関連出願の相互参照
[0001] 本特許出願は、「MULTI-DEVICE MANAGEMENT WITH SINGLE SUBSCRIPTION」と題されて2016年7月1日に出願された、米国非仮出願第15/200,662号に対する優先権を主張し、それは、本願の譲受人に譲渡され、本明細書によって参照によりその全体がここに明示的に組み込まれる。
[0002] ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト等のような、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
[0001] 例として、ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつかの基地局を含み得、それらの各々は、別名ユーザ装置(UE)として知られる複数の通信デバイスのための通信を同時にサポートする。基地局は、ダウンリンクチャネル(例えば、基地局からUEへの送信のための)およびアップリンクチャネル(例えば、UEから基地局への送信のための)上で、1つまたは複数のUEと通信し得る。
[0002] 近年、ダイナミックに能力を有するUE(dynamically capable UEs)の出現は、UEのポータビリティおよび機能性を拡張する周辺デバイス(例えば、スマートウォッチ、アクティビティトラッカ、スマートグラス等)の発展に拍車をかけた。主に「ウェアラブルデバイス」であるそのような周辺デバイスは一般に、Wi−FiおよびBluetooth(登録商標)モジュール等の短距離通信チップを備える。したがって、周辺デバイスは、短距離内に位置しているUEに限って通信し得る。例えば、スマートウォッチを身につけたユーザは、スマートウォッチとUEとが互いに近接している間に限って、スマートウォッチの全能力(例えば、音声通話、テキストメッセージ、アクセスインターネット等)を利用し得る。しかしながら、短距離通信チップに基づいて構成された従来のシステムでは、一方のデバイス(例えば、UEまたは周辺機器)が短距離通信チップのカバレッジエリアの外部にあるとき、ユーザがそのようなネットワークに依存した機能性を使用し続けることが可能でない。1つのそのような事例は、ユーザが、彼のモバイルデバイスを家に残して、彼のウェアラブルウォッチのみを携えて家を離れる場合であり得る)。
[0003] 上述の問題に対処するために提案された1つの解決策は、周辺デバイスがUEから独立してネットワークと通信することを可能にし得るワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)無線機と短距離通信チップ(例えば、Bluetoothモジュール)との両方を用いて周辺デバイスを構成することを含む。しかしながら、そのような構成は、周辺デバイスがネットワークによって認証され、かつ一意の電話番号を割り当てられ得るように、周辺デバイスが加入者情報モジュール(SIM)チップを追加的に含むことを必要とする。そのような解決策は、ハードウェア考慮事項(hardware considerations)およびユーザの不都合により理想的ではない。例えば、まず第1に、追加されたハードウェアは、周辺デバイス自体のサイズおよびコストを増加させる。次に、UEのための電話番号とは異なる周辺デバイスのための一意の電話番号を有すると、ユーザは、2つの別個のサブスクリプションを管理する必要があり得る。さらに、着信/発信(incoming/outgoing calls)の両方が、別個の電話番号に/から成される必要があるであろう。例えば、ユーザに連絡(reach)しようとしているパーティは、まずモバイルデバイスを呼び出し、次いで別個に周辺デバイス(例えば、ウェアラブルウォッチ)を呼び出す必要があるだろう。そのような解決策に関連する不都合とコストは、得られる可能性のあるいかなる利益をもはるかに上回るものである。
[0004] 本開示は、UE自体のモバイルデバイスアイデンティフィケーション(ID)に部分的に基づいて、UEに関連する1つまたは複数の周辺デバイスに仮想国際モバイル加入者アイデンティティ(VIMSI)を割り当てる技法をインプリメントすることによって、上で特定された問題を解決する。したがって、デュアル無線機(例えば、短距離通信チップおよびセルラ無線機)を用いて構成される周辺デバイスは、別個のSIMチップを必要としない。周辺デバイスは、UEのモバイルIDに基づいて、VIMSIを割り振られるので、周辺デバイスはまた、それらの親UEと同じ電話番号を維持するという利点を達成する。したがって、UEのユーザは、1つのサブスクリプションのみを必要とする。
[0005] 本開示の態様によれば、ネットワークエンティティにおいてインプリメントされるワイヤレス通信のための方法が開示される。方法は、ネットワークエンティティにおいて、ユーザ装置(UE)とペアにされた周辺デバイスのための仮想加入者情報モジュール(VSIM)プロファイルを割り振るための要求をUEから受信することと、要求に部分的に基づいて、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションを決定することと、を含み得る。追加的に、または代替的に、方法は、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションに基づいて、周辺デバイスに仮想識別子を割り振ることと、ネットワークエンティティからUEに、ペアにされた周辺デバイスのための仮想識別子を送信することと、を含み得る。
[0006] 本開示の別の態様では、ネットワークエンティティにおいてインプリメントされるワイヤレス通信のための装置が開示される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを含み得る。いくつかの例では、メモリは、ネットワークエンティティにおいて、UEとペアにされた周辺デバイスのためのVSIMプロファイルを割り振るための要求をUEから受信することと、要求に部分的に基づいて、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションを決定することと、のためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。追加的に、または代替的に、命令は、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションに基づいて、周辺デバイスに仮想識別子を割り振ることと、ネットワークエンティティからUEに、ペアにされた周辺デバイスのための仮想識別子を送信することと、のためにプロセッサによってさらに実行可能であり得る。
[0007] 本開示の別の態様では、ネットワークエンティティにおいてインプリメントされるワイヤレス通信のための別の装置が開示される。装置は、ネットワークエンティティにおいて、UEとペアにされた周辺デバイスのためのVSIMプロファイルを割り振るための要求をUEから受信するための手段と、要求に部分的に基づいて、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションを決定するための手段と、を含み得る。追加的に、または代替的に、装置はさらに、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションに基づいて、周辺デバイスに仮想識別子を割り振ることと、ネットワークエンティティからUEに、ペアにされた周辺デバイスのための仮想識別子を送信することと、のための手段を含み得る。
[0008] 本開示の別の態様では、ネットワークエンティティにおいてインプリメントされるワイヤレス通信のためのコンピュータ読み取り可能な媒体が開示される。コンピュータ読み取り可能な媒体は、ネットワークエンティティにおいて、UEとペアにされた周辺デバイスのためのVSIMプロファイルを割り振るための要求をUEから受信するためのコードと、要求に部分的に基づいて、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションを決定するためのコードと、を含み得る。追加的に、または代替的に、コンピュータ読み取り可能な媒体はさらに、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションに基づいて、周辺デバイスに仮想識別子を割り振るためのコードと、ネットワークエンティティからUEに、ペアにされた周辺デバイスのための仮想識別子を送信するためのコードと、を含み得る。
[0009] 本開示の追加的な態様では、UEにおいてインプリメントされるワイヤレス通信のための方法が開示される。方法は、UEと周辺デバイスとの間で通信を確立することと、UEにおいて、周辺デバイスからVSIMプロファイルを求める要求を受信することと、を含み得る。方法はさらに、ネットワークエンティティに対して周辺デバイスのためのVSIMプロファイルを要求するために、ネットワークエンティティとデータコールを開始することと、要求に応答して、ネットワークエンティティから仮想識別子を受信することと、を含み得る。
[0010] 本開示の別の態様では、インプリメントされるワイヤレス通信のためのUEが開示される。UEは、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを含み得る。いくつかの例では、メモリは、UEと周辺デバイスとの間で通信を確立することと、UEにおいて、周辺デバイスから、VSIMプロファイルを求める要求を受信することと、のためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。命令は、ネットワークエンティティに対して、周辺デバイスのためのVSIMプロファイルを要求するために、ネットワークエンティティとデータコールを開始することと、要求に応答して、ネットワークエンティティから仮想識別子を受信することと、のためにプロセッサによってさらに実行可能であり得る。
[0011] 本開示の別の態様では、UEにおいてインプリメントされるワイヤレス通信のための別の装置が開示される。装置は、UEと周辺デバイスとの間で通信を確立するための手段と、UEにおいて、周辺デバイスから、VSIMプロファイルを求める要求を受信するための手段と、を含み得る。装置はさらに、ネットワークエンティティに対して、周辺デバイスのためのVSIMプロファイルを要求するために、ネットワークエンティティとデータコールを開始するための手段と、要求に応答して、ネットワークエンティティから仮想識別子を受信するための手段と、を含み得る。
[0012] 本開示の別の態様では、UEにおいてインプリメントされるワイヤレス通信のためのコンピュータ読み取り可能な媒体が開示される。コンピュータ読み取り可能な媒体は、UEと周辺デバイスとの間で通信を確立するためのコードと、UEにおいて、周辺デバイスから、VSIMプロファイルを求める要求を受信するためのコードと、を含む。コンピュータ読み取り可能な媒体はさらに、ネットワークエンティティに対して、周辺デバイスのためのVSIMプロファイルを要求するために、ネットワークエンティティとデータコールを開始するためのコードと、要求に応答して、ネットワークエンティティから仮想識別子を受信するためのcodと、を含み得る。
[0013] 上述の内容は、1つまたは複数の態様の基本的な理解を提供するために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての考慮された態様の広範な概観ではなく、そして、すべての態様の主要または重要な要素を特定するようにも、任意のまたはすべての態様の範囲を詳細に叙述するようにも、意図されていない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明への前置きとして、簡略化された形式で、1つまたは複数の態様のうちのいくつかの概念を提示することである。
