JP6963532B2 - 蓄電装置 - Google Patents

蓄電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6963532B2
JP6963532B2 JP2018098924A JP2018098924A JP6963532B2 JP 6963532 B2 JP6963532 B2 JP 6963532B2 JP 2018098924 A JP2018098924 A JP 2018098924A JP 2018098924 A JP2018098924 A JP 2018098924A JP 6963532 B2 JP6963532 B2 JP 6963532B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power storage
stacking direction
electrode
adjacent
storage module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018098924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019204670A (ja
Inventor
祐介 長谷
素宜 奥村
卓郎 菊池
貴文 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2018098924A priority Critical patent/JP6963532B2/ja
Publication of JP2019204670A publication Critical patent/JP2019204670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6963532B2 publication Critical patent/JP6963532B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

本発明は、蓄電装置に関する。
従来、電極板の一方面上に正極が設けられ、他方面上に負極が設けられたバイポーラ電極を備えた、いわゆるバイポーラ型の蓄電モジュールが知られている(特許文献1参照)。
特開2011−204386号公報
上述したような蓄電モジュールを互いの間に、空気等の冷媒を流すための流路を設けた導電部材を介在させつつ複数積層することにより、蓄電装置を構成することが考えられる。導電部材の流路内に冷媒を流通させることで、蓄電モジュールで発生した熱が放熱されて蓄電モジュールが冷却される。発明者らは、導電部材に設けられた流路への冷媒の流入について研究を重ね、蓄電モジュールの冷却効率を高めることができる技術を新たに見出した。
本発明は、蓄電モジュールの冷却効率の向上が図られた蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る蓄電装置は、所定の積層方向に沿って積層された複数の蓄電モジュールと、積層方向において隣り合う蓄電モジュールの間のそれぞれに介在するとともに該隣り合う蓄電モジュールの両方に接し、積層方向から見て第1の辺の対と第2の辺の対とからなる矩形状を呈するとともに該第1の辺に平行に延びる流路を有する複数の導電部材と、第1の辺における導電部材と、該導電部材を介して隣り合う蓄電モジュールとで画成された空間を充たす詰め部材とを備える。
上記蓄電装置においては、導電部材と該導電部材を介して隣り合う蓄電モジュールとで画成された空間が詰め部材で充たされているため、該空間に冷媒が漏れる事態が抑制されている。そのため、冷媒は、導電部材の流路へ効率よく流入し、蓄電モジュールの冷却効率の向上が図られる。
他の側面に係る蓄電装置では、蓄電モジュールは、複数のバイポーラ電極が積層方向に沿ってセパレータを介して積層された電極積層体と、電極積層体の側面に設けられて枠状を呈し、隣り合うバイポーラ電極間を封止する封止体と、を有し、封止体は、電極積層体の側面側から積層方向における電極積層体の端面側へ回り込むとともに、積層方向から見たときに導電部材の周囲を囲む環状を呈するオーバハング部を含み、詰め部材は、隣り合う蓄電モジュールのオーバハング部の間を充たしている。
