JP6970471B2 - 人工栽培装置および人工栽培装置のled照明具の通電方法 - Google Patents

人工栽培装置および人工栽培装置のled照明具の通電方法 Download PDF

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Description

本発明は、人工栽培装置に関する。特に、人工照明用のLED照明具の配設に工夫が施された人工栽培装置に関する。人工栽培される植物は特に限定されない。
近年、外界の自然光を用いた従来の伝統農法ではなく、屋内で人工照明を利用して植物を育成する植物の人工栽培技術が注目を浴びている。人口栽培では植物種に応じて、青色、赤色、遠赤色など適した波長の光を照射することによって植物の開花を制御したり成長を促進したりすることが可能となってきている。
人工照明の光源としては、近年、高出力のLED素子(発光ダイオード素子)の開発が進み、従来の白色電球による照明や、蛍光灯による照明に代え、いわゆるLED照明具が利用され始めている。特に、白色LED素子は、多数の波長の光を発光するできるため、植物の人工栽培装置用の人工照明として適したものであり、また、LED素子が持つ小型・省電力・長寿命という特性も相まって普及に弾みがついている。また、LED素子は発光する光の波長が比較的そろっており、発熱量が比較的少ないことから、LED素子を多数配列した人工照明装置を人工栽培用の照明器具として使用するが提案されている
従来技術において、LED素子を多数並べたLED照明装置を用いた人工栽培装置として提案されたものがある。
特許文献1(特開2013−17397号公報)に開示された植物栽培装置は、図15に示すように、栽培槽2を載せる載置棚4を有する栽培ラック3と、載置棚4の上方に間隔をおいて配置されたLED照明具5とを備えている。栽培ラック3の構造は、多数の垂直支柱8を並べ、垂直支柱8を横同士でつなぐ横部材9でつないで1面の垂直枠7を組み、左右一対の垂直枠7A7B同士を橋梁するように連結部材18で橋梁することで栽培ラック3を形成している。この垂直枠7の垂直支柱8の側面に出っ張りとなる多数の支持部6を突出させ、この支持部6にLED照明具5を取り付けるものである。同公報の0028段にあるように、LED照明具5は、支持部6の受け部32に対してねじ止め、リベット止めなどにより垂直支柱8に固定されることが開示されている。
また、特許文献2(特開2015−006162号公報)に開示された植物栽培装置は、図16に示すように、栽培ラックにLED照明具5が配置されており、LED照明具5は、額縁状の枠15と、枠15に着脱自在に取り付けられた複数のLED灯具16と、LED灯具16の上方に位置するように枠15に着脱自在に取り付けられ、かつ反射面が下方を向いた板状反射部材17を備えている。
LED灯具16は、左右両端部が、水平枠15の左右両枠部材18の灯具受け部21の切り欠き23内に嵌め入れられ、水平枠15に着脱自在に取り付けられた押さえ部材25によって固定されている。そして、LED灯具16の左右両端部が、弾性部材29を介して押さえ部材25により上方からネジ留めされることによって、LED灯具16が固定されている。
このように、特許文献1、特許文献2ともに、栽培ラックという構造物が組まれ、その栽培ラックに対して、LED照明具の端部を所定の位置に載置したあとねじ止め、リベット止めなどにより固定することにより、所定位置へ配設し、安定した状態を作り上げている。
特開2013−017397号公報 特開2015−006165号公報
従来のLED照明装置における問題点の1つは、1本1本のLED照明具の栽培ラックにおける電気工事作業のコストと負荷にある。
人工栽培装置のユニットにおいて配設されるLED照明具の本数が多量であり、大規模な植物工場などであれば、その人工栽培装置のユニットが多数設置されており、1本1本のLED照明具に対する電気配線工事量が膨大となる。ひいては人工栽培装置ユニットの設置コスト、植物工場の建設コストが高くなるという問題が生じる。この問題は、将来、植物工場における人工栽培装置の普及には大きな足かせになってしまうと懸念されている。
特許文献1に開示された植物栽培装置であれば、垂直枠7の垂直支柱8の側面に多数設けた支持部6にLED照明具を取り付ける必要がある。同公報の0028段にあるように、LED照明具5は支持部6の受け部32に対してねじ止め、リベット止めなどにより垂直支柱8に固定した上で電気配線工事を行う必要があり、1本1本のLED照明具5について相当な作業員の取り付け工事、電気配線工事を必要とし、極めて多数本のLED照明具5を複雑に取り付けて電気配線工事を行う作業は、工事期間、コストとも膨大になってしまう。
特許文献1の植物栽培装置において、かりに、LED照明具5を支持部6の受け部32に対してねじ止め、リベット止めなどしない場合でも、長大な栽培ラックに対して1本1本のLED照明具5を手作業で載置し、電気配線工事を行う必要がある。
特許文献2に開示された植物栽培装置でも、図16に示すように、栽培ラックに直管型LED灯具16の配置にあたり、直管型LED灯具16の左右両端部を水平枠15の左右両枠部材18の灯具受け部21の切り欠き23内に嵌め入れ、さらに、LED灯具16の左右両端部を、弾性部材29を介して押さえ部材25により上方からネジ留めして直管型LED灯具16を固定し、電気配線工事を行う必要がある。やはり、1本1本のLED照明具5について相当な作業員の作業量を必要とし、極めて多数本のLED照明具5を複雑に取り付けて電気配線工事を行う作業は、期間、コストとも膨大になってしまう。
特許文献2でも同様に、直管型LED灯具16を押さえ部材25により上方からネジ留め、リベット止めなどしない場合でも、長大な栽培ラックに対して1本1本のLED照明具5を手作業で慎重に載置した後、複雑な電気工事を行う必要がある。
上記問題点に鑑み、本発明は、従来のようにラックなどの構造物に、LED照明具を所定箇所における配設作業および電気配線作業を低減し、人工栽培植物棚の設置作業、コストを低減せしめた人工栽培装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の人工栽培装置は、人工栽培する植物を収納する人工栽培植物棚と、第1の接続部と、第2の接続部と、前記第1の接続部および前記第2の接続部の間にわたされた電子基板と、前記電子基板に多数のLEDチップを取り付けたLEDライン光源と、前記第1の接続部と前記第2の接続部の間を渡すように電源電圧を供給する渡り電圧供給線と、前記渡り電圧供給線から前記LEDライン光源への電力供給を行う接続線または電圧制御回路を備えたLED照明具と、前記人工栽培植物棚に対向するように前記LED照明具を支持する支持体を備え、前記人工栽培植物棚に複数本の前記LED照明具を配列し、前記渡り電圧供給線が、配列した複数本の前記LED照明具の前記第1の接続部と前記第2の接続部を異種同士または同種同士を通電可能に接続できる接続構造を備えたことを特徴とする人工栽培装置である。
