JP6965854B2 - 金属有機構造体の製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、多孔質材料である金属有機構造体の製造方法に関する。
多孔質材料である金属有機構造体(metal−organic framework。以下、単に「MOF」とも称する。)は、ガス貯蔵や分離等の機能を有する材料として、近年、研究開発が進められている。
従来、MOFを製造するために、ソルボサーマル合成法を用いることが多かった。より具体的には、金属イオン、有機配位子、及び溶媒を反応容器に入れて、加熱することによって、MOFを製造していた。
例えば、特許文献1及び2では、亜鉛イオン(Zn2+)を代表とする2価の金属イオンを用いたMOFの製造方法が開示されている。
一方、非特許文献1に報告されているように、亜鉛イオン(Zn2+)を用いたMOFは、水に不安定なものが多い。そこで、亜鉛イオン(Zn2+)の代わりに、4価のジルコニウムイオン(Zr4+)を用いたMOFが注目されるようになった。
例えば、非特許文献1では、ソルボサーマル合成法を用いて、ジルコニウムイオン(Zr4+)と、有機配位子としてのテレフタル酸(HBDC)又は4,4’−ビフェニルジカルボン酸と、溶媒としてのN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)と、を混合させて、120℃に加熱することによって、MOFを製造する技術が開示されている。
なお、非特許文献2では、ソルボサーマル合成法の代わりに、メカノケミカル法を用いて、ジルコニウムクラスターを出発原料として、MOFの製造が開示されている。
また、非特許文献3では、安息香酸でキャップしたジルコニウムクラスターを、酢酸とDMFとの混合溶液中に加えて、ジルコニウムクラスターの溶液を準備して、そして、このジルコニウムクラスターの溶液中に、別途で準備したHTBAPy(有機配位子、tetratopic 1,3,6,8−tetrakis(p−benzoate)pyrene)のDMF溶液を0.05mL/分の速度でゆっくり滴下して加えることによって、MOFを製造する方法が開示されている。ここで、キャップしたジルコニウムクラスターは、以下のプロトコルによって合成された。すなわち、300mLの1−プロパノール中に、15mLの80wt%Zr(OBu)のn−ブタノール溶液及び100gの安息香酸を加えた。この混合溶液を10〜20分の超音波処理を行った。なお、この段階では、全ての安息香酸は可溶ではないことに注意すべきである。この混合溶液を更に一晩還流させて、透明溶液が得られた。過剰量の1−プロパノールは真空下で加熱によって除去され、白色固体の生成物の結晶が得られた。この固体(すなわち、キャップしたジルコニウムクラスター)を1−プロパノールで十分に洗浄し、室温で真空乾燥した(収率約63%)。
特開2017−197483号公報 特開2017−210439号公報
J.H.Cavka et al.,J.AM.CHEM.SOC.,2008,130,p.13850−13851 K.Uzarevic et al.,Chem.Commun.,2016,52,p.2133−2136 H.Noh et al.,Chem.Mater.2018,30,p.2193−2197
従来、特にソルボサーマル合成法を用いて、MOFを製造する場合に、低濃度の金属イオンでしか行えなかった。よって、大スケールでMOFを製造するために、大量の溶媒が必要となり、それに伴って、加熱等に必要なエネルギーや後処理に必要なエネルギーが増えてしまい、すなわち生産コストがかかってしまう課題があった。
したがって、本開示は、上記事情を鑑みてなされたものであり、従来よりも高濃度の金属イオンを用いたMOFの製造方法を提供することを目的とする。
本開示の本発明者は、以下の手段により、上記課題を解決できることを見出した。
〈態様1〉
下記工程を含む金属有機構造体の製造方法:
(a)4価のジルコニウムイオン、ハフニウムイオン、及びセリウムイオンからなる群より選択される少なくとも1種の金属イオン、酢酸及びギ酸からなる群より選択される少なくとも1種類のモノカルボン酸、並びに溶媒を含有している原料溶液を、加熱して、金属クラスターを含有している金属クラスター溶液を提供すること、ここで、前記金属イオンの濃度が300mmol/L以上であり;並びに