[0014] 前述の目的および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様が、以下に十分に説明され、かつ特許請求の範囲において具体的に示される特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のある特定の例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が用いられ得る様々な方法のうちのほんのいくつかを示しているのであって、本説明は、すべてのそのような態様およびそれらの同等物を含むように意図されている。
[0015] 開示される態様は、開示される態様を限定するためではなく例示するために提供される添付の図面と併せて以下で説明されることになり、ここで、同様の表記(designations)は同様の要素を意味する。
[0016] 図1は、本開示の例示的な実施形態によるワイヤレス通信ネットワークの概略図である。
[0017] 図2Aは、本開示の態様による、UEに関連する周辺デバイスのための仮想識別子を割り振るための技法を例示するワイヤレス通信システムの別の図を例示する。
[0018] 図2Bは、UEの関与から独立したセルラ通信のために1つまたは複数の周辺デバイスをアクティベートすることの概略図を例示する。
[0019] 図3は、本開示の例示的な実施形態による、仮想識別子を要求することおよび割り振ることのメッセージフローダイアグラムである。
[0020] 図4は、本開示の例示的な実施形態による、1つまたは複数の周辺デバイスが短距離通信チップの有効範囲(effective range)内にあるとき、ネットワーク、UE、1つまたは複数の周辺デバイス間の通信を管理することの、メッセージフローダイアグラムである。
[0021] 図5は、本開示の態様による、UEから周辺デバイスへのトラフィック転送(transfer)を管理する例示的な方法のメッセージフローダイアグラムである。
[0022] 図6は、本開示の態様による、UEに関連する周辺デバイスに仮想識別子を割り振る際にネットワークエンティティによってインプリメントされる例示的な方法のフローチャートである。
[0023] 図7は、本開示の態様による、周辺デバイスの代理としてネットワークエンティティに対して仮想識別子を要求する際にUEによってインプリメントされる例示的な方法のフローチャートである。
[0024] 図8は、本開示の様々な態様による、基地局等のネットワークエンティティと通信するために構成されたネットワークエンティティの様々なコンポーネントのインプリメンテーションの一態様の概略図である。
[0025] 図9は、本開示の様々な態様による、基地局等のネットワークエンティティと通信するために構成されたUEの様々なコンポーネントのインプリメンテーションの一態様の概略図である。
[0026] 図10は、本開示の様々な態様による、基地局等のネットワークエンティティと通信するために構成された周辺デバイスの様々なコンポーネントのインプリメンテーションの一態様の概略図である。
詳細な説明
[0027] 様々な態様がこれより図面を参照して説明されることになる。以下の説明には、説明を目的として、1つまたは複数の態様の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が記載されている。しかしながら、そのような(1つまたは複数の)態様が、これらの特定の詳細なしに実施され得ることは、明らかであり得る。さらに、「コンポーネント」という用語は、ここで使用される場合は、システムを構成するパーツのうちの1つであり得、ハードウェア、ファームウェア、および/またはコンピュータ読み取り可能な媒体上に記憶されたソフトウェアであり得、および、他のコンポーネントに分割され得る。
[0028] 上述したように、周辺デバイス(例えば、スマートウォッチ、フィットネストラッカ、スマートカメラ等)に、(例えば、UEを介した)短距離通信と、独立したワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)通信との両方を介してネットワーク接続性を与える(allow)従来のシステムは、追加されたハードウェア要件(例えば、加入者情報モジュール(SIM)チップ)を有するという欠点に悩まされ、かつユーザが複数の電話番号、つまりUEのためのものと各周辺デバイスのためのもの、を管理することを必要とする。特に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))の規格に従って、別個のSIMチップを有する各デバイス(例えば、UEおよび周辺デバイス)は、国際モバイル加入者アイデンティティ(IMSI)を提供されることになり、それは、1対1の関係でマッピングされ得るユーザのアイデンティフィケーションおよび電話番号(例えば、モバイル局国際ISDN番号(MSISDN))を示す。言い換えれば、ユーザによって持ち運ばれる各デバイス(例えば、UEと、複数の周辺デバイスの各々)は、それら自身の電話番号を有するであろう。そのようなインプリメンテーションは、便利でもなければ費用効率が高くもない。
[0029] 周辺デバイスが別個のSIMチップを維持することを要求する代わりに、本開示の態様は、UE自体のモバイルデバイスアイデンティフィケーション(ID)に部分的に基づいて、UEに関連する周辺デバイスに、仮想国際モバイル加入者アイデンティティ(VIMSI)等の仮想識別子を割り当てることによって、上で特定された問題を解決する。したがって、デュアル無線機(例えば、短距離通信チップおよびセルラ無線機)を用いて構成される周辺デバイスは、別個のSIMチップを必要としない。周辺デバイスの各々は、UEのモバイルIDに基づいてVIMSIを割り振られるので、周辺デバイスはまた、UEと同じMSISDN(例えば、電話番号)を維持するという利点を達成する。
[0030] したがって、ここに説明される技法に基づいて、周辺デバイスは、1つまたは複数の第1のおよび第2のトリガに基づいて、短距離通信とセルラ通信との間で動的に切り替え得る。例えば、UEおよび周辺デバイスが事前決定された範囲内にあるとき、ユーザが短距離通信チップセット(例えば、BluetoothまたはWi−Fi)を使用して周辺デバイスとUEとの間でインタフェースし得るように、周辺デバイスのセルラ無線機はディアクティベートされ得る。しかしながら、UEおよび周辺デバイスが事前決定された範囲の外部にあるとき(例えば、ユーザが、モバイルデバイスを家に残したまま彼の周辺機器を携えて家屋を離れるとき)は、本開示の態様は、(低減されたシグナリングオーバヘッドおよび電力消費を可能にするために)UEをネットワークから分離(detach)し、および、UEの関与なしにネットワークとセルラ通信を確立するために、割り当てられたVIMSIプロファイルを使用する周辺デバイスの接続性をアクティベートするための技法を提供する。したがって、着信/発信パケット(incoming/outgoing packets)(音声およびデータ)の両方は、周辺デバイスに、および周辺デバイスから、UEの関与なしに直接的にルーティングされ得る。したがって、いくつかの例では、1つまたは複数の第1のトリガは、UEと周辺機器との間の近接間隔がしきい値(短距離通信チップセットの有効範囲を意味(signify)し得る事前決定された間隔)を超えることのインジケーションを含み得る。追加的に、または代替的に、1つまたは複数の第2のトリガは、UEと周辺機器との間の近接間隔がしきい値より狭いことのインジケーションを含み得る。
[0031] ユーザは、いくつかの状況では、彼らのモバイルデバイスを持ち運ぶことを好まない可能性があるので(例えば、ユーザがランニングに行こうとしている場合)、そのようなシステムは、実用的な利点を提供する。そのような状況では、本開示の態様は、ユーザがUEを残して家を離れ、UEから独立して全ネットワーク機能性のオファーを提供する(provide offer)であろう周辺デバイスのみを持って行くことを可能にするであろう。加えて、上述したように、本開示の特徴は、周辺機器が別個のSIMチップを用いて構成されることを必要としないので、ユーザは、複数の電話番号を管理することと周辺機器自体の追加されたコストおよびサイズによる不便さを感じることがない。
[0032] ここに説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムのような様々なワイヤレス通信ネットワークのために使用され得ることに留意されたい。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば交換可能に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)等のような無線技術をインプリメントし得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、IS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、通常CDMA2000 1X、1X等と称される。IS−856(TIA−856)は、通常CDMA2000 1xEV−DO、高レートパケットデータ(HRPD)等と称される。UTRAは、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、移動体通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術をインプリメントし得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術をインプリメントし得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE(登録商標))およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と名付けられた組織からの文書に説明されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名付けられた組織からの文書に説明されている。ここに説明された技法は、上述のシステムおよび無線技術ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得、それは共有無線周波数スペクトルバンド上でのセルラ(例えば、LTE)通信を含む。それらの技法は、LTE/LTE−Aアプリケーションを超えて(例えば、5Gネットワークまたは他の次世代通信システムに)適用可能であるのだが、しかしながら、以下の説明は、例示のためにLTE/LTE−Aシステムを説明しており、以下の説明の大部分で、LTE用語が使用される。
[0033] 以下の説明は、例を提供するものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明される要素の配置および機能に変更が成され得る。様々な例は、必要に応じて様々なプロシージャまたはコンポーネントを省略、代用、または追加し得る。例えば、説明される方法は、説明されるものとは異なる順序で実施され得、かつ様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明される複数の特徴は、他の例では組み合わせられ得る。
[0034] 図1を参照すると、本開示の様々な態様に従って、例示的なワイヤレス通信ネットワーク100は、ここに説明される1つまたは複数の技法を実施するように構成されるダイバーシティアンテナ管理コンポーネント140を有する少なくとも1つのUE110を含む。ワイヤレス通信ネットワーク100は、1つまたは複数の基地局105、1つまたは複数のUE110、およびコアネットワーク115を含み得る。コアネットワーク115は、ユーザ認証、アクセス許可、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局105は、バックホールリンク120(例えば、S1等)を通してコアネットワーク115とインタフェースし得る。本開示の態様によれば、コアネットワーク115、基地局105、またはそれらの組合せ、のいずれかであり得る「ネットワークエンティティ」は、UE110の要求を受けて、UE110に関連する1つまたは複数の周辺デバイスに仮想識別子を割り振ることを有して構成され得る。したがって、本開示の目的のために、「ネットワークエンティティ」という用語は、(例えば、基地局105およびコアネットワーク115等の)UEが通信する(with which the UE corresponds with)ネットワークの1つまたは複数の態様を指し得る。1つまたは複数の例では、仮想識別子は、仮想国際モバイル加入者アイデンティティ(VIMSI)であり得る。「VIMSI」という用語は、仮想識別子または仮想SIM(VSIM)プロファイルと置換え可能に使用され得る。いくつかの例では、ネットワークエンティティ(例えば、コアネットワーク115または基地局105)は、UE110に関連する複数の周辺デバイスの各々に、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーション(例えば、UE110の国際モバイル加入者アイデンティティ(IMSI))に部分的に基づく一意の仮想識別子を割り振り得る。ネットワークはまた、親ノード(例えば、UE110)および子ノード(例えば、周辺デバイス−図2Aおよび図2B参照)のIPアドレス/VIMSIのルーティングテーブルを維持し得る。
