JP6976511B2 - 道路区画線施工車 - Google Patents

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Description

本発明は、道路区画線施工車に関する。
従来、路面上に区画線をペイントするための路面区画線設置機械が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、路面区画線設置機械を搭載した車両であるトラック101が開示されている。図15は、従来のトラック101を示す斜視図である。トラック101は、図15に示すように、その荷台101a上に複数色、例えば白と黄色のペイント塗料を溶融するペイント溶融装置102、プライマタンク112、ビーズタンク113、補助装置である空気源としてのコンプレッサ114、ペイント溶融装置102の熱源としてのLPGボンベ115が積載固定される。
また、左側通行である我が国の交通規則に対応して、荷台101aの右側面側には、路面の既設区画線117を清掃するための清掃装置103、プライマタンク112から供給されるプライマをコンプレッサ114からの圧縮空気により散布するプライマ散布機104、路面に上記ペイント溶融装置102からのペイント塗料を路面に塗布するペイント塗布機105及び塗布されたペイントにビーズタンク113から供給されるビーズを散布するビーズ散布機106を設けた倣い機構107、トラック101の進行方向前方の路面画像を撮影する前方カメラ108及び、倣い機構107に取付けられた直下のペイント塗布機105の塗布位置を含む路面画像を撮影する直下カメラ109がそれぞれ積載されている。
前方カメラ108は、トラック101の前部側面右側に設置されており、トラック101の進行方向前方5m〜10m程度の既設区画線117を撮影するもので、後述する画像処理装置では、撮影した画像中の既設区画線117の直線、曲線や実線、破線の状態を検出し、移行する既設区画線117の予測情報として認識し、直下カメラ109での撮影画像からの検出に対する補正などに使用している
特開平9−137403号公報
このような従来のトラック101(施工車)にあって、運転手は、ペイント塗布機105が、既設区画線117上を通過するように、前方カメラ108及び直下カメラ109の映像を確認しつつ車両を運転し、新規の区画線を施工する。
ここで前方カメラ108は、撮影した画像中の既設区画線117の直線、曲線や実線、破線の状態を検出し、移行する既設区画線117の予測情報として認識し、直下カメラ109での撮影画像からの検出に対する補正などに使用しているが、前方カメラ108及び直下カメラ109を用いたところで、道路面の勾配や凹凸を識別することができない。このため、区画線の完成精度を高いものとすることが困難だった。
本発明の目的は、区画線の完成精度を高いものとすることができる道路区画線施工車を提供することにある。
本発明は、道路を走行可能な車両本体と、塗料を吐出するスプレガンを有した塗装装置と、を備えるとともに、道路面にある目標線に沿って区画線を塗装する道路区画線施工車であって、車両前方を撮像する第一カメラ、前記スプレガンの前方の道路面を撮像する第二カメラ、及び前記スプレガンの後方の道路面を撮像する第三カメラと、前記塗装装置に設けられて車幅方向に前記スプレガンの位置を調節する調節手段と、前記第一、前記第二、前記第三カメラでそれぞれ撮像した画像を俯瞰化して合成する画像処理手段と、撮像した各画像中の目標線に基づいて仮想線を生成する仮想線生成手段と、前記仮想線と前記車両本体との前記車幅方向の相対位置を演算する位置演算手段と、演算した相対位置に基づいて修正信号を前記調節手段に出力する信号出力手段と、を備え、前記塗装装置は、前記修正信号に基づいて前記調節手段が前記スプレガンの位置を調節しつつ、前記スプレガンから塗料を吐出させて前記区画線を塗装する。
以上のような本発明によれば、第一、第二、第三カメラでそれぞれ撮像した画像を俯瞰化して合成する画像処理手段を有し、各画像を俯瞰化して用いることにより、道路面の勾配、凹凸等をないが如くに平面化して用いることができる。従って、各カメラの取付け俯角による画像の歪みに影響されず、あたかも平面図上に線を描くように区画線を施工することができる。さらに、本発明は、第一、第二、第三カメラを有していることで、撮像した各画像中の目標線に基づいて仮想線を生成することができる。また、仮想線と車両本体の車幅方向の相対位置に基づく修正信号によりスプレガンの位置を調節しつつ、スプレガンから塗料を吐出させることで区画線が塗装されるから、区画線の完成精度を高いものとすることができる。
また、本発明の道路区画線施工車は、仮想線に基づいて車両本体の理想進路を演算する理想進路演算手段と、車両本体の進行方向から予想進路を演算する予想進路演算手段と、前記理想進路に対する予想進路のずれを演算し警告を発する警告手段と、をさらに備える。これによれば、警告手段により、理想進路に対する予想進路のずれを演算し警告が発せられるので、早い段階で、予想進路を理想進路に近づけるように修正することができる。従って、区画線の完成精度を、より一層高いものとすることができる。