上記構成により、人工栽培植物棚に対するLED照明具の配設作業において、支持体を介してLED照明具を所定位置にて支持したあと、電気配線は、渡り電圧供給線を介して簡単に接続することができる。
従来はソケットに接続し、ソケット内部から外部の商用電源まで人工栽培装置内外の配線工事が必要であったが、本発明の人工栽培装置では1本1本のLED照明具に対する従来のソケット類は不要であり、接続部同士を直接接続することにより複雑な電気配線工事が不要となる。
ここで、LED照明具同士の配列方向と、渡り電圧供給線の構造には2通りあり得る。
第1の構造パターンは、LED照明具同士を直列に接続するタイプのものである。LED照明具が直管型のLED照明具であれば、LED照明具同士の接続方向はLED照明具の長さ方向となる。渡り電圧供給線は第1の接続部を介して供給された電力を同じLED照明具の内部を通って対向する第2の接続部まで受け渡すとともに当該第2の接続部を介して隣接するLED照明具の第1の接続部まで受け渡す第1の渡り電圧供給線である。
第1の構造パターンは、LED照明具同士を直列に接続するものであり、隣接するLED照明具の第2の接続部に対して後続のLED照明具の第1の接続部を差し込んで接続してゆくことで、複数個のLED照明具を直列に順々に接続する構造となる。電気的には、LED照明具の一端の第1の接続部から内部を通貫する第1の渡り電圧供給線を通って他端の第2の接続部に至り、当該第2の接続部からさらに隣接する第1の接続部に接続されてゆく。
例えば、直列に接続された第1の接続部と第2の接続部同士の接続構造としては、一方が金属製の差し込みピンが設けられた口金、他方が金属製のピンホールが設けられた口金であり、第1の接続部と第2の接続部同士の嵌合により接続にかかる箇所において通電可能に接続される構造がある。なお、両者の嵌合部分には防水性を備えた構造とすることが好ましい。
また、例えば、直列に接続された第1の接続部と第2の接続部の間に間挿される間挿体を用いる構造もあり得る。間挿体の形状としては例えば一方の面が第1の接続部と嵌合し合う形状であり、他方の面が第2の接続部と嵌合し合う形状であり、第1の接続部と第2の接続部の間を通電可能に接続することができる形状とする。
本発明の上記第1の構造パターンでは、上記のように、外部の電圧供給線−(第1段のLED照明具の第1の接続部−第1の渡り電圧供給線−第2の接続部)−(次段のLED照明具の第1の接続部−第1の渡り電圧供給線−第2の接続部)−・・・というように一気通貫の電圧供給路を確保せしめ、各々のLED照明具の内部において、当該第1の渡り電圧供給線から接続線または電圧制御回路を介して並列に電圧を引き込み、各々のLEDライン光源に供給する。つまり、電圧供給線がはしごの支柱と見立てると各々のLED照明具ははしごの踏桟となるようなはしご型接続になっている。
ここで、接続線としては、電子部品が特になく、引き込み線の配線のみのタイプも含まれ、また、コンデンサなど少数の電子部品が組み込まれたタイプもあり得る。本発明の人工栽培装置の場合、LED素子にダメージを与えない程度の多少の電圧変動は実運用上問題にならない場合も多く、そのケースでは単なる引き込み線のみで良い。
電圧制御回路としては、電圧安定化機能を備えた電子回路が含まれ得る。なお、外部の商用電源が不安定な場合、LED照明具の1つ1つに電圧制御回路にて安定化機能を設けても良いが、人工栽培装置の建屋への外部商用電源の引き込み箇所において、まとめて電圧安定化装置を設けることでも対処できる場合がある。
支持体としてはLED照明具の外表面に当接する窪み形状または外表面に少なくとも2点以上当接する窪み形状を備えたものであり、この第1の構造パターンでは、人工栽培植物棚の長さ方向の軸に対して窪み形状の断面が垂直に設けられたもので良い。つまり、人工栽培植物棚の長さ方向にLED照明具を直列に接続していくことができる。
なお、一般のLED照明具であれば、外部のソケットに取り付けられた第1の口金と第2の口金の間に、例えば200Vが供給され、内部のLEDライン光源に90個の素子があれば、理論的に各々の素子に3V程度の電圧が供給される。
一方、本発明の第1の構造パターンでは、先行するLED照明具の後尾にある第2の接続部に対して、後続のLED照明具の先頭にある第1の接続部を差し込んで順々に接続したものであるので、従来のように、1つ1つの口金が外部のソケットから電圧が供給される仕組みにはなっていない点において異なっている。
商標電源の電圧は契約電力の種類、国、地域によって異なるが、LEDライン光源に供給される電圧とLED素子数によって設計すれば良い。
LEDライン光源に供給される外部から供給される電源電圧について述べる。電源電圧は、本発明では特に限定はされず多様な電源が適用できる。定電圧源、定電流源でも良い。一般には定電圧源の方が回路構成が簡単な場合が多い。定電圧源とする場合、外部から商用電源をトランスで所定電圧(例えば200V)に変圧したものを供給するものでも良い。なお、スイッチング電源を適用して均質な電圧を得るものでも良いが回路構成が複雑になる。本発明は人工栽培装置であるので、小さな電圧の変動などは問題にならないケースが多く、商用電源のトランス調整程度で十分な場合も多い。また、本件特許出願人が先行して出願しているPCT/JP2018/013206号のような電圧源でも適用可能である。
本発明の第2の構造パターンは、LED照明具同士を並列に接続するものであり、第2の渡り電圧供給線により、隣接するLED照明具の第1の接続部同士を接続し、また、第2の接続部同士を接続し、複数本のLED照明具を並列に接続することにより、各々のLEDライン光源がはしご型に接続された構成となる。例えば、各々のLEDライン光源が第2の渡り電圧供給線に対して接続線または電圧制御回路を介して並列に接続された構成である。
例えば、支持体としてはLED照明具の外表面に当接する窪み形状または外表面に少なくとも2点以上当接する窪み形状を備えたものであり、人工栽培植物棚の長さ方向の軸に対して窪み形状の断面が水平方向に複数個平行して設けられたものとすることができる。
