JP6968312B1 - 通信端末、通信システム、省電力制御方法および省電力制御プログラム - Google Patents

通信端末、通信システム、省電力制御方法および省電力制御プログラム Download PDF

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Abstract

Active状態とActive状態より消費電力の少ないSleep状態とを交互に繰り返す間欠動作を行う通信端末(1)であって、電池(106)と、第1サービスのために構築された通信ネットワークを介して、第2サービスを提供するための第2サービスシステムと通信を行うことが可能な無線通信処理部(101)と、接続される機器との間で通信を行うことが可能な接続機器通信処理部(103)と、Active状態において無線通信処理部(101)を介して通信ネットワークとの間で参入処理を行い、参入処理に失敗すると参入処理を繰り返す制御部(102)と、参入処理に失敗すると通信端末(1)をSleep状態に遷移させ、参入処理を繰り返した回数に基づいて参入処理に失敗した後のSleep状態の継続時間である休止時間を決定し、休止時間の経過後に通信端末(1)をActive状態に遷移させる間欠動作処理部(104)と、を備える。

Description

本開示は、ネットワークへの参入を要求する通信端末、通信システム、省電力制御方法および省電力制御プログラムに関する。
近年、省エネルギー型社会への関心が高まり、電力量の自動検針による消費電力の可視化、および電力の需給制御などを可能とするスマートメーターと呼ばれる自動検針装置の導入が推進されている。スマートメーターは全世帯に設置される計画であり、通信が困難な一部のエリアを除けば、各電力会社管内において広域で大規模なネットワークとして構築されて運用される。
電力量の自動検針のために構築されたこのようなネットワークを、社会インフラストラクチャとして活用することが検討されている。例えば、ガス、上下水道などの各種メーター、監視、制御、データ収集などのための各種センサー、といった機器に通信端末を接続し、通信端末を電力量の自動検針のために構築されたネットワークへ参入させることにより、ガス、上下水道の自動検針サービス、監視、制御などのためのデータ収集サービスなどを実現する案が考えられる。これにより、新たに大規模なネットワークを構築せずに、ガス、上下水道の自動検針サービス、監視、制御などのためのデータ収集サービスなどを実現できる。
電力量の自動検針のために設置されるスマートメーターは、電力線の近傍に設置されるため商用電源の確保が容易である。これに対し、ガス、上下水道などの各種メーター、監視、制御、データ収集などのための各種センサーといった機器は、一般に、商用電源の確保が困難な箇所に配置される。このため、これらの機器に接続される通信端末も商用電源の確保が難しく、これらの通信端末は電池により駆動されることが多い。したがって、これらの通信端末では消費電力を抑制することが望まれる。
通信端末における省電力化の1つの方法として、通信機能の起動状態と休止状態とを間欠周期ごとに繰り返す方法が挙げられる。この方法を用いた通信では、1回の休止状態の継続時間である休止時間が長くなるほど、消費電力を抑制できるが通信の応答時間が長くなる。このため、通信の応答性を保ちつつ省電力化を図るように適切に間欠動作における休止時間を設定することが望まれる。
特許文献1には、水道メーターの自動検針を行なう検針システムにおいて、水道メーターに接続した無線機が、消費電力を低減するために間欠受信を行う技術が開示されている。特許文献1に記載の無線機は、通常は比較的長い間欠周期で間欠受信を行い、当該無線機と無線通信を行う他の無線機から間欠周期を短くする命令を受信すると、間欠周期を短くする。間欠周期を短くすることで休止時間も短くなる。これにより、特許文献1に記載の検針システムは、通常は無線機の消費電力を抑えつつ、設置時またはメンテナンス時などデータの取得が随時要求される際には休止時間が短くなることによりデータ取得時間の短縮を図っている。
ところで、電力量の自動検針のために構築されたネットワークを介して、ガス、上下水道の自動検針サービス、監視、制御などのためのデータ収集サービスなどを実現するためには、上記通信端末は、サービス提供のためのデータ通信を行う前に、ネットワークに参入するための参入処理を行う必要がある。通信端末は、起動状態で参入処理を行い、参入処理が終了すると、間欠周期ごとに起動状態と休止状態とを繰り返すことにより、サービス提供のための通常の通信を行う。通常の通信の間欠周期における休止時間は、例えば、30秒である。
一方、通信端末は、一般に、参入処理に失敗した場合も、休止状態となり、休止状態が終了すると、再び、参入処理を行う。参入処理に失敗する要因は、近隣に通信端末が参入可能なネットワークに属するスマートメーターが存在しない、通信環境が悪い、などの理由が考えられ、通常の通信の休止時間の後にこれらの要因が解消しているとは限らない。参入処理に失敗する要因が解消していないにも関わらず、通信端末が、頻繁に起動状態に遷移すると電力を浪費することになる。このため、参入処理に失敗した後の休止時間は、通常の間欠動作における休止時間よりも長く設定されている。
特開平8−70488号公報
しかしながら、電力量の自動検針では、電力量の計量周期などがある程度定められているのに対し、ガス、水道などのメーター、各種センサーを用いた監視制御サービスでは収集周期が定められておらず、管理者のニーズなどによって収集周期が異なる。このため、参入処理に失敗した後の休止時間を一律に設定すると、サービスのニーズに合わない可能性がある。したがって、電池の消耗を抑制しつつニーズに適合した適切な休止時間を設定することが困難であるという問題がある。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、適切な休止時間を設定することができる通信端末を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる通信端末は、第1状態と第1状態より消費電力の少ない第2状態とを交互に繰り返す間欠動作を行う通信端末であって、通信端末を駆動する電池と、第1サービスのために構築された通信ネットワークを介して、第2サービスを提供するための第2サービスシステムと通信を行うことが可能な第1通信処理部と、接続される機器との間で通信を行うことが可能な第2通信処理部と、を備える。通信端末は、さらに、第1状態において第1通信処理部を介して通信ネットワークとの間で通信ネットワークへの参入処理を行い、参入処理に失敗すると参入処理を繰り返す制御部、を備える。通信端末は、さらに、参入処理に失敗すると通信端末を第2状態に遷移させ、参入処理を繰り返した回数に基づいて参入処理に失敗した後の第2状態の継続時間である休止時間を決定し、休止時間の経過後に通信端末を第1状態に遷移させる間欠動作処理部、を備える。間欠動作処理部は、参入処理を繰り返した回数である参入処理回数が第1回数であるときの休止時間より、参入処理回数が、第1回数より回数の多い第2回数であるときの休止時間が長くなるように、休止時間を決定する。
本開示にかかる通信端末は、適切な休止時間を設定することができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる通信システムを含む全体システムの構成例を示す図 図1を具体化した構成例を示す図 実施の形態の通信端末およびガスメーターの構成例を示す図 実施の形態のSMの構成例を示す図 実施の形態の通信端末における参入処理手順の一例を示すフローチャート 実施の形態の再探索休止時間テーブルの一例を示す図 実施の形態のSM再探索休止時間の設定を例示するためのシーケンス図
以下に、実施の形態にかかる通信端末、通信システム、省電力制御方法および省電力制御プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態.
