JP6955255B2 - 水中油型乳化皮膚洗浄料 - Google Patents

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本発明は、メイクとのなじみが良く、メイクとなじむ際の手応えがわかり易く、更に水で洗い流し易い水中油型乳化皮膚洗浄料に関する。
口紅、アイメイク、ファンデーション等のメイクアップ化粧料を除去する皮膚洗浄料として、油性成分と界面活性剤からなる油性皮膚洗浄料、水性成分と界面活性剤からなる水性皮膚洗浄料、そして、油性成分と水性成分と界面活性剤からなる水中油型乳化皮膚洗浄料等がある。一般に、油性皮膚洗浄料は、洗浄力が強い反面、皮膚への負担がやや大きい、水性皮膚洗浄料は、皮膚への負担が軽い反面、洗浄力がやや弱いと言われている。一方、水中油型乳化皮膚洗浄料は、上記に述べた洗浄力と皮膚への負担の軽さを両立するのに適しており、これまでにもさまざまな製剤が開発されてきた。
また、近年の市場においては、皮脂や汗等によっても崩れにくいメイクアップ化粧料が求められており、肌への密着性や耐水性を向上したメイクアップ化粧料が多数上市されている。そのため、皮膚洗浄料においても、洗浄力のさらなる向上が望まれている。
更に、皮膚洗浄料には、メイクアップ化粧料に対する高い洗浄効果だけでなく、水での洗い流し易さも求められている。そのために、界面活性剤を多量に配合し、皮膚洗浄料中の油性成分やメイクアップ化粧料が水と乳化し易くする方法がある。しかしながら、界面活性剤を多量に配合すると、皮膚のツッパリや刺激を感じる場合がある。
これまでに、洗浄力の向上やメイクアップ化粧料の洗い流し易さを向上させた水中油型乳化皮膚洗浄料としては、例えば高級アルコール変性シロキサン化合物、アルキルメチルタウリン塩、液状油を含有することを特徴とする水中油型クレンジング化粧料(特許文献1)、HLB8〜14のポリオキシエチレンモノ脂肪酸グリセリル、油、水、増粘剤を含有し、乳液状〜クリーム状である水中油型乳化皮膚洗浄料(特許文献2)、炭素数12〜26の高級アルコール、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、エステル油、水、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸を含有する乳化型クレンジング化粧料(特許文献3)等がある。しかしながら、これらの技術をもってしても、メイクとのなじみが良く、メイクとなじむ際の手応えがわかり易く、更には水で洗い流し易い水中油型乳化皮膚洗浄料を開発するには至っていない現状がある。
特開2013−95712号公報 特開2013−177383号公報 特開2014−28762号公報
本発明は、メイクとのなじみが良く、メイクとなじむ際の手応えがわかり易く、更には水で洗い流し易い水中油型乳化皮膚洗浄料を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、次の成分(a)〜(f)
(a)ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロース
(b)グリセリン
(c)4〜6価の多価アルコール
(d)ミツロウ
(e)25℃で液状の油性成分30.0〜70.0重量%
(f)水
を含有することを特徴とする水中油型乳化皮膚洗浄料を提供するものである。
また、本発明は、(a)ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロースの含有量が1.0〜5.0重量%である水中油型乳化皮膚洗浄料を提供するものである。
また、本発明は、(b)グリセリンの含有量が2.0〜10.0重量%である水中油型乳化皮膚洗浄料を提供するものである。
また、本発明は、(c)4〜6価の多価アルコールがジグリセリンである水中油型乳化皮膚洗浄料を提供するものである。
また、本発明は、(c)4〜6価の多価アルコールの含有量が2.0〜10.0重量%である水中油型乳化皮膚洗浄料を提供するものである。
また、本発明は、(d)ミツロウの含有量が0.5〜5.0重量%である水中油型乳化皮膚洗浄料を提供するものである。
本発明の水中油型乳化皮膚洗浄料は、メイクとのなじみが良く、メイクとなじむ際の手応えがわかり易く、更には水で洗い流し易い水中油型乳化皮膚洗浄料である。
本発明に用いられる(a)ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロースは、ステアリン酸とショ糖とのエステルであり、市販のものとしては、例えばサーフホープ SE COSME C−1801、サーフホープ SE COSME C−1816(いずれも三菱ケミカルフーズ株式会社)等が挙げられる。
(a)ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロースの含有量は特に限定されないが、水中油型乳化皮膚洗浄料に対して1.0〜5.0重量%が好ましい。これらの範囲において、経時的な乳化安定性を保ちつつ、水で洗い流し易い水中油型乳化皮膚洗浄料を得ることができる。
