JP6954342B2 - 解体作業システム、解体作業機械、部品回収方法、及びシールセット - Google Patents

解体作業システム、解体作業機械、部品回収方法、及びシールセット Download PDF

Info

Publication number
JP6954342B2
JP6954342B2 JP2019204115A JP2019204115A JP6954342B2 JP 6954342 B2 JP6954342 B2 JP 6954342B2 JP 2019204115 A JP2019204115 A JP 2019204115A JP 2019204115 A JP2019204115 A JP 2019204115A JP 6954342 B2 JP6954342 B2 JP 6954342B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
dismantled
predetermined
dismantling
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019204115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020087454A (ja
Inventor
中島 一
中島  一
智祥 加藤
智祥 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Publication of JP2020087454A publication Critical patent/JP2020087454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6954342B2 publication Critical patent/JP6954342B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B5/00Operations not covered by a single other subclass or by a single other group in this subclass
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D67/00Systematic disassembly of vehicles for recovery of salvageable components, e.g. for recycling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/14Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation using light without selection of wavelength, e.g. sensing reflected white light
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/08Construction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/56Reuse, recycling or recovery technologies of vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

本発明は、自動車等の解体対象物体を解体して所要の部品を回収する作業を行うための解体作業システム、解体作業機械、および部品回収方法と、当該作業に使用するシールセットとに関する。
従来、使用済の自動車の解体リサイクルに関する技術として、例えば特許文献1に見られる技術が知られている。この技術では、解体リサイクル作業を効率よく行い得るようにするために、解体対象の車両にICタグを取り付けて、ICタグに作業指示情報等を書き込んでおく。そして、ICタグから読み込んだ作業指示情報に基づいて各工程の作業を行い、各工程の作業が終了すると、作業処理情報をICタグに書き込む。
特開2007−157094号公報
しかしながら、特許文献1に見られる技術では、各工程の開始時に作業指示情報をICタグから読み込んで表示器に表示させる作業の他に、各工程の終了時に作業処理情報をICタグに書き込むという作業が必要になるため、手間がかかる。また、ICタグは、小型なものであるため、特に解体作業機械による車両の解体作業中に該ICタグが車両から脱落して紛失してしまったり、破壊されてしまう虞がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、自動車等の解体対象物体を解体して所要の部品を回収する作業において、特に解体作業機械による作業性を高めることができる解体作業システム、解体作業機械、及び部品回収方法を提供することを目的とする。また、当該作業に適したシールセットを提供することを目的とする。
本発明の解体作業システムは、上記の目的を達成するために、解体対象物体から1つ以上の所定種類の対象部品を取り外す作業を、運転者が操縦する解体作業機械を用いて行うための解体作業システムであって、
前記解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付られた複数のシールであって、対応する各対象部品に関する部品識別情報が各々記載されている複数のシールが、それぞれに対応する各対象部品の取外し後に剥離され得るように貼り付けられた該解体対象物体の所定の部位を撮影し得るように、前記解体作業機械の作業現場に設けられたカメラと、
該カメラの撮影画像から得られた報知情報を出力する情報報知部とを備えており、
前記複数のシールは、前記解体対象物体の所定の部位に所定の配列パターンで貼り付けられると共に、前記複数の対象部品にそれぞれ対応するシールの前記配列パターン内での配置位置は、各対象部品毎にあらかじめ定められており、
前記情報報知部は、前記解体作業機械の作業現場で前記カメラにより撮影された前記解体対象物体の所定の部位の撮影画像を取得すると共に、該撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態、又は前記シールが剥がされた部分の配置状態に基づいて、前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品、又は、取り外し済の前記所定種類の対象部品を特定し、当該特定した対象部品を前記運転者に認識させる報知情報を該運転者に報知するように構成されていることを特徴とする(第1発明)。
かかる本発明によれば、前記解体対象物体の所定の部位には、該解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応するシールが所定の配列パターンであらかじめ貼り付けられている。この場合、、各シールは、対応する対象部品の取外し後には解体対象物体から剥離されるものである。また、解体対象物体から回収すべき複数の対象部品にそれぞれ対応するシールの前記配列パターン内での配置位置は、各対象部品毎にあらかじめ定められている。
このため、前記解体作業機械の作業現場において、前記情報報知部が取得するカメラの撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態は、解体対象物体から未だ取り外されていない対象部品を示すものとなる。また、該撮影画像における前記シールが剥がされた部分の配置状態は、解体対象物体から取外し済の対象部品を示すものとなる。
従って、前記情報報知部は、解体作業機械による作業の開始前に、カメラの撮影画像における上記配置状態に基づいて、解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品、又は、取り外し済の前記所定種類の対象部品を特定することが可能となる。そして、情報報知部は、当該特定した対象部品を前記運転者に認識させる報知情報を該運転者に報知する。
