JP6964727B1 - 提供装置、提供方法及び提供プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者に適切な情報を提供する提供装置、提供方法及び提供プログラムを提供する。【解決手段】提供システムにおいて、情報提供装置10は、利用者に関する利用者情報に基づいて、利用者が居住する建築物を特定する特定部42と、特定部42により特定された建築物に関する建築物情報と、建築物情報を提供するサービスとは異なる複数のサービスにおいて利用者を識別するために用いられている識別子とを紐付ける紐付部43と、紐付部43により紐づけられた建築物情報に基づく情報を利用者に提供する提供部44と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、提供装置、提供方法及び提供プログラムに関する。
従来、インターネットを介した情報配信に関する技術が提供されている。このような技術の一例として、集合住宅の共用部に配置された広告支援装置が、広告代理店のパーソナルコンピュータから配信された広告のうち住人から選択された広告を印刷して出力する技術が提供されている。
特許第6551799号公報
しかしながら、上述した技術では、利用者に適切な情報を提供できるとは言えない場合がある。
例えば、上述した技術では、住人が選択した広告を出力しているに過ぎず、例えば、住人にとって有用な情報が見落とされた場合には広告が出力されないため、利用者に適切な情報を提供できるとは言えない場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に適切な情報を提供することを目的とする。
本願に係る提供装置は、利用者に関する利用者情報に基づいて、当該利用者が居住する建築物を特定する特定部と、前記特定部により特定された建築物に関する建築物情報と、当該建築物情報を提供するサービスとは異なる複数のサービスにおいて前記利用者を識別するために用いられている識別子とを紐付ける紐付部と、前記紐付部により紐づけられた建築物情報に基づく情報を前記利用者に提供する提供部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者に適切な情報を提供することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る対象情報データベースの一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る紐付情報データベースの一例を示す図である。 図6は、情報提供装置により提供されるコンテンツの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の提供装置等により実現される提供処理を説明する。図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。なお、図1では、本願に係る提供装置の一例である情報提供装置10によって、実施形態に係る提供処理などが実現されるものとする。
図1に示すように、実施形態に係る提供システム1は、情報提供装置10と、端末装置100とを含む。情報提供装置10、端末装置100、建築物情報サーバ200及びサービスサーバ300は、ネットワークN(例えば、図2参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した提供システム1には、複数台の情報提供装置10、複数台の端末装置100、複数台の建築物情報サーバ200及び複数台のサービスサーバ300が含まれていてもよい。
図1に示す情報提供装置10は、提供処理を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報提供装置10は、利用者が居住する建築物や、利用者の各種のサービスにおける利用履歴などに関する情報を取得し、取得した情報に基づいて利用者に情報を提供する。
図1に示す端末装置100は、利用者によって利用される情報処理装置である。端末装置100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。なお、図1に示す例において、端末装置100は、利用者によって利用されるスマートフォンである場合を示す。
また、端末装置100は、情報提供装置10やサービスサーバ300などによって提供される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、端末装置100は、情報の表示処理を実現する制御情報を情報提供装置10やサービスサーバ300などから受け取った場合には、制御情報に従って表示処理を実現する。
図1に示す建築物情報サーバ200は、利用者が居住する建築物(不動産)に関する建築物情報を管理するサーバ装置である。建築物情報サーバ200は、例えば、建築物の売買や賃貸の仲介を行う事業者(不動産会社)や、建築物に関する情報(例えば、広告コンテンツ)を提供する事業者、地図情報を提供する事業者などにより管理される。
図1に示すサービスサーバ300は、各種サービスを利用者に提供するサーバ装置である。サービスサーバ300は、例えば、ポータルサービスや、検索サービス、ショッピングサービス、オークションサービス、フリーマーケットサービス、オンラインバンキングサービス、マッチングサービス、情報提供サービス(例えば、不動産に関する情報を提供する不動産サービスや、地図情報サービス、ナビゲーションサービス、ニュースサービス、天気予報サービス)、スケジュールを登録するカレンダーサービスなどの各種サービスを利用者に提供する。