本発明に用いられる(b)グリセリンは、化粧品原料として通常用いられるものであれば良く、市販のものとしては、例えばグリセリン RG・コ・P(日油株式会社)等が挙げられる。
(b)グリセリンの含有量は特に限定されないが、水中油型乳化皮膚洗浄料に対して2.0〜10.0重量%が好ましい。この範囲において、メイクとのなじみの良さを十分に感じることができる。
本発明に用いられる(c)4〜6価の多価アルコールは、分子内に4〜6個の水酸基を有する化合物であり、例えばジグリセリン、トリグリセリン等のポリグリセリン、グルコース、フルクトース、ソルビトール、キシリトール、イノシトール等の糖アルコール等が挙げられる。また、これらの4〜6価の多価アルコールは、単独で用いても良いし、二種類以上を併用することもできる。中でも、経時的な乳化安定性を保ちつつ、メイクとなじむ際の手応えのわかり易さを付与する点からジグリセリンが好ましく用いられる。
(c)4〜6価の多価アルコールの含有量は特に限定されないが、水中油型乳化皮膚洗浄料に対して2.0〜10.0重量%が好ましい。この範囲において、メイクとなじむ際の手応えのわかり易さを十分に感じることができる。
本発明に用いられる(d)ミツロウは、ミツバチの巣から得られる蝋であり、化粧品原料として通常用いられるものである。市販のものとしては、例えばSR ビーズワックス−PA−(JP)(クローダジャパン株式会社)、BEES WAX SP(Strahl&Pitsch Inc.)等が挙げられる。
(d)ミツロウの含有量は特に限定されないが、水中油型乳化皮膚洗浄料に対して0.5〜5.0重量%が好ましい。この範囲において、経時的な乳化安定性を保ちつつ、メイクとなじむ際の手応えのわかり易さを十分に感じることができる。
本発明に用いられる(e)25℃で液状の油性成分は、通常、化粧品の製造に用いられるものであれば良く、例えば炭化水素油、植物油、エステル油、シリコーン油等が使用できる。具体例としては、ミネラルオイル、スクワラン、水添ポリイソブテン、オレフィンオリゴマー、ホホバ油、オリーブ油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、イソステアリン酸イソステアリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ジメチコン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、シクロペンタシロキサン等が挙げられる。これらの25℃で液状の油性成分は、単独で用いても良いし、2種類以上を併用することもできる。
(e)25℃で液状の油性成分の含有量は、水中油型乳化皮膚洗浄料に対して30.0〜70.0重量%であり、好ましくは40.0重量%〜60.0重量%である。30.0重量%未満ではメイクとのなじみが悪く、70.0重量%を超えると乳化安定性が低下する場合がある。
本発明に用いられる(f)水は、通常、化粧品の製造に用いられるものであれば良く、例えば、蒸留、濾過、イオン交換等により水中の不純物を取り除いた精製水等を用いることができる。
本発明の水中油型乳化皮膚洗浄料は、上記必須成分の他に、一般に化粧品の製造に用いられる成分として、例えばノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高級アルコール、水性成分、水溶性高分子、酸化防止剤、紫外線吸収剤、粉体、香料、キレート剤、防腐剤、着色剤、美容成分等を、本発明の効果を損なわない範囲にて含有することができる。
本発明の水中油型乳化皮膚洗浄料の形態としては、特に限定されることは無く、例えば乳液状、クリーム状、固形状等を採用することができる。
本発明の水中油型乳化皮膚洗浄料は、一般的な水中油型乳化物の調製方法によって製造することができ、調製方法によらず得ることができる。例えば、ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロース、ミツロウ、油性成分等を混合加熱した油相に、グリセリン、4〜6価の多価アルコール、水等を混合加熱した水相を加えて乳化し、その後冷却して水中油型乳化皮膚洗浄料を得ることができる。また、乳化の際は、通常の撹拌に加えて、ホモミキサー、高圧ホモジナイザー等による機械力を与えて乳化することもできる。更に、ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロースとグリセリンにミツロウ、油性成分等を加えて粘稠なゲル組成物を調製し、その後水相を加えて乳化することもできる。その上、ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロースとグリセリンに少量の水を加えた後、ミツロウ、油性成分を加えて粘稠なゲル組成物を調製し、その後水相を加えて乳化することもできる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらに限定されるものではない。尚、含有量については、他に指定のない限り重量%を示す。
