JPWO2016157266A1 - 無線端末装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

無線端末装置(113)は、当該無線端末装置(113)が属するのと同じ第1のグループ(グループ1)に属する第1の無線端末(110)が当該第1のグループ(グループ1)とは異なる第2のグループ(グループ2)に当該第1のグループ(グループ1)と当該第2のグループ(グループ2)の間のD2D通信の暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、当該第2のグループ(グループ2)に属する少なくとも1つの無線端末(121〜124)のいずれかD2D通信を行うよう構成されている。これにより、例えば、デバイス・ツー・デバイス(D2D)通信グループ間で行われるD2D通信のセキュリティの向上に寄与できる。

Description

本開示は、端末間直接通信(device-to-device(D2D)通信)に関し、特に、D2D通信グループ間のD2D通信に関する。
いくつかの実装において、無線端末は、他の無線端末と直接的に通信できるよう構成される。このような通信は、device-to-device(D2D)通信と呼ばれる。D2D通信は、ダイレクト通信およびダイレクト・ディスカバリの少なくとも一方を含む。いくつかの実装において、D2D通信をサポートする複数の無線端末は、自律的に又はネットワークの指示に従ってD2D通信グループを形成し、当該D2D通信グループ内の他の無線端末と通信を行う。
3GPP Release 12に規定されたProximity-based services(ProSe)ダイレクト・ディスカバリ及びProSeダイレクト通信は、D2D通信の一例である(例えば、非特許文献1を参照)。ProSeダイレクト・ディスカバリは、ProSeを実行可能な無線端末(ProSe-enabled UE)が他のProSe-enabled UEをこれら2つのUEが有する無線通信技術(例えば、Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) technology)の能力だけを用いて発見する手順により行われる。ProSeダイレクト・ディスカバリは、3つ以上のProSe-enabled UEsにより行われてもよい。
ProSeダイレクト通信は、ProSeディスカバリ手順の後に、ダイレクト通信レンジ内に存在する2以上のProSe-enabled UEsの間の通信パスの確立を可能にする。言い換えると、ProSeダイレクト通信は、ProSe-enabled UEが、基地局(eNodeB)を含む公衆地上移動通信ネットワーク(Public Land Mobile Network (PLMN))を経由せずに、他のProSe-enabled UEと直接的に通信することを可能にする。ProSeダイレクト通信は、基地局(eNodeB)にアクセスする場合と同様の無線通信技術(E-UTRA technology)を用いて行われてもよいし、wireless local area network (WLAN)の無線技術(つまり、IEEE 802.11 radio technology)を用いて行われてもよい。
3GPP Release 12では、ProSe functionが公衆地上移動通信ネットワーク(PLMN)を介してProSe-enabled UEと通信し、ProSeダイレクト・ディスカバリ及びProSeダイレクト通信を支援(assist)する。ProSe functionは、ProSeのために必要なPLMNに関連した動作に用いられる論理的な機能(logical function)である。ProSe functionによって提供される機能(functionality)は、例えば、(a)third-party applications(ProSe Application Server)との通信、(b)ProSeダイレクト・ディスカバリ及びProSeダイレクト通信のためのUEの認証、(c)ProSeダイレクト・ディスカバリ及びProSeダイレクト通信のための設定情報(例えば、ProSe Application ID、ProSe UE ID、ProSe Layer-2 Group IDなど)のUEへの送信、並びに(d)ネットワークレベル・ディスカバリ(i.e., EPC-level ProSe discovery)の提供、を含む。ProSe functionは、1又は複数のネットワークノード又はエンティティに実装されてもよい。
上述したように、いくつかの実装において、D2D通信は、D2D通信グループ内の複数の無線端末の間で行われる。例えば、ProSeダイレクト通信の場合、あるD2D通信グループは、ProSe Layer-2 Group IDによって他のD2D通信グループと区別される。ProSe Layer-2 Group IDは、one-to-many ProSeダイレクト通信におけるグループを識別するためのリンクレイヤ識別子である。ProSe Layer-2 Group IDは、one-to-many ProSeダイレクト通信のためにUEが当該グループに送信する全てのパケットの宛て先(destination)Layer-2 IDとして使用される。ProSe Layer-2 Group IDは、UEに事前設定(pre-configured)されてもよいし、又は、インカバレッジであればProSe functionとUEの間のシグナリングによってUEに設定されてもよい。
無線端末は、一般的に移動性を有するから、無線端末間のD2D通信は切れやすい。さらに、同一D2D通信グループに属する複数の無線端末がいつもD2D通信可能な近接レンジ内に存在するとは限らず、無線端末は自身と同じD2D通信グループに属する他の無線端末をいつも検出できるとは限らない。したがって、D2D通信の安定性を高めるために、例えば、無線端末は、自身のD2D通信グループ内の無線端末との通信の切断を検出し且つ当該D2D通信グループ内のいずれの無線端末も検出できない場合に、他のD2D通信グループに属する無線端末とD2D通信を行い、当該他のD2D通信グループを介して自身のD2D通信グループ内の無線端末と間接的に通信できることが好ましいかもしれない。
しかしながら、D2D通信グループ間のD2D通信を常に許可することは、セキュリティの低下を招くかもしれない。本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、D2D通信グループ間で行われるD2D通信のセキュリティの向上に寄与する装置、方法、及びプログラムを提供することである。
第1の態様では、無線端末装置は、少なくとも1つの無線トランシーバ、及び前記少なくとも1つの無線トランシーバに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つの無線トランシーバを用いてデバイス・ツー・デバイス(D2D)通信を行うことができる。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置が属するのと同じ第1のグループに属する第1の無線端末が前記第1のグループとは異なる第2のグループに前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信の暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、前記第2のグループに属する少なくとも1つの無線端末のいずれかとD2D通信を行うよう構成されている。
第2の態様では、無線端末装置は、少なくとも1つの無線トランシーバ、及び前記少なくとも1つの無線トランシーバに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つの無線トランシーバを用いてデバイス・ツー・デバイス(D2D)通信を行うことができる。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置が属する第2のグループとは異なる第1のグループに属する第1の無線端末が前記第2のグループに前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信の暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、前記第1のグループに属し且つ前記第1の無線端末とは異なる第2の無線端末とD2D通信を行うよう構成されている。
