添付の図面を参照しながら、次に、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に記載される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。さらに、以下の用語が、以下で与えられる説明全体を通して使用される。
●無線ノード:本明細書で使用される「無線ノード」は、「無線アクセスノード」または「無線デバイス」のいずれかであり得る。
●無線アクセスノード:本明細書で使用される「無線アクセスノード」(言い換えれば「無線ネットワークノード」、「無線アクセスネットワークノード」、または「RANノード」)は、信号を無線で送信および/または受信するように動作する、セルラ通信ネットワークの無線アクセスネットワーク(RAN)内の任意のノードであり得る。無線アクセスノードのいくつかの例には、限定はしないが、基地局(たとえば、3GPP第5世代(5G)NRネットワーク内の新無線(NR)基地局(gNB)、または3GPP LTEネットワーク内の拡張もしくはエボルブドノードB(ネットワークノード))、高電力またはマクロ基地局、低電力基地局(たとえば、マイクロ基地局、ピコ基地局、ホームeNBなど)、統合アクセスバックホール(IAB)ノード、送信ポイント、リモート無線ユニット(RRUまたはRRH)、およびリレーノードが含まれる。
●コアネットワークノード:本明細書で使用される「コアネットワークノード」は、コアネットワーク内の任意のタイプのノードである。コアネットワークノードのいくつかの例には、たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、サービングゲートウェイ(SGW)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)、ユーザプレーン機能(UPF)、サービス能力公開機能(SCEF)などが含まれる。
●無線デバイス:本明細書で使用される「無線デバイス」(または略して「WD」)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することにより、セルラ通信ネットワークへのアクセスを有する(すなわち、セルラ通信ネットワークによってサービスされる)任意のタイプのデバイスである。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに適した、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴うことができる。別段に記載されていない限り、「無線デバイス」という用語は、本明細書では「ユーザ機器」(または略して「UE」)と同じ意味で使用される。無線デバイスのいくつかの例には、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバIP(VoIP)フォン、無線ローカルループフォン、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲームコンソールまたはデバイス、音楽ストレージデバイス、再生アプライアンス、ウェアラブルデバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ組込み型機器(LEE)、ラップトップ取付け型機器(LME)、スマートデバイス、無線加入者宅内機器(CPE)、モバイルタイプ通信(MTC)デバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、車載無線端末デバイスなどが含まれる。
●ネットワークノード:本明細書で使用される「ネットワークノード」は、通信ネットワークの無線アクセスネットワーク(たとえば、上記で説明された無線アクセスノードもしくは均等な名称)またはコアネットワーク(たとえば、上記で説明されたコアネットワークノード)のいずれかの一部である任意のノードである。機能的に、ネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、かつ/または提供するための、および/または通信ネットワーク内の他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実行するための通信ネットワーク内の他のネットワークノードもしくは機器と、直接的または間接的に通信することが可能な、そうするように設定され、構成され、かつ/または動作可能な機器である。
本明細書で与えられる説明は3GPPセルラ通信システムに焦点を当て、そのため、3GPP専門用語または3GPP専門用語に類似する専門用語がしばしば使用されることに留意されたい。しかしながら、本明細書で開示される概念は3GPPシステムに限定されない。限定はしないが、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMAX)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、および汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)を含む他の無線システムも、本明細書に記載される概念、原理、および/または実施形態から恩恵を受けることができる。
加えて、無線デバイスまたはネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載される機能および/または動作は、複数の無線デバイスおよび/またはネットワークノードにわたって分散される場合がある。さらに、「セル」という用語が本明細書で使用されるが、(特に5G NRに関して)セルの代わりにビームが使用される場合があり、そのため、本明細書に記載される概念がセルとビームの両方に等しく適用されることを理解されたい。
上記で簡潔に述べられたように、UEモビリティ手順(たとえば、ハンドオーバ)は堅牢性に関係する様々な問題を有する可能性がある。たとえば、HOコマンドは、通常、UE向けの無線状態がすでにかなり悪いときに送信される。そのため、HOコマンドは、(たとえば、冗長構成がエラーに対して保護することを可能にするために)セグメント化され、かつ/またはUEに到達する前に1つもしくは複数回(たとえば、HARQを使用して)再送信される必要があり得る。そのような場合、HOコマンドは、ソースノード(たとえば、UEの現在のサービングセルをホストするノード)との劣化した接続が中断する前に、時間内に(または全く)UEに到達しない場合がある。ハンドオーバおよび他のモビリティ手順によるこれらおよび他の困難に対処するために、いくつかの「条件付きモビリティ」技法が提案されている。それにもかかわらず、これらの提案された技法は、様々なシナリオにおいて技法を不適切にする、UEおよび/またはネットワークに関する様々な欠陥に悩まされる。これらの問題は下記でさらに詳細に説明される。
Rel-13より前には、UEのために規定された2つのRRC状態が存在した。より詳細には、UEの電源がONになった後、RRC接続が確立されるまでUEはRRC_IDLE状態にあり、RRC接続が確立されると、UEは(たとえば、データ転送が行われ得る)RRC_CONNECTED状態に遷移する。接続が解放された後、UEはRRC_IDLEに戻る。RRC_IDLE状態では、UEの無線は、上位レイヤによって設定された間欠受信(DRX)スケジュール上でアクティブである。DRXアクティブ期間の間、RRC_IDLEのUEは、サービングセルによってブロードキャストされたシステム情報(SI)を受信し、セル再選択をサポートするために近隣セルの測定を実行し、eNBを介するEPCからのページ用のPDCCH上のページングチャネルを監視する。RRC_IDLEのUEはEPC内で知られ、割り当てられたIPアドレスを有するが、サービングeNBには知られていない(たとえば、記憶されたコンテキストが存在しない)。
LTE Rel-13では、UEがネットワークによってRRC_IDLEに類似するがいくつかの重要な違いがあるサスペンド状態に一時停止するためのメカニズムが導入された。第1に、サスペンド状態はRRC_IDLEおよびRRC_CONNECTEDと一緒の第3のRRC「状態」ではなく、むしろ、サスペンド状態はRRC_IDLEの「サブ状態」として見ることができる。第2に、UEとサービングeNBの両方は、一時停止後のUEのAS(たとえば、S1-AP)コンテキストおよびRRCコンテキストを記憶する。一時停止したUEが(たとえば、ULデータを送信するために)接続を再開する必要があるとき、従来のサービス要求手順を経由する代わりに、一時停止したUEは、eNBにRRCConnectionResumeRequestメッセージを送信するだけでよい。eNBはS1APコンテキストを再開し、RRCConnectionResumeメッセージで応答する。MMEとeNBとの間のセキュリティコンテキストの複雑な交換、およびASセキュリティコンテキストのセットアップは存在しない。保存されたASコンテキストおよびRRCコンテキストは、それらが以前一時停止した場所から再開されるだけである。シグナリングを削減すると、(たとえば、インターネットにアクセスするスマートフォンのための)削減されたUEレイテンシ、および削減されたUEシグナリングを実現することができ、それらは、特に非常に少ないデータを送信する(すなわち、シグナリングがエネルギーを主に消費する)マシンタイプ通信(MTC)デバイスの場合、削減されたUEエネルギー消費につながることができる。
セルおよび/またはビーム間のモビリティ(たとえば、ハンドオーバまたは再選択)をサポートするために、UEは、RRC_CONNECTEDモードとRRC_IDLEモードの両方における周期的なセル探索ならびに信号の電力および品質(たとえば、参照信号受信電力(RSRP)および基準信号受信品質(RSRQ))の測定を実行することができる。UEは、新しい近隣セルの検出、ならびにすでに検出されたセルの追跡および監視に関与する。検出されたセルおよび関連する測定値はネットワークに報告される。LTEのUEは、たとえば、セル固有参照信号(CRS)、MBSFN RS、PDSCHに関連付けられたUE固有復調RS(DM-RS)、EPDCCHまたはM/NPDCCHに関連付けられたDM-RS、測位RS(PRS)、およびチャネル状態情報RS(CSI-RS)を含む、様々なダウンリンク参照信号(RS)に対してそのような測定を実行することができる。
ネットワークへのUE測定報告は、周期的、または特定のイベントに基づく非周期的であるように設定することができる。たとえば、ネットワークは、近隣セルに対応する様々なキャリア周波数および様々なRATに対して、ならびに、たとえばモビリティおよび/または測位を含む様々な目的で、測定を実行するようにUEを設定することができる。これらの測定の各々のための設定は、「測定対象」と呼ばれる。さらに、UEは、「測定ギャップパターン」(または、略して「ギャップパターン」)に従って測定を実行するように設定することができ、測定ギャップパターンは、測定ギャップ反復期間(MGRP)(すなわち、どのくらいの頻度で測定に利用可能な通常ギャップが発生するか)および測定ギャップ長(MGL)(すなわち、各反復ギャップの長さ)を含むことができる。
LTEでは、測定報告がUEによって送信される前の十分長い持続時間に対するイベントトリガ基準が満たされることを保証するために、Time-To-Trigger(TTT)の概念が使用される。トリガ基準およびTTTは、ネットワークによってUEに送信されるreportConfigメッセージ(またはメッセージの情報エレメント、IE)内で設定される。reportConfig内で提供されるTTTの値は、指定されたトリガ基準に基づいて測定報告をトリガする可能性があるUEのすべての近隣セルに適用可能である。
LTEは主にユーザ間通信のために設計されたが、(「NR」とも呼ばれる)5Gセルラネットワークは、高いシングルユーザデータレート(たとえば、1Gb/s)と、周波数帯域を共有する多くの異なるデバイスからの短い爆発的な送信を伴う大規模マシン間通信の両方をサポートすることが想起される。(「新無線」または「NR」とも呼ばれる)5G無線規格は、現在、eMBB(拡張モバイルブロードバンド)およびURLLC(超高信頼低レイテンシ通信)を含む広範囲のデータサービスを対象としている。これらのサービスは、異なる要件および目的を有することができる。たとえば、URLLCは、極めて厳密なエラーおよびレイテンシ要件、たとえば、10-5以下のエラー確率および1ms以下の終端間レイテンシを有するデータサービスを提供することを意図している。eMBBの場合、レイテンシおよびエラー確率に対する要件はあまり厳重ではない可能性があるが、必要なサポートされるピークレートおよび/またはスペクトル効率はより高い可能性がある。
LTEと同様に、NRのPHYは、DLにおいてCP-OFDM(サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重)を使用し、ULにおいてCP-OFDMとDFT拡張OFDM(DFT-S-OFDM)の両方を使用する。時間領域では、NRのDLおよびULの物理リソースは、同じサイズの1msサブフレームに編成される。各サブフレームは1つまたは複数のスロットを含み、各スロットは(通常のサイクリックプレフィックスの場合)14個または(拡張サイクリックプレフィックスの場合)12個の時間領域シンボルを含む。
図3は、次世代RAN(NG-RAN)399および5Gコアネットワーク(5GC)398を含む5Gネットワークアーキテクチャの高レベル図を示す。NG-RAN399は、それぞれインターフェース302、352を介して接続されたgNB300、350などの、1つまたは複数のNGインターフェースを介して5GCに接続された1つまたは複数のgノードB(gNB)を含むことができる。より詳細には、gNB300、350は、それぞれのNG-Cインターフェースを介して5GC398内の1つまたは複数のアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)に接続することができる。同様に、gNB300、350は、それぞれのNG-Uインターフェースを介して5GC398内の1つまたは複数のユーザプレーン機能(UPF)に接続することができる。
図示されていないが、いくつかの配置では、5GC398は、従来、LTEのE-UTRANと一緒に使用されていたエボルブドパケットコア(EPC)によって置き換えることができる。そのような配置では、gNB300、350は、それぞれのS1-Cインターフェースを介してEPC内の1つまたは複数のモビリティ管理エンティティ(MME)に接続することができる。同様に、gNB300、350は、それぞれのNG-Uインターフェースを介してEPC内の1つまたは複数のサービングゲートウェイ(SGW)に接続することができる。
加えて、gNBは、gNB300と350との間のXnインターフェース340などの1つまたは複数のXnインターフェースを介して互いに接続することができる。NG-RAN向けの無線技術は、しばしば「新無線」(NR)と呼ばれる。UEへのNRインターフェースの場合、gNBの各々は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはそれらの組合せをサポートすることができる。
NG-RAN399は、無線ネットワークレイヤ(RNL)およびトランスポートネットワークレイヤ(TNL)に分割することができる。NG-RANアーキテクチャ、すなわちNG-RAN論理ノードおよびノード間のインターフェースは、RNLの一部として規定される。NG-RANインターフェース(NG、Xn、F1)ごとに、関係するTNLのプロトコルおよび機能が指定される。TNLは、ユーザプレーントランスポートおよびシグナリングトランスポート向けのサービスを提供する。いくつかの例示的な設定では、各gNBは、3GPP TS23.501において規定された「AMFリージョン」内のすべての5GCノードに接続される。NG-RANインターフェースのTNL上のCPおよびUPのデータに対するセキュリティ保護がサポートされる場合、NDS/IP(3GPP TS33.401)が適用されるべきである。
図3に示された(かつ3GPP TS38.401および3GPP TR38.801に記述された)NG-RAN論理ノードは、中央ユニット(CUまたはgNB-CU)および1つまたは複数の分散ユニット(DUまたはgNB-DU)を含む。たとえば、gNB300は、gNB-CU310ならびにgNB-DU320および330を含む。CU(たとえば、gNB-CU310)は、上位レイヤプロトコルをホストし、DUの動作を制御することなどの様々なgNB機能を実行する論理ノードである。DU(たとえば、gNB-DU320、330)は、下位レイヤプロトコルをホストし、機能分割オプションに応じて、gNB機能の様々なサブセットを含むことができる分散型論理ノードである。そのため、CUおよびDUの各々は、処理回路、(たとえば、通信用の)トランシーバ回路、および電力供給源回路を含む、それぞれの機能を実行するために必要とされる様々な回路を含むことができる。その上、「中央ユニット」および「集中型ユニット」という用語は、本明細書では、「分散ユニット」および「分散型ユニット」という用語と同じ意味で使用される。
gNB-CUは、図3に示されたインターフェース322および332などの、それぞれのF1論理インターフェースを介して1つまたは複数のgNB-DUに接続する。しかしながら、gNB-DUは単一のgNB-CUにしか接続することができない。gNB-CUおよび接続されたgNB-DUは、他のgNBおよび5GCには単にgNBとして見える。言い換えれば、F1インターフェースはgNB-CUを越えて見えない。さらに、gNB-CUとgNB-DUとの間のF1インターフェースは、以下の一般原理によって指定され、かつ/またはそれらに基づく。
●F1はオープンインターフェースである。
●F1は、それぞれのエンドポイント間のシグナリング情報の交換、ならびにそれぞれのエンドポイントへのデータ送信をサポートする。
●論理的観点から、F1は、(エンドポイント間の物理的な直接接続がない場合でも)エンドポイント間のポイントツーポイントインターフェースである。
●F1は制御プレーン(CP)とユーザプレーン(UP)の分離をサポートし、その結果、gNB-CUはCPとUPにおいて分離される場合がある。
●F1は無線ネットワークレイヤ(RNL)とトランスポートネットワークレイヤ(TNL)を分離させる。
●F1はユーザ機器(UE)関連情報と非UE関連情報の交換を可能にする。
●F1は、新しい要件、サービス、および機能に対して時代遅れにならないように規定される。
●gNBはX2、Xn、NG、およびS1-Uのインターフェースを終端させ、DUとCUとの間のF1インターフェースの場合、3GPP TS38.473において規定されたF1アプリケーションパートプロトコル(F1-AP)を利用する。
さらに、CUはRRCおよびPDCPなどのプロトコルをホストすることができ、DUはRLC、MAC、およびPHYなどのプロトコルをホストすることができる。しかしながら、MACおよびPHYと一緒に、DUにおいてRLCプロトコルの残りの部分をホストしながら、CUにおいてRRC、PDCP、およびRLCプロトコルの一部をホストすること(たとえば、自動再送要求(ARQ)機能)などの、CUとDUとの間のプロトコル分散の他の変形形態が存在することができる。いくつかの例示的な実施形態では、CUはRRCおよびPDCPをホストすることができ、PDCPはUPトラフィックとCPトラフィックの両方をハンドリングするように想定される。それにもかかわらず、他の例示的な実施形態は、CUにおいていくつかのプロトコルをホストし、DUにおいていくつかの他のプロトコルをホストすることにより、他のプロトコル分割を利用することができる。例示的な実施形態はまた、集中型制御プレーンプロトコル(たとえば、PDCP-CおよびRRC)を、集中型UPプロトコル(たとえば、PDCP-U)に対して異なるCU内に位置付けることができる。
図4Aと図4Bに分割された図4は、NRネットワーク内のハンドオーバ手順中のUE、ソースノード(たとえば、ソースgNB)、およびターゲットノード(たとえば、ターゲットgNB)の間のシグナリングフローを示す。図4はまた、アクセス管理機能(AMF)およびユーザプレーン機能(UPF)を含む5GC機能の役割を示す。それでも、以下の説明は、NRとLTEの両方のネットワークにおけるHO(またはより一般的には、RRC_CONNECTEDモードにある間のUEモビリティ)に関係する様々な原理に対処する。
第1に、ネットワークは、負荷状態、異なるノード内のリソース、利用可能な周波数などに関する最近および/または最も正確な情報を有するので、RRC_CONNECTEDにおけるUEモビリティはネットワークベースである。ネットワークはまた、リソース割当ての観点から、ネットワーク内の多くのUEの状況を考慮に入れることができる。
図4に示されたように、ネットワークは、UEがターゲットセルにアクセスする前にそのセルを準備する。ソースノードは、HO完了メッセージ(たとえば、RRCConnection-ReconfigurationComplete)を送信するために、SRB1設定(たとえば、そこから暗号化/完全性保護のための鍵を導出するパラメータ)を含む、ターゲットセル内で使用されるべきRRC設定をUEに提供する。ターゲットノードはターゲットC-RNTIをUEに提供し、その結果、ターゲットノードは、HO完了メッセージに対するMACレベル上のランダムアクセスmsg3からUEを識別することができる。したがって、障害が発生しない限り、ターゲットノードがUEコンテキストのフェッチを実行する必要ない。
さらに、HOを加速するために、ソースノードは、ターゲットにどのようにアクセスするかに関する必要な情報(たとえば、RACH設定)をUEに提供し、その結果、UEはハンドオーバより前にターゲットノードのシステム情報(たとえば、ブロードキャストからのSI)を取得する必要がない。フルとデルタの両方の再設定は、HOコマンドが最小化され得るようにサポートされる。UEは、無競合ランダムアクセス(CFRA)リソースを提供される場合があり、その場合、ターゲットノードは、(msg1とも呼ばれる)RACHプリアンブルからUEを識別することができる。より一般的には、通常のHO手順は、常に、CFRAリソースなどの専用リソースを用いて最適化することができる。
図4に示されたHOプロセスは、堅牢性に関係する様々な問題を有する。たとえば、HOコマンド(たとえば、mobilityControlInfoを有するRRCConnectionReconfigurationまたはreconfigurationWithSyncを有するRRCReconfiguration)は、通常、UE向けの無線状態がすでにかなり悪いときに送信される。そのため、HOコマンドは、(たとえば、冗長構成がエラーに対して保護することを可能にするために)セグメント化され、かつ/またはUEに到達する前に1つもしくは複数回(たとえば、HARQを使用して)再送信される必要があり得る。そのような場合、HOコマンドは、ターゲットノードとの劣化した接続が中断する前に、時間内に(または全く)UEに到達しない場合がある。
