JP6970781B2 - エネルギー回収装置 - Google Patents
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Description
また、圧送工程終了後、取水ポンプから流路方向規制装置を介してシリンダ装置に海水を供給し、圧送工程と逆方向にピストンを駆動することで濃縮海水を排出しながら海水を充填する操作を充填工程と称している。
このようにこのエネルギー回収装置では、シリンダ装置のピストンがシリンダの端部に達した際に流路切換装置によって逆浸透膜モジュールからの高圧濃縮海水を一対のシリンダ装置に交互に供給すると共に取水ポンプから一対のシリンダ装置に交互に海水を充填するように制御を行っている。
すなわち、上記従来の技術では、シリンダ装置が圧送工程から充填工程に切り換わる際に、流路切換装置の流出入ポートに連通されたシリンダ装置内の高圧濃縮海水が流出ポートとの連通が開始された直後に流出入ポートから流路切換装置のシリンダ内に高速(一例として最大局部流速100m/s)で噴出されることにより流路切換装置のシリンダ内に負圧部が生じ、過渡的に激しいキャビテーションが発生する。また、充填工程において充填工程が終了する直前に流出入ポートの流路面積を縮小して流路抵抗を大きくし、シリンダ装置のピストンの移動速度を減速させる必要があるが、流路面積を縮小することにより流出入ポートと流出ポートとの間に差圧が生じると共に、流路切換装置のシリンダ内の負圧が大きくなり、やはりキャビテーションが発生する。上記キャビテーションの発生は、装置や配管の振動・騒音の原因になると共に、長期間の使用によって流路切換装置のシリンダやピストンにキャビテーションによる浸食が進行し、漏水が生じたり、エネルギー回収効率が低下したりする等の問題があった。
充填工程開始時においては、切換用シリンダの流出入ポートに連通されたシリンダ装置内の高圧濃縮海水が切換用シリンダの流出ポートとの連通が開始された直後に流出入ポートから切換用シリンダ内に高速で噴出されることにより、切換用シリンダ内に負圧部が発生するが、このとき切換用シリンダの外部から流体用連通孔とロッド内連通流路とを介して負圧部に大気圧の空気が供給されて負圧部の圧力低下が防止され、キャビテーションの発生が抑制される。
また、充填工程終了時においては、切換用シリンダの流出入ポートに連通されたシリンダ装置内の低圧濃縮海水が切換用シリンダの流出ポートとの連通が遮断される直前に流出入ポートから切換用シリンダ内に高速で噴出されることにより、切換用シリンダ内に負圧部が発生するが、このとき切換用シリンダの外部から大気圧の空気が流体用連通孔とロッド内連通流路とを介して負圧部に供給されて負圧部の圧力低下が防止され、キャビテーションの発生が抑制される。
すなわち、このエネルギー回収装置では、流体用連通孔と外部との間に設けられ大気の流体用連通孔側への導入及び外部への排出が可能であると共に海水の外部への排出を防止可能な吸排気弁機構を備えているので、吸排気弁機構により空気のみが外部に排出され、液体である海水は外部への排出が規制される。このように海水の外部への排出が規制されるため、排出された海水を回収するための設備を別途設ける必要がなく、装置全体をコンパクトにすることが可能になる。
すなわち、このエネルギー回収装置では、流体用連通孔からの海水が貯留部内に一定以上流入した際に浮いて上部貫通管の下端通気口を閉塞可能なフロート部材と、貯留部内に設けられ貯留部内の海水が一定未満であるときに底部導入口から離間させてフロート部材を支持するフロート部材支持部とを備えているので、海水量に応じたフロート部材の上下動によって大気の導入・排出と海水の外部への排出規制とを行うことができる。
