JP6954589B2 - 撹拌機及び溶湯処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液状物質、例えば、溶融状態のアルミニウム合金やマグネシウム合金等の金属を撹拌する際に用いられる撹拌機及び溶湯処理装置に関する。
アルミニウム合金やマグネシウム合金を用いた製品は、製品寿命が尽きれば回収され、溶解炉等で溶融されて、他の製品に再利用されることがある。
アルミニウム合金、マグネシウム合金は化学的に活性な金属であるため、溶解炉等において大気に曝されると容易に酸化して多量の酸化物及び酸化物に付着した介在物(以下、「ドロス」という)を形成する。ドロスにはAl,MgO,AlMgO,SiO,珪酸塩、Al・Si・O,FeO,Feなどの酸化物の他に、炭化物(Al、AlC、黒鉛炭素)、ボライド(AlB、AlB12、TiB、VB)、AlTi、AlZr、CaSO、AlN及び各種のハロゲン化物がある。ドロスが懸濁によってアルミニウム溶湯中に混入すると、最終的に非金属介在物となって展伸材、鍛造品、ダイカスト品などの製品の品質低下を招く。このため溶解炉、保持炉、トリベ等の各段階において溶湯からドロスを分離除去する必要がある。
溶解炉の回転傾度を変えることによりドロスを溶湯から分離排出し、効率よく回収する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このように溶解工程でドロスを効率よく回収することができるが、Al溶湯中には酸素等の不純物ガス成分が含まれているので、さらに再溶解時に脱ガス処理する必要がある。
一方、脱ガス処理方法として、処理槽内の溶湯にアルゴン、窒素、塩素等の処理ガスを吹込みガスバブリングする技術が知られている。例えば、ガスバブリング中の溶湯にフラックスを投入する方法(例えば、特許文献2参照。)、あるいはガスバブリング中の溶湯を回転羽根により撹拌する方法(例えば、特許文献3,4,5参照。)が知られている。さらに、溶湯にフラックスを投入し、撹拌機で撹拌し、溶湯中に混在する酸化物を改質してドロスを溶湯から容易に分離させる溶湯の処理方法が知られている(例えば、特許文献6参照。)。
特開平10−227567号公報(4頁〜5頁) 特開昭63−183136号公報(1頁〜4頁、図1、図2) 特開平10−306330号公報(3頁〜4頁、図5、図6) 特開昭62−297422号公報(1頁、図1) 特公平7−68591号公報(1頁、図1) 特開2004−143483号公報(図1、図4)
上述した撹拌機及び溶湯処理装置は、次のような問題があった。すなわち、バブルの径が大きくなり、単位体積当たりの表面積が小さくなり、しかも、溶湯中における滞留時間が短く、短時間で大気中に拡散していた。このため、処理ガスの供給量は、例えば、0.3MPaで1分当たり20L程度であり、一般的な処理時間において100L程度の処理ガスを供給する必要があった。このため、処理ガスの使用量が多く、処理コストが高くなる原因になっていた。
また、バブルを効率的に発生させようと回転羽根を溶湯の表面近くに配置すると、溶湯表面に大きな渦が発生して大気を巻き込み、酸化物が増えるという弊害があった。
そこで、本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、マイクロバブルを発生させることで、溶湯中における表面積を大きくし、かつ、長時間、溶湯中に滞留させることができる撹拌機及びこの撹拌機を用いた溶湯処理装置を提供することを目的とする。
回転駆動軸に取り付けられ、溶融金属を撹拌すると共に処理ガスを供給する撹拌機において、基端側が前記回転駆動軸を軸支する円筒部の先端側に取り付けられると共に前記処理ガスが供給される筒状の第1筐体と、前記第1筐体内部に挿入され、前記回転駆動軸に基端側が結合された回転軸と、前記第1筐体の内径及び外径よりもその内径及び外径が大きく形成され、前記第1筐体の先端側に底側を前記第1筐体側にして設けられると共に、前記回転軸の先端側を軸支する有底筒状の第2筐体と、前記第2筐体内に収容され、前記回転軸の先端側に取り付けられた回転羽根を具備し、前記第2筐体の底部には、内部に通じる貫通孔が形成されると共に、前記回転軸の外周から前記処理ガスを供給する供給孔が形成されている。