なお、サービスサーバ300は、サービスに係るウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有していてもよい。また、サービスサーバ300は、端末装置100にインストールされた各種サービスに関するアプリケーションに表示する情報を、端末装置100に配信する装置であってもよい。また、サービスサーバ300は、アプリケーションのデータそのものを配信するサーバであってもよい。
また、情報提供装置10及びサービスサーバ300は、端末装置100に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、情報提供装置10及びサービスサーバ300から配信されるアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
以下、図1を用いて、情報提供装置10が行う提供処理の一例について説明する。なお、以下の説明では、端末装置100が、建築物B1に居住する利用者U1により利用される例を示す。
また、以下の説明において、それぞれ異なるサービスを提供するサービスサーバ300−1〜300−N(Nは任意の自然数)により、利用者に各種のサービスが提供される例を示す。また、以下の説明では、サービスサーバ300−1〜300−Nについて、特に区別なく説明する場合には、サービスサーバ300と記載する。また、以下の説明では、サービスサーバ300−1〜300−Nが提供する各サービスは、各サービス間で統一された利用者の識別子を用いて各サービスにおいて利用者を識別するものとする。例えば、利用者U1は、識別子(利用者ID)「UID#1」によりサービスサーバ300−1〜300−Nが提供する各サービスにおいて識別され、当該識別子を用いて各サービスを享受する。
まず、情報提供装置10は、建築物に関する建築物情報を建築物情報サーバ200から取得する(ステップS1)。例えば、情報提供装置10は、建築物の名称や、所在地、間取り(建築物が集合住宅である場合、各世帯(住戸)の間取り)、外観、建築物の周囲の環境に関する情報、築年数、階層、賃貸契約の内容(例えば、賃貸料金や、契約期間など)、販売価格、建築物に居住する利用者からの評価などといった情報が含まれる建築物情報を取得する。なお、情報提供装置10は、建築物情報サーバ200に限らず、ネットワーク上から利用可能な情報をクロールし、建築物情報を取得してもよい。
続いて、サービスサーバ300は、各種のサービスを利用者U1に提供する(ステップS2)。例えば、サービスサーバ300は、利用者U1にポータルサービスや、ショッピングサービスなどを提供し、利用者U1のサービスの利用内容を示すログ(利用履歴)を収集する。
続いて、情報提供装置10は、各サービスにおける利用者U1の利用履歴をサービスサーバ300から取得する(ステップS3)。例えば、情報提供装置10は、利用者U1の利用者ID「UID#1」を含む利用者U1の利用履歴を取得する。
なお、サービスサーバ300は、利用者U1が各サービスを利用する際、各サービスにおける利用履歴の取得を許可する旨の同意を利用者U1から得るようにしてもよい。そして、同意が得られた場合、情報提供装置10は、利用者U1の利用履歴を取得する。
続いて、情報提供装置10は、取得した利用履歴に基づいて、利用者U1が居住する建築物を特定する(ステップS4)。例えば、情報提供装置10は、ショッピングサービスにおいて利用者U1が購入した取引対象の配送先や、各種サービスにおいて利用者U1が入力(登録)した本人確認情報に含まれる住所などといった情報に基づいて、建築物B1を利用者U1が居住する建築物として特定する。
続いて、情報提供装置10は、特定した建築物B1と、利用者U1とを紐づける(ステップS5)。例えば、情報提供装置10は、建築物B1に関して建築物情報サーバ200から取得した建築物情報と、利用者U1の利用者ID「UID#1」とを紐付ける。
続いて、情報提供装置10は、紐付けた建築物B1の建築物情報に基づいて、利用者U1に情報を提供する(ステップS6)。例えば、情報提供装置10は、建築物情報サーバ200から取得した建築物情報のうち、建築物B1の所在地や、賃貸料金、外観、築年数間取りなどの情報が類似する建築物に関する建築物情報を、転居用の建築物に関する情報として利用者U1に提供する。また、情報提供装置10は、建築物B1の築年数や、契約期間に基づくタイミング(例えば、建築物B1の大規模修繕が行われるタイミングや、建築物B1に関する賃貸契約を更新するタイミング)で、転居用の建築物に関する情報を利用者U1に提供する。また、情報提供装置10は、建築物B1に対する評価を投稿するためのコンテンツを利用者U1に提供する。そして、建築物B1に関する建築物情報を他の利用者に提供する場合、情報提供装置10は、利用者U1により投稿された評価を含む建築物情報を提供する。
また、情報提供装置10は、建築物B1の建築物情報に基づいて、各種のサービスに関する情報を利用者U1に提供してもよい。例えば、情報提供装置10は、建築物B1の間取りに基づいて、サービスサーバ300が提供するサービスにおける取引対象のうち、建築物B1で利用可能な取引対象(例えば、家具)に関する情報を提供する。また、情報提供装置10は、サービスサーバ300が提供するサービスのうち、建築物B1の所在地において利用可能なサービス(例えば、取引対象の宅配サービス)に関する情報を提供する。
