JP6964642B2 - 自動車のサイドシル構造 - Google Patents

自動車のサイドシル構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6964642B2
JP6964642B2 JP2019191382A JP2019191382A JP6964642B2 JP 6964642 B2 JP6964642 B2 JP 6964642B2 JP 2019191382 A JP2019191382 A JP 2019191382A JP 2019191382 A JP2019191382 A JP 2019191382A JP 6964642 B2 JP6964642 B2 JP 6964642B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side sill
wall
bulkhead
stiffener
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019191382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021066269A (ja
Inventor
剛 田中
啓太 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2019191382A priority Critical patent/JP6964642B2/ja
Publication of JP2021066269A publication Critical patent/JP2021066269A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6964642B2 publication Critical patent/JP6964642B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両の両側下部に延在するサイドシルへの車等の物体の側突時に、サイドシル閉断面の崩壊を抑制する自動車のサイドシル構造に関する。
従来、車両前後方向の中央付近に車両左右に立設するセンタピラーの根元に跨り、前後方向に延在するサイドシルの構造として、サイドシル内部にバルクヘッドが配設されたものがある。この種のサイドシル構造として、例えば、特許文献1に記載の構造がある。この構造は、車幅方向の外側のコ字断面形状のサイドシルスチフナ(スチフナともいう)と、内側のコ字断面形状のサイドシルインナ(インナともいう)とが突き合わされて閉断面に接合されている。このサイドシル内にバルクヘッドが配設され、バルクヘッドによってサイドシルの閉断面構造の崩壊を抑制している。
特許第6179382号公報
ところで、特許文献1では、サイドシルを構成するスチフナの上壁とインナの上壁とが同じ高さの下に、スチフナ及びインナの双方の上フランジがスポット溶接で接合されている。しかし、サイドシルによっては、スチフナの上壁が、インナの上壁よりも高い位置で、双方の上フランジが接合された構造がある。この構造の場合、スチフナの上フランジが、インナの上フランジよりも高い位置においてスポット溶接で接合されている。
このサイドシル構造の場合、サイドシルへの側突があった際に、車両外側の高いスチフナの上フランジが、内側の低いインナの上フランジ側に倒れ、双方の上フランジが傾倒する。この傾倒時には、高い上フランジが、低い上フランジに対して上方へ移動するせん断荷重が掛かる。スポット溶接は、せん断力によって剥がれ易いので、せん断荷重が掛かった場合、双方の上フランジのスポット溶接が剥離してしまう。スポット溶接が剥離すると、スチフナ及びインナの突合せによるサイドシルの閉断面構造が崩壊し、センタピラーが室内側に傾倒して変形するという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、サイドシルスチフナ及びサイドシルインナの突合せによるサイドシルの閉断面構造の崩壊を抑制して、センタピラーの室内側への変形を防止できる自動車のサイドシル構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の自動車のサイドシル構造は、サイドシルスチフナとサイドシルインナを上下のフランジで結合して前後に延びる閉断面を形成するサイドシルと、前記サイドシルスチフナの側壁に下端が結合されたセンタピラーと、前記サイドシルスチフナの内部に設置され、前記閉断面を前後に区画するバルクヘッドとを備え、前記サイドシルは、前記サイドシルスチフナの上壁が前記サイドシルインナの上壁よりも高い位置で、当該サイドシルスチフナの上フランジと当該サイドシルインナの上フランジとが溶接された溶接部を有し前記バルクヘッドは、前記サイドシルインナの上壁よりも高い位置に配置されて側突状態で干渉するバルクヘッド干渉部を有すると共に、前記サイドシルスチフナの断面形状を保持する断面保持部を有し、前記断面保持部の車幅方向内側縁は、前記サイドシルインナの上壁よりも高い位置から下方側に延在する形状を成すことを特徴とする。
