JP2000314406A - 両ロッドシリンダ - Google Patents
両ロッドシリンダInfo
- Publication number
- JP2000314406A JP2000314406A JP11125286A JP12528699A JP2000314406A JP 2000314406 A JP2000314406 A JP 2000314406A JP 11125286 A JP11125286 A JP 11125286A JP 12528699 A JP12528699 A JP 12528699A JP 2000314406 A JP2000314406 A JP 2000314406A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- rod
- cylinder
- closed chamber
- air hose
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリンダの往復動に関係なくエアホースから
ノズルへ吸入・給送ができ、エアホースの破損や危険を
防止できる両ロッドシリンダを提供する。 【解決手段】 バレル部4の両端の側壁2,3を軸通す
るロッド6を流体によって進退させる両ロッドシリンダ
において、ロッド6の一端をバレル部4の外部から囲っ
て密閉形成した密閉室8と、密閉室8の内外間において
空気を連通させる空気連通口3dと、ロッド6の他端と
密閉室8との間において空気を連通させる空気連通路6
aとを有し、密閉室8を介して空気連通口3dと空気連
通路6aとの間で空気を連通させることを特徴とする。
ノズルへ吸入・給送ができ、エアホースの破損や危険を
防止できる両ロッドシリンダを提供する。 【解決手段】 バレル部4の両端の側壁2,3を軸通す
るロッド6を流体によって進退させる両ロッドシリンダ
において、ロッド6の一端をバレル部4の外部から囲っ
て密閉形成した密閉室8と、密閉室8の内外間において
空気を連通させる空気連通口3dと、ロッド6の他端と
密閉室8との間において空気を連通させる空気連通路6
aとを有し、密閉室8を介して空気連通口3dと空気連
通路6aとの間で空気を連通させることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロッド先端より空
気を吸入してロッド先端に所定の部品を吸着させたり、
ロッド先端から空気を圧送(給送)してロッド先端近傍
に配置された部品へ空気吹き付ける等の処理を施す場合
に使用される両ロッドシリンダに関する。
気を吸入してロッド先端に所定の部品を吸着させたり、
ロッド先端から空気を圧送(給送)してロッド先端近傍
に配置された部品へ空気吹き付ける等の処理を施す場合
に使用される両ロッドシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動組立システムでは、組立部品
を吸着させて搬送したり、組立部品に空気を吹き付けて
部品を乾燥させたり、チリを吹き飛ばしたりする工程が
ある。
を吸着させて搬送したり、組立部品に空気を吹き付けて
部品を乾燥させたり、チリを吹き飛ばしたりする工程が
ある。
【0003】かかる工程では空気を吸入・給送するノズ
ルと、このノズルを対象部品の近傍まで移動させるシリ
ンダとが使用される。図2は、従来の吸入・給送するノ
ズルとシリンダの一例であり、吸入・給送するノズルを
シリンダのロッド軸方向に平行に連結したものである。
ルと、このノズルを対象部品の近傍まで移動させるシリ
ンダとが使用される。図2は、従来の吸入・給送するノ
ズルとシリンダの一例であり、吸入・給送するノズルを
シリンダのロッド軸方向に平行に連結したものである。
【0004】すなわち、シリンダ10は、図2に示すよ
うに、バレル部13とピストン14とロッド15とを主
要構成部としている。シリンダ10は、流体(例えば、
空気や油)によってピストン14及びロッド15を進退
動させる。流体はシリンダヘッド11に設けたシリンダ
作動用ポート11a及びシリンダボトム12に設けたシ
リンダ作動用ポート12aから供給あるいは排出され
る。
うに、バレル部13とピストン14とロッド15とを主
要構成部としている。シリンダ10は、流体(例えば、
空気や油)によってピストン14及びロッド15を進退
動させる。流体はシリンダヘッド11に設けたシリンダ
作動用ポート11a及びシリンダボトム12に設けたシ
リンダ作動用ポート12aから供給あるいは排出され
る。
【0005】ノズル16は、軸先端から軸後端にかけて
