JP6971194B2 - 内面接合管継手の接合用拡開装置、アタッチメントおよび管の接合方法 - Google Patents

内面接合管継手の接合用拡開装置、アタッチメントおよび管の接合方法 Download PDF

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Description

本発明は、内面接合管継手の接合方法の実施のために用いられる接合用拡開装置、接合用拡開装置のアタッチメント、接合用拡開装置を用いた管の接合方法に関する。
従来、この種の内面接合管継手の接合用拡開装置としては、例えば図31に示すように、ピストンシリンダ装置121よりなり、ピストン122の先端にブラケット123がピストン122に直交する姿勢に設けられ、このブラケット123にピストン122を受容するシリンダ124のガイド部材125が両側に設けられている拡開治具126がある。
シリンダ124に連通されたパイプ127よりの油圧の増減によって、シリンダ124がガイド部材125に沿って往復摺動するように構成されている。
そして、ガイド部材125とシリンダ124との同一側側面に、それぞれ挿口の管端面と受口奥端面とに係合する爪128、129が突設され、図32に示すように、シリンダ124内を加圧すれば、その加圧力に応じて、管軸方向130における一方の爪128と他方の爪129との間隔Aが拡大する。
これによると、図32に示すように、一方の管132の受口133に他方の管134の挿口135を挿入し、受口奥側から受口内面と挿口外面との間にシール部材136を収納し、割輪137および押輪138を受口奥側から受口開口方向のシール部材136へ向けて挿入する。
そして、拡開治具126の一方の爪128を押輪138の受口奥側の面に係合させるとともに、他方の爪129を受口133の奥端面139に係合させ、シリンダ124内を加圧すれば、ブラケット123がピストン122によって押し出され、管軸方向130における一方の爪128と他方の爪129との間隔Aが拡大され、押輪138と受口133の奥端面139との間隔Bが拡開し、上記加圧力に応じた拡開力によってシール部材136が圧縮される。
シール部材136が必要な圧縮量で圧縮される所定間隔140まで押輪138と受口133の奥端面139との間隔Bを拡開し、押輪138と受口133の奥端面139との間にブロック体141を介挿すれば、ワンタッチ的にシール部材136の圧縮が可能となる。尚、拡開治具126は管周方向における複数箇所に一定角度おきにセットされ、ブロック体141は拡開治具126がセットされていない箇所から押輪138と受口133の奥端面139との間に介挿される。
その後、シリンダ124内の圧力を解放し、管軸方向130における一方の爪128と他方の爪129との間隔Aを縮小して、一方の爪128を押輪138の受口奥側の面から離脱させるとともに、他方の爪129を受口133の奥端面139から離脱させて、拡開治具126の拡開力を解除する。これにより、図33に示すように、一方の管132と他方の管134とが接合される。
尚、上記のような拡開治具126は例えば下記特許文献1に記載されている。
特開2005−172147
しかしながら上記の従来形式では、管132,134の口径等に応じて、シール部材136の圧縮に必要な管軸方向130の圧縮量が大きくなるため、管軸方向130における一方の爪128と他方の爪129との間隔Aを最大まで拡大しても、押輪138と受口133の奥端面139との間隔Bが所定間隔140に達しない場合、正規の大きさのブロック体141を押輪138と受口133の奥端面139との間に介挿することが困難になる虞があった。
この対策として、一方の爪128と他方の爪129との最大間隔Aが大きくなるように拡開治具126を設計することが考えられるが、この場合、ピストンシリンダ装置121のストロークが長くなり、拡開治具126が大型化して重くなり、拡開治具126の取り扱いに多大な労力を要するといった問題がある。
本発明は、一方の係合部と他方の係合部との間隔を最大まで拡大しても、押輪と受口の奥端面との間隔が所定間隔に達しない場合であっても、容易に押輪と受口の奥端面との間隔を所定間隔まで拡開することが可能な内面接合管継手の接合用拡開装置、アタッチメントおよび管の接合方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、一方の管の端部に形成され、開口部内面が開口側へ向けてテーパ状に縮径したシール部材圧接面を有する受口に、他方の管の端部に形成された挿口を挿入し、
受口内面と挿口外面との間であってシール部材圧接面へ向けて受口奥側から環状のシール部材を収納し、
シール部材と受口の奥端面との間に押圧部材をセットし、
押圧部材と受口の奥端面との間隔を拡開させることでシール部材を圧縮し、
上記間隔が所定間隔に達したなら、シール部材の圧縮状態を維持可能なように上記間隔を保つスペーサを押圧部材と受口の奥端面との間に挿入し、
拡開力を解除して管の接合作業を終了する内面接合管継手の接合方法の実施のために用いられ、押圧部材と受口の奥端面との間隔を拡開させるための拡開装置であって、
拡開治具と、拡開治具に着脱自在なアタッチメントとを有し、
拡開治具は、押圧部材の受口奥側の面に係合可能な一方の係合部と、受口の奥端面に係合可能な他方の係合部とを有し、
一方の係合部と他方の係合部とは管軸方向において接近離間自在であり、