本発明によれば、サイドシルスチフナ及びサイドシルインナの突合せによるサイドシルの閉断面構造の崩壊を抑制して、センタピラーの室内側への変形を防止できる。
本実施形態の自動車のサイドシル構造を含む全体構成を示す側面図である。 サイドシルの内部構造を示す透視斜視図である。 補強プレートに取り付けられる4つのバルクヘッドを示す斜視図である。 図2のIV−IV断面であるサイドシルの閉断面形状及び当該断面から車両後方側のバルクヘッドの側面形状を示す図である。 連結片で連結されたバルクヘッドの斜視図である。 バルクヘッドとサイドシルスチフナとの上三角形状部及び下三角形状部を強調して示す断面図である。 バルクヘッドの断面保持部及び荷重伝達部を強調して示す断面図である。 バルクヘッドの段部を示す斜視図である。 車両底面側の補強プレート付近の構成を示す平面図である。 図2のX−X断面図である。
<実施形態の構成>
本発明の実施形態について、図1〜図10を参照して詳細に説明する。説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は本実施形態の自動車(車両)のサイドシル構造を含む全体構成を示す側面図である。
図1に示す車両10は、本特徴構造のサイドシル11と、センタピラー12とを備える。サイドシル11及びセンタピラー12は、車両10の左右に対称に配設されており、本例では車両右側を代表して示し、その説明を行う。センタピラー12は車両10の中央部に立設し、センタピラー12の下端側に、車両の前後方向に所定長さ筒状に延在するサイドシル11が接合されている。センタピラー12の車両前側にはフロントシート側ドア開口部13が設けられ、後側にはリアシート側ドア開口部14が設けられている。
図2に示すように、サイドシル11の構成部材であるサイドシルスチフナ15を透視した内部には、センタピラー12を跨って延在する補強プレート21が配設されている。補強プレート21の車幅方向の内側には、図3に示すように、車両前方側から後方側へ向かって順に、4つのバルクヘッド31a,31b,31c,31dが配列されて設けられている。
各バルクヘッド31a〜31dの側面形状を、図4にバルクヘッド31cを代表して示す。図4は、図2のIV−IV断面であるサイドシル11の閉断面形状及び当該断面から車両後方側を見たバルクヘッド31cの側面形状を示す。以降、主にバルクヘッド31cを代表して説明する。
図4に示すように、サイドシル11は、車幅方向の車外側(右側)に配置されたコ字断面形状のサイドシルスチフナ(スチフナ)15と、スチフナ15の内側に配置されたコ字断面形状のサイドシルインナ(インナ)16とが突き合わされて結合され、四角状の閉断面を形成している。
スチフナ15は、このコ字断面形状から上に折れ曲がった上フランジ15aと、下に折れ曲がった下フランジ15bとを備え、インナ16も同様に上フランジ16aと下フランジ16bとを備える。スチフナ15の上壁15c(スチフナ上壁15c)は、インナ16の上壁16c(インナ上壁16c)より高い位置に存在し、スチフナ15の上フランジ15aも、インナ16の上フランジ16aよりも高い位置に存在する。この状態で、双方の上フランジ15a,16aが、この間に、センタピラーインナ12aを挟んで当接され、×印22で示すようにスポット溶接されている。この溶接部分をスポット溶接部(溶接部)22という。少なくとも、スチフナ上壁15cの車内側端部がインナ上壁16cの車外側端部より上であればよい。
また、双方の下フランジ15b,16bは、スチフナ15の下壁15eがインナ16の下壁16eより高い位置にあり、センタピラーパネル12bの図示せぬ下端部を挟んでスポット溶接(図示せず)されている。なお、双方の下フランジ15b,16bは、センタピラーパネル12bの下端部を挟む部分と、挟まない部分とがあり、図4の断面では挟まない部分が示されている。
インナ16のコ字断面形状の内側上隅部分には、L字断面形状で車両前後方向に延びる補強板17aが固定され、下隅部分にもL字断面形状で車両前後方向に延びる補強板17bが固定されている。これらの補強板17a,17bによりインナ16の屈曲する隅部分が補強されている。
コ字断面形状のスチフナ15の内側には、コ字断面形状の補強プレート21がコ字形状同士を同方向に合わせて配設されている。この補強プレート21を介したスチフナ15の内側には、バルクヘッド31cが配設されている。バルクヘッド31cは、サイドシル11への側突時に、破線枠41で囲んで示すように、インナ16の上フランジ16aに側突状態で干渉するバルクヘッド干渉部1gを有する。なお、単に側突又は側突状態と記載している場合は、物がサイドシル11に側突した場合を表す。