上記蓄電装置の蓄電モジュールでは、使用条件等により電極積層体の内圧が上昇する場合がある。この場合において、封止体が、電極積層体の側面側から積層方向における端面側へ回り込んだオーバハング部を有していると、オーバハング部が積層方向における外側に変形することが考えられる。上記蓄電装置においては、隣り合う蓄電モジュールのオーバハング部の間が詰め部材で充たされているため、蓄電モジュールにおいて電極積層体の内圧が上昇してオーバハング部が積層方向における外側に変形する状況であっても、詰め部材によりオーバハング部の変形が抑制される。
他の側面に係る蓄電装置では、封止体は、複数のバイポーラ電極の縁部にそれぞれ設けられた複数の一次封止体と、複数の一次封止体を外側から包囲する二次封止体と、を有し、オーバハング部は、二次封止体の一部である。
他の側面に係る蓄電装置では、詰め部材が、流路の上流側において、第1の辺における導電部材と隣り合う蓄電モジュールとで画成された空間を充たしている。詰め部材が流路の上流側に位置することで、詰め部材より下流側における冷媒漏れが抑制され得る。
他の側面に係る蓄電装置では、積層方向から見たときに、詰め部材における流路の上流側の端部が、流路の上流側に向かって広がるように傾斜している。この場合、詰め部材における流路の上流側の端部に達した冷媒が、導電部材の流路に向かうため、蓄電モジュールの冷却効率のさらなる向上が図られる。
他の側面に係る蓄電装置では、詰め部材が、第1の辺の全長に亘って、導電部材と隣り合う蓄電モジュールとで画成された空間を充たしている。この場合、導電部材の第1の辺の全長に亘って冷媒漏れが抑制される。
本発明によれば、蓄電モジュールの冷却効率の向上が図られた蓄電装置が提供される。
一実施形態に係る蓄電装置を示す断面図である。
図1に示される蓄電モジュールを示す断面図である。 図1に示される蓄電モジュールと導電板との積層状態を示した図である。 図1に示される導電板の空冷を示した図である。 図4に示した導電板および蓄電モジュールのV−V線断面図である。 従来の蓄電モジュールの内圧上昇時の様子を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
[蓄電装置の構成]
図1に示される蓄電装置1は、例えば、フォークリフト、ハイブリッド自動車、電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられる。蓄電装置1は、蓄電モジュール積層体2と、拘束部材3と、を備えている。
蓄電モジュール積層体2は、複数(本実施形態では3体)の蓄電モジュール4と、複数(本実施形態では4枚)の導電板(導電部材)5と、を備えている。複数の蓄電モジュール4は、所定の積層方向D1に沿って積層されている。蓄電モジュール4は、後述するバイポーラ電極14を備えたバイポーラ電池である。蓄電モジュール4は、積層方向D1から見た場合に、例えば矩形状を呈している。蓄電モジュール4は、例えば、ニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池等の二次電池、又は電気二重層キャパシタである。以下の説明では、蓄電モジュール4がニッケル水素二次電池である場合を例示する。
複数の導電板5は、積層方向D1に隣り合う蓄電モジュール4,4間にそれぞれ介在するとともに、積層方向D1における複数の蓄電モジュール4の両側に配置されている。複数の蓄電モジュール4に対して積層方向D1における一方側に配置された導電板5には、正極端子6が電気的に接続されている。複数の蓄電モジュール4に対して積層方向D1における他方側に配置された導電板5には、負極端子7が電気的に接続されている。正極端子6及び負極端子7は、例えば、導電板5の縁部から積層方向D1に直交する方向に引き出されている。正極端子6及び負極端子7により、蓄電装置1の充放電が実施される。
拘束部材3は、蓄電モジュール積層体2を積層方向D1に挟み、蓄電モジュール積層体2に拘束加重を付加する一対のエンドプレート8A,8Bと、エンドプレート8A,8B同士を締結する締結ボルトB及びナットNと、を備えている。各エンドプレート8A,8Bは、例えば金属により矩形状に形成されている。積層方向D1から見た場合に、各エンドプレート8A,8Bの外縁は、蓄電モジュール4の外縁よりも外側に位置している。
各エンドプレート8A,8Bには、積層方向D1から見た場合に蓄電モジュール積層体2よりも外側に位置する部分に、挿通孔8aが設けられている。締結ボルトBは、積層方向D1における他方側のエンドプレート8Bの挿通孔8aから一方側のエンドプレート8Aの挿通孔8aに向かって通されている。エンドプレート8Aの挿通孔8aから突出した締結ボルトBの先端部分には、ナットNが螺合されている。これにより、蓄電モジュール4及び導電板5がエンドプレート8A,8Bによって挟持されて蓄電モジュール積層体2としてユニット化されると共に、蓄電モジュール積層体2に対して積層方向D1に拘束荷重が付加されている。以下、エンドプレート8A,8Bを互いに区別しない場合、総称してエンドプレート8と記す場合がある。
