JP6968607B2 - シンクロナイザーリング - Google Patents

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Description

本発明は、径方向外側に延びるインデキシングドッグと芯出し面とが形成される本体を有するシンクロナイザーリングに関する。
シンクロナイザーリングは、変速機の同期装置の一部であり、シャフトと選択されるべきギアホイールとの間の速度差を補償するために使用される。シンクロナイザーリングに加えて、同期装置は、摺動スリーブ、スリーブキャリア、及び、ギアホイール又は自由に回転するホイールなどの更なる構成要素を有することができる。
対象のタイプのシンクロナイザーリングは、独国特許出願公開第10 2005 035 941号明細書から知られている。好ましい製造方法によれば、シンクロナイザーリングは、鍛造及び/又は熱間ソリッドブランク成形によって黄銅合金から製造される。
図1は、径方向外側に延びるインデキシングドッグ3及び芯出し面4が形成される本体2を有する従来のシンクロナイザーリング1を示す。加えて、シンクロナイザーリング1は、外周に沿って配置される径方向外側に延びるブロッキング歯5と、内側環状円錐面6とを備える。図1では、インデキシングドッグ3が中実形態を成すとともに、芯出し面4が全周に沿って延びることが分かる。この種の従来のシンクロナイザーリングは、比較的質量が大きい。
したがって、本発明の基本的な目的は、質量がより小さいシンクロナイザーリングを特定することである。
この目的を達成するために、本発明によれば、冒頭で述べたタイプのシンクロナイザーリングの場合、少なくとも1つのインデキシングドッグが、周方向に面するストッパ面から離間した位置に凹部を有する、及び/又は、少なくとも1つの芯出し面が周方向で所定の部分のみにわたって延びるとともに、周方向で前記部分に隣接する領域が芯出し面よりも小さい直径を有するようにする。
本発明は、シンクロナイザーリングの質量を2つの手段によってかなり減らすことができると認識しており、その場合、その手段を別々に又は一緒に設けることができる。インデキシングドッグに関しては、インデキシングドッグが本質的に周方向で作用する力によって影響されることからこれらの中実体を形成する必要がないことが分かってきた。したがって、インデキシングドッグに凹部を設けることによって材料の相当な節約を達成することがかなり想定し得る。
芯出し面に関しては、全周に沿って又は全てのインデキシングドッグ間でこれらを形成する必要がないことが分かってきた。それどころか、芯出し面が周方向で所定の部分のみにわたって延びれば十分であり、その場合、周方向で前記部分に隣接する領域は、芯出し面よりも小さい直径を有する。この手段によっても、かなりの質量を節約することができる。本発明に係るシンクロナイザーリングは、従来のシンクロナイザーリングと同じ機能を有する。機能するために必要でない又は必要とされない位置でのみ材料が節約される。
本発明に係るシンクロナイザーリングの場合、全てのインデキシングドッグが、周方向に面するストッパ面から離間した位置に凹部を有する、及び/又は、全ての芯出し面が周方向で所定の部分のみにわたって延びるとともに、周方向で前記部分に隣接する領域が芯出し面よりも小さい直径を有するようにすることが好ましい。この手段により、本発明に係るシンクロナイザーリングは、バランスの取れた質量分布を有する。
インデキシングドッグの凹部に関しては、本発明にしたがって、前記凹部がU字形の形態又は直方体の形態を成す、或いは、円形のポケットとして又は球状ポケットとして又は長方形又は不等辺四辺形のポケットとして形成されることが好ましい。そのような幾何学的形態は、この目的のために複雑で高価な工具を必要とすることなく比較的簡単に製造できる。したがって、本発明は、製造工具の僅かな変更だけで済むため、比較的少ない経費で実施可能である。
凹部がインデキシングドッグの中央に配置されることも本発明の範囲内である。したがって、インデキシングドッグの凹部が対称的に配置されることが好ましい。しかしながら、特定の変速機における応力は非対称であり得る(例えば、最高ギアが1つの回転方向でのみ選択される場合)ため、凹部の非対称形態によって材料の更なる節約を達成できる。
