JP6973644B2 - 樹脂製歯車 - Google Patents

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Description

本発明の一側面は、樹脂製歯車に関する。
樹脂製歯車は、軽量で且つ静粛性に優れており、例えば車両用又は産業用の歯車として広く用いられている。樹脂製歯車としては、金属製ブッシュと、金属製ブッシュの周囲に設けられ外周部に歯形が形成された樹脂部材と、金属製ブッシュと樹脂部材との間に設けられた弾性部材と、を備えた樹脂製歯車が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−151000号公報
上記従来技術では、例えば運搬又は保管の際の収納時に、樹脂製歯車が周囲の他の部品と干渉し、干渉音が発生する場合があった。
本発明の一側面は、収納時における干渉音を抑制することが可能な樹脂製歯車を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る樹脂製歯車は、環状の金属製ブッシュと、金属製ブッシュの周囲に設けられ、外周部に歯形が形成された環状の樹脂部材と、金属製ブッシュと樹脂部材との間に設けられた弾性部材と、を備えた樹脂製歯車であって、弾性部材は、金属製ブッシュの一端面及び樹脂部材の一端面の少なくとも何れかよりも樹脂製歯車の軸方向外側に張り出す第1張出部を有する。
この樹脂製歯車では、弾性部材が第1張出部を有する。これにより、収納時に樹脂製歯車が周囲と干渉したとしても、第1張出部が張り出している分、当該第1張出部(つまり、弾性部材)が周囲と干渉しやすくなる。その結果、収納時における干渉音を抑制することが可能となる。
本発明の一側面に係る樹脂製歯車において、第1張出部は、金属製ブッシュの一端面に接する第1接触部、及び、樹脂部材の一端面に接する第2接触部の少なくとも何れかを有していてもよい。これにより、第1張出部が周囲と一層干渉しやすくなり、収納時における干渉音を一層抑制することが可能となる。
本発明の一側面に係る樹脂製歯車において、弾性部材は、金属製ブッシュの他端面及び樹脂部材の他端面の少なくとも何れかよりも樹脂製歯車の軸方向外側に張り出す第2張出部を有していてもよい。これにより、収納時に樹脂製歯車が周囲と干渉したとしても、第2張出部が張り出している分、当該第2張出部が周囲と干渉しやすくなる。つまり、収納時に樹脂製歯車が周囲と干渉したとしても、弾性部材が周囲と一層干渉しやすくなる。その結果、収納時における干渉音を一層抑制することが可能となる。
本発明の一側面に係る樹脂製歯車において、第2張出部は、金属製ブッシュの他端面に接する第3接触部、及び、樹脂部材の他端面に接する第4接触部の少なくとも何れかを有していてもよい。これにより、第2張出部が周囲と一層干渉しやすくなり、収納時における干渉音を一層抑制することが可能となる。
本発明の一側面に係る樹脂製歯車において、弾性部材は、金属製ブッシュと樹脂部材との間に設けられ樹脂製歯車の軸方向に貫通する孔に充填されていてもよい。この場合、射出成形を利用して、金属製ブッシュと樹脂部材との間に弾性部材を容易に設けることができる。
本発明の一側面によれば、収納時における干渉音を抑制することが可能な樹脂製歯車を提供することができる。
図1は、一実施形態に係る樹脂製歯車の正面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3(a)は、樹脂製歯車の製造方法を示す図である。図3(b)は、図3(a)の続きを示す図である。図3(c)は、図3(b)の続きを示す図である。 複数の樹脂製歯車の収納時の一例を示す断面図である。 図5(a)は、変形例に係る樹脂製歯車を示す正面図である。図5(b)は、他の変形例に係る樹脂製歯車を示す正面図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1及び図2に示されるように、樹脂製歯車1は、いわゆる高強度樹脂ギヤであって、車両用又は産業用の歯車として用いられる。例えば樹脂製歯車1は、エンジン内のバランスシャフトギヤ及びカムシャフトギヤ等に使用できる。樹脂製歯車1は、金属製ブッシュ3と、樹脂部材7と、を備える。樹脂製歯車1は、平歯車である。
金属製ブッシュ3は、例えば回転軸(図示省略)に取り付けられる部材である。金属製ブッシュ3は、円環状である。金属製ブッシュ3は、例えば、ステンレス鋼等の金属で形成されている。金属製ブッシュ3には、回転軸が挿入される貫通孔3hが設けられている。