[0035] 基地局105は、UE110と通信するためのスケジューリングおよび無線構成を実施し得るか、または基地局コントローラ(示されていない)の制御下で動作し得る。様々な例において、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク125(例えば、X1等)上で互いに直接的にまたは間接的に(例えば、コアネットワーク115を通して)通信し得る。
[0036] 基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE110とワイヤレスに通信し得る。基地局105の各々は、それぞれの地理的なカバレッジエリア130に通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、リレイまたは何らかの他の好適な用語で呼ばれ得る。基地局105の地理的なカバレッジエリア130は、カバレッジエリアの一部のみを構成するセルまたはセクタ(示されていない)に分割され得る。ワイヤレス通信ネットワーク100は、異なるタイプの基地局105(例えば、以下に説明されるマクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。さらに、複数の基地局105は、複数の通信技術のうちの異なるもの(例えば、5G、4G/LTE、3G、Wi−Fi、Bluetooth等)に従って動作し得、よって、異なる通信技術ごとに、オーバーラップする地理的なカバレッジエリア130が存在し得る。
[0037] いくつかの例では、ワイヤレス通信ネットワーク100は、ロングタームエボリューション(LTE)またはLTEアドバンスト(LTE−A)技術ネットワークであり得るか、それらを含み得る。ワイヤレス通信ネットワーク100はまた、5Gワイヤレス通信ネットワーク等の次世代技術ネットワークであり得る。LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は一般に、基地局105を説明するために使用され得、一方でUEという用語は一般に、UE110を説明するために使用され得る。ワイヤレス通信ネットワーク100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレッジを提供する異種のLTE/LTE−Aネットワークであり得る。例えば、各eNBまたは基地局105は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、文脈に応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいは基地局またはキャリアのカバレッジエリア(例えば、セクタ等)を説明するために使用されることができる3GPP用語である。
[0038] マクロセルは一般に、比較的広い地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし得、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUE110による無制限のアクセスを可能にし得る。
[0039] スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる周波数バンド(例えば、ライセンス、アンライセンス等)で動作し得る、マクロセルと比較して相対的により低い送信電力の基地局を含み得る。スモールセルは、様々な例に従って、ピコセル、フェムトセルおよびマイクロセルを含み得る。例えば、ピコセルは、狭い地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUE110による無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルはまた、狭い地理的エリア(例えば、住宅)をカバーし得、およびフェムトセルと関連のあるUE110による無制限のアクセスおよび/または制限付きのアクセスを提供し得る(例えば、制限付きのアクセスのケースでは、住宅内のユーザに関するUE110を含み得る、基地局105のクローズド加入者グループ(CSG)内のUE110等)。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つのまたは複数(例えば、2つ、3つ、4つ等)のセル(例えば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
[0040] 様々な開示された例のうちのいくつかに順応し得る通信ネットワークは、レイヤードプロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得、ユーザプレーンにおけるデータは、IPに基づき得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネル上で通信するために、パケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実施し得る。MACレイヤは、優先処理(priority handling)、およびトランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化を実施し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためのMACレイヤにおける再送信を提供するために、HARQを使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、UE110と基地局105との間のRRC接続の確立、構成および管理を提供し得る。RRCプロトコルレイヤはまた、ユーザプレーンのデータのための無線ベアラをサポートするコアネットワーク115のために使用され得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは、物理チャネルにマッピングされ得る。
[0041] UE110は、ワイヤレス通信ネットワーク100全体に分散され得、各UE110は、固定式またはモバイルであり得る。UE110はまた、当業者によって、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語でも呼ばれ得るかまたはそれらを含み得る。UE110は、セルラフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、エンタテイメントデバイス、乗物コンポーネント、またはワイヤレス通信ネットワーク100中で通信することが可能であるいかなるデバイスでもあり得る。さらに、UE110は、いくつかの態様においてワイヤレス通信ネットワーク100または他のUEと頻繁には通信しない可能性のある、例えば、低電力、低データレート(例えば、ワイヤレス電話と比較して)のタイプのデバイス等の、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)および/またはマシンツーマシン(M2M)タイプのデバイスであり得る。UE110は、マクロeNB、スモールセルeNB、リレイ基地局等を含む様々なタイプの基地局105およびネットワーク装置と通信することが可能であり得る。
[0042] 追加的に、または代替的に、UE110はまた、短距離通信チップセット(例えば、UE110と周辺機器との両方のBluetoothまたはWi−Fi能力)を介して1つまたは複数の周辺デバイス(例えば、スマートウォッチ、コネクテッドカー、フィットネストラッカ、スマートカメラ、音楽プレーヤ、スマートヘッドホン、スマートアイウェア等)とペアにされるように構成され得る。本開示の目的のために、周辺デバイスは、短距離通信チップセットを使用してUEと通信することができるいかなるデバイスも含み得ることが考慮されていることは、理解されるべきである。したがって、ユーザは、1つまたは複数の周辺デバイスを介して、UE110の特徴とインタフェースし得る。例えば、ユーザは、UE110自体の関与なしに、周辺デバイス(例えば、スマートウォッチ)を使用して、電話を受けるおよび電話をかける、またはテキストメッセージを見る/送ることが可能であり得る。
[0043] UE110は、1つまたは複数の基地局105と1つまたは複数のワイヤレス通信リンク135を確立するように構成され得る。ワイヤレス通信ネットワーク100中に示されるワイヤレス通信リンク135は、UE110から基地局105にUL送信を、または基地局105からUE110にダウンリンク(DL)送信を、搬送し得る。ダウンリンク送信はフォワードリンク送信とも呼ばれ得、一方でアップリンク送信はリバースリンク送信とも呼ばれ得る。各ワイヤレス通信リンク135は、1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、上述した様々な無線技術に従って変調されたマルチプルなサブキャリア(例えば、異なる周波数の波形信号)から構成される信号であり得る。各変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(例えば、基準信号、制御チャネル等)、オーバヘッド情報、ユーザデータ等を搬送し得る。一態様では、通信リンク135は、(例えば、ペアにされたスペクトルリソースを使用した)周波数分割複信(FDD)、または(例えば、ペアにされていないスペクトルリソースを使用した)時分割複信(TDD)動作を使用して、双方向通信を送信し得る。FDDのためのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ1)およびTDDのためのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ2)が定義され得る。また、いくつかの態様では、通信リンク135は、1つまたは複数のブロードキャストチャネルを表し得る。
[0044] ワイヤレス通信ネットワーク100のいくつかの態様では、基地局105またはUE110は、基地局105とUE110との間の通信品質および信頼性を改善するためにアンテナダイバーシティスキームを用いるためのマルチプルなアンテナを含み得る。追加的に、または代替的に、基地局105またはUE110は、同じまたは異なるコード化されたデータを搬送するマルチプルな空間レイヤを送信するためにマルチパス環境を活用し得る、多入力多出力(MIMO)技法を用い得る。
[0045] ワイヤレス通信ネットワーク100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、つまりキャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と称され得る特徴を、サポートし得る。キャリアはまた、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネル等とも称され得る。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」および「チャネル」という用語は、ここで置換え可能に使用され得る。UE110は、キャリアアグリゲーションのために複数のダウンリンクCCおよび1つまたは複数のアップリンクCCで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアとの両方で使用され得る。
