JP6958536B2 - 電動車両用駆動装置及び電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、電動車両用駆動装置及び電動車両に関する。
一般的に電動モータ及び発電機の両方の機能を有するモータ発電機を車両の駆動源として走行する電動車両では、モータ発電機の回生ブレーキを用いて制動するが、モータ発電機や、モータ発電機に電力を供給するバッテリの出力には制限がある。特に、モータ発電機は、回転数が高くなると、得られる回生制動力が小さくなる。これにより、低速度より上側の車速領域では、運転者が要求する制動力をモータ発電機だけでは得られない。このため、一般的な電動車両では、モータ発電機の回生ブレーキと、摩擦ブレーキとの両方を使用して制動している。
非特許文献1には、電動車両において、モータ発電機の回生ブレーキと油圧による摩擦ブレーキとの両方を使って制動するとともに、その両方の配分を制御することが記載されている。
特許文献1には、ラビニヨ型の複合遊星歯車機構において、第1サンギアに第1モータ発電機の回転軸が連結され、第2サンギアに第2モータ発電機の回転軸が連結され、リングギアにフライホイールが連結され、キャリアに駆動輪が連結される電動車両用駆動装置が記載されている。この装置では、フライホイールを減速させながら駆動輪を加速させ、駆動輪を減速させながらフライホイールを加速させることができるので、エネルギ利用率を向上できるとされている。
"電動型制御ブレーキ"、[online]、日産自動車株式会社、[平成30年11月7日検索]、インターネット<https://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/OVERVIEW/edib.html>
特開2010−6306号公報
非特許文献1に記載された電動車両では、摩擦ブレーキにより制動したときに発生した熱エネルギを多く捨ててしまっている。これにより、車速の低速度より高い領域において、減速が多くなると、エネルギの利用効率が悪化する。
一方、特許文献1に記載された電動車両では、フライホイールが停止している状態で、駆動輪の回転数が低速度より高くなると、2つのモータ発電機とフライホイールとが常に連動しているので、2つのモータ発電機の回転数が高くなる。これにより、回生トルクを所望の大きさまで高くできないことにより回生制動だけでは必要な制動力を得られない。これにより摩擦ブレーキを回生ブレーキと併用する必要があるが、この場合には、上記と同様にエネルギの利用効率が悪化する。
本発明の目的は、電動車両用駆動装置及び電動車両において、エネルギ利用効率を向上させることである。
本発明に係る電動車両用駆動装置は、第1モータ発電機と、第2モータ発電機と、遊星歯車機構とを備え、前記遊星歯車機構は、前記第1モータ発電機が接続される第1入力要素である第1サンギアと、前記第2モータ発電機が接続される第2入力要素である第2サンギアと、出力要素であるプラネタリキャリアと、前記プラネタリキャリアに回転可能に支持され、前記第2サンギアと噛み合う外側プラネタリピニオンと、前記プラネタリキャリアに回転可能に支持され、前記第1サンギア及び前記外側プラネタリピニオンと噛み合う内側プラネタリピニオンとを含み、前記第1モータ発電機及び前記第2モータ発電機の一方のモータ発電機にクラッチ、または変速比無限大を実現可能な変速機構を介して、フライホイールが接続される、電動車両用駆動装置である。
本発明に係る電動車両は、請求項1に記載の電動車両用駆動装置を含む電動車両であって、前記プラネタリキャリアに車軸が連結され、車両の制動時に前記第1モータ発電機及び前記第2モータ発電機のそれぞれの最大回生制動力を合わせた大きさ以上のエネルギ回生を可能に構成される、電動車両である。
本発明に係る電動車両用駆動装置及び電動車両によれば、車速の低速度より高い領域で、制動に必要なトルクを第1モータ発電機及び第2モータ発電機の少なくとも一方の回生トルクと、フライホイールを加速させる反力の合力として得ることができる。これにより、本発明によれば、フライホイールを使用しない従来構造で摩擦ブレーキの排熱として捨てていた運動エネルギの少なくとも一部を、回収して利用できるので、エネルギの利用効率を向上させることができる。さらに、フライホイールが停止している状態で、第1モータ発電機及び第2モータ発電機の他方の回転数を大きく下げて、回生トルクを高くできる。これにより必要な制動力を得られやすくなる。さらに、クラッチをオンすることによりフライホイールの回生制動を用いることができるので、さらに制動力を高くできる。このため、摩擦ブレーキの使用頻度を少なくできるので、さらにエネルギの利用効率を向上できる。