そのような障害と闘う1つの方法は、上記で簡潔に述べられた「条件付きハンドオーバ」である。3GPPのRAN2 WG内で議論された1つのタイプの条件付きハンドオーバ解決策は、「初期HOコマンド」または「条件付きHOコマンド」である。UEがハンドオーバを実行するべきときにサービング無線リンクの時間(または,無線状態)に対する望ましくない依存性を回避するために、ハンドオーバコマンド用のRRCシグナリングはUEに前に提供することができる。そのような場合、ハンドオーバコマンドは、満たされると、UEが提供されたハンドオーバコマンドに従ってハンドオーバを実行することを可能にする条件に関連付けることができる。例示的な条件は、(たとえば、特定の信号強度メトリックに基づいて)候補ターゲットセルがソースセルよりもXdB良くなることである可能性があり、これは「A3」イベントに関連付けられた条件と同様である。
図5は、本開示の例示的な実施形態による、条件付きハンドオーバ(HO)のためのユーザ機器(UE)、サービングネットワークノード、およびターゲットネットワークノードの間の例示的な信号フローを示す。サービングネットワークノードおよびターゲットネットワークノードは、たとえば、CUおよび/またはDUなどの、gNBおよび/またはgNBの構成要素であり得る。
この手順は、2つの異なる測定しきい値:低いしきい値(「Y」)および高いしきい値(「X」)を要する。2つのしきい値は、特定のメトリック、たとえば、信号強度、信号品質などの異なるレベルとして表現することができる。たとえば、高いしきい値は、候補ターゲットセルまたはビームのモビリティRS(MRS)の品質がサービングセルのMRSよりもXdB強くなることである可能性があり、低いしきい値(「Y」)は「X」よりも小さい(すなわち、ターゲットは低い量だけサービングを超える)。このコンテキスト内で使用されるMRSは、任意のモビリティ関連目的で使用される参照信号を意味する。たとえば、NRでは、MRSは、SSB(SS/PBCHブロック)またはCSI-RSのいずれかであり得る。さらなる例として、(NR-Uと呼ばれる)無認可スペクトル内で動作するNRの場合、MRSは、上述された信号のいずれかに加えて、発見参照信号(DRS)であり得る。
UEは、低いしきい値「Y」を含む測定設定を提供され得る。低いしきい値「Y」を満たす測定を実行すると、UEはサービングノードに測定報告を送信することができる。測定を実行し、しきい値「Y」を評価しながら、UEはその現在のRRC設定内の動作を続行する。この報告に基づいて、サービングノードは、ターゲットノードへの(たとえば、測定報告内で示されたターゲットセルへの)UEの早いハンドオーバを要求するように決定することができる。ターゲットネットワークノードは、UEに対するアドミッション制御を実行し、図4に示された基本的なハンドオーバと同様に、RRC設定を含むハンドオーバ確認応答で応答する。サービングノードは、次いで、高いしきい値「X」を含むことができる「条件付きHOコマンド」をUEに送信する。このコマンドを受信すると、UEは測定の実行を続行し、条件「X」が満たされるときはいつでも、UEはターゲットネットワークノードに移動することができ、ハンドオーバを実行する。それでも、HO条件が満たされない場合、延長された時間の間、UEはサービングセル内に留まるということである。
図5に示されたベースライン条件付きHOに対するいくつかの可能な拡張が存在する。第1に、ネットワークは、以前条件付きHOコマンドを提供した候補ターゲットセルに、更新された条件付きHOコマンド(たとえば、RRCConnectionReconfigurationまたはRRCReconfigurationメッセージ)を提供するように決定することができる。第2に、ソースネットワークノードは、条件付きHOコマンドの有効性を延長するようにターゲットネットワークノードに要求することができる。ターゲットによって許可された場合、ソースは、条件付きHOコマンドがトリガされる前のより多くの時間を可能にする条件付きHOコマンドのための新しい時間制限をUEに送信することができる。第3に、ソースネットワークノードは、RRM測定に基づいて、候補ターゲットセルが変更されなければならないと判断することができる。このシナリオでは、ソースネットワークノードは、新しい候補ターゲットセルとともに条件付きHOコマンドをUEに提供し、UEが前に提供された条件付きHOコマンドを廃棄するべきことを示す。
第4に、いくつかの候補ターゲットセル向けのHOの条件および設定をUEに提供することは可能であり、かつ/または望ましい場合がある。各候補ターゲットセルは、(「候補ターゲットノード」と考えられ得る)単一のターゲットノードと関連付けられる(たとえば、それによって提供される)が、ターゲットノードは1つまたは複数の候補ターゲットセルと関連付けることができる。複数の候補ターゲットセル向けの条件付きHOコマンドを受信すると、UEは複数の候補ターゲットセル向けのHO条件を評価し、それらのための設定を個別に記憶する。1つの技法では、ネットワークは、条件付きHOコマンドがいくつかのセルに対して適用可能であることをUEに知らせる。あるいは、ネットワークは、複数のセルおよび潜在的に複数の設定とともに条件付きHOコマンドに提供する。
条件付きHOでは、ネットワークは、準備された候補ターゲットセルにアクセスするための設定をUEに提供し、その結果、UEは、たとえば、ULデータをRRCReconfigurationCompleteメッセージと多重化することにより、ターゲットセルと同期するとすぐにULデータを送信することができる。候補ターゲットセルにアクセスするための設定は、候補ターゲットセルを制御するターゲットノードによって準備され、条件付きHOコマンド内で提供される。しかしながら、条件付きHOは、そのようなメッセージが準備され、UE用のリソースが各候補ターゲットセル内に割り当てられることを必要とする。加えて、新しい条件付きHOメッセージを準備し、かつ/または割り当てられたリソースをキャンセルする更新で、サービング/ソースノードが各々の以前設定された(たとえば、それぞれの候補ターゲットセルに関連付けられた)ターゲットノードにコンタクトすることが必要であり得る。
5Gに関する3GPP規格化作業の一部として、NRはLTE Rel-13におけるサスペンド状態と同様の特性を有するRRC_INACTIVE状態をサポートするべきであると決定されている。RRC_INACTIVE状態は、別のRRC状態であり、LTEにおけるようにRRC_IDLEの一部ではないというわずかに異なる特性を有する。さらに、CN/RAN接続(NGまたはN2インターフェース)は、RRC_INACTIVEの間活動状態を保つが、LTEでは一時停止した。
図6は、NRのRRC状態、およびそれによってUEがNRのRRC状態間を遷移する手順を示す図である。図6に示された状態の特性は以下のように要約される。
●RRC_IDLE:
-UE固有DRXは上位レイヤによって設定され得る。
-ネットワーク設定に基づくUE制御モビリティ。
-UEは、
○5G-S-TMSIを使用してCNページング用のページングチャネルを監視する。
○近隣セル測定およびセル(再)選択を実行する。
○システム情報を取得する。
●RRC_INACTIVE:
-UE固有DRXは上位レイヤまたはRRCレイヤによって設定され得る。
-ネットワーク設定に基づくUE制御モビリティ。
-UEはASコンテキストを記憶する。
-UEは、
○5G-S-TMSIを使用してCNページング用のページングチャネルを監視し、I-RNTIを使用してRANページング用のページングチャネルを監視する。
○近隣セル測定およびセル(再)選択を実行する。
○周期的に、かつRANベース通知エリアの外側に移動したときに、RANベース通知エリアの更新を実行する。
○システム情報を取得する。
●RRC_CONNECTED:
-UEはASコンテキストを記憶する。
-UEへ/からのユニキャストデータの転送。
-下位レイヤにおいて、UEはUE固有DRXを用いて設定され得る。
-CAをサポートするUEの場合、増大する帯域幅のための、SpCellで集約された1つまたは複数のSCellの使用。
-DCをサポートするUEの場合、増大する帯域幅のための、MCGで集約された1つのSCGの使用。
-ネットワーク制御モビリティ、すなわち、NR内およびE-UTRANへ/からのハンドオーバ。
-UEは、
○ページングチャネルを監視する。
○共有データチャネルに関連付けられた制御チャネルを監視して、データが共有データチャネルにスケジュールされているかどうかを判定する。
○チャネル品質およびフィードバック情報を提供する。
○近隣セル測定および測定報告を実行する。
○システム情報を取得する。
図6に示されたように、RRC_INACTIVE状態とRRC_CONNECTED状態との間の遷移は、2つの新しい手順:(SuspendConfigによるRRC接続解放とも呼ばれる)「サスペンド」および「再開」によって実現される。 gNBは、接続を一時停止することができ、一時停止指示(または設定)を有するRRCReleaseメッセージをUEに送信することにより、RRC_CONNECTEDからRRC_INACTIVEにUEを移動させる。これは、たとえば、UEが、gNB内部非活動タイマを満了させるある期間の間非アクティブであった後に起こる可能性がある。RRC_INACTIVEに移動すると、UEとgNBの両方は、UEのアクセス階層(AS)コンテキストおよび関連する(I-RNTIと呼ばれる)識別子を記憶する。
同様に、UEは、I-RNTI、RRC接続再開時にUEを識別および検証するために使用される(resumeMAC-Iと呼ばれる)セキュリティトークン、ならびに再開原因(たとえば、モバイル発信データ)の指示を含む、RRCResumeRequestメッセージをgNBに送信することにより、特定のgNB(たとえば、接続が一時停止されたセルと同じかまたは異なるセル)に向かう接続を再開しようと試みることができる。UEが再開しようと試みるセルをサービスするgNBは、しばしば「ターゲットgNB」と呼ばれ、UEが一時停止したセルをサービスするgNBは、しばしば「ソースgNB」と呼ばれる。接続を再開するために、ターゲットgNBは、(たとえば、I-RNTIの一部分から)ソースgNBを識別し、UEのコンテキストを送信するようにそのgNBに要求する。この要求において、ターゲットgNBは、とりわけ、ターゲットセルID、UEID、およびUEから受信されたセキュリティトークンを提供する。NR再開手順は、いくつかの方法では、LTE(たとえば、E-UTRANおよびEPC)ならびにeLTE(たとえば、E-UTRANおよび5GC)における対応する再開手順と同様である。
上記で説明された再開手順は、図5に示された条件付きHOと同様の特性を有する、「条件付き再開」と呼ばれる別の条件付きモビリティ解決策にも適用することができる。より詳細には、UEは、RRC_INACTIVE状態にある間に測定報告をトリガするために低いしきい値「Y」を提供され得、報告された測定に応答して、サービングノードは、ターゲットノードによって提供されるターゲットセルに向かう再開をトリガするための高いしきい値「X」を含む「条件付き再開」コマンドをUEに提供することができる。しかしながら、条件付きHOとは異なり、条件付き再開は、ターゲットノードによるコンテキストフェッチに依存する。
図7は、本開示の例示的な実施形態による、条件付き再開手順のためのユーザ機器(UE)、サービングネットワークノード、およびターゲットネットワークノードの間の例示的な信号フローを示す。サービングネットワークノードおよびターゲットネットワークノードは、たとえば、CUおよび/またはDUなどの、gNBおよび/またはgNBの構成要素であり得る。
条件付き再開は、各候補ターゲットセルが準備されることを要求しないことにより、条件付きハンドオーバからの懸案事項のうちのいくつかに対処する。UEは、(たとえば、NRの場合のRRCResumeRequest、LTEの場合のRRCConnectionResumeRequestを介して)そのセルが条件付き再開しきい値「X」を満たすターゲットノードに送信することができる、UEコンテキスト識別子(たとえば、ソースノードによって割り当てられたI-RNTI)を提供される。
一方、条件付き再開は、UEがデータ送信/受信に完全に動作可能になるまで、より長い遅延を伴う。この遅延は、図7の動作6(すなわち、動作6a~6c)における再開メッセージング、ならびに図7の動作7におけるコンテキストフェッチに起因し、それらの両方はUEのULデータ送信に不可欠である。これらのメッセージに起因して、少なくとも、1つまたは非常に少ない数のセルが条件付きHO向けに設定されたケースでは、条件付き再開は条件付きHOよりも多いシグナリングを要求する可能性がある。それでも、候補ターゲットセルの数および/または条件付きHO設定に対する更新の数が増えるにつれて、条件付きHO用のノード間シグナリングは、条件付き再開用よりもかなり大きい可能性がある。
本開示の例示的な実施形態は、これらおよび他の問題に対処するために具体的な改善を提供する。様々な実施形態は、(たとえば、少なくともターゲットセルのUE測定により)特定のターゲットセル内で条件付きモビリティ条件をトリガすると、条件付きモビリティ条件(たとえば、しきい値X)だけでなく、異なる条件付きモビリティ動作(たとえば、条件付きHOまたは条件付き再開)の間を選択するための選択規則も伴う、UEを設定するための技法を含む。そのような情報を受信すると、UEは(たとえば、測定を実行することにより)条件付きモビリティトリガ条件を監視し、トリガ条件が特定のターゲットセルに対して発生すると、関連する選択規則に従ってターゲットセルに向かう条件付きHOまたは条件付き再開のいずれかを実行することができる。
これらの例示的な実施形態は、様々な改善、利益、および/または利点を提供することができる。たとえば、これらの実施形態は、(事前のコンテキストフェッチおよびターゲット候補の準備が必要であるが、UEがターゲットセルにアクセスするときのレイテンシを改善する可能性を有する)条件付きHOまたは(ノード間シグナリングを容易にするターゲット準備中の事前のコンテキストフェッチが必要とされない)条件付き再開の間を選択するために、UEにおける柔軟性を提供する。加えて、これらの実施形態は、UEごとに、(アクセスの間のより長いレイテンシおよび実行中のより多いシグナリングを犠牲にして)条件付き再開を設定するときのソースノードにおける低い複雑さと、(準備中、特に複数のノードが準備されているときのより多くのノード間シグナリングを犠牲にして)ターゲット候補の事前準備に起因する条件付きHOの場合の削減されたシグナリングオーバージエアとの間のトレードオフを実施するために、ネットワークにおける柔軟性を提供する。
柔軟性に起因して、ネットワークは、依然としてノード間シグナリングを最小化し、過度に大きいHOコマンドメッセージ(たとえば、NRの場合のreconfigurationWithSyncを含むRRCReconfiguration、LTEの場合のmobilityControlInfoを含むRRCConnectionReconfiguration)を回避しながら、制限されたセットのターゲットノードを候補として準備するように選択することができる。たとえば、ソースノードは、(それによってノード間シグナリングを削減する)条件付きHOのために同じノードに関連付けられたセルを設定することができるが、他のノードからのセルに対して条件付き再開を設定することができる。このようにして、条件付きモビリティのパフォーマンスは、シグナリング負荷とレイテンシとの間のバランスを維持しながら改善することができる。他の技法の利点は、以下の説明を読むと容易に明らかになり得る。
一般に、「条件付きモビリティ」という用語は、本明細書では、条件付きHO、条件付き再開、同期を伴う条件付き再設定、および/または条件付き再設定などの手順を指すために使用される。条件付きモビリティ手順は、測定イベントに関連付けられた、トリガされた場合、対応するモビリティ手順、たとえば、再開、HO、同期を伴う再設定、ビーム交換、再確立、ビーム復元などをUEに実行させる条件を含む。
特記されていない限り、本明細書に記載された例示的な実施形態は、単一のセルまたは複数のセルに関連付けられた条件付きモビリティ設定に適用される。単一のセルの場合、単一の測定設定参照が提供され、モビリティ手順と関連付けることができる。複数のセルの場合、単一の測定設定参照が提供され、たとえば、同じ測定対象/周波数内の複数のセルの監視と関連付けることができる。代替として、ターゲットセルごとに1つ、複数の測定設定参照を提供することができる。
条件付きHOに対して監視されるべきセルの場合、UEは、たとえば、条件がトリガされたときにアクセスされるべきセルに関連付けられた、(NRの場合)reconfigurationWithSyncを有するRRCReconfigurationで、または(LTEの場合)mobilityControlInfoを有するRRCConnectionReconfigurationで設定される場合がある。
条件付き再開に対して監視されるべきセルの場合、UEは、(NRの場合の)RRCResumeRequestまたは(LTEの場合の)RRCConnectionResumeRequest(または同様のメッセージ)に含まれるべき、少なくとも1つの識別子(たとえば、NRの場合のI-RNTI、LTEの場合の再開ID、または別のUE識別子)で設定される場合がある。あるいは、これは、再確立要求内のソースC-RNTI+PCIなどである可能性がある。NRの場合、ソースノードは、ターゲットセルごとに、各ターゲットセルの要件に応じて、ショートまたはロングのI-RNTIを提供することができる。
UEはまた、UE識別子(たとえば、上記で説明されたI-RNTIまたは再開ID)と一緒に、ターゲットセルの何らかの情報を含むが、完全な設定を含まない、(NRの場合の)reconfigurationWithSyncを有するRRCReconfiguration、または(LTEの場合の)mobilityControlInfoを有するRRCConnectionReconfigurationで設定することができる。ターゲットセル情報は、システム情報(SI)内のターゲットセルによって正常に送信された(たとえば、ブロードキャストされた)情報、たとえば、ターゲットセル内で高速アクセスを容易にするRACH設定を含む場合がある。情報はまた、エレメントreconfigurationWithSyncまたはmobilityControlInfo以外の再設定メッセージの一部に含まれ得る。
一般に、「条件付き再開」という用語は、本明細書では、測定イベントに関連付けられ、トリガされた場合、サービング/ソースノードによって割り当てられたUEアクセス階層(AS)コンテキスト識別子(たとえば、I-RNTI、ソースC-RNTI+ソースPCI識別子)およびセキュリティトークン(たとえば、ショートMAC-I/再開MAC-I)を含む要求(たとえば、RRCResumeRequestメッセージ)をUEが送信する、対応する再開のような手順をUEに実行させる条件を含む手順を指すために使用される。これはまた、そのようなコンテンツを含む要求(たとえば、RRCReestablishmentRequestメッセージ)をUEが送信する再確立手順(たとえば、無線リンク再確立手順)を含むことができる。
一般に、UEおよびネットワークのアクションは、単一のRAT、たとえばNRまたはLTEにおいて実行されるものとして本明細書に記載される。たとえば、NRにおいて受信された条件付きHOの設定はNRにおいて実行され、LTEにおいて受信された条件付きHOの設定はLTEにおいて実行される。しかしながら、方法は、少なくとも他の以下のケースにおいても適用可能である。
●UEはNRにおける条件付きHOで設定されるが、条件はLTEにおいてトリガされ、UEはLTEにおいてHOまたは再開を実行する。
●UEはLTEにおける条件付きHOで設定されるが、条件はNRにおいてトリガされ、UEはNRにおいてHOまたは再開を実行する。
●より一般的には、UEはRAT-1における条件付きHOで設定されるが、条件はRAT-2においてトリガされ、UEはRAT-2においてHOまたは再開を実行する。
一般に、UEおよびネットワークのアクションは、セルの変更を含む場合があるハンドオーバまたは同期を伴う再設定に関して本明細書に記載される。しかしながら、同様の技法は、キャリアアグリゲーション(CA)、シングルRATデュアルコネクティビティ(DC)、マルチRAT DCなどのマルチ接続シナリオの間にセルが追加または変更されたときに適用することができる。CAおよびDCの場合、マスタセルグループ(MCG)は、マスタノード(MN、たとえば、eNBまたはgNB)に関連付けられたサービングセルのグループであり、プライマリセル(PCell)、および場合によっては1つまたは複数のセカンダリセル(SCell)を含む。同様に、セカンダリセルグループ(SCG)は、セカンダリノード(SN、たとえば、SeNBまたはSgNB)に関連付けられたサービングセルのグループであり、プライマリSCell(PSCell)、および場合によっては1つまたは複数のSCellを含む。そのような設定では、条件付きモビリティの動作は、条件付きSCGの追加、PSCellの追加、PSCellの変更などであり得る。加えて、同様の技法は、セル内条件付きモビリティ手順、たとえば、同一のターゲットセルおよびサービングセルとの同期を伴う再設定にも適用することができる。
(「トリガ条件」とも呼ばれる)条件付きモビリティ条件は、本明細書では概してセルに関して記載されるが、トリガ条件は以下のいずれかに関連することもできる。
●特定のターゲットセル(たとえば、セルX)
●候補ターゲットセルのリスト(たとえば、セルX1、セルX2、…、セルXn)
●測定対象
●周波数
●たとえば、関連する優先度付きの1つまたは複数の周波数
●ビーム、および/またはビーム内で送信される参照信号(たとえば、SSB、CSI-RS)などのビーム関連エンティティ
●ビームのリスト
別の表現で言うと、上述された設定のいずれかは、モビリティ実行のためのターゲットエンティティおよび監視エンティティとして考えられる場合がある。
より具体的な例として、UEは候補ターゲットセルXの無線状態を監視するように設定される場合があり、トリガ条件(たとえば、A3イベントと同様に、セルXがRSRP測定に関してUEのPCellよりもXdB良好である)に従ってこれらが満たされると、UEは選択規則に基づいて条件付きモビリティ手順(たとえば、再開またはハンドオーバ)を実行する。