本発明の第2の構造パターンの第2の渡り電圧供給線に供給される電圧が200Vであれば、各々のLED照明具が第2の渡り電圧供給線に対して並列に接続された構成であるので、各々のLED照明具内部のLEDライン光源には200Vが供給され、各々のLED素子には3V程度の電圧が印加されるよう設計すれば良い。
人工栽培装置としては、人工栽培植物棚を多段構成とすることができる。工場の建屋の空間の有効利用のためには、床面積あたりの人工栽培植物棚の設置面積を増大させる必要があるが、人工栽培装置では人工照明を用いるので多段構成が可能となる。
本発明の人工栽培装置によれば、人工栽培植物棚に対するLED照明具の配設作業において、支持体を介してLED照明具を所定位置にて支持したあと、電気配線は、渡り電圧供給線を介して簡単に接続することができ、LED照明具を所定箇所における配設作業および電気配線作業を低減し、人工栽培植物棚の設置作業、コストを低減せしめた人工栽培装置を提供することができる。
人工栽培装置100、特に、人工栽培植物棚110、LED照明具120の配置関係を示す図である。 実施例1にかかるLED照明具120の内部構造の構成例である。 実施例1にかかる第1の口金122と第2の口金123の接続構造を簡単に示す図(その1)である。 実施例1にかかる第1の口金122と第2の口金123の接続構造を簡単に示す図(その2)である。 支持体140の形状例の断面形状の例を示す図(その1)である。 支持体140の形状例の断面形状の例を示す図(その1)である。 第1の取り付け方法として、LED照明具120を、側方から順に支持体140に投入してLED照明具120を順々に接続してゆく様子を示す図である。 第2の取り付け方法として、LED照明具120を、その長さ方向から順に支持体140に通し入れて配設してゆく様子を示す図である。 実施例1にかかるLED照明具120の電気的接続構成を簡単に示す図である。 実施例2にかかる人工栽培装置100a、特に、人工栽培植物棚110、LED照明具120aの配置関係を示す図である。 実施例2にかかるLED照明具120aの内部構造の構成例である。 実施例2のLED照明具120aを順に支持体140に載置または係止し、配設してゆく様子を示す図である。 実施例2の人工栽培装置100aにおける電気的配線を行う様子を示す図である。 実施例2にかかるLED照明具120aの電気的接続構成を示す図である。 従来の特許文献1(特開2013−17397号公報)に開示された植物栽培装置を示す図である。 従来の特許文献2(特開2015−006162号公報)に開示された植物栽培装置を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の人工栽培装置の実施例を説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施例に示した具体的な用途、形状、個数などには限定されないことは言うまでもない。
実施例1として、LED照明具同士を直列に接続するタイプのものであり、LED照明具同士の接続方向が前記LED照明具の長さ方向であり、渡り電圧供給線が、第1の接続部を介して供給された電力を同じLED照明具の内部を通って対向する第2の接続部まで受け渡すとともに当該第2の接続部を介して隣接するLED照明具の前記第1の接続部まで受け渡すものである。このLED照明具同士を直列に接続するタイプにおける渡り電圧供給線の構造は、以下の説明では第1の構造パターンと呼ぶ。
実施例2として、実施例1とは異なるバリエーションであり、LED照明具同士を並列に接続するタイプのものである。渡り電圧供給線は隣接し合うLED照明具の第1の接続部同士を接続し、また、隣接し合う第2の接続部同士を接続し、供給された電力を隣接するLED照明具に受け渡すものである。このLED照明具同士を並列に接続するタイプにおける渡り電圧供給線の構造は、以下の説明では第2の構造パターンと呼ぶ。
実施例1にかかる本発明の人工栽培装置100の例を示す。
実施例1にかかる本発明の人工栽培装置100の構成例は、LED照明具同士を直列に接続する第1の構造パターンにかかるものであり、LED照明具同士の接続方向が前記LED照明具の長さ方向であり、渡り電圧供給線が、第1の接続部を介して供給された電力を同じLED照明具の内部を通って対向する第2の接続部まで受け渡すとともに当該第2の接続部を介して隣接するLED照明具の前記第1の接続部まで受け渡すものである。
本実施例1の構成例にかかる人工栽培装置100は、人工栽培植物棚110、LED照明具120、支持体140を備えた構成となっている。
図1は、人工栽培装置100、特に、人工栽培植物棚110、LED照明具120の配置関係を示す図である。図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)側面図を示している。なお、LED照明具120の細かい構造については図示していない。また、図1では支持体140については図示を省略している。
人工栽培植物棚110は、人工栽培する植物を収納する棚である。この構成例では、フレーム部分(縦フレーム111、横フレーム112、水平板フレーム113)と容器部分114がある。棚の構造、形状、大きさ、長さ、幅などは特に限定されず、図1のものは一例に過ぎない。この構成例では、一例として5段構成となっている。
人工栽培植物棚110の基本構造は、縦方向の縦フレーム111と横方向の横フレーム112により縦横のスケルトン構造が組まれ、各段に水平板フレーム113が設けられている。多段に容器部分114を並べて支持できる構造であれば人工栽培植物棚110の構造として採用することができる。ここでは詳しい説明や図示などは省略する。
なお、この例では、水平板フレーム113は、容器部分114を支持する役割と、後述するように、LED照明具120、支持体140を支持する役割を果たすものとなっている。両者の役割を兼用せず、別々に構造物を設けることでも良い。
次に、LED照明具120について説明する。
LED照明具120は特に限定されず、LED光源を点灯でき、人工栽培の植物に人工光を供給できるものであればよい。例えば、従来の蛍光管の外形を模した直管型LED照明具、カバーや管状の構造物を除いて電子基板を含むボード状の基板の上にLED素子が設けられている照明具、シート状の素材に印刷された電子回路シートの上にLED素子が設けられている照明具など多様なLED照明具が適用できる。
この実施例では直管型LED照明具120を例として説明する。つまり、直管部材を備え、第1の接続部および第2の接続部が口金形状となっている例とする。
図2は、実施例1にかかるLED照明具120の内部構造の構成例である。
