JP6957318B2 - スタンド自動開閉装置並びにこの開閉装置を用いた端末機器 - Google Patents

スタンド自動開閉装置並びにこの開閉装置を用いた端末機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6957318B2
JP6957318B2 JP2017219429A JP2017219429A JP6957318B2 JP 6957318 B2 JP6957318 B2 JP 6957318B2 JP 2017219429 A JP2017219429 A JP 2017219429A JP 2017219429 A JP2017219429 A JP 2017219429A JP 6957318 B2 JP6957318 B2 JP 6957318B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
housing
stand
rotation transmission
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017219429A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019074198A (ja
Inventor
商其▲ろん▼
Original Assignee
加藤▲でん▼▲き▼(香港)有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 加藤▲でん▼▲き▼(香港)有限公司 filed Critical 加藤▲でん▼▲き▼(香港)有限公司
Publication of JP2019074198A publication Critical patent/JP2019074198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6957318B2 publication Critical patent/JP6957318B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/12Pivotal connections incorporating flexible connections, e.g. leaf springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Description

本発明は、ノート型パソコン、ラップトップ型パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)等、相対的に開閉可能に連結された第1筐体と第2筐体とを有する端末機器において、第1筐体に対して第2筐体を開いた状態で机等の載置面上において端末機器を安定保持させるスタンド部材を自動的に開閉させるスタンド自動開閉装置、並びにこの開閉装置を用いた端末機器に関する。
上述した端末機器は、一般的に、テンキーやキーボードを設けた装置本体を有する第1筐体と、ディスプレイ装置を設けた蓋体を兼ねる第2筐体とが、互いに重ね合わせた状態から上下方向へ開閉可能となるように、開閉装置により連結されている。そして、このような開閉装置の多くは、摩擦抵抗を発生させて第1筐体に対する任意の開成角度にて第2筐体を停止保持させるフリクション機構を備えている。
フリクション機構によって第2筐体を位置保持させた端末機器を机等の載置面に載置して使用している場合、第1筐体に対して第2筐体を勢いよく大きく開いた際に、勢い余って端末機器の全体が後方へと倒れることがある。また、開いた第2筐体の画面に対してタッチ入力をする際に強くタッチし過ぎてしまった場合、端末機器の全体が後方へ倒れることがある。
端末機器が後方へ倒れる問題を解決するために、特許文献1では、水平面に置かれた本体に対してチルト可能なチルト可能筐体を備える機器において、チルト可能筐体を回転させた時の回転軸の回転を利用して本体から転倒防止片を突出させるようにした転倒防止装置が提案されている。
特許文献1の転倒防止装置は、水平設置された第1筐体に対して第2筐体を後方へ回動してチルト可能な機器において、第1筐体に垂直な回転軸を設けて、この回転軸により転倒防止部材を水平面内で回動させて、第1筐体の後方へ展開可能にしている。そして、第1筐体に対する第2筐体の回転を、歯車機構により転倒防止部材へ伝達して、垂直な回動軸の周りで回動させている。
特開2015−204044号公報
特許文献1の転倒防止装置は、第1筐体と第2筐体とを開閉可能に連結するヒンジ装置の外側に垂直な回転軸を設け、第1筐体の背面側に転倒防止部材を収容する空間を設ける必要がある。このため、転倒防止装置の小型化に限界がある。
本発明は、従来の転倒防止装置とは異なる構成を採用することにより、載置面に載置された端末機器を所定の開成角度で安定保持させるスタンド部材を、第1筐体に対する第2筐体の開成操作に応じて収容姿勢から作用姿勢へ自動的に移動させるスタンド自動開閉装置、並びにこの開閉装置を用いた端末機器を提供することを目的としている。
本発明は、また、スタンド自動開閉装置の一層の小型化に貢献してスタンド自動開閉装置を用いた端末機器の小型化及びコスト削減を達成することを目的としている。
本発明のスタンド自動開閉装置は、第1筐体に対して第2筐体を開閉可能且つ任意の開成角度で停止保持可能に連結すると共に前記第1筐体に対する前記第2筐体の回動に連動してスタンド部材を移動させて前記第1筐体及び前記第2筐体を安定保持させるものであって、前記第1筐体へ取り付けられるヒンジシャフトと、前記ヒンジシャフトの周りで回動自在であって前記第2筐体へ取り付けられる第1取付部材と、前記ヒンジシャフトの周りで回動自在であって前記スタンド部材へ取り付けられる第2取付部材と、前記第2筐体が閉位置から所定の開位置へ回動する間に前記スタンド部材が収容位置から所定の作用位置へ移動するように、前記第1取付部材の回動に応じて前記第2取付部材の回動を制御するスタンド部材回転制御手段と、を有し、前記スタンド部材回転制御手段は、前記第1取付部材に対して回動及び軸線方向の移動を規制された入力部材と、前記第2取付部材に対して回動を規制された状態で軸線方向へ移動可能であって前記入力部材に係合して前記第2取付部材の回動を伝達される回動伝達部材と、前記ヒンジシャフトに対して回動及び軸線方向の移動を規制された状態で前記回動伝達部材に当接し、前記回動伝達部材の回動に伴って前記回動伝達部材を軸線方向に移動させるカム面を有するカム部材と、前記カム部材に向かって前記回動伝達部材を付勢する付勢部材と、を有する。
本発明によれば、載置面上において端末機器を所定の開成角度で安定保持させるためのスタンド部材を第1筐体に対する第2筐体の開成操作に応じて収容姿勢から作用姿勢へ自動的に移動させるスタンド自動開閉装置を提供することができる。
端末機器の斜視図である。 第2筐体の閉位置及び開位置の説明図である。 スタンド部材の収容位置及び作用位置の説明図である。(a)は支持位置、(b)は収容位置である。 ヒンジ装置の組立状態の説明図である。(a)は外観、(b)は内部構造である。 ヒンジ装置の分解斜視図である。 回動範囲規制部の説明図である。 出力部の構成の説明図である。 回動伝達部の構成の説明図である。 カム部材のカム曲線の説明図である。 ヒンジ装置の開位置における回動伝達部材の回動範囲の説明図である。(a)は90度、(b)は135度である。 スタンド部材を収容位置へ移動させる過程の説明図である。(a)は85度、(b)は75度である。 スタンド部材を収容位置へ移動させる過程の説明図である。図12中、(a)は55度、(b)は45度、(c)は35度である。 ダンパ部材20の構成の説明図であり、(a)はその全体の斜視図、(b)は軸受部の縦断面図、(c)は軸部の正面図である。