溶融金属を撹拌すると共に、処理ガスを供給することで不要ガスを除去する溶湯処理装置において、前記溶融金属を収容する処理槽と、この処理槽上方に配置され、下方に回転駆動軸が突出形成されたガス供給/回転駆動機構と、このガス供給/回転駆動機構の下端に設けられ、前記処理槽に挿脱可能に設けられた撹拌機を備え、前記撹拌機は、基端側が前記回転駆動軸を軸支する円筒部の先端側に取り付けられると共に前記処理ガスが供給される筒状の第1筐体と、前記第1筐体内部に挿入され、前記回転駆動軸に基端側が結合された回転軸と、前記第1筐体の内径及び外径よりもその内径及び外径が大きく形成され、前記第1筐体の先端側に底側を前記第1筐体側にして設けられると共に、前記回転軸の先端側を軸支する有底筒状の第2筐体と、前記第2筐体内に収容され、前記回転軸の先端側に取り付けられた回転羽根を有し、前記第2筐体の底部には、内部に通じる貫通孔が形成されると共に、前記回転軸の外周から前記処理ガスを供給する供給孔が形成されている。
マイクロバブルを発生させることで、溶湯中における表面積を大きくし、かつ、長時間、溶湯中に滞留させることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る脱ガス処理装置を示す説明図。 同脱ガス処理装置に組み込まれた撹拌装置及び撹拌機を示す縦断面図。 同脱ガス処理装置による脱ガス処理工程を示す説明図。 同脱ガス処理装置及び他の脱ガス処理装置による処理結果を示す説明図。 同脱ガス処理装置及び他の脱ガス処理装置による処理結果を示す説明図。
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係る脱ガス処理装置(溶湯処理装置)10を示す図である。図1に示すように、脱ガス処理装置10は、処理槽20と、この処理槽20の近傍に配置されたガス供給/回転駆動機構30と、ガス供給/回転駆動機構30に着脱自在に取り付けられた撹拌機50と、処理槽20の近傍に配置されたフラックス投入装置100及びドロス除去装置110を備えている。
処理槽20は、耐火性材料で形成されており、1バッチ当り最大1500kgまでのアルミニウム溶湯を脱ガスできる処理能力を備えている。
フラックス投入装置100は、処理槽20内のアルミニウム溶湯PにフラックスFを投入する機能を有している。フラックス投入装置100は、フラックスFとしてのアルミニウム除滓剤を収容した複数のホッパ及びシュータ等を有し、所定成分のアルミニウム除滓剤を所定の配合比に配合して所定量だけ処理槽20内に投入する機能を備えている。
ドロス除去装置110は、掻き寄せ治具及び吸引排出装置から構成されている。掻き寄せ治具は、板状のカーボン、耐火材、セラミック部材からなり、その表面はドロスが付着しないように特殊加工されている。吸引排出装置は耐熱性材料からなるラッパ状の吸引口を有し、吸引ポンプを介して回収ポットに連通している。
処理槽20には、溶解炉200が隣接して配置されており、溶解炉200から処理槽20内に非酸化性雰囲気下でアルミニウム溶湯が注湯されるようになっている。溶解炉はドロス分離除去機能を備えており、溶解炉において多くのドロスが溶湯から分離され、除去されるようになっている。
ガス供給/回転駆動機構30は、架台31と、この架台31上に鉛直方向に延設され、鉛直方向の軸に沿って揺動するポスト32と、このポスト32に沿って配置された無端ベルト33と、この無端ベルト33に取り付けられたスライダ34と、無端ベルト33を駆動する駆動モータ35とを備えている。架台31内には処理ガスGを供給するガス供給部36が配置され、後述するガス供給ライン46に接続されている。スライダ34には、水平方向にアーム39が取り付けられ、その先端には撹拌装置40が設けられている。したがって、アーム39はポスト32によって旋回・昇降動作が可能となっている。
撹拌装置40は、アーム39の先端に取り付けられた架台41と、この架台41に設けられた回転駆動モータ42と、鉛直方向に延設された外径50mmの回転駆動軸43と、回転駆動モータ42と回転駆動軸43の上端部に掛け渡されたベルト44と、回転駆動軸43を気密に軸支する円筒部45と、回転駆動軸43の先端に着脱自在に取り付けられた撹拌機50とを備えている。円筒部45及び回転駆動軸43は金属材製であり、アルミニウム溶湯Pには浸漬しない。
円筒部45には、ガス供給ライン46が接続され、前述したガス供給部36から処理ガスGが供給される。処理ガスは、例えば、アルゴンガスや窒素ガス等の非酸化性ガスである。円筒部45と回転駆動軸43との間には僅かな隙間が設けられており、この隙間を通じて、後述する第1筐体51内に処理ガスGが供給される。なお、処理ガスGが供給されることで、アルミニウム溶湯Pから受けた熱を冷却し、各部品の温度上昇を防ぐ効果がある。
