の電極に接触してショートするのを抑制することができる。更に、破断されていない集電タブを流れる電流密度の増加を防ぐことができるため、当該電極に過度な負荷が生じるのを避けることができる。また、集電タブに大きな張力が加わっていないため、電池自体の移動時や使用時に何らかの物理的な衝撃が生じた際に、集電タブの破断をより抑制しやすい。
図6〜図10などを参照しながら説明したように、負極バックアップリード9が備える第2板部92bは、負極リード4の脚部4cが伸びる方向に沿って、第1板部92aよりも突出した上方突出部920及び/又は下方突出部921を有している。それ故、第2板部92bの長手方向の幅は、第1板部92aの長手方向の幅よりも長い。ここで、長手方向とは、負極リード4の脚部4cが伸びる方向と平行な方向である。従って、第2板部92bの長手方向の幅は、第2板部92bにおいて、脚部4cが伸びる方向の最大長さである。また、第1板部92aの長手方向の幅は、第1板部92aにおいて、脚部4cが伸びる方向の最大長さである。また、接合板部91の長手方向の幅は、接合板部91において、脚部4cが伸びる方向の最大長さである。
第2板部92bの長手方向の幅は、例えば図6〜図10に示す負極バックアップリード9のように、接合板部91の長手方向の幅と同一であっても良い。第2板部92bの長手方向の幅は、接合板部91の長手方向の幅よりも短くてもよく、長くてもよい。第2板部92bの長手方向の幅は、接合板部91の長手方向の幅未満であることが好ましい。この場合の一例を図17及び図18に示す。図17及び図18に示す負極バックアップリード9は、第2板部92bの長手方向の幅が、接合板部91の長手方向の幅未満であることを除いて図7〜図10を参照しながら上述した負極バックアップリード9と同一の構造を有している。
第2板部92bの長手方向の長さが接合板部91の長手方向の幅未満であると、超音波接合の際に、第2板部92bの上方突出部920の外縁が含む、上方対辺920b及び上方非連結辺920aが過度に湾曲するのを防ぐことができる。更に、第2板部92bの下方突出部921の外縁が含む、下方対辺921b及び下方非連結辺921aが過度に湾曲するのを防ぐことができる。また、この場合、負極バックアップリード9が含む上方突出部920及び下方突出部921の端部が、負極集電タブ22aから離れる方向に過度にめくれるのを防ぐことができる。従って、第2板部92bの長手方向の幅が、接合板部91の長手方向の幅未満である場合、電池の安全性向上及び組み立て性向上の効果を得ることができ、更には、容量向上の効果も得ることができる。
連結板部93の長手方向の幅は、例えば図6〜図10に示す負極バックアップリード9のように、第1板部92aの長手方向の幅よりも長い。連結板部93の長手方向の幅は、例えば図6〜図10に示す負極バックアップリード9のように、接合板部91の長手方向の幅と同一である。連結板部93の長手方向の幅は、接合板部91の長手方向の幅よりも短くてよく、長くてもよい。なお、連結板部93の長手方向の幅は、連結板部93において、脚部4cが伸びる方向の最大長さである。
連結板部93の長手方向の幅は、例えば図6〜図10などに示しているように、第1板部92aの長手方向の幅と比較して長いことが好ましい。こうすると、負極バックアップリード9と捲回電極群2の端部(端面)との接触面積が増えて、電気抵抗をより低減できる。また、この場合、超音波接合を施す際に、治具を用いてバックアップリードを捲回電極群の集電タブ部に固定しやすくなるため、位置ずれが起きにくいという利点がある。
接合板部91、カバー板部92及び連結板部93の短手方向の幅は、負極バックアップリード9を十分な接合強度で負極集電タブ22aに接合することができれば、特に限定されない。
