JP6976778B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本明細書の開示は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
光干渉断層計(OCT;Optical Coherence Tomography)眼科診療では眼底血管の病態を把握するためにこれまで侵襲的な蛍光眼底造影検査が行われてきた。近年は、光干渉断層計(OCT;Optical Coherence Tomography)を用いて非侵襲に眼底血管を3次元で描出するOCT Angiography(以下、OCTAと表記)技術が用いられるようになってきている。OCTAでは測定光で同一位置を複数回走査し、赤血球の変位と測定光との相互作用により得られるモーションコントラストを画像化する。
特許文献1ではモーションコントラスト画像の撮影が上手く行われなかったと判断した場合にリトライボタンを押すことで、取得されたOCTデータを放棄し再び撮影を行うことが開示されている。
特開2017−006179号公報
しかしながら、モーションコントラスト画像の画質向上を目的とした合成を行うための撮影をする際のユーザインターフェースについては開示されていない。
本発明はモーションコントラスト画像の合成を行うための撮影に適したユーザインターフェースを提供することを目的の1つとする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本開示の他の目的の1つとして位置付けることができる。
本明細書に開示の情報処理装置は以下の構成を備える。
被検眼のOCTA撮影を実施する撮影手段と、
前記OCTA撮影により得られる前記被検眼の3次元モーションコントラスト画像を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した複数の3次元モーションコントラスト画像を合成して合成3次元モーションコントラスト画像を生成する合成手段と、
前記複数の3次元モーションコントラスト画像の第一の3次元モーションコントラスト画像の撮影時と同一固視標位置で撮影される画像であって、前記合成3次元モーションコントラスト画像と合成される前記被検眼の第二のモーションコントラスト画像のOCTA撮影の指示を受け付けるインタフェース、および、前記合成3次元モーションコントラスト画像とを表示手段に表示させる表示制御手段と
前記インタフェースを介してOCTA撮影の指示を受け付けた場合、前記撮影手段と前記取得手段により前記第二の3次元モーションコントラスト画像を取得させ、取得した前記第二の3次元モーションコントラスト画像と前記合成3次元モーションコントラスト画像とを前記合成手段に合成させて新たな合成3次元モーションコントラスト画像を生成させる制御手段とを備える。
本明細書の開示によれば、モーションコントラスト画像の合成を行うための撮影に適したユーザインターフェースを提供することができる。
第一実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る情報処理システムや、該情報処理システムを構成する断層画像撮影装置に含まれる測定光学系の一例を説明する図である。 第一実施形態に係る情報処理システムが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態におけるOCTA撮影の走査方法の一例を説明する図である。 第一実施形態において表示手段に表示する撮影条件設定画面及び撮影画面の一例を説明する図である。 第一実施形態のS306において表示手段に表示する撮影確認画面の一例を説明する図である。 第一実施形態に係る情報処理システムが実行可能な処理の一例を示すフローチャートである。 第一実施形態のS316において表示手段に表示するレポート画面の一例を説明する図である。 第一実施形態のS316において表示手段に表示するレポート画面の一例を説明する図である。 第二実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 第二実施形態に係る情報処理システムが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第二実施形態において表示手段に表示する撮影条件設定画面及び撮影確認画面の一例を説明する図である。 第三実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 第三実施形態に係る情報処理システムが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第三実施形態において表示手段に表示する基準検査の選択画面及び撮影画面の一例を説明する図である。 第三実施形態において表示手段に表示する撮影確認画面の一例を説明する図である。
[第一の実施形態]
本実施形態に係る情報処理装置は、撮影確認画面に表示された進捗情報に基づいて操作者が繰り返し撮影ボタンを指定することにより繰り返しOCTA撮影の継続可否を指示する。該指示により、所望の高コントラストな合成モーションコントラスト画像の生成に用いられるモーションコントラスト画像群を取得する場合について説明する。最初にOCTAの撮影方法について図4を用いて説明する。図4は主走査方向が水平(x軸)方向で、副走査方向(y軸方向)の各位置(yi;1≦i≦n)においてr回連続でBスキャンを行うOCTA撮影の例を示している。なおOCTA撮像において同一位置で複数回走査することをクラスタ走査、同一位置で得られた複数枚の断層画像のことをクラスタと呼ぶ。クラスタ単位でモーションコントラストデータを生成し、1クラスタあたりの断層画像数(同一位置での走査回数)を増やすと、OCTA画像(モーションコントラスト画像)のコントラストが向上することが知られている。
以下、図面を参照しながら、第一実施形態に係る情報処理装置を備える情報処理システムについて説明する。
図2は、本実施形態に係る情報処理装置101を備える情報処理システム10の構成を示す図である。図2に示すように、情報処理システム10は、情報処理装置101が、インタフェースを介して断層画像撮影装置100(OCTとも言う)、外部記憶部102、入力部103、表示部104と接続されることにより構成されている。
断層画像撮影装置100は、眼部の断層画像を撮影する装置である。本実施形態においては、断層画像撮影装置100としてSD−OCTを用いるものとする。これに限らず、例えばSS−OCTを用いて構成しても良い。
図2(a)において、測定光学系100−1は前眼部像、被検眼のSLO眼底像、断層画像を取得するための光学系である。ステージ部100−2は、測定光学系100−1を前後左右に移動可能にする。ベース部100−3は、後述の分光器を内蔵している。
情報処理装置101は、ステージ部100−2の制御、アラインメント動作の制御、断層像の再構成などを実行するコンピュータである。外部記憶部102は、断層撮像用のプログラム、患者情報、撮影データ、正常眼データベースの統計値などを記憶する。
入力部103はコンピュータへの指示を行い、具体的にはキーボードとマウスから構成される。表示部104は、例えばモニタからなる。
(断層画像撮影装置の構成)
本実施形態の断層画像撮影装置100における測定光学系及び分光器の構成について図2(b)を用いて説明する。
まず、測定光学系100−1の内部について説明する。被検眼200に対向して対物レンズ201が設置され、その光軸上に第1ダイクロイックミラー202及び第2ダイクロイックミラー203が配置されている。これらのダイクロイックミラーによってOCT光学系の光路250、SLO光学系と固視灯用の光路251、及び前眼観察用の光路252とに波長帯域ごとに分岐される。
SLO光学系と固視灯用の光路251は、SLO走査手段204、レンズ205及び206、ミラー207、第3ダイクロイックミラー208、APD(Avalanche Photodiode)209、SLO光源210、固視灯211を有している。