(b)前記金属クラスター溶液に有機配位子を混合すること。
〈態様2〉
前記金属イオンと前記有機配位子とのモル比が、1:0.25〜1:2.0である、態様1に記載の方法。
〈態様3〉
前記モノカルボン酸の使用量は、前記金属イオン1モルに対して、12モル以上30モル以下である、態様1又は2に記載の方法。
〈態様4〉
前記有機配位子が、テレフタル酸及びフマル酸からなる群より選択される少なくとも1種の多価カルボン酸である、態様1〜3のいずれか一項に記載の方法。
〈態様5〉
前記工程(a)において、前記金属イオンの濃度が、600mmol/L以下である、態様1〜4のいずれか一項に記載の方法。
〈態様6〉
前記溶媒が、N,N−ジメチルホルムアミド及びN,N−ジエチルホルムアミドからなる群より選択される少なくとも1種類のアミド系溶媒である、態様1〜5のいずれか一項に記載の方法。
〈態様7〉
前記加熱の温度が、100℃以上150℃以下である、態様1〜6のいずれか一項に記載の方法。
〈態様8〉
前記工程(b)を、室温で行う、態様1〜7のいずれか一項に記載の方法。
本開示の方法によれば、従来よりも高濃度の金属イオンを用いて、MOFを製造することができる。
図1は、金属有機構造体の生成経路を示すイメージ図である。 図2は、実施例1及び2、参考例7及び8、並びに比較例1及び2のデータをまとめたX線回折図である。 図3は、比較例1〜6のデータをまとめたX線回折図である。
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態について、詳細に説明する。実施の形態の各構成要素は、全てが必須のものであるとは限らず、一部の構成要素を省略可能な場合もある。ただし、以下の図に示される形態は本開示の例示であり、本開示を限定するものではない。
《MOFの製造方法》
本開示のMOFの製造方法は、下記工程を含む:
(a)4価のジルコニウムイオン、ハフニウムイオン、及びセリウムイオンからなる群より選択される少なくとも1種の金属イオン、酢酸及びギ酸からなる群より選択される少なくとも1種類のモノカルボン酸、並びに溶媒を含有している原料溶液を、加熱して、金属クラスターを含有している金属クラスター溶液を提供すること、ここで、金属イオンの濃度が300mmol/L以上であり;並びに
(b)金属クラスター溶液に有機配位子を混合すること。
金属イオン及び有機配位子を用いてMOFを製造する際に、MOFが生成するまで、図1に示されているように、2つの反応経路(経路A及び経路B)が考えられる。
より具体的には、経路Aでは、まず、(A−1)金属イオンが金属クラスターを形成する。そして、(A−2)金属クラスターが有機配位子と配位結合することによって、MOFが生成される。
一方、経路Bでは、まず、(B−1)金属イオンが有機配位子と配位結合し、配位構造体を形成する。そして、(B−2)配位構造体がクラスターを形成することによって、MOFが生成される。しかしながら、この経路Bでは、金属イオンと有機配位子との配位構造体は、立体障害が大きく、よってクラスターの形成を阻害する可能性が大きい。すなわち、経路Bで、MOFが生成することは困難であるので、実際には、MOFの生成は経路Aによって生じていると考えられる。
上述したように、従来、ソルボサーマル合成法を用いてMOFを製造する際に、低濃度の金属イオンでしか行えなかった。この理由について、以下のように推測される。
すなわち、ソルボサーマル合成法において、高濃度の金属イオンと共に、対応する高濃度の有機配位子を用いる場合、高い温度(例えば100℃を超える温度)で加熱する条件下で、高濃度の有機配位子は、優先的に金属イオンと配位結合することが予想される。すなわち、図1に示されている経路Bの(B−1)の反応が優先的に起こると予想される。したがって、高濃度の金属イオン及び高濃度の有機配位子を用いる場合、MOFを生成することは、困難であったと推測できる。
一方、従来の低濃度の金属イオンを用いる場合であれば、併用する有機配位子は、濃度が低いため、金属イオンが金属クラスターを形成することを阻害しにくいと考えられる。すなわち、低濃度の金属イオン及び低濃度の有機配位子を用いる場合、図1に示されている経路Aによって、MOFを生成することができていた。
