JP6960698B2 - 農作物関連値導出装置および農作物関連値導出方法 - Google Patents
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Description
次に上記実施形態の変形例について図1を援用し、上記実施形態と相違する部分を中心として説明する。本変形例に係る農作物関連値導出装置1は、N(ただし、N≧2)個の圃場を対象として追肥時施肥量を導出するものとし、N個の対象圃場のうち、M(ただし、M<N)個の圃場が補正用圃場であるものとする。
10 農作物関連値導出部
11 第1指標値取得部
12 第2指標値取得部
Claims (25)
- 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出装置であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得する第1指標値取得部と、
N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第2指標値取得部と、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する農作物関連値導出部とを備え、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域についての前記補正値を導出する際、
M個の領域について前記第1指標値取得部により取得された前記第1実際値と、前記第2指標値取得部により取得された前記第2実際値との相関関係を分析し、分析結果に基づいて、前記第1指標の指標値を入力とし前記第2指標の指標値を出力とする第2計算式を生成し、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値から前記第2計算式により前記補正値を導出する
ことを特徴とする農作物関連値導出装置。 - M個の領域は、N個の領域のうち、農作物の生育量の相違に着目して選択された複数の領域であることを特徴とする請求項1に記載の農作物関連値導出装置。
- 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出装置であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得する第1指標値取得部と、
N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第2指標値取得部と、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する農作物関連値導出部とを備え、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記第2指標値取得部は、葉緑素計を用いた計測により得られたSPADの指標値の実際の値、地上における近傍からのセンシングにより得られるNDVIの指標値の実際の値、または、葉色板を用いた地上での計測により得られる葉色板値の実際の値を前記第2指標の指標値として取得することを特徴とする農作物関連値導出装置。 - 前記農作物関連値導出部は、前記農作物関連値として、所定のタイミングにおいて供給する肥料、堆肥、土壌改良資材、植物生育調整剤或いは薬剤の量、収穫物の収量、農作物の現在或いは将来の品質、農作物が所定の状態となると予測される時期、農作物についての被害の状況、および、農作物に影響を与える環境の状態の何れか1つを少なくとも導出する
ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の農作物関連値導出装置。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出装置であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得する第1指標値取得部と、
N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第2指標値取得部と、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する農作物関連値導出部とを備え、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値は、追肥時の施肥量であり、
前記農作物関連値導出部は、蓄積された過去の実際の追肥時の施肥量および前記第2指標の指標値の組み合わせと、農作物の状態との関係について、農作物の状態を目的変数とし、追肥時の施肥量および前記第2指標の指標値を説明変数とする重回帰分析を行って求められた重回帰式に基づく計算式を前記第1計算式として用いて追肥時の施肥量を導出する
ことを特徴とする農作物関連値導出装置。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出装置であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得する第1指標値取得部と、
N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第2指標値取得部と、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する農作物関連値導出部とを備え、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値は、稲についての収穫物の収量であり、
前記第1指標値取得部は、N個の領域について、出穂前の所定のタイミングの前記第1実際値を取得し、
前記第2指標値取得部は、M個の領域について、出穂前の所定のタイミングの前記第2実際値を取得する
ことを特徴とする農作物関連値導出装置。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出装置であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得する第1指標値取得部と、
N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第2指標値取得部と、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する農作物関連値導出部とを備え、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値は、稲についての現在或いは将来のタンパク質の状態であり、
前記第2指標値取得部は、M個の領域について、農作物の葉について測定された葉緑素に関する指標の指標値の実際の値を前記第2実際値として取得し、
前記農作物関連値導出部は、N個の領域について、SPADの指標値から、稲についての現在或いは将来のタンパク質の状態を前記農作物関連値として導出する前記第1計算式を用いて、稲についての現在或いは将来のタンパク質の状態を導出することを特徴とする農作物関連値導出装置。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出装置であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得する第1指標値取得部と、
N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第2指標値取得部と、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する農作物関連値導出部とを備え、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値は、稲についての将来の籾水分或いは玄米水分の状況であり、
前記第2指標値取得部は、M個の領域について、籾水分或いは玄米水分に係る指標の指標値の実際の値を前記第2実際値として取得し、
前記農作物関連値導出部は、N個の領域について、籾水分或いは玄米水分に係る指標の指標値から、稲についての将来の籾水分或いは玄米水分の状況を前記農作物関連値として導出する前記第1計算式を用いて、稲についての将来の籾水分或いは玄米水分の状況を導出する
ことを特徴とする農作物関連値導出装置。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出装置であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得する第1指標値取得部と、
N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第2指標値取得部と、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する農作物関連値導出部とを備え、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値は、将来における農作物の被害の状況であり、