[0046] 図2Aは、本開示の態様による、UE110に関連する周辺デバイスのための仮想識別子を割り振るための技法を例示するワイヤレス通信システム200の別の図を例示する。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照して説明された基地局105およびUE110と類似し得る基地局105およびUE110を含み得る。ワイヤレス通信システム200はさらに、周辺デバイス205を例示する。1つの周辺デバイス205のみが例示されているが、いくつの周辺デバイス205でも、コンカレントにUE110とペアにされ得ることが考慮されている。
[0047] いくつかの例では、周辺デバイス205は、(例えば、BluetoothまたはWi−Fi等の)非セルラネットワーク上で通信を確立するための短距離通信チップセットおよびセルラ無線機(「セルラモデム」)を用いて構成され得る。いくつかの構成では、UE110および周辺デバイス205は、親子(または「マスタースレーブ」)構成で動作し得る。したがって、周辺デバイスは、一時的なまたは時間制御された(time controlled)アクセス権または優先順位を提供され得る。いくつかの例では、優先順位ベースの制御は、複数の周辺デバイス205がアクティブである状況で使用され得る。
[0048] 本開示の様々な態様に従って、および上に記載された利点を達成するために、1つまたは複数の周辺デバイスは、ネットワークエンティティ(例えば、基地局105)によって、UE110のモバイルデバイスアイデンティフィケーション(IMSI)に基づいた仮想SIMプロファイルまたはVIMSIを割り振られ得る。したがって、1つまたは複数の周辺デバイス205は各々、それらのそれぞれの一意の仮想IMSIによって識別され得る。
[0049] 上述したように、コアネットワーク115は、ユーザ認証、アクセス許可、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能を提供し得る。さらに、基地局105は、バックホールリンク120(例えば、S1等)を通してコアネットワーク115とインタフェースし得る。いくつかの例では、UE110は、ネットワークエンティティにアタッチ要求を送信することによって、ネットワークを認証し得るおよびネットワークにアタッチし得る。ワイヤレス通信システム200では、ネットワークエンティティは、アタッチメントプロシージャに続いて、UE110に、一意のMSISDN(例えば、電話番号)を割り当て得る。いくつかの例では、UE110はまた、ユーザが周辺デバイス205のユーザインタフェースを介してUE110を制御し得るまたはUE110とインタフェースし得るように、周辺デバイス205とペアにされ得る225。VIMSIを要求するおよび割り振るための技法がこれより説明されることになる。
[0050] ひとたび周辺デバイス205がUE110とペアにされる225と、UE110は、WWANまたはセルラサービスが利用可能であり得ると示された周辺デバイス205に送信し得る。それに応じて、周辺デバイス205は、UE110に、データコールの間に、(例えば、VSIM APN等の)ネットワークエンティティに転送され(forwarded)得るVSIMプロファイルを求める要求を、送信し得る。いくつかの例では、VSIMサーバは、UE110のモバイルデバイスIDに基づいて、一意の仮想識別子(VSIMプロファイルまたはVIMSI)を割り振り得る。したがって、いくつかの例では、ネットワークエンティティ105は、モバイルデバイスアイデンティフィケーションを(1つまたは複数の)周辺デバイス205の(1つまたは複数の)それぞれの仮想識別子に相互に関連付けるルーティングテーブルを維持し得る。
[0051] いくつかの態様では、ネットワークエンティティによるVIMSIの割振りに続いて、VIMSI情報は、ストレージのためにVSIMプロファイルを周辺デバイス205にさらに転送し得るUE110に送信され得る。いくつかの例では、UE110と周辺デバイス110との両方は、ネットワークエンティティ105から仮想識別子を受信することに基づいて、仮想識別子周辺機器データベースを維持し得る。1つまたは複数の周辺デバイス205は、各々仮想識別子を割り当てられ得るが、UE110および1つまたは複数の周辺デバイス205は、トリガの検出まで、非セルラモデム(例えば、Bluetooth)を介して相互作用し続け得る。例えば、1つまたは複数のトリガは、UE110と周辺機器205との間の間隔が事前決定されたしきい値を超えるとの決定を含み得る。他の例では、1つまたは複数のトリガは、UE110のバッテリレベルが事前決定されたしきい値を下回って下がるとき、であり得る。したがって、電力を節約するために、UE110は、動作を1つまたは複数の周辺機器に切り替えることを動的に決定し得る。他の例では、しきい値は、UE110がネットワークエンティティ105にアクティブな周辺デバイスを通知するとき、識別され得る。いくつかの例では、UE110はまた、ネットワークエンティティ105に、(1つまたは複数の)周辺デバイス205の優先順位リストを提供し得る。優先順位リストは、複数の周辺デバイス205がアクティブであるときにネットワークエンティティがそれら周辺デバイス205にコンタクトするべき順序を識別し得る。いくつかの例では、優先順位リストは、周辺デバイスのユーザ選好に基づいて設定され得る。他の例では、優先順位リストは、最も一般に使用される周辺デバイスのアイデンティフィケーションに基づき得る。
[0052] 図2Bは、UE110の関与から独立したセルラ通信のために、1つまたは複数の周辺デバイス205をアクティベートすることの概略図250を例示する。上述したように、ひとたび1つまたは複数の周辺デバイス205がそれらのそれぞれのVSIMプロファイルまたは仮想識別子を割り当てられると、UE110および周辺デバイス205は、例えば、BluetoothまたはWi−Fi通信リンク225を介して通信し続け得る。しかしながら、1つまたは複数のトリガに基づいて、UE110は、ネットワーク通信(例えば、音声およびデータ通信)がUE110の関与なしに周辺デバイス205とUE105との間で直接的に確立され得るように、周辺デバイス205をアクティベートすることを決定し得る。そのような状況は、例えば、ユーザが(1つまたは複数の)周辺デバイス205のみを持ち運びながらUE110を残して家を離れることを選ぶときに生じ得る。そのような状況では、UE110は、UE110からネットワークエンティティ105に、UE110に関連する1つまたは複数のアクティブな周辺デバイス205を識別する補足サービスメッセージを送信し得る。いくつかの例では、補足サービスメッセージは、周辺デバイス205がいつアクティベートまたはディアクティベートされる必要があるかを識別し得る。追加的に、または代替的に、補足サービスメッセージは、優先順位リストに示されたユーザ選好の順序でネットワークエンティティ105がコンタクトすることをUE110が好む周辺デバイス205の優先順位を識別する(または変更する)ために、利用され得る。
[0053] したがって、いくつかの例では、UE110は、1つまたは複数のトリガが満たされたことを(例えば、UE110および周辺機器が互いに事前決定された近さにもはや存在しないことを)決定し得る。この決定に基づいて、UE110は、ネットワークから分離する意向を示す分離メッセージ230を、ネットワークエンティティ105に送信し得る。いくつかの例では、UE110はさらに、シグナリングオーバヘッドおよび電力消費を減少させるために、分離メッセージを送信することに応答して、電力節約モードに入り(例えば、スリープモードに入り)得る。
[0054] 続いて、いくつかの例では、周辺デバイス205は、アタッチメッセージをネットワークエンティティ105に送信し得る。ネットワークエンティティ105は、アタッチメッセージ235を受信すると、それのルーティングネットワークセッティングを更新し得る。いくつかの例では、ルーティングネットワークセッティングは、UEに関連する通信がUE110または周辺デバイス205のいずれに送信されることになるかを識別し得る。1つまたは複数の例では、ネットワークエンティティ105は、UEのための後続のパケットが代わりに周辺デバイスに直接的にリダイレクトされるべきであることを示すために、ルーティングネットワークセッティングを更新し得る。したがって、いくつかの態様では、ネットワークエンティティ105は、周辺デバイスがネットワークエンティティにアタッチされるとき、UE110のIMSIに送信するためにスケジュールされたパケットを、仮想識別子に基づいて、UE110を介してそれらをルーティングすることなく、ネットワークエンティティ105から周辺デバイス205に送信し始め得る。
[0055] 図3は、本開示の例示的な実施形態による、仮想識別子を要求するおよび割り振る方法300のフローチャートである。フローチャート300は、図1〜図2を参照して説明されたネットワークエンティティ105(例えば、コアネットワーク115または基地局105)、UE110、および周辺デバイス205と類似し得るネットワークエンティティ105、UE110、および1つまたは複数の周辺デバイス205を含む。
[0056] 方法300は、UE110が、305において、ネットワークエンティティ105にアタッチ要求を送信することを含み得る。ネットワークエンティティ105はUE110からのアタッチ要求に関連する認証および登録プロシージャを実施し得、310において、アタッチ承認/サービス獲得メッセージ(an attach accepted/service acquired message)をUE110に送信し得る。UE110とネットワークエンティティ105との間の登録プロシージャが完了すると、UE110および周辺デバイス205−aは、315におけるペア要求およびペア応答320を介してペアにされ得る。フローチャートは周辺デバイス205−aがペア要求を開始することを例示するが、いずれかのデバイス(例えば、UE110または周辺デバイス205−a)がペアリングを開始し得ることが考慮されている。ひとたび325において、UE110と周辺デバイス205−aとの間のペアリングが完了すると、UE110は、330において、周辺デバイス205−aにWAN利用可能性を通知し得る。
[0057] いくつかの例では、WAN利用可能性の通知は、周辺デバイス205−aが335においてVSIMプロファイル要求をUE110に送信することを促し得る。UE110は、340において、VSIMアクセスポイントネーム(APN)とのデータコールを開始し得る。ひとたびデータコールが接続345されるとUE110は、周辺デバイス205−aのためのVSIMプロファイルを求める要求をネットワーク105に送信し得る。355において、VSIMサーバ(ネットワークエンティティ105)は、周辺デバイスに一意のVSIMプロファイルを割り振り得、割り振られたVSIMプロファイルをUE110に転送し得る。いくつかの態様では、VSIMサーバからVSIMプロファイルを受信した後に、UE110は、UE110に関連する1つまたは複数の周辺デバイス205のための割り当てられたVSIMプロファイルまたは仮想識別子のリストを維持するそれの仮想識別子周辺機器データベースを更新し得る。UE110はさらに、360において、非セルラ(例えば、Bluetooth/Wi−Fi)通信リンクを使用して、周辺デバイス205にVSIMプロファイルを割り振り得る。365において、周辺デバイス205は、VSIMプロファイルの受信をUE110にアクノレッジし得る。いくつかの態様では、上述したものと同様のプロシージャは、370において、周辺デバイス205−Nの各々がUE110のモバイルデバイスIDに基づいたそれらのそれぞれの一意の仮想識別子を割り当てられるまで、UE110に関連する1つまたは複数の周辺デバイス205の各々について実施され得る。
[0058] 図4は、本開示の例示的な実施形態による、1つまたは複数の周辺デバイスが短距離通信チップの有効範囲内にあり得るとき、ネットワーク、UE、1つまたは複数の周辺デバイス間の通信を管理することのフローチャート400である。