図1は、実施の形態にかかる通信システムを含む全体システムの構成例を示す図である。図1に示すように、実施の形態の全体システムは、第1サービスを提供するための処理を行う第1サービスシステム10,20,30と、第1サービスシステム10,20,30のそれぞれに対応して構築される通信システム11,21,31と、を備える。また、全体システムは、さらに、第2サービスを提供するための処理を行う第2サービスシステム40,50を備える。なお、この全体システム自体も、1つの通信システムである。
第1サービスは、例えば、電力、ガス、上下水道などの使用量の自動検針サービス、各種センサーデータに基づく監視制御サービスなどである。例えば、第1サービスが、電力、ガス、上下水道などの使用量の自動検針サービスである場合には、第1サービスシステム10,20,30は、それぞれ通信システム11,21,31を介して収集したメーターデータを管理する自動検針システムである。また、例えば、第1サービスが監視制御サービスである場合には、第1サービスシステム10,20,30は、それぞれ通信システム11,21,31を介して収集したセンサーデータに基づいて監視制御を実施する監視制御システムである。
第1サービスは、当該サービスのために構築された通信システムを有するサービスのことを意味しており、第1サービスシステム10,20,30のそれぞれが提供する第1サービスは、同種のものであってもよいし、異なる種類のものであってもよい。例えば、第1サービスシステム10が提供する第1サービスは電力の使用量の自動検針サービスであり、第1サービスシステム20が提供する第1サービスは監視制御サービスであるといったように、第1サービスシステム10,20,30が提供する第1サービスは、異なる種類のものであってもよい。
通信システム11,21,31は、それぞれ、複数の通信装置を備える。通信システム11,21,31は、それぞれ、第1サービスのために構築された通信ネットワークである。通信システム11を構成する各通信装置は、無線接続されていてもよいし、専用線により接続されていてもよいし、電力線により接続されていてもよいし、携帯端末の通信のために設けられた携帯通信網を介して接続されていてもよい。通信システム21,31を構成する各通信装置も、同様に、無線接続されていてもよいし、専用線により接続されていてもよいし、電力線により接続されていてもよいし、携帯端末の通信のために設けられた携帯通信網を介して接続されていてもよい。
通信システム11,21,31のそれぞれは、WAN(Wide Area Network)60を介して第2サービスシステム40および第2サービスシステム50にそれぞれ接続可能である。なお、図1ではWAN60を介して通信システム11,21,31のそれぞれと第2サービスシステム40,50のそれぞれとが接続されているが、これらの接続形態はWAN60を介した例に限定されない。
第2サービスは、当該サービスのために構築された通信システムを有さないサービスのことを意味しており、第2サービスシステム40,50が提供する第2サービスは、同種のものであってもよいし、異なる種類のものであってもよい。第2サービスは、例えば、電力、ガス、水道などの使用量の自動検針サービス、各種センサーデータに基づく監視制御サービスなどである。また、第2サービスは、データを収集する、あるいは配信するサービスなどであってもよい。
通信端末1−1,1−2,1−10,1−21,1−22は、通信システム11,21,31のいずれにも属さない通信装置であり、通信システム11,21,31のいずれかを介して、第2サービスシステム40,50のいずれかと通信を行うことにより、第2サービスを実現する。すなわち、通信端末1−1,1−2,1−10,1−21,1−22は、第2サービスのための通信を行う。詳細には、図1に示した例では、通信端末1−1,1−2は、通信システム11を介して第2サービスシステム40,50のいずれかと通信を行い、通信端末1−10は、通信システム21を介して第2サービスシステム40,50のいずれかと通信を行い、通信端末1−21,1−22は、通信システム31を介して第2サービスシステム40,50のいずれかと通信を行う。このように、通信端末1−1,1−2,1−10,1−21,1−22が、通信システム11,21,31を介して第2サービスシステム40,50のいずれかと通信を行うことで、第2サービス用に新たな通信ネットワークを構築せずに、第2サービスを提供することが可能となる。すなわち、既存の通信システム11,21,31をインフラストラクチャとして用いることで、効率的に第2サービスを実現することが可能となる。
図1に示した例では、3つの第1サービスシステム10,20,30を図示しているが、第1サービスシステムの数はこれに限定されない。また、図1に示した例では、2つの第2サービスシステム40,50を図示しているが、第2サービスシステムの数はこれに限定されない。また、同一通信システム内に複数の第2サービスが共存していてもよい。また、図1に示した例では、5つの通信端末1−1,1−2,1−10,1−21,1−22を図示しているが、通信端末の数はこれに限定されない。
なお、本実施の形態では、既存の通信システム11,21,31をインフラストラクチャとして用いることで、効率的に第2サービスを提供する例を説明するが、通信端末1−1,1−2,1−10,1−21,1−22が、対応する第2サービスシステム40,50と通信を行う方法はこれに限定されない。例えば、通信端末1−1,1−2,1−10,1−21,1−22は、それぞれに対応する第2サービスシステム40,50とともに、第2サービスのための専用の通信システムを構成してもよい。または、通信端末1−1,1−2,1−10,1−21,1−22は、通信システム11,21,31以外の公衆回線などを用いて、それぞれ対応する第2サービスシステム40,50と通信を行ってもよい。
図2は、図1を具体化した構成例を示す図である。図2では、図1のうち、第1サービスシステム10,20と、通信システム11,21と、第2サービスシステム40とが具体化されている。図2では、具体例として、第1サービスシステム10,20が提供する第1サービスが、電力の使用量の自動検針サービスであり、第2サービスシステム40が提供する第2サービスがガスの使用量の自動検針サービスである例を示している。図2に示した電力自動検針システム9は、図1に示した第1サービスシステム10の一例であり、電力の使用量の計量結果などを管理する。電力自動検針システム9は、電力の使用量の自動検針のために構築された通信システム11と接続される。同様に、通信システム21は、電力の使用量の自動検針のために構築されており、図示を省略した電力自動検針システムに接続され、この電力自動検針システムが図1に示した第1サービスシステム20の一例である。
ガス自動検針システム7は、図1に示した第2サービスシステム40の一例である。図2では、通信端末1−1〜1−6が通信システム11を介してガス自動検針システム7と通信することが可能であり、通信端末1−10が通信システム21を介してガス自動検針システム7と通信することが可能である。通信端末1−1〜1−6,1−10は、ガスメーターとともに、商用電源の確保が困難な場所に設置されることが多い。このため、通信端末1−1〜1−6,1−10は、電池により駆動されることが多く、省電力化が望まれる。通信端末1−1〜1−6,1−10は、第1状態である起動状態(Active状態)と、第1状態より消費電力の少ない第2状態である休止状態(Sleep状態)とを交互に繰り返す間欠動作を行うことにより省電力化を図る。通信端末1−1〜1−6,1−10における省電力化を考慮した通信方法については後述する。
以下では、図2に示したように、第1サービスシステム10,20が提供する第1サービスが電力の使用量の自動検針サービスであり、第2サービスがガスの使用量の自動検針サービスである例を説明するが、第1サービス、第2サービスのそれぞれの内容はこれに限定されない。