ミラー207は、穴あきミラーや中空のミラーが蒸着されたプリズムであり、SLO光源210による照明光と、被検眼からの戻り光とを分離する。第3ダイクロイックミラー208はSLO光源210の光路と固視灯211の光路とに波長帯域ごとに分離する。
SLO走査手段204は、SLO光源210から発せられた光を被検眼200上で走査するものであり、X方向に走査するXスキャナ、Y方向に走査するYスキャナから構成されている。本実施形態では、Xスキャナは高速走査を行う必要があるためポリゴンミラーで、Yスキャナはガルバノミラーによって構成されている。
レンズ205はSLO光学系及び固視灯211の焦点合わせのため、不図示のモータによって駆動される。SLO光源210は780nm付近の波長の光を発生する。APD209は、被検眼からの戻り光を検出する。固視灯211は可視光を発生して被検者の固視を促すものである。
SLO光源210から発せられた光は、第3ダイクロイックミラー208で反射され、ミラー207を通過し、レンズ206及び205を通ってSLO走査手段204によって被検眼200上で走査される。被検眼200からの戻り光は、照明光と同じ経路を戻った後、ミラー207によって反射され、APD209へと導かれ、SLO眼底像が得られる。
固視灯211から発せられた光は、第3ダイクロイックミラー208、ミラー207を透過し、レンズ206及び205を通り、SLO走査手段204によって被検眼200上の任意の位置に所定の形状を作り、被検者の固視を促す。
前眼観察用の光路252には、レンズ212及び213、スプリットプリズム214、赤外光を検知する前眼部観察用のCCD215が配置されている。このCCD215は、不図示の前眼部観察用照射光の波長、具体的には970nm付近に感度を持つものである。スプリットプリズム214は、被検眼200の瞳孔と共役な位置に配置されており、被検眼200に対する測定光学系100−1のZ軸方向(光軸方向)の距離を、前眼部のスプリット像として検出できる。
OCT光学系の光路250は前述の通りOCT光学系を構成しており、被検眼200の断層画像を撮影するためのものである。より具体的には、断層画像を形成するための干渉信号を得るものである。XYスキャナ216は光を被検眼200上で走査するためのものであり、図2(b)では1枚のミラーとして図示されているが、実際はXY2軸方向の走査を行うガルバノミラーである。
レンズ217及び218のうち、レンズ217については光カプラー219に接続されているファイバー224から出射するOCT光源220からの光を、被検眼200に焦点合わせするために不図示のモータによって駆動される。この焦点合わせによって、被検眼200からの戻り光は同時にファイバー224の先端に、スポット状に結像されて入射されることとなる。次に、OCT光源220からの光路と参照光学系、分光器の構成について説明する。220はOCT光源、221は参照ミラー、222は分散補償硝子、223はレンズ、219は光カプラー、224から227は光カプラーに接続されて一体化しているシングルモードの光ファイバー、230は分光器である。
これらの構成によってマイケルソン干渉計を構成している。OCT光源220から出射された光は、光ファイバー225を通じ、光カプラー219を介して光ファイバー224側の測定光と、光ファイバー226側の参照光とに分割される。測定光は前述のOCT光学系光路を通じ、観察対象である被検眼200に照射され、被検眼200による反射や散乱により同じ光路を通じて光カプラー219に到達する。
一方、参照光は光ファイバー226、レンズ223、測定光と参照光の波長分散を合わせるために挿入された分散補償ガラス222を介して参照ミラー221に到達し反射される。そして同じ光路を戻り、光カプラー219に到達する。
光カプラー219によって、測定光と参照光は合波され干渉光となる。
ここで、測定光の光路長と参照光の光路長がほぼ同一となったときに干渉を生じる。参照ミラー221は、不図示のモータおよび駆動機構によって光軸方向に調整可能に保持され、測定光の光路長に参照光の光路長を合わせることが可能である。干渉光は光ファイバー227を介して分光器230に導かれる。
また、偏光調整部228、229は、各々光ファイバー224、226中に設けられ、偏光調整を行う。これらの偏光調整部は光ファイバーをループ状に引きまわした部分を幾つか持っている。このループ状の部分をファイバーの長手方向を中心として回転させることでファイバーに捩じりを加え、測定光と参照光の偏光状態を各々調整して合わせることができる。
分光器230はレンズ232、234、回折格子233、ラインセンサ231から構成される。光ファイバー227から出射された干渉光はレンズ234を介して平行光となった後、回折格子233で分光され、レンズ232によってラインセンサ231に結像される。
次に、OCT光源220の周辺について説明する。OCT光源220は、代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)である。中心波長は855nm、波長バンド幅は約100nmである。ここで、バンド幅は、得られる断層画像の光軸方向の分解能に影響するため、重要なパラメータである。
光源の種類は、ここではSLDを選択したが、低コヒーレント光が出射できればよく、ASE(Amplified Spontaneous Emission)等を用いることができる。中心波長は眼を測定することを鑑みると近赤外光が適する。また、中心波長は得られる断層画像の横方向の分解能に影響するため、なるべく短波長であることが望ましい。双方の理由から中心波長は855nmとした。
本実施形態では干渉計としてマイケルソン干渉計を用いたが、マッハツェンダー干渉計を用いても良い。測定光と参照光との光量差に応じて、光量差が大きい場合にはマッハツェンダー干渉計を、光量差が比較的小さい場合にはマイケルソン干渉計を用いることが望ましい。
(情報処理装置の構成)
本実施形態の情報処理装置101の構成について図1を用いて説明する。
情報処理装置101は断層画像撮影装置100に接続されたパーソナルコンピュータ(PC)であり、画像取得部101−01、記憶部101−02、撮影制御部101−03、画像処理部101−04、表示制御部101−05を備える。また、情報処理装置101は演算処理装置CPUが画像取得部101−01、撮影制御部101−03、画像処理部101−04及び表示制御部101−05を実現するソフトウェアモジュールを実行することで機能を実現する。本発明はこれに限定されず、例えば画像処理部101−04をASIC等の専用のハードウェアで実現してもよいし、表示制御部101−05をCPUとは異なるGPU等の専用プロセッサを用いて実現してもよい。なお、CPUとGPUを併用することとしてもよい。さらに、使用するCPUまたはGPUは複数であってもよい。なお、CPU等が実行するプログラムは少なくとも1以上のメモリに記憶されている。また、断層画像撮影装置100と情報処理装置101との接続はネットワークを介した構成であってもよい。
画像取得部101−01は断層画像撮影装置100により撮影されたSLO眼底像や断層画像の信号データを取得する。また画像取得部101−01は断層画像生成部101―11を有し、断層画像撮影装置100により撮影された断層画像の信号データ(干渉信号)を取得して信号処理を行うことで断層画像を生成し、生成した断層画像を記憶部101−02に格納する。
撮影制御部101−03は、断層画像撮影装置100に対する撮影制御を行う。撮影制御には、断層画像撮影装置100に対して撮影パラメータの設定に関して指示することや、繰り返し撮影の継続もしくは終了に関して指示することも含まれる。