本発明の実施の形態を、添付した図面を参照して詳細に説明する。実施例1では、第2筐体を閉位置から開位置へ移動させる動作に連動して、スタンド部材を収容位置から作用位置へ移動させるスタンド自動開閉装置を、第1筐体と第2筐体とを回動自在に連結するヒンジ装置に組み込んだ(図2参照)。このため、スタンド部材を支持する機構、及びスタンド部材を第2筐体の動作に連動させて移動させる機構を、ヒンジ装置の外側に設ける必要が無くなった。そして、第1取付部材の回動に連動させて第2取付部材を第1取付部材と同じ方向へより大きな回動角度で回動させる機構をヒンジ装置のヒンジシャフト周りにコンパクトに収容することが可能になった。
(端末機器)
図1は端末機器の斜視図である。図2は第2筐体の閉位置及び開位置の説明図である。図3はスタンド部材の収容位置及び作用位置の説明図である。図3中、(a)は作用位置、(b)は収容位置である。図1に示すように、端末機器1は、パソコン本体であるタブレット型パソコンに、第1筐体2であるキーボードユニットを着脱可能に取付けたいわゆる2in1型のラップトップパソコンである。第2筐体3は、四隅に磁石6mを設けた第2筐体取付部材6の支持板6aに対して、磁石6mの磁力により吸着して着脱可能に取付けられている。
第2筐体3は、画像表示部3d上にタッチパネルを設けて、画像表示部3dに直接指で触ってタッチ入力操作が可能ないわゆるタブレット型パソコンである。そして、第1筐体2は、キーボードユニットの操作面2aに配置したテンキーやキーボードの操作に応じた入力信号を、近距離無線通信により第2筐体3へ送信する。第2筐体3は、磁石6mの磁力に抗して第2筐体取付部材6から取外して、持ち運び、タブレット型パソコンとして単独でも使用可能である。
端末機器1は、操作面2aを上にして載置面SMに載置した第1筐体2に対して、画像表示部3dを設けた第2筐体3が、略水平な閉位置から略垂直な開位置まで開閉可能にとなるように、一対のヒンジ装置10,10を用いて連結されている。スタンド自動開閉装置の一例であるヒンジ装置10は、第2筐体3を第1筐体2に対して開閉可能且つ任意の開成角度で停止可能に連結する。第2筐体取付部材6は、第1筐体2に対する第2筐体3の回動を、0度から135度までの範囲のうちの任意の角度で停止して保持可能である。
図2に示すように、ヒンジ装置10は、第1筐体2と、第2筐体3と、スタンド部材7とを連結している。第1筐体2は、操作面2aを上にした状態で載置面SMに載置される。第2筐体3は、画像表示部3dを有する。スタンド部材7は、第1筐体2よりも後方で、載置面SMに接地する。第2筐体3は、第1筐体2に重ねた状態で閉位置P0となる。このときのヒンジ装置10の開成角度θ1=0度である。第2筐体3は、ヒンジ装置10の開成角度θ2=85度から開成角度θ3=135度の範囲で開位置P1となる。ヒンジ装置10は、後述する構造により、第2筐体3の回動角度を135度に限界付けている。
このような端末機器1では、第1筐体2に比較して第2筐体3のほうが重いため、第2筐体3を開位置P1にしたときに重心が第1筐体の後方へ移動して全体が後方へ倒れ易くなる。あるいは、第2筐体3を開位置P1にして画像表示部3d上にタッチして入力操作を行ったときに、第2筐体3が後方へ逃げて入力操作が不正確になる。
そこで、端末機器1は、第1筐体2にスタンド部材7を設けて、スタンド部材7の支持部7aを第2筐体3の後方で載置面SMに接地させることにより、第2筐体3の重心を後方で支えている。ヒンジ装置10は、第1筐体2に対する第2筐体3の回動に連動してスタンド部材7を移動させて第1筐体2及び第2筐体3を安定保持させる。これにより、第2筐体3を開位置P1にしたときに、全体が後方へ倒れ難くなる。あるいは、第2筐体3を開位置P1にして画像表示部3d上にタッチして入力操作を行ったときに、第2筐体3が後方へ逃げることなく正確な入力操作が可能になる。
スタンド部材7は、ヒンジ装置10によって、第1筐体2に対する回動が可能になっている。スタンド部材7は、ヒンジ装置10によって、第2筐体3の回動に連動して、閉位置P0の第2筐体3に重なった収容姿勢である収容位置Q0から略180度回転して、第2筐体3の後方で載置面SMに接地する作用姿勢である作用位置Q1へ移動する。
ヒンジ装置10は、後述する2つの構造により、スタンド部材7に対して第2筐体3よりも大きな回動角度を付与されている。ヒンジ装置10は、第2筐体3が開成角度θ0から開成角度θ1へ略90度開成される過程で、スタンド部材7を収容位置Q0から作用位置Q1へ略180度移動させる。ヒンジ装置10は、第2筐体3が開成角度θ3から開成角度θ1へ閉成される過程では、スタンド部材7を作用位置Q1へ保持し、その後、開成角度θ1から開成角度θ0へ略90度閉成される過程でスタンド部材7を作用位置Q1から収容位置Q0へ略180度移動させる。
図3の(a)に示すように、開位置P1において、ヒンジ装置10は、第2筐体取付部材6を第1筐体2の操作面2aに対して略90度に起立させ、スタンド部材7を第2筐体3の後方で載置面SMに接地させている。図3の(b)に示すように、閉位置P0において、ヒンジ装置10は、第2筐体取付部材6とスタンド部材7との両方を第1筐体2の操作面2aと平行に寝かせて保持している。
ヒンジ装置10は、ヒンジシャフト11の端部を、第1筐体2の取付部2bに固定されている。第2筐体取付部材6は、ヒンジシャフト11の周りで回動する取付部6b、すなわちヒンジ装置10の第1取付部材31に対して不図示の止ネジを用いて固定されている。スタンド部材7は、ヒンジシャフト11の周りで回動する取付部7b(ヒンジ装置10の第2取付部材32)に対して不図示の止ネジを用いて固定されている。ヒンジ装置10は、左右のスタンド部材7及び中央の第2筐体取付部材6を共有させて、端末機器1の左右にそれぞれ配置されている。スタンド部材7に対してヒンジ装置10による回転制御力が左右でバランス良く及ぶからである。
(ヒンジ装置)
図4はヒンジ装置の組立状態の説明図である。図5はヒンジ装置の分解斜視図である。図4中、(a)は外観、(b)は内部構造である。図4の(a)に示すように、ヒンジ装置10の第1取付部材31及び第2取付部材32は、中心を貫通させて配置したヒンジシャフト11の周りで回動可能である。ヒンジシャフト11は、第1筐体2に固定可能である。入力部材の一例である第1取付部材31は、第2筐体3に固定可能であって、ヒンジシャフト11の軸線上で回動自在である。出力部材の一例である第2取付部材32は、スタンド部材7に固定可能であって、ヒンジシャフト11の軸線上で回動自在である。
図4の(b)に示すように、ヒンジシャフト11に挿入して、回動範囲規制部材12、回動部材13、摩擦トルク発生部材14、摩擦板15、カム部材16、回動伝達部材17、入力部材18、出力部材19、付勢支持部材22、付勢部材21、付勢基準部材23、ダンパ部材20が組立てられている。
回動規制突起13e,14e,15e,18eは、第1取付部材31に拘束されているので、回動部材13、摩擦トルク発生部材14、摩擦板15、及び入力部材18は、ヒンジシャフト11の第1取付部材31と一体にヒンジシャフト11の周りを回動する。一方、回動規制突起19eは、第2取付部材32に回動を拘束されているので、出力部材19は、第2取付部材32と一体にヒンジシャフト11の周りを回動する。