また、建築物B1が集合住宅である場合、情報提供装置10は、各世帯の利用者の利用者IDと、建築物B1の建築物情報とを紐づけてもよい。そして、情報提供装置10は、建築物B1の建築物情報に紐づけられた各利用者(以下、「利用者群G1」と記載する場合がある)の情報に基づいて、利用者群G1に情報を提供してもよい。例えば、情報提供装置10は、サービスサーバ300が提供するサービスにおける利用者群G1の利用履歴に基づいて、当該サービスにおいて享受可能な利益に関する情報を提供する。具体的な例を挙げると、サービスサーバ300が提供するショッピングサービスにおける利用者群G1の購入金額の累計が所定の閾値以上である場合、情報提供装置10は、ショッピングサービスにおける取引対象の割引や、配送料の軽減などに関する情報を利用者群G1に提供する。
以上のように、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者が居住する建築物を特定して利用者に紐づけ、特定した建築物の情報に基づいて情報を提供する。これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、例えば、従来オフラインマーケティングにより行っていた転居用の建築物の案内(例えば、利用者の居住地周辺の新築マンションのモデルルームへの案内)をオンラインマーケティングに代替することができる。すなわち、実施形態に係る情報提供装置10は、オンラインにおいても利用者に適切な情報を提供することができる。
〔2.情報提供装置の構成〕
次に、図2を用いて、情報提供装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。図2に示すように、情報提供装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や、建築物情報サーバ200、サービスサーバ300等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部30は、建築物情報データベース31と、利用者情報データベース32と、紐付情報データベース33とを有する。
(建築物情報データベース31について)
建築物情報データベース31は、建築物に関する各種の情報を記憶する。ここで、図3を用いて、建築物情報データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図3は、実施形態に係る対象情報データベースの一例を示す図である。図3の例において、建築物情報データベース31は、「建築物ID」、「名称」、「所在地」、「築年数」、「外観」、「環境情報」、「階層」、「評価情報」、「住戸ID」、「階数」、「住戸番号」、「間取り情報」、「契約内容」、「販売価格」といった項目を有する。
「建築物ID」は、建築物を識別するための識別子を示す。「名称」は、建築物の名称を示す。「所在地」は、建築物の所在地(住所等)を示す。「築年数」は、建築物の築年数を示す。「外観」は、建築物の外観に関する情報を示し、例えば、建築物を示す画像情報が格納される。「環境情報」は、建築物の周囲の環境に関する情報を示し、例えば、建築物から所定の範囲内に所在する施設(例えば、各種の公共施設や、商業施設、最寄り駅など)に関する情報が格納される。「階層」は、建築物の階層を示す。「評価情報」は、建築物に居住する利用者により投稿された建築物の評価を示す。
「住戸ID」は、建築物内の住戸(世帯)を識別するための識別子を示す。「階数」は、建築物内において住戸IDが示す住戸が所在する階数を示す。「住戸番号」は、住戸IDが示す住戸に割り当てられた番号を示す。「間取り情報」は、住戸IDが示す住戸の間取りに関する情報を示し、例えば、間取り図や、住戸内の各部屋の寸法、住戸内部の画像情報などの情報が格納される。「契約内容」は、建築物が賃貸物件である場合、貸主との契約内容を示す情報が格納され、例えば、賃貸料金や、契約期間などといった情報が格納される。「販売価格」は、住戸IDが示す住戸が利用者により購入されたたものである場合、当該住戸の販売価格(例えば、利用者が購入した際の価格、過去に販売された際の価格)を示す情報が格納される。
すなわち、図3では、建築物ID「BID#1」によって識別される建築物(賃貸物件)の名称が「建築物#1」、所在地が「所在地#1」、築年数が「15年」、外観が「外観#1」、環境情報が「環境情報#1」、階層が「20」、評価情報が「評価情報#1」であり、当該建築物内の住戸のうち、住戸ID「RID#1」によって識別される住戸が所在する階数が「1階」、住戸番号が「101」、間取り情報が「間取り情報#1」、契約内容が「契約内容」である例を示す。
なお、建築物が一戸建てである場合、建築物情報データベース31は、「部屋ID」、「階数」、「部屋番号」といった項目の情報を含まなくともよい。また、建築物が一戸建てである場合、建築物情報データベース31は、「間取り情報」に建築物全体の間取りに関する情報を格納してもよい。
また、建築物情報データベース31には、さらに、建築物や建築物内の住戸が備える設備に関する情報が格納されてもよい。例えば、建築物情報データベース31には、駐車場及び駐輪場の有無や、防音設備の有無、ロフトの有無、庭の有無、バルコニーの有無、キッチンに関する設備、防犯対策に関する設備などの情報が格納されてもよい。
また、建築物情報データベース31には、さらに、建築物や建築物内の住戸の入居の条件に関する情報が格納されてもよい。例えば、建築物情報データベース31には、ペットの可否や、楽器演奏の可否、ルームシェアの可否などといった情報が格納されてもよい。
また、建築物情報データベース31には、さらに、住戸のカテゴリを示す情報(例えば、中部屋、角部屋)を示す情報が格納されてもよい。
(利用者情報データベース32について)