前記第2指標値取得部は、M個の領域について、農作物の被害の状況に係る指標の指標値の実際の値を前記第2実際値として取得し、
前記農作物関連値導出部は、N個の領域について、農作物の被害の状況に係る指標の指標値から、将来における農作物の被害の状況を前記農作物関連値として導出する前記第1計算式を用いて、将来における農作物の被害の状況を導出する
ことを特徴とする農作物関連値導出装置。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出装置であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得する第1指標値取得部と、
N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第2指標値取得部と、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する農作物関連値導出部とを備え、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値導出部は、前記農作物関連値として、農作物の現在或いは将来の品質に係る前記農作物関連値を導出し、
農作物の現在或いは将来の品質に係る前記農作物関連値には、現在或いは将来における農作物の栄養素の状態、および、現在或いは将来における農作物の含有水分の状況の何れかが含まれる
ことを特徴とする農作物関連値導出装置。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出装置であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得する第1指標値取得部と、
N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第2指標値取得部と、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する農作物関連値導出部とを備え、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値導出部は、前記農作物関連値として、農作物が所定の状態となると予測される時期に係る前記農作物関連値を導出し、
農作物が所定の状態となると予測される時期に係る前記農作物関連値には、農作物が収穫可能な状態となる時期が含まれる
ことを特徴とする農作物関連値導出装置。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出装置であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得する第1指標値取得部と、
N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第2指標値取得部と、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する農作物関連値導出部とを備え、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値導出部は、前記農作物関連値として、農作物についての被害の状況に係る前記農作物関連値を導出し、
農作物についての被害の状況に係る前記農作物関連値には、現在或いは将来における倒伏の状況、現在或いは将来における枯れ被害の状況、現在或いは将来における病害の状況、および、現在或いは将来における害虫による被害の状況の何れかが含まれる
ことを特徴とする農作物関連値導出装置。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出装置であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得する第1指標値取得部と、
N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第2指標値取得部と、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する農作物関連値導出部とを備え、
前記農作物関連値導出部は、
N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、
前記第1指標値取得部により取得された当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値導出部は、前記農作物関連値として、農作物に影響を与える環境の状態に係る前記農作物関連値を導出し、
農作物に影響を与える環境の状態に係る前記農作物関連値には、農作物が栽培される領域における病害虫の発生の程度、および、圃場における雑草の発生の程度の何れかが含まれる
ことを特徴とする農作物関連値導出装置。 - 前記第1指標値取得部は、ドローンを用いた上空からのセンシングにより得られるNDVIの指標値の実際の値、または、衛星写真に基づくNDVIの指標値の実際の値を前記第1実際値として取得することを特徴とする請求項1から13の何れか1項に記載の農作物関連値導出装置。
- 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出方法であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得すると共に、N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第1ステップと、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する第2ステップとを含み、
前記第2ステップにおいて、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域についての前記補正値を導出する際、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との相関関係を分析し、分析結果に基づいて、前記第1指標の指標値を入力とし前記第2指標の指標値を出力とする第2計算式を生成し、当該一の領域についての前記第1実際値から前記第2計算式により前記補正値を導出する
ことを特徴とする農作物関連値導出方法。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出方法であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得すると共に、N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第1ステップと、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する第2ステップとを含み、
前記第2ステップにおいて、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記第1ステップにおいて、葉緑素計を用いた計測により得られたSPADの指標値の実際の値、地上における近傍からのセンシングにより得られるNDVIの指標値の実際の値、または、葉色板を用いた地上での計測により得られる葉色板値の実際の値を前記第2指標の指標値として取得する
ことを特徴とする農作物関連値導出方法。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出方法であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得すると共に、N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第1ステップと、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する第2ステップとを含み、
前記第2ステップにおいて、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値は、追肥時の施肥量であり、
前記第2ステップにおいて、蓄積された過去の実際の追肥時の施肥量および前記第2指標の指標値の組み合わせと、農作物の状態との関係について、農作物の状態を目的変数とし、追肥時の施肥量および前記第2指標の指標値を説明変数とする重回帰分析を行って求められた重回帰式に基づく計算式を前記第1計算式として用いて追肥時の施肥量を導出する
ことを特徴とする農作物関連値導出方法。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出方法であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得すると共に、N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第1ステップと、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する第2ステップとを含み、