蓄電装置1は、一対の絶縁部材9A,9Bを更に備えている。絶縁部材9A,9Bは、エンドプレート8A,8Bと、エンドプレート8A,8Bに隣り合う導電板5との間にそれぞれ介在している。絶縁部材9A,9Bは、エンドプレート8A,8Bと導電板5との間をそれぞれ電気的に絶縁している。各絶縁部材9A,9Bは、例えば、電気絶縁性を有する樹脂により形成されている。絶縁部材9A,9Bは、例えばエンドプレート8A,8Bの内面(蓄電モジュール積層体2側の面)上にそれぞれ設けられている。以下、絶縁部材9A,9Bを互いに区別しない場合、総称して絶縁部材9と記す場合がある。
[蓄電モジュールの構成]
図2に示されるように、蓄電モジュール4は、電極積層体11と、電極積層体11を封止する封止体12と、を備えている。電極積層体11は、互いの間にセパレータ13を介在させつつ複数のバイポーラ電極14が積層されることによって構成されている。本実施形態では、電極積層体11の積層方向は、蓄電モジュール積層体2の積層方向D1と一致している。電極積層体11は、バイポーラ電極14の積層によって形成された側面11aを有している。
各バイポーラ電極14は、電極板15と、電極板15の一方面15a上に設けられた負極16と、電極板15の他方面15b上に設けられた正極17と、を含んでいる。負極16は、負極活物質の塗工により形成された負極活物質層である。正極17は、正極活物質の塗工により形成された正極活物質層である。電極積層体11において、一のバイポーラ電極14の負極16は、積層方向D1において隣り合う一方のバイポーラ電極14の正極17とセパレータ13を介して対向している。当該一のバイポーラ電極14の正極17は、積層方向D1において隣り合う他方のバイポーラ電極14の負極16とセパレータ13を介して対向している。
電極積層体11において、積層方向D1における一端には、正極終端電極18が配置されている。また、電極積層体11において、積層方向D1における他端には、負極終端電極19が配置されている。正極終端電極18は、電極板15と、電極板15の他方面15bに設けられた正極17と、を含んでいる。正極終端電極18の正極17は、積層方向D1における一端に配置されたバイポーラ電極14の負極16とセパレータ13を介して対向している。負極終端電極19は、電極板15と、電極板15の一方面15aに設けられた負極16と、を含んでいる。負極終端電極19の負極16は、積層方向D1における他端に配置されたバイポーラ電極14の正極17とセパレータ13を介して対向している。
電極板15は、例えば、ニッケルからなる金属箔、又はニッケルメッキ鋼板からなり、矩形状に形成されている。電極板15における縁部15c上の領域は、正極活物質及び負極活物質が塗工されない未塗工領域である。負極16を構成する負極活物質としては、例えば水素吸蔵合金が挙げられる。正極17を構成する正極活物質としては、例えば水酸化ニッケルが挙げられる。
セパレータ13は、例えばシート状に形成されている。セパレータ13としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。セパレータ13は、フッ化ビニリデン樹脂化合物で補強されたものであってもよい。なお、セパレータ13は、シート状に限られず、袋状に形成されてもよい。
[導電板の詳細構成]
各導電板5は、図3、4に示すように、積層方向D1から見た場合に矩形状を呈している。本実施形態では、各導電板5は、積層方向D1から見た場合に、短辺(第1の辺)の対と長辺(第2の辺)の対とからなる矩形状を呈している。
各導電板5は、積層方向D1において隣り合う蓄電モジュール4の間に位置している状態では、図2に示すように、上側の蓄電モジュール4の正極終端電極18の電極板15と接するとともに下側の蓄電モジュール4の負極終端電極19の電極板15と接する。そのため、導電板5は、積層方向D1において隣り合う蓄電モジュール4,4同士を電気的に直列に接続する接続部材としての機能を備える。