本発明に係る実施形態の電動車両用駆動装置を組み込んで構成する電動車両の構成図である。 実施形態の電動車両用駆動装置において、クラッチがオフで、車両が走行停止した状態における、フライホイール、第1サンギア、第2サンギア及びプラネタリキャリアの回転状態を示す図である。 実施形態の電動車両用駆動装置において、クラッチがオフで、車両が通常加速を行った場合における、フライホイール、第1サンギア、第2サンギア及びプラネタリキャリアの回転状態を示す図である。 実施形態の電動車両用駆動装置において、車両の減速状態で、フライホイールによる回生を行う場合における、フライホイール、第1サンギア、第2サンギア及びプラネタリキャリアの回転状態を示す図である。 実施形態の電動車両用駆動装置における制動力分配を示す図である。 実施形態の電動車両用駆動装置において、図5の動作点P1での回生制動時における、フライホイール、第1サンギア、第2サンギア及びプラネタリキャリアの回転状態を示す図である。 実施形態の電動車両用駆動装置において、図5の動作点P2での回生制動時における、フライホイール、第1サンギア、第2サンギア及びプラネタリキャリアの回転状態を示す図である。 実施形態の電動車両用駆動装置において、図5の動作点P3での回生制動時における、フライホイール、第1サンギア、第2サンギア及びプラネタリキャリアの回転状態を示す図である。 比較例の電動車両用駆動装置における制動力分配を示す図である。 実施形態の別例の電動車両用駆動装置において、バッテリが満充電での回生制動する状態を示す図である。 実施形態の別例の電動車両用駆動装置において、車両の走行停止時におけるフライホイールの運動エネルギを電気エネルギに変換する状態を示す図である。 実施形態の別例の電動車両用駆動装置において、車両の走行時におけるフライホイールの運動エネルギを電気エネルギに変換する状態を示す図である。 実施形態の別例の電動車両用駆動装置において、フライホイールの運動エネルギを車両加速エネルギに利用する状態を示す図である。 実施形態の別例の電動車両用駆動装置を組み込んで構成する電動車両の構成図である。 実施形態の別例の電動車両用駆動装置における変速機構の構成図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。以下において複数の実施形態や、変形例などが含まれる場合、それらを適宜組み合わせて実施することができる。以下において、形状、及び個数は、説明のための例示であって、電動車両の仕様に応じて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。
図1は、実施形態の電動車両用駆動装置12を組み込んで構成する電動車両10の構成図である。電動車両10は、電動車両用駆動装置12、車両駆動軸50、差動歯車機構51、左右2つの車軸52及び左右2つの車輪54を備える。電動車両用駆動装置12は、第1モータ発電機(M1)14、第2モータ発電機(M2)16、バッテリ18、遊星歯車機構20、クラッチ40、フライホイール43及び制御装置48を含んで構成される。以下、第1モータ発電機14は、第1MG14と記載し、第2モータ発電機16は、第2MG16と記載する。
電動車両10は、第1MG14及び第2MG16の両方を駆動源として走行する。具体的には、バッテリ18の放電電力が第1MG14及び第2MG16の一方または両方に供給され、電動車両10が第1MG14及び第2MG16の一方または両方の駆動によって走行する。第1MG14及び第2MG16の動力は、遊星歯車機構20を介して、車両駆動軸50に伝達される。車両駆動軸50には、差動歯車機構51及び車軸52を介して左右の車輪54が連結されている。これにより、車両駆動軸50が駆動することで、電動車両10が走行する。このとき、第1MG14及び第2MG16は、電動モータとして動作する。電動車両10は、ブレーキペダル(図示せず)の操作に連動して動作する摩擦ブレーキ(図示せず)と、加速の指示を行うアクセルペダル(図示せず)も有する。摩擦ブレーキは、摩擦力によって、車輪54を制動する。アクセルペダルの操作量はペダルセンサで検出され、その検出信号が後述の制御装置48に送信される。制御装置48は、アクセルペダルの操作量の増加に応じて第1MG14及び第2MG16の回転数を増加させる。
電動車両10の減速時には、第1MG14及び第2MG16が、車両を減速させる方向に回生トルクとしてのトルクを発生させることで発電する電力回生用の発電機としても動作する。第1MG14及び第2MG16で発電した電力はバッテリ18に供給され、バッテリ18が充電される。車両の走行時に、アクセルペダルがオフとなることが検出されると、制御装置48は、第1MG14及び第2MG16に必要に応じて回生トルクを発生させる。
