JP6962035B2 - 周辺監視装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、周辺監視装置に関する。
撮像部によって車両の周囲を撮像して得られる撮像画像に基づいて、車両の周囲の三次元の画像でありかつ車両の周囲の注視点を仮想視点から見た表示用画像を生成し、当該生成した表示用画像を表示部に表示させる技術が開発されている。
国際公開第2014/156220号
しかしながら、表示用画像を表示部に表示させる際に、注視点および仮想視点の両方をユーザが設定する場合、注視点および仮想視点の設定によるユーザの負担が大きくなる。
実施形態の周辺監視装置は、一例として、車両が搭載する撮像部により当該車両の周囲を撮像して得られる撮像画像に基づいて、車両の周囲の空間に車両画像を設けた仮想空間内の固定された注視点を、操作入力部を介して入力された仮想視点から見た第1画像を生成する生成部と、生成部により生成される第1画像を表示部に出力する出力部と、を備える。よって、一例として、第1画像を表示部に表示させる際の車両の乗員にかかる負担を軽減できる。
また、周辺監視装置は、一例として、生成部は、車両画像から予め設定された距離離れた位置を注視点とする。よって、一例として、車両の乗員から見て死角になる位置に注視点を予め設定しておくことにより、車両の乗員が操作入力部を介して注視点を入力しなくても、車両の死角になる位置の画像を表示部を介して確認することができる。
また、周辺監視装置は、一例として、生成部は、車両の移動に対応させた車両画像の移動に伴って、注視点を移動させる。よって、一例として、第1画像を表示部に表示させる際の車両の乗員にかかる負担を軽減できる。
また、周辺監視装置は、一例として、生成部は、仮想視点を入力可能とする操作画像を含む第1画像を生成し、操作画像を用いて新たな仮想視点が入力された場合、新たな仮想視点から注視点を見た第1画像を生成し直す。よって、一例として、第1画像を表示部に表示させる際の車両の乗員にかかる負担をより軽減できる。
また、周辺監視装置は、一例として、車両画像は、車両の三次元の画像である。よって、一例として、第1画像に含まれる車両画像とその周囲の立体物との位置関係をより分かり易くすることができる。
図1は、本実施形態にかかる周辺監視装置を搭載する車両の車室の一部が透視された状態の一例が示された斜視図である。 図2は、本実施形態にかかる車両の一例の平面図である。 図3は、本実施形態にかかる車両の機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本実施形態にかかる車両が有するECUの機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施形態にかかる車両による表示用画像の表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図6は、本実施形態にかかる車両による表示用画像の生成に用いるカメラ画モデルの一例を説明するための図である。 図7は、本実施形態にかかる車両による表示用画像の生成に用いるカメラ画モデルの一例を説明するための図である。 図8は、本実施形態にかかる車両による表示用画像の生成に用いるカメラ画モデルおよび車両画像の一例を説明するための図である。 図9は、本実施形態にかかる車両による表示用画像の生成に用いるカメラ画モデルおよび車両画像の一例を説明するための図である。 図10は、本実施形態にかかる車両において生成される表示用画像の一例を示す図である。 図11は、本実施形態にかかる車両において生成される表示用画像の一例を示す図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用、結果、および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によって実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうち、少なくとも1つを得ることが可能である。
