JPH07126769A - 上方及び下方羽根車を用いた溶融アルミニウムの精製 - Google Patents

上方及び下方羽根車を用いた溶融アルミニウムの精製

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JPH07126769A
JPH07126769A JP6094313A JP9431394A JPH07126769A JP H07126769 A JPH07126769 A JP H07126769A JP 6094313 A JP6094313 A JP 6094313A JP 9431394 A JP9431394 A JP 9431394A JP H07126769 A JPH07126769 A JP H07126769A
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molten aluminum
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flux
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Ho Yu
ユ ホ
Judith G Stevens
ジー.スチーブンス ジュディス
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    • C22B21/00Obtaining aluminium
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マグネシウム及びアルミニウム合金の如き溶
融金属から不純物を除去するための改良されたフラック
ス処理方法及び溶融マグネシウム及びアルミニウム合金
中に多量のフラックス用ガスを一層効果的に分散させる
ための分散器を与える。 【構成】 (a) 溶融アルミニウム物体中に少なくと
も一つの上方及び下方分散器を配置し、(b) 前記溶
融アルミニウムの前記下方分散器の領域中にフラックス
用ガスを添加し、そして(c) 前記上方及び下方分散
器を回転させて前記ガスを分散させる、ことからなる溶
融アルミニウムをガスフラックス処理する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融アルミニウムから
不純物を除去するフラックス処理(fluxing)方法に関す
る。詳しくは、本発明は、溶融アルミニウムから、取り
込まれたガスの如き不純物を除去するための機械的撹拌
器に関する。
【0002】
【従来の技術】丈夫な製品及び良好な操作経済性のため
には、金属を鋳造する前の金属中の不純物によって起こ
される金属製品中のある種の欠陥を減少させるように溶
融金属を処理することが必要であることがアルミニウム
工業では以前から認識されている。このことは、鍛造製
品を製造するために後で鍛造されるインゴットに対して
特に当て嵌まることである。普通に生ずる一つの不純物
は、金属の溶融及び移動中にその中に取り込まれ或は溶
解したガスである。そのガスは、溶融中のアルミニウム
と湿分とが接触することにより恐らく発生した水素が主
なものである。同様に、酸素が溶融アルミニウムの表面
に取られ、それはアルミニウムを非常に速く酸化する。
金属が固化した時、かなりの量のガス及び酸化物粒子が
金属内に取り込まれる。後の製造工程中、そのような取
り込まれた不純物が製造物品内に空洞又は不連続物を生
じ、それが製品の弱い領域を生ずる。この問題は高強度
アルミニウム製装置では一層厳しくなり、この場合、そ
れら空洞及び不連続物が弱い領域を生ずるのみならず、
後に説明するように、装置を廃棄する充分な原因になる
ことがある更に別の欠陥を与えることになることがあ
る。
【0003】アルミニウム中に普通に存在する他の不純
物は、溶解した微量元素、例えば、ナトリウム、カルシ
ウム、及びリチウムである。これは、溶錬工程中、或は
スクラップ金属の溶融中に入ったものである。それら微
量元素は、一般にアルミニウムで生ずる量では最終製品
自身に重大な問題は生じないであろうが、それら微量元
素の僅かな量でも、特にマグネシウムを含有する合金で
は圧延及び他の強烈な加工操作で重大な問題を与えるこ
とになる。例えば、0.001%位の僅かなナトリウム
又はカルシウムでも、逆転圧延機で、2〜10%のマグ
ネシウムを含有するアルミニウム板を熱間圧延すると、
非常に重大な縁亀裂を生ずることがある。
【0004】もしナトリウム及びカルシウムの含有量を
0.0002%以下、特に0.0001%以下まで原因
させることができるならば、単なる実験室的規模よりも
むしろ商業的規模で、熱間圧延に著しい改良が実現で
き、比較的厚い材料でさえも過度の縁亀裂を起こすこと
