JP6178447B1 - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に且つ円滑にスタンドを使用することができる電子機器を提供する。【解決手段】電子機器10は、機器筐体12に対してヒンジ機構18,19を介して回動可能に連結され、機器筐体12に沿った収納位置と前記機器筐体12から突出した起立位置とに回動可能なスタンド14を備え、スタンド14を起立位置に設定することで機器筐体12を起立姿勢に保持可能な構成であり、ヒンジ機構18,19は、操作面24aが押圧操作された場合に弾性部材38の付勢力に抗してヒンジ軸26を軸方向他方側に移動させる操作ボタン24と、操作ボタン24が押圧操作されない状態で、ヒンジ軸26と取付筒体28との間を互いに回転不能な接続状態とする一方、操作ボタン24が押圧操作された場合に、ヒンジ軸26と取付筒体28との間を互いに回転自由な切離状態とするクラッチ部30とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、機器筐体に対してヒンジ機構を介して起立用のスタンドを回動可能に設けた電子機器に関する。
近年、タッチパネル式の液晶ディスプレイを有し、物理的なキーボードを持たないタブレット型パーソナルコンピュータ(タブレット型PC)が急速に普及している。通常、タブレット型PCは、手で把持した状態で操作する場合と机上等に置いた状態で操作する場合とがあり、机上等に置いた状態で操作する場合にはスタンドを利用して立てた起立姿勢で使用されることがある。
例えば特許文献1には、その背面にヒンジを介して回動可能に設けられたスタンドを有する電子機器が開示されている。
特表2015−518190号公報
上記特許文献1記載の構成では、スタンドを電子機器の背面に回動可能に支持するヒンジには所定の回転トルクが付与されている。そこで、電子機器の背面に沿って収納された状態にあるスタンドを使用する際、使用者はスタンドの端部を指先や爪で引っ掛けてヒンジの回転トルクより大きな力で背面から引き起こす必要がある。このため、スタンドを使用する際には電子機器の背面を見ながらスタンドを起こすと共に、その回転トルクより大きな力で所望の角度位置まで開く必要があり、手間がかかる。また、例えば指の太い使用者や爪の短い使用者の場合はスタンドを容易に且つ円滑に起こすことができない可能性もある。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、容易に且つ円滑にスタンドを使用することができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る電子機器は、機器筐体に対してヒンジ機構を介して回動可能に連結され、前記機器筐体に沿った収納位置と前記機器筐体から突出した起立位置とに回動可能なスタンドを備え、前記スタンドを前記起立位置に設定することで前記機器筐体を起立姿勢に保持可能な電子機器であって、前記ヒンジ機構は、前記機器筐体に対して回転不能且つ軸方向に移動可能に支持されると共に、弾性部材によって軸方向一方側に付勢されたヒンジ軸と、前記ヒンジ軸の外周側に回転可能に支持され、前記スタンドが取り付けされる取付筒体と、操作面が前記機器筐体の外面に配設され、前記操作面が押圧操作された場合に前記弾性部材の付勢力に抗して前記ヒンジ軸を軸方向他方側に移動させる操作ボタンと、前記操作ボタンが押圧操作されない状態で、前記ヒンジ軸と前記取付筒体との間を互いに回転不能な接続状態とする一方、前記操作ボタンが押圧操作された場合に、前記ヒンジ軸と前記取付筒体との間を互いに回転自由な切離状態とするクラッチ部とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、スタンドを収納位置から起立位置に回動させる際には、例えば機器筐体を所望の角度姿勢とした状態で操作ボタンを押圧操作してクラッチ部を切離状態とする。そうすると、機器筐体側に回動不能に連結されたヒンジ軸に対してスタンドが取り付けされた取付筒体が回転自由な状態となる。これによりスタンドが取付筒体を介してヒンジ軸に対し、例えば自重で開き動作する。そこで、スタンドが所望の開き角度になった状態で操作ボタンに対する押圧操作を解除することにより、再びクラッチ部が接続状態となってスタンドが設定した角度位置に固定される。このように、使用者はスタンドを使用する際には当該電子機器の背面を見ることなく操作ボタンを操作するだけでスタンドを所望の角度位置まで開くことができる。このため、容易に且つ円滑にスタンドを使用することが可能となる。
前記スタンドは、前記取付筒体の外周側に回転可能に支持されたスタンド取付部を介して前記取付筒体に対して取り付けられており、前記スタンド取付部と前記取付筒体との間に回転トルクを付与するトルク発生部を備える構成としてもよい。そうすると、収納位置や起立位置にあってクラッチ部が接続状態にあるスタンドを人手等によって無理に回動させようとした場合であっても、スタンドに対する外力がトルク発生部での回転トルクを超えた場合にはスタンドが回動する。このため、クラッチ部やヒンジ軸と機器筐体との連結部分に過大な負荷が加えられてこれらが破損することが防止される。