撹拌機50は、基端側が円筒部45の先端側に取り付けられると共に、円筒部45に気密に結合された筒状の第1筐体51と、第1筐体51内部に挿入され、回転駆動軸43に基端側が結合された外径50mmの回転軸52と、第1筐体51の内径及び外径よりもその内径及び外径が大きく形成され、第1筐体51の先端側に底側を第1筐体51側にして設けられると共に、回転軸52の先端側を軸支する有底筒状の第2筐体53とを備えている。第2筐体53の軸方向寸法は例えば160mm程度である。
第2筐体53内には、回転軸52の先端側に取り付けられた回転羽根54が配置されている。第2筐体53の底部53aには、内部に通じる貫通孔53bが形成されると共に、回転軸52の外周から処理ガスGが供給される内径1mm程度の供給孔53cが設けられている。
第1筐体51と回転軸52との間には僅かな隙間が設けられており、この隙間を通じて、第2筐体53側に処理ガスGが供給され、供給孔53cを通じて貫通孔53bに供給される。
回転羽根54は、溶湯の撹拌を抑えつつ、処理ガスGの拡散のみを目的とした撹拌力の弱いものとすることが望ましい。
撹拌機50は、カーボン、窒化ケイ素等で形成され、アルミニウム溶湯Pに浸漬される。
次に、図3を参照しながら本実施形態に係る脱ガス処理装置10による脱ガス処理方法を説明する。溶解炉200でアルミニウムを溶解した後に、アルミニウム溶湯PをドロスDとともに溶解炉から処理槽20に移す(工程S1)。次いで、処理槽20内に所定成分のフラックスFを投入し、撹拌機50を下降させ、回転羽根54を処理槽20内のアルミニウム溶湯Pの湯面直下に浸漬させる。そして、回転羽根54を回転させてアルミニウム溶湯P、ドロスD及びフラックスFを数分間撹拌する。これによりドロスDが改質され、アルミニウム溶湯Pから分離した状態になる(工程S2)。
次いで、撹拌機50をさらに下降させ、第2筐体53を処理槽20の底部近傍に位置させて、回転羽根54を300〜400rpmで回転させる。そして、ガス供給部36から処理ガスGを供給し、供給孔53cから吹き出させる。回転羽根54の回転による作用により、貫通孔53b内は負圧となり、供給孔53cから処理ガスGが吸引され、アルミニウム溶湯Pと共に、貫通孔53bから第2筐体53内に吹き出す。そして、吹き出す際のインジェクション効果と、第2筐体53内の回転羽根54に伴ってマイクロバブル(径が数μm〜50μm)化した処理ガスGが拡散される。アルミニウム溶湯P内に処理ガスGが供給・拡散される(ガスバブリング)と、アルミニウム溶湯P中に混在するドロスDと水素等の不純物ガス成分が湯面に浮上する(工程S3)。このときの撹拌力はガスバブリング反応を阻害しない程度の弱いものとする。ガスバブリングを数分間続けた後に、ガス吹込みを停止し、脱ガス処理を終了させる。
次いで、撹拌機50をさらに下降させ、回転羽根54を処理槽20の最も深いところに位置させ、アルミニウム溶湯Pを撹拌する。ドロス掻き寄せ部材を下降させ、その下部を湯面に浸漬させ、ドロスDを処理槽20内の特定箇所に集合させる(工程S4)。集めたドロスDを吸引排出装置により処理槽20から吸引排出し、回収ポットに回収する(工程S5)。
(実施例)
次に、上述した脱ガス処理装置10の実施例について、従来型の脱ガス装置を比較例として、アルミ合金に対し、フラックス投入及びガスバブリングによる脱ガス処理を実施し、処理効果を比較する。使用合金はJISアルミニウム合金AC4CH(Si:6.5〜7.5%、Mg:0.25〜0.45%、Fe<0.20%、Ti<0.20%、残部:アルミニウム他混入成分)を6kg、フラックスを40g投入し、3分間撹拌後、5分間Arガスを投入し、脱ガス処理を行う。ガス量は、比較例は5L/min、実施例は0.1L/minとする。処理効果の判定方法として、処理後のアルミ合金をセラミックフィルタに通し、このセラミックフィルタの上に残った固形状のアルミ合金を回収する。そして、アルミ合金のフィルタ界面より高さ10mm×幅14mm範囲のガス孔面積の割合を画像解析処理により測定した。未処理合金、比較例、実施例をそれぞれn=10として分析し、その結果を表1に示した。
Figure 0006954589
また、図4は、上述したデータをBoxplot、すなわち箱ひげ図として示したものである。さらに、比較例と実施例におけるデータの母平均の差をt検定したところ、有意差があることが明らかとなった。図5に示すように、実施例と比較例の画像を比較すると、従来型の脱ガス装置でもフィルタ直上高さ0.5mmまでの範囲のガス孔についてはほぼ除去することができたが、浮遊酸化物の影響が出る高さ10mmまでの範囲の処理効果は限定的であることが判る。一方、脱ガス処理装置10では10mm高さまでのガス孔をより効果的に除去できている。これは、微細な気泡に浮遊酸化物を吸着・除去する効果があったと推測される。以上の結果から、アルミ合金AC4CHについて、比較例と実施例において、ガス孔の割合に有意な差が見られ、上述した脱ガス処理装置10は効果を発揮することが明らかとなった。