図2に示すように、通信システム11は、電力の使用量を計量し、計量結果を電力自動検針システム9へ向けて送信するスマートメーター(以下、SMと略す)2−1〜2−13を備える。通信システム11は、さらに、SM2−1〜2−6から受信した計量結果を集約する集約局であるコンセントレーター3−1と、SM2−7〜2−11から受信した計量結果を集約する集約局であるコンセントレーター3−2と、を備える。コンセントレーター3−1とSM2−1〜2−6とは、無線マルチホップネットワークを構成する。コンセントレーター3−2とSM2−7〜2−11とは、電力線マルチホップネットワークを構成する。コンセントレーター3−1,3−2は、通信システム11内の通信を管理する通信管理装置であるHES(Head End System)6−1に、WAN5を介して接続される。
なお、コンセントレーター3−1,3−2とSM2−1〜2−11とが構築するマルチホップネットワークは、一般的なスマートメーターシステムにおけるマルチホップネットワークと同様であり、マルチホップネットワークにおける経路構築などの説明は省略する。一般的なスマートメーターシステムにおけるマルチホップネットワークと同様に、無線マルチホップネットワーク内の経路は変更され得る。なお、図2では図示を省略しているが、無線マルチホップネットワークおよび電力線マルチホップネットワークのそれぞれに1つのコンセントレーターを図示しているが、一般には、無線マルチホップネットワークおよび電力線マルチホップネットワークのそれぞれにおけるコンセントレーターは複数である。
SM2−12,2−13は、携帯端末の通信のために設けられた携帯通信ネットワーク4およびWAN5を介してHES6−1と接続される。なお、図2では、図示の都合上、携帯通信ネットワーク4およびWAN5も通信システム11を示す破線内に記載されているが、携帯通信ネットワーク4およびWAN5は通信システム11に含まれない。また、コンセントレーター3−1,3−2は、通信システム11内の通信を管理する通信管理装置であるHES6−1に、携帯通信ネットワーク4を介して接続されても良い。
このように、図2に示した例では、通信システム11内に3つの通信方式によって通信を行うSM2−1〜2−13が含まれているが、通信システム11内のSM2−1〜2−13の通信方式の数は3つに限定されない。例えば、通信システム11内のSM2−1〜2−13が全て同一の通信方式によって通信を行ってもよい。例えば、通信システム11内のSM2−1〜2−13が全て無線マルチホップネットワークにより通信を行ってもよい。
図2に示した通信システム21は、HES6−2と、SM2−21,2−22とを備える。図2では図示を省略しているが、通信システム21においても、通信システム11と同様に、例えば、無線マルチホップネットワーク、電力線マルチホップネットワークおよび携帯通信ネットワーク4の3種類の通信方式のうちいずれか1つ以上が用いられる。ここでは、SM2−21,2−22は図示を省略したコンセントレーターとともに無線マルチホップネットワークを構成しているとする。HES6−2は、通信システム21内の通信を管理する通信管理装置である。
以下、SM2−1〜2−13,2−21,2−22のそれぞれを個別に区別せずに示すときはSM2と記載し、コンセントレーター3−1,3−2のそれぞれを個別に区別せずに示すときはコンセントレーター3と記載し、HES6−1,6−2のそれぞれを個別に区別せずに示すときはHES6と記載する。図2ではSM2を15台図示しているが、実際には、SM2は電力の各需要家に設置されるため、SM2の数は15台より多い。一般的には、通信システム11は、広域で多数のSM2を含む大規模なシステムである。SM2−1〜2−13は、通信システム11を構成する複数の通信装置の一例であり、SM2−21,2−22は、通信システム21を構成する複数の通信装置の一例である。SM2の一部は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.15.4g/4eに準拠した通信を行う。
通信端末1−1〜1−6は、通信システム11を介してガス自動検針システム7と通信することが可能である。具体的には、通信端末1−1〜1−6は、通信システム11に属する通信装置で構成されるネットワークであるSMネットワークAに参入することが可能である。通信システム11に属する通信装置は、SM2−1〜2−13、コンセントレーター3−1,3−2およびHES6−1を含む。同様に、通信端末1−10は、通信システム21を介してガス自動検針システム7と通信することが可能である。具体的には、通信端末1−10は、通信システム21に属する通信装置で構成されるネットワークであるSMネットワークBに参入することが可能である。通信端末1−1〜1−6は、対応するSMネットワークに対してネットワーク参入処理を行うことにより、当該SMネットワークに参入可能となる。ネットワーク参入処理としてはどのような処理が用いられてもよく、一般的な処理を用いることができる。
本実施の形態では、SM2−1〜2−13が、通常のスマートメーターとしての機能を有するとともに通信端末1−1〜1−6との間でネットワーク参入処理を行うことにより、通信システム11を介した通信端末1−1〜1−6とガス自動検針システム7との間の通信が可能となる。同様に、SM2−21,2−22が、通常のスマートメーターとしての機能を有するとともに通信端末1−10との間でネットワーク参入処理を行うことにより、通信システム21を介した通信端末1−10とガス自動検針システム7との間の通信が可能となる。
通信端末1−1〜1−6,1−10は、機器の一例であるガスメーター70−1〜70−6,70−10にそれぞれ接続される。ガスメーター70−1〜70−6,70−10はそれぞれガスの使用量を計量し、計量結果を通信端末1−1〜1−6,1−10へ出力する。通信端末1−1〜1−6は、通信システム11を介してガス自動検針システム7へ計量結果を送信する。通信端末1−10は、通信システム21を介してガス自動検針システム7へ計量結果を送信する。これにより、ガス自動検針システム7は、通信端末1−1〜1−6,1−10を介して、ガスメーター70−1〜70−6,70−10により計量されたガスの使用量を収集することができる。ガスメーター70−1〜70−6,70−10は、通信端末に接続される機器の一例である。通信端末1−1〜1−6,1−10は、このように機器に接続されることにより機器がネットワークを利用することが可能になるため、IoT(Internet of Things)を実現するIoT端末とも言える。以下、通信端末1−1〜1−6,1−10のそれぞれを個別に区別せずに示すときは、通信端末1と記載し、ガスメーター70−1〜70−6,70−10のそれぞれを個別に区別せずに示すときは、ガスメーター70と記載する。
図2に示した構成例では、電力の使用量の自動検針のために構築されたSMネットワークAおよびSMネットワークBを用いたガスの使用量の自動検針を実現することができる。一般的には、SM2は広い範囲にわたって多数配置されており、SMネットワークAおよびSMネットワークBは大規模なネットワークである。図2に示した構成例では、このような広域で大規模なSMネットワークを利用することにより、ガスの使用量の自動検針のためのネットワークを新たに構築せずに、広い範囲で多数のガスの需要家からガスの使用量の計量結果を収集することができる。
次に、通信端末1およびガスメーター70の構成例について説明する。図3は、本実施の形態の通信端末1およびガスメーター70の構成例を示す図である。図3に示すように、通信端末1は、アンテナ100、無線通信処理部101、制御部102、接続機器通信処理部103、間欠動作処理部104、記憶部105および電池106を備える。通信端末1は、電池106を電源として駆動される。
無線通信処理部101は、第1サービスのために構築された通信ネットワークを介して、第2サービスを提供するための第2サービスシステムであるガス自動検針システム7と通信を行うことが可能な第1通信処理部である。詳細には、無線通信処理部101は、アンテナ100を介して、SM2との間で無線通信を行う。無線通信処理部101は、SM2との間の無線通信方式に応じた通信を行うための通信回路を含む。なお、ここでは、通信端末1がSM2との間で無線通信を行う例を説明するが、通信端末1とSM2との間の通信は有線通信であってもよい。通信端末1とSM2との間の通信は有線通信が行われる場合、通信端末1は、アンテナ100および無線通信処理部101の代わりに、有線通信の通信方式に応じた通信処理を行う通信処理部を備える。