アタッチメントは、管軸方向において一方の係合部よりも受口開口端側の位置で押圧部材の受口奥側の面に当接する当接部および他方の係合部よりも受口奥側の位置で受口の奥端面に当接する当接部の少なくともいずれかの当接部を有しているものである。
これによると、一方の管の受口に他方の管の挿口を挿入し、受口奥側から受口内面と挿口外面との間にシール部材を収納し、押圧部材をシール部材と受口の奥端面との間にセットし、アタッチメントを取り外した拡開治具の一方の係合部を押圧部材の受口奥側の面に当接させるとともに、他方の係合部を受口の奥端面に当接させ、管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡大することにより、押圧部材と受口の奥端面との間隔を拡開させることでシール部材を圧縮する。
この際、一方の係合部と他方の係合部との間隔を最大まで拡大しても、押圧部材と受口の奥端面との間隔が所定間隔に達しない場合、管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を縮小して、一方の係合部を押圧部材の受口奥側の面から離脱させるとともに、他方の係合部を受口の奥端面から離脱させる。
そして、アタッチメントと共に一方の係合部と他方の係合部とを、押圧部材の受口奥側の面と受口の奥端面との間に挿入し、アタッチメントを取り付けた拡開治具の管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡大する。この際、アタッチメントの当接部が一方の係合部よりも受口開口端側の位置で押圧部材の受口奥側の面に当接する又は他方の係合部よりも受口奥側の位置で受口の奥端面に当接するため、管軸方向における一方の係合部から当接部までの寸法又は管軸方向における他方の係合部から当接部までの寸法だけ、押圧部材と受口の奥端面との間隔がさらに拡開される。これにより、押圧部材と受口の奥端面との間隔を所定間隔まで拡開することができ、この状態で、スペーサを押圧部材と受口の奥端面との間に挿入する。
上記のようにアタッチメントを拡開治具に取り付けるだけで、容易に押圧部材と受口の奥端面との間隔を所定間隔まで拡開し、シール部材を必要な圧縮量で圧縮した状態で、スペーサを取り付けることができる。また、一方の係合部と他方の係合部との最大間隔が大きくなるように設計した大型の拡開治具を使用する場合よりも、小型の拡開治具にアタッチメントを取り付けて使用する方が、拡開治具の取り扱いが容易であり、その分、管同士の接合作業に要する労力が軽減される。
本第2発明における内面接合管継手の接合用拡開装置は、拡開治具は一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡縮する駆動部を有しているものである。
これによると、駆動部を作動させることにより、管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡大することができる。
本第3発明における内面接合管継手の接合用拡開装置は、駆動部はピストンシリンダ装置である。
本第4発明における内面接合管継手の接合用拡開装置は、アタッチメントは一方の係合部に着脱自在であり、
当接部は管軸方向において一方の係合部よりも受口開口端側の位置で押圧部材の受口奥側の面に当接するものである。
これによると、アタッチメントと共に一方の係合部と他方の係合部とを、押圧部材の受口奥側の面と受口の奥端面との間に挿入し、アタッチメントを取り付けた拡開治具の管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡大する。この際、アタッチメントの当接部が一方の係合部よりも受口開口端側の位置で押圧部材の受口奥側の面に当接するため、管軸方向における一方の係合部から当接部までの寸法だけ、押圧部材と受口の奥端面との間隔がさらに拡開される。
本第5発明における内面接合管継手の接合用拡開装置は、拡開治具は、管周方向において一対の第1および第2の爪を一方の係合部として有するとともに、第1および第2の爪の間に設けられた第3の爪を他方の係合部として有し、
アタッチメントは第1および第2の爪の両者に架け渡されて着脱自在であり、
当接部は管軸方向において第1および第2の爪よりも受口開口端側の位置で押圧部材の受口奥側の面に当接するものである。
これによると、アタッチメントと共に第1〜第3の爪を、押圧部材の受口奥側の面と受口の奥端面との間に挿入し、アタッチメントを取り付けた拡開治具の管軸方向における第1および第2の爪と第3の爪との間隔を拡大する。この際、アタッチメントの当接部が第1および第2の爪よりも受口開口端側の位置で押圧部材の受口奥側の面に当接するため、管軸方向における第1および第2の爪から当接部までの寸法だけ、押圧部材と受口の奥端面との間隔がさらに拡開される。
本第6発明における内面接合管継手の接合用拡開装置は、アタッチメントは他方の係合部に着脱自在であり、
当接部は管軸方向において他方の係合部よりも受口奥側の位置で受口の奥端面に当接するものである。
これによると、アタッチメントと共に一方の係合部と他方の係合部とを、押圧部材の受口奥側の面と受口の奥端面との間に挿入し、アタッチメントを取り付けた拡開治具の管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡大する。この際、アタッチメントの当接部が他方の係合部よりも受口奥側の位置で受口の奥端面に当接するため、管軸方向における他方の係合部から当接部までの寸法だけ、押圧部材と受口の奥端面との間隔がさらに拡開される。