第3の態様では、無線端末装置は、少なくとも1つの無線トランシーバ、及び前記少なくとも1つの無線トランシーバに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つの無線トランシーバを用いてデバイス・ツー・デバイス(D2D)通信を行うことができる。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置が属するのと同じ第1のグループに属するいずれの無線端末とも通信できない場合に、前記第1のグループとは異なる第2のグループに属する第1の無線端末とD2D通信を行うとともに、前記第2のグループに暗示的又は明示的な許可を与えるよう構成されている。前記暗示的又は明示的な許可は、前記無線端末装置とは異なり且つ前記第1のグループに属するいずれかの無線端末とのD2D通信を前記第2のグループに許可する。
第4の態様では、無線端末装置により行われる方法は、前記無線端末装置が属するのと同じ第1のグループに属する第1の無線端末が前記第1のグループとは異なる第2のグループに前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信の暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、前記第2のグループに属する少なくとも1つの無線端末のいずれかとD2D通信を行うことを含む。
第5の態様では、無線端末装置により行われる方法は、前記無線端末装置が属する第2のグループとは異なる第1のグループに属する第1の無線端末が前記第2のグループに前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信の暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、前記第1のグループに属し且つ前記第1の無線端末とは異なる第2の無線端末とD2D通信を行うことを含む。
第6の態様では、無線端末装置により行われる方法は、前記無線端末装置が属するのと同じ第1のグループに属するいずれの無線端末とも通信できない場合に、前記第1のグループとは異なる第2のグループに属する第1の無線端末とD2D通信を行うとともに、前記第2のグループに暗示的又は明示的な許可を与えることを含む。前記暗示的又は明示的な許可は、前記無線端末装置とは異なり且つ前記第1のグループに属するいずれかの無線端末とのD2D通信を前記第2のグループに許可する。
第7の態様では、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、上述の第4、第5、又は第6の態様に係る方法をコンピュータに行わせるための命令群(ソフトウェアコード)を含む。
上述の実施形態によれば、D2D通信グループ間で行われるD2D通信のセキュリティの向上に寄与する装置、方法、及びプログラムを提供できる。
いくつかの実施形態に係る無線ネットワークの構成例を示す図である。 第1の実施形態にかかるグループ間D2D通信手順の一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態にかかる無線端末の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態にかかる無線端末の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態にかかる無線端末の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかるグループ間D2D通信手順の一例を示すシーケンス図である。 第3の実施形態にかかるグループ間D2D通信手順の一例を示すシーケンス図である。 第4の実施形態にかかるグループ間D2D通信手順の一例を示すシーケンス図である。 いくつかの実施形態に係る無線端末の構成例を示すブロック図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係るネットワークの構成例を示している。無線端末110〜113は、同じD2D通信グループ(グループ1)に属し、当該グループ1内においてD2D通信を行うよう構成されている。無線端末121〜124は、同じD2D通信グループ(グループ2)に属し、当該グループ2内においてD2D通信を行うよう構成されている。無線端末110〜113のうち少なくとも1つは、無線インフラストラクチャネットワーク160と通信するよう構成されてもよい。同様に、無線端末121〜124はのうち少なくとも1つは、無線インフラストラクチャネットワーク160と通信するよう構成されてもよい。
無線インフラストラクチャネットワーク160は、無線端末間のD2D通信に比べて継続的な通信を提供する。無線インフラストラクチャネットワーク160は、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、CDMA2000(1xRTT、High Rate Packet Data(HRPD))システム、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))/General packet radio service(GPRS)システム、WiMAX(IEEE 802.16-2004)、又はモバイルWiMAX(IEEE 802.16e-2005)といった公衆セルラーネットワークを含んでもよい。さらに又はこれに代えて、無線インフラストラクチャネットワーク160は、インフラストラクチャー・モードのWireless Local Area Network(WLAN)(IEEE 802.11)、例えば公衆WLAN、を含んでもよい。
続いて以下では、本実施形態におけるグループ間D2D通信について説明する。グループ1に属する無線端末110〜113並びにグループ2に属する無線端末121〜124は、グループ間D2D通信141及び142を行うよう構成されている。
図1の例では、無線端末111〜113は、同一D2D通信グループ(グループ1)に属し、且つ互いに地理的に近接して端末クラスタ101を形成しているため、一対一(one-to-one)又は一対他(one-to-many)のグループ内D2D通信を行うことができる。同様に、無線端末121〜124は、同一D2D通信グループ(グループ1)に属し、且つ互いに地理的に近接して端末クラスタ102を形成しているため、一対一(one-to-one)又は一対他(one-to-many)のグループ内D2D通信を行うことができる。これに対して、グループ1に属する無線端末110は、その地理的に近接範囲にグループ1に属する他の無線端末111〜112が存在せず、したがって、グループ内D2D通信を行うことができない。
無線端末110は、自身と同じD2D通信グループ(グループ1)に属するいずれの無線端末とも通信できない場合に、他のD2D通信グループ(グループ2)に属するいずれかの無線端末(e.g., 無線端末121)とグループ間D2D通信141を行う。さらに、無線端末110は、グループ2に対して暗示的又は明示的な許可を与える。暗示的又は明示的な許可は、無線端末110と同じグループ1に属するいずれかの無線端末とのD2D通信をグループ2に許可する。
いくつかの実装において、暗示的又は明示的な許可は、無線端末110がグループ2内のいずれかの無線端末(e.g., 無線端末121)にD2D通信を要求することによりグループ2に与えられてもよい。
さらに又はこれに代えて、当該許可は、無線端末110がグループ2内のいずれかの無線端末(e.g., 無線端末121)とD2D通信を行ったことによりグループ2に与えられてもよい。
さらに又はこれに代えて、当該許可は、グループ1とグループ2の間のD2D通信に必要な通信設定を無線端末110がグループ2内のいずれかの無線端末(e.g., 無線端末121)に通知することによりグループ2に与えられてもよい。当該通信設定は、グループ1に関する識別子若しくは無線リソース情報又はこれら両方を含む。グループ1に関する識別子は、ProSe Layer-2 Group IDのようなD2D通信グループを識別するためのグループ識別子であってもよい。
さらに又はこれに代えて、当該許可は、無線端末110がグループ1宛てのデータパケットの送信をグループ2に属するいずれかの無線端末(e.g., 無線端末121)に依頼することによりグループ2に与えられてもよい。
さらに又はこれに代えて、当該許可は、無線端末110がグループ2内のいずれかの無線端末(e.g., 無線端末121)に明示的な許可情報を送信することによりグループ2に与えられてもよい。