なく、約750°F以上の温度で1回の圧延で20%以
上の大きな圧減を容易に用いることができることが判明
している。更に、そのように非常に低いナトリウム及び
カルシウム含有量は、アルミニウムインゴットに対し連
続的鋳造速度で20%以上の増大を可能にする。
【0005】溶融アルミニウムの酸化物、微量元素、及
びガス含有量を減少させるための種々の方法が提案され
てきており、これに関連して、マーシャル・ブルーノ(M
arshall Bruno)その他による米国特許第3,767,3
82号明細書(参考のためここに入れてある)を参照す
ると、そこには溶融アルミニウムをコンパクトな装置中
で選択的に維持された塩フラックスで処理し、その酸化
物、ガス、及び微量元素を減少させる方法が記載されて
いる。ガスの除去は、非反応性追い出し用ガスで追い出
すことにより更に補助されている。その装置は、金属と
塩フラックスとを接触させるための強く撹拌された領域
と、その後の静かに分離する領域を特徴とする。溶融金
属の導入、撹拌、及びフラックスの特徴を用いて、必要
な効果を達成している。
【0006】マーシャル・ブルーノその他による米国特
許第3,839,019号及び第3,849,119号
明細書(両方共参考のためここに入れてある)には、ア
ルミニウムの溶融物体を塩化することによりアルミニウ
ムを精製する方法が記載されている。塩素利用効率が1
00%であるか、又はこの水準に極めて近い装置中で大
きな金属塩素化速度が達成されている。その装置は、撹
拌器を含み、接触条件を、効率が最適になるように制御
し、維持する塩素・金属接触法を含んでいる。
【0007】フーユー(Ho Yu)による米国特許第4,3
90,364号明細書(参考のためここに入れてある)
には、典型的には液体塩如き浮遊性液体からなる懸濁粒
子を含有する溶融金属を処理する方法が記載されてお
り、懸濁相は粒子を集合又は凝集するように処理し、そ
れらが溶融金属中で重力により一層容易に分離されるよ
うにする。
【0008】これらの方法は、いずれも塩素含有(chlor
inaceous)フラックス用ガス(fluxing gas)を溶融金属
中で撹拌又は同様させてガスを分散させ、それによって
その表面積を増大させ、不純物除去効率を増大させるた
めの何等かの設備を含んでいる。これらの方法は商業的
な成功を収めている。しかし、アルミニウム合金中のガ
ス及び微量元素含有量を低下させることは非常に困難で
ある。
【0009】塩素化による微量元素含有量を低下させる
難しさの一例は、アルミニウム合金溶融物中に存在する
マグネシウムが同時に塩素と反応することである。これ
は、平衡状態で、塩素又は塩素とアルミニウムとの反応
生成物、塩化アルミニウムがナトリウム及びカルシウム
とマグネシウムよりも優先的に反応にもかかわらず起き
る。
【0010】溶融物中で遊離する塩素は最初に殆ど塩化
アルミニウムを形成することになるであろうと考えられ
ている。なぜなら、アルミニウムが溶融物中遥かに主要
な成分だからである。次の段階で、塩化アルミニウムの
幾らかが溶融物中のマグネシウムと遭遇して反応し、塩
化マグネシウムを形成する。なぜなら、マグネシウムは
通常塩化アルミニウムと反応することができる他の溶融
物成分よりも一層濃度が高いからである。最後に金属と
の接触が充分長く維持されるならば、マグネシウム又は
アルミニウムの塩化物は微量のナトリウム及びカルシウ
ムと遭遇し、反応して最終的平衡生成物、ナトリウム及
びカルシウムの塩化物を形成する。塩素化の速度及びマ
グネシウムの濃度は、この順序に従ってどの程度迄、ま
た如何に速く反応が進行して最終的平衡生成物、ナトリ
ウム及びカルシウムの塩化物に達するかを決定する因子
である。
【0011】一般に用いられる塩素化速度では、接触時
間を長くせずに最終的平衡に達するのは困難である。従
って、比較的多量の溶融金属をむしろ迅速に処理するこ
とを必要とする商業的製造プラント条件下でナトリウム
及びカルシウムの含有量を極めて低くすることは困難で
あった。
【0012】上で述べたことを考慮すると、3種類の言
及した不純物、酸化物粒子、取り込まれたガス、及びカ
ルシウム、ナトリウム、マグネシウム、リチウム等の如
き化学的不純物を全て連続的方法及び単一の段階又は操
作で減少させることができることが明らかに望ましい。
また、そのような方法が現在存在する水平流出溶融金属
移動装置と両立できることが極めて望ましい。よく知ら
れているように、アルミニウムの酸素に対する親和力の
ため、アルミニウム工業で実質的に水平なレベルの溶融
金属移動装置を使用して、金属を移動中かなりの高さか
ら落下させた場合に起きるような撹乱及び表面撹拌及び
それによって起きる酸化物の形成を避けるようにするこ