バルクヘッド干渉部(干渉部ともいう)1gは、車幅方向に所定の長さで形成されており、その長さ部分の途中にスチフナ上壁15cと結合する×印で示す結合部29aを有する。結合部29aは、図5に示すように、干渉部1gの上辺部を車両前後方向の何れかに折り曲げた折り曲げ片1hを、スチフナ上壁15c(図4)に重ね結合(結合部29a)して形成されている。図5に示す例では、バルクヘッド31cの干渉部1gが、車両前方向側に折り曲げた折り曲げ片1hを備え、バルクヘッド31dの干渉部1gが、車両後方向側に折り曲げた折り曲げ片1hを備える。
但し、バルクヘッド31a〜31dは、補強プレート21が無い状態で、スチフナ15の内側に配設されていてもよい。
図4に戻って、バルクヘッド31cの側面形状は、少なくとも上側で車幅方向に延びる上壁1iと、斜めに延びる上傾斜部1jと、車両外側で上下方向に延びる側壁1kと、斜めに延びる下傾斜部1lと、下側で車幅方向に延びる下壁1mを有する。また、上壁1iの上傾斜部1j側と、側壁1kと、下壁1mの下傾斜部1l側との3か所にスチフナ15との×印で示すスポット溶接による結合部29b,29c,29dを有する。
更に説明すると、スチフナ15の上壁15c及び側壁15dが断面く字形状に連結する第1く字形状壁15gと、第1く字形状壁15gの内側に位置するバルクヘッド31cの上傾斜部1jとで断面三角形状{図6の破線三角枠42参照}の上三角形状部15gを形成している。更に、スチフナ15の側壁15d及び下壁15eが断面く字形状に連結する第2く字形状壁15hと、第2く字形状壁15hの内側に位置するバルクヘッド31cの下傾斜部1lとで断面三角形状{図6の破線三角枠43参照}の下三角形状部15hを形成している。
上述したバルクヘッド31cとスチフナ15との結合部29b,29c,29dは、バルクヘッド31cの上壁1iの上傾斜部1j側の辺部と、側壁1kの辺部と、下壁1mの下傾斜部1l側の辺部との3か所の辺部を、図5に示すバルクヘッド31cの車両前方側に90度折り曲げた折り曲げ片1j1,1k1,1m1を、図4に示すスチフナ15の上壁15c、側壁15d、下壁15eに重ね結合して形成している。
図4と同断面の図7に示すように、バルクヘッド31cは、スチフナ15の断面形状を保持する断面保持部1o(枠47で囲った部分)を有する。更に、バルクヘッド31cは、断面保持部1oの概略下半分で且つ車内側の端から車幅方向に、後述するフロントシートの後支持用クロスメンバ18に向けて延長された荷重伝達部1p(枠48で囲った部分)を有する。この荷重伝達部1pは、インナ16の断面内に配置されている。
更に、断面保持部1oは、スチフナ15の上壁15c、側壁15d及び下壁15e(図4参照)の内面に、断面保持部1oの上壁1i、側壁1k及び下壁1mが当接する状態に嵌め込まれている。この嵌め込みによりバルクヘッド31cが、スチフナ15の内側から閉断面が崩壊しないように支えている。荷重伝達部1pは、インナ16のコ字断面形状内に入り込んで、後支持用クロスメンバ18に近接状態に配置されているので、側突時に僅かな移動で後支持用クロスメンバ18に干渉可能となっている。
図5に戻って、バルクヘッド31c,31dは、車両前後方向に対で配設され、対のバルクヘッド31c,31dが連結片31gで接続されている。即ち、図3に示すように、前方側の2つのバルクヘッド31a,31bが連結片31hで連結され、後方側の2つのバルクヘッド31c,31dが連結片31gで連結されている。
代表するバルクヘッド31cには、図7に双方向矢印Y3で示すように、立壁である断面保持部1oにおけるスチフナ側壁15d側の一端と、荷重伝達部1p側の他端との間に、図8に示すように車両前後方向に段差を付けた段部1qが形成されている。例えば、図5に示すように、バルクヘッド31cには、断面保持部1o(図7)が車両後方側に曲がって突き出た段差による段部1qが形成されている。バルクヘッド31dには、断面保持部1oが車両前方側に曲がって突き出た段差による段部1qが形成されている。
図9の車両底面側の平面図に示すように、補強プレート21が配置されている。補強プレート21は、図4に示したように、スチフナ15の内側とバルクヘッド31cとの間に配置され、スチフナ15の上壁15c及び側壁15dにバルクヘッド31cと共に所定部分が結合(結合部29b,29c)されている。
また、図9に示すように、車幅方向に延在してフロントシートの前部を支持する前支持用クロスメンバ19と、センタピラー12(図2)に隣接して車幅方向に延在し、フロントシートの後部を支持する後支持用クロスメンバ18とを備える。補強プレート21は、少なくとも前支持用クロスメンバ19と後支持用クロスメンバ18との間に渡って延設されており、側突干渉部21bは、センタピラー12の下端で車幅方向内側に延長されている構成とした。例えば補強プレート21は、双方のクロスメンバ18,19の間隔L1以上の長さで延設されている。更に、補強プレート21の後端が後支持用クロスメンバ18の後方側に突き出ており、前端が前支持用クロスメンバ19の前方側に突き出ている。