回動伝達部材17は、出力部材19に対して回動を拘束された状態で出力部材19に対して軸線方向へ移動自在である。回動伝達部材17は、軸線方向の一端を付勢部材21に加圧された状態で、軸線方向の他端をカム部材16に当接させている。このため、回動伝達部材17は、回動に伴ってカム部材16に案内されて軸線方向へ移動する。
図5に示すように、第1取付部材31には、機構部10Pを収容する貫通丸孔状の収容孔31aと、機構部10Pの一部の回動を規制する規制溝31mと、が形成されている。回動部材13、摩擦トルク発生部材14、摩擦板15、入力部材18は、回動規制突起13e,14e,15e,18eを規制溝31mに位置させているので、第1取付部材31に対する回動を規制されている。
一方、第2取付部材32には、機構部10Qを収容する底付丸孔状の収容孔32aと、機構部10Qの一部の回動を規制する規制溝32mと、が形成されている。出力部材19は、回動規制突起19eを規制溝32mに位置させているので、第2取付部材32に対する回動を規制されている。
入力部材18は、第1取付部材31のピン孔31bと、入力部材18のピン孔18fと、を重ねて固定ピン26を挿入することにより、ヒンジ装置10の軸線方向の一定位置に位置決めて、第1取付部材31に対する回動を固定されている。
出力部材19は、第2取付部材32のピン孔32bと出力部材19のピン孔19fとを重ねて固定ピン27を挿入することにより、ヒンジ装置10の軸線方向の一定位置に位置決めて第2取付部材32に対する回動を固定されている。
ヒンジシャフト11の端部に平坦な取付部11aが形成され、取付部11aに固定用の取付孔11bが形成されている。ヒンジシャフト11と第1筐体2とは、取付部11aに形成された取付孔11bと第1筐体2の取付部2bに形成された取付孔2cとを重ね合わせて止ピン11hを挿入し、止ピン11hの先端をかしめることにより、一体に固定されている。
図4の(b)に示すように、カム部材16と付勢基準部材23とで両端を規定された軸線方向の間隔に、一対の付勢支持部材22と、付勢部材21と、回動伝達部材17と、が挟み込まれて、付勢部材21が圧縮されている。付勢部材21は、カム部材16に向かって回動伝達部材17を付勢する。付勢部材21は、回動伝達部材17を軸線方向に付勢してカム部材16のカム面に圧接させる。回動伝達部材17の回動に伴って、回動する回動伝達部材17が停止したカム部材に案内されて軸線方向に移動する。
(回動範囲規制部)
図6は回動範囲規制部の説明図である。図2に示すように、端末機器1では、第2筐体3の回動範囲が開成角度θ0〜θ3の範囲に規制されている。
図5に示すように、回動範囲規制部33では、回動範囲規制部材12が回動部材13の回動範囲を規制する。回動範囲規制部材12は、上下の係合凸部12c、12dを、それぞれヒンジシャフト11の係合凹部11f、11gに係合させているので、第1取付部材31が回動されても、ヒンジシャフト11とともに停止している。一方、回動部材13は、回動規制突起13eを第1取付部材31の規制溝31mに係合させているので、第1取付部材31が回動されると、回動部材13は、第1取付部材31と一体に回動する。
図6に示すように、回動範囲規制部材12は、係合凸部12c、12dの反対側に規制凸部12eを有し、規制凸部12eには、規制面12f、12gが形成されている。一方、回動部材13の規制凸部12eに対向する面には、回動部材13の回動に伴って規制凸部12eに係合する規制凸部13gが形成されている。このため、回動範囲規制部材12に対して回動部材13を回動可能な範囲、すなわちヒンジシャフト11に対して第1取付部材31を回動可能な範囲は、規制面13iが規制面12fに当接する角度から規制面13jが規制面12gに当接する角度までの範囲となる。
(出力部)
図7は出力部の構成の説明図である。図7に示すように、出力部34は、回動する回動伝達部材17から取出した回動を出力部材19へ伝達する。出力部材19には、回動規制突起19eを厚み方向に貫通させてピン孔19fが形成されている。
上述したように、図5に示す回動伝達部材17の外周部17b及び出力部材19の外周部19bは、第1取付部材31の収容孔31aに回動自在に保持されている。出力部材19は、回動規制突起19eにより第2取付部材32に対する回動を規制されているので第2取付部材32と一体に回動する。そして、回動伝達部材17は、出力部材19の角孔19aに角柱部17hが保持されているので、出力部材19と一体に回動する。しかし、回動伝達部材17は、出力部材19に対する回動を規制されているが、軸線方向には移動自在である。このため、入力部材18及びカム部材16から回動伝達部材17に伝達された回動は、出力部材19を介して第2取付部材32へ伝達されるが、カム部材16から回動伝達部材17へ伝達される軸線方向の移動は出力部材19に妨げられない。
(スタンド部材回転制御手段)
図8は回動伝達部の構成の説明図である。図9はカム部材のカム曲線の説明図である。図10はヒンジ装置の開位置における回動伝達部材の回動範囲の説明図である。図10中、(a)は90度、(b)は135度である。
図4の(b)に示すように、入力部材18は、第1取付部材31に対して回動及び軸線方向の移動を規制されている。回動伝達部材17は、第2取付部材32に対して回動を規制された状態で軸線方向へ移動可能であって、入力部材18に係合して第2取付部材32の回動を伝達される。回動伝達部材17の外周部17b、入力部材18の外周部18b、及びカム部材16の外周部16bは、第1取付部材31の収容孔31aに保持されている。カム部材16は、中心の扁平孔16aをヒンジシャフト11に拘束されて、ヒンジシャフト11に対する回動を規制されている。入力部材18は、中心の円形孔18aに、回動伝達部材17の円筒部17kを回動自在に保持している。
図5に示すように、カム部材16は、ヒンジシャフト11の扁平部11dを中心の扁平孔16aで保持することにより、ヒンジシャフト11に対する回動を規制されている。カム部材16は、付勢部材21に付勢された回動伝達部材17に押圧されて、ヒンジシャフト11の扁平部11dの端部11jに当接して、ヒンジシャフト11の軸線方向の所定位置に位置決められている。カム部材16には、直径方向の内側と外側とに180度位相を異ならせたカム面を設けて、カム部材16が傾かないようにしている。
回動伝達部材17は、ヒンジシャフト11の扁平部11dを中心の円形孔17aで保持しているので、ヒンジシャフト11の周りで回動自在である。付勢基準部材23は、ヒンジシャフト11のリング溝11mに取付けられたいわゆるEリングであって、付勢部材21による回動伝達部材17の付勢の基準位置を規定する。付勢支持部材22は、中心の扁平孔22aにヒンジシャフト11の扁平部11dを挿入されて回転を拘束され、圧縮コイルばねである付勢部材21の端面を圧縮状態にかかわらず軸線方向に対して垂直に位置決める。
出力部材19は、中心の角孔19aに回動伝達部材17の角柱部19hを挿入されているので、回動伝達部材17に対する回動を規制された状態で回動伝達部材17を軸線方向に移動させることが可能である。このため、カム部材16に案内されて回動伝達部材17が軸線方向に移動しても、出力部材19は、軸線方向の一定位置で回動伝達部材17の回動を第2取付部材32へ出力する。
図8に示すように、スタンド部材回転制御手段35は、カム部材16を介在させて、入力部材18から出力部材19へ回動を伝達する。スタンド部材回転制御手段35は入力部材18に90度未満の回動を入力されて、回動伝達部材17に180度以上の回動を出力する。入力部材18に対する略90度(具体的には85度)の回動を、カム部材16を介して回動伝達部材17に伝達して、回動伝達部材17を略180度(具体的には183度)回動させる。