換言すると、従来では、高濃度の金属イオンを用いてMOFを製造することが困難であり、低濃度の金属イオンでしか行えなかった。
これに対して、本開示の製造方法は、(a)金属クラスター溶液を提供する工程と、(b)金属クラスター溶液に有機配位子を混合する工程との二段階反応を行っているため、高濃度の金属イオン及び高濃度の有機配位子を用いても、有機配位子は、金属クラスターの形成を阻害することなく、MOFを製造することができる。
〈工程(a)〉
工程(a)では、4価のジルコニウムイオン、ハフニウムイオン、及びセリウムイオンからなる群より選択される少なくとも1種の金属イオン、酢酸及びギ酸からなる群より選択される少なくとも1種類のモノカルボン酸、並びに溶媒を含有している原料溶液を、加熱して、金属クラスターを含有している金属クラスター溶液を提供する。ここで、金属イオンの濃度は300mmol/L以上である。
(原料溶液)
原料溶液には、4価のジルコニウムイオン、ハフニウムイオン、及びセリウムイオンからなる群より選択される少なくとも1種の金属イオン、酢酸及びギ酸からなる群より選択される少なくとも1種類のモノカルボン酸、並びに溶媒を含有している。
(1)金属イオン
原料溶液に含有されている金属イオンは、4価のジルコニウムイオン(Zr4+)、ハフニウムイオン(Hf4+)、及びセリウムイオン(Ce4+)からなる群より選択される少なくとも1種の金属イオンである。これらの金属イオンは、4価で安定であり、かつ好適な原子半径を有しているため、本開示のMOFの金属イオンとして好ましく用いられる。また、これらの金属イオンの中では、MOFの安定性の観点から、4価のジルコニウムイオン(Zr4+)が好ましい。
また、金属イオンとしては、単一の金属イオンを用いてもよく、2種類以上の金属イオンを併用してもよい。
本開示にかかる金属イオンは、これらの金属元素を含む金属塩又は金属塩の水和物から得ることができる。金属塩としては、特に限定されず、例えば、金属塩化物、金属臭化物、金属ヨウ化物、及び金属フッ化物等の金属ハロゲン化物(金属オキシハロゲン化物を含む);金属硝酸塩;金属硫酸塩;金属炭酸塩;金属蟻酸塩;金属リン酸塩;金属カルボン酸塩及び金属アルコキシド等の有機金属化合物、メタロセン化合物、金属硫化物;金属水酸化物等が挙げられる。
より具体的には、ジルコニウム塩としては、例えば、塩化ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウム若しくはオキシ塩化ジルコニウム八水和物、硝酸ジルコニウム若しくは硝酸ジルコニウム二水和物、オキシ硝酸ジルコニウム若しくはオキシ硝酸ジルコニウム二水和物、ジルコニウムテトラプロポキシド、ジルコニウムテトラブトキシド、又はジルコノセンジクロリド(ZrCpCl)等が挙げられるが、これらに限定されない。
ハフニウム塩としては、例えば、塩化ハフニウム、オキシ塩化ハフニウム若しくはオキシ塩化ハフニウム八水和物、フッ化ハフニウム、臭化ハフニウム、硝酸ハフニウム、ハフニウムテトラプロポキシド、又はハフニウムテトラブトキシド等が挙げられるが、これらに限定されない。
セリウム塩としては、例えば、塩化セリウム、硝酸セリウム、硝酸セリウムアンモニウム、又は硫酸セリウム等が挙げられるが、これらに限定されない。
工程(a)において、金属イオンの濃度は、300mmol/L以上である。これによれば、従来よりも、効率よく大スケールでMOFを製造することができる。また、金属イオンの濃度は、350mmol/L以上、400mmol/L以上、450mmol/L以上、500mmol/L以上、550mmol/L以上、600mmol/L以上、650mmol/L以上、700mmol/L以上、750mmol/L以上、800mmol/L以上、850mmol/L以上、900mmol/L以上、950mmol/L以上、1000mmol/L以上、1100mmol/L以上、1200mmol/L以上、1300mmol/L以上、1400mmol/L以上、又は1500mmol/L以上であってよい。また、金属イオン濃度の上限は、特に限定されず、例えば2000mmol/L以下、1500mmol/L以下、1200mmol/L以下、1000mmol/L以下、800mmol/L以下、又は600mmol/L以下であってよい。
