以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1の例では、情報処理装置100は、ユーザ及び店舗のうちいずれか一方の端末装置10から取得したコンテキストに関する情報(コンテキスト情報)に基づいて、提供するサービス(以下「提供サービス」ともいう)を決定する。なお、以下では、ユーザが利用する端末装置10を「第1端末装置10−1」とし、店舗が利用する端末装置10を「第2端末装置10−2」と記載する場合がある。また、第1端末装置10−1と第2端末装置10−2とを特に区別せずに説明する場合は、端末装置10と記載する。
〔情報処理システムの構成〕
図1の説明に先立って、図2を用いて情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理システム1は、第1端末装置10−1と、第2端末装置10−2と、情報処理装置100とが含まれる。第1端末装置10−1と、第2端末装置10−2と、情報処理装置100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した情報処理システム1には、複数台の第1端末装置10−1や、複数台の第2端末装置10−2や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
第1端末装置10−1は、ユーザによって利用される情報処理装置(コンピュータ)である。第1端末装置10−1は、ユーザによって利用されるユーザ端末(携帯端末)である。第1端末装置10−1は、例えば、スマートフォンや、スマートスピーカや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。例えば、第1端末装置10−1は、スピーカ(音声出力部)を有するユーザ端末(携帯端末)であってもよい。
図1は、第1端末装置10−1がスマートフォンである場合を示す。例えば、第1端末装置10−1である第1端末装置TM1−1は、図1に示すユーザU1が利用する第1端末装置10−1に対応する。このように、「ユーザU*(*は任意の数値)」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U*」により識別されるユーザであることを示す。例えば、「ユーザU1」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U1」により識別されるユーザである。例えば、ユーザU1は、第1端末装置TM1−1を用いて、情報処理装置100との間で情報の送受信を行う。
また、端末ID「TM1−1」により識別される第1端末装置10−1は、ユーザU1により利用される端末装置10であり、上記のように第1端末装置TM1−1や端末装置TM1−1と記載する場合がある。このように、各第1端末装置10−1を区別して説明する場合、「第1端末装置」や「端末装置」の末尾に端末ID(TM1−1等)を付加した記載とする。各第1端末装置10−1について、特に区別なく説明する場合には、単に「第1端末装置10−1」と記載する。
また、以下では、ユーザが利用する第1端末装置10−1とそのユーザとは互いに読み替えられてもよい。例えば、「ユーザU1」と記載した場合、ユーザU1が利用する第1端末装置10−1である「第1端末装置TM1−1」と読み替えられてもよい。「第1端末装置TM1−1」と記載した場合、第1端末装置TM1−1を利用するユーザである「ユーザU1」と読み替えられてもよい。
第2端末装置10−2は、店舗の管理者等よって利用される情報処理装置(コンピュータ)である。第2端末装置10−2は、店舗の管理者等よって利用される店舗端末である。例えば、第2端末装置10−2は、スマートフォンや、スマートスピーカや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。例えば、第2端末装置10−2は、スピーカ(音声出力部)を有する店舗端末であってもよい。
図1は、第2端末装置10−2がスマートスピーカである場合を示す。例えば、第2端末装置10−2である第2端末装置TM2−1は、図1に示す店舗SP1が利用する第2端末装置10−2に対応する。このように、「店舗SP*(*は任意の数値)」と記載した場合、その店舗は店舗ID「SP*」により識別される店舗であることを示す。例えば、「店舗SP1」と記載した場合、その店舗は店舗ID「SP1」により識別される店舗である。例えば、Aレストランである店舗SP1の管理者M1は、第2端末装置TM2−1を用いて、情報処理装置100との間で情報の送受信を行う。
また、端末ID「TM2−1」により識別される第2端末装置10−2は、店舗SP1により利用される端末装置10であり、上記のように第2端末装置TM2−1や端末装置TM2−1と記載する場合がある。このように、各第2端末装置10−2を区別して説明する場合、「第2端末装置」や「端末装置」の末尾に端末ID(TM2−1等)を付加した記載とする。各第2端末装置10−2について、特に区別なく説明する場合には、単に「第2端末装置10−2」と記載する。
また、以下では、店舗が利用する第2端末装置10−2とその店舗とは互いに読み替えられてもよい。例えば、「店舗SP1」や「店舗SP1の管理者M1」と記載した場合、店舗SP1が利用する第2端末装置10−2である「第2端末装置TM2−1」と読み替えられてもよい。「第2端末装置TM2−1」と記載した場合、第2端末装置TM2−1を利用する店舗である「店舗SP1」や「店舗SP1の管理者M1」と読み替えられてもよい。
また、第1端末装置10−1や第2端末装置10−2等の端末装置10は、種々のコンテキス情報を収集し、情報処理装置100へ送信する。端末装置10は、種々のセンサにより検知された情報(以下、「センサ情報」ともいう)を、コンテキス情報として収集する。端末装置10は、種々のセンサを含むセンサ部を備える。また、端末装置10は、GPS(Global Positioning System)センサ等の位置センサの機能を有し、位置を検知し、取得可能であるものとする。また、端末装置10は、通信を行っている基地局の位置情報や、Wi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)の電波を用いて位置を推定し、位置情報を取得してもよい。なお、以下では位置情報を単に「位置」と記載する場合がある。
また、端末装置10は、マイク等の音を検知する音センサを有する。例えば、端末装置10は、音センサにより、端末装置10の周囲における音声を検知する。例えば、端末装置10は、周囲の音を検知し、検知した音に応じて種々の処理を行うデバイス(音声アシスト端末)であってもよい。例えば、端末装置10は、ユーザや店舗の管理者等の発話者の発話に対して、処理を行う端末装置である。例えば、端末装置10は、発話に限らず、端末装置10の周囲の環境音等を収集する。なお、端末装置10は、上記に限らず、種々のセンサを有してもよい。例えば、端末装置10は、加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、湿度センサ、照度センサ、圧力センサ、近接センサ、ニオイや汗や心拍や脈拍や脳波等の生体情報を取得するためのセンサ等の種々のセンサを有してもよい。そして、端末装置10は、各種センサにより検知された種々のセンサ情報を情報処理装置100に送信してもよい。
また、端末装置10は、音声認識の機能を有してもよい。また、端末装置10は、音声認識サービスを提供する音声認識サーバから情報を取得可能であってもよい。この場合、情報処理システム1は、音声認識サーバが含まれてもよい。例えば、端末装置10や音声認識サーバが、種々の従来技術を適宜用いて発話者の発話を認識したり、発話した発話者を推定したりする。
また、端末装置10は、画像センサ等を有してもよい。例えば、端末装置10は、赤外線センサや人感センサや温度センサや気圧センサ等の種々の機能を有し、温度や気圧等の端末装置10の周囲の環境に関するセンサ情報を検知し、取得可能であってもよい。また、端末装置10は、情報処理装置100に種々の情報等を送信する。例えば、端末装置10は、位置情報等の種々のセンサ情報を情報処理装置100へ送信する。
情報処理装置100は、第1端末装置10−1を利用するユーザ及び第2端末装置を利用する店舗のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定する情報処理装置である。すなわち、情報処理装置100は、所定の対象に提供する提供サービスを決定する決定装置である。また、情報処理装置100は、第1端末装置10−1または第2端末装置10−2のいずれかからコンテキスト情報を取得する。なお、情報処理装置100は、種々の従来技術を適宜用いて発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの発話と、ユーザ情報記憶部121(図4参照)等に記憶された音声とを用いて、発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの発話の音声情報と、ユーザ情報記憶部121に記憶された各ユーザの音声情報とを比較することにより、発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。また、情報処理装置100は、端末装置10から発話を行ったユーザを識別する情報を発話情報とともに取得してもよい。
また、情報処理システム1には、図示を省略するが情報処理装置100等に種々の情報を提供する情報提供装置が含まれてもよい。例えば、情報提供装置は、いわゆる広く開かれた利用が許可されているデータであるオープンデータを情報処理装置100へ提供する情報処理装置である。例えば、情報提供装置は、各自治体が管理し、自治体が保有するデータをオープンデータとして外部に提供する情報処理装置であってもよい。また、例えば、情報提供装置は、気象庁が管理するサーバ等の種々の情報処理装置であってもよい。情報提供装置は、利用が許可されているデータ(情報)であれば、上記に限らず、道路情報等の交通に関するオープンデータや天気や気温等の気象に関するオープンデータや地理空間情報、防災・減災情報、調達情報、統計情報等の種々のオープンデータを提供してもよい。情報処理装置100は、情報提供装置から種々の情報を取得してもよい。
ここから、図1を用いて、情報処理の流れについて説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。具体的には、図1は、ユーザに関するコンテキストに基づいて、店舗に提供するサービスを決定する決定処理、及び店舗に関するコンテキストに基づいて、ユーザに提供するサービスを決定する決定処理を含む情報処理の一例を示す図である。