また、本発明の道路区画線施工車は、車両本体に設けられて運転者から視認可能な表示装置と、第一カメラが撮像した前方画像に理想進路及び予想進路を重ねて表示装置に表示させる表示画像生成手段と、をさらに備え、警告手段は、アラーム音によるものと表示装置に表示する予想進路の色を変化する方法が考えられるが、表示装置に表示する予想進路の色を変化させることで警告を発することが好ましい。これによれば、運転者は、視覚により、理想進路に対する予想進路のずれを認識することができ、予想進路を理想進路に近づけるように修正することができるから、区画線の完成精度を、より一層高いものとすることができる。
また、目標線が線部と間隔部を有する破線からなる既存の区画線である場合、第一カメラは、既存の区画線の線部と間隔部の両方を含む前方領域を撮像可能に設けられ、第二カメラ及び第三カメラの少なくとも一方のカメラは、既存の区画線の線部を含む領域を撮像可能に設けられていることが好ましい。これによれば、第一カメラにより撮像された画像に、既存の区画線の線部と間隔部の両方が映し出され、第二カメラ及び第三カメラの少なくとも一方のカメラにより撮像された画像に、既存の区画線の線部が映し出されるから、これら各画像に映し出された目標線としての既存の区画線の線部と間隔部に基づいて連続した仮想線を生成することができる。従って、区画線の完成精度を、より一層高いものとすることができる。
また、目標線が線部と間隔部を有する破線からなる既存の区画線である場合、第一カメラ及び第二カメラの少なくとも一方のカメラが撮像した画像に基づき、既存の区画線の線部における始点と終点の位置を検出する検出手段を備え、塗装装置は、検出手段が検出した始点と終点の位置に基づいて塗料の吐出開始と吐出終了を切り換えることで破線となる新規の区画線を塗装することが好ましい。これによれば、破線からなる既存の区画線に重ねて、破線からなる新規の区画線を塗装することが可能となる。
本発明の道路区画線施工車によれば、第一、第二、第三カメラでそれぞれ撮像した画像を俯瞰化して合成する画像処理手段を有し、各画像を俯瞰化して用いることにより、道路面の勾配、凹凸等をないが如くに平面化して用いることができる。よって、各カメラの取付け俯角による画像の歪みに影響されず、あたかも平面図上に線を描くように区画線を塗装することができる。また、仮想線と車両本体の車幅方向の相対位置に基づく修正信号によりスプレガンの位置を調節しつつ、スプレガンから塗料を吐出させることで区画線が塗装されるから、区画線の完成精度を高いものとすることができる。
本発明の第1実施形態の道路区画線施工車を模式的に示す斜視図であり、新規の区画線を施工する様子を示す図である。 本発明の第1実施形態の道路区画線施工車を模式的に示す斜視図であり、既存の区画線を再施工する様子を示す図である。 図1に示された道路区画線施工車において、第一、第二、第三カメラが撮像する領域を説明するための側面から見た図である。 図1に示された道路区画線施工車において、第一、第二、第三カメラが撮像する領域を説明するための上面から見た図である。 第一、第二、第三カメラが撮像した各画像を示す図である。 第一、第二、第三カメラが撮像した各画像を俯瞰化して示す図である。 図6に示された各画像を合成した画像の一例を示す図である。 図6に示された各画像を合成した画像の一例を示す図である。 前記道路区画線施工車を示すブロック図である。 前記道路区画線施工車の一部である表示装置に表示された画像の一例であって、理想進路及び予想進路を重ねて表示した図であり、(A)は、このまま進行して良い場合を示す図であり、(B)は、若干の進路修正が必要な場合を示す図であり、(C)は、大幅な進路修正が必要な場合を示す図である。 前記道路区画線施工車の制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の道路区画線施工車を構成する表示装置に表示された画像の一例を示す図であって、(A)は、このまま進行して良い場合を示す図であり、(B)は、若干の進路修正が必要な場合を示す図であり、(C)は、大幅な進路修正が必要な場合を示す図である。 本発明の第3実施形態の道路区画線施工車を構成する表示装置に表示された画像の一例を示す図であって、(A)は、このまま進行して良い場合を示す図であり、(B)は、若干の進路修正が必要な場合を示す図であり、(C)は、大幅な進路修正が必要な場合を示す図である。 本発明の第4実施形態の道路区画線施工車を構成する表示装置に表示された画像の一例を示す図であって、(A)は、このまま進行して良い場合を示す図であり、(B)は、若干の進路修正が必要な場合を示す図であり、(C)は、大幅な進路修正が必要な場合を示す図である。 