一実施形態では、UEは、各々が特定の条件付きモビリティ手順に関連付けられた異なるタイプの条件で、ネットワークノードによって設定される場合がある。たとえば、UEは、条件付きハンドオーバ設定および条件付き再開設定、またはこれらの設定のうちの少なくとも1つで設定される場合がある。そのため、このコンテキストでは、条件のタイプは、条件が満たされるとUEが実行するべきモビリティ手順のタイプを指す。
いくつかの実施形態では、UEはまた、各モビリティ手順に関連付けられたタイプ固有の設定を提供され得る。たとえば、条件付きHO向けに設定されると、UEは、候補ターゲットセル内で使用されるべき設定(たとえば、所与の候補ターゲットセルにアクセスするためのRRCReconfigurationメッセージ)を与えられ得る。別の例として、条件付き再開向けに設定されると、UEは、ASコンテキスト識別子(たとえば、I-RNTIまたはソースC-RNTI+ソース物理セル識別子)で設定することができる。そのような実施形態では、使用されるべき方法のUEの選択は、設定とともに提供された情報のタイプから暗黙的に決定することができる。
いくつかの実施形態では、UEに提供された設定はまた、どのセル、セルのリスト、測定対象、および/または周波数がトリガ条件のために監視されるべきか、ならびに実行方法に応じてアクセスされるべきノードを含むことができる。
一例として、UEは、条件付きHOのための第1の候補ターゲットセル(たとえば、セルX)および第1のトリガ条件、ならびに候補ターゲットセルXにアクセスするための設定(たとえば、セルXに関連付けられたターゲットノードによって準備されたRRCReconfigurationメッセージ)で設定される場合がある。さらに、UEは、条件付き再開のための第2の候補ターゲットセル(たとえば、セルX’)および第2のトリガ条件、ならびにセルX’にアクセスし、ソース/サービングノード内のUE ASコンテキストの位置を容易にするための設定(たとえば、I-RNTIまたはソースC-RNTI+ソースPCIのようなASコンテキスト識別子)で設定することができる。これらの設定に基づいて、UEはセルXにおける第1の条件およびセルX’における第2の条件を監視する。第1の条件が満たされた場合、UEはセルXに向かうHOをトリガし、第2の条件が満たされた場合、UEはセルX’に向かう再開をトリガする。この例では、設定内で提供されたトリガするセルは、条件が満たされるとUEによって選択されたモビリティ方法を決定する。
別の例として、UEは、条件付きHOのための第1のリストのセル(セルX1、…、セルXn)および第1のセットの条件、ならびに条件付き再開のための第2のリストのセル(セルX1’、…、セルXn’)および第2のセットの条件で設定される場合がある。これらの設定に基づいて、UEは、第1のリストのセルにおける第1のセットの条件、および第2のリストのセルにおける2のセットの条件を監視する。第1のセットの条件のうちの1つが第1のリストのセルにおいて満たされた場合、UEは条件を満たすセルに向かう条件付きHOをトリガする。
別の例として、UEは、条件付きHOのための関連する第1の条件とともに測定対象Aからの第1のセル(たとえば、セルX)で設定される場合がある。UEはまた、条件付き再開のための関連する第2の条件とともに測定対象Bからの第2のセル(たとえば、セルX’)で設定される場合がある。これらの設定に基づいて、UEはそれぞれのセルにおけるそれぞれの条件を監視する。第1の条件が満たされた場合、UEは測定対象A内のセルに向かうハンドオーバを実行し、第2の条件が満たされた場合、UEは測定対象B内のセルに向かう再開を実行する。
別の例として、UEは、条件付きHOのための関連する第1の条件とともに周波数Aを有する第1のセル(たとえば、セルX)で設定される場合がある。UEはまた、条件付き再開のための関連する第2の条件とともに周波数Bを有する第2のセル(たとえば、セルX’)で設定される場合がある。これらの設定に基づいて、UEはそれぞれのセルにおけるそれぞれの条件を監視する。第1の条件が満たされた場合、UEは周波数Aを有する第1のセルに向かう条件付きハンドオーバをトリガし、第2の条件が満たされた場合、UEは周波数Bを有する第2のセルに向かう再開をトリガする。
別の例として、UEは、条件付きHOのための関連する第1のセットの条件とともに周波数Aを有する第1のリストのセル(たとえば、セルX1、…、セルXn)で設定される場合がある。UEはまた、条件付き再開のための関連する第2のセットの条件とともに周波数Bを有する第2のリストのセル(たとえば、セルX1’、…、セルXn’)で設定される場合がある。これらの設定に基づいて、UEはそれぞれのセルにおけるそれぞれの条件を監視する。第1のリスト内のセルのうちの1つに対して第1の条件が満たされた場合、UEはそのセルに向かう条件付きハンドオーバをトリガし、第2のリスト内のセルのうちの1つに対して第2の条件が満たされた場合、UEはそのセルに向かう再開をトリガする。
別の例として、UEは、これらのそれぞれのセルに関連付けられた条件付きハンドオーバのための第1のリストのセル(たとえば、セルX1、…、セルXn)および第1のセットの条件、ならびに第1のリスト上のそれら以外の任意のセルに適用されるべき条件付き再開のための第2の条件で設定される場合がある。
別の例として、UEは、条件付き再開のための1つまたは複数の周波数で設定される場合がある。たとえば、条件は、サービングセルがしきい値よりもXdB悪くなるA2タイプのイベントであり得る。条件がトリガされると、UEは設定された周波数を探索し、何らかの最小値(たとえば、しきい値を上回る信号強度)の対象となる最良のセル(たとえば、最も高い信号強度)を選択する。周波数が関連する優先度で設定された場合、UEは優先度の順序で周波数を評価し、各周波数内で最小の基準を満たす最良のセルを選択する。そのようなセルがキャリア上で見つからない場合、UEは次のキャリアに移動し、以下同様である。
上記の例のうちのいずれかでは、いくつかの設定はまた、1つまたは複数の有効性タイマを含むことができる。1つの代替として、設定全体用の1つの有効性タイマが存在する可能性がある。別の代替として、条件付きハンドオーバのための設定用の1つの有効性タイマ、および条件付き再開のための設定用の1つの有効性タイマが存在する可能性がある。さらに別の代替として、各セルに関連付けられた設定用の1つの有効性タイマが存在する可能性がある。
上記の例のうちのいずれかでは、同じ候補ターゲットセルは、各々が特定のモビリティ手順にリンクされた複数のトリガ条件にリンクされる場合がある。たとえば、1つの候補ターゲットセルは、満たされた場合、候補ターゲットセルに向かう条件付きHOをUEに実行させる第1の条件と関連付けることができる。同じ候補ターゲットセルは、満たされた場合、同じ候補ターゲットセルに向かう条件付き再開をUEに実行させる第2の条件と関連付けることができる。その変形形態では、選択されるべきモビリティ方法を実際に決定するのは、候補ターゲットセル候補ではなく、むしろ最初に満たされる条件である。このコンテキストにおける複数のトリガ条件は、
●異なるRAT内イベント(たとえば、A3とA1、A2とA4、または一般にAxとAy)
●異なるRAT間イベント(たとえば、B1とB2、BxとBy、など)
●RAT間およびRAT内を混合する異なるイベント(たとえば、B1とA1、BxとAy、など)
●同じイベント(たとえば、A3)用の異なる設定が存在する可能性があり、一方はRSRPトリガに基づき、他方はRSRQトリガに基づく可能性があること
であり得る。
UEに提供された明確な設定に応じてどのモビリティ手順が実行されるべきかを具体的に判定する設定の結果として、前の例を見ることができる。本明細書に記載された上記のこれらの異なる例および他の変形形態では、UEは特定の候補ターゲットセル用のモビリティ手順のうちの1つのみを実行する。そのため、UEは、選択されていないモビリティ手順および/または選択されていない候補セルに関連付けられた設定を廃棄することができる。たとえば、UEが候補ターゲットセル用の条件付き再開手順を選択した場合、UEは、同じ候補ターゲットセル用の条件付きHO設定、ならびに選択されていない候補ターゲットセル用の他の再開設定を廃棄することができる。
いくつかの実施形態では、ネットワークは、本明細書ではRRCConditionalReconfigurationと呼ばれる新しいメッセージ内で、UEに設定を提供することができる。図8は、RRCConditionalReconfigurationメッセージの具体例を規定するASN.1データ構造を示す。この例では、メッセージは、CondReconfiguration情報エレメント(IE)のリスト(condReconfigurationList)を含み、CondReconfiguration情報エレメント(IE)の各々は、条件付きHO(condHandover)または条件付き再開(condResume)用の設定を含む。これらの設定の各々は、場合によっては、イベントトリガならびにHOまたは再開を実行するときに使用されるべき情報を含む。候補ターゲットセルIDは、条件付き再開の場合明示的に提供されるが、条件付きHOの場合提供されるRRCReconfigurationに含まれる。周波数情報は、同様の方式で提供することができる。このメッセージ構造では、ネットワークは、リスト内の2つの異なるエレメント内の同じセルだが、HOおよび再開をトリガするための異なる条件を有するセルを設定することができる。
図9は、RRCConditionalReconfigurationメッセージの異なる例を規定する別のASN.1データ構造を示す。図8と同様に、この例も、CondReconfigurationIEのcondReconfigurationListを含み、CondReconfigurationIEの各々は、条件付きHO(condHandover)または条件付き再開(condResume)用の設定を含む。しかしながら、設定は、条件付き再開用に設定された候補ターゲットセルの明示的なリストを含むcondResumeList、ならびにこれらのセルの各々に使用されるべきシングルI-RNTI(または任意の他の再開識別子)および単一のトリガ条件も含む。
特定の候補ターゲットセル用の条件付きモビリティ手順の間を選択するための規則および/または基準の様々な実施形態も想起される(「選択規則」と呼ばれる)。これらの実施形態は、以下を含む、(たとえば、セル測定を実行することにより)UEがトリガ条件を監視している間の異なるイベントの発生に基づくことができる。
●セルXが条件付きモビリティトリガ条件を満たし、かつUEがセルXによって準備された設定(たとえば、NRの場合reconfigurationWithSyncを有するRRCReconfiguration、LTEの場合mobilityControlInfoを有するRRCConnectionReconfiguration)を有する場合、UEはセルXに向かうHOを実行し、セルXによって準備されたメッセージを適用する。これは、同期およびセルXに向かうランダムアクセスを実行することと、セルXに適切なメッセージ(たとえば、RRCReconfigurationCompleteまたはRRCConnectionReconfigurationComplete)を送信することとを含む。UEは、セルXがUEを受け取るように準備されたことを想定し、その結果、UEは、候補セルXに関連付けられたターゲットノードによって割り当てられたC-RNTIを使用し、新しいセキュリティ鍵を計算することなどができる。
●そうではなく、セルXが条件付きモビリティトリガ条件を満たし、UEがセルXによって準備された設定をもたず、かつUEが再開のような識別子(たとえば、I-RNTI)を有する場合、UEはセルXに向かう再開を実行する。これは、同期およびセルXに向かうランダムアクセスを実行することと、セルXに適切なメッセージ(たとえば、NRの場合のRRCResumeRequest、LTEの場合のRRCConnectionResumeRequest)を送信することとを含む。しかしながら、UEは、セルXが入って来るUEを受け取るように準備されたことを想定する必要がない。
●そうではなく、セルXが条件付きモビリティトリガ条件を満たし、UEがセルXによって準備された設定をもたず、かつUEが再開のような識別子(たとえば、I-RNTI)をもたない場合、UEはセルXに向かう再確立手順を実行する。これは、セル選択および再確立手順の開始の後に、同期および向かうランダムアクセスを実行することを含む。
●そうではなく、セルXが条件付きモビリティトリガ条件を満たし、かつUEがセルXによって準備された部分的な設定およびセルXに関連付けられた再開のようなUE識別子を記憶している場合、UEはセルXに向かう再開手順を実行する。これは、同期およびセルXに向かうランダムアクセスを実行することと、セルXに適切なメッセージ(たとえば、NRの場合のRRCResumeRequest、LTEの場合のRRCConnectionResumeRequest)を送信することとを含む。他のケースにおけるように、UEは、セルXが入って来るUEを受け取るように準備されたことを想定する必要がない。
図10は、RRCConditionalReconfigurationメッセージの異なる例を規定する別のASN.1データ構造を示す。図8と同様に、この例も、CondReconfigurationIEのcondReconfigurationListを含み、CondReconfigurationIEの各々は、条件付きHO(condHandover)または条件付き再開(condResume)用の設定を含む。しかしながら、設定は、共通トリガ条件(eventTriggerCHO)および共通I-RNTI(resumeIdentity)も含む。さらに、HO向けに設定された各セルは、関連するvalidityTimer値を含む。そのような設定を受信した後、UEは、validityTimerが満了するまで(これらのセルの各々が関連するrrcReconfigurationToApplyフィールド内で識別される)これらのセル内のトリガ条件を監視し、validityTimerが満了した後、UEはこの監視を停止し、これらのセル用の関連する設定を廃棄することができる。
たとえば、(たとえば、すべての条件付きHO設定を有する)特定の条件付きモビリティ手順に関連付けられたvalidityTimerが満了した場合、UEは有効性タイマが満了するタイプの条件付きモビリティ設定を廃棄する。単一の全体的なvalidityTimerが条件付きモビリティ設定全体と関連付けられた場合、UEは条件付きモビリティ設定全体を廃棄する。一方、すべての条件付きHO手順に関連付けられた単一のvalidityTimerが満了した場合、UEは、すべての条件付きHO設定を廃棄するが、条件付き再開設定を保持し、かつ/またはそのために条件付きHOが設定されたが(たとえば、満了したvalidityTimerに起因して)廃棄されたセル内で条件付き再開も使用するようにそれ自体を再設定することができる。
図8~図10に示された例示的なASN.1データ構造は、それぞれの実施形態のいくつかの原理を示すものであり、包括的および/または完全なものではないことに留意されたい。言い換えれば、そのようなデータ構造は、それぞれの実施形態の範囲から逸脱することなく、他の特徴および/またはIEを含むことができる。
いくつかの実施形態では、UEは、たとえば、トリガ条件とともに、設定された測定対象に関連付けられた、ある特定の周波数における条件付きHO用のセルのリストで設定することができる。次いで、UEは、設定されたセル用だけでなく、関連する測定対象内のすべてのセル用のトリガ条件を監視する。リスト内のセルが条件とトリガした場合、UEはHOを実行するが、その測定対象からの別のセルが条件をトリガした場合、UEは再開手順を実行する。代替として、再開手順を実行する代わりに、UEは再確立手順を実行することができる。
他の実施形態では、UEは、トリガ条件とともに、1つまたは複数の周波数に関して条件付きHO向けに設定することができる。候補ターゲットセルのうちの1つの代わりのソースセルに対してトリガ条件が満たされる場合(たとえば、ソースがしきい値よりも悪いA2タイプのイベント)、UEは、特定の基準(たとえば、信号強度)に関して所与の周波数における最良のセルに対して再開手順を実行することができる。優先度が提供された場合、UEは、優先度の順序で様々な周波数に対する基準を評価することができ、各周波数内でUEは最良のセルに対して再開を試みる。もしかしたら、特定の周波数上に(それが弱すぎるために)セルが見つからないかもしれず、この場合、UEは残りの周波数上で探索を続行する。
上記の例は、HO手順と再開手順との間の選択に関して与えられているが、選択は、1つまたは複数の選択規則に従って、2つの異なるモビリティ手順の間、または3つ以上のモビリティ手順の間で行うこともできる。たとえば、HO手順と再確立手順との間、またはHO、再開、および再確立の間を選択するために、様々な規則を適用することができる。
たとえば、設定されたトリガ条件がセルXに対して満たされるとき、UEは、条件付きモビリティをトリガしたセルが、条件付きHOが実行されるべきセルの設定されたリストに含まれるか、または条件付き再開が実行されるべきセルの設定されたリストに含まれるか、またはセルのいかなる設定されたリストにも全く含まれないかに基づいて、HO手順、再開手順、または再確立手順の間を選択する。別の例として、UEがHOに関連付けられた少なくとも1つのトリガ条件を監視している間に障害が宣言された場合、UEは再確立手順を実行する。
いくつかの実施形態では、複数のトリガ条件は、同時に、たとえば、同じ測定の間にトリガすることができる。複数のセル用のトリガ条件が同時に満たされた場合、UEが従うことができるいくつかの戦略が存在する場合がある。これらは、仕様または実装の代替と見ることができるが、複数の戦略を規格化し、UEが提供される設定の一部を戦略が使用するようにすることも可能である。例示的な実施形態は、同時に満たされている複数のトリガ条件をハンドリングするための以下の戦略を含む。
●UEは、条件付き再開が設定されるセルの上に、条件付きHOが設定されるセルの優先順位を付ける。
●条件付きHOが設定されるトリガするセルの間、または代替として、(関連する条件付きモビリティ手順にかかわらず)すべてのトリガされたセルの間、UEは、トリガ条件(たとえば、しきい値)がほとんど超えられたセルを選択する。
●条件付きHOが設定されるトリガするセルの間、または代替として、(関連する条件付きモビリティ手順にかかわらず)すべてのトリガされたセルの間、UEは、たとえば、RSRP、RSRQ、SINR、SNR、またはそれらの任意の組合せにおいて最も高い品質を有するセルを選択する。
●上記の戦略を組み合わせることもできる。たとえば、UEは、条件付きHOをトリガするセルがその関連するトリガ条件(たとえば、第1のしきい値)を超えるよりも大量に、条件付き再開をトリガするセルがその関連するトリガ条件(たとえば、第2のしきい値)を超えない限り、条件付き再開が設定されるセルの上に、条件付きHOが設定されるセルの優先順位を付ける。「大量」はしきい値またはオフセットの対象となることもでき、その結果、第1のしきい値がZdBだけ超えられた場合、第2のしきい値は、再開動作を優先するためにZ+オフセットdBだけ超えられなければならない。
●そのようなオフセットベースの優先順位付け技法が、UEが条件付き再開を選択するべきことを示す場合でも、UEは、送信するペンディング遅延に影響されるULデータを有する場合、(それによって条件付き再開の遅延を回避する)条件付きHOをトリガするセルをまだ選択することができる。
いくつかの実施形態では、すべての条件付きモビリティ設定(たとえば、有効性タイマ)が満了し、UEがもはやそのサービングセルと接触していない場合、UEは、検出されたセルに(NRの場合の)RRCReesblishmentRequestまたは(LTEの場合の)RRCConnectionReestablishmentRequestメッセージを送信することによって再確立を試みる。代替として、UEはRRC_IDLE状態に進みことができ、RRC接続確立を再び開始する。
そのような実施形態の具体例として、候補ターゲットセル(たとえば、セルX)用の具体的な条件付きHO設定は、有効性タイマおよびセルX用のRRCReconfiguration、ならびにセルXに向かう条件付き再開用のソースASコンテキスト識別子(たとえば、少なくとも1つのI-RNTI)を有する場合がある。タイマがまだ動いている間にトリガ条件が満たされた場合、UEは条件付きHOを実行する。しかし、有効性タイマが満了すると、UEは条件付きHO設定を廃棄するが、トリガ条件の監視を続行し、トリガ条件が満たされた場合セルXに向かう再開を実行する。有効性タイマの満了前後に発生するトリガ条件に基づいて、HOまたは再確立の選択に同様の技法を適用することができる。
上記の実施形態はUEの動作に関して記載しているが、他の実施形態は、ネットワークノード(たとえば、特定のUEのためのソースノードまたはサービングノード)によって実行される補完動作を伴うことができる。いくつかの実施形態では、ソースノードは、どのセル/周波数(または本明細書に記載された任意の他のエンティティ)がUEに関する条件付きモビリティ動作用に設定されるかを決定することができる。たとえば、ソースノードは、ノード間インターフェースを介するいかなる準備シグナリングも必要としないように、同じノードからのセル用の条件付きHOを設定し、また条件付き再開用の他のノードからの候補セルのリストでUEを設定するように決定することができ、その結果、条件をトリガするセルが準備されていないノードからである場合、コンテキストフェッチが適用される場合がある。ソースノードはまた、UEが条件付き再開を実行するように設定されるセルのリストを削除することができ、そこからUEは、条件付きHO用の設定が存在しない任意のセル内でトリガ条件が満たされた場合、UEがそのセル内で再開を実行するべきであることを推論することができる。
いくつかの実施形態では、ソースノードが特定のノード間(たとえば、gNB間またはeNB間)の候補ターゲットセルに向かう条件付きHOのためにUEを設定するとき、ソースノードは、候補ターゲットセルに関連付けられたターゲットノードにUEコンテキストの関連部分を送信する。UEの条件付きHO設定はまた、条件をトリガすると候補ターゲットセル内で適用されるべき候補ターゲットノードからの(たとえば、reconfigurationWithSyncまたはmobilityControlInfoを含む)再設定情報を含む。その後、ソースノードは、候補ターゲットセル用の条件付きHOの代わりに条件付き再開を使用するようにUEを再設定する。次いで、ソースノードは、ターゲットノードからUEにいかなる再設定情報も転送することなく、候補ターゲットセルに関連付けられたターゲットノードに更新されたUEコンテキストを転送する。UEおよびターゲットノードは、次に、最適化された条件付き再開手順のために準備され、ターゲットノードはソースノードにUEコンテキストを要求する必要がない。