画像処理部101−04は、位置合わせ部101−41、生成部101−42、合成部101−43、画像特徴取得部101−44、投影部101−45を有する。生成部101−42は例えば、3次元モーションコントラスト画像を生成し、本発明に係る取得手段の一例に相当する。生成部101−42、評価部101−421を有する。評価部101−421は、モーションコントラスト画像の元となる断層画像の画質の評価を行うこととしてもよいし、生成部101−42が生成したモーションコントラスト画像の画質の評価を行ってもよい。合成部101−43は本発明に係る合成手段の一例であり、判定部101−431を有する。合成部101−43は生成部101−42により生成された複数のモーションコントラストデータを合成して前記眼底の所定位置における断面を示す1のモーションコントラスト画像を生成する。画像特徴取得部101−44は、断層画像を解析することで層境界等の画像特徴を取得する。投影部101−45は、3次元モーションコントラスト画像における所定の深さ範囲において投影を行うことで2次元モーションコントラスト画像(EnFace画像)を生成する。投影方法としては最大値投影または平均値投影など任意の方法を用いることができる。また、2次元モーションコントラスト画像を生成するための深さ範囲の指定は、取得された層境界に基づいて行うことが可能である。さらに、画像特徴取得部101−44、投影部101−45は生成部101−42に含まれることとしてもよい。
外部記憶部102は、被検眼の情報(患者の氏名、年齢、性別など)と、撮影した画像(断層画像及びSLO画像・OCTA画像)や合成画像、撮影パラメータ、合成画像の合成条件データ、操作者によって設定されたパラメータをそれぞれ関連付けて保持している。入力部103は、例えば、マウス、キーボード、タッチ操作画面などであり、操作者は、入力部103を介して、情報処理装置101や断層画像撮影装置100へ指示を行う。
次に、図3を参照して本実施形態の情報処理装置101の処理手順を示す。図3は、本実施形態における本システム全体の動作処理の流れを示すフローチャートである。
<ステップ301>
操作者は入力部103を操作することにより、断層画像撮影装置100に対して指示するOCTA画像の撮影条件を設定する。
図5(a)は表示部104に表示される検査セット設定画面500を示している。検査セットとはプロトコルもしくは動作モードとも呼ばれ、検査目的別に設定した(スキャンモードを含む)撮像手順を表す。また、各スキャンモードで取得したOCT画像やOCTA画像の既定の表示法も設定できる。検査セット設定画面500は検査セット名称入力部501、スキャンモード指定部502、撮像パラメータ指定部503、追加ボタン504、検査セット一覧部505を備える。
はじめに、操作者は入力部103を操作して、検査セット名称入力部501に検査セットの名称を入力する。検査セットの名称は任意の文字列を入力でき、操作者にとってわかりやすい名称を定義してよい。例えば、図5(a)においては加齢黄斑変性(Aged Macular Disease;AMD)を定義するため「AMD」と入力している。
次に、操作者は入力部103を操作してスキャンモード指定部502で検査セットに追加するスキャンモードを選択する。スキャンモード指定部502はプルダウンメニュー形式の指定部として構成されており、OCTAスキャンモードを含む複数のスキャンモードの中から選択できる。本実施形態に置いては、「OCTA」スキャンモードを選択する。
さらに、操作者が入力部103を操作して図5(a)に示す撮像パラメータ指定部503から(A)個々のOCTA撮影に関する撮影条件、(B)繰り返しOCTA撮影全体に関する撮影条件を入力もしくは選択する。
本実施形態では(B)繰り返しOCTA撮影全体の撮影条件は操作者が記憶している。また、該(B)の撮影条件を満たしたか否かについても進捗情報に基づいて操作者自身が判断するため、本画面では特に(B)の撮影条件の設定は行わず(A)個々の撮影に関する撮影条件のみを指示するものとする。なお(B)繰り返しOCTA撮影全体に関する撮影条件の設定法については第二実施形態で説明する。
本実施形態においては個々のOCTA撮影に関する撮影条件として、図5(a)に示すように
A−1) 走査パターン(Scan Pattern)
A−2) 走査領域サイズ(Scan Size)
A−3) 主走査方向(Scanning Direction)
A−4) 走査間隔(Distance between B−scans)
A−5) 固視灯位置(Fixation Position)
A−6) コヒーレンスゲート位置(C−Gate Orientation)
A−7) 1クラスタあたりのBスキャン数(B−scans per Clster)
を指示する。
これに限らず、例えば1BスキャンあたりのAスキャン数のように、任意の公知の撮影パラメータを指示して良い。
最後に、操作者は入力部103を操作して追加ボタン504を押下する。
これにより、加齢黄斑変性眼向けの設定がなされたOCTAスキャンモードを含む検査セットが「AMD」という名前で登録される。登録された検査セットは外部記憶部102に記憶され、検査セット一覧部505に表示される。
<ステップ302>
操作者は入力部103を操作することにより、図5(b)に示す撮影画面510中の検査セット選択部511から所望の検査セットを選択し、さらにスキャンモード選択部512から(所望の検査セットに含まれる)スキャンモードを選択する。
本実施形態においては、検査セットとしてS301で設定した「AMD」検査セットを選択し、スキャンモードとして「OCTA」撮影モードを選択する。
<ステップ303>
操作者は入力部103を操作して撮影画面510中の撮影開始(Capture)ボタン513を押下することにより、S301及びS302で指定した撮影条件による繰り返しOCTA撮影の開始を指示する。
<ステップ304>
撮影制御部101−03は断層画像撮影装置100に対してS301〜S302で操作者が指示した設定に基づいて(各走査位置で1クラスタ分の)OCTA撮影を実施することを指示し、断層画像撮影装置100が対応するOCT断層画像を取得する。
なお、本ステップにおいて断層画像撮影装置100はSLO画像の取得も行い、SLO動画像に基づく追尾処理を実行する。本実施形態において繰り返しOCTA撮影における追尾処理に用いる基準SLO画像は1回目の繰り返しOCTA撮影において設定した基準SLO画像とし、全ての繰り返しOCTA撮影において共通の基準SLO画像を用いる。ただし、例えば繰り返しOCTA撮影の度に(1回目の繰り返しOCTA撮影の際に使用した基準SLO画像に対して)SLO画像を位置合わせし、重ね合わせ処理することで基準SLO画像を更新してもよい。
本実施形ではS301で設定した(図5(a)に示す)撮影条件でクラスタ走査を行う。すなわち、中心窩を撮像中心とする3x3mmの矩形領域内を、水平方向を主走査方向として垂直方向(副走査方向)の各位置において3回連続でのB−scanを実施する。また、図5(a)に示す撮影条件においては時間的に隣接するクラスタ走査の間隔は0.01mmであり、硝子体側にコヒーレンスゲートを設定してOCT断層像を取得している。なお、本実施形態においてはB−scan1枚が300Aスキャンで構成されるものとする。
またOCTA繰り返し撮影中は、S301で設定した撮影条件に加えて
・左右眼の選択
・追尾処理の実行有無
についても同じ設定値を用いる(変更しない)ものとする。例えば、1回目の撮影においては、固指標位置などの撮影に関する設定値の変更は受け付けるが、繰り返し撮影継続指示ボタン603を押した後の撮影の場合には撮影に関する設定値の変更は受け付けない。すなわち、本実施例における情報処理システム10は、左右眼の選択、主走査方向、走査位置、同一位置において取得する断層像数、追尾処理の実施有無、追尾用に用いる正面画像、固視標位置、コヒーレンスゲート位置の少なくとも1つの設定に関して、第一の3次元モーションコントラスト画像(1回目の撮影による画像)を取得した際と同じ設定値を用いて第二の3次元モーションコントラスト画像(2回目以降の撮影による画像)を取得する。
なお、上記の例では繰り返し撮影継続指示ボタン603を押した後の撮影の場合には撮影に関する設定値の変更は受け付けないこととしたが、繰り返し撮影継続指示ボタン603を押した後の撮影において撮影に関する設定値の変更が行われた場合には、警告が行われることとしてもよい。警告は例えば、表示制御部101−05が表示部104にメッセージ等を表示させることで実現される。表示させるメッセージとしては設定値を変更すると合成画像に影響がある可能性がある旨を示すメッセージであればよい。