[0059] 例示された例では、UE110およびネットワークエンティティ105は、上で図3を参照して説明されたようなアタッチ要求405およびアタッチ承認応答410に基づいて、アタッチプロシージャを完了し得る。いくつかの例では、415において、複数の周辺デバイス205の各々は、上で図3において特定された技法に従って、それらのそれぞれの一意のVSIMを割り振られ得る。420において、UE110と1つまたは複数の周辺デバイス205との間の通信は、1つまたは複数の周辺デバイス205のためのセルラ無線機(セルラモデム)がスリープモードに維持され得るように、非セルラ接続性技術(例えば、Bluetooth/Wi−Fi)を介して確立され得る。
[0060] この時間期間の間には、UE110のみがネットワークエンティティ105についてアクティブであり得るので、ネットワークエンティティ105は、425において、UE110のモバイルデバイスIDを対象とするすべての着信(incoming)コール、通知、およびメッセージを、UE110自体に転送し得る。
[0061] 430において、UE110は、(例えば、スマートウォッチ上にテキストメッセージを表示すること、またはコールをワイヤレスヘッドセットに転送することによって)1つまたは複数の周辺デバイス205に着信メッセージを通知し得る。同様に435において、1つまたは複数の周辺デバイス205から生じるいかなるメッセージも、UE110を介してネットワーク105にルーティングされ得る。例えば、435において、1つまたは複数の周辺デバイス205は、UE110に音声またはデータパケットの送信を開始するための要求を送信し得る。UE110は今度は、440において、受信されたパケットをネットワークエンティティ105に転送し得る。445において、コール接続インジケーションがネットワークからUE110に送られ、450において、UE110から1つまたは複数の周辺デバイス205に転送され得る。
[0062] 図5は、本開示の態様による、周辺デバイス205およびUE110がもはや非セルラ技術を通して接続されないときにトラフィックを管理する例示的な方法500のフローチャートである。方法500は、図1〜図4を参照して説明されたネットワークエンティティ、UE、および周辺デバイスと類似し得るネットワークエンティティ105、UE110、および1つまたは複数の周辺機器デバイズ205を例示する。
[0063] 505において、UEおよびネットワークは、図3および図4を参照して上述したように、アタッチプロシージャを完了し得る。510において、1つまたは複数の周辺デバイスは、図3に記載されたステップに従って、VSIMプロファイルを割り振られ得る。UE110に関連する1つまたは複数の周辺デバイスのための仮想識別子を取得すると、UE110は、515において、補足サービスメッセージをネットワーク105に送信し得る。いくつかの例では、補足サービスメッセージは、UEに関連する1つまたは複数のアクティブな周辺デバイスを識別し得る。追加的に、または代替的に、補足サービスメッセージはさらに、ネットワークエンティティが複数の周辺デバイスにコンタクトするべき順序を識別する、周辺デバイスの優先順位リストを含み得る。リストは、ユーザによって、彼または彼女の選好に基づいて生成され得る。いくつかの例では、ネットワークエンティティ105は、補足サービスメッセージに基づいて、UE110および周辺デバイスのIPアドレス/VIMSIのルーティングテーブルを更新し得る。520において、ネットワークは、補足サービスアクノレッジメントをUE110に送信し得る。525において、周辺デバイス205およびUE110が短距離接続性(例えば、BluetoothまたはWi−Fi)を通してもはや接続されないとき、1つまたは複数の周辺デバイス205のセルラモデムは、アクティベートされ得る。
[0064] 530において、1つまたは複数の周辺デバイスは、アタッチメッセージをネットワークエンティティに送信し得る。ネットワークエンティティは、それに応じて、535において、UEに関連する通信が、UEまたは周辺デバイスのいずれに送信されることになるかを識別するそれのルーティングネットワークセッティングを更新し得る。ネットワークエンティティ105はまた、アタッチされたプロシージャが完了したことを示す、アタッチ承認メッセージを、要求している周辺デバイス205−aに送信し返し得る。同様に540において、1つまたは複数の追加的な周辺デバイス205−Nは、アタッチ要求をネットワークエンティティ105に送信し得、およびネットワークエンティティは、545において、同様のやり方で、アクノレッジメントメッセージで応答し得る。
[0065] 550において、UE110のIMSIを対象とした着信パケットまたはコールがネットワークエンティティ105において受信されるとき、ネットワークエンティティ105は、1つまたは複数の周辺デバイス205およびそれらの対応する仮想SIMプロファイルを識別するために、ルーティングテーブルを参照し得る。ネットワークエンティティ105はまた、周辺デバイスがネットワークエンティティにアタッチされるとき、パケットを、仮想識別子に基づいて、UEを介してそれらをルーティングすることなく、ネットワークエンティティから周辺デバイスに送信することを開始し得る。いくつかの例では、ネットワークエンティティ105は、UEから補足サービスメッセージ中で受信された優先順位リストに基づいて、複数の周辺デバイス205のうちのいずれが、パケットまたは着信コールを転送するためのものかを決定し得る。
[0066] 535において、最も高い優先順位の周辺デバイス205が送信されたパケットの受領またはそれへの応答(例えば、ネットワークエンティティ105が成功した送信のアクノレッジメントを受信すること)に失敗する場合、ネットワークエンティティ105は、事前決定された数のリトライに続いて、560において、優先順位リストにおける次に高い優先順位の周辺デバイス205−Nにパケットを転送することを試み得る。565において、例えば2番目に高い優先順位の周辺デバイス205−Nが応答するとき、周辺デバイス205−Nおよびネットワークエンティティ105は、その周辺機器と通信を確立し得る。同様に、周辺デバイス205は、570および575において、UE110の関与なしに、ネットワークエンティティ105と通信(データまたは音声)を生じさせ得る。
[0067] しかしながら、例えば、580において、UE110および周辺デバイス205が短距離通信技術の有効範囲に戻るとき、周辺デバイス205は、585において、ネットワークエンティティから分離し得る。590において、ネットワークは、分離をアクノレッジし、UE110と通信すること(すなわち、周辺デバイス205ではなくUE110からパケットを受信することおよび転送すること)を再開し得る。そのようなインスタンスでは、UE110は、動作を再開するために、スリープモードからアクティブモードに戻り得る。いくつかの例では、周辺デバイスの近くに戻るUE110は、(例えば、UEと周辺機器との間の近接間隔がしきい値より狭いことのインジケーション等の)1つまたは複数の第2のトリガを満たし得る。したがって、UE110は、再アタッチメントプロシージャを開始するために再アタッチメッセージをネットワークエンティティに送信し、ネットワークエンティティとの通信を再開し得る。
[0068] 図6は、本開示の態様による、例示的な方法600のフローチャートである。方法600は、(例えば、コアネットワーク115、VSIMサーバ、または基地局105のいずれかであり得るネットワークエンティティ105等の)装置を使用して実施され得る。方法600は、ネットワークエンティティ105の要素に関して以下で説明されるが、ここに説明されるステップのうちの1つまたは複数をインプリメントするために、他のコンポーネントが使用され得る。
[0069] ブロック605において、方法は、ネットワークエンティティにおいて、ユーザ装置(UE)とペアにされた周辺デバイスのための仮想加入者情報モジュール(VSIM)プロファイルを割り振るための要求をUEから受信することを含み得る。ブロック605の態様は、図8を参照して説明される受信機806およびモデム814によって実施され得る。
[0070] ブロック610において、方法は、VSIMプロファイルを求める要求に部分的に基づいて、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションを決定することを含み得る。いくつかの例では、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションは、UE110に関連するIMSIであり得る。ブロック610の態様は、図8を参照して説明される仮想SIM割振りコンポーネント805によって実施され得る。
[0071] ブロック615において、方法は、UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションに基づいて、周辺デバイスに仮想識別子を割り振ることを含み得る。いくつかの例では、仮想識別子は、VSIMプロファイル、VIMSI、またはUE110と識別可能に相互に関連付けられ得るいかなる仮想識別子でもあり得る。いくつかの例では、方法はさらに、ネットワークエンティティにおいて、UEから補足サービスメッセージを受信することを備え得る。補足サービスメッセージは、UEとペアにされた複数の周辺デバイスからのアクティブな周辺デバイスのサブセットを識別し得る。いくつかの態様では、補足サービスメッセージはさらに、UEとペアにされた周辺デバイスの優先順位リストを含み得る。したがって、ネットワークエンティティは、補足サービスメッセージに少なくとも部分的に基づいて、ネットワークルーティングセッティングを更新し得る。ブロック615の態様は、図8を参照して説明されるVSIM割当てコンポーネント810によって実施され得る。
[0072] ブロック620において、方法は、ネットワークエンティティからUEに、1つまたは複数のペアにされた周辺デバイスのための仮想識別子を送信することを含み得る。方法はさらに、UEから補足サービスメッセージを受信することに応答して、補足サービスアクノレッジメントを送信することを含み得る。ブロック620の態様は、図8を参照して説明されるトランシーバ802によって実施され得る。
[0073] ブロック625において、仮想識別子を1つまたは複数の周辺デバイスに割り振り、情報をUEに送信すると、ネットワークデバイスは、オプションとして、ネットワークから分離するというUEの意向を示す分離メッセージをUEから受信し得る。いくつかの例では、UEは、より低い電力モードまたはスリープモードに入り得る。ブロック625の態様は、図8を参照して説明される受信機806およびモデム814によって実施され得る。
[0074] ブロック630において、ネットワークエンティティは、オプションとして、分離メッセージに少なくとも部分的に基づいて、ルーティングネットワークセッティングを更新し得る。ルーティングネットワークセッティングは、UEに関連する通信が、UEまたは周辺デバイスのいずれに送信されることになるかを識別し得る。ブロック630の態様は、図8を参照して説明されるネットワークルーティングコンポーネント815によって実施され得る。
[0075] 図7は、本開示の態様による例示的な方法700のフローチャートである。方法700は、(例えば、UE110等の)装置を使用して実施され得る。方法700は、UE110の要素に関して以下で説明されるが、ここに説明されるステップのうちの1つまたは複数をインプリメントするために、他のコンポーネントが使用され得る。
[0076] ブロック705において、方法は、UEと周辺デバイスとの間で通信を確立することを含み得る。いくつかの例では、UEと周辺デバイスとの間の通信は、非セルラ短距離通信技術(例えば、BluetoothまたはWi−Fi)を介して確立され得る。ブロック705の態様は、図9を参照して説明されるRFフロントエンド988、トランシーバ902、およびモデム914の組合せによって実施され得る。
[0077] ブロック710において、方法は、UEにおいて、周辺デバイスから、VSIMプロファイルを求める要求を受信することを含み得る。いくつかの例では、VSIMプロファイル要求は、WANの利用可能性に関する、UEから周辺デバイスに送られた通知に応答して、受信され得る。ブロック705の態様は、図9を参照して説明される受信機906によって実施され得る。