まず、ユーザに関するコンテキストに基づいて、情報処理装置100が店舗に提供するサービスを決定する場合について説明する。図1の例では、マップ情報MP1に示す自動車である移動体C1にユーザU1が乗車し、移動している場合を示す。また、図1では、ユーザU1が第1端末装置TM1−1を携帯しており、移動体C1内に、第1端末装置TM1−1が配置されている場合を示す。なお、第1端末装置TM1−1は、車載用スマートスピーカであってもよい。第1端末装置TM1−1は、位置情報(センサ情報)等の種々のコンテキスト情報を情報処理装置100へ送信する。第1端末装置TM1−1は、種々のセンサにより、センサ情報を検知し、情報処理装置100へ送信する。また、第1端末装置TM1−1は、位置センサにより検知した位置情報を情報処理装置100へ送信する。なお、図1の例では位置情報を、位置情報LC1−1等の抽象的な符号で図示するが、位置情報は、具体的な緯度や経度を示す情報(緯度経度情報)等であってもよい。また、以下、「位置情報LC*(*は任意の数値等の文字列)」を「位置LC*」と記載する場合がある。例えば、「位置LC1−1」と記載した場合、その位置は位置情報LC1−1に対応する位置であることを示す。
図1の例では、情報処理装置100は、行動情報記憶部123に示すように、ユーザU1がX月Y日19時からのAレストランの利用を予約していることを示す行動情報を取得する。すなわち、情報処理装置100は、ユーザU1がX月Y日19時頃にAレストランへ行くことを示すスケジュール情報(予約情報)を取得する。情報処理装置100は、ユーザU1がX月Y日19時頃にAレストランへ行くことを示すスケジュール情報を、第1端末装置TM1−1から取得してもよいし、Aレストランの予約サービスを提供するサービス提供装置や第2端末装置TM2−1から取得してもよい。
図1中の行動情報記憶部123に示す「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。図1中の行動情報記憶部123に示す「行動ID」は、ユーザの行動を識別する情報を示す。図1中の行動情報記憶部123に示す「種別」は、対応するユーザの行動の種別に関する情報を示す。図1中の行動情報記憶部123に示す「内容」は、対応するユーザの行動において対象となった内容を示す。図1中の行動情報記憶部123に示す「日時」は、対応するユーザの行動が行われた日時を示す。図1の例では、ユーザU1は、AレストランについてX月Y日19時での予約(行動AC11)を位置LC1−1において日時dt1−1に行ったことを示す。
そして、第1端末装置TM1−1を携帯したユーザU1が乗った移動体C1が位置LC1−5に位置する。図1の例では、移動体C1に乗ったユーザU1は、X月Y日に、予約時間19時よりも前の時間(日時dt1−5)に位置LC1−5に位置する。移動体C1は、ユーザU1の自家用車でも良いし、タクシー等であってもよい。例えば、位置LC1−5は、Aレストランの位置LC61とユーザU1の自宅の位置(例えば位置LC11)との間の経路RT上の位置であるものとする。
第1端末装置TM1−1は、日時dt1−5におけるユーザU1の位置が位置LC1−5であることを示すコンテキストに関する情報(コンテキスト情報)を情報処理装置100へ送信する。これにより、情報処理装置100は、第1端末装置TM1−1からユーザU1の位置に関するコンテキスト情報を取得する(ステップS11)。
ここでいう、コンテキストは、例えば、端末装置10を利用するユーザや店舗の状況を示す情報である。例えば、コンテキストは、端末装置10の周囲に位置するユーザや店舗の状況や端末装置10の周囲の環境(背景)に基づいて推定される端末装置10の周囲の状況を意味する。
例えば、ユーザに関するコンテキストは、ユーザやそのユーザが利用する端末装置10の状況やユーザや端末装置10の環境(背景)に基づくユーザの種々の状況を含む概念であってもよい。また、ユーザに関するコンテキスト情報には、ユーザの行動予定を示す情報(スケジュール情報)や、ユーザや第1端末装置10−1の位置を示す位置情報や、時間帯等を示す時刻情報や、天候を示す気象情報等のユーザが置かれた物理環境を示す情報が含まれる。また、ユーザに関するコンテキスト情報には、ユーザが置かれた社会環境、ユーザに提供されるコンテンツの内容、ユーザが反応したコンテンツの内容、ユーザの属性、ユーザの感情等の種々の情報が含まれてもよい。また、例えば、ユーザに関するコンテキスト情報は、ユーザが利用する端末装置10の通信状態や表示する情報等が含まれる。このように、ユーザに関するコンテキスト情報は、ユーザが置かれている状況を示す種々の情報が含まれてもよい。なお、上記は一例であり、ユーザに関するコンテキスト情報には、上記に限らず、種々の情報が含まれてもよい。
また、情報処理装置100は、種々の情報を用いて、ユーザや店舗に関するコンテキストを推定してもよい。情報処理装置100は、ユーザの位置情報やスケジュール情報等に限らず、ユーザに関する種々の情報を用いて、ユーザに関するコンテキストを推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、第1端末装置10−1が検知した発話等の音声情報を変換した文字情報を、形態素解析等の自然言語処理技術を適宜用いて解析することにより、ユーザに関するコンテキストや具体的な状況を推定してもよい。
図1の例では、第1端末装置TM1−1は、位置センサにより検知した位置LC1−5を示すコンテキスト情報を情報処理装置100へ送信する。これにより、情報処理装置100は、Aレストランの予約日であるX月Y日において、第1端末装置TM1−1からユーザU1の位置LC1−5を示すコンテキスト情報を取得する。そして、情報処理装置100は、取得したコンテキスト情報に基づいて、ユーザU1の具体的な状況を推定する。
例えば、情報処理装置100は、所定の道路地図情報を用いて、位置LC1−5がAレストランの位置LC61とユーザU1の自宅の位置(例えば位置LC11)との間を通る自動車用の道路である経路RT上の位置であると推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、地図情報MP1内のエリアの道路地図情報を用いて、位置LC1−5がAレストランの位置LC61とユーザU1の自宅の位置(例えば位置LC11)との間の経路RT上の位置であると判定してもよい。また、情報処理装置100は、ナビゲーションサービスを提供するナビサービス装置に、位置LC1−5やAレストランの位置LC61やユーザU1の自宅の位置を送信することにより、位置LC1−5が経路RT上の位置であることを示す情報をナビサービス装置から取得してもよい。
また、情報処理装置100は、位置LC1−5が経路RT上の位置であることを示す情報を用いて、日時dt1−5において、ユーザU1が運転中であると推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、日時dt1−5において、ユーザU1が自動車用の道路である経路RT上に位置するため、ユーザU1が運転中であると推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、第1端末装置TM1−1から取得した速度情報や加速度情報等のセンサ情報に基づいて、ユーザU1が運転中であると推定してもよい。また、例えば、情報処理装置100は、第1端末装置TM1−1から取得した画像情報に基づいて、ユーザU1が運転中であると推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、画像解析に関する種々の従来技術を適宜用いても、ユーザU1の行動種別を推定してもよい。
図1の例では、情報処理装置100は、日時dt1−5において、ユーザU1が経路RT上を走行中であることを示す行動情報を行動情報記憶部123に記憶する。すなわち、情報処理装置100は、日時dt1−5において、ユーザU1が運転(行動AC15)を行っていることを示す行動情報を行動情報記憶部123に記憶する。なお、第1端末装置TM1−1は、位置等を検知する毎にリアルタイムに、情報処理装置100に位置情報等の種々のコンテキスト情報を送信してもよいし、所定の間隔(例えば5分間隔など)で、情報処理装置100に位置情報等の種々のコンテキスト情報を送信してもよい。
そして、情報処理装置100は、提供サービスを決定する(ステップS12)。具体的には、情報処理装置100は、ユーザU1の位置に関するコンテキスト情報に基づいて、提供サービスを決定する。情報処理装置100は、X月Y日内の19時より前の所定の日時dt1−5におけるユーザU1の位置LC1−5に基づいて、提供サービスを決定する。例えば、情報処理装置100は、X月Y日におけるユーザU1のスケジュール情報に基づいて、提供サービスの提供先を決定する。図1の例では、情報処理装置100は、行動情報記憶部123に記憶されたユーザU1の情報を用いて、提供サービスの提供先を決定する。情報処理装置100は、ユーザU1がX月Y日にAレストランを予約していることを示す情報に基づいて、提供サービスの提供先をAレストランである店舗SP1に決定する。
そして、情報処理装置100は、第2端末装置TM2−1を利用する店舗SP1(Aレストラン)に提供する提供サービスを決定する。例えば、情報処理装置100は、提供サービスの決定時の日時と、ユーザU1の予約日時とを比較することにより、店舗SP1に提供する提供サービスを決定する。情報処理装置100は、提供サービスの決定時の日時(例えば日時dt1−5等)と、ユーザU1の予約日時(例えばX月Y日19時)とを比較することにより、店舗SP1に提供する提供サービスを決定する。図1の例では、情報処理装置100は、日時dt1−5がX月Y日19時より前の時間であるため、ユーザU1の到着予定時間の通知を、店舗SP1に提供する提供サービスに決定する。すなわち、情報処理装置100は、ユーザU1の到着予定時間の情報提供サービスを、店舗SP1に提供する提供サービスに決定する。なお、情報処理装置100は、提供サービスの決定時の日時がユーザU1の予約日時よりも後である場合、店舗SP1に提供サービスを提供しないと決定してもよい。
そして、情報処理装置100は、店舗SP1への提供サービスにおいて、店舗SP1に提供する情報を決定する(ステップS13)。情報処理装置100は、ユーザU1の位置LC1−5や店舗SP1の位置LC61等の情報に基づいて推定されるユーザU1の店舗SP1への到着予定時間を、店舗SP1に提供する情報に決定する。情報処理装置100は、ユーザU1の位置LC1−5と店舗SP1の位置LC61との間の距離に基づいて推定されるユーザU1の店舗SP1への到着予定時間を、店舗SP1に提供する情報に決定する。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1の位置LC1−5から店舗SP1の位置LC61までの経路RTの渋滞等の情報に基づいて推定されるユーザU1の店舗SP1への到着予定時間を、店舗SP1に提供する情報に決定する。
例えば、情報処理装置100は、ナビサービス装置に、位置LC1−5や店舗SP1の位置LC61や日時dt1−5を示す情報を送信することにより、ユーザU1の店舗SP1への到着予定時間を示す情報をナビサービス装置から取得してもよい。例えば、情報処理装置100は、位置LC1−5を出発地点とし、Aレストラン(位置LC61)を目的地とした要求情報をナビサービス装置に送信することにより、ユーザU1の店舗SP1への到着予定時間を示す情報をナビサービス装置から取得してもよい。なお、情報処理装置100は、ナビゲーションサービスに関する種々の従来技術を適宜用いて、ユーザU1の位置LC1−5や店舗SP1の位置LC61や日時dt1−5を示す情報等の情報に基づいて推定してもよい。