空気連通路16aを有し、ノズル16(空気連通路16
a)後端にPTネジ16bを介して連結しているエアホ
ース17から空気がノズル16先端へ給送され、あるい
はノズル16先端から空気連通路16aを介してエアホ
ース17へ空気が吸入される。
空気連通路16aを有し、ノズル16(空気連通路16
a)後端にPTネジ16bを介して連結しているエアホ
ース17から空気がノズル16先端へ給送され、あるい
はノズル16先端から空気連通路16aを介してエアホ
ース17へ空気が吸入される。
【0006】ノズル16は、ロッド15の軸方向と平行
に配置され、連結板18を介してロッド15と一体的に
結合している。従って、ノズル16がロッド15と同期
して往復動すると、ノズル16後端に連結しているエア
ホース17も追随して往復動する。
に配置され、連結板18を介してロッド15と一体的に
結合している。従って、ノズル16がロッド15と同期
して往復動すると、ノズル16後端に連結しているエア
ホース17も追随して往復動する。
【0007】図3は、別の従来の技術の例であり、いわ
ゆる中空両ロッドタイプのシリンダを使用した場合を示
している。すなわち、シリンダ20は、図3に示すよう
に、バレル部23とピストン24と中空ロッド25とを
主要構成部としている。シリンダ20は、シリンダヘッ
ド21とシリンダボトム22とを軸通する中空ロッド2
5を流体によって進退動させる。流体はシリンダヘッド
21に設けたシリンダ作動用ポート21a及びシリンダ
ボトム22に設けたシリンダ作動用ポート22aから供
給あるいは排出される。
ゆる中空両ロッドタイプのシリンダを使用した場合を示
している。すなわち、シリンダ20は、図3に示すよう
に、バレル部23とピストン24と中空ロッド25とを
主要構成部としている。シリンダ20は、シリンダヘッ
ド21とシリンダボトム22とを軸通する中空ロッド2
5を流体によって進退動させる。流体はシリンダヘッド
21に設けたシリンダ作動用ポート21a及びシリンダ
ボトム22に設けたシリンダ作動用ポート22aから供
給あるいは排出される。
【0008】ロッド25は、中空部が空気連通路25a
になっており、空気連通路25a後端にPTネジ25b
を介して連結しているエアホース17からロッド25先
端へ空気が給送され、あるいはロッド25先端から空気
連通路25aを介してエアホース17へ空気が吸入され
る。
になっており、空気連通路25a後端にPTネジ25b
を介して連結しているエアホース17からロッド25先
端へ空気が給送され、あるいはロッド25先端から空気
連通路25aを介してエアホース17へ空気が吸入され
る。
【0009】中空両ロッドタイプのシリンダにおいて
も、ロッド25の往復摺動に追随してエアホース17も
往復動する。
も、ロッド25の往復摺動に追随してエアホース17も
往復動する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2に示す
ように、ロッド15に連結されたノズル16先端から空
気連通路16aを介して吸入・給送を行う場合も、図3
に示すように、中空両ロッドタイプのロッド25先端か
ら吸入・給送を行う場合も、空気を吸入あるいは給送す
るポート(PTネジ16b,25b)が往復動するノズ
ル16後端あるいはロッド25後端に設けられている。
従って、これらポート(16b,25b)と吸入・給送
用ポンプ(図示せず)との間を繋ぐエアホース17が、
ノズル16あるいはロッド25に追随して往復動してし
まう。
ように、ロッド15に連結されたノズル16先端から空
気連通路16aを介して吸入・給送を行う場合も、図3
に示すように、中空両ロッドタイプのロッド25先端か
ら吸入・給送を行う場合も、空気を吸入あるいは給送す
るポート(PTネジ16b,25b)が往復動するノズ
ル16後端あるいはロッド25後端に設けられている。
従って、これらポート(16b,25b)と吸入・給送
用ポンプ(図示せず)との間を繋ぐエアホース17が、
ノズル16あるいはロッド25に追随して往復動してし
まう。
【0011】そして、エアホース17が追随して往復動
すると、エアホース17がねじれたり他の部品とこすれ
たりする不具合が生じ、エアホース17が繰り返し疲労
や摩擦により劣化し易くなって作業中に破損する場合が
あった。また、エアホース17自体が動くとなると、エ
アホース17が予期せぬ動きをすることもあり、作業者
にとってエアホース17に近づくことは非常に危険であ
った。
すると、エアホース17がねじれたり他の部品とこすれ
