JP6955452B2 - 放送音形成装置、及び情報提示システム - Google Patents

放送音形成装置、及び情報提示システム Download PDF

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本発明は、音を介して情報提示可能な放送音形成装置、及び情報提示システムに関する。
放送音により端末装置に情報を取得させるシステムとして、特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載の技術では、情報提示システムは、識別情報が含まれる放送音を出力することにより、携帯電話機やスマートフォン等の端末装置に、識別情報を伝える。端末装置は、インターネット等を介して情報提示システムと通信し、識別情報に関連する情報を取得する。
特許第5871088号公報
ところで、非常放送のように、公衆に広く、早く情報を伝達したい場合がある。このような情報は、様々な形態で情報が伝達されることが好ましい。そこで、機能、用途、及び属性等が異なる端末装置のそれぞれにおいて異なる情報を提示できる、放送音形成装置、及び情報提示システムを提供する。
(1)上記課題を解決する情報提示システムは、放送音に含まれる識別情報に基づいて情報を提示する情報提示システムにおいて、前記識別情報を含む前記放送音を放送する放送装置と、空間内に配置され得る複数の端末装置とを含み、第1の前記端末装置は、前記放送装置から放送された放送音に含まれる識別情報に基づいて、前記放送音の前記識別情報に関連する第1の関連情報を提示し、第2の前記端末装置は、前記放送装置から放送された放送音に含まれる識別情報に基づいて、前記放送音の前記識別情報に関連する第2の関連情報を提示し、前記第1の関連情報は、前記第2の関連情報とは異なる態様の情報である。この構成によれば、異なる端末装置それぞれで、異なる情報が提示されるため、人は、様々な態様で情報を得ることができる。
(2)上記情報提示システムにおいて、前記端末装置は、前記端末装置の用途、機能、属性、前記端末装置にインストールされている前記識別情報の関連情報を提示する情報提示アプリケーション、並びに前記端末装置の所有者若しくは管理者の情報の少なくとも1つによって異なるテーブルであってかつ前記識別情報と前記関連情報とを関連付けるテーブルを有する。この構成によれば、端末装置は、識別情報から簡単に関連情報を取得できる。
(3)上記情報提示システムにおいて、前記放送装置は、前記識別情報を放送形態によって特定される放送音の帯域幅内に埋め込む放送音形成装置と、前記放送音形成装置に接続されるスピーカーとを備え、前記放送音形成装置と前記スピーカーとはハイインピーダンス方式で接続される。この構成によれば、放送音の帯域幅よりも高い周波数帯域に識別情報を埋め込む放送音形成装置とスピーカーとがハイインピーダンス方式で接続されるシステムに比べて、スピーカーの構造及び放送音形成装置の構造を簡略化できる。ここで、放送形態によって特定される放送音とは、放送に用いられる機器、伝送形態によって、最終的にスピーカーから音声として出力される放送音のことである。識別情報を埋め込む帯域において、識別情報は、放送形態によって特定される放送音の帯域幅内に一部でも含まれていればよく、受音側で識別情報の抽出が可能であればよい。
(4)上記情報提示システムにおいて、前記放送装置は、防災無線システムを含み、前記放送音の帯域幅は、前記防災無線システムに繋がるスピーカーから放送される放送音の帯域幅である。この構成によれば、防災無線システムを介して複数の端末装置に識別情報を伝達できる。
(5)上記情報提示システムにおいて、前記放送装置は、放送受信機を含み、前記放送音の帯域幅は、前記放送受信機に備わるスピーカーまたは前記放送受信機に接続されたスピーカーから放送される放送音の帯域幅である。この構成によれば、防災ラジオを介して複数の端末装置に識別情報を伝達できる。
(6)上記課題を解決する放送音形成装置は、放送形態によって特定される放送音を形成する放送音形成装置であって、状況及び各種のサービスを表す種類情報と識別情報とを関連付けしたテーブルを有し、前記放送音の帯域幅内に識別情報を埋め込む。この構成によれば、種類情報に関連する識別情報が埋め込まれた放送音を形成できる。
(7)上記放送音形成装置は、前記種類情報に関連する情報を取得するとき、前記放送音の帯域幅内に前記種類情報に関連付けされた前記識別情報を埋め込むことにより、前記放送音を形成する。この構成によれば、識別情報が埋め込まれた放送音を自動的に形成できる。
(8)上記課題を解決する端末装置は、マイクを備える端末装置であって、前記端末装置の用途、機能、属性、インストールされているアプリケーション、前記端末装置の所有者若しくは管理者と対応付けられた特定情報により特定されるテーブルであって、放送音に含まれる識別情報と前記識別情報に関連する関連情報とを関連付けるテーブルを有し、前記放送音から前記識別情報を抽出し、前記テーブルを参照し、抽出された前記識別情報に関連付けされた前記関連情報を提示する。この構成によれば、端末装置は、テーブルを参照するため、迅速に識別情報に関連付けされた関連情報を提示できる。