接続機器通信処理部103は、接続される機器との間で通信を行うことが可能な第2通信処理部である。接続機器通信処理部103は、機器から受信したデータを記憶部105へ格納する。例えば、接続機器通信処理部103は、機器の一例であるガスメーター70から受信した検針データを記憶部105へ格納する。接続機器通信処理部103は、機器との間の通信方式に応じた通信を行うための通信回路を含む。図3では、通信端末1が、機器の一例であるガスメーター70と接続された状態を示している。以下では、通信端末1がガスメーター70に接続される例について説明するが、通信端末1に接続される機器は、ガスメーター70に限定されず、上下水道などの各種メーター、監視、制御、データ収集などのための各種センサーであってもよい。また、ここでは、通信端末1と機器との間の通信は、有線通信であるとするが、無線通信であってもよい。
制御部102は、通信端末1の動作を制御する。制御部102は、例えば、無線通信処理部101を介してガス自動検針システム7から機器の一例であるガスメーター70に対する制御指示を受信すると、接続機器通信処理部103に機器との間の通信処理を実行させる。制御部102は、例えば、ガスメーター70からの定期的な検針データの取得時間になると、検針データの送信指示を、接続機器通信処理部103を介してガスメーター70へ送信する。制御部102は、ガス自動検針システム7への定期的な検針データの送信時刻になると、記憶部105に格納されている検針データを、無線通信処理部101を介してガス自動検針システム7へ送信する。また、制御部102は、ガス自動検針システム7から受け取った制御指示に基づいて、制御指示に応じたデータの取得をガスメーター70へ要求する。また、制御部102は、第1状態において無線通信処理部101を介して通信ネットワークであるSMネットワークとの間でSMネットワークへの参入処理を行い、参入処理に失敗すると参入処理を繰り返す。
間欠動作処理部104は、通信端末1の間欠動作を制御する。間欠動作処理部104は、例えば、参入処理に失敗すると通信端末1をSleep状態に遷移させ、参入処理を繰り返した回数に基づいて参入処理に失敗した後のSleepの継続時間である休止時間を決定し、休止時間の経過後に通信端末1をActive状態に遷移させる。間欠動作処理部104の動作については後述する。
制御部102および間欠動作処理部104は、例えば、処理回路により実現され、処理回路は例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などのプロセッサを備える。記憶部105は、メモリであり、制御部102および間欠動作処理部104が処理に使用するデータなどを記憶するために用いられる。また、制御部102および間欠動作処理部104が実施する各機能がソフトウェアとして提供される場合には、記憶部105は制御部102および間欠動作処理部104が各機能を実行するためのプログラムを記憶し、このプログラムがプロセッサにより実行されることにより制御部102および間欠動作処理部104が実現される。このプログラムは、記録媒体により提供されてもよいし通信媒体により提供されてもよい。このプログラムは、本実施の形態の通信端末1における省電力制御を行うための省電力制御プログラムを含む。
間欠動作処理部104は、通信端末の省電力に関する状態を管理する状態判定部111と、Sleep状態の継続時間である休止時間(Sleep時間)を計測するタイマ112と、休止時間を決定する休止時間決定部113とを備える。上述したように、通信端末1は、省電力化のために、Active状態とSleep状態とを繰り返す間欠動作を行う。通信端末1の省電力に関する状態は、Active状態とSleep状態との2種類の状態を含む。Sleep状態はActive状態より消費電力の少ない状態である。Sleep状態とActive状態のそれぞれの定義は、Sleep状態がActive状態より消費電力が少なくなっていればどのような定義であってもよい。一般には、無線通信における送信処理で電力が多く消費されるため、Sleep状態では少なくとも無線通信処理部101の送信機能を停止させる。これに限らず、Sleep状態では、制御部102および間欠動作処理部104の動作周波数、すなわち具体的には制御部102および間欠動作処理部104を実現する処理回路のプロセッサの動作周波数を、Active状態より低下させてもよい。
また、通信端末1は、通常動作を行う前に、SMネットワークへ参入するための参入処理を行う。なお、通常動作は、例えば、ガスメーター70によって計量された検針結果をガス自動検針システム7へ向けて送信するための動作、当該動作を行うための監視および制御のための動作などである。通信端末1は、参入処理に失敗した場合、休止状態となり、休止状態が終了すると、再び、参入処理を行う。参入処理に失敗する要因は、近隣に通信端末が参入可能なネットワークに属するスマートメーターが存在しない、通信環境が悪い、などの理由が考えられ、通常の通信の休止時間の後にこれらの要因が解消しているとは限らない。参入処理に失敗する要因が解消していないにも関わらず、通信端末が、頻繁に起動状態に遷移すると電力を浪費することになるので、参入処理に失敗した後の休止時間は、通常の間欠動作における休止時間よりも長く設定される。
しかしながら、参入処理に失敗した後の休止時間を一律に、例えば10時間といった長い時間に設定してしまうと、通信端末の設置時などの確認作業において、一度参入処理に失敗すると、作業者は上記ネットワークへの接続確認を行うことが困難になる。このため、通信端末を再起動するなどして参入処理を再度実行させることになり作業を効率的に行うことができなくなる。そこで、本実施の形態では、休止時間決定部113が、参入処理に失敗した回数すなわち参入処理を繰り返した回数に応じて、参入処理に失敗した後の休止時間を決定する。詳細には、休止時間決定部113が、参入処理を繰り返した回数が多いほど、参入処理に失敗した後の休止時間が長くなるように、休止時間を決定する。例えば、参入処理を繰り返した回数である参入処理回数が第1回数であるときの休止時間より、参入処理回数が第1回数より回数の多い第2回数であるときの休止時間が長くなるように、休止時間を決定する。これにより、短時間の通信不良などにより参入処理に失敗したときには、短時間で再度参入処理を行うことができるので、通信端末の設置時などの作業効率を向上させることができる。また、近隣にスマートメーターが存在しないなどの理由により、参入処理に複数回失敗することもある。このようなときには、休止時間決定部113は、休止時間を長く設定することになるため、無駄な起動を抑制するので消費電力を抑制することができる。参入処理に失敗した後の休止時間を、以下、SM再探索休止時間とも呼ぶ。
休止時間決定部113は、休止時間を決定し、決定した休止時間をタイマ112に通知する。休止時間決定部113は、通常動作時は、例えば、記憶部105に格納されている通常動作時用の休止時間を示す情報に基づいて休止時間を決定し、決定した休止時間をタイマ112に通知する。通常動作時の休止時間は例えば15秒程度であるが、通常動作時の休止時間はこれに限定されない。休止時間決定部113は、参入処理に失敗した場合には、参入処理に失敗した回数である参入処理回数に基づいてSM再探索休止時間を決定し、決定したSM再探索休止時間をタイマ112に通知する。休止時間決定部113におけるSM再探索休止時間の決定方法については、後述する。
タイマ112は、Sleep状態の開始すなわちActive状態の終了時点からの経過時間を計測し、経過時間が休止時間決定部113から通知された休止時間になると、休止時間が経過したことを状態判定部111へ通知する。
状態判定部111は、タイマ112から休止時間が経過したことを通知されると、Active状態となるように制御部102の動作周波数を変更したり、無線通信処理部101を送受信可能な状態としたりすることにより、通信端末1をActive状態に遷移させる。また、状態判定部111は、Active状態の開始後、Active状態の終了条件を満たすと、制御部102の動作周波数を変更したり、無線通信処理部101を休止させたりすることにより、通信端末1をSleep状態に遷移させる。Active状態の終了条件は、定められた起動時間が経過したという条件、当該Active状態で実行すべき処理が終了した条件などどのような条件であってもよい。状態判定部111は、Active状態を終了するとタイマ112にActive状態が終了したことを通知する。