従来のトラックを示す斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る道路区画線施工車1を、図1〜図11を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態の道路区画線施工車1を模式的に示す斜視図である。道路区画線施工車1は、道路に塗装される新規の区画線LNの施工、または既存の区画線LOの再施工を実施する。区画線LN、LOは、実線L10と、線部L11及び間隔部L12を有する破線L13の2種から選択される。新規の区画線LNは、道路面Rに墨出し形成された目標線L1に重ねて塗料等が塗装されることで形成される。なお、目標線L1は、道路面Rに墨出し形成された作図線であってもよいし、道路面Rにある摩耗等により一部塗装が剥がれた既存の区画線LOであってもよい。
図1に示すように、道路区画線施工車1は、道路を走行可能な車両本体2と、塗料を吐出する塗料吐出ノズル(スプレガン)を有した塗装装置3と、を備えている。図1において、車両本体2の進行方向を「前方」と記し、後退方向を「後方」と記し、前後方向に直交する方向(車幅方向)を「左右方向」と記す場合がある。
車両本体2は、図1〜図3に示すように、主に人が乗車するための箱状のキャブ21と、キャブ21に設けられて道路を走行可能な走行部22と、運転操作部23(図3等に示す)と、キャブ21に連結されて主に荷物を積載するための荷台24と、で構成されている。荷台24には、キャブ21側の端部に位置しかつ車幅方向に延在する支持部25を介して塗装装置3が支持されている。即ち、塗装装置3は、車両本体2から所定寸法だけ車幅方向に離間した位置にあるように、支持部25を介して荷台24に支持されている。
さらに、車両本体2は、図1〜図4、図9に示すように、車両前方を撮像する第一カメラ4、塗装装置3のノズルユニット30(スプレガン)の前方の道路面Rを撮像する第二カメラ5、及びノズルユニット30の後方の道路面Rを撮像する第三カメラ6と、これら各カメラ4、5、6で撮像した画像を加工する画像処理部70等を有する制御部7(制御手段、図9に示す)と、制御部7によって加工された画像を運転者から視認可能な表示装置8(図3に示す)と、を備えている。第一カメラ4、第二カメラ5及び第三カメラ6は撮像部10を構成する。
図3、図4に示すように、第一カメラ4は、キャブ21の前面に、車両前方の前方領域T1が撮像されるように、レンズが斜め下方を向くように固定されている。こうして、第一カメラ4により撮像された画像Aは、図5(A)に示すように、制御部7の画像処理部70に取り込まれ、図6(A)に示すように俯瞰化される。即ち、第一カメラ4があたかも上空から撮像したように、画像処理部70により処理された画像A´が生成される。図5(A)中の目標線に符号L1A(L1)を付与する。
図3、図4に示すように、第二カメラ5は、ノズルユニット30の上方かつ前方に隣接する位置に設置され、レンズが前方でかつ斜め下方を向くように固定されて、ノズルユニット30の前方にある道路面Rの目標線L1を撮像する。第二カメラ5が撮像する領域をノズルユニット前方領域T2と記す。こうして、第二カメラ5により撮像された画像Bは、図5(B)に示すように、制御部7の画像処理部70に取り込まれ、図6(B)に示すように俯瞰化される。即ち、第二カメラ5があたかも上空から撮像したように、画像処理部70により処理された画像B´が生成される。 図5(B)中の第二カメラ5によって撮像された目標線に符号L1B(L1)を付与する。
図3、図4に示すように、第三カメラ6は、ノズルユニット30の上方かつ後方に隣接する位置に設置され、レンズが後方でかつ斜め下方を向くように固定されて、ノズルユニット30の後方にある道路面Rの新規に施工された区画線を撮像する。第三カメラ6が撮像する領域をノズルユニット後方領域T3と記す。こうして、第三カメラ6により撮像された画像Cは、図5(C)に示すように、制御部7の画像処理部70に取り込まれ、図6(C)に示すように俯瞰化される。即ち、第三カメラ6があたかも上空から撮像したように、画像処理部70により処理された画像C´が生成される。 図5(C)中の第三カメラ6によって撮像された目標線に符号L1C(L1)を付与する。
塗装装置3は、図1、図2、図9に示すように、塗料を吐出する塗料吐出ノズル及びガラスビーズを吐出するビーズ吐出ノズルを有するノズルユニット30(スプレガン)と、ノズルユニット30の車幅方向の位置を調節する位置調節部31(調節手段、図9に示す)と、ノズルユニット30の吐出開始と吐出終了を切り換える吐出切換え部32(図9に示す)と、を備えている。ガラスビーズは夜間視認性等を目的として車両のヘッドライト光を再帰反射させるために塗膜上に散布される。さらに、塗料が貯留される塗料タンク33、ガラスビーズが貯留されるビーズタンク34、油圧ポンプやコンプレッサ35等の塗装用機器が車両本体2の荷台24に積載されている。