カム部材16は、ヒンジシャフト11に対して回動及び軸線方向の移動を規制された状態で回動伝達部材17に当接し、回動伝達部材17の回動に伴って回動伝達部材17を軸線方向に移動させる。カム部材16に案内されて回動伝達部材17が回動すると、回動伝達部材17がカム部材16のカム面16c、16dに案内されて軸線方向に移動し、付勢部材21を伸縮させる。
カム部材16は、上述したように、同心円状に配置された外側のカム面16cと内側のカム面16dとを有する。回動伝達部材17は、外側のカム面16cに案内される突起部17cと、内側のカム面16dに案内される突起部17dとを有する。カム面16c、16dは、図2に示す収容位置Q0から作用位置Q1までの開成角度に対応させた略180度の範囲に形成されている。
外側のカム面16cは、収容位置Q0に対応させた軸線方向の谷底部16eと、作用位置Q1に対応させた軸線方向の谷底部16fと、収容位置Q0と作用位置Q1の中間位置に対応させた山頂部16gとを有する。谷底部16e、16fは、スタンド部材7の収容位置Q0と作用位置Q1とで回動伝達部材17をそれぞれ保持する。山頂部16gは、スタンド部材7の収容位置Q0と作用位置Q1との中間位置で回動伝達部材17の軸線方向の移動を反転させる。一方、内側のカム面16dは、収容位置Q0に対応させた谷底部16iと、作用位置Q1に対応させた谷底部16jと、収容位置Q0と作用位置Q1の中間位置に対応させた山頂部16kとを有する。
ここで、説明を容易にするために、以下では、スタンド部材7が収容位置Q0のときの連動している回動伝達部材17の回動角度を同じく収容位置Q0と呼び、スタンド部材7が作用位置Q1のときの回動伝達部材17の回動角度を同じく作用位置Q1と呼ぶ。また、第2筐体3が閉位置P0のときの連動している入力部材18の角度位置を同じく閉位置P0と呼び、第2筐体3が開位置P1のときの入力部材18の角度位置を同じく開位置P1と呼ぶ。
このような定義に従って説明を続ける。回動伝達部材17が収容位置Q0のとき、付勢部材21に付勢されて、カム部材16の谷底部16jに回動伝達部材17の突起部17dが係合し、カム部材16の谷底部16fに回動伝達部材17の突起部17cが係合している。したがって、図2に示すように、スタンド部材7が収容位置Q0のとき、筐体2と筐体3とを重ねた状態で裏返して持ち上げても、付勢部材21の付勢力によってそれぞれの係合状態が保持され、筐体2から下方へ筐体3やスタンド部材7が開かない。
また、回動伝達部材17が作用位置Q1のとき、付勢部材21に付勢されて、カム部材16の谷底部16iに回動伝達部材17の突起部17dが係合し、カム部材16の谷底部16eに回動伝達部材17の突起部17cが係合している。したがって、図2に示すように、スタンド部材7が作用位置Q1のとき、筐体3の画像面3aが後方に押されても、付勢部材21の付勢力によってスタンド部材7の開成角度が保持され、端末機器1が後方へ傾いたり、倒れたりしない。
回動伝達部材17が収容位置Q0と作用位置Q1の中間位置Q2のとき、カム部材16の山頂部16kに回動伝達部材17の突起部17dが位置し、カム部材16の山頂部16gに回動伝達部材17の突起部17dが位置している。この状態は、不安定であり、回動伝達部材17は、回動位置の支持を失うと、自然にカム面16c、16dを滑り落ちて収容位置Q0又は作用位置Q1へ位置決めされる。このため、回動伝達部材17が入力部材18に駆動されて谷底部16eから付勢部材21に抗して回動して突起部17dが山頂部16gを越えると、回動伝達部材17が付勢部材21に付勢されて回動して突起部17dが谷底部16fに保持される。
入力部材18は、回動伝達部材17の軸線方向に突出した被係合部17mを挟んで回動方向に対向するように一対の係合部18c、18dが形成されている。係合部18cは、回動伝達部材17を収容位置Q0から作用位置Q1へ移動させる際に、被係合部17mに当接して回動伝達部材17へ回動を伝達する。係合部18dは、回動伝達部材17を作用位置Q1から収容位置Q0へ移動させる際に、被係合部17mに当接して回動伝達部材17へ回動を伝達する。
図9に示すように、カム部材16のカム面16c、16dは、回動伝達部材17が収容位置Q0から中間位置Q2を越えて作用位置Q1へ回動する略180度の範囲で、回動伝達部材17を軸線方向に往復させて付勢部材21を伸縮させる。
入力部材18の係合部18cは、回動伝達部材17を収容位置Q0から作用位置Q1へ移動させる際には、回動伝達部材17を収容位置Q0から中間位置Q2を少し越える角度まで回動させる。この過程で付勢部材21が圧縮されて力が蓄えられる。その後、中間位置Q2を越えた位置から作用位置Q1までは付勢部材21に蓄えられた力に付勢されて回動伝達部材17がカム面16c、16dを滑り落ちる。
入力部材18の係合部18dは、回動伝達部材17を収容位置Q0から作用位置Q1へ移動させる際には、回動伝達部材17を収容位置Q0から中間位置Q2を少し越える角度まで回動させる。この過程で付勢部材21が圧縮されて力が蓄えられる。その後、中間位置Q2を越えた位置から作用位置Q1までは付勢部材21に蓄えられた力に付勢されて回動伝達部材17がカム面16c、16dを滑り落ちる。
図10の(a)に示すように、入力部材18の90度の開位置P1では、回動伝達部材17が作用位置Q1に位置決められている。付勢部材21によって軸線方向に付勢された回動伝達部材17は、カム部材16の谷底部16eに突起部17cを保持させている。したがって、図2に示すように、筐体3の画像面3aが後方に押されても、回動伝達部材17の突起部17cがカム部材16の谷底部16eに保持され続けて、端末機器1が後方へ傾いたり、倒れたりしない。
この状態を保ったまま、図10の(b)に示すように、入力部材18を135度の開位置P1まで回動させることができる。言い換えれば、カム部材16によって回動をロックされた回動伝達部材17の被係合部17mに入力部材18の係合部18c、18dを接触させることなく、入力部材18を90度から135度まで回動させることができる。また、135度以上の回転は、上述した回動範囲規制部33により規制されている。
このように、ヒンジ装置10では、収容位置Q0と作用位置Q1の間の略半分の行程で回動伝達部材17を手動回転させ、残りの略半分の行程では付勢部材21の復元力で回動伝達部材17を自動回転させている。このため、図2に示すように、第2筐体3の略90度の回転でスタンド部材7を略180度回転させることが可能になっている。
(傾斜面)
図11はスタンド部材を収容位置へ移動させる過程の説明図である。図12はスタンド部材を収容位置へ移動させる過程の説明図である。図11中、(a)は85度、(b)は75度である。図12中、(a)は55度、(b)は45度、(c)は35度である。
図2に示すように、端末機器1を使用すべく、ユーザが第1筐体2に対して第2筐体3を閉位置P0から開位置P1まで開くと、収容位置Q0に位置していたスタンド部材7がヒンジシャフト11を中心にして作用位置Q1へ回動する。このとき、図4の(b)に示すように、第1取付部材31の回動に伴って入力部材18が回動し、入力部材18に係合した回動伝達部材17がカム部材16に対して回動する。回動伝達部材17の回動に伴ってカム部材16が付勢部材21の付勢力に抗して回動伝達部材17を軸線方向へ押し上げる。このとき、入力部材18の垂直面18iと傾斜面18jとが回動伝達部材17の回動位置に応じて入力部材18から回動伝達部材17へ伝達されるトルクを調整する。