また、本発明に係る電子機器は、機器筐体に対してヒンジ機構を介して回動可能に連結され、前記機器筐体に沿った収納位置と前記機器筐体から突出した起立位置とに回動可能なスタンドを備え、前記スタンドを前記起立位置に設定することで前記機器筐体を起立姿勢に保持可能な電子機器であって、前記ヒンジ機構は、前記機器筐体に対して回転自由且つ軸方向に移動可能に支持されたヒンジ軸と、前記ヒンジ軸の外周側に回転可能に支持され、前記スタンドが取り付けされる取付筒体と、操作面が前記機器筐体の外面に配設され、前記操作面が押圧操作された場合に前記ヒンジ軸を軸方向他方側に移動させる操作ボタンと、前記ヒンジ軸を前記操作ボタンの押圧操作による移動方向と逆方向の軸方向一方側に付勢すると共に、該ヒンジ軸と前記機器筐体との間に回転トルクを付与するトルク発生部と、前記操作ボタンが押圧操作されない状態で、前記ヒンジ軸と前記取付筒体との間を互いに回転不能な接続状態とすることで、前記取付筒体と前記機器筐体との間に前記トルク発生部による回転トルクが付与された状態とする一方、前記操作ボタンが押圧操作された場合に、前記ヒンジ軸と前記取付筒体との間を互いに回転自由な切離状態とすることで、前記取付筒体と前記機器筐体との間に前記トルク発生部による回転トルクが付与されない状態とするクラッチ部とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、スタンドを収納位置から起立位置に回動させる際には、例えば機器筐体を所望の角度姿勢とした状態で操作ボタンを押圧操作してクラッチ部を切離状態とする。そうすると、機器筐体側にトルク発生部を介して所定の回転トルクで連結されたヒンジ軸に対してスタンドが取り付けされた取付筒体が回転自由な状態となる。これによりスタンドが取付筒体を介してヒンジ軸に対し、例えば自重で開き動作する。そこで、スタンドが所望の開き角度になった状態で操作ボタンに対する押圧操作を解除することにより、再びクラッチ部が接続状態となってスタンドが設定した角度位置に固定される。このように、使用者はスタンドを使用する際には電子機器の背面を見ることなく操作ボタンを操作するだけでスタンドを所望の角度位置まで開くことができる。このため、容易に且つ円滑にスタンドを使用することが可能となる。
前記クラッチ部は、前記ヒンジ軸の外周面に周方向に複数並んで形成された凸部と、前記取付筒体の内周面に周方向に複数並んで形成され、前記ヒンジ軸の凸部と互いに噛合可能且つ軸方向に移動可能に嵌合される凹部とを有し、前記ヒンジ軸の凸部と前記取付筒体の凹部とは、前記操作ボタンが押圧操作されない状態で互いに噛合して前記接続状態となる一方、前記操作ボタンが押圧操作された場合に互いの噛合状態が解除されて前記切離状態となる構成であってもよい。そうすると、例えば凸部と凹部のヒンジ軸の周方向での噛合数(歯数)を適宜設定することにより、スタンドの固定角度位置の調整ができ、所望の角度でスタンドを固定することが可能となる。
前記機器筐体は、前記操作ボタンが押圧操作されて前記ヒンジ軸が前記軸方向他方側に移動した場合に、該ヒンジ軸と当接して弾性的に変形又は移動する当接部材を備えた構成であってもよい。そうすると、操作ボタンの押圧操作に対してヒンジ軸が当接部材に当接してクリック感やクリック音を発生するため、高い操作感が得られる。
本発明によれば、スタンドを開閉する際には操作ボタンを押圧操作するだけでスタンドが回動自由な状態となるため、容易に且つ円滑にスタンドを使用することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電子機器を模式的に示した斜視図である。 図2は、図1に示す電子機器を背面側から見た斜視図である。 図3は、図1に示す電子機器の背面図である。 図4は、一方のヒンジ機構の構成を模式的に示す一部断面平面図である。 図5は、図4に示すヒンジ機構の操作ボタンを押圧操作した状態を示す一部断面平面図である。 図6は、電子機器のスタンドの回動動作を模式的に示す側面断面図であり、図6(A)は、スタンドが収納位置にある状態を示す図であり、図6(B)は、スタンドが起立位置にある状態を示す図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係る電子機器に搭載された一方のヒンジ機構の構成を模式的に示す一部断面平面図である。 図8は、図7に示すヒンジ機構の操作ボタンを押圧操作した状態を示す一部断面平面図である。 図9は、変形例に係る電子機器の背面図である。
以下、本発明に係る電子機器について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電子機器10を模式的に示した斜視図であり、図2は、図1に示す電子機器10を背面側から見た斜視図である。図3は、図1に示す電子機器10の背面図である。
本実施形態に係る電子機器10は、機器筐体12の背面12aに回動可能なスタンド14を備え、机等の上で起立姿勢に保持可能なタブレット型PCである。本発明は、タブレット型PCやスマートフォン、電子手帳等の携帯用情報機器の他、ディスプレイ装置や端末装置等、各種電子機器に利用可能である。