次に、ガスメーター70の構成例について説明する。ガスメーター70は、図3に示すように、通信処理部71、制御部72、記憶部73および計量部74を備える。通信端末1に接続される機器が上下水道などの各種メーターである場合には、計量部74の計量対象は異なるものの、機器の構成はガスメーター70と同様である。通信端末1に接続される機器が監視、制御、データ収集などのための各種センサーである場合には、機器は計量部74の代わりに検出部を備え、ガスメーターと同様に通信処理部71、制御部72および記憶部73を備える。検出部は、温度、湿度などを検出する検出器であってもよいし、画像を取得するカメラなどであってもよい。
通信処理部71は、通信端末1との間で通信を行う。制御部72は、ガスメーター70の動作を制御する。具体的には、例えば、制御部72は、通信処理部71を介して、計量部74の計量結果である検針データの送信指示を受領した場合には、計量部74の計量結果を検針データとして、通信処理部71を介して、通信端末1へ送信する。
計量部74は、ガスの使用量を計量し、計量結果を制御部72へ渡す。計量部74は、一定周期で計量を行ってもよいし、制御部72から指示のあったときに計量を行ってもよい。制御部72は、計量結果を記憶部73に格納し、検針データの送信指示を受領した場合、記憶部73から計量結果を読み出して通信処理部71を介して、通信端末1へ送信する。なお、計量部74が計量結果を直接記憶部73に格納してもよい。また、自律データ通知が有効な場合には定められた周期ごとに、記憶部73から計量結果を読み出して通信処理部71を介して、通信端末1へ送信する。なお、制御部72は、計量部74から受け取った計量結果を、通信処理部71を介して、通信端末1へ送信してもよい。
通信端末1に接続される機器が、計量部74の代わりに検出部を備える場合には、上述した計量結果の代わりに検出部の検出結果が同様に、機器から通信端末1へ送信される。
図4は、本実施の形態のSM2の構成例を示す図である。図4に示すように、SM2は、通信部201およびメーター202を備える。メーター202は、電力の使用量を計量し、通信部201へ出力する。通信部201は、メーター202から受け取った計量結果を、他のSM2、コンセントレーター3、HES6を介して電力自動検針システム9へ向けて送信したり、HES6から送信された制御信号を受信し、受信した制御信号に基づく動作を行ったりする。通信部201は、通信処理部211、第1制御部212、接続機器通信処理部213、記憶部214および第2制御部215を備える。通信処理部211は、他のSM2およびコンセントレーター3との間で通信を行うことが可能である。また、通信処理部211は、通信端末1との間で通信を行うことも可能である。通信処理部211が行う通信は、有線通信であっても無線通信であってもよい。通信処理部211は、通信方式に応じた通信を行うための通信回路を含む。通信処理部211が無線通信を行う場合には、通信処理部211はアンテナを備える。
第1制御部212は、第1サービスである電力の使用量の自動検針サービスに関する動作、すなわち一般的なスマートメーターとしての動作を制御する。第1制御部212の動作は、一般的なSMと同様であるため、詳細な説明は省略する。第2制御部215は、第2サービスに関する動作、すなわち通信端末1とガス自動検針システム7との間の通信を中継するアクセスポイントとしての動作を制御する。
第1制御部212および第2制御部215は、例えば、処理回路により実現され、処理回路は例えばCPU、MPUなどである。第1制御部212および第2制御部215は、同一の処理回路により実現されてもよいし、それぞれ別の処理回路により実現されてもよい。記憶部214は、第1制御部212および第2制御部215が処理に使用するデータなどを記憶するために用いられる。また、第1制御部212が実施する各機能がソフトウェアとして提供される場合には、記憶部214は第1制御部212が各機能を実行するための第1プログラムを記憶し、第1プログラムが第1制御部212により実行される。同様に、第2制御部215が実施する各機能がソフトウェアとして提供される場合には、記憶部214は第2制御部215が各機能を実行するための第2プログラムを記憶し、第2プログラムが第2制御部215により実行される。第1プログラムおよび第2プログラムは、記録媒体により提供されてもよいし通信媒体により提供されてもよい。第1プログラムおよび第2プログラムは、同時にSM2にインストールされてもよいし、すでに第1プログラムがインストールされている一般的なSMに、後から第2プログラムをインストールすることにより、図4に示したSM2を実現するようにしてもよい。
接続機器通信処理部213は、メーター202から計量結果を受信し記憶部214へ格納する。記憶部214に格納された計量結果は、第1制御部212によって読み出され、通信処理部211を介して電力自動検針システム9へ向けて送信される。なお、通信部201を通信装置とすれば、通信システム11を構成する複数の通信装置は、通信システム11を構成する複数のSM2の通信部201であると考えることもできる。同様に、通信システム21を構成する複数の通信装置は、通信システム21を構成する複数のSM2の通信部201であると考えることもできる。
次に、本実施の形態の動作について説明する。本実施の形態では、上述したように、通信端末1がSMネットワークを介してガス自動検針システム7と通信を行うことで、第2サービスの一例であるガスの自動検針サービスを実現する。通信端末1は、SMネットワークを介したガス自動検針システム7との通信を行うために、まず、SMネットワークへ参入するための参入処理を行う。
参入処理は、例えば、通信端末1が接続可能なSMネットワークを探索する処理と、認証処理とを含む。一般に、不正な端末が、SMネットワークに接続されることを防ぐため、各SMネットワークには、接続を許可する通信端末1の識別情報が登録されている。以下では、接続を許可する通信端末1を識別する情報は、HES6に登録されているとするが、これに限らず、SM2に登録されていてもよい。通信端末1を識別する情報は、どのような情報であってもよいが、例えばMAC(Media Access Control)アドレスなどの端末識別子を用いることができる。参入処理のうち、通信端末1が接続可能なSMネットワークを探索する処理は、自身が登録されているSMネットワーク、具体的には当該SMネットワークを構成するSM2を探索する処理である。
SM2を探索する処理は、例えば、次の手順により行われる。通信端末1の制御部102が、無線通信処理部101を介して、SMネットワークへの参入を要求する参入要求をブロードキャストにより送信する。SM2の第2制御部215は、通信処理部211を介して通信端末1から参入要求を受信すると、参入要求の送信元の通信端末1が登録済であるか否かの確認を依頼する登録確認を生成し、通信処理部211を介して登録確認をHES6へ向けて送信する。登録確認には、通信端末1の識別情報が格納される。HES6は、SM2から受信した登録確認に含まれる識別情報が登録されている識別情報である場合、登録されていることを示す登録応答を、登録確認の送信元のSM2へ送信する。SM2は、通信処理部211を介してHES6から登録されていることを示す登録応答を受信すると、参入応答をユニキャストにより通信端末1へ送信する。通信端末1が参入応答を受信することで、SM2を探索する処理が終了する。