各導電板5の内部には、冷媒を流通させる複数の直線状の流路5aが設けられている。本実施形態の冷媒には空気が用いられる。各流路5aは、導電板5の短辺に対して平行となるように延在および貫通している。導電板5は、その短辺が送風方向D3と平行となるように配置されている。送風方向D3は、本実施形態では、積層方向D1、並びに正極端子6及び負極端子7が引き出される引出方向D2に直交する方向である。送風方向D3に沿って送られる冷却風の上流側には、図4に示すように、蓄電装置1に対して冷却風を送る送風器(または送風口)30が位置している。送風器30から送られた冷却風は、導電板5の長辺に沿って並ぶ複数の流路5aのそれぞれの端部開口から流路5a内に入り、流路5a内を通り抜ける。このように流路5a内に冷却風を流すことで、導電板5は、蓄電モジュール4で発生した熱を放熱する放熱部材としての機能も備える。
[封止体の詳細構成]
封止体12は、電極積層体11の側面11aに設けられており、複数の一次封止体21と一つの二次封止体22とを備えて構成されている。封止体12は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、又は変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)等の樹脂材料で構成されている。本実施形態では、封止体12は、図3に示すように矩形枠状を呈している。より具体的には、封止体12は、引出方向D2に平行な長辺の対と送風方向D3に平行な短辺の対とからなる矩形状を呈している。封止体12の短辺に相当する部分には、安全弁(図示省略)を取り付けるための複数(この例では4個)の取付部25が設けられている。各取付部25は、例えば、引出方向D2に沿って延びる複数の貫通孔によって構成されている。
一次封止体21は、電極板15の縁部15c(バイポーラ電極14の縁部)にそれぞれ設けられている。一次封止体21は、例えば、樹脂の射出成形によって矩形枠状に形成され、超音波又は熱を用いた溶着によって電極板15の縁部15cに対して強固に結合している。一次封止体21は、例えば、縁部15cから積層方向D1と直交する方向に張り出しており、当該張出部分において二次封止体22に埋設されている。
二次封止体22は、一次封止体21の全体を外側から包囲するように設けられている。二次封止体22は、例えば、樹脂の射出成形によって矩形枠状に形成され、射出成形時の熱によって一次封止体21の外表面に溶着されている。二次封止体22は、積層方向D1において隣り合うバイポーラ電極14,14間を封止している。これにより、積層方向D1において隣り合うバイポーラ電極14,14間には、内部空間Vが形成されている。内部空間Vには、例えば水酸化カリウム水溶液等のアルカリ溶液からなる電解液Eが収容されている。
二次封止体22は、電極積層体11の側面11aに沿って延在する枠部23と、電極積層体11の上下それぞれの端面11bの一部(すなわち、外縁部分)を覆う一対のオーバハング部24とを含んで構成されている。二次封止体22においては、枠部23とオーバハング部24とが一体的かつ連続的に設けられており、電極積層体11の側面11a側から端面11b側へ回り込むように設けられている。
枠部23は、電極積層体11の側面11aに沿って延在する矩形枠状を呈し、一次封止体21の張出部分を保持している。一対のオーバハング部24のうちの上面オーバハング部24Aは、積層方向D1における枠部23の上端から、積層方向D1から見た場合における電極積層体11の中心側に向かって延在するように張り出しており、図2に示すような庇状の断面を有する。上面オーバハング部24Aは、電極積層体11の上端に配置された一次封止体21の少なくとも一部を覆っており、一次封止体21を介して電極積層体11の上側の端面11bの縁部と対向している。同様に、一対のオーバハング部24のうちの下面オーバハング部24Bは、積層方向D1における枠部23の下端から、積層方向D1から見た場合における電極積層体11の中心側に向かって延在するように張り出しており、図2に示すような庇状の断面を有する。下面オーバハング部24Bは、電極積層体11の下端に配置された一次封止体21の少なくとも一部を覆うとともに電極積層体11の下側の端面11bの縁部を覆っている。
上面オーバハング部24Aおよび下面オーバハング部24Bは、積層方向D1に直交する平面に沿って延在しており、積層方向D1から見た場合に同じ形状を呈する。本実施形態では、各オーバハング部24は、図3、4に示すように矩形環状を呈する。より具体的には、各オーバハング部24は、導電板5の長辺に対して平行(すなわち引出方向D2に対して平行)に延びる帯状の長辺部分24aの対と、導電板5の短辺に対して平行(すなわち送風方向D3に対して平行)に延びる帯状の短辺部分24bの対とからなる矩形環状を呈する。各オーバハング部24の矩形環状の幅は等幅となるように設計され得る。また、蓄電モジュール積層体2を構成する他の蓄電モジュール4についても、同一寸法および同一形状のオーバハング部24を有しており、積層方向D1において隣り合う蓄電モジュール4のオーバハング部24は積層方向D1において互いに対向している。