グループ2に属する無線端末121〜124は、他のD2D通信グループ(グループ1)無線端末110がグループ2に対して暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、グループ1に属し且つ無線端末110とは異なる無線端末(e.g., 無線端末113)とグループ間D2D通信142を行うよう構成されている。なお、図1から理解されるように、グループ1内の他の無線端末(e.g., 無線端末113)とグループ間D2D通信142を行うグループ2内の無線端末123は、無線端末110とグループ間D2D通信141を行って無線端末110から暗示的又は明示的な許可を受信する無線端末121と異なってもよい。
グループ1に属するクラスタ101内の無線端末111〜113は、これらが属するのと同じD2D通信グループに属する無線端末110が他のD2D通信グループ(グループ2)に暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、当該他のD2D通信グループに属する少なくとも1つの無線端末(e.g., 無線端末121〜124)のいずれかとグループ間D2D通信を行うよう構成されている。無線端末111〜113の各々は、直接的にも又はグループ1に属する他の無線端末を介しても無線端末110と通信できないことを認識してもよい。この場合、グループ間D2D通信を開始するか否かを決定するための上述の所定の条件は、直接的にも又はグループ1に属する他の無線端末を介しても無線端末110と通信できないことを含んでもよい。これにより、クラスタ101内の無線端末111〜113は、グループ間D2D通信の利用が無線端末110と通信するために必要な場合に、グループ間D2D通信を行うことができる。
図2は、本実施形態に係るグループ間D2D通信手順の一例(処理200)を示すシーケンス図である。ブロック201では、無線端末(UE)110は、自身と同じグループ1に属する無線端末111〜113(端末クラスタ101)と通信できないことを判定する。ブロック201では、無線端末110は、自身とは異なるD2D通信グループ(グループ2)に属する無線端末121〜124(端末クラスタ102)のいずれかを検出し、当該グループ2の無線端末とグループ間D2D通信を行う。ブロック203では、無線端末110は、グループ2の1又は複数の無線端末(端末クラスタ102)に対して暗示的又は明示的な許可を与える。ブロック204では、無線端末110による暗示的又は明示的な許可に従って、グループ1(端末クラス101)及びグループ2(端末クラスタ102)の間でグループ間D2D通信が行われる。
図3は、無線端末110の動作の一例(処理300)を示すフローチャートである。ブロック301では、無線端末110は、自身と同じD2D通信グループ(グループ1)に属するいずれの無線端末とも通信できないことを検出する。例えば、無線端末110は、グループ1のための検出信号(detection signal)を所定回数だけ送信したが何ら応答が得られない場合に、グループ1に属するいずれの無線端末とも通信できないことを検出してもよい。
ブロック302では、無線端末110は、他のD2D通信グループ(グループ2)に属する無線端末(e.g., 無線端末121)を検出する。ブロック303では、無線端末110は、検出されたグループ2の無線端末(e.g., 無線端末121)とのグループ間D2D通信を開始する。ブロック304では、無線端末110は、グループ1とのD2D通信の暗示的又は明示的な許可をグループ2に与える。
図4は、端末クラスタ102に含まれるグループ2の無線端末121〜124の動作の一例(処理400)を示すフローチャートである。ブロック401では、グループ2の無線端末(e.g., 無線端末121)は、他のD2D通信グループ(グループ1)に属する無線端末110とのグループ間D2D通信を開始する。ブロック402では、グループ2の無線端末(e.g., 無線端末121)は、グループ1とのD2D通信の暗示的又は明示的な許可を無線端末110から受け取る。ブロック403では、グループ2の無線端末(e.g., 無線端末123)は、グループ1に属し且つ無線端末110とは異なる他の無線端末(e.g., 無線端末113)を検出する。ブロック404では、グループ2の無線端末(e.g., 無線端末123)は、無線端末110による暗示的又は明示的なグループ間D2D通信の許可に基づいて、検出されたグループ1の無線端末(e.g., 無線端末113)とのグループ間D2D通信を開始する。
ブロック404において、グループ2の無線端末(e.g., 無線端末123)は、グループ1とのグループ間D2D通信の許可を得ていることを確認してもよい。なお、既に述べたように、暗示的な許可は、例えば、グループ2の無線端末(e.g., 無線端末123)がグループ1とのグループ間D2D通信のための通信設定を有していることであってもよいし、グループ2の無線端末(e.g., 無線端末123)がグループ1に属する無線端末を宛て先とするデータパケットを保持していることであってもよい。これらの場合、グループ2の無線端末(e.g., 無線端末123)は、グループ間D2D通信の許可の有無の明示的な確認を行わなくてもよい。
図5は、端末クラスタ101に含まれるグループ1の無線端末111〜113の動作の一例(処理500)を示すフローチャートである。ブロック501では、端末クラスタ101内のいずれかの無線端末(e.g., 無線端末113)は、グループ2に属する無線端末(e.g., 無線端末123)を検出する。既に説明したように、グループ2は、グループ1とのD2D通信の暗示的又は明示的な許可を無線端末110から既に得ている。ブロック502では、無線端末110による暗示的又は明示的なグループ間D2D通信の許可に基づいて、検出されたグループ2の無線端末(e.g., 無線端末123)とのグループ間D2D通信を開始する。
ブロック501において、グループ1の無線端末(e.g., 無線端末113)は、グループ2がグループ間D2D通信の許可を得ていることを確認してもよい。なお、既に述べたように、暗示的な許可は、例えば、グループ2の無線端末(e.g., 無線端末123)がグループ1とのグループ間D2D通信のための通信設定を有していることであってもよいし、グループ2の無線端末(e.g., 無線端末123)がグループ1に属する無線端末を宛て先とするデータパケットを保持していることであってもよい。これらの場合、グループ1の無線端末(e.g., 無線端末113)は、グループ2に属する無線端末(e.g., 無線端末123)がグループ間D2D通信の許可を有していることの明示的な確認を行わなくてもよい。
以上の説明から理解されるように、本実施形態では、グループ1に属する無線端末110は、グループ1に属する他の無線端末(e.g., 無線端末111〜113)とD2D通信を行えない場合に、検出された他のD2D通信グループ(グループ2)に属する無線端末(e.g., 無線端末121)と通信するとともに、グループ1とのグループ間D2D通信の許可をグループ2に対して与える。そして、当該許可に基づいて、グループ1に属する端末クラスタ101内のいずれかの無線端末(e.g., 無線端末113)は、グループ2に属する端末クラスタ102内のいずれかの無線端末(e.g., 無線端末123)とグループ間D2D通信を行う。
すなわち、本実施形態では、グループ1に属する無線端末110がグループ2に対して暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、グループ1に属する他の無線端末(e.g., 無線端末113)とグループ2に属する無線端末(e.g., 無線端末123)とのグループ間通信が行われる。したがって、無線端末110がグループ1から孤立しており、且つ無線端末110がグループ2に暗示的又は明示的な許可を与えた場合(支援を求めた場合)に、限定的にグループ間D2D通信を受け入れるよう動作できる。したがって、グループ間D2D通信を常に行うような動作に比べて、セキュリティの低下を抑制できる。
なお、いくつかの実装において、グループ1に属する無線端末110〜113は、グループ1に個別に設定された個別無線リソースを用いてグループ1内でのD2D通信を行い、グループ1及び2を含む複数のグループに共通に設定された共通無線リソースを用いてグループ間でのD2D通信を行うよう構成されてもよい。同様に、グループ2に属する無線端末121〜124は、グループ2に個別に設定された個別無線リソースを用いてグループ2内でのD2D通信を行い、グループ1及び2を含む複数のグループに共通に設定された共通無線リソースを用いてグループ間でのD2D通信を行うよう構成されてもよい。これにより、グループ内D2D通信とグループ間D2D通信の干渉を抑制できる。