塗料吐出ノズルは、吐出口が下方を向くように設けられている。また、塗料吐出ノズルは、塗料タンク及びコンプレッサに接続されており、圧縮空気により吐出口から塗膜上に塗料を吹き付けるように構成されている。
ビーズ吐出ノズルは、塗料吐出ノズルの後方に設けられ、吐出口が斜め前方を向くように設けられている。また、ビーズ吐出ノズルは、ビーズタンク及びコンプレッサに接続されており、圧縮空気により吐出口から路面にガラスビーズを吹き付けるように構成されている。
このようなノズルユニット30は、位置調節部31により、車幅方向に移動可能に設けられている。位置調節部31は、後述する制御部7の修正信号に基づいて、ノズルユニット30の各吐出口の位置が目標線L1上にあるように、ノズルユニット30を車幅方向に移動させる。
また、ノズルユニット30は、運転者により破線L13からなる新規の区画線LNを施工するように選択された場合には、予め設定された線部L11の長さ寸法と間隔部L12の長さ寸法に基づいて、吐出開始と吐出終了を切り換えるように、吐出切換え部32が後述する制御部7の吐出制御部75により制御されている。または、図2に示すように、運転者により破線L13からなる既存の区画線L0を再施工するように選択された場合には、後述する制御部7の検出部74が、既存の区画線LOの線部L11の始点と終点の位置を検出し、後述する制御部7の吐出制御部75が、検出部74にて検出した線部L11の始点と終点の位置に基づいて、塗料やガラスビーズの吐出開始と吐出終了を切り換えることで破線L13となる新規の区画線LNを施工してもよい。
制御部7は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリを備えたCPU(Central Processing Unit)で構成され、道路区画線施工車1の全体制御を司る。
制御部7は、第一、第二、第三カメラ4、5、6でそれぞれ撮像した各画像A、B、Cを俯瞰化して合成し合成画像Dを生成する画像処理部70(画像処理手段)と、各画像A、B、C中の目標線L1に基づいて連続した仮想線L2を生成する仮想線生成部71(仮想線生成手段)と、を備えている。
画像処理部70は、図5(A)(B)(C)に示すように、第一、第二、第三カメラ4、5、6でそれぞれ撮像した各画像A、B、Cを適宜のタイミングで取り込みつつ、図6(A)(B)(C)に示すように、それぞれ俯瞰化する。俯瞰化とは、レンズが斜め下方を向いて撮像した各画像を、上空から撮像したように座標変換(視点変換)して平面化する画像処理することである。そして、画像処理部70は、図7、図8に示すように、各画像A、B、Cの順に合成した合成画像Dを形成する。即ち、画像処理部70は、各画像A、B、Cを予め俯瞰化し、俯瞰化した各画像A´、B´、C´を合成して合成画像Dを形成してもよいし、各画像A、B、Cから合成画像Dを形成し、合成画像Dを俯瞰化してもよい。
仮想線生成部71は、各画像A、B、Cまたは合成画像Dから、予め道路面Rに形成された目標線L1を読み取って、読み取った目標線L1に基づいて連続する仮想線L2を生成する。
ここで、仮想線生成部71の作用効果について、図7、図8を参照して説明する。仮想線L2が生成された合成画像Dの一例について、図7、図8を参照して説明する。図7、図8は、それぞれ、図6に示された各画像A´、B´、C´を合成した画像Dの一例を示す図であって、既存の区画線LOが目標線L1A(LO)、L1B(LO)、L1C(LO)として取り込まれている。図7では、各カメラ4、5、6により撮像された各画像A、B、Cそれぞれにある目標線L1A、L1B、L1Cに基づいて、仮想線L2が生成されている。図8では、第一カメラ4と第三カメラ6により撮像された各画像A、Cそれぞれにある目標線L1A、L1Cに基づいて、仮想線L2が生成されている。即ち、図8では、第二カメラ5により撮像された画像Bに目標線L12は写っていない。このように道路区画線施工車1は、第一カメラ4と、第二、第三カメラ5、6のうち少なくとも何れか一方のカメラにより撮像された画像に、既存の区画線LO(目標線L1)が含まれていることで、仮想線生成部71は、既存の区画線LO(目標線L1)に連続した仮想線L2を生成することができる。
さらに制御部7は、図9に示すように、仮想線L2と車両本体2との幅方向の相対位置を演算する位置演算部72(位置演算手段)と、演算した相対位置に基づいて算出された修正信号を塗装装置3の位置調節部31に出力する信号出力部73(信号出力手段)と、を備えている。
位置演算部72は、合成画像D中の仮想線L2の形成位置に基づいて車両本体2の走行位置を特定し、車両本体2の走行位置を、仮想線L2を含んだ合成画像Dに重畳することで、仮想線L2と車両本体2との幅方向の相対位置を演算し、修正信号を算出する。