下記の表1〜5に挙げた組成を有する水中油型乳化皮膚洗浄料を調製し、下記に示した方法にて使用感および乳化安定性の評価を行った。
(製造方法)
成分1及び2を均一混合して80℃に加温する。そこへ、成分3及び4を均一混合して80℃に加温した油相を徐々に添加してゲルを形成する。ゲル形成後、成分5〜10を均一混合して80℃に加温した水相を加えて乳化し、80℃にて30分間撹拌した後、冷却を開始する。68℃で成分11を添加し、30℃にて冷却停止することにより、水中油型乳化皮膚洗浄料を得た。
(使用感評価方法)
15名の女性専門パネルにより、市販の油性ファンデーションを顔面に塗布し、30分経過後、約2gの水中油型乳化皮膚洗浄料を顔面全体に塗り伸ばし、一定の力加減で1分間クレンジングを行った。その後、顔面を水で洗い流して油性ファンデーション及び水中油型乳化皮膚洗浄料を取り除いた。「メイクとのなじみの良さ」、「メイクとなじむ際の手応えのわかり易さ」、「水による洗い流し易さ」について評価し、以下の基準にて示した。
◎:12名以上が良いと評価した。
○:8〜11名が良いと評価した。
△:4〜7名が良いと評価した。
×:良いと評価した人が3名以下。
(乳化安定性評価方法)
水中油型乳化皮膚洗浄料を50℃の恒温槽に2ヵ月放置した後、目視判定を行い、以下の基準にて示した。
◎:油浮きが認められず、乳化状態を保っている。
○:わずかに油浮きが認められるが、乳化状態を保っている。
△:明らかに油浮きが認められるが、乳化状態を保っている。
×:乳化状態を保つことができず、分離している。
表1の実施例1〜6に示したように、ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロースを含有した場合、評価した全ての項目において満足する結果が得られた。特に、ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロースの含有量が1.0〜5.0重量%を満たす実施例2〜4及び6においては、特に優れた結果が得られた。一方、比較例1及び2に示したように、ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロースを含有しない場合、水による洗い流し易さ、乳化安定性において満足する結果が得られなかった。
Figure 0006955255

※1 サーフホープ SE COSME C−1801(三菱ケミカルフーズ株式会社)
※2 サーフホープ SE COSME C−1816(三菱ケミカルフーズ株式会社)
※3 グリセリン RG・コ・P(日油株式会社)
※4 SR ビーズワックス−PA−(JP)(クローダジャパン株式会社)
※5 CARNATION(SONNEBORN.Inc.)
※6 ジグリセリン−801(阪本薬品工業株式会社)
表2の実施例7〜11に示したように、グリセリンを含有した場合、評価した全ての項目において満足する結果が得られた。特に、グリセリンの含有量が2.0〜10.0重量%を満たす実施例8〜10においては、特に優れた結果が得られた。一方、比較例3及び4に示したように、グリセリンを含有しない場合、メイクとのなじみの良さ及び乳化安定性において満足する結果が得られなかった。
Figure 0006955255
表3の実施例12〜18に示したように、4〜6価の多価アルコールを含有した場合、評価した全ての項目において満足する結果が得られた。また、ジグリセリンを用いた実施例12〜16においては、乳化安定性に特に優れていた。更に、ジグリセリンの含有量が2.0〜10.0重量%を満たす実施例13〜15においては、評価した全ての項目において特に優れた結果が得られた。一方、比較例5及び6に示したように、4〜6価の多価アルコールを含有しない場合、メイクとなじむ際の手応えのわかり易さにおいて満足する結果が得られなかった。
Figure 0006955255

※7 ソルビット D−70(三菱商事フードテック株式会社)
※8 イノシトール(築野食品工業株式会社)
表4の実施例19〜23に示したように、ミツロウを含有した場合、評価した全ての項目において満足する結果が得られた。特に、ミツロウの含有量が0.5〜5.0重量%を満たす実施例20〜22においては、特に優れた結果が得られた。一方、比較例7〜9に示したように、ミツロウを含有しない場合、メイクとなじむ際の手応えのわかり易さにおいて満足する結果が得られなかった。
Figure 0006955255
表5の実施例24〜28に示したように、25℃で液状の油性成分を所定量含有した場合、評価した全ての項目において満足する結果が得られた。一方、比較例10に示したように、25℃で液状の油性成分の含有量が所定量よりも少ない場合は、メイクとのなじみの良さの評価が悪く、比較例11に示したように、25℃で液状の油性成分の含有量が所定量を超えると、乳化安定性が悪くなり、いずれも満足する結果が得られなかった。
Figure 0006955255

※9 ODM(高級アルコール工業株式会社)
次に、本発明のその他の実施例を示す。いずれにおいても、メイクとのなじみの良さ、メイクとなじむ際の手応えのわかり易さ、水による洗い流し易さ、経時的な乳化安定性に優れていた。