これにより、解体作業機械の運転者は、解体対象物体の所定の部位に貼り付けられているシールの記載内容を確認したりすることを必要とせずに、解体作業機械により取外すべき対象部品(所定種類の対象部品)を容易に認識したり、あるいは、解体対象物体から既に取り外されていて、解体作業機械による取外し作業を必要としない対象部品を容易に認識することが可能となる。その結果、運転者は、無駄の作業を行わないようにして、解体作業機械による必要な作業(取り外すべき所定種類の対象部品を解体作業物体から取り外す作業)を効率よく行うことが可能となる。
また、解体作業機械による対象部品の取外し作業の終了後には、作業終了情報をICタグ等に記録する作業を必要とせずに、取り外した対象部品に対応するシールを剥がすだけでよいので、解体対象物体を速やかに後工程に受けわたすことが可能となる。
よって、第1発明によれば、解体対象物体を解体して所要の部品を回収する作業において、解体作業機械による作業性を高めることが可能となる。
上記第1発明では、前記情報報知部は、前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品を特定し得るように構成されていると共に、当該特定した対象部品の前記解体対象物体における搭載位置を示す情報を前記運転者にさらに報知し得るように構成されていることをが好ましい(第2発明)。
これによれば、解体作業機械の運転者は、取り外そうとする対象部品(所定種類の対象部品)が解体対象物体のどの位置に搭載されているのかを容易に認識することができる。このため、該対象部品の取外し作業を効率よく行うことが可能となる。
上記第1発明又は第2発明では、前記情報報知部は、前記解体対象物体の所定の部位の撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態に基づいて、前記解体対象物体から取り外されていない対象部品のうちの前工程で取り外されているべき対象部品を特定し得るように構成されていると共に、当該対象部品を特定したとき、当該対象部品が前記解体対象物体に残存している旨の報知情報を出力し得るように構成され得る(第3発明)。
これによれば、解体作業機械による作業を行う工程の前工程で取り外されるべき対象部品が解体対象物体に残存していることを、該前工程の作業者や、管理者等に報知することが可能となる。
上記第1〜第3発明では、前記解体対象物体の所定の部位には、前記複数のシールの他に、該解体対象物体の種類を示す情報が記載された第2のシールが貼り付けられており、前記情報報知部は、前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品を特定し得るように構成されていると共に、前記解体対象物体の所定の部位の撮影画像のうちの前記第2のシールの撮影画像から、該解体対象物体の種類を特定し得るように構成されており、さらに、少なくとも該解体対象物体の種類と前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品との組を記憶保持し、又は外部機器に送信し得るように構成され得る(第4発明)。
これによれば、解体作業機械による作業を実施した解体対象物体の種類と、該解体対象物体から取り外した対象部品との組を、情報報知部が備えるメモリや、外部のサーバ等の外部機器に保存しておくことが可能となる。ひいては、当該保存した情報を解体作業機械による作業管理に活用することが可能となる。
また、本発明の解体作業機械は、上記第1〜第4発明の解体作業システムが搭載されていることを特徴とする(第5発明)。これによれば、上記第1〜第4発明に関して説明した効果を奏し得る解体作業機械を提供できる。
また、本発明の解体対象物体の部品回収方法は、解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付られた複数のシールであって、対応する各対象部品に関する部品識別情報が各々記載された複数のシールを該解体対象物体の所定の部位に剥離可能に貼り付ける第1工程と、
各シールに記載された部品識別情報により示される対象部品を前記解体対象物体から取り外すと共に、当該取り外した対象部品に対応するシールを該解体対象物体から剥がす第2工程とを備えており、
前記複数のシールは、前記第1工程において、前記解体対象物体の所定の部位に所定の配列パターンで貼り付けられると共に、前記複数の対象部品にそれぞれ対応するシールの前記配列パターン内での配置位置は、各対象部品毎にあらかじめ定められており、
前記第2工程は、前記解体対象物体を解体し得る解体作業機械を用いて1つ以上の所定種類の対象部品を取り外す第2a工程を含んでおり、
前記第2a工程の前工程の終了後、該第2a工程の開始前に、前記解体対象物体の前記所定の部位を撮影する撮影工程と、該所定の部位の撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態、又は前記シールが剥がされた部分の配置状態に基づいて、前記第2a工程で取り外すべき前記所定種類の対象部品又は取外し済の前記所定種類の対象部品を特定し、当該特定した対象部品を前記解体作業機械の運転者に認識させる報知情報を出力する報知工程とをさらに備えることを特徴とする(第6発明)。かかる第6発明によれば、第1発明と同様の効果を奏することができる。
上記第6発明では、前記報知工程では、前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品を特定し、該対象部品の前記解体対象物体における搭載位置を前記運転者に認識させる情報をさらに出力することが好ましい(第7発明)。これによれば、前記第2発明と同様の効果を奏することができる。
また、上記第6発明又は第7発明では、前記撮影工程で得られた撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態に基づいて、前記解体対象物体から取り外されていない対象部品のうちの前記前工程で取り外されているべき対象部品を特定する工程と、当該対象部品を特定したとき、当該対象部品が前記解体対象物体に残存している旨の報知情報を出力する工程とをさらに備えるという態様を採用し得る(第8発明)。これによれば、前記第3発明と同様の効果を奏することができる。
また、上記第6〜第8発明では、前記解体対象物体の所定の部位には、前記複数のシールの他に、該解体対象物体の種類を示す情報が記載された第2のシールが貼り付けられており、前記撮影工程で得られた撮影画像のうちの前記第2のシールの撮影画像から、前記解体対象物体の種類を特定する工程と、少なくとも該解体対象物体の種類と、前記報知工程で特定された前記取り外すべき所定種類の対象部品との組を記憶保持し、又は外部機器に送信する工程とをさらに備えるという態様を採用し得る(第9発明)。これによれば、前記第4発明ち同様の効果を奏することができる。
上記第6〜第9発明では、前記解体対象物体が自動車である場合には、前記第1工程で前記複数のシールを貼り付ける前記解体対象物体の所定の部位は、該解体対象物体の屋根部又はフロントガラスであることが好ましい(第10発明)。これによれば、解体作業機械による作業の開始前に、前記シールが貼り付けられた自動車の部位が損傷したり、自動車から脱落してしまうのを極力防止することが可能となる。
また、本発明のシールセットは、解体対象物体の所定の部位に貼り付け可能であると共に、剥離可能な複数のシールを有するシールセットであって、
前記複数のシールのそれぞれは、前記解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付けられていると共に、対応する対象部品に関する部品識別情報が記載されており、
さらに、前記複数のシールは、前記解体対象物体の所定の部位に、該所定の部位の撮影画像から認識可能な所定の配列パターンで貼り付け可能であると共に、該配列パターン内での各シールの配置位置は、該シールに対応する対象部品毎にあらかじめ定められた位置であることを特徴とする(第11発明)。