図2に示すように、LED照明具120は、直管部材121、第1の接続部としての第1の口金122、第2の接続部としての第2の口金123、電子基板124、LEDライン光源125、第1の渡り電圧供給線126−1、接続線127を備えたものである。図2では接続線127など一部の構成の図示は省略しているが、図9において簡単に図示している。また、図2(a)において電子基板124の背面にある第1の渡り電圧供給線126−1は位置関係が分かりやすいように電子基板124を透過して図示している。
直管部材121は、従来の蛍光照明灯に代替するパイプ状の部材であり、第1の口金122および第2の口金123の間にわたされた直管部材である。少なくとも照明面が透明プラスチックやガラスなどのパイプであり、一般的には円筒形となっている。
直管部材121の素材は、透明または半透明のポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂等の透明樹脂素材などであり、内部空間を備え、円筒パイプ状に形成されている。両端には第1の口金122および第2の口金123が設けられている。この構成例では、直管部材121の両端に取り付けられた第1の口金122および第2の口金123の間のLED照明具120の軸方向の長さは、既存の蛍光灯と同じ長さとなっている。
なお、この実施例1では直管型LED照明具を例とするためこのような直管部材121が設けられているが、LED照明具120としては直管部材121がない構造も可能である。
第1の接続部である第1の口金122および第2の接続部である第2の口金123は、この構成例では直管部材121の両端部に設けられた部材である。ここでは、左端に第1の口金122、右端に第2の口金123が設けられている。
第1の口金122と第2の口金123は、相互に機械的に接続でき、電気的にも通電可能に接続される接続構造を備えている。
図2に示した例では、第1の口金122に金属製の差し込みピン1221が設けられ、第2の口金123に金属製のピンホール1231が設けられ、両者が嵌合するサイズと形状(径、深さ)になっている。
第1の口金122の2本の差し込みピン1221、第2の口金123の2つの金属製のピンホール1231は従来の蛍光灯の口金の差し込みピンと従来の口金の金属製のピンホールと同様のサイズや形状でも良い。
また、第1の口金122と第2の口金123同士は嵌合することで機械的にも接続される。さらにその外側に防護カバーを設けて、例えば両者の接合部に螺合式のネジ構造を設けておき、螺合により簡単かつ強固に接続できる。人工栽培装置100の環境には水分や湿気も多いため、外側にカバーを設けることにより防水性を高めることができる。
図3および図4は、実施例1にかかる第1の口金122と第2の口金123の接続構造を簡単に示す図である。
図3に示した例は、第1の口金122と第2の口金123を直に当接させて接続する構造例である。第1の口金122には金属製の差し込みピン1221が設けられ、第2の口金123には金属製のピンホール1231が設けられ、両者が嵌合し合うことにより、電気的に通電可能に接続され、かつ、機械的にも接続され、両者が相互に姿勢が安定するともに電気的に通電される構造となっている。
図4に示した例は、第1の口金122と第2の口金123の間に間挿体128を間挿し、第1の口金122と間挿体128を当接させて接続し、間挿体128と第2の口金123を当接させて接続する構造例である。
図4の例では、図4(a)に示すように、第1の口金122と第2の口金123ともに同じ形状の例であり、第1の口金122には金属製の差し込みピン1221が設けられ、第2の口金123にも金属製の差し込みピン1232が設けられている。間挿体128は第1の口金122と第2の口金123の間に間挿されるものであり、図4(b)に示すように、間挿体128の一方の面には第1の口金122の金属製の差し込みピン1221と嵌合し合う金属製のピンホール1281が設けられ、他方の面には第2の口金123の金属製の差し込みピン1232と嵌合し合う金属製のピンホール1282が設けられた形状となっており、第1の口金122と第2の口金123の間を通電可能に接続するものとなっている。
図4(c)から図4(d)に示すように、第1の口金122と第2の口金123の間に間挿体128を挟み込み、両方から篏合することにより、第1の口金122と第2の口金123が機械的にも電気的にも接続される構造例となっている。
この例では上記のように、第1の接続部を第1の口金122とし、第2の接続部を第2の口金123として説明したが、口金形状ではなく両者が通電可能に嵌合できるものであれば多様な形状があり得るし、また、間挿体128が間挿される場合は、間挿体128の形状と第1の接続部の形状、間挿体128の形状と第2の接続部の形状が通電可能に嵌合し合うものであれば良い。
電子基板124は、LEDライン光源125および電圧制御回路が実装される基板である。この例では、図2に示すように、電子基板124は線状または帯状で長尺に形成され、直管部材121の全長にわたって設けられている。
LEDライン光源125は、直管部材121内の電子基板124に沿って多数のLEDチップがライン状に並べて実装された多数のLED(白色発光ダイオード)素子である。図2などに示すように、この構成例では、LEDライン光源125は直管部材121の正面(表面)側に30個のLED10が正面に光を照射するように実装されている。したがって、LEDライン光源125の正面側(表面側)が光照射面となる。
LED素子は、表面に白色LED素子の発光面、裏面に電極面が設けられたチップである。この例ではLED素子は表面実装型(SMD型)LED素子とする。視覚的には真白色に見える光を発光するものとする。
このLED素子が直線状に並べられ、LEDライン光源125が形成されている。例えば、30個のLED30が正面に光を照射するように実装される。
LED素子を制御する制御回路の詳しい説明は省略するが、外部から供給される電圧を受け、LEDライン光源125に必要な電力を供給するように制御するものである。
実施例1にかかる第1の渡り電圧供給線126−1は、LED照明具120の両端にある第1の口金122と第2の口金123との間を通電する金属線である。この例では電子基板124の裏面側に長さ方向に一気通貫に金属線が設けられており、スルーホールを介して電子基板124の表面側のLEDライン光源125に電力を供給できる構造となっている。実施例1の構成例では、この第1の渡り電圧供給線126−1を設けることにより、LED照明具120の第1の口金122から第2の口金123まで通電するものとなる。