図19及び図20は、実施形態に係る電池が含むバックアップリードの他の例を概略的に示す図である。図19及び図20に示す負極バックアップリード9において、連結板部93は略矩形板状である。連結板部93は、捲回電極群2の一端を囲むように湾曲している。即ち、連結板部93は、捲回電極群2の一端と対向する側が窪むように、連結板部93の短手方向に沿って弓なりに湾曲したR形状を有する。図19及び図20に示す負極バックアップリード9は、このことを除いて、図17及び図18を参照しながら説明した負極バックアップリード9と同一の構造を有している。連結板部93が略矩形板状であり、捲回電極群2の一端を囲むように湾曲していると、連結板部93全体が捲回電極群2の端面に接触しやすいことから、電気抵抗が小さくなるため好ましい。また、連結板部93の長手方向の端部が、捲回電極群2の一端から離れる方向に変形しにくいことから、負極絶縁カバー11を傷付けにくいため好ましい。
実施形態に係る電池の正極、負極、セパレータ及び非水電解質について、以下に詳細に説明する。
(1)正極
正極は、例えば、正極集電体と、正極集電体に保持された正極活物質含有層と、正極集電タブとを含むことができる。正極活物質含有層は、例えば、正極活物質、導電剤、及び結着剤を含むことができる。
正極は、例えば、正極集電体と、正極集電体に保持された正極活物質含有層と、正極集電タブとを含むことができる。正極活物質含有層は、例えば、正極活物質、導電剤、及び結着剤を含むことができる。
正極活物質としては、例えば、酸化物又は硫化物を用いることができる。酸化物及び硫化物の例には、リチウムを吸蔵する二酸化マンガン(MnO2)、酸化鉄、酸化銅、酸化ニッケル、リチウムマンガン複合酸化物(例えばLixMn2O4またはLixMnO2)、リチウムニッケル複合酸化物(例えばLixNiO2)、リチウムコバルト複合酸化物(例えばLixCoO2)、リチウムニッケルコバルト複合酸化物(例えばLiNi1-yCoyO2)、リチウムマンガンコバルト複合酸化物(例えばLixMnyCo1-yO2)、スピネル構造を有するリチウムマンガンニッケル複合酸化物(例えばLixMn2-yNiyO4)、オリビン構造を有するリチウムリン酸化物(例えばLixFePO4、LixFe1-yMnyPO4、LixCoPO4)、硫酸鉄(Fe2(SO4)3)、バナジウム酸化物(例えばV2O5)及び、リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物が挙げられる。上記の式において、0<x≦1であり、0<y≦1である。活物質として、これらの化合物を単独で用いてもよく、或いは、複数の化合物を組合せて用いてもよい。
結着剤は、活物質と集電体とを結着させるために配合される。結着剤の例としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素系ゴムが挙げられる。
導電剤は、集電性能を高め、且つ、活物質と集電体との接触抵抗を抑えるために必要に応じて配合される。導電剤の例としては、アセチレンブラック、カーボンブラック及び黒鉛のような炭素質物が挙げられる。
正極活物質含有層において、正極活物質及び結着剤は、それぞれ、80質量%以上98質量%以下及び2質量%以上20質量%以下の割合で配合することが好ましい。
結着剤は、2質量%以上の量にすることにより十分な電極強度を得ることができる。また、20質量%以下にすることにより電極の絶縁材の配合量を減少させ、内部抵抗を減少できる。
導電剤を加える場合には、正極活物質、結着剤及び導電剤は、それぞれ、77質量%以上95質量%以下、2質量%以上20質量%以下、及び3質量%以上15質量%以下の割合で配合することが好ましい。導電剤は、3質量%以上の量にすることにより上述した効果を発揮することができる。また、15質量%以下にすることにより、高温保存下での正極導電剤表面での非水電解質の分解を低減することができる。
正極集電体は、アルミニウム箔、又は、Mg、Ti、Zn、Ni、Cr、Mn、Fe、Cu及びSiから選択される少なくとも1種類の元素を含むアルミニウム合金箔であることが好ましい。
正極集電体は、正極集電タブと一体であることが好ましい。或いは、正極集電体は、正極集電タブと別体でもよい。
(2)負極
負極は、例えば、負極集電体と、負極集電体に保持された負極活物質含有層と、負極集電タブとを含むことができる。負極活物質含有層は、例えば、負極活物質、導電剤、及び結着剤を含むことができる。