上記端末装置及び情報提示システムによれば、異なる情報を提示できる。放送音形成装置は、端末装置に情報を伝達できる。
第1実施形態に係る情報提示システムの模式図。 第2実施形態に係る情報提示システムの模式図。 識別情報と種類情報との関係を示す識別情報テーブル。 端末装置の種類と端末用テーブルとを関連付けする管理テーブル。 スマートフォンが有する端末用テーブル。 サイネージが有する端末用テーブル。 スマートフォンが実行する設定処理のフローチャート。 サイネージが実行する設定処理のフローチャート。 スマートフォンが実行する情報取得処理のフローチャート。 サイネージが実行する情報取得処理のフローチャート。 第3実施形態に係る情報提示システムについて、放送装置が有する識別情報テーブル。 第3実施形態に係る情報提示システムについて、情報管理装置が有する管理テーブル。 第3実施形態に係る情報提示システムについて、端末装置が有する端末用テーブル。 放送装置の変形例の模式図。 放送装置の変形例の模式図。
<第1実施形態>
図1を参照して、情報提示システムについて説明する。
情報提示システム1は、放送音に含まれる識別情報IDに基づいて情報を提示する。
情報提示システム1は、識別情報IDを含む放送音を放送する放送装置2と、空間内に配置され得る複数の端末装置3とを含む。放送装置2は、識別情報IDを記憶する。好ましくは、放送装置2は、後述の種類情報ICに関連付けて識別情報IDを記憶する。
放送装置2のスピーカー11は、天井または壁に設置される。例えば、駅内の通路、駅のホーム、イベント会場、宴会場、コンサートホール、学校、ビル、運動場、等に設置され得る。駅内の通路等の公共空間においては、公共空間に1または複数のスピーカー11が設置される。学校またはビルにおいては、複数の部屋それぞれに1または複数のスピーカー11が設置される。放送音は、複数の人及び物(マイクを有する物)に伝達される。
識別情報IDは、様々な状況、各種のサービス等を表す情報(以下、種類情報IC)毎に付与される情報である。識別情報IDは予め設定されている。例えば、各種の災害(状況の例)について個別に識別情報IDが設定される。各種の事故(状況の例)について個別に識別情報IDが設定される。また、各種のサービスについて識別情報IDが設定される。また、電車の遅延や自動車の渋滞(状況の例)について識別情報IDが設定される。このうち災害に関する識別情報IDは、国内または世界中で標準化されてもよい。災害の情報は、世界中のどこにいても必要とされるからである。
識別情報IDは、識別情報IDに対応する状況が生じたときに、音声信号に埋め込まれる。例えば、災害や事故等の非常事態が生じたとき、人に詳しい情報を知らせるために、公共空間に放送される放送音の音声信号に識別情報IDが埋め込まれる。また、来店客にサービス情報を知らせるために、店舗に放送される放送音の音声信号に識別情報IDが埋め込まれる。
放送装置2は、識別情報IDを含む放送音を出力する。放送装置2は、電子透かし法により、放送音の元の音声信号に識別情報IDを埋め込む。識別情報IDは、放送音の帯域幅内に埋め込まれる。放送音の帯域とは、放送システムにおいてスピーカー11から出力する音について、予め設定されている音声周波数帯域幅を示す。各種の放送システムにおいて、放送音の帯域幅が予め設定されており、帯域幅から外れたところに識別情報IDを埋め込まれると、識別情報IDが伝達され難くなるからである。好ましくは、識別情報IDは、放送音の可聴帯域内に埋め込まれる。
電子透かし法として、例えば、エコー拡散、スペクトラム拡散が挙げられる。好ましくは、放送装置2は、エコー拡散で、放送音の可聴帯域内に識別情報IDを埋め込む。なお、放送装置2は、スペクトラム拡散により放送音の非可聴帯域(可聴帯域よりも周波数が高い領域)に識別情報IDを埋め込み得る。可聴帯域とは、20Hz以上20,000Hz以下の帯域である。
放送装置2は、放送音形成装置10と、放送音形成装置10に接続されるスピーカー11とを備える。放送音形成装置10は、放送形態によって特定される帯域の放送音を形成する。放送形態によって特定される帯域は、各種の放送システム(例えば、防災放送等)によって設定されている。
放送音形成装置10とスピーカー11とはハイインピーダンス方式で接続される。好ましくは、放送音形成装置10とスピーカー11との間のインピーダンスは、100Ω以上とされる。また、好ましくは、放送音形成装置10とスピーカー11との間のインピーダンスは、20kΩ以下とされる。
端末装置3は、放送音を受信するマイク6を有し、また、情報を提示する提示手段を有する。端末装置3として、例えば、スマートフォン21、携帯電話、マイク付きのサイネージ23、マイク付きのテレビ、マイク付きのパーソナルコンピュータ、マイク付きのスピーカー(端末装置3としてのスピーカー)等が挙げられる。これら端末装置3は、情報を提示する手段として、表示部、音声出力部、等を有する。
