JP6967804B1 - 塗料缶保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】持ち運びを容易にして、屋根などの傾斜のある塗装面での塗装作業効率を向上させることができる塗料缶保持具を提供する。【解決手段】本体部は、長尺の複数の板状体(正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104)と、連設される板状体の端部同士を折り曲げ可能に連結する連結リング106a〜106cと、連結リング106a〜106cによって連結された複数の板状体からなる帯状部を塗料缶Cに巻き付けて帯状部の両端を着脱可能に接続する接続部(ボルト105a及びナット105b)と、塗料缶Cを巻き付けて接続部によって接続された帯状部で塗料缶Cを締め付けるための締付手段(ボルト105a及びナット105b)とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、塗料缶保持具に関する。
従来、建物の屋根を塗装する際には、屋根上に塗料缶を載置して作業をするのが一般的である。また、屋根は傾斜をなしていることが多いが、この傾斜面上に塗料缶を載置すると、塗料缶が不安定な状態となり、塗料缶が転倒したり、屋根から落下するといった問題が生じ得る。そのため、作業者が塗料缶を支持した状態で塗装作業が行われているという実情がある。
このような問題を解消するものとして、例えば、塗料缶を抱持する本体から斜面に載置するための足部を下方に突出させ、塗料缶の下端縁と足部とを斜面に接地させることで、塗料缶を屋根の斜面に載置した際に、塗料缶を水平に保持することが可能な塗料缶保持具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−293876号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の塗料缶保持具は、抱持する本体が帯状をなしてかさばった形状となっている。特に、屋根の塗装作業に際しては、塗料缶とこれを保持する塗料缶保持具を所持して梯子等を使って屋根に上がらなくてはならず、持ち運びし難いために、大変煩雑であり、作業負担がかかる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、持ち運びを容易にして、屋根などの傾斜のある塗装面での塗装作業効率を向上させることができる塗料缶保持具を提供することを目的とするものである。
上記目的を解決するため、請求項1に記載の発明は、
塗料缶を斜面に設置するために用いられる塗料缶保持具であって、
塗料缶の側面の任意の高さに巻き付け、該塗料缶に対して締め付け固定される本体部と、
前記本体部から下方に延在して前記斜面に載置するための脚部とを備え、
前記本体部は、
長尺の複数の板状体と、
連設される前記板状体の端部同士を折り曲げ可能に連結する連結部と、
前記連結部によって連結された複数の前記板状体からなる帯状部を前記塗料缶に巻き付けて該帯状部の両端部を着脱可能に接続する接続部と、
前記塗料缶を巻き付けて前記接続部によって接続された前記帯状部で該塗料缶を締め付けるための締付手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の塗料缶保持具において、
前記複数の板状体のうちの少なくとも一つの、前記塗料缶に当接する面に、滑り止め手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の塗料缶保持具において、
前記締付手段が前記接続部に備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、持ち運びを容易にして、屋根などの傾斜のある塗装面での塗装作業効率を向上させることができる塗料缶保持具を提供することができる。
(A)は、本実施形態に係る塗料缶保持具の平面図であり、(B)は、その正面図であり、(C)は、その右側面図である。 (A)は、塗料缶保持具の使用状態を示す右側面図であり、(B)は、その斜視図である。 本実施形態に係る塗料缶保持具の折り畳み手順を説明する図である。 本実施形態に係る塗料缶保持具に適用可能な締付部の別の態様を示す図である。 本実施形態に係る塗料缶保持具に適用可能な締付部の別の態様を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る塗料缶保持具について、図面を参照しながら説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有するものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