この発明では、貯留部内に海水が流入しないとき又は貯留部内の海水が一定未満であるときは、フロート部材が底部導入口と離れて支持され底部導入口及び下端通気口が開口していることで、大気の流入及び排出が可能になる。また、貯留部内に海水が一定以上流入すると海水の浮力でフロート部材が浮いて上昇し、下端通気口を閉塞し、外部との連通が遮断されて海水の外部への排出を防止することができる。このように簡易な構成で、大気の導入・排出が可能であると共に、海水の外部への排出を規制することが可能になる。
すなわち、本発明によるエネルギー回収装置によれば、切換用ピストンロッドに、切換用シリンダの一端側の第1シリンダ室と他端側の第2シリンダ室とを連通させるロッド内連通流路が形成されていると共に、切換用シリンダの他端側に第2シリンダ室と外部とを連通させ大気を導入可能な流体用連通孔が形成され、ロッド内連通流路が、第1シリンダ室内に開口した第1シリンダ室側開口部と、第2シリンダ室内に開口した第2シリンダ室側開口部とを有し、流体連通孔と第2シリンダ室側開口部とが、互いに対向していないので、充填工程の開始時や終了時に切換用シリンダ内に発生した負圧部に大気圧の空気が流体用連通孔及びロッド内連通流路を介して供給されることで、キャビテーションの発生が抑制される。
したがって、本発明のエネルギー回収装置では、キャビテーションの発生に起因する装置や配管の振動・騒音、及び漏水やエネルギー回収効率の低下を抑制することができる。
また、濃縮水管4は、途中で分岐されて第1流路切換機構6Aと第2流路切換機構6Bとに接続されている。
上記第1流路切換機構6A及び第2流路切換機構6Bは、第1シリンダ装置9A又は第2シリンダ装置9Bへの濃縮海水の供給とその停止及び第1シリンダ装置9A又は第2シリンダ装置9Bからの濃縮海水の排出とその停止との切り換えを行う切換用シリンダ装置13と、切換用シリンダ装置13を駆動する駆動装置14とを備えている。
ロッド内連通流路22aは、図2に示すように、第1シリンダ室33a内に開口した第1シリンダ室側開口部と、第2シリンダ室33b内に開口した第2シリンダ室側開口部とを有し、流体連通孔13dと第2シリンダ室側開口部とは、互いに対向していない。
また、上記制御部Cは、図1及び図2に示すように、第1流路切換機構6Aの駆動装置14に第1油圧配管15Aを介して圧油を供給すると共に第2流路切換機構6Bの駆動装置14に第2油圧配管15Bを介して圧油を供給する油圧ポンプ(油圧源)16と、第1油圧配管15Aに接続された第1切換弁17Aと、第2油圧配管15Bに接続された第2切換弁17Bと、第1切換弁17A及び第2切換弁17Bを制御する制御部本体C1と、駆動装置14内の圧油流量を調整する圧油調整機構18とを備えている。
上記制御部本体C1は、前記検出信号に基づいて電磁弁である第1切換弁17A及び第2切換弁17Bを制御して駆動装置14を操作する機能を有している。
上記第1突起部27a及び第2突起部27bは、半径方向内方に突出した円環状の突条部として形成されている。
上記第1軸突起部25a及び第2軸突起部25bは、対応する第1突起部27a又は第2突起部27bに合わせて半径方向外方に突出した円環状の突条部として形成されている。
すなわち、第1逆止弁30a及び第1流量調整弁31aのそれぞれの一端は、一対の第1油圧管29aの一方に接続されていると共に、それぞれの他端は、一対の第1油圧管29aの他方に接続されている。また、第2逆止弁30b及び第2流量調整弁31bのそれぞれの一端は、一対の第2油圧管29bの一方に接続されていると共に、それぞれの他端は、一対の第2油圧管29bの他方に接続されている。
さらに、上記第1逆止弁30aは、第1突起部27aの他端側の第1油圧管29aから一端側の第1油圧管29aへの方向のみ流通可能であり、上記第2逆止弁30bは、第2突起部27bの一端側の第2油圧管29bから他端側の第2油圧管29bへの方向のみ流通可能である。
