JP6962562B2 - 熱溶着装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、熱可塑性樹脂成形品へ被固定物を固定する際に、熱可塑性樹脂成形品の一部に溶着ボスと称される溶着又は変形部を予め形成し、この溶着ボスを被固定物側の固定穴内に通し、又は被固定物側に形成した係合部に係合するようにして突出させた先端側を熱で溶融又は変形することにより、熱可塑性樹脂成形品に被固定物をカシメ止めする熱溶着装置に関するものである。
熱可塑性樹脂成形品(以下「成形品」と称す。)へ被固定物をカシメ止めする熱溶着装置として、特許文献1に開示されている熱溶着装置が公知である。この熱溶着装置は熱溶着チップ先端の抵抗発熱体を加熱して溶着ボスを溶融加熱し、溶着ボスを所望の形状に成形後、熱溶着チップに具備する冷却パイプに冷却エアーを供給して溶着ボスを速やかに冷却固化してカシメ止めする熱溶着装置である
この熱溶着装置は図3に示すように、抵抗発熱体3と冷却パイプ5を同軸に配置した熱溶着チップ2と、前記熱溶着チップ2の冷却パイプ5をクランプして前進後退動作をするためのスライドレール12とスプリング13、前記熱溶着チップ2の動作位置を検出するストロークセンサー(光電センサー)15及び取付ベース11で構成される熱溶着装置1(昇降ブロック)を図示しないエアーシリンダーまたは電動シリンダーで上下させる構造である。
また、熱溶着チップ2が溶着ボスを押す強さ(押圧力)の調整はスプリング13の与圧量をアジャスターナット14bで行い、カシメ止めの完了は熱溶着チップ2が設定した位置まで降下した事をストロークセンサー15で検知する。
また、特許文献2においては、圧縮コイルバネでヒーターチップ(熱溶着チップ)を付勢して所望の押圧力を発生させる接合装置が公開されている。この接合装置はモーターとボールねじによって昇降ブロックを上下し、ヒータチップに連結したロッドを圧縮コイルバネで付勢し、ヒータチップを接合部に当接して加熱する構造である。
特開2010−042527号公報 特開2012−228700号公報
しかし、これらの熱溶着装置には次のような問題がある。
熱溶着装置は昇降ブロック上に、熱溶着チップ(ヒーターチップ)と熱溶着チップを溶着ボスのカシメ方向に付勢するためのスプリングと、熱溶着チップを上下に摺動させるためのスライドガイドと熱溶着チップの位置を検出するストロークセンサーなどで構成されるため、部品相互の動作を確認しながら精度良く組み立てる必要がある。
また、カシメ時の押圧力はスプリングの与圧量で調整するため、複数の熱溶着チップを使用する場合、それぞれのスプリングの与圧量をばらつきの無いように揃えることは非常に手間がかかった。
また、成形品にカシメ止めする被固定物は年々小型化して高密度で配置されるため、カシメ止めする溶着ボスの間隔が狭くなり、熱溶着装置を小型化して狭小部の溶着を可能にする必要がある。
さらに成形製品の3次元形状化に伴い、被固定物が自由曲面上に配置される事が多くなり、熱溶着装置を溶着ボス1点ずつ異なる角度や方向の傾斜位置へ配置する必要が出ているが、従来の熱溶着装置はスプリングによる押圧の動作しかできないため、傾斜方向の加工をするためにはそれぞれの角度ごとに独立して熱溶着装置を移動させるための動作シリンダーが必要となり、スペースの増大と熱溶着装置の複雑化が問題となっている。
本発明はこれらの問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、熱可塑性樹脂成形品に形成された溶着ボスを被固定物側に設けた固定穴内に通して、この固定穴から突出した溶着ボスの先端側を2本同時にカシメ止めするための熱溶着装置であって、熱溶チップの先端に形成された抵抗発熱体とこの抵抗発熱体と一体の冷却パイプで構成される前記熱溶着チップを具備する熱溶装置において、前記熱溶着チップと同軸にロッドシリンダーが配置され、このロッドシリンダーのピストンロッドが中空であり、前記熱溶着チップの前記冷却パイプが前記ピストンロッドに連結され、