JP6976511B2 - 道路区画線施工車 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1実施形態に係る道路区画線施工車1を、図1〜図11を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態の道路区画線施工車1を模式的に示す斜視図である。道路区画線施工車1は、道路に塗装される新規の区画線LNの施工、または既存の区画線LOの再施工を実施する。区画線LN、LOは、実線L10と、線部L11及び間隔部L12を有する破線L13の2種から選択される。新規の区画線LNは、道路面Rに墨出し形成された目標線L1に重ねて塗料等が塗装されることで形成される。なお、目標線L1は、道路面Rに墨出し形成された作図線であってもよいし、道路面Rにある摩耗等により一部塗装が剥がれた既存の区画線LOであってもよい。
続いて、第2実施形態に係る道路区画線施工車1を、図12を参照して説明する。図12は、道路区画線施工車1を構成する表示装置8に表示された画像の一例であって、図10に示された表示と同じ景色(画像)が表示されている。第1実施形態における表示画像E1と第2実施形態における表示画像E2の違いは、予想進路としての予想施工線772の表示方法の違いにある。予想施工線772は、ノズルユニット30の吐出位置を示している。車両が走行するに伴って、予想施工線772を示す対向線部が変位する。予想施工線772を示す対向線部は、第一カメラ4により撮像される前方領域T1まで延在されている。即ち、予想施工線772を示す対向線部は、図12(A)に示すように、予想施工線772を示す対向線部が、目標線L1及び仮想線L2の車幅方向の両側に間隔をあけて位置し、車両本体2の進路修正が必要ないと判断された場合には青色で表示され、図12(B)に示すように、予想施工線772を示す対向線部の一部が、車両進行方向の前方側(前方領域T1)で、目標線L1及び仮想線L2に小さい範囲で重なっている場合には、若干の進路修正が適宜必要があると判断され、予想施工線772は黄色で表示され、図12(C)に示すように、予想施工線772を示す対向線部の一部が、車両本体2に近い位置(ノズルユニット前方領域T2)で、目標線L1及び仮想線L2に大きい範囲で重なっている場合には、大幅な進路修正が早急に必要であると判断され、予想施工線772は赤色で表示される。なお、図12において、第1実施形態と略同一機能乃至略同一構成を有する部材には、同一符号を付して、その説明を省略する。これによれば、前述した第1実施形態と略同様の効果が奏される。
続いて、第3実施形態に係る道路区画線施工車1を、図13を参照して説明する。図13は、道路区画線施工車1を構成する表示装置8表示された画像の一例であって、図10に示された表示と同じ景色が表示されている。第3実施形態における表示画像E3と第1実施形態における表示画像E1の違いは、予想進路としての予想施工線773の表示方法の違いにある。予想施工線773は、ノズルユニット30の吐出位置を示している。車両が走行するに伴って、予想施工線773を示す対向線部が変位する。予想施工線773を示す対向線部は、第二カメラ5により撮像されるノズルユニット前方領域T2まで延在されている。即ち、第3実施形態において、予想施工線773を示す対向線部は、前方領域T1には描画されていない。予想施工線773を示す対向線部は、図13(A)に示すように、予想施工線773を示す対向線部が、目標線L1及び仮想線L2の車幅方向の両側に間隔をあけて位置し、車両本体2の進路修正が必要ないと判断された場合には青色で表示され、図13(B)に示すように、予想施工線773を示す対向線部の一部が、目標線L1及び仮想線L2に徐々に近づく部分がある場合には、若干の進路修正が適宜必要であると判断され、予想施工線773は黄色で表示され、図13(C)に示すように、予想施工線773を示す対向線部の一部が、目標線L1及び仮想線L2に重なっている場合には、大幅な進路修正が早急に必要であると判断され、予想施工線773は赤色で表示される。なお、図13において、第1実施形態と略同一機能乃至略同一構成を有する部材には、同一符号を付して、その説明を省略する。これによれば、前述した第1実施形態と略同様の効果が奏される。
