JP6968021B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車などの車両に搭載される電気接続箱に関する。
従来から、自動車には、内部にリレーやヒューズ等の各種電子部品を実装した電気接続箱が搭載されており、電気接続箱の外部に備えられたバッテリーなどの外部機器と電気的に接続されている。例えば、近年普及している電気自動車やハイブリット自動車等では、外部機器として直流電流を交流電流に変換しモータに送電するインバータが用いられている。
このようなインバータと電気接続箱とを電気的に接続する構造の一例として、電気接続箱の内部に配索された電子回路や電子部品と電気的に接続されているバスバの端子部を外部に突出させ、この端子部をインバータ(外部機器)に備えられた端子接続部に接続させることができる電気接続箱が特許文献1に開示されている。
しかしながら、このようにバスバの端子部がロアカバーなどから外部に突出している電気接続箱は、納品や車両に搭載するために運搬時や組み付け時などに、バスバの端子部が他の部材と意図せずに干渉して損傷するおそれがあった。
特開2017−121178号公報
この発明は、上述した問題を鑑み、外部機器と電気的に接続させる端子部が他の部材と干渉することを防止できる電気接続箱を提供することを目的とする。
この発明は、外部機器と電気的に接続する端子部を一端側に備え、かつ、可撓性を有する可撓部材と、前記端子部が挿通可能な開口部を有する筐体と、該筐体の内部に固定され、前記可撓部材の前記端子部よりも他端側を保持する保持部とが備えられ、前記端子部が、前記筐体の内部に収納された収納状態と、前記開口部に貫通させて外部に突出した突出状態との間を移行可能に構成された電気接続箱であることを特徴とする。
前記可撓部材は、可撓性を有するとともに、前記筐体の外部に設けた外部機器と電気的に接続する電気伝導体をさし、例えば、可撓性を有していれば、銅やアルミのような導電性を有する金属を平板状や棒状などに形成したもの、軟金属を編組して構成された編組線などを含む。なお、前記可撓部材は、外部を絶縁体で被覆している場合を含む。
前記端子部は、前記可撓部材の一部が端子部として構成されている場合や、前記可撓部材に対して外部機器と電気的に接続させる端子部を装着させる場合を含む。
前記収納状態は、前記筐体の内部に前記端子部が収納されている状態であれば、前記可撓部材における一端側が他の部材などに保持されている状態や、保持されていない状態を含む。
この発明により、外部機器と電気的に接続させる端子部が他の部材と干渉することを防止できる。
詳述すると、前記保持部に保持された前記可撓部材は、可撓性を有するため、前記端子部を外部機器に接続しない場合に、前記端子部を前記筐体の内部に収容させることができる。したがって、例えば前記電気接続箱の運搬中や組み付け時などに、前記可撓部材の前記端子部が他の部材と干渉して前記可撓部材が損傷することを防止できる。
この発明の態様として、前記可撓部材が、弾性変形による復元力で前記突出状態又は前記収納状態の一方から他方へ移行してもよい。
この発明により、前記可撓部材の前記突出状態又は前記収納状態の一方から他方への移行を自動的に行うことができる。具体的には、前記可撓部材が前記復元力により、前記突出状態から前記収納状態へ移行する場合、前記端子部を前記外部機器との接続を解除することで前記端子部を前記筐体の内部に収納できるため、収納させるための作業を削減できる。
また、仮に前記開口部を塞ぐ蓋部が前記筐体に設けられた状態において、前記可撓部材が前記復元力により、前記収納状態から前記突出状態へ移行する場合、前記蓋部を外すことで前記端子部を前記筐体の外部に突出させることができるため、前記筐体の内部に異物が侵入することを防止できるとともに、前記端子部を前記外部機器に接続するための作業を簡易化できる。
またこの発明の態様として、前記筐体に、前記突出状態において、前記保持部に保持された前記可撓部材の被保持部と前記端子部との間を固定する固定部が備えられてもよい。
前記固定部は、前記可撓部材における前記被保持部と前記端子部との間を保持して固定する場合や、前記可撓部材の復元力を利用して固定する場合を含む。また前記固定部は、前記筐体の内部又は外部に設けられている場合を含む。
この発明により、前記筐体の外部に突出した状態で前記端子部を固定できるため、前記端子部の突出位置を所定の位置に固定でき、容易かつ確実に前記端子部を前記外部機器に接続でき、前記電気接続箱と前記外部機器との接続作業の効率化を図ることができる。
またこの発明の態様として、前記可撓部材が複数設けられ、前記固定部に、複数設けられた前記可撓部材をそれぞれ個別に固定する個別固定部が備えられてもよい。
前記個別固定部は前記可撓部材と同数だけ設けられた場合や、前記可撓部材よりも多く又は少なく設けられた場合を含む。
この発明により、前記端子部を個々に固定することができるため、確実に前記端子部を所望の位置に配置できる。
また、前記個別固定部を所望の位置に配置することで、前記外部機器に設けられた外部接続部の配置位置に合わせて前記端子部の配置位置を定めた前記電気接続箱とすることができる。すなわち、端子部が予め所望の位置に配置された電気接続箱を個別に製造する必要がなく、前記電気接続箱の製造効率を向上させることができるとともに、製造コストを削減できる。