図8に示すように、入力部材18の係合部18cには軸線方向の垂直面18iと傾斜面18jとが形成されている。垂直面18iと傾斜面18jとは、回動伝達部材17の被係合部17mに対する対向面であり、係合面であり、当接面である。入力部材18が速度vで回動するとき、垂直面18iは、被係合部17mを回動方向に押圧して、回動伝達部材17を同じ速度vで回動させる。入力部材18が速度vで回動するとき、傾斜面18jは、被係合部17mを回動方向に押圧して、回動伝達部材17を速度vよりも大きな速度で回動させる。
回動伝達部材17の突起部17dが谷底部16fに保持された収容位置Q0から、回動伝達部材17の端面17nは、入力部材18の垂直面18iに当接して大きなトルクを持ってゆっくり回転を開始する。その後、回動伝達部材17がカム部材16に案内されて軸線方向に移動すると、回動伝達部材17の端面17nは、入力部材18の傾斜面18jに当接して小さなトルクで速く回転する。
このため、入力部材18を回動して回動伝達部材17の突起部17dを谷底部16fから脱出させることが容易である。一方、入力部材18の90度未満(85度)の回動により、回動伝達部材17を90度以上(183度)回動させることが可能になっている。
一方、回動伝達部材17の被係合部17mには、軸線方向の垂直面17iと傾斜面17jとが形成されている。垂直面17iと傾斜面17jとは、入力部材18の係合部18dに対する対向面であり、係合面であり、当接面である。
図11の(a)に示すように、回動伝達部材17の作用位置Q1では、突起部17cが谷底部16eに保持されている。谷底部16eは、第2筐体3を後方へ押した際のスタンド部材7の抵抗力を増すために、突起部17cの先端形状に合わせた円弧状に形成されている。このため、谷底部16eから突起部17dを離脱させる際には大きなトルクが必要である。
上述したように135度〜90度の開位置P1では、入力部材18は回動伝達部材17の周りで空転状態である。しかし、閉位置P0へ向かう過程では、入力部材18の85度の開位置P1から入力部材18の係合部18dが回動伝達部材17の被係合部17mに当接して押圧を開始する。入力部材18が85度→75度の間、入力部材18の係合部18dは、回動伝達部材17の垂直面17iに当接して大きなトルクを伝達する。これにより、図11の(b)に示すように、カム部材16の谷底部16eから回動伝達部材17の突起部17dが容易に離脱する。
その後、カム部材16に案内されて回動伝達部材17が軸線方向に押し上げられると、図12の(a)に示すように、入力部材18の係合部18dは、回動伝達部材17の傾斜面17jを押圧するようになる。入力部材18が75度→33度になるまで、カム部材16は回動伝達部材17を押し上げ続け、この間、入力部材18の係合部18dは、回動伝達部材17の回転速度に、回動伝達部材17の軸線方向の移動に伴う傾斜面17jの進み速度を加算した速度で回転する。速度が上昇した分、入力部材18から回動伝達部材17へ伝達されるトルクは減少する。傾斜面17jの傾きは、入力部材18の回転角の2倍の回転角で回動伝達部材17が回転するように設定されている。
図12の(b)に示すように、入力部材18が33度まで回動すると、回動伝達部材17の突起部17cがカム部材16の山頂部16gに達する。このとき、回動伝達部材17の軸線方向の移動が停止して入力部材18の回動速度と回動伝達部材17の回動速度とは一瞬等しくなる。しかし、その直後、回動伝達部材17の突起部17cは、カム部材16の山頂部16gを越えて、図12の(c)に示すように、下り山頂部16gから谷底部16fまでの斜面を滑り落ち始める。
これにより、回動伝達部材17が先行して回動してしまい、回動伝達部材17の傾斜面17jは、入力部材18の係合部18dから離間して、入力部材18の33度から0度までの回動に伴って後を追うように回動を続ける。
(ダンパ部材)
図13(a)、(b)、(c)はダンパ部材20の構成の説明図である。図4に示すように、粘性トルク発生部材の一例であるダンパ部材20は、ヒンジシャフト11の軸線上に配置され、ヒンジシャフト11に対する出力部材19の回動に抗して出力部材19に粘性抵抗を作用する。
ダンパ部材20の軸受部25の外周部25bは、第2取付部材32の底付丸孔状の収容孔32aに収容されている。収容孔32aに収容された軸受部25の回動規制突起25eは、出力部材19の回動規制突起19eとともに規制溝32mに位置しているので、軸受部25は、第2取付部材32を介して出力部材19と一体に回動する。一方、軸部24の中心の扁平孔22aは、ヒンジシャフト11の扁平端部11iを挿入されているので、軸部24は、ヒンジシャフト11に対する回動を規制されている。
図13の(a)に示すように、ダンパ部材20は、軸受部25の内側に軸部24を回動自在に保持している。図13の(b)に示す軸受部25の内周面25aと、図13の(c)に示す軸部24の外周面24bと、の間隔には、高粘度のオイル(又は半固体の粘性材料)が充填されている。軸部24の外周面24bには、オイルの攪拌効果を大きくするために、突起と凹所を交互に配置した攪拌部24cが形成されている。軸受部25の底には、軸部24を回転自在に保持する保持部25cを形成して、軸受部25と軸部24の同心状態を保って軸部24の外周に均一なオイル層を形成している、軸受部25の出口側には、軸受部25と軸部24との間にシール25sを設けて、外側へオイルが漏れ出さないようにしている。
図4の(b)に示すように、出力部材19の作用位置Q1へ向かう方向Cもしくは収容位置Q0へ向かう方向Dの回動に伴って、ダンパ部材20の軸受部25と軸部24との間には相対的な回動が発生する。ダンパ部材20は、軸受部25と軸部24との回動に抗するように、回動速度に比例する大きさの粘性抵抗を発生する。ダンパ部材20は、ヒンジシャフト11に対する出力部材19の回動位置を最適化する。入力部材18が回動伝達部材17を支持していない範囲で回動伝達部材17をゆっくりと回動させて付勢部材21に蓄えられた力を解除させることにより、カム部材16に対する回動伝達部材17の係合を確実にする。また、第2筐体3へ急激な力が作用してスタンド部材7に収容位置Q0へ向かう力が作用した場合、ダンパ部材20は、ヒンジシャフト11に対して出力部材19の回動をロックして、スタンド部材7を収容位置Q0へ向かわせる力に抗する。
なお、付勢部材21により付勢された付勢支持部材22の移動は、ヒンジシャフト11のリング溝11mに係合した付勢基準部材23によって規制されているので、付勢部材21の付勢力は、ダンパ部材20には及ばない。
(摩擦トルク発生部材)
図4に示すように、摩擦トルク発生部材14は、ヒンジシャフト11の軸線上に配置される。摩擦トルク発生部材14は、ヒンジシャフト11に対する入力部材18の回動に抗して入力部材18に摩擦抵抗を作用することにより、入力部材18をヒンジシャフト11に対して停止保持可能である。したがって、摩擦トルク発生部材14は、第2筐体3を、閉位置P0と開位置P1との間の任意の角度位置で停止保持可能である。