負極は、例えば、負極集電体と、負極集電体に保持された負極活物質含有層と、負極集電タブとを含むことができる。負極活物質含有層は、例えば、負極活物質、導電剤、及び結着剤を含むことができる。
負極活物質としては、例えば、リチウムイオンを吸蔵及び放出することができる、金属酸化物、金属窒化物、合金、炭素等を用いることができる。0.4V以上(対Li/Li+)貴な電位でリチウムイオンの吸蔵及び放出が可能な物質を負極活物質として用いることが好ましい。
導電剤は、集電性能を高め、且つ、負極活物質と集電体との接触抵抗を抑えるために配合される。導電剤の例としては、アセチレンブラック、カーボンブラック及び黒鉛のような炭素質物が挙げられる。
結着剤は、分散された負極活物質の間隙を埋め、また、負極活物質と集電体とを結着させるために配合される。結着剤の例としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素系ゴム、及びスチレンブタジェンゴムが挙げられる。
負極活物質含有層中の活物質、導電剤及び結着剤は、それぞれ、68質量%以上96質量%以下、2質量%以上30質量%以下、及び2質量%以上30質量%以下の割合で配合することが好ましい。導電剤の量を2質量%以上とすることにより、負極活物質含有層の集電性能を向上させることができる。また、結着剤の量を2質量%以上とすることにより、負極活物質含有層と集電体との結着性を十分に発現することができ、優れたサイクル特性を期待できる。一方、導電剤及び結着剤はそれぞれ28質量%以下にすることが高容量化を図る上で好ましい。
集電体としては、負極活物質のリチウムの吸蔵電位及び放出電位において電気化学的に安定である材料が用いられる。集電体は、銅、ニッケル、ステンレス又はアルミニウム、或いは、Mg、Ti、Zn、Mn、Fe、Cu、及びSiから選択される少なくとも1種類の元素を含むアルミニウム合金から作られることが好ましい。集電体の厚さは5〜20μmの範囲内にあることが好ましい。このような厚さを有する集電体は、負極の強度と軽量化とのバランスをとることができる。
負極集電体は、負極集電タブと一体であることが好ましい。或いは、負極集電体は、負極集電タブと別体でもよい。
負極は、例えば負極活物質、結着剤および導電剤を汎用されている溶媒に懸濁してスラリーを調製し、このスラリーを集電体に塗布し、乾燥させて、負極活物質含有層を形成した後、プレスを施すことにより作製される。負極はまた、負極活物質、結着剤及び導電剤をペレット状に形成して負極活物質含有層とし、これを集電体上に配置することにより作製されてもよい。
(3)セパレータ
セパレータは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロース、またはポリフッ化ビニリデン(PVdF)を含む多孔質フィルム、または、合成樹脂製不織布から形成されてよい。中でも、ポリエチレン又はポリプロピレンから形成された多孔質フィルムは、一定温度において溶融し、電流を遮断することが可能であるため、安全性を向上できる。
セパレータは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロース、またはポリフッ化ビニリデン(PVdF)を含む多孔質フィルム、または、合成樹脂製不織布から形成されてよい。中でも、ポリエチレン又はポリプロピレンから形成された多孔質フィルムは、一定温度において溶融し、電流を遮断することが可能であるため、安全性を向上できる。
(4)電解液
電解液としては、例えば、非水電解質を用いることができる。
電解液としては、例えば、非水電解質を用いることができる。
非水電解質は、例えば、電解質を有機溶媒に溶解することにより調製される液状非水電解質、又は、液状電解質と高分子材料を複合化したゲル状非水電解質であってよい。
液状非水電解質は、電解質を0.5モル/L以上2.5モル/L以下の濃度で有機溶媒に溶解したものであることが好ましい。