[0078] ブロック715において、方法はさらに、ネットワークエンティティに対して周辺デバイスのためのVSIMプロファイルを要求するために、ネットワークエンティティとデータコールを開始することを含み得る。いくつかの例では、ブロック715の態様は、周辺機器管理コンポーネント905によって実施され得る。
[0079] ブロック720において、方法は、要求に応答して、ネットワークエンティティから仮想識別子を受信することを含み得る。いくつかの例では、UEおよびVSIMプロファイル管理コンポーネント910は、ネットワークエンティティから仮想識別子を受信することに基づいて、仮想識別子周辺機器データベースを更新し、割り振られた仮想識別子を、非セルラ短距離通信ネットワークを介して周辺デバイスに送信し得る。ブロック720の態様は、図9を参照して説明される受信機906によって実施され得る。
[0080] ブロック725において、方法はまた、オプションとして、UEからネットワークエンティティに送信することを含み得る。補足サービスメッセージは、UEに関連する1つまたは複数のアクティブな周辺デバイスを識別し得る。いくつかの態様では、補足サービスメッセージはさらに、アクティブな周辺デバイスのサブセットがしきい値を超えるとき、周辺デバイスの優先順位リストを含み、優先順位リストは、ネットワークエンティティが複数の周辺デバイスにコンタクトするべき順序を識別する。UEの優先順位およびアクティベーション特徴は、図9を参照して説明される優先順位およびアクティベーションコンポーネント915によって実施され得る。
[0081] ブロック730において、方法は、1つまたは複数の第1のトリガが満たされたかどうかを決定し、ネットワークから分離する意向を示す分離メッセージを、ネットワークエンティティに送信し得る。いくつかの例では、1つまたは複数の第1のトリガは、UEと周辺機器との間の近接間隔がしきい値を超えることのインジケーションを含み得る。分離メッセージを送信し、ネットワークエンティティからアクノレッジメントを受信すると、UE110は、シグナリングオーバヘッドを減少させおよび電力を節約するために、電力節約モードに入り得る。ブロック730の態様は、図9を参照して説明されるトランシーバ902によって実施され得る。
[0082] 図8〜図10は、本開示の様々な態様に従ってここに説明される1つまたは複数の方法をインプリメントするためのネットワークエンティティ105、UE110、および周辺デバイス205のハードウェアコンポーネントおよびサブコンポーネントを説明する。簡潔さのために、複数のデバイスの各々にわたって繰り返される(replicated across)特徴(例えば、プロセッサ、メモリ、モデム、トランシーバ、およびRFフロントエンド)は、図8のみを参照して説明され得、他のデバイスにおいて同様の機能を実施するものと理解されるべきである。
[0083] まず図8を参照すると、多様なコンポーネントを含み得るネットワークエンティティ105のインプリメンテーションの1つの例であって、それら多様なコンポーネントのうちのいくつかは既に上述されたが、1つまたは複数のバス844を介して通信している1つまたは複数のプロセッサ812およびメモリ814およびトランシーバ802のようなコンポーネントを含むものであり、それは、本開示の1つまたは複数の方法を含むことに関する、ここに説明される機能のうちの1つまたは複数を可能にするために、仮想SIM割振りコンポーネント805と併せて動作し得る。仮想SIM割振りコンポーネント805はさらに、着信パケットをUEまたは周辺デバイスのいずれにルーティングするかを決定するための、ネットワークルーティングコンポーネント815およびVSIM割当てコンポーネント810を含み得る。さらに、1つまたは複数のプロセッサ812、モデム814、メモリ816、トランシーバ802、RFフロントエンド888、および1つまたは複数のアンテナ865は、1つまたは複数の無線アクセス技術で音声および/またはデータコールを(同時にまたは非同時に)サポートするように構成され得る。
[0084] 一態様では、1つまたは複数のプロセッサ812は、1つまたは複数のモデムプロセッサを使用するモデム814を含むことができる。仮想SIM割振りコンポーネント805に関する様々な機能は、モデム814および/またはプロセッサ812に含まれ得、一態様では、単一のプロセッサによって実行されることができる一方で、他の態様では、それら機能のうちの異なる複数のものは、2つ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行され得る。例えば、一態様では、1つまたは複数のプロセッサ812は、トランシーバ802に関連するトランシーバプロセッサ、または受信機プロセッサ、または送信プロセッサ、またはデジタルシグナルプロセッサ、またはベースバンドプロセッサ、またはモデムプロセッサのうちのいずれの1つも、またはそれらのいかなる組合せも含み得る。他の態様では、仮想SIM割振りコンポーネント805に関連する1つまたは複数のプロセッサ812および/またはモデム814の特徴のうちのいくつかは、トランシーバ802によって実施され得る。
[0085] また、メモリ814は、少なくとも1つのプロセッサ812によって実行される、仮想SIM割振りコンポーネント805および/またはそれのサブコンポーネントのうちの1つまたは複数またはアプリケーションのローカルバージョンおよび/またはここで使用されるデータを記憶するように構成され得る。メモリ816は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組合せ等の、コンピュータまたは少なくとも1つのプロセッサ812によって使用可能な、いかなるタイプのコンピュータ読み取り可能な媒体も含むことができる。一態様では、例えば、メモリ816は、ネットワークエンティティ105が仮想SIM割振りコンポーネント805および/またはそれのサブコンポーネントのうちの1つまたは複数を実行するように少なくとも1つのプロセッサ812を動作させているとき、仮想SIM割振りコンポーネント805および/またはそれのサブコンポーネントのうちの1つまたは複数、および/またはそれらに関連したデータを定義する1つまたは複数のコンピュータ実行可能なコードを記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり得る。
[0086] トランシーバ802は、少なくとも1つの受信機806および少なくとも1つの送信機808を含み得る。受信機806は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはデータを受信するためにプロセッサによって実行可能なソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備えかつメモリ(例えば、コンピュータ読み取り可能な媒体)に記憶される。受信機808は、例えば、無線周波数(RF)受信機であり得る。一態様では、受信機806は、少なくとも1つの基地局105によって送信された信号を受信し得る。さらに、受信機806は、そのような受信信号を処理し得、また、限定するわけではないが、例えば、Ec/Io、SNR、RSRP、RSSI等の信号の測定値を取得し得る。送信機808は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはデータを送信するためにプロセッサによって実行可能なソフトウェアコードを含み得、コードは、命令を備えかつメモリ(例えば、コンピュータ読み取り可能な媒体)に記憶される。送信機308の好適な例は、RF送信機を含み得るが、それに限定されるわけではない。
[0087] また、一態様では、基地局105は、RFフロントエンド888を含み得、それは、例えば少なくとも1つの基地局105によって送信されるワイヤレス通信またはUE110によって送信されるワイヤレス送信等の無線送信を、受信および送信するために、トランシーバ802および1つまたは複数のアンテナ865と通信して動作し得る。RFフロントエンド888は、1つまたは複数のアンテナ865に接続され得、RF信号を送信および受信するための1つまたは複数の低雑音増幅器(LNA)890、1つまたは複数のスイッチ892、1つまたは複数の電力増幅器(PA)898、および1つまたは複数のフィルタ896を含むことができる。
[0088] 一態様では、LNA890は、所望の出力レベルで受信信号を増幅することができる。一態様では、各LNA890は、指定された最小および最大利得値を有し得る。一態様では、RFフロントエンド888は、特定のアプリケーションのための所望の利得値に基づいて特定のLNA890およびそれの指定された利得値を選択するために、1つまたは複数のスイッチ892を使用し得る。
[0089] さらに、例えば、1つまたは複数のPA898は、所望の出力電力レベルでのRF出力のために信号を増幅するため、RFフロントエンド888によって使用され得る。一態様では、各PA898は、指定された最小および最大利得値を有し得る。一態様では、RFフロントエンド1088は、特定のアプリケーションのための所望の利得値に基づいて特定のPA898およびそれの指定された利得値を選択するために、1つまたは複数のスイッチ892を使用し得る。
[0090] また、例えば、1つまたは複数のフィルタ896は、受信信号をフィルタリングして入力RF信号を取得するために、RFフロントエンド888によって使用されることができる。同様に、一態様では、例えば、それぞれのフィルタ896は、それぞれのPA898からの出力をフィルタリングして、送信するための出力信号を生み出すために使用されることができる。一態様では、各フィルタ896は、特定のLNA890および/またはPA898に接続されることができる。一態様では、RFフロントエンド888は、トランシーバ1002および/またはプロセッサ812によって指定された構成に基づいて、指定されたフィルタ896、LNA890、および/またはPA898を使用して送信または受信経路を選択するために、1つまたは複数のスイッチ892を使用することができる。
[0091] したがって、トランシーバ812は、RFフロントエンド888を介して1つまたは複数のアンテナ265を通してワイヤレス信号を送信および受信するように構成され得る。一態様では、トランシーバは、基地局105が、例えば、1つまたは複数の基地局105に関連する1つまたは複数のセルまたは1つまたは複数のUE115と通信することができるように、指定された周波数で動作するようにチューニングされ得る。一態様では、例えば、モデム814は、モデム814によって使用される通信プロトコルおよび基地局105構成に基づいて、指定された周波数および電力レベルで動作するようにトランシーバ802を構成することができる。
[0092] 一態様では、モデム814は、マルチバンドマルチモードモデムであることができ、それは、デジタルデータを処理し、トランシーバ802を使用してデジタルデータが送られるおよび受信されるように、トランシーバ802と通信することができる。一態様では、モデム814は、マルチバンドであることができ、特定の通信プロトコルについて複数の周波数バンドをサポートするように構成されることができる。一態様では、モデム814は、マルチモードであることができ、複数の動作ネットワークおよび通信プロトコルをサポートするように構成されることができる。一態様では、モデム814は、指定されたモデム構成に基づいてネットワークからの信号の送信および/または受信を可能にするために、UE110の1つまたは複数のコンポーネント(例えば、RFフロントエンド888、トランシーバ802)を制御することができる。一態様では、モデム構成は、使用される周波数バンドおよびモデムのモードに基づくことができる。別の態様では、モデム構成は、セル選択および/またはセル再選択の間にネットワークによって提供される、ネットワークエンティティ105に関連するネットワーク構成情報に基づくことができる。