本第7発明における内面接合管継手の接合用拡開装置は、拡開治具は、管周方向において一対の第1および第2の爪を他方の係合部として有するとともに、第1および第2の爪の間に設けられた第3の爪を一方の係合部として有し、
アタッチメントは第1および第2の爪の両者に架け渡されて着脱自在であり、
当接部は管軸方向において第1および第2の爪よりも受口奥側の位置で受口の奥端面に当接するものである。
これによると、アタッチメントと共に第1〜第3の爪を、押圧部材の受口奥側の面と受口の奥端面との間に挿入し、アタッチメントを取り付けた拡開治具の管軸方向における第1および第2の爪と第3の爪との間隔を拡大する。この際、アタッチメントの当接部が第1および第2の爪よりも受口奥側の位置で受口の奥端面に当接するため、管軸方向における第1および第2の爪から当接部までの寸法だけ、押圧部材と受口の奥端面との間隔がさらに拡開される。
本第8発明は、上記第4発明又は第5発明に記載の接合用拡開装置の拡開治具の一方の係合部に着脱自在なアタッチメントであって、
一方の係合部を挿脱可能な挿入部が備えられているものである。
これによると、拡開治具の一方の係合部をアタッチメントの挿入部に挿入することにより、アタッチメントを容易に一方の係合部に取り付けることができる。また、一方の係合部を挿入部から脱抜することにより、アタッチメントを容易に拡開治具から取り外すことができる。
本第9発明は、上記第6発明又は第7発明に記載の接合用拡開装置の拡開治具の他方の係合部に着脱自在なアタッチメントであって、
他方の係合部を挿脱可能な挿入部が備えられているものである。
これによると、拡開治具の他方の係合部をアタッチメントの挿入部に挿入することにより、アタッチメントを容易に他方の係合部に取り付けることができる。また、他方の係合部を挿入部から脱抜することにより、アタッチメントを容易に拡開治具から取り外すことができる。
本第10発明は、上記第1発明から第7発明のいずれか1項に記載の接合用拡開装置を用いた管の接合方法であって、
一方の管の受口に他方の管の挿口を挿入し、
受口奥側から受口内面と挿口外面との間にシール部材を収納し、
押圧部材をシール部材と受口の奥端面との間にセットし、
アタッチメントを取り外した拡開治具の一方の係合部を押圧部材の受口奥側の面に係合させるとともに、他方の係合部を受口の奥端面に係合させ、
管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡大することにより、押圧部材と受口の奥端面との間隔を拡開させることでシール部材を圧縮し、
管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を縮小して、一方の係合部を押圧部材の受口奥側の面から離脱させるとともに、他方の係合部を受口の奥端面から離脱させ、
アタッチメントと共に一方の係合部と他方の係合部とを、押圧部材の受口奥側の面と受口の奥端面との間に挿入し、
アタッチメントが取り付けられた拡開治具の管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡大することにより、押圧部材と受口の奥端面との間隔をさらに拡開させることでシール部材をさらに圧縮し、
上記間隔が所定間隔に達したなら、スペーサを押圧部材と受口の奥端面との間に挿入し、
管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を縮小して、アタッチメントと共に一方の係合部と他方の係合部とを、押圧部材の受口奥側の面と受口の奥端面とから離脱させて、拡開治具の拡開力を解除するものである。
これによると、アタッチメントと共に一方の係合部と他方の係合部とを、押圧部材の受口奥側の面と受口の奥端面との間に挿入し、アタッチメントを取り付けた拡開治具の管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡大する際、アタッチメントの当接部が一方の係合部よりも受口開口端側の位置で押圧部材の受口奥側の面に当接する又は他方の係合部よりも受口奥側の位置で受口の奥端面に当接するため、管軸方向における一方の係合部から当接部までの寸法又は管軸方向における他方の係合部から当接部までの寸法だけ、押圧部材と受口の奥端面との間隔がさらに拡開される。これにより、押圧部材と受口の奥端面との間隔を所定間隔まで拡開することができる。
以上のように本発明によると、アタッチメントを拡開治具に取り付けるだけで、容易に押圧部材と受口の奥端面との間隔を所定間隔まで拡開して、シール部材を必要な圧縮量で圧縮した状態で、スペーサを取り付けることができる。また、一方の係合部と他方の係合部との最大間隔が大きくなるように設計した大型の拡開治具を使用する場合よりも、小型の拡開治具にアタッチメントを取り付けて使用する方が、拡開治具の取り扱いが容易であり、その分、管同士の接合作業に要する労力が軽減される。