図1〜図3に示すように、電子機器10は、機器筐体12の表面12bにタッチパネル式の液晶表示部からなるディスプレイ16を備える。機器筐体12は、背面12aの樹脂製の背面カバー12cと、表面12b側の樹脂製の表面カバー12dとで薄い箱状に形成されている。機器筐体12の内部には、図示しない基板、演算装置及びメモリ等の各種電子部品が収納されている。
スタンド14は、外周に沿う三辺縁部が中央部よりも多少厚肉に形成された樹脂製の薄板状部材である。スタンド14は、機器筐体12の背面カバー12cの下端側に左右一対設けられたヒンジ機構18,19を介して機器筐体12に回動可能に連結されている。スタンド14は、機器筐体12の背面12aに形成された浅い段付きの凹部20に収納可能である。スタンド14の左右両側部のヒンジ機構18,19付近には、それぞれ支持端部14aが突出形成されている。スタンド14は、各支持端部14aに各ヒンジ機構18,19のスタンド取付部22が締結固定されることで機器筐体12に対して回動可能に支持される。
スタンド14は、凹部20に収納されて機器筐体12の背面12aに沿って略面一に形成される収納位置(図3参照)と、ヒンジ機構18,19を介して支持端部14a側とは反対側の開放端部14bを背面12aから離間させる方向に回動させた起立位置(図1及び図2参照)とに回動可能である。スタンド14は、起立位置において開放端部14b側が背面12aから大きく突出した状態となる。スタンド14は、この突出した開放端部14bと機器筐体12の底面12eとを机等の上に着地させることで当該電子機器10を起立姿勢に保持することができる。
図4は、一方のヒンジ機構19の構成を模式的に示す一部断面平面図であり、図3に示すようにスタンド14が収納位置にある電子機器10を背面12a側から見た図である。図5は、図4に示すヒンジ機構19の操作ボタン24を押圧操作した状態を示す一部断面平面図である。なお、他方のヒンジ機構18は、一方のヒンジ機構19に対して左右対称構造である以外は同一構成でよいため、以下では一方のヒンジ機構19について代表的に説明し、他方のヒンジ機構18の具体的な説明及び図示は省略する。
図4及び図5に示すように、ヒンジ機構19(18)は、ヒンジ軸26と、操作ボタン24と、取付筒体28と、クラッチ部30と、スタンド取付部22と、トルク発生部32とを備える。
ヒンジ軸26は、スタンド14の回動軸となる軸部材である。ヒンジ軸26は、一端側に操作ボタン24が設けられ、他端側が機器筐体12の軸孔34に挿入支持されている。ヒンジ軸26の他端側の外周面には周方向に複数並んで形成されて軸方向に延びた軸側凸部26aが形成され、軸孔34の内周面には周方向に複数並んで形成されて軸方向に延びた筐体側凹部34aが形成されている。ヒンジ軸26の軸側凸部26aと軸孔34の筐体側凹部34aとは、ヒンジ軸26が軸方向に移動可能な状態で互いに噛合している。これによりヒンジ軸26と軸孔34とはセレーション或いはスプラインと呼ばれる嵌合構造で連結され、ヒンジ軸26は機器筐体12に対して回転不能且つ軸方向に移動可能に支持されている。ヒンジ軸26と軸孔34との嵌合構造は、ヒンジ軸26が回転不能且つ軸方向に移動可能な状態で互いに連結されていれば他の構造であってもよい。
ヒンジ軸26の略中央には、該ヒンジ軸26と同軸で大径に形成された薄板円板状のフランジ26bが一体に設けられている。フランジ26bの一端面は、取付筒体28の端面と当接可能に設けられている。フランジ26bの他端面には、機器筐体12の端面に設けた円環状の台座36に一端が固定された弾性部材38の他端が固定されている。弾性部材38は、ヒンジ軸26の外周側を囲むように設けられた円環状のばね部材である。弾性部材38は、フランジ26bを軸方向一方側(図4中で左側)に付勢することで、ヒンジ軸26を軸方向一方側に付勢している。台座36は省略してもよい。
ヒンジ軸26のフランジ26bの一端側(図4中で左側)に隣接した位置には多少拡径された拡径部26cが設けられ、拡径部26cの外周面には周方向に複数並んで形成されて軸方向に延びた凸部26dが形成されている。
操作ボタン24は、ヒンジ軸26の一端側に固定され、弾性部材38によってヒンジ軸26と一体的に軸方向一方側に付勢されている。操作ボタン24はその外面が操作面24aとなる。操作面24aは、機器筐体12の外面に形成された開口から機器筐体12の外面に露出している(図1及び図2参照)。
本実施形態の場合、機器筐体12には、軸孔34の内周面に直交して開口する凹部が1又は複数形成されると共に、この凹部にコイルばね39aによって軸孔34内に出没可能に付勢された円錐形状の当接部材39bを配設している。これにより、操作ボタン24を押圧操作した際、ヒンジ軸26の先端が当接部材39bに当接してこれをコイルばね39aの付勢力に抗して押圧する。その結果、操作ボタン24の押圧操作に対してクリック感やクリック音を発生するため、高い操作感が得られる。当接部材39bに代えて、例えば屈曲山形形状で弾性変形可能な板ばねを軸孔34の内周面に設けた構成等としてもよい。