このように、実施例1にかかる構成のLED照明具120を複数本直列に接続することにより、外部の電圧供給線−第1段のLED照明具120の第1の口金122−第1の渡り電圧供給線126−1−第2の口金123−第2段のLED照明具の第1の口金122−第1の渡り電圧供給線126−1−第2の口金123−・・・というように一気通貫の電圧供給路が確保され、各々のLED照明具120の内部において、当該第1の渡り電圧供給線126−1から接続線または電圧制御回路127を介して並列に電圧を引き込み、各々の各段のLEDライン光源125に供給される。つまり、電圧供給線をはしごの支柱と見立てると各々のLED照明具ははしごの踏桟となるようなはしご型になっている。
例えば、外部の電圧供給線から200Vの供給を受けると、直列に接続されている各々のLED照明具120内部のLEDライン光源125に対して200Vが印加され、各々のLED素子には3V程度の電圧が供給される。契約電力の違いや、国や地域で商用電圧が異なる場合、供給される電圧とLEDライン光源125のLED数などを勘案して設計すれば良い。
接続線または電圧制御回路127は、第1の渡り電圧供給線126−1からLEDライン光源125への電力供給を制御する回路である。もっとも簡単な構成は第1の渡り電圧供給線126−1からLEDライン光源125への電力引き込みの接続線である。電圧変動を防止するコンデンサを設けたり電圧安定化回路などを設けたりすることも可能であるが、外部から第1の渡り電圧供給線126−1に与えられる電圧が人工栽培装置100としてのLEDライン光源125に許容される範囲のものであれば、それ以上の精度の電圧制御は求められないので電力引き込み線で良い場合も多いと想定される。この例では、接続線127として、スルーホールを介して電子基板124の表面側のLEDライン光源125に接続されている。
次に、支持体140を説明する。支持体140は、LED照明具120を支持する部材である。
支持体140の形状、構造は限定されないが、LED照明具120の外表面の一部に沿う窪み形状または外表面に少なくとも2点以上当接する窪み形状を備え、LED照明具120を安定的に載置または係止するものであれば良い。この例では、LED照明具120が直管部材121を伴う直管型LED照明具であるので、支持体140の形状は、LED照明具120の直管部材121の外径に対応する形状の円弧状の窪み形状141、または、V字型状の窪み形状142であってLED照明具120の外面を2点で支持するものである。直管部材121が円筒とは異なる形状の場合や直管部材121自体が設けられていない構造の場合などであれば、支持体140は、直管型LED照明具120の外形のいずれかの形状の一部に沿って安定的に支持できる形状であれば良い。
図5および図6は、支持体140の形状例の断面形状の例を示す図である。多段構成の各々の人工栽培植物棚110の水平板フレーム113または容器部分114の底面に取り付けられており、LED照明具120を支持するものとなっている。
図5は、LED照明具120の外径に対応する形状の円弧状の窪み形状141を持つタイプのものである。支持体140は多段構成の各々の人工栽培植物棚110の底面から垂下されており、その内面に円弧状の窪み形状141が設けられている。この円弧状の窪み形状141の内径は、LED照明具120の外径に対応しており、LED照明具120を載置、係止すればLED照明具120を安定的に支持できる。
図6は、V字型状の窪み形状142であって、LED照明具120の外面を2点で支持するタイプのものである。支持体140は多段構成の各々の人工栽培植物棚110の底面から垂下されており、その内面がV字状の窪み形状142が設けられている。このV字状の窪み形状142は、LED照明具120を載置可能な大きさと角度となっており、LED照明具120を載置、係止すればLED照明具120を安定的に支持できる。
支持体140の配設方向、長さ、個数には様々なバリエーションがあり得る。
支持体140の配設方向については、この例では、LED照明具120同士を直列に接続する第1の構造パターンにかかるものであるので、人工栽培植物棚110の長さ方向の軸に対して支持体140の窪み形状141または窪み形状142の断面が垂直に設けられている。この配設方向であれば、LED照明具120が支持体140の窪み形状141または窪み形状142に収まれば、LED照明具120の長さ方向が人工栽培植物棚110の長さ方向と一致する。
なお、本実施例1は、LED照明具120同士を電気的に直列に接続されていれば良く、機械的な配列としては、かならずしもLED照明具120同士が一直線に並んでいる必要はなく、ジグザグ状屈曲していたり相互に相対的に角度が付いていたりしても良い。
支持体140の長さとしては、短い場合は、LED照明具120の長さに比べて短く、例えば、1つのLED照明具120に対して、数個の割合で支持体140が位置するように距離を開けて設けるものがある。図2に示した例では、1本のLED照明具120に対して、3つの支持体140が間隔を空けて配置されている例となっている。
支持体140の長さが長い場合は、多段構成の各々の人工栽培植物棚110に対して1つのみ取り付けられており、人工栽培植物棚110の長さに相当する長さ、つまり、人工栽培植物棚110の全長にわたって支持体140が設けられている。ただしこの場合、配設するLED照明具120の下面全体に支持体140が存在するため、支持体140が不透明なものであればLED照明具120の照明光を遮ってしまうため、支持体140は透光性のある素材とする必要となる。
次に、支持体140へのLED照明具120の取り付け方法について述べる。
支持体140の配設方向とLED照明具120の取り付け方法には少なくとも2通りのパターンがある。
第1の取り付け方法は、各々の支持体140の側方からLED照明具120を取り付ける方法である。
支持体140は図5および図6に示したように、側方の一部が解放された解放部を備えて一種のフック状になっており、側方からLED照明具120を投入することができる。そこで、第1の取り付け方法は、LED照明具120を、支持体140の側方から順に投入してLED照明具120を順々に接続してゆく取り付け方法である。
図7に示すように、LED照明具120を支持体140の側方から入れて載置、係止しつつ、先行しているLED照明具120の後端の第2の口金123に対して、後続する当段の先端の第1の口金122を図3に示すように嵌合させて接続し、LED照明具120をその長さ方向に直列につないでゆけば良い。その結果、LED照明具120を円弧状の窪み141またはV字状の窪み142の所定位置に収めることができる。