なお、金属イオンの濃度は、工程(a)における原料溶液の全体における金属イオンの濃度である。
(2)モノカルボン酸
原料溶液に含有されているモノカルボン酸は、酢酸及びギ酸からなる群より選択される少なくとも1種類のモノカルボン酸である。これらのモノカルボン酸は、金属イオンが金属クラスターを形成する際に、金属イオンと配位することができる。
原料溶液において、モノカルボン酸の使用量は、特に限定されず、例えば、金属イオン1モルに対して、10モル以上、12モル以上、15モル以上、20モル以上、25モル以上、30モル以上、35モル以上、40モル以上、45モル以上、又は50モル以上であってよく、また200モル以下、150モル以下、100モル以下、90モル以下、80モル以下、70モル以下、60モル以下、50モル以下、40モル以下、30モル以下、20モル以下、又は15モル以下であってよい。
(3)溶媒
原料溶液に含有されている溶媒は、特に限定されず、通常の有機配位子に対する溶解力が高い観点から、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)及びN,N−ジエチルホルムアミド(DEF)からなる群より選択される少なくとも1種類のアミド系溶媒であることが好ましい。なお、本開示において、「溶媒」とは、少なくとも一部の原料を溶かして原料溶液を作るための液体であって、本開示にかかる金属イオンに配位していない成分を指す。
原料溶液において、溶媒の量は、特に限定されず、例えば原料溶液に含有されているモノカルボン酸との体積比(溶媒:モノカルボン酸)が、1:0.3〜1:1.5、1:0.7〜1:1.5、1:0.8〜1:1.2、1:0.9〜1:1.1、又は約1:1であってよい。
(加熱条件)
工程(a)において、原料溶液を任意の密封容器に入れて加熱することによって、金属クラスター溶液を提供することができる。
加熱の温度は、特に限定されず、例えば80℃以上、90℃以上、100℃以上、110℃以上、120℃以上、130℃以上、140℃以上、150℃以上、160℃以上、170℃以上、180℃以上、190℃以上、又は200℃以上であってよく、また200℃以下、190℃以下、180℃以下、170℃以下、160℃以下、150℃以下、140℃以下、130℃以下、120℃以下、又は110℃以下であってよい。
加熱の時間は、特に限定されず、加熱の温度に合わせて適宜に調整することができる。例えば、加熱の時間は、10分以上、15分以上、1時間以上、2時間以上、4時間以上、6時間以上、10時間以上、12時間以上、18時間以上、24時間以上、30時間以上、36時間以上、42時間以上、48時間以上、54時間以上、又は60時間以上であってよく、また96時間以下、84時間以下、72時間以下、60時間以下、48時間以下、24時間以下、12時間以下、10時間以下、6時間以下、4時間以下、2時間以下、又は1時間以下であってよい。
〈工程(b)〉
工程(b)では、工程(a)で得られる金属クラスター溶液に有機配位子を混合する。
金属クラスター溶液に有機配位子を混合する方法としては、特に限定されず、例えば有機配位子を単独で金属クラスター溶液中に添加してもよく、有機配位子をアルコールやアミン等の溶媒に溶解させてから、金属クラスター溶液中に添加してもよい。
工程(b)は、室温で行ってもよく、適宜に加熱して行ってもよい。なお、本開示でいう「室温」は、25℃±10℃を指す。
また、金属クラスター溶液に有機配位子を混合させた後、攪拌してもよく、そのまま静置してもよい。
反応終了後、目的のMOFから、通常の精製法、例えば洗浄、ろ過等を行うことによって、溶媒や副生成物を除去することができる。また、適宜に減圧乾燥等の手段を加えてもよい。
(有機配位子)
有機配位子は、本開示にかかる金属イオンと配位結合することによってMOFを形成できるものであれば、特に限定されない。例えば、有機配位子は、エチレン骨格又はベンゼン骨格を有する多価カルボン酸であることができる。ここで、多価カルボン酸とは、1分子中にカルボキシ基を2個以上含有する化合物である。
エチレン骨格を有する多価カルボン酸としては、例えばフマル酸又はマレイン酸等が挙げられるが、これらに限定されない。