本発明の第1の実施の形態における内面接合管継手の断面図である。 同、管継手の受口の断面図である。 同、管継手のロックリングの図である。 同、管継手の押輪の図である。 図4におけるX−X矢視図である。 図4におけるY−Y矢視図である。 同、管継手のスペーサの斜視図である。 同、管継手の接合方法の実施のために用いられる拡開装置の斜視図である。 同、拡開装置の斜視図であり、アタッチメントを拡開治具から取り外した様子を示す。 同、拡開装置の拡開治具の斜視図である。 同、拡開装置の一部切欠き平面図であり、第1〜第3の爪を横一列にした様子を示す。 同、拡開装置の一部切欠き平面図であり、管軸方向において第1および第2の爪を第3の爪から離間させた様子を示す。 図11におけるX−X矢視図である。 図12におけるX−X矢視図である。 同、拡開装置のアタッチメントを下方から見た斜視図である。 同、拡開装置のアタッチメントの底面図である。 同、管継手の管の接合方法を示す断面図であり、受口内に押輪とロックリングを挿入した様子を示す。 同、管継手の管の接合方法を示す断面図であり、シャコ万力を用いてロックリングを拡径した様子を示す。 同、管継手の管の接合方法を示す図であり、シャコ万力を用いてロックリングを拡径した様子を示す。 同、管継手の管の接合方法を示す図であり、縮径防止用ストッパをロックリングの分断部分に嵌め込んだ様子を示す。 同、管継手の管の接合方法を示す断面図であり、縮径防止用ストッパをロックリングの分断部分に嵌め込んだ様子を示す。 同、管継手の管の接合方法を示す断面図であり、挿口を受口内に挿入し、シール部材を受口内に預け入れた様子を示す。 同、管継手の管の接合方法を示す断面図であり、アタッチメントを取り外した拡開治具を管継手内にセットした様子を示す。 同、管継手の管の接合方法を示す断面図であり、拡開治具を作動して、押輪と受口の奥端面との間隔を拡開した様子を示す。 同、管継手の管の接合方法を示す断面図であり、アタッチメントを装着した拡開治具を管継手内にセットした様子を示す。 同、管継手の管の接合方法を示す断面図であり、アタッチメントを装着した拡開治具を作動して、押輪と受口の奥端面との間隔を拡開した様子を示す。 同、管継手の管の接合方法を示す断面図であり、スペーサをセットした様子を示す。 図27におけるX−X矢視図である。 本発明の第2の実施の形態における管の接合方法を示す断面図であり、拡開治具を作動して、押輪と受口の奥端面との間隔を拡開した様子を示す。 同、管の接合方法を示す断面図であり、アタッチメントを装着した拡開治具を作動して、押輪と受口の奥端面との間隔を拡開した様子を示す。 従来の管継手の接合方法の実施のために用いられる拡開治具の斜視図である。 同、管継手の管の接合方法を示す断面図であり、拡開治具を作動して、押輪と受口の奥端面との間隔を拡開した様子を示す。 同、管継手の断面図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、水道管路の配管方法として、シールド内配管を行ったり、推進工法を採用したりする手法が用いられている。このようなシールド内配管や推進工法に用いることができるダクタイル鉄管の管継手として、例えば図1に示した離脱防止機能を有する内面接合管継手1の構造を以下に説明する。
図1に示すように、互いに接合される一方の管2の受口3に他方の管4の挿口5が挿入され、挿口5の先端が受口3の奥端面19に到達している。また、挿口5の先端から管軸方向7に距離を置いた位置における挿口5の外周には、管径方向8の外向きに突出する外周突部6が全周にわたり形成されている。
図1,図2に示すように、受口3の内周には、管径方向8における内向きに突出した環状突部9と、環状突部9と受口3の開口端10との間に位置するロックリング収容溝11と、開口端10へ向けてテーパ状に縮径したシール部材圧接面20とが形成されている。
ロックリング収容溝11には、挿口5に外嵌可能なロックリング13と、ロックリング13を管径方向内向き17に押圧する押圧体14とが収容されている。図3に示すように、ロックリング13は一箇所に分断部分15を有する一つ割構造の円環状のリングであり、これによって、ロックリング13の直径を僅かに拡縮することができる。
また、押圧体14はロックリング13の外周面とロックリング収容溝11の底面との間に設けられている。外周突部6は、管軸方向7において環状突部9とロックリング13との間にあり、挿口5の脱抜方向12からロックリング13に係合可能である。
管軸方向7における環状突部9と受口3の奥端面19との間で、且つ、受口3の内周と挿口5の外周との間には、円環状の収容空間25が全周にわたり形成されている。尚、シール部材圧接面20は収容空間25に面している。
収容空間25内には、受口3の内周と挿口5の外周との間をシールする円環状のシール部材26と、シール部材26をシール部材圧接面20に押圧して圧縮状態に保つ押輪29(押圧部材の一例)と、管軸方向7における押輪29と受口3の奥端面19との間隔を所定間隔31に保つ複数のスペーサ30とが収容されている。尚、所定間隔31とは、シール部材26がシールに必要な圧縮量まで圧縮されるときの間隔である。
図4〜図6に示すように、押輪29は一箇所に分断部分40を有する一つ割構造の円環状のリングであり、これによって、押輪29を僅かに縮径することができる。また、押輪29は、シール部材26を受口3の奥から開口端10に向かって押圧する押圧面41と、管軸方向7において押圧面41の反対側に形成された受口奥側の面42とを有している。受口奥側の面42には、凹形状に陥没した嵌込部43が管周方向38において所定の間隔45をあけて複数形成されている。
図1,図7に示すように、スペーサ30は、金属製の板部材33と、板部材33の片端部に設けられた脱落防止部材34とを有しており、管周方向38において所定の間隔45(図4の仮想線参照)をあけて複数箇所に設けられている。各スペーサ30は、シール部材26の反発力により、管軸方向7において受口3の奥端面19と押輪29との間に挟まれている。各スペーサ30の一端が押輪29の嵌込部43に嵌め込まれ、各スペーサ30の他端すなわち脱落防止部材34が受口3の奥端面19に当接している。