また、例えばグレードや車種が異なる場合には、前記保持部に保持されたすべての可撓部材を使用しない場合がある。この場合、使用する可撓部材のみを前記個別固定部に固定させて前記外部機器と接続させることができるため、作業効率を向上させることができるとともに、製造コストを削減できる。
またこの発明の態様として、前記個別固定部は、それぞれの前記可撓部材における前記端子部よりも他端側を、外周全周にわたって囲繞してもよい。
この発明により、前記可撓部材における前記端子部よりも他端側を補強することができるため、例えば前記端子部を前記外部機器に接続する場合に、前記端子部に作用する外力により前記可撓部材が変形することを防止できる。これにより、前記端子部をより確実に外部機器に接続できる。
また、前記外部機器に前記端子部を接続する場合に、前記可撓部材が変形することを防止できるため、前記端子部が意図せぬ方向を向くことを防止できる。これにより、前記端子部が例えば前記外部機器や他の部材と干渉して損傷することを防止できる。
またこの発明の態様として、前記固定部は、前記可撓部材における前記被保持部と前記端子部との間を固定する固定部本体と、前記固定部本体を前記開口部に向けてスライド可能に支持するスライド支持部とで構成され、前記突出状態において、前記端子部が前記開口部を貫通して外部に突出するように、前記固定部本体を前記スライド支持部に対してスライドさせてもよい。
上述の前記端子部が前記開口部を貫通して外部に突出するようにとは、前記端子部のみが前記開口部を貫通して外部に突出する場合や、前記被保持部と前記端子部との間を固定する前記固定部本体が前記開口部を貫通して外部に突出する場合を含む。
この発明により、前記固定部本体を前記スライド支持部に対してスライドさせることで前記端子部を外部に突出させることができるため、前記収納状態から前記突出状態に容易に移行させることができるとともに、前記端子部の突出位置及び突出方向が所定の位置及び方向に定めることができる。したがって、前記端子部が前記可撓部材による変形の影響を受けずに前記外部機器に確実に接続させることができる。
またこの発明の態様として、前記スライド支持部の一部が、前記筐体構成する側壁で構成されていてもよい。
この発明により、部品点数を削減できるとともに、前記筐体内における前記スライド支持部が占める割合を削減できるため、前記筐体のコンパクト化を図ることができる。
またこの発明の態様として、前記固定部本体が前記スライド支持部に対してスライドするスライド方向に沿うように、前記可撓部材が前記保持部に保持されてもよい。
この発明によると、前記スライド方向に対して交差する方向に前記可撓部材を曲げる必要がないため、前記可撓部材を前記保持に保持させる場合に前記可撓部材にかかる負担を軽減できるとともに、前記固定部本体をスライドさせることにより前記可撓部材にかかる負担も軽減できる。
またこの発明の態様として、前記固定部本体が前記スライド支持部に対してスライドするスライド方向と交差するように、前記可撓部材が前記保持部に保持されてもよい。
この発明により、前記保持部が前記可撓部材を安定して保持することができる。また、前記端子部を外部機器に接続した場合に前記保持部に対して作用する応力を分散させることができる。
またこの発明の態様として、前記開口部が形成される開口面に対する前記端子固定部の高さが、前記収納状態において、前記開口部が形成される開口面に対する前記被保持部の高さよりも小さくなるように構成されてもよい。
この発明により、前記突出状態への移行時に前記可撓部材にかかる負担を軽減できるとともに、前記収納状態から前記突出状態への移行を容易に行うことができる。
またこの発明の態様として、前記可撓部材は、前記収納状態において、前記保持部に保持された前記被保持部と前記固定部に固定された固定箇所との間が、前記突出状態における前記端子部が突出する方向と逆方向に向けて前記保持部よりも突出するように湾曲させてもよい。
この発明により、収納状態において、可撓部材にかかる負担を軽減できるため、可撓部材の質が低下することを抑制できる。
またこの発明の態様として、前記可撓部材は、前記収納状態において、前記保持部に保持された前記被保持部と、前記固定部に固定された固定箇所との間が、前記保持部よりも前記保持部に対して前記突出状態における前記端子部が突出する方向に向けて前記保持部よりも突出するように湾曲させてもよい。
この発明により、収納状態において前記可撓部材が前記筐体内部の空間を占める体積を削減できるため、前記電気接続箱のコンパクト化を図ることができる。
またこの発明の態様として、前記開口部から突出する前記端子部の突出量を調整する調整部が備えられてもよい。
この発明により、外部機器の態様に合わせて前記端子部が前記筐体から突出する突出量を調整することができる。したがって、様々な外部機器に対応させることができる。
またこの発明の態様として、前記可撓部材は、編組線で構成されてもよい。
この発明によると、前記編組線は柔軟性に優れているため、様々な変形に対応させることができ、例えば前記端子部を前記筐体内部に収納させた収納状態において、前記編組線の占める体積を削減することができる。また、電気的には雑音や混線を防ぐことができる。