端末装置3は、マイク6で受信した音声信号から識別情報IDを抽出する。端末装置3は、識別情報IDに関連する情報と識別情報IDとが関係付けられたテーブル(以下、端末用テーブル)を有する。端末装置3は、抽出した識別情報IDに関連する情報を表示部等で提示する。
識別情報IDは、放送音を受信できる端末装置3に対して共通化されている。複数の端末装置3が同じ放送音を受信するときは、複数の端末装置3は、同じ識別情報IDを抽出する。一方、端末装置3は、端末装置3の機能、用途、属性等に応じた端末用テーブルを有する。すなわち、端末装置3の機能、用途、属性等に対応する端末用テーブルがある。そして、識別情報IDに関連付けされている情報は、端末装置3の機能、用途、属性等によって異なる。ここで、端末装置3の機能、用途、属性等とは、端末装置3の機能、用途、属性、端末装置3にインストールされている情報提示アプリケーションのタイプ、端末装置3の所有者または管理者の情報、である。
識別情報IDを抽出する識別情報抽出プログラム及び端末装置3が有する端末用テーブルは、CDやSD等の記憶媒体またはインターネット4により提供される。例えば、スマートフォン21の場合、インターネット4を介して情報提示アプリケーションが提供される。情報提示アプリケーションは、識別情報抽出プログラムとスマートフォン21用の端末用テーブルとを含む。情報提示アプリケーションは、起動により、識別情報抽出プログラムを動作させる。したがって、スマートフォン21のユーザーは、識別情報IDが含まれる放送音(例えば、災害情報の放送)を聞いたときに、情報提示アプリケーションを起動させることで、放送音に含まれる識別情報IDに関連する情報を得ることができる。
放送音が複数種類の端末装置3に受信される場合を説明する。
第1の端末装置3Aは、第1の端末装置3A自身が有する端末用テーブルを参照して、放送装置2から放送された放送音に含まれる識別情報IDに基づいて、放送音の識別情報IDに関連する第1の関連情報を提示する。第2の端末装置3Bは、第2の端末装置3B自身が有する端末用テーブルを参照して、放送装置2から放送された放送音に含まれる識別情報IDに基づいて、放送音の識別情報IDに関連する第2の関連情報を提示する。第1の関連情報は、第2の関連情報とは異なる態様の情報である。
例えば、スマートフォン21とサイネージ23とが同じ放送音を受信し、同じ識別情報IDを抽出するとき、スマートフォン21には、識別情報IDに対応するスマートフォン21用の関連情報が示され、サイネージ23には、識別情報IDに対応するサイネージ23用の関連情報が表示される。このように、情報提示システム1によれば、複数種類の端末装置3に同時に情報を伝達できる。また、複数種類の端末装置3は、端末装置3の機能に応じた情報を提示できる。
本実施形態の作用を説明する。
複数の端末装置3は、識別情報IDを含む放送音を受信する。複数の端末装置3は、識別情報IDを取得すると、識別情報IDに関連した情報であって端末装置3自体の機能用途属性等に応じた関連情報を提示する。したがって、複数の端末装置3が提示する情報は異なる。このように、複数の端末装置3は、端末装置3自体の機能用途属性等に応じた情報を提示する。これにより次のように複数の効果がある。
第1に、放送音を少しでも聞いた人は、放送音を受信することにより、放送音の識別情報IDに関連して、各種の端末装置3から多様な情報を得ることが出来る。第2に、騒音等の影響で放送音が聴き取り難い場合でも、端末装置3を用いてその放送音に関する事項を確認できる。第3に、放送音の内容に関係なく放送音に繰り返して識別情報IDを含ませることができるため、放送音の識別情報IDに関連する情報を迅速に得ることができる。例えば、音声(識別情報IDがない音声)またはテロップで災害情報が繰り返して放送される場合、関心のある情報がいつ報知されるかも予想が付き難い。この点、本実施形態によれば、放送音を受信することで放送音の識別情報IDに関連する情報を得ることができるため、情報取得が簡単かつ情報提示を待つことなく情報を入手できる。第4に、スマートフォン21では、文字入力して関連情報を検索できるが、文字入力が面倒であり、目的の情報が迅速に取得できないことがある。この点、端末装置3は、放送音を受信することにより、放送音の識別情報IDに関連する情報を迅速に得ることができる。第5に、放送装置2は識別情報IDを有し、端末装置3は予めテーブルを有しているため、通信不可である場合においても最小限の情報を提示できる。例えば、インターネット4を介する通信ができないとき、放送音の受信により、ユーザーは、地震発生等の情報を知ることができる。
本実施形態の効果を以下に説明する。
(1)情報提示システム1は、放送装置2と、空間内に配置され得る複数の端末装置3とを含む。第1の端末装置3Aは、放送音に含まれる識別情報IDに基づいて、放送音の識別情報IDに関連する第1の関連情報を提示する。第2の端末装置3Bは、放送音に含まれる識別情報IDに基づいて、放送音の識別情報IDに関連する第2の関連情報を提示する。第1の関連情報は、第2の関連情報とは異なる態様の情報である。この構成によれば、異なる端末装置3A,3Bそれぞれで、異なる情報が提示されるため、人は、様々な態様で情報を得ることができる。