先ず、図1を参照しながら、本実施形態に係る塗料缶保持具100の構成について説明する。ここで、図1(A)は、本実施形態に係る塗料缶保持具100の平面図であり、同図(B)は、その正面図であり、同図(C)は、その右側面図である。本実施形態の説明において、前後、左右、上下とは、作業者が脚部が取り付けられる側から見た状態を基準とした前後、左右、上下を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係る塗料缶保持具100は、正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103、背面プレート104が直列に配置されるとともに、正面プレート101の左端と左側プレート102の右端とが連結リング106aにより折り曲げ可能に接続されており、左側プレート102の左端と背面プレート104の右端とが連結リング106bにより折り曲げ可能に接続されており、正面プレート101の右端と右側プレート103の左端とが連結リング106cにより折り曲げ可能に接続されている。すなわち、本実施形態では、連結リング106a〜106cがそれぞれ連結部として機能している。また、本実施形態では、連結リング106a〜106cで連結された正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104により帯状部を構成している。
正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104は、それぞれ、細長長方形状の金属製の板部材により形成されている。また、右側プレート103は、先端部に円形の挿通孔103aが開設されており、後述するボルト105aが挿通可能とされている。また、背面プレート104は、先端にフランジ104aが設けられており、このフランジ104aにボルト105aが突設されている。すなわち、連結リング106a〜106cで正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104でそれぞれ内側に折り曲げると、ボルト105aと挿通孔103aが位置整合してボルト105aが挿通孔103aを挿通可能となり、挿通孔103aにボルト105aを挿通することにより、図2に示すように、塗料缶保持具100が方形環状に形成され、塗料缶Cを巻き付けることができる。なお、このとき、背面プレート104のフランジ104aと右側プレート103との間に間隙が形成される。また、塗料缶保持具100の塗料缶Cへの巻き付け位置は、屋根等の傾斜面に塗料缶Cを載置した際に、塗料缶Cが水平を保つように、設置する傾斜面の角度に応じて適宜設定される。その後、右側プレート103の挿通孔103aに挿通されたボルト105aに対してナット105b(図2参照)を螺合して締め付け、背面プレート104のフランジ104aと右側プレート103との間隔を狭めることで、塗料缶保持具100によって塗料缶Cが締め付けられ、塗料缶Cが塗料缶保持具100によってしっかりと保持される。すなわち、本実施形態では、ボルト105a及びナット105bにより接続部を構成し、また、締付手段としても構成されている。なお、本実施形態では、ナット105bを用いたが、操作性を向上させるためにナットの形状を適宜に設計してもよく、例えば、蝶ナット等、ナットを回転させやすいようにつまみ部を備えたものを採用してもよい。また、本実施形態では、締付手段が接続部に備えられている構成とされているが、締付手段と接続部とが別部材により構成されてもよい。
また、本実施形態では図示していないが、正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104の内周側に滑り止めが設けられている。本実施形態では、滑り止めとして、支持する塗料缶との摺接摩擦抵抗の大きいゴム等の天然樹脂や熱可塑性樹脂が採用されているが、摺接摩擦抵抗の大きい材料であれば他の材料であってもよく、例えば、サンドペーパーを設けたり、上記プレートの内周面を加工して摺接摩擦抵抗を大きくするようにしてもよい。また、正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104の内周側全面に滑り止めが設けられてもよいし、一部にのみ滑り止めが設けられてもよい。また、正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104のうちの全部に滑り止めが設けられてもよいし、一部のプレートにのみ滑り止めが設けられてもよい。