オーバハング部24の内縁は、図4に示すように、上述した導電板5の外形寸法よりも大きい寸法となるように設計されている。また、蓄電モジュール4と導電板5とは、互いに重ね合わされたときに、オーバハング部24の内側に導電板5が収まるように位置合わせされている。そのため、積層方向D1から見たときに、オーバハング部24が導電板5の周囲を囲んでおり、導電板5は、オーバハング部24に遮られることなく、蓄電モジュール4の正極終端電極18の電極板15および負極終端電極19の電極板15と接する。このとき、各オーバハング部24の長辺部分24aは導電板5の流路5aの端部開口に対向し、短辺部分24bは流路5aの端部開口に対向しない。
[詰め部材の構成]
蓄電装置1は、導電板5と導電板5を介して隣り合う蓄電モジュール4,4とで画成された空間Sを充たす詰め部材27を備えている。詰め部材27は、導電板5とは別の部材であり、蓄電モジュール4を構成する各要素とも別の部材である。本実施形態では、空間Sは、導電板5の短辺側の側面5bと、導電板5の上下に位置する蓄電モジュール4を構成するオーバハング部24とで画成されている。より具体的には、空間Sは、導電板5の短辺側の側面5bと、導電板5の上側に位置する蓄電モジュール4の下面を構成する正極終端電極18の電極板15および下面オーバハング部24Bと、導電板5の下側に位置する蓄電モジュール4の上面を構成する負極終端電極19の電極板15および一次封止体21並びに上面オーバハング部24Aとで画成されている。詰め部材27は、空間Sを隙間なく充たしている。
詰め部材27は、二次封止体22の構成材料より硬度が低い材料(すなわち柔らかい材料)で構成されており、たとえばゴム材料や発泡材料で構成されている。詰め部材27は、導電板5を介して蓄電モジュール4,4同士を重ね合わせる前に上記空間に対応する領域に配置して設けることができ、導電板5を介して蓄電モジュール4,4同士を重ね合わせた後に上記空間に充填して設けることもできる。空間Sを詰め部材27の構成材料で充たした後、必要に応じて硬化処理(光硬化処理等)をおこなうこともできる。
詰め部材27は、図4に示すように、導電板5の一対の短辺の全長に亘って延在しており、上記の空間Sを充たしている。積層方向D1から見て、送風方向D3に関する詰め部材27の上流側の端部27aは、上流側に向かって広がるように所定の角度θで傾斜している。端部27aの角度θは、一例として45度に設計され得る。
[作用効果]
上述した蓄電装置1においては、詰め部材27によって空間Sが充たされているため、送風方向D3に沿って流れる冷却風が空間Sに漏れる事態が生じず、冷却風漏れが抑制される。それにより、冷却風は、導電板5の流路5aへ効率よく流入することとなり、蓄電モジュール4の冷却効率の向上が実現されている。
また、蓄電装置1では、詰め部材27の端部27aが、送風方向D3の上流側において空間Sを充たしているため、詰め部材27の端部27aより下流側における冷媒漏れが効率良く抑制されている。なお、詰め部材27が送風方向D3の上流側において空間Sを充たすことで、ある程度の冷媒漏れを抑制することができるが、詰め部材27が、導電板5の短辺の全長に亘って空間Sを充たすことで、冷媒漏れのさらなる抑制を図ることができる。
さらに、詰め部材27の端部27aが、積層方向D1から見たときに送風方向D3の上流側に向かって広がるように傾斜しているため、詰め部材27の端部27aの端面に達した冷却風は、導電板5の流路5aに向かって流れる。その結果、詰め部材27の端部27aが傾斜していない場合に比べて、導電板5の流路5aに流入する冷却風の量が増すので、蓄電モジュール4の冷却効率のさらなる向上が実現されている。
ここで、従来の蓄電モジュールにおいて、内圧上昇時に生じ得るオーバハング部の変形について説明する。
従来の蓄電モジュール40では、使用条件等により電極積層体11の内圧が上昇した場合、図6に示されるように、オーバハング部24が積層方向D1における外側に変形することが起こり得る。これは、内圧の上昇により電極積層体11が積層方向D1に膨らむように変形するためであり、積層方向D1から見た場合における電極積層体11の中央部が縁部と比べて大きく変形するためである。これにより、オーバハング部24においては、枠部23から遠い側の先端部が、枠部23に近い側の基端部を基点として変形し、電極積層体11から離れて対向する別のオーバハング部24に近づく。
