JP7337179B2 - 条件付きモビリティ実行時の測定設定のハンドリング - Google Patents

条件付きモビリティ実行時の測定設定のハンドリング Download PDF

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Description

本出願は、一般に、無線通信の分野に関し、より詳細には、無線ネットワーク内の無線デバイスまたはユーザ機器(UE)のモビリティ動作を改善するデバイス、方法、およびコンピュータ可読媒体に関する。
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が明確に与えられ、かつ/またはその用語が使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連する技術分野におけるそれらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段の明示的な記載がない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいかなる方法および/または手順のステップも、ステップが別のステップに後続もしくは先行するものとして明示的に記載されない限り、かつ/またはステップが別のステップに後続もしくは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実行される必要はない。本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用される場合がある。本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかの任意の特徴を、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用することができる。同じように、実施形態のうちのいずれかの任意の利点を、任意の他の実施形態に適用することができ、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになる。
Long-Term Evolution(LTE)は、エボルブドUTRAN(E-UTRAN)としても知られる、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)内で開発され、リリース8および9において最初に規格化された、いわゆる第4世代(4G)無線アクセス技術のための包括的な用語である。LTEは、様々な認可(licensed)周波数帯域をターゲットとし、エボルブドパケットコア(EPC)ネットワークを含む、一般にシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)と呼ばれる非無線状況に対する改善が付随する。LTEは、3GPP、ならびに、無線アクセスネットワーク(RAN)WGおよびサブワーキンググループ(たとえば、RAN1、RAN2など)を含むそのワーキンググループ(WG)による規格設定プロセスに従って開発される後続のリリースを通して発展し続ける。
LTEリリース10(Rel-10)は、20MHzよりも大きい帯域幅をサポートする。Rel-10に対する1つの重要な要件は、LTEリリース8との後方互換性を保証することである。これは、スペクトル互換性も含むべきである。そのため、(たとえば、20MHzよりも広い)広帯域LTE Rel-10キャリアは、LTE Rel-8(「レガシー」)端末へのいくつかのキャリアとして現れるべきである。各々のそのようなキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と呼ぶことができる。またレガシー端末のためのワイドキャリアの効率的な使用のために、レガシー端末は広帯域LTE Rel-10キャリアのすべての部分内でスケジュールすることができる。1つの例示的な方法は、キャリアアグリゲーション(CA)によってこれを実現することであり、それにより、Rel-10端末は複数のCCを受信することができ、好ましくは、各CCはRel-8キャリアと同じ構造を有する。LTE Rel-11における拡張のうちの1つは拡張物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH)であり、これは、制御チャネルリソースの容量を増加させ、空間再使用を改善すること、セル間干渉協調(ICIC)を改善すること、ならびに制御チャネルのためのアンテナビームフォーミングおよび/または送信ダイバーシティをサポートすることの目標を有する。さらに、LTE Rel-12は、それによりUEが2つのネットワークノードに同時に接続することができ、それにより接続堅牢性および/または容量を改善する、デュアルコネクティビティ(DC)を導入した。
LTEおよびSAEを備えるネットワークの例示的なアーキテクチャ全体が、図1に示されている。E-UTRAN100は、eNB105、110、および115などの1つまたは複数のエボルブドノードB(eNB)と、UE120などの1つまたは複数のユーザ機器(UE)とを備える。3GPP規格内で使用されるとき、第3世代(「3G」)および第2世代(「2G」)3GPP無線アクセスネットワークが一般に知られているので、「ユーザ機器」または「UE」は、E-UTRANならびにUTRANおよび/またはGERANを含む、3GPP規格準拠ネットワーク機器と通信することが可能な任意の無線通信デバイス(たとえば、スマートフォンまたはコンピューティングデバイス)を意味する。
3GPPによって指定されているように、E-UTRAN100は、無線ベアラ制御、無線アドミッション制御、無線モビリティ制御、スケジューリング、ならびにアップリンクおよびダウンリンクにおけるUEへのリソースの動的割当て、ならびにUEとの通信のセキュリティを含む、ネットワークにおけるすべての無線関係機能に関与する。これらの機能は、eNB105、110、および115などのeNB内に存在する。E-UTRANにおけるeNBは、図1に示すように、X2インターフェースを介して互いに通信する。eNBはまた、EPC130へのE-UTRANインターフェースに関与し、詳細には、図1において、MME/S-GW134および138としてまとめて示されている、モビリティ管理エンティティ(MME)およびサービングゲートウェイ(SGW)へのS1インターフェースに関与する。一般的に言うと、MME/S-GWは、UEの全体的な制御、およびUEとEPCの残りとの間のデータフローの両方をハンドリングする。より詳細には、MMEは、非アクセス階層(NAS)プロトコルとして知られる、UEとEPCとの間のシグナリング(たとえば、制御プレーン)プロトコルを処理する。S-GWは、UEとEPCとの間のすべてのインターネットプロコトル(IP)データパケット(たとえば、データまたはユーザプレーン)をハンドリングし、UEが、eNB105、110、および115などのeNB間を移動するときにデータベアラのためのローカルモビリティアンカとして機能する。
EPC130はまた、ユーザ関連情報および加入者関連情報を管理するホーム加入者サーバ(HSS)131を含むことができる。HSS131はまた、モビリティ管理、コールおよびセッションセットアップ、ユーザ認証およびアクセス認可におけるサポート機能を提供することができる。HSS131の機能は、従来のホームロケーションレジスタ(HLR)の機能ならびに認証センタ(AuC)の機能または動作に関連することができる。
いくつかの実施形態では、HSS131は、Udインターフェースを介して、図1においてEPC-UDR135とラベル付けされたユーザデータレポジトリ(UDR)と通信することができる。EPC-UDR135は、ユーザ認証情報がAuCアルゴリズムによって暗号化された後にユーザ認証情報を格納することができる。これらのアルゴリズムは規格化されていない(すなわち、ベンダ固有)ので、EPC-UDR135に格納された暗号化された認証情報は、HSS131のベンダ以外のいかなる他のベンダによってもしばしばアクセスすることができない。
図2Aは、LTEアーキテクチャを構成するエンティティ、すなわち、UE、E-UTRAN、およびEPCに関する例示的なLTEアーキテクチャ、ならびにアクセス階層(AS)および非アクセス階層(NAS)への高レベル機能分割の高レベルブロック図を示す。図2Aはまた、2つの特定のインターフェースポイント、すなわち、Uu(UE/E-UTRAN無線インターフェース)およびS1(E-UTRAN/EPCインターフェース)を示し、それらの各々は、固有のセットのプロトコル、すなわち、無線プロトコルおよびS1プロトコルを使用する。図2Aには示されていないが、それぞれのプロトコルセットはさらに、ユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル機能にセグメント化することができる。ユーザおよび制御プレーンは、それぞれ、UプレーンおよびCプレーンとも呼ばれる。Uuインターフェースで、Uプレーンは、ユーザ情報(たとえば、データパケット)を搬送し、Cプレーンは、UEとE-UTRANとの間で制御情報を搬送する。
図2Bは、UE、eNB、およびMMEの間の例示的なCプレーンプロトコルスタックのブロック図を示す。例示的なプロトコルスタックは、物理(PHY)、媒体アクセス制御(MAC)、無線リンク制御(RLC)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)、およびUEとeNBとの間の無線リソース制御(RRC)レイヤを含む。PHYレイヤは、LTE無線インターフェース上のトランスポートチャネル上でデータを転送するために、どの特性がどのように使用されるかに関係する。MACレイヤは、論理チャネル上でデータ転送サービスを提供し、論理チャネルをPHYトランスポートチャネルにマッピングし、これらのサービスをサポートするためにPHYリソースを再割当てする。RLCレイヤは、上位レイヤとの間を転送されるデータの、誤り検出および/または誤り訂正と、連結と、セグメンテーションと、リアセンブリと、並べ替えとを提供する。PHYレイヤ、MACレイヤ、およびRLCレイヤは、UプレーンとCプレーンの両方のために同一の機能を実行する。PDCPレイヤは、UプレーンとCプレーンの両方のための暗号化/解読および完全性保護を提供し、ならびにヘッダ圧縮などのUプレーンのための他の機能を提供する。例示的なプロトコルスタックはまた、UEとMMEとの間の非アクセス階層(NAS)シグナリングを含む。
図2Cは、PHYレイヤの観点から例示的なLTE無線インターフェースプロトコルアーキテクチャのブロック図を示す。図2Cにおいて楕円によって示されたサービスアクセスポイント(SAP)により、様々なレイヤ間のインターフェースが提供される。PHYレイヤは、上述されたMACプロトコルレイヤおよびRRCプロトコルレイヤとインターフェースする。図において、PHY、MAC、およびRRCは、それぞれ、レイヤ1~3とも呼ばれる。MACは、(同じく上述された)RLCプロトコルレイヤに、転送される情報のタイプによって特徴付けられた異なる論理チャネルを提供するが、PHYは、無線インターフェースを介して情報がどのように転送されるかによって特徴付けられたトランスポートチャネルをMACに提供する。このトランスポートサービスを提供することにおいて、PHYは、誤り検出および誤り訂正と、物理チャネル上へのコード化トランスポートチャネルのレートマッチングおよびマッピングと、物理チャネルの電力重み付け、変調、および復調と、送信ダイバーシティと、ビームフォーミング多入力多出力(MIMO)アンテナ処理とを含む様々な機能を実行する。PHYレイヤはまた、制御情報(たとえば、コマンド)をRRCから受信し、RRCに様々な情報、たとえば、無線測定値、を提供する。
LTE PHYによって提供されるダウンリンク(すなわち、ネットワークノードからUEへの)物理チャネルには、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理マルチキャストチャネル(PMCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、リレー物理ダウンリンク制御チャネル(R-PDCCH)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、および物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)が含まれる。加えて、LTE PHYダウンリンクは、様々な参照信号、同期信号、および発見信号を含む。
LTE PHYによって提供されるアップリンク(すなわち、UEからネットワークノードへの)物理チャネルには、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、および物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)が含まれる。加えて、LTE PHYアップリンクは、関連するPUCCHまたはPUSCHの受信においてネットワークノードを支援するために送信される復調参照信号(DM-RS)、およびいかなるアップリンクチャネルにも関連付けられていないサウンディング参照信号(SRS)を含む、様々な参照信号を含む。
LTE PHYのための多元接続方式は、ダウンリンクでは、サイクリックプレフィックス(CP)を用いた直交周波数分割多重(OFDM)に基づき、アップリンクでは、サイクリックプレフィックスを用いたシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)に基づく。対スペクトルおよび不対スペクトルにおける送信をサポートするために、LTE PHYは、(全二重動作と半二重動作の両方を含む)周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートする。LTE FDDダウンリンク(DL)無線フレームは、10msの固定持続時間を有し、各々が0.5msの固定持続時間をもつ、0~19とラベル付けされた20個のスロットから構成される。1msのサブフレームは2つの連続するスロットを備え、サブフレームiはスロット2iおよびスロット2i+1から構成される。各々の例示的なFDD DLスロットは、NDL symb個のOFDMシンボルから構成され、NDL symb個のOFDMシンボルの各々は、Nsc個のOFDMサブキャリアからなる。NDL symbの例示的な値は、15kHzのサブキャリア帯域幅の場合、(ノーマルCPでは)7または(拡張された長さのCPでは)6であり得る。Nscの値は、利用可能なチャネル帯域幅に基づいて設定可能である。当業者はOFDMの原理に精通しているので、さらなる詳細は本明細書では省略される。
さらに、特定のシンボル内の特定のサブキャリアの組合せは、リソースエレメント(RE)として知られている。各REは、そのREのために使用される変調および/またはビットマッピングコンスタレーションのタイプに応じて、特定の数のビットを送信するために使用される。たとえば、いくつかのREは、QPSK変調を使用して2ビットを搬送することができ、他のREは、それぞれ16QAMまたは64QAMを使用して、4ビットまたは6ビットを搬送することができる。LTE PHYの無線リソースはまた、物理リソースブロック(PRB)に関して規定される。PRBは、スロットの持続時間(すなわち、NDL symb個のシンボル)にわたってNRB sc個のサブキャリアに及び、NRB scは、通常、(15kHzサブキャリア帯域幅では)12、または24(7.5kHz帯域幅)のいずれかである。サブフレーム全体(すなわち、2NDL symb個のシンボル)の間に同じNRB sc個のサブキャリアに及ぶPRBは、PRBペアとして知られている。したがって、LTE PHY DLのサブフレーム内で利用可能なリソースは、NDL RB個のPRBペアを備え、NDL RB個のPRBペアの各々は、2NDL symb・NRB sc個のREを備える。ノーマルCPおよび15KHzのサブキャリア帯域幅の場合、PRBペアは168個のREを備える。
LTE FDDアップリンク(UL)無線フレームは、上記で説明された例示的なFDD DL無線フレームと同様の方式で設定される。上記のDLの説明と一致する用語を使用すると、各ULスロットは、NUL symb個のOFDMシンボルから構成され、NUL symb個のOFDMシンボルの各々は、Nsc個のOFDMサブキャリアからなる。
上記で説明されたように、LTE PHYは、様々なDL物理チャネルおよびUL物理チャネルをPHYリソースにマッピングする。たとえば、PHICHは、UEによるUL送信に対するHARQフィードバック(たとえば、ACK/NAK)を搬送する。同様に、PDCCHは、スケジューリング割当て、ULチャネルに対するチャネル品質フィードバック(たとえば、CSI)、および他の制御情報を搬送する。同様に、PUCCHは、スケジューリング要求などのアップリンク制御情報、ダウンリンクチャネルに対するCSI、ネットワークノードDL送信に対するHARQフィードバック、および他の制御情報を搬送する。PDCCHとPUCCHの両方は、1つまたはいくつかの連続する制御チャネルエレメント(CCE)のアグリゲーション上で送信することができ、CCEは、リソースエレメントグループ(REG)に基づいて物理リソースにマッピングされ、REGの各々は複数のREからなる。たとえば、CCEは9つのREGを備えることができ、REGの各々は4つのREを備えることができる。
LTEリリース8以来、3つのシグナリング無線ベアラ(SRB)、すなわち、SRB0、SRB1、およびSRB2は、UEとネットワークノードとの間のRRCメッセージおよび非アクセス階層(NAS)メッセージのトランスポートに利用可能になっている。SRB1bisとして知られる新しいSRBも、NB-IoTにおけるDoNAS(データオーバNAS)をサポートするためにrel-13において導入された。SRB0は、CCCH論理チャネルを使用するRRCメッセージ用であり、SRB0は、RRC接続セットアップ、RRC接続再開、およびRRC接続再確立をハンドリングするために使用される。UEがネットワークノードに接続される(すなわち、RRC接続セットアップまたはRRC接続再確立/再開が成功する)と、SRB1は、すべてがDCCH論理チャネルを使用する、SRB2の確立より前に(ピギーバックNASメッセージを含む場合がある)RRCメッセージならびにNASメッセージをハンドリングするために使用される。一方、SRB2は、すべてがDCCH論理チャネルを使用する、ロギングされた測定情報を含むRRCメッセージならびにNASメッセージに使用される。SRB2は、ロギングされた測定情報およびNASメッセージが、冗長であり得、より緊急でより小さいSRB1メッセージの阻止を引き起こす可能性があるので、SRB1よりも低い優先度を有する。SRB2は、常に、セキュリティアクティブ化の後にE-UTRANによって設定される。
上記で簡潔に述べられたように、(図2B~図2Cに示された)LTE RRCレイヤは、無線インターフェースにおけるUEとeNBとの間の通信、ならびにE-UTRAN内のセル間のUEの移動を制御する。(たとえば、アクティブ接続による)RRC_CONNECTED状態におけるUEのための通常のモビリティ手順は、セル間のハンドオーバ(HO)である。より具体的には、UEは、ソースノードによって提供されるソースまたはサービングセルから、ターゲットノードによって提供されるターゲットセルに、ハンドオーバされる。一般に、LTEの場合、ハンドオーバソースおよびターゲットノードは、異なるeNBであるが、単一のeNBによって提供される異なるセル間のノード内ハンドオーバも可能である。
「デルタシグナリング」の概念は、ネットワークとUEとの間のRRCシグナリングの量を減らすために、3GPP規格において導入された。ハンドオーバにおいて、たとえば、ソースノードは、UEの現在のRRC設定をターゲットノードに提供することができる。この情報を所与として、ターゲットノードが、ハンドオーバ後にターゲットセルにおいてUEによって使用されるべきRRC設定を準備するとき、それは、「デルタ」あるいは現在のUE設定とターゲットセルにおいて使用されるべき新しい設定との「差」のみをシグナリングすればよい。そのようなデルタシグナリングは、通常は、「必要コード」、AddModリスト、および受信された設定が記憶されるUE変数などのいくつかのプロトコル特徴で実装される。