本実施形態にかかる周辺監視装置(周辺監視システム)を搭載する車両は、内燃機関(エンジン)を駆動源とする自動車(内燃機関自動車)であっても良いし、電動機(モータ)を駆動源とする自動車(電気自動車、燃料電池自動車等)であっても良いし、それらの双方を駆動源とする自動車(ハイブリッド自動車)であっても良い。また、車両は、種々の変速装置、内燃機関や電動機の駆動に必要な種々の装置(システム、部品等)を搭載可能である。また、車両における車輪の駆動に関わる装置の方式、個数、レイアウト等は、種々に設定可能である。
図1は、本実施形態にかかる周辺監視装置を搭載する車両の車室の一部が透視された状態の一例が示された斜視図である。図1に示すように、車両1は、車体2と、操舵部4と、加速操作部5と、制動操作部6と、変速操作部7と、モニタ装置11と、を備える。車体2は、乗員が乗車する車室2aを有する。車室2a内には、乗員としての運転手が座席2bに臨む状態で、操舵部4や、加速操作部5、制動操作部6、変速操作部7等が設けられている。操舵部4は、例えば、ダッシュボード24から突出したステアリングホイールである。加速操作部5は、例えば、運転手の足下に位置されたアクセルペダルである。制動操作部6は、例えば、運転手の足下に位置されたブレーキペダルである。変速操作部7は、例えば、センターコンソールから突出したシフトレバーである。
モニタ装置11は、例えば、ダッシュボード24の車幅方向(すなわち、左右方向)の中央部に設けられる。モニタ装置11は、例えば、ナビゲーションシステムまたはオーディオシステム等の機能を有していても良い。モニタ装置11は、表示装置8、音声出力装置9、および操作入力部10を有する。また、モニタ装置11は、スイッチ、ダイヤル、ジョイスティック、および押しボタン等の各種の操作入力部を有しても良い。
表示装置8は、LCD(Liquid Crystal Display)やOELD(Organic Electroluminescent Display)等で構成され、画像データに基づいて各種画像を表示可能である。音声出力装置9は、スピーカ等で構成され、音声データに基づいて各種音声を出力する。音声出力装置9は、車室2a内において、モニタ装置11以外の異なる位置に設けられていても良い。
操作入力部10は、タッチパネル等で構成され、乗員による各種情報の入力を可能とする。また、操作入力部10は、表示装置8の表示画面に設けられ、表示装置8に表示される画像を透過可能である。これにより、操作入力部10は、表示装置8の表示画面に表示される画像を乗員に視認させることを可能とする。操作入力部10は、表示装置8の表示画面上における乗員のタッチ操作を検出することによって、乗員による各種情報の入力を受け付ける。
図2は、本実施形態にかかる車両の一例の平面図である。図1および図2に示すように、車両1は、四輪自動車等であり、左右2つの前輪3Fと、左右2つの後輪3Rと、を有する。4つの車輪3の全てまたは一部が、転舵可能である。
車両1は、複数の撮像部15を搭載する。本実施形態では、車両1は、例えば、4つの撮像部15a〜15dを搭載する。撮像部15は、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を有するデジタルカメラである。撮像部15は、所定のフレームレートで車両1の周囲を撮像可能である。そして、撮像部15は、車両1の周囲を撮像して得られた撮像画像を出力する。撮像部15は、それぞれ、広角レンズまたは魚眼レンズを有し、水平方向には、例えば、140°〜220°の範囲を撮像可能である。また、撮像部15の光軸は、斜め下方に向けて設定されている場合もある。
具体的には、撮像部15aは、例えば、車体2の後側の端部2eに位置し、リアハッチのドア2hのリアウィンドウの下方の壁部に設けられている。そして、撮像部15aは、車両1の周囲のうち、当該車両1の後方の領域を撮像可能である。撮像部15bは、例えば、車体2の右側の端部2fに位置し、右側のドアミラー2gに設けられている。そして、撮像部15bは、車両1の周囲のうち、当該車両の側方の領域を撮像可能である。撮像部15cは、例えば、車体2の前側、すなわち、車両1の前後方向の前方側の端部2cに位置し、フロントバンパやフロントグリル等に設けられている。そして、撮像部15cは、車両1の周囲のうち、当該車両1の前方の領域を撮像可能である。撮像部15dは、例えば、車体2の左側、すなわち、車幅方向の左側の端部2dに位置し、左側のドアミラー2gに設けられている。そして、撮像部15dは、車両1の周囲のうち、当該車両1の側方の領域を撮像可能である。