有機溶媒に溶解させる電解質の例には、過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6)、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)、及びビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム[LiN(CF3SO2)2]のようなリチウム塩、及び、これらの混合物が含まれる。電解質は高電位でも酸化し難いものであることが好ましく、LiPF6が最も好ましい。
有機溶媒の例には、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、及びビニレンカーボネートのような環状カーボネート;ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、及びメチルエチルカーボネート(MEC)のような鎖状カーボネート;テトラヒドロフラン(THF)、2メチルテトラヒドロフラン(2MeTHF)、及びジオキソラン(DOX)のような環状エーテル;ジメトキシエタン(DME)、及びジエトキシエタン(DEE)のような鎖状エーテル;γ−ブチロラクトン(GBL)、アセトニトリル(AN)、及びスルホラン(SL)が含まれる。これらの有機溶媒は、単独で、又は混合溶媒として用いることができる。
高分子材料の例には、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリアクリロニトリル(PAN)、及びポリエチレンオキサイド(PEO)が含まれる。
或いは、非水電解質として、リチウムイオンを含有した常温溶融塩(イオン性融体)、高分子固体電解質、無機固体電解質等を用いてもよい。
常温溶融塩(イオン性融体)は、有機物カチオンとアニオンとの組合せからなる有機塩のうち、常温(15〜25℃)で液体として存在し得る化合物を指す。常温溶融塩には、単体で液体として存在する常温溶融塩、電解質と混合させることで液体となる常温溶融塩、及び有機溶媒に溶解させることで液体となる常温溶融塩が含まれる。一般に、非水電解質電池に用いられる常温溶融塩の融点は、25℃以下である。また、有機物カチオンは、一般に4級アンモニウム骨格を有する。
第1実施形態に係る電池は、側壁及び底壁を有し、底壁の反対側に開口部を有する外装缶と、電解液と、外装缶内に、捲回軸方向が側壁と交わるように収納され、少なくとも一端に、捲回された複数層の集電タブを有する捲回電極群と、捲回された複数層の集電タブを挟持する第1リードと、第1リードに電気的に接続される第2リードと、外装缶の開口部に取り付けられ、端子を有する金属製の蓋とを具備する。第1リードは、第2リードに電気的に接続される接合板部と、複数層の集電タブを介して接合板部と対向するカバー板部と、接合板部及びカバー板部を連結し、捲回電極群の少なくとも一端と対向する連結板部とを備える。第2リードは、端子に電気的に接続される基部と捲回電極群の捲回軸方向に対して直交する方向に向けて延出した脚部とを備え、脚部は、接合板部に電気的に接続されている。カバー板部は、連結板部と隣接し、カバー板部の一部を構成する第1板部と、第1板部から一続きに伸びてカバー板部の他の一部を構成する第2板部とを備える。第2板部は、第1板部と連結している連結辺と、連結辺が伸びる方向に沿って伸びており、第1板部と連結していない非連結辺と、連結辺及び非連結辺の反対側に位置する対辺とを含む。第2板部は、脚部が伸びる方向に沿って、第1板部よりも突出した突出部を有する。突出部における非連結辺及び対辺の一部は、捲回電極群の少なくとも一端に向かって湾曲している。この電池は、電解液の含浸性に優れている。
(第2の実施形態)
第2の実施形態によると、電池パックが提供される。この電池パックは、第1の実施形態に係る電池を含む。
第2の実施形態によると、電池パックが提供される。この電池パックは、第1の実施形態に係る電池を含む。
第2の実施形態に係る電池パックは、複数の電池を備えることもできる。複数の電池は、電気的に直列に接続することもできるし、又は電気的に並列に接続することもできる。或いは、複数の電池を、直列及び並列の組み合わせで接続することもできる。
第2の実施形態に係る電池パックは、例えば、電池を5つ具備することもできる。これらの電池は、直列に接続されることができる。また、直列に接続された電池は、組電池を構成することができる。即ち、第2の実施形態に係る電池パックは、組電池を具備することもできる。