しかしながら、ハンドオーバは堅牢性に関係する様々な問題を有する可能性がある。たとえば、HOコマンド(たとえば、mobilityControlInfoを有するRRCConnectionReconfigurationまたはreconfigurationWithSyncを有するRRCReconfiguration)は、通常、UE向けの無線状態がすでにかなり悪いときに送信される。そのため、HOコマンドは、(たとえば、冗長性がエラーに対して保護することを可能にするために)セグメント化され、かつ/またはUEに到達する前に1つもしくは複数回(たとえば、HARQを使用して)再送信される必要があり得る。そのような場合、HOコマンドは、ソースノード(たとえば、UEの現在のサービングセルをホストするノード)との劣化した接続が中断する前に、時間内に(または全く)UEに到達しない場合がある。
ハンドオーバおよび他のモビリティ手順でこれらのおよび他の困難に対処するために、いくつかの「条件付きモビリティ」技法が提案された。それにもかかわらず、これらの提案された技法は、様々な使用事例、シナリオ、および/または条件において技法を不適切にさせる様々な欠陥-特に、デルタシグナリングの使用に関連する-がある。
したがって、本開示の例示的な実施形態は、モビリティ動作、たとえば、ソースノード(またはセル)とターゲットノード(またはセル)との間のハンドオーバ(条件付きハンドオーバを含む)、の改善を提供することによって、無線通信ネットワークにおけるこれらのおよび他のモビリティ関連の問題に対処する。
本開示の例示的な実施形態は、無線アクセスネットワーク(RAN)における条件付きモビリティの方法(たとえば、手順)を含む。例示的な方法および/または手順は、RAN(たとえば、E-UTRAN、NG-RAN)内のセルにサービスするネットワークノード(たとえば、基地局、eNB、gNBなど、またはその構成要素)と通信するユーザ機器(UE、たとえば、無線デバイス、MTCデバイス、NB-IoTデバイス、モデムなど、またはその構成要素)によって実行され得る。
いくつかの実施形態において、これらの例示的な方法は、第1の測定設定を、UEのソースセルにサービスするソースRANノードから、受信することと、受信された第1の測定設定を記憶することと、第1の測定設定に基づいてUEのソースセルにおける第1の測定を実行および報告することとを含むことができる。
これらの例示的な方法はまた、以下を含む1つまたは複数のモビリティ関連メッセージを、RANから、受信することを含むことができる:モビリティ動作の第1の指示、モビリティ動作のトリガ条件の第2の指示、ソースセルに関する第2の測定設定、および1つまたは複数のターゲットセルに関する第3の測定設定。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のモビリティ関連メッセージは、第1のおよび第2の指示と第2のおよび第3の測定設定とを含む、ソースノードから受信された、条件付きモビリティコマンドを含むことができる。加えて、第2のおよび第3の測定設定は、指示されたモビリティ動作の候補である各ターゲットセルのそれぞれの測定設定を含むことができる。
他の実施形態において、1つまたは複数のモビリティ関連メッセージは、第1のおよび第2の指示と第2の測定設定とを含む、ソースノードから受信された、条件付きモビリティコマンドと、第3の測定設定を含む、ターゲットノードから受信された、再設定メッセージとを含むことができる。
これらの例示的な方法はまた、第2の測定設定に基づいて、ターゲットセルのうちの特定の1つに関するトリガ条件の達成を検出することと、特定のターゲットに向かうモビリティ動作を実行することとを含むことができる。
いくつかの実施形態において、トリガ条件の達成を検出することは、第2の測定設定に基づいてソースセルにおいて第2の測定を実行することを含むことができる。いくつかの実施形態において、モビリティ動作を実行することは、以下の動作のうちの1つまたは複数を含むことができる:第2の測定設定に基づく第2の測定の実行を停止することと、記憶された第2の測定設定の少なくとも一部を削除または解除することと、第3の測定設定を記憶すること。
いくつかの実施形態において、第3の測定設定は、完全な測定設定として受信され得る。そのような実施形態において、モビリティ動作を実行することは、記憶された第1の測定設定を第3の測定設定に置き換えることを含むことができる。
他の実施形態において、第3の測定設定は、第1の測定設定および/または第2の測定設定に関するデルタとして受信され得る。そのような実施形態において、モビリティ動作を実行することは、第3の測定設定と第1の測定設定および第2の測定設定のうちの1つまたは複数とに基づいて、第3の測定のための、測定設定を決定することを含むことができる。
いくつかの実施形態において、たとえば、1つまたは複数のモビリティ関連メッセージが、条件付きモビリティコマンドおよび再設定メッセージを含むとき、モビリティ動作を実行することは、第2の測定設定(たとえば、条件付きモビリティコマンドにおいて受信される)に基づいて特定のターゲットセルにおける第3の測定を実行および報告することと、第3の測定設定を含む再設定メッセージをその後に受信する(たとえば、再設定メッセージにおいて)こととを含むことができる。
これらの例示的な方法はまた、第3の測定設定に基づいて特定のターゲットセルにおける第3の測定を実行および報告することを含むことができる。
本開示の他の例示的な実施形態は、無線アクセスネットワーク(RAN)におけるユーザ機器(UE)の条件付きモビリティのための付加的方法(たとえば、手順)を含む。これらの例示的な方法は、RAN(たとえば、E-UTRAN、NG-RAN)のセル内の1つまたは複数のユーザ機器(UE、たとえば、無線デバイス、MTCデバイス、NB-IoTデバイス、モデムなど、またはその構成要素)にサービスするソースRANノード(たとえば、基地局、eNB、gNBなど、またはその構成要素)によって実行され得る。
いくつかの実施形態において、これらの例示的な方法は、ソースRANノードによってサービスされる、UEのための、ソースセルに関する第1の測定設定を、UEに、送信することと、第1の測定設定に基づいてソースセルにおいてUEによって作られた第1の測定値を受信することと、第1の測定に基づいて、モビリティ動作がUEに関して必要であると決定することとを含むことができる。
これらの例示的な方法はまた、UEに関するモビリティ動作(たとえば、上述で判定されたものとしての)を受け入れるという要求を、ターゲットノードに、送信することを含むことができる。いくつかの実施形態において、要求は、UEのための第1の測定設定を含むことができる。これらの例示的な方法はまた、モビリティ動作の確認を、ターゲットRANノードから、受信することを含むことができ、確認は、ターゲットRANノードによってサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関する第3の測定設定を含む。これらの例示的な方法はまた、モビリティ動作のトリガ条件に関係する第2の測定設定を決定することを含むことができる。たとえば、第2の測定設定は、UEのソースセルにおいてトリガ条件の達成を検出するために使用可能であり得る。いくつかの実施形態において、第2の測定設定を決定することはまた、第2の測定設定をターゲットRANノードに送信することを含むことができる。
いくつかの実施形態において、以下の条件のうちの少なくとも1つが適用される:第2の測定設定が、第1の測定設定に関するデルタとして決定されることと、第3の測定設定が、第1の測定設定に関するデルタとして受信されることと、第3の測定設定が、第1のおよび第2の測定設定に関するデルタとして受信されること。
これらの例示的な方法はまた、以下を含むモビリティ関連メッセージを、UEに、送信することを含むことができる:モビリティ動作の第1の指示、トリガ条件の第2の指示、および第2の測定設定。いくつかの実施形態において、条件付きモビリティコマンドはまた、第3の測定設定を含むことができ、第2のおよび第3の測定設定は、指示されたモビリティ動作の候補である各ターゲットセルのそれぞれの測定設定を含むことができる。
いくつかの実施形態において、これらの例示的な方法はまた、モビリティ動作が完了したという第3の指示を、ターゲットRANノードから、受信することと、第3の指示に応答して、記憶された第1のおよび第2の測定設定の少なくとも一部を削除または解除することとを含むことができる。
本開示の他の例示的な実施形態は、無線アクセスネットワーク(RAN)におけるユーザ機器(UE)の条件付きモビリティのための付加的方法(たとえば、手順)を含む。これらの例示的な方法は、RAN(たとえば、E-UTRAN、NG-RAN)のセルにサービスするターゲットRANノード(たとえば、基地局、eNB、gNBなど、またはその構成要素)によって実行され得る。
これらの例示的な方法は、UEに関するモビリティ動作を受け入れるという要求を、ソースRANノードから、受信することを含むことができる。要求は、UEの第1のための測定設定を含むことができる。これらの例示的な方法はまた、ターゲットRANノードによってサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関してUEのための第3の測定設定を決定することを含むことができる。第3の測定設定は、第1の測定設定(たとえば、それに関するデルタ)に基づき得る。
これらの例示的な方法は、モビリティ動作の確認を、ソースRANノードに、送信することを含むことができ、確認は、第3の測定設定を含む。様々な実施形態において、第3の測定設定は、完全な測定設定として、または第1の測定設定および/または第2の測定設定に関するデルタとして送信され得る。これらの例示的な方法はまた、第3の測定設定に基づいてターゲットセルのうちの特定の1つにおいて作られた測定値を、UEから、受信することを含むことができる。
いくつかの実施形態において、これらの例示的な方法はまた、第2の測定設定に基づいて特定のターゲットセルに関してUEによって作られた測定値を受信することと、次に、第3の測定設定を含む再設定メッセージを、UEに、送信することとを含むことができる。
これらの実施形態において、これらの例示的な方法はまた、UEのための第2の測定設定を、ソースRANノードから、受信することを含むことができる。第2の測定設定は、第1の測定設定に関するデルタとして受信され得る。そのような実施形態において、再設定メッセージに含まれる、第3の測定設定は、第1の測定設定に関するデルタおよび第2の測定設定であり得る。
いくつかの実施形態において、これらの例示的な方法はまた、モビリティ動作が完了したという指示を、ソースRANノードに、送信することを含むことができる。
他の例示的な実施形態は、ユーザ機器(UE、たとえば、無線デバイス、MTCデバイス、NB-IoTデバイス、モデムなど、またはその構成要素)および本明細書に記載された例示的な方法のいずれかに対応する動作を実行するように設定されたネットワークノード(たとえば、基地局、gNB、eNBなど、またはその構成要素)を含む。他の例示的な実施形態は、UEまたはネットワークノードの処理回路によって実行されると、本明細書に記載された例示的な方法のいずれかに対応する動作を実行するようにそのようなUEまたはネットワークノードを設定するコンピュータ実行可能命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体を含む。
本開示の例示的な実施形態のこれらおよび他の目的、特徴、および利点は、以下で簡潔に記載される図面に鑑みて以下の発明を実施するための形態を読むと明らかになろう。
3GPPによって規格化された、Long-Term Evolution(LTE)エボルブドUTRAN(E-UTRAN)およびエボルブドパケットコア(EPC)ネットワークの例示的なアーキテクチャの高レベルブロック図である。 E-UTRANアーキテクチャを構成する構成要素、プロトコル、およびインターフェースに関する例示的なE-UTRANアーキテクチャの高レベルブロック図である。 ユーザ機器(UE)とE-UTRANとの間の無線(Uu)インターフェースの制御プレーン部分の例示的なプロトコルレイヤのブロック図である。 PHYレイヤの観点からの例示的なLTE無線インターフェースプロトコルアーキテクチャのブロック図である。 gNBの分割中央ユニット(CU)-分散ユニット(DU)分割アーキテクチャを含む、5Gネットワークアーキテクチャの高レベル図である。 それによってUEがNR RRC状態の間を遷移する、NR RRC状態および手順を示す図である。 NRネットワークにおけるハンドオーバ手順中のUE、ソースノード(たとえば、ソースgNB)、およびターゲットノード(たとえば、ターゲットgNB)の間のシグナリングフローを示す、図5Aおよび5Bに分けられた、図である。 UEの測定設定を転送および記憶するために使用される3つの例示的なASN.1データ構造体を示す、図6A~6Cを含む、図である。 UEモビリティ動作、たとえば、ハンドオーバ、の間に発生し得る2つの例示的な堅牢性の問題を示す、図7Aおよび7Bを含む、図である。 本開示の例示的な実施形態による、UE、ソースノード、およびCHOのターゲットノードの間のシグナリングフローを示す図である。 条件付きモビリティ(たとえば、CHO)トリガ条件でUEを設定するための3つの異なる技法を示す、図9A~9Cを含む、図である。 条件付きモビリティ(たとえば、CHO)動作の間および後に使用されるべき測定設定をUEに提供するためにデルタシグナリングを使用する例示的な技法のシグナリングフローを示す図である。 本開示の様々な例示的な実施形態による、条件付きモビリティ(たとえば、CHO)動作の監視および実行フェーズの間に使用されるべき測定設定をUEに提供するための改善された技法のシグナリングフローを示す図である。 本開示の様々な例示的な実施形態による、条件付きモビリティ(たとえば、CHO)動作の監視および実行フェーズの間に使用されるべき測定設定をUEに提供するための別の改善された技法のシグナリングフローを示す図である。 本開示の様々な例示的な実施形態による、無線アクセスネットワーク(RAN)における条件付きモビリティのための、ユーザ機器(UE)によって実行される例示的な方法および/または手順を示す図である。 本開示の様々な例示的な実施形態による、UEの条件付きモビリティのために、無線アクセスネットワーク(RAN)において、ソースノードによって実行される例示的な方法および/または手順を示す図である。 本開示の様々な例示的な実施形態による、UEの条件付きモビリティのために、無線アクセスネットワーク(RAN)において、ターゲットノードによって実行される例示的な方法および/または手順を示す図である。 本明細書に記載された様々な態様による、無線ネットワークの例示的な実施形態を示す図である。 本明細書に記載された様々な態様による、UEの例示的な実施形態を示す図である。 本明細書に記載されたネットワークノードの様々な実施形態の実装のために使用可能な例示的仮想化環境を示すブロック図である。 本明細書に記載された様々な態様による、様々な例示的な通信システムおよび/またはネットワークのブロック図である。 本明細書に記載された様々な態様による、様々な例示的な通信システムおよび/またはネットワークのブロック図である。 たとえば図17~18に示す例示的な通信システムおよび/またはネットワークにおいて、実装され得るユーザデータの送信および/または受信のための例示的な方法および/または手順のフロー図である。 たとえば図17~18に示す例示的な通信システムおよび/またはネットワークにおいて、実装され得るユーザデータの送信および/または受信のための例示的な方法および/または手順のフロー図である。 たとえば図17~18に示す例示的な通信システムおよび/またはネットワークにおいて、実装され得るユーザデータの送信および/または受信のための例示的な方法および/または手順のフロー図である。 たとえば図17~18に示す例示的な通信システムおよび/またはネットワークにおいて、実装され得るユーザデータの送信および/または受信のための例示的な方法および/または手順のフロー図である。
添付の図面を参照しながら、次に、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に記載される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。さらに、以下の用語が、以下で与えられる説明全体を通して使用される。
●無線ノード:本明細書で使用される「無線ノード」は、「無線アクセスノード」または「無線デバイス」のいずれかであり得る。
●無線アクセスノード:本明細書で使用される「無線アクセスノード」(または「無線ネットワークノード」)は、信号を無線で送信および/または受信するように動作する、セルラ通信ネットワークの無線アクセスネットワーク(RAN)内の任意のノードであり得る。無線アクセスノードのいくつかの例には、限定はしないが、基地局(たとえば、3GPP第5世代(5G)NRネットワーク内の新無線(NR)基地局(gNB)、または3GPP LTEネットワーク内の拡張もしくはエボルブドノードB(ネットワークノード))、高電力またはマクロ基地局、低電力基地局(たとえば、マイクロ基地局、ピコ基地局、ホームeNBなど)、統合アクセスバックホール(IAB)ノード、およびリレーノードが含まれる。
●コアネットワークノード:本明細書で使用される「コアネットワークノード」は、コアネットワーク内の任意のタイプのノードである。コアネットワークノードのいくつかの例には、たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW)、サービス能力公開機能(SCEF)などが含まれる。
●無線デバイス:本明細書で使用される「無線デバイス」(または略して「WD」)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することにより、セルラ通信ネットワークへのアクセスを有する(すなわち、セルラ通信ネットワークによってサービスされる)任意のタイプのデバイスである。別段に記載されていない限り、「無線デバイス」という用語は、本明細書では「ユーザ機器」(または略して「UE」)と同じ意味で使用される。無線デバイスのいくつかの例には、3GPPネットワークおよびマシンタイプ通信(MTC)デバイスにおけるUEが含まれるが、これに限定されない。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに適した、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴うことができる。
●ネットワークノード:本明細書で使用される「ネットワークノード」は、セルラ通信ネットワークの無線アクセスネットワークまたはコアネットワークのいずれかの一部である任意のノードである。機能的に、ネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、かつ/または提供するための、および/またはセルラ通信ネットワーク内の他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実行するためのセルラ通信ネットワーク内の他のネットワークノードもしくは機器と、直接的または間接的に通信することが可能な、そうするように設定され、構成され、かつ/または動作可能な機器である。
本明細書で与えられる説明は3GPPセルラ通信システムに焦点を当て、そのため、3GPP専門用語または3GPP専門用語に類似する専門用語がしばしば使用されることに留意されたい。しかしながら、本明細書で開示される概念は3GPPシステムに限定されない。限定はしないが、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMAX)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、および汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)を含む他の無線システムも、本明細書に記載される概念、原理、および/または実施形態から恩恵を受けることができる。
加えて、無線デバイスまたはネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載される機能および/または動作は、複数の無線デバイスおよび/またはネットワークノードにわたって分散される場合がある。さらに、「セル」という用語が本明細書で使用されるが、(特に5G NRに関して)セルの代わりにビームが使用される場合があり、そのため、本明細書に記載される概念がセルとビームの両方に等しく適用されることを理解されたい。