図3は、本実施形態にかかる車両の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、車両1は、操舵システム13と、ブレーキシステム18と、舵角センサ19と、アクセルセンサ20と、シフトセンサ21と、車輪速センサ22と、車内ネットワーク23と、ECU(Electronic Control Unit)14と、を備える。モニタ装置11、操舵システム13、ブレーキシステム18、舵角センサ19、アクセルセンサ20、シフトセンサ21、車輪速センサ22、およびECU14が、電気通信回線である車内ネットワーク23を介して電気的に接続されている。車内ネットワーク23は、CAN(Controller Area Network)等により構成される。
操舵システム13は、電動パワーステアリングシステムやSBW(Steer By Wire)システム等である。操舵システム13は、アクチュエータ13aおよびトルクセンサ13bを有する。そして、操舵システム13は、ECU14等によって電気的に制御され、アクチュエータ13aを動作させて、操舵部4に対して、トルクを付加して操舵力を補うことによって、車輪3を転舵する。トルクセンサ13bは、運転者が操舵部4に与えるトルクを検出し、その検出結果をECU14に送信する。
ブレーキシステム18は、車両1のブレーキのロックを制御するABS(Anti-lock Brake System)、コーナリング時の車両1の横滑りを抑制する横滑り防止装置(ESC:Electronic Stability Control)、ブレーキ力を増強させてブレーキをアシストする電動ブレーキシステム、およびBBW(Brake By Wire)を含む。ブレーキシステム18は、アクチュエータ18aおよびブレーキセンサ18bを有する。ブレーキシステム18は、ECU14等によって電気的に制御され、アクチュエータ18aを介して、車輪3に制動力を付与する。ブレーキシステム18は、左右の車輪3の回転差等から、ブレーキのロック、車輪3の空回り、および横滑りの兆候等を検出して、ブレーキのロック、車輪3の空回り、および横滑りを抑制する制御を実行する。ブレーキセンサ18bは、制動操作部6の可動部としてのブレーキペダルの位置を検出する変位センサであり、ブレーキペダルの位置の検出結果をECU14に送信する。
舵角センサ19は、ステアリングホイール等の操舵部4の操舵量を検出するセンサである。本実施形態では、舵角センサ19は、ホール素子等で構成され、操舵部4の回転部分の回転角度を操舵量として検出し、その検出結果をECU14に送信する。アクセルセンサ20は、加速操作部5の可動部としてのアクセルペダルの位置を検出する変位センサであり、その検出結果をECU14に送信する。
シフトセンサ21は、変速操作部7の可動部(バー、アーム、ボタン等)の位置を検出するセンサであり、その検出結果をECU14に送信する。車輪速センサ22は、ホール素子等を有し、車輪3の回転量や単位時間当たりの車輪3の回転数を検出するセンサであり、その検出結果をECU14に送信する。
ECU14は、撮像部15により車両1の周囲を撮像して得られる撮像画像に基づいて、仮想視点から、車両1の周囲の注視点を見た三次元の画像を生成し、当該生成した三次元の画像を表示装置8に表示させる。ECU14は、コンピュータ等で構成され、ハードウェアとソフトウェアが協働することにより、車両1の制御全般を司る。具体的には、ECU14は、CPU(Central Processing Unit)14a、ROM(Read Only Memory)14b、RAM(Random Access Memory)14c、表示制御部14d、音声制御部14e、およびSSD(Solid State Drive)14fを備える。CPU14a、ROM14b、およびRAM14cは、同一の回路基板内に設けられていても良い。