すなわち、情報処理システム10は、第二の3次元モーションコントラスト画像を取得する際に、設定に関する変更指示を受け付けないか、操作者による設定の変更指示を受け付けた場合に表示手段に警告表示を行う。
<ステップ305>
画像取得部101−01及び画像処理部101−04は、S304で取得されたOCT断層像に基づいてモーションコントラスト画像を生成する。
まず断層画像生成部101−11は画像取得部101−01が取得した干渉信号に対して波数変換及び高速フーリエ変換(FFT)、絶対値変換(振幅の取得)を行うことで1クラスタ分の断層画像を生成する。次に位置合わせ部101−41は同一クラスタに属する断層画像同士を位置合わせし、重ねあわせ処理を行う。画像特徴取得部101−44が該重ね合わせ断層像から層境界データを取得する。本実施形態では層境界の取得法として可変形状モデルを用いるが、任意の公知の層境界取得手法を用いてよい。投影部101−45は、例えば層境界に基づいて定められた深さ範囲において深さ方向に投影を行うことで2次元のモーションコントラスト画像を生成する。なお層境界の取得処理は必須ではなく、例えばモーションコントラスト画像の生成を3次元のみで行い、深度方向に投影した2次元のモーションコントラスト画像を生成しない場合には層境界の取得処理は省略できる。生成部101−42が同一クラスタ内の時間的に隣接する断層画像間でモーションコントラストを算出する。本実施形態では、モーションコントラストとして脱相関値Mxyを以下の式(1)に基づき求める。
Figure 0006976778
ここで、Axyは断層像データAの位置(x,y)における(FFT処理後の複素数データの)振幅、Bxyは断層データBの同一位置(x,y)における振幅を示している。0≦Mxy≦1であり、両振幅値の差異が大きいほど1に近い値をとる。式(1)のような脱相関演算処理を(同一クラスタに属する)任意の隣接する断層像間で行い、得られた(1クラスタあたりの断層像数 −1)個のモーションコントラスト値の平均を画素値として持つ画像を最終的なモーションコントラスト画像として生成する。
なお、ここではFFT処理後の複素数データの振幅に基づいてモーションコントラストを計算したが、モーションコントラストの計算法は上記に限定されない。例えば複素数データの位相情報に基づいてモーションコントラストを計算してもよいし、振幅と位相の両方の情報に基づいてモーションコントラストを計算してもよい。あるいは、複素数データの実部や虚部に基づいてモーションコントラストを計算してもよい。
また、本実施形態ではモーションコントラストとして脱相関値を計算したが、モーションコントラストの計算法はこれに限定されない。例えば二つの値の差分に基づいてモーションコントラストを計算しても良いし、二つの値の比に基づいてモーションコントラストを計算してもよい。
さらに、上記では取得された複数の脱相関値の平均値を求めることで最終的なモーションコントラスト画像を得ているが、本発明はこれに限定されない。例えば取得された複数の脱相関値の中央値、あるいは最大値を画素値として持つ画像を最終的なモーションコントラスト画像として生成しても良い。
<ステップ306>
表示制御部101−05は、S305で生成されたモーションコントラスト画像と、繰り返しOCTA撮影に関する進捗情報を表示部104に表示させる。
図6に撮影確認画面600の例を示す。本実施形態ではSLO画像及び断層画像、S305で生成したモーションコントラスト画像601、進捗情報として繰り返しOCTA撮影の繰り返し回数(Repeat Count)602を撮影確認画面600に表示している。図6(a)は2回目のモーションコントラスト画像生成後に表示される画面の一例を示している。すなわち、最初のモーションコントラスト画像生成後に繰り返し撮影継続指示ボタン603が選択され再度モーションコントラスト画像が生成された後に表示される画面である。図6(a)に示す例では「Repeat Count 2」と何回目の撮影が終了しているかを示す情報が表示されている。なお、1回目の撮影では、「Repeat Count」を表示しないこととしてもよい。すなわち、繰り返し撮影継続指示ボタン603が選択された後に表示される撮影確認画面において初めて「Repeat Count」を表示することとしてもよい。なお、表示する文字列は「Repeat Count」という文字列に限定されるものではなく、単に「Repeat」と表示するようにしてもよい。ここで、図6(a)を表示部104に表示させる表示制御部101−05は、第一の3次元モーションコントラスト画像の撮影時と同一固視標位置で撮影される画像であって第一の3次元モーションコントラスト画像と合成される前記被検眼の第二の3次元モーションコントラスト画像の取得に関する指示を受け付けるインタフェース、および、第一の3次元モーションコントラスト画像とを表示手段に表示させる表示制御手段の一例に相当する。
図6ではモーションコントラスト画像を2次元画像として表示しているが、これに限らず3次元モーションコントラスト画像を撮影確認画面600に表示してもよい。
なお、本発明における進捗情報は撮影確認時点での繰り返しOCTA撮影回数に限定されない。例えば撮影確認時点での取得済モーションコントラストデータ数((取得された断層像数−1)枚)もしくは取得済断層像数でもよい。あるいは、所定値以上の評価値を持つ断層画像数もしくは、所定値以上の評価値を持つモーションコントラストデータ数でもよい。
また数値以外の進捗情報として、撮影確認時点までに取得済のモーションコントラスト画像の合成画像を表示してもよい。表示制御部101−05は、例えば、モーションコントラスト画像601として、モーションコントラスト画像の合成画像を表示してもよい。モーションコントラスト画像601として、モーションコントラスト画像の合成画像を表示させる場合、後述するステップS313,314の処理をステップS305とステップS306との間で実行する。また、モーションコントラスト画像の合成画像と撮影された最新のモーションコントラスト画像(合成前のモーションコントラスト画像)を並べて表示することとしてもよい。合成画像として本実施形態ではモーションコントラスト画像の加算平均画像を生成する。本発明は加算平均処理に限定されるものではなく、撮影位置が略同一の複数画像を任意の方法で合成した画像を表示してよい。図6(b)及び同図(c)に各々繰り返しOCTA撮影回数N=1の時、N=9の時に表示される「撮影確認時点での取得済モーションコントラスト画像の合成画像」の例を示す。繰り返しOCTA撮影の繰り返し回数が進む(Nが増加する)に従って画質が向上し、血管と無血管領域とのコントラストや血管の連続性が向上したり、無血管領域内の輝度のばらつきが低下したりすることがわかる。操作者は合成画像が所望の画質に達しているか目視で判断した結果に基づいて、繰り返しOCTA撮影の継続可否を指示できる。なお、本ステップでは合成モーションコントラスト画像は2次元画像として撮影確認画面600に表示しているが、これに限らず3次元の合成モーションコントラスト画像を撮影確認画面600に表示させてもよい。
あるいは、取得済モーションコントラスト画像もしくは上記合成画像に対して算出した評価値を進捗情報として表示してもよい。評価値として、本実施形態ではモーションコントラスト値の平均値を算出する。これに限らず、進捗情報としてモーションコントラスト値の他の統計値(中央値や最大値等)を算出して表示してもよい。あるいは、式(2)で定義される黄斑におけるモーションコントラスト値のSN比(flow signal−to−noise ratio;fSNR)を算出して表示してもよい。
Figure 0006976778
ここで、Aparafoveaは傍中心窩領域におけるモーションコントラスト値の平均値、Afazは中心窩無潅流領域(Foveal Avascular Zone; FAZ)におけるモーションコントラスト値の平均値を表す。またσfazはFAZにおけるモーションコントラスト値の標準偏差を表す。画質が向上するにつれて式(2)分母の値が減少し、分子の値が増加する。
また撮影確認画面600の右下には繰り返し撮影継続指示ボタン603、S304〜S305で取得されたクラスタ断層画像及びモーションコントラスト画像601の許容指示ボタン604及び非許容指示ボタン605が配置されている。