第1シリンダ装置9Aの一端は、第1流路切換機構6Aにおける切換用シリンダ装置13の流出入ポート13cに連通され、第2シリンダ装置9Bの一端は、第2流路切換機構6Bにおける切換用シリンダ装置13の流出入ポート13cに連通されている。
なお、送水管2bの流路方向規制機構11との接続部と供給管2aと連結管11eとの接続部との間には、高圧ポンプ33が接続されている。
第1シリンダ装置9A及び第2シリンダ装置9Bの流路方向規制機構11側の外周壁には、第1位置検出器S1及び第2位置検出器S2が配設されている。また、第1位置検出器S1と第2位置検出器S2とは、対応する第1ピストン8A又は第2ピストン8Bの移動方向に適宜な間隔設定がなされて配設されている。
駆動装置14の油圧シリンダ23には、軸方向中央部に油圧ピストン室26cが形成されていると共に、油圧ピストン室26cの他端側に第1油圧室26aが形成され、一端側(流出ポート13a側)に第2油圧室26bが形成されている。油圧ピストン室26c内に油圧ピストン24が配設され、油圧ピストン24の第1油圧室26a側に第1油圧ピストンロッド25Aの一端がボルト(図示せず)で接合されていると共に、第2油圧室26b側に第2油圧ピストンロッド25Bの一端がボルト(図示せず)で接合され、全体で油圧ピストンロッド25を構成している。
第1逆止弁30aによって第3圧油流出入口23bから第4圧油流出入口23cへの圧油の流れは規制されないが、第4圧油流出入口23cから第3圧油流出入口23bへの流れは規制される。
また、第2油圧室26bの側壁には、第2突起部27bを挟んで第5圧油流出入口23eと第6圧油流出入口23fとが設けられている。一対の第2油圧管29bのうち一方の一端が第5圧油流出入口23eに接続され、一対の第2油圧管29bのうち他方の一端が第6圧油流出入口23fに接続されている。一対の第2油圧管29bは、他端がそれぞれ2つに分岐され、分岐された一方は第2逆止弁30bを介して一対の第2油圧管29bを連通し、他方は第2流量調整弁31bを介して一対の第2油圧管29bを連通している。
第2逆止弁30bによって第6圧油流出入口23fから第5圧油流出入口23eへの圧油の流れは規制されないが、第5圧油流出入口23eから第6圧油流出入口23fへの流れは規制される。
切換用シリンダ装置13は、切換用シリンダ20に流出ポート13a、流出入ポート13c、流入ポート13b、流体用連通孔13dが設けられ、流出入ポート13cは第1シリンダ装置9A又は第2シリンダ装置9Bの一端と連通されている。
まず、図1に示すように、圧送工程にある第1シリンダ装置9Aの第1ピストン8Aが実線の矢印の方向(紙面右から左)に移動し、第1位置検出器S1の位置に到達すると、第1位置検出器S1から検出信号が制御部Cの制御部本体C1に送信される。この検出信号を制御部本体C1が受信すると、制御部本体C1から第2流路切換機構6Bの駆動装置14の油圧流路を切り換える第2切換弁17Bに切換信号が送信される。
そして、排水側ピストン21aが位置Pbに到達してから第2流路切換機構6Bにおける切換用シリンダ装置13の流出入ポート13cが完全に閉塞されて切換用シリンダ装置13の流出入ポート13cと流出ポート13aとの連通が遮断されるまでの間は、流出入ポート13cの流路面積が漸減して流路抵抗が大きくなるため、低圧濃縮海水が切換用シリンダ20内に高速で噴出され、流出入ポート13cと流出ポート13aとの間に差圧が生じると共に、切換用シリンダ20の第1シリンダ室33a内に負圧部が生じる。
そして、このとき、まだ圧送工程にある第1シリンダ装置9Aの第1ピストン8Aがさらに実線の矢印の方向に移動して第2位置検出器S2の位置に到達すると、第2位置検出器S2から検出信号が制御部本体C1送信される。