第1MG14は、インバータユニット41に設けられる第1インバータ(図示せず)を介してバッテリ18に接続される。第1インバータは、複数のスイッチング素子を有し、後述の制御装置48からの制御信号によってスイッチング素子のスイッチングが制御される。これにより、第1MG14のトルクが制御される。
第2MG16は、インバータユニット41に設けられる第2インバータ(図示せず)を介してバッテリ18に接続される。第2インバータは、複数のスイッチング素子を有し、制御装置48からの制御信号によってスイッチング素子のスイッチングが制御される。これにより、第2MG16のトルクが制御される。以下では、第1MG14及び第2MG16の回転速度と出力トルクとの関係であるトルク性能が互いに同一である場合を説明するが、第1MG14及び第2MG16のトルク性能を互いに異ならせることもできる。
遊星歯車機構20は、リングギアのないラビニヨ型の複合遊星歯車機構である。遊星歯車機構20は、ダブルピニオン型の遊星歯車機構である第1機構G1と、シングルピニオン型の遊星歯車機構20である第2機構G2とが組み合わされるとともに、複数の外側プラネタリピニオンP0が第1機構G1及び第2機構G2で共通に用いられる。
第1機構G1の第1サンギアS1には、歯車機構21を介して、第1MG14のロータが接続される。第1サンギアS1は第1入力要素である。第1サンギアS1と複数の外側プラネタリピニオンP0とには、第1機構G1の複数の内側プラネタリピニオンPIが噛み合っている。
第2機構G2の第2サンギアS2には、歯車機構22を介して、第2MG16のロータが接続される。第2サンギアS2は第2入力要素である。第2サンギアS2と複数の外側プラネタリピニオンP0とが噛み合っている。
複数の外側プラネタリピニオンP0及び複数の内側プラネタリピニオンPIは、出力要素であるプラネタリキャリアCに回転可能に支持される。プラネタリキャリアCには、歯車機構23を介して車両駆動軸50が連結される。
さらに、フライホイール(FW)43は、第2MG16のロータに、クラッチ(FWC)40を介して接続される。クラッチ40は、例えば電磁クラッチであり、後述の制御装置48により第2MG16及びフライホイール43の接続であるオンと、その接続の解除(切り離し)であるオフとを切り換える。クラッチ40は、2つの回転体を有し、クラッチ40のオンにより2つの回転体が摩擦によって滑りながら係合する。クラッチは、油圧で作動する油圧クラッチとしてもよい。
フライホイール43は回転体であり、車体に回転可能に支持される。例えばフライホイール43は鉄、鋼等の金属製であり、円板状に形成される。フライホイール43の中心部に軸部44の一端が固定され、その軸部44がフライホイール43の中心軸方向に沿って延びる。軸部44の他端は、クラッチ40の2つの回転体のうち、一方の回転体の中心部に固定される。フライホイール43は、回転時の抵抗を低減するために、真空又は減圧された容器に収容され、その容器が車体に固定または支持されていてもよい。
クラッチ40の2つの回転体のうち、他方の回転体の中心部には、第2MG16のロータに固定された回転軸45が固定される。
このような電動車両用駆動装置12を含む電動車両10では、第1MG14及び第2MG16の動力が遊星歯車機構20に入力されて合流し、プラネタリキャリアCから車両駆動軸50を介して車軸52に出力される。
制御装置48は、演算処理部と、演算処理部に接続されるメモリ等の記憶部と、I/Oインターフェース等を含んで構成される。制御装置48は、上記のようにクラッチ40を制御する。これとともに制御装置48は、第1MG14及び第2MG16の駆動を制御する。制御装置48は、車両の走行停止時及び通常加速時にはクラッチ40をオフし、減速時にはクラッチ40をオンする。さらに、制御装置48は、第1MG14及び第2MG16が最高回転数で回転している場合にも、クラッチ40をオフする。
図2は、電動車両用駆動装置12において、クラッチ(FWC)40がオフで、車両が走行停止した状態における、フライホイール(FW)43、第1サンギアS1、第2サンギアS2及びプラネタリキャリアCの回転状態を示している。なお、図2〜図4、図6〜図8の説明を含めて以下の説明では、説明を分かり易くするために、第1MG14が歯車機構21を介さずに直接第1サンギアS1に連結され、第2MG16が歯車機構22を介さずに直接第2サンギアS2に連結された構成により説明する。