とが広く行われるようになってきている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、マグネシウム及びアルミニウム合金の如き溶融金属
から不純物を除去するための改良されたフラックス処理
方法を与えることである。
【0014】本発明の更に別の目的は、溶融マグネシウ
ム及びアルミニウム合金中に多量のフラックス用ガスを
一層効果的に分散させるための分散器を与えることであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】これらの目的に従って、
溶融金属を処理する際のフラックス用ガスを分散させる
ための改良された方法は、そのフラックス用ガスの表面
積を増大する。その方法は、溶融金属物体及びその溶融
金属物体中に配置したガス分散装置を使用することを含
み、然も、該分散装置は一般に円状回転子又は羽根車の
形をした少なくとも上方及び下方の分散器を有する。分
散装置を回転させ、それと同時にフラックス用ガスを最
も低い分散器の領域中又はそれに隣接して添加する。フ
ラックス用ガスは最も下の分散器により分散され、微細
な気泡を与え、次にそれら気泡の凝集が起きた場合、一
つ以上の上方分散器を用いて再分散し、溶融物体中のそ
のフラックス用ガス表面積を効果的に増大させ、それに
よって装置内のフラックス用ガスの効果性を増大する。
【0016】好ましい態様として、溶融金属はアルミニ
ウムであり、上方分散器は溶融アルミニウムの表面下約
10inの所に配置する。フラックス用ガスは塩素及び
(又は)アルゴンガス、窒素ガス、及びそれらの混合物
からなる群から選択された非反応性ガスからなる。フラ
ックス用ガスは溶融アルミニウムに少なくとも0.00
5SCFH(金属1ポンド当たりの標準立法フィート)
で添加する。分散器のための適当な回転速度は約100
〜500rpmであり、回転子は異なった直径を持ち、
異なった速度で操作してもよい。
【0017】本発明の目的及び利点は、次の詳細な記述
及び図面を考慮することにより一層よく理解されるであ
ろう。
【0018】図1に関し、供給された溶融アルミニウム
12の入った容器10が示されている。容器10はアル
ミニウムを精製するための装置を有し、アルミニウムは
入口導管14を通って容器に入り、出口16を通って容
器から出る。16から出る前に、溶融金属は緩衝板18
の下を通って酸化物粒子、塩粒子及びフラックス用ガス
が排出流16中に入らないように減少させる。容器の上
部壁20は、その20によって容器内部を密封し、酸化
性湿分が取り込まれる影響を防いでいる点で、この目的
達成を助けている。
【0019】容器10中に軸22が伸びており、それ
は、その軸に垂直方向に間隔を開けて結合された二つの
水平に配置された上方及び下方羽根車又は回転子24及
び26及びその軸を回転させるためのモーター23に結
合するのに適している。アルミニウムの溶融浴中でそれ
ら回転子に対する試験を実施するのに用いられた回転子
24及び26の形状は、ブルーノその他による米国特許
第3,839,019号明細書に開示されたものであ
り、それは中心ハブから外側に径方向に伸びたタービン
翼からなる12in直径の羽根車を示している。しか
し、それら回転子は、水素及び他の不純物を金属から追
い出すのに充分な金属との接触を可能にする大きな表面
積の気泡を与えるように、小さな気泡の数を増大するよ
うな仕方で溶融金属中のフラックス用ガスの気泡を分散
するのに効果的である限り、他の形状及び大きさを持っ
ていてもよい。
【0020】更に、唯二つの回転子しか図1に示されて
いないが、本発明の仕方でフラックス用ガス気泡を再分
散させるために付加的回転子を軸22上に取付けてもよ
い。
【0021】フラックス用ガスは軸22を通って溶融ア
ルミニウム12中に導入するのが好ましく、そのこと
は、勿論その軸が中空であることを必要とし、そのガス
は軸の下端及び最も下の回転子26の下から出る。装置
を概略的に例示として一般的に表したものである図1か
ら分かるように、ガスに対しその中で回転する下方の回
転子は、その下方回転子の下に比較的小さな気泡30を
生じ、それら気泡は回転子から下方及び外側へ移動す
る。次にそれら気泡は溶融金属中を上昇し始め、それら
が上昇する間に凝集する傾向があり、それによって、図
1中数字32で示したように、大きな粒径の気泡を生ず
る。これは溶融金属と接触する有効表面積を減少し、そ
のガスが水素の如き望ましくないガス、含有物、カルシ
ウム、ナトリウム、リチウムの如き元素を溶融金属から
追い出し除去する能力を減少する。
【0022】更に図1に関し、残留する小さな気泡30
と共に大きな気泡32が上方回転子24の方へ上昇した
時、回転子24がその大きな入ってきた気泡に対してそ
