JP6973212B2 - 液冷ジャケットの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。第一実施形態に係る液冷ジャケット1は、図1に示すように、ジャケット本体2と封止体3とで構成されている。液冷ジャケット1は、内部に流体を流通させて、配置される発熱体を冷却する機器である。以下の説明における「表面」とは、「裏面」の反対側の面を意味する。
ここで、一般的に、摩擦攪拌接合を行うと、熱収縮によって封止体3の中央部がジャケット本体2に近接する方向に変形する。特に、本実施形態のように、封止体3が、ジャケット本体2よりも硬度の低い材料で形成されている場合はその変形率が大きくなる。本実施形態に係る液冷ジャケットの製造方法によれば、図11に示すように、本接合工程後は、熱収縮によって封止体3の本体部21の中央部がジャケット本体2側に近接するように変形する。これにより、ピンフィン22の先端22aから底部10の表面10aまでの距離が概ね一定にすることができる。つまり、封止体3のピンフィン群の中央部を予め凹形状となるように形成することにより、熱収縮を利用してピンフィン22の先端22aから底部10の表面10aまでの距離を概ね一定にすることができる。
次に、本発明の第二実施形態に係る液冷ジャケットの製造方法について説明する。本実施形態に係る液冷ジャケットの製造方法では、封止体3の製造方法が第一実施形態と異なる。本実施形態では、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
次に、本発明の第三実施形態に係る液冷ジャケットの製造方法について説明する。本実施形態では、図14に示すように、ジャケット本体2と封止体3とを重ね合わせる点、本接合用回転ツールFAを用いる点で第一実施形態と相違する。本実施形態では、第一実施形態と相違する点を中心に説明する。
2 ジャケット本体
3 封止体
21 本体部
22 ピンフィン
F 本接合用回転ツール(回転ツール)
F2 攪拌ピン
F3 平坦部
F4 突起部
J1 第一突合せ部
J2 第二突合せ部
J3 第三突合せ部
W 塑性化領域
Claims (8)
- 底部、前記底部の周縁から立ち上がる周壁部を有するジャケット本体と、前記ジャケット本体の開口部を封止する封止体とで構成され、前記ジャケット本体と前記封止体とを摩擦攪拌で接合する液冷ジャケットの製造であって、
摩擦攪拌で用いる回転ツールの攪拌ピンの外周面は先細りとなるように傾斜しており、
前記周壁部の内周縁に、段差底面と、当該段差底面から前記開口部に向かって立ち上がる段差側面と、を有する周壁段差部を形成し、前記封止体の裏面側に複数のピンフィンを成形するとともに、複数のピンフィンからなるピンフィン群の先端面を前記封止体の中央側が凹形状となるように成形する準備工程と、
前記ジャケット本体に前記封止体を載置することにより、前記周壁段差部の段差側面と前記封止体の外周側面とを突き合わせて第一突合せ部を形成するとともに、前記周壁段差部の段差底面と前記封止体の裏面とを重ね合わせて第二突合せ部を形成する載置工程と、
回転する前記攪拌ピンのみを前記封止体に挿入し、前記攪拌ピンの外周面を前記周壁段差部の段差側面に接触させた状態で、前記第一突合せ部に沿って前記回転ツールを移動させ、前記開口部周りに一周させて摩擦攪拌を行う本接合工程と、を含むことを特徴とする液冷ジャケットの製造方法。 - 前記ジャケット本体を第一アルミニウム合金で形成し、前記封止体を第二アルミニウム合金で形成し、前記第一アルミニウム合金は前記第二アルミニウム合金よりも硬度が高い材種であることを特徴とする請求項1に記載の液冷ジャケットの製造方法。
- 前記準備工程において、封止体の表面側を凸形状となるように成形することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液冷ジャケットの製造方法。
- 前記本接合工程において、前記攪拌ピンを前記周壁段差部の段差底面に接触させた状態で、前記第一突合せ部に沿って前記回転ツールを移動させて摩擦攪拌を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の液冷ジャケットの製造方法。
- 底部、前記底部の周縁から立ち上がる周壁部を有するジャケット本体と、前記ジャケット本体の開口部を封止する封止体とで構成され、前記ジャケット本体と前記封止体とを摩擦攪拌で接合する液冷ジャケットの製造方法であって、
摩擦攪拌で用いる回転ツールの攪拌ピンの外周面は先細りとなるように傾斜しており、
前記封止体の裏面に複数のピンフィンを成形するとともに、複数のピンフィンからなるピンフィン群の先端面を前記封止体の中央側が凹形状となるように成形する準備工程と、
前記ジャケット本体に前記封止体を載置することにより、前記周壁部の端面と前記封止体の裏面とを重ね合わせて第三突合せ部を形成する載置工程と、
回転する前記攪拌ピンのみを前記封止体に挿入し、前記攪拌ピンを前記周壁部の端面に接触させた状態で、前記第三突合せ部に沿って前記回転ツールを移動させ前記開口部の周りに一周させて摩擦攪拌を行う本接合工程と、を含むことを特徴とする液冷ジャケットの製造方法。 - 前記ジャケット本体を第一アルミニウム合金で形成し、前記封止体を第二アルミニウム合金で形成し、前記第一アルミニウム合金は前記第二アルミニウム合金よりも硬度が高い材種であることを特徴とする請求項5に記載の液冷ジャケットの製造方法。
- 前記準備工程において、前記封止体の表面側を凸形状となるように成形することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の液冷ジャケットの製造方法。
- 前記攪拌ピンの先端側には平坦面が形成されるとともに、前記平坦面に突出する突起部を備え、
前記本接合工程において、前記攪拌ピンの前記平坦面を前記封止体のみに接触させつつ、前記攪拌ピンの前記突起部を前記周壁部の端面に接触させた状態で、前記第三突合せ部に沿って前記回転ツールを移動させて摩擦攪拌を行うことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の液冷ジャケットの製造方法。
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