たりする不具合が生じ、エアホース17が繰り返し疲労
や摩擦により劣化し易くなって作業中に破損する場合が
あった。また、エアホース17自体が動くとなると、エ
アホース17が予期せぬ動きをすることもあり、作業者
にとってエアホース17に近づくことは非常に危険であ
った。
【0012】以上から本発明は、前記問題点に鑑み創案
されたものであり、シリンダの往復動に関係なくエアホ
ースからノズルへ吸入・給送ができ、エアホースの破損
や危険を防止できる両ロッドシリンダを提供することを
技術的課題とする。
されたものであり、シリンダの往復動に関係なくエアホ
ースからノズルへ吸入・給送ができ、エアホースの破損
や危険を防止できる両ロッドシリンダを提供することを
技術的課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、本発明は以下の手段を採用した。すなわち、本発明
の両ロッドシリンダは、バレル部の両端の側壁を軸通す
るロッドを流体によって進退させる両ロッドシリンダに
おいて、前記ロッドの一端を前記バレル部の外部から囲
って密閉形成した密閉室と、前記密閉室の内外間におい
て空気を連通させる空気連通口と、前記ロッドの他端と
前記密閉室との間において空気を連通させる空気連通路
とを有し、前記密閉室を介して前記空気連通口と前記空
気連通路との間で空気を連通させることを特徴とする。
に、本発明は以下の手段を採用した。すなわち、本発明
の両ロッドシリンダは、バレル部の両端の側壁を軸通す
るロッドを流体によって進退させる両ロッドシリンダに
おいて、前記ロッドの一端を前記バレル部の外部から囲
って密閉形成した密閉室と、前記密閉室の内外間におい
て空気を連通させる空気連通口と、前記ロッドの他端と
前記密閉室との間において空気を連通させる空気連通路
とを有し、前記密閉室を介して前記空気連通口と前記空
気連通路との間で空気を連通させることを特徴とする。
【0014】本発明は、バレル部後端に設けた密閉室に
対し、空気連通口から空気を吸出して密閉室を負圧状態
にすると、気体の法則(ボイルの法則)により、その負
圧分空気連通路を介してロッドの軸前端から空気が吸入
される。また、空気連通口から密閉室へ空気を給気して
密閉室を加圧状態にすると、その加圧分空気連通路を介
してロッドの軸前端から空気が送出される。
対し、空気連通口から空気を吸出して密閉室を負圧状態
にすると、気体の法則(ボイルの法則)により、その負
圧分空気連通路を介してロッドの軸前端から空気が吸入
される。また、空気連通口から密閉室へ空気を給気して
密閉室を加圧状態にすると、その加圧分空気連通路を介
してロッドの軸前端から空気が送出される。
【0015】従って、本発明は、密閉室を加圧あるいは
負圧することで、空気連通口と空気連通路との間で吸・
給気機能を行うように構成したので、ロッドの往復動に
関係なく吸気・給気ができ、エアホースの破損や危険を
防止できる。また、エアホースがシリンダの往復動に左
右されないので、エアホースにフレキシブルホースを使
用する必要がないから、シリンダのポートに接続する場
合、固定配管も可能になり配管の収まりも向上する。
負圧することで、空気連通口と空気連通路との間で吸・
給気機能を行うように構成したので、ロッドの往復動に
関係なく吸気・給気ができ、エアホースの破損や危険を
防止できる。また、エアホースがシリンダの往復動に左
右されないので、エアホースにフレキシブルホースを使
用する必要がないから、シリンダのポートに接続する場
合、固定配管も可能になり配管の収まりも向上する。
【0016】なお、ロッドを進退移動させる流体は、空
気(エア)や作動油が例示できる。
気(エア)や作動油が例示できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
両ロッドシリンダを図1に基づいて詳細に説明する。な
お、この実施の形態では、作動用流体として空気(エ
ア)を用いる場合を説明する。
両ロッドシリンダを図1に基づいて詳細に説明する。な
お、この実施の形態では、作動用流体として空気(エ
ア)を用いる場合を説明する。
【0018】両ロッドシリンダ1は、図1に示すよう
に、バレル部4とピストン5とロッド6と密閉室8とを
主要構成部としている。バレル部4は円筒形状を有し、
この円筒形状の両端を塞ぐシリンダヘッド2とシリンダ
ボトム3との間で密閉状態に形成されている。
に、バレル部4とピストン5とロッド6と密閉室8とを
主要構成部としている。バレル部4は円筒形状を有し、
この円筒形状の両端を塞ぐシリンダヘッド2とシリンダ
