JP6968679B2 - リモコン - Google Patents

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本発明は、給湯機等の住宅設備機器を制御するリモコンに関するものである。
従来より、特許文献1のような給湯機のリモコンは、各種スイッチが設けられており、各種スイッチにより設定された情報や、リモコンと有線もしくは無線で接続された給湯機本体から送信された情報を表示する表示部が備えられていた。
また、例えば図8のようなリモコン101には、赤白緑のモニタランプ102と、モニタランプ102を複数もしくは1つを有するエリア103と、エリア103を一直線に複数並べて、複数のエリア103を覆うカバー104とで構成されたモニタ表示バー105が設けられていた。そして、このモニタ表示バー105の発光色や発光パターンからモニタ情報を報知するようなものが知られている。
特開2010−239476号公報(図4)
しかし、モニタ情報の報知内容に応じて複数の色を複数の領域で発光させるモニタ表示バーである場合、モニタランプ102の数がエリア103毎に異なるように配置すると、単色のエリア103や複数の色のエリア103を有することになり、同色同士の距離がバラバラになって配列バランスが崩れ、遠目ではモニタランプ102同士が繋がって見えたり、モニタランプ102の発光数で時間を計測している場合では目視で時間を確認しづらいなどの懸念があり、美観性も損なってしまうという恐れがあった。
本発明は上記課題を解決するため、リモコンには、発光体であるモニタランプの点灯及び消灯を繰り返してモニタ情報を報知するモニタ表示バーが設けられており、前記モニタ表示バーは、複数の色もしくは1つの色の前記モニタランプを有したエリアと、前記エリアを複数連続して一列に並べたものを覆うカバーとを備え、少なくとも各前記エリアに1つは前記モニタランプを有しており、前記1つのエリアの中心から等しくオフセットした位置に同色の前記モニタランプを配置し、更に前記エリアに他色の前記モニタランプを配置し、前記同色のモニタランプから等しくオフセットした位置に前記他色のモニタランプを配置されているようにした。
また、前記カバーは半透明の拡散素材で構成された。
このように本発明によれば、異なるエリアに有した同色のモニタランプの距離を等しくすることで同色同士の距離がバラバラになり配列バランスが崩れてしまうのを防止して視認性が向上すると共に、規則正しい配列により美観性が向上する。
この発明の第1の実施例の概略説明図 この発明の風呂リモコンの正面図 この発明の台所リモコンの正面図 この発明のモニタ表示バーの拡大詳細図 この発明の入室判定及び入浴判定のフロー図 この発明の入浴判定後の見まもり運転のフロー図 この発明のモニタ表示バーの発光パターンを表す図 従来のモニタ表示バーの拡大詳細図
本発明の住宅設備機器のリモコンの第1実施例を図1に基づいて説明する。
1は給湯機本体等の住宅設備機器、2は屋内の浴室、3は浴室2内に設けられた住宅設備機器の浴室リモコン、4は風呂リモコンの制御を行っている風呂マイコン、5は浴室外に設けられた台所リモコン、6は台所リモコンの制御を行っている台所マイコン、7は住宅設備機器の本体制御装置、8は本体制御装置5と浴室リモコン3のマイコン4と台所リモコン5のマイコン6を通信可能に接続する通信ケーブル、9は住宅設備機器1と浴室2内の浴槽とをつなぐ浴槽配管である。
10は湯水の水圧から浴槽内の水位を検出する水位センサであり、具体的に本体制御装置7は人が浴槽内に入浴または浴槽外に出たときの出浴で生じる圧力変化を水位センサ10で検出し、検出結果に基づいて、浴槽に人が入浴したのか、または、浴槽から人が出浴したのかを判定している。
次に浴室リモコン3の詳しい説明を図2に基づいて説明する。
11は後述する風呂自動運転を開始させる風呂自動スイッチ、12は台所リモコン5と有線あるいは無線で通信をして、会話することができる通話スイッチ、13はその他追い焚き運転や浴室優先等を指示する各種スイッチ、14はスイッチの操作内容や給湯機の動作状態を表示するモニター等の表示部、15は浴室内における人の有無を検出する人感センサである。