CPU14aは、ROM14b等の不揮発性の記憶装置に記憶されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って各種の演算処理を実行する。例えば、CPU14aは、表示装置8に表示させる画像データに対する画像処理、車両1の周囲に存在する障害物までの距離の算出等を実行する。
ROM14bは、各種プログラムおよび当該プログラムの実行に必要なパラメータ等を記憶する。RAM14cは、CPU14aでの演算で用いられる各種データを一時的に記憶する。表示制御部14dは、ECU14での演算処理のうち、主として、撮像部15から取得してCPU14aへ出力する画像データに対する画像処理、CPU14aから取得した画像データを表示装置8に表示させる表示用の画像データへの変換等を実行する。音声制御部14eは、ECU14での演算処理のうち、主として、CPU14aから取得して音声出力装置9に出力させる音声の処理を実行する。SSD14fは、書き換え可能な不揮発性の記憶部であって、ECU14の電源がオフされた場合にあってもCPU14aから取得したデータを記憶し続ける。
図4は、本実施形態にかかる車両が有するECUの機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、ECU14は、表示用画像生成部401および表示用画像出力部402を備える。例えば、回路基板に搭載されたCPU14a等のプロセッサが、ROM14bまたはSSD14f等の記憶媒体内に格納された周辺監視用のプログラムを実行することにより、ECU14は、表示用画像生成部401および表示用画像出力部402の機能を実現する。表示用画像生成部401および表示用画像出力部402の一部または全部を回路等のハードウェアによって構成しても良い。
表示用画像生成部401は、撮像部15から、ある時刻(以下、過去時刻と言う)の車両1の位置(以下、過去位置と言う)における当該車両1の周囲を撮像部15によって撮像して得られる撮像画像を取得する。次いで、表示用画像生成部401は、取得した撮像画像に基づいて、車両1と当該車両1の周囲に存在する障害物との位置関係を視認可能とする表示用画像を生成する。
具体的には、表示用画像生成部401は、取得した撮像画像に基づいて、車両1の周囲の仮想空間内の注視点を、操作入力部10を介して入力された仮想視点から見た画像を表示用画像として生成する。ここで、仮想空間は、過去位置における車両1の周囲の空間であり、かつ当該空間内における、過去時刻より後の時刻(例えば、現在時刻)の車両1の位置(例えば、現在位置)に対して、車両画像を設けた空間である。車両画像は、仮想空間を透視可能な三次元の車両1の画像である。本実施形態では、表示用画像生成部401は、仮想空間を透視可能な車両画像を当該仮想空間内に配置しているが、仮想空間を透視できない車両画像を当該仮想空間に配置しても良い。
本実施形態では、表示用画像生成部401は、取得した撮像画像を、過去位置における車両1の周囲の三次元の面(以下、カメラ画モデルと言う)に対して貼り付け、当該カメラ画モデルを含む空間を、過去位置における車両1の周囲の空間として生成する。次いで、表示用画像生成部401は、生成した空間内の車両1の現在位置に対して、車両画像を配置した空間を仮想空間として生成する。その後、表示用画像生成部401は、生成した仮想空間内の固定された注視点を、操作入力部10を介して入力された仮想視点から見た画像を表示用画像として生成する。
また、本実施形態では、表示用画像生成部401は、操作入力部10を介して新たな仮想視点が入力される度に、仮想空間内の固定された注視点を新たな仮想視点から見た表示用画像を生成し直す。表示用画像出力部402は、表示用画像生成部401により生成される表示用画像を、表示装置8に出力する。これにより、車両1の周囲の注視点を仮想視点から見た表示用画像を表示装置8に表示させる際に、車両1の乗員が仮想視点のみを指示するだけで、表示用画像が表示されるので、表示用画像を表示装置8に表示させる際の車両1の乗員にかかる負担を軽減できる。