いくつかの実装において、グループ1に属する無線端末110〜113は、グループ間D2D通信における通信品質又は通信内容をグループ1内D2D通信に比べて制限するよう構成されてもよい。同様に、グループ2に属する無線端末121〜124は、グループ間D2D通信における通信品質又は通信内容をグループ2内D2D通信に比べて制限するよう構成されてもよい。例えば、通信レート(スループット)、データの秘匿レベル、アクセス可能レベル、若しくは使用可能なアプリケーション、又はこれらの任意の組み合せがグループ間D2D通信において制限されてもよい。
なお、本実施形態において、D2D通信グループ内及びD2D通信グループ間でのデータ転送に使用される上位レイヤ・プロトコル(e.g., ルーティングプロトコル)は、特に限定されない。すなわち、無線マルチホップ・ネットワークに関して知られている様々なプロトコルが利用されてもよい。無線マルチホップ・ネットワークは、mobile ad-hoc network(MANET)及びdisruption tolerant network(DTN)を含む。Disruption tolerant networkは、delay tolerant network又はdisconnect tolerant networkと呼ばれることもある。
<第2の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態で説明されたグループ間D2D通信手順のさらに具体的な例、特にグループ間D2D通信のための通信設定を実施する方法について説明される。本実施形態に係る無線ネットワークの構成例は図1と同様である。本実施形態では、グループ1に属する無線端末110〜113並びにグループ2に属する無線端末121〜124は、グループ間D2D通信に関する通信設定を無線インフラストラクチャネットワーク160から受信するよう構成されている。
図6は、本実施形態に係るグループ間D2D通信手順の一例(処理600)を示すシーケンス図である。ブロック601は、図2のブロック201と同様であり、無線端末(UE)110は、自身と同じグループ1に属する無線端末111〜113(端末クラスタ101)と通信できないことを判定する。ブロック602では、無線端末110は、グループ間D2D通信要求を無線インフラストラクチャネットワーク160内のエンティティに送信する。いくつかの実装において、無線端末110は、eNodeBのような基地局又はProSe functionのようなD2D通信の制御エンティティに、グループ間D2D通信要求を送信してもよい。
無線インフラストラクチャネットワーク160のエンティティは、無線端末110からのグループ間D2D通信要求の受信に応答して、無線端末110がグループ間D2D通信を行うべき相手グループ(e.g., グループ2)を選択してもよい。当該選択は、無線端末110とグループ2に属するいずれかの無線端末の間の距離に基づいて行われてもよい。例えば、無線インフラストラクチャネットワーク160のエンティティは、無線端末110からD2D通信可能な地理的範囲に位置している無線端末を検出し、この無線端末が属するD2D通信グループを選択してもよい。
さらに又はこれに代えて、当該相手グループ(e.g., グループ2)の選択は、無線端末110によりD2D通信において使用されるアプリケーションの種別に基づいて行われてもよい。例えば、無線インフラストラクチャネットワーク160のエンティティは、無線端末110が属するグループ1内のD2D通信において使用されるアプリケーションの使用をサポートする他のD2D通信グループを選択してもよい。
さらに又はこれに代えて、当該相手グループ(e.g., グループ2)の選択は、無線端末110の属性又はこれが属するD2D通信グループ(i.e., グループ1)の属性に基づいて行われてもよい。例えば、無線インフラストラクチャネットワーク160のエンティティは、無線端末110(又はグループ1)の属性と同じ属性を持つD2D通信グループを選択してもよい。D2D通信の主要な用途の1つとしてpublic safety用途が想定されている。したがって、無線端末110(又はグループ1)の属性は、例えば、救助隊グループ、警察グループ等の所属組織を示してもよい。無線端末110(又はグループ1)の属性は、所属する国又は地域を示してもよい。
ブロック603では、無線インフラストラクチャネットワーク160内のエンティティは、グループ間D2D通信要求に対する応答を無線端末110に送信する。当該応答は、ネットワーク160内のエンティティにより選択されたグループ2とのグループ間通信のための通信設定を含む。当該通信設定は、グループ2のグループ識別子(e.g., ProSe Layer-2 Group ID)若しくは無線リソース情報又はこれら両方を含む。無線インフラストラクチャネットワーク160内のエンティティは、当該通信設定を決定又は取得するために、選択されたグループ2のいずれかの無線端末に通信設定(e.g., グループ識別子または無線リソース)を問い合わせてもよい。
図6のブロック604及び605での処理は、図2のブロック202及び203での処理と同様である。
ブロック606では、グループ2に属する端末クラスタ102内の無線端末(e.g., 無線端末123)は、グループ1とのグループ間D2D通信要求を無線インフラストラクチャネットワーク160内のエンティティに送信する。ブロック607では、グループ2に属する無線端末(e.g., 無線端末123)は、グループ間D2D通信要求に対する応答を無線インフラストラクチャネットワーク160内のエンティティから受信する。当該応答は、グループ1とのグループ間通信のための通信設定を含む。当該通信設定は、グループ1のグループ識別子(e.g., ProSe Layer-2 Group ID)若しくは無線リソース情報又はこれら両方を含む。
図6のブロック608での処理は、図2のブロック204での処理と同様である。
本実施形態によれば、無線端末は、グループ間D2D通信が必要なときに、当該D2D通信のための通信設定を取得するため、当該D2D通信が行われる環境及び条件に適した通信設定を利用することができる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態で説明されたグループ間D2D通信手順のさらに具体的な例、特にグループ間D2D通信のための通信設定を実施する方法について説明される。本実施形態に係る無線ネットワークの構成例は図1と同様である。本実施形態では、グループ1に属する無線端末110〜113は、グループ間D2D通信に関する通信設定をグループ2に属する無線端末121〜124のいずれかより受信するよう構成されている。
図7は、本実施形態に係るグループ間D2D通信手順の一例(処理700)を示すシーケンス図である。ブロック701は、図2のブロック201と同様であり、無線端末(UE)110は、自身と同じグループ1に属する無線端末111〜113(端末クラスタ101)と通信できないことを判定する。
ブロック703では、無線端末110は、グループ2に属するクラスタ102内のいずれかの無線端末(e.g., 無線端末121)からグループ間通信のための通信設定を受信する。当該通信設定は、グループ2のグループ識別子(e.g., ProSe Layer-2 Group ID)若しくは無線リソース情報又はこれら両方を含む。いくつかの実装において、グループ2に属する無線端末(e.g., 無線端末121)は、当該通信設定を常に報知(ブロードキャスト)してもよい。これに代えて、グループ2に属する無線端末(e.g., 無線端末121)は、無線端末110からの検出信号(702)を受信したことに応答して、当該通信設定を報知(ブロードキャスト)してもよい。検出信号(702)は、グループ1に関する情報(e.g., グループ1の識別子)を含んでもよい。
図7のブロック704及び705での処理は、図2のブロック202及び203、又は図6のブロック602及び603での処理と同様である。
ブロック707では、グループ1に属するクラスタ101内の無線端末(e.g., 無線端末113)は、グループ2に属するクラスタ102内のいずれかの無線端末(e.g., 無線端末123)からグループ間通信のための通信設定を受信する。当該通信設定は、グループ2のグループ識別子(e.g., ProSe Layer-2 Group ID)若しくは無線リソース情報又はこれら両方を含む。いくつかの実装において、グループ2に属する無線端末(e.g., 無線端末123)は、当該通信設定を常に報知(ブロードキャスト)してもよい。これに代えて、グループ2に属する無線端末(e.g., 無線端末123)は、クラスタ101内の無線端末(e.g., 無線端末113)からの捜索信号(search signal)(706)を受信したことに応答して、当該通信設定を報知(ブロードキャスト)してもよい。捜索信号(706)は、無線端末110の識別子を含んでもよい。