第2の取り付け方法は、LED照明具120を長さ方向から支持体140の正面方向から押し込んでゆき、LED照明具120を支持体140内を滑らせて次々と支持体140をくぐらせて取り付ける方法である。
図8は、第2の取り付け方法として、LED照明具120を、その長さ方向から順に支持体140に通し入れて支持させつつ押し込んで移動させ、次々と配設してゆく様子を示す図である。
図8に示すように、支持体140の正面方向(図8中、左端から右方向)からLED照明具120を次々と接続しながら押し入れてゆけば、支持体140の内部を摺動して通過でき、最終的に所定位置まで達すれば円弧状の窪み形状141またはV字状の窪み形状142に収めることができる。
ここで、支持体140へのLED照明具120の取り付けにおいて、隣接するLED照明具120同士の間で、第1の口金122と第2の口金123を接続することで取り付け状態が安定してゆく。
図8に示すように、LED照明具120の移動方向がLED照明具120の長さ方向となっていることが分かる。複数本のLED照明具120が直列に接続されて一体化したLED照明具120群が各々の支持体140をまたがるように押し込まれて移動することで配設される。
図8に示すように、取り付け作業時に作業員が、先行するLED照明具120の後端にある第2に口金123に対して後続の第1の口金122を嵌合させて接続して一体化し、まとめて一群として押し込んでゆき、図3に示すように、先に押し込んでいるLED照明具120の第1の口金122の金属製の差し込みピン1221に対して、次のLED照明具120の第2の口金123の金属製のピンホール1231に差し込みつつ、第1の口金122と第2の口金123を嵌合させて機械的にも接続した上で、押し込んで行けばよい。
このような簡単な取り付け作業のみで、所定本数のLED照明具120について、所定位置への取り付け工事、さらには電気配線工事まで完了することができる。
なお、先行しているLED照明具120が脱落しないように人工栽培棚110の端部にストッパーを設けることも可能である。一端からLED照明具120を押し込んでいく際に、不用意に他端まで移動して他端から脱落することを防止できる。
図9は、実施例1にかかるLED照明具120の電気的接続構成を簡単に示す図である。図9(a)に示した取り付け例に示すように、機械的には直列に隣接し合う第1の口金122と第2の口金123同士が相互に接続され、LED照明具120内部の渡り電圧供給線により通電すると、図9(b)に示すように電気的にも接続される。
図9(a)に示すように、第1の口金122と第2の口金123との接続によってガイドレールに配置した複数のLED照明具120が直列に並ぶが、図9(b)に示すように、第1の渡り電圧供給線126−1も直列に接続され、電圧が第1の渡り電圧供給線126−1から引き込み線である接続線127により並列に電圧を引き込まれLEDライン光源125に通電した状態とすることができる。
具体例としては、第1の口金122と第2の口金123同士の電気的な接続構造が、図3に示すように、一方が金属製の差し込みピン1221、他方が金属製のピンホール1231であり、両者の嵌合により接続にかかる箇所において通電可能に接続され、外部からの供給電圧は内部の第1の渡り電圧供給線126−1を通って次段のLED照明具120に順々に渡され、各々のLED照明具120に均等に200Vが印加され、内部のLEDライン光源125に引き込まれ、各々のLED素子に3V程度の電圧が印加される。
ここで、外部から第1の渡り電圧供給線126−1に供給される電力の電源は、本発明では特に限定はされず多様な電源が適用できる。定電圧源、定電流源でも良い。一般には定電圧源の方が回路構成が簡単な場合が多い。定電圧源とする場合、外部から商用電源を所定電圧(例えば200V)に調整したものを供給するものでも良い。なお、スイッチング電源を適用して均質な電圧を得るものでも良いが回路構成が複雑になる。本発明は人工栽培装置100であるので、小さな電圧の変動などは問題にならないケースが多く、外部の商用電源が200Vであればそのまま使用でき、外部の商用電源が100Vの場合はトランスの昇圧調整程度で200Vとすれば十分な場合も多い。また、本発明者が先行して出願しているPCT/JP2018/013206号のような電圧源でも適用可能である。
実施例2は、実施例1とは異なるバリエーションであり、LED照明具同士を並列に接続する第2の構造パターンのものである。LED照明具同士の接続方向がその長さ方向と直交する方向、つまり平行に並べられて接続されており、渡り電圧供給線は隣接し合うLED照明具の第1の口金122同士を接続し、また、隣接し合う第2の口金123同士を接続することにより並列接続し、供給された電力を隣接するLED照明具120に受け渡すものである。
実施例2にかかる本発明の人工栽培装置100aの例を示す。
実施例2の構成例にかかる人工栽培装置100aは、実施例1と同様、人工栽培植物棚110、LED照明具120a、支持体140を備えた構成となっている。
実施例1に示した構成と同様のものについてはここでの説明は適宜省略する。
図10は、実施例2にかかる人工栽培装置100a、特に、人工栽培植物棚110、LED照明具120aの配置関係を示す図である。
図10(a)は平面図、図10(b)は正面図、図10(c)側面図を示している。なお、LED照明具120aの細かい構造については図示していない。また、図10では支持体140については図示を省略している。また、図10(a)において位置関係が分かりやすいように水平フレームの下側にあるLED照明具120aを透過して図示している。
人工栽培植物棚110の構成は実施例1と同様で良くここでの説明は省略する。
実施例2では、LED照明具120a同士が並列に接続されている。LED照明具120a同士の配列は、かならずしも平行である必要はないが、この実施例2では、例えば、直管型LED照明具であり、人工栽培植物棚110の長さ方向に対してLED照明具120aの長さ方向が垂直方向に配置され、相互に平行に配列されている例として説明する。つまり、この実施例2では、LED照明具120aは実施例1に比べて90度ずれて配設されており、支持体140と直交するようにLED照明具120aが取り付けられており、LED照明具120aは機械的にそれぞれが平行に並べられ、電気的にはLED照明具120a同士が並列に接続されている例とする。
なお、この実施例2でも、LED照明具120aは直管型LED照明具の例とするが、実施例1で述べたように、LED照明具120aはかならずしも直管型LED照明具である必要はなく、多様なLED照明具に適用できる。