次に、図5を用いて、本実施形態にかかる車両1による表示用画像の表示処理の流れの一例について説明する。図5は、本実施形態にかかる車両による表示用画像の表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
本実施形態では、表示用画像生成部401は、車輪速センサ22による車輪3の回転数の検出結果に基づいて、車両1の車速が所定の車速以下となったか否かを判断する(ステップS501)。ここで、所定の車速は、予め設定された車速であり、例えば、人が歩く速度と同じ位の極低速、または10km/hである。そして、車両1の車速が所定の車速以下となったと判断した場合(ステップS501:Yes)、表示用画像生成部401は、撮像部15により取得された撮像画像のうち、過去位置における車両1の周囲を撮像部15によって撮像して得られた撮像画像を取得する(ステップS502)。例えば、表示用画像生成部401は、現在時刻より予め設定された時間(例えば、数秒)前の過去時刻の車両1の過去位置(若しくは、車両1の現在位置よりも予め設定された距離(例えば、2m)手前の過去位置)における車両1の周囲を撮像部15により撮像して得られた撮像画像を取得する。また、本実施形態では、表示用画像生成部401は、現在位置における車両1の床下に対応する画像を含む撮像画像を取得する。これにより、現在位置における車両1の床下の画像を含む表示用画像が生成可能となるので、現在位置における車両1の床下の状況を表示装置8を介して確認できる。
本実施形態では、表示用画像生成部401は、過去位置における車両1の周囲を撮像部15により撮像して得られる撮像画像に基づいて、表示用画像を生成しているが、撮像部15により車両1の周囲を撮像して得られる撮像画像に基づいて、表示用画像を生成するものであれば良い。例えば、表示用画像生成部401は、現在位置における車両1の周囲を撮像部15により撮像して得られる撮像画像に基づいて、表示用画像を生成しても良い。
次に、表示用画像生成部401は、取得した撮像画像に基づいて、仮想空間内の固定された注視点を、操作入力部10を介して入力された仮想視点から見た表示用画像を生成する(ステップS503)。本実施形態では、表示用画像生成部401は、取得した撮像画像をカメラ画モデルに貼り付ける。そして、表示用画像生成部401は、当該カメラ画モデルを含み、かつ現在位置に対して車両画像を配置した空間を、仮想空間とする。また、本実施形態では、表示用画像生成部401は、1つの撮像部15により車両1の周囲を撮像して得られる撮像画像をカメラ画モデルに貼り付ける。これにより、複数の撮像部15により車両1の周囲を撮像して得られる複数の撮像画像をカメラ画モデルに貼り付ける場合と異なり、カメラ画モデルに貼り付ける撮像画像につなぎ目が生じることを防止できるので、車両1とその周囲の障害物との位置関係をより確認し易くすることができる。本実施形態では、表示用画像生成部401は、1つの撮像部15の撮像画像に基づいて表示用画像を生成しているが、複数の撮像部15により車両1の周囲を撮像して得られる複数の撮像画像を、カメラ画モデルに貼り付け、当該カメラ画モデルを含む空間を仮想空間としても良い。
表示用画像出力部402は、表示用画像生成部401により生成された表示用画像を表示装置8に出力して、表示装置8に対して表示用画像を表示させる(ステップS504)。その後、表示用画像生成部401は、シフトセンサ21によるシフトレンジの検出結果に基づいて、車両1が停車したか否かを判断する(ステップS505)。シフトセンサ21により検出されたシフトレンジがパーキングレンジではなく、車両1が停車していないと判断した場合(ステップS505:No)、表示用画像生成部401は、車輪速センサ22による車輪3の回転数の検出結果に基づいて、車両1の車速が所定の車速以下であるか否かを判断する(ステップS506)。車両1が停車していないと判断し、かつ車両1の車速が所定の車速以下である場合(ステップS506:Yes)、表示用画像生成部401は、操作入力部10を介して、新たな仮想視点が入力されたか否かを判断する(ステップS508)。新たな仮想視点が入力されずに、予め設定された時間経過した場合(ステップS508:No)、表示用画像出力部402は、表示装置8に対する表示用画像の出力を停止して、表示装置8に対する表示用画像の表示を終了させる(ステップS507)。