かかるシールセットを解体対象物体の所定の部位に事前に貼り付けておくことで、各対象部品を解体対象物体から取り外す毎に、該対象部品に対応するシールを剥がすことにより、解体対象物体の解体作業を行う各工程において、どの対象部品が解体対象物体に残存しているか、あるいは、どの対象部品が解体対象物体から取り外されているかを、解体対象物体の所定の部位における前記シールが存在する部分の配置状態、又は前記シールが剥がされた部分の配置状態に基づいて容易に特定することが可能となる。
このため、カメラを使用する前記解体作業システム、あるいは、解体作業機械、あるいは、部品回収方法を適切に適用することができる。
上記第11発明では、前記解体対象物体の所定の部位に貼り付け可能であると共に、該解体対象物体の種類を表す情報が記載された第2のシールをさらに含み得る(第12発明)。
これによれば、第2のシールにより、解体対象物体の種類を容易に認識することができる。
また、本発明の解体作業システムは、解体対象物体から1つ以上の所定種類の対象部品を取り外す作業を、運転者が操縦する解体作業機械を用いて行うための解体作業システムであって、
前記解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付られた複数のシールが、それぞれに対応する各対象部品の取外し後に剥離され得るように貼り付けられた該解体対象物体の所定の部位を撮影し得るように、前記解体作業機械の作業現場に設けられたカメラと、
該カメラの撮影画像から得られた報知情報を出力する情報報知部とを備えており、
前記複数のシールは、前記解体対象物体の所定の部位に所定の配列パターンで貼り付けられると共に、前記複数の対象部品にそれぞれ対応するシールの前記配列パターン内での配置位置は、各対象部品毎にあらかじめ定められており、
前記情報報知部は、前記解体作業機械の作業現場で前記カメラにより撮影された前記解体対象物体の所定の部位の撮影画像を取得すると共に、該撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態、又は前記シールが剥がされた部分の配置状態に基づいて、前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品、又は、取り外し済の前記所定種類の対象部品を特定し、当該特定した対象部品を前記運転者に認識させる報知情報を該運転者に報知するように構成されているという態様を採用することもできる(第13発明)。
これによれば、前記第1発明と同様の効果を奏することができる。なお、第13発明に前記第2〜第4発明の構成を組み合わせることもできる。さらに、第13発明、あるいは、これに第2〜第4発明の構成を組み合わせた解体作業システムが搭載されている解体作業機械を構築することもできる。
また、本発明の解体対象物体の部品回収方法は、解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付られた複数のシールを該解体対象物体の所定の部位に剥離可能に貼り付ける第1工程と、
各シールに対応する対象部品を前記解体対象物体から取り外すと共に、当該取り外した対象部品に対応するシールを該解体対象物体から剥がす第2工程とを備えており、
前記複数のシールは、前記第1工程において、前記解体対象物体の所定の部位に所定の配列パターンで貼り付けられると共に、前記複数の対象部品にそれぞれ対応するシールの前記配列パターン内での配置位置は、各対象部品毎にあらかじめ定められており、
前記第2工程は、前記解体対象物体を解体し得る解体作業機械を用いて1つ以上の所定種類の対象部品を取り外す第2a工程を含んでおり、
前記第2a工程の前工程の終了後、該第2a工程の開始前に、前記解体対象物体の前記所定の部位を撮影する撮影工程と、該所定の部位の撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態、又は前記シールが剥がされた部分の配置状態に基づいて、前記第2a工程で取り外すべき前記所定種類の対象部品又は取外し済の前記所定種類の対象部品を特定し、当該特定した対象部品を前記解体作業機械の運転者に認識させる報知情報を出力する報知工程とをさらに備えるという態様を採用することもできる(第14発明)。
これによれば、前記第6発明と同様の効果を奏することができる。なお、第14発明に前記第7〜第10発明の構成を組み合わせることもできる。
また、本発明の部品回収作業用のシールセットは、解体対象物体の所定の部位に貼り付け可能であると共に、剥離可能な複数のシールを有するシールセットであって、
前記複数のシールのそれぞれは、前記解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付けられており、
さらに、前記複数のシールは、前記解体対象物体の所定の部位に、該所定の部位の撮影画像から認識可能な所定の配列パターンで貼り付け可能であると共に、該配列パターン内での各シールの配置位置は、該シールに対応する対象部品毎にあらかじめ定められた位置であるという態様を採用することもできる(第15発明)。
これによれば、前記第11発明と同様の効果を奏することができる。なお、第15発明に、前記第12発明の構成を組み合わせることもできる。
本発明の実施形態における解体作業機械と解体対象物体としての自動車とを示す図。 実施形態の解体作業機械に搭載された解体作業システムの構成を示すブロック図。 図3Aは実施形態の自動車に貼り付けられる初期状態のシールセットを示す図、図3Bは解体作業機械による作業工程に搬送された自動車に貼り付けられているシールセットを例示する図。
本発明の一実施形態を図1〜図3Bを参照して以下に説明する。図1を参照して、本実施形態における解体作業機械1は、解体対象物体の一例としての自動車50を解体すると共に該自動車50からハーネス等の所要の対象部品を回収する作業を行い得る作業機械である。この解体作業機械1は、例えば油圧ショベル型の作業機械であり、クローラ式の走行体2と、走行体2上に旋回可能に搭載された旋回体3と、旋回体3に取り付けられた作業装置4とを備える。
旋回体3の前部には、解体作業機械1の運転者が搭乗する運転室3aが備えられ、後部には、図示しないエンジン、油圧装置等が収容された機械室3bが備えられている。
作業装置4は、運転室3aの側方箇所で旋回体3の前部からピッチ方向(旋回体3の左右方向の軸周り方向)に揺動可能に延設されたブーム11と、ブーム11の先端部からピッチ方向に揺動可能に延設されたアーム13と、アーム13の先端部にピッチ方向に揺動可能に取り付けられた解体作業用のアタッチメント20と、ブーム11、アーム13及びアタッチメント20をそれぞれ揺動させるアクチュエータとしての油圧シリンダ12,14,16とを備える。
アタッチメント20は、図示例では破砕機(所謂、ニブラ)である。該アタッチメント20は、アーム13に対してピッチ方向に揺動し得るように該アーム13の先端部に揺動軸13aを介して軸支された基部21と、該基部21に搭載された油圧モータ22により、揺動軸13aと直交する軸心C1周りに回転駆動し得るように該基部21に取付けられた本体部23と、本体部23に搭載された図示しない油圧シリンダにより開閉し得るようにた該本体部23に取付けられた一対の爪部24a,24bとを備える。
かかるアタッチメント20を備える作業装置4は、該アタッチメント20の爪部24a,24bにより自動車50の車体の構成部材(車体フレーム、ドア等)、あるいは、自動車50に搭載されている種々の部品を把持もしくは係止することが可能である。そして、ブーム11、アーム13、及びアタッチメント20のそれぞれの揺動動作、あるいは、アタッチメント20の本体部23の回転動作(軸心C1周りの回転動作)を行うことで、爪部24a,24bにより把持もしくは係止した部材もしくは部品を任意に動かすことが可能である。
なお、解体作業機械1は、アタッチメント20の他、自動車50を挟み込むことが可能な左右一対のアームが走行体2から前方側に延設されたものであってもよい。また、走行体2は、クローラ式に限らず、車輪型の走行体であってもよい。