(実施例29:水中油型乳化クレンジングミルク)
(成分) (重量%)
(1)ポリステアリン酸スクロース※1 0.1
(2)ステアリン酸スクロース※2 1.4
(3)グリセリン※3 4.0
(4)ミツロウ※4 1.0
(5)ミネラルオイル※5 20.0
(6)イソノナン酸イソトリデシル※10 15.0
(7)ベヘニルアルコール 0.5
(8)精製水 残 余
(9)カルボマー 0.1
(10)ジグリセリン※6 10.0
(11)キレート剤 適 量
(12)中和剤 適 量
(13)防腐剤 適 量
(14)香料 適 量
※10 KAK 139(高級アルコール工業株式会社)
(製造方法)
成分(1)〜(3)を均一混合し、80℃に加温する。そこへ、成分(4)〜(7)を均一混合して80℃に加温した油相を徐々に添加してゲルを形成する。ゲル形成後、成分(8)〜(13)を均一混合して80℃に加温した水相を加えて乳化し、80℃にて30分間撹拌した後、冷却を開始する。68℃で成分(14)を添加し、30℃にて冷却停止することにより、水中油型乳化クレンジングミルクを得た。
(実施例30:水中油型乳化クレンジングクリーム)
(成分) (重量%)
(1)ポリステアリン酸スクロース※1 0.2
(2)ステアリン酸スクロース※2 2.8
(3)グリセリン※3 6.0
(4)ミツロウ※4 3.0
(5)ミネラルオイル※5 40.0
(6)イソステアリン酸イソステアリル※11 10.0
(7)オリーブ果実油※12 10.0
(8)水添ナタネ油アルコール 1.5
(9)精製水 残 余
(10)カルボマー 0.3
(11)ジグリセリン※6 3.0
(12)ソルビトール※7 2.0
(13)キレート剤 適 量
(14)中和剤 適 量
(15)防腐剤 適 量
(16)香料 適 量
※11 ISIS(高級アルコール工業株式会社)
※12 クロピュアOL(クローダジャパン株式会社)
(製造方法)
成分(1)〜(3)を均一混合し、80℃に加温する。そこへ、成分(4)〜(8)を均一混合して80℃に加温した油相を徐々に添加してゲルを形成する。ゲル形成後、成分(9)〜(15)を均一混合して80℃に加温した水相を加えて乳化し、80℃にて30分間撹拌した後、冷却を開始する。68℃で成分(16)を添加し、30℃にて冷却停止することにより、水中油型乳化クレンジングクリームを得た。
(実施例31:水中油型乳化クレンジングクリーム)
(成分) (重量%)
(1)ステアリン酸スクロース※2 5.0
(2)ミツロウ※4 5.0
(3)ミネラルオイル※5 30.0
(4)トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン※13 10.0
(5)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン※14 10.0
(6)水添ナタネ油アルコール 1.0
(7)精製水 残 余
(8)カルボマー 0.3
(9)キサンタンガム 0.2
(10)グリセリン※3 8.0
(11)ジグリセリン※6 1.0
(12)イノシトール※8 1.0
(13)キレート剤 適 量
(14)中和剤 適 量
(15)防腐剤 適 量
(16)香料 適 量
※13 KAK TTI(高級アルコール工業株式会社)
※14 シリコーンKF−56A(信越化学工業株式会社)
(製造方法)
成分(1)〜(6)を均一混合し、80℃に加温し油相とする。成分(7)〜(15)を均一混合し、80℃に加温し水相とする。油相に水相を加えて乳化し、80℃にて30分間ホモミキサー3,000rpmにて撹拌した後冷却を開始する。68℃で成分(16)を添加し、30℃にて冷却停止することにより、水中油型乳化クレンジングクリームを得た。
本発明によれば、メイクとのなじみが良く、メイクとなじむ際の手応えがわかり易く、更に水で洗い流し易い水中油型乳化皮膚洗浄料を提供することができ、化粧品だけでなく、医薬品等にも応用可能である。


Claims (5)

  1. 次の成分(a)〜(f)
    (a)ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロース
    (b)グリセリン
    (c)ジグリセリン
    (d)ミツロウ
    (e)25℃で液状の油性成分30.0〜70.0重量%
    (f)水
    を含有することを特徴とする水中油型乳化皮膚洗浄料。
  2. (a)ステアリン酸スクロース及び/又はポリステアリン酸スクロースの含有量が1.0〜5.0重量%である請求項1記載の水中油型乳化皮膚洗浄料。
  3. (b)グリセリンの含有量が2.0〜10.0重量%である請求項1又は2記載の水中油型乳化皮膚洗浄料。
  4. (c)ジグリセリンの含有量が2.0〜10.0重量%である請求項1〜3のいずれか一項記載の水中油型乳化皮膚洗浄料。
  5. (d)ミツロウの含有量が0.5〜5.0重量%である請求項1〜4のいずれか一項記載の水中油型乳化皮膚洗浄料。
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