図3、図4、及び、図5に示されるように、インデキシングドッグの凹部は、その形状又は配置にかかわらず、最後まで突き抜けるように、すなわち、ブロッキング歯18を支持するスカート及びインデキシングドッグ9の両方に凹部を形成するように設計され得る。しかしながら、図2に示されるように、凹部がインデキシングドッグ9のみに形成されてブロッキング歯18を支持するスカートに形成されないことも想定し得る。
芯出し面に関しては、芯出し面が周方向で1mm〜40mmの距離にわたって(120mmの直径を有するシンクロナイザーリングの場合)又は1mm〜15mmの距離にわたって(45mmの直径を有するシンクロナイザーリングの場合)延びれば十分である。これは、シンクロナイザーリングの中心に対する周方向の1°〜40°の角度にほぼ相当する。従来技術では、対照的に、例えば3つのインデキシングドッグが設けられる場合、芯出し面が約120°にわたって延びる。このように、最大で40°の角度範囲までの周方向の芯出し面の長さの本発明にしたがって想定される減少により、材料のかなりの節約を達成することができ、それにより、製造される本発明に係るシンクロナイザーリングの製造コスト及び質量の両方が減少される。
本発明の特に好ましい実施形態は、インデキシングドッグの両側に配置される2つの芯出し面が各インデキシングドッグに割り当てられることを想定する。
本発明に係るシンクロナイザーリングが3個、6個、又は、9個の芯出し面を有する場合には、特に信頼できる機能が確保される。本発明に係るシンクロナイザーリングは好ましくは3つのインデキシングドッグを有する。
芯出し面が芯出しドッグ上に形成されることが好ましく、すなわち、芯出しドッグは、インデキシングドッグと同様の形状を有するとともに、径方向外側に延びる。
本発明に係るシンクロナイザーリングの場合には、前記シンクロナイザーリングが等間隔で配置される径方向に延びるブロッキング歯をその外周に有し、外周の少なくとも1つの部分がブロッキング歯を有しないようにすることが特に有利である。本発明との関連では、驚くべきことに、ブロッキング歯を全周に沿って形成する必要がないことが分かってきた。それどころか、ブロッキング歯を全く有しない1つ以上の部分を設けることができる。ブロッキング歯を全く有しない複数の部分は、周方向に等間隔で分布される態様で配置されることが好ましい。
本発明によれば、ブロッキング歯を全く有しない外周の部分の領域に径方向外側に延びる厚肉材料部が形成されることが好ましい。厚肉材料部は、ブロッキング歯を全く有しない部分がブロッキング歯を有する領域と少なくともほぼ同じ剛性を有するという効果をもつ。したがって、ブロッキング歯が存在しない部分でさえ、従来のシンクロナイザーリングと少なくともほぼ同じ剛性を有し、それにより、信頼できる機能が確保される。径方向外側に延びる厚肉材料部は、芯出しドッグも配置される本体の外表面上に形成されることが好ましい。
本発明に係るシンクロナイザーリングの場合には、それが芯出しドッグの端面に形成される斜面又は丸みを有する或いはR部を有するという事実によって材料の更なる節約が達成され得る。この領域が信頼できる機能のために絶対に必要とされるわけではないことが分かってきており、したがって、断面の減少によって材料の更なる節約が可能である。これに関連して、本発明に係るシンクロナイザーリングの場合には、斜面が1°〜70°の角度を端面と成すことが好ましい。
それに代えて又は加えて、本発明に係るシンクロナイザーリングの場合には、端面の外縁が外周の面取り又は丸み又はR部を有するようにすることができる。面取り、丸み、又は、R部は、より小さい円錐直径を有するシンクロナイザーリングの側に位置される。
本発明に係るシンクロナイザーリングは、黄銅合金から鍛造されることが好ましい。しかしながら、本発明に係るシンクロナイザーリングは、鋼から鍛造することもでき、又は、粉末冶金法を含む方法によって製造することもできる。
以下、図面に関連する例示的な実施形態を用いて、本発明を更に詳しく説明する。図面は概略図である。
従来のシンクロナイザーリングの斜視図を示す。 本発明に係るシンクロナイザーリングの第1の例示的な実施形態を斜視図で示す。 本発明に係るシンクロナイザーリングの第2の例示的な実施形態を斜視図で示す。 本発明に係るシンクロナイザーリングの第3の例示的な実施形態を斜視図で示す。 図4に示されるシンクロナイザーリングの平面図を示す。 図5に示されるシンクロナイザーリングの線VI−VIに沿う断面を示す。 芯出し面10を有する芯出しドッグ16に焦点を当てた図5の詳細を示す。 芯出しドッグ16の形状の第1の代替例を示す。 芯出しドッグ16の形状の第2の代替例を示す。 芯出しドッグ16の形状の第3の代替例を示す。 芯出しドッグ16の形状の第4の代替例を示す。 芯出しドッグ16の形状の第5の代替例を示す。