上記で説明されたように、3GPPネットワークにおける現在のハンドオーバ(HO)プロセスは、堅牢性に関する様々な問題を有する。たとえば、HOコマンド(たとえば、モビリティControlInfoを有するRRCConnectionReconfigurationまたはreconfigurationWithSyncを有するRRCReconfiguration)は、UEの無線条件がすでにかなり悪いときに、通常は送信される。そのため、HOコマンドは、それがUEに到達する前に、1回または複数回セグメント化される(たとえば、エラーから保護するための冗長性を可能にするために)および/または再送信される(たとえば、HARQを使用して)必要があり得る。そのような場合、HOコマンドは、ターゲットノードとの劣化した接続が中断する前に、UEに時間通りに(または、まったく)到達しないことがある。
モビリティ堅牢性を改善するための1つの解決策は、「条件付きハンドオーバ」(略して「CHO」)または「早期ハンドオーバコマンド」と呼ばれる。UEがハンドオーバを実行すべき時にサービング無線リンク条件への依存を回避するために、ハンドオーバのためのRRCシグナリングが、より早くUEに提供され得、一方、無線リンクの条件は、よりよい。そのようなCHO RRCシグナリングは、従来の(すなわち、非条件付き)ハンドオーバに関して同様の利点を提供する、上記で説明された、デルタシグナリングに基づき得る。それでも、デルタシグナリングの使用は、CHO動作中に、特にUE測定を設定するために使用されるとき、様々な問題、矛盾、および/または問題点を生み出し得る。これらの問題と本開示の例示的な実施形態によって実現される具体的な改善について、以下でさらに詳しく説明する。
Rel-13より前には、UEのために規定された2つのRRC状態が存在した。より詳細には、UEの電源がONになった後、RRC接続が確立されるまでUEはRRC_IDLE状態にあり、RRC接続が確立されると、UEは(たとえば、データ転送が行われ得る)RRC_CONNECTED状態に遷移する。接続が解放された後、UEはRRC_IDLEに戻る。RRC_IDLE状態では、UEの無線は、上位レイヤによって設定された間欠受信(DRX)スケジュール上でアクティブである。DRXアクティブ期間の間、RRC_IDLEのUEは、サービングセルによってブロードキャストされたシステム情報(SI)を受信し、セル再選択をサポートするために近隣セルの測定を実行し、eNBを介するEPCからのページ用のPDCCH上のページングチャネルを監視する。RRC_IDLEのUEはEPC内で知られ、割り当てられたIPアドレスを有するが、サービングeNBには知られていない(たとえば、記憶されたコンテキストが存在しない)。
LTE Rel-13では、UEがネットワークによってRRC_IDLEに類似するがいくつかの重要な違いがあるサスペンド状態に一時停止するためのメカニズムが導入された。第1に、サスペンド状態はRRC_IDLEおよびRRC_CONNECTEDと一緒の第3のRRC「状態」ではなく、むしろ、サスペンド状態はRRC_IDLEの「サブ状態」として見ることができる。第2に、UEとサービングeNBの両方は、一時停止後のUEのAS(たとえば、S1-AP)コンテキストおよびRRCコンテキストを記憶する。一時停止したUEが(たとえば、ULデータを送信するために)接続を再開する必要があるとき、従来のサービス要求手順を経由する代わりに、一時停止したUEは、eNBにRRCConnectionResumeRequestメッセージを送信するだけでよい。eNBはS1APコンテキストを再開し、RRCConnectionResumeメッセージで応答する。MMEとeNBとの間のセキュリティコンテキストの複雑な交換、およびASセキュリティコンテキストのセットアップは存在しない。保存されたASコンテキストおよびRRCコンテキストは、それらが以前一時停止した場所から再開されるだけである。シグナリングを削減すると、(たとえば、インターネットにアクセスするスマートフォンのための)削減されたUEレイテンシ、および削減されたUEシグナリングを実現することができ、それらは、特に非常に少ないデータを送信する(すなわち、シグナリングがエネルギーを主に消費する)マシンタイプ通信(MTC)デバイスの場合、削減されたUEエネルギー消費につながることができる。
セルおよび/またはビーム間のモビリティ(たとえば、ハンドオーバまたは再選択)をサポートするために、UEは、RRC_CONNECTEDモードとRRC_IDLEモードの両方における周期的なセル探索ならびに信号の電力および品質(たとえば、参照信号受信電力(RSRP)および基準信号受信品質(RSRQ))の測定を実行することができる。UEは、新しい近隣セルの検出、ならびにすでに検出されたセルの追跡および監視に関与する。検出されたセルおよび関連する測定値はネットワークに報告される。LTEのUEは、たとえば、セル固有参照信号(CRS)、MBSFN RS、PDSCHに関連付けられたUE固有復調RS(DM-RS)、EPDCCHまたはM/NPDCCHに関連付けられたDM-RS、測位RS(PRS)、およびチャネル状態情報RS(CSI-RS)を含む、様々なダウンリンク参照信号(RS)に対してそのような測定を実行することができる。
ネットワークへのUE測定報告は、周期的、または特定のイベントに基づく非周期的であるように設定することができる。たとえば、ネットワークは、近隣セルに対応する様々なキャリア周波数および様々な無線アクセス技術(RAT)に対して、ならびに、たとえばモビリティおよび/または測位を含む様々な目的で、測定を実行するようにUEを設定することができる。これらの測定の各々のための設定は、「測定対象」と呼ばれる。さらに、UEは、「測定ギャップパターン」(または、略して「ギャップパターン」)に従って測定を実行するように設定することができ、測定ギャップパターンは、測定ギャップ反復期間(MGRP、すなわち、どのくらいの頻度で反復ギャップが測定に利用可能であるか)および測定ギャップ長(MGL、すなわち、各反復ギャップの長さ)を含むことができる。
LTEでは、測定報告がUEによって送信される前の十分長い持続時間に対するイベントトリガ基準が満たされることを保証するために、Time-To-Trigger(TTT)の概念が使用される。トリガ基準およびTTTは、ネットワークによってUEに送信されるreportConfigメッセージ(またはメッセージの情報エレメント、IE)内で設定される。reportConfig内で提供されるTTTの値は、指定されたトリガ基準に基づいて測定報告をトリガする可能性があるUEのすべての近隣セルに適用可能である。
LTEは主にユーザ間通信のために設計されたが、(「NR」とも呼ばれる)5Gセルラネットワークは、高いシングルユーザデータレート(たとえば、1Gb/s)と、周波数帯域を共有する多くの異なるデバイスからの短い爆発的な送信を伴う大規模マシン間通信の両方をサポートすることが想起される。(「新無線」または「NR」とも呼ばれる)5G無線規格は、現在、eMBB(拡張モバイルブロードバンド)およびURLLC(超高信頼低レイテンシ通信)を含む広範囲のデータサービスを対象としている。これらのサービスは、異なる要件および目的を有することができる。たとえば、URLLCは、極めて厳密なエラーおよびレイテンシ要件、たとえば、10-5以下のエラー確率および1ms以下の終端間レイテンシを有するデータサービスを提供することを意図している。eMBBの場合、レイテンシおよびエラー確率に対する要件はあまり厳重ではない可能性があるが、必要なサポートされるピークレートおよび/またはスペクトル効率はより高い可能性がある。
LTEと同様に、NRのPHYは、DLにおいてCP-OFDM(サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重)を使用し、ULにおいてCP-OFDMとDFT拡張OFDM(DFT-S-OFDM)の両方を使用する。時間領域では、NRのDLおよびULの物理リソースは、同じサイズの1msサブフレームに編成される。各サブフレームは1つまたは複数のスロットを含み、各スロットは(通常のサイクリックプレフィックスの場合)14個または(拡張サイクリックプレフィックスの場合)12個の時間領域シンボルを含む。
図3は、次世代RAN(NG-RAN)399および5Gコアネットワーク(5GC)398を含む5Gネットワークアーキテクチャの高レベル図を示す。NG-RAN399は、それぞれインターフェース302、352を介して接続されたgNB300、350などの、1つまたは複数のNGインターフェースを介して5GCに接続された1つまたは複数のgノードB(gNB)を含むことができる。より詳細には、gNB300、350は、それぞれのNG-Cインターフェースを介して5GC398内の1つまたは複数のアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)に接続することができる。同様に、gNB300、350は、それぞれのNG-Uインターフェースを介して5GC398内の1つまたは複数のユーザプレーン機能(UPF)に接続することができる。NG-CおよびNG-Uは、それぞれ、図3に示すNGインターフェース302および352の制御プレーンおよびユーザプレーン部分である。
図示されていないが、いくつかの配置では、5GC398は、従来、LTEのE-UTRANと一緒に使用されていたエボルブドパケットコア(EPC)によって置き換えることができる。そのような配置では、gNB300、350は、それぞれのS1-Cインターフェースを介してEPC内の1つまたは複数のモビリティ管理エンティティ(MME)に接続することができる。同様に、gNB300、350は、それぞれのNG-Uインターフェースを介してEPC内の1つまたは複数のサービングゲートウェイ(SGW)に接続することができる。
加えて、gNBは、gNB300と350との間のXnインターフェース340などの1つまたは複数のXnインターフェースを介して互いに接続することができる。NG-RAN向けの無線技術は、しばしば「新無線」(NR)と呼ばれる。UEへのNRインターフェースの場合、gNBの各々は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはそれらの組合せをサポートすることができる。
NG-RAN399は、無線ネットワークレイヤ(RNL)およびトランスポートネットワークレイヤ(TNL)に分割することができる。NG-RANアーキテクチャ、すなわちNG-RAN論理ノードおよびノード間のインターフェースは、RNLの一部として規定される。NG-RANインターフェース(NG、Xn、F1)ごとに、関係するTNLのプロトコルおよび機能が指定される。TNLは、ユーザプレーントランスポートおよびシグナリングトランスポート向けのサービスを提供する。いくつかの例示的な設定では、各gNBは、3GPP TS23.501(v15.4.0)において規定された「AMFリージョン」内のすべての5GCノードに接続される。NG-RANインターフェースのTNL上のCPおよびUPのデータに対するセキュリティ保護がサポートされる場合、(3GPP TS33.401 v15.6.0において規定された)NDS/IPが適用されるべきである。
図3に示された(かつ3GPP TS38.401 v15.4.0および3GPP TR38.801 v14.0.0に記述された)NG-RAN論理ノードは、中央ユニット(CUまたはgNB-CU)および1つまたは複数の分散ユニット(DUまたはgNB-DU)を含む。たとえば、gNB300は、gNB-CU310ならびにgNB-DU320および330を含む。CU(たとえば、gNB-CU310)は、上位レイヤプロトコルをホストし、DUの動作を制御することなどの様々なgNB機能を実行する論理ノードである。DU(たとえば、gNB-DU320、330)は、下位レイヤプロトコルをホストし、機能分割オプションに応じて、gNB機能の様々なサブセットを含むことができる分散型論理ノードである。そのため、CUおよびDUの各々は、処理回路、(たとえば、通信用の)トランシーバ回路、および電力供給源回路を含む、それぞれの機能を実行するために必要とされる様々な回路を含むことができる。その上、「中央ユニット」および「集中型ユニット」という用語は、本明細書では、「分散ユニット」および「分散型ユニット」という用語と同じ意味で使用される。
gNB-CUは、図3に示されたインターフェース322および332などの、それぞれのF1論理インターフェースを介して1つまたは複数のgNB-DUに接続する。しかしながら、gNB-DUは単一のgNB-CUにしか接続することができない。gNB-CUおよび接続されたgNB-DUは、他のgNBおよび5GCには単にgNBとして見える。言い換えれば、F1インターフェースはgNB-CUを越えて見えない。さらに、gNB-CUとgNB-DUとの間のF1インターフェースは、以下の一般原理によって指定され、かつ/またはそれらに基づく。
●F1はオープンインターフェースである。
●F1は、それぞれのエンドポイント間のシグナリング情報の交換、ならびにそれぞれのエンドポイントへのデータ送信をサポートする。
●論理的観点から、F1は、(エンドポイント間の物理的な直接接続がない場合でも)エンドポイント間のポイントツーポイントインターフェースである。
●F1は制御プレーン(CP)とユーザプレーン(UP)の分離をサポートし、その結果、gNB-CUはCPとUPにおいて分離される場合がある。
●F1は無線ネットワークレイヤ(RNL)とトランスポートネットワークレイヤ(TNL)を分離させる。
●F1はユーザ機器(UE)関連情報と非UE関連情報の交換を可能にする。
●F1は、新しい要件、サービス、および機能に対して時代遅れにならないように規定される。
●gNBはX2、Xn、NG、およびS1-Uのインターフェースを終端させ、DUとCUとの間のF1インターフェースの場合、3GPP TS38.473において規定されたF1アプリケーションパートプロトコル(F1-AP)を利用する。
さらに、CUはRRCおよびPDCPなどのプロトコルをホストすることができ、DUはRLC、MAC、およびPHYなどのプロトコルをホストすることができる。しかしながら、MACおよびPHYと一緒に、DUにおいてRLCプロトコルの残りの部分をホストしながら、CUにおいてRRC、PDCP、およびRLCプロトコルの一部をホストすること(たとえば、自動再送要求(ARQ)機能)などの、CUとDUとの間のプロトコル分散の他の変形形態が存在することができる。いくつかの例示的な実施形態では、CUはRRCおよびPDCPをホストすることができ、PDCPはUPトラフィックとCPトラフィックの両方をハンドリングするように想定される。それにもかかわらず、他の例示的な実施形態は、CUにおいていくつかのプロトコルをホストし、DUにおいていくつかの他のプロトコルをホストすることにより、他のプロトコル分割を利用することができる。例示的な実施形態はまた、集中型制御プレーンプロトコル(たとえば、PDCP-CおよびRRC)を、集中型UPプロトコル(たとえば、PDCP-U)に対して異なるCU内に位置付けることができる。
上記で説明されたRRC_IDLEおよびRRC_CONNECTED状態に加えて、NR UEはまた、LTE Rel-13におけるサスペンド条件と同様の特性を有するRRC_INACTIVE状態をサポートする。それでも、RRC_INACTIVE状態は、別のRRC状態であり、LTEにおけるようにRRC_IDLEの一部ではないというわずかに異なる特性を有する。さらに、CN/RAN接続(NGまたはN2インターフェース)は、RRC_INACTIVEの間活動状態を保つが、LTEでは一時停止した。
図4は、NRのRRC状態、およびそれによってUEがNRのRRC状態間を遷移する手順を示す図である。図4に示された状態の特性は以下のように要約される。
●RRC_IDLE:
-UE特有の間欠受信(DRX)動作は、上位レイヤによって設定され得る。
-ネットワーク設定に基づくUE制御モビリティ(たとえば、セル再選択)。
-UEは、
○5G-S-TMSIを使用してCNページング用のページングチャネルを監視する。
○近隣セル測定およびセル(再)選択を実行する。
○システム情報を取得する。
●RRC_INACTIVE:
-UE固有DRX動作は上位レイヤまたはRRCによって設定され得る。
-ネットワーク設定に基づくUE制御モビリティ。
-UEはASコンテキストを記憶する。
-UEは、
○5G-S-TMSIを使用してCNページング用のページングチャネルを監視し、I-RNTIを使用してRANページング用のページングチャネルを監視する。
○近隣セル測定およびセル(再)選択を実行する。
○周期的に、かつRANベース通知エリアの外側に移動したときに、RANベース通知エリアの更新を実行する。
○システム情報を取得する。
●RRC_CONNECTED:
-UEはASコンテキストを記憶する。
-共有データチャネル(たとえば、PDSCHおよび/またはPUSCH)を介するUEへの/からのユニキャストデータの転送。
-下位レイヤにおいて、UEはUE固有DRXを用いて設定され得る。
-CAをサポートするUEの場合、増大する帯域幅のための、SpCellで集約された1つまたは複数のSCellの使用。
-DCをサポートするUEの場合、増大する帯域幅のための、MCGで集約された1つのSCGの使用。
-ネットワーク制御モビリティ、すなわち、NR内およびE-UTRANへ/からのハンドオーバ。
-UEは、
○ページングチャネルを監視する。
○共有データチャネルに関連付けられた制御チャネルを監視して、データが共有データチャネルにスケジュールされているかどうかを判定する。
○チャネル品質およびフィードバック情報を提供する。
○近隣セル測定および測定報告を実行する。
○システム情報を取得する。
図4に示されたように、RRC_INACTIVE状態とRRC_CONNECTED状態との間の遷移は、2つの新しい手順:(SuspendConfigによるRRC接続解放とも呼ばれる)「サスペンド」および「再開」によって実現される。 gNBは、接続を一時停止することができ、一時停止指示(または設定)を有するRRCReleaseメッセージをUEに送信することにより、RRC_CONNECTEDからRRC_INACTIVEにUEを移動させる。これは、たとえば、UEが、gNB内部非活動タイマを満了させるある期間の間非アクティブであった後に起こる可能性がある。RRC_INACTIVEに移動すると、UEとgNBの両方は、UEのアクセス階層(AS)コンテキストおよび関連する(I-RNTIと呼ばれる)識別子を記憶する。
同様に、UEは、I-RNTI、RRC接続再開時にUEを識別および検証するために使用される(resumeMAC-Iと呼ばれる)セキュリティトークン、ならびに再開原因(たとえば、モバイル発信データ)の指示を含む、RRCResumeRequestメッセージをgNBに送信することにより、特定のgNB(たとえば、接続が一時停止されたセルと同じかまたは異なるセル)に向かう接続を再開しようと試みることができる。UEが再開しようと試みるセルをサービスするgNBは、しばしば「ターゲットgNB」と呼ばれ、UEが一時停止したセルをサービスするgNBは、しばしば「ソースgNB」と呼ばれる。接続を再開するために、ターゲットgNBは、(たとえば、I-RNTIの一部分から)ソースgNBを識別し、UEのコンテキストを送信するようにそのgNBに要求する。この要求において、ターゲットgNBは、とりわけ、ターゲットセルID、UEID、およびUEから受信されたセキュリティトークンを提供する。NR再開手順は、いくつかの方法では、LTE(たとえば、E-UTRANおよびEPC)ならびにeLTE(たとえば、E-UTRANおよび5GC)における対応する再開手順と同様である。
上述のように、RRC_CONNECTED UEは、測定を実行するようにネットワークによって設定され得、そして、測定報告をトリガすると、ネットワークは、ハンドオーバコマンドをUEに送信することができる。LTEにおいて、このコマンドは、モビリティControlInfoフィールドを有するRRConnection-Reconfigurationメッセージである。NRにおいて、このコマンドは、reconfigurationWithSyncフィールドを有するRRCReconfigurationメッセージである。