ここで、本実施形態における解体対象物体としての自動車50の所定の部位の上面(外表面)、例えば、屋根部51の上面には、解体作業用のシールセット60が、自動車50の解体作業の開始前に、あらかじめ貼り付けられている。以下にこのシールセット60について説明しておく。
このシールセット60は、例えば図3Aに例示する如く、自動車50の屋根部51の上面に貼り付けられる方形状の台座シール61と、自動車50の車両識別情報を表すバーコード62aが記載されたシール62(以降、車両情報シール62という)と、自動車50から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに関する部品識別情報が各々記載されている複数のシール63(以降、部品情報シール63という)とを含む。各部品情報シール63は、本発明におけるシールに相当し、車両情報シール62は、本発明における第2のシールに相当するものである。なお、図3Aでは、部品情報シール63の全体のうちの一部の部品情報シール63だけに代表的に参照符号を付している。
台座シール61は、シールセット60全体の台座に相当するものである。該台座シール61の裏面は接着性を有する面であり、その裏面が自動車50の屋根部51の上面に接着される。
車両情報シール62のバーコード62aにより表される車両識別情報は、より詳しくは、自動車50の分類種別を表し、もしくは特定し得る情報である。該車両識別情報としては、例えば、自動車50のメーカ、車種、形状、サイズ、グレード等を示す情報、あるいは、車体番号を示す情報等を使用し得る。なお、車両識別情報は、バーコード62a以外の形態、例えば、QRコード(登録商標)、もしくは識別符号等の形態で車両情報シール62に記載されていてもよい。
各部品情報シール63は、複数の対象部品のそれぞれに対応付けられている。そして、各部品情報シール63には、例えば、対応する対象部品の名称(もしくは種類、もしくは部品コード)、自動車50における該対象部品の搭載位置、解体作業現場において該対象部品の回収作業を行うべき工程(もしくは場所)等を示す情報が、対応する対象部品に関する部品識別情報として記載されている。なお、部品識別情報は、文字情報に限らず、例えば図形、記号等の情報を含み得る。
車両情報シール62及び部品情報シール63のそれぞれは、台座シール61よりも小面積の所定形状(図示例では、例えば方形状)のシールである。そして、シールセット60に含まれる複数の部品情報シール63は、台座シール61の所定の配置領域AR(図3Bを参照)で、所定の配列パターン、例えばマトリクス状の配列パターン(縦横に並ぶ配列パターン)で、台座シール61の表面に貼り付けられている。この場合、各部品情報シール63は、対応する対象部品が自動車50から取り外された後に、台座シール61上から除去することができるように、台座シール61に剥離可能に貼り付けられている。
さらに、シールセット60に含まれる複数の部品情報シール63の全体の配列パターンにおいて、各対象部品に対応する部品情報シール63の配置位置は、各対象部品毎にあらかじめ定められている。例えば、自動車50の前部のハーネスに対応する部品情報シール63は第2列第4行の位置、フロントガラス用のワイパーモータに対応する部品情報シール63は第1列第3行の位置、というように、各対象部品に対応する部品情報シール63の配置位置があらかじめ定められている。従って、各部品情報シール63は、対応する対象部品に応じて定められた所定の配置位置で、台座シール61に貼り付けられている。
また、後述のカメラ30によるシールセット60の撮影画像から、各部品情報シール63が台座シール61に貼り付けられているか(台座シール61上に存在しているか)、該台座シール61から剥離されているか(台座シール61上に存在していないか)を判別しやすくするために、例えば、各部品情報シール63の表面の色は、台座シール61の表面の色と、色属性(色相、明度、もしくは彩度)が異なる色に設定されている。あるいは、各部品情報シール63の表面と、該部品情報シール63が貼り付けられる台座シール61の表面(領域ARの表面)とのうちの一方の表面に、他方の表面には付されていない模様、図形、マーク等が付されていてよい。
また、車両情報シール62は、台座シール61のうちの、部品情報シール63の配置領域ARの外側の所定の位置(図示例では、例えば、台座シール61の角部寄りの位置)で台座シール61に貼り付けられている。
なお、車両情報シール62のバーコード62a及び各部品情報シール63の部品識別情報は、例えば印刷によりそれぞれのシールに記載され得る。
本実施形態では、上記の如く構成されたシールセット60の台座シール61が、解体作業の実施前の自動車50の屋根部51の上面にあらかじめ貼り付けられる。これにより、車両情報シール62及び部品情報シール63は、台座シール61を介して自動車50の屋根部51の上面に貼り付けられる。
補足すると、台座シール61の色、あるいは、車両情報シール62及び部品情報シール63のそれぞれの色は、台座シール61の貼り付け部位である自動車50の屋根部51との区別がつきやすいように、該屋根部51の上面の色と、色属性が異なる色を採用しておくことが好ましい。あるいは、例えば、台座シール61の周縁部(車両情報シール62及び部品情報シール63が配置されない周縁部)の色、もしくは、車両情報シール62及び部品情報シール63のそれぞれの周縁部の色だけが、屋根部51の上面の塗装色と、色属性が異なる色になっていてもよい。
また、部品情報シール63の全体の配列パターンは、マトリクス状の配列パターンに限らず、例えば、千鳥格子状の配列パターン、あるいは、所定の図形もしくは文字等を形成する配列パターン等であってもよい。
また、該配列パターンは、例えば、自動車50のメーカ、車種、形状、サイズ、もしくは、グレード等に応じて区分される自動車50の種類(分類種別)毎に、各別の配列パターンであってもよい。
また、複数の種類の自動車50に対して、上記配列パターンと、各対象部品毎の部品情報シール63の配置位置とが共通化されていてもよい。この場合、当該複数の種類のうちのいずれかの種類の自動車50が特定の対象部品を備えない場合には、該対象部品に対応する部品情報シール63を台座シール61からあらかじめ除去しておくようにすればよい。
本実施形態の解体作業機械1は、上記の如きシールセット60が貼り付けられた自動車50の解体作業の全体の工程のうちの、所定の工程において、ハーネス等の所定種類の対象部品を取り外して回収するために使用される。そして、本実施形態の解体作業機械1には、本発明の解体作業システムの一実施形態としてのシステムが搭載されている。
具体的には、図2に示すように、解体作業機械1には、解体対象物体としての自動車50に貼り付けられたシールセット60を撮影し得るカメラ30と、サーバ等の外部機器と無線通信を行うための通信機31と、種々の情報を表示する表示器32と、種々の制御処理を行い得るコントローラ33とが搭載されている。・
カメラ30は、例えば、図1に示す如く、旋回体3の運転室3aの天井部に、旋回体3の前側下方を撮影し得るように装着されている。また、図1での図示は省略するが、表示器32は、例えば運転室3a内の前部に配置され、通信機31及びコントローラ33は、例えば旋回体3の任意の適所に配置される。なお、表示器32は、例えば液晶ディスプレイ、あるいは、ヘッドアップディスプレイ等により構成され得る。あるいは、拡張現実の情報を表示し得るヘッドマウントディスプレイにより表示器32を構成することも可能である。
コントローラ33は、例えばマイコン、メモリ、インターフェース回路等を含む電子回路ユニットにより構成され、カメラ30の撮影信号を該カメラ30から取得し得る。また、コントローラ33は、通信機31を介して外部機器と通信を行うことが可能である。また、コントローラ33は、表示器32の表示情報を制御することが可能である。