ベンゼン骨格を有する多価カルボン酸としては、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸(p−HBDC)、2,6−ナフタレンジカルボン酸、又は4,4’−ビフェニルジカルボン酸等が挙げられるが、これに限定されない。
上述した中で、本開示にかかる有機配位子は、テレフタル酸及びフマル酸からなる群より選択される少なくとも1種の多価カルボン酸であることが好ましい。
有機配位子の使用量は、工程(a)において、使用する金属イオンの量に合わせて適宜に調整することができる。例えば、金属イオンと有機配位子とのモル比(金属イオン:有機配位子)は、1:0.25〜1:2.0、1:0.5〜1:2.0、1:0.7〜1:1.5、1:0.8〜1:1.2、1:0.9〜1:1.1、又は約1:1であってよい。
以下に示す実施例を参照して本開示をさらに詳しく説明する。ただし、本開示の範囲は、実施例によって限定されるものではない。
〈試薬〉
実施例及び比較例で使用する試薬は、以下のとおりである。
・塩化ジルコニウム(ZrCl、シグマアルドリッチ社製)
・オキシ塩化ジルコニウム八水和物(ZrOCl・8HO、ナカライテスク社製)
・ジルコノセンジクロリド (ZrCpCl、東京化成工業株式会社製)
・オキシ硝酸ジルコニウム二水和物(ZrO(NO・2HO、東京化成工業株式会社製)
・ジルコニウムプロポキシド70%プロパノール溶液(70% Zr(OPr)/PrOH、東京化成工業株式会社製)
・ジルコニウムブトキシド80%ブタノール溶液(80% Zr(OBu)/BuOH、東京化成工業株式会社製)
・塩化ハフニウム (HfCl、ストレム・ケミカルズ(Strem Chemicals)社製)
・オキシ塩化ハフニウム八水和物(HfOCl・8HO、アルファ・エイサー(Alfa−Aesar)社製)
・酢酸(富士フイルム和光純薬(旧:和光純薬工業)株式会社製)
・ギ酸(和光純薬工業)
・トリフルオロ酢酸(TFA、ナカライテスク社製)
・N,N−ジメチルホルムアミド(DMF、富士フイルム和光純薬(旧:和光純薬工業)株式会社製)
・N,N−ジエチルホルムアミド(DEF、東京化成工業株式会社製)
・フマル酸(HFum、富士フイルム和光純薬(旧:和光純薬工業)株式会社製)
・テレフタル酸(p−HBDC、東京化成工業株式会社製)
・エタノール(富士フイルム和光純薬(旧:和光純薬工業)株式会社製)
〈比較例1〉
従来のソルボサーマル合成法を用いて、比較例1を行った。
より具体的には、100mLのPTFE製容器(HUT−100、三愛科学株式会社製)に387mg(1.2mmol)のZrOCl・8HO、199mg(1.2mmol)のp−HBDC、10mLの酢酸、及び30mLのDMFを加えた。このPTFE製容器を耐圧ステンレス製の外筒(HUS−100、三愛科学株式会社製)に入れて130℃で48時間加熱した。反応停止後、生成物をろ過し、10mLのDMFで3回、10mLのエタノールで3回洗浄した。そして、10−1Pa以下に減圧しながら60℃で一晩加熱して乾燥することによって、比較例1の生成物を得た。
〈比較例2〉
比較例1の操作において、387mg(1.2mmol)のZrOCl・8HOの代わりに、280mg(1.2mmol)のZrClを用いたこと以外は、比較例1と同様にして、比較例2の生成物を製造した。
〈比較例3〉
比較例1の操作において、ZrOCl・8HO及びp−HBDCの使用量を、それぞれ1,547mg(4.8mmol)及び797mg(4.8mmol)に変更したこと以外は、比較例1と同様にして、比較例3の生成物を製造した。
〈比較例4〉
比較例2の操作において、ZrCl及びp−HBDCの使用量を、それぞれ1,119mg(4.8mmol)及び797mg(4.8mmol)に変更したこと以外は、比較例2と同様にして、比較例4の生成物を製造した。
〈比較例5〉
比較例1の操作において、ZrOCl・8HO及びp−HBDCの使用量を、それぞれ3,867mg(12mmol)及び1,994mg(12mmol)に変更したこと以外は、比較例1と同様にして、比較例5の生成物を製造した。
〈比較例6〉
比較例2の操作において、ZrCl及びp−HBDCの使用量を、それぞれ2,796mg(12mmol)及び1,994mg(12mmol)に変更したこと以外は、比較例2と同様にして、比較例6の生成物を製造した。