また、補強プレート21は、車幅方向の車内側に延長された側突干渉部21bを備える。この側突干渉部21bは、センタピラー12の根本部分(図2参照)に隣接され、車幅方向の幅W1を有する基端部21hから、車幅方向の内側に矢印Y1で示す長さ延長した幅W2で形成されている。
図2のX−X断面を記載した図10に示すように、側突干渉部21bは、スチフナ上壁15cへの補強プレート21の結合部23から、当該上壁15cに対して徐々に離間して屈曲しながら車幅方向の車内側へ延在し、インナ上壁16cの近接位置まで延びている。即ち、側突干渉部21bは、インナ上壁16cと同じ高さとなっている。側突干渉部21bは、サイドシル11への側突時に、インナ16側へ僅かに移動するのみで、センタピラーパネル12bを介してインナ上壁16cに干渉する。
図2に示すセンタピラー12のセンタピラーアウタ12cには、フロントシート側ドア開口部13の側に、フロントシート側ドア開口縁(ドア開口縁ともいう)12eがある。センタピラーアウタ12cのドア開口縁12eの下端側に、×印で示す第2のスポット溶接部(第2の溶接部)26を備える。この第2のスポット溶接部26を図10に示す。
図10において、まず、スチフナ15及びインナ16の双方の上フランジ15a,16aの間には、センタピラーインナ12aを挟んでスポット溶接(スポット溶接部22)された重なり部分がある。また、インナ16の上フランジ16aとセンタピラーアウタ12cとの間にセンタピラーインナ12aを挟んでスポット溶接(第2のスポット溶接部26)した重なり部分がある。即ち、インナ16の上フランジ16aは、スポット溶接部22でスチフナ15に溶接されると共に、第2のスポット溶接部26でセンタピラーアウタ12cに溶接されており、インナ16の上フランジ16aの下端に、側突干渉部21bが近接している。
図9に示す補強プレート21のコ字断面形状の上下面と、当該上下面間の側面との3面(図4参照)に結合されたバルクヘッド31a〜31dは、補強プレート21の側突干渉部21bが形成された以外の部分に配設されている。即ち、車両前方側のバルクヘッド31a,31bは、車幅方向において、前支持用クロスメンバ19に隣り合って配設され、後方側のバルクヘッド31c,31dは、後支持用クロスメンバ18に隣り合って配設されている。言い換えれば、補強プレート21が、車幅方向に、前方側のバルクヘッド31a,31bを介して前支持用クロスメンバ19に整列し、後方側のバルクヘッド31c,31dを介して後支持用クロスメンバ18に整列して配設されている。
<実施形態の効果>
上述したように、本実施形態の自動車のサイドシル構造の特徴について説明する。
(1)スチフナ15とインナ16を上下のフランジ15a,16a,15b,16bで結合して前後に延びる閉断面を形成するサイドシル11と、スチフナ15の側壁に下端が結合されたセンタピラー12と、スチフナ15の内部に設置され、前記閉断面を前後に区画するバルクヘッド31a〜31dとを備え、サイドシル11は、スチフナ15の上壁15cがインナ16の上壁16cよりも高い位置で、スチフナ15の上フランジ15aとインナ16の上フランジ16aとが溶接されたスポット溶接部(溶接部)22を有し、バルクヘッド31a〜31dは、インナ16の上壁16cに側突状態で干渉するバルクヘッド干渉部(干渉部)1gを有する構成とした。後述では、バルクヘッド31a〜31dの内のバルクヘッド31cを、主に代表して説明する。
この構成によれば、干渉部1gが、車幅方向に、インナ16の上壁16cの近傍に位置するので、サイドシル11への側突時に、バルクヘッド31cの干渉部1gが僅かに移動した時点でインナ16の上壁16cに干渉する。この干渉部1gがインナ16の上壁16cに干渉した状態では、スチフナ15の上フランジ15aが倒れることは無く立設した状態を保持する。このため、スチフナ15及びインナ16の双方の上フランジ15a,16aが倒れることを防止できる。この倒れ防止により、双方の上フランジ15a,16aのスポット溶接部22に、せん断荷重が掛からず剥離しないので、スポット溶接部22の破断を防止できる。
従って、スチフナ15及びインナ16の突合せによるサイドシル11の前後に延びる閉断面構造の崩壊を抑制し、センタピラー12の室内側への変形を防止できる。これにより側突保護性能も増大できる。
例え、双方の上フランジ15a,16aを結合するスポット溶接部22が打点等で破断しても、スチフナ15に結合されたバルクヘッド31a〜31dの干渉部1gが、インナ16の上フランジ16aに干渉状態となるので、スチフナ15の断面は崩壊しない。このため、サイドシル11の閉断面開きが防止でき、センタピラー12の室内側への変形を防止できる。
なお、スチフナ上壁15cが、インナ上壁16cよりも高い位置で、双方の上フランジ15a,16aをスポット溶接部22で結合することにより、インナ上壁16cが車両室内の低い位置に配置されるので、室内スペースを拡大できる。