ボトム3との間で密閉状態に形成されている。
【0019】シリンダヘッド2はバレル部4の前端側壁
を形成し、円板形状を有している。シリンダヘッド2の
バレル部4側側壁には、凹穴2aが穿設されている。ま
た、シリンダヘッド2の円周面から凹穴2aに連通する
ように第1作動用ポートのPTネジ2bが穿設されてい
る。
を形成し、円板形状を有している。シリンダヘッド2の
バレル部4側側壁には、凹穴2aが穿設されている。ま
た、シリンダヘッド2の円周面から凹穴2aに連通する
ように第1作動用ポートのPTネジ2bが穿設されてい
る。
【0020】このPTネジ2bには、エアホース91 の
一端に設けられたプラグ9aが螺合される。エアホース
91 は、図示しないエアポンプと接続し、第1作動用ポ
ートから空気を吸出したり、第1作動用ポートへ空気を
圧送したりする。
一端に設けられたプラグ9aが螺合される。エアホース
91 は、図示しないエアポンプと接続し、第1作動用ポ
ートから空気を吸出したり、第1作動用ポートへ空気を
圧送したりする。
【0021】シリンダボトム3はバレル部4の後端側壁
を形成し、円板形状を有している。シリンダボトム3の
バレル部4側側壁には、凹穴3aが穿設されている。ま
た、シリンダボトム3の円周面から凹穴3aに連通する
ように第2作動用ポートのPTネジ3bが穿設されてい
る。
を形成し、円板形状を有している。シリンダボトム3の
バレル部4側側壁には、凹穴3aが穿設されている。ま
た、シリンダボトム3の円周面から凹穴3aに連通する
ように第2作動用ポートのPTネジ3bが穿設されてい
る。
【0022】このPTネジ3bには、エアホース92 の
一端に設けられたプラグ9bが螺合される。エアホース
92 は、図示しないエアポンプと接続し、第2作動用ポ
ートから空気を吸出したり、第2作動用ポートへ空気を
圧送したりする。
一端に設けられたプラグ9bが螺合される。エアホース
92 は、図示しないエアポンプと接続し、第2作動用ポ
ートから空気を吸出したり、第2作動用ポートへ空気を
圧送したりする。
【0023】ピストン5は、円板形状を有し、その外周
面がバレル部4の円筒内周面に摺動可能に密接してい
る。第1及び第2作動用ポートから空気が供給あるいは
排出されると、ピストン5はバレル部4の円筒内周面に
沿って軸方向に往復摺動する。
面がバレル部4の円筒内周面に摺動可能に密接してい
る。第1及び第2作動用ポートから空気が供給あるいは
排出されると、ピストン5はバレル部4の円筒内周面に
沿って軸方向に往復摺動する。
【0024】ロッド6は中空円柱形状を有し、軸先端か
ら軸後端にかけて空気連通路6aを有している。ロッド
6は、シリンダヘッド2及びシリンダボトム3に往復動
可能に軸通し、バレル部4内ではピストン5と一体的に
結合している。ロッド6は、ピストン5の往復摺動に同
期して軸線方向に往復動する。
ら軸後端にかけて空気連通路6aを有している。ロッド
6は、シリンダヘッド2及びシリンダボトム3に往復動
可能に軸通し、バレル部4内ではピストン5と一体的に
結合している。ロッド6は、ピストン5の往復摺動に同
期して軸線方向に往復動する。
【0025】また、ロッド6の先端には、ロッド6先端
側に吸着盤7が設けられている。吸着盤7は、平面状吸
着面を有し、ロッド6先端と連結する孔部から平面状吸
着面の内周縁にかけてテーパ面を有している。また、吸
着盤7はゴム製であり、ロッド6の先端が対象部品と当
接しても対象部品を傷つけないようにガードの役割をし
ている。
側に吸着盤7が設けられている。吸着盤7は、平面状吸
着面を有し、ロッド6先端と連結する孔部から平面状吸
着面の内周縁にかけてテーパ面を有している。また、吸
着盤7はゴム製であり、ロッド6の先端が対象部品と当
接しても対象部品を傷つけないようにガードの役割をし
ている。
【0026】密閉室8は、バレル部4のシリンダボトム
3側を外部から囲って密閉した室である。密閉室8は有
底円筒形状を有し、有底円筒形状の開口側をシリンダボ
トム3に当接させて密閉状態を形成している。
3側を外部から囲って密閉した室である。密閉室8は有
底円筒形状を有し、有底円筒形状の開口側をシリンダボ
トム3に当接させて密閉状態を形成している。
【0027】シリンダボトム3の密閉室8側側壁には、
凹穴3cが穿設されている。また、シリンダボトム3の
円周面から凹穴3cに連通するように空気連通口用PT
ネジ3dが穿設されている。このPTネジ3dには、エ
アホース93 の一端に設けられたプラグ9cが螺合され
る。エアホース93 は、図示しないエアポンプと接続