第2の実施形態に係る電池パックは、複数の組電池を具備することができる。複数の組電池は、直列、並列、又は直列及び並列の組み合わせで接続することができる。
以下に、第2の実施形態に係る電池パックの一例を、図21及び図22を参照しながら説明する。図21は、第2の実施形態に係る電池パックの一例を示す分解斜視図である。図22は、図21に示す電池パックの電気回路の一例を示すブロック図である。
図21及び図22に示す電池パック200は、複数個の単電池39からなる組電池23を備える。単電池39は、図1〜図5を参照しながら説明した第1の実施形態に係る一例の電池であり得る。
複数の単電池39は、図22に示すように互いに電気的に直列に接続されている。
プリント配線基板24は、組電池23の正極側リード28及び負極側リード30が延出する側面に対向するように配置されている。プリント配線基板24には、図22に示すようにサーミスタ25、保護回路26及び外部機器への通電用端子27が搭載されている。なお、プリント配線基板24には、組電池23と対向する面に、組電池23の配線との不要な接続を回避するために絶縁板(図示せず)が取り付けられている。
正極側リード28の先端はプリント配線基板24の正極側コネクタ29に挿入されて電気的に接続されている。負極側リード30の先端はプリント配線基板24の負極側コネクタ31に挿入されて電気的に接続されている。これらのコネクタ29及び31は、プリント配線基板24に形成された配線32及び33を通して保護回路26に接続されている。
サーミスタ25は、単電池39の温度を検出し、その検出信号は保護回路26に送信される。保護回路26は、所定の条件で保護回路26と外部機器への通電用端子27との間のプラス側配線34a及びマイナス側配線34bを遮断できる。所定の条件の一例としては、サーミスタ25の検出温度が所定温度以上になったときを挙げられる。また、所定の条件の他の例とは、単電池39の過充電、過放電、又は過電流等を検出したときを挙げられる。この過充電等の検出は、個々の単電池39もしくは組電池23全体について行われる。なお、個々の単電池39を検出する場合、電池電圧を検出してもよいし、正極電位又は負極電位を検出してもよい。後者の場合、個々の単電池39中に参照極として用いるリチウム電極が挿入される。図21及び図22の電池パック200は、単電池39それぞれに電圧検出のための配線35が接続されている。これら配線35を通して検出信号が保護回路26に送信される。
正極側リード28及び負極側リード30が突出する側面を除く組電池23の三側面には、ゴムもしくは樹脂からなる保護シート36がそれぞれ配置されている。
組電池23は、各保護シート36及びプリント配線基板24と共に収納容器37内に収納される。即ち、収納容器37の長辺方向の両方の内側面と短辺方向の一方の内側面それぞれに保護シート36が配置され、短辺方向の他方の内側面にプリント配線基板24が配置される。組電池23は、保護シート36及びプリント配線基板24で囲まれた空間内に位置する。蓋38は、収納容器37の上面に取り付けられている。
なお、組電池23の固定には粘着テープ19に代えて、熱収縮テープを用いてもよい。この場合、組電池の両側面に保護シートを配置し、熱収縮テープを周回させた後、熱収縮テープを熱収縮させて組電池を結束させる。
図21及び図22では単電池39を直列接続した形態を示したが、電池容量を増大させるためには並列に接続してもよい。さらに、組み上がった電池パックを直列及び/又は並列に接続することもできる。
また、第2の実施形態に係る電池パックの態様は用途により適宜変更される。第2の実施形態に係る電池パックの用途としては、大電流性能でのサイクル性能が望まれるものが好ましい。具体的な用途としては、デジタルカメラの電源用や、二輪乃至四輪のハイブリッド電気自動車、二輪乃至四輪の電気自動車、及びアシスト自転車等の車載用が挙げられる。第2の実施形態に係る電池パックの用途としては、特に、車載用が好適である。
第2の実施形態に係る電池パックは、第1の実施形態に係る電池を備えている。したがって、第2の実施形態に係る電池パックは、電解液の含浸性に優れている。