このピストンロッドの中空部に供給したエアーが前記ピストンロッドと連通した前記冷却パイプを通過して前記抵抗発熱体を冷却することができるように構成して成ることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の熱溶着装置において、前記熱溶着装置の前記熱溶着チップがインパルス加熱方式であることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2のいずれか1項に記載の熱溶着装置において、前記溶着装置の前記ロッドシリンダーが空圧で作動するエアーシリンダーであることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱溶着装置において、前記溶着装置の前記ロッドシリンダーが電気制御で作動する電動シリンダーであることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱溶着装置において、前記溶着装置の前記ロッドシリンダーの押圧力がカシメ加工工程において変化することを特徴とするものである。
以上に説明した本発明によると次の効果を奏する。
部品点数が少ないため、組立てが容易であり、組み立て精度も向上する。
更に、熱溶着チップの与圧量のばらつきを一定にできる。
更に、熱溶着装置の小型化と狭小空間への設置が可能となる。
更に、溶着ボスの形成角度に対する対応力が自由であると共に溶着ボスの押圧力の一定化と小型化により狭小スペースへの設置が容易となる。
更に、溶着工程の最後に溶着ボスの押圧力を上げることで、寸法精度が安定する。
熱溶着装置の側面図 熱溶着チップと冷却パイプの断面図 従来の熱溶着装置。 熱溶着装置よる溶着工程の説明図。 複数の熱溶着装置よる圧力調整の概念図 傾斜位置へ配置した本発明の熱溶着装置 傾斜位置へ配置した従来の熱溶着装置
本発明の熱溶着装置は、インパルス加熱方式の熱溶着チップと前記熱溶着チップの冷却パイプと中空のピストンロッドを同軸に連結したエアーシリンダーの押圧力によってカシメ止めをする構造であるである。
熱溶着チップはカシメ止めする溶着ボスの大きさ及び形状により決定され、エアーシリンダーのピストン径は前記溶着ボスのカシメに必要な押圧力に応じて適宜選択する。
熱溶着装置について、図1〜図3を用いて説明する。図1は熱溶着装置1の側面図、図2は熱溶着チップ2と冷却パイプ5の断面図、図3は従来の熱溶着装置1の側面図である。
図1の熱溶着装置1は熱溶着チップ2とエアーシリンダー8から構成される。
熱溶着チップ2は発熱部3と、電線6a、6bと、絶縁部4と冷却パイプ5からなり、電線6a、6bから電圧を印加すると先端部3が発熱し、先端部3の当接面3aが溶着ボスを押圧しながら加熱溶融してカシメ止めを行うものである。
前記当接面3aは基本的に外周円形の凹形状であるが、カシメ止めのボスの形状に合わせて当接面3aの中央が部分的に凸形状であったり、外周に円盤状のフランジが形成されたりする場合があるが、これら形状についての説明は省略する。
エアーシリンダー8はエアーホース10a、10bから供給するエアー圧によってエアーシリンダー8の本体を貫通するピストンロッド9を前進後退動作させると共に、カシメ止め工程においてエアーホース10aからのエアー圧により一定または可変の圧力で熱溶着
チップ2を溶着ボスに押圧する。
エアーシリンダー8には図示しない位置センサーが内蔵されているため、ピストンロッド9の前進及び後退の位置を検出することができる。
図2は溶着チップ2とピストンロッド9の断面図である。
溶着チップ2の冷却パイプ5は中空構造のピストンロッド9と同軸で接合され、冷却ホース7から供給された冷却エアー7aはピストンロッド9の中空部9aを通って先端部3の内側に噴射される。先端部3を冷却したエアーは開口部3aを通過して大気に開放される構造である。