図2に示すように、第2サンギアS2、プラネタリキャリアC及び第1サンギアS1の回転数は、互いに間隔をあけて配置した状態で直線により結んだ関係となる。以下の説明においては、電動車両10の前進時のプラネタリキャリアC、第1、及び第2サンギアS1,S2の回転方向を正回転方向とする。
車両停止時にはクラッチ40がオフされ、車軸52に連結されたプラネタリキャリアCの回転数が0となる。このようなクラッチ40のオフ状態では、フライホイール43が第2サンギアS2に接続されないので、第2サンギアS2及び第1サンギアS1の回転数は、プラネタリキャリアCの回転数と直線で結ぶ関係になる限り、任意に選択することができる。これにより、第1MG14及び第2MG16の回転数は、第2サンギアS2、プラネタリキャリアC及び第1サンギアS1の回転数が直線で結んだ関係となる限り、プラネタリキャリアCが連結される車軸52の回転数によらず任意に選択することができる。
図3は、電動車両用駆動装置12において、クラッチ40がオフで、車両が通常加速を行った場合における、フライホイール43、第1サンギアS1、第2サンギアS2及びプラネタリキャリアCの回転状態を示している。
図3では、第2サンギアS2、プラネタリキャリアC、及び第1サンギアS1のそれぞれの回転数を示す破線上における矢印により、それぞれの要素に作用する力の向きを示している。図3に示すように、車両の前進側への加速時には、第1MG14及び第2MG16を正回転方向に駆動させる。これにより、プラネタリキャリアCに連結された車軸52は、逆回転方向に反力が加わりながら、正回転方向に回転する。このとき、第1MG14及び第2MG16の回転数の吹き上がりを防止するために、第1MG14及び第2MG16は、駆動トルクをバランスさせて駆動する。例えば、第1MG14及び第2MG16に作用する力は正回転方向の同じ大きさとする。第1MG14及び第2MG16の回転数は、互いに同じであっても、互いに異なってもよく、その大きさの関係は限定しない。図3に示すように第1MG14及び第2MG16で回転数差がある場合に、その回転数差を一定としてもよいが、変化させてもよい。後述の車両の減速時にも、加速時の駆動トルクのバランスと同様に、第1MG14及び第2MG16の回生トルクをバランスさせる必要がある。
図4は、電動車両用駆動装置において、車両の減速状態で、フライホイール(FW)43による回生を行う場合における、フライホイール43、第1サンギアS1、第2サンギアS2及びプラネタリキャリアCの回転状態を示している。
図4に示すように、車両の前進状態での減速時には、クラッチ40を接続する。クラッチ40の接続前の状態で、フライホイール43の回転数は0であるが、第2サンギアS2及び第2MG16の回転数は前進走行で高くなっている。クラッチ40が接続されると、フライホイール43の動力が第2MG16を介して第2サンギアS2に伝達される。これにより、フライホイール43が第2サンギアS2の回転数に近づくように加速するとともに、第2サンギアS2には、フライホイール43の加速による反力F3が加わって、第2サンギアS2の回転数がフライホイール43の回転数に近づくように、逆回転方向に減速する。このとき、上記のように第1MG14及び第2MG16のトルクをバランスさせる必要があるので、第1MG14に、フライホイール43の加速により第2MG16に作用する反力F3とバランスする回生トルクF1を発生させる。これにより、車両を減速させることができる。このため、車両を制動させながら、フライホイール43に運動エネルギを回生することができる。
図5は、電動車両用駆動装置12における制動力分配を示している。図5では、車速と制動力との関係で、電動車両10の動作範囲αを矩形部分で示している。図5の動作範囲α中、無地部分は、第1MG14及び第2MG16の回生制動のみで制動を行う範囲であり、斜格子部分は、第1MG14及び第2MG16とフライホイール43との回生制動で制動を行う範囲であり、砂地部分は第1MG14及び第2MG16の回生制動と摩擦ブレーキまたはこれらとともにフライホイール43の回生制動を用いて、制動を行う範囲である。次に、第1MG14及び第2MG16とフライホイール43との回生制動で制動する場合を、図5の動作点P1,P2,P3での動作を用いて説明する。