新たな仮想視点が入力された場合(ステップS508:Yes)、表示用画像生成部401は、仮想空間内における固定された注視点を新たな仮想視点から見た表示用画像を生成し直す(ステップS503)。そして、表示用画像出力部402は、表示用画像生成部401により生成された表示用画像を表示装置8に出力して、表示装置8に対して当該生成された表示用画像を表示させる(ステップS504)。これにより、車両1が停車したと判断するまでの間、車両1の乗員が操作入力部10を介して仮想視点を入力するだけで、様々な角度から注視点を見た画像を容易に表示させることができる。
一方、シフトセンサ21により検出されたシフトレンジがパーキングレンジであり、車両1が停車したと判断した場合(ステップS505:Yes)および車両1の車速が所定の車速より速い場合(ステップS506:No)、表示用画像出力部402は、表示装置8に対する表示用画像の出力を停止して、表示装置8に対する表示用画像の表示を終了させる(ステップS507)。本実施形態では、表示用画像生成部401は、ステップS505において、シフトセンサ21によるシフトレンジの検出結果に基づいて、車両1が停車したか否かを判断しているが、これに限定するものではなく、車輪速センサ22による車輪3の回転数の検出結果に基づいて、車両1が停車したか否かを判断しても良い。具体的には、表示用画像生成部401は、車輪速センサ22により車輪3の回転数が0になったまま予め設定された時間(例えば、3秒)経過した場合に、車両1が停車したと判断しても良い。
次に、図6〜9を用いて、本実施形態にかかる車両1による表示用画像の生成処理の一例について説明する。図6および図7は、本実施形態にかかる車両による表示用画像の生成に用いるカメラ画モデルの一例を説明するための図である。図6および図7において、車両1のタイヤの接地面(路面)と平行な1つの方向をZ方向とし、車両1のタイヤの接地面と平行かつZ方向と直交する方向をX方向とし、接地面に対して垂直な方向をY方向とする。図8および図9は、本実施形態にかかる車両における表示用画像の生成に用いるカメラ画モデルおよび車両画像の一例を説明するための図である。
図6および図7に示すように、表示用画像生成部401は、第1面S1と第2面S2とを含むカメラ画モデルSを生成する。ここで、第1面S1は、車両1が存在する路面に対応する平坦な面である。例えば、第1面S1は、楕円形の平坦な面である。第2面S2は、第1面S1を基準として、第1面S1の外側(外縁)に連続して設けられ、かつ当該第1面S1から離れるに従って、Y方向に徐々に立ち上がる面である。例えば、第2面S2は、第1面S1の外側から、Y方向に楕円状または放物線状に立ち上がる面である。すなわち、表示用画像生成部401は、椀型または円筒状の三次元の面をカメラ画モデルSとして生成する。
本実施形態では、表示用画像生成部401は、平坦な第1面S1と、曲面の第2面S2と、を有する三次元の貼付面をカメラ画モデルSとして生成しているが、三次元の貼付面をカメラ画モデルSとして生成するものであれば、これに限定するものではない。例えば、表示用画像生成部401は、平坦な第1面S1と、当該第1面S1の外側から当該第1面S1に対して垂直にまたは徐々に立ち上がる平坦な面の第2面S2と、を有する三次元の貼付面をカメラ画モデルSとして生成しても良い。
次に、表示用画像生成部401は、過去位置P1において車両1の周囲を撮像部15によって撮像して得られた撮像画像を、カメラ画モデルSに対して貼り付ける。本実施形態では、表示用画像生成部401は、過去位置P1を原点するワールド座標系で表されるカメラ画モデルS内の点(以下、貼付点と言う)の座標(以下、三次元座標と言う)と、当該三次元座標の貼付点に貼り付ける、撮像画像内の点(以下、カメラ画点と言う)の座標(以下、カメラ画座標と言う)と、を対応付ける座標テーブルを予め作成する。そして、表示用画像生成部401は、撮像画像内のカメラ画点を、座標テーブルにおいて当該カメラ画点のカメラ画座標と対応付けられる三次元座標の貼付点に貼り付ける。本実施形態では、表示用画像生成部401は、車両1の内燃機関または電動機がスタートされる度に、当該座標テーブルを作成する。