上記のような処理により、情報処理装置100は、ユーザU1のAレストランへの到着予定時間を示す情報を取得する。具体的には、情報処理装置100は、ユーザU1のAレストランへの到着予定時間がX月Y日18時45分であることを示す情報を取得する。これにより、図1の例では、情報処理装置100は、ユーザU1の到着予定時間がX月Y日18時45分であることを示す提供情報INF1を店舗SP1へ提供する情報に決定する。
そして、情報処理装置100は、提供情報INF1を店舗SP1に提供する(ステップS14)。図1の例では、情報処理装置100は、提供情報INF1を店舗SP1が利用する第2端末装置TM2−1に送信する。
情報処理装置100から提供情報INF1を受信した第2端末装置TM2−1は、提供情報INF1を出力する(ステップS15)。例えば、第2端末装置TM2−1は、取得した提供情報INF1を音声出力する。図1の例では、第2端末装置TM2−1は、X月Y日のAレストランの予約客であるU1の到着時間に関する提供情報INF1を音声出力する。例えば、第2端末装置TM2−1は、「ユーザU1さんは18時45分に到着予定です。」等の提供情報INF1を音声出力する。なお、提供情報INF1は、ユーザU1の到着予定時間が店舗SP1の管理者M1等に伝達可能であれば、どのような態様の情報であってもよい。例えば、提供情報INF1は、第2端末装置TM2−1が表示可能な文字情報であってもよい。この場合、第2端末装置TM2−1は、提供情報INF1を所定の画面に表示(出力)してもよい。そして、第2端末装置TM2−1は、提供情報INF1を所定の画面に表示したことを示すアラーム音等を出力してもよい。
このように、情報処理装置100は、ユーザU1のコンテキストに基づいて、店舗SP1への提供サービスを決定することにより、ユーザのコンテキストに応じて店舗への提供サービスを適切に決定することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。図1の例では、情報処理装置100から提供情報INF1の情報提供サービスを受けた店舗SP1は、ユーザU1の到着予定を把握できるため、テーブルセッティングなどのタイミング等の判断を適切に行うことができる。
次に、店舗に関するコンテキストに基づいて、ユーザに提供するサービスを決定する場合について説明する。図1の例では、情報処理装置100は、第2端末装置TM2−1を利用する店舗SP1(Aレストラン)に関するコンテキスト情報に基づいて、ユーザU1に提供するサービスを決定する場合を示す。
まず、店舗SP1(Aレストラン)に配置された第2端末装置TM2−1は、店舗SP1に関するコンテキスト情報を送信する。図1の例では、第2端末装置TM2−1は、X月Y日の19時よりも前の時間(以下「日時dt1−6」とする)における店舗SP1の来店者を示す情報(来店者情報CINF2)をコンテキスト情報として送信する。第2端末装置TM2−1は、日時dt1−6における店舗SP1の来店者(客)がどのような客層であるかを示す来店者情報CINF2を情報処理装置100へ送信する。これにより、情報処理装置100は、第2端末装置TM2−1から来店者情報CINF2を店舗SP1の来店者に関するコンテキスト情報として取得する(ステップS21)。
例えば、店舗に関するコンテキストは、店舗やその店舗が利用する端末装置10の状況や店舗や端末装置10の環境(背景)に基づく店舗の種々の状況を含む概念であってもよい。また、店舗に関するコンテキスト情報には、店舗への来店者の入り具合等の店舗の稼働状況を示す情報(混雑情報)や、時間帯等を示す時刻情報や、天候を示す気象情報等の店舗が置かれた物理環境を示す情報が含まれる。また、店舗に関するコンテキスト情報には、店舗が置かれた社会環境、店舗の所在地(位置)等を示す立地情報等の種々の情報が含まれてもよい。また、例えば、店舗に関するコンテキスト情報は、店舗が利用する端末装置10の通信状態や表示する情報等が含まれる。このように、店舗に関するコンテキスト情報は、店舗が置かれている状況を示す種々の情報が含まれてもよい。なお、上記は一例であり、店舗に関するコンテキスト情報には、上記に限らず、種々の情報が含まれてもよい。
また、情報処理装置100は、種々の情報を用いて、店舗や店舗に関するコンテキストを推定してもよい。情報処理装置100は、店舗の位置情報やスケジュール情報等に限らず、店舗に関する種々の情報を用いて、店舗に関するコンテキストを推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、第2端末装置10−2が検知した発話等の音声情報を変換した文字情報を、形態素解析等の自然言語処理技術を適宜用いて解析することにより、店舗に関するコンテキストや具体的な状況を推定してもよい。
図1の例では、情報処理装置100は、一覧情報CLST2に示すように、日時dt1−6における店舗SP1の来店者に子供連れの来店者が含まれることを示す来店者情報CINF2を店舗SP1の来店者に関するコンテキスト情報として取得する。例えば、店舗SP1(Aレストラン)の管理者M1等が、第2端末装置TM2−1に対して来店者に子供連れの来店者がいることを示す発話を行うことにより、第2端末装置TM2−1は、その発話に基づいて来店者情報CINF2を生成し、情報処理装置100へ送信してもよい。例えば、第2端末装置TM2−1は、店舗SP1の来店者に子供連れの来店者がいることを示す発話を文字情報に変換し、変換した文字情報を来店者情報CINF2として、情報処理装置100へ送信してもよい。
また、第2端末装置TM2−1は、上記に限らず種々のコンテキスト情報を情報処理装置100へ送信してもよい。例えば、第2端末装置TM2−1は、日時dt1−6において店舗SP1内を撮像した画像情報をコンテキスト情報として、情報処理装置100へ送信してもよい。例えば、店舗SP1(Aレストラン)の管理者M1等の指示に応じて、撮像を行うことにより、第2端末装置TM2−1は、撮像した画像情報をコンテキスト情報として、情報処理装置100へ送信してもよい。この場合、情報処理装置100は、画像解析や画像処理に関する種々の従来技術を適宜用いて、店舗SP1内に子供連れの来店者がいることを推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、画像解析や画像処理に関する種々の従来技術を適宜用いて、店舗SP1内に子供連れの来店者が含まれることを示す情報を生成してもよい。このようにして、情報処理装置100は、第2端末装置TM2−1から取得した画像情報(コンテキスト情報)を用いて、店舗SP1の具体的な状況を推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、店舗SP1の来店者の層(客層)を推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、画像情報(コンテキスト情報)を用いて、店舗SP1の客層には子供連れが多いと推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、画像情報(コンテキスト情報)を用いて、店舗SP1の客層には年配の夫婦が多いと推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、画像情報(コンテキスト情報)を用いて、店舗SP1の客層には品の良い年配の夫婦が多いと推定してもよい。例えば、情報処理装置100は、上記のように推定した客層を示す情報(客層情報)を生成してもよい。
そして、情報処理装置100は、提供サービスを決定する(ステップS22)。具体的には、情報処理装置100は、店舗SP1に関するコンテキスト情報に基づいて、提供サービスを決定する。情報処理装置100は、X月Y日内の19時より前の所定の日時dt1−6における店舗SP1の来店者情報に基づいて、提供サービスを決定する。例えば、情報処理装置100は、X月Y日におけるユーザのスケジュール情報に基づいて、提供サービスの提供先を決定する。図1の例では、情報処理装置100は、行動情報記憶部123に記憶された各ユーザの行動情報を用いて、提供サービスの提供先を決定する。情報処理装置100は、ユーザU1がX月Y日にAレストランを予約していることを示す情報に基づいて、提供サービスの提供先をユーザU1に決定する。
そして、情報処理装置100は、第1端末装置TM1−1を利用するユーザU1に提供する提供サービスを決定する。例えば、情報処理装置100は、店舗SP1から取得したコンテキスト情報に基づいて、ユーザU1に提供する提供サービスを決定する。図1の例では、情報処理装置100は、店舗SP1の来店者に子供連れの来店者が含まれることを示す来店者情報CINF2を店舗SP1から取得しているため、来店者情報CINF2に基づく情報提供を、ユーザU1に提供する提供サービスに決定する。なお、情報処理装置100は、提供サービスの決定時の日時がユーザU1の店舗SP1の予約日時よりも後である場合、ユーザU1に提供サービスを提供しないと決定してもよい。
そして、情報処理装置100は、ユーザU1への提供サービスにおいて、ユーザU1に提供する情報を決定する(ステップS23)。情報処理装置100は、店舗SP1の来店者に子供連れの来店者が含まれることを示す来店者情報CINF2に基づいて、店舗SP1の来店者に子供連れの来店者がいることを示す情報を、ユーザU1に提供する情報を決定する。図1の例では、情報処理装置100は、店舗SP1の来店者に子供連れ有であることを示す提供情報INF2をユーザU1へ提供する情報に決定する。
そして、情報処理装置100は、提供情報INF2をユーザU1に提供する(ステップS24)。図1の例では、情報処理装置100は、提供情報INF2をユーザU1が利用する第1端末装置TM1−1に送信する。なお、情報処理装置100は、提供情報INF2に限らず、上記のように推定した客層情報を第1端末装置TM1−1に送信してもよい。情報処理装置100は、客層情報を第1端末装置TM1−1に送信することにより、店舗SP1の客層を通知してもよい。
情報処理装置100から提供情報INF2を受信した第1端末装置TM1−1は、提供情報INF2を出力する(ステップS25)。例えば、第1端末装置TM1−1は、取得した提供情報INF2を音声出力する。図1の例では、第1端末装置TM1−1は、X月Y日のAレストランの来店者に関する提供情報INF2を音声出力する。例えば、第1端末装置TM1−1は、「現在Aレストランの来店客には、子供連れがいます。」等の提供情報INF2を音声出力する。なお、提供情報INF2は、Aレストランの来店客に子供連れが含まれることがユーザU1に伝達可能であれば、どのような態様の情報であってもよい。例えば、提供情報INF2は、第1端末装置TM1−1が表示可能な文字情報であってもよい。この場合、第1端末装置TM1−1は、提供情報INF2を所定の画面に表示(出力)してもよい。そして、第1端末装置TM1−1は、提供情報INF2を所定の画面に表示したことを示すアラーム音等を出力してもよい。