[0093] 今度は図9に移って、UE110のハードウェア構造900が説明される。上述したように、プロセッサ、モデム、トランシーバ、RFフロントエンドを含む、いくつかのコンポーネントおよびサブコンポーネントは、図8を参照して説明されるものと類似し得る。UE110のモデム914はさらに、ネットワークエンティティから仮想識別子を受信することに基づいて仮想識別子周辺機器データベースを更新する、VSIMプロファイル管理コンポーネント910を含む周辺機器管理コンポーネント905を含み得る。周辺機器管理コンポーネント905はさらに、複数の周辺デバイスがコンカレントにアクティブであるときに複数の周辺デバイスの優先順位を管理するための優先順位およびアクティベーションコンポーネント915を含み得る。周辺機器管理コンポーネント905は、プロセッサ912および/またはモデム914と併せて、または上述したようにプロセッサ自体の一部として、機能し得る。
[0094] 図10を参照すると、周辺デバイス205のハードウェア構造100が説明される。簡潔さのために、重複したコンポーネント(the duplicate components)は、ここでは繰り返されない。周辺デバイスは、それがUEから独立してネットワークとセルラ通信を確立し得るように、セルラモデムならびに短距離通信技術(例えば、BluetoothおよびWi−Fi)を介して通信するように構成されるデュアル無線デバイスであり得る。いくつかの例では、周辺デバイス205は、対応するUEのモバイルデバイスIDに関連する仮想識別子または仮想SIMプロファイルを維持し得る。1つまたは複数の例において、周辺デバイス205の仮想SIMプロファイルコンポーネント1015は、WAN利用可能性を通知されることに応答して、UE110に対してVSIMプロファイルを要求し得る。周辺デバイスはまた、アクティブであるとき、通信を確立するためにネットワークとのアタッチプロシージャを開始し得る。仮想SIMプロファイルコンポーネント1015は、プロセッサ1012および/またはモデム1014の一部であり得るか、プロセッサと併せて動作する別個のコンポーネントであり得る。
[0095] 添付の図面に関連して上述された上の詳細な説明は、例を説明するものであり、特許請求の範囲の適用範囲にある、またはインプリメントされ得るのは、それらの例のみであるということを表すわけではない。この説明で使用されるとき、「例」という用語は、「例、事例、または例示としての役割を果たす」ことを意味し、「より好ましい」または「他の例よりも有利である」ことを意味しない。詳細な説明は、説明された技法の理解を提供することを目的として特定の詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの特定の詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、周知の構造および装置は、説明された例の概念を不明瞭にすることを避けるために、ブロック図の形式で示される。
[0096] 情報および信号は、多様な異なる技術および技法のうちのいずれを使用しても表され得る。例えば、上の説明を通して言及された可能性のあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光粒子、コンピュータ読み取り可能な媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能なコードまたは命令、あるいはそれらのいかなる組合せによっても表され得る。
[0097] ここで本開示に関連して説明された様々な例示的なブロックおよびコンポーネントは、限定するわけではないが、例えば、ここに説明された機能を実施するように設計された、プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組合せ等の特別にプログラムされたデバイスを用いてインプリメントまたは実施され得る。特別にプログラムされたプロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、別の方法では、プロセッサは、いかなる従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンでもあり得る。特別にプログラムされたプロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としてもインプリメントされ得る。
[0098] ここで説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せでインプリメントされ得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアでインプリメントされる場合、それら機能は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶または送信され得る。他の例およびインプリメンテーションが、添付の特許請求の範囲および本開示の適用範囲および精神内にある。例えば、ソフトウェアの性質に起因して、上述した機能は、特別にプログラムされたプロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちの任意のものの組合せによって実行されるソフトウェアを使用してインプリメントされることができる。機能をインプリメントする特徴はまた、機能の一部が異なる物理的ロケーションにおいてインプリメントされるように分配された状態を含む、様々な位置に物理的に配置され得る。また、請求項を含め、ここで使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目のリストで使用される「または(or)」は、例えば、「A、BまたはCのうちの少なくとも1つ」というリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような、選言的なリスト(a disjunctive list)を示す。
[0099] コンピュータ読み取り可能な媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体およびコンピュータ記憶媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROM、または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されることができ、かつ汎用または専用コンピュータ、あるいは汎用または専用プロセッサによってアクセスされることができるいかなる他の媒体も備えることができる。また、いかなる接続も、コンピュータ読み取り可能な媒体と適切に称される。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多目的ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disks)は、通常磁気的にデータを再生し、一方ディスク(discs)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ読み取り可能な媒体の範囲内に含まれる。
[00100] 本開示の先の説明は、当業者が本開示を製造するまたは使用することを可能にするために提供されている。本開示への様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、ここに定義された一般原理は、本開示の範囲または精神から逸脱することなく、他のバリエーションに適用され得る。さらに、説明された態様および/または実施形態の要素は、単数形で説明され得るまたは特許請求され得るが、単数形への限定が明記されていない限り、複数形が考慮されている。さらに、任意の態様および/または実施形態の一部または全体は、そうでないと記載されていない限り、任意の他の態様および/または実施形態の一部または全体とともに利用され得る。したがって、本開示は、ここに説明された例および設計に限定されるべきではなく、ここに開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ネットワークエンティティにおいてインプリメントされるワイヤレス通信のための方法であって、
前記ネットワークエンティティにおいて、ユーザ装置(UE)とペアにされた周辺デバイスのための仮想加入者情報モジュール(VSIM)プロファイルを割り振るための要求を前記UEから受信することと、
前記要求に部分的に基づいて、前記UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションを決定することと、
前記UEの前記モバイルデバイスアイデンティフィケーションに基づいて、前記周辺デバイスに仮想識別子を割り振ることと、
前記ネットワークエンティティから前記UEに、前記ペアにされた周辺デバイスのための前記仮想識別子を送信することと、
を備える、方法。
[C2]
前記ネットワークエンティティにおいて、前記UEから補足サービスメッセージを受信することと、ここにおいて、前記補足サービスメッセージは、前記UEとペアにされた複数の周辺デバイスからのアクティブな周辺デバイスの各々を識別する、
前記補足サービスメッセージに少なくとも部分的に基づいて、ネットワークルーティングセッティングを更新することと、
前記補足サービスメッセージを受信することに応答して、補足サービスアクノレッジメントを送信することと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記補足サービスメッセージは、前記UEとペアにされた周辺デバイスの優先順位リストをさらに含む、C2に記載の方法。
[C4]
前記ネットワークエンティティにおいて、前記UEから、分離メッセージを受信することと、
前記分離メッセージに少なくとも部分的に基づいて、ルーティングネットワークセッティングを更新することと、ここにおいて、前記ルーティングネットワークセッティングは、前記UEに関連する通信が、前記UEまたは前記周辺デバイスのいずれに送信されることになるかを識別する、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記ネットワークエンティティにおいて、前記周辺デバイスからアタッチメッセージを受信することと、
前記アタッチメッセージに少なくとも部分的に基づいて、ルーティングネットワークセッティングを更新することと、
前記周辺デバイスが前記ネットワークエンティティにアタッチされるとき、パケットを、前記仮想識別子に基づいて、前記UEを介してそれらをルーティングすることなく、前記ネットワークエンティティから前記周辺デバイスに送信することと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記ネットワークエンティティにおいて、前記UEの関与なしに、前記周辺デバイスからコール開始要求を受信すること、
をさらに備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記UEの電話番号を前記周辺デバイスに割り振ること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記モバイルデバイスアイデンティフィケーションを前記周辺デバイスのそれぞれの識別子と相互に関連付けるルーティングテーブルを維持すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記仮想識別子は、仮想国際モバイル加入者アイデンティティ(VIMSI)である、C1に記載の方法。
[C10]
ユーザ装置(UE)においてインプリメントされるワイヤレス通信のための方法であって、
前記UEと周辺デバイスとの間で通信を確立することと、
前記UEにおいて、前記周辺デバイスから、仮想加入者情報モジュール(VSIM)プロファイルを求める要求を受信することと、
ネットワークエンティティに対して前記周辺デバイスのための前記VSIMプロファイルを要求するために、前記ネットワークエンティティとデータコールを開始することと、 前記要求に応答して、前記ネットワークエンティティから仮想識別子を受信することと、
を備える、方法。
[C11]
前記ネットワークエンティティから前記仮想識別子を受信することに基づいて、仮想識別子周辺機器データベースを更新することと、
非セルラ短距離通信ネットワークを介して前記割り振られた仮想識別子を前記周辺デバイスに送信することと、