し、空気連通口から空気を吸出したり、圧送したりす
る。
凹穴3cが穿設されている。また、シリンダボトム3の
円周面から凹穴3cに連通するように空気連通口用PT
ネジ3dが穿設されている。このPTネジ3dには、エ
アホース93 の一端に設けられたプラグ9cが螺合され
る。エアホース93 は、図示しないエアポンプと接続
し、空気連通口から空気を吸出したり、圧送したりす
る。
【0028】次に、この実施の形態の動作を説明する。
まず、両ロッドシリンダ1を用いて対象部品を吸着する
場合の動作を説明する。なお、両ロッドシリンダ1は図
示しない搬送手段を用いて、対象部品がロッド6のスト
ロークで捉えられる位置まで予め移動しているものとす
る。
まず、両ロッドシリンダ1を用いて対象部品を吸着する
場合の動作を説明する。なお、両ロッドシリンダ1は図
示しない搬送手段を用いて、対象部品がロッド6のスト
ロークで捉えられる位置まで予め移動しているものとす
る。
【0029】エアホース92 より第2作動用ポートを介
してバレル部4内に空気を圧送すると、ピストン5がシ
リンダヘッド2側に前進摺動する。すると、ロッド6が
対象部品直前まで前進する。なお、この時、シリンダヘ
ッド2側のバレル部4内の空気は第1作動用ポートを介
してエアホース91 から排出される。
してバレル部4内に空気を圧送すると、ピストン5がシ
リンダヘッド2側に前進摺動する。すると、ロッド6が
対象部品直前まで前進する。なお、この時、シリンダヘ
ッド2側のバレル部4内の空気は第1作動用ポートを介
してエアホース91 から排出される。
【0030】次に、エアホース93 より空気連通口(P
Tネジ3d)を介して密閉室8内の空気を吸出し、密閉
室8内を負圧状態にする。すると、気体の法則(ボイル
の法則)により、密閉室8内の負圧状態を解消するため
に、ロッド6先端から外部の空気を空気連通路6aを介
して密閉室8内へ流入させる。すなわち、ロッド6先端
が吸入作用を行い、対象部品を吸着盤7に吸着させる。
なお、吸着状態を維持する場合は、エアホース93 の空
気吸出作用を継続する。
Tネジ3d)を介して密閉室8内の空気を吸出し、密閉
室8内を負圧状態にする。すると、気体の法則(ボイル
の法則)により、密閉室8内の負圧状態を解消するため
に、ロッド6先端から外部の空気を空気連通路6aを介
して密閉室8内へ流入させる。すなわち、ロッド6先端
が吸入作用を行い、対象部品を吸着盤7に吸着させる。
なお、吸着状態を維持する場合は、エアホース93 の空
気吸出作用を継続する。
【0031】対象部品が吸着すると、エアホース91 よ
り第1作動用ポートを介してバレル部4内に空気を圧送
し、ピストン5およびロッド6をシリンダボトム3ヘッ
ド2側に後退摺動させる。なお、この時、シリンダボト
ム3側のバレル部4内の空気は第2作動用ポートを介し
てエアホース92 から排出される。
り第1作動用ポートを介してバレル部4内に空気を圧送
し、ピストン5およびロッド6をシリンダボトム3ヘッ
ド2側に後退摺動させる。なお、この時、シリンダボト
ム3側のバレル部4内の空気は第2作動用ポートを介し
てエアホース92 から排出される。
【0032】次に、両ロッドシリンダ1を用いて対象部
品へロッド先端よりエア吹き付けを行う場合の動作を説
明する。なお、今回の吹き付け動作において、両ロッド
シリンダ1の搬送やピストン5及びロッド6の往復動
は、前述の吸着動作と同様なので、その説明を省略す
る。
品へロッド先端よりエア吹き付けを行う場合の動作を説
明する。なお、今回の吹き付け動作において、両ロッド
シリンダ1の搬送やピストン5及びロッド6の往復動
は、前述の吸着動作と同様なので、その説明を省略す
る。
【0033】ロッド6が吹き付け対象部品直前まで前進
すると、エアホース93 より空気を空気連通口(PTネ
ジ3d)を介して密閉室8内へ圧送し、密閉室8内を加
圧状態にする。すると、気体の法則(ボイルの法則)に
より、密閉室8内の加圧状態を解消するために、密閉室
8内の空気を空気連通路6aを介してロッド6先端から
送出する。すなわち、空気がロッド6先端より対象部品
に吹き付けられる。なお、吹き付け状態を維持する場合
は、エアホース93 より密閉室8内への空気圧送作用を
継続する。
すると、エアホース93 より空気を空気連通口(PTネ
ジ3d)を介して密閉室8内へ圧送し、密閉室8内を加
圧状態にする。すると、気体の法則(ボイルの法則)に
より、密閉室8内の加圧状態を解消するために、密閉室
8内の空気を空気連通路6aを介してロッド6先端から
送出する。すなわち、空気がロッド6先端より対象部品