取付筒体28は、スタンド14が取り付けられる部分である。取付筒体28は、軸方向の貫通孔28aにヒンジ軸26が回転自由且つ軸方向に移動可能な状態で内挿されることにより、ヒンジ軸26の外周側に回転可能に支持されている。取付筒体28は、その外周面の一端側から略中央までに小径部28bが形成された段付き円筒形状である。小径部28bの一端側(図4中で左側)は取付筒体28の端面に連結された円板状のストッパ40で塞がれている。これにより、取付筒体28の外周面には小径部28bによって形成された円環状の環状凹部41が設けられている。
貫通孔28aの他端側(図4中で右側)の内周面には、周方向に複数並んで形成されて軸方向に延びた凹部28cが形成されている(図5も参照)。ヒンジ軸26の凸部26dと取付筒体28の凹部28cとは、ヒンジ軸26が軸方向に移動可能な状態で互いに噛合している。これによりヒンジ軸26と取付筒体28とはセレーション或いはスプラインと呼ばれる嵌合構造で連結され、ヒンジ軸26と取付筒体28との間は回転不能且つ軸方向に移動可能に支持されている。
クラッチ部30は、互いに回転不能且つ軸方向に移動可能に連結されたヒンジ軸26の凸部26dと取付筒体28の凹部28cとで構成されている。図4に示すように操作ボタン24が押圧操作されない状態では、ヒンジ軸26が弾性部材38の付勢力によって軸方向一端側に移動し、フランジ26bが取付筒体28の端面に当接している。この状態では、クラッチ部30の凸部26dと凹部28cとが互いに噛合しているため、ヒンジ軸26と取付筒体28との間は互いに回転不能な接続状態にある。一方、図5に示すように操作ボタン24が押圧操作された場合は、ヒンジ軸26が弾性部材38の付勢力に抗して軸方向他端側に移動し、フランジ26bが取付筒体28の端面から離間する。この状態では、クラッチ部30の凸部26dと凹部28cとが互いに離脱して噛合していないため、ヒンジ軸26と取付筒体28との間は互いに回転自由な切離状態にある。
スタンド取付部22は、取付筒体28の小径部28bの外周面に回転可能に外挿された連結筒部22aと、連結筒部22aの外周面から突出した取付板22bとを有する。取付板22bはスタンド14の図示しない取付部がねじ止め等によって締結固定される部分である。連結筒部22aは、軸方向の貫通孔22cに小径部28bが回転自由且つ軸方向に移動不能な状態で内挿されることにより、小径部28bの外周側に回転可能に支持されている。連結筒部22aは小径部28bよりも小さい軸方向長さに設定されており、取付筒体28の環状凹部41内でストッパ40に一端面が当接した位置に配置される。
トルク発生部32は、スタンド取付部22の連結筒部22aと取付筒体28との間に回転トルクを付与する部分である。トルク発生部32は、スタンド取付部22の連結筒部22aの他端面と環状凹部41の側壁面との間に挟持された摩擦部材32aを有する。摩擦部材32aは、例えば取付筒体28の小径部28bに外挿された円環状の板ばねや皿ばねを複数枚積層したものである。摩擦部材32aは、連結筒部22aをストッパ40側に付勢するように連結筒部22aの他端面と環状凹部41の側壁面との間に挟持され、これにより連結筒部22aの取付筒体28に対する回転に所定の回転トルクを付与する。
トルク発生部32による回転トルクは、例えばヒンジ機構18,19を介してスタンド14を人手によるある程度大きな力で回動させることができ、且つ起立位置にあるスタンド14が電子機器10の重量によって回動せずに該電子機器10を所望の起立角度に保持できる程度に設定される。トルク発生部32は、スタンド取付部22と取付筒体28との間に所望の回転トルクを付与できる構成であればよく、例えば連結筒部22aの内周面と小径部28bの外周面との間の摺動抵抗を設定することで構成されてもよい。
次に、電子機器10のスタンド14を使用する動作を説明する。
図6は、電子機器10のスタンド14の回動動作を模式的に示す側面断面図であり、図6(A)は、スタンド14が収納位置にある状態を示す図であり、図6(B)は、スタンド14が起立位置にある状態を示す図である。
先ず、図6(A)に示すようにスタンド14が収納位置にあって操作ボタン24が押圧操作されていない状態では、図4に示すようにクラッチ部30は凸部26dと凹部28cとが互いに噛合した接続状態にある。このため、取付筒体28は機器筐体12に対して回転不能に連結されたヒンジ軸26に対して回転不能に接続されている。また、取付筒体28とスタンド取付部22との間はトルク発生部32によって所定の回転トルクが付与されている。その結果、スタンド取付部22に締結固定されたスタンド14は、がたつきなく安定した状態で収納位置に保持されている。
なお、この収納位置でスタンド14を人手等によって無理に回動させようとした場合であっても、ある程度の外力ではトルク発生部32での回転トルクによってスタンド14が開くことはない。しかしながら、スタンド14に対する外力がトルク発生部32での回転トルクを超えた場合にはスタンド14が起立位置に向かって開き動作することになる。このため、クラッチ部30やヒンジ軸26と機器筐体12との連結部分に過大な負荷が加えられてこれらが破損することが防止される。