利用者情報データベース32は、利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、利用者情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。図4の例において、利用者情報データベース32は、「利用者ID」、「サービスID」、「利用履歴」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別子を示す。「サービスID」は、サービスサーバ300が提供するサービスを識別するための識別子を示す。「利用履歴」は、サービスIDが示すサービスにおける利用者の利用履歴を示す。
すなわち、図4では、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者のサービスID「SID#1」が示すサービスにおける利用履歴が「利用履歴#1」である例を示す。
(紐付情報データベース33について)
紐付情報データベース33は、建築物と利用者との紐付けに関する紐付情報を記憶する。ここで、図5を用いて、紐付情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る紐付情報データベースの一例を示す図である。図5の例において、紐付情報データベース33は、「建築物ID」、「利用者ID」といった項目を有する。
「建築物ID」は、建築物を識別するための識別子を示す。「利用者ID」は、利用者を識別するための識別子を示す。
すなわち、図4では、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者が、建築物ID「BID#1」が示す建築物に紐付けられる例を示す。
なお、紐付情報データベース33は、利用者と、利用者が過去に居住した建築物との紐づけに関する情報を記憶してもよい。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報提供装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図2に示すように、取得部41と、特定部42と、紐付部43と、提供部44とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部41について)
取得部41は、建築物に関する建築物情報や、利用者に関する利用者情報などを取得する。例えば、図1の例において、取得部41は、建築物情報を建築物情報サーバ200から取得し、建築物情報データベース31に格納する。また、図1の例において、取得部41は、各サービスにおける利用者U1の利用履歴をサービスサーバ300から取得し、利用者情報データベース32に格納する。
なお、取得部41は、各種サービスの利用履歴に限らず、利用者に関して取得可能な情報を利用者情報として取得してもよい。例えば、取得部41は、端末装置100が有するGPS(Global Positioning System)センサや、利用者が身に着けるウェアラブルデバイスなどが検知した位置情報を取得する。また、取得部41は、WiFi(登録商標)の電波を受信した端末装置100から情報(例えば、SSID(Service Set Identifier))を取得する。
(特定部42について)
特定部42は、利用者に関する利用者情報に基づいて、当該利用者が居住する建築物を特定する。例えば、特定部42は、建築物情報データベース31を参照し、利用者情報データベース32に記憶された利用者情報に基づいて利用者が居住する建築物を特定する。具体的な例を挙げると、取得部41は、利用者情報に基づいて推定される利用者の拠点に対応する建築物を、利用者が居住する建築物として特定する。
また、特定部42は、利用者の複数のサービスにおける利用履歴に基づいて、建築物を特定してもよい。例えば、特定部42は、利用者の住所を利用するサービス(例えば、ショッピングサービス)や、利用者の住所を含む本人確認情報を利用者が入力するサービス(例えば、オンラインバンキングサービスや、マッチングサービス)などにおける利用履歴に基づいて、利用者が居住する建築物を特定してもよい。
また、特定部42は、複数のサービスにおける取引対象の配送先である建築物を特定してもよい。例えば、特定部42は、利用者がショッピングサービスを利用した際の配送先を、利用者が居住する建築物として特定する。
また、特定部42は、複数のサービスにおいて入力された利用者の本人確認情報に基づいて、建築物を特定してもよい。例えば、特定部42は、利用者がオンラインバンキングサービスや、マッチングサービスなどにおいて入力した本人確認情報に基づいて、建築物を特定する。
(紐付部43について)
紐付部43は、特定部42により特定された建築物に関する建築物情報と、当該建築物情報を提供するサービスとは異なる複数のサービスにおいて利用者を識別するために用いられている識別子とを紐付ける。例えば、図1の例において、紐付部43は、建築物B1に関して建築物情報サーバ200から取得した建築物情報(建築物ID)と、サービスサーバ300が提供する各サービス間で統一された利用者U1の利用者ID「UID#1」とを紐付け、紐付けに関する紐付情報を紐付情報データベース33に格納する。言い換えると、紐付部43は、建築物情報と、複数のサービスにおいて認証済みの利用者IDとを紐付ける。
また、紐付部43は、建築物を識別するための識別情報(例えば、建築物ID)、建築物の所在地、間取り、外観、築年数、階層、賃貸料金、販売価格、若しくは、建築物に居住する利用者からの評価の少なくともいずれかを含む建築物情報と、識別子とを紐付けてもよい。例えば、図1の例において、紐付部43は、建築物B1に関する各種の情報を含む建築物情報と、利用者ID「UID#1」とを紐付ける。
(提供部44について)
提供部44は、紐付部43により紐づけられた建築物情報に基づく情報を利用者に提供する。例えば、提供部44は、建築物情報データベース31や紐付情報データベース33を参照し、利用者に紐付けられた建築物情報に基づく情報を提供する。