図6は、電動車両用駆動装置12において、図5の動作点P1での回生制動時における、フライホイール43、第1サンギアS1、第2サンギアS2及びプラネタリキャリアCの回転状態を示している。動作点P1では、第1MG14及び第2MG16が、いずれも回生トルクF1,F2を発生できる回転数の最高回転数で回転しており、車速は高車速である。この場合には、回生制動力として、第1MG14及び第2MG16の回生制動力しか使用できない。このときには、図6に示すように、クラッチがオフとなり、第1及び第2サンギアS1,S2と、プラネタリキャリアCとが同一回転数で正回転方向に回転している。第1及び第2サンギアS1,S2は、逆回転方向に回生トルクF1,F2を発生しており、その回生トルクF1,F2が、プラネタリキャリアCに作用して減速させる傾向となる。このときには、第1及び第2MG14,16のそれぞれの回生トルクF1,F2として、図5のL1で示す大きさの制動力に対応する小さいトルクしか得られない。
図7は、電動車両用駆動装置12において、図5の動作点P2での回生制動時における、フライホイール43、第1サンギアS1、第2サンギアS2及びプラネタリキャリアCの回転状態を示している。動作点P2では、第1MG14及び第2MG16が、いずれも回生トルクF1,F2を小〜中の範囲で発生可能であり、車速は中車速と高車速との間である。この場合には、クラッチ40をオンするとともに、第1MG14の回生トルクF1を第2MG16の回生トルクF2より大きくする。これにより、第1MG14の回転数を大きく低下させて回生トルクF1をより増大できる。この状態で、フライホイール43は加速し、その加速による反力F3が第2MG16に加わることで、この反力F3と第1及び第2MG14,16の回生トルクF1,F2との合力がプラネタリキャリアCに減速させる方向に作用する。フライホイール43は、第1MG14の回生トルクF1と第2MG16の回生トルクF2との差分を使って加速し、その加速により回生することができる。このときには、第1MG14と第2MG16とで図5のL2で示す制動力に対応する回生トルクを発生できるとともに、フライホイール43で図5のL3で示す制動力に対応する回生トルクを発生できる。
図8は、電動車両用駆動装置12において、図5の動作点P3での回生制動時における、フライホイール43、第1サンギアS1、第2サンギアS2及びプラネタリキャリアCの回転状態を示している。動作点P3では、第1MG14及び第2MG16が、いずれも回生トルクF1,F2を小〜中の範囲で発生可能であり、車速は低車速と中車速との間である。この場合には、クラッチ40をオンした状態で第1MG14の回生トルクF1を第2MG16の回生トルクF2よりさらに大きくする。これにより、第1MG14の回転数をさらに低下させて回生トルクF1を最大とすることができる。この状態でも、フライホイール43は加速し、その加速による反力F3が第2MG16に加わる。この反力F3と第1及び第2MG14,16の回生トルクF1,F2との合力がプラネタリキャリアCに、さらに減速させる方向に作用する。第1MG14の回生トルクF1と第2MG16の回生トルクF2との差分がさらに大きくなるので、フライホイール43をさらに加速させ、その加速により回生することができる。このときには、第1MG14と第2MG16とで図5のL4で示す制動力に対応するより大きな回生トルクを発生できるとともに、フライホイール43で図5のL5で示す制動力に対応する回生トルクを発生できる。
上記の電動車両10によれば、プラネタリキャリアCに車軸52が連結されるとともに、車両の制動時に、フライホイール43の回生制動を用いることが可能となる。これにより、第1MG14及び第2MG16のそれぞれの最大回生制動力を合わせた大きさ以上のエネルギ回生が可能となる。このため、エネルギの利用効率を向上できる。
上記の電動車両用駆動装置12及び電動車両10によれば、車速の低車速(低速度)より高い領域で、制動に必要なトルクを、第1及び第2MG14,16の回生トルクF1,F2と、フライホイール43を加速させる反力F3の合力として得ることができる。これにより、実施形態によれば、フライホイールを使用しない従来構造で摩擦ブレーキの排熱として捨てていた運動エネルギの少なくとも一部を、回収して利用できるので、エネルギの利用効率を向上させることができる。
さらに、特許文献1に記載された構成と異なり、図4、図7に示したように、フライホイール43が停止している状態で、フライホイール43に連結される第2MG16の回転数より第1MG14の回転数を大きく下げることができ、第1MG14の回生トルクを所望の大きさまで高くできる。これにより必要な制動力を得られやすくなる。さらに、クラッチ40をオンすることによりフライホイール43の回生制動を用いることができるので、さらに制動力を高くできる。このため、摩擦ブレーキの使用頻度を少なくできるので、エネルギの利用効率を向上できる。