以上に説明した少なくとも一つの実施形態によると、電池が提供される。電池は、側壁及び底壁を有し、底壁の反対側に開口部を有する外装缶と、電解液と、外装缶内に、捲回軸方向が側壁と交わるように収納され、少なくとも一端に、捲回された複数層の集電タブを有する捲回電極群と、捲回された複数層の集電タブを挟持する第1リードと、第1リードに電気的に接続される第2リードと、外装缶の開口部に取り付けられ、端子を有する金属製の蓋とを具備する。第1リードは、第2リードに電気的に接続される接合板部と、複数層の集電タブを介して接合板部と対向するカバー板部と、接合板部及びカバー板部を連結し、捲回電極群の少なくとも一端と対向する連結板部とを備える。第2リードは、端子に電気的に接続される基部と捲回電極群の捲回軸方向に対して直交する方向に向けて延出した脚部とを備え、脚部は、接合板部に電気的に接続されている。カバー板部は、連結板部と隣接し、カバー板部の一部を構成する第1板部と、第1板部から一続きに伸びてカバー板部の他の一部を構成する第2板部とを備える。第2板部は、第1板部と連結している連結辺と、連結辺が伸びる方向に沿って伸びており、第1板部と連結していない非連結辺と、連結辺及び非連結辺の反対側に位置する対辺とを含む。第2板部は、脚部が伸びる方向に沿って、第1板部よりも突出した突出部を有する。突出部における非連結辺及び対辺の一部は、捲回電極群の少なくとも一端に向かって湾曲している。この電池は、電解液の含浸性に優れている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:外装缶、2:捲回電極群、3:正極リード(第2正極リード)、3a:基部、3b:貫通孔、3c:脚部、4:負極リード(第2負極リード)、4a:基部、4b:貫通孔、4c:脚部、5:蓋、6:正極端子、7:負極端子、8:正極バックアップリード(第1正極リード)、9:負極バックアップリード(第1負極リード)、10:正極絶縁カバー、11:負極絶縁カバー、12:第1正極ガスケット、12:正極ガスケット、13:負極ガスケット、13:第1負極ガスケット、14:安全弁、15:電解液注入口用蓋、16:第2正極ガスケット、17:第2負極ガスケット、18:絶縁体、19:粘着テープ、20:正極、20a:正極集電タブ、20b:正極活物質含有層、20c:正極集電体、21:セパレータ、21a:セパレータ、21b:セパレータ、22:負極、22a:負極集電タブ、22b:負極活物質含有層、22c:負極集電体、23:組電池、24:プリント配線基板、25:サーミスタ、26:保護回路、27:通電用端子、28:正極側リード、29:正極側コネクタ、30:負極側リード、31:負極側コネクタ、32:配線、33:配線、34a:プラス側配線、34b:マイナス側配線、35:配線、36:保護シート、37:収納容器、38:蓋、39:単電池、40:絶縁テープ、50:キャップ体、91:接合板部、92:カバー板部、92a:第1板部、92b:第2板部、93:連結板部、100:電池、200:電池パック、220:境界、910:上方突出部、910a:上方非連結辺、910b:上方対辺、910c:上辺、910d:角部、910e:角部、911:下方突出部、911a:下方非連結辺、911b:下方対辺、911c:下辺、911d:角部、911e:角部、912:連結辺、913:対辺、920:上方突出部、920a:上方非連結辺、920b:上方対辺、920c:上辺、920d:角部、920e:角部、921:下方突出部、921a:下方非連結辺、921b:下方対辺、921c:下辺、921d:角部、921e:角部、922:連結辺、923:対辺。
Claims (7)
- 側壁及び底壁を有し、前記底壁の反対側に開口部を有する外装缶と、
電解液と、
前記外装缶内に、捲回軸方向が前記側壁と交わるように収納され、少なくとも一端に、捲回された複数層の集電タブを有する捲回電極群と、
捲回された前記複数層の前記集電タブを挟持する第1リードと、
前記第1リードに電気的に接続される第2リードと、
前記外装缶の前記開口部に取り付けられ、端子を有する金属製の蓋とを具備し、