このコントローラ33は、実装されたハードウェア構成及びプログラム(ソフトウェア構成)の両方又は一方により実現される機能によって、本発明における情報報知部としての機能を有する。具体的には、コントローラ33は、例えば、カメラ30によるシールセット60の撮影画像から、自動車50に残存する(取り外されていない)対象部品、あるいは、自動車50から回収済(取外し済み)の対象部品を認識する機能と、種々の報知情報を表示器32に表示させたり、あるいは、通信機31を介して外部機器に送信する機能とを含む。なお、コントローラ33は、解体作業機械1の運転制御を行う機能を含んでいてもよい。
次に、解体作業機械1による解体作業時に、コントローラ33が実行する処理について具体的に説明する。
解体対象物体としての自動車50は、その屋根部51の上面にシールセット60が貼り付けられた後に、例えば、エンジン、バッテリ、車輪、動力伝達装置(変速装置等)、サスペンション装置等をそれぞれ取り外す工程、燃料タンクから燃料を抜き取る工程等の種々の前工程を経て、解体作業機械1による作業(所定種類の対象部品を自動車50から取り外して回収する作業)を行う工程に搬送される。この場合、各前工程では、自動車50から取り外した対象部品(燃料を含む)のそれぞれに対応する部品情報シール63が、自動車50に貼り付けられている台座シール61から剥がされる。なお、剥がされた部品情報シール63は、例えば、該部品情報シール63に対応して取り外された対象部品、もしくは該対象部品を収容する袋等の収容部材に添付され得る。
解体作業機械1による作業を行う工程では、解体作業機械1の運転者は、まず、カメラ30と自動車50との位置関係が、自動車50のシールセット60をカメラ30により撮影し得る状態になるように、走行体2の走行動作又は旋回体3の旋回動作を行わせ、あるいは、作業装置4により自動車50を動かす。
この場合、コントローラ33は、例えば、運転者による所定の操作(撮影開始のためのスイッチ操作、音声入力等)に応じて、カメラ30の撮影画像(動画映像)を取得しつつ、該撮影画像を表示器32に表示させる。そして、運転者は、該撮影画像を表示器32で随時確認しながら、該撮影画像にシールセット60の全体が写るように、走行体2の走行動作又は旋回体3の旋回動作を行わせるか、あるいは、作業装置4により自動車50を動かす。
なお、カメラ30は、その光軸方向を、例えば運転者のリモコン操作に応じて、電動モータにより調整し得るように構成されていてもよい。この場合には、運転者は、カメラ30の撮影画像に、シールセット60の全体が写るように、カメラ30の光軸方向をリモコン操作で調整することも可能である。
次に、運転者は、カメラ30の撮影画像にシールセット60の全体が写る状態で、シールセット60の撮影画像から情報を認識する処理をコントローラ33に実行させるための所定の操作(スイッチ操作、音声入力等)を行う。あるいは、コントローラ33が自動的に当該処理を開始する。
この処理では、コントローラ33は、カメラ30の撮影画像(静止画像)を取得する。この場合、解体作業機械1による作業を行う工程では、例えば図3Bに例示する状態のシールセット60の撮影画像が取得される。該シールセット60では、部品情報シール63の全体のうちのいくつかが前工程で剥がされている。
そして、コントローラ33は、当該取得した撮影画像のうちの車両情報シール62の画像中のバーコード62aを読み取る。さらに、コントローラ33は、読み取ったバーコード62aから自動車50の種類(分類種別)を認識する。
具体的には、コントローラ33は、例えば、読み取ったバーコード62aを、あらかじめメモリに記憶保持されたデータベース情報(バーコード62aと自動車50の種類とを対応付けるデータベース情報)、もしくは外部のサーバ等から事前にダウンロードした当該データベース情報と照合することで、自動車50の種類を認識(特定)する。あるいは、コントローラ33は、当該データベース情報を保有する外部のサーバと通信を行うことで、読み取ったバーコード62aに対応する自動車50の種類を示す情報を該サーバから取得してもよい。
さらに、コントローラ33は、認識した自動車50の種類に応じて規定される台座シール61上の部品情報シール63の配置態様(詳しくは、自動車50から回収すべき各対象部品に対応する部品情報シール63と、台座シール61上の配置領域ARにおける各部品情報シール63の配置位置との対応関係を示す情報)を認識する。
具体的には、コントローラ33は、認識した自動車50の種類を、あらかじめメモリに記憶保持されたデータベース情報(自動車50の種類と、台座シール61上の部品情報シール63の配置態様とを対応付けるデータベース情報)、もしくは外部のサーバ等から事前にダウンロードした当該データベース情報と照合することで、台座シール61上の各部品情報シール63の配置態様を認識する。あるいは、コントローラ33は、当該データベース情報を保有する外部のサーバと通信を行うことで、認識した自動車50の種類に対応する部品情報シール63の配置態様を示す情報を該サーバから取得する。
なお、自動車50の種類が事前に判明している場合には、該種類を示す情報をコントローラ33に事前に記憶保持させてもよい。この場合には、自動車50の種類を上記の如く認識する処理をコントローラ33に実行させることを省略し得る。また、部品情報シール63の配置態様が事前に判明している場合には、該配置態様を示す情報をコントローラ33に事前に記憶保持させてもよい。この場合には、該配置態様を上記の如く認識する処理をコントローラ33に実行させることを省略し得る。
次に、コントローラ33は、先に取得したカメラ30の撮影画像中の部品情報シール63の配置領域ARの画像から、部品情報シール63が存在している部分の配置状態、あるいは、部品情報シール63が存在していない部分の配置状態を認識する。換言すれば、コントローラ33は、配置領域ARのどの位置の部品情報シール63が存在しているか、あるいは、どの位置の部品情報シール63が存在していないか(剥離されているか)を特定する。例えば、図3Bでは、部品情報シール63の配置領域ARのうちの白色の部分が、部品情報シール63が存在しない位置として特定され、灰色の部分が、部品情報シール63が存在する位置として特定される。
そして、コントローラ33は、当該特定結果を、部品情報シール63の配置態様と照合することで、自動車50から回収すべき対象部品のうちの、どの対象部品が自動車50から未回収であるか(取り外されていないか)、あるいは、どの対象部品が自動車50から回収済(取外し済み)であるかを認識する。
この場合、コントローラ33は、台座シール61上に存在する部品情報シール63の配置位置により、未回収の対象部品を認識することができ、また、台座シール61上から剥離されている部品情報シール63の配置位置により、回収済の対象部品を認識することができる。従って、コントローラ33は、部品情報シール63の記載内容を読み取って認識することを必要とせずに、未回収の対象部品、あるいは、回収済の対象部品を容易に素早く認識(特定)することができる。
次に、コントローラ33は、未回収の対象部品のうちに、解体作業機械1による回収対象(取外し対象)の所定種類の対象部品が1つ以上存在する場合には、当該対象部品を回収すべき旨の情報を、表示器32に視覚的な報知情報として表示させる。
これにより、解体作業機械1の運転者は、自動車50に貼り付けられている部品情報シール63を直接的に確認したり、あるいは、工程管理表等を確認することを必要とせずに、解体作業機械1により回収すべき対象部品を容易に認識することができる。
さらに、コントローラ33は、回収すべき対象部品と、自動車50の種類とから特定される該対象部品の搭載位置(自動車50における搭載位置)を示す情報を、表示器32に視覚的な報知情報として表示させる。この場合、コントローラ33は、例えば、自動車50の種類と回収すべき対象部品の名称(もしくは種類もしくは部品コード)との組を、あらかじめメモリに記憶保持されたデータベース情報(自動車50の種類及び対象部品と、該対象部品の搭載位置とを対応付けるデータベース情報)、もしくは外部のサーバ等から事前にダウンロードした当該データベース情報と照合することで、該対象部品の搭載位置を特定する。あるいは、コントローラ33は、当該データベース情報を保有する外部のサーバと通信を行うことで、回収すべき対象部品の搭載位置を示す情報を該サーバから取得する。