これらの再設定は、LTEにおけるX2またはS1インターフェース(たとえば、図1を参照)あるいはNRの場合におけるNGインターフェース(たとえば、図3を参照)を介して交換される、ソースノードからの要求に応じてハンドオーバターゲットモードによって準備される。これらの再設定は、通常は、ノード間要求において提供される、UEとソースセルとの間の既存のRRC設定を考慮する。LTEにおいて、たとえば、この既存のUE設定は、ソースノードからターゲットノードへの要求のHandoverPreparationInformationにおいて提供される。それに応答して、ターゲットノードは、ターゲットセルにアクセスするためにUEが必要とするすべての情報、たとえば、ランダムアクセス設定、ターゲットセルによって割り当てられる新しいC-RNTI、UEがターゲットセルに関連する新しいセキュリティ鍵を計算することを可能にするセキュリティパラメータなど、を含む再設定パラメータを提供する。新しいセキュリティ鍵は、ターゲットセルにアクセスしたとき、暗号化されたおよび完全性保護された、SRB1でハンドオーバ完了メッセージをUEが送信することを可能にする。
図5Aおよび5Bに分けられた、図5は、NRネットワークにおけるハンドオーバ手順中のUE、ソースノード(たとえば、ソースgNB)、およびターゲットノード(たとえば、ターゲットgNB)の間のシグナリングフローを示す。図5はまた、アクセス管理機能(AMF)およびユーザ-プレーン機能(UPF)を含む5GC機能の役割を示す。それでも、以下の説明は、NRネットワークとLTEネットワークの両方におけるHO(またはより一般的には、RRC_CONNECTEDモードにある間のUEモビリティ)に関係する様々な原理に対処する。
第1に、ネットワークは、負荷状態、異なるノード内のリソース、利用可能な周波数などの現在の状況に関する最新のおよび/または最も正確な情報を有するので、RRC_CONNECTEDにおけるUEモビリティは、ネットワークベースである。ネットワークはまた、リソース割当ての観点から、ネットワーク内の多くのUEの状況を考慮に入れることができる。
図5に示すように、ハンドオーバ手順には3つのフェーズが存在する:ハンドオーバ準備、ハンドオーバ実行、およびハンドオーバ完了。ハンドオーバ準備の前に、UEは、ソースgNBを介して5GCにおいてUPFにユーザデータを送信および/または受信している可能性がある。ハンドオーバ準備フェーズ中に、ネットワークは、UEがそのセルにアクセスする前に、ターゲットセルの準備をする。AMFは、モビリティ制御情報をソースgNBに提供する(動作0)。加えて、ソースノードは、UEから測定報告を受信し(動作1)、これらの報告に基づいてハンドオーバ決定を行い(たとえば、動作2)、ターゲットノードとのUEのハンドオーバを交渉する(たとえば、動作3~5)。
ハンドオーバ実行中に、ソースノードは、ターゲットノードによってサービスされるターゲットセルへのハンドオーバをトリガするために様々な情報をUEに提供し(動作6)、ソースノードにおけるUEの現在のステータスをターゲットノードに提供する(動作7)。たとえば、ソースノード(たとえば、動作6における)は、HO完了メッセージ(たとえば、RRCConnectionReconfigurationComplete)を送信するために、SRB1設定(たとえば、そこから暗号化/完全性保護のための鍵を導出するパラメータ)を含む、ターゲットセル内で使用されるべきRRC設定をUEに提供する。ソースノードは、ターゲットC-RNTIをUEに提供し、その結果、ターゲットノードは、HO完了メッセージのためのMACレベル上のランダムアクセスmsg3からUEを識別することができる。この情報は、ハンドオーバ準備フェーズ中にターゲットノードから受信される。したがって、障害が発生しない限り、ターゲットノードがUEコンテキストのフェッチを実行する必要はない。
さらに、HOを加速するために、ソースノードは、ターゲットにどのようにアクセスするかに関する必要な情報(たとえば、RACH設定)をUEに提供し、その結果、UEはハンドオーバより前にターゲットノードのシステム情報(SI、たとえば、ブロードキャストからの)を取得する必要がない。完全とデルタの両方の再設定は、HOコマンドが最小化され得るように、サポートされる。UEは、無競合ランダムアクセス(CFRA)リソースを提供される場合があり、その場合、ターゲットノードは、(msg1とも呼ばれる)RACHプリアンブルからUEを識別することができる。より一般的には、通常のHO手順は、常に、CFRAリソースなどの専用リソースを用いて最適化することができる。
ハンドオーバ実行フェーズ中にもまた、UEは、(たとえば、ソースノードによってサービスされる)古いセルを切り離し、ターゲットノードによってサービスされる新しいセルに同期させる(たとえば、動作8)。これらの動作と同時に、ソースノードは、UEがハンドオーバを完了した後に、このユーザデータを次にUEに通信することができる、ターゲットノードにバッファリングされたUEのためのユーザデータを配信する。
ハンドオーバ完了フェーズ中に、NG-RAN内のターゲットノードおよびソースノードは、5GC(たとえば、AMF)と通信して、UEに関連する進路情報を更新する(たとえば、動作9および11)。加えて、5GC(たとえば、AMFおよびUPF)内のノードまたは機能は、ハンドオーバに基づいてUE進路を更新するために、通信することができる(たとえば、動作10)。最後に、ターゲットノードは、ソースノードはUEのコンテキストを解除することができることをソースノードに通知することができる(たとえば、動作12)。
上述のように、「デルタシグナリング」は、ネットワークとUEとの間のRRCシグナリングの量を減らすために使用される。やはり上述されたように、デルタシグナリングは、通常は、「必要コード」、AddModリスト、および受信された設定が記憶されたUE変数などのプロトコル特徴と実装される。
NRでは、測定設定が、RRCResumeまたはRRCReconfigurationメッセージにおいてUEに提供され得る。たとえば、そのような測定設定は、UEに前に提供された1つまたは複数の測定設定(たとえば、完全な測定設定)に関するデルタとして提供され得る。たとえば、図6Aは、UEの完全な測定設定情報エレメント(measConfig IE)を含む例示的なRRCResumeメッセージを規定するASN.1データ構造を示す。
図6AにおけるmeasConfig IEは、「必要M」とラベル付けされ、UEによって実行されるべき測定を指定し、測定ギャップの周波数内、周波数間およびRAT間モビリティならびに設定を包含する。「必要M」コードは、このフィールドがUEによって記憶される必要があることを意味する。加えて、図6AのmeasConfig IEは、図6Bに示された例示的なASN.1データ構造によって規定され得る、MeasConfigデータ構造を指す。図6Bのフィールドのうちのいくつかもまた、「必要M」とラベル付けされることに留意されたい。以下のテーブル1は、図に示されたある種のフィールドのさらなる規定を提供する。
Figure 0007337179000001
measConfig IEが、RRCResumeメッセージにおいてUEに提供されると、UEは、それらの関連「必要M」コードに基づいて上述のものを記憶する。詳細には、UEは、周波数内、周波数間、およびRAT間モビリティ関連の測定を含む、UEによって実行されるべき測定の累積設定を含むUE変数VarMeasConfig内のmeasConfigにおいて受信される情報を記憶する。図6Cは、この方式でUEによって使用される例示的なVarMeasConfigを規定するASN.1データ構造を示す。
UEはターゲットセルへのハンドオーバを実行すべきであると指示するreconfigurationWithSyncを有するRRCReconfigurationを受信すると想定されたい。そのメッセージを受信すると、UEは、そのメッセージの内容をそれの設定に適用する。measConfig IEが存在する場合、UEは、それの記憶された設定をそのIEに含まれる任意の新しい値またはサブフィールドで更新する。デルタシグナリングに起因して、ネットワークは、新しいまたは変化した値またはサブフィールドのみを含む。設定変更が必要とされない場合、ネットワークは、measConfig IEを含まず、UEは、それの現在記憶されているmeasConfigの使用を続行する。ハンドオーバの特定のケースに関して、ターゲットノードが、UEの記憶された測定設定がターゲットセルにおいて使用するためのUEの所望の設定であることに気づいた場合、ターゲットノードは単に、何ら信号を送らない。あるいは、ある特定のフィールドが、変更されるべき場合、ターゲットノードは単に、UEに送信されるmeasConfig IEにそれらを含む。
たとえば、UEはRRCResumeにおいて受信されたmeasConfigを記憶してあり、ここで、UEが、measConfig’を含むMeasConfig IEを有するRRCReconfigurationを受信すると想定する。図6Bに示すように、このIE内のフィールドs-MeasureConfig、quantityConfig、measGapConfig、およびmeasGapSharingConfigは、「必要M」とラベル付けされる。これは、受信されたIEにおいてこれらのフィールドのいずれかが見つからない場合に、UEはmeasConfigからの対応する記憶されたパラメータを使用し続けるべきであることを意味する。
たとえば、RRCResumeにおいて、UEが、quantityConfig、measGapConfig、s-MeasureConfig、およびmeasGapSharingConfigを受信し、RRCReconfigurationにおいて、UEが、quantityConfig’のみを有するmeasConfig’を受信した場合、UEは、quantityConfigをquantityConfig’に置き換え、measConfigにおいて受信された他の記憶された値を継続して使用する。そのため、このデルタシグナリングの後、UEの記憶された設定は、quantityConfig’、measGapConfig、s-MeasureConfig、およびmeasGapSharingConfigになる。
コード「必要N」を有するMeasConfigフィールドに関して、リスト構造が使用されるが、原理は類似している。「必要N」は、記憶されていないおよびその存在がUEによる1回のアクションを引き起こすフィールドを示す、「アクションなし」を表す。「必要N」フィールドがないとき、UEは、アクションを実行しない。そのようなリスト構造は、測定されるべき測定対象(たとえば、キャリア周波数、セル、NRにおけるセル品質導出パラメータ、周波数固有しきい値など)、報告設定(たとえば、イベントトリガされる測定報告設定)、測定識別子などでUEを設定するために重要である。それはまた、これらを除去するために使用される。
そのようなフィールドが「必要N」とラベル付けされる事実にもかかわらず、それらの受信は、含まれた情報をUEが記憶することをトリガする。たとえば、ネットワークが、前の例の最初のmeasConfigを送信するときに、ネットワークが、測定対象をUEに追加したい場合、これは、UEが以下の1回の手順を実行することをトリガする(オブジェクトは存在しないと想定:
1>受信されたmeasConfigが、measObjectToAddModListを含む場合:
2>UEは、以下を行うべき:
1>受信されたmeasObjectToAddModListに含まれる各measObjectIdに関して:
2>マッチするmeasObjectIdを有するエントリが、VarMeasConfig内のmeasObjectListに存在する場合、このエントリに関して:
…。
2>そうでない場合:
3>受信されたmeasObjectの新しいエントリをVarMeasConfig内のmeasObjectListに追加。
UEは、このリスト情報を記憶するので、デルタシグナリングは、UEに記憶されたことが知られている特定の設定にポインタまたは識別子を送信することによって、実行される。これらのリストのいずれかが、measConfigを有する後続のメッセージにおいて提供される場合、UEは、それがVarMeasConfigに記憶したものを保持し、それに応じて測定の実行を続行する。ネットワークが、測定対象、報告設定、および/または測定識別子を明示的に追加したい場合、それは、単に、フィールドを含み、新しいものを追加する。それは、VarMeasConfigにおいてUEによって記憶されたリストに追加されることになる。同様に、ネットワークが、既存の測定対象または報告設定を除去または修正したい場合、どちらかは、AddModリストにおいて提供される識別子によって参照される。
NRの主要目的のうちの1つは、増え続けるトラフィック需要および様々なアプリケーションにオペレータがサービスするためにより大きな容量を提供することである。このため、NRは、より多くのスペクトルが利用可能になる、高周波数(6GHz超および100GHz以下)で動作することができるべきである。LTEに割り当てられた現在の周波数帯域と比較して、新しい帯域のうちのいくつかは、より低い回折およびより高い屋外/屋内侵入損失などのはるかに難しい伝搬特性を有することになる。結果として、信号は、角を曲がって伝搬するおよび壁に侵入する能力が低い。加えて、大気/降雨減衰およびより高いボディ損失は、高周波数帯域におけるNR信号のカバレッジをさらにむらのあるものにする。幸い、より高い周波数における動作は、多数のアンテナエレメントを有するアンテナアレイを可能にする、より小さいアンテナエレメントを使用することを可能にする。そのようなアンテナアレイは、ビーム形成を容易にし、そこでは、複数のアンテナエレメントが、狭ビームを形成するおよびそれによって難しい伝搬特性を補うために、使用される。
ビーム形成解決策によって実現されるリンク予算獲得にもかかわらず、カバレッジは、時間/周波数および空間変動の両方の影響をより受けやすいことがあるので、純粋にビーム形成に依存するおよびより高い周波数で動作するシステムの信頼性は、困難であり得る。その結果として、そのような狭いリンクのSINRは、LTEの場合よりも、はるかに速く下落し得る。LTEの場合でも、サービングセルはHOコマンドをタイムリーに運搬することができないことがあることが観測されている。可能にされたTime-To-Trigger(TTT)および測定ヒステリシスを下げることは、ハンドオーバ障害レートを減らし得るが、ピンポン確率(たとえば、セル間のバウンスの)を増やし得る。これらの影響は、NRのより高い周波数帯域において動作するとき、さらに宣告され得る。
図7Aおよび7Bを含む、図7は、UEモビリティ動作中に、たとえば、ハンドオーバ中に、発生し得る様々な例示的な堅牢性問題を示す。図7Aに示すシナリオでは、近隣セル測定値に基づいて、UEは、近隣セルがUEのプライマリセル(Pセル)よりも優れている、「A3イベント」をトリガする。それに応答して、UEは、ソース(たとえば、サービング)ノードにこの条件に関する測定報告を送信しようと試みる。しかしながら、急速に悪化するアップリンク無線条件に起因して、ソースノードは、測定報告をUEから受信しない。条件は、無線リンク障害(RLF)を宣言するようにおよびソースノードとの接続の再確立(成功するまたはしない場合がある)を試みるようにUEに最終的に促し、UEのソースセルにおいて悪化し続ける。図7Bでは、ソースノードは、UEの測定報告を正しく受信するが、悪化するダウンリンク無線条件に起因して、UEは、HOコマンドをソースノードから受信しない。最終的に、同じ結果が、図7に示す両方の場合において発生する。
そのため、NRシステムにおいてモビリティ堅牢性を改善する必要があり、LTEおよびNRにおけるモビリティ拡張のための作業項目は、3GPP Rel-16において開始した。作業項目の主要目的は、ハンドオーバにおける堅牢性を改善すること、およびハンドオーバにおける中断時間を減らすことである。LTEおよびNRにおいて、モビリティ堅牢性を向上させるための異なる解決策が、過去に議論された。1つの解決策は、LTE Rel-12において導入されたデュアルコネクティビティ(DC)に基づく。DCにおいて、UEは、同時に2つのネットワークノードに接続される。これは、より低い周波数における堅牢なマクロレイヤによって制御プレーントラフィック(たとえば、測定報告およびハンドオーバコマンドのために使用される)をサービスすることと、より高い周波数を有する容量増加を実現することとによって、モビリティ堅牢性を改善する。この特徴は、しばしば、「UP/CP分割」と呼ばれる。別法として、DCは、制御プレーンシグナリングが両方の接続されたノードを介して交換されるように、設定され得る。これは、「RRCダイバーシティ」と呼ばれ、時間および空間領域におけるダイバーシティに起因して、堅牢性を向上させることができる。
簡単に上述されたように、もう1つの解決策は、「条件付きハンドオーバ」(または略して「CHO」)あるいは「早期ハンドオーバコマンド」と呼ばれる。UEがハンドオーバを実行すべき時間におけるサービング無線リンク条件への依存を回避するために、ハンドオーバのためのRRCシグナリングが、より早期にUEに提供され得、一方、無線リンクの条件は、より良い。これを達成するために、HOコマンドは、条件(たとえば、A3イベントに関連付けられたものに類似した無線条件)に関連付けられ得る。
たとえば、例示的な実行条件は、ターゲットセルまたはビームの品質がサービングセルよりも強いXdBになることであり得る。前の測定報告イベントは、ハンドオーバ実行条件におけるものより低くなるように選択されたしきい値Yを使用することができる。これは、サービングセルが早期測定報告を受信するとハンドオーバを準備することと、モビリティControlInfoを有するRRCConnectionReconfiguration(LTEの場合)を提供すること、あるいは、ソースセルとUEとの間の無線リンクが相対的にまだ安定している時間に、reconfigurationWithSyncまたはセルGroupConfig(NRの場合)のいずれかを有するRRCReconfigurationを提供することとを可能にする。ハンドオーバの実行は、ハンドオーバ実行に関して最適および/または好ましい、その後の時点(およびしきい値)において行われる。
図8は、本開示の例示的な実施形態による、条件付きハンドオーバ(HO)のためのユーザ機器(UE)810、ソースノード820、およびターゲットノード830の間の例示的な信号フローを示す。たとえば、ソースおよびターゲットノードは、gNBおよび/またはgNBの構成要素、たとえば、CUおよび/またはDU、であり得る。
この手順は、2つの異なる測定しきい値:低しきい値および高しきい値を要する。2つのしきい値は、特定のメトリック、たとえば、信号強度、信号品質など、の異なるレベルとして表現することができる。たとえば、高しきい値は、ターゲットセルまたはビームのモビリティRS(MRS)の品質がUEのサービングセル(たとえば、ソースノードによって提供される)のMRSよりもXdB強くなることである可能性があり、低しきい値は高しきい値よりも小さい(すなわち、ターゲットは低い量だけソースを超える)。このコンテキスト内で使用されるとき、MRSは、任意のモビリティ関連目的で使用される参照信号を意味する。たとえば、NRでは、MRSは、SSB(SS/PBCHブロック)またはCSI-RSのいずれかであり得る。さらなる例として、(NR-Uと呼ばれる)無認可スペクトル内で動作するNRの場合、MRSは、上述された信号のいずれかに加えて、発見参照信号(DRS)であり得る。
UEは、低しきい値を含む測定設定を提供され得る(図示せず)。低しきい値を満たす測定を実行すると、UEはサービングノードに測定報告を送信することができる(動作1)。測定を実行し、低しきい値を評価しながら、UEはその現在のRRC設定内の動作を続行する。動作2では、この報告に基づいて、ソースノードは、ターゲットノードへの(たとえば、測定報告において指示されたセルへの)UEの早期ハンドオーバを要求することを決定することができる。たとえば、この早期ハンドオーバ要求は、上述のようなHandoverPreparationInformation IEを含むことができる。