また、提供部44は、建築物情報に基づいて、転居用の建築物に関する情報を利用者に提供してもよい。例えば、提供部44は、利用者が居住する建築物の賃貸料金(或いは販売価格)に基づいて推定される利用者の年収に基づいて、転居用の建築物に関する情報を提供する。また、提供部44は、利用者が居住する建築物の間取りや、建築物が備える設備に基づく属性(例えば、家族構成や、同居人の有無、ペットの有無、自動車の有無など)に基づいて、転居用の建築物に関する情報を提供する。
また、提供部44は、建築物と建築物情報が類似する転居用の建築物に関する情報を利用者に提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部44は、建築物B1の所在地や、賃貸料金(或いは販売価格)、外観、築年数、間取りなどの情報が類似する建築物に関する建築物情報を、転居用の建築物に関する情報として利用者U1に提供する。
また、提供部44は、利用者が過去に居住した建築物に関する建築物情報に基づいて、転居用の建築物に関する情報を利用者に提供してもよい。例えば、提供部44は、利用者が過去に居住した建築物と建築物情報が類似する建築物に関する情報を、転居用の建築物に関する情報として利用者する。
また、提供部44は、建築物情報に基づくタイミングで転居用の建築物に関する情報を利用者に提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部44は、建築物B1の築年数や、契約期間に基づくタイミングで、転居用の建築物に関する情報を利用者U1に提供する。
なお、提供部44は、利用者情報に基づいて転居用の建築物に関する情報を利用者に提供してもよい。例えば、提供部44は、サービスサーバ300が提供するサービスの利用履歴に基づく利用者のデモグラフィック属性やサイコグラフィック属性に基づいて、転居用の建築物に関する情報を提供する。
ここで、例えば、利用者が居住する建築物の建築物情報、言い換えると、利用者の住居や住居周辺の環境などに関する情報に基づいて各種のサービスの情報提供を行うことにより、利用者に提供する情報の訴求効果を高めたいといった要望が考えられる。したがって、提供部44は、建築物情報に基づいて、複数のサービスのいずれかに関する情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部44は、建築物B1の間取りに基づいて、サービスサーバ300が提供するサービスにおける取引対象のうち、建築物B1で利用可能な取引対象に関する情報を提供する。具体的な例を挙げると、提供部44は、建築物の間取りに対応する取引対象(例えば、建築物内に搬入可能な家具や、建築物内に設置可能な家具など)や、建築物が備える設備に対応する取引対象(例えば、IH対応の調理器具や、建築物が備える駐車場に対応する車種の自動車、庭造りのための園芸用品など)などを提供する。
なお、提供部44は、建築物情報に基づいて、複数のサービスのいずれかに関する警告を利用者に提供してもよい。例えば、利用者がショッピングサービスで購入した取引対象の累計が建築物の収容スペースを超える場合、提供部44は、利用者に所定の警告を提供するとともに、購入した取引対象を処分するためのサービス(例えば、オークションサービスや、フリーマーケットサービスなど)の情報や、購入した取引対象を収容可能な転居用の建築物に関する情報などを提供してもよい。また、利用者のサービスの利用履歴(例えば、検索クエリの入力履歴)に基づいて推定される利用者の未来の行動(例えば、ペットの購入や、楽器演奏、ルームシェアなど)が建築物の入居条件を満たさない場合、提供部44は、利用者に所定の警告を提供するとともに、当該行動が許可されている転居用の建築物に関する情報を提供してもよい。
また、提供部44は、建築物情報に基づいて、利用者が居住する建築物が備えていない設備に関する情報を提供してもよい。例えば、利用者が居住する建築物が駐車場や駐輪場を備えていない場合、提供部44は、建築物から所定の範囲内に所在する駐車場や駐輪場に関する情報を提供してもよい。また、利用者が居住する建築物が防音設備を有していない場合、提供部44は、ショッピングサービスにおいて購入可能な防犯グッズや、防犯サービスに関する情報を提供してもよい。
また、提供部44は、建築物情報及び利用者情報に基づく利用者の属性情報に応じた情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、利用者が居住する建築物の賃貸料金(或いは販売価格)や、ショッピングサービスにおいて購入した取引対象の価格に基づいて推定される利用者の属性(例えば、富裕層であるか否か)に基づいて、求人情報や住宅ローンの借り換えに関する情報などを提供する。
また、提供部44は、建築物と建築物情報が類似する建築物に居住する利用者に関する情報に基づく情報を、利用者に提供してもよい。例えば、提供部44は、類似する建築物に居住する利用者の利用者情報に基づいて、サービスサーバ300が提供するサービスに関する情報を提供する。具体的な例を挙げると、提供部44は、類似する建築物に居住する利用者が購入した取引対象や、加入したサービスに関する情報を提供する。
また、提供部44は、建築物に居住する他の利用者に基づく情報を、利用者に提供してもよい。例えば、提供部44は、同一の建築物に居住する他の利用者の利用者情報に基づいて、サービスサーバ300が提供するサービスに関する情報を提供する。具体的な例を挙げると、提供部44は、他の利用者が購入した取引対象や、加入したサービスに関する情報を提供する。