摩擦トルク発生部材14の外周部14bは、第1取付部材31の収容孔31aに収容されている。収容孔31aに収容された摩擦トルク発生部材14の回動規制突起14eは、入力部材18の回動規制突起18eとともに規制溝31mに位置しているので、摩擦トルク発生部材14は、第1取付部材31を介して入力部材18と一体に回動する。一方、摩擦トルク発生部材14の中心の凹凸孔14aの直径は、ヒンジシャフト11の丸軸部11cよりも小さく形成されている。ヒンジシャフト11の丸軸部11cは、摩擦トルク発生部材14の凹凸孔14aを押し広げるように挿入されて、入力部材18の回動に伴って相対的に回動する摩擦トルク発生部材14とヒンジシャフト11との間に摩擦抵抗を作用させる。このため、図2に示すように、第2筐体3は、閉位置P0と開位置P1との間の任意の角度位置で停止させることが可能である。第1筐体2に対して第2筐体3を開閉する際に、第2筐体3に対して所定の開閉抵抗が作用し、開閉抵抗によって第2筐体3を任意の開閉角度に位置保持可能である。
(実施例1の効果)
実施例1では、スタンド部材回転制御手段35は、第2筐体3が第1筐体2に重なる閉位置P0から起立した開位置P1へ移動する際の第1取付部材31の回動に伴って、スタンド部材7を収容位置Q0から作用位置Q1へ移動させる。したがって、スタンド部材7を支持して第2筐体3の後方へ展開させる機構をヒンジ装置10に取り込むことができる。第1筐体2と第2筐体3とを連結するヒンジ装置10の外側には、スタンド部材7を支持して第2筐体3の後方へ展開させる機構を設ける必要が無い。
実施例1では、ヒンジシャフト11の周りに配置された入力部材18、カム部材16、回動伝達部材17によりスタンド部材7を収容位置Q0から作用位置Q1へ移動させる。そして、出力部材19に対して回動を規制された状態で軸線方向へ移動可能であって入力部材18に係合して入力部材18から回動を伝達される。カム部材16は、ヒンジシャフト11に対して回動及び軸線方向の移動を規制された状態で回動伝達部材17に当接し、回動伝達部材17の回動に伴って回動伝達部材17を軸線方向に移動させるカム面16c、16dを有する。付勢部材21は、カム部材16に向かって回動伝達部材17を軸線方向に付勢する。したがって、第1取付部材31の回動に連動させて、第2取付部材32を回動させる機構を、ヒンジシャフト11の周りにコンパクトに収容できる。
実施例1では、ヒンジシャフト11は、第1筐体2へ取り付けられ、非回転である。このため、ヒンジシャフト11を回動自在に保持する軸受が不要である。また、第1取付部材31は、ヒンジシャフト11の周りで回動自在であって第2筐体3へ取り付けられ、第2取付部材32は、ヒンジシャフト11の周りで回動自在であってスタンド部材7へ取り付けられる。このため、ヒンジシャフト11を第1取付部材31及び第2取付部材32の軸受部材として利用して専用の軸受部材を配置することを省略できる。
実施例1では、スタンド部材回転制御手段35は、第2筐体3が閉位置P0から所定の開位置P1へ回動する間にスタンド部材7が収容位置Q0から所定の作用位置Q1へ移動するように、第1取付部材31の回動に応じて第2取付部材32の回動を制御する。これにより、第1筐体2に対する第2筐体3の回動に連動してスタンド部材7を移動させて第1筐体2及び第2筐体3を安定保持させる。したがって、従来のものとは異なる構成を採用することにより、載置面SM上において端末機器1を所定の開成角度で安定保持させるためのスタンド部材7を第1筐体2に対する第2筐体3の開成操作に応じて収容姿勢から作用姿勢へ自動的に移動させることができる。
実施例1では、入力部材18に駆動されて回動伝達部材17が付勢部材21に抗して回動して山頂部16gを越えると、付勢部材21に付勢されて回動して谷底部16e、16fに保持される。したがって、第1取付部材31の回動に連動させて、第2取付部材32を第1取付部材31と同じ方向へより大きな回動角度で回動させることができる。
実施例1では、スタンド部材回転制御手段35は、ヒンジシャフト11に対する第1取付部材31の90度未満の回動に連動させて、ヒンジシャフト11に対して第2取付部材32を180度以上回動させる。したがって、第2筐体3の重心が第1取付部材の平面の端部に位置する状態でもスタンド部材が作用位置Q1へ移動して第2筐体3を安定保持できる。また、後方へ向かって低くなる傾斜面に端末機器1を載置した場合も第2筐体3を安定保持できる。
実施例1では、スタンド部材回転制御手段35は、ヒンジシャフト11の周りに配置される。このため、細い外観のヒンジ装置10の内側にスタンド部材回転制御手段35を収容してヒンジ装置10を小型化できる。
実施例1では、回動伝達部材17の被係合部17mは、回動する入力部材18に係合するように軸線方向に突出させて形成されている。そして、入力部材18の一対の係合部18c、18dは、被係合部17mの回動方向の端面にそれぞれ係合可能であって、被係合部17mの幅よりも大きな対向間隔で被係合部17mを回動方向に挟み込むように配置されている。このため、第2筐体3を閉位置(0度)から開位置(85度)に回動させる場合と、第2筐体3を開位置(85度)から開位置(0度)に回動させる場合とで別々の係合部18c、18dが機能する。したがって、係合部18c、18dと被係合部18mとの間に隙間を確保して、スタンド部材7を収容位置Q0又は作用位置Q1から移動開始させるタイミングを任意に設定可能である。
実施例1では、係合部18c、18dの回動方向の対向角度は、被係合部17mの回動方向の角度に山頂部16gから谷底部16fまでの角度を加えた角度以上である。したがって、第2取付部材32を作用位置Q1に保持したまま、所定の範囲で第2筐体3の傾き状態を任意に調整できる。
実施例1では、第1取付部材31が閉位置P0から略90度回動される過程では第2取付部材32が略180度回動する。その後、第1取付部材31が第1取付部材31が略90度から略130度まで回動される過程では第2取付部材32に回動が伝達されない。したがって、所定の開位置P1の範囲(85度〜135度)で第2筐体3を回動させても、スタンド部材7が作用位置Q1に安定して保持される。
実施例1では、被係合部17mと係合部18c、18dとの対向面の一方に傾斜面17j、18jを設けている。傾斜面17j、18jは、カム面16cに案内された回動伝達部材17の軸線方向の移動に伴って回動伝達部材17の回動量を入力部材18の回動量よりも大きくする。したがって、第1取付部材31の回動に連動させて、第2取付部材32を第1取付部材31と同じ方向へより大きな回動角度で回動させることができる。第1取付部材31の90度未満の回動から第2取付部材32の180度以上の回動を取り出すことができる。
実施例1では、傾斜面17j、18jは、回動伝達部材17が谷底部16e,16fから脱した位置から入力部材18と回動伝達部材17の係合が開始するように設けられている。したがって、スタンド部材7を収容位置Q0へ向かって移動させる際の最初のトルクを下げてスタンド部材7を展開する際の操作性を改善することができる。
実施例1では、ヒンジシャフト11は、軸線方向の一端に第1筐体2に対する取付部11aを有する。そして、軸線方向における第2取付部材32と取付部11aとの間に第1取付部材31が配置される。したがって、
実施例1では、一対のヒンジ装置10が第2取付部材を軸線方向の両端に配置している。したがって、広い接地範囲のスタンド部材7を、左右対称に安定して、収容位置Q0と作用位置Q1との間で移動させることができる。
(その他の実施の形態)
本発明のヒンジ装置は、実施例1で説明した具体的な構成及び用途には限定されない。実施例1の構成の一部又は全部を等価な構成に置き換えた別の形態でも実施可能である。
実施例1では、ヒンジ装置10を2in1型の端末機器1に用いた実施例について説明した。しかし、実施例1のヒンジ装置10は、2in1型の端末機器1以外のノート型パソコン、ラップトップ型パソコン、PDA等の端末機器、電子機器においても実施可能である。任意に選択した第1筐体と第2筐体とをヒンジ装置10で開閉可能に連結して成る種々の機器や容器において用いることができる。