この発明により、外部機器と電気的に接続させる端子部が運搬中に他の部材と干渉することを防止できる電気接続箱を提供することができる。
車両における電気接続箱とインバータとの構成図。 電気接続箱とインバータの概略分解斜視図。 底部に固定されたスライド機構を前方上方から視た概略斜視図。 底面部及びスライド機構を後方上方から視た概略分解斜視図。 編組線及び保持部、固定部本体の説明図。 スライド支持部の説明図。 スライド機構の説明図。 他の実施形態のスライド機構の説明図。 他の実施形態のスライド機構の説明図。 他の実施形態の編組線及び保持部の説明図。
以下、インバータ100に接続する電気接続箱1と、電気接続箱1に内蔵されたスライド機構2と、スライド機構2を構成する保持部30について、図1〜図7に基づき説明する。
図1は電気自動車Cにおける電気接続箱1とインバータ100の構成図を示し、図2はインバータ100に接続する電気接続箱1の概略分解斜視図を示し、図3は底面部13に固定されたスライド機構2を前方上方から視た概略斜視図を示し、図4はスライド機構2を後方上方から視た概略分解斜視図を示す。
図5は編組線20の−L側(他端側)を保持する保持部30と編組線20の+L側(先端側)を固定する固定部本体50の説明図を示し、図6は固定部本体50をスライド可能に支持するスライド支持部60の説明図を示す。
図5及び図6について詳述すると、図5(a)は編組線20の他端側を保持する保持部30及び固定部本体50の平面図を示し、図5(b)は固定部本体50に先端が固定された編組線20と、保持部30との断面図を示す、なお、当該断面図は図5(a)におけるA−A矢視断面図に対応する。図6(a)はスライド支持部60の平面図を示し、図6(b)は図6(a)におけるB−B矢視断面図を示す。
電気自動車Cは、図1に示すように、例えば家庭用電源から直流電流が充電されたバッテリー200と、直流電流を交流電流に変換するインバータ100とが電気接続箱1を介して電気的に接続されている。このインバータ100で変換された交流電流によりモータ300を駆動させている。
電気接続箱1は、図2に示しように、図示しない電気部品や電子回路などが搭載された箱本体10と、箱本体10の内部に備えられたスライド機構2とで構成されている。
箱本体10は、図2に示すように、ロアカバー11と、ロアカバー11の上方を覆うアッパカバー12とで構成されている。
ロアカバー11は、図2に示すように、図示しない電気回路が配索された底面部13と、底面部13の外周縁から上方に突出する側壁部14とで構成されており、底面部13にはスライド機構2が固定されている。
スライド機構2を固定する底面部13には、図3及び図4に示すように、図示しないボルトを螺合可能な4つのボルト孔13aが設けられているとともに、高さ方向Hに貫通させ、後述する編組線20の端子部21を挿通可能に形成された平面視略矩形状の開口部70が設けられている。
底面部13に固定されるスライド機構2は、図3及び図4に示すように、幅方向Wに沿って並んだ3本の編組線20と、編組線20の他端側を保持する保持部30と、編組線20の先端側を開口部70に挿通可能に支持する固定部40とで構成されている。
編組線20は、軟銅線の束を編組して平らに成型した編組線であるため、導電性を有するとともに湾曲自在な可撓性を有する。この編組線20の先端(図4における+L側)には、外部接続部101と接続可能な端子部21が一体に設けられ、基端側(図4における−L側)には、後述する保持部30に固定される被保持部22が設けられている。
このように構成された編組線20は、幅方向Wに沿って3本並列に並んで配置されている。これらの編組線20を―W側から順に編組線20A,20B,20Cとする。
なお、本実施形態において、端子部21は編組線20の先端において一体に設けられているが、この構成に限定するものではなく、例えば端子部21の代わりに、編組線20の先端に別構成の接続端子を電気的に接続可能な構成としてもよい。
編組線20の被保持部22を保持する保持部30は、図4及び図5に示すように、底面部13に対して固定された中空状の角柱で構成されており、上面31には、長手方向Lに沿って下方に窪ませて形成された配置部32が設けられている。
配置部32は、図5(a)に示すように、長手方向Lに沿って設けられた溝であり、幅方向Wに沿った長さが編組線20の幅方向Wに対する長さよりも一回り大きく構成されているとともに、深さが編組線20の板厚よりもわずかに深くなるように構成されている。なお、配置部32は、外部接続部101に接続させる編組線20の本数と同じ数(3つ)だけ幅方向Wに沿って並んで形成されている。
このように構成された3つの配置部32に対して、編組線20(編組線20A,20B,20C)における被保持部22をそれぞれ配置し、図示しないボルトで固定することにより、編組線20を保持部30に保持させることができる。
なお、配置部32に保持された編組線20の被保持部22は、保持部30を介して図示しない電子機器類と編組線20電気的に接続している(図示省略)。