続いて、第4実施形態に係る道路区画線施工車1を、図14を参照して説明する。図14は、道路区画線施工車1を構成する表示装置8に表示された画像の一例であって、図10に示された表示と同じ景色が表示されている。第4実施形態における表示画像E4と第1実施形態における表示画像E1の違いは、理想進路に対する予想進路のズレの表示方法の違いにある。表示画像E4には、理想進路に対する予想進路のズレの度合いを数値で示すインジケータ801が表示されている。インジケータ801には、左右に延在して設けられその中心に「0」、その両側に「2」、「5」、「10」の数字が記載された目盛りが設けられている。理想進路を示す指示部764は常に「0」を指している。指示部774は、理想進路に対する予想進路のズレに応じた数値を指している。また、予想進路が理想進路に対して右側にずれた場合には、運転者がハンドルを左へ切るように、インジケータ801に「左へ」との語が表示され、予想進路が理想進路に対して左側にずれた場合には、運転者がハンドルを右へ切るように、インジケータ801に「右へ」との語が表示される。予想進路を示す指示部774は、図14(A)に示すように、理想進路を示す指示部764と略重なって設けられ、車両本体2の進路修正が必要ないと判断された場合には青色で表示され、図14(B)に示すように、理想進路に対して予想進路が、「3」だけ右側にずれている場合には、指示部774が目盛り「3」を指しつつ「左へ」と表示される。このように若干の進路修正が必要な場合は、指示部774及び「左へ」との語は黄色で表示される。図14(C)に示すように、理想進路に対して予想進路が、「6」だけ右側にずれている場合には、指示部774が目盛り「6」を指しつつ「左へ」と表示される。このように大幅な進路修正が必要な場合は、指示部774及び「左へ」との語は赤色で表示される。第4実施形態では、理想進路に対する予想進路のズレの度合いによって、指示部774等の色を変化させてもよい。これによれば、前述した第1実施形態と略同様の効果が奏される。
2 車両本体
3 塗装装置
4 第一カメラ
5 第二カメラ
6 第三カメラ
30 ノズルユニット(スプレガン)
31 位置調節部(調節手段)
70 画像処理部(画像処理手段)
71 仮想線生成部(仮想線生成手段)
72 位置演算部(位置演算手段)
73 信号出力部(信号出力手段)
74 検出部(検出手段)
76 理想進路演算部(理想進路演算手段)
760、764 理想進路
77 予想進路演算部(予想進路演算手段)
771 予想進路枠(予想進路)
772、773 予想施工線(予想進路)
78 警告部(警告手段)
79 表示画像生成部(表示画像生成手段)
8 表示装置
LN 新規の区画線
LO 既存の区画線
L1 目標線
L2 仮想線
L11 線部
L12 間隔部
L13 破線
Claims (4)
- 道路を走行可能な車両本体と、
塗料を吐出するスプレガンを有した塗装装置と、を備えるとともに、道路面にある目標線に沿って区画線を塗装する道路区画線施工車であって、
車両前方を撮像する第一カメラ、前記スプレガンの前方の道路面を撮像する第二カメラ、及び前記スプレガンの後方の道路面を撮像する第三カメラと、
前記塗装装置に設けられて車幅方向に前記スプレガンの位置を調節する調節手段と、
前記第一、前記第二、前記第三カメラでそれぞれ撮像した画像を俯瞰化して合成する画像処理手段と、
撮像した各画像中の目標線に基づいて仮想線を生成する仮想線生成手段と、
前記仮想線と前記車両本体との前記車幅方向の相対位置を演算する位置演算手段と、
演算した相対位置に基づいて修正信号を前記調節手段に出力する信号出力手段と、
前記仮想線に基づいて前記車両本体の理想進路を演算する理想進路演算手段と、
前記車両本体の進行方向から予想進路を演算する予想進路演算手段と、
前記理想進路に対する予想進路のずれを演算し警告を発する警告手段と、を備え、
前記塗装装置は、前記修正信号に基づいて前記調節手段が前記スプレガンの位置を調節しつつ、前記スプレガンから塗料を吐出させて前記区画線を塗装することを特徴とする道路区画線施工車。 - 前記車両本体に設けられて運転者から視認可能な表示装置と、
前記第一カメラが撮像した前方画像に前記理想進路及び予想進路を重ねて前記表示装置に表示させる表示画像生成手段と、をさらに備え、
前記警告手段は、前記表示装置に表示する前記予想進路の色を変化させることで警告を発することを特徴とする請求項1に記載の道路区画線施工車。 - 前記目標線が線部と間隔部を有する破線からなる既存の区画線である場合、
前記第一カメラは、既存の区画線の線部と間隔部の両方を含む前方領域を撮像可能に設けられ、
前記第二カメラ及び前記第三カメラの少なくとも一方のカメラは、既存の区画線の線部を含む領域を撮像可能に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の道路区画線施工車。 - 前記目標線が線部と間隔部を有する破線からなる既存の区画線である場合、
前記第一カメラ及び前記第二カメラの少なくとも一方のカメラが撮像した画像に基づき、既存の区画線の線部における始点と終点の位置を検出する検出手段を備え、
前記塗装装置は、前記検出手段が検出した始点と終点の位置に基づいて塗料の吐出開始と吐出終了を切り換えることで破線となる新規の区画線を塗装することを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の道路区画線施工車。
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