なお、上述した比較例1〜6では、原料溶液中において、金属イオンと有機配位子とのモル比(金属イオン:有機配位子)は、いずれも1:1であった。溶媒(DMF)とモノカルボン酸との体積比(溶媒:モノカルボン酸)は、いずれも3:1であった。また、モノカルボン酸の使用量は、金属イオン1モルに対して、比較例1及び2では、約146モル、比較例3及び4では、約36モル、比較例5及び6では、約15モルであった。
〈実施例1〉
本開示の製造方法を用いて、実施例1を行った。
より具体的には、100mLのPTFE製容器(HUT−100、三愛科学株式会社製)に3,867mg(12mmol)のZrOCl・8HO、20mLの酢酸、及び20mLのDMFを加えた。このPTFE製容器を耐圧ステンレス製の外筒(HUS−100、三愛科学株式会社製)に入れて130℃で48時間加熱した。その後、生成物中に1,994mg(12mmol)のp−HBDCを加えて、混合させた。そして、室温にて一晩静置した。得られた生成物をろ過し、10mLのDMFで3回、10mLのエタノールで3回洗浄した後、10−1Pa以下に減圧しながら60℃で一晩加熱して、乾燥することによって、実施例1の生成物を得た。
〈実施例2〉
実施例1の操作において、3,867mg(12mmol)のZrOCl・8HOの代わりに、2,796mg(12mmol)のZrClを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例2の生成物を製造した。
〈実施例3〉
実施例1の操作において、ZrOCl・8HO及びp−HBDCの使用量を、それぞれ7,734mg(24mmol)及び3,987mg(24mmol)に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、実施例3の生成物を製造した。
〈実施例4〉
実施例2の操作において、ZrCl及びp−HBDCの使用量を、それぞれ5,593mg(24mmol)及び3,987mg(24mmol)に変更したこと以外は、実施例2と同様にして、実施例4の生成物を製造した。
なお、上述した実施例1〜4では、原料溶液中において、金属イオンと有機配位子とのモル比(金属イオン:有機配位子)は、いずれも1:1であった。溶媒(DMF)とモノカルボン酸との体積比(溶媒:モノカルボン酸)は、いずれも1:1であった。また、モノカルボン酸の使用量は、金属イオン1モルに対して、実施例1及び2では、約29モル、実施例3及び4では、約15モルであった。
〈参考例1〉
実施例1の操作において、ZrOCl・8HO及びp−HBDCの使用量を、それぞれ1,547mg(4.8mmol)及び797mg(4.8mmol)に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、参考例1の生成物を製造した。
〈参考例2〉
実施例2の操作において、ZrCl及びp−HBDCの使用量を、それぞれ1,119mg(4.8mmol)及び797mg(4.8mmol)に変更したこと以外は、実施例2と同様にして、参考例2の生成物を製造した。
〈参考例3〉
参考例1の操作において、1,547mg(4.8mmol)のZrOCl・8HOの代わりに、1,283mg(4.8mmol)のZrO(NO・2HOを用いたこと以外は、参考例1と同様にして、参考例3の生成物を製造した。
〈参考例4〉
参考例1の操作において、1,547mg(4.8mmol)のZrOCl・8HOの代わりに、1,403mg(4.8mmol)のZrCpClを用いたこと以外は、参考例1と同様にして、参考例4の生成物を製造した。
〈参考例5〉
参考例1の操作において、1,547mg(4.8mmol)のZrOCl・8HOの代わりに、2,246mg(4.8mmol)の70%Zr(OPr)/PrOHを用いたこと以外は、参考例1と同様にして、参考例5の生成物を製造した。
〈参考例6〉
参考例1の操作において、1,547mg(4.8mmol)のZrOCl・8HOの代わりに、2,302mg(4.8mmol)の80%Zr(OBu)/BuOHを用いたこと以外は、参考例1と同様にして、参考例6の生成物を製造した。
〈参考例7〉