また、正面プレート101における左右位置に、下方に延在してハ字形状をなすように一対の脚部(左脚部107L、右脚部107R)が設けられている。左脚部107L及び右脚部107Rは、正面プレート101の下端からやや下方において前方に所定角度(例えば、5度)折り曲げられている。なお、左脚部107L及び右脚部107Rのなす角度は適宜の角度に設定することができる。また、左脚部107L及び右脚部107Rは、先端が傾斜面に当接するようにさらに所定角度(例えば、55度)前方に折り曲げられており、それぞれ左接地部107La及び右接地部107Raを構成している。なお、左接地部107La及び右接地部107Raのなす角度は適宜の角度に設定することができる。また、左接地部107La及び右接地部107Raの底面は、図示しないが、それぞれ滑り止め部が設けられており、塗料缶保持具100を屋根等の傾斜面に設置した場合に、滑ってしまうのを防止することができる。滑り止め部としては、上述したような、摺接摩擦抵抗の大きいゴム等の天然樹脂や熱可塑性樹脂が採用されているが、摺接摩擦抵抗の大きい材料であれば他の材料であってもよく、例えば、サンドペーパーを設けたり、左接地部107La及び右接地部107Raの底面を加工して摺接摩擦抵抗を大きくするようにしてもよい。なお、脚部の形状や材料は上述したものに限らず、適宜のものを選択することができる。
なお、連結リング106a〜106cは、正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104にそれぞれ取付部材を介して取り付けられているが、正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104に直接設けられる態様であってもよい。また、連結リング106a〜106cは、金属製の環状体により形成されているが、正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104が折り曲げ可能に構成されていればいずれの部材を採用してもよく、例えば、蝶番で2つのプレートを折り曲げ可能に接続してもよいし、軸ピンにより2つのプレートを軸支して折り曲げ可能に接続するようにしてもよい。また、材料も金属に限らず、本願発明の目的を達成可能なものであれば、いずれの材料についても採用してもよく、例えば、一部又は全部を金属に換えて樹脂にしてもよい。また、本実施形態における、正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104はいずれも金属板により構成したが、本願発明の目的を達成可能なものであれば、いずれの材料についても採用してもよく、例えば、一部又は全部を金属に換えて樹脂にしてもよい。
また、本実施形態における、正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104の長さは、一般的な金属製の一斗缶(例えば、「JIS Z 1602:2003」で規格化されている一斗缶)に整合する長さとしているが、使用する塗料缶のサイズに合わせて適宜設定されてもよいし、また、異なる塗料缶のサイズに適合できるように、正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104のうちの1つ又は複数のプレートの長さを可変可能な構成としてもよい。
以上のようにして塗料缶保持具100を塗料缶Cに取り付けた状態で、図2に示すように、屋根Rに載置すると、左脚部107L及び右脚部107Rの各接地部(左接地部107La、右接地部107Ra)と、塗料缶Cの下端縁とにより塗料缶Cを水平に支持することができる。
次に、本実施形態における塗料缶保持具100の折り畳み手順について、図3を参照しながら説明する。
先ず、図3(A)に示すように、塗料缶Cから取り外した塗料缶保持具100の各プレートを直列方向に延伸し、背面プレート104を、連結リング106bにより軸Pを回動軸として、左側プレート102の内周面に向けて(平面視でCW方向に)回動させることで、図3(B)に示すように、背面プレート104の内周面と左側プレート102の内周面とが対向するようにして重ね合わせる。
続いて、上述したようにして重ね合わさった背面プレート104及び左側プレート102を、連結リング106aにより軸Qを回動軸として、正面プレート101の外周面に向けて(平面視でCCW方向に)回動させることで、図3(C)に示すように、背面プレート104とともに左側プレート102の外周面と正面プレート101の外周面とが対向するようにして重ね合わせる。
最後に、右側プレート103を、連結リング106cにより軸Sを回動軸として、正面プレート101の内周面に向けて(平面視でCCW方向に)回動させることで、図3(D)に示すように、背面プレート104、左側プレート102及び正面プレート101が重ね合わさった状態で右側プレート103の内周面と正面プレート101の内周面とが対向するようにして重ね合わせる。すると、図3(D)に示すように、正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104が重ね合わせ状態で折り畳まれる。なお、重ね合わせ状態で折り畳まれた複数のプレートを、例えば、バンド等で縛ることで、プレートがばらけるのを防止するようにしてもよい。