樹脂部材7は、他の歯車と噛み合う部材である。樹脂部材7は、環状である。樹脂部材7は、樹脂で形成されている。樹脂部材7は、金属製ブッシュ3の周囲に設けられている。樹脂部材7の外周部には、歯形7xが形成されている。歯形7xは、樹脂部材7の周方向において、所定の間隔をあけて複数形成されている。なお、弾性部材5の周囲に設けられることには、弾性部材5の周りに直接接するように設けられることだけでなく、弾性部材5の周りに他の部材を介して設けられることを含む。
金属製ブッシュ3と樹脂部材7とは、樹脂製歯車1の回転方向(以下、単に「回転方向」ともいう)に相対回転可能に配置されている。具体的には、金属製ブッシュ3と樹脂部材7とは、回転方向に摺動可能に当接している。より具体的には、金属製ブッシュ3の外径と樹脂部材7の内径とは等しく、金属製ブッシュ3の外周面3oと樹脂部材7の内周面7iとは接着されておらず、外周面3oと内周面7iとは相対的に回転可能な状態で互いに接触している。
金属製ブッシュ3と樹脂部材7との間には、金属製ブッシュの外周面3o及び樹脂部材7の内周面7iに入り込む空間K1が、回転方向に沿って並ぶように複数形成されている。空間K1は、樹脂製歯車1の軸方向(以下、単に「軸方向」ともいう)に沿って貫通する孔である。空間K1は、軸方向から見て、等間隔で回転方向に沿って配列されている。空間K1は、軸方向を高さ方向とする円柱形状を呈する。空間K1は、外周面3oに形成されたU溝と樹脂部材7の内周面7iに形成されたU溝とにより画成されている。樹脂製歯車1の径方向(以下、単に「径方向」ともいう)において、空間K1の内側半分は金属製ブッシュ3側に入り込み、空間K1の外側半分は樹脂部材7側に入り込む。
空間K1内には、弾性部材5が配置されている。弾性部材5は、空間K1の形状に対応する形状を呈する。具体的には、弾性部材5は、軸方向を高さ方向とし、空間K1と同軸且つ同径の円柱形状を呈する。弾性部材5の外周面は、空間K1の内面に当接されている。弾性部材5の少なくとも一部は、空間K1の内面に接着されている。弾性部材5は、空間K1の内面に接着剤を介して接するように設けられている。なお、弾性部材5は空間K1の内面に接着されていなくてもよく、この場合には、樹脂製歯車1のコストを低減できる。
弾性部材5は、ゴムにより形成されている。ゴムは、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、エピクロロヒドリンゴム又はシリコーンゴム等である。ゴムは、耐久性及び耐熱性の観点から、フッ素ゴム又はシリコーンゴムであることが好ましい。弾性部材5は、複数の部材(ゴム層)が積層されることにより構成されていてもよい。
弾性部材5は、樹脂製歯車1が他の歯車と噛み合うことで発生する衝撃を、その弾性変形によって吸収して減衰する。具体的には、樹脂製歯車1に他の歯車との噛み合いで衝撃が加わった場合、樹脂部材7が金属製ブッシュ3に対して回転方向に相対回転しようとする。このとき、空間K1内に配置された弾性部材5における樹脂部材7側と金属製ブッシュ3側とには互いに反対向きの一対の力(せん断力)が生じ、弾性部材5が弾性変形し、弾性部材5が当該相対回転の回り止めとなるように働く。よって、他の歯車との噛み合いで衝撃が加わった場合、このような弾性変形によって当該衝撃が十分に吸収されて減衰されることとなる。したがって、弾性部材5のダンパ効果を十分に得ることが可能となる。
本実施形態の樹脂製歯車1では、弾性部材5は、金属製ブッシュ3の一端面3a及び樹脂部材7の一端面7aよりも軸方向外側に張り出す第1張出部51を有する。一端面3a,7aは、軸方向における一方側の端面であり、軸方向と直交する平面状を呈する。一端面3a,7aは、同一平面上に位置しており、面一の(軸方向において段差がない)面である。
第1張出部51は、一端面3a,7aよりも軸方向外側(軸方向一方側)へ突出する。第1張出部51は、一端面3a,7aよりも軸方向外側へ隆起ないし膨出するように設けられている。第1張出部51は、製造時に生じるバリを利用して構成できる。第1張出部51は、軸方向から見て、円孔としての空間K1の外縁に沿った円形状を呈する。第1張出部51は、軸方向から見て、空間K1を含むように設けられている。第1張出部51は、軸方向から見て、金属製ブッシュ3及び樹脂部材7を部分的に覆う。第1張出部51は、金属製ブッシュ3の一端面3aに接する第1接触部51x、及び、樹脂部材7の一端面7aに接する第2接触部51yを含む。