次に、収納位置にあるスタンド14を起立位置に回動させる際は、例えば図6(A)に示すように機器筐体12の側部を手で把持し、機器筐体12を机面44a上で所望の起立角度とする。そして、この状態から左右のヒンジ機構18,19の操作ボタン24を機器筐体12内に向かって押圧操作する。
そうすると、各ヒンジ機構18,19では、図5に示すように押圧操作された操作ボタン24によってヒンジ軸26が弾性部材38の付勢力に抗して軸方向他端側に移動し、クラッチ部30は凸部26dと凹部28cとが互いに噛合していない切離状態となる。このため、取付筒体28は機器筐体12に対して回転不能に連結されたヒンジ軸26に対して回転自由に切離される。また、取付筒体28とスタンド取付部22との間はトルク発生部32によって所定の回転トルクが付与されている。
その結果、スタンド14の自重によって取付筒体28がヒンジ軸26に対して回動し、図6(B)に示すようにスタンド14が開き動作してその開放端部14bが机面44a上に着地する。そこで、操作ボタン24に対する押圧操作を解除する。そうすると、弾性部材38の付勢力によってヒンジ軸26が図4に示すように軸方向一端側に移動し、クラッチ部30は凸部26dと凹部28cとが互いに噛合した接続状態に復帰する。これにより、スタンド14が図6(B)に示す開き角度に位置決めされた起立位置に保持されるため、使用者が電子機器10から手を放しても電子機器10は設定された角度で自立する。
なお、このようにスタンド14で起立した状態の電子機器10が、例えば図6(B)に示す起立角度よりもさらに寝た角度(図6(B)中で右側に倒れる方向)に向かって押圧された場合には、クラッチ部30やヒンジ軸26と機器筐体12との連結部分に過大な負荷が加えられる可能性がある。この点、当該電子機器10では、機器筐体12側と一体的に連結された取付筒体28と、スタンド14側と一体的に連結されたスタンド取付部22との間にトルク発生部32を介在させている。このため、起立した電子機器10に倒し方向の外力が加えられた場合であっても、取付筒体28とスタンド取付部22との間に付与された外力がトルク発生部32での回転トルクを超えた時点でスタンド14がさらに開き動作する。その結果、クラッチ部30やヒンジ軸26と機器筐体12との連結部分に過大な負荷が加えられてこれらが破損することが防止される。
一方、図6(A)に示すように起立位置にあるスタンド14を収納位置へと収納する場合は、例えば電子機器10をその背面12aが上を向いた状態として操作ボタン24を押圧操作すればよい。そうすると、スタンド14が自重によって再び収納位置に配置されるため、操作ボタン24に対する押圧操作を解除すればスタンド14が収納位置で固定される。なお、起立位置にあるスタンド14の収納位置への収納は、例えばスタンド14をトルク発生部32の回転トルクに抗して人手等によって収納位置へと押し倒すことで行うこともできる。
以上のように、本実施形態に係る電子機器10は、機器筐体12に対してヒンジ機構18,19を介して回動可能に連結され、機器筐体12に沿った収納位置と前記機器筐体12から突出した起立位置とに回動可能なスタンド14を備え、スタンド14を起立位置に設定することで機器筐体12を起立姿勢に保持可能な構成である。そして、ヒンジ機構18,19は、機器筐体12に対して回転不能且つ軸方向に移動可能に支持されると共に、弾性部材38によって軸方向一方側に付勢されたヒンジ軸26と、ヒンジ軸26の外周側に回転可能に支持され、スタンド14が取り付けされる取付筒体28と、操作面24aが機器筐体12の外面に配設され、操作面24aが押圧操作された場合に弾性部材38の付勢力に抗してヒンジ軸26を軸方向他方側に移動させる操作ボタン24と、操作ボタン24が押圧操作されない状態で、ヒンジ軸26と取付筒体28との間を互いに回転不能な接続状態とする一方、操作ボタン24が押圧操作された場合に、ヒンジ軸26と取付筒体28との間を互いに回転自由な切離状態とするクラッチ部30とを備える。
従って、スタンド14を収納位置から起立位置に回動させる際には、例えば機器筐体12を所望の角度姿勢とした状態で操作ボタン24を押圧操作してクラッチ部30を切離状態とする。そうすると、機器筐体12側に回動不能に連結されたヒンジ軸26に対してスタンド14が取り付けされた取付筒体28が回転自由な状態となる。これによりスタンド14が取付筒体28を介してヒンジ軸26に対し、例えば自重で開き動作する。そこで、スタンド14が所望の開き角度になった状態で操作ボタン24に対する押圧操作を解除することにより、再びクラッチ部30が接続状態となってスタンド14が設定した角度位置に固定される。このように、使用者はスタンド14を使用する際には電子機器10の背面12aを見ることなく操作ボタン24を操作するだけでスタンド14を所望の角度位置まで開くことができる。このため、容易に且つ円滑にスタンド14を使用することが可能となる。
当該電子機器10において、スタンド14は、取付筒体28の外周側に回転可能に支持されたスタンド取付部22を介して取付筒体28に対して取り付けられており、スタンド取付部22と取付筒体28との間に回転トルクを付与するトルク発生部32を備える。従って、収納位置や起立位置にあってクラッチ部30が接続状態にあるスタンド14を人手等によって無理に回動させようとした場合であっても、スタンド14に対する外力がトルク発生部32での回転トルクを超えた場合にはスタンド14が回動する。このため、クラッチ部30やヒンジ軸26と機器筐体12との連結部分に過大な負荷が加えられてこれらが破損することが防止される。