をさらに備える、C10に記載の方法。
[C12]
前記UEから前記ネットワークエンティティに、前記UEに関連する1つまたは複数のアクティブな周辺デバイスを識別する補足サービスメッセージを送信すること、
をさらに備える、C10に記載の方法。
[C13]
前記補足サービスメッセージは、アクティブな周辺デバイスのサブセットがしきい値を超えるとき、周辺デバイスの優先順位リストをさらに含み、前記優先順位リストは、前記ネットワークエンティティが複数の前記周辺デバイスにコンタクトするべき順序を識別する、C12に記載の方法。
[C14]
1つまたは複数の第1のトリガが満たされたと決定することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の第1のトリガは、前記UEと前記周辺機器との間の近接間隔がしきい値を超えることのインジケーションを含む、
前記決定に基づいて、前記ネットワークから分離する意向を示す分離メッセージを前記ネットワークエンティティに送信することと、
前記分離メッセージを送信することに応答して、電力節約モードに入ることと、
をさらに備える、C10に記載の方法。
[C15]
1つまたは複数の第2のトリガが満たされたと決定することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の第2のトリガは、前記UEと前記周辺機器との間の近接間隔が前記しきい値より狭いことのインジケーションを含む、
再アタッチメッセージを前記ネットワークエンティティに送信することと、ここにおいて、前記UEは、再アタッチプロシージャの完了に基づいて、前記ネットワークエンティティとの通信を再開する、
をさらに備える、C14に記載の方法。
[C16]
前記UEは、非セルラ短距離技術を介して前記周辺デバイスと通信することを再開し、前記周辺デバイスは、前記1つまたは複数の第2のトリガが満たされたとの決定に応答して、前記ネットワークエンティティから分離し、およびそれのセルラモデムをオフにする、C15に記載の方法。
[C17]
前記仮想識別子は、仮想国際モバイル加入者アイデンティティ(VIMSI)である、C10に記載の方法。
[C18]
ネットワークエンティティにおいてインプリメントされるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
を備え、ここにおいて、前記メモリは、
前記ネットワークエンティティにおいて、ユーザ装置(UE)とペアにされた周辺デバイスのための仮想加入者情報モジュール(VSIM)プロファイルを割り振るための要求を前記UEから受信することと、
前記要求に部分的に基づいて、前記UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションを決定することと、
前記UEの前記モバイルデバイスアイデンティフィケーションに基づいて、前記周辺デバイスに仮想識別子を割り振ることと、
前記ネットワークエンティティから前記UEに、前記ペアにされた周辺デバイスのための前記仮想識別子を送信することと、
のために前記プロセッサによって実行可能な命令を含む、
装置。
[C19]
前記命令は、
前記ネットワークエンティティにおいて、前記UEから補足サービスメッセージを受信することと、ここにおいて、前記補足サービスメッセージは、前記UEとペアにされた複数の周辺デバイスからのアクティブな周辺デバイスの各々を識別する、
前記補足サービスメッセージに少なくとも部分的に基づいて、ネットワークルーティングセッティングを更新することと、
前記補足サービスメッセージを受信することに応答して、補足サービスアクノレッジメントを送信することと、
のためにさらに実行可能である、C18に記載の装置。
[C20]
前記補足サービスメッセージは、前記UEとペアにされた周辺デバイスの優先順位リストをさらに含む、C19に記載の装置。
[C21]
前記命令は、
前記ネットワークエンティティにおいて、前記UEから、分離メッセージを受信することと、
前記分離メッセージに少なくとも部分的に基づいて、ルーティングネットワークセッティングを更新することと、ここにおいて、前記ルーティングネットワークセッティングは、前記UEに関連する通信が、前記UEまたは前記周辺デバイスのいずれに送信されることになるかを識別する、
のためにさらに実行可能である、C18に記載の装置。
[C22]
前記命令は、
前記ネットワークエンティティにおいて、前記周辺デバイスからアタッチメッセージを受信することと、
前記アタッチメッセージに少なくとも部分的に基づいて、ルーティングネットワークセッティングを更新することと、
前記周辺デバイスが前記ネットワークエンティティにアタッチされるとき、パケットを、前記仮想識別子に基づいて、前記UEを介してそれらをルーティングすることなく、前記ネットワークエンティティから前記周辺デバイスに送信することと、
のためにさらに実行可能である、C18に記載の装置。
[C23]
前記命令は、
前記ネットワークエンティティにおいて、前記UEの関与なしに、前記周辺デバイスからコール開始要求を受信すること、
のためにさらに実行可能である、C22に記載の装置。
[C24]
前記命令は、
前記UEの電話番号を前記周辺デバイスに割り振ること、
のためにさらに実行可能である、C18に記載の装置。
[C25]
前記命令は、
前記モバイルデバイスアイデンティフィケーションを前記周辺デバイスのそれぞれの識別子と相互に関連付けるルーティングテーブルを維持すること、
のためにさらに実行可能である、C18に記載の装置。
[C26]
前記仮想識別子は、仮想国際モバイル加入者アイデンティティ(VIMSI)である、C18に記載の装置。
[C27]
ワイヤレス通信のためのユーザ装置(UE)であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
を備え、ここにおいて、前記メモリは、
前記UEと周辺デバイスとの間で通信を確立することと、
前記UEにおいて、前記周辺デバイスから、仮想加入者情報モジュール(VSIM)プロファイルを求める要求を受信することと、
ネットワークエンティティに対して前記周辺デバイスのための前記VSIMプロファイルを要求するために、前記ネットワークエンティティとデータコールを開始することと、
前記要求に応答して、前記ネットワークエンティティから仮想識別子を受信することと、
のために前記プロセッサによって実行可能な命令を含む、
UE。
[C28]
前記命令は、
前記ネットワークエンティティから前記仮想識別子を受信することに基づいて、仮想識別子周辺機器データベースを更新することと、
非セルラ短距離通信ネットワークを介して前記割り振られた仮想識別子を前記周辺デバイスに送信することと、
のために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C27に記載のUE。
[C29]
前記命令は、
前記UEから前記ネットワークエンティティに、前記UEに関連する1つまたは複数のアクティブな周辺デバイスを識別する補足サービスメッセージを送信すること、
のために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C27に記載のUE。
[C30]
前記補足サービスメッセージは、アクティブな周辺デバイスのサブセットがしきい値を超えるとき、周辺デバイスの優先順位リストをさらに含み、前記優先順位リストは、前記ネットワークエンティティが複数の前記周辺デバイスにコンタクトするべき順序を識別する、C29に記載のUE。
[C31]
前記命令は、
1つまたは複数の第1のトリガが満たされたと決定することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の第1のトリガは、前記UEと前記周辺機器との間の近接間隔がしきい値を超えることのインジケーションを含む、
前記決定に基づいて、前記ネットワークから分離する意向を示す分離メッセージを前記ネットワークエンティティに送信することと、
前記分離メッセージを送信することに応答して、電力節約モードに入ることと、
のために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C27に記載のUE。
[C32]
前記命令は、
1つまたは複数の第2のトリガが満たされたと決定することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の第2のトリガは、前記UEと前記周辺機器との間の近接間隔が前記しきい値より狭いことのインジケーションを含む、
再アタッチメッセージを前記ネットワークエンティティに送信することと、ここにおいて、前記UEは、再アタッチプロシージャの完了に基づいて、前記ネットワークエンティティとの通信を再開する、
のために前記プロセッサによってさらに実行可能である、C27に記載のUE。
[C33]
前記UEは、非セルラ短距離技術を介して前記周辺デバイスと通信することを再開し、前記周辺デバイスは、前記1つまたは複数の第2のトリガが満たされたとの決定に応答して、前記ネットワークエンティティから分離し、およびそれのセルラモデムをオフにする、C27に記載のUE。
[C34]
前記仮想識別子は、仮想国際モバイル加入者アイデンティティ(VIMSI)である、C27に記載のUE。
[C35]
ネットワークエンティティにおいてインプリメントされるワイヤレス通信のための装置であって、
前記ネットワークエンティティにおいて、ユーザ装置(UE)とペアにされた周辺デバイスのための仮想加入者情報モジュール(VSIM)プロファイルを割り振るための要求を前記UEから受信するための手段と、
前記要求に部分的に基づいて、前記UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションを決定するための手段と、
前記UEの前記モバイルデバイスアイデンティフィケーションに基づいて、前記周辺デバイスに仮想識別子を割り振るための手段と、
前記ネットワークエンティティから前記UEに、前記ペアにされた周辺デバイスのための前記仮想識別子を送信するための手段と、
を備える、装置。
[C36]
ユーザ装置(UE)においてインプリメントされるワイヤレス通信のための装置であって、
前記UEと周辺デバイスとの間で通信を確立するための手段と、
前記UEにおいて、前記周辺デバイスから、仮想加入者情報モジュール(VSIM)プロファイルを求める要求を受信するための手段と、
ネットワークエンティティに対して前記周辺デバイスのための前記VSIMプロファイルを要求するために、前記ネットワークエンティティとデータコールを開始するための手段と、
前記要求に応答して、前記ネットワークエンティティから仮想識別子を受信するための手段と、
を備える、装置。
[C37]
ネットワークエンティティにおいてインプリメントされるワイヤレス通信のためのコンピュータ読み取り可能な媒体であって、
前記ネットワークエンティティにおいて、ユーザ装置(UE)とペアにされた周辺デバイスのための仮想加入者情報モジュール(VSIM)プロファイルを割り振るための要求を前記UEから受信するためのコードと、
前記要求に部分的に基づいて、前記UEのモバイルデバイスアイデンティフィケーションを決定するためのコードと、
前記UEの前記モバイルデバイスアイデンティフィケーションに基づいて、前記周辺デバイスに仮想識別子を割り振るためのコードと、
前記ネットワークエンティティから前記UEに、前記ペアにされた周辺デバイスのための前記仮想識別子を送信するためのコードと、
を備える、コンピュータ読み取り可能な媒体。
[C38]
ユーザ装置(UE)においてインプリメントされるワイヤレス通信のためのコンピュータ読み取り可能な媒体であって、
前記UEと周辺デバイスとの間で通信を確立するためのコードと、
前記UEにおいて、前記周辺デバイスから、仮想加入者情報モジュール(VSIM)プロファイルを求める要求を受信するためのコードと、
ネットワークエンティティに対して前記周辺デバイスのための前記VSIMプロファイルを要求するために、前記ネットワークエンティティとデータコールを開始するためのコードと、
前記要求に応答して、前記ネットワークエンティティから仮想識別子を受信するためのコードと、
を備える、コンピュータ読み取り可能な媒体。