本実施形態では、上述したように構成されているので、比較的軽量でしかもコンパクトに折り畳むことができるので、持ち運びが容易であり、例えば、屋根等の高所で塗装作業を行う場合に、塗料缶及びこれを支持する塗料缶保持具の搬送作業負荷が軽減され、塗装作業効率を向上させることができるようになる。
なお、本実施形態において、脚部(左脚部107L、右脚部107R)をさらに収納可能に構成されてもよく、例えば、脚部の基端部が正面プレートに対して回動可能に取り付けられており、ロック手段によるロックを解除することで左脚部107L及び右脚部107Rがそれぞれ回動可能となり、上述したようにして重ね合わせ状態で折り畳まれたプレートとともに重ね合わせ可能に構成してもよい。これにより、持ち運びがさらに容易となる。
次に、上述した接続部及び締付手段の別の例について、図4を参照しながら説明する。なお、上述した実施形態と同様の機能構成については、符号を同じくして説明を省略する。
図4に示す塗料缶保持具100Aでは、右側プレート103A及び背面プレート104Aが図1に示す態様と異なっている。図4に示す塗料缶保持具100Aにおける右側プレート103Aの端部にL字状に折り曲げられた金属製のアダプタ103Aaが設けられており、アダプタ103Aaのフランジ部分の外周面にコ字状のフック103Acが突設されたベース板103Abが取り付けられている。なお、アダプタ103Aaを設けずに、右側プレートの先端を折曲形成し、ベース板103Abを直接取り付けるようにしてもよい。
また、背面プレート104Aは、端部に平板状のアダプタ104Aaが設けられており、アダプタ104Aaの外周面にコ字状のフック104Acが突設されたベース板104Abが取り付けられている。なお、アダプタ104Aaを設けずに背面プレートにベース板104Abを直接取り付けるようにしてもよい。
上述したように構成された塗料缶保持具100Aを接続及び塗料缶Cの締め付けを行う場合には、図4に示す締付具200を右側プレート103A側のフック103Acと背面プレート104A側のフック104Acとを接続することにより行われる。より具体的には、締付具200は、縮む方向に付勢されるゴム製の伸縮バンド201の両端にそれぞれ鈎状の係止部202,203が設けられて構成されている。各プレートを方形環状に形成した後、締付具200の係止部202,203を伸縮バンド201を伸長する方向に伸ばしながらフック103Ac,104Acに係止させる。すると、伸縮バンド201が付勢方向に収縮することで塗料缶保持具100Aが塗料缶Cを締め付ける。このように構成することで、塗料缶保持具100Aの接続作業及び塗料缶Cへの締付作業を容易にすることができる。なお、この実施形態において伸縮バンド201に換えて、伸縮可能な別の部材を適用してもよく、例えば、ばね等の弾性部材が適用可能である。また、右側プレート103Aの先端にL字状のアダプタ103Aaを設けないようにして(あるいは、右側プレート103Aの先端を折曲加工しないようにして)フランジを有しない構成としてもよい。このことは、図5に示す例についても同様である。
次に、上述した接続部及び締付手段のさらに別の例について、図5を参照しながら説明する。なお、上述した実施形態と同様の機能構成については、符号を同じくして説明を省略する。
図5に示す塗料缶保持具100Bでは、右側プレート103B及び背面プレート104Bが図1に示す態様と異なっている。図5に示す塗料缶保持具100Bにおける右側プレート103Bの端部にL字状に折り曲げられた金属製のアダプタ103Baが設けられ、また、背面プレート104Bの先端部にもアダプタ104Baが設けられている。そして、バックル300が右側プレート103B側のアダプタ103Baと背面プレート104B側のアダプタ104Baとを接続可能に架設されている。より具体的には、バックル300は、右側プレート103B側のアダプタ103Baの外側面に、断面コ字状のフック103Bcが突設されたベース板103Bbが取り付けられる一方、背面プレート104B側のアダプタ104Baには、係止リング302が設けられた締付レバー301が取り付けられている。
図5に示す塗料缶保持具100Bは、上述したように構成されており、塗料缶保持具100Bを塗料缶Cに対して締め付ける場合には、プレートを方形環状に形成した後、バックル300の係止リング302をフック103Bcに係止させる。すると、締付レバー301が基端部を支軸として起き上がる方向に回動するので、手動で締付レバーを起き上がる方向とは反対方向に押圧すると、フック103Bcに係止された係止リング302により右側プレート103B及び背面プレート104Bが互いに引き寄せられる方向に移動することで、塗料缶Cが塗料缶保持具100Bにより締め付けられる。このように構成することで、塗料缶保持具100Bの接続作業及び塗料缶Cへの締付作業を容易にすることができる。