(2)干渉部1gは、スチフナ15の上壁15cとの結合部29aを有する構成とした。
この構成によれば、干渉部1gが、スチフナ上壁15cと結合部29aで結合されているので強化される。このため、側突中に、インナ16の上フランジ16aへの干渉部1gの干渉状態が外れることを防止できる。つまり、スチフナ15及びインナ16の双方の上フランジ15a,16aが倒れて双方が外れないように、インナ16の上フランジ15aへの干渉部1gの干渉状態を保持できる。
(3)干渉部1gとスチフナ上壁15cとの結合部29aは、干渉部1gの上辺部を車両前後方向の何れかに折り曲げた折り曲げ片1hを、スチフナ15の上壁15cに重ね結合して形成する構成とした。
この構成によれば、干渉部1gを、面積の広い折り曲げ片1hでスチフナ上壁15cに重ね結合するので、この結合(結合部29a)が強化されて剛性が高くなる。このため、インナ上壁16cへの干渉部1gの干渉効果を増大できる。
(4)バルクヘッド31cは、少なくとも上壁1iと、上傾斜部1jと、側壁1kと、下傾斜部1lと、下壁1mとを有し、前記上壁1iの上傾斜部1j側と、前記側壁1kと、前記下壁1mの下傾斜部1l側との3か所にスチフナ15との結合部29a,29b,29cを有する。更に、スチフナ15の上壁15c及び側壁15dが断面く字形状に連結する第1く字形状壁15gと、第1く字形状壁15gの内側に位置する上傾斜部1jとで断面三角形状{図6に示す破線三角枠42参照}の上三角形状部15gを形成する。更に、スチフナ15の側壁15d及び下壁15eが断面く字形状に連結する第2く字形状壁15hと、第2く字形状壁15hの内側に位置する下傾斜部1lとで断面三角形状{図6に示す破線三角枠43参照}の下三角形状部15hを形成する構成とした。
この構成によれば、上三角形状部15gと下三角形状部15hとは、三角形状であるため、剛性が高くなっている。この三角形状が、スチフナ15の側壁15dとバルクヘッド31a〜31d間の閉断面内の上下隅部分に、上三角形状部15gと下三角形状部15hとして形成されている。このため、バルクヘッド31cを含むスチフナ側壁15d側の剛性が高くなるので、スチフナ15の断面形状の崩壊を抑制でき、サイドシル11の閉断面崩壊を抑制できる。
(5)上述したバルクヘッド31cとスチフナ15との結合部29b,29c,29dは、バルクヘッド31cの上壁1iの上傾斜部1j側の辺部と、側壁1kの辺部と、下壁1mの下傾斜部1l側の辺部とを、車両前後方向の何れかに折り曲げた折り曲げ片1j1,1k1,1m1を、スチフナ15の上壁15c、側壁15d、下壁15eに重ね結合して形成する構成とした。
この構成によれば、バルクヘッド31cのスチフナ15への結合部29b,29c,29dの面積が大きくなるので、結合部29b,29c,29dが強化されて剛性が高くなる。このため、スチフナ15の断面形状の崩壊を抑制でき、サイドシル11の閉断面崩壊を抑制できる。
(6)左右のサイドシル11間に架設され、フロントシートの後部を支持する後支持用クロスメンバ18を更に備える。バルクヘッド31cは、スチフナ15の断面形状を保持する断面保持部1oと、この断面保持部1oから車幅方向内側に向けて延長された荷重伝達部1pとを有し、荷重伝達部1pは、後支持用クロスメンバ18に対応する位置に配置されている構成とした。
この構成によれば、サイドシル11への側突時に、バルクヘッド31cの断面保持部1oがスチフナ15の内側に沿って配置されているので、断面保持部1oがスチフナ15の内側を内側から支える。このため、スチフナ15の断面崩壊を抑制できる。更に、側突時に、荷重伝達部1pがインナ16の側壁16dを介して後支持用クロスメンバ18に干渉するので、側突荷重を後支持用クロスメンバに伝達できる。これにより、サイドシル11の閉断面崩壊を抑制できる。
(7)バルクヘッド(例えばバルクヘッド31c,31d)は、車両前後方向に対で配設され、対のバルクヘッド31c,31dが連結片31gで接続され、前記断面保持部1oにおけるスチフナ15の側壁側の一端と、前記荷重伝達部1pの他端との間に、車両前後方向に段差を付けた段部1qを有する構成とした。
この構成によれば、対のバルクヘッド31c,31dが連結片31gで接続され、且つ対のバルクヘッド31c,31dの壁面である断面保持部1oに、車両前後方向に曲がる段差を車幅方向に延ばした段部1qが形成されている。このため、バルクヘッド31c,31dの壁面である断面保持部1oに、車幅方向に段部1qによる稜線が出来るので、側突荷重に対して強度が高くなる。つまり、連結片31gで接続された対のバルクヘッド31c,31dの強度が高くなると共に、各バルクヘッド31c,31dの壁面の強度が高くなっている。従って、側突荷重を、各バルクヘッド31c,31dが壊れることなく、各バルクヘッド31c,31dを介して後支持用クロスメンバ18に確実に伝達できるので、サイドシル11の閉断面崩壊を抑制できる。