ターゲットノードは、図5に示す基本的なハンドオーバと同様に、UEのアドミッション制御を実行し、RRC設定を含むハンドオーバ確認応答で応答する(動作3)。動作4では、ソースノードは、次いで、高しきい値を含むことができる、「条件付きHOコマンド」をUEに送信する。このコマンドを受信すると、UEは、測定の実行を続行し、高しきい値条件が満たされているときにはいつでも、UEは、ターゲットノードに移動することができ、ハンドオーバを実行する(たとえば、動作5~7)。それでも、UEは、高しきい値条件が満たされていない場合には延長された時間にわたりサービングセルに留まる(すなわち、ソースノードによって提供する)ことができる。
これは、サービングセルが早期測定報告を受信するとハンドオーバの準備をすることと、ソースセルとUEとの間の無線リンクがまだ相対的に安定している時間に条件付きHOコマンド(たとえば、LTEの場合にはモビリティControlInfoを有するRRCConnectionReconfiguration、またはNRの場合にはreconfigurationWithSyncもしくはセルGroupConfigを有するRRCReconfiguration)を提供することとを可能にする。UEは、最適なおよび/または好ましいその後の時点(およびしきい値)においてハンドオーバを実行する。
図8は、単一のサービングセルおよび単一のターゲットセルを伴う例示的な条件付きハンドオーバを示すが、他のシナリオは、UEがそれの無線リソース管理(RRM)測定に基づいて可能な候補として報告した多数のセルまたはビームを伴い得る。ネットワークは、それらの候補のいずれかのための条件付きハンドオーバコマンドを発行する自由を有するべきである。それらの候補のそれぞれのための条件付きHOコマンドは、HO実行条件(たとえば、測定すべき参照信号(RS)、超えるべきしきい値など)に関しておよび/または条件が満たされているときに送信されるべきRAプリアンブルに関して、異なり得る。
各RRCConnectionReconfigurationメッセージ/RRCReconfigurationメッセージは、通常は、UEの現在の設定に関する「デルタ」である。LTE UEは、それらが受信した順に、RRCConnectionReconfigurationメッセージを適用する。UEが、「条件付きHOコマンド」を受信するとき、UEは、対応するRRCシグナリングをそれの現在の設定へのデルタとして解釈すべきである(それが完全な設定メッセージでない限り)。それは、原則として、コマンドを受信すると直ちにターゲット設定を決定することができるが、それは、関連条件が満たされている場合にのみ、それを適用/実行すべきである。UEが、状態を評価する間、UEは、条件付きHOコマンドを適用せずに、それの現在のRRC設定に従って動作を続行すべきである。UEが、条件が満たされていると判定したとき、UEは、サービングセルとの接続を断ち、条件付きHOコマンドを適用し、ターゲットセルに接続する。
別の表現で言うと、UEは、モビリティコマンドまたは動作(たとえば、RRCReconfigurationまたはRRCConnectionReconfigurationメッセージ)に関連する少なくとも1つの測定関連の条件で設定され、UEは、条件をトリガしたとき、モビリティコマンドを適用し、指定されたアクションを実行することになる。しかしながら、この設定プロセスにはいくつかの問題が存在する。
第1に、(たとえば、measConfigを含む、より早期のメッセージを受信したとき)実行するようにUEがすでに設定されてある測定と条件付きモビリティコマンドの条件に関連する測定との間の矛盾が存在する可能性がある。言い換えれば、関連条件を監視するために実行される必要のある測定が適切に設定されているかどうかは不明確である。たとえば、ある特定のパラメータが、見つからない可能性がある。
第2に、条件付きモビリティコマンドは、劣悪な無線条件において送信される必要があり得る、UEのための大量の設定情報を含む必要があり得る。大きなメッセージの結合および劣悪な無線条件は、コマンドが遅れる可能性を増やし、UEのRLFをもたらす。
図9A~9Cを含む、図9は、これらの問題点のうちのいくつかに少なくとも部分的に対処する条件付きモビリティ(たとえば、CHO)トリガ条件でUEを設定するための3つの異なる技法を示す。図9Aは、UEが、モビリティ手順(たとえば、ハンドオーバ)の少なくとも1つのトリガ条件を含む条件付きモビリティ設定(たとえば、RRCConditionalReconfiguration)を、ネットワーク(たとえば、gNB)から、受信する、技法のためのシグナリングを示す。トリガ条件は、測定設定の少なくとも1つの参照、または識別子(たとえば、図9Aでは「識別子X」のラベルを付けられている)を含むことができる。識別子が含まれたトリガ条件を受信した後、UEは、識別子に関連する測定が開始される必要があるかどうか、またはそれらがUEによってすでに実行されているかを判定する。
図9Bは、図9Aに示す技法の変形形態を示す。この変形形態では、提供された識別子Xは、条件付きモビリティ設定を含むメッセージの前に処理されたメッセージで場合により受信される、UEにすでに記憶された測定設定を指す。そのため、条件付きモビリティ設定メッセージは、早期に受信された設定への識別子のみで、詳細な測定設定を含む必要はない。識別子を受信した後、UEは、それを記憶された設定とマッチさせ、そのマッチする設定に基づいて測定を開始することができる。
図9Cは、図9Aに示す技法のもう1つの変形形態を示す。この変形形態では、提供された識別子は、条件付きモビリティ設定でも提供される測定設定を参照する。言い換えれば、メッセージは、測定設定(measConfigとラベル付けされた)、および、それ(識別子Xのラベルを付けられた)への参照を含むことができる。この変形形態では、測定設定は、条件付きモビリティ(たとえば、条件付き再開/再確立/ハンドオーバ)を目的として明示的に提供され得る。メッセージを受信した後、UEは、提供された設定を記憶し、それに基づいて測定を開始することもできる。
図9によって示される技法は、プリモビリティトリガ条件を検出するための測定に対処するが、それらは、トリガ条件が検出された後にモビリティ手順自体の実行(たとえば、ハンドオーバにおける)を生じさせなければならない測定には対処しない。たとえば、トリガ条件が満たされた後のハンドオーバの各ターゲットセル候補に関して、CHO設定は、以下の情報を含むことができる:
●トリガ条件設定(測定設定を含む)と、
●reconfigurationWithSyncを有するRRCReconfiguration(または、ハンドオーバ/再設定のために使用される、これらのメッセージに関して規定されたものと同等のパラメータ/フィールド/IE)。
図10は、3つの異なるUE測定設定-measConfig、measConfig’、およびmeasConfig-を伴う例示的な条件付きモビリティ(たとえば、CHO)技法のシグナリングフローを示す。各RRCReconfigurationは、現在のUE測定設定、たとえば、条件付きモビリティ動作が設定される前にUE1010(以下「UE」と称する)によって使用されるmeasConfig、に関連してデルタシグナリングによって指示され得る、それ自体の測定設定(たとえば、measConfig)を含むことができる。言い換えれば、RRCReconfigurationにおいて各ターゲットノードによって生成されるmeasConfigは、ターゲットノードがモビリティ動作の実行後にターゲットセルにおいて使用することをUEに期待するものである。
図10に示すように、最初に、UEは、記憶された測定設定、measConfig、を有するRRC_CONNECTED状態で動作している。UEの現在のソースセルにサービスするソースノード1020(たとえば、gNB、以下「ソースノード」と称する)はまた、measConfigに気づいている。その後、ソースノードは、ターゲットノード1030(たとえば、gNB、以下「ターゲットノード」と称する)によってサービスされる特定のターゲットセルへのUEのCHOを設定することを決定する。たとえば、この決定は、UEからの測定報告に基づき得る。図8に示す構成と同様に、ソースノードおよびターゲットノードは、メッセージを交換し、ターゲットノードは、CHO実行後にターゲットセルにおいてUEによって使用されるべきmeasConfigを提供する。
他方で、上記で説明されたように、ソースノードは、モビリティ動作より前にトリガ条件の検出のために現在のUE測定設定measConfigを再設定する必要があり得る。これはまた、measConfigとは異なり得る、measConfig’のデルタシグナリングによって行われ得る。たとえば、measConfig’は、measConfigおよびmeasConfigの両方と異なる新しいイベント、新しいしきい値、新しいキャリアなどを含むことができる。
この方式で設定された後は、UEは、measConfig’を使用するCHOトリガ条件の監視を開始する。CHO条件が満たされている場合、UEは、UEがその手順を実行している、ターゲットセルによって準備されるmeasConfigを使用するCHO(通常のハンドオーバと、この時点で、実質的に同等である)を実行する。デルタシグナリングの場合、UEは、CHOトリガ条件を検出するためにmeasConfig’を直近に使用したので、UEは、デルタシグナリングされたmeasConfigをmeasConfig’に対して適用することになる。しかしながら、ターゲットノードは、CHOコマンドを受信する前に、UEの最初のmeasConfigに基づいてmeasConfigを前に決定した。実際には、ターゲットノードは、measConfigを準備しているとき、measConfig’に気づいていない。
それは、どのタイプの測定をUEはターゲットセルにおいて実行すべきかを決定するための異なる設定をUEとネットワークとが想定する、状態ミスマッチを生み出す。それは、様々な問題、たとえば、UEが不必要な測定(UEバッテリを消費する)を実行すること、CHOが実行された特定のターゲットによって決定されたある種の測定を実行しないこと、ターゲットノードに知られていないいくつかの測定IDを使用する測定を報告することなどにつながり得る。
本開示の例示的な実施形態は、無線ネットワークにおけるモビリティ堅牢性に特定の拡張および/または改善を提供することによって、これらのおよび他の問題、課題、および/または問題点に対処する。一般に、実施形態は、どの記憶された測定設定をUEが条件付きモビリティ動作(たとえば、CHO)の実行後に使用すべきかに関する混乱を回避する方式で様々な測定設定でUEを設定する技法および/または機構を含む。これらの実施形態を使用して、UEとモビリティ動作のターゲットノードの両方が、どの測定をUEがターゲットノードに向かう(たとえば、ターゲットノードによってサービスされるターゲットセルへの)モビリティ動作の実行後に実行および/または報告することになるかの一貫した理解を有する。
様々な実施形態によれば、UEは、CHOトリガおよびCHO実行に関する測定設定を正確に管理することができる。様々な実施形態において、UEは、以下の3つのタイプの測定設定を区別することができる:
●たとえばCHOコマンドに先立って、ソースセルにおいて使用される第1の測定設定と、
●ソースセルにおいてやはり使用されるが、CHOトリガ条件の監視に関係する、第2の測定設定と、
●各CHOターゲット候補のために準備される、およびその選択された候補にCHOを実行したときにのみ適用されるべき、第3の測定設定。
CHOを実行したとき、UEは、第2の測定設定を削除し、第3の測定設定を適用する。(たとえば、デルタシグナリングされない)完全な第3の設定の場合、UEはまた、第1の設定を削除することができる。デルタシグナリングされた第3の設定の場合、UEは、第3の設定を第2の設定に適用する。いくつかの実施形態において、UEは、単一の測定設定を常に有し、ネットワークは、UEがいつでも正確な測定で設定されることを確実にする。
例示的な実施形態の以下の説明において、「ハンドオーバ」および「同期を伴う再設定」という用語は、同義的に使用される。そのため、条件付きハンドオーバはまた、同期を伴う条件付き再設定と呼ばれることがある。NR専門用語において、ハンドオーバコマンドは、通常は、ハンドオーバを実行するのに必要な設定を含むreconfigurationWithSyncフィールドを有するRRCReconfigurationメッセージである。LTE用語において、ハンドオーバコマンドは、通常は、ハンドオーバを実行するために必要な設定を含むモビリティControlInfoフィールドを有するRRCConnectionReconfigurationメッセージである。
UEおよびネットワークのアクションは、NRにおいて実行されるCHOとともにNR専門用語、たとえば、NRセルに関してNRにおいて受信されるCHOの設定、を使用して本明細書で主に説明されている。しかしながら、例示的な実施形態はまた、非NRシナリオに適用可能である、たとえば、:
●UEがNRにおいて条件付きHOで設定され(候補NRおよびLTEセルに関して)、次いで、条件がNRセルに関してトリガされ、UEがNRにおいてHOを実行する、
●UEがLTEにおいて条件付きHOで設定され(候補NRおよびLTEセルに関して)、次いで、条件がLTEセルに関してトリガされ、UEがLTEにおいてHOを実行する、
●UEがNRにおいて条件付きHOで設定され(候補NRおよびLTEセルに関して)、次いで、条件がLTEセルに関してトリガされ、UEがLTEにおいてHOを実行する、
●UEがLTEにおいて条件付きHOで設定され(候補NRおよびLTEセルに関して)、次いで、条件がNRセルに関してトリガされ、UEがNRにおいてHOを実行する、
●より一般的には、UEは、RAT-1またはRAT-2においてセルのRAT-1における条件HOで設定され、次いで、条件がトリガされおよびUEがHOをRAT-2において実行する。
一般に、例示的な実施形態は、条件付きハンドオーバに関して説明されているが、これは、限定ではなくて例示を意図している。実施形態はまた、関連する条件なしにreconfigurationWithSyncを有するRRCReconfigurationメッセージ(またはモビリティControlInfoを有するRRCConnectionReconfigurationメッセージ)の受信によってトリガされるハンドオーバのために適用可能である。言い換えれば、UEがCHO条件を監視しているおよびそれが第2の測定設定を受信した間に、UEは、UEがCHO条件の監視を停止するおよび指示されたターゲットセルへのハンドオーバを実行するべきであると指示するreconfigurationWithSyncを有するRRCReconfigurationを受信し得る。次いで、指示されたターゲットセルへのハンドオーバを実行すると、UEは、第2の測定設定を記憶し得る。したがって、本発明で説明されるアクション、たとえば、この第2の測定設定を削除/解除すること、は、まだ適用可能である。
例示的な実施形態はまた、回復中、たとえば、無線リンクまたはハンドオーバ障害に起因する、に記憶された設定に適用可能である。そのような場合、本発明はまた、UEが第2の測定設定を削除/解除するケースを包含する。例示的な実施形態はまた、それぞれ、UEがRRC_INACTIVEまたはRRC_IDLEに進む、一時停止または解除の場合に適用可能である。その場合では、CHOに関連する、第2の測定設定はまた、削除/解除される。
一般に、「条件付きハンドオーバ」(またはCHO)という用語は、条件付き再開、同期を伴う条件付き再設定、条件付き再設定、ビーム交換/回復、ならびに条件付きハンドオーバを含む、条件付きモビリティを一般に参照するために、記載された実施形態の文脈において使用される。そのため、CHOは、(たとえば、測定イベントに関連する)条件およびその条件をトリガしたときに実行されるモビリティ関連の動作または手順を含むネットワークによって設定された任意の手順として解釈されるべきである。
たとえば、図4に関して上記で説明された再開手順は、図8に示された条件付きHOと同様の特性を有する、「条件付き再開」と呼ばれる条件付きモビリティ解決策にも適用することができる。より具体的には、UEは、RRC_INACTIVE状態にある間に、測定報告をトリガするための低しきい値「Y」を提供され得、報告された測定値に応答して、サービングノードは、ターゲットノードによって提供されるターゲットセルに向かう再開をトリガするための高しきい値「X」を含む「条件付き再開」コマンドをUEに提供することができる。条件付きHOとは異なり、条件付き再開は、ターゲットノードによるコンテキストフェッチに依存する。それでも、本明細書で説明される条件付きHOのための測定設定技法の実施形態は、条件付き再開動作に同等に適用可能であり、条件付き再開動作と同様の利点を提供することができる。
一般に、以下の説明は、以下のうちのいずれかのトリガに関連する条件を指すために「条件付き再開」という用語を使用する:
●再開のような手順(たとえば、UEが、I-RNTIのような、ソースノードによって割り当てられたUE ASコンテキスト識別子を含むメッセージのようなRRCResumeRequest、またはソースC-NRTI+ソース物理セル識別子およびショートMAC-I/再開MAC-Iのようなセキュリティトークンを送信する)、あるいは、
●再確立手順(たとえば、無線リンク再確立手順、UEが、I-RNTIのような、ソースによって割り当てられるUE ASコンテキスト識別子を含むメッセージのようなRRCReestablishmentRequest、またはソースC-NRTI+ソース物理セル識別子およびショートMAC-I/再開MAC-Iのようなセキュリティトークンを送信する)。
例示的な実施形態はまた、単一のセルまたは複数のセルに関連する条件付きモビリティ設定に適用可能である。単一のセルの場合には、UEが、特定の状態を監視し、それが満たされているとき、UEが特定のノード、たとえば、特定のターゲットセル、に向けた特定の手順を実行するように、単一の測定設定参照が、提供され得、モビリティ手順とリンク/関連付けされ得る。複数のセルの場合では、単一の測定設定参照が、同じ測定対象/周波数など内の複数のセルの監視に提供およびリンクされ得る。別法として、異なるセルを参照するまたはそれにリンクする複数の測定設定参照が、提供され得る。
一例として、条件付きハンドオーバについて監視されるべきセルに関して、UEは、reconfigurationWithSyncを有するRRCReconfiguration(NRの場合)またはモビリティControlInfoを有するRRCConnectionReconfiguration(LTEの場合)、たとえば、状態がトリガされたときにアクセスされるべきセルに関連付けられる、で設定され得る。
もう1つの例として、条件付き再開に関して監視されるべきセルに関して、UEは、RRCResumeRequest(NRの場合)またはRRCConnectionResume-Request(LTEの場合)(あるいは同様のメッセージ)に含まれるべき少なくとも1つのI-RNTI(NRの場合)または再開ID(LTEの場合)(あるいは別のUE識別子)で設定され得る。別法として、これは、再確立要求でのように、ソースC-RNTI+PCIであり得る。NRに関して、ソースノードは、カバレッジに応じて、各潜在的ターゲットがロングまたはショートI-RNTIをどのように受け入れるかに応じて、ショートまたはロングI-RNTIを提供することができる。ソースは、セルごとに(ショートおよびロング)I-RNTIと条件の両方を提供することができ、その結果、どのセルが状態をトリガするかに応じて、UEは、RRCResumeRequestのようなメッセージ、ショートまたはロングI-RNTIを含む。
UEはまた、reconfiguration-WithSyncを有するRRCReconfiguration(NRの場合)またはターゲットセルのいくらかの情報を含むが完全な設定は含まないモビリティControlInfoを有するRRCConnectionReconfiguration(LTEの場合)、ならびにUE識別子、たとえば、I-RNTIまたは再開ID、で設定され得る。ターゲットセル情報は、システム情報において通常は送信される情報、たとえば、ターゲットセルにおけるより速いアクセスのためのRACH情報、を含むことができる。この情報はまた、reconfigurationWithSyncまたはモビリティControlInfo以外の再設定メッセージの一部に含まれ得る。例示的な実施形態はまた、設定を受信したときの条件付きモビリティトリガ条件の監視と、特定のセルXの条件をトリガしたときに、第2の条件に基づいてセルXに向かう条件付きハンドオーバまたは条件付き再開を選択することとを含むことができる。