次に、認証処理について説明する。通信端末1の認証処理を行うための認証情報もHES6に登録されている。ここでは、認証処理をHES6が行う例を説明するが、HES6とは別にSMネットワークごとに、通信端末1の認証処理を行う図示しない認証サーバが設けられていてもよい。また、説明は省略するが、SM2に関しても認証処理が行われており、この認証処理についても、HES6が行ってもよいし、図示しない認証サーバが行ってもよい。SM2の認証は、例えば、RFC(Request For Comments)5191 PANA(Protocol for carrying Authentication for Network Access)に従って行われるが、認証処理手順はこれに限定されない。通信端末1の認証処理は、SM2の認証処理と同様の手順で行われてもよいし異なる手順で行われてもよい。
以上の参入処理は、通信端末1の設置時、移設時、設定の変更時などに行われ、参入処理に成功すると、通信端末1は通常動作へ移行する。一方、参入処理が失敗することもある。例えば、SM探索すなわち通信端末1が接続可能なSMネットワークを探索する処理において、SM2の探索に失敗することがある。SM2の探索に失敗する理由としては、通信端末1の周辺に通信端末1が接続可能なSMネットワークに属するSM2が存在しない、通信端末1の周辺に通信端末1が接続可能なSMネットワークに属するSM2が存在するものの通信環境が悪いまたはSM2が故障している、などといったことが考えられる。また、参入処理における認証処理に失敗することも考えられ、この理由としては、通信環境が悪い、認証処理の要求元の通信端末1に関する認証情報がSMネットワークに登録されていないといったことが考えられる。SM探索および認証処理のうちいずれかが失敗する理由が、通信環境の一時的な悪化であれば、短時間でこの理由が解決することが考えられる。一方で、通信端末1の周辺に通信端末1が接続可能なSMネットワークに属するSM2が存在しない場合、一般にはすぐには参入処理に失敗する理由が解消されないので、頻繁にActive状態となり参入処理を行うと消費電力を無駄に消費することになる。
一般には、どのような理由で、参入処理に失敗するかはわからないが、参入処理に複数回連続して失敗する場合には、一時的な原因でない可能性が高くなる。このため、本実施の形態の通信端末1は、参入処理に連続して失敗した回数に応じて、SM再探索休止時間を決定する。詳細には、通信端末1は、例えば、初回の参入処理に連続して失敗したときのSM再探索休止時間より、2回目の参入処理に連続して失敗したときのSM再探索休止時間を長く設定し、3回以上の参入処理に連続して失敗したときのSM再探索休止時間を2回目の参入処理に連続して失敗したときのSM再探索休止時間より長く設定する。
図5は、本実施の形態の通信端末1における参入処理手順の一例を示すフローチャートである。図5に示すように、通信端末1の制御部102は、参入処理の実施回数を示すnを0に初期化する(ステップS1)。
次に、通信端末1は、SM探索を実施する(ステップS2)。詳細には、制御部102は、無線通信処理部101を介して、通信端末1の識別情報を格納したSMネットワークへの参入を要求する参入要求をブロードキャストにより送信する。参入要求には、通信端末1の識別情報が含まれる。参入要求としては、例えば、IEEE802.15.4におけるEnhanced Beacon Requestフレームを使用することができるが、参入要求はこれに限定されない。なお、参入要求を受信したSM2は、HES6に向けて通信端末1が登録されているかの確認を依頼する登録確認を送信し、HES6は通信端末1が登録されているときには、登録されていることを示す登録応答をSM2へ送信する。また、HES6は、通信端末1が登録されていないときには、登録されていないことを示す登録応答をSM2へ送信する。SM2は、登録応答が、通信端末1が登録されていることを示すときには、通信端末1へ、当該SM2の識別情報と当該SM2の属するSMネットワークを示すネットワーク識別情報とを含む参入応答を送信する。SM2は、登録応答が、通信端末1が登録されていないことを示すときには、通信端末1へ、登録されていないことを示す応答を送信する。なお、通信端末1は、複数の無線周波数(無線チャネル)を使用可能な場合、無線周波数ごとにSM探索を行ってもよい。
通信端末1は、ステップS2の探索が成功したか否かを判断する(ステップS3)。詳細には、制御部102は、無線通信処理部101を介して、SM2の識別情報と当該SM2の属するSMネットワークを示すネットワーク識別情報とを含む参入応答を受信した場合、探索に成功したと判断する。制御部102は、参入要求を送信してから一定時間以内にSM2からなんの応答も受信しない場合、および参入要求を送信してから一定時間以内受信した応答が、通信端末1が登録されていないことを示す応答だけであった場合、探索に失敗したと判断する。
通信端末1は、探索に成功した場合(ステップS3 Yes)、認証処理を実行する(ステップS4)。詳細には、通信端末1は、例えばPANA認証などの定められた認証手順にしたがって、認証処理を実施する。通信端末1は、認証に成功したか否かを判断する(ステップS5)。詳細には、制御部102は、無線通信処理部101を介して、認証に成功したことを示す応答をSM2から受信した場合に認証に成功したと判断し、これ以外の場合認証に失敗したと判断する。
通信端末1は、認証に成功した場合(ステップS5 Yes)、参入処理を終了する。通信端末1は、参入処理を終了すると、通常動作または他の定められた動作を実施する。
ステップS3でNoの場合、およびステップS5でNoの場合には、通信端末1はnに1を加算し(ステップS6)、SM再探索休止時間を決定し(ステップS7)、Sleep状態へ遷移する(ステップS8)。詳細には、制御部102が、nに1を加算し、nの値を記憶部105へ格納し、状態判定部111および休止時間決定部113へ参入処理に失敗したことを通知する。状態判定部111は、制御部102から休止時間決定部113へ参入処理に失敗したことを通知されると、通信端末1をSleep状態に遷移させる。休止時間決定部113は、記憶部105に格納されているnの値、すなわち参入処理に失敗した回数に基づいてSM再探索休止時間を決定し、決定したSM再探索休止時間をタイマ112に設定する。休止時間決定部113は、例えば、記憶部105に格納されている再探索休止時間テーブルにしたがって、記憶部105に格納されているnの値に応じたSM再探索休止時間を決定する。
通信端末1は、ステップS8の後、Sleep状態に遷移してからSM再探索休止時間が経過したかを判断し(ステップS9)、SM再探索休止時間が経過した場合(ステップS9 No)、ステップS9を繰り返す。詳細には、タイマ112が設定されたSM再探索休止時間が経過したか否かを判断し、SM再探索休止時間が経過した場合、すなわち設定されたSM再探索休止時間が満了した場合、その旨を状態判定部111へ通知する。通信端末1は、SM再探索休止時間が経過した場合(ステップS9 Yes)、Active状態に遷移し(ステップS10)、ステップS2からの処理を繰り返す。詳細には、状態判定部111が、タイマ112からSM再探索休止時間が経過した通知を受けると、通信端末1をActive状態に遷移させ、Active状態となった制御部102がステップS2からの処理を再度実施する。
以上のように、本実施の形態の省電力制御方法は、第1状態においてSMネットワークとの間でSMネットワークへの参入処理を行う参入処理ステップと、参入処理に失敗するとSleep状態に遷移し、休止時間の間Sleep状態を継続する休止ステップと、を含む。また、本実施の形態の省電力制御方法は、参入処理を繰り返した回数に基づいて参入処理に失敗した後の休止時間を決定する休止時間決定ステップと、休止時間の経過後に通信端末を第1状態に遷移させる起動ステップと、を含む。また、起動ステップの後に参入処理ステップが再度実行され、参入処理ステップで参入処理に失敗するたびに、休止ステップ、休止時間決定ステップ、起動ステップおよび参入処理ステップが再度実行される。
図6は、本実施の形態の再探索休止時間テーブルの一例を示す図である。上述したように、参入処理に複数回連続して失敗する場合には、一時的な原因でない可能性が高くなるため、本実施の形態では、参入処理に連続して失敗した回数が多くなると再探索休止時間を長くする。図6に示した例では、初回の参入処理において探索または認証に失敗した場合すなわち参入処理の失敗回数が1回の場合、SM再探索休止時間は60秒である。これにより、通信端末1の設置工事者が、現場で2回目の参入処理の結果をすぐに確認することができ、作業を効率化することができる。