このように、情報処理装置100は、店舗SP1のコンテキストに基づいて、ユーザU1への提供サービスを決定することにより、店舗のコンテキストに応じてユーザへの提供サービスを適切に決定することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。なお、図1に示すサービス提供は一例であり、情報処理装置100は、上記に限らず、種々の対象に種々のサービスを提供してもよい。この点について、以下説明する。
〔1−1.提供情報〕
情報処理装置100は、ユーザに対して店舗の混雑状況を示す情報を提供してもよい。例えば、情報処理装置100は、店舗の混雑状況に関する混雑情報を含むコンテキスト情報を取得してもよい。そして、情報処理装置100は、混雑情報に基づいて、店舗の混雑の情報提供サービスを提供サービスに決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、混雑度50%等の店舗の混雑度を示す混雑情報を含むコンテキスト情報を取得してもよい。そして、情報処理装置100は、混雑度を示す混雑情報を、ユーザに提供する情報提供サービスを、ユーザへの提供サービスに決定してもよい。情報処理装置100は、混雑度を示す混雑情報を、ユーザに提供してもよい。
図1の例では、情報処理装置100は、店舗SP1の混雑度が80%であることを示す混雑情報を含むコンテキスト情報を店舗SP1から取得してもよい。例えば、情報処理装置100は、店舗SP1の管理者M1等が発話した「混雑度80%」等の音声情報に基づく文字情報を混雑情報として店舗SP1から取得してもよい。そして、情報処理装置100は、店舗SP1の混雑度が80%であることを示す混雑情報をユーザに提供する情報提供サービスを、ユーザへの提供サービスに決定してもよい。情報処理装置100は、店舗SP1の混雑度を示す混雑情報を、ユーザU1に提供してもよい。
例えば、情報処理装置100は、店舗SP1の第2端末装置TM2−1が店舗SP1内を撮像した画像情報をコンテキスト情報として店舗SP1から取得してもよい。この場合、情報処理装置100は、種々の従来技術を用いて、店舗SP1内を撮像した画像情報を解析することにより、店舗SP1の混雑度が80%であることを示す混雑情報を生成してもよい。そして、情報処理装置100は、店舗SP1の混雑度が80%であることを示す混雑情報をユーザに提供する情報提供サービスを、ユーザへの提供サービスに決定してもよい。情報処理装置100は、店舗SP1の混雑度を示す混雑情報を、ユーザU1に提供してもよい。なお、情報処理装置100は、店舗の利用を予約しているユーザに限らず、店舗に近づいてきたユーザであれば、どのようなユーザに混雑情報を提供してもよい。情例えば、報処理装置100は、店舗SPXの位置から所定の範囲(例えば1km)内に位置するユーザに、店舗SPXの混雑情報を提供してもよい。例えば、報処理装置100は、店舗SPXの混雑度が50%である場合、店舗SPXの位置から所定の範囲(例えば1km)内に位置するユーザに、店舗SPXの混雑度が50%であることを示す混雑情報を提供してもよい。これにより、情報処理装置100は、ユーザへ店選びの参考になる情報を提供することができる。なお、報処理装置100は、店舗SPXが空いている、すなわち混雑度が100%未満の場合のみ通知してもよい。例えば、報処理装置100は、店舗SPXが満席、すなわち混雑度が100%である場合、店舗SPXの位置から所定の範囲(例えば1km)内に位置するユーザに、店舗SPXの混雑情報を提供しなくてもよい。
〔1−2.ユーザ〕
例えば、情報処理装置100は、ユーザのコンテキストに基づいて、ユーザに提供する提供サービスを決定してもよい。情報処理装置100は、第1端末装置10−1を利用するユーザに関するコンテキスト情報を取得し、取得したコンテキスト情報に基づいて、ユーザに提供する提供サービスを決定してもよい。
〔1−2−1.インセンティブ〕
例えば、情報処理装置100は、ユーザのコンテキストに基づいて、ユーザに所定のインセンティブを提供するかどうかを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの店舗への到着時間を示す到着時間情報を含むコンテキスト情報と、ユーザの店舗の予約時間を示す予約時間情報とに基づいて、ユーザに所定のインセンティブを提供するかどうかを決定してもよい。
例えば、情報処理装置100は、到着時間と予約時間との比較に基づいて、ユーザに所定のインセンティブを提供するかどうかを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザが予約時間に対応する所定の期間内に店舗に到着した場合、ユーザに所定のインセンティブを提供すると決定する。
図1の例では、情報処理装置100は、ユーザU1が店舗SP1に到着した到着時間を取得する。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1の第1端末装置TM1−1からユーザU1が店舗SP1(位置LC61)に到着した到着時間を示すコンテキスト情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1の位置が位置LC61であることを示す位置情報と、その位置情報が検知された日時(「到着時間AT11」とする)を示す日時情報とを含むコンテキスト情報を取得する。なお、到着時間AT11は、年月日等の情報を含む。
この場合、情報処理装置100は、到着時間AT11と、ユーザU1の予約時間であるX月Y日19時とを比較に基づいて、ユーザU1に所定のインセンティブを提供するかどうかを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、到着時間AT11がX月Y日19時以前である場合、ユーザU1に所定のインセンティブを提供すると決定する。例えば、情報処理装置100は、到着時間AT11がX月Y日19時以前である場合、ユーザU1に、Aレストランのポイントやクーポンや割引券等のインセンティブを提供すると決定する。なお、インセンティブは、上記に限らず、ユーザが予約時間迄に店舗に到着する動機づけになるものであれば、種々のインセンティブであってもよい。また、例えば、情報処理装置100は、到着時間AT11がX月Y日19時よりも後である場合、ユーザU1に所定のインセンティブを提供しないと決定する。
〔1−2−2.位置〕
また、情報処理装置100は、ユーザに関する位置情報を含むコンテキスト情報に基づいて、ユーザに提供する提供サービスを決定してもよい。情報処理装置100は、ユーザに関する位置情報に基づいて、ユーザに提供サービスを提供するタイミングを決定してもよい。情報処理装置100は、店舗の位置を示す店舗位置情報を取得し、ユーザに関する位置情報と店舗位置情報とに基づいて、ユーザに提供する提供サービスを決定してもよい。
例えば、情報処理装置100は、ユーザの位置情報と店舗の位置情報とに基づいて、ユーザが店舗から所定の範囲内(例えば数mや数十mや数百mや数kmや数十km等)である場合、店舗の混雑に関する情報をユーザの第1端末装置10−1により提供すると決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの移動速度に応じて、所定の範囲を変動させてもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの移動速度が速い程、所定の範囲を大きくしてもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの位置情報と店舗の位置情報とを比較し、ユーザと店舗との間の距離が所定の閾値以内である場合、店舗の混雑に関する情報をユーザの第1端末装置10−1により提供すると決定してもよい。そして、情報処理装置100は、ユーザの位置情報と店舗の位置情報とに基づいて、ユーザが店舗から所定の範囲内であるタイミングで、店舗の混雑に関する情報をユーザの第1端末装置10−1により提供してもよい。
図1の例では、情報処理装置100は、ユーザU1の位置(「ユーザ位置」とする)と店舗SP1の位置LC61とに基づいて、ユーザU1に提供する提供サービスを決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1のユーザ位置が店舗SP1(位置LC61)から所定の範囲(例えば5km等)内である場合、店舗SP1の混雑に関する情報をユーザU1の第1端末装置TM1−1に提供してもよい。
〔1−2−3.駐車場〕
また、情報処理装置100は、ユーザが移動体を停留させるスペース(場所)を必要とするかを示すコンテキスト情報に基づいて、ユーザに提供する提供サービスを決定してもよい。情報処理装置100は、ユーザが自家用車を停める駐車場(パーキング)を必要とするかを示すコンテキスト情報に基づいて、ユーザに駐車場の予約サービスを提供するか否かを決定してもよい。
この場合、情報処理装置100は、ユーザの店舗における駐車場の要否を示す要否情報を含む前記コンテキスト情報を取得する。そして、情報処理装置100は、要否情報に基づいて、ユーザが駐車場を必要とする場合、ユーザが利用する駐車場を予約する予約サービスを、提供サービスに決定する。例えば、情報処理装置100は、ユーザが利用する駐車場を予約する予約サービスを、提供サービスに決定した場合、駐車場を運営する運営元のサーバ装置に予約要求情報を送信することにより、駐車場を予約してもよい。
なお、上記は一例であり、情報処理装置100は、ユーザが利用する駐車場を予約する予約サービスをユーザに提供可能であれば、どのような処理により駐車場の予約サービスを提供してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザが利用する店舗が駐車場を所有する場合、店舗の第2端末装置10−2に予約要求情報を送信することにより、店舗の駐車場を予約してもよい。
図1の例では、情報処理装置100は、ユーザU1が移動体C1の駐車場を必要とすることを示す要否情報を取得した場合、ユーザU1が利用する駐車場を予約する予約サービスを、ユーザU1への提供サービスに決定する。例えば、店舗SP1が駐車場を所有する場合、情報処理装置100は、店舗SP1の第2端末装置TM2−1に予約要求情報を送信することにより、店舗SP1の駐車場を予約してもよい。例えば、店舗SP1が駐車場を所有しない場合であっても、情報処理装置100は、店舗SP1の第2端末装置TM2−1に予約要求情報を送信してもよい。この場合、予約要求情報を受信した店舗SP1は、店舗SP1周辺の駐車場を予約することにより、ユーザU1が移動体C1の駐車場を確保してもよい。なお、上記は一例であり、情報処理装置100は、駐車場を予約する予約サービスを提供可能であれば、どのような態様により予約サービスを提供してもよい。
〔1−3.他のユーザ〕
例えば、情報処理装置100は、ユーザのコンテキストに基づいて、そのユーザとは異なる他のユーザに提供する提供サービスを決定してもよい。