(8)車幅方向に延在してフロントシートの前部を支持する前支持用クロスメンバ19と、スチフナ15の内側とバルクヘッド31c〜31dとの間に配置され、スチフナ15の上壁15c及び側壁15dにバルクヘッド31a〜31dと共に結合された補強プレート21とを備える。補強プレート21は、少なくとも前支持用クロスメンバ19と後支持用クロスメンバ18との間に渡って延設されており、当該延設の途中部分から車幅方向の内側に延長され、インナ16の上壁16cに側突状態で干渉する側突干渉部21bを有する構成とした。
この構成によれば、補強プレート21を車幅方向内側に延長するだけで側突干渉部21bを形成できるので、側突干渉部21bを容易に形成できる。また、側突干渉部21bは、補強プレート21を車幅方向内側に延長するのみの形状なので、少ない材料で形成でき、このため、補強プレート21を軽量化できる。更に、補強プレート21は、車体側部を車両前後方向に長く延びて補強するので、フロントシートの乗員を側突から保護できる。
(9)フロントシート側ドア開口縁12eを形成するセンタピラーアウタ12cが、インナ16の上フランジ15aに溶接される第2のスポット溶接部(第2の溶接部)26を備える。側突干渉部21bは、第2のスポット溶接部26を有するインナ16の上フランジ16aの下端に近接する構成とした。
この構成によれば、次の作用効果を得ることができる。フロントシート側ドア開口縁12eのセンタピラー12の根本(フロントシート側ドア開口部13の角部)は、側突時に最大の応力が作用する部位である。そこで、スチフナ15及びインナ16の双方の上フランジ15a,16aの結合(スポット溶接部22)に加え、センタピラーアウタ12cをインナ16の上フランジ16aに溶接した第2のスポット溶接部26を備えれば、インナ16の溶接強度が高くなる。このため、側突時のスポット溶接の破断を抑制できるので、効率的に側突性能を向上できる。
(10)補強プレート21は、車両前後方向から見てコ字断面形状を成し、このコ字断面形状の内側に固定されたバルクヘッド31a,31bを介して、車幅方向に、前記フロントシートの前支持用クロスメンバに整列している構成とした。
この構成によれば、補強プレート21、バルクヘッド31a,31b及び前支持用クロスメンバ19の3部材が、車両前後方向と直交する車幅方向に整列している。このため、図2に示すように、センタピラー12の根本からスポット溶接部22(図4)が破断し、この破断が矢印Y2で示すように車両前方に伸長してきても、この伸長方向と直交状態に整列された3部材が協働して伸長破断のエネルギーを吸収する。これにより、破断の伸長を阻止できる。
以上、本実施形態に係る自動車のサイドシル構造について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10 車両(自動車)
11 サイドシル
12 センタピラー
12a センタピラーインナ
12b センタピラーパネル
13 フロントシート側ドア開口部
14 リアシート側ドア開口部
15 サイドシルスチフナ
15a サイドシルスチフナの上フランジ
15b サイドシルスチフナの下フランジ
15c サイドシルスチフナの上壁
15e サイドシルスチフナの下壁
16 サイドシルインナ
16a サイドシルインナの上フランジ
16b サイドシルインナの下フランジ
16c サイドシルインナの上壁
16e サイドシルインナの下壁
17a,17b 補強板
18 フロントシートの後支持用クロスメンバ
19 フロントシートの前支持用クロスメンバ
21 補強プレート
21b 補強プレートの側突干渉部
21d 補強プレートの上壁
21e 補強プレートの側壁
21f 補強プレートの下壁
21h 補強プレートの基端部
22 スポット溶接部
23,29a,29b,29c 結合部
26 第2のスポット溶接部
31a〜31d バルクヘッド
1i バルクヘッドの上壁
1j バルクヘッドの上傾斜部
1k バルクヘッドの側壁
1l バルクヘッドの下傾斜部
1m バルクヘッドの下壁
31g,31h 連結片
33 フロアパネル
33a 隆起部

Claims (9)

  1. サイドシルスチフナとサイドシルインナを上下のフランジで結合して前後に延びる閉断面を形成するサイドシルと、
    前記サイドシルスチフナの側壁に下端が結合されたセンタピラーと、
    前記サイドシルスチフナの内部に設置され、前記閉断面を前後に区画するバルクヘッドとを備え、
    前記サイドシルは、前記サイドシルスチフナの上壁が前記サイドシルインナの上壁よりも高い位置で、当該サイドシルスチフナの上フランジと当該サイドシルインナの上フランジとが溶接された溶接部を有し
    前記バルクヘッドは、前記サイドシルインナの上壁よりも高い位置に配置されて側突状態で干渉するバルクヘッド干渉部を有すると共に、前記サイドシルスチフナの断面形状を保持する断面保持部を有し、