圧送工程にある第2シリンダ装置9Bの第2ピストン8Bが破線で示した矢印の方向に移動し、第1位置検出器S1の位置に到達すると、第1位置検出器S1から検出信号が制御部本体C1送信される。検出信号を制御部本体C1が受信すると、制御部本体C1から第1流路切換機構6Aの駆動装置14の第1切換弁17Aに切換信号が送信されて第1切換弁17Aの油圧流路が切り換わる。
移動開始時点では、第1流路切換機構6Aにおける切換用シリンダ装置13の流出入ポート13cが全開状態で、第1シリンダ装置9Aから濃縮海水が一定流量で排水管19に排出されている。排水側ピストン21aが一定速度で一端側(紙面下方)に移動して、図3に示すように、流出入ポート13cの開口部を完全に閉塞する前の所定の位置Paに到達したとき、駆動装置14の駆動速度が減速される。
そして、このとき、まだ圧送工程にある第2シリンダ装置9Bの第2ピストン8Bがさらに他端側(破線の矢印の方向)に移動して第2位置検出器S2の位置に到達すると、第2位置検出器S2から検出信号が制御部本体C1に送信される。この検出信号を制御部本体C1が受信すると、制御部本体C1から第2流路切換機構6Bにおける駆動装置14の第2切換弁17Bに切換信号が送信されて第2切換弁17Bの油圧流路が切り換わる。
排水側ピストン21aが所定の位置Q1bから位置Q2bに到達するまでの間は、駆動装置14が減速された状態で移動し、流出入ポート13cと流出ポート13aとが緩やかに連通される。
排水側ピストン21aが所定の位置Q2bに到達したとき、駆動装置14の駆動速度が所定の速度に増速される。これに伴い第2流路切換機構6Bにおける切換用シリンダ装置13の排水側ピストン21aも減速前の速度に増速されて流出入ポート13cが全開になり、濃縮海水が一定流量で排水管19に排出される。
第2実施形態では、第1シリンダ室33a及び第2シリンダ室33bの内部の圧力が大気圧より高くなると、第2シリンダ室33b内の空気は流体用連通孔13dを通って吸排気弁機構40に入り、上部貫通管43から外部に排出される。また、第1シリンダ室33a及び第2シリンダ室33bの内部の圧力が大気圧より低くなると、外部から空気が上部貫通管43から吸排気弁機構40に入り、流体用連通孔13dから第2シリンダ室33bに流入する。さらに、この空気が流体用連通孔13dを通って第1シリンダ室33aの負圧部に供給される。
なお、上部貫通管43の下端通気口43aは、浮上するフロート部材44を捉えやすくするために下方に向けて内径が漸次大きくテーパ状に形成されている。また、上部貫通管43の下端通気口43aとフロート部材支持部45とは、フロート部材44が浮上した際にフロート部材44がフロート部材支持部45の外に出ない程度の間隔を空けて、互いに対向状態に配されている。
例えば、上記駆動装置は、上述した構造に限られるものではなく、電動アクチュエータや油圧サーボ弁などを用いて構成しても構わない。
Claims (3)
- 高圧海水を逆浸透膜で淡水と濃縮海水とに分離し前記淡水を淡水管に排出すると共に高圧の前記濃縮海水を濃縮水管に排出する膜分離装置に接続されるエネルギー回収装置であって、
前記濃縮水管との連通と遮断とを行うと共に前記濃縮海水の排水管との連通と遮断とを行う第1流路切換機構を介して一端が前記濃縮水管と前記排水管とに接続され、第1シリンダ内を往復移動する第1ピストンを有した第1シリンダ装置と、
前記濃縮水管との連通と遮断とを行うと共に排水管との連通と遮断とを行う第2流路切換機構を介して一端が前記濃縮水管と前記排水管とに接続され、第2シリンダ内を往復移動する第2ピストンを有した第2シリンダ装置と、