情報処理装置100は、第1端末装置10−1により検知された画像情報を含むコンテキスト情報に基づいて、他のユーザに提供する提供サービスを決定してもよい。情報処理装置100は、画像情報の情報提供サービスを、他のユーザが利用する第3端末装置により他のユーザに提供する提供サービスに決定してもよい。図1の例では、情報処理装置100は、ユーザU1が第1端末装置TM1−1により検知された画像情報を他のユーザに提供する提供サービスに決定してもよい。情報処理装置100は、経路RTにおいて、ユーザU1の移動体C1に後続する移動体C2に乗るユーザ(例えばユーザU4)に、第1端末装置TM1−1が撮像した画像を提供すると決定してもよい。情報処理装置100は、ユーザU1の移動体C1の進行方向とは反対側の位置LC1−4に位置する移動体C2に乗るユーザU4が利用する第3端末装置である第1端末装置TM1−4に、第1端末装置TM1−1が撮像した画像を提供してもよい。
また、情報処理装置100は、ユーザU1よりも先に店舗SP1に到着したユーザ(「ユーザX」とする)の第1端末装置10−1が撮像した画像を、ユーザU1に提供すると決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、店舗SP1に到着後にユーザXの第1端末装置10−1が撮像した店舗SP1内の画像や店舗SP1の駐車場の画像を、ユーザU1の第1端末装置TM1−1に提供すると決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1のリクエスト(要求)に応じて、ユーザXの第1端末装置10−1が撮像した店舗SP1内の画像や店舗SP1の駐車場の画像を、ユーザU1の第1端末装置TM1−1に提供してもよい。また、情報処理装置100は、ユーザU1よりも先に店舗SP1の前を通過したユーザ(「ユーザY」とする)の第1端末装置10−1が撮像した画像を、ユーザU1に提供すると決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、店舗SP1の前を通過時にユーザYの第1端末装置10−1が撮像した店舗SP1外の画像や店舗SP1の駐車場の画像を、ユーザU1の第1端末装置TM1−1に提供すると決定してもよい。この場合、ユーザU1が利用する第1端末装置TM1−1が第3端末装置であってもよい。なお、上記は一例であり、情報処理装置100は、各第1端末装置10−1が撮像した種々の画像を、他の第1端末装置10−1に提供してもよい。情報処理装置100は、ユーザの要求等に応じて、第1端末装置10−1が撮像した種々の画像を、ユーザに提供してもよい。
〔1−4.システム構成〕
なお、情報処理システム1は、図2に示したシステム構成に限らず、種々の構成であってもよい。例えば、各端末装置10が提供サービスの決定処理を行ってもよい。例えば、端末装置10が情報処理装置100の機能を有してもよい。すなわち、情報処理装置100と端末装置10とは一体であってもよい。この場合、情報処理システムには、各端末装置10に他の端末装置10の情報配信を行う情報配信サーバが含まれてもよい。そして、情報配信サーバは、各端末装置10からコンテキスト情報等の種々の情報を収集し、収集した情報を他の端末装置10へ配信してもよい。そして、端末装置10である情報処理装置100は、他の端末装置10の情報を取得し、取得した情報に基づいて提供サービスを決定してもよい。
例えば、情報配信サーバは、第1端末装置10−1からコンテキスト情報等の種々の情報を収集し、収集した情報を第2端末装置10−2へ配信してもよい。そして、第2端末装置10−2である情報処理装置100は、第1端末装置10−1のコンテキスト情報等の情報を取得し、取得した情報に基づいて提供サービスを決定してもよい。また、例えば、情報配信サーバは、第2端末装置10−2からコンテキスト情報等の種々の情報を収集し、収集した情報を第1端末装置10−1へ配信してもよい。そして、第1端末装置10−1である情報処理装置100は、第2端末装置10−2のコンテキスト情報等の情報を取得し、取得した情報に基づいて提供サービスを決定してもよい。
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図3に示すように、ユーザ情報記憶部121と、店舗情報記憶部122と、行動情報記憶部123とを有する。なお、記憶部120は、上記に限らず、種々の情報を記憶してもよい。
(ユーザ情報記憶部121)
実施形態に係るユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性に関する各種情報を記憶する。図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。図4に示すユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」、「利用端末」、「興味」、「位置情報」といった項目が含まれる。また、「位置情報」には、「最新位置」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別されるユーザの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別されるユーザの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、ユーザIDにより識別されるユーザの性別を示す。
「利用端末」は、ユーザにより利用される端末を示す。なお、図4に示す例では、各ユーザに1つの端末装置10が対応付けられる場合を示すが、ユーザには複数の端末装置10が対応付けられてもよい。例えば、ユーザU3が、スマートフォンである第1端末装置TM1−3とは別に、スマートスピーカである第1端末装置TM1−30を利用する場合、ユーザU3に対応する「利用端末」は、「TM1−3」と「TM1−30」とが記憶されてもよい。
また、「興味」は、ユーザIDにより識別されるユーザの興味を示す。すなわち、「興味」は、ユーザIDにより識別されるユーザが関心の高い対象を示す。なお、図4に示す例では、「興味」は、各ユーザに1つずつ図示するが、複数であってもよい。
また、「位置情報」中の「最新位置」は、対応するユーザについて最後に取得された位置情報を示す。なお、「最新位置」は、「LC1−2」といった抽象的な符号を図示するが、緯度や経度を示す情報や「X県Y市Z町」等のような住所を示す情報であってもよい。また、「位置情報」は「取得日時」の項目を有してもよい。例えば、「取得日時」は、最後に位置情報が取得された日時を示す。
図4の例では、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)の年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。ユーザU1の利用端末は、スマートフォンである第1端末装置TM1−1であることを示す。また、ユーザU1は経済に興味があることを示す。例えば、ユーザU1については、位置LC1−1に位置したことを示す位置情報が最後に取得された位置情報、すなわち最新の位置情報であることを示す。
なお、ユーザ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザの位置に限らず、ユーザのコンテキストに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザの端末装置10が撮像した画像情報等の種々の情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、デモグラフィック属性情報やサイコグラフィック属性情報等の種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、氏名、家族構成、収入等の情報を記憶してもよい。
例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザに付与されたインセンティブに関する情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザに付与されたAレストランのポイント情報をユーザIDに対応付けて記憶する。
また、ユーザ情報記憶部121は、図示を省略するが、センサ情報を基に各ユーザを識別するための識別情報を、各ユーザIDに対応付けて記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121には、「音声」といった項目を含む項目「識別情報」が含まれてもよい。
項目「音声」には、ユーザの識別に用いられる音声情報が記憶される。項目「音声」には、各ユーザの音声情報、またはこれらの格納場所を示すファイルパス名などが格納されてもよい。項目「音声」に記憶される情報は、ユーザの音声の特徴を示す特徴情報であってもよい。例えば、項目「音声」に記憶される情報は、ユーザの発話から抽出された音声的な特徴を示す情報(音声特徴情報)であってもよい。例えば、項目「音声」に記憶される情報は、各発話から音声の特徴抽出に関する種々の従来技術を適宜用いて抽出された音声特徴情報であってもよい。
図1の例では、情報処理装置100は、ユーザの発話と、ユーザ情報記憶部121中に記憶された音声とを用いて、発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの発話の音声情報と、ユーザ情報記憶部121中の項目「音声」に記憶された各ユーザの音声情報とを比較することにより、発話を行ったユーザを判定(推定)してもよい。なお、項目「識別情報」には、「画像」といった項目が含まれてもよい。この場合、項目「画像」には、ユーザの識別に用いられる画像情報が記憶される。
(店舗情報記憶部122)
実施形態に係る店舗情報記憶部122は、店舗(ストア)に関する各種情報を記憶する。図5は、実施形態に係る店舗情報記憶部の一例を示す図である。例えば、店舗情報記憶部122は、種々の店舗に関する情報を記憶する。図5に示す店舗情報記憶部122には、「店舗ID」、「名称」、「カテゴリ」、「所在地」、「利用端末」といった項目が含まれる。
「店舗ID」は、店舗を識別するための識別情報を示す。「名称」は、店舗の具体的な名称を示す。例えば、「名称」は、「○○カフェX町店」のような屋号と店舗の場所を示す情報との組合せであってもよい。また、「カテゴリ」は、店舗が属するカテゴリを示す。また、「所在地」は、店舗が位置する場所を示す。なお、「所在地」は、「LC61」といった抽象的な符号を図示するが、緯度や経度を示す情報や「X県Y市Z町」等のような住所を示す情報であってもよい。
「利用端末」は、店舗により利用される端末を示す。なお、図5に示す例では、各店舗に1つの端末装置10が対応付けられる場合を示すが、店舗には複数の端末装置10が対応付けられてもよい。例えば、店舗SP21が、端末装置TM2−21とは別に、端末装置TM2−211を利用する場合、店舗SP21に対応する「利用端末」は、「TM2−21」と「TM2−211」とが記憶されてもよい。
図5の例では、店舗ID「SP1」により識別される店舗は、名称「Aレストラン」であり、カテゴリ「飲食」に属する店舗であることを示す。また、Aレストランは、位置LC61に位置することを示す。