図8,図9に示すように、60は、一方の管2と他方の管4とを接合する際に、押輪29と受口3の奥端面19との間隔を拡開させるために用いられる拡開装置である。この拡開装置60は、拡開治具61と、拡開治具61に着脱自在なアタッチメント62とを有している。
図9〜図14に示すように、拡開治具61は、油圧式のピストンシリンダ装置63(駆動部の一例)と、ピストンシリンダ装置63によって移動するブラケット64と、ピストンシリンダ装置63に対してブラケット64を移動方向に案内する案内部材65と、押輪29の受口奥側の面42に係合(当接)可能な第1および第2の爪66,67(一方の係合部の一例)と、受口3の奥端面19に係合(当接)可能な第3の爪68(他方の係合部の一例)とを有している。
ピストンシリンダ装置63は、出退自在なピストン70と、ピストン70を受容するシリンダ本体71とを有している。ブラケット64は、ピストン70の先端に取り付けられた端部フレーム73と、端部フレーム73の両端に設けられた一対の側部フレーム74とを有している。
シリンダ本体71には、油圧を供給する油圧配管75が接続されている。油圧配管75は屈曲可能な可撓性を有する配管であり、油圧配管75からシリンダ本体71内に作用する油圧の増減によって、ピストン70が出退する。
案内部材65は、一対の側部フレーム74の相対向する側面に形成された蟻溝76と、シリンダ本体71の両側面に形成された突条77とを有している。突条77は蟻溝76に嵌合し、蟻溝76と突条77とが長さ方向において相対的に摺動可能である。
第1および第2の爪66,67は一対の側部フレーム74の先端部に立設されている。第3の爪68は、ピストンシリンダ装置63のシリンダ本体71の端部に立設され、管周方向38において第1の爪66と第2の爪67との間に配置されている。
ピストン70の出退に伴ってブラケット64が往復移動し、第1および第2の爪66,67と第3の爪68とが管軸方向7において接近離間し、管軸方向7における第1および第2の爪66,67と第3の爪68との間隔Aを拡縮することが可能である。
図8,図9,図11〜図16に示すように、アタッチメント62は、第1および第2の爪66,67に架け渡されて着脱自在であって、管周方向38において相対向する一対の側板81と、管軸方向7において相対向する前板82および後片83a,83bと、これら側板81および前板82ならびに後片83a,83bの管径方向8における外側に設けられた外板84と、外板84の前端から前方に突出した突部85とを有している。
前板82は一対の側板81の前端部間を閉塞するように設けられている。また、一対の後片83a,83bのうちの一方の後片83aは一方の側板81の後端部に設けられ、他方の後片83bは他方の側板81の後端部に設けられている。一方の後片83aと他方の後片83bとの間には開口部86が形成されている。
前板82と後片83a,83bとの前後間には挿入部87a,87bが形成されている。第1の爪66は前板82と一方の後片83aとの間の挿入部87aに挿脱可能であり、第2の爪67は前板82と他方の後片83bとの間の挿入部87bに挿脱可能である。
突部85の先端には当接面89(当接部の一例)が形成されている。この当接面89は、図26に示すように、管軸方向7において第1および第2の爪66,67よりも受口開口端10側の位置で押輪29の受口奥側の面42に当接可能である。
上記拡開装置60を用いた管2,4の接合方法について以下に説明する。
先ず、図17に示すように、押輪29を、縮径させて、この状態で受口3の開口端10から受口3内の奥に挿入する。
次に、押圧体14をロックリング収容溝11に収容し、その後、ロックリング13に外力をかけて、ロックリング13を、縮径させ、この縮径状態で受口3の開口端10からロックリング収容溝11に嵌め込む。その後、外力を開放することにより、ロックリング13は、その直径が元に戻り、ロックリング収容溝11に収容される。
次に、図18,図19に示すように、シャコ万力46を受口3の開口端10に掛け合わせて、ロックリング13を拡径させる。このようにシャコ万力46を用いてロックリング13を拡径させると、それにともなって分断部分15も周方向に拡大するため、図20の実線および図21の実線で示すように、その拡大した分断部分15に縮径防止用ストッパ47をはめ込む。これにより、ロックリング13の縮径が防止され、ロックリング13は拡径状態に保たれる。
尚、縮径防止用ストッパ47は、板状体により形成され、ロックリング収容溝11の位置から挿口5の外周と受口3の内周との隙間を通って、受口3の開口端10の手前外方へ突出する。また、縮径防止用ストッパ47には、離脱用ワイヤー56が接続されている。
このようにして縮径防止用ストッパ47をセットした後、全てのシャコ万力46を受口3の開口端10から取り外す。尚、この際、縮径防止用ストッパ47の離脱用ワイヤー56を他方の管4の挿口5とは反対の受口側(図示省略)から他方の管4内に導入しておく。
そして、図21の仮想線に示すように、挿口5を受口3の開口端10から受口3の内部に挿入する。この際、ロックリング13は縮径防止用ストッパ47によって拡径状態に保たれているため、挿口5の外周突部6はロックリング13の内側を受口3の開口端10側から受口3の奥側へ通過することができる。
この際、図22に示すように、挿口5の先端を、受口3の奥端面19まで到達させず、奥端面19よりも手前側で停止させる。これにより、挿口5の先端と受口3の奥端面19との間に、開口部48を全周にわたって形成する。