また、提供部44は、建築物が所在するエリアに基づく情報を利用者に提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部44は、サービスサーバ300が提供するサービスのうち、建築物B1の所在地において利用可能なサービスに関する情報を提供する。また、提供部44は、建築物が所在するエリアに対応する天気や災害に関する情報(例えば、利用者が居住する建築物が天候や災害により被る被害)を提供する。
また、提供部44は、建築物に居住する各利用者の複数のサービスにおける利用履歴に基づいて、複数のサービスにおいて享受可能な利益に関する情報を利用者に提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部44は、サービスサーバ300が提供するショッピングサービスにおける利用者群G1の購入金額の累計が所定の閾値以上である場合、情報提供装置10は、ショッピングサービスにおける取引対象の割引や、配送料の軽減などに関する情報を利用者群G1に提供する。
さらに、利用者から自身が居住する建築物の評価を受け付け、建築物情報に付加したいといった要望が考えられる、したがって、提供部44は、建築物に対する評価を投稿するためのコンテンツを利用者に提供してもよい。ここで、図6を用いて、提供部44により提供され、端末装置100に表示されるコンテンツについて説明する。図6は、情報提供装置により提供されるコンテンツの一例を示す図である。
図6に示すように、端末装置100は、建築物の評価を投稿するためのコンテンツC1を表示する。例えば、端末装置100は、評価項目ごとの評価(例えば、「1(非常に悪い)」から「5(非常に良い)」までの評価値)の入力を受け付けるためのAR1を含むコンテンツC1を表示する。また、各評価項目に対応する「口コミを投稿する」ボタンが押下された場合、端末装置100は、より詳細な口コミ(レビュー)を入力するためのコンテンツを表示する。また、端末装置100は、利用者からの操作に応じてコンテンツC1に入力された情報を情報提供装置10に送信する。この場合、情報提供装置10は、受け付けた情報を、端末装置100を利用する利用者に紐付けられた建築物の評価情報として建築物情報データベース31に格納する。そして、建築物情報を利用者に提供する場合、提供部44は、建築物情報について投稿された評価情報を含む建築物情報を提供する。
なお、提供部44は、利用者が投稿した評価情報に基づく情報を当該利用者に提供してもよい。例えば、利用者が、現在居住している建築物について投稿した評価が所定の閾値以下(例えば、各評価項目の評価値の平均が所定の閾値以下)である場合、提供部44は、転居用の建築物に関する情報を提供する。また、利用者が、現在居住している建築物について、いずれかの評価項目について所定の閾値以下の評価値を付与した場合、提供部44は、当該評価項目の評価値が所定の閾値以上である転居用の建築物に関する情報を提供する。
〔3.提供処理のフロー〕
図7を用いて、実施形態に係る情報提供装置10の提供処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、情報提供装置10は、建築物に関する建築物情報を取得する(ステップS101)。続いて、情報提供装置10は、利用者に関する利用者情報を取得する(ステップS102)。続いて、情報提供装置10は、取得した利用者情報に基づいて、利用者が居住する建築物を特定する(ステップS103)。続いて、情報提供装置10は、特定した建築物と、利用者とを紐づける(ステップS104)。続いて、情報提供装置10は、紐づけた建築物の建築物情報に基づいて、利用者に情報を提供し(ステップS105)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔4−1.紐付情報の提供について〕
上述の実施形態において、提供部44が、建築物情報に基づく情報を利用者に提供する例を示したが、提供部44の機能はこのような例に限定されない。例えば、提供部44は、紐付情報に基づく情報を事業者に提供してもよい。具体的な例を挙げると、提供部44は、事業者から指定された条件を満たす建築物に紐付けられた利用者の利用者情報や、事業者から指定された条件を満たす利用者に紐付けられた建築物の建築物情報などを提供する。また、提供部44は、事業者から提供された情報と、建築物情報データベース31、利用者情報データベース32及び紐付情報データベース33に格納された情報との突合せを行った結果を事業者に提供する。
〔4−2.サービスサーバ300に対する情報提供について〕
上述の実施形態において、提供部44が、建築物情報に基づいて、サービスサーバ300が提供するサービスに関する情報を提供する例を示したが、提供部44の機能はこのような例に限定されない。例えば、提供部44は、利用者IDに紐付けられた建築物情報をサービスサーバ300に提供してもよい。この場合、サービスサーバ300は、建築物情報に基づいて、利用者がサービスで享受可能な履歴に関する情報(例えば、取引対象の割引や、配送料の軽減など)や、様々なレコメンドなどを利用者に提供する。