例示的な実施形態の以下の説明は、CHOまたは(非条件付き)HOを実行したときのアクションを指す。たとえば、3GPP仕様は、CHOとHOの両方に関して同じである1セットの動作を規定することができる。際立った特徴は、CHOが、条件の達成によってトリガされたHOであり、非条件付きHOが、reconfigurationWithSyncを有するRRCReconfigurationの受信によってトリガされることであり得る。したがって、実施形態はまた、CHOと呼ばれる新しい手順が生み出されるケースにおいて、またはレガシ非条件付きHO手順が条件の達成によってトリガされるケースにおいて、適用可能である。
図11は、本開示の様々な例示的な実施形態による、条件付きモビリティ(たとえば、CHO)動作の監視および実行フェーズ中に使用されるべき測定設定をUEに提供するための改善された技法のシグナリングフローを示す。例示的な技法が、特定の順番の特定の動作によって図11には示されているが、図示された動作は、図示されたのとは異なる順番で実行することができ、図示されたのとは異なる機能を有する動作へと結合および/または分割され得る。さらに、図11に示された例示的な技法は、本明細書で開示される他の例示的な技法、方法、および/または手順を補完することができ、その結果、それらは、本明細書に記載されたものを含む、利益、利点、および/または様々な問題に対する解決策をもたらすために協調して使用され得る。
図11は、図10に示されたおよび上述のシグナリングフローに多くの点で類似している。そのため、同じ参照番号が使用され、主な差のみについて後述する。初めに、UEは、それが(たとえば、VarMeasConfigにおいて)記憶するおよび様々な測定を実行するために使用することができる、(たとえば、ソースノードからのRRCResumeを介する)measConfigで設定される。UEは、measConfigに基づいて作られた測定値をソースノードに報告することができる。
その後、ソースノードは、条件付きモビリティ動作(たとえば、CHO)がUEに関して必要とされると決定する。ソースノードは、UEに関する条件付きモビリティ動作を受け入れる要求を、1つまたは複数のターゲットノード候補のそれぞれに、送信する。要求は、UEの現在のmeasConfigを含むことができる。単一のターゲットノード候補が、簡潔性および明瞭性を目的として図11には示されている。ターゲットノードは、UEに関する要求された動作の確認または確認応答で応答する。応答は、ターゲットノードがモビリティ動作の実行中、すなわち、UEがモビリティ動作をトリガする条件を検出した後、に必要であると決定したというmeasConfigを含むことができる。設定measConfigは、measConfigに関する完全な設定またはデルタ設定であり得る。たとえば、デルタmeasConfigは、様々な必要コードおよび上記で説明されたAddModリスト規則および/または手順に基づいて、準備され得る。
ソースノードは、次いで、measConfig’が必要であると決定し、その結果、UEは、モビリティ動作をトリガする条件を検出および/または監視することができる。たとえば、デルタmeasConfig’は、様々な必要コードおよび上記で説明されたAddModリスト規則および/または手順に基づいて、準備され得る。ソースノードはまた、measConfig’を記憶することができる。図11に示す実施形態において、ソースノードは、measConfigをターゲットノードから受信した後に、measConfig’を決定する。他の実施形態において、ソースノードは、要求をターゲットノードに送信する前に、(たとえば、measConfigに対するデルタとして)measConfig’を決定することができる。そのような場合、ターゲットノードへの要求はまた、measConfig’を含むことができ、ターゲットノードは、measConfig’およびmeasConfigに対するデルタとしてのmeasConfigを決定することができる。
その後、ソースノードは、実行されるべきモビリティ動作の第1の指示、トリガ条件の第2の指示、トリガ条件の検出に関係するmeasConfig’、およびターゲットノードとのモビリティ動作の実行に関係するmeasConfigを含む条件付きモビリティコマンドをUEに送信する。このコマンドを受信すると、UEは、前に受信されたmeasConfigとは別個にmeasConfig’を記憶する。言い換えれば、UEは、従来の方式で実行されたようにmeasConfig’におけるデルタでそれを単純に更新するのではなくてmeasConfigを保持する。たとえば、measConfig’は、異なるVarMeasConfig’またはVarMeasConfigCHOに記憶され得る。別法として、measConfig’は、条件付きモビリティ(たとえば、CHO)に関連付けられたものとして区別され得る異なるフィールドで使用される同じVarMeasConfigに記憶され得る。UEはまた、measConfig’を使用して、指示されたトリガ条件を検出するための測定の実行を開始する。
measConfig’およびmeasConfigが重複するケースがあり得る。たとえば、measConfig’とmeasConfigの両方が、UEは所与のキャリア、たとえば、f0、で測定を実行すべきであると指示する可能性がある。いくつかの実施形態において、measConfig’は、measConfigを指す可能性があり、すなわち、それは、完全に別個の設定を含む必要はない。また、measConfigは、すでに記憶されているので、設定の何らかの差が存在する場合(たとえば、同じキャリアだが異なるセル品質導出パラメータなど)を除いて、それを2回記憶する必要はない。いくつかの実施形態において、measConfig’は、それがCHO実行時に解除されるべきかどうかの指示でフラグを付けられる。それは、設定全体またはそれの部分に関して指示され得る。たとえば、設定内の各フィールドは、それがCHO実行時に解除されるべきかどうかを指示するフラグを有することができる。
UEはまた、受信されたmeasConfigを記憶するが、トリガ検出中にそれを使用せず、measConfig’が代わりに使用される。measConfigは、1つまたは複数のターゲットノードによってサービスされる1つまたは複数の候補ターゲットセル(たとえば、1つまたは複数の他のネットワークノードによってサービスされる近隣セル)の測定設定を含み得ることに留意されたい。それぞれのターゲットセルの測定設定は、様々な形で異なり得る。UEは、それが条件付きモビリティ動作を実行することになるターゲットセルを(トリガ検出の前には)知らないので、UEは、これらの設定のそれぞれを記憶しなければならない。
いくつかの実施形態において、measConfigは、それが異なるフィールド/パラメータ/IE/その他において提供されるという事実によって、またはそれがmeasConfigを提供するメッセージと比較して異なるメッセージにおいて搬送されるという事実によって、識別することができる。たとえば、measConfigは、ターゲット候補である近隣セルによって準備されるRRCReconfigurationのようなメッセージにおいて提供され得る。
UEはまた、前に受信されたmeasConfigとは別個にmeasConfigを記憶する。言い換えれば、UEは、従来の方式で実行されたようにmeasConfigにおいてデルタでそれを単に更新するのではなくてmeasConfigを保持する。たとえば、measConfigは、異なるVarMeasConfigまたはVarMeasConfigCHOに記憶され得る。別法として、measConfigは、使用されるが異なるフィールドを有する同じVarMeasConfigに記憶され得、その結果、それは、条件付きモビリティ(たとえば、CHO)に関連付けられているとして区別され得る。
UEがトリガ条件を検出すると、UEは、条件付きモビリティコマンドによって指示されるモビリティ動作を実行する。モビリティ動作を実行するとき、UEは、measConfig’を使用するソースセルにおける測定の実行を停止し、記憶されたVarMeasConfigをmeasConfigで更新する(measConfig/measConfig’に対するデルタとしてまたは完全な設定として)。いくつかの実施形態において、UEは、記憶されたmeasConfig’を削除および/または解除する。他の実施形態において、measConfigが、measConfig’およびmeasConfigに対するデルタとしてターゲットノードによって計算される場合、UEは、measConfig’が新しい測定設定の一部を構成するので、measConfig’を保持する。UEはまた、ターゲットセル(たとえば、RRCReconfiguration-Completeメッセージを含む)にアクセスしmeasConfigに基づくターゲットセルにおける測定の実行および報告を開始する。ターゲットノード(すなわち、ターゲットセルにサービスする)が、measConfigを提供したので、ターゲットノードは、モビリティ動作の実行中にUEによって報告されている測定に完全に気づいており、その結果、ミスマッチは回避される。
いくつかの実施形態において、ターゲットノードは、条件付きモビリティ動作が実行されたことを示すソースノードへのメッセージ(たとえば、UE ContextRelease)を送信することができる。この指示に応答して、ソースノードは、ソースセルにおいてUEに関連する任意の記憶された測定設定、たとえば、measConfigおよびmeasConfig’、を削除および/または解除することができる。
図12は、本開示の様々な例示的な実施形態による、条件付きモビリティ(たとえば、CHO)動作の監視および実行フェーズ中に使用されるべき測定設定をUEに提供するためのもう1つの改善された技法のシグナリングフローを示す。例示的な技法が、特定の順番で特定の動作によって図12には示されているが、図示された動作は、図示されたのとは異なる順番で実行することができ、図示されたのとは異なる機能を有する動作へと結合および/または分割することができる。さらに、図12に示す例示的な技法は、本明細書で開示される他の例示的な技法、方法、および/または手順を補完することができ、その結果、それらは、本明細書に記載のものを含む、利益、利点、および/または様々な問題に対する解決策を提供するために協調して使用され得る。
図12は、図10~11に示されたおよび上述されたシグナリングフローに多くの点で類似している。そのため、同じ参照番号が使用され、主な差のみについて後述される。図11との1つの目立った差は、UEは、現在の測定設定を単に記憶し、ネットワークは、UEの記憶する測定設定とUEのネットワークの記憶する測定設定とのミスマッチがないことを確実にするということである。
measConfigを含むターゲットノード応答を受信した後、ソースノードは、次いで、必要とされるmeasConfig’を決定し、その結果、UEは、モビリティ動作をトリガする条件を検出および/または監視することができる。ソースノードは、実行されるべきモビリティ動作の第1の指示、トリガ条件の第2の指示、およびトリガ条件の検出に関係するmeasConfig’を含む、条件付きモビリティコマンドをUEに送信する。しかしながら、ソースノードは、ターゲットノードとのモビリティ動作の実行に関係する(ターゲットノードによって決定される)measConfigをUEに送信しない。
いくつかの実施形態において、条件付きモビリティコマンドは、トリガ条件の検出後にターゲットセルにおいて測定を実行するときに使用されるべき空のmeasConfigを含むことができる。そのような場合、UEは、トリガ条件の検出後にターゲットセルにおいて測定を実行するためにmeasConfig’が使用されるべきであると、この空の設定から、推論することができる。そのような場合、ソースノードはまた、ソースノードはそのようなUE測定向けに設定されたことをmeasConfig’のすべての候補ターゲットノードに通知することができる。
このコマンドを受信すると、UEは、前に受信されたmeasConfigとは別個にmeasConfig’を記憶する。言い換えれば、UEは、従来の方式で実行されたようにmeasConfig’においてデルタでそれを単に更新するのではなくて、measConfigを保持する。たとえば、measConfig’は、異なるVarMeasConfig’またはVarMeasConfigCHOにおいて記憶され得る。別法として、measConfig’は、使用されるが異なるフィールドを有する同じVarMeasConfigに記憶することができ、その結果、それは、条件付きモビリティ(たとえば、CHO)に関連付けられているとして区別され得る。UEはまた、measConfig’を使用して、指示されたトリガ条件を検出するための測定の実行を開始する。
UEが、トリガ条件を検出すると、UEは、条件付きモビリティコマンドによって指示されたモビリティ動作を実行する。モビリティ動作を実行するとき、UEは、measConfig’を使用するソースセルにおける測定の実行を停止し、ターゲットセル(たとえば、RRCReconfiguration-Completeメッセージを含む)にアクセスし、measConfig’に基づくターゲットセルにおける測定の実行および報告を開始する。ターゲットノード(すなわち、ターゲットセルにサービスする)は、measConfig’を受信したので、ターゲットノードは、モビリティ動作の実行中にUEによって報告されている測定に完全に気づいており、その結果、ミスマッチは回避される。しかしながら、ターゲットノードはまた、再設定がターゲットセルにおけるUE測定のために必要であると決定することができる。そのような場合、ターゲットノードは、measConfigを含むUEへの再設定メッセージを送信することができる。別法として、ターゲットノードは、いくつかの方法においてそのような異なる設定が望ましくおよび/または有益になると決定することに基づいて、measConfigとは異なる設定(たとえば、measConfig**)を送信することができる。
図12によって示されている実施形態では、設定measConfig、measConfig’、measConfig、およびmeasConfigが、図11に関して上述されたのと同じ様々な方法でデルタまたは完全な設定として通信され得る。
上述された実施形態は、図13~図15を参照してさらに示すことができ、図13~図15は、それぞれ、UE、ソースRANノード、およびターゲットRANノードによって実行される例示的な方法(たとえば、手順)を描写する。言い換えれば、図13~図15を参照して以下で説明される動作の様々な特徴は、上述された様々な実施形態に対応する。
詳細には、図13は、本開示の様々な例示的な実施形態による、RANにおける条件付きモビリティの例示的な方法(たとえば、手順)を示す。例示的な方法は、RAN(たとえば、E-UTRAN、NG-RAN)内のセルにサービスするネットワークノード(たとえば、基地局、eNB、gNBなど、またはその構成要素)と通信するユーザ機器(たとえば、UE、無線デバイス、MTCデバイス、NB-IoTデバイス、モデムなど、またはその構成要素)によって実行され得る。たとえば、図13に示す例示的な方法は、本明細書に記載された他の図に従って設定されたUEまたはデバイスにおいて実装され得る。
例示的な方法は、特定の順番の特定のブロックによって図13には示されているが、ブロックに対応する動作は、図示されたのとは異なる順番で実行することができ、図示されたのとは異なる機能を有するブロックに結合および/または分割され得る。さらに、図13に示された例示的な方法は、本明細書(たとえば、図14~15)で開示される他の例示的な方法を補完することができ、その結果、それらは、本明細書に記載されたものを含む、様々な利益、利点、および/または問題への解決策を提供するために協調して使用され得る。オプションのブロックおよび/または動作は、破線によって示されている。
いくつかの実施形態において、例示的な方法は、ブロック1310~1330の動作を含むことができる。ブロック1310において、UEは、第1の測定設定(たとえば、measConfig)を、UEのソースセルにサービスするソースRANノードから、受信することができる。ブロック1320において、UEは、受信された第1の測定設定を記憶することができる(たとえば、varMeasConfigにおいて)。ブロック1330において、UEは、第1の測定設定に基づいてUEのソースセルにおける第1の測定を実行および報告することができる。これらの動作は、たとえば、以下で説明される、ブロック1340の動作の前に、実行され得る。
例示的な方法はまた、ブロック1340の動作を含むことができ、そこで、UEは、以下を含む1つまたは複数のモビリティ関連メッセージを、1つまたは複数のRANノードから、受信することができる:モビリティ動作(たとえば、上記で説明されたモビリティ動作のいずれか)の第1の指示と、モビリティ動作のトリガ条件の第2の指示と、ソースセルに関する第2の測定設定と、1つまたは複数のターゲットセルに関する第3の測定設定。たとえば、第2の測定設定(たとえば、measConfig’)は、ソースセルにおいてトリガ条件の達成を検出するために使用可能であり得、第3の測定設定(たとえば、measConfig)は、モビリティ動作を実行した後にターゲットセルのうちの1つで使用され得る。
いくつかの実施形態において、ブロック1340の動作は、サブブロック1341の動作を含むことができ、そこで、UEは、第1の測定設定とは別個に第2の測定設定および第3の測定設定の少なくとも一部を記憶することができる(たとえば、varMeasConfig、varMeasConfig’、varMeasConfig、および/またはvarMeasConfigCHO)において。
いくつかの実施形態において、1つまたは複数のモビリティ関連メッセージは、ソースRANノードから受信された条件付きモビリティコマンドを含むことができる。条件付きモビリティコマンドは、第1のおよび第2の指示と第2のおよび第3の測定設定とを含むことができる。加えて、第2のおよび第3の測定設定は、指示されたモビリティ動作の候補である各ターゲットセルのそれぞれの測定設定を含む。言い換えれば、第2の測定設定および第3の測定設定のそれぞれは、複数の測定設定、すなわち、それぞれの候補ターゲットセルに関して1つ、を含むことができる。
他の実施形態において、1つまたは複数のモビリティ関連メッセージは、2つのメッセージを含み得る:第1のおよび第2の指示と第2の測定設定とを含む、ソースRANノードから受信された、条件付きモビリティコマンドと、第3の測定設定を含む、ターゲットセルにサービスするターゲットRANノードから受信された、再設定メッセージ。
例示的な方法はまた、ブロック1350~1360の動作を含むことができ、そこで、UEは、第2の測定設定に基づいて、ターゲットセルのうちの特定の1つに関するトリガ条件の達成を検出し、特定のターゲットセルに向かうモビリティ動作を実行することができる。
いくつかの実施形態において、ブロック1350でトリガ条件の達成を検出することは、サブブロック1351の動作を含むことができ、そこで、UEは、第2の測定設定に基づいてソースセルで第2の測定を実行することができる。いくつかの実施形態において、ブロック1360でモビリティ動作を実行することは、サブブロック1361~1363のうちの1つまたは複数のサブブロックの動作を含むことができる。サブブロック1361で、UEは、第2の測定設定に基づく第2の測定の実行を停止することができる。サブブロック1362で、UEは、記憶された第2の測定設定の少なくとも一部を削除または解除することができる。サブブロック1363で、UEは、第3の測定設定を記憶することができる。
いくつかの実施形態において、第3の測定設定は、完全な測定設定として受信され得る。そのような実施形態において、ブロック1360でモビリティ動作を実行することは、サブブロック1364の動作を含むことができ、そこで、UEは、記憶された第1の測定設定を第3の測定設定に置き換えることができる。
他の実施形態において、第3の測定設定は、第1の測定設定および第2の測定設定のうちの1つまたは複数に関するデルタとして受信することができる。そのような実施形態において、ブロック1360でモビリティ動作を実行することは、サブブロック1365の動作を含むことができ、そこで、UEは、第3の測定設定と第1の測定設定および第2の測定設定のうちの1つまたは複数とに基づいて、第3の測定のための、測定設定を決定することができる。