なお図6(d)に示すように、撮影確認画面600においては断層画像上に当該走査位置におけるモーションコントラスト610を重畳表示してもよい。
以上のように、表示制御部101−05は、進捗情報として繰り返し撮像回数、繰り返し撮像により取得した画像の総数、繰り返し撮像により取得した画像のうち所定値以上の評価値を持つ画像数、取得した画像に関する評価データ、取得済モーションコントラスト画像の合成画像のうち少なくとも1つを表示手段に表示させる。
<ステップ307>
操作者は撮影確認画面600に表示された進捗情報に基づいて繰り返しOCTA撮影継続の可否を決定する。具体的には、所望の繰り返し撮影回数に達しているか、あるいは合成画像が所望の画質に達しているかなどを操作者が判断した上で、操作者が繰り返し撮影継続の可否を決定する。繰り返しOCTA撮影を継続する場合はS308に処理を進め、継続しない場合はS310へ処理を進める。
<ステップ308>
操作者が撮影確認画面600上の繰り返し撮影継続指示ボタン603を押下することにより、情報処理装置101が断層画像撮影装置100に対して繰り返しOCTA撮影の継続を指示する。
なお、繰り返し撮影継続指示用のユーザインターフェースは任意の種類のユーザインターフェースを用いてよい。図6(a)に示した通常のボタン以外にも、例えばトグルボタン、ラジオボタン、チェックボックス、リストボックス、コンテキストメニュー等を用いることができる。
<ステップ309>
情報処理装置101は、N回目の繰り返しOCTA撮影において
a)取得した画像群(SLO画像や断層画像)と該画像群の撮影条件データ、該画像群に属する各画像の評価値(Quality Index)
b)生成したモーションコントラスト画像と該モーションコントラスト画像の生成条件データ
c)N回目の繰り返しOCTA撮影までに取得したモーションコントラスト画像群に関する属性データ
を検査日時、披検眼を同定する情報と関連付けて外部記憶部102へ保存する。
なおモーションコントラスト画像の生成条件データとしては、
b−1)断層画像の属性データと同じデータ
(走査領域サイズ、画素数、クラスタあたりの断層画像数)
b−2)モーションコントラスト画像に固有のデータ
(投影アーチファクト除去処理の有無)
b−3)2次元モーションコントラスト画像に固有のデータ
(投影深度範囲、投影方法(最大値投影/平均値投影)、表示条件
(トーンカーブの設定等))
b−4)3次元モーションコントラスト画像に固有のデータ
(レンダリング方法、表示条件(トーンカーブの設定等))
を保存する。なお、b−1)はa)で保存される撮影条件データへのリンクとして保存すればよい。
また、情報処理装置101は繰り返しOCTA撮影において取得した複数のモーションコントラスト画像同士を関連付けてモーションコントラスト画像グループとし、該グループに関する属性データを外部記憶部102に保存する。
モーションコントラスト画像群に関する属性データとして本実施形態では
c−1)繰り返しOCTA撮像で取得したモーションコントラスト画像群に対して付与するモーションコントラスト画像グループ名
c−2)c−1)で規定されたモーションコントラスト画像グループに属するモーションコントラスト画像データへのパス
c−3)c−2)のリストに含まれるモーションコントラスト画像の評価値
c−4)c−2)のリストに含まれる画像同士を位置合わせする際に使用する基準画像へのパス
を外部記憶部102へ保存する。
なお、c)のモーションコントラスト画像グループに関する属性データは繰り返しOCTA撮影の1回目(N=1)に生成しておき、N≧2においてはN=1の時に生成した属性データを参照して追記もしくは更新すればよい。またc)の属性データは文字列に限定されるものではなく、例えば識別番号のような数値でもよい。画像の保存・関連付け処理が完了し次第、S304へ処理を戻してOCTA繰り返し撮影を継続する。
<ステップ310>
操作者は撮影確認画面600上に表示された繰り返し回数N回目のOCTA撮影において取得したモーションコントラスト画像601に基づいて該取得済モーションコントラスト画像601の保存の可否を決定する。該取得済モーションコントラスト画像601を保存する場合はS311へ処理を進め、保存しない場合はS312へ処理を進める。
<ステップ311>
操作者が撮影確認画面600上の許容指示ボタン604を押下することで、
1)情報処理装置101が断層画像撮影装置100に対して繰り返しOCTA撮影の終了を指示する。
2)情報処理装置101に対して取得済モーションコントラスト画像の保存を指示する。
<ステップ312>
操作者が撮影確認画面600上の非許容指示ボタン605を押下することにより、情報処理装置101が断層画像撮影装置100に対して繰り返しOCTA撮影の終了を指示する(取得済モーションコントラスト画像は保存しない)。
なお、本実施形態では非許容指示が入力された場合にN回目の繰り返しOCTA撮影で取得された画像の保存・関連付けを行わない場合について説明したが、これに限らない。例えば非許容指示が入力された場合に観察もしくは解析に適しない画像であることを示す情報(例えばNGラベル)を付与した上で、N回目の繰り返しOCTA撮影で取得された画像の保存・関連付けを行ってもよい。
<ステップ313>
情報処理装置101は、取得済モーションコントラスト画像601の保存・関連付けを行う。画像の保存・関連付け処理の詳細はS309の場合と同様であるので、詳細な説明は省略する。
<ステップ314>
画像処理部101−04は、繰り返しOCTA撮影を通して得られたモーションコントラスト画像群を位置合わせし、加算平均することで合成モーションコントラスト画像を生成する。なお、合成処理は単純加算平均に限定されない。例えば各モーションコントラスト画像の輝度値に対して任意の重みづけをした上で平均した値でもよいし、中央値をはじめとする任意の統計値を算出してもよい。
また、判定部101−431が合成処理に不適なモーションコントラスト画像が含まれているか否かを判定した上で、不適と判定したモーションコントラスト画像を除いて合成部101−43が合成処理を行うよう構成してもよい。例えば、各モーションコントラスト画像に対してS306で算出した評価値(脱相関値に関する統計値や、fSNR)が所定の範囲外である場合に、合成処理に不適と判定すればよい。
本実施形態では合成モーションコントラスト画像を2次元画像として生成するが、該合成モーションコントラスト画像を3次元画像として生成する場合は画像特徴取得部101−44による層境界取得処理及び投影部101−45による投影処理は省略してよい。また、単一の深度範囲に限定されるものではなく、異なる深度範囲で複数の2次元合成モーションコントラスト画像を生成してもよい。
また、画像処理部101−04は、生成した合成モーションコントラスト画像に関してもS309もしくはS313の場合と同様に
a´)合成モーションコントラスト画像の生成に用いられた画像群(断層画像群)や該画像群の撮影条件データ、該画像群の評価値データへのリンク
b´)合成モーションコントラスト画像と該合成モーションコントラスト画像に関する合成条件データ、該合成画像に関する評価値データ
c)モーションコントラスト画像グループに関する属性データ
を生成する。
なお、
b´)の合成モーションコントラスト画像に関する合成条件データは
b´‐1)断層画像の属性データと同じデータ
b´‐2)合成モーションコントラスト画像に固有のデータ
b´‐3)2次元合成モーションコントラスト画像に固有のデータ
b´‐4)3次元合成モーションコントラスト画像に固有のデータ
から構成される。
また合成モーションコントラスト画像の場合は
b´−2)合成モーションコントラスト画像に固有のデータ
として「投影アーチファクト除去処理の有無」だけでなく、
b´‐2−1)合成処理時に行う画像位置合わせにおける基準画像へのパス
(実際は、モーションコントラスト画像グループに関する属性データのc−4)として保存されているデータへのリンク)
b´−2−2)合成処理においてc−2)のリストに含まれるパスに対応する各モーションコントラスト画像に対して乗じる重み