信号出力部73は、位置演算部72により算出された修正信号を、塗装装置3の位置調節部31に出力する。位置調節部31は修正信号を受信する。ここで、車両本体2が仮想線L2から離間するように移動された場合には、位置調節部31によりノズルユニット30が車両本体2から離間するように移動され、車両本体2が仮想線L2に接近するように移動された場合には、位置調節部31によりノズルユニット30が車両本体2から接近するように移動される。こうして、塗装装置3の位置調節部31及び、制御部7の位置演算部72、信号出力部73により、仮想線L2とノズルユニット30の相対位置関係が適切なものとなるように自動制御される。
さらに制御部7は、既存の区画線LOに重ねて新規の区画線LNを施工する場合に、破線L13の線部L11における始点と終点の位置を検出する検出部74(検出手段)と、検出した始点と終点の位置に基づいて、塗料やガラスビーズの吐出開始と吐出終了を切り換えるように塗装装置3の吐出切換え部32を制御する吐出制御部75(吐出制御手段)と、を備えている。
検出部74は、合成画像Dの目標線L1A(第一カメラ4により撮像された前方領域T1に写った目標線、図7、図8に示す)から、既存の区画線LOの線部L11の始点と終点の位置を検出する。
吐出制御部75は、検出部74にて検出した線部L11の始点と終点の位置に基づいて、塗料やガラスビーズの吐出開始と吐出終了を切り換えることで破線L13となる新規の区画線LNを既存の区画線LOに重ねて施工する。
さらに制御部7は、図9、図10に示すように、仮想線L2に基づいて車両本体2の理想進路760(図10に示す)を演算する理想進路演算部76(理想進路演算手段)と、車両本体2の進行方向から予想進路としての予想進路枠771(図10に示す)を演算する予想進路演算部77(予想進路演算手段)と、理想進路760に対する予想進路枠771のずれを演算し警告を発する警告部78(警告手段)と、第一カメラ4が撮像した画像に理想進路760及び予想進路枠771を重ねて表示装置8に表示させる表示画像生成部79(表示画像生成手段)と、を備えている。即ち、理想進路演算部76により理想進路760が演算され、予想進路演算部77により予想進路枠771が演算され、表示画像生成部79により、理想進路760及び予想進路枠771が重なって表示装置8のディスプレイに表示される。また、理想進路760に対する予想進路枠771のずれに応じて、警告部78が、ディスプレイに表示する予想進路枠771の色を変化させることで警告を発する。
ここで、表示装置8に表示された表示画像E1の一例について、図10を参照して説明する。図10(A)(B)(C)は、各表示画像E1の上方に向かうにしたがって左カーブとなる道路が示されているとともに、理想進路760、予想進路枠771及び目標線L1、仮想線L2が示されている。図中において、理想進路760、目標線L1及び仮想線L2が細線で示され、予想進路枠771が太線で示されている。また、図中において、予想進路枠771は、上方に向かうにしたがって左右寸法が小さくなるような略台形状に表示されている。理想進路760として、進行方向に連続するとともに幅方向に対向する一対の線部が表示されている。理想進路760及び予想進路枠771は、運転開始時おいては重なって表示されている。また、表示画像E1において、理想進路760及び仮想線L2は常に緑色で表示され、予想進路枠771は、理想進路760に対する予想進路枠771のずれに応じて色が変化される。予想進路枠771は、図10(A)に示すように、理想進路760と略重なって設けられ、車両本体2の進路修正が必要ないと判断された場合には青色で表示され、図10(B)に示すように、理想進路760に対して僅かに位置ずれし、若干の進路修正が必要と判断された場合には黄色で表示され、図10(C)に示すように、理想進路760に対して大きく位置ずれし、大幅な進路修正が必要と判断された場合には赤色で表示される。
次に、制御部7の動作の一例を、図11に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、第一、第二、第三カメラ4、5、6が撮像を開始する(ステップS1)。第一、第二、第三カメラ4、5、6で撮像した画像を俯瞰化して合成し、各画像A、B、C中の目標線L1に基づいて仮想線L2を生成する(ステップS2)。次に、仮想線L2と車両本体2との幅方向の相対位置を演算する(ステップS3´)。ノズルユニット30の各吐出口が仮想線L2(目標線L1)の真上に位置するように、ノズルユニット30の位置を調節し(ステップS4´)ステップS2に戻る。それとともに、仮想線L2に基づいて、車両本体2の理想進路760を演算する(ステップS3)。理想進路760を、表示装置8のディスプレイに表示する(ステップS4)。ここで、車両本体2が進行方向に走行すると、進行方向から予想進路(予想進路枠771)を演算して、表示装置8のディスプレイに表示する(ステップS5)。