保持部30と同様に底面部13に固定されている固定部40は、保持部30に対して長手方向Lに沿って所定の間隔を隔てて配置されており、図4に示すように、編組線20の先端側を固定する固定部本体50と、固定部本体50を高さ方向Hに沿ってスライド可能に支持するスライド支持部60とで構成している。
固定部本体50は、長手方向Lに対する長さ(すなわち板厚)が編組線20の板厚の約3倍であるとともに、幅方向Wに対する長さが編組線20の横幅の3倍よりも一回り長く構成され、板厚における中央部分が高さ方向Hに沿って貫通した挿通部52が設けられた平板状の管状体である。
挿通部52は、編組線20が挿通可能に構成された貫通孔であり、幅方向Wに対して所定の間隔を隔てて配置される2つの区切部51により3分割されている。このように、編組線20を挿通可能となるように挿通部52を3分割して形成差レア貫通孔をそれぞれ−W側から挿通部521,522,523とする。
挿通部521,522,523は、略矩形状の貫通孔で構成されており、長手方向Lに対する長さが編組線20の板厚と略等しく、また幅方向Wに対する長さが編組線20よりもわずかに長くなるように構成されている。
また、固定部本体50の−L側の主面53には、図4及び図5(b)に示すように、高さ方向Hの中央部分において幅方向Wに沿って棒状に形成された係止突部54が備えられている。
係止突部54は、主面53から−L側に突出する棒状体であり、幅方向Wに対する長さが、主面53の幅方向Wに対する長さよりも短くなるように構成されている。
スライド支持部60は、底面部13に固定されているとともに、固定部本体50を高さ方向Hに沿ってスライド可能に支持しており、図6(a)及び図6(b)に示すように、底面部13に対して固定する支持部用固定部61と、固定部本体50を高さ方向Hに沿ってスライド可能に構成されたスライド部62と、スライド支持部60に対する固定部本体50のスライドを規制する規制部63と、スライド支持部60に対する固定部本体50のスライド距離を調整する調整部64とで一体に構成されている。
支持部用固定部61は、幅方向Wの長さが開口部70の横幅よりもわずかに短くなるように構成された略矩形状の板材であり(図3参照)、四隅には高さ方向Hに沿って貫通した支持部側固定孔61aが図示しないボルトを螺合可能に形成されているとともに、中央部分に開口65が形成されている。
支持部側固定孔61aは、底面部13に設けたボルト孔13aと対応するように配置されており、図示しないボルトを螺合することにより、底面部13とスライド支持部60とを固定することができる。
スライド部62は、支持部用固定部61に対して立設したスライド面621と、スライド面621の幅方向Wの両端から−L側に突出するスライド部側面622,622と、スライド部側面622,622の−L側端部から幅方向Wの内側に突出するスライド背面623,623とで構成された、平面視略で凹状に形成されている。
スライド面621は、支持部用固定部61に対して高さ方向Hに沿うように立設された板材であり、横幅(幅方向Wの長さ)が固定部本体50と比べて一回り長くなるように構成されるとともに、高さ(高さ方向Hの長さ)が固定部本体50の約2.5倍となるように構成されている(図7参照)。
このスライド面621は、図6(b)に示すように、側面視において支持部用固定部61に対して所定の角度で立設している平板状のスライド面支持部66と上端部分で連結している。
スライド面支持部66は、側面視において、支持部用固定部61が形成する底面開口部65の内周面のうち、+L側を向いた+L側端面651から上方に向かうに伴って、−L側に向けて傾斜する平板状の板体であって、上端部分がスライド面621の上端と連結している。このため、スライド面支持部66とスライド面621との間は中空状に形成されている(図6(b)参照)。
スライド部側面622は、スライド面621の幅方向Wの端部から固定部本体50の板厚分だけ−L側に突出した壁部であり、スライド支持部60の側壁の一部を形成している。
スライド背面623は、図6(a)に示すように、平面視においてスライド部側面622の−L側端部から幅方向Wの内側に向けてわずかに突出した角柱体であり、幅方向Wに沿って互いに対向するスライド背面623、623の対向面同士の間隔は、係止突部54の幅方向Wに沿った長さと等しくなるように構成されている。
このように構成されたスライド部62は、平面視において−L側が開口する略凹状の枠体であり、内形が固定部本体50の外形と略同形状に形成されている。また、スライド背面623同士の間隔が、係止突部54の横幅と略同じ長さになるように構成されている。
これにより、図7及び図8に示すように、スライド部62の−L側に形成された開口に、係止突部54を緩く嵌合させた状態で、スライド部62に沿って固定部本体50を高さ方向Hにスライド移動させることができる。
また、構成されたスライド部62は、支持部用固定部61と協働して、スライド支持部60の下面側に、挿通用開口部67が形成されている。
詳述すると、図6(a)及び図6(b)に示すように、挿通用開口部67はスライド支持部60の底面側において、スライド面621の−L側面と、支持部用固定部612,612の内周面と、支持部用固定部61の+L側端面とで形成された矩形状の貫通孔であり、挿通用開口部67は平面視において開口部70よりも長手方向Lに対して、一回り小さくなるように形成されている。(図7参照)なお、挿通用開口部67は支持部側固定孔61aをボルト孔13aに対応させて配置させた場合に、開口部70と対応するように設けられている。