図7のブロック708での処理は、図2のブロック204又は図6のブロック608での処理と同様である。
本実施形態によれば、無線端末は、グループ間D2D通信が必要なときに、当該D2D通信のための通信設定を取得するため、当該D2D通信が行われる環境及び条件に適した通信設定を利用することができる。
<第4の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態で説明されたグループ間D2D通信手順のさらに具体的な例、特にグループ間D2D通信のための通信設定を実施する方法について説明される。本実施形態に係る無線ネットワークの構成例は図1と同様である。本実施形態では、グループ2に属する無線端末121〜124は、グループ間D2D通信に関する通信設定をグループ1に属する無線端末110〜113のいずれかより受信するよう構成されている。
図8は、本実施形態に係るグループ間D2D通信手順の一例(処理800)を示すシーケンス図である。図8のブロック801〜805での処理は、図7のブロック701〜705での処理と同様である。
ブロック807では、グループ2に属するクラスタ102内の無線端末(e.g., 無線端末123)は、グループ1に属するクラスタ101内のいずれかの無線端末(e.g., 無線端末121)からグループ間通信のための通信設定を受信する。当該通信設定は、グループ1のグループ識別子(e.g., ProSe Layer-2 Group ID)若しくは無線リソース情報又はこれら両方を含む。いくつかの実装において、グループ1に属する無線端末(e.g., 無線端末113)は、当該通信設定を常に報知(ブロードキャスト)してもよい。これに代えて、グループ1に属する無線端末(e.g., 無線端末113)は、クラスタ102内の無線端末(e.g., 無線端末123)からのリソース要求(806)を受信したことに応答して、当該通信設定を報知(ブロードキャスト)してもよい。さらに又はこれに代えて、グループ1に属する無線端末(e.g., 無線端末113)は、グループ1に属する無線端末110とのD2D通信ができないことを検知したことに応答して、当該通信設定を報知(ブロードキャスト)してもよい。
図8のブロック808での処理は、図2のブロック204、図6のブロック608、又は図7のブロック708での処理と同様である。
本実施形態によれば、無線端末は、グループ間D2D通信が必要なときに、当該D2D通信のための通信設定を取得するため、当該D2D通信が行われる環境及び条件に適した通信設定を利用することができる。
<第5の実施形態>
第2〜第4の実施形態では、無線端末が無線インフラストラクチャネットワーク160又は他の無線端末から、グループ間D2D通信のための通信設定を取得する例を示した。これに代えて、グループ間D2D通信のための通信設定の少なくとも一部は、無線端末に事前設定(pre-configured)されてもよい。事前設定された通信設定は、無線端末に実装された内蔵メモリ又は無線端末がインタフェースを介して通信することができる取り外し可能なメモリ(e.g., Universal Integrated Circuit Card(UICC))に格納される。内蔵メモリ又は取り外し可能なメモリは、揮発性(volatile)メモリ若しくは不揮発性(nonvolatile)メモリ又はこれらの組合せである。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、マスクRead Only Memory(MROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。
UICCは、GSMシステム、UMTS、及びLTEシステム等のセルラー通信システムにおいて使用されるスマートカードである。UICCは、プロセッサ及びメモリを有し、ネットワーク認証のためのSubscriber Identity Module(SIM)アプリケーション又はUniversal Subscriber Identity Module (USIM)アプリケーションを実行する。UICCは厳密にはUIM、SIM、及びUSIMとは異なる。しかしながら、これらの用語はよく混在して用いられる。したがって、本明細書では主にUICCの用語を用いるが、本明細書中でのUICCの用語は、UIM、SIM、又はUSIM等を意味する場合もある。
最後に上述の実施形態に係る無線端末110〜113並びに121〜124の構成例について説明する。図9は、無線端末110の構成例を示すブロック図である。その他の無線端末111〜113並びに121〜124も図9と同様の構成を有してもよい。Radio Frequency(RF)トランシーバ901は、無線インフラストラクチャネットワーク160内の基地局又はアクセスポイントと通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ901は、さらに、D2D通信のために使用される。RFトランシーバ901は、無線インフラストラクチャネットワーク160との通信に使用される第1のトランシーバと、D2D通信に使用される第2のトランシーバを含んでもよい。RFトランシーバ901により行われるアナログRF信号処理は、周波数アップコンバージョン、周波数ダウンコンバージョン、及び増幅を含む。RFトランシーバ901は、アンテナ902及びベースバンドプロセッサ903と結合される。すなわち、RFトランシーバ901は、変調シンボルデータ(又はOFDMシンボルデータ)をベースバンドプロセッサ903から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナ902に供給する。また、RFトランシーバ901は、アンテナ902によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをベースバンドプロセッサ903に供給する。
ベースバンドプロセッサ903は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。デジタルベースバンド信号処理は、(a) データ圧縮/復元、(b) データのセグメンテーション/コンカテネーション、(c) 伝送フォーマット(伝送フレーム)の生成/分解、(d) 伝送路符号化/復号化、(e) 変調(シンボルマッピング)/復調、及び(f) Inverse Fast Fourier Transform(IFFT)によるOFDMシンボルデータ(ベースバンドOFDM信号)の生成などを含む。一方、コントロールプレーン処理は、レイヤ1(e.g., 送信電力制御)、レイヤ2(e.g., 無線リソース管理、及びhybrid automatic repeat request(HARQ)処理)、及びレイヤ3(e.g., アタッチ、モビリティ、及び通話管理に関するシグナリング)の通信管理を含む。
ベースバンドプロセッサ903は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., Digital Signal Processor(DSP))とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., Central Processing Unit(CPU)、又はMicro Processing Unit(MPU))を含んでもよい。この場合、コントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサは、後述するアプリケーションプロセッサ904と共通化されてもよい。
アプリケーションプロセッサ904は、CPU、MPU、マイクロプロセッサ、又はプロセッサコアとも呼ばれる。アプリケーションプロセッサ904は、複数のプロセッサ(複数のプロセッサコア)を含んでもよい。アプリケーションプロセッサ904は、メモリ906又は図示されていないメモリから読み出されたシステムソフトウェアプログラム(Operating System(OS))及び様々なアプリケーションプログラム(例えば、通話アプリケーション、WEBブラウザ、メーラ、カメラ操作アプリケーション、音楽再生アプリケーション)を実行することによって、無線端末110の各種機能を実現する。
いくつかの実装において、図9に破線(905)で示されているように、ベースバンドプロセッサ903及びアプリケーションプロセッサ904は、1つのチップ上に集積されてもよい。言い換えると、ベースバンドプロセッサ903及びアプリケーションプロセッサ904は、1つのSystem on Chip(SoC)デバイス905として実装されてもよい。SoCデバイスは、システムLarge Scale Integration(LSI)またはチップセットと呼ばれることもある。