(合成に用いない場合は0)
b´−2−3)該重みが0より大きい値を持つモーションコントラスト画像数
(重み>0である場合の繰り返し撮影回数(N)のリスト)
も保存する。
画像処理部101−04は、生成した合成モーションコントラスト画像及び本ステップで説明したa´)、b´)、c)に属するデータを外部記憶部102へ保存する。
<ステップ315>
断層画像撮影装置100は、情報処理装置101より受け付けた指示に基づき繰り返しOCTA撮影を終了する。
<ステップ316>
図8(a)に示すように、表示制御部101−05は表示部104にレポート画面810を表示させる。
レポート画面810には
・合成モーションコントラスト画像813
・該合成モーションコントラスト画像の合成条件に関する情報812
が表示され、これはS314で画像処理部101−04が生成した
b´)合成モーションコントラスト画像と該合成モーションコントラスト画像に関する合成条件データ、該合成画像に関する評価値データ
に対応している。
図8(a)では、合成条件に関する情報812として
b´‐1)断層画像の属性データと同じデータ
(走査領域サイズ(3x3mm)、画素数(300x300)、クラスタあたりの断層画像数(×3))
b´‐2)合成モーションコントラスト画像に固有のデータ
(投影アーチファクト除去処理の有無(Projection Artifact Removal:ON)、合成処理時に行う画像位置合わせにおける基準画像(1st*、すなわち繰り返し撮影回数1回目の画像)、合成処理時の重み>0であるモーションコントラスト画像数(Number of Clusters:3))
b´‐3)2次元合成モーションコントラスト画像に固有のデータ
(投影方法(MIP))
をレポート画面810に表示している。図8(a)に示す例では、1,2、4回目に撮影したモーションコントラスト画像の合成画像であることが示されている。なお、合成に用いたモーションコントラスト画像の画質の評価値を表示させることとしてもよい。すなわち、表示制御部101−05は、合成手段が生成した合成画像を表示する際に、合成条件情報として繰り返し撮影回数、合成に用いた画像数、合成時の基準画像、何回目に撮像した画像かを示す数値、合成に用いた画像の撮影条件、合成に用いた画像に関する評価値の少なくとも1つを表示手段に表示させる。
また、検査画像リストには合成画像に関する項目811も含んでおり、該項目811には合成条件に関する情報(Number of Clusters:3、Reference Cluster:1st)も表示することで、異なる合成条件で合成画像が生成される場合でも検査画像を選択しやすくしている。
なお、レポート画面810に表示する合成条件データは、上記に限られるものではない。
例えば図8(b)に示すように、合成条件として合成モーションコントラスト画像の生成に用いられたモーションコントラストデータ数(Number of MC images;(1クラスタあたりの断層画像数−1)×合成に用いられたモーションコントラスト画像数)を表示してもよい。
あるいは、図8(c)に示すように合成条件として合成モーションコントラスト画像の生成に用いられた断層画像数(Number of B−scans;1クラスタあたりの断層画像数×合成に用いられたモーションコントラスト画像数)を表示してもよい。
あるいは、図8(d)に示すように合成処理に用いられた断層画像もしくはモーションコントラスト画像の評価値データ(QI)を表示してもよい。
あるいは、図8(e)に示すように合成時の位置合わせで用いる基準画像を所定のモーションコントラスト画像同士の合成によって生成したことを示す情報(ref=composite)を表示してもよい。
なお、本発明で表示する2次元の合成モーションコントラスト画像を表示しているが、本発明はこれに限定されず3次元の合成モーションコントラスト画像をレポート画面810に表示してもよい。
なお、繰り返しOCTA撮影継続の可否選択のユーザインターフェースと、N回目の繰り返しOCTA撮影で取得したデータの保存可否選択のユーザインターフェースを別のユーザインターフェースとして撮影確認画面に表示する場合も本発明に含まれる。例として、撮影確認画面600に図6(e)に示すユーザインターフェースを表示する場合の処理フローを図7に示す。S707で操作者がN回目の繰り返しOCTA撮影で取得したデータの保存可否(もしくは不適ラベルの付与可否)を決定し、保存する場合許容指示ボタン622を押してS708で保存・関連付け処理を行い、保存しない(もしくは不適ラベルを付与した上で保存する)場合は非許容指示ボタン623を押下してS709へ処理を進める。
次にS709で操作者が繰り返しOCTA撮影継続の可否を決定し、継続する場合S710で繰り返し撮影継続指示ボタン620を押下してS704へ処理を進め、継続しない場合S711で繰り返し撮影終了指示ボタン621を押下してS712へ処理を進める。
ステップS712では、合成部101−43が、例えばステップS708で保存されたモーションコントラスト画像を合成する。
また、本実施形態では合成部101−43が繰り返しOCTA撮影終了指示に基づいて合成モーションコントラスト画像を生成する場合について説明したが、合成モーションコントラスト画像の生成手順はこれに限定されない。例えば図8のレポート画面810上に合成モーションコントラスト画像生成指示ボタン814を配置しておく。OCTA撮影完了後(撮影日より後の日でもよい)に操作者が明示的に該生成指示ボタン814を押下した場合に合成部101−43が合成モーションコントラスト画像を生成するよう情報処理装置101を構成してもよい。操作者が明示的に合成画像生成指示ボタン814を押下して合成画像を生成する場合、図9に示すようなレポート画面810上に合成モーションコントラスト画像903や合成条件データ902、検査画像リスト上に合成画像に関する項目901を表示させる。図9では合成画像の生成日時を表示しているが、例えば撮影日時を表示してもよいし、撮影日時と合成日時の両方をレポート画面810に表示してもよい。
また操作者が明示的に該生成指示ボタン814を押下する場合は、表示制御部101−05が以下の処理を行う。すなわち、図8(f)に示す合成対象画像選択画面820を表示させ、操作者が入力部103を操作して合成対象画像群821を指定し、許容ボタン823を押下した場合に合成部101−43が合成モーションコントラスト画像を生成し、表示部104に表示させる。なお、生成済の合成モーションコントラスト画像822を選択して合成する場合も本発明に含まれる。また、2次元の合成画像を生成する場合は操作者が投影深度範囲を指定した上で、該生成指示ボタン814を押下する。投影深度範囲の指定手段としては、操作者がレポート画面810上で網膜層境界線の種類とオフセット位置を指定してもよいし、リストボックスに表示された既定の深度範囲セットの中から操作者が選択してもよい。また操作者が投影深度範囲及び合成画像生成指示ボタン814を押下した場合、3次元モーションコントラスト画像を投影した2次元画像同士を合成することにより2次元合成画像を生成してもよいし、3次元合成画像を生成後に投影することで2次元合成画像を生成してもよい。
なお、合成モーションコントラスト画像生成指示ボタン814が選択される以前に合成画像を生成しておき、表示制御部101−05は、デフォルトは合成前の所定のモーションコントラスト画像を表示部104に表示させ合成モーションコントラスト画像生成指示ボタン814が選択された場合に合成画像に切り替えることとしてもよい。
以上述べた構成によれば、情報処理装置101は、撮影確認画面に表示された進捗情報に基づいて操作者が繰り返し撮影ボタンを指定することにより繰り返し撮影の継続可否を指示する。該指示により、所望の高コントラストな合成モーションコントラスト画像の生成に用いられるモーションコントラスト画像群を取得する。
これにより、所望の高コントラストな合成モーションコントラスト画像を得るために必要なモーションコントラストデータを的確かつ迅速に取得できる。
[第二の実施形態]