前記第1流路切換機構及び前記第2流路切換機構を制御して前記濃縮水管及び前記排水管に対する前記第1シリンダ装置と前記第2シリンダ装置との接続を切り換え、高圧の前記濃縮海水を前記第1シリンダ装置と前記第2シリンダ装置とに交互に流し込む制御機能と前記濃縮海水を前記第1シリンダ装置及び前記第2シリンダ装置から交互に排出する制御機能とを有した制御部と、
前記第1シリンダ装置の他端と前記第2シリンダ装置の他端とに接続され、海水を前記第1シリンダ装置と前記第2シリンダ装置とに交互に供給すると共に、前記第1シリンダ装置と前記第2シリンダ装置とから高圧で交互に押し出される前記海水を増圧手段を介して前記膜分離装置に戻す流路方向規制機構とを備え、
前記第1流路切換機構及び前記第2流路切換機構が、前記第1シリンダ装置又は前記第2シリンダ装置への前記濃縮海水の供給とその停止及び前記第1シリンダ装置又は前記第2シリンダ装置からの前記濃縮海水の排出とその停止との切り換えを行う切換用シリンダ装置と、前記切換用シリンダ装置を駆動する駆動装置とを備え、
前記切換用シリンダ装置が、前記第1シリンダ装置又は前記第2シリンダ装置の一端と前記排水管と前記濃縮水管とに接続された切換用シリンダと、前記切換用シリンダ内で往復移動し前記第1シリンダ装置又は前記第2シリンダ装置の一端と前記排水管及び前記濃縮水管との連通及び遮断が可能な排水側ピストンと、前記切換用シリンダ内で前記排水側ピストンと一体で往復移動する供給側ピストンと、一端に前記排水側ピストンが設けられていると共に中間部に前記供給側ピストンが設けられ他端が前記切換用シリンダの他端から外部に突出して前記駆動装置に接続された切換用ピストンロッドとを備え、
前記切換用ピストンロッドに、前記切換用シリンダの一端側の第1シリンダ室と他端側の第2シリンダ室とを連通させるロッド内連通流路が形成されていると共に、前記切換用シリンダの他端側に前記第2シリンダ室と外部とを連通させ大気を導入可能な流体用連通孔が形成され、
前記ロッド内連通流路が、前記第1シリンダ室内に開口した第1シリンダ室側開口部と、前記第2シリンダ室内に開口した第2シリンダ室側開口部とを有し、
前記切換用シリンダが、前記排水管に接続され一端側に設けられた流出ポートと、前記濃縮水管に接続され中間部に設けられた流入ポートと、前記第1シリンダ装置又は前記第2シリンダ装置に接続され前記流出ポートと前記流入ポートとの間に設けられた流出入ポートとを有し、
前記流体連通孔が、前記流入ポートよりも他端側に設けられ、前記流出入ポートが完全に閉塞されて前記流出入ポートと前記流出ポートとの連通が開始された直後又は遮断される直前に、外部から大気圧の空気を導入し、
前記流体連通孔と前記第2シリンダ室側開口部とが、互いに対向していないことを特徴とするエネルギー回収装置。 - 請求項1に記載のエネルギー回収装置において、
前記流体用連通孔と外部との間に設けられ大気の前記流体用連通孔側への導入及び外部への排出が可能であると共に海水の外部への排出を防止可能な吸排気弁機構を備えていることを特徴とするエネルギー回収装置。 - 請求項2に記載のエネルギー回収装置において、
前記吸排気弁機構が、前記流体用連通孔に一端が接続された接続管部と、
前記接続管部の他端が底部導入口に接続され前記流体用連通孔から排出される海水を貯留可能な貯留部と、
前記貯留部の上部に設けられ外部と連通して大気の導入及び排出が可能な上部貫通管と、
前記流体用連通孔からの海水が前記貯留部内に一定以上流入した際に浮いて前記上部貫通管の下端通気口を閉塞可能なフロート部材と、
前記貯留部内に設けられ前記貯留部内の海水が一定未満であるときに前記底部導入口から離間させて前記フロート部材を支持するフロート部材支持部とを備えていることを特徴とするエネルギー回収装置。
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