上述したように、本実施形態に係る撹拌機50及び脱ガス処理装置10によれば、マイクロバブルを発生させることで、金属溶湯中における処理ガスの表面積を大きくし、酸素ガスに反応させやすくすると共に、長時間、溶湯中に滞留させることで、酸素ガスへの反応時間を延ばし、十分に酸素ガスを除去することができる。また、回転羽根54を収容する第2筐体53の上面(底面)は、回転羽根54の回転に伴う負圧に応じた量の溶湯を吸引するための必要最小限の径の貫通孔が形成されているため、溶湯表面に渦を形成することを防止でき、大気を巻き込んで酸化物が生成されることを防止することができる。すなわち、マイクロバブル化された処理ガスを放出させると共に、溶湯の過剰な撹拌を抑制し、処理ガスの分散を促進することができる。したがって、脱ガスを十分に行うことができ、高品質のアルミニウム合金を得ることができる。
なお、上述した金属としてアルミニウム合金を例示したが、マグネシウム合金等、他の金属の溶湯にも適用できる。
また、金属溶湯の他、水や水溶液等においても、径が数μm〜50μm程度のマイクロバブルを用いることで液中への処理ガスの反応効率を高めることができると共に、反応時間を延ばすことができ、処理ガス量を節約することができる。
なお、図1及び図2においては、貫通孔53bは1つだけ設けているが、複数設けても良い。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…脱ガス処理装置、20…処理槽、30…回転駆動機構、31…架台、32…ポスト、33…無端ベルト、34…スライダ、35…駆動モータ、36…ガス供給部、39…アーム、40…撹拌装置、41…架台、42…回転駆動モータ、43…回転駆動軸、45…円筒部、46…ガス供給ライン、50…撹拌機、51…第1筐体、52…回転軸、53…第2筐体、53a…底部、53b…貫通孔、53c…供給孔、54…回転羽根、100…フラックス投入装置、110…ドロス除去装置、200…溶解炉、P…アルミニウム溶湯、D…ドロス、F…フラックス。

Claims (2)

  1. 回転駆動軸に取り付けられ、溶融金属を撹拌すると共に処理ガスを供給する撹拌機において、
    基端側が前記回転駆動軸を軸支する円筒部の先端側に取り付けられると共に前記処理ガスが供給される筒状の第1筐体と、
    前記第1筐体内部に挿入され、前記回転駆動軸に基端側が結合された回転軸と、
    前記第1筐体の内径及び外径よりもその内径及び外径が大きく形成され、前記第1筐体の先端側に底側を前記第1筐体側にして設けられると共に、前記回転軸の先端側を軸支する有底筒状の第2筐体と、
    前記第2筐体内に収容され、前記回転軸の先端側に取り付けられた回転羽根を具備し、
    前記第2筐体の底部には、内部に通じる貫通孔が形成されると共に、前記回転軸の外周から前記処理ガスを供給する供給孔が形成されている撹拌機。
  2. 溶融金属を撹拌すると共に、処理ガスを供給することで不要ガスを除去する溶湯処理装置において、
    前記溶融金属を収容する処理槽と、
    この処理槽上方に配置され、下方に回転駆動軸が突出形成されたガス供給/回転駆動機構と、
    このガス供給/回転駆動機構の下端に設けられ、前記処理槽に挿脱可能に設けられた撹拌機を備え、
    前記撹拌機は、基端側が前記回転駆動軸を軸支する円筒部の先端側に取り付けられると共に前記処理ガスが供給される筒状の第1筐体と、
    前記第1筐体内部に挿入され、前記回転駆動軸に基端側が結合された回転軸と、
    前記第1筐体の内径及び外径よりもその内径及び外径が大きく形成され、前記第1筐体の先端側に底側を前記第1筐体側にして設けられると共に、前記回転軸の先端側を軸支する有底筒状の第2筐体と、
    前記第2筐体内に収容され、前記回転軸の先端側に取り付けられた回転羽根を有し、
    前記第2筐体の底部には、内部に通じる貫通孔が形成されると共に、前記回転軸の外周から前記処理ガスを供給する供給孔が形成されている溶湯処理装置。
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