参考例1の操作において、1,547mg(4.8mmol)のZrOCl・8HOの代わりに、1,966mg(4.8mmol)のHfOCl・8HOを用いたこと以外は、参考例1と同様にして、参考例7の生成物を製造した。
〈参考例8〉
参考例1の操作において、1,547mg(4.8mmol)のZrOCl・8HOの代わりに、1,537mg(4.8mmol)のHfClを用いたこと以外は、参考例1と同様にして、参考例8の生成物を製造した。
〈参考例9〉
参考例1の操作において、20mLの酢酸の代わりに、20mLのギ酸を用いたこと以外は、参考例1と同様にして、参考例9の生成物を製造した。
〈参考例10〉
参考例1の操作において、20mLのDMFの代わりに、20mLのDEFを用いたこと以外は、参考例1と同様にして、参考例10の生成物を製造した。
〈参考例11〉
参考例1の操作において、797mg(4.8mmol)のp−HBDCの代わりに、557mg(4.8mmol)のHFumを用いたこと以外は、参考例1と同様にして、参考例11の生成物を製造した。
なお、上述した参考例1〜11では、原料溶液中において、金属イオンと有機配位子とのモル比(金属イオン:有機配位子)は、いずれも1:1であった。溶媒(DMF)とモノカルボン酸との体積比(溶媒:モノカルボン酸)は、いずれも1:1であった。また、モノカルボン酸の使用量は、金属イオン1モルに対して、いずれも約73モルであった。
〈比較例7〉
参考例1の操作において、20mLの酢酸の代わりに、20mLのTFAを用いたこと以外は、参考例1と同様にして、比較例7の生成物を製造した。
比較例7では、原料溶液中において、金属イオンと有機配位子とのモル比(金属イオン:有機配位子)は、1:1であった。溶媒(DMF)とモノカルボン酸との体積比(溶媒:モノカルボン酸)は、1:1であった。また、モノカルボン酸の使用量は、金属イオン1モルに対して、約73モルであった。
〈比較例8〉
金属イオンを使用せず、比較例8を行った。
より具体的には、100mLのPTFE製容器(HUT−100、三愛科学株式会社製)に797mg(4.8mmol)のp−HBDC、20mLの酢酸、及び20mLのDMFを加えた。このPTFE製容器を耐圧ステンレス製の外筒(HUS−100、三愛科学株式会社製)に入れて、130℃で48時間加熱して、比較例8の生成物を得た。
比較例7では、原料溶液中において、溶媒(DMF)とモノカルボン酸との体積比(溶媒:モノカルボン酸)は、1:1であった。
〈比較例9〉
参考例1の操作において、溶媒(DMF)を使用しないこと以外は、参考例1と同様にして、比較例9の生成物を製造した。
比較例9では、原料溶液中において、金属イオンと有機配位子とのモル比(金属イオン:有機配位子)は、1:1であった。また、モノカルボン酸の使用量は、金属イオン1モルに対して、約73モルであった。
〈比較例10〉
参考例1の操作において、モノカルボン酸(酢酸)を使用しないこと以外は、参考例1と同様にして、比較例10の生成物を製造した。
比較例10では、原料溶液中において、金属イオンと有機配位子とのモル比(金属イオン:有機配位子)は、1:1であった。
〈比較例11〉
加熱しない条件下で、比較例11を行った。
より具体的には、100mLのPTFE製容器(HUT−100、三愛科学株式会社製)に1.547mg(4.8 mmol)のZrOCl・8HO、797mg(4.8 mmol)のp−HBDC、20mLの酢酸、及び20mLのDMFを加えて、混合させた。一晩静置して比較例11の生成物を得た。
比較例11では、原料溶液中において、金属イオンと有機配位子とのモル比(金属イオン:有機配位子)は、1:1であった。溶媒(DMF)とモノカルボン酸との体積比(溶媒:モノカルボン酸)は、1:1であった。また、モノカルボン酸の使用量は、金属イオン1モルに対して、約73モルであった。
〈評価〉
上述した各実施例、参考例、及び比較例で得られた各生成物について、それぞれX線回折測定(結晶相の同定)を行った。なお、測定装置及び測定条件は、以下のとおりである。
・測定装置:RINT RAPID II (株式会社リガク製)
・測定条件:電圧50V、電流100mA、コリメータ径φ 0.3、試料角度ω 15°
〈結果及び考察〉