上記のように回収すべき対象部品の搭載位置を示す情報が表示器32に表示されることで、運転者は該対象部品の搭載位置を認識した上で、該対象部品を自動車50から取り外して回収する作業を効率よく行うことができる。
また、解体作業機械1による回収対象の対象部品のうちの一部もしくは全部が、既に前工程で取り外されている場合もあり得る。このため、コントローラ33は、解体作業機械1による回収対象の所定種類の対象部品のうちに回収済の1つ以上の対象部品が存在する場合には、該対象部品が回収済である旨の情報を、表示器32に視覚的な報知情報として表示させる。
これにより、解体作業機械1の運転者は、解体作業機械1による回収対象の対象部品のうちの回収済の対象部品を認識することができる。ひいては、解体作業機械1による無駄な作業(回収済の対象部品を回収しようとする作業)が行われるのを防止することができる。
なお、解体作業機械1により回収すべき対象部品、あるいは、該対象部品の搭載位置、あるいは、前工程での回収済の対象部品を示す報知情報は、表示器32での表示に加えて、あるいは、該表示の代わりに、音声等による聴覚的な情報として出力してもよい。
解体作業機械1により目的の対象部品を自動車50から取り外して回収する作業が終了した後には、解体作業機械1の運転者、あるいは、他の作業者は、回収した対象部品に対応する部品情報シール63を台座シール61上から剥がす。また、該運転者又は作業者は剥がした部品情報シール63を、対応する対象部品、あるいは、該対象部品を収容する収容部材に必要に応じて添付する。
また、本実施形態では、コントローラ33は、上記した処理の他、例えば、次のような処理も実行し得る。例えば、前工程で回収されるべき対象部品が、なんらかの手違い等により、未回収の対象部品として残存している場合があり得る。そこで、コントローラ33は、未回収の対象部品(台座シール61に残存している部品情報シール63に対応する対象部品)のうちに、前工程で回収されるべき対象部品が残存するか否かを判断する。
なお、自動車50から回収すべき対象部品のうち、どの対象部品が前工程で回収されるべき対象部品であるかは、例えば、コントローラ33のメモリにあらかじめ記憶保持され、あるいは、コントローラ33が適宜、外部サーバ等から取得する。
そして、コントローラ33は、前工程で回収されるべき対象部品が残存している場合には、例えば、前工程の実施場所に設置されているパソコン、報知装置等の情報出力装置、あるいは、解体作業の管理サーバ等に、未回収の対象部品が存在する旨の情報を自動車50の種類情報(もしくは自動車50毎の識別情報)と共に送信して、これらの情報を報知させる。
また、コントローラ33は、解体作業機械1により対象部品を自動車50から取り外して回収する作業が行われる毎に、自動車50の種類を示す情報、作業日時、作業時間等の情報を含む作業情報を記憶保持する。そして、該作業情報を、解体作業機械1による解体作業を管理する外部の管理サーバに送信することを、運転者等による所定の操作に応じて、あるいは、該管理サーバからの要求に応じて実行する。このように、コントローラ33に記憶保持され、あるいは、管理サーバに送信される作業情報は、解体作業機械1による作業状況、作業効率の把握等に利用され得る。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態を採用することもできる。以下に他の実施形態をいくつか説明する。
前記実施形態では、カメラ30を解体作業機械1に搭載したが、カメラ30は、例えば、解体作業現場の建屋の屋根、あるいは、支柱等に取付けられていてもよい。また、解体作業機械1にカメラ30を搭載する場合、その搭載箇所は、運転室3a以外の箇所であってもよい。
また、前記実施形態では、車両情報シール62及び部品情報シール63を台座シール61を介して自動車50に貼り付けるようにしたが、車両情報シール62及び部品情報シール63を自動車50に直接的に貼り付けるようにしてもよい。また、自動車50に対する車両情報シール62及び部品情報シール63の貼り付け部位は、自動車50の屋根部51の表面以外の箇所、例えば、フロントガラスであってもよい。該貼り付け部位は、基本的には、解体作業機械1による作業の開始前には、自動車50から脱離されることがなく、且つ、カメラ30により撮影し得る部位であればよい。
また、例えば、自動車50の種類に応じて、部品情報シール63の配列パターンを異ならせた場合には、コントローラ33が自動車50の種類を認識する処理では、コントローラ33が、シールセット60の撮影画像中の部品情報シール63の配置領域ARの画像から、部品情報シール63の配列パターン(自動車50の解体開始前の当初の配列パターン)を認識し、当該認識した配列パターンから、データベース情報(該配列パターンと自動車50の種類とを対応付けるデータベース情報)に基づいて自動車50の種類を認識するようにしてもよい。このようにした場合には、車両情報シール62を省略し得る。
また、例えば、自動車50から回収すべき対象部品が、多数の種類の自動車50に一般的に搭載されている部品である場合には、部品情報シール63の全体の配列パターンと、各部品情報シール63毎の配置位置とは、多数の種類の自動車50に対して共通のものであってもよい。
また、前記実施形態では、解体対象物体として自動車50を例示したが、解体対象物体は、自動車50以外の物体、例えば、列車の車両、船舶、あるいは、油圧ショベル等の建設機械であってもよい。
また、前記実施形態では、各部品情報シール63には、対応する対象部品の名称、自動車50における該対象部品の搭載位置、解体作業現場において該対象部品の回収作業を行うべき工程(もしくは場所)等を示す部品識別情報が記載されているが、該部品識別情報は、必ずしも記載されていなくてもよい。
この場合、自動車50から取り外した対象部品に対応する部品情報シール63を剥がすときに、例えば、その作業者が、各部品情報シール63の配置位置と対象部品との対応関係を示す情報を前記表示器32や、スマートフォン等の適宜の通信端末で確認できるようにしてもよい。
1…解体作業機械、30…カメラ、33…コントローラ(情報報知部)、60…シールセット、62…車両情報シール(第2のシール)、63…部品情報シール(シール)。

Claims (15)

  1. 解体対象物体から1つ以上の所定種類の対象部品を取り外す作業を、運転者が操縦する解体作業機械を用いて行うための解体作業システムであって、
    前記解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付られた複数のシールであって、対応する各対象部品に関する部品識別情報が各々記載されている複数のシールが、それぞれに対応する各対象部品の取外し後に剥離され得るように貼り付けられた該解体対象物体の所定の部位を撮影し得るように、前記解体作業機械の作業現場に設けられたカメラと、
    該カメラの撮影画像から得られた報知情報を出力する情報報知部とを備えており、
    前記複数のシールは、前記解体対象物体の所定の部位に所定の配列パターンで貼り付けられると共に、前記複数の対象部品にそれぞれ対応するシールの前記配列パターン内での配置位置は、各対象部品毎にあらかじめ定められており、
    前記情報報知部は、前記解体作業機械の作業現場で前記カメラにより撮影された前記解体対象物体の所定の部位の撮影画像を取得すると共に、該撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態、又は前記シールが剥がされた部分の配置状態に基づいて、前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品、又は、取り外し済の前記所定種類の対象部品を特定し、当該特定した対象部品を前記運転者に認識させる報知情報を該運転者に報知するように構成されていることを特徴とする解体作業システム。