当該電子機器10において、クラッチ部30は、ヒンジ軸26の外周面に周方向に複数並んで形成された凸部26dと、取付筒体28の内周面に周方向に複数並んで形成され、ヒンジ軸26の凸部26dと互いに噛合可能且つ軸方向に移動可能に嵌合される凹部28cとを有し、ヒンジ軸26の凸部26dと取付筒体28の凹部28cとは、操作ボタン24が押圧操作されない状態で互いに噛合して接続状態となる一方、操作ボタン24が押圧操作された場合に互いの噛合状態が解除されて切離状態となる。これにより、例えば凸部26dと凹部28cのヒンジ軸26の周方向での噛合数(歯数)を適宜設定することにより、スタンド14の固定角度位置の調整ができ、所望の角度でスタンド14を固定することが可能となる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る電子機器10Aに搭載された一方のヒンジ機構19Aの構成を模式的に示す一部断面平面図であり、図8は、図7に示すヒンジ機構19Aの操作ボタン24を押圧操作した状態を示す一部断面平面図である。なお、本実施形態の場合にも、他方のヒンジ機構18Aは、一方のヒンジ機構19Aに対して左右対称構造である以外は同一構成でよいため、以下では一方のヒンジ機構19Aについて代表的に説明し、他方のヒンジ機構18Aの具体的な説明及び図示は省略する。
図7及び図8に示すように、ヒンジ機構19A(18A)は、図4及び図5に示すヒンジ機構19(18)のヒンジ軸26から軸側凸部26aを省略したヒンジ軸50と、取付筒体28とスタンド取付部22を一体的に構成したスタンド取付部52と、トルク発生部32と異なる位置に配置されたトルク発生部54とを備える点がヒンジ機構19(18)と異なる。
ヒンジ軸50は、その他端側に軸側凸部26aが設けられておらず、機器筐体12の軸孔34にも筐体側凹部34aが設けられていない。このため、ヒンジ軸50は、機器筐体12に対して回転自由且つ軸方向に移動可能な状態で連結されている。
スタンド取付部52は、上記した取付筒体28に比べて小径部28bを持たない形状の取付筒体56と、取付筒体56の外周面から突出した取付板22bとを有する。このように、当該ヒンジ機構19Aは、取付筒体56に対して直接的に取付板22bを設けてスタンド14を取り付ける構成となっている。
トルク発生部54は、ヒンジ軸50と機器筐体12との間に回転トルクを付与する部分である。トルク発生部54は、ヒンジ軸50のフランジ26bの端面と機器筐体12の台座36との間に挟持された摩擦部材54aを有する。摩擦部材54aは、例えば円環状の板ばねや皿ばねを複数枚積層したばね部材をヒンジ軸50の外周側を囲むように設けたものである。摩擦部材54aは、フランジ26bを介してヒンジ軸50を軸方向一端側(図7中で左側)に付勢するようにフランジ26bの他端面と台座36との間に挟持されている。これにより摩擦部材54aは、ヒンジ軸50の機器筐体12に対する回転に所定の回転トルクを付与すると同時に、ヒンジ軸50を軸方向一方側に付勢する。
トルク発生部54による回転トルクは、上記したトルク発生部32の回転トルクと同等に設定されればよい。トルク発生部54は、ヒンジ軸50(スタンド取付部52)と機器筐体12との間に所望の回転トルクを付与できる構成であればよい。
このようなヒンジ機構19A(18A)を備えた電子機器10Aでは、先ず、図6(A)に示すようにスタンド14が収納位置にあって操作ボタン24が押圧操作されていない状態では、図7に示すようにクラッチ部30は凸部26dと凹部28cとが互いに噛合した接続状態にある。このため、スタンド取付部52の取付筒体56はヒンジ軸50に対して回転不能に接続されている。また、ヒンジ軸50と機器筐体12との間はトルク発生部54によって所定の回転トルクが付与されている。その結果、スタンド取付部52に締結固定されたスタンド14は、がたつきなく安定した状態で収納位置に保持されている。
なお、この収納位置でスタンド14を人手等によって無理に回動させようとした場合であっても、ある程度の外力ではトルク発生部54での回転トルクによってスタンド14が開くことはない。しかしながら、スタンド14に対する外力がトルク発生部54での回転トルクを超えた場合にはスタンド14が起立位置に向かって開き動作することになる。このため、クラッチ部30に過大な負荷が加えられて破損することが防止される。
次に、収納位置にあるスタンド14を起立位置に回動させる際は、例えば図6(A)に示すように電子機器10Aの機器筐体12の側部を手で把持して机面44a上で所望の起立角度とする。そして、この状態から左右のヒンジ機構18A,19Aの操作ボタン24を機器筐体12内に向かって押圧操作する。
そうすると、各ヒンジ機構18A,19Aでは、図8に示すように押圧操作された操作ボタン24によってヒンジ軸50が摩擦部材54aに抗して軸方向他端側に移動し、クラッチ部30は凸部26dと凹部28cとが互いに噛合していない切離状態となる。このため、取付筒体56は機器筐体12に対して所定の回転トルクで連結されたヒンジ軸50に対して回転自由に切離される。