いくつかの実施形態では、ソースノードは、(たとえば、図10に示されたように)ソースノードがUEに提供する条件付きモビリティ設定内に1つまたは複数の有効性タイマを含む。これらの有効性タイマのうちの1つが満了し、ソースノードがまだUEにコンタクトすることができる場合、ソースノードは、新しくかつ/または補完的な条件付きモビリティ設定でUEを再設定するように選択するか、または残りの有効な(すなわち、満了していない)条件付きモビリティ設定にUEを依存させるように選択することができる。すべてのUEの条件付きモビリティ設定用の有効性タイマが満了し、ソースノードがまだUEにコンタクトすることができる場合、ソースノードは、新しい条件付きモビリティ設定でUEを設定するか、または非条件付きHOの使用に戻るように選択することができる。
いくつかの実施形態では、ソースノードは、ソースセルがある同じノード内のセル用の条件付きHO、および近隣ノード内のセル用の条件付き再開または再確立を設定するように決定する。このようにして、ソースノードは、準備フェーズ中のノード間シグナリングに対する必要性を低減することができる。UEが異なるノードに関連付けられた候補セル内のトリガ条件を満たし、その候補セルに向かう再開手順を実行した後、ノード間シグナリング(すなわち、コンテキストフェッチ)のみが発生する。様々な実施形態では、ソースノードは、ソースセルと同じ分散ユニット(DU)内にあることに基づいて「同じノード内」にあるものとして、または代替的に、場合により異なるDU内の同じ中央ユニット(CU)内にあることに基づいて、セルを識別することができる。
上述されたこれらの実施形態は図11~図12を参照してさらに示すことができ、図11および図12は、それぞれ、UEおよびネットワークノードによって実行される例示的な方法および/または手順を描写する。言い換えれば、図11~図12を参照して以下に記載される動作の様々な特徴は、上述された様々な実施形態に対応する。
詳細には、図11は、本開示の様々な例示的な実施形態に従って、無線ネットワーク内のユーザ機器(UE)によって実行される例示的な条件付きモビリティ方法を示すフロー図である。たとえば、図11に示された例示的な方法は、本明細書の他の図に関して記載されたものなどの、UE(たとえば、無線デバイス、IoTデバイス、MTCデバイスなど、またはそれらの構成要素)によって実行することができる。さらに、図11に示された例示的な方法は、本明細書に記載された様々な例示的な利益を提供するために、本明細書(たとえば、図12)に記載された他の例示的な方法と協調して利用することができる。図11は特定の順序で具体的なブロックを示すが、例示的な方法の動作は、示された順序とは異なる順序で実行することができ、組み合わせることができ、かつ/または示された機能とは異なる機能を有するブロックに分割することができる。オプションの動作は点線によって示されている。
図11に示された例示的な方法は、UEが、サービングセルを介してネットワークノードから、1つまたは複数の候補ターゲットエンティティに向かう複数のモビリティ手順に関係する条件付きモビリティ設定を受信することができる、ブロック1110の動作を含むことができる。複数のモビリティ手順は異なるタイプであり得る。いくつかの実施形態では、複数のモビリティ手順は、条件付きハンドオーバ、条件付き再開、条件付き再確立、条件付きプライマリセカンダリセル(PSCell)の追加、および条件付きPSCellの変更のうちの少なくとも2つを含むことができる。条件付きモビリティ設定はまた、複数のモビリティ手順についての1つまたは複数のトリガ条件を含むことができる。
例示的な方法はまた、UEが、候補ターゲットエンティティおよび/またはサービングセルに関連付けられた無線信号の測定値に基づいて、1つまたは複数のトリガ条件を監視することができる、ブロック1120の動作を含むことができる。
例示的な方法はまた、たとえば、ブロック1120における監視の間に、特定のトリガ条件を検出することに基づく(たとえば、それに応答して実行される)、ブロック1130~1140の動作を含むことができる。ブロック1140では、UEは、候補ターゲットエンティティのうちの特定の1つに向かうモビリティ手順のうちの特定の1つを実行することができる。ブロック1130では、UEは、選択規則に基づいて特定の候補ターゲットエンティティおよび/または(たとえば、ブロック1140において実行される)特定のモビリティ手順を選択することができる。言い換えれば、ブロック1130の結果は、ブロック1140の動作への入力であり得る。しかしながら、UEが選択規則に基づいてブロック1140において使用される特定の候補ターゲットエンティティと特定のモビリティ手順の両方を選択することは必要ではなく、いくつかの実施形態では、UEは、1つまたは複数の異なる規則、基準、設定などに基づいて、これらのうちの1つを決定することができる。
様々な実施形態では、候補ターゲットエンティティは、サービングセル以外の1つまたは複数のセル、1つまたは複数の周波数、1つまたは複数のビーム、およびそれぞれのビームに関連付けられた1つまたは複数の参照信号(RS)のうちのいずれかを含むことができる。いくつかの実施形態では、候補ターゲットエンティティは複数の候補ターゲットセルを含み、特定のトリガ条件は、サービングセルの信号強度が特定の候補ターゲットセルの信号強度を下回る所定の量であることである。
いくつかの実施形態では、条件付きモビリティ設定は、条件付きハンドオーバの場合のそれぞれの1つまたは複数の第1の候補ターゲットエンティティに対応する1つまたは複数の第1の設定と、条件付き再開の場合のそれぞれの1つまたは複数の第2の候補ターゲットエンティティに対応する1つまたは複数の第2の設定とを含むことができる。たとえば、第1の候補ターゲットエンティティはネットワークノードによってサービスされる1つまたは複数の第1のセルを含むことができ、第2の候補ターゲットエンティティは他のネットワークノードによってサービスされるより多くの第2のセルを含むことができる。別の例として、第1の候補ターゲットエンティティは第1の測定対象に関連付けられた1つまたは複数の第1のセルを含むことができ、第2の候補ターゲットエンティティは(すなわち、同じ様式で第1の測定対象とは異なる)第2の測定対象に関連付けられた1つまたは複数の第2のセルを含むことができる。
さらに、そのような実施形態では、各々の第1の設定は、対応する第1の候補ターゲットエンティティに関連付けられたターゲットノードによって準備されたRRCReconfigurationメッセージを含むことができる。同様に、各々の特定の第2の候補ターゲットエンティティの場合、第2の設定は、(たとえば、特定の第2の候補ターゲットエンティティに関連付けられたネットワークノードに関係する)UEコンテキストの識別子を含むことができる。そのような実施形態では、(たとえば、ブロック1130において)選択規則に基づいて特定のモビリティ手順を選択することは、サブブロック1131~1132の動作を含むことができる。サブブロック1131では、特定の候補ターゲットエンティティが第1の候補ターゲットエンティティのうちの1つである場合、UEは条件付きハンドオーバを選択することができ、サブブロック1132では、特定の候補ターゲットエンティティが第2の候補ターゲットエンティティのうちの1つである場合、UEは条件付き再開を選択することができる。
いくつかの実施形態では、各々の第1の設定は1つまたは複数の第1のトリガ条件を含むことができ、各々の第2の設定は1つまたは複数の第2のトリガ条件を含むことができる。そのような実施形態では、(たとえば、ブロック1130において)選択規則に基づいて特定のモビリティ手順を選択することは、サブブロック1133~1134の動作を含むことができる。サブブロック1133では、特定のトリガ条件が第1のトリガ条件のうちの1つである場合、UEは条件付きハンドオーバを選択することができ、サブブロック1134では、特定のトリガ条件が第2のトリガ条件のうちの1つである場合、UEは条件付き再開を選択することができる。これらの実施形態のうちのいくつかでは、第1の候補ターゲットエンティティおよび第2の候補ターゲットエンティティは、共通候補ターゲットエンティティを含むことができ、共通候補ターゲットエンティティに関連付けられた第1および第2のトリガ条件は異なる可能性がある。
いくつかの実施形態では、特定のトリガ条件は、サービングセルの信号強度がしきい値を下回る所定の量であることであり得る。そのような実施形態では、候補ターゲットエンティティは、優先度の順序で構成された複数の周波数、および複数の候補ターゲットセルを含むことができる。さらに、そのような実施形態では、ブロック1130の動作は、サブブロック1135~1137の動作を含むことができる。サブブロック1135では、UEは、最も高い優先度の周波数用の候補ターゲットセルの信号強度を決定することができる。サブブロック1136では、候補ターゲットセルについて決定された信号強度のいずれかがしきい値を上回る場合、UEは最も高い信号強度を有する候補ターゲットセルを選択することができる。そうではない(すなわち、候補ターゲットセルについて決定された信号強度のいずれもしきい値を上回らない)場合、UEは、次に最も高い優先度の周波数についてサブブロック1135~1136の動作を繰り返すことができる。
いくつかの実施形態では、条件付きモビリティ設定は、1つまたは複数の有効性タイマを含むことができ、各有効性タイマは、1つもしくは複数のモビリティ手順および/または候補ターゲットエンティティのうちの少なくとも1つに関連付けられる。そのような実施形態では、ブロック1120の監視動作は、UEが有効性タイマを開始することができるサブブロック1121の動作を含むことができる。さらに、そのような実施形態では、(たとえば、ブロック1130において)選択規則に基づいて選択することは、特定のモビリティ手順および特定の候補ターゲットエンティティに関連付けられた有効性タイマが満了したかどうかにさらに基づくことができる。
加えて、図12は、本開示の様々な例示的な実施形態による、無線ネットワーク内のユーザ機器(UE)の条件付きモビリティを設定するための例示的な方法(たとえば、手順)を示すフロー図である。図12に示された例示的な方法は、たとえば、本明細書の他の図に関して記載されたものなどの、無線ネットワーク(たとえば、E-UTRAN、NG-RAN)内のネットワークノード(たとえば、基地局、eNB、gNBなど、またはそれらの構成要素)によって実行することができる。さらに、図12に示された例示的な方法は、本明細書に記載された様々な例示的な利益を提供するために、本明細書(たとえば、図11)に記載された他の例示的な方法と協調して使用することができる。図12は特定の順序で具体的なブロックを示すが、例示的な方法の動作は、示された順序とは異なる順序で実行することができ、組み合わせることができ、かつ/または示された機能とは異なる機能を有するブロックに分割することができる。オプションの動作は点線によって示されている。
図12に示された例示的な方法は、ネットワークノードが、UEのために、1つまたは複数の候補ターゲットエンティティに向かう複数のモビリティ手順に関係する条件付きモビリティ設定を決定することができる、ブロック1210の動作を含むことができる。複数のモビリティ手順は異なるタイプであり得る。いくつかの実施形態では、複数のモビリティ手順は、条件付きハンドオーバ、条件付き再開、条件付き再確立、条件付きプライマリセカンダリセル(PSCell)の追加、および条件付きPSCellの変更のうちの少なくとも2つを含むことができる。条件付きモビリティ設定はまた、複数のモビリティ手順についての1つまたは複数のトリガ条件を含むことができる。
例示的な方法はまた、ネットワークノードがサービングセルを介してUEに条件付きモビリティ設定を送信することができる、ブロック1220の動作を含むことができる。
様々な実施形態では、候補ターゲットエンティティは、サービングセル以外の1つまたは複数のセル、1つまたは複数の周波数、1つまたは複数のビーム、およびそれぞれのビームに関連付けられた1つまたは複数の参照信号(RS)のうちのいずれかを含むことができる。いくつかの実施形態では、候補ターゲットエンティティは複数の候補ターゲットセルを含むことができ、トリガ条件のうちの1つは、サービングセルの信号強度が特定の候補ターゲットセルの信号強度を下回る所定の量であることである。
いくつかの実施形態では、条件付きモビリティ設定は、条件付きハンドオーバの場合のそれぞれの1つまたは複数の第1の候補ターゲットエンティティに対応する1つまたは複数の第1の設定と、条件付き再開の場合のそれぞれの1つまたは複数の第2の候補ターゲットエンティティに対応する1つまたは複数の第2の設定とを含むことができる。たとえば、第1の候補ターゲットエンティティはネットワークノードによってサービスされる1つまたは複数の第1のセルを含むことができ、第2の候補ターゲットエンティティは他のネットワークノードによってサービスされるより多くの第2のセルを含むことができる。別の例として、第1の候補ターゲットエンティティは第1の測定対象に関連付けられた1つまたは複数の第1のセルを含むことができ、第2の候補ターゲットエンティティは(すなわち、同じ様式で第1の測定対象とは異なる)第2の測定対象に関連付けられた1つまたは複数の第2のセルを含むことができる。
さらに、そのような実施形態では、各々の第1の設定は、対応する第1の候補ターゲットエンティティに関連付けられたターゲットノードによって準備されたRRCReconfigurationメッセージを含むことができる。同様に、各々の特定の第2の候補ターゲットエンティティの場合、第2の設定は、(たとえば、特定の第2の候補ターゲットエンティティに関連付けられたネットワークノードに関係する)UEコンテキストの識別子を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の設定は1つまたは複数の第1のトリガ条件を含むことができ、第2の設定は1つまたは複数の第2のトリガ条件を含むことができる。そのような実施形態では、第1の候補ターゲットエンティティおよび第2の候補ターゲットエンティティは共通候補ターゲットエンティティを含むことができ、共通候補ターゲットエンティティに関連付けられた第1および第2のトリガ条件は異なる条件であり得る。
いくつかの実施形態では、トリガ条件のうちの1つは、サービングセルの信号強度が第1のしきい値を下回る所定の量であることであり得る。そのような実施形態では、候補ターゲットエンティティは、優先度の順序で構成された複数の周波数、および複数の候補ターゲットセルを含むことができる。いくつかの実施形態では、条件付きモビリティ設定は、1つまたは複数の有効性タイマを含むことができ、各有効性タイマは、1つもしくは複数のモビリティ手順および/または候補ターゲットエンティティのうちの少なくとも1つに関連付けられる。
本明細書に記載された主題は、任意の適切な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムに実装することができるが、本明細書で開示された実施形態は、図13に示された例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して記載される。簡単にするために、図13の無線ネットワークは、ネットワーク1306、ネットワークノード1360および1360b、ならびにWD1310、1310b、および1310cのみを描写する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに適した任意の追加のエレメントをさらに含むことができる。示された構成要素のうち、ネットワークノード1360および無線デバイス(WD)1310は、追加の詳細とともに描写される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/または、無線ネットワークによってもしくは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にすることができる。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、通信、データ、セルラ、および/もしくは無線ネットワーク、または他の同様のタイプのシステムを備え、かつ/またはそれらとインターフェースすることができる。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格または他のタイプのあらかじめ規定された規則もしくは手順に従って動作するように設定することができる。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long-Term Evolution(LTE)、ならびに/または他の適切な2G、3G、4G、もしくは5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/または、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMAX)、Bluetooth、Z-Wave、および/もしくはZigBee規格などの任意の他の適切な無線通信規格を実装することができる。
ネットワーク1306は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備えることができる。
ネットワークノード1360およびWD1310は、以下でより詳細に記載される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなどの、ネットワークノードおよび/または無線デバイスの機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/または有線接続を介するかもしくは無線接続を介するかにかかわらず、データおよび/もしくは信号の通信を容易にするかもしくはその通信に参加することができる、任意の他の構成要素もしくはシステムを備えることができる。
ネットワークノードの例には、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、およびNRノードB(gNB))が含まれる。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいて分類することができ、次いで、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれる場合もある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードはまた、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモート無線ユニット(RRU)などの分散無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分を含むことができる。そのようなリモート無線ユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合される場合もあり、統合されない場合もある。分散無線基地局の部分はまた、分散アンテナシステム(DAS)においてノードと呼ばれる可能性がある。
ネットワークノードのさらなる例には、マルチ規格無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)もしくは基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、および/またはMDTが含まれる。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に記載される仮想ネットワークノードであり得る。
図13では、ネットワークノード1360は、処理回路1370と、デバイス可読媒体1380と、インターフェース1390と、補助機器1384と、電源1386と、電力回路1387と、アンテナ1362とを含む。図13の例示的な無線ネットワーク内に示されたネットワークノード1360は、ハードウェア構成要素の示された組合せを含むデバイスを表すことができるが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せを有するネットワークノードを備えることができる。ネットワークノードは、本明細書で開示されたタスク、特徴、機能、ならびに方法および/または手順を実行するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノード1360の構成要素は、より大きいボックス内に位置するか、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして描写されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示された構成要素を作成する複数の異なる物理構成要素を備えることができる(たとえば、デバイス可読媒体1380は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備えることができる)。
同様に、ネットワークノード1360は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から構成することができ、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有することができる。ネットワークノード1360が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数は、いくつかのネットワークノードの間で共有することができる。たとえば、単一のRNCは複数のノードBを制御することができる。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なすことができる。いくつかの実施形態では、ネットワークノード1360は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定することができる。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製することができ(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体1380)、いくつかの構成要素は再使用することができる(たとえば、同じアンテナ1362はRATによって共有することができる)。ネットワークノード1360はまた、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetoothの無線技術などの、ネットワークノード1360に統合された異なる無線技術のための様々な示された構成要素の複数のセットを含むことができる。これらの無線技術は、同じかまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード1360内の他の構成要素に統合することができる。