規制部63は、図6(b)に示すように、−L側に配置されている支持部用固定部61の上方に配置された板状体であり、規制部63の+L側端面631が、支持部用固定部61の中央部分に形成された底面開口部65の内周面のうち、−L側を向いた−L側端面652と面一となるように配置されている。すなわち、+L側端面631は挿通用開口部67を形成していることとなる。
調整部64は、図6(a)及び図6(b)に示すように、位置調整基部641と位置調整係止部642とで構成されている。
位置調整基部641はスライド背面623の−L側端面から幅方向Wの内側に向けて突出した柱であって、スライド面621の高さの約3分の2程度の高さで構成されている。なお、位置調整基部641はスライド背面623の内側端部から係止突部54の板厚(長手方向Lの長さ)分だけ幅方向Wの内側に向けて突出している。
位置調整係止部642は、位置調整基部641から+L側に突出した係止片である。この位置調整係止部642における基端側(−L側)の上面には、下方に向けて切欠きが設けられているため、一定の力が作用した場合に上下方向に枢動可能に形成されている。
このように構成された位置調整係止部642は高さ方向Hに沿って所定の間隔を隔てて、4つ配置されており、上方から位置調整係止部642a,642b,642c,642dとする。
このように構成された編組線20、保持部30及び固定部40を組み付けることにより、スライド機構2を製造することができる。
以下、スライド機構2の製造及びスライド機構2の動作に関して図7及び図8に基づいて簡単に説明する。
ここで、図7は第一実施形態におけるスライド機構2の収納状態Sから突出状態Tへのスライド移動を示す説明図であり、図7(a)は収納状態Sでの図5(a)におけるA−A矢視断面図に対応する断面図を示し、図7(b)は突出状態Tでの図5(a)におけるA−A矢視断面図に対応する断面図を示す。
一方で、図8は第二実施形態におけるスライド機構2の収納状態Sから突出状態Tへのスライド移動を示す説明図であり、図8(a)は収納状態Sでの図5(a)におけるA−A矢視断面図に対応する断面図を示し、図8(b)は突出状態Tでの図5(a)におけるA−A矢視断面図に対応する断面図を示す。
はじめに、保持部30の配置部32に対して編組線20の被保持部22を配置し、図示しないボルトで螺合することにより、編組線20を保持部30に固定する。次に、編組線20における端子部21が固定部本体50の下端から突出するように、固定部本体50に形成された挿通部52(挿通部521,522,523)に編組線20(編組線20A,20B,20C)を挿通させる。
このとき、図7に示すように、編組線20の基端側が、正確には被保持部22の先端側から端子部21に向かって、下方に向けて凸状となるとともに、先端側に向かうに伴い上方に凸状となり、挿通部52に挿通されるように下方に向かう、側面視において略波形状となるように、編組線20を湾曲させて挿通部52に挿通させている。
本実施形態において、上述のように、編組線20は下方に向けて凸状となるように構成されているが、この構成に限らず、例えば図8に示すように、編組線20の基端側、正確には被保持部22の先端側と端子部21の基端側との間が、上方に凸状となる側面視凸状に形成されるように、編組線20を湾曲させて挿通部52に挿通させることもできる。
このような編組線20の形状を波形状とすることで、編組線20は可撓性を有するため、弾性変形した編組線20が固定部本体50に形成された挿通部52の内周面に押し付けられて、編組線20を所定の位置にとどまるように固定することができる。
なお、編組線20を所定の位置に固定するのに別個の固定具を用いても構わない。
次に、保持部30を底面部13に固定するとともに、編組線20の端子部21が下端側から突出するように挿通部52に挿通された固定部本体50をスライド部62に上方から組み付ける。
上述のように、スライド部62は、平面視において固定部本体50と略同形でるとともに、スライド背面623,623の間に形成される開口に係止突部54が緩く嵌り込むことができるため、固定部本体50をスライド部62に沿ってスライド移動させることができる。
そして、係止突部54の底面が位置調整係止部642aと当接する位置で固定部本体50を仮固定することができる。なお、係止突部54の底面が位置調整係止部642aと当接する位置では、図7(a)及び図8(a)に示すように、端子部21が底面部13よりも上方となるように配置されている。このように、端子部21が底面部13よりも上方(箱本体10の内部)に収納された状態を収納状態Sとする。
なお、収納状態Sにおいて配置部32は、固定部本体50に固定された編組線20の先端側よりも高くなるように形成されている。すなわち、配置部32は固定部本体50の上面よりも高い位置に配置されている。
また、固定部本体50を下方に向けてスライド移動させることで、例えば図7(b)及び図8(b)に示すように、係止突部54の底面が規制部63と当接する位置まで固定部本体50を下方に向けてスライド移動させることで、端子部21が底面部13の下方側に突出させる状態とすることができる。このように端子部21が底面部13の下方側に突出した状態を突出状態Tとする。