本実施形態に係る情報処理装置は、撮影条件設定時に繰り返しOCTA撮影に関する目標値をあらかじめ設定しておき、該目標値に達するまで自動的に繰り返しOCTA撮影を実行する場合について説明する。
本実施形態に係る情報処理装置101を備える情報処理システム10の構成を図10に示す。撮影制御部101−03に判定部101−31、決定部101−32、指示部101−33を備える点が第一実施形態の場合と異なっている。また、本実施形態での画像処理フローは図11に示す通りであり、S1101、S1106、S1109以外は第一実施形態の場合と同様であるので説明は省略する。
<ステップ1101>
操作者は入力部103を操作することにより、断層画像撮影装置100に対して指示するOCTA画像の撮影条件を設定する。
図12(a)は表示部104に表示される検査セット設定画面1200を示しており、撮像パラメータ指定部1203のみが第一実施形態の場合と異なっている。本実施形態では、撮像パラメータ指定部1203に(A)個々のOCTA撮影に関する撮影条件と(B)繰り返しOCTA撮影全体に関する撮影条件の両方を入力するものとし、(B)繰り返しOCTA撮影全体に関する撮影条件として
B−1)繰り返し撮影回数の目標値
(Target Repeat Count)
B−2)重ね合わせOCTA画像の画質目標値
(Target Angiogram Quality)
を指示する。なお、繰り返し撮影回数の目標値および重ね合わせOCTA画像の画質目標値のいずれか一方を撮影条件としてもよい。これに限らず任意の繰り返し撮影に関する撮像パラメータを指示してよく、例えば
B−3)取得するモーションコントラスト画像数の合計値に関する目標値
(図12(a)の場合、2x5=10)
や、
B−4)OCT断層像数の合計値に関する目標値
(図12(a)の場合、3x5=15)
を指示してもよい。また、
B−3´)個々のOCTA撮影において算出したOCT断層像の画質指標値(Single OCT Quality Index;SOQI)が所定値以上であるようなOCT断層像の総和に関する目標値
もしくは
B−4´)個々のOCTA撮影において算出したモーションコントラスト画像に関する画質指標値(Single OCTA Quality Index;SAQI)が所定値以上であるようなモーションコントラスト画像の総和に関する目標値を指示する場合も本発明に含まれる。
例えば、SOQIが0〜10の範囲で算出され得る指標値であるとして、「SOQI≧7を満たすOCT断層像15枚の取得」を撮影条件として指示してよい。また、SOQIとして任意の指標値を算出してよいが、本実施形態ではモーションコントラスト画像に対して算出した脱相関値の平均値とし、例えば「SAQI≧0.1を満たすモーションコントラスト画像10枚の取得」を撮影条件として指示してよい。
<ステップ1106>
表示制御部101−05は、S1105で生成されたモーションコントラスト画像と、繰り返しOCTA撮影に関する進捗情報を表示部104に表示させる。
本実施形態では、表示制御部101−05が進捗情報として「目標繰り返し撮影回数」に対する「撮影確認時点までに撮影かつ許容指示した回数」の比(図12(b)では2/5)を撮影確認画面1210に表示する。なお、「目標繰り返し撮影回数」を表示することとしてもよい。
あるいは進捗情報として、
・「目標モーションコントラストデータ数」に対する「撮影確認時点までに生成かつ許容指示したモーションコントラストデータ数」の比
・「合成モーションコントラスト画像の評価値の目標値」に対する「n回目の繰り返し撮影時までに取得かつ許容指示したモーションコントラスト
画像を用いて生成した合成モーションコントラスト画像に対して算出した評価値」との比のいずれかを表示してもよい。すなわち、表示制御部101−05は、進捗情報として取得した画像の撮影条件および許容判定された画像数の少なくとも1つを表示部104に表示させる。
操作者がN回目の繰り返しOCTA撮影で取得したデータの保存可否を決定する。取得済データを保存する場合は撮影確認画面1210上の許容指示ボタン1215を押下してS1108へ処理を進めて取得済モーションコントラスト画像の保存・関連付けを行い、保存しない場合は非許容指示ボタン1216を押下してS1109へ処理を進める。
<ステップ1109>
撮影制御部101−03はS1101で設定した撮影条件のうち、(B)繰り返しOCTA撮影に関する撮影条件がS1101で設定した目標値に到達したか否かを判定する。本実施形態では、繰り返し撮影回数(Repeat Count)Nが目標値(5回)に達したか否かを判定する。なお、撮影制御部101−03は、重ね合わせOCTA画像の画質目標値に達したか否かを判定することとしてもよいし、画質および回数の両者の条件を満たしたか否かを判定条件とすることとしてもよい。該繰り返しOCTA撮影の実行回数が該目標値に達していればS1110へ、未達であればS1104へ処理を進める。なお、本実施形態においては撮影確認画面1210上の繰り返し撮影継続指示ボタン1213は選択(押下)済の状態として表示しているが、必ずしも繰り返し撮影継続指示ボタン1213を撮影確認画面上に表示しなくてもよい。また、OCTA繰り返し撮影の終了指示(Exit)ボタン1214については被検者の体調などを考慮して途中でOCTA撮影を中止できるようにするために表示し、押下可能にしておく。
以上述べた構成によれば、情報処理装置101は、撮影条件設定時に決定された繰り返しOCTA撮影に関する目標値に基づいて、該目標値に達するまで自動的に繰り返しOCTA撮影を行う。
これにより、所望の高コントラストな合成モーションコントラスト画像を得るために必要なモーションコントラストデータを迅速に取得できる。
[第三の実施形態]
本実施形態に係る情報処理装置は、同一被検眼に対するフォローアップ検査として、異なる日時に略同一撮影条件で繰り返しOCTA撮影を行う。
具体的には、操作者が選択した基準検査において設定された繰り返しOCTA撮影パラメータの目標値や該基準検査で生成した合成画像の合成条件データに基づいて繰り返しOCTA撮影の継続可否を決定する場合について説明する。
本実施形態に係る情報処理装置101を備える情報処理システム10の構成を図13に示す。外部記憶部102に過去検査データ102−1を備える点が第二実施形態の場合と異なる。本実施形態では、また、本実施形態での画像処理フローは図14に示す通りであり、S1401、S1403以外は第二実施形態の場合と同様であるので説明は省略する。
<ステップ1401>
操作者は、過去検査データが保存されている被検眼に関して基準検査を選択する。
本実施形態においては、図15(a)に示すような患者画面1500において、操作者が入力部103を操作することで患者リスト(Patient List)から被検者1501を選択する。さらに操作者が該被検者の検査リスト(Examination List)からフォローアップ検査における基準検査(Baseline)を選択することで基準検査を決定する。検査セットやスキャンモードの選択については、操作者が基準検査を選択した状態で撮影画面(OCTCapture)を開くことにより情報処理装置101がフォローアップ検査セットを選択し、スキャンモードを基準検査と同一のスキャンモードに設定する。例えば図15(b)に示す撮影画面1510では、検査セットとして「Follow−up」、スキャンモードとして「OCTA」モードが選択されている。
また情報処理装置101は(A)個々のOCTA撮影に関する撮影条件、(B)繰り返しOCTA撮影全体に関する撮影条件とも基準検査の撮影条件と同一の設定値に決定する。(B)の繰り返しOCTA撮影全体に関する撮影条件として、基準検査で生成した合成画像の合成条件データ(例えば合成画像に対して算出した評価値)を目標値として設定してもよい。
<ステップ1403>
撮影制御部101−03は断層画像撮影装置100に対してS1401で決定した(基準検査と同一の)撮影条件に基づいて(各走査位置で1クラスタ分の)OCTA撮影を実施することを指示し、断層画像撮影装置100が対応するOCT断層画像を取得する。
なお、フォローアップ検査における繰り返しOCTA撮影中は、左右眼選択や固視標位置の移動、走査位置の変更に関する指示は受け付けない。