その結果、スタンド14の自重によって取付筒体56がヒンジ軸50に対して回動し、図6(B)に示すようにスタンド14が開き動作してその開放端部14bが机面44a上に着地する。そこで、操作ボタン24に対する押圧操作を解除する。そうすると、摩擦部材54aの付勢力によってヒンジ軸50が図7に示すように軸方向一端側に移動し、クラッチ部30は凸部26dと凹部28cとが互いに噛合した接続状態に復帰する。これにより、スタンド14が図6(B)に示す開き角度に位置決めされた起立位置に保持されるため、使用者が電子機器10Aから手を放しても電子機器10Aは設定された角度で自立する。
なお、このようにスタンド14で起立した状態の電子機器10Aが、例えば図6(B)に示す起立角度よりもさらに寝た角度(図6(B)中で右側に倒れる方向)に向かって押圧された場合には、クラッチ部30に過大な負荷が加えられる可能性がある。この点、この構成例では、スタンド取付部52と一体的に連結されたヒンジ軸50と機器筐体12との間にトルク発生部54を介在させている。このため、起立した電子機器10Aに倒し方向の外力が加えられた場合であっても、スタンド取付部52を介してヒンジ軸50と機器筐体12との間に付与された外力がトルク発生部54での回転トルクを超えた時点でスタンド14がさらに開き動作する。その結果、クラッチ部30に過大な負荷が加えられてこれらが破損することが防止される。
一方、図6(A)に示すように起立位置にあるスタンド14を収納位置へと収納する場合は、例えば電子機器10Aをその背面12aが上を向いた状態として操作ボタン24を押圧操作すればよい。そうすると、スタンド14が自重によって再び収納位置に配置されるため、操作ボタン24に対する押圧操作を解除すればスタンド14が収納位置で固定される。なお、起立位置にあるスタンド14の収納位置への収納は、例えばスタンド14をトルク発生部54の回転トルクに抗して人手等によって収納位置へと押し倒すことで行うこともできる。
以上のように、本実施形態に係る電子機器10Aは、機器筐体12に対してヒンジ機構18A,19Aを介して回動可能に連結され、機器筐体12に沿った収納位置と機器筐体12から突出した起立位置とに回動可能なスタンド14を備え、スタンド14を起立位置に設定することで機器筐体12を起立姿勢に保持可能な構成である。そして、ヒンジ機構18A,19Aは、機器筐体12に対して回転自由且つ軸方向に移動可能に支持されたヒンジ軸50と、ヒンジ軸50の外周側に回転可能に支持され、スタンド14が取り付けされる取付筒体56と、操作面24aが機器筐体12の外面に配設され、操作面24aが押圧操作された場合にヒンジ軸50を軸方向他方側に移動させる操作ボタン24と、ヒンジ軸50を操作ボタン24の押圧操作による移動方向と逆方向の軸方向一方側に付勢すると共に、ヒンジ軸50と機器筐体12との間に回転トルクを付与するトルク発生部54と、操作ボタン24が押圧操作されない状態で、ヒンジ軸50と取付筒体56との間を互いに回転不能な接続状態とすることで、取付筒体56と機器筐体12との間にトルク発生部54による回転トルクが付与された状態とする一方、操作ボタン24が押圧操作された場合に、ヒンジ軸50と取付筒体56との間を互いに回転自由な切離状態とすることで、取付筒体56と機器筐体12との間にトルク発生部54による回転トルクが付与されない状態とするクラッチ部30とを備える。
従って、スタンド14を収納位置から起立位置に回動させる際には、例えば機器筐体12を所望の角度姿勢とした状態で操作ボタン24を押圧操作してクラッチ部30を切離状態とする。そうすると、機器筐体12側にトルク発生部54を介して所定の回転トルクで連結されたヒンジ軸50に対してスタンド14が取り付けされた取付筒体56が回転自由な状態となる。これによりスタンド14が取付筒体56を介してヒンジ軸50に対し、例えば自重で開き動作する。そこで、スタンド14が所望の開き角度になった状態で操作ボタン24に対する押圧操作を解除することにより、再びクラッチ部30が接続状態となってスタンド14が設定した角度位置に固定される。このように、使用者はスタンド14を使用する際には電子機器10Aの背面12aを見ることなく操作ボタン24を操作するだけでスタンド14を所望の角度位置まで開くことができる。このため、容易に且つ円滑にスタンド14を使用することが可能となる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば上記各実施形態では、機器筐体12の底面12e付近にヒンジ機構18,19(18A,19A)を配置し、開放端部14bを上方から下方に倒す回動方向にスタンド14を開閉する構成を例示したが、スタンド14の回動方向は他の方向であってもよい。例えば図9に示す電子機器10Bのように、ヒンジ機構18,19(18A,19A)を機器筐体12の中央付近に配置し、開放端部14bを下方から上方に起こす回動方向にスタンド14を開閉する構成等であってもよい。