前記第2ステップにおいて、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値は、稲についての収穫物の収量であり、
前記第1ステップにおいて、N個の領域について、出穂前の所定のタイミングの前記第1実際値を取得すると共に、M個の領域について、出穂前の所定のタイミングの前記第2実際値を取得する
ことを特徴とする農作物関連値導出方法。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出方法であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得すると共に、N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第1ステップと、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する第2ステップとを含み、
前記第2ステップにおいて、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値は、稲についての現在或いは将来のタンパク質の状態であり、
前記第1ステップにおいて、M個の領域について、農作物の葉について測定された葉緑素に関する指標の指標値の実際の値を前記第2実際値として取得し、
前記第2ステップにおいて、N個の領域について、SPADの指標値から、稲についての現在或いは将来のタンパク質の状態を前記農作物関連値として導出する前記第1計算式を用いて、稲についての現在或いは将来のタンパク質の状態を導出することを特徴とする農作物関連値導出方法。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出方法であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得すると共に、N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第1ステップと、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する第2ステップとを含み、
前記第2ステップにおいて、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値は、稲についての将来の籾水分或いは玄米水分の状況であり、
前記第1ステップにおいて、M個の領域について、籾水分或いは玄米水分に係る指標の指標値の実際の値を前記第2実際値として取得し、
前記第2ステップにおいて、N個の領域について、籾水分或いは玄米水分に係る指標の指標値から、稲についての将来の籾水分或いは玄米水分の状況を前記農作物関連値として導出する前記第1計算式を用いて、稲についての将来の籾水分或いは玄米水分の状況を導出する
ことを特徴とする農作物関連値導出方法。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出方法であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得すると共に、N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第1ステップと、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する第2ステップとを含み、
前記第2ステップにおいて、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記農作物関連値は、将来における農作物の被害の状況であり、
前記第1ステップにおいて、M個の領域について、農作物の被害の状況に係る指標の指標値の実際の値を前記第2実際値として取得し、
前記第2ステップにおいて、N個の領域について、農作物の被害の状況に係る指標の指標値から、将来における農作物の被害の状況を前記農作物関連値として導出する前記第1計算式を用いて、将来における農作物の被害の状況を導出する
ことを特徴とする農作物関連値導出方法。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出方法であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得すると共に、N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第1ステップと、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する第2ステップとを含み、
前記第2ステップにおいて、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記第2ステップにおいて、前記農作物関連値として、農作物の現在或いは将来の品質に係る前記農作物関連値を導出し、
農作物の現在或いは将来の品質に係る前記農作物関連値には、現在或いは将来における農作物の栄養素の状態、および、現在或いは将来における農作物の含有水分の状況の何れかが含まれる
ことを特徴とする農作物関連値導出方法。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出方法であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得すると共に、N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第1ステップと、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する第2ステップとを含み、
前記第2ステップにおいて、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記第2ステップにおいて、前記農作物関連値として、農作物が所定の状態となると予測される時期に係る前記農作物関連値を導出し、
農作物が所定の状態となると予測される時期に係る前記農作物関連値には、農作物が収穫可能な状態となる時期が含まれる
ことを特徴とする農作物関連値導出方法。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出方法であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得すると共に、N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第1ステップと、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する第2ステップとを含み、
前記第2ステップにおいて、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記第2ステップにおいて、前記農作物関連値として、農作物についての被害の状況に係る前記農作物関連値を導出し、
農作物についての被害の状況に係る前記農作物関連値には、現在或いは将来における倒伏の状況、現在或いは将来における枯れ被害の状況、現在或いは将来における病害の状況、および、現在或いは将来における害虫による被害の状況の何れかが含まれる
ことを特徴とする農作物関連値導出方法。 - 農作物栽培領域で栽培される農作物に関連する農作物関連値を導出する農作物関連値導出方法であって、
前記農作物栽培領域を構成するN個の領域について、領域の広域を遠方から観測することにより得られた第1指標の指標値の実際の値である第1実際値を取得すると共に、N個の領域のうち、M(ただし、M<N)個の領域について、農作物を計測器で計測することにより、前記領域の広域に比して限定された狭い範囲である領域の狭域を近傍から観測することにより、または、農作物を現場で観察することにより得られた第2指標の指標値の実際の値である第2実際値を取得する第1ステップと、
N個の領域について、前記第2指標の指標値から前記農作物関連値を導出する計算式であって、前記農作物関連値と前記第2指標の指標値との関係に基づいて導出された計算式である第1計算式を用いて前記農作物関連値を導出する第2ステップとを含み、
前記第2ステップにおいて、N個の領域のうち前記第2実際値が取得されていない一の領域の前記農作物関連値を導出する際、当該一の領域についての前記第1実際値を、M個の領域についての前記第1実際値と前記第2実際値との関係に基づいて、第1指標の指標値から第2指標の指標値へと変換されるように補正することによって補正値を導出し、導出した前記補正値から前記第1計算式により前記農作物関連値を導出し、
前記第2ステップにおいて、前記農作物関連値として、農作物に影響を与える環境の状態に係る前記農作物関連値を導出し、
農作物に影響を与える環境の状態に係る前記農作物関連値には、農作物が栽培される領域における病害虫の発生の程度、および、圃場における雑草の発生の程度の何れかが含まれる
ことを特徴とする農作物関連値導出方法。
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