いくつかの実施形態において、たとえば、1つまたは複数のモビリティ関連メッセージが、条件付きモビリティコマンドおよび再設定メッセージ(上記で説明された)を含むとき、ブロック1360でモビリティ動作を実行することは、サブブロック1366~1367の動作を含むことができる。サブブロック1366で、UEは、第2の測定設定(たとえば、条件付きモビリティコマンドにおいて受信される)に基づいて、特定のターゲットセルにおける第3の測定を実行および報告することができる。サブブロック1367で、UEは、その後、第3の測定設定を含む再設定メッセージを受信することができる。
例示的な方法はまた、ブロック1370の動作を含むことができ、そこで、UEは、その後、第3の測定設定に基づいて特定のターゲットセルにおける第3の測定を実行および報告することができる。
加えて、図14は、本開示の様々な例示的な実施形態による、無線アクセスネットワーク(RAN)におけるユーザ機器(UE)の条件付きモビリティのための別の例示的な方法(たとえば、手順)を示す。例示的な方法は、RAN(たとえば、E-UTRAN、NG-RAN)のセル内の1つまたは複数のユーザ機器(UE、たとえば、無線デバイス、MTCデバイス、NB-IoTデバイス、モデムなど、またはその構成要素)にサービスするソースRANノード(たとえば、基地局、eNB、gNBなど、またはその構成要素)によって実行することができる。たとえば、図14に示される例示的な方法は、本明細書に記載の他の図面に従って設定されたネットワークノードによって実装することができる。
例示的な方法は、特定の順番の特定のブロックによって図14には示されているが、ブロックに対応する動作は、図示されたのとは異なる順番で実行することができ、図示されたものとは異なる機能を有するブロックへと結合および/または分割することができる。さらに、図14に示す例示的な方法は、本明細書(たとえば、図13および15)で開示される他の例示的な方法を補完することができ、その結果、それらは、本明細書に記載されたものを含む、様々な利益、利点、および/または問題への解決策を提供するために協調して使用され得る。オプションのブロックおよび/または動作は、破線で示されている。
いくつかの実施形態において、例示的な方法は、ブロック1410~1430の動作を含むことができる。ブロック1410で、ソースRANノードは、ソースRANノードによってサービスされる、UEの、ソースセルに関係する第1の測定設定(たとえば、measConfig)を、UEに、送信することができる。いくつかの実施形態において、ブロック1410の動作は、サブブロック1412の動作を含むことができ、そこで、ソースRANノードは、(たとえば、varMeasConfigにおいて)第1の測定設定を記憶することができる。ブロック1420で、ソースRANノードは、第1の測定設定に基づいてソースセルにおいてUEによって作られた第1の測定値を受信することができる。ブロック1430で、ソースRANノードは、第1の測定値に基づいて、モビリティ動作がUEに関して必要であると決定することができる。
例示的な方法はまた、ブロック1440の動作を含むことができ、そこで、ソースRANノードは、UEに関するモビリティ動作(たとえば、CHO)を受け入れるという要求を、ターゲットRANノードに、送信することができる。いくつかの実施形態において、要求は、UEのための第1の測定設定(たとえば、measConfig)を含むことができる。モビリティ動作は、ブロック1430において必要であると決定されたモビリティ動作であり得る。例示的な方法はまた、ブロック1450の動作を含むことができ、そこで、ソースRANノードは、モビリティ動作の確認、ターゲットRANノードによってサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関係する第3の測定設定UE(たとえば、measConfig)を含む確認、を、ターゲットRANノードから、受信することができる。
例示的な方法はまた、ブロック1460の動作を含むことができ、そこで、ソースRANノードは、モビリティ動作のトリガ条件に関係する第2の測定設定(たとえば、measConfig’)を決定することができる。たとえば、第2の測定設定は、ソースセルにおいてトリガ条件の達成を検出するために使用可能であり得る。いくつかの実施形態において、ブロック1460の動作は、サブブロック1462の動作を含むことができ、そこで、ソースRANノードは、第2の測定設定を記憶することができる(たとえば、varMeasConfig’またはvarMeasConfigCHOにおいて)。いくつかの実施形態において、ブロック1460の動作は、サブブロック1464の動作を含むことができ、そこで、ソースRANノードは、第2の測定設定をターゲットRANノードに送信することができる。
例示的な方法はまた、ブロック1470の動作を含むことができ、そこで、ソースRANノードは、以下を含むモビリティ関連メッセージを、UEに、送信することができる:モビリティ動作(たとえば、上記で説明されたモビリティ動作のいずれか)の第1の指示、モビリティ動作のトリガ条件の第2の指示、および第2の測定設定(たとえば、measConfig’)。いくつかの実施形態において、モビリティ関連メッセージはまた、第3の測定設定(たとえば、measConfig)を含むことができる。加えて、第2のおよび第3の測定設定は、指示されたモビリティ動作の候補である各ターゲットセルのそれぞれの測定設定を含む。言い換えれば、第2の測定設定および第3の測定設定のそれぞれは、複数の測定設定、すなわち、それぞれの候補ターゲットセルに関して1つ、を含むことができる。
いくつかの実施形態において、例示的な方法はまた、ブロック1480~1490の動作を含むことができる。ブロック1480で、ソースRANノードは、モビリティ動作が完了したという第3の指示を、ターゲットRANノードから、受信することができる。ブロック1490で、ソースRANノードは、第3の指示に応答して、記憶された第1のおよび第2の測定設定の少なくとも一部を削除または解除することができる。
いくつかの実施形態において、以下の条件のうちの少なくとも1つが適用される:第2の測定設定が、第1の測定設定に関するデルタとして決定されることと、第3の測定設定が、第1の測定設定に関するデルタとして受信されることと、第3の測定設定が、第1のおよび第2の測定設定に関するデルタとして受信されること。
加えて、図15は、本開示の様々な例示的な実施形態による、無線アクセスネットワーク(RAN)におけるユーザ機器(UE)の条件付きモビリティのためのもう1つの例示的な方法(たとえば、手順)を示す。例示的な方法は、RAN(たとえば、E-UTRAN、NG-RAN)内のターゲットセルにサービスするターゲットRANノード(たとえば、基地局、eNB、gNBなど、またはその構成要素)(UE、たとえば、無線デバイス、MTCデバイス、NB-IoTデバイス、モデムなど、またはその構成要素)によって、実行され得る。たとえば、図15に示された例示的な方法は、本明細書に記載の他の図に従って設定されたネットワークノードによって、実装され得る。
例示的な方法は、特定の順番の特定のブロックによって図15に示されているが、ブロックに対応する動作は、図示されたのとは異なる順番で実行することができ、図示されたものとは異なる機能を有するブロックへと結合および/または分割することができる。さらに、図15に示された例示的な方法は、本明細書(たとえば、図13~14)で開示される他の例示的な方法を補完することができ、その結果、それらは、本明細書に記載されたものを含む、様々な利益、利点、および/または問題への解決策を提供するために協調して使用され得る。オプションのブロックおよび/または動作は、破線で示されている。
例示的な方法は、ブロック1510の動作を含むことができ、そこで、ターゲットRANノードは、UEに関するモビリティ動作(たとえば、CHO)を受け入れるという要求を、ソースRANノードから、受信することができる。要求は、UEのための第1の測定設定(たとえば、measConfig)を含むことができる。例示的な方法はまた、ブロック1520の動作を含むことができ、そこで、ターゲットRANノードは、ターゲットRANノードによってサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関連してUEのための第3の測定設定(たとえば、measConfig)を決定することができる。第3の測定設定は、第1の測定設定(たとえば、それに関するデルタ)に基づくことができる。
例示的な方法はまた、ブロック1530の動作を含むことができ、そこで、ターゲットRANノードは、第3の測定設定を含む、モビリティ動作の確認を、ソースRANノードに送信することができる。様々な実施形態において、第3の測定設定は、完全な測定設定として、または第1の測定設定および/または第2の測定設定に関するデルタとして、送信され得る。例示的な方法はまた、ブロック1570の動作を含むことができ、そこで、ターゲットRANノードは、第3の測定設定に基づいてターゲットセルのうちの特定の1つにおいて作られた測定値を、UEから、受信することができる。
いくつかの実施形態において、例示的な方法はまた、ブロック1550~1560の動作を含むことができる。ブロック1550で、ターゲットRANノードは、第2の測定設定に基づいて特定のターゲットセルに関してUEによって作られた測定値を受信することができる。ブロック1560で、ターゲットRANノードは、その後、第3の測定設定を含む再設定メッセージを、UEに、送信することができる。
これらの実施形態において、例示的な方法はまた、ブロック1540の動作を含むことができ、そこで、ターゲットRANノードは、UEのための第2の測定設定を、ソースRANノードから、受信することができる。第2の測定設定(たとえば、measConfig’)は、第1の測定設定(たとえば、measConfig)に関するデルタとして受信され得る。そのような実施形態において、再設定メッセージに含まれる、第3の測定設定は、第1の測定設定および第2の測定設定に関するデルタである。
いくつかの実施形態において、例示的な方法はまた、ブロック1580の動作を含むことができ、そこで、ターゲットRANノードは、モビリティ動作が完了したという指示を、ソースRANノードに、送信することができる。
本明細書に記載された主題は、任意の適切な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムに実装することができるが、本明細書で開示された実施形態は、図16に示された例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して記載される。簡単にするために、図16の無線ネットワークは、ネットワーク1606、ネットワークノード1660および1660b、ならびにWD1610、1610b、および1610cのみを描写する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに適した任意の追加のエレメントをさらに含むことができる。示された構成要素のうち、ネットワークノード1660および無線デバイス(WD)1610は、追加の詳細とともに描写される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/または、無線ネットワークによってもしくは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にすることができる。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、通信、データ、セルラ、および/もしくは無線ネットワーク、または他の同様のタイプのシステムを備え、かつ/またはそれらとインターフェースすることができる。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格または他のタイプのあらかじめ規定された規則もしくは手順に従って動作するように設定することができる。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long-Term Evolution(LTE)、ならびに/または他の適切な2G、3G、4G、もしくは5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/または、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMAX)、Bluetooth、Z-Wave、および/もしくはZigBee規格などの任意の他の適切な無線通信規格を実装することができる。
ネットワーク1606は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備えることができる。
ネットワークノード1660およびWD1610は、以下でより詳細に記載される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなどの、ネットワークノードおよび/または無線デバイスの機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/または有線接続を介するかもしくは無線接続を介するかにかかわらず、データおよび/もしくは信号の通信を容易にするかもしくはその通信に参加することができる、任意の他の構成要素もしくはシステムを備えることができる。
ネットワークノードの例には、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、およびNRノードB(gNB))が含まれる。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいて分類することができ、次いで、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれる場合もある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードはまた、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモート無線ユニット(RRU)などの分散無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分を含むことができる。そのようなリモート無線ユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合される場合もあり、統合されない場合もある。分散無線基地局の部分はまた、分散アンテナシステム(DAS)においてノードと呼ばれる可能性がある。
ネットワークノードのさらなる例には、マルチ規格無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)もしくは基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、および/またはMDTが含まれる。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に記載される仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを有する無線デバイスを可能にするおよび/または提供するように、あるいは無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供するように能力を有する、設定された、構成された、および/または動作可能な任意の適切なデバイス(またはデバイスのグループ)を表すことができる。
図16では、ネットワークノード1660は、処理回路1670と、デバイス可読媒体1680と、インターフェース1690と、補助機器1684と、電源1686と、電力回路1687と、アンテナ1662とを含む。図16の例示的な無線ネットワーク内に示されたネットワークノード1660は、ハードウェア構成要素の示された組合せを含むデバイスを表すことができるが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せを有するネットワークノードを備えることができる。ネットワークノードは、本明細書で開示されたタスク、特徴、機能、ならびに方法および/または手順を実行するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノード1660の構成要素は、より大きいボックス内に位置するか、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして描写されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示された構成要素を作成する複数の異なる物理構成要素を備えることができる(たとえば、デバイス可読媒体1680は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備えることができる)。
同様に、ネットワークノード1660は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から構成することができ、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有することができる。ネットワークノード1660が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数は、いくつかのネットワークノードの間で共有することができる。たとえば、単一のRNCは複数のノードBを制御することができる。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なすことができる。いくつかの実施形態では、ネットワークノード1660は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定することができる。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製することができ(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体1680)、いくつかの構成要素は再使用することができる(たとえば、同じアンテナ1662はRATによって共有することができる)。ネットワークノード1660はまた、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetoothの無線技術などの、ネットワークノード1660に統合された異なる無線技術のための様々な示された構成要素の複数のセットを含むことができる。これらの無線技術は、同じかまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード1660内の他の構成要素に統合することができる。
処理回路1670は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書に記載された、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実行するように設定することができる。処理回路1670によって実行されるこれらの動作は、処理回路1670によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって処理すること、取得された情報もしくは変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/または取得された情報もしくは変換された情報に基づいて、かつ前記処理が決定を行ったことの結果として、1つもしくは複数の動作を実行することを含むことができる。
処理回路1670は、単体で、または他のネットワークノード1660の構成要素(たとえば、デバイス可読媒体1680)と連携してのいずれかで、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、もしくは任意の他の適切なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つもしくは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェア、および/またはネットワークノード1660の様々な機能を提供するために動作可能な符号化された論理の組合せを備えることができる。そのような機能は、本明細書に記載された様々な無線の特徴、機能、または利益のうちのいずれかを含むことができる。