また上記各実施形態では、左右のヒンジ機構18,19(18A,19A)を左右対称構造である以外は共に同一構成であるとして説明したが、例えば一方のヒンジ機構19(19A)にのみ操作ボタン24を設け、他方はヒンジ軸26(50)が回転自由に機器筐体12に対して支持された構成等であってもよい。
クラッチ部30の接離構造は、上記したセレーション等の嵌合構造以外でもよい。例えば、フランジ26bの端面に周方向に並んだ複数の突起を設け、取付筒体28(56)の対向する端面に周方向に並んだ複数の凹部を設け、両者が所定角度刻みで嵌合する構造等であってもよい。
10,10A,10B 電子機器
12 機器筐体
12a 背面
12b 表面
14 スタンド
16 ディスプレイ
18,18A,19,19A ヒンジ機構
22、52 スタンド取付部
22a 連結筒部
22b 取付板
22c,28a 貫通孔
24 操作ボタン
24a 操作面
26,50 ヒンジ軸
26a 軸側凸部
26b フランジ
26c 拡径部
26d 凸部
28,56 取付筒体
28b 小径部
28c 凹部
30 クラッチ部
32,54 トルク発生部
32a,54a 摩擦部材
34 軸孔
34a 筐体側凹部
38 弾性部材
39a コイルばね
39b 当接部材
40 ストッパ
41 環状凹部

Claims (5)

  1. 機器筐体に対してヒンジ機構を介して回動可能に連結され、前記機器筐体に沿った収納位置と前記機器筐体から突出した起立位置とに回動可能なスタンドを備え、前記スタンドを前記起立位置に設定することで前記機器筐体を起立姿勢に保持可能な電子機器であって、
    前記ヒンジ機構は、
    前記機器筐体に対して回転不能且つ軸方向に移動可能に支持されると共に、弾性部材によって軸方向一方側に付勢されたヒンジ軸と、
    前記ヒンジ軸の外周側に回転可能に支持され、前記スタンドが取り付けされる取付筒体と、
    操作面が前記機器筐体の外面に配設され、前記操作面が押圧操作された場合に前記弾性部材の付勢力に抗して前記ヒンジ軸を軸方向他方側に移動させる操作ボタンと、
    前記操作ボタンが押圧操作されない状態で、前記ヒンジ軸と前記取付筒体との間を互いに回転不能な接続状態とする一方、前記操作ボタンが押圧操作された場合に、前記ヒンジ軸と前記取付筒体との間を互いに回転自由な切離状態とするクラッチ部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器において、
    前記スタンドは、前記取付筒体の外周側に回転可能に支持されたスタンド取付部を介して前記取付筒体に対して取り付けられており、
    前記スタンド取付部と前記取付筒体との間に回転トルクを付与するトルク発生部を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 機器筐体に対してヒンジ機構を介して回動可能に連結され、前記機器筐体に沿った収納位置と前記機器筐体から突出した起立位置とに回動可能なスタンドを備え、前記スタンドを前記起立位置に設定することで前記機器筐体を起立姿勢に保持可能な電子機器であって、
    前記ヒンジ機構は、
    前記機器筐体に対して回転自由且つ軸方向に移動可能に支持されたヒンジ軸と、
    前記ヒンジ軸の外周側に回転可能に支持され、前記スタンドが取り付けされる取付筒体と、
    操作面が前記機器筐体の外面に配設され、前記操作面が押圧操作された場合に前記ヒンジ軸を軸方向他方側に移動させる操作ボタンと、
    前記ヒンジ軸を前記操作ボタンの押圧操作による移動方向と逆方向の軸方向一方側に付勢すると共に、該ヒンジ軸と前記機器筐体との間に回転トルクを付与するトルク発生部と、
    前記操作ボタンが押圧操作されない状態で、前記ヒンジ軸と前記取付筒体との間を互いに回転不能な接続状態とすることで、前記取付筒体と前記機器筐体との間に前記トルク発生部による回転トルクが付与された状態とする一方、前記操作ボタンが押圧操作された場合に、前記ヒンジ軸と前記取付筒体との間を互いに回転自由な切離状態とすることで、前記取付筒体と前記機器筐体との間に前記トルク発生部による回転トルクが付与されない状態とするクラッチ部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1又は2記載の電子機器において、
    前記クラッチ部は、前記ヒンジ軸の外周面に周方向に複数並んで形成された凸部と、前記取付筒体の内周面に周方向に複数並んで形成され、前記ヒンジ軸の凸部と互いに噛合可能且つ軸方向に移動可能に嵌合される凹部とを有し、
    前記ヒンジ軸の凸部と前記取付筒体の凹部とは、前記操作ボタンが押圧操作されない状態で互いに噛合して前記接続状態となる一方、前記操作ボタンが押圧操作された場合に互いの噛合状態が解除されて前記切離状態となることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記機器筐体は、前記操作ボタンが押圧操作されて前記ヒンジ軸が前記軸方向他方側に移動した場合に、該ヒンジ軸と当接して弾性的に変形又は移動する当接部材を備えることを特徴とする電子機器。
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