処理回路1370は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書に記載された、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実行するように設定することができる。処理回路1370によって実行されるこれらの動作は、処理回路1370によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって処理すること、取得された情報もしくは変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/または取得された情報もしくは変換された情報に基づいて、かつ前記処理が決定を行ったことの結果として、1つもしくは複数の動作を実行することを含むことができる。
処理回路1370は、単体で、またはデバイス可読媒体1380などの他のネットワークノード1360の構成要素と連携してのいずれかで、ネットワークノード1360の機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、もしくは任意の他の適切なコンピューティングデバイスのうちの1つもしくは複数の組合せ、リソース、またはハードウェア、ソフトウェア、および/もしくは符号化された論理の組合せを備えることができる。たとえば、処理回路1370は、デバイス可読媒体1380または処理回路1370内のメモリに記憶された命令を実行することができる。そのような機能は、本明細書に記載された様々な無線の特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含むことができる。いくつかの実施形態では、処理回路1370は、システムオンチップ(SOC)を含むことができる。
いくつかの実施形態では、処理回路1370は、無線周波数(RF)トランシーバ回路1372およびベースバンド処理回路1374のうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路1372およびベースバンド処理回路1374は、別個のチップ(もしくはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路1372およびベースバンド処理回路1374の一部または全部は、同じチップもしくはチップのセット、ボード、またはユニット上にあり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNB、または他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書に記載された機能の一部または全部は、デバイス可読媒体1380または処理回路1370内のメモリに記憶された命令を実行する処理回路1370によって実行することができる。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード方式などで、別個または個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路1370によって提供することができる。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路1370は、記載された機能を実行するように設定することができる。そのような機能によって提供される利益は、処理回路1370単独に、またはネットワークノード1360の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード1360により、かつ/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
デバイス可読媒体1380は、限定はしないが、永続ストレージ、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)、もしくはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性もしくは不揮発性のコンピュータ可読メモリ、ならびに/または、処理回路1370によって使用され得る情報、データ、および/もしくは命令を記憶する、任意の他の揮発性もしくは不揮発性の非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備えることができる。デバイス可読媒体1380は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、規則、コード、テーブルなどのうちの1つもしくは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路1370によって実行され、ネットワークノード1360によって利用されることが可能な他の命令を含む、任意の適切な命令、データ、または情報を記憶することができる。デバイス可読媒体1380は、処理回路1370によって行われた任意の計算、および/またはインターフェース1390を介して受信された任意のデータを記憶するために使用することができる。いくつかの実施形態では、処理回路1370およびデバイス可読媒体1380は、統合されていると見なすことができる。
インターフェース1390は、ネットワークノード1360、ネットワーク1306、および/またはWD1310の間のシグナリングおよび/またはデータの有線通信または無線通信において使用される。示されたように、インターフェース1390は、たとえば有線接続を介してネットワーク1306との間でデータを送受信するためにポート/端末1394を備える。インターフェース1390はまた、アンテナ1362に結合され得るか、またはいくつかの実施形態では、アンテナ1362の一部であり得る、無線フロントエンド回路1392を含む。無線フロントエンド回路1392は、フィルタ1398および増幅器1396を備える。無線フロントエンド回路1392は、アンテナ1362および処理回路1370に接続することができる。無線フロントエンド回路は、アンテナ1362と処理回路1370との間で通信される信号を調整するように設定することができる。無線フロントエンド回路1392は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきデジタルデータを受信することができる。無線フロントエンド回路1392は、デジタルデータを、フィルタ1398および/または増幅器1396の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅のパラメータを有する無線信号に変換することができる。無線信号は、次いで、アンテナ1362を介して送信することができる。同様に、データを受信するとき、アンテナ1362は無線信号を収集することができ、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路1392によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路1370に受け渡すことができる。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えることができる。
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード1360は別個の無線フロントエンド回路1392を含まない場合があり、代わりに、処理回路1370は無線フロントエンド回路を備えることができ、別個の無線フロントエンド回路1392なしでアンテナ1362に接続することができる。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1372の全部または一部は、インターフェース1390の一部と見なすことができる。さらに他の実施形態では、インターフェース1390は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末1394と、無線フロントエンド回路1392と、RFトランシーバ回路1372とを含むことができ、インターフェース1390は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路1374と通信することができる。
アンテナ1362は、無線信号を送信および/または受信するように設定された、1つもしくは複数のアンテナ、またはアンテナアレイを含むことができる。アンテナ1362は、無線フロントエンド回路1392に結合することができ、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ1362は、たとえば2GHzと66GHzとの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全指向性のセクタアンテナまたはパネルアンテナを備えることができる。全指向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用することができ、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスからの無線信号を送信/受信するために使用することができ、パネルアンテナは、比較的一直線に無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ぶことができる。いくつかの実施形態では、アンテナ1362は、ネットワークノード1360とは別個であり得、インターフェースまたはポートを介してネットワークノード1360に接続可能であり得る。
アンテナ1362、インターフェース1390、および/または処理回路1370は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実行するように設定することができる。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または任意の他のネットワーク機器から受信することができる。同様に、アンテナ1362、インターフェース1390、および/または処理回路1370は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の送信動作を実行するように設定することができる。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または任意の他のネットワーク機器に送信することができる。
電力回路1387は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合することができ、本明細書に記載された機能を実行するための電力を、ネットワークノード1360の構成要素に供給するように設定することができる。電力回路1387は、電源1386から電力を受け取ることができる。電源1386および/または電力回路1387は、それぞれの構成要素に適した形式で(たとえば、それぞれの構成要素ごとに必要とされる電圧レベルおよび電流レベルにおいて)、ネットワークノード1360の様々な構成要素に電力を供給するように設定することができる。電源1386は、電力回路1387および/もしくはネットワークノード1360に含まれるか、または電力回路1387および/もしくはネットワークノード1360の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノード1360は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路1387に電力を供給する。さらなる例として、電源1386は、電力回路1387に接続された、または電力回路1387内に統合された、バッテリまたはバッテリパックの形態の電力源を備えることができる。バッテリは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を供給することができる。光起電力デバイスなどの他のタイプの電力源も使用することができる。
ネットワークノード1360の代替実施形態は、本明細書に記載された機能、および/または本明細書に記載された主題をサポートするために必要な任意の機能のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供することに関与することができる、図13に示された構成要素以外の追加の構成要素を含むことができる。たとえば、ネットワークノード1360は、ネットワークノード1360への情報の入力を可能および/または容易にするために、かつネットワークノード1360からの情報の出力を可能および/または容易にするために、ユーザインターフェース機器を含むことができる。これは、ユーザが、ネットワークノード1360のための診断、保守、修復、および他の管理機能を実行することを可能および/または容易にすることができる。
いくつかの実施形態では、無線デバイス(WD、たとえば、WD1310)は、直接的な人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定することができる。たとえば、WDは、内部もしくは外部のイベントによってトリガされると、またはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計することができる。WDの例には、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバIP(VoIP)フォン、無線ローカルループフォン、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲームコンソールまたはデバイス、音楽ストレージデバイス、再生アプライアンス、ウェアラブルデバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ組込み型機器(LEE)、ラップトップ取付け型機器(LME)、スマートデバイス、無線加入者宅内機器(CPE)、モバイルタイプ通信(MTC)デバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、車載無線端末デバイスなどが含まれる。
WDは、たとえばサイドリンク通信、車両間(V2V)、車両対基盤(V2I)、車両対すべて(V2X)のための3GPP規格を実装することによってデバイス間(D2D)通信をサポートすることができ、この場合、D2D通信デバイスと呼ぶことができる。また別の具体例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実行し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表すことができる。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ぶことができる。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサ、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、または家庭用もしくは個人用電気器具(たとえば、冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカなど)である。他のシナリオでは、WDは、その動作ステータスを監視することおよび/もしくはその動作ステータスに関して報告すること、またはその動作に関連付けられた他の機能が可能な車両または他の機器を表すことができる。上述されたWDは無線接続のエンドポイントを表すことができ、その場合、デバイスは無線端末と呼ぶことができる。さらに、上述されたWDはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ぶことができる。
示されたように、無線デバイス1310は、アンテナ1311と、インターフェース1314と、処理回路1320と、デバイス可読媒体1330と、ユーザインターフェース機器1332と、補助機器1334と、電源1336と、電力回路1337とを含む。WD1310は、たとえば、ほんのいくつかを挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetoothの無線技術などの、WD1310によってサポートされる異なる無線技術のための示された構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含むことができる。これらの無線技術は、WD1310内の他の構成要素と同じかまたは異なるチップまたはチップのセットの中に統合することができる。
アンテナ1311は、無線信号を送信および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含むことができ、インターフェース1314に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ1311は、WD1310とは別個であり、インターフェースまたはポートを介してWD1310に接続可能であり得る。アンテナ1311、インターフェース1314、および/または処理回路1320は、WDによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の受信動作または送信動作を実行するように設定することができる。任意の情報、データ、および/または信号は、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信することができる。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ1311は、インターフェースと見なすことができる。
示されたように、インターフェース1314は、無線フロントエンド回路1312およびアンテナ1311を備える。無線フロントエンド回路1312は、1つまたは複数のフィルタ1318および増幅器1316を備える。無線フロントエンド回路1314は、アンテナ1311および処理回路1320に接続され、アンテナ1311と処理回路1320との間で通信される信号を調整するように設定することができる。無線フロントエンド回路1312は、アンテナ1311に結合されるか、またはアンテナ1311の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD1310は別個の無線フロントエンド回路1312を含まない場合があり、むしろ、処理回路1320は無線フロントエンド回路を備えることができ、アンテナ1311に接続することができる。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1322の一部または全部は、インターフェース1314の一部と見なすことができる。無線フロントエンド回路1312は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきデジタルデータを受信することができる。無線フロントエンド回路1312は、デジタルデータを、フィルタ1318および/または増幅器1316の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅のパラメータを有する無線信号に変換することができる。無線信号は、次いで、アンテナ1311を介して送信することができる。同様に、データを受信するとき、アンテナ1311は無線信号を収集することができ、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路1312によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路1320に受け渡すことができる。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えることができる。
処理回路1320は、単体で、またはデバイス可読媒体1330などの他のWD1310の構成要素と連携してのいずれかで、WD1310の機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、もしくは任意の他の適切なコンピューティングデバイスのうちの1つもしくは複数の組合せ、リソース、またはハードウェア、ソフトウェアおよび/もしくは符号化された論理の組合せを備えることができる。そのような機能は、本明細書に記載された様々な無線の特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含むことができる。たとえば、処理回路1320は、本明細書で開示された機能を提供するために、デバイス可読媒体1330または処理回路1320内のメモリに記憶された命令を実行することができる。たとえば、媒体1330に記憶された(コンピュータプログラム製品とも呼ばれる)命令は、プロセッサ1320によって実行されると、本明細書に記載された様々な例示的な方法(たとえば,手順)に対応する動作を実行するように無線デバイス1310を設定することができる命令を含むことができる。
示されたように、処理回路1320は、RFトランシーバ回路1322、ベースバンド処理回路1324、およびアプリケーション処理回路1326のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えることができる。いくつかの実施形態では、WD1310の処理回路1320は、SOCを備えることができる。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1322、ベースバンド処理回路1324、およびアプリケーション処理回路1326は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路1324およびアプリケーション処理回路1326の一部または全部は、1つのチップまたはチップのセットの中に組み合わせることができ、RFトランシーバ回路1322は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらなる代替実施形態では、RFトランシーバ回路1322およびベースバンド処理回路1324の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路1326は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路1322、ベースバンド処理回路1324、およびアプリケーション処理回路1326の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット内に組み合わせることができる。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1322は、インターフェース1314の一部であり得る。RFトランシーバ回路1322は、処理回路1320のためのRF信号を調整することができる。