図3は従来の熱溶着装置20の側面図である。従来の熱溶着装置20は、熱溶着チップ2と、冷却パイプ9を取り付けて上下に摺動させるスライドブロック12と、前記スライドブロック12を付勢して熱溶着チップ2を溶着ボスに押圧するためのスプリング13と、前記スライドブロック12の下降位置を検出する位置センサー15と、これらの部品を取り付けるための昇降ブロック11で構成される。
昇降ブロック11は図示しない昇降装置によって成型品に対して昇降して加工を行うものである。
スライドブロック12に立設したシャフト14はスプリング13を貫通し、昇降ブロック11の上側に具備した下降位置調整ナット14aで加工位置が位置決めされる。スプリング13の与圧はスプリング与圧調整ナット14bによって調整する構造である。
従来の熱溶着装置20におけるカシメ止めの位置調整手順は
・熱溶着装置1の下降位置を昇降装置(図示省略)で決定。
・スライドブロック12(溶着チップ2)の下降限度位置を下降位置調整ナット14aで設定。
・スライドブロック12の下降位置を検出するように位置センサー15を設定。
・熱カシメの押圧力を溶着チップ2先端にプッシュプルゲージ(フォースゲージ)を当てて測定し、スプリング13の与圧量をスプリング与圧調整ナット14bで調整4bで設定。
の手順で行っている。
しかし、熱溶着装置20の調整作業の中で熱溶着装置1の下降位置が上または下へわずかでも変更された場合、溶着チップ2の下降限度位置と共に押圧力も変わってしまう。この場合、前述の工程2〜4をやり直す必要があり、熱溶着装置20の調整作業は難度が高いものであった。
スプリング13に使用する圧縮コイルバネのバネ定数の公差は、JIS規格において有効巻き数が10を超える場合4%(1級)〜12%(3級)と定められている。従ってスプリング13の与圧量(縮み量mm)の寸法設定で管理した場合、熱溶着チップ2に対する押圧力に前記公差の誤差が発生するため、プッシュプルゲージで実際の押圧力を測定しながらスプリング13の与圧量を調整する必要がある。熱溶着装置には多数の熱溶着チップ2が装着されるため、押圧力の測定と調整には多くの工数が必要であった。
また、設計変更などによりボス18aの寸法(主に直径)が変更になった場合、前記ボス18aに適合する寸法の熱溶着チップ2に入れ替えする。寸法の異なる熱溶着チップ2に対して適正な熱カシメの押圧力を得るためにはスプリング13の与圧量を再設定するか、スプリング13を入れ替えてバネ定数を変更する必要があった。
本発明の熱溶着装置1におけるカシメ止めの押圧力は、エアーシリンダー8に供給するエ
アー圧をエアーレギュレータで簡単に調整可能であるため、前述した従来の熱溶着装置20の下限位置調整及び押圧力変更におけるスプリング13の与圧量の再設定、またはスプリング13の入れ替えによるバネ定数の変更といった手間が掛からず、容易にカシメ条件の変更が可能である。
また、ロッドシリンダーを電動シリンダーとすれば、押圧力はストロークに関係なく一定に設定して一定の押圧力でカシメ止めすることが可能である。さらに、電動シリンダーはプログラムの設定によって加工時間または作動ストロークに応じて押圧を変化させることが可能であるため、低い押圧力でカシメ加工を開始し、加工時間及び作動ストロークに応じて押圧力を上げ、加工終了時に押圧力を最大にして寸法精度を安定させることも容易である。
図4を用いて本発明によるカシメ止め工程の実施例を説明する。熱溶着装置1は図示しない昇降装置によって設定した位置まで下降し、次にエアーシリンダー8のエアーホース10aに図示しないエアーレギュレータで圧力を一定にしたエアーが供給されてピストンロッド9が作動し、ピストンロッド9先端の溶着チップ2が下降する。
溶着チップ2の発熱部3の先端にある当接面3aが成型品18のボス18aに接触するタイミングで電線6a,6bから電流が供給され、溶着チップ2の発熱部3が発熱すると、当接面3aが成型品18のボス18aの先端をエアーシリンダー8の圧力で押圧しながら軟化溶融し、ボス18aの先端を当接面3aの凹形状に形成する。