なお、店舗情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、店舗情報記憶部122は、店舗のコンテキストに関する各種情報を記憶する。例えば、店舗情報記憶部122は、店舗の端末装置10が撮像した画像情報や来店者情報等の種々の情報を記憶する。
(行動情報記憶部123)
実施形態に係る行動情報記憶部123は、ユーザの行動に関する各種情報を記憶する。図6は、実施形態に係る行動情報記憶部の一例を示す図である。図6に示す行動情報記憶部123には、「ユーザID」、「行動ID」、「種別」、「内容」、「日時」、「位置」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、図1の例に示したユーザU1に対応する。また、「行動ID」は、ユーザの行動を識別する情報を示す。また、「種別」は、対応するユーザの行動の種別に関する情報を示す。また、「内容」は、対応するユーザの行動において対象となった内容を示す。「日時」は、対応するユーザの行動が行われた日時を示す。「日時」には、「dt1−1」等のように抽象的に図示するが、「2018年8月2日22時31分52秒」等の具体的な日時が記憶されてもよい。なお、「日時」は、時点に限らず、「2018年8月2日22時31分」や「2018年8月2日22時30−31分」等の所定の期間であってもよい。また、「位置」は、対応する行動が行われた位置を示す。なお、「位置」は、「LC1−1」といった抽象的な符号を図示するが、緯度や経度を示す情報や「X県Y市Z町」等のような住所を示す情報であってもよい。
図6の例では、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)は、行動ID「AC11」により識別される行動(行動AC11)や行動ID「AC15」により識別される行動(行動AC15)等を行ったことを示す。具体的には、図6の例ではユーザU1は、AレストランについてX月Y日19時での予約(行動AC11)を位置LC1−1において日時dt1−1に行ったことを示す。
また、図6の例ではユーザU1は、日時dt1−1よりも後の日時dt1−5(例えばX月Y日18時)において、位置LC1−5に位置し、経路RTを走行する運転(行動AC15)を行っていることを示す。すなわち、ユーザU1は、日時dt1−5において、Aレストランへ向かって移動中であり、その位置が経路RT上の位置LC1−5であることを示す。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1の位置や移動速度に基づいて、ユーザU1が移動体C1等の車で移動中であると推定してもよい。
なお、行動情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、行動情報記憶部123は、各行動情報が取得された際のユーザの位置情報を各行動情報に対応付けて記憶してもよい。また、図6では、ユーザIDごとに行動情報が行動情報記憶部123に記憶される場合を示したが、行動情報は、ユーザIDごとに限らず、例えば時刻順に記憶されてもよい。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、決定部132と、提供部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、種々の情報を取得する。取得部131は、第1端末装置10−1や第2端末装置10−2等の端末装置10から各種情報を取得する。取得部131は、端末装置10や情報提供装置等の外部装置から各種情報を取得する。また、取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。また、取得部131は、ユーザ情報記憶部121や、店舗情報記憶部122や、行動情報記憶部123等から各種情報を取得する。
取得部131は、第1端末装置10−1を利用するユーザ及び第2端末装置10−2を利用する店舗のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を、第1端末装置10−1または第2端末装置10−2のいずれかから取得する。取得部131は、ユーザ及びユーザが予約した店舗のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する。取得部131は、第1端末装置10−1が搭載された移動体に乗るユーザ、及び店舗のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する。
取得部131は、第1端末装置10−1を利用するユーザに関するコンテキスト情報を取得する。取得部131は、ユーザに関する位置情報を含むコンテキスト情報を取得する。取得部131は、店舗の位置を示す店舗位置情報を取得する。
取得部131は、第2端末装置10−2を利用する店舗に関するコンテキスト情報を取得する。取得部131は、店舗の来店者情報を含むコンテキスト情報を取得する。取得部131は、店舗の混雑状況に関する混雑情報を含むコンテキスト情報を取得する。
取得部131は、ユーザの店舗への到着時間を示す到着時間情報を含むコンテキスト情報と、ユーザの店舗の予約時間を示す予約時間情報とを取得する。取得部131は、ユーザに関する位置情報を含むコンテキスト情報を取得する。取得部131は、店舗の位置を示す店舗位置情報を取得する。取得部131は、ユーザの店舗における駐車場の要否を示す要否情報を含むコンテキスト情報を取得する。
取得部131は、第1端末装置10−1により検知されたセンサ情報を含むコンテキスト情報を取得する。取得部131は、第1端末装置10−1により検知された画像情報を含むコンテキスト情報を取得する。
図1の例では、取得部131は、行動情報記憶部123に示すように、ユーザU1がX月Y日19時からのAレストランの利用を予約していることを示す行動情報を取得する。すなわち、取得部131は、ユーザU1がX月Y日19時頃にAレストランへ行くことを示すスケジュール情報(予約情報)を取得する。取得部131は、第1端末装置TM1−1からユーザU1の位置に関するコンテキスト情報を取得する。取得部131は、Aレストランの予約日であるX月Y日において、第1端末装置TM1−1からユーザU1の位置LC1−5を示すコンテキスト情報を取得する。
取得部131は、ユーザU1のAレストランへの到着予定時間を示す情報を取得する。取得部131は、ユーザU1のAレストランへの到着予定時間がX月Y日18時45分であることを示す情報を取得する。
取得部131は、第2端末装置TM2−1から来店者情報CINF2を店舗SP1の来店者に関するコンテキスト情報として取得する。取得部131は、一覧情報CLST2に示すように、日時dt1−6における店舗SP1の来店者に子供連れの来店者が含まれることを示す来店者情報CINF2を店舗SP1の来店者に関するコンテキスト情報として取得する。
(決定部132)
決定部132は、各種情報を決定する。決定部132は、各種情報を生成する。決定部132は、各種情報を判定する。決定部132は、各種情報を推定する。決定部132は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、種々の情報を決定する。決定部132は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、種々の情報を生成する。決定部132は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、種々の情報を判定する。決定部132は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、種々の情報を推定する。
決定部132は、ユーザ情報記憶部121や、店舗情報記憶部122や、行動情報記憶部123等に基づいて、各種情報を決定する。決定部132は、ユーザ情報記憶部121や、店舗情報記憶部122や、行動情報記憶部123等に基づいて、各種情報を生成する。決定部132は、ユーザ情報記憶部121や、店舗情報記憶部122や、行動情報記憶部123等に基づいて、各種情報を判定する。決定部132は、ユーザ情報記憶部121や、店舗情報記憶部122や、行動情報記憶部123等に基づいて、各種情報を推定する。
決定部132は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を決定する。決定部132は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を生成する。決定部132は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を判定する。決定部132は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を推定する。決定部132は、判定した各種情報に基づいて、種々の情報を決定する。決定部132は、判定した各種情報に基づいて、種々の情報を生成する。決定部132は、推定した各種情報に基づいて、種々の情報を決定する。決定部132は、推定した各種情報に基づいて、種々の情報を生成する。
決定部132は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定する。決定部132は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、第2端末装置10−2により店舗に提供する提供サービスを決定する。決定部132は、取得部131により取得された位置情報に基づいて、店舗に提供する提供サービスを決定する。決定部132は、位置情報と店舗位置情報とに基づいて、ユーザの到着予定時間の情報提供サービスを提供サービスに決定する。
決定部132は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、第1端末装置10−1によりユーザに提供する提供サービスを決定する。決定部132は、取得部131により取得された来店者情報に基づいて、店舗の客層の情報提供サービスを提供サービスに決定する。決定部132は、取得部131により取得された来店者情報に基づく店舗の客層を示す情報の提供を、ユーザに提供する提供サービスを決定する。決定部132は、取得部131により取得された混雑情報に基づいて、店舗の混雑の情報提供サービスを提供サービスに決定する。
決定部132は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、ユーザに提供する提供サービスを決定する。決定部132は、到着時間情報と予約時間情報とに基づいて、ユーザへの提供サービスを決定する。決定部132は、到着時間と予約時間との比較に基づいて、ユーザへの提供サービスを決定する。決定部132は、ユーザが予約時間に対応する所定の期間内に店舗に到着した場合、ユーザに所定のインセンティブを提供すると決定する。決定部132は、取得部131により取得された位置情報に基づいて、提供サービスを決定する。決定部132は、位置情報と店舗位置情報とに基づいて、ユーザが店舗から所定の範囲内である場合、店舗の混雑に関する情報を第1端末装置10−1により提供すると決定する。決定部132は、取得部131により取得された要否情報に基づいて、ユーザが駐車場を必要とする場合、ユーザが利用する駐車場を予約する予約サービスを、提供サービスに決定する。