その後、シール部材26を、管2,4の内部から、開口部48を通して、受口3の内周面と挿口5の外周面との間に預け入れる。そして、押輪29の位置をシール部材26と受口3の奥端面19との間にセットする。
その後、図9,図23に示すように、アタッチメント62を取り外した拡開治具61の第1〜第3の爪66〜68を、横一列にした状態で、押輪29と受口3の奥端面19との間に挿入する。これにより、第1および第2の爪66,67が押輪29の受口奥側の面42に係合(当接)するとともに、第3の爪68が受口3の奥端面19に係合(当接)する。このとき、図4の仮想線に示すように、第1および第2の爪66,67が押輪29の嵌込部43以外の箇所で受口奥側の面42に係合するように、管周方向38における拡開治具61の配置位置を設定する。
その後、シリンダ本体71内に油圧を供給して加圧することにより、ピストン70をシリンダ本体71から突出させる。これにより、図10,図24に示すように、第1および第2の爪66,67が、ブラケット64と共に、第3の爪68から離間する方向(受口3の奥から開口端10に向かう方向)へ移動する。このようにして、管軸方向7における第1および第2の爪66,67と第3の爪68との間隔Aを拡大することにより、押輪29と受口3の奥端面19との間隔Bが拡開され、押輪29がシール部材26を受口3の奥から開口端10に向かって押圧して圧縮する。
その後、シリンダ本体71内の油圧を減圧してピストン70をシリンダ本体71内に退入させることにより、第1および第2の爪66,67が、ブラケット64と共に、第3の爪68に接近する方向(受口3の奥に向かう方向)へ移動する。このようにして、管軸方向7における第1および第2の爪66,67と第3の爪68との間隔Aを縮小して、第1〜第3の爪66〜68を横一列にし(図9参照)、図24の仮想線で示すように、第1および第2の爪66,67を押輪29の受口奥側の面42から管2,4内へ離脱させるとともに、第3の爪68を受口3の奥端面19から管2,4内へ離脱させる。
その後、図8,図11,図13に示すように、拡開治具61の第1の爪66をアタッチメント62の挿入部87a(図16参照)に挿入するとともに第2の爪67を挿入部87b(図16参照)に挿入して、アタッチメント62を第1および第2の爪66,67に取り付ける。
次に、図25に示すように、アタッチメント62と共に第1〜第3の爪66〜68を、押輪29の受口奥側の面42と受口3の奥端面19との間に挿入する。このとき、図4の仮想線および図28に示すように、アタッチメント62が押輪29の嵌込部43以外の箇所で受口奥側の面42に隣接するように、管周方向38における拡開治具61の配置位置を設定する。
尚、本実施の形態では、上記のように、アタッチメント62を第1および第2の爪66,67に取り付けた状態で、アタッチメント62と共に第1〜第3の爪66〜68を押輪29の受口奥側の面42と受口3の奥端面19との間に挿入しているが、アタッチメント62を第1および第2の爪66,67に取り付ける前に、アタッチメント62を押輪29の受口奥側の面42と受口3の奥端面19との間に挿入しておき、その後、第1〜第3の爪66〜68を押輪29の受口奥側の面42と受口3の奥端面19との間に挿入して、アタッチメント62を第1および第2の爪66,67に取り付けてもよい。
その後、シリンダ本体71内に油圧を供給して加圧することにより、ピストン70をシリンダ本体71から突出させる。これにより、図12,図14,図26に示すように、第1および第2の爪66,67が、ブラケット64と共に、第3の爪68から離間する方向へ移動する。このようにして、管軸方向7における第1および第2の爪66,67と第3の爪68との間隔Aを拡大する際、図26に示すように、アタッチメント62の当接面89が第1および第2の爪66,67よりも受口開口端10側の位置で押輪29の受口奥側の面42に当接するため、管軸方向7における第1および第2の爪66,67から当接面89までの寸法Cだけ、押輪29と受口3の奥端面19との間隔Bがさらに拡開され、シール部材26がさらに圧縮される。
図27,図28に示すように、上記間隔Bが所定間隔31(又は所定間隔31よりも僅かに大きい間隔)に達すると、スペーサ30を押輪29と受口3の奥端面19との間に挿入する。
その後、シリンダ本体71内の油圧を減圧してピストン70をシリンダ本体71内に退入させることにより、第1および第2の爪66,67が、アタッチメント62と共に、第3の爪68に接近する方向へ移動する。このようにして、管軸方向7における第1および第2の爪66,67と第3の爪68との間隔Aを縮小して、第1〜第3の爪66〜68を横一列にし、図27の仮想線で示すように、アタッチメント62と共に第1〜第3の爪66〜68を押輪29の受口奥側の面42と受口3の奥端面19との間から管2,4内に離脱させて、拡開治具61の拡開力を解除する。
上記のような拡開治具61およびアタッチメント62を用いた作業を管周方向38の複数箇所において行う。
次に、挿口5の先端が受口3の奥端面19に当接するまで挿口5を受口3に挿入する(図1参照)。その後、図20の仮想線および図21の仮想線で示すように、他方の管4内において離脱用ワイヤー56を引っ張り、縮径防止用ストッパ47をロックリング13の分断部分15から取り外す。これにより、図1に示すように、ロックリング13は、押圧体14によって管径方向内向き17に押圧されるため、自身の弾性力と押圧体14からの押圧力とによって縮径し、挿口5の外周に全周にわたって抱き付く。これにより、管2,4の接合作業が完了する。