さらに、本例の構成によれば、図2にかっこ付の丸で示すように、クラッチ40をオフすれば、フライホイール43の回転数が高くなった状態で、第1及び第2MG14,16の回転数を0として回転停止させることができる。このため、フライホイール43が回転中の状態で、車両が走行停止しているときに、第1及び第2MG14,16も停止させることができる。このため、第1及び第2MG14,16にフライホイール43による引き摺り損失が発生することを防止できる。
一方、特許文献1に記載された構成では、2つのモータ発電機とフライホイールとが常に連動しているので、フライホイールが回転している状態では、車両が走行停止していても、2つのモータ発電機のそれぞれを回転させる必要がある。これにより、モータ発電機の引き摺り損失が発生する頻度が多くなるので、エネルギ利用効率が悪化する。上記の実施形態によれば、このような不都合を防止できる。
図9は、比較例の電動車両用駆動装置における制動力分配を示している。比較例の構成は、図1に示した実施形態の電動車両用駆動装置12において、フライホイール43及びクラッチ40を取り外した構成と同様である。この比較例では、車両で得られる制動力は、第1及び第2MG14,16の回生制動力、またはこの回生制動力と摩擦ブレーキの制動力の合力のいずれかとなる。図9の無地部分及び砂地部分が表す意味は、図5の場合と同様である。
このような比較例では、図5及び図9の比較から理解されるように、図5の斜線部分で示す第1MG14及び第2MG16とフライホイール43との回生制動で制動する場合がなくなるので、その分、摩擦ブレーキを用いる必要がある。このため、摩擦ブレーキの使用頻度が多くなるので、エネルギの利用効率が悪化する。実施形態によれば、このような不都合を防止できる。
図10は、実施形態の別例の電動車両用駆動装置において、バッテリが満充電での回生制動する状態を示している。図1を参照して、本例の構成では、制御装置48は、バッテリ18の入出力電流の検出信号等からバッテリ18の現在の充電量を算出する。制御装置48は、バッテリ18の予め設定された、または算出された最大充電量に対する現在の充電量算出値の割合である充電割合が100%、すなわち満充電であるか否かを判定する。制御装置48は、満充電と判定した場合に、減速時において、満充電時回生制動を行うように第1及び第2MG14,16を制御する。なお、図10では、第1MG14及び第2MG16で発生するトルクまたは作用する反力の大きさをA1,A2,A3で示し、第1MG14及び第2MG16の回転数をそれぞれB1,B2で示している。
満充電時回生制動では、例えば第1MG14の回転数B1を第2MG16の回転数B2より低下させた状態で、クラッチ40をオンして、第1MG14を回生運転させるとともに、第2MG16を前進側に駆動運転させる。このとき、フライホイール43は第2MG16との回転数差により加速され、第2MG16にはその加速による反力F3が作用する。
このとき、第1MG14の回生出力の大きさC1は、第1MG14の回転数B1と回生トルクF1の大きさA1の積で算出される(C1=B1×A1)。また、第2MG16の駆動力の大きさC2は、第2MG16の回転数B2と駆動トルクF2aの大きさA2の積で算出される(C2=B2×A2)。そして、制御装置48は、第2MG16の駆動力の大きさC2を、第1MG14の回生出力の大きさC1より大きくする(C2>C1)。この状態で、第2MG16の駆動トルクF2aの大きさA2を、フライホイール43の加速により第2MG16に作用する反力F3の大きさA3より小さくする(A2<A3)。また、この反力F3の大きさA3から第2MG16の駆動トルクF2aの大きさA2を差し引いた大きさ(A3−A2)を、第1MG14の回生トルクF1の大きさA1と一致させる。これにより、車両が回生制動される。
上記のように、第2MG16の駆動力の大きさC2を、第1MG14の回生出力の大きさC1より大きくすることにより、バッテリ18から電力が取り出されるので、バッテリ18の満充電状態でバッテリ18を充電することなく、車両を回生制動させることができる。このような構成を含む電動車両では、バッテリ18を充電することなく、車両の前進時の運動エネルギからフライホイール43の運動エネルギへの変換が可能になる。本例において、その他の構成及び作用は、図1〜図8に示した構成と同様である。
図11は、実施形態の別例の電動車両用駆動装置において、車両の走行停止時におけるフライホイールの運動エネルギを電気エネルギに変換する状態を示している。図12は、車両の走行時におけるフライホイールの運動エネルギを電気エネルギに変換する状態を示している。