決定部132は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、ユーザとは異なる他のユーザに提供する提供サービスを決定する。決定部132は、取得部131により取得されたセンサ情報に基づいて、他のユーザに提供する提供サービスを決定する。決定部132は、取得部131により取得された画像情報の情報提供サービスを、他のユーザが利用する第3端末装置により他のユーザに提供する提供サービスに決定する。
図1の例では、決定部132は、提供サービスを決定する。決定部132は、ユーザU1の位置に関するコンテキスト情報に基づいて、提供サービスを決定する。決定部132は、X月Y日内の19時より前の所定の日時dt1−5におけるユーザU1の位置LC1−5に基づいて、提供サービスを決定する。例えば、決定部132は、X月Y日におけるユーザU1のスケジュール情報に基づいて、提供サービスの提供先を決定する。図1の例では、決定部132は、行動情報記憶部123に記憶されたユーザU1の情報を用いて、提供サービスの提供先を決定する。決定部132は、ユーザU1がX月Y日にAレストランを予約していることを示す情報に基づいて、提供サービスの提供先をAレストランである店舗SP1に決定する。
決定部132は、第2端末装置TM2−1を利用する店舗SP1(Aレストラン)に提供する提供サービスを決定する。例えば、決定部132は、提供サービスの決定時の日時と、ユーザU1の予約日時とを比較することにより、店舗SP1に提供する提供サービスを決定する。決定部132は、提供サービスの決定時の日時(例えば日時dt1−5等)と、ユーザU1の予約日時(例えばX月Y日19時)とを比較することにより、店舗SP1に提供する提供サービスを決定する。図1の例では、決定部132は、日時dt1−5がX月Y日19時より前の時間であるため、ユーザU1の到着予定時間の通知を、店舗SP1に提供する提供サービスに決定する。すなわち、決定部132は、ユーザU1の到着予定時間の情報提供サービスを、店舗SP1に提供する提供サービスに決定する。
決定部132は、店舗SP1への提供サービスにおいて、店舗SP1に提供する情報を決定する。決定部132は、ユーザU1の位置LC1−5や店舗SP1の位置LC61等の情報に基づいて推定されるユーザU1の店舗SP1への到着予定時間を、店舗SP1に提供する情報に決定する。決定部132は、ユーザU1の位置LC1−5と店舗SP1の位置LC61との間の距離に基づいて推定されるユーザU1の店舗SP1への到着予定時間を、店舗SP1に提供する情報に決定する。例えば、決定部132は、ユーザU1の位置LC1−5から店舗SP1の位置LC61までの経路RTの渋滞等の情報に基づいて推定されるユーザU1の店舗SP1への到着予定時間を、店舗SP1に提供する情報に決定する。
決定部132は、提供サービスを決定する。決定部132は、店舗SP1に関するコンテキスト情報に基づいて、提供サービスを決定する。決定部132は、X月Y日内の19時より前の所定の日時dt1−6における店舗SP1の来店者情報に基づいて、提供サービスを決定する。例えば、決定部132は、X月Y日におけるユーザのスケジュール情報に基づいて、提供サービスの提供先を決定する。図1の例では、決定部132は、行動情報記憶部123に記憶された各ユーザの行動情報を用いて、提供サービスの提供先を決定する。決定部132は、ユーザU1がX月Y日にAレストランを予約していることを示す情報に基づいて、提供サービスの提供先をユーザU1に決定する。
決定部132は、第1端末装置TM1−1を利用するユーザU1に提供する提供サービスを決定する。例えば、決定部132は、店舗SP1から取得したコンテキスト情報に基づいて、ユーザU1に提供する提供サービスを決定する。図1の例では、決定部132は、店舗SP1の来店者に子供連れの来店者が含まれることを示す来店者情報CINF2を店舗SP1から取得しているため、来店者情報CINF2に基づく情報提供を、ユーザU1に提供する提供サービスに決定する。
決定部132は、ユーザU1への提供サービスにおいて、ユーザU1に提供する情報を決定する。決定部132は、店舗SP1の来店者に子供連れの来店者が含まれることを示す来店者情報CINF2に基づいて、店舗SP1の来店者に子供連れの来店者がいることを示す情報を、ユーザU1に提供する情報を決定する。図1の例では、決定部132は、店舗SP1の来店者に子供連れ有であることを示す提供情報INF2をユーザU1へ提供する情報に決定する。なお、情報処理装置100においては、決定部132が上述した推定や判定や生成等の処理を行ってもよいし、情報処理装置100は、決定部132に加えて上述した推定の処理を行う推定部や判定の処理を行う判定部や生成の処理を行う生成部を有してもよい。
(提供部133)
提供部133は、各種情報を提供する。提供部133は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。提供部133は、第1端末装置10−1や第2端末装置10−2等の端末装置10に各種情報を提供する。提供部133は、端末装置10等の外部の情報処理装置に各種情報を提供する。提供部133は、端末装置10に各種情報を送信する。提供部133は、端末装置10に各種情報を配信する。提供部133は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を提供する。提供部133は、決定部132により決定された各種情報に基づいて、種々の情報を提供する。
提供部133は、決定部132により決定された提供サービスを提供する。図1の例では、提供部133は、提供情報INF1を店舗SP1に提供する。提供部133は、提供情報INF1を店舗SP1が利用する第2端末装置TM2−1に送信する。提供部133は、提供情報INF2をユーザU1に提供する。提供部133は、提供情報INF2をユーザU1が利用する第1端末装置TM1−1に送信する。
〔3.情報処理のフロー〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。具体的には、図7は、決定処理の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、情報処理装置100は、第1端末装置10−1を利用するユーザ及び第2端末装置10−2を利用する店舗のうちいずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する(ステップS101)。そして、情報処理装置100は、一方に関するコンテキスト情報に基づいて、提供サービスを決定する(ステップS102)。そして、情報処理装置100は、決定した提供サービスを提供する(ステップS103)。
〔4.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、決定部132とを有する。取得部131は、第1端末装置10−1を利用するユーザ及び第2端末装置10−2を利用する店舗のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を、第1端末装置10−1または第2端末装置10−2のいずれかから取得する。決定部132は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1を利用するユーザ及び第2端末装置10−2を利用する店舗のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を、第1端末装置10−1または第2端末装置10−2のいずれかから取得し、取得したコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定することにより、ユーザまたは店舗のコンテキストに応じて適切なサービスを所定の対象に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、ユーザ及びユーザが予約した店舗のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザ及びユーザが予約した店舗のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得し、取得したコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定することにより、ユーザまたは店舗のコンテキストに応じて適切なサービスを所定の対象に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第1端末装置10−1が搭載された移動体に乗るユーザ、及び店舗のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1が搭載された移動体に乗るユーザ、及び店舗のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報を取得し、取得したコンテキスト情報に基づいて、所定の対象に提供する提供サービスを決定することにより、ユーザまたは店舗のコンテキストに応じて適切なサービスを所定の対象に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第1端末装置10−1を利用するユーザに関するコンテキスト情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、第2端末装置10−2により店舗に提供する提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1を利用するユーザに関するコンテキスト情報に基づいて、第2端末装置10−2により店舗に提供する提供サービスを決定することにより、ユーザのコンテキストに応じて適切なサービスを店舗に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、ユーザに関する位置情報を含むコンテキスト情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得された位置情報に基づいて、店舗に提供する提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1を利用するユーザに関する位置情報に基づいて、第2端末装置10−2により店舗に提供する提供サービスを決定することにより、ユーザの位置に関するコンテキストに応じて適切なサービスを店舗に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、店舗の位置を示す店舗位置情報を取得する。