即ち、表示装置8のディスプレイに理想進路760と予想進路枠771が重なって表示される。さらに、車両本体2が進行方向に走行した際、理想進路760と予想進路枠771のずれが注意範囲以内であった場合(ステップS6でYES)には、通常予想進路であると判断して、理想進路760(緑色)及び予想進路枠771(青色)の色は変化しない(ステップS7)。理想進路760と予想進路枠771のずれが注意範囲を超えた場合(ステップS6でNO)には、理想進路760と予想進路枠771のずれが警告範囲以内であるかを判定する(ステップS8)。ステップS8の判定で、理想進路760と予想進路枠771のずれが警告範囲以内であった場合(ステップS8でYES)には、注意予想進路であると判断して、予想進路枠771の色を青色から黄色に変化させる(ステップS9)。警告範囲を超えた場合(ステップS8でNO)には、予想進路枠771の色を青色から赤色に変化させる(ステップS10)。ステップS7、ステップS9、ステップS10の後、ステップS2に戻る。
以上のような本実施形態によれば、第一、第二、第三カメラ4、5、6でそれぞれ撮像した画像を俯瞰化して合成する画像処理部70(画像処理手段)を有し、各画像A、B、Cを俯瞰化して用いることにより、道路面Rの勾配、凹凸等をないが如くに平面化して用いることができる。従って、各カメラ4、5、6の取付け俯角による画像の歪みに影響されず、あたかも平面図上に線を描くように区画線LNを施工することができる。さらに、本発明は、第一、第二、第三カメラ4、5、6を有していることで、撮像した各画像中の目標線L1に基づいて仮想線L2を生成することができる。また、仮想線L2と車両本体2の車幅方向の相対位置に基づく修正信号によりノズルユニット30(スプレガン)の位置を調節しつつ、ノズルユニット30(スプレガン)から塗料を吐出させることで区画線LNが塗装されるから、区画線LNの完成精度を高いものとすることができる。
また、本実施形態の道路区画線施工車1は、仮想線L2に基づいて車両本体2の理想進路760を演算する理想進路演算部76(理想進路演算手段)と、車両本体2の進行方向から予想進路を演算する予想進路演算部77(予想進路演算手段)と、前記理想進路760に対する予想進路のずれを演算し警告を発する警告部78(警告手段)と、をさらに備える。これによれば、警告部78(警告手段)により、理想進路760に対する予想進路のずれを演算し警告が発せられるので、早い段階で、予想進路を理想進路760に近づけるように修正することができる。従って、区画線LNの完成精度を、より一層高いものとすることができる。
また、本実施形態の道路区画線施工車1は、車両本体2に設けられて運転者から視認可能な表示装置8と、第一カメラ4が撮像した前方画像T1に理想進路760及び予想進路を重ねて表示装置8に表示させる表示画像生成部79(表示画像生成手段)と、をさらに備え、警告部78(警告手段)は、表示装置8に表示する予想進路の色を変化させることで警告を発する。これによれば、運転者は、視覚により、理想進路760に対する予想進路のずれを認識することができ、予想進路を理想進路760に近づけるように修正することができるから、区画線LNの完成精度を、より一層高いものとすることができる。
また、目標線L1が線部L11と間隔部L12を有する破線L13からなる既存の区画線LOである場合、第一カメラ4は、既存の区画線LOの線部L11と間隔部L12の両方を含む前方領域T1を撮像可能に設けられ、第二カメラ5及び第三カメラ6の少なくとも一方のカメラは、既存の区画線LOの線部L11を含む領域を撮像可能に設けられている。これによれば、第一カメラ4により撮像された画像に、既存の区画線LOの線部L11と間隔部L12の両方が映し出され、第二カメラ5及び第三カメラ6の少なくとも一方のカメラにより撮像された画像に、既存の区画線LOの線部L11が映し出されるから、これら各画像に映し出された目標線L1としての既存の区画線LOの線部L11と間隔部L12に基づいて連続した仮想線L2を生成することができる。従って、区画線LNの完成精度を、より一層高いものとすることができる。
また、目標線L1が線部L11と間隔部L12を有する破線L13からなる既存の区画線LOである場合、第一カメラ4及び第二カメラ5の少なくとも一方のカメラが撮像した画像に基づき、既存の区画線LOの線部L11における始点と終点の位置を検出する検出部74(検出手段)を備え、塗装装置3は、検出部74(検出手段)が検出した始点と終点の位置に基づいて塗料の吐出開始と吐出終了を切り換えることで破線L13となる新規の区画線LNを塗装する。これによれば、破線L13からなる既存の区画線LOに重ねて、破線L13からなる新規の区画線LNを塗装することが可能となる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態に係る道路区画線施工車1を、図12を参照して説明する。