溶着チップ2の押圧力は使用するエアーシリンダー8の直径とエアー圧力で決定され、エアー圧力は図示しないエアーレギュレータで設定する。このため、溶着チップ2の押圧力を変更したい場合、エアーレギュレータの調整だけで押圧力の変更が可能であり、従来のようにスプリング13を交換する必要は無い。
カシメ加工の押圧力は、溶着チップ2の発熱部3が発熱して端加熱部ボス18aの温度が上昇するまで押圧力を低めにしておき、ボス18aの溶融軟化が始まってから溶着チップ2の押圧力を上げてボス18aの先端を当接面3aの凹形状に賦形し、最後に押圧力を最大にしてカシメ形状を形成する事が望ましい。
しかし、従来のスプリング13で溶着チップ2を押圧する方式の場合、溶着チップ2がボス18aの先端に当接してからスプリング13を設定した量だけを縮ませているため、カシメ止めの開始時はスプリング13が当接位置からの縮み量(ボス加工高さ分)だけ溶着チップ2の押圧力(バネ定数×縮み量)が大きくなり、ボス18aがて溶融軟化して溶着チップ2が下降するにしたがって押圧力が下がってしまう問題があった。
また、溶着ボス18aの高さ(カシメ代)が大きくなるとスプリング13の縮み量が大きくなって加工開始と加工終了時で押圧力の差がさらに大きくなる問題がある。このため、スプリング13の縮み量による押圧力の変化を少なくするため全長が長いスプリングを使用する必要があり、溶着装置1が大型化する問題があった。
本発明のエアーシリンダー8による押圧であれば、シリンダー8のストロークによる押圧力の変化はわずかであるため、一定の押圧力でカシメ止めすることが可能である。また、電気制御による圧力可変式エアーレギュレータを使用すればカシメ加工工程においてシリンダー8の押圧力を変化させることで寸法精度を安定させることが可能である。
次に、冷却ホース7からエアーを一定時間供給し、ピストンロッド9の中空部9aと却パ
イプ5を経由したエアーが先端部3に一定時間噴射され、当接面3aを介してボス18aの先端を冷却固化してカシメ止めが完了する。加熱電流の通電時間はタイマーで制御されるが、同時にエアーシリンダー8の位置センサーで溶着チップ2の下降位置を検出することでカシメ止めが正常に完了したか、確認を行う。
カシメ止めが完了すると、エアーシリンダー8のエアーホース10bにエアーが供給されてピストンロッド9が上昇して溶着チップ2が成型品18から離脱し、次に熱溶着装置1が上昇して加工が完了する。
複数の熱溶着装置1を用いた場合のエアーシリンダー8の圧力調整について、図5を用いて説明する。図5は同サイズのエアーシリンダー8を使った溶着装置1を複数個配置してカシメ止め加工を行う装置の概念図である。本発明の熱溶着装置1は、1つのエアーレギュレータ19で圧力を設定して、並列接続した溶着チップ2の押圧力が一定に保たれるため、同じ押圧力でカシメ止めを行うことができる。
従来のスプリング13で押圧する熱溶着装置20においては、溶着チップ2の押圧力はそれぞれの溶着チップ2先端にプッシュプルゲージを当てて測定し、スプリング13の与圧量をスプリング与圧調整ナット14bで調整が必要であり、複数の熱溶着装置を同じ押圧条件に設定するのは非常に手間がかかったが、本発明によれば1カ所の押圧力を測定してエアー圧を設定するだけでよく、条件設定作業が大きく簡略化される。また、溶着チップ2の押圧力はエアーレギュレータ19の目盛りを確認することで容易に行えるため、安定した品質のカシメ止め加工が可能となる。
熱溶着装置1を傾斜位置に搭載した例を図6を用いて説明する。図6は本発明によるは熱溶着装置1を傾斜位置に搭載した側面図、図7は従来の熱溶着装置20を傾斜位置に搭載した側面図である。
図6は成型品18の傾斜した取付面に対して垂直方向方向にカシメ止めするため、傾斜ブロック16に熱溶着装置1を搭載した状態を示す。熱溶着装置1を搭載した傾斜ブロック16は、図示しない昇降装置によって下降してあらかじめ設定した高さまで成形品18に接近し、その位置からエアーシリンダー8のピストンロッド9と同軸に連結された熱溶着チップ2がカシメ止めを行うものである。カシメ止めの工程は実施例1と同様なので説明は省略する。