メモリ906は、揮発性(volatile)メモリ若しくは不揮発性(nonvolatile)メモリ又はこれらの組合せである。メモリ906は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでもよい。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、マスクRead Only Memory(MROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。例えば、メモリ906は、ベースバンドプロセッサ903、アプリケーションプロセッサ904、及びSoC905からアクセス可能な外部メモリデバイスを含んでもよい。メモリ906は、ベースバンドプロセッサ903内、アプリケーションプロセッサ904内、又はSoC905内に集積された内蔵メモリデバイスを含んでもよい。さらに、メモリ906は、Universal Integrated Circuit Card(UICC)内のメモリを含んでもよい。
メモリ906は、上述の複数の実施形態で説明された無線端末110による処理を行うための命令群およびデータを含むソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納してもよい。いくつかの実装において、ベースバンドプロセッサ903又はアプリケーションプロセッサ904は、当該ソフトウェアモジュールをメモリ906から読み出して実行することで、上述の実施形態で説明された無線端末110の処理を行うよう構成されてもよい。
図9を用いて説明したように、上述の実施形態に係る無線端末110〜113並びに121〜124が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<その他の実施形態>
上述した複数の実施形態は、各々独立に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
上述した実施形態1、3及び4は、無線端末110〜113並びに121〜124のいずれも無線インフラストラクチャネットワーク160と通信できない場合にも適用可能である。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2015年3月30日に出願された日本出願特願2015−069028を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
101、102 端末クラスタ
110〜113、121〜124 無線端末
141、142 グループ間D2D通信
160 無線インフラストラクチャネットワーク

Claims (40)

  1. 無線端末装置であって、
    少なくとも1つの無線トランシーバと、
    前記少なくとも1つの無線トランシーバに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つの無線トランシーバを用いてデバイス・ツー・デバイス(D2D)通信を行うことができ、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置が属するのと同じ第1のグループに属する第1の無線端末が前記第1のグループとは異なる第2のグループに前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信の暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、前記第2のグループに属する少なくとも1つの無線端末のいずれかとD2D通信を行うよう構成されている、
    無線端末装置。
  2. 前記暗示的又は明示的な許可は、
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末にD2D通信を要求すること、
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末とD2D通信を行ったこと、
    前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信に必要な通信設定を前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に通知すること、
    前記第1の無線端末が前記第1のグループ宛てのデータ送信を前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に依頼すること、及び
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に明示的な許可情報を送信すること、
    のうち少なくとも1つにより与えられる、
    請求項1に記載の無線端末装置。
  3. 前記通信設定は、前記第1のグループに関する識別子若しくは無線リソース情報又はこれら両方を含む、
    請求項2に記載の無線端末装置。
  4. 前記所定の条件は、さらに、前記無線端末装置が直接的にも又は前記第1のグループに属する他の無線端末を介しても前記第1の無線端末と通信できないことを含む、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  5. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置と前記第2のグループの間のD2D通信に関する通信設定をネットワークから受信するよう構成されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  6. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置と前記第2のグループの間のD2D通信に関する通信設定を前記第2のグループに属するいずれかの無線端末から受信するよう構成されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  7. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の無線端末の捜索要求を報知するよう構成され、前記無線端末装置と前記第2のグループの間のD2D通信に関する通信設定を前記第2のグループに属するいずれかの無線端末から前記捜索要求に対する応答として受信するよう構成されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  8. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置が直接的にも又は前記第1のグループに属する他の無線端末を介しても前記第1の無線端末と通信できない場合に、前記無線端末装置と前記第2のグループの間のD2D通信に関する通信設定を報知するよう構成されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  9. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のグループに属するいずれかの無線端末からの要求に応答して、前記無線端末装置と前記第2のグループの間のD2D通信に関する通信設定を送信するよう構成されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  10. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のグループに個別に設定された個別無線リソースを用いて前記第1のグループ内でのD2D通信を行い、前記第1及び第2のグループを含む複数のグループに共通に設定された共通無線リソースを用いてグループ間でのD2D通信を行うよう構成されている、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  11. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置と前記第2のグループの間のD2D通信における通信品質又は通信内容を前記第1のグループ内でのD2D通信に比べて制限するよう構成されている、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  12. 前記D2D通信は、ダイレクト通信およびダイレクト・ディスカバリのうち少なくとも一方を含む、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  13. 無線端末装置であって、