弾性部材5は、金属製ブッシュ3の他端面3b及び樹脂部材7の他端面7bよりも軸方向外側に張り出す第2張出部52を有する。他端面3b,7bは、軸方向における他方側(一端面3a,7aとは反対側)の端面であり、軸方向と直交する平面状を呈する。他端面3b,7bは、同一平面上に位置しており、面一の面である。
第2張出部52は、他端面3b,7bよりも軸方向外側(軸方向他方側)へ突出する。第2張出部52は、他端面3b,7bよりも軸方向外側へ隆起ないし膨出するように設けられている。第2張出部52は、製造時に生じるバリを利用して構成できる。第2張出部52は、軸方向から見て、円孔としての空間K1の外縁に沿った円形状を呈する。第2張出部52は、軸方向から見て、空間K1を含むように設けられている。第2張出部52は、軸方向から見て、金属製ブッシュ3及び樹脂部材7を部分的に覆う。第2張出部52は、金属製ブッシュ3の他端面3bに接する第3接触部52x、及び、樹脂部材7の他端面7bに接する第4接触部52yを含む。
以上に説明した樹脂製歯車1を製造する場合、まず、公知の手法を用いて、図3(a)に示される金属製ブッシュ3及び樹脂部材7を備えた中間体10を形成する。図3(b)に示されるように、切削具を用いた加工(図中では、ドリルDを用いて孔加工)を中間体10に施し、空間K1を中間体10に複数形成する。空間K1の内面に接着剤を予め塗布した後、図3(c)に示されるように、空間K1内にピンゲートPを介してゴムを射出して充填し、空間K1内に弾性部材5を成形する。その後、必要な処理を施した結果、樹脂製歯車1が製造される。なお、樹脂製歯車1の製造方法としては、特に限定されず、種々の手法を用いることができる。
以上、樹脂製歯車1では、弾性部材5が第1張出部51を有する。これにより、例えば1又は複数の樹脂製歯車1を運搬(輸送)、保管又は梱包する際の収納時(以下、単に「収納時」という)に樹脂製歯車1が周囲と干渉したとしても、弾性部材5が金属製ブッシュ3の一端面3a及び樹脂部材7の一端面7aよりも張り出していない場合に比べ、第1張出部51が張り出している分、当該第1張出部51(つまり、弾性部材5)が周囲と干渉しやすくなる。その結果、収納時において、例えば金属製ブッシュ3の周囲との干渉を抑え、ガチャガチャ音(clatter)等の干渉音を抑制することが可能となる。
樹脂製歯車1では、弾性部材5が第2張出部52を有する。これにより、収納時に樹脂製歯車1が周囲と干渉したとしても、弾性部材5が金属製ブッシュ3の他端面3b及び樹脂部材7の他端面7bよりも張り出していない場合に比べ、第2張出部52が張り出している分、当該第2張出部52が周囲と干渉しやすくなる。つまり、収納時に樹脂製歯車1が周囲と干渉したとしても、弾性部材5が周囲と一層干渉しやすくなる。その結果、収納時において、例えば金属製ブッシュ3の周囲との干渉を一層抑え、ガチャガチャ音等の干渉音を一層抑制することが可能となる。
図4に示されるように、例えば複数の樹脂製歯車1を軸方向に重ねて収納した場合には、第1張出部51及び第2張出部52の少なくとも何れかが緩衝材となり、振動があってもずれにくく、荷崩れを防止できる。金属製ブッシュ3及び樹脂部材7に傷がつきにくく、ギヤ損傷を防ぐことができる。人手で運ぶ際、指がひっかかりやすくなる。
樹脂製歯車1では、第1張出部51は、金属製ブッシュ3の一端面3aに接する第1接触部51x、及び、樹脂部材7の一端面7aに接する第2接触部51yを有している。これにより、第1張出部51が周囲と一層干渉しやすくなり、収納時における干渉音を一層抑制することが可能となる。
樹脂製歯車1では、第2張出部52は、金属製ブッシュ3の他端面3bに接する第3接触部52x、及び、樹脂部材7の他端面7bに接する第4接触部53yを有している。これにより、第2張出部52が周囲と一層干渉しやすくなり、収納時における干渉音を一層抑制することが可能となる。
なお、樹脂製歯車1では、弾性部材5が第1〜第4接触部51x,51y,52x,52yを有することから、オイルにより潤滑されるオイル潤滑下では、第1〜第4接触部51x,51y,52x,52yが金属製ブッシュ3及び樹脂部材7に接する分、弾性部材5と金属製ブッシュ3及び樹脂部材7との間のオイル浸入経路を伸ばすことができる。オイル浸入が進んでも、弾性部材5の劣化がダンパ効果に悪影響を及ぼすまで進展し難くなり、ダンパ効果を維持することが可能となる。
樹脂製歯車1では、弾性部材5は、金属製ブッシュ3と樹脂部材7との間に設けられた孔としての空間K1に充填されている。この場合、射出成形を利用して、金属製ブッシュ3と樹脂部材7との間に弾性部材5を容易に設けることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。