第2筐体3の開閉動作に伴うスタンド部材7の移動開始/移動終了のタイミングは、実施例のものに限定されない。カム部材16のカム面16c、16dと入力部材18と回動伝達部材17とを別のタイミングで係合し、駆動するものに変更することで、第2筐体3の開閉操作に伴うスタンド部材7の移動のタイミングを自在に設定できる。
実施例1では、第1筐体2に対する第2筐体3の閉位置P0の開成角度を0度、開位置P1の開成角度を85度〜135度に設定したが、第1筐体2に対する第2筐体3の閉位置P0及び開位置P1の開成角度は、これ以外の範囲又は固定角度で設定してもよい。また、実施例1では、第1筐体2に対するスタンド部材7の収容位置Q0の開成角度を0度、作用位置Q1の開成角度を略180度に設定したが、第1筐体2に対するスタンド部材7の収容位置Q0及び作用位置Q1の開成角度は、これ以外の範囲又は固定角度で設定してもよい。
実施例1では、ヒンジ装置10は、軸線方向におけるヒンジシャフト11の取付部11aと第2取付部材32との間に第1取付部材31を配置し、ヒンジシャフト11の取付部11aを軸線方向の内側に配置した。しかし、軸線方向におけるヒンジシャフト11の取付部11aと第2取付部材32と第1取付部材31との配置順序、配置順序における軸線方向の内側と外側の振り分けは、これ以外の組合せであってもよい。
実施例1では、端末機器1の左右にヒンジ装置10を左右対称に配置したが、ヒンジ装置10の個数は1個又は3個以上でもよい。一対のヒンジ装置を設ける場合、両方ともヒンジ装置10である必要は無い。片方をダンパ部材20や摩擦トルク発生部材14の無いものに置き換えてもよい。
本発明は以上のように構成したので、端末機器、通信端末、映像ディスク再生装置、電子楽器、電子機器、その他のもので、第1筐体に対して第2筐体を開いて任意の開成角度で停止させるヒンジ装置として好適に用いられる。とくに表示画面にタッチ機能を有するタブレット型パソコンに用いて好適である。
1 端末機器
2 第1筐体
3 第2筐体
6 第2筐体取付部材
7 スタンド部材
10 ヒンジ装置
11 ヒンジシャフト
11a 取付部
12 回動範囲規制部材
13 回動部材
14 摩擦トルク発生部材
15 摩擦板
16 カム部材
16c,16d カム面
16e,16f 谷底部
16g 山頂部
17 回動伝達部材
17m 被係合部
18 入力部材
18c、18d 係合部
19 出力部材
20 ダンパ部材(粘性トルク発生部材)
21 付勢部材
22 付勢支持部材
23 付勢基準部材
26 固定ピン
27 固定ピン
28 拘束ピン
31 第1取付部材
32 第2取付部材
33 回動範囲規制部
34 出力部
35 スタンド部材回転制御手段
P0 閉位置
P1 開位置
Q0 収容姿勢(収容位置)
Q1 作用姿勢(作用位置)
SM 接地面

Claims (13)

  1. 第1筐体に対して第2筐体を開閉可能且つ任意の開成角度で停止保持可能に連結すると共に、前記第1筐体に対する前記第2筐体の回動に連動してスタンド部材を移動させて前記第1筐体及び前記第2筐体を安定保持させるスタンド自動開閉装置であって、
    前記第1筐体へ取り付けられるヒンジシャフトと、前記ヒンジシャフトの周りで回動自在であって前記第2筐体へ取り付けられる第1取付部材と、前記ヒンジシャフトの周りで回動自在であって前記スタンド部材へ取り付けられる第2取付部材と、前記第2筐体が閉位置から所定の開位置へ回動する間に前記スタンド部材が収容位置から所定の作用位置へ移動するように、前記第1取付部材の回動に応じて前記第2取付部材の回動を制御するスタンド部材回転制御手段と、を有し、
    前記スタンド部材回転制御手段は、前記第1取付部材に対して回動及び軸線方向の移動を規制された入力部材と、前記第2取付部材に対して回動を規制された状態で軸線方向へ移動可能であって前記入力部材に係合して前記第2取付部材の回動を伝達される回動伝達部材と、前記ヒンジシャフトに対して回動及び軸線方向の移動を規制された状態で前記回動伝達部材に当接し、前記回動伝達部材の回動に伴って前記回動伝達部材を軸線方向に移動させるカム面を有するカム部材と、前記カム部材に向かって前記回動伝達部材を付勢する付勢部材と、を有する、
    ことを特徴とするスタンド自動開閉装置。
  2. 前記スタンド部材回転制御手段は、前記ヒンジシャフトに対する前記第1取付部材の90度未満の回動に連動させて、前記ヒンジシャフトに対して前記第2取付部材を180度以上回動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスタンド自動開閉装置。
  3. 前記スタンド部材回転制御手段は、前記ヒンジシャフトの周りに配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のスタンド自動開閉装置。
  4. 前記カム面は、前記スタンド部材の前記収容位置と前記作用位置とで前記回動伝達部材をそれぞれ保持する軸線方向の谷底部と、前記スタンド部材の前記収容位置と前記作用位置との中間位置で前記回動伝達部材の軸線方向の移動を反転させる軸線方向の山頂部と、を有し、
    前記回動伝達部材は、前記入力部材に駆動されて前記谷底部から前記付勢部材に抗して回動して前記山頂部を越えると、前記付勢部材に付勢されて回動して前記谷底部に保持される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスタンド自動開閉装置。
  5. 前記回動伝達部材は、回動する前記入力部材に係合するように軸線方向に突出させて形成された被係合部を有し、
    前記入力部材は、前記被係合部の幅よりも大きな対向間隔で前記被係合部を回動方向に挟み込むように配置され、前記被係合部の回動方向の端面にそれぞれ係合可能な一対の係合部を有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のスタンド自動開閉装置。
  6. 回動方向における前記一対の係合部の対向角度は、前記被係合部の回動方向の角度に前記山頂部から前記谷底までの角度を加えた角度以上である、
    ことを特徴とする請求項5に記載のスタンド自動開閉装置。
  7. 前記第1取付部材が前記閉位置から略90度回動される過程で前記第2取付部材が略180度回動し、前記第1取付部材が前記略90度から略130度まで回動される過程では前記第2取付部材に回動が伝達されない、
    ことを特徴とする請求項6に記載のスタンド自動開閉装置。
  8. 前記被係合部と前記係合部との対向面の一方に、前記カム面に案内された前記回動伝達部材の軸線方向の移動に伴って前記回動伝達部材の回動量を前記入力部材の回動量よりも大きくする傾斜面を設けた、
    ことを特徴とする請求項5に記載のスタンド自動開閉装置。
  9. 前記傾斜面は、前記回動伝達部材が前記谷底部から脱した位置から前記入力部材と前記回動伝達部材の係合が開始するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項8に記載のスタンド自動開閉装置。
  10. 前記ヒンジシャフトの軸線上に配置され、前記ヒンジシャフトに対する前記第2取付部材の回動に抗して前記第2取付部材に粘性抵抗を作用する粘性トルク発生部材をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のスタンド自動開閉装置。