    前記断面保持部の車幅方向内側縁は、前記サイドシルインナの上壁よりも高い位置から下方側に延在する形状を成す
    ことを特徴とする自動車のサイドシル構造。
  2. サイドシルスチフナとサイドシルインナを上下のフランジで結合して前後に延びる閉断面を形成するサイドシルと、
    前記サイドシルスチフナの側壁に下端が結合されたセンタピラーと、
    前記サイドシルスチフナの内部に設置され、前記閉断面を前後に区画するバルクヘッドと、
    車幅方向に延在してフロントシートの前部を支持する前支持用クロスメンバと、
    車幅方向に延在してフロントシートの後部を支持する後支持用クロスメンバと、
    前記サイドシルスチフナの内側と前記バルクヘッドとの間に配置され、当該サイドシルスチフナの上壁及び側壁に当該バルクヘッドと共に結合された補強プレートとを備え、
    前記サイドシルは、前記サイドシルスチフナの上壁が前記サイドシルインナの上壁よりも高い位置で、当該サイドシルスチフナの上フランジと当該サイドシルインナの上フランジとが溶接された溶接部を有し、
    前記バルクヘッドは、前記サイドシルインナの上壁に側突状態で干渉するバルクヘッド干渉部を有し、
    前記バルクヘッド干渉部は、サイドシルスチフナの上壁との結合部を有し、
    前記補強プレートは、少なくとも前記前支持用クロスメンバと前記後支持用クロスメンバとの間に渡って延設されており、当該延設の途中部分から車幅方向の内側に延長され、前記サイドシルインナの上壁に側突状態で干渉する側突干渉部を有する
    ことを特徴とする自動車のサイドシル構造。
  3. フロントシート側ドア開口縁を形成するセンタピラーアウタが、前記サイドシルインナの上フランジに溶接される第2の溶接部を備え、
    前記側突干渉部は、前記第2の溶接部を有するサイドシルインナの上フランジの下端に近接する
    ことを特徴とする請求項に記載の自動車のサイドシル構造。
  4. 前記補強プレートは、車両前後方向から見てコ字断面形状を成し、このコ字断面形状の内側に固定された前記バルクヘッドを介して、前記前支持用クロスメンバに整列している
    ことを特徴とする請求項に記載の自動車のサイドシル構造。
  5. 前記結合部は、前記バルクヘッド干渉部の上辺部を車両前後方向の何れかに折り曲げた折り曲げ片を、前記サイドシルスチフナの上壁に重ね結合して形成する
    ことを特徴とする請求項に記載の自動車のサイドシル構造。
  6. 前記バルクヘッドは、少なくとも上壁と、側壁と、下壁と、上壁と側壁の間に設けられた上傾斜部と、側壁と下壁の間に設けられた下傾斜部とを有すると共に、前記上壁の上傾斜部側と、前記側壁と、前記下壁の下傾斜部側と、に前記サイドシルスチフナとの結合部を有し、
    前記サイドシルスチフナの上壁及び側壁と、前記上傾斜部とで断面三角形状の閉断面から成る上三角形状部を形成すると共に、
    前記サイドシルスチフナの側壁及び下壁と、前記下傾斜部とで断面三角形状の閉断面から成る下三角形状部を形成する
    ことを特徴とする請求項に記載の自動車のサイドシル構造。
  7. 前記結合部は、前記バルクヘッドの上壁の上傾斜部側の辺部と、側壁の辺部と、下壁の下傾斜部側の辺部とを、車両前後方向の何れかに折り曲げた折り曲げ片を、前記サイドシルスチフナの上壁、側壁、下壁に重ね結合して形成する
    ことを特徴とする請求項に記載の自動車のサイドシル構造。
  8. 左右の前記サイドシル間に架設され、フロントシートの後部を支持する後支持用クロスメンバを更に備え、
    前記バルクヘッドは、前記サイドシルスチフナの断面形状を保持する断面保持部と、当該断面保持部から車幅方向内側に向けて延長された荷重伝達部とを有し、
    前記荷重伝達部は、前記後支持用クロスメンバに対応する位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項に記載の自動車のサイドシル構造。
  9. 前記バルクヘッドは、車両前後方向に対で配設され、対のバルクヘッドが連結片で接続され、前記断面保持部における前記サイドシルスチフナの側壁側の一端と、前記荷重伝達部側の他端との間に、車両前後方向に段差を付けた段部を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の自動車のサイドシル構造。
JP2019191382A 2019-10-18 2019-10-18 自動車のサイドシル構造 Active JP6964642B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019191382A JP6964642B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 自動車のサイドシル構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019191382A JP6964642B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 自動車のサイドシル構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021066269A JP2021066269A (ja) 2021-04-30