上述した各実施例、参考例、及び比較例の詳細は、表1に示す。また、実施例1及び2、参考例7及び8、並びに比較例1及び2のデータをまとめたX線回折図は、図2に示し、また、比較例1〜6のデータをまとめたX線回折図は、図3に示す。
Figure 0006965854
X線回折測定の結果では、本開示の実施例1〜4の生成物は、いずれも目的のMOFのX線回折ピークが得られて、すなわち、実施例1〜4では、MOFを製造することができた。
金属イオン濃度30mmol/Lであった比較例1及び2では、目的のMOF(Zr−BDC、通称:UiO−66)のX線回折ピークが得られた。金属イオン濃度120mmol/Lであった比較例3及び4では、目的のMOF以外に異相のX線回折ピークが見られた。また、金属イオン濃度300mmol/Lであった比較例5及び6では目的のMOFのX線回折ピークは消失している。これらの結果から、ソルボサーマル合成法(従来法)を用いてMOFを製造する場合、合成条件を高濃度化することは困難であると考えられる。
これらに対して、例えば本開示の実施例1及び2は、比較例5及び6と同様の金属イオン濃度(300mmol/L)を用いたにも関わらず、目的のMOFのX線回折ピークが得られている。これらの結果から、本開示の製造方法では、金属イオンを従来よりも高濃度化しても、目的のMOFを製造することができることが分かった。
また、金属イオンとしてハフニウムイオンを用いた参考例7及び8では、目的のMOFを製造することができることが分かった。
また、酢酸又はギ酸の代わりにトリフルオロ酢酸を用いた比較例7は、MOFを製造することができなかった。これは、トリフルオロ酢酸のpKa値(−0.25)が小さすぎるため、有機配位子とトリフルオロ酢酸とが共存する場合、有機配位子の脱プロトン化が起こりにくく、その結果、金属クラスターと有機配位子との配位結合が形成されず、MOFを製造できなかったと考えられる。
また、酢酸及びギ酸からなる群より選択される少なくとも1種類のモノカルボン酸を使用していない比較例10、並びに溶媒を使用していない比較例9は、いずれもMOFを製造することができなかった。

Claims (8)

  1. 下記工程を含む金属有機構造体の製造方法:
    (a)4価のジルコニウムイオン、ハフニウムイオン、及びセリウムイオンからなる群より選択される少なくとも1種の金属イオン、酢酸及びギ酸からなる群より選択される少なくとも1種類のモノカルボン酸、並びに溶媒を含有している原料溶液を、加熱して、金属クラスターを含有している金属クラスター溶液を提供すること、ここで、前記金属イオンの濃度が300mmol/L以上であり;並びに
    (b)前記金属クラスター溶液に有機配位子を混合すること。
  2. 前記金属イオンと前記有機配位子とのモル比が、1:0.25〜1:2.0である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記モノカルボン酸の使用量は、前記金属イオン1モルに対して、12モル以上30モル以下である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記有機配位子が、テレフタル酸及びフマル酸からなる群より選択される少なくとも1種の多価カルボン酸である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記工程(a)において、前記金属イオンの濃度が、600mmol/L以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記溶媒が、N,N−ジメチルホルムアミド及びN,N−ジエチルホルムアミドからなる群より選択される少なくとも1種類のアミド系溶媒である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記加熱の温度が、100℃以上150℃以下である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記工程(b)を、室温で行う、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
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