図11に示す構成例は、LED照明具120aは、直管部材121、第1の口金122、第2の口金123、電子基板124、LEDライン光源125、第2の渡り電圧供給線126−2、接続線または電圧制御回路127を備えたものである。
図11に示した上記構成において、直管部材121、第1の口金122、第2の口金123、電子基板124、LEDライン光源125は実施例1において示したものと同様で良くここでの説明は省略する。
実施例2のLED照明具120aにおいて、渡り電圧供給線126は、実施例1のLED照明具120の第1の渡り電圧供給線126−1のような内部を通貫するものではなく、第1の口金122および第2の口金123の側方外部に設けた第2の渡り電圧供給線126−2となっている。
第2の渡り電圧供給線126−2は、直管部材121や、第1の口金122および第2の口金123から側方に設けられた電気線コードであり、並列に並べられた各々のLED照明具120bの間を電気的に連結するコードである。
第2の渡り電圧供給線126−2、接続線または電圧制御回路127の電気的な構成については図14において後述する。
実施例2の支持体140は1つあたりのLED照明具120aに対して複数個設けられ、それぞれバランス良く両端近くに一体化して取り付けられている。支持体140の個数は限定されず、例えば、1つあたりのLED照明具120aに対して2個から4個程度設けられていても良い。
実施例2の構成におけるLED照明具120aの配設作業の概略を述べる。
図12は、実施例2のLED照明具120aを順に支持体140に載置または係止し、次々と配設してゆく様子を示す図である。
図12に示すように、LED照明具120aの配設方向がLED照明具120aの長さ方向とは直交となっていることが分かる。複数本のLED照明具120aを並列に配設される。
図12(b)に示すように、取り付け作業時に作業員が、LED照明具120aを1本ずつ直交するように支持体140に取り付けていけばよい。
実施例2では、取り付け作業の際、LED照明具120a同士は、機械的には直接接続はなく、所定の間隔を空けて並べられている。支持体140が人工植栽棚110の長さ方向に沿って所定の間隔をあけつつ設けられており、その支持体140に対してLED照明具120aを載置または係止し、次々と配設してゆけば良い。
図13は、実施例2の人工栽培装置100aにおける電気的配線を行う様子を示す図である。
電気的配線については、図13(a)から図13(b)に示すように、LED照明具120aの第1の口金122の第2の渡り電圧供給線126−2と、隣接するLED照明具120aの第1の口金122の第2の渡り電圧供給線126−2同士を接続し、また、LED照明具120aの第2の口金123の第2の渡り電圧供給線126−2と、隣接するLED照明具120aの第2の口金123の第2の渡り電圧供給線126−2同士を接続するという手順で接続していく。
図14は、実施例2にかかるLED照明具120aの電気的接続構成を示す図である。図14(a)に示した取り付け例のように、隣接し合う第1の口金122同士、第2の口金123同士が第2の渡り電圧供給線126−2を介して相互に接続されると、図14(b)に示すように、電圧供給路となる渡り電圧供給線である第2の渡り電圧供給線126−2同士は直列に接続される。つまり、図14(a)に示すように、第1の口金122の第2の渡り電圧供給線126−2同士、第2の口金123の第2の渡り電圧供給線同士の接続によって、外部から供給される電圧が共通の電圧線として図14(b)では水平に設けられることとなる。
図14(b)に示すように、第2の渡り電圧供給線126−2から引き込み線である接続線または電圧制御回路127により並列に電圧が引き込まれ、LEDライン光源125に通電した状態とすることができる。
外部からの供給電圧は、第2の渡り電圧供給線126−2を通って、次段のLED照明具120に順々に渡され、引き込み線である接続線または電圧制御回路127により並列につながった各々のLED照明具120に均等に200Vが印加され、内部のLEDライン光源125に引き込まれ、各々のLED素子に3V程度の電圧が印加される。
ここで、外部から第2の渡り電圧供給線126−2に供給される電力の電源は、実施例1と同様、本発明では特に限定はされず多様な電源が適用できる。定電圧源、定電流源でも良い。一般には定電圧源の方がその回路構成が簡単な場合が多い。定電圧源とする場合、外部から商用電源を所定電圧(例えば200V)に調整したものを供給するものでも良い。なお、スイッチング電源を適用して均質な電圧を得るものでも良いが回路構成が複雑になる。本発明は人工栽培装置100であるので、小さな電圧の変動などは問題にならないケースが多く、外部の商用電源が200Vであればそのまま使用でき、外部の商用電源が100Vの場合はトランスの昇圧調整程度で200Vとすれば十分な場合も多い。また、本発明者が先行して出願しているPCT/JP2018/013206号のような電圧源でも適用可能である。
このような簡単な取り付け作業のみで、複数本のLED照明具120aのすべてについて、所定位置への取り付け工事、さらには電気配線工事を完了することができる。
なお、本実施例2は、LED照明具120同士を電気的に並列に接続されていれば良く、機械的な配列としては、かならずしもLED照明具120同士が平行に並んでいる必要はなく、ジグザグ状に配列されていたり相互に相対的に角度が付いていたりしても良く、配列は多様なものが可能である。
本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
以上、本発明の好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本発明は、多様な植物種の植物工場に適用できる人工栽培装置として広く適用することができる。
100 LED照明具
110 人工栽培植物棚
120 LED照明具
121 直管部材
122 第1の口金
1221 金属製の差し込みピン
123 第2の口金
1231 金属製のピンホール
124 電子基板
125 LEDライン光源
126−1 第1の渡り電圧供給線
126−2 第2の渡り電圧供給線
127 接続線または電圧制御回路
140 支持体
141 円弧状の窪み形状
142 V字形状の窪み形状

Claims (9)

  1. 人工栽培する植物を収納する人工栽培植物棚と、