図12は、道路区画線施工車1を構成する表示装置8に表示された画像の一例であって、図10に示された表示と同じ景色(画像)が表示されている。第1実施形態における表示画像E1と第2実施形態における表示画像E2の違いは、予想進路としての予想施工線772の表示方法の違いにある。予想施工線772は、ノズルユニット30の吐出位置を示している。車両が走行するに伴って、予想施工線772を示す対向線部が変位する。予想施工線772を示す対向線部は、第一カメラ4により撮像される前方領域T1まで延在されている。即ち、予想施工線772を示す対向線部は、図12(A)に示すように、予想施工線772を示す対向線部が、目標線L1及び仮想線L2の車幅方向の両側に間隔をあけて位置し、車両本体2の進路修正が必要ないと判断された場合には青色で表示され、図12(B)に示すように、予想施工線772を示す対向線部の一部が、車両進行方向の前方側(前方領域T1)で、目標線L1及び仮想線L2に小さい範囲で重なっている場合には、若干の進路修正が適宜必要があると判断され、予想施工線772は黄色で表示され、図12(C)に示すように、予想施工線772を示す対向線部の一部が、車両本体2に近い位置(ノズルユニット前方領域T2)で、目標線L1及び仮想線L2に大きい範囲で重なっている場合には、大幅な進路修正が早急に必要であると判断され、予想施工線772は赤色で表示される。なお、図12において、第1実施形態と略同一機能乃至略同一構成を有する部材には、同一符号を付して、その説明を省略する。これによれば、前述した第1実施形態と略同様の効果が奏される。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る道路区画線施工車1を、図13を参照して説明する。図13は、道路区画線施工車1を構成する表示装置8表示された画像の一例であって、図10に示された表示と同じ景色が表示されている。第3実施形態における表示画像E3と第1実施形態における表示画像E1の違いは、予想進路としての予想施工線773の表示方法の違いにある。予想施工線773は、ノズルユニット30の吐出位置を示している。車両が走行するに伴って、予想施工線773を示す対向線部が変位する。予想施工線773を示す対向線部は、第二カメラ5により撮像されるノズルユニット前方領域T2まで延在されている。即ち、第3実施形態において、予想施工線773を示す対向線部は、前方領域T1には描画されていない。予想施工線773を示す対向線部は、図13(A)に示すように、予想施工線773を示す対向線部が、目標線L1及び仮想線L2の車幅方向の両側に間隔をあけて位置し、車両本体2の進路修正が必要ないと判断された場合には青色で表示され、図13(B)に示すように、予想施工線773を示す対向線部の一部が、目標線L1及び仮想線L2に徐々に近づく部分がある場合には、若干の進路修正が適宜必要であると判断され、予想施工線773は黄色で表示され、図13(C)に示すように、予想施工線773を示す対向線部の一部が、目標線L1及び仮想線L2に重なっている場合には、大幅な進路修正が早急に必要であると判断され、予想施工線773は赤色で表示される。なお、図13において、第1実施形態と略同一機能乃至略同一構成を有する部材には、同一符号を付して、その説明を省略する。これによれば、前述した第1実施形態と略同様の効果が奏される。
(第4実施形態)
続いて、第4実施形態に係る道路区画線施工車1を、図14を参照して説明する。図14は、道路区画線施工車1を構成する表示装置8に表示された画像の一例であって、図10に示された表示と同じ景色が表示されている。第4実施形態における表示画像E4と第1実施形態における表示画像E1の違いは、理想進路に対する予想進路のズレの表示方法の違いにある。表示画像E4には、理想進路に対する予想進路のズレの度合いを数値で示すインジケータ801が表示されている。インジケータ801には、左右に延在して設けられその中心に「0」、その両側に「2」、「5」、「10」の数字が記載された目盛りが設けられている。理想進路を示す指示部764は常に「0」を指している。指示部774は、理想進路に対する予想進路のズレに応じた数値を指している。また、予想進路が理想進路に対して右側にずれた場合には、運転者がハンドルを左へ切るように、インジケータ801に「左へ」との語が表示され、予想進路が理想進路に対して左側にずれた場合には、運転者がハンドルを右へ切るように、インジケータ801に「右へ」との語が表示される。予想進路を示す指示部774は、図14(A)に示すように、理想進路を示す指示部764と略重なって設けられ、車両本体2の進路修正が必要ないと判断された場合には青色で表示され、図14(B)に示すように、理想進路に対して予想進路が、「3」だけ右側にずれている場合には、指示部774が目盛り「3」を指しつつ「左へ」と表示される。このように若干の進路修正が必要な場合は、指示部774及び「左へ」との語は黄色で表示される。図14(C)に示すように、理想進路に対して予想進路が、「6」だけ右側にずれている場合には、指示部774が目盛り「6」を指しつつ「左へ」と表示される。このように大幅な進路修正が必要な場合は、指示部774及び「左へ」との語は赤色で表示される。第4実施形態では、理想進路に対する予想進路のズレの度合いによって、指示部774等の色を変化させてもよい。これによれば、前述した第1実施形態と略同様の効果が奏される。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形例も本発明に含まれる。