  2. 請求項1記載の解体作業システムにおいて、
    前記情報報知部は、前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品を特定し得るように構成されていると共に、当該特定した対象部品の前記解体対象物体における搭載位置を示す情報を前記運転者にさらに報知し得るように構成されていることを特徴とする解体作業システム。
  3. 請求項1又は2記載の解体作業システムにおいて、
    前記情報報知部は、前記解体対象物体の所定の部位の撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態に基づいて、前記解体対象物体から取り外されていない対象部品のうちの前工程で取り外されているべき対象部品を特定し得るように構成されていると共に、当該対象部品を特定したとき、当該対象部品が前記解体対象物体に残存している旨の報知情報を出力し得るように構成されていることを特徴とする解体作業システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の解体作業システムにおいて、
    前記解体対象物体の所定の部位には、前記複数のシールの他に、該解体対象物体の種類を示す情報が記載された第2のシールが貼り付けられており、
    前記情報報知部は、前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品を特定し得るように構成されていると共に、前記解体対象物体の所定の部位の撮影画像のうちの前記第2のシールの撮影画像から、該解体対象物体の種類を特定し得るように構成されており、さらに、少なくとも該解体対象物体の種類と前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品との組を記憶保持し、又は外部機器に送信し得るように構成されていることを特徴とする解体作業システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の解体作業システムが搭載されていることを特徴とする解体作業機械。
  6. 解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付られた複数のシールであって、対応する各対象部品に関する部品識別情報が各々記載された複数のシールを該解体対象物体の所定の部位に剥離可能に貼り付ける第1工程と、
    各シールに記載された部品識別情報により示される対象部品を前記解体対象物体から取り外すと共に、当該取り外した対象部品に対応するシールを該解体対象物体から剥がす第2工程とを備えており、
    前記複数のシールは、前記第1工程において、前記解体対象物体の所定の部位に所定の配列パターンで貼り付けられると共に、前記複数の対象部品にそれぞれ対応するシールの前記配列パターン内での配置位置は、各対象部品毎にあらかじめ定められており、
    前記第2工程は、前記解体対象物体を解体し得る解体作業機械を用いて1つ以上の所定種類の対象部品を取り外す第2a工程を含んでおり、
    前記第2a工程の前工程の終了後、該第2a工程の開始前に、前記解体対象物体の前記所定の部位を撮影する撮影工程と、該所定の部位の撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態、又は前記シールが剥がされた部分の配置状態に基づいて、前記第2a工程で取り外すべき前記所定種類の対象部品又は取外し済の前記所定種類の対象部品を特定し、当該特定した対象部品を前記解体作業機械の運転者に認識させる報知情報を出力する報知工程とをさらに備えることを特徴とする解体対象物体の部品回収方法。
  7. 請求項6記載の解体対象物体の部品回収方法において、
    前記報知工程では、前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品を特定し、該対象部品の前記解体対象物体における搭載位置を前記運転者に認識させる情報をさらに出力することを特徴とする解体対象物体の部品回収方法。
  8. 請求項6又は7記載の解体対象物体の部品回収方法において、
    前記撮影工程で得られた撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態に基づいて、前記解体対象物体から取り外されていない対象部品のうちの前記前工程で取り外されているべき対象部品を特定する工程と、当該対象部品を特定したとき、当該対象部品が前記解体対象物体に残存している旨の報知情報を出力する工程とをさらに備えることを特徴とする解体対象物体の部品回収方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載の解体対象物体の部品回収方法において、
    前記解体対象物体の所定の部位には、前記複数のシールの他に、該解体対象物体の種類を示す情報が記載された第2のシールが貼り付けられており、
    前記撮影工程で得られた撮影画像のうちの前記第2のシールの撮影画像から、前記解体対象物体の種類を特定する工程と、少なくとも該解体対象物体の種類と、前記報知工程で特定された前記取り外すべき所定種類の対象部品との組を記憶保持し、又は外部機器に送信する工程とをさらに備えることを特徴とする解体対象物体の部品回収方法。
  10. 請求項6〜9のいずれか1項に記載の解体対象物体の部品回収方法において、
    前記解体対象物体は自動車であり、前記第1工程で前記複数のシールを貼り付ける前記解体対象物体の所定の部位は、該解体対象物体の屋根部又はフロントガラスであることを特徴とする解体対象物体の部品回収方法。
  11. 解体対象物体の所定の部位に貼り付け可能であると共に、剥離可能な複数のシールを有するシールセットであって、
    前記複数のシールのそれぞれは、前記解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付けられていると共に、対応する対象部品に関する部品識別情報が記載されており、
    さらに、前記複数のシールは、前記解体対象物体の所定の部位に、該所定の部位の撮影画像から認識可能な所定の配列パターンで貼り付け可能であると共に、該配列パターン内での各シールの配置位置は、該シールに対応する対象部品毎にあらかじめ定められた位置であることを特徴とする解体対象物体の部品回収作業用のシールセット。
  12. 請求項11記載の部品回収作業用のシールセットにおいて、
    前記解体対象物体の所定の部位に貼り付け可能であると共に、該解体対象物体の種類を表す情報が記載された第2のシールをさらに含むことを特徴とする部品回収作業用のシールセット。
  13. 解体対象物体から1つ以上の所定種類の対象部品を取り外す作業を、運転者が操縦する解体作業機械を用いて行うための解体作業システムであって、
    前記解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付られた複数のシールが、それぞれに対応する各対象部品の取外し後に剥離され得るように貼り付けられた該解体対象物体の所定の部位を撮影し得るように、前記解体作業機械の作業現場に設けられたカメラと、
    該カメラの撮影画像から得られた報知情報を出力する情報報知部とを備えており、
    前記複数のシールは、前記解体対象物体の所定の部位に所定の配列パターンで貼り付けられると共に、前記複数の対象部品にそれぞれ対応するシールの前記配列パターン内での配置位置は、各対象部品毎にあらかじめ定められており、
    前記情報報知部は、前記解体作業機械の作業現場で前記カメラにより撮影された前記解体対象物体の所定の部位の撮影画像を取得すると共に、該撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態、又は前記シールが剥がされた部分の配置状態に基づいて、前記解体対象物体から取り外すべき前記所定種類の対象部品、又は、取り外し済の前記所定種類の対象部品を特定し、当該特定した対象部品を前記運転者に認識させる報知情報を該運転者に報知するように構成されていることを特徴とする解体作業システム。