〔4−3.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報提供装置10は、取得部41と、特定部42と、紐付部43と、提供部44とを有する。取得部41は、建築物に関する建築物情報や、利用者に関する利用者情報などを取得する。特定部42は、利用者に関する利用者情報に基づいて、当該利用者が居住する建築物を特定する。紐付部43は、特定部42により特定された建築物に関する建築物情報と、当該建築物情報を提供するサービスとは異なる複数のサービスにおいて利用者を識別するために用いられている識別子とを紐付ける。また、紐付部43は、建築物を識別するための識別情報、建築物の所在地、間取り、外観、築年数、階層、賃貸料金、販売価格、若しくは、建築物に居住する利用者からの評価の少なくともいずれかを含む建築物情報と、識別子とを紐付ける。提供部44は、紐付部43により紐づけられた建築物情報に基づく情報を利用者に提供する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者が居住する建築物を特定して利用者に紐づけ、特定した建築物の情報に基づいて情報を提供するため、利用者に適切な情報を提供することができる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、特定部42は、利用者の複数のサービスにおける利用履歴に基づいて、建築物を特定する。また、特定部42は、複数のサービスにおける取引対象の配送先である建築物を特定する。また、特定部42は、複数のサービスにおいて入力された利用者の本人確認情報に基づいて、建築物を特定する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、各種の情報を利用して利用者が居住する建築物を特定して利用者に紐付けることを可能とするため、利用者に適切な情報を提供することができる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、提供部44は、建築物情報に基づいて、転居用の建築物に関する情報を利用者に提供する。また、提供部44は、建築物と建築物情報が類似する転居用の建築物に関する情報を利用者に提供する。また、利用者が過去に居住した建築物に関する建築物情報に基づいて、転居用の建築物に関する情報を利用者に提供する。また、建築物情報に基づくタイミングで転居用の建築物に関する情報を利用者に提供する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、従来オフラインマーケティングにより行っていた転居用の建築物の案内をオンラインマーケティングに代替し、利用者に適切な情報を提供することができる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、提供部44は、建築物情報に基づいて、複数のサービスのいずれかに関する情報を提供する。また、提供部44は、建築物情報及び利用者情報に基づく利用者の属性情報に応じた情報を提供する。また、提供部44は、建築物と建築物情報が類似する建築物に居住する利用者に関する情報に基づく情報を、利用者に提供する。また、提供部44は、建築物に居住する他の利用者に基づく情報を、利用者に提供する。また、提供部44は、建築物が所在するエリアに基づく情報を利用者に提供する。また、提供部44は、建築物に居住する各利用者の複数のサービスにおける利用履歴に基づいて、複数のサービスにおいて享受可能な利益に関する情報を利用者に提供する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者の住居や住居周辺の環境などに関する情報に基づいて各種のサービスの情報提供を行うことができるため、訴求効果の高い情報を提供できる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、提供部44は、建築物に対する評価を投稿するためのコンテンツを利用者に提供する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、実際に居住している利用者から建築物の評価情報を取得することができるため、精度の高い情報を収集できる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る情報提供装置10は、例えば、図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報提供装置10を例に挙げて説明する。図8は、情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、情報提供装置10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報提供装置10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
10 情報提供装置
20 通信部
30 記憶部
31 建築物情報データベース
32 利用者情報データベース
33 紐付情報データベース
40 制御部
41 取得部
42 特定部
43 紐付部
44 提供部
100 端末装置
200 建築物情報サーバ
300 サービスサーバ

Claims (18)

  1. 利用者に関する利用者情報に基づいて、当該利用者が居住する建築物を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された建築物に関する建築物情報と、当該建築物情報を提供するサービスとは異なる複数のサービスにおいて前記利用者を識別するために用いられている識別子とを紐付ける紐付部と、
    前記紐付部により紐づけられた建築物情報と、前記利用者情報とに基づいて、建築物の情報を前記利用者に提供する提供部と
    を有することを特徴とする提供装置。
  2. 前記紐付部は、
    前記建築物を識別するための識別情報、前記建築物の所在地、間取り、外観、築年数、階層、賃貸料金、販売価格、若しくは、前記建築物に居住する利用者からの評価の少なくともいずれかを含む前記建築物情報と、前記識別子とを紐付ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の提供装置。