図2に示されるシンクロナイザーリング7は本体8を備え、この本体8上には、径方向外側に延びるインデキシングドッグ9と芯出し面10とが形成される。図2において分かるように、シンクロナイザーリング7は、外周上にわたって等間隔に配置される全部で3つのインデキシングドッグ9と、全部で6つの芯出し面10とを有する。各インデキシングドッグ9は、周方向に面する2つのストッパ面11,12を有する。それぞれのインデキシングドッグ9は、そこから離間した2つのストッパ面11,12間の位置に、略U字形の形態の凹部13を有する。これは、凹部13の領域がインデキシングドッグ9の機能においていかなる役割も果たさないという考察に基づく。従来のインデキシングドッグ、例えば図1に示されるインデキシングドッグ3は、略直方体の形態を成すが、インデキシングドッグ9はU字形の凹部13を有し、この凹部によってシンクロナイザーリング7の機能性が影響されない。インデキシングドッグ9の機能にとって重要な要素は、前記ドッグが2つのストッパ面11,12を有するのに対して、凹部13の領域が必要とされないことであり、したがって、この位置で材料を節約できることが分かってきた。3つのインデキシングドッグ9の全てが対応する凹部を有するため、材料の節約は相当なものである。
シンクロナイザーリング7は6つの芯出し面10を有し、これらの芯出し面10は従前の芯出し面から径方向外側に延びる。円柱の側面の形態を成すこの芯出し面の直径は、図1の芯出し面4の直径と一致する。しかしながら、芯出し面10は、所定の角度範囲にわたってのみ、例えば10°にわたって延びる。周方向で芯出し面10に隣接する領域は、より小さい直径を有する。この例示的な実施形態では、芯出し面10が領域14,15によって隣接される。
図2では、芯出し面10が芯出しドッグ16の外側で径方向に配置されるのが分かる。図1に示される従来のシンクロナイザーリング1から出発して、このように芯出し面10のみが「芯出し直径」まで延びるが、隣接する領域14,15はより小さい直径を有する。したがって、これは、シンクロナイザーリング7の機能に悪影響を及ぼすことなく材料のかなりの節約をもたらす。芯出しドッグ16の全部で6つの芯出し面10は、芯出しのための機能的な面を形成する。
また、インデキシングドッグのみに凹部が設けられ、又は、芯出しドッグに形成される芯出し面と直径が減少された領域とだけが存在する変形実施形態を考え出すこともできる。
図3は、第2の例示的な実施形態に係るシンクロナイザーリング17を示し、このシンクロナイザーリング17は本体8とインデキシングドッグ9とを有し、これらのインデキシングドッグ9の中央に凹部13が配置される。図2に示される第1の例示的な実施形態に対応する態様で、シンクロナイザーリング17も同様に芯出し面10を有する芯出しドッグ16を有する。この点で、シンクロナイザーリング7,17は一致する。加えて、シンクロナイザーリング17は、外周で径方向に延びるその等間隔に配置されたブロッキング歯18の領域に、ブロッキング歯18を全く有しない複数の隙間形成部分19を有する。したがって、シンクロナイザーリング17の外周に配置されるブロッキング歯18は、そのようなブロッキング歯18が形成されない部分19の形態を成す隙間を有する。図示の例示的な実施形態では、インデキシングドッグ9が形成される周方向位置のそれぞれに隙間として形成される部分19が存在する。ブロッキング歯18の不存在に起因する部分19の剛性の低下はインデキシングドッグ9によって補償され、その結果、シンクロナイザーリング17全体の剛性は、生じる負荷にとって適切である。部分19の領域でのブロッキング歯18の不存在は、シンクロナイザーリング17の質量を更に減少させる。図3は、シンクロナイザーリング17がインデキシングドッグ9の数に対応して全部で3つの隙間として形成されるそのような部分19を有することを示す。