(2)端末装置3は、端末装置3の機能用途属性等の少なくとも1つによって異なるテーブルを有し、テーブルは、識別情報IDと関連情報とを関連付ける。この構成によれば、端末装置3は、識別情報IDから簡単に関連情報を取得できる。
(3)テーブルの関連情報は、端末装置3の機能用途属性等によって異なる。この構成によれば、端末装置3は、端末装置3自体の機能用途属性等(機能、用途、属性、情報提示アプリケーションの種類、所有者か管理者化を示す情報)の少なくとも1つが異なることによって、異なる関連情報を提示できる。
(4)放送装置2は、放送音の帯域幅に識別情報IDを埋め込む。そして、放送音形成装置10とスピーカー11とはハイインピーダンス方式で接続される。この構成によれば、放送音の帯域幅よりも高い周波数帯域に識別情報IDを埋め込む放送音形成装置10とスピーカー11とを備えるシステムであってハイインピーダンス方式で接続されるシステム(以下、「参考システム」)に比べて、スピーカー11の構造及び放送音形成装置10の構造を簡略化できる。すなわち、放送音形成装置10とスピーカー11とをハイインピーダンス方式で接続する場合において、可聴帯域よりも高い周波数帯域に識別信号を埋める場合、当該識別信号を音として形成する場合に放送音形成装置10に負荷がかかりかつスピーカー11の構造を高周波対応の構造のものとする必要がある。この点において、上記構成によれば、放送音形成装置10に負荷増大がなく、かつスピーカー11の構造の複雑さを回避できる。
(5)放送音形成装置10は、種類情報ICと識別情報IDとを関連付けしたテーブルを有する。そして、放送音形成装置10は、放送音の帯域幅内に種類情報ICに関連付けされた識別情報IDを埋め込むことにより、放送音を形成する。この構成によれば、種類情報ICに関連する識別情報IDが埋め込まれた放送音を形成できる。
(6)放送音形成装置10は、種類情報ICに関連する情報を取得するとき、放送音の帯域幅内に種類情報ICに関連付けされた識別情報IDを埋め込むことにより、放送音を形成するように構成され得る。種類情報ICに関連する情報を取得するときとは、例えば、放送音形成装置10が、災害または火災の警報音またはインターネット4を介して自動的に送信されるアラートを受信するときである。各種の警報音及びアラートは、識別情報IDに関連付けられている。この構成によれば、識別情報IDが埋め込まれた放送音を自動的に形成できる。
(7)端末装置3は、マイク6を備える。端末装置3は、放送音に含まれる識別情報IDと関連情報とを関連付ける端末用テーブルを有する。端末装置3は、放送音から識別情報IDを抽出し、端末用テーブルを参照し、抽出された識別情報IDに関連付けされた関連情報を提示する。この構成によれば、端末装置3は、端末用テーブルを参照するため、迅速に識別情報IDに関連付けされた関連情報を提示できる。
<第2実施形態>
図2〜図10を参照して、本実施形態に係る情報提示システム1について説明する。
情報提示システム1は、災害情報や緊急情報を人に伝えるシステムである。情報提示システム1は、例えば、駅のホームと繋がるビル(以下、「駅ビル」という。)に設置される。駅ビルには、スピーカー11やサイネージ23が配置される。スピーカー11は、日常において、電車到着等のアナウンスのために使われる。サイネージ23は、広告宣伝等に使われる。
図2に示されるように、情報提示システム1は、第1実施形態と同様に、放送装置2と、端末装置3とを備える。本実施形態において、第1の端末装置3Aは、個人が使うスマートフォン21である。第2の端末装置3Bは、マイク24を有するサイネージ23である。サイネージ23のマイク24は、サイネージ23近くのスピーカー11に向けられている。
放送装置2は、放送音形成装置10と、放送音形成装置10に接続されるスピーカー11とを備える。スピーカー11は、放送音形成装置10から出力される信号を放送音として出力する。スピーカー11は、駅ビルの天井、壁等に設置される。
放送音形成装置10は、マイク12で集音される音声信号または予め記憶部に記憶されている音声信号に、識別情報IDを埋め込む。識別情報IDは、放送音の帯域幅内に埋め込まれる。埋め込みのタイミングは、人の指令または自動指令に基づく。識別情報IDが埋め込まれる音声信号は限定されない。例えば、人の音声、警報等の機械音、録音されたアナウンスや注意音等のいずれであってもよい。
図3に示されるように、識別情報IDは、状況の種類情報ICに関連付されている。本実施形態では、種類情報ICは、災害及び緊急事態を分類する情報である。本実施形態では、種類情報ICは、火事、地震、津波、停電、台風、テロ、ミサイル攻撃である。種類情報ICと識別情報IDとが関連付けされたテーブル(以下、「識別情報テーブル」)は、予め設定される。好ましくは、識別情報テーブルは、全国または世界中において標準化される。