なお、係止突部54の底面を位置調整係止部642c,642dと当接させることで端子部21の突出量は適宜調整できる。
このように構成された電気接続箱1は、インバータ100と電気的に接続する端子部21を一端側に備え、可撓性を有する編組線20と、端子部21が挿通可能な開口部70を有する箱本体10と、箱本体10の内部に固定され、編組線20の端子部21よりも他端側を保持する保持部30とが備えられ、端子部21が、箱本体10の内部に収納された収納状態Sと、開口部70に貫通させて外部に突出した突出状態Tとの間を移行可能に構成されることにより、インバータ100と電気的に接続させる端子部21に他の部材が干渉することを防止できる。
詳述すると、保持部30に保持された編組線20は、可撓性を有するため、端子部21をインバータ100に接続しない場合に、端子部21を箱本体10の内部に収納させることができる。したがって、電気接続箱1の運搬中や組み付け作業時などに、端子部21が他の部材と干渉して編組線20が損傷することを防止できる。
また突出状態Tにおいて、箱本体10に、保持部30に保持された編組線20の被保持部22と端子部21との間を固定する挿通部52を有する固定部40(正確には固定部本体50)が備えられることにより、端子部21が箱本体10の外部に突出した状態である突出状態Tで固定できる。このため、端子部21の突出位置を所定の位置に固定することができ、容易かつ確実に端子部21をインバータ100に接続でき、電気接続箱1とインバータ100との接続作業の効率を向上させることができる。
また、編組線20が複数(編組線20A,20B,20C)設けられ、挿通部52が、複数設けられた編組線20をそれぞれ個別に固定する挿通部521,522,523で構成されることにより、端子部21を個々に固定することができる。したがって、確実にそれぞれの端子部21を所望の位置に配置できる。
また、挿通部521,522,523を所望の位置に配置することで、インバータ100に設けられた外部接続部101の配置位置に合わせて端子部21の配置位置を定めた電気接続箱1とすることができる。すなわち、端子部21が予め所望の位置に配置された電気接続箱1を個別に製造する必要がなく、電気接続箱1の製造効率を向上させることができるとともに、製造コストを削減できる。
また、例えばグレードや車種が異なる場合において、保持部30に保持されたすべての編組線20を使用しない場合には、使用する編組線20のみを保持させてインバータ100に接続させることができるため、作業効率を向上させることができるとともに、製造コストを削減できる。
また、挿通部521,522,523は、それぞれの編組線20における端子部21よりも他端側を、外周全周にわたって囲繞しているため、編組線20における端子部21よりも他端側を補強することができる。これにより、端子部21をインバータ100に接続する場合に、端子部21に作用する外力により編組線20が変形することを防止でき、端子部21をより確実にインバータ100に接続できる。
また、インバータ100に端子部21を接続する場合に、編組線20が変形することを防止できるため、端子部21が意図せぬ方向を向くことを防止できる。これにより、端子部21がインバータ100や他の部材と干渉して損傷することを防止できる。
また、固定部40は、編組線20における被保持部22と端子部21との間を固定する固定部本体50と、固定部本体50を開口部70に向けてスライド可能に支持するスライド支持部60とで構成され、突出状態Tにおいて、端子部21が開口部70を貫通して外部に突出するように、固定部本体50をスライド支持部60に対してスライドさせることで端子部21を箱本体10の外部に突出させることができる。これにより、収納状態Sから突出状態Tに容易に移行させることができるとともに、端子部21の突出位置及び突出方向が所定の位置及び方向に定まることができる。したがって、端子部21が編組線20による変形の影響を受けずにインバータ100に確実に接続させることができる。
また、固定部本体50がスライド支持部60に対してスライドするスライド方向(高さ方向H)と交差するように、すなわち被保持部22が長手方向Lに沿った配置部32に配置されることで、編組線20が保持部30に保持されることにより、保持部30が編組線20を安定して保持することができる。また、端子部21をインバータ100に接続した場合に保持部30に対して作用する応力をより確実に分散させることができる。
さらにまた、挿通部52が、収納状態Sにおいて、被保持部22よりも箱本体10の外部側に配置されていることにより、すなわち、底面部13に対する被保持部22の高さが、底面部13に対する挿通部52の高さよりも高くなるように構成されていることにより、突出状態Tへの移行時に編組線20にかかる負担を軽減できるとともに、収納状態Sから突出状態Tへの移行を容易に行うことができる。