に吹き付けられる。なお、吹き付け状態を維持する場合
は、エアホース93 より密閉室8内への空気圧送作用を
継続する。
【0034】以上、この実施の形態によれば、密閉室8
を負圧状態あるいは加圧状態にすることで、密閉室8を
介して空気連通口(PTネジ3d)と空気連通路6aと
の間で吸・給気作用を行うように構成したので、ロッド
6の往復動に関係なく吸気・給気ができる。従って、エ
アホース93 がロッド6の往復動に追随しないので、繰
り返し疲労や摩擦によるエアホース93 の破損が防止で
き、また、エアホース93 の予期せぬ動きによる危険が
防止できる。
を負圧状態あるいは加圧状態にすることで、密閉室8を
介して空気連通口(PTネジ3d)と空気連通路6aと
の間で吸・給気作用を行うように構成したので、ロッド
6の往復動に関係なく吸気・給気ができる。従って、エ
アホース93 がロッド6の往復動に追随しないので、繰
り返し疲労や摩擦によるエアホース93 の破損が防止で
き、また、エアホース93 の予期せぬ動きによる危険が
防止できる。
【0035】更に、この実施の形態によれば、エアホー
スがロッド6の往復動に左右されないように構成したの
で、エアホースにフレキシブルホースを使用する必要が
なくなり、両ロッドシリンダ1の空気連通口に配管する
場合、固定配管も可能になり配管の収まりも向上する。
スがロッド6の往復動に左右されないように構成したの
で、エアホースにフレキシブルホースを使用する必要が
なくなり、両ロッドシリンダ1の空気連通口に配管する
場合、固定配管も可能になり配管の収まりも向上する。
【0036】なお、この実施の形態では、ロッドを進退
移動させる作動流体として空気を用いたエアシリンダと
して説明したが、本発明の両ロッドシリンダは作動流体
を空気に限定するものではなく、油を用いた油圧シリン
ダであってもよい。
移動させる作動流体として空気を用いたエアシリンダと
して説明したが、本発明の両ロッドシリンダは作動流体
を空気に限定するものではなく、油を用いた油圧シリン
ダであってもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、密閉室を加圧あるいは
負圧することで、密閉室を介して空気連通口と空気連通
路との間で吸・給気作用を行うように構成したので、ロ
ッドの往復動に関係なく吸気・給気ができる。従って、
エアホースがロッドの往復動に追随しないので、繰り返
し疲労や摩擦によるエアホースの破損が防止でき、ま
た、エアホースの予期せぬ動きによる危険が防止でき
る。
負圧することで、密閉室を介して空気連通口と空気連通
路との間で吸・給気作用を行うように構成したので、ロ
ッドの往復動に関係なく吸気・給気ができる。従って、
エアホースがロッドの往復動に追随しないので、繰り返
し疲労や摩擦によるエアホースの破損が防止でき、ま
た、エアホースの予期せぬ動きによる危険が防止でき
る。
【図1】本発明の両ロッドシリンダの縦断面図である。
【図2】吸給気ノズルを従来のエアシリンダのロッドに
連結した装置の縦断面図である。
連結した装置の縦断面図である。
【図3】従来の中空両ロッドタイプのシリンダに吸給気
機能を持たせた装置の縦断面図である。
機能を持たせた装置の縦断面図である。
1…両ロッドシリンダ 2…シリンダヘッド(前端側壁) 2b…第1作動用ポート(PTネジ) 3…シリンダボトム(後端側壁) 3b…第2作動用ポート(PTネジ) 3d…空気連通口(PTネジ) 4…バレル部 5…ピストン 6…ロッド 6a…空気連通路 7…吸着盤 8…密閉室 91,92,93…エアホース
Claims (1)
- 【請求項1】 バレル部の両端の側壁を軸通するロッド
を流体によって進退させる両ロッドシリンダにおいて、 前記ロッドの一端を前記バレル部の外部から囲って密閉
形成した密閉室と、 前記密閉室の内外間において空気を連通させる空気連通
口と、 前記ロッドの他端と前記密閉室との間において空気を連
通させる空気連通路とを有し、 前記密閉室を介して前記空気連通口と前記空気連通路と
の間で空気を連通させることを特徴とする両ロッドシリ
ンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11125286A JP2000314406A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 両ロッドシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11125286A JP2000314406A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 両ロッドシリンダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000314406A true JP2000314406A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14906327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11125286A Pending JP2000314406A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | 両ロッドシリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000314406A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013258206A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Sinfonia Technology Co Ltd | パージノズルユニット、パージ装置、ロードポート |
JP2019119122A (ja) * | 2017-12-30 | 2019-07-22 | ムネカタインダストリアルマシナリー株式会社 | 熱溶着装置 |
-
1999
- 1999-04-30 JP JP11125286A patent/JP2000314406A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013258206A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Sinfonia Technology Co Ltd | パージノズルユニット、パージ装置、ロードポート |
JP2019119122A (ja) * | 2017-12-30 | 2019-07-22 | ムネカタインダストリアルマシナリー株式会社 | 熱溶着装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4646969A (en) | Double acting mechanical pump liquid atomizer | |
US4432701A (en) | Vacuum controlling device | |
GB2354996A (en) | Suction gripper | |
JP2000314406A (ja) | 両ロッドシリンダ | |
JP2005163790A (ja) | 多方向ポンプ | |
KR101153624B1 (ko) | 흡입밸브와 토출밸브가 일체형으로 형성된 플런저 펌프 | |
JP2019015348A (ja) | ガスシリンダ | |
US10808693B2 (en) | Reciprocating pump | |
CA2997807C (en) | Zero emission reciprocating drive pump | |
US5188518A (en) | Pumping device driven by a fluid driven reciprocating actuator | |
KR102526531B1 (ko) | 롤링 다이어프램 펌프 | |
JPWO2003029653A1 (ja) | 圧力発生装置 | |
US6354820B1 (en) | Pump | |
JPH0115922Y2 (ja) | ||
CN212296737U (zh) | 一种气动泵浦系统 | |
US10161396B2 (en) | Zero emission reciprocating drive pump | |
JP3820112B2 (ja) | 往復ポンプ | |
JPH0416003Y2 (ja) | ||
JP6807107B2 (ja) | ノズル用液切れバルブ | |
KR200272412Y1 (ko) | 자동 그리스 주입기 | |
JPH048316Y2 (ja) | ||
CN111102151A (zh) | 一种气动泵浦系统 | |
JP2006336857A (ja) | シリンダ | |
JPH1111598A (ja) | 液物充填ガン | |
JPH1111599A (ja) | 液物充填ガン |