上記のようにアタッチメント62を拡開治具61に取り付けるだけで、容易に押輪29と受口3の奥端面19との間隔Bを所定間隔31まで拡開して、シール部材26を必要な圧縮量で圧縮することができる。また、第1および第2の爪66,67と第3の爪68との最大間隔が大きくなるように設計した大型の拡開治具を使用する場合よりも、小型の拡開治具61にアタッチメント62を取り付けて使用する方が、拡開治具61の取り扱いが容易であり、その分、管2,4同士の接合作業に要する労力が軽減される。
また、管2,4の接合作業完了後、拡開治具61の第1の爪66をアタッチメント62の挿入部87aから脱抜するとともに、第2の爪67を挿入部87bから脱抜することにより、図9に示すように、アタッチメント62を容易に拡開治具61から取り外すことができる。
(第2の実施の形態)
先述した第1の実施の形態では、図24に示すように、一方の係合部として第1および第2の爪66,67を押輪29の受口奥側の面42に係合するとともに、他方の係合部として第3の爪68を受口3の奥端面19に係合している。また、図26に示すように、アタッチメント62の当接面89を第1および第2の爪66,67(一方の係合部の一例)よりも受口開口端10側の位置で押輪29の受口奥側の面42に当接させている。
これに対して、第2の実施の形態では、図29に示すように、軸心方向7における拡開治具61の向きを第1の実施の形態とは逆向きにセットし、一方の係合部として第3の爪68を押輪29の受口奥側の面42に係合するとともに、他方の係合部として第1および第2の爪66,67を受口3の奥端面19に係合している。
また、図30に示すように、アタッチメント62を第1および第2の爪66,67に取り付けた場合、アタッチメント62の当接面89を第1および第2の爪66,67(他方の係合部の一例)よりも受口奥側の位置で受口3の奥端面19に当接させている。
これによると、図30に示すように、アタッチメント62を取り付けることにより、管軸方向7における第1および第2の爪66,67から当接面89までの寸法Cだけ、押輪29と受口3の奥端面19との間隔Bがさらに拡開され、シール部材26がさらに圧縮される。そして、上記間隔Bが所定間隔31(又は所定間隔31よりも僅かに大きい間隔)に達すると、スペーサ30を押輪29と受口3の奥端面19との間に挿入する。
尚、第2の実施の形態では、第3の爪68が押輪29の受口奥側の面42に係合するが、押圧状態によっては、第3の爪68が他方の管4の挿し口5の先端にも当接することがある。この場合、第3の爪68は押輪29と共に挿口5も受口3の奥端面19から離間する方向に押圧することになり、大きな力が必要となる。これを回避するためには、第3の爪68の先端部(管径方向8の外側であって押輪29に当接する部位)を第3の爪68の基端部(管径方向8の内側)よりも受口3の開口端10側に突出させておくこと(図示略)が有効である。
上記各実施の形態では、図10に示すように、一方の係合部の一例として2本の爪66,67を用いているが、2本以外の複数本又は1本の爪を用いてもよい。また、他方の係合部の一例として1本の爪68を用いているが、複数本の爪を用いてもよい。
上記各実施の形態では、駆動部の一例としてピストンシリンダ装置を用いたが、ピストンシリンダ装置に限定されるものではなく、例えば、送りねじとモーター等からなる駆動部であってもよい。また、適当な手動工具を用いて、拡開装置60の管軸方向7における第1および第2の爪66,67と第3の爪68との間隔を拡縮可能としてもよい。
上記第1の実施の形態では、アタッチメント62を第1および第2の爪66,67に取り付け、当接面89を管軸方向7において第1および第2の爪66,67よりも受口開口端10側の位置で押輪29の受口奥側の面42に当接させており、また、第2の実施の形態では、アタッチメント62を第1および第2の爪66,67に取り付け、当接面89を管軸方向7において第1および第2の爪66,67よりも受口奥側の位置で受口3の奥端面19に当接させているが、アタッチメント62を第1および第2の爪66,67に取り付け、別のアタッチメントを第3の爪68に取り付けて、アタッチメント62の当接面89を第1および第2の爪66,67よりも受口開口端10側の位置で押輪29の受口奥側の面42に当接させるとともに、別のアタッチメントの当接面を第3の爪68よりも受口奥側の位置で受口3の奥端面19に当接させてもよい。
1 内面接合管継手
2 一方の管
3 受口
4 他方の管
5 挿口
7 管軸方向
19 奥端面
20 シール部材圧接面
26 シール部材
29 押輪(押圧部材)
30 スペーサ
31 所定間隔
38 管周方向
42 受口奥側の面
60 拡開装置
61 拡開治具
62 アタッチメント
63 ピストンシリンダ装置(駆動部)
66 第1の爪(一方の係合部)
67 第2の爪(一方の係合部)
68 第3の爪(他方の係合部)
87a,87b 挿入部
89 当接面(当接部)
A 第1および第2の爪と第3の爪との間隔
B 押輪と受口の奥端面との間隔

Claims (10)

  1. 一方の管の端部に形成され、開口部内面が開口側へ向けてテーパ状に縮径したシール部材圧接面を有する受口に、他方の管の端部に形成された挿口を挿入し、
    受口内面と挿口外面との間であってシール部材圧接面へ向けて受口奥側から環状のシール部材を収納し、
    シール部材と受口の奥端面との間に押圧部材をセットし、