人感センサ15は、検出エリア内の熱源の温度変化量を検出する焦電センサであり、浴室に人がいることを検出する。具体的には、人感センサ15は、人が移動したときや手足などを動かすことによる検出エリアの温度変化を検出することにより、浴室内に人が在室しているか否かを検出するものであり、人感センサ15の検出結果に基づいて、制御装置7で浴室内への入室と浴室外への退室との判定を行う。また、人が移動したときや手足などを動かすことによる検出エリアの温度変化を検出しているので、入室判定だけでなく人の動き判定を行うこともできる。
16はLED(発光ダイオード)等により形成された発光体を用いて、スイッチの点灯及び点滅、消灯を行うことができるスイッチランプである。これによりリモコンからはなれて表示部14が見えない位置からでもランプの光で確認することで、在室判断や運転状況をスイッチランプであり、それぞれのスイッチごとに、スイッチ操作がされて、オン動作になったときにはスイッチランプ16の点灯(又は点滅)表示が行われ、オフ動作になったときにはスイッチランプ16は消灯されるように構成されている。
17はリモコンの表示部14の下に水平に設け、LED(発光ダイオード)等を複数連続して一列に並べて設けたモニタ表示バーである。
次に台所リモコン5の詳しい説明を図3に基づいて説明する。
17は後述する風呂自動運転を開始させる風呂自動スイッチ、18は台所リモコン5と有線あるいは無線で通信をして、会話することができる通話スイッチ、19はその他追い焚き運転や浴室優先等を指示する各種スイッチ、20はスイッチの操作内容や給湯機の動作状態を表示するモニター等の表示手段、21はスイッチランプ、22はモニタ表示バーである。
台所リモコン5の説明は、風呂リモコン3で説明した名称と同じ名称の機具である場合は説明を省略する。
次に、モニタ表示バー23を図4に基づいて詳しく説明する(この図7では台所リモコン5を用いて説明するが、風呂リモコン3のモニタ表示バー17も同様の構成である)。
モニタ表示バー23は、モニタ表示バー23の全体を覆う半透明のカバー24と、発光体であるモニタランプ25(発光ダイオード)と、モニタランプ25を複数の色もしくは一色を有したエリア26とを備え、このエリア26を複数連続して一列に並べてカバー24で覆うことで構成されている。このそれぞれのモニタランプ25が別々に点灯もしくは点滅、消灯が行えるものである(ここでは5つのエリア26を連続して一列に並べてカバー24で覆うことでモニタ表示バー17としている)。
また、モニタランプ25の発光色も複数の色(例えば白、緑、赤)を使い分けることで、用途に応じた報知を行うことができる。さらに設定された時間毎(例えば10分刻み)に応じて、点灯と消灯を切り替えることで、残り時間の報知や使用経過時間の報知、貯湯タンクの残湯量に応じたシャワーの可能時間の報知も行うことができる。
また、半透明のカバー24は透過性のある拡散素材であり、モニタランプ25の発光を受けると光が拡散するように見えるので、モニタランプ25が真ん中からずれても1つのエリア26に光が広がって見え、視認性に影響なく使用できる。
また、本体制御装置7には、人感センサ15の検出結果に応じて人が浴室内に入室したのか、人が浴室外に退出したのかを判定すると共に、人が浴室内で動いているかを判定する動き判定手段27と、水位センサ10の検出結果に応じて人が風呂に入浴したのか、風呂から出浴したのかを判定する入浴判定手段28と、後述する見まもり運転の設定がされている場合、入浴判定手段24が入浴と判定してからの時間を計測すると共に、予め設定された入浴に適した時間である設定入浴時間(ここでは10分)経過後に、人の動きが検出されていない継続時間を計測するタイマー手段29を設けている。
次に図5のフローチャートに基づいて入室判定と入浴判定について説明する。
まず、湯張り運転が完了したあと、本体制御装置7は、人感センサ15が浴室内に人の動きを検出し、人感センサ15の検出結果に基づいて動き判定手段27が入室ありと判定すると(S1がYes)、本体制御装置7は、入室フラグ:F1=1と記憶する(S2)。