また、図6に示した例では、2回目の参入処理において探索または認証に失敗した場合の、SM再探索休止時間は30分である。これにより、3回目の参入処理で成功すれば、第2サービスであるガスまたは水道などのメーター、各種センサーの管理者が、機器からデータを取得する周期を30分より少し長く設定している場合に、次のデータの定期取得より前に現在の計量値、計測値などを送信することができる。例えば、ガスまたは水道などのメーターの検針データの収集周期が1時間である場合、検針データの次の取得タイミングより前に現在の検針データを送信することができる。なお、検針データの収集周期はこの例に限定されない。
また、図6に示した例では、3回目以降、すなわち3回目、4回目、5回目、・・・の参入処理において探索または認証に失敗した場合の、SM再探索休止時間は24時間である。これにより、4回目以降の参入処理で成功すれば、第2サービスであるガスまたは水道などのメーター、各種センサーの管理者が、機器からデータを取得する周期を24時間に設定している場合に、次のデータの定期取得より前に現在の計量値、計測値などを送信する可能性を高めることができる。ガスまたは水道などのメーターでは、事業者によって、検針データを取得する周期が異なることが想定される。例えば、収集周期は1時間程度から24時間程度までの間で、事業者ごとに異なる可能性がある。このため、本実施の形態では、SM再探索休止時間を、上述したように、2回目の参入処理に失敗した場合の30分という値と3回目以降の参入処理に失敗した場合の24時間という値との2段階で設定するため、事業者に応じてSM再探索休止時間を変更する必要がない。したがって、例えば、検針データの取得周期を1時間に設定している事業者にとっても、24時間に設定している事業者にとってもできるだけ検針データの欠落を防いだ上で通信端末1の消費電力を削減することができる。すなわち、本実施の形態では、電池の消耗を抑制しつつ管理者のニーズに応じた適切なSM再探索休止時間を設定することができる。また、SMネットワークにおいてHES6が、当該SMネットワークに接続されている通信端末1に関する接続確認は、例えば、1日程度の周期で行われる。3回目以降の参入処理において探索または認証に失敗した場合の、SM再探索休止時間は24時間とすることで、HES6による接続確認の周期が24時間である場合に、次の接続確認の前に参入処理が行われる可能性を高めることができる。また、翌日まで、通信端末1はActive状態に遷移しないため、消費電力を抑制することができる。
このように、図6に示した例では、休止時間テーブルである再探索休止時間テーブルは、初回の参入処理に失敗した後の休止時間である第1休止時間と、参入処理回数が2回目の参入処理に失敗した後の休止時間である第2休止時間と、参入処理回数が3回目以降の参入処理に失敗した後の休止時間である第3休止時間と、を示す情報を参入処理回数と対応付けられたテーブルである。第2休止時間は、第1休止時間より長く、第3休止時間は第2休止時間より長い。間欠動作処理部104は、参入処理回数と再探索休止時間テーブルとを用いて、休止時間を、第1休止時間、第2休止時間および第3休止時間のうちのいずれか1つに決定する。第2休止時間を、ガス、水道の自動検針サービスなどである第2サービスにおけるデータ収集周期より短く設定しておくことで、次のデータ収集周期までに再度参入処理が実施されてデータが収集される可能性を高めることができる。また、第1休止時間を、通信端末1の設置作業に要すると想定される時間より短くすることで、設置作業を効率的に進めることができる。また、第3休止時間を、SMネットワークが通信端末1の接続状況の確認を行う周期より短くすることで、次の接続確認までに参入処理を終了できる可能性を高めることができる。
電力量の自動検針では、電力量の計量周期などがある程度定められているのに対し、ガス、水道などのメーター、各種センサーを用いた監視制御サービスでは収集周期が定められていないこともある。このため、通信端末1の初期設定としてのSM再探索休止時間を収集周期に応じて一律に定めておくことは難しい。また、通信端末1はどのようなサービスに用いられてもよいように共通化されることも考えられ、この場合も、SM再探索休止時間を一律に設定すると、サービスに応じたニーズに合わない可能性がある。これに対して、本実施の形態では、図6に例示したように、2回目の参入処理において探索または認証に失敗した場合のSM再探索休止時間より、3回目以降の参入処理において探索または認証に失敗した場合のSM再探索休止時間を長くしているので、30分より少し長い収集周期のサービスに対応しつつ、消費電力を抑制することができる。
なお、図6に示したSM再探索休止時間は一例であり、SM再探索休止時間の具体的な数値は図6に示した例に限定されない。また、図6に示した例ではSM再探索休止時間を3段階で決定しているが、2段階であってもよく4段階以上に分けて決定してもよい。また、図6に示した例では、参入処理に失敗した回数が3回以下の場合、参入処理の失敗回数が1回増えるごとにSM再探索休止時間を増加させているが、失敗回数1回と2回ではSM再探索休止時間を同じ値とし、失敗回数3回でSM再探索休止時間を増加させるといったように、参入処理の失敗回数が複数回増えるごとにSM再探索休止時間を増加させてもよい。
図7は、本実施の形態のSM再探索休止時間の設定を例示するためのシーケンス図である。まず、通信端末1は、Active状態になると(ステップS11)、参入要求をビーコン信号としてブロードキャストにより送信する(ステップS12)。図7では、通信端末1が登録されているSMネットワークに属するSM2が通信端末1の近隣に存在せず、通信端末1がSM探索に失敗した例を示している。一定時間経過しても、参入応答を受信しないため、通信端末1は、参入処理の失敗回数1回に対応するSM再探索休止時間であるSM再探索休止時間#1を休止時間として設定してSleep状態へ遷移する(ステップS13)。SM再探索休止時間#1は、図6に示した例では60秒である。
ステップS13の実施からSM再探索休止時間#1が経過すると、通信端末1は、Active状態になり(ステップS14)、再び、参入要求をビーコン信号としてブロードキャストにより送信する(ステップS15)。一定時間経過しても、参入応答を受信しないため、通信端末1は、参入処理の失敗回数2回に対応するSM再探索休止時間であるSM再探索休止時間#2を休止時間として設定してSleep状態へ遷移する(ステップS16)。SM再探索休止時間#2は、図6に示した例では30分である。
ステップS16の実施からSM再探索休止時間#2が経過すると、通信端末1は、Active状態になり(ステップS17)、再び、参入要求をビーコン信号としてブロードキャストにより送信する(ステップS18)。一定時間経過しても、参入応答を受信しないため、通信端末1は、参入処理の失敗回数3回以降に対応するSM再探索休止時間であるSM再探索休止時間#3を休止時間として設定してSleep状態へ遷移する(ステップS19)。SM再探索休止時間#3は、図6に示した例では24時間である。
以降、ステップS17,S18と同様に、ステップS20,ステップS21が行われる。なお、図7では、SM再探索休止時間#1〜#3は、実際の時間の長さに応じて示されているわけではなく、失敗回数が進むごとにSM再探索休止時間が長くなることを模式的に示している。SM再探索休止時間#3は、上述したように例えば24時間であり、SM2が新たに設置されるなどにより、参入処理の失敗の要因が取り除かれると、通信端末1は参入処理に成功し、以降は通常動作を行うことができる。
以上のように、本実施の形態では、通信端末1が、参入処理の失敗回数に応じて休止時間を決定するようにした。このため、電池の消耗を抑制しつつ適切な休止時間を設定することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1−1〜1−6,1−10,1−21,1−22 通信端末、2,2−1〜2−13,2−21,2−22 SM、7 ガス自動検針システム、10,20,30 第1サービスシステム、11,21,31 通信システム、40,50 第2サービスシステム、70,70−1〜70−6,70−10 ガスメーター、71 通信処理部、72,102 制御部、73,105,214 記憶部、74 計量部、100 アンテナ、101 無線通信処理部、103,213 接続機器通信処理部、104 間欠動作処理部、106 電池、111 状態判定部、112 タイマ、113 休止時間決定部、201 通信部、202 メーター、211 通信処理部、212 第1制御部、215 第2制御部。