本例の構成では、図1を参照して、制御装置48は、バッテリ18が満充電状態ではなくバッテリ18の充電要求があった場合に、車両の停止時または走行時に、フライホイール43の運動エネルギを電気エネルギに変換してバッテリ18を充電させる。具体的には、車両の停止時に、制御装置48は、充電要求があった場合で、クラッチ40がオフであり、フライホイール43が回転中である場合に、第2MG16の回転数をフライホイール43の回転数に一致させるように、第2MG16を制御する。制御装置48は、その状態でクラッチ40をオンし、その時点から第2MG16を回生運転させる。第2MG16の回生トルクF2と、フライホイール43の減速による反力F3aとの大きさを一致させることにより、車軸52にトルクを発生させることなく、第2MG16の発電電力を得ることができる。これにより、フライホイール43の運動エネルギを電気エネルギに変換してバッテリ18を充電させることができる。
さらに、車両の走行時には、図1を参照して、制御装置48は、充電要求があった場合で、クラッチ40がオフであり、フライホイール43が回転中である場合に、第2MG16の回転数をフライホイール43の回転数に一致させるように、第2MG16を制御する。制御装置48は、その状態でクラッチ40をオンし、その時点から第2MG16を回生運転させる。この場合にも、車両の停止時と同様に、第2MG16の回生トルクF2と、フライホイール43の減速による反力F3aとの大きさを一致させることにより、車軸52にフライホイール43の動作に基づくトルクを発生させることなく、第2MG16の発電電力を得ることができる。車軸52は、クラッチオンの前の回転数を維持して回転することができる。これによっても、フライホイール43の運動エネルギを電気エネルギに変換してバッテリ18を充電させることができる。本例において、その他の構成及び作用は、図1〜図8の構成と同様である。
図13は、実施形態の別例の電動車両用駆動装置において、フライホイールの運動エネルギを車両加速エネルギに利用する状態を示している。本例の構成では、フライホイールの運動エネルギを直接車両の加速エネルギに利用する。具体的には、図1を参照して、制御装置48は、車両の走行時に加速要求がある場合で、クラッチ40がオフであり、フライホイール43が回転中である場合に、第2MG16の回転数をフライホイール43の回転数に一致させるように、第2MG16を制御する。制御装置48は、その状態でクラッチをオンし、その時点から第1MG14及び第2MG16を駆動させる。このとき、第2MG16の駆動トルクF2aを、第1MG14の駆動トルクF1aより小さくすることにより、フライホイール43が、第1及び第2MG14,16の駆動トルクF1a、F2a差によって減速される。これにより、フライホイール43の減速による反力F3aと第2MG16の駆動トルクF2aとの合力を、第1MG14の駆動トルクF1aとバランスさせながら車両を加速させることができる。このため、フライホイール43の運動エネルギを直接車両の加速エネルギに利用できる。本例において、その他の構成及び作用は、図1〜図8の構成と同様である。
図14は、実施形態の別例の電動車両用駆動装置12aを組み込んで構成する電動車両10aの構成図である。図15は、実施形態の別例の電動車両用駆動装置12aにおける変速機構60の構成図である。本例の構成は、第2MG16のロータに、変速機構60を介してフライホイール43が接続される。変速機構60は、IVT(Infinity Variable Transmission)と呼ばれるものであり、変速比である入力軸と出力軸との速度比を無限大、すなわち出力軸の速度が0になることを実現可能である。
例えば、図15に示すように、変速機構60は、ダブルキャビティ式トロイダル型変速機61と、遊星歯車機構70とを組み合わせて構成される。このとき、トロイダル型変速機61は、一対のアウターディスク62の間に、インナーディスク63が配置される。アウターディスク62とインナーディスク63との対向面にはそれぞれトロイド曲面であるアウター面62aとインナー面63aとが形成される。アウター面62aとインナー面63aとには複数のパワーローラ64の外周面が接触する。各パワーローラ64は、ケーシング(図示せず)に揺動可能かつ所定方向に移動可能に支持したトラニオン(図示せず)に回転可能に支持される。そして、各ディスク62,63の中心部を貫通した入力軸65にアウターディスク62と入力ギア66が固定される。インナーディスク63は、入力軸65に回転可能に支持される。