その後、表示用画像生成部401は、撮像画像を貼り付けたカメラ画モデルSを、過去位置P1における車両1の周囲の空間に配置する。さらに、表示用画像生成部401は、図8、および図9に示すように、当該空間内における車両1の現在位置P2に対して車両画像CGを配置した空間を仮想空間Aとして生成する。仮想空間Aを生成すると、表示用画像生成部401は、図6、図8、および図9に示すように、当該仮想空間Aにおいて車両1の現在位置P2に設けられた車両画像CGの前端から、第1面S1に対して垂直に下した点を注視点P3に設定する。
また、表示用画像生成部401は、図6に示すように、仮想空間A内において車両画像CGから予め設定された距離(例えば、実空間における1〜2mに対応する距離)離れた位置に注視点P3を設定しても良い。これにより、車両1の乗員から見て死角になる位置に注視点P3を予め設定しておくことにより、車両1の乗員が操作入力部10を介して注視点P3を入力しなくても、車両1の死角になる位置の画像を表示装置8を介して確認することができる。
次いで、表示用画像生成部401は、図8および図9に示すように、操作入力部10から入力された仮想視点P4から注視点P3を見た表示用画像を生成する。これにより、車両1の現在位置P2の床下の画像を含む表示用画像を生成可能とする。また、表示用画像に含まれる車両画像CGとその周囲の立体物との位置関係をより分かり易くすることができる。例えば、表示用画像生成部401は、図8に示すように、仮想空間A内における注視点P3を、車両画像CGの運転席の上方に存在する仮想視点P4から見た画像を表示用画像として生成する。または、表示用画像生成部401は、図9に示すように、仮想空間A内における注視点P3を、車両画像CGの上方かつ車両画像CGの周囲のうち車両画像CGから見て右側に存在する仮想視点P4から見た画像を表示用画像として生成する。
本実施形態では、表示用画像生成部401は、車両1の三次元のモデル画像を車両画像CGとして、仮想空間A内に配置するものとするが、車両1の二次元のモデル画像を車両画像CGとして、仮想空間A内に配置しても良い。また、本実施形態では、表示用画像生成部401は、仮想空間Aが車両画像CGを介して透視できるように、車両画像CGの透過度を調整した上で、当該車両画像CGを、仮想空間A内に配置する。その際、表示用画像生成部401は、車両画像CGのうち、タイヤの画像TG以外の画像の透過度を、タイヤの画像TGの透過度より高くする。これにより、車両画像CGに含まれるタイヤの画像TGから、仮想空間A内における車両画像CGの位置を容易に把握可能とする。
また、過去位置P1における車両1の周囲(例えば、車両1の前方)を広角のカメラ(例えば、画角が180°のカメラ)により撮像して取得した撮像画像が貼り付けられたカメラ画モデルSを含む仮想空間Aの画像をそのまま表示装置8に表示させた場合、撮像画像に含まれる車両1の画像(例えば、車両1のフロントバンパの画像)が表示用画像に映り込んでしまい、車両1の乗員が、違和感を覚えることがある。これに対して、本実施形態では、表示用画像生成部401は、車両1の過去位置P1から、車両1の外側に向かって、隙間を空けて、カメラ画モデルSを設けることにより、撮像画像に含まれる車両1の画像が表示用画像に映り込むことを防止できるので、車両1の乗員が違和感を覚えることを防止できる。また、本実施形態では、表示用画像生成部401は、車両1の現在位置P2の移動に伴って(言い換えると、車両1の移動に対応させた車両画像CGの移動に伴って)、注視点P3を移動させる。これにより、車両1の現在位置P2が移動した場合に、車両1の乗員が操作入力部10を介して注視点P3を入力する必要が無いので、表示用画像を表示装置8に表示させる際の車両1の乗員にかかる負担を軽減できる。
次に、図10および図11を用いて、本実施形態にかかる車両1において生成される表示用画像の一例について説明する。図10および図11は、本実施形態にかかる車両において生成される表示用画像の一例を示す図である。