  11. 前記ヒンジシャフトの周りに配置され、前記ヒンジシャフトに対する前記第1取付部材の回動に抗して前記第1取付部材に摩擦抵抗を作用する摩擦トルク発生部材をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のスタンド自動開閉装置。
  12. 前記ヒンジシャフトは、軸線方向の一端に前記第1筐体に対する取付部を有し、
    軸線方向における前記第2取付部材と前記取付部との間に前記第1取付部材が配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のスタンド自動開閉装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のスタンド自動開閉装置により前記第1筐体に前記第2筐体が連結されている、
    ことを特徴とする端末機器。
JP2017219429A 2017-10-16 2017-11-14 スタンド自動開閉装置並びにこの開閉装置を用いた端末機器 Active JP6957318B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201710959271.3A CN109667832B (zh) 2017-10-16 2017-10-16 自动站立开合装置及使用该装置的终端机器
CN201710959271.3 2017-10-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019074198A JP2019074198A (ja) 2019-05-16
JP6957318B2 true JP6957318B2 (ja) 2021-11-02

Family

ID=66140148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017219429A Active JP6957318B2 (ja) 2017-10-16 2017-11-14 スタンド自動開閉装置並びにこの開閉装置を用いた端末機器

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6957318B2 (ja)
CN (1) CN109667832B (ja)
TW (1) TWI682705B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112833085B (zh) * 2020-12-31 2023-06-20 云南省水利水电勘测设计研究院 一种按压式阻尼旋转轴
TWI807571B (zh) * 2021-02-23 2023-07-01 仁寶電腦工業股份有限公司 鉸鏈結構

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090133221A1 (en) * 2005-07-08 2009-05-28 Citizen Holdings Co., Ltd. Hinge Device
TWI399164B (zh) * 2008-11-21 2013-06-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 鉸鏈結構
CN103026082B (zh) * 2010-06-25 2015-05-06 日本发条株式会社 铰链装置
KR101690794B1 (ko) * 2010-10-11 2016-12-28 삼성전자주식회사 접이형 휴대 장치의 스냅 힌지 장치
JP6388301B2 (ja) * 2014-04-10 2018-09-12 株式会社ナチュラレーザ・ワン ヒンジ装置並びに情報端末
US9423833B2 (en) * 2014-09-03 2016-08-23 Sony Corporation Hinge structure with stand and keyboard device
US9727092B1 (en) * 2016-02-02 2017-08-08 Intel Corporation Torque hinge for a computing device
CN107807711A (zh) * 2016-09-09 2018-03-16 致伸科技股份有限公司 电子装置的支撑装置
CN106438672B (zh) * 2016-09-30 2023-04-14 杭州安费诺飞凤通信部品有限公司 旋转部品的铰链及移动终端

Also Published As

Publication number Publication date
CN109667832B (zh) 2021-04-13
TW201918150A (zh) 2019-05-01
JP2019074198A (ja) 2019-05-16
CN109667832A (zh) 2019-04-23
TWI682705B (zh) 2020-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9435410B2 (en) Pivot structure
JP6544734B2 (ja) 2軸ヒンジ及びこの2軸ヒンジを用いた電子機器
US9921610B2 (en) Portable electronic device having supporter
JP3156782U (ja) 携帯電子装置
JP6397195B2 (ja) 二軸ヒンジ装置
US10168746B2 (en) Hinge mechanism for a computing device
JP6957318B2 (ja) スタンド自動開閉装置並びにこの開閉装置を用いた端末機器
JP5112925B2 (ja) 2軸ヒンジ並びにこの2軸ヒンジを備えた電子機器
US20150293562A1 (en) Overturn prevention device for apparatus including tiltable housing
JP4604254B2 (ja) チルトヒンジ
US10296056B2 (en) Bell crank linked hinge mechanism for a computing device
JP6525233B2 (ja) 2軸ヒンジ及びこの2軸ヒンジを用いた端末機器
JP2008092264A (ja) ヒンジ機構および携帯端末
US10317951B2 (en) Hinge mechanism for a computing device
US9164545B2 (en) Cover with angle adjustable standing slot
JP6178447B1 (ja) 電子機器
JP6637707B2 (ja) ダンパー装置
KR101756141B1 (ko) 슬림 틸팅 힌지 및 이를 구비하는 전자기기
JP2003056545A (ja) 筒状ヒンジ
US11758250B1 (en) Image capturing module and electronic device
JP4337492B2 (ja) ヒンジ装置
TW202240339A (zh) 電子裝置
JP6321701B2 (ja) ヒンジ装置および電子機器
KR200402929Y1 (ko) 핸드폰용 힌지
KR100556734B1 (ko) 단말기의 디스플레이 패널 각도 조절장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6957318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150