災害が生じると、放送音形成装置10は、自動指令により、または人の操作指令により、当該災害に対応する識別情報IDをアナウンスの音声信号に埋め込む。これにより、駅ビル内の人々に、災害が音声で伝えられるとともに、人に所有された端末装置3及び駅ビルの設置されている端末装置3に識別情報IDが伝えられる。なお、識別情報IDは、音として伝播するが、上述のように、人には、聴き分けることはできない。
次に、端末装置3について説明する。
端末装置3は、放送音から識別情報IDを抽出し、識別情報IDに関連する関連情報を取得する。端末装置3は、識別情報IDに関連する関連情報を提示する。
識別情報IDを抽出するコンポーネント及び識別情報IDに関連する関連情報を取得するコンポーネントは、端末装置3に予め設けられたり、通信または記憶媒体を介して端末装置3に提供されたりする。本実施形態では、これらのコンポーネントは、インターネット4を介して提供される。例えば、情報取得基本機能を備える情報提示アプリケーションは、インターネット4上のサーバで管理されている。スマートフォン21やサイネージ23には、情報提示アプリケーションがインストールされる。
端末装置3は、識別情報IDに関連する関連情報を取得ときに参照するテーブル(以下、「端末用テーブル」)を記憶する。端末用テーブルは、機能が異なる端末装置3毎に異なる。端末用テーブルは、インターネット4上の情報管理装置5で管理されている。端末用テーブルは、情報管理装置5から端末装置3に提供される。
図4は、端末装置3と端末用テーブルとを関連付けするテーブル(以下、「管理テーブル」)である。情報管理装置5は、端末装置3毎に、端末用テーブルを用意している。情報管理装置5は、端末装置3からのアクセスがあるとき、管理テーブルを参照して、端末装置3に対応した端末用テーブルを当該端末装置3に提供する。
例えば、図4に示されるように、情報管理装置5には、スマートフォン21用の端末用テーブルと、サイネージ23用の端末用テーブルとが用意される。さらに、端末用テーブルは、スマートフォン21で使用される標準言語毎に別々に用意されている。これにより、情報管理装置5は、スマートフォン21を使用するユーザーが言語として理解可能な関連情報を提供できる。また、サイネージ23においては、サイネージ23の表示画面の大きさに応じて、別々の端末用テーブルが用意されている。これにより、情報管理装置5は、サイネージ23の表示画面の大きさに応じた関連情報を提供できる。
このようにして、端末装置3は、端末装置3自体の機能、属性に応じた内容の関連情報を提示する。例えば、スマートフォン21は、災害の種類(例えば、地震)とともに災害の詳細情報を有するサイトのURL(Uniform Resource Locator)を表示する。サイネージ23は、災害の種類(地震)及びその注意情報を複数の言語で表示する。例えば、サイネージ23は、「地震発生」という内容を、日本語、英語、中国語で、表示する。
図5は、スマートフォン21が有する端末用テーブルの一例である。この例では、スマートフォン21の標準言語に日本語のテーブルが設定されている例である。例えば、スマートフォン21が、識別情報IDとして「002」を抽出すると、スマートフォン21の表示画面には、「地震」と表示されるとともに、日本語の関連リンク先が表示される。これにより、スマートフォン21のユーザーは、放送音を聞き漏らしているときでも、何が生じているのかを直ぐに理解でき、詳細な情報を直ぐに得ることができる。
図6は、サイネージ23が有する端末用テーブルの一例である。例えば、サイネージ23が、識別情報IDとして「002」を抽出すると、サイネージ23の表示画面には、「地震」が日本語、英語、中国語で表示される。このため、日本語を聴き取れない外国人でも、英語または中国語を理解できる場合、状況を直ぐに把握できる。
図7を参照して、スマートフォン21の設定処理(初期設定)について説明する。この設定は、情報提示システム1を利用する前に行われる。
第1ステップS1で、スマートフォン21は、人の操作により、情報提示アプリケーションをインストールする。そうすると、第2ステップS2で、スマートフォン21は、情報提示アプリケーションの識別情報(以下、アプリ識別情報AID)と、スマートフォン21に設定されている言語情報とを情報管理装置5に送信する。アプリ識別情報AIDとは、情報提示アプリケーションを特定するための情報である。情報管理装置5は、スマートフォン21からの情報提供を受けて、当該スマートフォン21に対応する端末用テーブルを選択し、選択した端末用テーブルを当該スマートフォン21に送る。第3ステップS3で、スマートフォン21は、情報管理装置5から端末用テーブルを受信する。以上により、スマートフォン21は、識別情報IDに関連する関連情報を提示できる状態になる。
図8を参照して、サイネージ23の設定処理(初期設定)について説明する。この設定は、情報提示システム1を利用する前に行われる。
第1ステップS11で、人の操作により、サイネージ23に店舗情報の設定を行う。例えば、店舗情報とは、サイネージ23の設置場所に関する情報である。例えば、店舗情報の例として、駅ビル、駅のホーム、学校、工場、観光施設等が挙げられる。