    第1の接続部と、第2の接続部と、前記第1の接続部および前記第2の接続部の間にわたされた電子基板と、前記電子基板に多数のLEDチップを取り付けたLEDライン光源と、前記第1の接続部と前記第2の接続部の間を渡すように電源電圧を供給する渡り電圧供給線と、前記渡り電圧供給線から前記LEDライン光源への電力供給を行う接続線または電圧制御回路を備えたLED照明具と、
    前記人工栽培植物棚に対向するように前記LED照明具を支持する支持体を備え、
    前記人工栽培植物棚に複数本の前記LED照明具を配列し、
    前記渡り電圧供給線が、配列した複数本の前記LED照明具の前記第1の接続部と前記第2の接続部を異種同士または同種同士を通電可能に接続できる接続構造を備え
    前記支持体が前記LED照明具の外表面に沿う窪み形状または外表面に少なくとも2点以上当接する窪み形状を備え、
    前記LED照明具の外形が、前記支持体の前記窪み構造に当接しつつ、その長さ方向から前記支持体に対して順に摺動できる形状であり、
    前記支持体および前記支持体を介して支持された前記直管型LED照明具をその長さ方向から順に前記窪み構造に沿って各々の前記直管型LED照明具を前記窪み構造内の各々の所定位置まで摺動させつつ、先行する前記LED照明具の前記第2の接続部に対して後続の前記LED照明具の前記第1の接続部を差し込んで接続してゆき、複数本の前記LED照明具を直列に順々に接続することにより、前記渡り電圧供給線同士を直列に通電し、各々の前記LEDライン照明具を配設する配設構造を備えていることを特徴とする人工栽培装置。
  2. 前記支持体の窪み形状が、前記人工栽培植物棚の長さ方向の軸に対して前記窪み形状の断面が垂直に設けられたことを特徴とする請求項に記載の人工栽培装置。
  3. 前記LED照明具同士の接続が直列であり、
    前記渡り電圧供給線が、前記第1の接続部を介して供給された電力を同じ前記LED照明具の内部を通って対向する前記第2の接続部まで受け渡す第1の渡り電圧供給線であり、隣接する前記LED照明具の前記第1の接続部と前記第2の接続部の間の通電と前記第1の渡り電圧供給線を介して、隣接し合う前記LED照明具同士を直列に通電できるものであり、
    先行する前記LED照明具の前記第2の接続部に対して後続の前記LED照明具の前記第1の接続部を差し込んで接続してゆき、複数本の前記LED照明具を直列に順々に接続することにより、前記第1の渡り電圧供給線同士を直列に通電し、各々の前記LEDライン光源が前記第1の渡り電圧供給線に対して並列に接続された構成で配設できることを特徴とする1または2に記載の人工栽培装置。
  4. 直列に接続された前記第1の接続部と前記第2の接続部との前記接続構造が、一方が金属製の差し込みピン、他方が金属製のピンホールであり、両者の嵌合により前記接続にかかる箇所において通電可能に接続されることを特徴とする請求項に記載の人工栽培装置。
  5. 直列に接続される前記第1の接続部と前記第2の接続部の間に間挿される間挿体であって、一方の面が前記第1の接続部と嵌合し合う形状であり、他方の面が前記第2の接続部と嵌合し合う形状であり、前記第1の接続部と前記第2の接続部の間を通電可能に接続することができるものであることを特徴とする請求項に記載の人工栽培装置。
  6. 前記LED照明具同士の接続が並列であり、
    前記渡り電圧供給線が、隣接する前記LED照明具の前記第1の接続部同士を接続し、また、隣接する前記第2の接続部同士を接続し、供給された電力を隣接する前記LED照明具に受け渡す第2の渡り電圧供給線であり、
    隣接する前記LED照明具の前記第1の接続部同士を接続し、また、前記第2の接続部同士を接続し、複数本の前記LED照明具を並列に接続することにより、前記第2の渡り電圧供給線に対して各々の前記LEDライン光源が並列に接続された構成で配設できることを特徴とする請求項1または2に記載の人工栽培装置。
  7. 前記第2の渡り電圧供給線が、複数個の前記LED照明具の間で隣接し合う前記第1の接続部同士を通電可能に並列に接続し、前記第2の接続部同士を通電可能に並列に接続するものであり、前記接続線または電圧制御回路を介して、各々の前記LEDライン光源が前記第2の渡り電圧供給線に対して並列に接続された構成で配設されていることを特徴とする請求項6に記載の人工栽培装置。
  8. 前記人工栽培植物棚が多段構成となっていることを特徴とする請求項1からに記載の人工栽培装置。
  9. 人工栽培する植物を収納する人工栽培植物棚と、
    第1の接続部と、第2の接続部と、前記第1の接続部および前記第2の接続部の間にわたされた電子基板と、前記電子基板に多数のLEDチップを取り付けたLEDライン光源と、前記第1の接続部と前記第2の接続部の間を渡すように電源電圧を供給する渡り電圧供給線と、前記渡り電圧供給線から前記LEDライン光源への電力供給を行う接続線または電圧制御回路を備えたLED照明具と、
    前記支持体が前記LED照明具の外表面に沿う窪み形状または外表面に少なくとも2点以上当接する窪み形状を備え、
    前記LED照明具の外形が、前記支持体の前記窪み構造に当接しつつ、その長さ方向から前記支持体に対して順に摺動できる形状であり、
    前記人工栽培植物棚に対向するように前記LED照明具を支持する支持体を備えた人工栽培装置において、
    前記人工栽培植物棚に対する前記直管型LED照明具の配設作業において、前記支持体および前記支持体を介して支持された前記直管型LED照明具をその長さ方向から順に前記窪み構造に沿って移動させることにより、各々の前記直管型LED照明具を前記窪み構造内の各々の所定位置まで移動させ、先行する前記LED照明具の前記第2の接続部に対して後続の前記LED照明具の前記第1の接続部を差し込んで接続してゆき、複数本の前記LED照明具を直列に順々に接続することにより、前記渡り電圧供給線同士を直列に通電させることにより、前記人工栽培植物棚に複数本の前記LED照明具を配列し、
    前記渡り電圧供給線を、配列した複数本の前記LED照明具の前記第1の接続部と前記第2の接続部を異種同士または同種同士を通電可能に接続できる接続構造とし、前記渡り電圧供給線により、配列した複数本の前記LED照明具の前記第1の接続部と前記第2の接続部を異種同士または同種同士を通電することを特徴とする人工栽培装置のLED照明具の通電方法。
JP2020525111A 2018-06-19 2018-06-19 人工栽培装置および人工栽培装置のled照明具の通電方法 Active JP6970471B2 (ja)

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