JP6964642B2 true JP6964642B2 (ja) 2021-11-10

Family

ID=75636775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019191382A Active JP6964642B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 自動車のサイドシル構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6964642B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024077107A1 (en) * 2022-10-04 2024-04-11 Shape Corp. Vehicle beam component with transverse stiffening array

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7517503B1 (ja) * 2023-03-27 2024-07-17 Jfeスチール株式会社 自動車のサイドシル構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3428226B2 (ja) * 1995-05-11 2003-07-22 日産自動車株式会社 車体側部構造
JP5821424B2 (ja) * 2011-08-31 2015-11-24 マツダ株式会社 車両の車体構造
WO2015033714A1 (ja) * 2013-09-03 2015-03-12 本田技研工業株式会社 車体構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024077107A1 (en) * 2022-10-04 2024-04-11 Shape Corp. Vehicle beam component with transverse stiffening array

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021066269A (ja) 2021-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6156258B2 (ja) 車両前部構造
JP5560328B2 (ja) 前部車体構造
CN109501872B (zh) 车身构造
JP2008189137A (ja) 車体構造
JPH0260557B2 (ja)
JP6964642B2 (ja) 自動車のサイドシル構造
US20180170440A1 (en) Vehicle body front structure
EP2050659B1 (en) Vehicle body frame structure
JP6579131B2 (ja) 車両の前部車体構造
US6095592A (en) Construction of root portion of front side member
JP7259579B2 (ja) 側部車体構造
JP6964641B2 (ja) 自動車のサイドシル構造
US20230202578A1 (en) Lower vehicle-body structure
JP5480324B2 (ja) 自動車の車体側部構造
JP6471768B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP7213224B2 (ja) 車体構造
JP4592399B2 (ja) 車両のフロントピラー構造
JP4556596B2 (ja) 車体下部構造
JP4483500B2 (ja) 車体下部構造
JP6756884B2 (ja) 自動車の車体構造
JP7040380B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP7213292B2 (ja) 車体後部構造
JP7151038B2 (ja) 車体
JP7316956B2 (ja) サイドシル用補強部材、サイドシル及びサイドシルの製造方法
JP7498099B2 (ja) 車体側部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6964642

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150