また、図7に示すように、収納状態Sにおいて、編組線20は保持部30に保持された被保持部22と、固定部40に固定された固定箇所との間が、箱本体10の外部側(−H側)に向けて突出するように湾曲させることにより、編組線20が箱本体10内部の空間を占める体積を削減できるため、電気接続箱1のコンパクト化を図ることができる。
一方で、図8に示すように、収納状態Sにおいて、編組線20は保持部30に保持された被保持部22と、固定部40に固定された固定箇所との間が、箱本体10の内部側に向けて突出するように湾曲させた場合には、収納状態Sにおいて編組線20にかかる負担を軽減でき、編組線20の質が低下することを抑制できる。
また、開口部70から突出する端子部21の突出量を調整する調整部64が備えられることにより、インバータ100の態様に合わせて端子部21が箱本体10から突出する突出量を調整することができるため、様々なインバータ100に対応させることができる。
また、編組線20は、柔軟性に優れているため、様々な変形に対応させることができ、例えば端子部21を箱本体10内部に収納させた収納状態Sにおいて、編組線20の占める体積を削減することができる。また、電気的には雑音や混線を防ぐことができる。
また、例えば編組線20は弾性変形による復元力で突出状態T又は収納状態Sの一方から他方へ移行する構成とすることができる。
詳述すると、図7及び図8のように、編組線20は被保持部22を保持部30に固定されているとともに、一端側を固定部本体50に固定されているため、編組線20は基の形状に戻ろうとする復元力が作用する。この場合において、例えば固定部本体50を下方にスライドさせた収納状態Sにおいて、編組線20が基の形状に戻ろうとして、復元力が作用することとなる。この復元力より、編組線20を箱本体10の内部に収納させた収納状態Sに自動的に移行させることができる。
すなわち、編組線20が復元力により、突出状態Tから収納状態Sへ移行する場合、端子部21をインバータ100との接続を解除することで、端子部21を箱本体10の内部に収納できるため、収納させるための作業を削減できる。
また、仮に開口部70を塞ぐ蓋部が箱本体10に設けられた状態において、編組線20が復元力により、収納状態Sから突出状態Tへ移行する場合、蓋部を外すことで端子部21を箱本体10の外部に突出させることができるため、箱本体10の内部に異物が侵入することを防止できるとともに、端子部21をインバータ100に接続するための作業を簡易化できる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の外部機器は、インバータ100に対応し、
以下同様に、
可撓部材は、編組線20に対応し、
筐体は、箱本体10に対応し、
端子固定部は、挿通部52に対応し、
個別固定部は、挿通部521,522,523に対応し、
側壁は、側壁部14に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、編組線20は、可撓性を有するとともに、箱本体10の外部に設けたインバータ100と電気的に接続する電気伝導体であればどのようなものでも良く、可撓性を有する銅やアルミのような導電性を有する金属を平板状や棒状などに形成したものでもよい。
また、電気接続箱1を接続する外部機器は、必ずしもインバータ100に限らず、対応可能な外部機器であればどのようなものでも構わない。
さらに、本実施形態において、端子部21は底面部13に設けた開口部70を挿通する構成だが、底面部13に限らず側壁部14に開口部70を設けた構成であっても構わない。
本実施形態において、挿通部52は編組線20と同数となるよう挿通部52を区分けしているが、必ずしも同数である必要はなく、例えば、区分けした挿通部52よりも編組線20を多く又は少なく設けられてもよい。
上述の端子部21が開口部70を貫通して外部に突出するようにとは、端子部21のみが開口部70を貫通して外部に突出する場合や、被保持部22と端子部21との間を固定する固定部本体50が開口部70を貫通して外部に突出する場合を含む。
また、本実施形態において、保持部30に配置するスライド機構2はスライド方向である高さ方向Hに対して直交する長手方向Lに沿って配置されているが、この方向に限定される訳ではなく、例えば、スライド機構2を固定部本体50がスライド支持部60に対してスライドするスライド方向(高さ方向H)に沿うように、編組線20を保持部30に保持させることができる。
これにより、スライド方向に対して交差する方向に編組線20を曲げる必要がないため、編組線20を保持に保持させる場合に編組線20にかかる負担を軽減できるとともに、固定部本体50をスライドさせることにより編組線20にかかる負担も軽減できる。
また、本実施形態では、スライド支持部60は、底面部13に固定された別部材で構成されているが、この形状に限られるものではなく、例えば図9に示すように、箱本体10構成する側壁部14が、スライド支持部60の一部を構成してもよい。すなわち、側壁部14に沿って固定部本体50がスライドする構成としてもよい。
これにより、部品点数を削減できるとともに、箱本体10内におけるスライド支持部60が占める割合を削減できるため、箱本体10のコンパクト化を図ることができる。