第2ステップS12で、サイネージ23は、アプリ識別情報AIDと、店舗情報と、サイネージ23の詳細設定情報とを情報管理装置5に送信する。サイネージ23の詳細設定情報とは、サイネージ23の表示画面の大きさ等を示す情報である。
情報管理装置5は、サイネージ23からの情報提供を受けて、当該サイネージ23に対応する端末用テーブルを選択し、選択した端末用テーブルを当該サイネージ23に送る。第3ステップS13で、サイネージ23は、情報管理装置5から端末用テーブルを受信する。以上により、サイネージ23は、識別情報IDに関連する関連情報を提示できる状態になる。
図9を参照して、スマートフォン21が実行する情報取得処理について説明する。
災害や緊急事態が発生して、アナウンスが放送されるとき、情報提示アプリケーションが人の操作で起動される。そうすると、スマートフォン21は、放送音から識別情報IDを取得できる状態になる。以下のフローは、スマートフォン21の起動後における処理である。
第1ステップS21で、スマートフォン21は、マイク22で、放送音を受信し、識別情報IDを抽出する。第2ステップS22で、端末用テーブルから識別情報IDに対応する関連情報を表示する。識別情報IDが「002」であるときは、「地震」を表示するとともに、「地震」に関するURLを表示する。
第3ステップS23で、スマートフォン21は、URLのクリックを受け付ける。
スマートフォン21は、URLのクリックを受け付けるとき、第4ステップS24で、URLに移行する。例えば、URLのサイトは、全国各地の地震情報を表示する。
図10を参照して、サイネージ23が実行する情報取得処理について説明する。サイネージ23では、常時、情報提示アプリケーションが動作している。情報取得処理は、所定周期で実行される。情報取得処理は、情報提示アプリケーションの処理の一つである。第1ステップS31において、サイネージ23は、マイク24で、放送音を受信し、識別情報IDを抽出する。サイネージ23は、識別情報IDを抽出すると、第2ステップS32に移行する。サイネージ23は、第2ステップS32において、端末用テーブルを参照し、識別情報IDに対応する情報を表示する。
以上の情報提示システム1によれば、複数の端末装置3で災害情報をさまざまな人に提供できる。複数の端末装置3それぞれで情報が異なるため、それぞれの人によってカスタマイズされた、多様な情報を得ることが出来る。サイネージ23には、情報が複数の言語で提示されるため、所定の国の人だけでなく、当該言語が理解できる国の人にも情報を伝えることが出来る。識別情報IDに関連する関連情報は予め端末装置3に記憶されているため、翻訳処理を行うことなく簡単な情報を伝達できる。
<第3実施形態>
図11〜図13を参照して、本実施形態に係る情報提示システム1について説明する。
情報提示システム1は、サービスを人に提供するシステムである。情報提示システム1は、例えば、店舗に設置される。店舗には、スピーカー11が配置される。これらスピーカー11は、日常で、音楽放送やアナウンスのために用いられる。
情報提示システム1は、第1実施形態と同様に、放送装置2と、端末装置3とを備える。本実施形態において、第1の端末装置3A及び第2の端末装置3Bは、個人が使うスマートフォン21である。第1の端末装置3Aと第2の端末装置3Bとは、属性が異なる。例えば、第1の端末装置3Aは、男性が保有するものであり、第1の端末装置3Aには、男性が使用していることを示す情報を記憶する。第2の端末装置3Bは、女性が保有するものであり、第2の端末装置3Bは、女性が使用していることを示す情報を記憶する。各端末装置3A,3Bは、情報管理装置5に属性に関する情報を送信することにより、属性に対応する端末用テーブル(図13参照)を取得する。
放送装置2は、放送音形成装置10と、放送音形成装置10に接続されるスピーカー11とを備える。スピーカー11は、放送音形成装置10から出力される信号を放送音として出力する。スピーカー11は、店舗の天井、壁等に設置される。放送音形成装置10の構造は、第1実施形態に示された放送音形成装置10に準ずる。
図11に示されるように、識別情報IDは、サービスの種類情報ICに関連付されている。例えば、店舗Aのサービスについて、「010」が設定され、店舗Aとは別の店舗Bのサービスについて、「020」が設定される。なお、1つの店舗が複数のサービスを提供する場合、各サービスに識別情報IDが設定される。サービスとは、例えば、割引等を示すポイントの付与である。
端末装置3は、識別情報IDに関連する関連情報を取得ときに参照する端末用テーブル(図13参照)を記憶する。端末用テーブルは、端末装置3の属性で異なる。実施形態では、属性が異なるスマートフォン21毎に端末用テーブルが用意されている。なお、本実施形態では、属性が異なるスマートフォン21は、異なる端末装置3として扱われる。