遊星歯車機構70は、キャリアギア71に固定されるキャリア72と、キャリア72に回転可能に支持された複数のプラネタリギア73と、サンギア74及びリングギア75とを含んで構成される。キャリアギア71は、入力ギア66にカウンタギア67の噛み合い部を介して接続される。サンギア74は、プラネタリギア73の内側に噛み合うともに、出力軸76が固定される。リングギア75の内歯が、プラネタリギア73の外側に噛み合うとともに、リングギア75の外歯が、インナーディスク63の外周側に固定されたインナーディスクギア63bと噛み合う。
トラニオンの所定方向の移動によってトラニオンが揺動し、パワーローラ64のアウター面62aとインナー面63aとの接触位置が変化するので、入力ギア65とインナーディスクギア63bとの間の変速比が変化する。この変速比を所定値にすることで、アウターディスク62の回転状態に関係なくサンギア74の速度を0としてサンギア74及び出力軸76を停止でき、変速比無限大を実現できる。トラニオンの移動は、制御装置48によって制御される。
このような変速機構60の入力軸65及び出力軸76の一方が第2MG16のロータに連結され、入力軸65及び出力軸76の他方がフライホイール43に連結される。
上記の構成によれば、フライホイール43と第2MG16との回転伝達状態と回転非伝達状態とを切り換えることができる。これにより、図1〜図8のクラッチ40を備える構成と同様に、車速の低車速より高い領域で、制動に必要なトルクを、第1及び第2MG14,16の回生トルクと、フライホイール43を加速させる反力の合力として得ることができる。このため、フライホイールを使用しない従来構造で摩擦ブレーキの排熱として捨てていた運動エネルギを、回収して利用できるので、エネルギの利用効率を向上させることができる。さらに、本例の構成によれば、図1〜図8の構成のようにクラッチ40を用いる構成と異なり、クラッチ40の摩擦熱による損失の発生を防止できる。本例において、その他の構成及び作用は、図1〜図8の構成と同様である。
なお、上記の各例の構成では、第1及び第2MG14,16のうち、第2MG16に、クラッチ40(図1)または変速機構60(図14)を介してフライホイール43を接続する場合を説明した。一方、第1MG14に、クラッチまたは変速機構を介してフライホイール43を接続することもでき、その場合にも、上記の各例と同様の効果を得られる。
10,10a 電動車両、12,12a 電動車両用駆動装置、14 第1モータ発電機(第1MG)、16 第2モータ発電機(第2MG)、18 バッテリ、20 遊星歯車機構、21,22,23 歯車機構、40 クラッチ、41 インバータユニット、43 フライホイール、44 軸部、45 回転軸、48 制御装置、50 車両駆動軸、51 差動歯車機構、52 車軸、54 車輪、60 変速機構。

Claims (3)

  1. 第1モータ発電機と、第2モータ発電機と、遊星歯車機構と、制御装置とを備え、
    前記遊星歯車機構は、前記第1モータ発電機が接続される第1入力要素である第1サンギアと、前記第2モータ発電機が接続される第2入力要素である第2サンギアと、出力要素であるプラネタリキャリアと、前記プラネタリキャリアに回転可能に支持され、前記第2サンギアと噛み合う外側プラネタリピニオンと、前記プラネタリキャリアに回転可能に支持され、前記第1サンギア及び前記外側プラネタリピニオンと噛み合う内側プラネタリピニオンとを含み、
    前記第1モータ発電機及び前記第2モータ発電機の一方のモータ発電機にクラッチを介して、フライホイールが接続され
    車両の停止時または走行時に、前記クラッチが接続解除で、かつ前記フライホイールが回転中である場合に、前記制御装置は、前記一方のモータ発電機の回転数を前記フライホイールの回転数に一致させた状態で前記クラッチを接続し、前記一方のモータ発電機を回生運転させる、
    電動車両用駆動装置。
  2. 請求項1に記載の電動車両用駆動装置を含む電動車両であって、
    前記プラネタリキャリアに車軸が連結され、
    車両の制動時に前記第1モータ発電機及び前記第2モータ発電機のそれぞれの最大回生制動力を合わせた大きさ以上のエネルギ回生を可能に構成される、
    電動車両。
  3. 請求項2に記載の電動車両用駆動装置を含む電動車両であって、
    車両の制動時に前記第1モータ発電機及び前記第2モータ発電機のそれぞれの最大回生制動力を合わせた大きさ以上のエネルギ回生と、バッテリを充電することなく、車両の運動エネルギから前記フライホイールの運動エネルギへの変換とを可能に構成される、
    電動車両。
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