  14. 解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付られた複数のシールを該解体対象物体の所定の部位に剥離可能に貼り付ける第1工程と、
    各シールに対応する対象部品を前記解体対象物体から取り外すと共に、当該取り外した対象部品に対応するシールを該解体対象物体から剥がす第2工程とを備えており、
    前記複数のシールは、前記第1工程において、前記解体対象物体の所定の部位に所定の配列パターンで貼り付けられると共に、前記複数の対象部品にそれぞれ対応するシールの前記配列パターン内での配置位置は、各対象部品毎にあらかじめ定められており、
    前記第2工程は、前記解体対象物体を解体し得る解体作業機械を用いて1つ以上の所定種類の対象部品を取り外す第2a工程を含んでおり、
    前記第2a工程の前工程の終了後、該第2a工程の開始前に、前記解体対象物体の前記所定の部位を撮影する撮影工程と、該所定の部位の撮影画像における前記シールが存在する部分の配置状態、又は前記シールが剥がされた部分の配置状態に基づいて、前記第2a工程で取り外すべき前記所定種類の対象部品又は取外し済の前記所定種類の対象部品を特定し、当該特定した対象部品を前記解体作業機械の運転者に認識させる報知情報を出力する報知工程とをさらに備えることを特徴とする解体対象物体の部品回収方法。
  15. 解体対象物体の所定の部位に貼り付け可能であると共に、剥離可能な複数のシールを有するシールセットであって、
    前記複数のシールのそれぞれは、前記解体対象物体から回収すべき複数の対象部品のそれぞれに対応付けられており、
    さらに、前記複数のシールは、前記解体対象物体の所定の部位に、該所定の部位の撮影画像から認識可能な所定の配列パターンで貼り付け可能であると共に、該配列パターン内での各シールの配置位置は、該シールに対応する対象部品毎にあらかじめ定められた位置であることを特徴とする解体対象物体の部品回収作業用のシールセット。
JP2019204115A 2018-11-14 2019-11-11 解体作業システム、解体作業機械、部品回収方法、及びシールセット Active JP6954342B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018213533 2018-11-14
JP2018213533 2018-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020087454A JP2020087454A (ja) 2020-06-04
JP6954342B2 true JP6954342B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=70730790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019204115A Active JP6954342B2 (ja) 2018-11-14 2019-11-11 解体作業システム、解体作業機械、部品回収方法、及びシールセット

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6954342B2 (ja)
WO (1) WO2020100823A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7496278B2 (ja) 2020-10-02 2024-06-06 コベルコ建機株式会社 仕分先特定装置、仕分先特定方法及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109152A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Lintec Corp 廃棄工業製品のリサイクル方法
JP4306606B2 (ja) * 2004-12-22 2009-08-05 株式会社日立製作所 照合データベース手段,廃棄物リサイクルシステム,比較方法,格納方法
JP2007157094A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Ems:Kk Icタグを使用した使用済自動車管理手段と方法
JP2009035905A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 作業機械のキャブ下方部確認装置
JP4672792B2 (ja) * 2009-08-06 2011-04-20 株式会社東芝 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020100823A1 (ja) 2020-05-22
JP2020087454A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10319035B2 (en) Image capturing and automatic labeling system
US9342934B2 (en) Vehicle specific reset device and method
JP6954342B2 (ja) 解体作業システム、解体作業機械、部品回収方法、及びシールセット
CN108322711A (zh) 基于ai人工智能协助追击违章车辆的辅助警务处置系统
JP2021176235A (ja) 画像処理方法
CN103365697A (zh) 汽车仪表开机画面个性化方法及相应汽车仪表
JP2023065371A (ja) 製造支援システム,方法,プログラム
WO2021192484A1 (ja) 解体作業監視サーバ
JP2005311698A (ja) 車両周辺視認装置
JP2020126388A (ja) 解体作業情報の処理システム
JP7543640B2 (ja) 自動車の解体支援システム
JP2015170288A (ja) 昇降機の部品情報管理システム
JP7358872B2 (ja) 撮像装置、映像検索方法、映像検索プログラム、及び、情報収集装置
JP6900942B2 (ja) ドライブレコーダ及び画像記憶システム
JP2005084713A (ja) 物件管理業務支援用サーバ装置、物件管理業務支援用コンピュータシステム、物件管理業務支援システム、物件管理業務支援方法、及びこれらの機能を実現するプログラム及び記録媒体
JP6252881B1 (ja) 車載カメラ
JP6323968B1 (ja) 車両用保守ツール
JPH0724673A (ja) 作業指示支援システム
CN111898457A (zh) 一种行车违章违法行为智能识别方法及设备
JP6765065B2 (ja) 車載カメラ装置
US20210197723A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, information processing method, and program
JP7067214B2 (ja) 整備装置
JPS63113708A (ja) 工作機械の故障診断方法
JP2023165031A (ja) 特装車の無線通信システム、携帯可能な端末装置を特装車の無線通信システムの端末装置として機能させるためのコンピュータプログラム、特装車、および特装車の無線通信方法
JP2002220075A (ja) 車載部品、ワイヤーハーネスの取り外し方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6954342

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150