図4及び図5は、シンクロナイザーリング20の他の例示的な実施形態を示し、この場合、図4は斜視図であり、図5は平面図である。シンクロナイザーリング20は、シンクロナイザーリング17の特徴及び構成要素の全てを有する。特に、このシンクロナイザーリングは、凹部13を有するインデキシングドッグ9と、芯出し面10を有する芯出しドッグ16と、周方向に配置されるブロッキング歯18の隙間として形成される部分19とを有する。シンクロナイザーリング20は、インデキシングドッグ9の領域に配置される隙間として形成される3つの部分19に加えて、2つのインデキシングドッグ9間の中央に、包囲するブロッキング歯18の領域に隙間として形成される3つの更なる部分21を有する。周方向の同じ位置に、本体8はいずれの場合にも厚肉材料部22を有し、この厚肉材料部22の範囲は、周方向で、隙間を形成する部分21の長さとほぼ一致する。しかしながら、径方向において、略直方体の形態を成す又は曲がったセグメントとして形成される厚肉材料部22は、芯出し面10により規定される芯出し直径よりも小さい直径を有する。したがって、厚肉材料部22は、芯出しドッグ16の芯出し面10とは異なり、芯出しプロセスに関与しない。厚肉材料部22は、部分21におけるブロッキング歯18の不存在に起因する剛性の低下を補償する役目を果たすにすぎない。したがって、シンクロナイザーリング20は、図1に示される従来のシンクロナイザーリング1の剛性に相当する剛性をその外周にわたって有する。しかしながら、隙間を形成する部分21は、厚肉材料部22にもかかわらず、シンクロナイザーリング20の質量の減少をもたらす。図4及び図5では、外周にわたって配設される全部で3つの厚肉材料部22が存在するのが分かる。
図6は、図5の線VI−VIに沿う断面図である。図6においては、図示の例示的な実施形態ではその角度αが約20°である斜面23が芯出しドッグ16の領域でシンクロナイザーリングの端面25(軸方向面)に形成されるのが分かる。一般に、角度αは1°〜70°とすることができる。これにより質量が更に減少する。また、端面25又は斜面23の内縁及び/又は外縁は、シンクロナイザーリング20の小さい円錐直径の側に位置される外周の面取り又は丸み24を有する。
円形の破線により、図7は、芯出し面10を有する芯出しドッグ16に焦点を合わせる。図7a〜図7eは、芯出しドッグ16及び/又はこの芯出しドッグの芯出し面10の実施形態の代替例をこの焦点領域の拡大版で示す。
図7aは、図2〜図5に示されるような芯出しドッグ16のブロック形状形態を示す。
図7aに示される形態の代わりに、図7bによれば、芯出しドッグ16の側面をより大きな半径で丸めてその安定性及び耐荷重能力を高めることができ、この丸めは、芯出し面10上で既に始まることが好ましい。
図7cは、芯出しドッグ16の溝又はチャネルによって互いに離間される複数の芯出し面10を有する芯出しドッグ16の実施形態を示す。直線状の溝又はチャネルの代わりに、芯出し面10に円形の凹部を形成することもでき、それにより、連続するが有孔の芯出し面が与えられる。溝、チャネル、又は、凹部を設けることにより、シンクロナイザーリングの質量を更に減少させることができる。
図7dは、段付きの基部を有する芯出しドッグ16の実施形態を示す。ここでも、芯出しドッグ16のほぼ同じ安定性を伴ってシンクロナイザーリングの質量の減少を達成することができる。
図7eは、不等辺四辺形の基部を有する芯出しドッグ16の実施形態を示す。図7bの実施形態と同様に、ここでも、芯出しドッグ16の安定性及び耐荷重能力を高めることができる。
シンクロナイザーリング上の複数の芯出しドッグ16は、図7a〜図7eに示される形態のうちの1つ以上を有することができる。
記載された様々な手段によって、シンクロナイザーリングの質量をかなり減らすことができる。図2に示される例示的な実施形態では、20%程度の減少が既に達成される。図4及び図5に示される例示的な実施形態では、25%を上回る質量の減少が達成される。したがって、この例示的な実施形態では黄銅合金である製造に必要な材料のかなりの部分を節約できる。更に、記載された変形は、鍛造工具又は成形工具と必要とされる他の金型とに対する比較的簡単な変更によって実施され得る。
1 シンクロナイザーリング
2 本体
3 インデキシングドッグ
4 芯出し面
5 ロッキング歯
6 円錐面
7 シンクロナイザーリング
8 本体
9 インデキシングドッグ
10 芯出し面
11,12 ストッパ面
13 凹部
14,15 領域
16 芯出しドッグ
17 シンクロナイザーリング
18 ロッキング歯
19 部分
20 シンクロナイザーリング
21 部分
22 厚肉材料部
23 斜面
24 面取り/丸み付け/R部
25 端面

Claims (14)