また、フォローアップ検査における繰り返しOCTA撮影中は、S1401で選択した基準検査で取得したSLO画像(正面画像)と同じ画像を用いて撮影制御部101−03が追尾処理や撮影位置の決定を行う。これにより、被検者の固視が安定しない場合も基準検査で取得した撮像位置と略同一の撮影位置で断層画像を取得できる。すなわち、情報処理システム10は、過去に取得した同一被検眼の検査の中から基準となる検査を指定する手段をさらに備え、基準検査において取得した正面画像を参照して基準検査において取得した断層画像もしくはモーションコントラスト画像と略同一位置の前記第一の3次元モーションコントラスト画像を取得する。
以上述べた構成によれば、情報処理装置101は、異なる日時に略同一撮影条件で繰り返しOCTA撮影を行う。操作者が選択した基準検査において設定された繰り返しOCTA撮影パラメータの目標値や該基準検査で生成した合成画像の合成条件データに基づいて繰り返しOCTA撮影の継続可否を決定する。
これにより、所望の高コントラストな合成モーションコントラスト画像を得るために必要なモーションコントラストデータを迅速に取得できる。
[その他の実施形態]
なお、上述した複数の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
以上、実施形態例を詳述したが、開示の技術は例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(コンピュータプログラム)を記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。係る記憶媒体は言うまでもなく、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
101−42 生成部
101−05 表示制御部

Claims (11)

  1. 被検眼のOCTA撮影を実施する撮影手段と、
    前記OCTA撮影により得られる前記被検眼の3次元モーションコントラスト画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した複数の3次元モーションコントラスト画像を合成して合成3次元モーションコントラスト画像を生成する合成手段と、
    前記複数の3次元モーションコントラスト画像の第一の3次元モーションコントラスト画像の撮影時と同一固視標位置で撮影される画像であって前記合成3次元モーションコントラスト画像と合成される前記被検眼の第二の3次元モーションコントラスト画像のOCTA撮影の指示を受け付けるインタフェース、および、前記合成3次元モーションコントラスト画像とを表示手段に表示させる表示制御手段と
    前記インタフェースを介してOCTA撮影の指示を受け付けた場合、前記撮影手段と前記取得手段により前記第二の3次元モーションコントラスト画像を取得し、取得した前記第二の3次元モーションコントラスト画像と前記合成3次元モーションコントラスト画像とを前記合成手段に合成させて新たな合成3次元モーションコントラスト画像を生成させる制御手段とを備える情報処理装置。
  2. 前記合成手段は、前記複数3次元モーションコントラスト画像の加算平均を計算することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記第一の3次元モーションコントラスト画像と前記第二の3次元モーションコントラスト画像とは同一の主走査方向に光を走査することで撮影された3次元画像であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、進捗情報として繰り返しOCTA撮影の回数、繰り返しOCTA撮影により取得した3次元モーションコントラスト画像の総数、繰り返しOCTA撮影により取得した3次元モーションコントラスト画像のうち許容判定された3次元モーションコントラスト画像数、取得した3次元モーションコントラスト画像の撮影条件、取得した3次元モーションコントラスト画像に関する評価データ、取得済の3次元モーションコントラスト画像の合成3次元モーションコントラスト画像のうち少なくとも1つを表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は記憶手段をさらに備え、
    前記取得した3次元モーションコントラスト画像及び前記取得した3次元モーションコントラスト画像の撮影条件もしくは評価データ、取得済の3次元モーションコントラスト画像、前記合成3次元モーションコントラスト画像、前記合成3次元モーションコントラスト画像の合成条件データ、取得した3次元モーションコントラスト画像群に関する属性データのうち少なくとも1つを保存することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、左右眼の選択、主走査方向、走査位置、同一位置において取得する断層像数、追尾処理の実施有無、追尾用に用いる正面画像、固視標位置、コヒーレンスゲート位置の少なくとも1つの設定に関して、前記第一の3次元モーションコントラスト画像を取得した際と同じ設定値を用いて前記第二の3次元モーションコントラスト画像を取得することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は、前記第二の3次元モーションコントラスト画像を取得する際に、前記設定に関する変更指示を受け付けないか、操作者による前記設定の変更指示を受け付けた場合に前記表示手段に警告表示を行うことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は過去に取得した同一被検眼の検査の中から基準となる検査を指定する手段をさらに備え、前記基準検査において取得した正面画像を参照して前記基準検査において取得した断層画像もしくは3次元モーションコントラスト画像と略同一位置の前記第一の3次元モーションコントラスト画像を取得することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記合成手段が生成した前記合成3次元モーションコントラスト画像を表示する際に、合成条件情報として繰り返し撮影回数、合成に用いた3次元モーションコントラスト画像数、合成時の基準の3次元モーションコントラスト画像、何回目に撮像した3次元モーションコントラスト画像かを示す数値、合成に用いた3次元モーションコントラスト画像の撮影条件、合成に用いた3次元モーションコントラスト画像に関する評価値の少なくとも1つを表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 被検眼のOCTA撮影を実施する撮影工程と、
    前記OCTA撮影により得られる前記被検眼の複数3次元モーションコントラスト画像を取得する取得工程と、
    前記複数の3次元モーションコントラスト画像を合成して合成3次元モーションコントラスト画像を生成する合成工程と、
    前記複数の3次元モーションコントラスト画像の第一の3次元モーションコントラスト画像の撮影時と同一固視標位置で撮影される画像であって前記合成3次元モーションコントラスト画像と合成される前記被検眼の第二の3次元モーションコントラスト画像のOCTA撮影の指示を受け付けるためのインタフェース、および、前記合成3次元モーションコントラスト画像とを表示手段に表示させる表示制御工程と、
    前記インタフェースを介してOCTA撮影の指示を受け付けた場合、前記撮影工程と前記取得工程を実行することにより前記第二の3次元モーションコントラスト画像を取得させ、取得した前記第二の3次元モーションコントラスト画像と前記合成3次元モーションコントラスト画像とを合成させて新たな合成3次元モーションコントラスト画像を生成させる制御工程とを備える情報処理方法。
  11. 請求項10に記載の情報処理方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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