図6では1つの熱溶着装置1を示したが、実際の成形品18の面上には複数の溶着ボス18aが配置され、成形品18は3次元形状の物が多いため取付面の角度は一定ではなく、溶着ボス18aの傾斜角も少しずつ異なる。このため、角度の異なる傾斜ブロック16に熱溶着装置1を搭載した溶着ユニットを複数配置する必要があり、熱溶着装置1の小型化と、実施例2のように複数のカシメ止め圧力設定を容易にできることは重要である。
比較例として図7に示す従来の熱溶着装置20の場合、傾斜ブロック16にエアーシリンダー8と熱溶着装置20を搭載し、熱溶着装置20の昇降ブロック11はスライドブロック12aを介してと傾斜ブロック16に取り付けられ、昇降ブロック11とエアーシリンダー8は連結部17で連結される構造である。
動作順序としては、、図示しない昇降装置によって下降してあらかじめ設定した高さまで成形品18に接近し、その位置からエアーシリンダー8に連結された連結部17を介して昇降ブロック11とスライドブロック12a及び熱溶着チップ2が成形品18側に下降す
る。熱溶着チップ2が成型品18のボス18aをカシメ止めする押圧力はスプリング与圧調整ナット14bで設定する。
図6と比較すると、熱溶着チップ2のカシメ止めの作用自体は同様であるが、部品点数が多く構造も複雑で溶着ユニットも大きなものとなるため、複雑なレイアウトで配置することが困難である。さらに、熱溶着チップ2の位置や押圧力の調整は狭い空間の調整ナットで行う必要があり、多数のカシメ止め条件を一定に設定するには多くの工数が必要であった。
図6の本発明のコンパクトな熱溶着装置1を使用することで、傾斜位置のカシメ止めにおいて熱溶着装置の配置の自由度が高くなり、密集したボスの配置や3次元形状の成形品への部品のカシメ止めが可能となる。
1 溶着装置
2 熱溶着チップ
3 先端部
4 絶縁部
5 冷却パイプ
6a、6b 電線
7 冷却ホース
8 エアーシリンダー
9 ピストンロッド
10a,10bエアーホース
11 昇降ブロック
12 スライドブロック
13 スプリング
14 シャフト
15 位置センサー
16 傾斜ブロック
17 シリンダーと昇降ブロックの連結部
18 成形品
19 固定物
20 従来の熱溶着装置
21 エアーレギュレータ

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂成形品に形成された溶着ボスを被固定物側に設けた固定穴内に通して、この固定穴から突出した溶着ボスの先端側を2本同時にカシメ止めするための熱溶着装置であって、熱溶チップの先端に形成された抵抗発熱体とこの抵抗発熱体と一体の冷却パイプで構成される前記熱溶着チップを具備する熱溶装置において、
    前記熱溶着チップと同軸にロッドシリンダーが配置され、
    このロッドシリンダーのピストンロッドが中空であり、
    前記熱溶着チップの前記冷却パイプが前記ピストンロッドに連結され、
    このピストンロッドの中空部に供給したエアーが前記ピストンロッドと連通した前記冷却パイプを通過して前記抵抗発熱体を冷却することができるように構成して成る熱溶着装置。
  2. 前記熱溶着装置の前記熱溶着チップがインパルス加熱方式であることを特徴とする請求項1に記載の熱溶着装置。
  3. 前記熱溶着装置の前記ロッドシリンダーが空圧で作動するエアーシリンダーであることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の熱溶着装置。
  4. 前記熱溶着装置の前記ロッドシリンダーが電気制御で作動する電動シリンダーであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱溶着装置。
  5. 前記熱溶着装置の前記ロッドシリンダーの押圧力がカシメ加工工程において変化することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱溶着装置。
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