  1. 径方向外側に延びるインデキシングドッグ(9)及び芯出し面(10)が形成された本体(8)を有するシンクロナイザーリング(7,17,20)であって、
    少なくとも1つの前記インデキシングドッグ(9)が、周方向に面するストッパ面(11,12)から離間した位置に凹部(13)を有する、及び/又は、少なくとも1つの前記芯出し面(10)が周方向で所定の部分(19,21)のみにわたって延びるとともに、周方向で前記部分に隣接する領域(14,15)が前記芯出し面(10)よりも小さい直径を有
    前記シンクロナイザーリング(7,17,20)は、黄銅合金から鍛造される、シンクロナイザーリング(7,17,20)。
  2. 全ての前記インデキシングドッグ(9)が、周方向に面するストッパ面(11,12)から離間した位置に凹部(13)を有する、及び/又は、全ての前記芯出し面(10)が周方向で所定の部分(19,21)のみにわたって延びるとともに、周方向で前記部分に隣接する領域(14,15)が前記芯出し面(10)よりも小さい直径を有する、請求項1に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  3. 前記インデキシングドッグ(9)の前記凹部(13)は、U字形の形態又は直方体の形態を成す、或いは、円形のポケットとして又は球状ポケットとして又は長方形又は不等辺四辺形のポケットとして形成される、請求項1又は2に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  4. 前記凹部(13)が前記インデキシングドッグ(9)の中央に配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  5. 芯出し面(10)は、1°〜40°、好ましくは5°〜20°、好ましくは10°〜15°の角度にわたって周方向に延びる、請求項1から4のいずれか一項に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  6. 各インデキシングドッグ(9)には、前記インデキシングドッグ(9)の両側に配置される2つの芯出し面(10)が割り当てられる、請求項1から5のいずれか一項に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  7. 3個、6個、又は、9個の前記芯出し面(10)を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  8. 芯出し面(10)が芯出しドッグ(16)に形成される、請求項1から7のいずれか一項に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  9. 好ましくは等間隔で配置される、径方向に延びるブロッキング歯(18)をその外周に有し、外周の少なくとも1つの部分(19,21)が前記ブロッキング歯(18)を有しない、請求項1から8のいずれか一項に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  10. ブロッキング歯(18)を有しない複数の部分(19,20)を有し、前記部分は、好ましくは、外周にわたって等間隔で分布される態様で配置される、請求項9に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  11. 径方向外側に延びる厚肉材料部(22)が、ブロッキング歯(18)を全く有しない外周の部分(19,21)の領域(14,15)に形成される、請求項9又は10に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  12. 前記芯出しドッグ(16)の端面(25)に形成される斜面(23)又は丸み、或いは、R部を有する、請求項8に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  13. 前記斜面(23)が、前記端面(25)と1°〜70°の角度を成す、請求項12に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
  14. 前記端面(25)の外縁が外周の面取り(24)又は丸み又はR部を有する、請求項12又は13のいずれか一項に記載のシンクロナイザーリング(7,17,20)。
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