上記実施形態では、複数の弾性部材5を金属製ブッシュ3と樹脂部材7との間に回転方向に沿って並ぶように配列したが、弾性部材5は、金属製ブッシュ3と樹脂部材7との間に設けられていれば、これに限定されない。一例として、図5(a)に示された樹脂製歯車1Bのように、環状の弾性部材5Bを金属製ブッシュ3と樹脂部材7との間に設けてもよい。弾性部材5Bは、金属製ブッシュ3の外周面3oに当接し、且つ、樹脂部材7の内周面7iに当接する。弾性部材5Bは、第1張出部51及び第2張出部(不図示)を有する。
あるいは、他の一例として、図5(b)に示された樹脂製歯車1Cのように、環状の弾性部材5Cを金属製ブッシュ3と樹脂部材7との間に設けてもよい。弾性部材5Cは、金属製ブッシュ3の外周面3oに当接し、且つ、樹脂部材7の内周面7iに当接する。弾性部材5Cは、第1張出部51及び第2張出部(不図示)を有する。弾性部材5Cにおいて第1張出部51の第2接触部51yは、その一部が歯形7xの先端(歯先)に至るまで拡がっている。これにより、特に弾性部材5Cでは、収納時に歯先が周囲と干渉するのを防ぐことができる。
上記実施形態では、第1張出部51は、一端面3a,7aの双方よりも軸方向外側へ張り出しているが、例えば一端面3a,7aが面一の面ではなかった場合には、一端面3a,7aの何れかよりも軸方向外側に張り出していればよい。同様に、上記実施形態では、第2張出部52は、他端面3b,7bの双方よりも軸方向外側へ張り出しているが、例えば他端面3b,7bが面一の面ではなかった場合には、他端面3b,7bの何れかよりも軸方向外側に張り出していればよい。
上記実施形態では、弾性部材5は、第1張出部51及び第2張出部52の双方を有するが、第2張出部52を有しない場合もある。上記実施形態では、弾性部材5は、第1接触部51x、第3接触部52x、第2接触部51y及び第4接触部52yを有するが、これらの少なくとも何れかを有していればよい。また、弾性部材5は、第1接触部51x、第3接触部52x、第2接触部51y及び第4接触部52yの全てを有しない場合もある。上記実施形態では、第1張出部51及び第2張出部52は、軸方向から見て、金属製ブッシュ3及び樹脂部材7を部分的に覆っているが、金属製ブッシュ3及び樹脂部材7の少なくとも何れかを全体的に覆ってもよい。
上記実施形態では、樹脂製歯車1が平歯車である形態を一例に説明したが、樹脂製歯車1は、はすば歯車等であってもよい。上記実施形態では、金属製ブッシュ3と樹脂部材7の間に接着剤が介在していてもよい。金属製ブッシュ3と樹脂部材7とが固定されていてもよい。
本発明では、上記実施形態及び上記変形例の各構成を適宜組み合わせてもよい。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
1,1B,1C…樹脂製歯車、3…金属製ブッシュ、3a…一端面、3b…他端面、3o…外周面、5,5B,5C…弾性部材、7…樹脂部材、7a…一端面、7b…他端面、7i…内周面、7x…歯形、51…第1張出部、51x…第1接触部、51y…第2接触部、52…第2張出部、52x…第3接触部、52y…第4接触部、K1…空間(孔)。

Claims (5)

  1. 環状の金属製ブッシュと、
    前記金属製ブッシュの周囲に設けられ、外周部に歯形が形成された環状の樹脂部材と、
    前記金属製ブッシュと前記樹脂部材との間に設けられた弾性部材と、を備えた樹脂製歯車であって、
    前記弾性部材は、前記金属製ブッシュの一端面及び前記樹脂部材の一端面の少なくとも何れかよりも前記樹脂製歯車の軸方向外側に張り出す第1張出部を有する、樹脂製歯車。
  2. 前記第1張出部は、前記金属製ブッシュの一端面に接する第1接触部、及び、前記樹脂部材の一端面に接する第2接触部の少なくとも何れかを有する、請求項1に記載の樹脂製歯車。
  3. 前記弾性部材は、前記金属製ブッシュの他端面及び前記樹脂部材の他端面の少なくとも何れかよりも前記樹脂製歯車の軸方向外側に張り出す第2張出部を有する、請求項1又は2に記載の樹脂製歯車。
  4. 前記第2張出部は、前記金属製ブッシュの他端面に接する第3接触部、及び、前記樹脂部材の他端面に接する第4接触部の少なくとも何れかを有する、請求項3に記載の樹脂製歯車。
  5. 前記弾性部材は、前記金属製ブッシュと前記樹脂部材との間に設けられ前記樹脂製歯車の軸方向に貫通する孔に充填されている、請求項1〜4の何れか一項に記載の樹脂製歯車。
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