図12は、端末装置3と端末用テーブルとを関連付けする管理テーブルである。端末装置3の属性毎に、端末用テーブルが用意される。例えば、図12に示されるように、店舗Aサービス1について、属性が男性のスマートフォン21に、男性用テーブルC1が設定され、属性が女性のスマートフォン21に、女性用テーブルC2が設定される。このような管理テーブルは情報管理装置5で管理される。情報管理装置5は、端末装置3からのアクセスがあるとき、当該端末装置3の属性に対応する端末用テーブルを当該端末装置3に提供する。
図13は、属性が男性のスマートフォン21が有する端末用テーブルの一例である。この例では、スマートフォン21が、識別情報IDとして「002」を抽出すると、スマートフォン21の表示画面には、「男性用、ポイントサービス2」と表示されるとともに、関連リンク先が表示される。これにより、スマートフォン21のユーザーは、放送音の受信により、割引のポイントを稼ぐことができる。
以下に、情報提示システム1の利用例を説明する。店舗Aには、識別情報IDを含む放送音が流れている。スマートフォン21を持って男の人が店舗Aに訪れ、情報取得アプリケーションを動作させると、スマートフォン21は、放送音の受信し、識別情報IDを得る。スマートフォン21は、男性用テーブルC1を参照して、識別情報IDに関連する関連情報を提示する。男の人は、スマートフォン21に示された関連情報を店員に見せることにより、所定のサービス(例えば、ポイントの授与)を受けることができる。女の人が店舗Aに訪れた場合も同様に、スマートフォン21には、識別情報IDに関連する関連情報が提示される。男の人と女の人とでは、スマートフォン21に提示される関連情報が異なるため、店舗から受けるサービスが異なる。
以上の情報提示システム1によれば、スマートフォン21の属性毎に異なる情報を提示できる。このため、端末装置3に応じた情報が可能となる。例えば、本実施形態のように、男女別に異なるサービスを提供できる。
本実施形態では、スマートフォン21の属性は「性別」であるが、属性はこれに限定されない。例えば、国、住所、年齢等であってもよい。属性が年齢である場合、年齢毎に、識別情報IDと関連情報とを関係付けるテーブルが設けられる。
<その他の実施形態>
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・端末用テーブルは、端末装置3の機能、用途、属性等によって、異なる。上述のように、用途が異なる端末装置3(スマートフォン21とサイネージ23)とでは、異なる端末用テーブルがインストールされる。また、上述のように、男女別で、スマートフォン21には、異なる端末用テーブルがインストールされる。また、同種の端末装置3であっても、端末装置3それぞれにおいてバージョンまたは機能が異なる情報提示アプリケーションがインストールされている場合がある。この場合、端末装置3には、情報提示アプリケーションのタイプに対応する端末用テーブルがインストールされるため、端末装置3毎に、端末用テーブルが異なるようになる。
また、同種のスマートフォン21が団体内の人に使用させる場合がある。この場合において、団体を纏める管理者と、団体に属する人とでは、異なる情報を提供することが好ましい場合がある。このような場合、スマートフォン21に団体名と管理者であるか否かの情報とが登録される。そして、団体に属する人のスマートフォン21と、団体に属しかつ団体を管理する管理者のスマートフォン21とでは、異なる端末用テーブルが提供され得る。例えば、管理者の端末用テーブル(災害に関するテーブル)には、災害の種類(例えば、地震)とともに災害時の団体の危機管理方法等の情報を示すURLが関連情報として識別情報IDに関連付けられる。
・図14に示されるように、放送装置2は、ネット(例えば、インターネット4)を介して繋がる複数の機器により構成され得る。例えば、スピーカー11及び放送音形成装置10は、インターネット4を介して接続される。放送音形成装置10は、インターネット4を介して所定のスピーカー11に放送音の元の音声信号を出力する。また、放送音形成装置10は、災害等が生じたときに、識別情報IDが埋め込まれた音声信号を、インターネット4を介してスピーカー11に送信する。このような構成によっても、各実施形態に準じた効果が得られる。
・図15に示されるように、放送装置2は、有線または無線でラジオを受信し、ラジオ番組を放送するものであってもよい。例えば、放送装置2は、放送音形成装置10と、スピーカー11と、無線放送を受信するアンテナ13と、を有し、かつ、インターネット4に繋がる。放送装置2は、インターネット4を介して指令装置14から出される指示により、ラジオ番組の音声信号に識別情報IDを埋め込む。これにより、ラジオ番組の放送によって、人または物に識別情報IDを受信させることができる。このような構成によっても、各実施形態に準じた効果が得られる。テレビ番組の放送でも同様である。
・放送装置2は、防災無線システムを含むように構成され得る。また、防災無線システムに、上記放送装置2を接続してもよい。放送音は、防災無線システムに繋がるスピーカー11から放送される。この構成によれば、防災無線システムを介して複数の端末装置3に識別情報IDを伝達できる。