の中で回転し、凝集していることがあるそれら気泡を再
分散し細かくする。小さな気泡の生成及び再形成は、金
属から不純物を除去するための溶融金属との接触に有効
な面積を実質的に増大する。
【0023】二つの回転子を用いた不純物除去過程の効
率は、図2のグラフによって示されている。そのグラフ
は、式、γ(=Ka)[分-1](式中、Kは水素の物質
移動係数、又はナトリウム及びカルシウムの如き微量元
素の場合の反応速度定数であり、aはフラックス用ガス
と溶融金属との間の界面の面積である)で表される、相
対的フラックス用ガス表面積に対する標準立法フィート
/時(SCFH)で表したガス流量のプロットである。
単一の回転子及び不活性アルゴンガスだけを用いた場
合、試験データー50は、160のガス流量で比較的低
い界面面積を示している。二つの回転子を用いた場合、
図2の数字52で示したように、界面面積は実質的に増
大している。不活性ガス自身、溶融アルミニウムから水
素を除去するのに有効であることが判明している。その
ようなガスは、アルゴン、窒素、又はそれらの混合物で
ある。
【0024】図2中の曲線42は、アルゴンガスと塩素
ガスとの混合物及び80〜200SCFHのガス流量を
用いた図1の二回転子装置についての試験データーをプ
ロットしたものである。80SCFHより大きなガス流
量では、その二回転子装置の効果性及び効率は、曲線4
0で示したような単一回転子の場合よりも大きいことは
明確で実質的である。また、このことは最小のフラック
ス処理時間及び最小量のフラックス用ガスを用いて一つ
の場所で達成された。低いガス流量(80SCFH以
下)の場合、単一回転子でもその仕事に対して適切であ
り、二重回転子装置を用いても増大は観察されなかっ
た。
【0025】両方の試験、即ち、単一回転子及び二つの
回転子を用いた場合について、回転子の回転速度は12
5rpmであった。しかし、回転子の速度は容器10の
大きさ、溶融金属の合金、金属中に含まれる不純物の種
類及び量、フラックス用ガスの種類及び流量に依存して
50〜500rpmの範囲にすることができる。
【0026】更に上記試験で、回転子24及び26は大
きさ及び形状が同じで同じ方向へ回転させた。回転子
は、単一の軸22よりも一層複雑な軸及び駆動装置を用
いて反対方向に回転させることもでき、それら回転子は
異なった大きさ及び形状のものにすることができる。試
験のための再下端回転子26の位置は、緩衝板18の下
端よりも1in上にあり、回転子間の距離は2inであ
った。両方の回転子の厚さは2inであり、上方回転子
24の上の溶融浴の高さは最小10inであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶融金属から不純物を除去するための二回転子
フラックス処理用装置の概略的断面図である。
【図2】単一回転子分散器及び二回転子分散器について
のフラックス用ガス表面積に対するガス流量を示すグラ
フである。
【符号の説明】
10 容器 12 溶融アルミニウム 14 入口導管 16 出口導管 18 緩衝板 22 軸 23 モーター 24 回転子 26 回転子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジュディス ジー.スチーブンス アメリカ合衆国ペンシルバニア州マックマ レイ,クリアービュー ドライブ 109

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 溶融アルミニウム物体中に少な
    くとも一つの上方及び下方分散器を配置し、 (b) 前記溶融アルミニウムの前記下方分散器の領域
    中にフラックス用ガスを添加し、そして (c) 前記上方及び下方分散器を回転させて前記ガス
    を分散させる、ことからなる溶融アルミニウムをガスフ
    ラックス処理する方法。
  2. 【請求項2】 上方及び下方分散器がタービン羽根車分
    散器である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 上方及び下方分散器が約50〜500r
    pmの速度で回転するタービン羽根車である、請求項1
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 フラックス用ガスがハロゲンガスからな
    る、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 フラックス用ガスが、アルゴン、窒素、
    又はそれらの混合物からなる群から選択された非反応性
    ガスからなる、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 フラックス用ガスが、反応性ハロゲンガ