    少なくとも1つの無線トランシーバと、
    前記少なくとも1つの無線トランシーバに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つの無線トランシーバを用いてデバイス・ツー・デバイス(D2D)通信を行うことができ、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置が属する第2のグループとは異なる第1のグループに属する第1の無線端末が前記第2のグループに前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信の暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、前記第1のグループに属し且つ前記第1の無線端末とは異なる第2の無線端末とD2D通信を行うよう構成されている、
    無線端末装置。
  14. 前記暗示的又は明示的な許可は、
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末にD2D通信を要求すること、
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末とD2D通信を行ったこと、
    前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信に必要な通信設定を前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に通知すること、
    前記第1の無線端末が前記第1のグループ宛てのデータ送信を前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に依頼すること、及び
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に明示的な許可情報を送信すること、
    のうち少なくとも1つにより与えられる、
    請求項13に記載の無線端末装置。
  15. 前記通信設定は、前記第1のグループに関する識別子若しくは無線リソース情報又はこれら両方を含む、
    請求項14に記載の無線端末装置。
  16. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置と前記第2のグループの間のD2D通信に関する通信設定をネットワークから受信するよう構成されている、
    請求項13〜15のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  17. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置と前記第2の無線端末の間のD2D通信に関する通信設定を前記第2の無線端末に送信するよう構成されている、
    請求項13〜15のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  18. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の無線端末の捜索要求を前記第2の無線端末から受信することに応答して、前記無線端末装置と前記第2の無線端末の間のD2D通信に関する通信設定を前記第2の無線端末に送信するよう構成されている、
    請求項13〜15のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  19. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置と前記第2の無線端末の間のD2D通信に関する通信設定を前記第2の無線端末から受信するよう構成されている、
    請求項13〜15のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  20. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のグループに個別に設定された個別無線リソースを用いて前記第2のグループ内でのD2D通信を行い、前記第1及び第2のグループを含む複数のグループに共通に設定された共通無線リソースを用いてグループ間でのD2D通信を行うよう構成されている、
    請求項13〜19のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  21. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置と前記第1のグループの間のD2D通信における通信品質又は通信内容を前記第2のグループ内でのD2D通信に比べて制限するよう構成されている、
    請求項13〜20のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  22. 無線端末装置であって、
    少なくとも1つの無線トランシーバと、
    前記少なくとも1つの無線トランシーバに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つの無線トランシーバを用いてデバイス・ツー・デバイス(D2D)通信を行うことができ、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置が属するのと同じ第1のグループに属するいずれの無線端末とも通信できない場合に、前記第1のグループとは異なる第2のグループに属する第1の無線端末とD2D通信を行うとともに、前記第2のグループに暗示的又は明示的な許可を与えるよう構成され、
    前記暗示的又は明示的な許可は、前記無線端末装置とは異なり且つ前記第1のグループに属するいずれかの無線端末とのD2D通信を前記第2のグループに許可する、
    無線端末装置。
  23. 前記暗示的又は明示的な許可は、
    前記無線端末装置が前記第1の無線端末にD2D通信を要求すること、
    前記無線端末装置が前記第1の無線端末とD2D通信を行ったこと、
    前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信に必要な通信設定を前記無線端末装置が前記第1の無線端末に通知すること、
    前記無線端末装置が前記第1のグループ宛てのデータ送信を前記第1の無線端末に依頼すること、及び
    前記無線端末装置が前記第1の無線端末に明示的な許可情報を送信すること、
    のうち少なくとも1つにより与えられる、
    請求項22に記載の無線端末装置。
  24. 前記通信設定は、前記第1のグループに関する識別子若しくは無線リソース情報又はこれら両方を含む、
    請求項23に記載の無線端末装置。
  25. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置と前記第2のグループの間のD2D通信に関する通信設定をネットワークから受信するよう構成されている、
    請求項22〜24のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  26. 前記第2のグループは、前記無線端末装置と前記第2のグループに属するいずれかの無線端末の間の距離、前記無線端末装置によりD2D通信において使用されるアプリケーション種別、及び前記無線端末装置又は第1のグループの属性のうち少なくとも1つに基づいて、複数のグループの中から前記ネットワークによって選択される、
    請求項25に記載の無線端末装置。
  27. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置と前記第2のグループの間のD2D通信に関する通信設定を前記第1の無線端末から受信するよう構成されている、
    請求項22〜24のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  28. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無線端末装置に事前設定された通信設定に従って、前記無線端末装置と前記第1の無線端末の間のD2D通信を行うよう構成されている、
    請求項22〜24のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  29. 前記少なくとも1つのプロセッサは、検出信号を送信したが前記検出信号に対する応答を受信できないことに応じて、前記無線端末装置が属するのと同じ第1のグループに属するいずれの無線端末とも通信できないと判定するよう構成されている、