    押圧部材と受口の奥端面との間隔を拡開させることでシール部材を圧縮し、
    上記間隔が所定間隔に達したなら、シール部材の圧縮状態を維持可能なように上記間隔を保つスペーサを押圧部材と受口の奥端面との間に挿入し、
    拡開力を解除して管の接合作業を終了する内面接合管継手の接合方法の実施のために用いられ、押圧部材と受口の奥端面との間隔を拡開させるための拡開装置であって、
    拡開治具と、拡開治具に着脱自在なアタッチメントとを有し、
    拡開治具は、押圧部材の受口奥側の面に係合可能な一方の係合部と、受口の奥端面に係合可能な他方の係合部とを有し、
    一方の係合部と他方の係合部とは管軸方向において接近離間自在であり、
    アタッチメントは、管軸方向において一方の係合部よりも受口開口端側の位置で押圧部材の受口奥側の面に当接する当接部および他方の係合部よりも受口奥側の位置で受口の奥端面に当接する当接部の少なくともいずれかの当接部を有していることを特徴とする内面接合管継手の接合用拡開装置。
  2. 拡開治具は一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡縮する駆動部を有していることを特徴とする請求項1記載の内面接合管継手の接合用拡開装置。
  3. 駆動部はピストンシリンダ装置であることを特徴とする請求項2記載の内面接合管継手の接合用拡開装置。
  4. アタッチメントは一方の係合部に着脱自在であり、
    当接部は管軸方向において一方の係合部よりも受口開口端側の位置で押圧部材の受口奥側の面に当接することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の内面接合管継手の接合用拡開装置。
  5. 拡開治具は、管周方向において一対の第1および第2の爪を一方の係合部として有するとともに、第1および第2の爪の間に設けられた第3の爪を他方の係合部として有し、
    アタッチメントは第1および第2の爪の両者に架け渡されて着脱自在であり、
    当接部は管軸方向において第1および第2の爪よりも受口開口端側の位置で押圧部材の受口奥側の面に当接することを特徴とする請求項4記載の内面接合管継手の接合用拡開装置。
  6. アタッチメントは他方の係合部に着脱自在であり、
    当接部は管軸方向において他方の係合部よりも受口奥側の位置で受口の奥端面に当接することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の内面接合管継手の接合用拡開装置。
  7. 拡開治具は、管周方向において一対の第1および第2の爪を他方の係合部として有するとともに、第1および第2の爪の間に設けられた第3の爪を一方の係合部として有し、
    アタッチメントは第1および第2の爪の両者に架け渡されて着脱自在であり、
    当接部は管軸方向において第1および第2の爪よりも受口奥側の位置で受口の奥端面に当接することを特徴とする請求項6記載の内面接合管継手の接合用拡開装置。
  8. 上記請求項4又は請求項5に記載の接合用拡開装置の拡開治具の一方の係合部に着脱自在なアタッチメントであって、
    一方の係合部を挿脱可能な挿入部が備えられていることを特徴とするアタッチメント。
  9. 上記請求項6又は請求項7に記載の接合用拡開装置の拡開治具の他方の係合部に着脱自在なアタッチメントであって、
    他方の係合部を挿脱可能な挿入部が備えられていることを特徴とするアタッチメント。
  10. 上記請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の接合用拡開装置を用いた管の接合方法であって、
    一方の管の受口に他方の管の挿口を挿入し、
    受口奥側から受口内面と挿口外面との間にシール部材を収納し、
    押圧部材をシール部材と受口の奥端面との間にセットし、
    アタッチメントを取り外した拡開治具の一方の係合部を押圧部材の受口奥側の面に係合させるとともに、他方の係合部を受口の奥端面に係合させ、
    管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡大することにより、押圧部材と受口の奥端面との間隔を拡開させることでシール部材を圧縮し、
    管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を縮小して、一方の係合部を押圧部材の受口奥側の面から離脱させるとともに、他方の係合部を受口の奥端面から離脱させ、
    アタッチメントと共に一方の係合部と他方の係合部とを、押圧部材の受口奥側の面と受口の奥端面との間に挿入し、
    アタッチメントが取り付けられた拡開治具の管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を拡大することにより、押圧部材と受口の奥端面との間隔をさらに拡開させることでシール部材をさらに圧縮し、
    上記間隔が所定間隔に達したなら、スペーサを押圧部材と受口の奥端面との間に挿入し、
    管軸方向における一方の係合部と他方の係合部との間隔を縮小して、アタッチメントと共に一方の係合部と他方の係合部とを、押圧部材の受口奥側の面と受口の奥端面とから離脱させて、拡開治具の拡開力を解除することを特徴とする管の接合方法。
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