そのまま、入浴判定手段28が入浴と判定せずに、動き判定手段27が浴室から人が退室したと判定すると(S3がYes)、本体制御装置7は、入室フラグ:F1=0と記憶する(S4)。
また、動き判定手段27が退室と判定せずに(S3がNo)、本体制御装置7が入浴と判定すると(S5がYes)、本体制御装置7は、入室フラグ:F1=1かつ入浴フラグ:F2=1と記憶する(S6)。
そして、入浴判定手段28が出浴と判定すると(S7がYes)、本体制御装置7は、入浴フラグ:F2=0と記憶する(S8)。
その後、動き判定手段27が浴室から人が退室したと判定すると(S9がYes)本体制御装置7は入室フラグ:F1=0かつ入浴フラグ:F2=0と記憶し(S10)、S1へ戻る。そして、同様の動作を繰り返す。この繰り返し動作は、湯張り完了後から所定期間(ここでは3時間)の間または風呂リモコン3および台所リモコン5の電源が切られるまで継続する。
次に、入浴判定を行ってからの出浴判定を行うまでに発生する入浴事故を防ぐための見まもり運転について図6のフローチャートに基づいて説明する。
入浴判定手段28は、水位センサ10の検出結果から入浴したと判定されると、タイマー手段29によるカウントを開始し(S11)、設定入浴時間(ここでは10分)が経過した場合は(S13がYes)、本体制御装置7は風呂リモコン3に内蔵されたスピーカ及び表示部14で、出浴を促す報知を行う(S14)。
また、設定入浴時間が経過する前に、水位センサ10の検出結果から出浴したと判定がされた場合は(S12がYes)、タイマーカウントを終了する(S15)。
さらに、出浴を促す報知後、人感センサ15で浴室内の動きが検知されない場合(S16がYes)、タイマー手段29は危険報知カウントを開始する(S17)。
そして、人感センサ15で浴室内の動きが検知されない時間が続き、危険報知カウントが所定危険報知時間(ここでは3分)に達したら(S18)、危険報知を行う(S19)。
また、人感センサ15で浴室内の動きが検知された場合は(S16がNo)、その人の動きは出浴したのか浴槽内で身体が動いただけなのかを水位センサ10で水位差を検出し、入浴判定手段28で判定する(S20)。
判定の結果、入浴判定手段28が出浴したと判定すると(S20がYes)、危険報知タイマーを終了して(S22)、見まもり運転を完了する。
また、出浴ではなく、浴槽内で身体を動かしただけであれば(S20がNo)、危険報知カウントを一度リセットして(S21)、S16に戻る。
また、この危険報知の繰り返し動作を入浴した人が出浴するか、見まもり運転の設定をOFFにするまで継続する。
次に、見まもり運転時のモニタ表示バー17及び23の発光パターンについて図7に基づいて詳しく説明する。
モニタランプ25をそれぞれ有した5つのエリア26を一直線に並べたモニタ表示バー17及び23である場合、浴室内に人が入室したことを動き判定手段27で判定すると、モニタ表示バー17及び23の中央のエリア26のモニタランプ25が点灯し、図6のA群のようになり、リモコン付近にいる人に報知を行うことで浴室内に人が入室したことを知ることができる。
その後、入浴判定手段28が入浴したと判定すると、モニタ表示バー17及び23の中央の両隣のエリア26のモニタランプ25が点灯し、図6のB群のようになり、リモコン付近にいる人に報知を行うことで浴槽内に人が入浴したことを知ることができる。
このとき、設定入浴時間を5本分として2分おきに左から徐々に点灯していくような構成でもよく、この構成によれば、入浴中に風呂リモコン3のモニタ表示バー17及び23の目盛りをみることで、残りの入浴時間を正確に知ることができる。
そして、設定入浴時間に達すると、風呂リモコン4のモニタ表示バー17及び23の全てのエリア26が一斉に同じ間隔で点滅し、図6のC群のようになり、少なくとも一定時間この報知を続けることで、入浴している人に設定入浴時間に達したことをわかりやすく報知することができる。
さらに、一定時間経過しても入浴中の人に動きがないことをカウントするタイマー手段29が、所定危険報知時間(ここでは3分)に達すると、図6のD群のようにモニタ表示バー17及び23の右端のエリア26と左端のエリア26を点滅させることで、台所リモコン5の危険報知を視認した人がすぐに浴室2に出向き、溺死や心臓麻痺等の入浴事故にいち早く気づくことができるので、正確な入浴事故防止を行うことができる。