    請求項22〜28のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  30. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のグループに個別に設定された個別無線リソースを用いて前記第2のグループ内でのD2D通信を行い、前記第1及び第2のグループを含む複数のグループに共通に設定された共通無線リソースを用いてグループ間でのD2D通信を行うよう構成されている、
    請求項22〜29のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  31. 少なくとも1つの無線トランシーバを用いて無線端末とのデバイス・ツー・デバイス(D2D)通信を行うことができるよう構成された無線端末装置によって行われる方法であって、
    前記無線端末装置が属するのと同じ第1のグループに属する第1の無線端末が前記第1のグループとは異なる第2のグループに前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信の暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、前記第2のグループに属する少なくとも1つの無線端末のいずれかとD2D通信を行うことを備える、
    方法。
  32. 前記暗示的又は明示的な許可は、
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末にD2D通信を要求すること、
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末とD2D通信を行ったこと、
    前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信に必要な通信設定を前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に通知すること、
    前記第1の無線端末が前記第1のグループ宛てのデータ送信を前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に依頼すること、及び
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に明示的な許可情報を送信すること、
    のうち少なくとも1つにより与えられる、
    請求項31に記載の方法。
  33. 前記所定の条件は、さらに、前記無線端末装置が直接的にも又は前記第1のグループに属する他の無線端末を介しても前記第1の無線端末と通信できないことを含む、
    請求項31又は32に記載の方法。
  34. 少なくとも1つの無線トランシーバを用いて無線端末とのD2D通信を行うことができるよう構成された無線端末装置によって行われる方法であって、
    前記無線端末装置が属する第2のグループとは異なる第1のグループに属する第1の無線端末が前記第2のグループに前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信の暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、前記第1のグループに属し且つ前記第1の無線端末とは異なる第2の無線端末とD2D通信を行うことを備える、
    方法。
  35. 前記暗示的又は明示的な許可は、
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末にD2D通信を要求すること、
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末とD2D通信を行ったこと、
    前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信に必要な通信設定を前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に通知すること、
    前記第1の無線端末が前記第1のグループ宛てのデータ送信を前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に依頼すること、及び
    前記第1の無線端末が前記第2のグループに属するいずれかの無線端末に明示的な許可情報を送信すること、
    のうち少なくとも1つにより与えられる、
    請求項34に記載の方法。
  36. 少なくとも1つの無線トランシーバを用いて無線端末とのデバイス・ツー・デバイス(D2D)通信を行うことができるよう構成された無線端末装置によって行われる方法であって、
    前記無線端末装置が属するのと同じ第1のグループに属するいずれの無線端末とも通信できない場合に、前記第1のグループとは異なる第2のグループに属する第1の無線端末とD2D通信を行うとともに、前記第2のグループに暗示的又は明示的な許可を与えることを備え、
    前記暗示的又は明示的な許可は、前記無線端末装置とは異なり且つ前記第1のグループに属するいずれかの無線端末とのD2D通信を前記第2のグループに許可する、
    方法。
  37. 前記暗示的又は明示的な許可は、
    前記無線端末装置が前記第1の無線端末にD2D通信を要求すること、
    前記無線端末装置が前記第1の無線端末とD2D通信を行ったこと、
    前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信に必要な通信設定を前記無線端末装置が前記第1の無線端末に通知すること、
    前記無線端末装置が前記第1のグループ宛てのデータ送信を前記第1の無線端末に依頼すること、及び
    前記無線端末装置が前記第1の無線端末に明示的な許可情報を送信すること、
    のうち少なくとも1つにより与えられる、
    請求項36に記載の方法。
  38. 少なくとも1つの無線トランシーバを用いて無線端末とのD2D通信を行うことができるよう構成された無線端末装置によって行われる方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記方法は、前記無線端末装置が属するのと同じ第1のグループに属する第1の無線端末が前記第1のグループとは異なる第2のグループに前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信の暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、前記第2のグループに属する少なくとも1つの無線端末のいずれかとD2D通信を行うことを備える、
    非一時的なコンピュータ可読媒体。
  39. 少なくとも1つの無線トランシーバを用いて無線端末とのデバイス・ツー・デバイス(D2D)通信を行うことができるよう構成された無線端末装置によって行われる方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記方法は、前記無線端末装置が属する第2のグループとは異なる第1のグループに属する第1の無線端末が前記第2のグループに前記第1のグループと前記第2のグループの間のD2D通信の暗示的又は明示的な許可を与えていることを含む所定の条件が成立する場合に、前記第1のグループに属し且つ前記第1の無線端末とは異なる第2の無線端末とD2D通信を行うことを備える、
    非一時的なコンピュータ可読媒体。
  40. 少なくとも1つの無線トランシーバを用いて無線端末とのデバイス・ツー・デバイス(D2D)通信を行うことができるよう構成された無線端末装置によって行われる方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記方法は、前記無線端末装置が属するのと同じ第1のグループに属するいずれの無線端末とも通信できない場合に、前記第1のグループとは異なる第2のグループに属する第1の無線端末とD2D通信を行うとともに、前記第2のグループに暗示的又は明示的な許可を与えることを備え、
    前記暗示的又は明示的な許可は、前記無線端末装置とは異なり且つ前記第1のグループに属するいずれかの無線端末とのD2D通信を前記第2のグループに許可する、
    非一時的なコンピュータ可読媒体。
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