いくつかの実施形態では、WDによって実行されるものとして本明細書に記載された機能の一部または全部は、デバイス可読媒体1330に記憶された命令を実行する処理回路1320によって提供することができ、デバイス可読媒体1330は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード方式などで、別個または個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路1320によって提供することができる。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路1320は、記載された機能を実行するように設定することができる。そのような機能によって提供される利益は、処理回路1320単独に、またはWD1310の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD1310により、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
処理回路1320は、WDによって実行されるものとして本明細書に記載された、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実行するように設定することができる。処理回路1320によって実行されるこれらの動作は、たとえば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報もしくは変換された情報をWD1310によって記憶された情報と比較すること、ならびに/または、取得された情報もしくは変換された情報に基づいて、かつ前記処理が決定を行ったことの結果として1つもしくは複数の動作を実行することにより、処理回路1320によって取得された情報を処理することを含むことができる。
デバイス可読媒体1330は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、規則、コード、テーブルなどのうちの1つもしくは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路1320によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体1330は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)もしくは読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)もしくはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/または、処理回路1320によって使用され得る情報、データ、および/もしくは命令を記憶する、任意の他の揮発性もしくは不揮発性の非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含むことができる。いくつかの実施形態では、処理回路1320およびデバイス可読媒体1330は、統合されていると見なすことができる。
ユーザインターフェース機器1332は、人間のユーザがWD1310と対話することを可能および/または容易にする構成要素を含むことができる。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚などの多くの形態のものであり得る。ユーザインターフェース機器1332は、ユーザへの出力を生成するように、かつユーザがWD1310への入力を提供することを可能および/または容易にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD1310にインストールされるユーザインターフェース機器1332のタイプに応じて変化する可能性がある。たとえば、WD1310がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD1310がスマートメータである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合に)可聴警報を提供するスピーカを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器1332は、入力のインターフェース、デバイス、および回路、ならびに、出力のインターフェース、デバイス、および回路を含むことができる。ユーザインターフェース機器1332は、WD1310への情報の入力を可能および/または容易にするように設定することができ、処理回路1320が入力情報を処理することを可能および/または容易にするために、処理回路1320に接続される。ユーザインターフェース機器1332は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つもしくは複数のカメラ、USBポート、または他の入力回路を含むことができる。ユーザインターフェース機器1332はまた、WD1310からの情報の出力を可能および/または容易にするように、かつ処理回路1320がWD1310からの情報を出力することを可能および/または容易にするように設定される。ユーザインターフェース機器1332は、たとえば、スピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含むことができる。ユーザインターフェース機器1332の1つまたは複数の入力および出力のインターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD1310は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書に記載された機能から利益を得ることを可能および/または容易にすることができる。
補助機器1334は、概してWDによって実行されない場合がある、より具体的な機能を提供するように動作可能である。補助機器1334は、様々な目的で測定を行うための特殊なセンサ、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを備えることができる。補助機器1334の構成要素の包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変化する可能性がある。
電源1336は、いくつかの実施形態では、バッテリまたはバッテリパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイス、または電池などの他のタイプの電源を使用することもできる。WD1310は、本明細書に記載されるか、または本明細書に示された任意の機能を遂行するために電源1336からの電力を必要とする、WD1310の様々な部分に電源1336からの電力を配信するための電力回路1337をさらに備えることができる。電力回路1337は、いくつかの実施形態では、電力管理回路を備えることができる。電力回路1337は、追加または代替として、外部電源から電力を受け取るように動作可能であり得、その場合、WD1310は、電力ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路1337はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源1336に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源1336の充電のためのものであり得る。電力回路1337は、電源1336からの電力に対して、その電力をWD1310のそれぞれの構成要素への供給に適するようにするために、任意の変換または他の修正を実行することができる。
図14は、本明細書に記載された様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、かつ/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作向けであるが、特定の人間のユーザに関連付けられない場合があるか、または最初に関連付けられない場合があるデバイス(たとえば、スマートスプリンクラコントローラ)を表すことができる。あるいは、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作向けではないが、ユーザに関連付けられるか、またはユーザの利益のために動作され得るデバイス(たとえば、スマート電力計)を表すことができる。UE14200は、NB-IoT UE、マシンタイプ通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであり得る。図14に示されたUE1400は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5Gの規格などの3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたWDの一例である。前述されたように、WDおよびUEという用語は同じ意味で使用することができる。したがって、図14はUEであるが、本明細書で説明された構成要素はWDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
図14では、UE1400は、入出力インターフェース1405、無線周波数(RF)インターフェース1409、ネットワーク接続インターフェース1411、ランダムアクセスメモリ(RAM)1417、読取り専用メモリ(ROM)1419、および記憶媒体1421などを含むメモリ1415、通信サブシステム1431、電源1433、ならびに/もしくは任意の他の構成要素、またはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された処理回路1401を含む。記憶媒体1421は、オペレーティングシステム1423と、アプリケーションプログラム1425と、データ1427とを含む。他の実施形態では、記憶媒体1421は、他の同様のタイプの情報を含むことができる。いくつかのUEは、図14に示された構成要素のすべてを利用するか、または構成要素のサブセットのみを利用することができる。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変化する可能性がある。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機などの構成要素の複数のインスタンスを含むことができる。
図14では、処理回路1401は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定することができる。処理回路1401は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態機械などの、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶された機械命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態機械、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサもしくはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つもしくは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、または上記の任意の組合せを実装するように設定することができる。たとえば、処理回路1401は、2つの中央処理装置(CPU)を含むことができる。データは、コンピュータによる使用に適した形式の情報であり得る。
描写された実施形態では、入出力インターフェース1405は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定することができる。UE1400は、入出力インターフェース1405を介して出力デバイスを使用するように設定することができる。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用することができる。たとえば、UE1400への入力およびUE1400からの出力を提供するために、USBポートを使用することができる。出力デバイスは、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE1400は、ユーザがUE1400に情報をキャプチャすることを可能および/または容易にするために、入出力インターフェース1405を介して入力デバイスを使用するように設定することができる。入力デバイスは、タッチセンサ式またはプレゼンスセンサ式ディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、指向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含むことができる。プレゼンスセンサ式ディスプレイは、ユーザからの入力を検知するために容量性タッチセンサまたは抵抗性タッチセンサを含むことができる。センサは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサ、力センサ、磁力計、光センサ、近接度センサ、別の同様のセンサ、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサであり得る。
図14では、RFインターフェース1409は、送信機、受信機、およびアンテナなどのRF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定することができる。ネットワーク接続インターフェース1411は、ネットワーク1443aに通信インターフェースを提供するように設定することができる。ネットワーク1443aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、またはそれらの任意の組合せなどの、有線および/または無線のネットワークを包含することができる。たとえば、ネットワーク1443aは、Wi-Fiネットワークを備えることができる。ネットワーク接続インターフェース1411は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなどの1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワークを介して1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機のインターフェースを含むように設定することができる。ネットワーク接続インターフェース1411は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機の機能を実装することができる。送信機および受信機の機能は、回路構成要素、ソフトウェア、もしくはファームウェアを共有することができるか、または代替として別個に実装することができる。
RAM1417は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなどのソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バス1402を介して処理回路1401にインターフェースするように設定することができる。ROM1419は、処理回路1401にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定することができる。たとえば、ROM1419は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信などの基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定することができる。記憶媒体1421は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなどのメモリを含むように設定することができる。一例では、記憶媒体1421は、オペレーティングシステム1423と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットもしくはガジェットエンジン、または別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム1425と、データファイル1427とを含むように設定することができる。記憶媒体1421は、UE1400による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶することができる。たとえば、アプリケーションプログラム1425は、プロセッサ1401によって実行されると、本明細書に記載された様々な例示的な方法(たとえば、手順)に対応する動作を実行するようにUE1400を設定することができる、(コンピュータプログラム製品とも呼ばれる)実行可能命令を含むことができる。
記憶媒体1421は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータストレージ(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールもしくはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、またはそれらの任意の組合せなどの、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定することができる。記憶媒体1421は、UE1400が、一時的もしくは非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、またはデータをアップロードすることを可能および/または容易にすることができる。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体1421内に有形に具現化することができ、記憶媒体1421はデバイス可読媒体を備えることができる。
図14では、処理回路1401は、通信サブシステム1431を使用してネットワーク1443bと通信するように設定することができる。ネットワーク1443aおよびネットワーク1443bは、同じ1つもしくは複数のネットワーク、または異なる1つもしくは複数のネットワークであり得る。通信サブシステム1431は、ネットワーク1443bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定することができる。たとえば、通信サブシステム1431は、IEEE802.14、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなどの1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局などの、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定することができる。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割当てなど)に適した送信機機能または受信機機能をそれぞれ実装するために、送信機1433および/または受信機1435を含むことができる。さらに、各トランシーバの送信機1433および受信機1435は、回路構成要素、ソフトウェア、もしくはファームウェアを共有することができるか、または代替として、別個に実装することができる。
示された実施形態では、通信サブシステム1431の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、近距離通信、位置を特定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベースの通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。たとえば、通信サブシステム1431は、セルラ通信と、Wi-Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含むことができる。ネットワーク1443bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、またはそれらの任意の組合せなどの、有線および/または無線のネットワークを包含することができる。たとえば、ネットワーク1443bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/または近距離ネットワークであり得る。電源1413は、UE1400の構成要素に交流(AC)電力または直流(DC)電力を供給するように設定することができる。
本明細書に記載された特徴、利益、および/または機能は、UE1400の構成要素のうちの1つに実装することができるか、またはUE1400の複数の構成要素にわたって分割することができる。さらに、本明細書に記載された特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の組合せに実装することができる。一例では、通信サブシステム1431は、本明細書に記載された構成要素のうちのいずれかを含むように設定することができる。さらに、処理回路1401は、バス1402を介してそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定することができる。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路1401によって実行されると、本明細書に記載された対応する機能を実行する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表すことができる。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能は、処理回路1401と通信サブシステム1431との間で分割することができる。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能は、ソフトウェアまたはファームウェアに実装することができ、計算集約的機能はハードウェアに実装することができる。