オーバハング部24の変形が大きくなると、たとえばオーバハング部24の基端部に亀裂や破断が生じて封止体12が破損するおそれがある。または、封止体12とバイポーラ電極14との間に隙間が生じたりするおそれもある。さらには、電極積層体11の正極終端電極18や負極終端電極19の電極板15に亀裂や破断が生じるおそれもある。その結果として、電極積層体11内に収容された電解液Eの漏出が生じることが考えられる。
上述した蓄電装置1は、蓄電モジュール4のオーバハング部24の間の空間Sを充たす詰め部材27を備えているため、蓄電モジュール4において電極積層体11の内圧が上昇してオーバハング部24が積層方向D1における外側に変形する状況では、詰め部材27が存在することで空間Sにおけるオーバハング部24の変形が阻害され、オーバハング部24の変形が抑えられる。
なお、詰め部材27は、図5に示した断面図のように上記空間Sを隙間なく充たす態様以外に、冷却風漏れを抑制できる限りにおいて隙間が設けられていてもよい。また、詰め部材27は、導電板5の短辺に沿う空間Sを充たしていれば、その位置や数は適宜変更することができる。たとえば、導電板5の短辺に沿って複数の詰め部材を設ける態様であってもよい。
1…蓄電装置、4…蓄電モジュール、5…導電板、5a…流路、11…電極積層体、12…封止体、14…バイポーラ電極、21…一次封止体、22…二次封止体、24…オーバハング部、27…詰め部材、D1…積層方向、D2…引出方向、D3…送風方向。

Claims (5)

  1. 所定の積層方向に沿って積層された複数の蓄電モジュールと、
    前記積層方向において隣り合う前記蓄電モジュールの間のそれぞれに介在するとともに該隣り合う蓄電モジュールの両方に接し、前記積層方向から見て第1の辺の対と第2の辺の対とからなる矩形状を呈するとともに該第1の辺に平行に延びる流路を有する複数の導電部材と、
    前記第1の辺における前記導電部材と、該導電部材を介して隣り合う前記蓄電モジュールとで画成された空間を充たす詰め部材と
    を備え
    前記蓄電モジュールは、複数のバイポーラ電極が前記積層方向に沿ってセパレータを介して積層された電極積層体と、前記電極積層体の側面に設けられて枠状を呈し、隣り合う前記バイポーラ電極間を封止する封止体と、を有し、
    前記封止体は、前記電極積層体の前記側面側から前記積層方向における前記電極積層体の端面側へ回り込むとともに、前記積層方向から見たときに前記導電部材の周囲を囲む環状を呈するオーバハング部を含み、
    前記詰め部材は、前記隣り合う蓄電モジュールのオーバハング部の間を充たしている、蓄電装置。
  2. 前記封止体は、前記複数のバイポーラ電極の縁部にそれぞれ設けられた複数の一次封止体と、前記複数の一次封止体を外側から包囲する二次封止体と、を有し、
    前記オーバハング部は、前記二次封止体の一部である、請求項に記載の蓄電装置。
  3. 前記詰め部材が、前記流路の上流側において、前記第1の辺における前記導電部材と前記隣り合う前記蓄電モジュールとで画成された空間を充たしている、請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 前記積層方向から見たときに、前記詰め部材における前記流路の上流側の端部が、前記流路の上流側に向かって広がるように傾斜している、請求項に記載の蓄電装置。
  5. 前記詰め部材が、前記第1の辺の全長に亘って、前記導電部材と前記隣り合う前記蓄電モジュールとで画成された空間を充たしている、請求項1〜のいずれか一項に記載の蓄電装置。
JP2018098924A 2018-05-23 2018-05-23 蓄電装置 Active JP6963532B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018098924A JP6963532B2 (ja) 2018-05-23 2018-05-23 蓄電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018098924A JP6963532B2 (ja) 2018-05-23 2018-05-23 蓄電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019204670A JP2019204670A (ja) 2019-11-28