次に、見まもり運転時のモニタ表示バー17及び23のモニタランプ25の配列について図4に基づいて詳しく説明する。図4の(a)はモニタランプ25を1つのエリア26に2:1:2:1:2の配列で配置したものあり、図4の(b)はモニタランプ25を1つのエリア26に3:2:3:2:3の配列で配置したものである。
図4の(a)はエリア26毎にモニタランプ25を、赤、緑:緑:白、緑:緑:赤、緑と配列した場合、赤色LEDと白色LEDは配列によって同色の距離がことなることはないが、緑色LEDは配置によって同色の距離が異なってしまうので、エリア26毎の緑色LED同士の距離を等しくしている。
このように、詳しくは、緑色LEDのみが配置されているエリア26では、緑色LEDを中心よりも右にオフセットし、2色配置されているエリア26の緑色LEDの位置と同じようにオフセットすることで、エリア26毎の緑色LED同士の距離を等しくしている。
また、図4の(b)はエリア26毎にモニタランプ25を、赤、白、緑:赤、緑:赤、白、緑:赤、緑:赤、白、緑と配列した場合、白色LEDは配列によって同色の距離が離れてしまうことはないが、緑色LEDはエリア29毎の緑色LED同士の距離と、赤色LEDはエリア29毎の赤色LED同士の距離を等しくしている。
具体的には、エリア29毎に配置したモニタランプ25の数が異なる場合でも、エリア26aのように赤色LED、緑色LEDの距離と、エリア26bの赤色LED、緑色LEDの距離とがそれぞれのエリア26に配置された同色のモニタランプが同じ距離になるようにエリア26の中心からオフセットして配置する。
また、モニタランプ25の配置方法として、緑色LEDはエリア26の中心から一定の距離で、一定の方向にオフセットさせ、さらに、緑色LEDから赤色LED及び白色LEDをそれぞれ色毎に等しい距離でオフセットするという方法がある。
このように、異なるエリア29に有した同色のモニタランプ25の距離を等しくすることで同色同士の距離がバラバラになり配列バランスが崩れてしまうのを防止して視認性が向上すると共に、規則正しい配列により美観性が向上する。
なお、本発明は実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で改変することを妨げるものではなく、例えば、スイッチランプ16及び22やモニタ表示バー17及び23による発光色を増やすことで、より細かな報知を行うことができる。また、見まもり運転の危険報知のときに危険性を表現する赤色の発光色を使用することで、赤色の発光色を視認した人が緊急であることを理解しやすくすることができる。
また、点滅や点灯など、設定入浴時間や所定危険報知時間などを実施例で記載していることに限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で改変することを妨げるものではく、適宜変更できるものである。
1 住宅設備機器
2 浴室
3 風呂リモコン
5 台所リモコン
17 モニタ表示バー
23 モニタ表示バー
24 カバー
25 モニタランプ
26 エリア

Claims (2)

  1. リモコンには、発光体であるモニタランプの点灯及び消灯を繰り返してモニタ情報を報知するモニタ表示バーが設けられており、前記モニタ表示バーは、複数の色もしくは1つの色の前記モニタランプを有したエリアと、前記エリアを複数連続して一列に並べたものを覆うカバーとを備え、少なくとも各前記エリアに1つは前記モニタランプを有しており、前記1つのエリアの中心から等しくオフセットした位置に同色の前記モニタランプを配置し、更に前記エリアに他色の前記モニタランプを配置し、前記同色のモニタランプから等しくオフセットした位置に前記他色のモニタランプを配置されているようにしたことを特徴とするリモコン。
  2. 前記カバーは半透明の拡散素材で構成されたことを特徴とする請求項1記載のリモコン。
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