    ス、及びアルゴンガス、窒素ガス、又はそれらの混合物
    からなる群から選択された非反応性ガスからなる、請求
    項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 上方及び下方分散器が、溶融アルミニウ
    ム物体中に挿入される回転可能な軸の上に取付けられて
    いる、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 (a) 溶融アルミニウム物体中で上方
    及び下方分散器を回転させ、然も、前記上方分散器は前
    記溶融アルミニウムの表面下約10inの所に位置して
    おり、 (b) 前記溶融アルミニウムの前記下方分散器の領域
    中にフラックス用ガスを添加し、然も、前記フラックス
    用ガスは反応性又はハロゲンガス及び(又は)アルゴン
    ガス、窒素ガス、又はそれらの混合物からなる群から選
    択された非反応性ガスからなり、然も、前記フラックス
    用ガスは少なくとも0.005SCFHの速度で前記溶
    融アルミニウム中に添加され、そして (c) 前記上方及び下方分散器を約50〜500rp
    mの速度で回転させる、ことからなる溶融アルミニウム
    をガスフラックス処理する方法。
  9. 【請求項9】 溶融アルミニウム中に沈めた第一羽根車
    で反応性ガスを分散させることからなる、溶融アルミニ
    ウムを反応性ガスでフラックス処理する方法において、 (a) 前記第一羽根車より上に位置する第二羽根車を
    与え、そして (b) フラックス用ガスが前記溶融アルミニウムの表
    面の方へ上昇する間に、凝集したフラックス用ガスを前
    記第二分散器で再分散させる、ことからなる溶融アルミ
    ニウム改良フラックス処理法。
  10. 【請求項10】 (a) 溶融アルミニウム物体を与
    え、 (b) 前記溶融アルミニウム物体中にガス分散装置を
    与え、然も、前記分散装置は前記アルミニウム中に挿入
    される軸上に取付けた、上方及び下方分散器を与える少
    なくとも二つの羽根車分散器を有し、前記上方分散器は
    前記溶融アルミニウム物体の表面下約10inの所に位
    置しており、 (c) 前記分散装置を約50〜500rpmの速度で
    回転させ、 (d) 前記回転と同時に前記下方分散器の近辺にフラ
    ックス用ガスを添加し、然も、前記フラックス用ガスは
    反応性又はハロゲンガス及び(又は)アルゴンガス、窒
    素ガス、又はそれらの混合物からなる群から選択された
    非反応性ガスからなり、前記フラックス用ガスを少なく
    とも0.005SCFHの速度で前記溶融アルミニウム
    中に添加し、 (e) 前記フラックス用ガスを前記下方分散器で分散
    させて微粒にした気泡を与え、そして (f) 前記フラックス用ガスが表面に上昇する間に、
    凝集したフラックス用ガスを前記上方分散器で再分散し
    て前記溶融アルミニウム中のフラックス用ガス表面積を
    効果的に増大させる、ことからなる溶融アルミニウムを
    ガスフラックス処理する方法。
  11. 【請求項11】 (a) 溶融アルミニウムを入れるた
    めの容器、 (b) 前記溶融アルミニウム中へ入れたフラックス用
    ガスを分散させるための装置で、少なくとも一つの上方
    及び下方分散器を有する装置、 (c) フラックス用ガスを前記溶融アルミニウムの前
    記下方分散器の近辺に注入するための手段、及び (d) フラックス用ガス気泡を、それが凝集して前記
    上方分散器の方へ上昇する前に前記溶融アルミニウム中
    へ分散させ、前記上方分散器が効果的に凝集気泡を再分
    散させるように前記分散器装置を回転させるための手
    段、を具えた、溶融アルミニウムをガスフラックス処理
    するための装置。
JP6094313A 1993-05-05 1994-05-06 上方及び下方羽根車を用いた溶融アルミニウムの精製 Pending JPH07126769A (ja)

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US08/057,156 US5342429A (en) 1993-05-05 1993-05-05 Purification of molten aluminum using upper and lower impellers

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