図15は、いくつかの実施形態によって実装される機能を仮想化することができる、仮想化環境1500を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、ストレージデバイス、およびネットワーキングリソースを仮想化することを含むことができる、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイス、もしくは任意の他のタイプの通信デバイス)またはその構成要素に適用することができ、機能の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワーク内の1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシン、またはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載された機能の一部または全部は、ハードウェアノード1530のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境1500に実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装することができる。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化することができる。
機能は、本明細書で開示された実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替として、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ぶことができる)1つまたは複数のアプリケーション1520によって実装することができる。アプリケーション1520は、処理回路1560およびメモリ1590を備えるハードウェア1530を提供する、仮想化環境1500において稼働される。メモリ1590は、処理回路1560によって実行可能な命令1595を含み、それにより、アプリケーション1520は、本明細書で開示された特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境1500は、1つもしくは複数のプロセッサのセットまたは処理回路1560を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス(またはノード)1530を備え、処理回路1560は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログのハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリ1590-1を備えることができ、メモリ1590-1は、処理回路1560によって実行される命令1595またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。たとえば、命令1595は、処理回路1560によって実行されると、本明細書に記載された様々な例示的な方法(たとえば、手順)に対応する動作を実行するようにハードウェアノード1520を設定することができる、(コンピュータプログラム製品とも呼ばれる)プログラム命令を含むことができる。そのような動作はまた、ハードウェアノード1530によってホストされる仮想ノード1520に起因することができる。
各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1570を備えることができ、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1570は物理ネットワークインターフェース1580を含む。各ハードウェアデバイスはまた、処理回路1560によって実行可能なソフトウェア1595および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体1590-2を含むことができる。ソフトウェア1595は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ1550をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン1540を実行するためのソフトウェア、ならびに、仮想マシン1540が、本明細書に記載されたいくつかの実施形態との関係で記載される機能、特徴、および/または利益を実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含むことができる。
仮想マシン1540は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ1550またはハイパーバイザによって稼働することができる。仮想アプライアンス1520のインスタンスの異なる実施形態は、仮想マシン1540のうちの1つまたは複数に実装することができ、実装は異なる方法で行うことができる。
動作中に、処理回路1560は、ソフトウェア1595を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ1550をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ1550は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ぶことができる。仮想化レイヤ1550は、仮想マシン1540に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示することができる。
図15に示されたように、ハードウェア1530は、汎用または固有の構成要素を有するスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェア1530は、アンテナ15225を備えることができ、仮想化を介していくつかの機能を実装することができる。あるいは、ハードウェア1530は、多くのハードウェアノードが協働し、とりわけ、アプリケーション1520のライフサイクル管理を監督する、管理および編成(MANO)15100を介して管理される、(たとえば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)などにおける)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストでは、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタおよび顧客構内機器内に位置することができる、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理ストレージ上に統合するために使用することができる。
NFVのコンテキストでは、仮想マシン1540は、プログラムを、それらのプログラムが物理的な仮想化されていないマシン上で実行されているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシン1540の各々、ならびにその仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン1540のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェア1530のその一部は、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ1530の上の1つまたは複数の仮想マシン1540において稼働し、図15のアプリケーション1520に対応する固有のネットワーク機能をハンドリングすることに関与する。
いくつかの実施形態では、各々が1つまたは複数の送信機15220および1つまたは複数の受信機15210を含む1つまたは複数の無線ユニット15200は、1つまたは複数のアンテナ15225に結合することができる。無線ユニット15200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード1530と直接通信することができ、無線アクセスノードまたは基地局などの無線能力を有する仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用することができる。このように構成されたノードはまた、本明細書の他の場所に記載されたUEなどの1つまたは複数のUEと通信することができる。
いくつかの実施形態では、ハードウェアノード1530と無線ユニット15200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム15230を介して、何らかのシグナリングを実行することができる。
図16を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク1611と、コアネットワーク1614とを備える、3GPPタイプのセルラネットワークなどの通信ネットワーク1610を含む。アクセスネットワーク1611は、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなどの複数の基地局1612a、1612b、1612cを備え、各々が対応するカバレッジエリア1613a、1613b、1613cを規定する。各基地局1612a、1612b、1612cは、有線接続または無線接続1615を介してコアネットワーク1614に接続可能である。カバレッジエリア1613c内に位置する第1のUE1691は、対応する基地局1612cに無線で接続するか、または対応する基地局1612cによってページングされるように設定することができる。カバレッジエリア1613a内の第2のUE1692は、対応する基地局1612aに無線で接続可能である。この例では複数のUE1691、1692が示されているが、開示された実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア内にあるか、または唯一のUEがに接続している状況に等しく適用可能である。
通信ネットワーク1610は、それ自体がホストコンピュータ1630に接続され、ホストコンピュータ1630は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアにおいて、またはサーバファーム内の処理リソースとして具現化することができる。ホストコンピュータ1630は、サービスプロバイダの所有もしくは制御下にあり得、またはサービスプロバイダによって、もしくはサービスプロバイダの代わりに動作することができる。通信ネットワーク1610とホストコンピュータ1630との間の接続1621および1622は、コアネットワーク1614からホストコンピュータ1630に直接延在することができるか、またはオプションの中間ネットワーク1620を介して進むことができる。中間ネットワーク1620は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク1620は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、詳細には、中間ネットワーク1620は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を備えることができる。
図16の通信システムは全体として、接続されたUE1691、1692とホストコンピュータ1630との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続1650として記載することができる。ホストコンピュータ1630および接続されたUE1691、1692は、アクセスネットワーク1611、コアネットワーク1614、任意の中間ネットワーク1620、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続1650を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続1650は、OTT接続1650が通過する参加している通信デバイスが、アップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局1612は、接続されたUE1691に転送(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ1630から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されない場合があるか、または通知される必要がない。同様に、基地局1612は、UE1691から発生してホストコンピュータ1630に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングに気づいている必要がない。
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局、およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図17を参照して記載される。通信システム1700では、ホストコンピュータ1710は、通信システム1700の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース1716を含む、ハードウェア1715を備える。ホストコンピュータ1710は、記憶能力および/または処理能力を有することができる、処理回路1718をさらに備える。詳細には、処理回路1718は、命令を実行するように適合された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる。ホストコンピュータ1710は、ホストコンピュータ1710に記憶されるかまたはホストコンピュータ1710によってアクセス可能であり、処理回路1718によって実行可能なソフトウェア1711をさらに備える。ソフトウェア1711は、ホストアプリケーション1712を含む。ホストアプリケーション1712は、UE1730およびホストコンピュータ1710において終端するOTT接続1750を介して接続するUE1730などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供することにおいて、ホストアプリケーション1712は、OTT接続1750を使用して送信されるユーザデータを提供することができる。
通信システム1700は、通信システム内で提供される基地局1720も含むことができ、基地局1720は、基地局1720がホストコンピュータ1710およびUE1730と通信することを可能にするハードウェア1725を備える。ハードウェア1725は、通信システム1700の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース1726、ならびに基地局1720によってサービスされる(図17には示されていない)カバレッジエリア内に位置するUE1730との少なくとも無線接続1770をセットアップおよび維持するための無線インターフェース1727を含むことができる。通信インターフェース1726は、ホストコンピュータ1710への接続1760を容易にするように設定することができる。接続1760は直接であり得るか、または接続1760は、通信システムの(図17には示されていない)コアネットワーク、および/または通信システムの外部の1つもしくは複数の中間ネットワークを通過することができる。図示された実施形態では、基地局1720のハードウェア1725は処理回路1728も含むことができ、処理回路1728は、命令を実行するように適合された、1つもしくは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる。
基地局1720はまた、内部に記憶されるか、または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1721を含む。たとえば、ソフトウェア1721は、処理回路1728によって実行されると、本明細書に記載された様々な例示的な方法(たとえば、手順)に対応する動作を実行するように基地局1720を設定することができる、(コンピュータプログラム製品とも呼ばれる)プログラム命令を含むことができる。
通信システム1700は、すでに言及されたUE1730も含むことができ、UE1730のハードウェア1735は、UE1730が現在位置するカバレッジエリアをサービスする基地局との無線接続1770をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース1737を含むことができる。UE1730のハードウェア1735はまた、処理回路1738を含むことができ、処理回路1738は、命令を実行するように適合された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる。
UE1730はまた、UE1730に記憶されるかまたはUE1730によってアクセス可能であり、処理回路1738によって実行可能なソフトウェア1731を含む。ソフトウェア1731は、クライアントアプリケーション1732を含む。クライアントアプリケーション1732は、ホストコンピュータ1710のサポートのもとに、UE1730を介して人間のユーザまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ1710では、実行しているホストアプリケーション1712は、UE1730およびホストコンピュータ1710において終端するOTT接続1750を介して、実行しているクライアントアプリケーション1732と通信することができる。ユーザにサービスを提供することにおいて、クライアントアプリケーション1732は、ホストアプリケーション1712から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供することができる。OTT接続1750は、要求データとユーザデータの両方を転送することができる。クライアントアプリケーション1732は、クライアントアプリケーション1732が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話することができる。ソフトウェア1731はまた、処理回路1738によって実行されると、本明細書に記載された様々な例示的な方法(たとえば、手順)に対応する動作を実行するようにUE1730を設定することができる、(コンピュータプログラム製品とも呼ばれる)プログラム命令を含むことができる。
図17に示されたホストコンピュータ1710、基地局1720、およびUE1730は、それぞれ、図16のホストコンピュータ1230、基地局1612a、1612b、1612cのうちの1つ、およびUE1691、1692のうちの1つと同様または同一であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図17に示されたようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図16のものであり得る。
図17では、OTT接続1750は、任意の中継デバイスおよびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングへの明示的な言及なしに、基地局1720を介したホストコンピュータ1710とUE1730との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャはルーティングを決定することができ、ネットワークインフラストラクチャは、UE1730から、またはホストコンピュータ1710を動作させるサービスプロバイダから、または両方からルーティングを隠すように設定することができる。OTT接続1750がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散の考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判断を行うことができる。
UE1730と基地局1720との間の無線接続1770は、本開示全体を通して記載された実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続1770が最後のセグメントを形成するOTT接続1750を使用して、UE1730に提供されるOTTサービスのパフォーマンスを改善する。より正確には、本明細書で開示された例示的な実施形態は、ネットワークがデータフローのエンドツーエンドサービス品質(QoS)を監視するための柔軟性を改善することができ、それには、ユーザ機器(UE)と、5Gネットワークの外部のOTTデータアプリケーションまたはサービスなどの別のエンティティとの間のデータセッションに関連付けられたデータフローの対応する無線ベアラが含まれる。これらおよび他の利点は、5G/NR解決策のより時宜を得た設計、実装、および配置を容易にすることができる。さらに、そのような実施形態は、データセッションQoSの柔軟かつ時宜を得た制御を容易にすることができ、これは、5G/NRによって想起され、OTTサービスの成長のために重要である、容量、スループット、レイテンシなどの改善につながることができる。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシ、および他のネットワーク運転状況を監視する目的で、測定手順を提供することができる。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ1710とUE1730との間のOTT接続1750を再設定するためのオプションのネットワーク機能がさらに存在することができる。測定手順および/またはOTT接続1750を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ1710のソフトウェア1711およびハードウェア1715、またはUE1730のソフトウェア1731およびハードウェア1735、または両方に実装することができる。実施形態では、OTT接続1750が通過する通信デバイスにおいて、またはそれに関連して、センサ(図示せず)を配置することができ、センサは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア1711、1731が監視された量を算出もしくは推定することができる他の物理量の値を供給することにより、測定手順に参加することができる。OTT接続1750の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含むことができ、再設定は、基地局1720に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局1720に知られていないか、または知覚不可能であり得る。そのような手順および機能は、当技術分野において知られ、実践することができる。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ1710の測定を容易にするプロプライエタリなUEシグナリングを伴うことができる。測定は、OTT接続1750が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続1750を使用して、ソフトウェア1711および1731が、詳細には空または「ダミー」のメッセージ内でメッセージが送信されることを引き起こすという点で実装することができる。