例えば、防災無線システムで使われる放送装置2は、無線信号を受信する屋外拡声子局、避難場所、等に設置される。放送装置2は、防災無線システムの親局から無線信号を受信して、無線信号から音声信号を形成し、音声信号に識別情報IDを埋め込む。識別情報IDは、放送音の帯域幅内に埋め込まれる。防災無線システムおける放送音の帯域幅は、50〜7000Hzであるため、識別情報IDは、放送音において50〜7000Hzの範囲に識別情報IDの一部または全部が埋め込まれる。なお、無線の符号化方式は、幾つかあり、方式によって、音声帯域が変更され得る。識別情報IDは、各種方式における放送音の帯域幅内に埋め込まれ得る。
・放送装置2は、テレビ又はラジオ等の放送受信機を含むように構成され得る。放送音は、放送受信機に備わるスピーカー11から放送される。この構成によれば、放送受信機を介して複数の端末装置3に識別情報IDを伝達できる。
放送装置2は、緊急告知ラジオ(「防災ラジオ」ともいう)として構成され得る。緊急告知ラジオは、災害時にコミュニティFM放送を通じて、緊急放送を受信して、自動的に起動し緊急情報をスピーカーから放送する。識別情報IDは、繰り返し放送される緊急放送の音声帯域幅内に埋め込まれる。FM放送音の帯域幅は、50〜15KHzであるため、識別情報IDは、放送音において50〜15KHzの範囲に埋め込まれる。
・また、放送装置2は、次のように構成され得る。放送装置2は、電話回線により情報(例えば、災害情報)を受信して、受信した音声信号に識別情報IDを埋め込む。識別情報IDは、放送音の帯域幅内に埋め込まれる。電話回線の帯域幅は、300〜3400Hzであるため、識別情報IDは、放送音において300〜3400Hzの範囲に埋め込まれる。
AID…情報提示アプリケーションの識別情報、IC…種類情報、ID…識別情報、1…情報提示システム、2…放送装置、3…端末装置、3A…第1の端末装置、3B…第2の端末装置、4…インターネット、5…情報管理装置、6…マイク、10…放送音形成装置、11…スピーカー、12…マイク、13…アンテナ、14…指令装置、21…スマートフォン、22…マイク、23…サイネージ、24…マイク。

Claims (5)

  1. 放送音に含まれる識別情報に基づいて情報を提示する情報提示システムにおいて、
    前記識別情報を含む前記放送音を放送する放送装置と、空間内に配置され得る複数種類の端末装置とを含み、
    前記端末装置のそれぞれは、前記端末装置の用途、機能、属性、前記端末装置にインストールされている前記識別情報の関連情報を提示する情報提示アプリケーション、並びに前記端末装置の所有者若しくは管理者の情報、の少なくとも1つに応じた異なるテーブルであってかつ前記識別情報と前記関連情報とを関連付けるテーブルを有し、
    複数種類の前記端末装置のテーブルそれぞれにおいて、共通する前記識別情報には、前記識別情報に対応する関連情報が関連づけられ、
    第1の前記端末装置は、第1の前記端末装置が有する前記テーブルを参照し、前記放送装置から放送された放送音に含まれる識別情報に基づいて、前記放送音の前記識別情報に関連する第1の関連情報を提示し、
    第2の前記端末装置は、第2の前記端末装置が有する前記テーブルを参照し、前記放送装置から放送された放送音に含まれる識別情報に基づいて、前記放送音の前記識別情報に関連する第2の関連情報を提示し、
    前記第1の関連情報は、前記第2の関連情報とは異なる態様の情報である
    ことを特徴とする情報提示システム。
  2. 前記放送装置は、前記識別情報を放送形態によって特定される放送音の帯域幅内に埋め込む放送音形成装置と、前記放送音形成装置に接続されるスピーカーとを備え、
    前記放送音形成装置と前記スピーカーとはハイインピーダンス方式で接続される
    請求項1に記載の情報提示システム。
  3. 前記放送装置は、防災無線システムを含み、
    前記放送音の帯域幅は、前記防災無線システムに繋がるスピーカーから放送される放送音の帯域幅である
    請求項1または2に記載の情報提示システム。
  4. 前記放送装置は、放送受信機を含み、
    前記放送音の帯域幅は、前記放送受信機に備わるスピーカーまたは前記放送受信機に接続されたスピーカーから放送される放送音の帯域幅である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報提示システム。
  5. 状況及び各種のサービスを表す種類情報と識別情報とを関連付けしたテーブルを有し、放送音の帯域幅内に識別情報を埋め込み、放送形態によって特定される前記放送音を形成する放送音形成装置であって、
    前記種類情報に関連する情報を取得するとき、前記放送音の帯域幅内に前記種類情報に関連付けされた前記識別情報を埋め込むことにより、前記放送音を形成する
    放送音形成装置。
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