JP6963532B2 true JP6963532B2 (ja) 2021-11-10

Family

ID=68727213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018098924A Active JP6963532B2 (ja) 2018-05-23 2018-05-23 蓄電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6963532B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7205387B2 (ja) * 2019-06-03 2023-01-17 トヨタ自動車株式会社 蓄電装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060183017A1 (en) * 2003-03-31 2006-08-17 Takeshi Kanai Radiating member for laminated battery and method of manufacturing the same
JP4857896B2 (ja) * 2006-05-11 2012-01-18 トヨタ自動車株式会社 組電池および車両
US9281549B2 (en) * 2009-09-30 2016-03-08 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electricity storage module
JP5494089B2 (ja) * 2010-03-24 2014-05-14 日産自動車株式会社 双極型電池のシール構造
JP5863417B2 (ja) * 2011-11-28 2016-02-16 川崎重工業株式会社 積層型電池モジュールおよびこれに用いられる電池
JP6805979B2 (ja) * 2017-06-30 2020-12-23 株式会社豊田自動織機 蓄電装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019204670A (ja) 2019-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6899347B2 (ja) 蓄電装置
JP6860091B2 (ja) 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
JP6942087B2 (ja) 蓄電装置
JP6874852B2 (ja) 蓄電モジュール
JP6959514B2 (ja) 蓄電モジュール、蓄電モジュールの製造方法、及び、蓄電装置の製造方法
JP6989436B2 (ja) 蓄電モジュール
JP2018106967A (ja) 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法
JP6963532B2 (ja) 蓄電装置
JP7079693B2 (ja) 蓄電モジュール、蓄電装置、及び蓄電モジュールの製造方法
JP7100538B2 (ja) 蓄電モジュール
JP6915567B2 (ja) 蓄電モジュール
JP2020064845A (ja) 蓄電モジュール
JP7430537B2 (ja) 蓄電装置
JP6840065B2 (ja) 蓄電モジュール
JP6924673B2 (ja) 蓄電モジュール
JP7070279B2 (ja) 蓄電モジュール
JP7100537B2 (ja) 蓄電モジュール
JP7060956B2 (ja) 蓄電モジュール
JP7079695B2 (ja) 蓄電モジュール
JP6986481B2 (ja) 蓄電モジュール
JP6926509B2 (ja) 蓄電装置
JP6888516B2 (ja) 蓄電モジュール
JP2021118073A (ja) 蓄電装置
JP2020102412A (ja) 蓄電装置
JP7056357B2 (ja) 蓄電モジュールの製造方法、蓄電装置の製造方法、及び、蓄電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200812

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6963532

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150