前記実施形態では、警告手段として、表示装置に表示する予想進路の色を変化させることで警告を発していたが、本発明はこれに限定されるものではない。警告手段として、アラーム音を発生させることで警告してもよく、アラーム音を発生させることと表示装置に表示する方法との両方を警告手段としてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び、目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 道路区画線施工車
2 車両本体
3 塗装装置
4 第一カメラ
5 第二カメラ
6 第三カメラ
30 ノズルユニット(スプレガン)
31 位置調節部(調節手段)
70 画像処理部(画像処理手段)
71 仮想線生成部(仮想線生成手段)
72 位置演算部(位置演算手段)
73 信号出力部(信号出力手段)
74 検出部(検出手段)
76 理想進路演算部(理想進路演算手段)
760、764 理想進路
77 予想進路演算部(予想進路演算手段)
771 予想進路枠(予想進路)
772、773 予想施工線(予想進路)
78 警告部(警告手段)
79 表示画像生成部(表示画像生成手段)
8 表示装置
LN 新規の区画線
LO 既存の区画線
L1 目標線
L2 仮想線
L11 線部
L12 間隔部
L13 破線

Claims (4)

  1. 道路を走行可能な車両本体と、
    塗料を吐出するスプレガンを有した塗装装置と、を備えるとともに、道路面にある目標線に沿って区画線を塗装する道路区画線施工車であって、
    車両前方を撮像する第一カメラ、前記スプレガンの前方の道路面を撮像する第二カメラ、及び前記スプレガンの後方の道路面を撮像する第三カメラと、
    前記塗装装置に設けられて車幅方向に前記スプレガンの位置を調節する調節手段と、
    前記第一、前記第二、前記第三カメラでそれぞれ撮像した画像を俯瞰化して合成する画像処理手段と、
    撮像した各画像中の目標線に基づいて仮想線を生成する仮想線生成手段と、
    前記仮想線と前記車両本体との前記車幅方向の相対位置を演算する位置演算手段と、
    演算した相対位置に基づいて修正信号を前記調節手段に出力する信号出力手段と、
    前記仮想線に基づいて前記車両本体の理想進路を演算する理想進路演算手段と、
    前記車両本体の進行方向から予想進路を演算する予想進路演算手段と、
    前記理想進路に対する予想進路のずれを演算し警告を発する警告手段と、を備え、
    前記塗装装置は、前記修正信号に基づいて前記調節手段が前記スプレガンの位置を調節しつつ、前記スプレガンから塗料を吐出させて前記区画線を塗装することを特徴とする道路区画線施工車。
  2. 前記車両本体に設けられて運転者から視認可能な表示装置と、
    前記第一カメラが撮像した前方画像に前記理想進路及び予想進路を重ねて前記表示装置に表示させる表示画像生成手段と、をさらに備え、
    前記警告手段は、前記表示装置に表示する前記予想進路の色を変化させることで警告を発することを特徴とする請求項に記載の道路区画線施工車。
  3. 前記目標線が線部と間隔部を有する破線からなる既存の区画線である場合、
    前記第一カメラは、既存の区画線の線部と間隔部の両方を含む前方領域を撮像可能に設けられ、
    前記第二カメラ及び前記第三カメラの少なくとも一方のカメラは、既存の区画線の線部を含む領域を撮像可能に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項に記載の道路区画線施工車。
  4. 前記目標線が線部と間隔部を有する破線からなる既存の区画線である場合、
    前記第一カメラ及び前記第二カメラの少なくとも一方のカメラが撮像した画像に基づき、既存の区画線の線部における始点と終点の位置を検出する検出手段を備え、
    前記塗装装置は、前記検出手段が検出した始点と終点の位置に基づいて塗料の吐出開始と吐出終了を切り換えることで破線となる新規の区画線を塗装することを特徴とする請求項1〜請求項のうち何れか一項に記載の道路区画線施工車。
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