Claims (10)

  1. 第1状態と前記第1状態より消費電力の少ない第2状態とを交互に繰り返す間欠動作を行う通信端末であって、
    前記通信端末を駆動する電池と、
    第1サービスのために構築された通信ネットワークを介して、第2サービスを提供するための第2サービスシステムと通信を行うことが可能な第1通信処理部と、
    接続される機器との間で通信を行うことが可能な第2通信処理部と、
    前記第1状態において前記第1通信処理部を介して前記通信ネットワークとの間で前記通信ネットワークへの参入処理を行い、前記参入処理に失敗すると前記参入処理を繰り返す制御部と、
    前記参入処理に失敗すると前記通信端末を前記第2状態に遷移させ、前記参入処理を繰り返した回数に基づいて前記参入処理に失敗した後の前記第2状態の継続時間である休止時間を決定し、前記休止時間の経過後に前記通信端末を前記第1状態に遷移させる間欠動作処理部と、
    を備え
    前記間欠動作処理部は、前記参入処理を繰り返した回数である参入処理回数が第1回数であるときの前記休止時間より、前記参入処理回数が、前記第1回数より回数の多い第2回数であるときの前記休止時間が長くなるように、前記休止時間を決定することを特徴とする通信端末。
  2. 前記第1サービスは、電力の使用量の自動検針サービスであることを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記第2サービスは、ガスの使用量の自動検針サービス、または水道の使用量の自動検針サービスであることを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末。
  4. 初回の前記参入処理に失敗した後の前記休止時間である第1休止時間と、前記参入処理回数が2回目の前記参入処理に失敗した後の前記休止時間である第2休止時間と、前記参入処理回数が3回目以降の前記参入処理に失敗した後の前記休止時間である第3休止時間と、を示す情報を前記参入処理回数と対応付けて休止時間テーブルとして記憶する記憶部、
    を備え、
    前記間欠動作処理部は、前記参入処理回数と前記休止時間テーブルとを用いて、前記休止時間を、前記第1休止時間、前記第2休止時間および前記第3休止時間のうちのいずれか1つに決定し、
    前記第2休止時間は、前記第1休止時間より長く、前記第3休止時間は前記第2休止時間より長いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の通信端末。
  5. 前記第2休止時間は、前記第2サービスにおけるデータ収集周期より短いことを特徴とする請求項に記載の通信端末。
  6. 前記第1休止時間は、前記通信端末の設置作業に要すると想定される時間より短いことを特徴とする請求項またはに記載の通信端末。
  7. 前記第3休止時間は、前記通信ネットワークが前記通信端末の接続状況の確認を行う周期より短いことを特徴とする請求項からのいずれか1つに記載の通信端末。
  8. 第1サービスのために構築された通信ネットワークと、
    第2サービスを提供するための第2サービスシステムと、
    第1状態と前記第1状態より消費電力の少ない第2状態とを交互に繰り返す間欠動作を行い、前記通信ネットワークを介して前記第2サービスシステムと前記第2サービスを提供するための通信を行うことが可能な複数の通信端末と、
    を備え、
    前記複数の通信端末のそれぞれは、
    前記通信端末を駆動する電池と、
    第1サービスのために構築された通信ネットワークを介して、第2サービスを提供するための第2サービスシステムと通信を行うことが可能な第1通信処理部と、
    接続される機器との間で通信を行うことが可能な第2通信処理部と、
    前記第1状態において前記第1通信処理部を介して前記通信ネットワークとの間で前記通信ネットワークへの参入処理を行い、前記参入処理に失敗すると前記参入処理を繰り返す制御部と、
    前記参入処理に失敗すると前記通信端末を前記第2状態に遷移させ、前記参入処理を繰り返した回数に基づいて前記参入処理に失敗した後の前記第2状態の継続時間である休止時間を決定し、前記休止時間の経過後に前記通信端末を前記第1状態に遷移させる間欠動作処理部と、
    を備え
    前記間欠動作処理部は、前記参入処理を繰り返した回数である参入処理回数が第1回数であるときの前記休止時間より、前記参入処理回数が、前記第1回数より回数の多い第2回数であるときの前記休止時間が長くなるように、前記休止時間を決定することを特徴とする通信システム。
  9. 第1状態と前記第1状態より消費電力の少ない第2状態とを交互に繰り返す間欠動作を行い、第1サービスのために構築された通信ネットワークを介して、第2サービスを提供するための第2サービスシステムと通信を行うことが可能な第1通信処理部と、接続される機器との間で通信を行うことが可能な第2通信処理部とを備える通信端末、が実行する省電力制御方法であって、
    前記第1状態において前記通信ネットワークとの間で前記通信ネットワークへの参入処理を行う参入処理ステップと、
    前記参入処理に失敗すると前記第2状態に遷移し、休止時間の間前記第2状態を継続する休止ステップと、
    前記参入処理を繰り返した回数に基づいて前記参入処理に失敗した後の前記休止時間を決定する休止時間決定ステップと、
    前記休止時間の経過後に前記通信端末を前記第1状態に遷移させる起動ステップと、
    を含み、
    前記起動ステップの後に前記参入処理ステップが再度実行され、前記参入処理ステップで参入処理に失敗するたびに、前記休止ステップ、前記休止時間決定ステップ、前記起動ステップおよび前記参入処理ステップが再度実行され
    前記休止時間決定ステップでは、前記参入処理を繰り返した回数である参入処理回数が第1回数であるときの前記休止時間より、前記参入処理回数が、前記第1回数より回数の多い第2回数であるときの前記休止時間が長くなるように、前記休止時間が決定されることを特徴とする省電力制御方法。
  10. 第1状態と前記第1状態より消費電力の少ない第2状態とを交互に繰り返す間欠動作を行い、第1サービスのために構築された通信ネットワークを介して、第2サービスを提供するための第2サービスシステムと通信を行うことが可能な第1通信処理部と、接続される機器との間で通信を行うことが可能な第2通信処理部とを備える通信端末、に、
    前記第1状態において前記第1通信処理部を介して前記通信ネットワークとの間で前記通信ネットワークへの参入処理を行う参入処理ステップと、
    前記参入処理に失敗すると前記第2状態に遷移し、休止時間の間前記第2状態を継続する休止ステップと、
    前記参入処理を繰り返した回数に基づいて前記参入処理に失敗した後の前記休止時間を決定する休止時間決定ステップと、
    前記休止時間の経過後に前記通信端末を前記第1状態に遷移させる起動ステップと、
    を実行させ、
    前記起動ステップの後に前記参入処理ステップが再度実行され、前記参入処理ステップで参入処理に失敗するたびに、前記休止ステップ、前記休止時間決定ステップ、前記起動ステップおよび前記参入処理ステップが再度実行され
    前記休止時間決定ステップでは、前記参入処理を繰り返した回数である参入処理回数が第1回数であるときの前記休止時間より、前記参入処理回数が、前記第1回数より回数の多い第2回数であるときの前記休止時間が長くなるように、前記休止時間が決定されることを特徴とする省電力制御プログラム。
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