表示用画像生成部401は、図10に示すように、仮想空間内の固定された注視点P3を、車両画像CGから見て右側に存在する仮想視点P4から見た表示用画像G1を生成する。その際、表示用画像生成部401は、図10に示すように、表示用画像G1内における注視点P3の位置が、当該表示用画像G1内の中心に位置するように、表示用画像G1を生成する。そして、表示用画像出力部402は、生成された表示用画像G1を表示装置8に表示させる。その際、表示用画像生成部401は、表示用画像G1に対して、仮想視点P4を入力可能とするGUI(Graphical User Interface)である操作画像SG1〜SG4を含める。ここで、操作画像SG1は、車両画像CGの前方への仮想視点P4の移動を指示可能とするGUIである。操作画像SG2は、車両画像CGから見て右方向への仮想視点P4の移動を指示可能とするGUIである。操作画像SG3は、車両画像CGの後方への仮想視点P4の移動を指示可能とするGUIである。操作画像SG4は、車両画像CGから見て左方向への仮想視点P4の移動を指示可能とするGUIである。
その後、表示用画像生成部401は、操作入力部10によって、操作画像SG3がタッチ操作されたことが検出された場合、図11に示すように、仮想空間内の固定された注視点P3を、後方に移動した仮想視点P4から見た表示用画像G2を生成する。これにより、操作画像にタッチ操作するだけで、仮想視点P4を入力できるので、表示用画像を表示装置8に表示させる際の車両1の乗員にかかる負担をより軽減できる。そして、表示用画像出力部402は、生成された表示用画像G2を表示装置8に表示させる。その場合も、表示画像生成部401は、表示用画像G2に対して、操作画像SG1〜SG4を含める。ここでは、操作画像SG1〜SG4を用いて仮想視点P4を入力するものとしたが、操作入力部10を用いて仮想視点P4を入力するものであれば、これに限定するものではない。例えば、表示用画像生成部401は、表示装置8の画面上におけるフリック入力を操作入力部10によって検出し、検出したフリック入力に応じて移動した仮想視点P4を、入力された仮想視点P4としても良い。
このように、本実施形態にかかる車両1によれば、車両1の周囲の注視点を仮想視点から見た表示用画像を表示装置8に表示させる際に、車両1の乗員が操作入力部10を介して、仮想視点のみを入力するだけで、表示用画像が表示されるので、表示用画像を表示装置8に表示させる際の車両1の乗員にかかる負担を軽減できる。
1…車両、8…表示装置、14…ECU、15…撮像部、14a…CPU、14b…ROM、14c…RAM、14d…表示制御部、14f…SSD、401…表示用画像生成部、402…表示用画像出力部。

Claims (4)

  1. 車両の進行方向の路面と当該路面から上方の領域とを含む領域を撮像する撮像部から出力された撮像画像データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記撮像画像データのうち現在の車両の床下領域に対応する撮像画像データに基づく過去画像に基づいて、前記車両の周囲の空間に車両画像を設けた仮想空間内の固定された注視点を、操作入力部を介して入力された仮想視点から見た第1画像を生成する生成部と、
    前記生成部により生成される前記第1画像を表示部に出力する出力部と、
    を備え
    前記生成部は、前記過去画像上の現在の前記車両の位置に基づいて前記注視点を決定する、
    周辺監視装置。
  2. 前記生成部は、前記車両画像から予め設定された距離離れた位置を前記注視点とする請求項1に記載の周辺監視装置。
  3. 前記生成部は、前記仮想視点を入力可能とする操作画像を含む前記第1画像を生成し、前記操作画像を用いて新たな前記仮想視点が入力された場合、前記新たな仮想視点から前記注視点を見た前記第1画像を生成し直す請求項1または2に記載の周辺監視装置。
  4. 前記車両画像は、前記車両の三次元の画像である請求項1からのいずれか一に記載の周辺監視装置。
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