なお、以上説明した実施形態では、一斗缶(「角缶」という場合もある。)に適用して説明したが、ペール缶(「丸缶」という場合もある。)に適用することも可能である。例えば、図1に示す実施形態では、3つの連結部106a〜106cと接続部105とにより、塗料缶保持具100を方形環状に形成したが、連結部を増設して六角環状や八角環状にして角缶及び丸缶の両方に対応可能な構成としてもよい。また、塗料缶保持具100を丸缶に取り付けて生じた空隙を、例えば、スペーサ等のアタッチメントを塗料缶保持具100に取り付けて丸缶を押圧固定するようにしてもよい。本実施形態では、一般的なペール缶(例えば、「JIS Z 1620:1995」で規格化されているペール缶)に適合することを想定しているが、これに限らず、使用するペール缶のサイズに合わせて適宜設定されてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、本体部は、塗料缶Cの側面の任意の高さに巻き付け、塗料缶Cに対して締め付け固定される。脚部(左脚部107L及び右脚部107R)は、本体部(正面プレート101)から下方に延在して斜面(屋根R)に載置可能である。本体部は、長尺の複数の板状体(正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104)と、連設される板状体の端部同士を折り曲げ可能に連結する連結リング106a〜106cと、連結リング106a〜106cによって連結された複数の板状体からなる帯状部を塗料缶Cに巻き付けて帯状部の両端を着脱可能に接続する接続部(ボルト105a及びナット105b)と、塗料缶Cを巻き付けて接続部によって接続された帯状部で塗料缶Cを締め付けるための締付手段(ボルト105a及びナット105b)とを備えている。その結果、複数の板状体を連結部によって折り曲げ可能とすることで、塗料缶保持具を折り畳んで持ち運びしやすくなるので、搬送負荷を低減することができ、屋根などの傾斜のある塗装面での塗装作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、板状体(正面プレート101、左側プレート102、右側プレート103及び背面プレート104の塗料缶Cに当接する内周面に、滑り止めが設けられているので、塗料缶が塗料缶保持具から不用意にはずれてしまう不都合を低減できる。
また、本実施形態によれば、締付手段(ボルト105a及びナット105b)が接続部に備えられているので、1つの部材で複数の機能を持たせることができ、製造コストを低減できる。
なお、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施形態では、細長板状のプレートを繋いで構成するものとしたが、例えば、チェーン形状のものを採用してもよい。
100 塗料缶保持具
101 正面プレート(板状体)
102 左側プレート(板状体)
103 右側プレート(板状体)
104 背面プレート(板状体)
105a ボルト(接続部、締付手段)
105b ナット(接続部、締付手段)
106a〜106c 連結リング(連結部)
107L 左脚部
107R 右脚部
C 塗料缶
R 屋根(斜面)

Claims (3)

  1. 塗料缶を斜面に設置するために用いられる塗料缶保持具であって、
    塗料缶の側面の任意の高さに巻き付け、該塗料缶に対して締め付け固定される本体部と、
    前記本体部から下方に延在して前記斜面に載置するための脚部とを備え、
    前記本体部は、
    長尺の複数の板状体と、
    連設される前記板状体の端部同士を折り曲げ可能に連結する連結部と、
    前記連結部によって連結された複数の前記板状体からなる帯状部を前記塗料缶に巻き付けて該帯状部の両端部を着脱可能に接続する接続部と、
    前記塗料缶を巻き付けて前記接続部によって接続された前記帯状部で該塗料缶を締め付けるための締付手段とを備えたことを特徴とする塗料缶保持具。
  2. 前記複数の板状体のうちの少なくとも一つの、前記塗料缶に当接する面に、滑り止め手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の塗料缶保持具。
  3. 前記締付手段が前記接続部に備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗料缶保持具。
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