前記第1リードは、前記第2リードに電気的に接続される接合板部と、前記複数層の前記集電タブを介して前記接合板部と対向するカバー板部と、前記接合板部及び前記カバー板部を連結し、前記捲回電極群の前記少なくとも一端と対向する連結板部とを備え、
前記第2リードは、前記端子に電気的に接続される基部と前記捲回電極群の捲回軸方向に対して直交する方向に向けて延出した脚部とを備え、前記脚部は、前記接合板部に電気的に接続されており、
前記カバー板部は、前記連結板部と隣接し、前記カバー板部の一部を構成する第1板部と、前記第1板部から一続きに伸びて前記カバー板部の他の一部を構成する第2板部とを備え、
前記第2板部は、前記第1板部と連結している連結辺と、前記連結辺が伸びる方向に沿って伸びており、前記第1板部と連結していない非連結辺と、前記連結辺及び前記非連結辺の反対側に位置する対辺とを含み、
前記第2板部は、前記非連結辺及び前記対辺を含む外縁で規定されており且つ前記脚部が伸びる方向に沿って前記第1板部よりも突出した突出部を有し、
前記突出部における前記非連結辺及び前記対辺の前記一部は、前記捲回電極群の前記少なくとも一端に向かって湾曲している電池。 - 前記突出部は、前記脚部が伸びる方向に沿って、前記第2リードが備える前記基部側に向けて前記第1板部よりも突出した上方突出部と、前記脚部が伸びる方向に沿って、前記上方突出部と反対側に向けて前記第1板部よりも突出した下方突出部とを備え、
前記上方突出部は、前記連結辺と連続しており且つ前記第1板部と連結していない上方非連結辺と、前記対辺の前記一部に含まれる上方対辺とを含む外縁で規定されており、
前記下方突出部は、前記連結辺と連続しており且つ前記第1板部と連結していない下方非連結辺と、前記対辺の前記一部に含まれる下方対辺とを含む外縁で規定されており、
前記上方非連結辺、前記上方対辺、前記下方非連結辺、及び、前記下方対辺は、前記捲回電極群の前記少なくとも一端に向かって湾曲している請求項1に記載の電池。 - 前記脚部が伸びる方向について、前記連結板部の幅は、前記第1板部の幅と比較して長い請求項1又は2に記載の電池。
- 前記接合板部は、前記連結板部と隣接し、前記接合板部の一部を構成する第3板部と、前記第3板部から一続きに伸びて前記接合板部の他の一部を構成する第4板部とを備え、
前記第4板部は、前記第3板部と連結している第2連結辺と、前記第2連結辺が伸びる方向に沿って伸びており、前記第3板部と連結していない第2非連結辺と、前記第2連結辺及び前記第2非連結辺の反対側に位置する第2対辺とを含み、
前記第4板部は、前記第2非連結辺及び前記第2対辺を含む外縁で規定されており且つ前記脚部が伸びる方向に沿って前記第3板部よりも突出した第2突出部を有し、
前記第2突出部における前記第2非連結辺及び前記第2対辺の前記一部は、前記捲回電極群の前記少なくとも一端に向かって湾曲している請求項1〜3の何れか1項に記載の電池。 - 前記連結板部は、矩形板状であり、前記捲回電極群の前記少なくとも一端を囲むように湾曲している請求項1〜4の何れか1項に記載の電池。
- 前記捲回電極群は、前記捲回軸方向の一端に、捲回された複数層の正極集電タブを有し、前記捲回軸方向の他端に、捲回された複数層の負極集電タブを備えており、
前記電池は、
捲回された前記複数層の前記正極集電タブを一括して挟持する第1正極リードと、
捲回された前記複数層の前記負極集電タブを一括して挟持する第1負極リードと、
前記第1正極リードに電気的に接続される第2正極リードと、
前記第1負極リードに電気的に接続される第2負極リードとを備え、
前記第1正極リード及び前記第1負極リードは、何れも請求項1〜5の何れか1項に記載の第1リードであり、
前記第2正極リード及び前記第2負極リードは、何れも請求項1〜5の何れか1項に記載の第2リードである請求項1〜5の何れか1項に記載の電池。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載の電池を備えた電池パック。
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