  3. 前記提供部は、
    前記建築物情報に基づいて、前記複数のサービスのいずれかに関する情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の提供装置。
  4. 前記提供部は、
    前記建築物情報及び利用者情報に基づく前記利用者の属性情報に応じた情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  5. 前記提供部は、
    前記建築物と建築物情報が類似する建築物に居住する利用者に関する情報に基づく情報を、前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  6. 前記提供部は、
    前記建築物に居住する他の利用者に基づく情報を、前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  7. 前記提供部は、
    前記建築物が所在するエリアに基づく情報を前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  8. 前記提供部は、
    前記建築物に居住する各利用者の前記複数のサービスにおける利用履歴に基づいて、前記複数のサービスにおいて享受可能な利益に関する情報を前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  9. 前記提供部は、
    前記建築物に対する評価を投稿するためのコンテンツを前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1から8のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  10. 前記提供部は、
    前記建築物情報に基づいて、転居用の建築物に関する情報を前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1から9のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  11. 前記提供部は、
    前記建築物と建築物情報が類似する転居用の建築物に関する情報を前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1から10のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  12. 前記提供部は、
    前記利用者が過去に居住した建築物に関する建築物情報に基づいて、転居用の建築物に関する情報を前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1から11のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  13. 前記提供部は、
    前記建築物情報に基づくタイミングで転居用の建築物に関する情報を前記利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項9から12のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  14. 前記特定部は、
    前記利用者の前記複数のサービスにおける利用履歴に基づいて、前記建築物を特定する
    ことを特徴とする請求項1から13のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  15. 前記特定部は、
    前記複数のサービスにおける取引対象の配送先である前記建築物を特定する
    ことを特徴とする請求項1から14のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  16. 前記特定部は、
    前記複数のサービスにおいて入力された前記利用者の本人確認情報に基づいて、前記建築物を特定する
    ことを特徴とする請求項1から15のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  17. コンピュータが実行する提供方法であって、
    利用者に関する利用者情報に基づいて、当該利用者が居住する建築物を特定する特定工程と、
    前記特定工程により特定された建築物に関する建築物情報と、当該建築物情報を提供するサービスとは異なる複数のサービスにおいて前記利用者を識別するために用いられている識別子とを紐付ける紐付工程と、
    前記紐付工程により紐づけられた建築物情報と、前記利用者情報とに基づいて、建築物の情報を前記利用者に提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする提供方法。
  18. 利用者に関する利用者情報に基づいて、当該利用者が居住する建築物を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された建築物に関する建築物情報と、当該建築物情報を提供するサービスとは異なる複数のサービスにおいて前記利用者を識別するために用いられている識別子とを紐付ける紐付手順と、
    前記紐付手順により紐づけられた建築物情報と、前記利用者情報とに基づいて、建築物の情報を前記利用者に提供する提供手順と
    をコンピュータに実行させるための提供プログラム。
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