決定部132は、位置情報と店舗位置情報とに基づいて、ユーザの到着予定時間の情報提供サービスを提供サービスに決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザに関する位置情報と店舗の位置を示す店舗位置情報とに基づいて、ユーザの到着予定時間の情報提供サービスを提供サービスに決定することにより、ユーザの位置に関するコンテキストや店舗の位置に応じて適切なサービスを店舗に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第2端末装置10−2を利用する店舗に関するコンテキスト情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、第1端末装置10−1によりユーザに提供する提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第2端末装置10−2を利用する店舗に関するコンテキスト情報に基づいて、第1端末装置10−1によりユーザに提供する提供サービスを決定することにより、店舗のコンテキストに応じて適切なサービスをユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、店舗の来店者情報を含むコンテキスト情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得された来店者情報に基づいて、店舗の客層の情報提供サービスを提供サービスに決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第2端末装置10−2を利用する店舗の来店者情報に基づいて、第1端末装置10−1によりユーザに提供する提供サービスを決定することにより、店舗の利用状況に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部132は、取得部131により取得された来店者情報に基づく店舗の客層を示す情報の提供を、ユーザに提供する提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、来店者情報に基づく店舗の客層を示す情報の提供を、ユーザに提供する提供サービスを決定することにより、店舗の客層に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、店舗の混雑状況に関する混雑情報を含むコンテキスト情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得された混雑情報に基づいて、店舗の混雑の情報提供サービスを提供サービスに決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、店舗の混雑状況に関する混雑情報に基づいて、第1端末装置10−1によりユーザに提供する提供サービスを決定することにより、店舗の混雑に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第1端末装置10−1を利用するユーザに関するコンテキスト情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、ユーザに提供する提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1を利用するユーザに関するコンテキスト情報に基づいて、そのユーザに提供する提供サービスを決定することにより、ユーザのコンテキストに応じて適切なサービスをユーザ自身に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、ユーザの店舗への到着時間を示す到着時間情報を含むコンテキスト情報と、ユーザの店舗の予約時間を示す予約時間情報とを取得する。決定部132は、到着時間情報と予約時間情報とに基づいて、ユーザへの提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの店舗への到着時間を示す到着時間情報と、ユーザの店舗の予約時間を示す予約時間情報とに基づいて、ユーザへの提供サービスを決定することにより、ユーザの移動や予約に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザ自身に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部132は、到着時間と予約時間との比較に基づいて、ユーザへの提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、到着時間と予約時間との比較に基づいて、ユーザへの提供サービスを決定することにより、ユーザの移動や予約に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザ自身に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、決定部132は、ユーザが予約時間に対応する所定の期間内に店舗に到着した場合、ユーザに所定のインセンティブを提供すると決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザが予約時間に対応する所定の期間内に店舗に到着した場合、ユーザに所定のインセンティブを提供すると決定することにより、ユーザの移動や予約に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザ自身に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、ユーザに関する位置情報を含むコンテキスト情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得された位置情報に基づいて、提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1を利用するユーザに関する位置情報に基づいて、そのユーザに提供する提供サービスを決定することにより、ユーザの位置に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザ自身に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、店舗の位置を示す店舗位置情報を取得する。決定部132は、位置情報と店舗位置情報とに基づいて、ユーザが店舗から所定の範囲内である場合、店舗の混雑に関する情報を第1端末装置10−1により提供すると決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザに関する位置情報と、店舗の位置を示す店舗位置情報とに基づいて、ユーザが店舗から所定の範囲内である場合、店舗の混雑に関する情報を第1端末装置10−1により提供すると決定することにより、ユーザの位置に関するコンテキストに応じて適切なサービスをユーザ自身に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、ユーザの店舗における駐車場の要否を示す要否情報を含むコンテキスト情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得された要否情報に基づいて、ユーザが駐車場を必要とする場合、ユーザが利用する駐車場を予約する予約サービスを、提供サービスに決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザの店舗における駐車場の要否を示す要否情報に基づいて、ユーザが駐車場を必要とする場合、ユーザが利用する駐車場を予約する予約サービスを、提供サービスに決定することにより、ユーザのコンテキストに応じて適切なサービスをユーザ自身に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第1端末装置10−1を利用するユーザに関するコンテキスト情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得されたコンテキスト情報に基づいて、ユーザとは異なる他のユーザに提供する提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1を利用するユーザに関するコンテキスト情報に基づいて、ユーザとは異なる他のユーザに提供する提供サービスを決定することにより、ユーザのコンテキストに応じて適切なサービスを他のユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第1端末装置10−1により検知されたセンサ情報を含むコンテキスト情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得されたセンサ情報に基づいて、他のユーザに提供する提供サービスを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1により検知されたセンサ情報に基づいて、ユーザとは異なる他のユーザに提供する提供サービスを決定することにより、ユーザのコンテキストに応じて適切なサービスを他のユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、取得部131は、第1端末装置10−1により検知された画像情報を含むコンテキスト情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得された画像情報の情報提供サービスを、他のユーザが利用する第3端末装置により他のユーザに提供する提供サービスに決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1端末装置10−1により検知された画像情報の情報提供サービスを、他のユーザが利用する第3端末装置により他のユーザに提供する提供サービスに決定することにより、ユーザのコンテキストに応じて適切なサービスを他のユーザに提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、提供部133を有する。提供部133は、決定部132により決定された提供サービスを提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、決定した提供サービスを提供することにより、第1端末装置10−1を利用するユーザ及び第2端末装置10−2を利用する店舗のうち、いずれか一方に関するコンテキスト情報に基づいて、適切なサービスを所定の対象に提供することができる。したがって、情報処理装置100は、コンテキストに応じた適切なサービスを提供可能にすることができる。
〔5.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図8は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態及び変形例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔6.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。