さらにまた、本実施形態では、編組線20を固定部本体50に固定し、スライド部62に沿って高さ方向Hにスライド移動させることにより、端子部21を箱本体10の内部に収納した収納状態S及び底面部13から下方に突出させた突出状態Tへ移行できる構成としているが、この構成に限るものではなく、例えば図10に示すように、固定部40を備えていない構成であってもよい。
具体的には、インバータ100に対して接続しない場合には、編組線20を箱本体10の内部に収納させておき(収納状態Sとしておき)、インバータ100に対して接続する場合に、編組線20を開口部70に備えた固定部(図示省略)に直接固定する構成であってもよい。
この構成では、開口部70に設けた固定部に編組線20を直接固定することができるため、様々なインバータ100に対応することができる。また、編組線20は、柔軟性に優れているため、図10に示す編組線20Aのように、主面が幅方向Wを向くようにねじって配置することもできる。
なお、開口部70に固定部を設けず、編組線20の端子部21を直接インバータ100に接続してもかまわない。
1 電気接続箱
10 箱本体
14 側壁部
20 編組線
21 端子部
22 被保持部
30 保持部
50 固定部本体
52 挿通部
521 挿通部
522 挿通部
523 挿通部
60 スライド支持部
64 調整部
70 開口部
100 インバータ
S 収納状態
T 突出状態

Claims (14)

  1. 外部機器と電気的に接続する端子部を一端側に備え、かつ、可撓性を有する可撓部材と、
    前記端子部が挿通可能な開口部を有する筐体と、
    該筐体の内部に固定され、前記可撓部材の前記端子部よりも他端側を保持する保持部とが備えられ、
    前記端子部が、前記筐体の内部に収納された収納状態と、前記開口部に貫通させて外部に突出した突出状態との間を移行可能に構成された
    電気接続箱。
  2. 前記可撓部材が、
    弾性変形による復元力で前記突出状態又は前記収納状態の一方から他方へ移行する
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記筐体に、前記突出状態において、前記保持部に保持された前記可撓部材の被保持部と前記端子部との間を固定する端子固定部を有する固定部が備えられた
    請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記可撓部材が複数設けられ、
    前記端子固定部は、複数設けられた前記可撓部材をそれぞれ個別に固定する個別固定部で構成され
    請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 前記個別固定部は、
    それぞれの前記可撓部材における前記端子部よりも他端側を、外周全周にわたって囲繞する
    請求項4に記載の電気接続箱。
  6. □前記固定部は、
    前記可撓部材における前記保持部に保持された被保持部と前記端子部との間を固定する固定部本体と、
    前記固定部本体を前記開口部に向けてスライド可能に支持するスライド支持部とで構成され、
    前記突出状態において、前記端子部が前記開口部を貫通して外部に突出するように、前記固定部本体を前記スライド支持部に対してスライドさせた
    請求項3乃至請求項5のうちのいずれかに記載の電気接続箱。
  7. 前記スライド支持部の一部が、前記筐体構成する側壁で構成される
    請求項6に記載の電気接続箱。
  8. 前記固定部本体が前記スライド支持部に対してスライドするスライド方向に沿うように、前記可撓部材が前記保持部に保持された
    請求項6又は請求項7に記載の電気接続箱。
  9. 前記固定部本体が前記スライド支持部に対してスライドするスライド方向と交差するように、前記可撓部材が前記保持部に保持された
    請求項6又は請求項7に記載の電気接続箱。
  10. 前記開口部が形成される開口面に対する前記端子固定部の高さが、
    前記収納状態において、前記開口部が形成される開口面に対する前記被保持部の高さよりも小さくなるように構成された
    請求項3乃至請求項9のうちのいずれかに記載の電気接続箱。
  11. 前記可撓部材は、
    前記収納状態において、前記保持部に保持された前記被保持部と前記固定部に固定された固定箇所との間が、前記突出状態における前記端子部が突出する方向と逆方向に向けて前記保持部よりも突出するように湾曲させた
    請求項3乃至請求項10のうちのいずれかに記載の電気接続箱。
  12. 前記可撓部材は、
    前記収納状態において、前記保持部に保持された前記被保持部と、前記固定部に固定された固定箇所との間が、前記保持部に対して前記突出状態における前記端子部が突出する方向に向けて前記保持部よりも突出するように湾曲させた
    請求項3乃至請求項10のうちのいずれかに記載の電気接続箱。
  13. 前記開口部から突出する前記端子部の突出量を調整する調整部が備えられた
    請求項3乃至請求項12のうちのいずれかに記載の電気接続箱。
  14. 前記可撓部材は、編組線で構成された
    請求項1乃至請求項13のうちのいずれかに記載の電気接続箱。
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