図18は、一実施形態による、通信システムに実装された例示的な方法および/または手順を示すフローチャートである。通信システムは、いくつかの例示的な実施形態では、本明細書の他の図を参照して記載されたものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図18への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ1810において、ホストコンピュータがユーザデータを提供する。ステップ1810の(オプションであり得る)サブステップ1811において、ホストコンピュータがホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1820において、ホストコンピュータがUEにユーザデータを搬送する送信を開始する。(オプションであり得る)ステップ1830において、基地局が、本開示全体を通して記載された実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(同様にオプションであり得る)ステップ1840において、UEが、ホストコンピュータによって実行されたホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
図19は、一実施形態による、通信システムに実装された例示的な方法および/または手順を示すフローチャートである。通信システムは、本明細書の他の図を参照して記載されたものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図19への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ1910において、ホストコンピュータがユーザデータを提供する。オプションのサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータがホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1920において、ホストコンピュータがUEにユーザデータを搬送する送信を開始する。送信は、本開示全体を通して記載された実施形態の教示に従って、基地局を介して通ることができる。(オプションであり得る)ステップ1930おいて、UEが送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図20は、一実施形態による、通信システムに実装された例示的な方法および/または手順を示すフローチャートである。通信システムは、本明細書の他の図を参照して記載されたものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図20への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(オプションであり得る)ステップ2010において、UEがホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ2020において、UEがユーザデータを提供する。ステップ2020の(オプションであり得る)サブステップ2021において、UEがクライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ2010の(オプションであり得る)サブステップ2011において、UEがクライアントアプリケーションを実行し、クライアントアプリケーションは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する。ユーザデータを提供することにおいて、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮することができる。ユーザデータが提供された具体的な方式にかかわらず、UEは、(オプションであり得る)サブステップ2030において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。方法のステップ2040において、ホストコンピュータが、本開示全体を通して記載された実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図21は、一実施形態による、通信システムに実装された例示的な方法および/または手順を示すフローチャートである。通信システムは、本明細書の他の図を参照して記載されたものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図21への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(オプションであり得る)ステップ2110において、本開示全体を通して記載された実施形態の教示に従って、基地局がUEからユーザデータを受信する。(オプションであり得る)ステップ2120において、基地局が受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。(オプションであり得る)ステップ2130において、ホストコンピュータが基地局によって開始された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
本明細書に記載されるように、デバイスおよび/または装置は、半導体チップ、チップセット、またはそのようなチップもしくはチップセットを備える(ハードウェア)モジュールによって表すことができるが、これは、デバイスまたは装置の機能が、ハードウェアで実装される代わりに、プロセッサ上での実行のための、またはプロセッサ上で稼働されている実行可能ソフトウェアコード部分を備えるコンピュータプログラムまたはコンピュータプログラム製品などのソフトウェアモジュールとして実装される可能性を排除しない。さらに、デバイスまたは装置の機能は、ハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実装することができる。デバイスまたは装置はまた、機能的に互いと協働するか、または互いと無関係であるかにかかわらず、複数のデバイスおよび/または装置のアセンブリと見なすことができる。その上、デバイスおよび装置は、デバイスまたは装置の機能が保持される限り、システム全体にわたって分散して実装することができる。そのような原理および同様の原理は、当業者に知られていると考えられる。
さらに、無線デバイスまたはネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載された機能は、複数の無線デバイスおよび/またはネットワークノードにわたって分散される場合がある。言い換えれば、本明細書に記載されたネットワークノードおよび無線デバイスの機能は、単一の物理デバイスによる実行に限定されず、実際には、いくつかの物理デバイスの間に分散することができるということが企図される。
別段に規定されていない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの意味と一意する意味を有するものと解釈されるべきであり、本明細書で明確にそのように規定されていない限り、理想的なまたは過度に形式的な意味において解釈されないことがさらに理解されよう。
加えて、その明細書、図面、および例示的な実施形態を含む本開示で使用されるいくつかの用語は、限定はしないが、たとえば、データおよび情報を含めて、いくつかの事例では同義的に使用することができる。互いに同義であり得るこれらの単語および/または他の単語が本明細書で同義的に使用され得るが、そのような単語が同義的に使用されないことが意図され得る事例が存在する可能性があることを理解されたい。さらに、従来技術の知識が上記で参照により本明細書に明示的に組み込まれていない限り、従来技術の知識は、その全体が本明細書に明示的に組み込まれる。参照されるすべての刊行物は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
明示的に反対の定めをしていない限り、本明細書で使用される、列挙された項目の接続詞リスト(たとえば、「AおよびB」、「A、B、およびC」)に続く「少なくとも1つ」および「1つまたは複数」というフレーズは、列挙された項目「からなるリストから各項目が選択される、少なくとも1つの項目」を意味するものとする。たとえば、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」は、以下の、A;B;AおよびBのうちのいずれかを意味するものとする。同様に、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」は、以下の、A;B;C;AおよびB;BおよびC;AおよびC;A、B、およびCのうちのいずれかを意味するものとする。
明示的に反対の定めをしていない限り、本明細書で使用される、列挙された項目の接続詞リスト(たとえば、「AおよびB」、「A、B、およびC」)に続く「複数」というフレーズは、列挙された項目「からなるリストから各項目が選択される、複数の項目」を意味するものとする。たとえば、「AおよびBのうちの複数」は、以下の、2つ以上のA;2つ以上のB;または少なくとも1つのAおよび少なくとも1つのBのうちのいずれかを意味するものとする。
上記は、単に本開示の原理を示している。本明細書の教示に鑑みて、記載された実施形態に対する様々な修正および変更が当業者には明らかである。したがって、本明細書に明確に図示または記載されていないが、本開示の原理を具現化し、本開示の趣旨および範囲内であり得る多数のシステム、構成、および手順を当業者が考案できることが諒解されよう。当業者によって理解されるべきであるように、様々な例示的な実施形態は、互いに一緒に、ならびに互いに同じ意味で使用することができる。
本明細書に記載された技法および装置の例示的な実施形態は、限定はしないが、以下の列挙された例を含む。
グループAの実施形態
1.設定条件をトリガすると、無線デバイスがどのモビリティ機能を使用するべきかを決定するための、無線デバイスによって実行される方法であって、
少なくとも1つのトリガ条件の設定を備える条件付きモビリティ設定を受信することと、
設定を受信すると、条件付きモビリティトリガ条件を監視することと、
条件をトリガすると、選択規則に基づいてセルXに向かう条件付きハンドオーバまたは条件付き再開から選択することと
を備える、方法。
2.条件付きモビリティ設定が、1つまたは複数の有効性タイマを備える、実施形態1の方法。
3.
ユーザデータを提供することと、
基地局への送信を介してホストコンピュータにユーザデータを転送することと
をさらに備える、実施形態1または2のいずれかの方法。
グループBの実施形態
4.設定条件をトリガすると、無線デバイスがどのモビリティ機能を使用するべきかを決定するための、基地局によって実行される方法であって、
UEによって使用されるべき条件付きモビリティ設定を決定することと、
少なくとも1つのトリガ条件の設定を備える条件付きモビリティ設定を送信することであって、UEが、条件を受信すると、条件付きモビリティトリガ条件を監視し、条件をトリガすると、選択規則に基づいてセルXに向かう条件付きハンドオーバまたは条件付き再開から選択する、条件付きモビリティ設定を送信することと
を備える、方法。
5.条件付きモビリティ設定に関連付けられた1つまたは複数の有効性タイマを含むことをさらに備える、実施形態4の方法。
6.
ユーザデータを取得することと、
ホストコンピュータまたは無線デバイスにユーザデータを転送することと
をさらに備える、実施形態4または5のいずれかの方法。
グループCの実施形態
7.設定条件をトリガすると、無線デバイスがどのモビリティ機能を使用するべきかを決定するための無線デバイスであって、
グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定された処理回路と、
無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給源回路と
を備える、無線デバイス。
8.設定条件をトリガすると、無線デバイスがどのモビリティ機能を使用するべきかを決定するための基地局であって、
グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定された処理回路と、
基地局に電力を供給するように設定された電力供給源回路と
を備える、基地局。
9.設定条件をトリガすると、ユーザ機器(UE)がどのモビリティ機能を使用するべきかを決定するためのUEであって、
無線信号を送受信するように設定されたアンテナと、
アンテナおよび処理回路に接続され、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調整するように設定された無線フロントエンド回路と、
グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定されている処理回路と、
処理回路に接続され、UEへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された入力インターフェースと、
処理回路に接続され、処理回路によって処理されているUEからの情報を出力するように設定された出力インターフェースと、
処理回路に接続され、UEに電力を供給するように設定されたバッテリと
を備える、UE。
10.
ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにセルラネットワークにユーザデータを転送するように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む、通信システムであって、
セルラネットワークが、無線インターフェースおよび処理回路を有する基地局を備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定される、
通信システム。
11.基地局をさらに含む、実施形態10の通信システム。
12.UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定される、実施形態10および11の通信システム。
13.
ホストコンピュータの処理回路が、それによってユーザデータを提供する、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEが、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定される処理回路を備える、
実施形態10、11、および12の通信システム。
14.ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器(UE)を含む通信システムに実装された方法であって、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介して、UEへのユーザデータを搬送する送信を開始することであって、基地局が、グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、送信を開始することと
を備える、方法。
15.基地局において、ユーザデータを送信することをさらに備える、実施形態14の方法。
16.ホストコンピュータにおいて、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータが提供され、方法が、UEにおいて、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することをさらに備える、実施形態14および15の方法。
17.基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、実施形態14、15、および16の方法を実行するように設定された無線インターフェースおよび処理回路を備える、UE。
18.
ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにセルラネットワークにユーザデータを転送するように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む、通信システムであって、
UEが無線インターフェースおよび処理回路を備え、UEの構成要素が、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定される、
通信システム。
19.セルラネットワークが、UEと通信するように設定された基地局をさらに含む、実施形態18の通信システム。
20.
ホストコンピュータの処理回路が、それによってユーザデータを提供する、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定される、
実施形態18および19の通信システム。
21.ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器(UE)を含む通信システムに実装された方法であって、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介して、UEへのユーザデータを搬送する送信を開始することであって、UEが、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、送信を開始することと
を備える、方法。
22.UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することをさらに備える、実施形態21の方法。
23.
ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生するユーザデータを受信するように設定された通信インターフェース
を備えるホストコンピュータを含む、通信システムであって、
UEが無線インターフェースおよび処理回路を備え、UEの処理回路が、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定される、
通信システム。
24.UEをさらに含む、実施形態23の通信システム。
25.基地局をさらに含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送されるユーザデータをホストコンピュータに転送するように設定された通信インターフェースとを備える、実施形態23および24の通信システム。
26.
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEの処理回路が、それによってユーザデータを提供する、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定される、
実施形態23、24、および25の通信システム。
27.
ホストコンピュータの処理回路が、それによって要求データを提供する、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEの処理回路が、それによって要求データに応答してユーザデータを提供する、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定される、
実施形態23、24、25、および26の通信システム。
28.ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器(UE)を含む通信システムに実装された方法であって、
ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することであって、UEが、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、ユーザデータを受信すること
を備える、方法。
29.UEにおいて、基地局にユーザデータを提供することをさらに備える、実施形態28の方法。
30.
UEにおいて、それによって送信されるべきユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行することと、
ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することと
をさらに備える、実施形態28および29の方法。
31.
UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することによって提供される、入力データを受信することと
をさらに備え、
送信されるべきユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、
実施形態28、29、および30の方法。
32.ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生するユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含み、基地局が無線インターフェースおよび処理回路を備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行するように設定される、通信システム。
33.基地局をさらに含む、実施形態32の通信システム。
34.UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定される、実施形態32および33の通信システム。
35.
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEの処理回路が、それによりホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供する、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定される、
実施形態32、33、および34の通信システム。
36.ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器(UE)を含む通信システムに実装された方法であって、
ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から発生するユーザデータを受信することであって、UEが、グループAの実施形態のうちのいずれかのステップのうちのいずれかを実行する、ユーザデータを受信すること
を備える、方法。
37.基地局において、UEからユーザデータを受信することをさらに備える、実施形態36の方法。
38.基地局において、ホストコンピュータへの受信されたユーザデータの送信を開始することをさらに備える、実施形態36および37の方法。