たとえば、処理回路1670は、デバイス可読媒体1680にまたは処理回路1670内のメモリに記憶された命令を実行することができる。いくつかの実施形態において、処理回路1670は、システムオンチップ(SOC)を含むことができる。より具体的な一例として、媒体1680に記憶される命令(コンピュータプログラム製品とも呼ばれる)は、処理回路1670によって実行されると、本明細書に記載された様々な例示的な方法(たとえば、手順)に対応する動作を実行するためにネットワークノード1660を設定することができる、命令を含むことができる。
いくつかの実施形態において、処理回路1670は、無線周波数(RF)トランシーバ回路1672およびベースバンド処理回路1674のうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの実施形態において、無線周波数(RF)トランシーバ回路1672およびベースバンド処理回路1674は、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、またはユニット、たとえば、無線ユニットおよびデジタルユニット、であり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路1672およびベースバンド処理回路1674の一部または全部は、同じチップもしくはチップのセット、ボード、またはユニット上にあり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNB、または他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書に記載された機能の一部または全部は、デバイス可読媒体1680または処理回路1670内のメモリに記憶された命令を実行する処理回路1670によって実行することができる。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード方式などで、別個または個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路1670によって提供することができる。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路1670は、記載された機能を実行するように設定することができる。そのような機能によって提供される利益は、処理回路1670単独に、またはネットワークノード1660の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード1660により、かつ/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
デバイス可読媒体1680は、限定はしないが、永続ストレージ、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)、もしくはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性もしくは不揮発性のコンピュータ可読メモリ、ならびに/または、処理回路1670によって使用され得る情報、データ、および/もしくは命令を記憶する、任意の他の揮発性もしくは不揮発性の非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備えることができる。デバイス可読媒体1680は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、規則、コード、テーブルなどのうちの1つもしくは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路1670によって実行され、ネットワークノード1660によって利用されることが可能な他の命令を含む、任意の適切な命令、データ、または情報を記憶することができる。デバイス可読媒体1680は、処理回路1670によって行われた任意の計算、および/またはインターフェース1690を介して受信された任意のデータを記憶するために使用することができる。いくつかの実施形態では、処理回路1670およびデバイス可読媒体1680は、統合されていると見なすことができる。
インターフェース1690は、ネットワークノード1660、ネットワーク1606、および/またはWD1610の間のシグナリングおよび/またはデータの有線通信または無線通信において使用される。示されたように、インターフェース1690は、たとえば有線接続を介してネットワーク1606との間でデータを送受信するためにポート/端末1694を備える。インターフェース1690はまた、アンテナ1662に結合され得るか、またはいくつかの実施形態では、アンテナ1662の一部であり得る、無線フロントエンド回路1692を含む。無線フロントエンド回路1692は、フィルタ1698および増幅器1696を備える。無線フロントエンド回路1692は、アンテナ1662および処理回路1670に接続することができる。無線フロントエンド回路は、アンテナ1662と処理回路1670との間で通信される信号を調整するように設定することができる。無線フロントエンド回路1692は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきデジタルデータを受信することができる。無線フロントエンド回路1692は、デジタルデータを、フィルタ1698および/または増幅器1696の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅のパラメータを有する無線信号に変換することができる。無線信号は、次いで、アンテナ1662を介して送信することができる。同様に、データを受信するとき、アンテナ1662は無線信号を収集することができ、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路1692によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路1670に受け渡すことができる。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えることができる。
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード1660は別個の無線フロントエンド回路1692を含まない場合があり、代わりに、処理回路1670は無線フロントエンド回路を備えることができ、別個の無線フロントエンド回路1692なしでアンテナ1662に接続することができる。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1672の全部または一部は、インターフェース1690の一部と見なすことができる。さらに他の実施形態では、インターフェース1690は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末1694と、無線フロントエンド回路1692と、RFトランシーバ回路1672とを含むことができ、インターフェース1690は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路1674と通信することができる。
アンテナ1662は、無線信号を送信および/または受信するように設定された、1つもしくは複数のアンテナ、またはアンテナアレイを含むことができる。アンテナ1662は、無線フロントエンド回路1692に結合することができ、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ1662は、たとえば2GHzと66GHzとの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全指向性のセクタアンテナまたはパネルアンテナを備えることができる。全指向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用することができ、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスからの無線信号を送信/受信するために使用することができ、パネルアンテナは、比較的一直線に無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ぶことができる。いくつかの実施形態では、アンテナ1662は、ネットワークノード1660とは別個であり得、インターフェースまたはポートを介してネットワークノード1660に接続可能であり得る。
アンテナ1662、インターフェース1690、および/または処理回路1670は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実行するように設定することができる。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または任意の他のネットワーク機器から受信することができる。同様に、アンテナ1662、インターフェース1690、および/または処理回路1670は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の送信動作を実行するように設定することができる。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または任意の他のネットワーク機器に送信することができる。
電力回路1687は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合することができ、本明細書に記載された機能を実行するための電力を、ネットワークノード1660の構成要素に供給するように設定することができる。電力回路1687は、電源1686から電力を受け取ることができる。電源1686および/または電力回路1687は、それぞれの構成要素に適した形式で(たとえば、それぞれの構成要素ごとに必要とされる電圧レベルおよび電流レベルにおいて)、ネットワークノード1660の様々な構成要素に電力を供給するように設定することができる。電源1686は、電力回路1687および/もしくはネットワークノード1660に含まれるか、または電力回路1687および/もしくはネットワークノード1660の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノード1660は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路1687に電力を供給する。さらなる例として、電源1686は、電力回路1687に接続された、または電力回路1687内に統合された、バッテリまたはバッテリパックの形態の電力源を備えることができる。バッテリは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を供給することができる。光起電力デバイスなどの他のタイプの電力源も使用することができる。
ネットワークノード1660の代替実施形態は、本明細書に記載された機能、および/または本明細書に記載された主題をサポートするために必要な任意の機能のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供することに関与することができる、図16に示された構成要素以外の追加の構成要素を含むことができる。たとえば、ネットワークノード1660は、ネットワークノード1660への情報の入力を可能および/または容易にするために、かつネットワークノード1660からの情報の出力を可能および/または容易にするために、ユーザインターフェース機器を含むことができる。これは、ユーザが、ネットワークノード1660のための診断、保守、修復、および他の管理機能を実行することを可能および/または容易にすることができる。
いくつかの実施形態では、無線デバイス(WD、たとえば、WD1610)は、直接的な人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定することができる。たとえば、WDは、内部もしくは外部のイベントによってトリガされると、またはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計することができる。WDの例には、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバIP(VoIP)フォン、無線ローカルループフォン、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲームコンソールまたはデバイス、音楽ストレージデバイス、再生アプライアンス、ウェアラブルデバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ組込み型機器(LEE)、ラップトップ取付け型機器(LME)、スマートデバイス、無線加入者宅内機器(CPE)、モバイルタイプ通信(MTC)デバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、車載無線端末デバイスなどが含まれる。
WDは、たとえばサイドリンク通信、車両間(V2V)、車両対基盤(V2I)、車両対すべて(V2X)のための3GPP規格を実装することによってデバイス間(D2D)通信をサポートすることができ、この場合、D2D通信デバイスと呼ぶことができる。また別の具体例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実行し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表すことができる。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ぶことができる。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサ、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、または家庭用もしくは個人用電気器具(たとえば、冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカなど)である。他のシナリオでは、WDは、その動作ステータスを監視することおよび/もしくはその動作ステータスに関して報告すること、またはその動作に関連付けられた他の機能が可能な車両または他の機器を表すことができる。上述されたWDは無線接続のエンドポイントを表すことができ、その場合、デバイスは無線端末と呼ぶことができる。さらに、上述されたWDはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ぶことができる。
示されたように、無線デバイス1610は、アンテナ1611と、インターフェース1614と、処理回路1620と、デバイス可読媒体1630と、ユーザインターフェース機器1632と、補助機器1634と、電源1636と、電力回路1637とを含む。WD1610は、たとえば、ほんのいくつかを挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetoothの無線技術などの、WD1610によってサポートされる異なる無線技術のための示された構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含むことができる。これらの無線技術は、WD1610内の他の構成要素と同じかまたは異なるチップまたはチップのセットの中に統合することができる。
アンテナ1611は、無線信号を送信および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含むことができ、インターフェース1614に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ1611は、WD1610とは別個であり、インターフェースまたはポートを介してWD1610に接続可能であり得る。アンテナ1611、インターフェース1614、および/または処理回路1620は、WDによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の受信動作または送信動作を実行するように設定することができる。任意の情報、データ、および/または信号は、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信することができる。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ1611は、インターフェースと見なすことができる。
示されたように、インターフェース1614は、無線フロントエンド回路1612およびアンテナ1611を備える。無線フロントエンド回路1612は、1つまたは複数のフィルタ1618および増幅器1616を備える。無線フロントエンド回路1614は、アンテナ1611および処理回路1620に接続され、アンテナ1611と処理回路1620との間で通信される信号を調整するように設定することができる。無線フロントエンド回路1612は、アンテナ1611に結合されるか、またはアンテナ1611の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD1610は別個の無線フロントエンド回路1612を含まない場合があり、むしろ、処理回路1620は無線フロントエンド回路を備えることができ、アンテナ1611に接続することができる。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1622の一部または全部は、インターフェース1614の一部と見なすことができる。無線フロントエンド回路1612は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきデジタルデータを受信することができる。無線フロントエンド回路1612は、デジタルデータを、フィルタ1618および/または増幅器1616の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅のパラメータを有する無線信号に変換することができる。無線信号は、次いで、アンテナ1611を介して送信することができる。同様に、データを受信するとき、アンテナ1611は無線信号を収集することができ、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路1612によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路1620に受け渡すことができる。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えることができる。
処理回路1620は、WD1610の機能を単体で、またはデバイス可読媒体1630などの他のWD1610の構成要素との組合せのいずれかで提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、もしくは任意の他の適切なコンピューティングデバイスのうちの1つもしくは複数の組合せ、リソース、またはハードウェア、ソフトウェアおよび/もしくは符号化された論理の組合せを備えることができる。そのような機能は、本明細書に記載された様々な無線の特徴または利益のうちのいずれかを含むことができる。
たとえば、処理回路1620は、本明細書で開示される機能を提供するためにデバイス可読媒体1630にまたは処理回路1620内のメモリに記憶された命令を実行することができる。より具体的には、媒体1630に記憶された命令(コンピュータプログラム製品とも呼ばれる)は、プロセッサ1620によって実行されると、本明細書に記載された様々な例示的な方法(たとえば、手順)に対応する動作を実行するために無線デバイス1610を設定することができる、命令を含むことができる。
示されたように、処理回路1620は、RFトランシーバ回路1622、ベースバンド処理回路1624、およびアプリケーション処理回路1626のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えることができる。いくつかの実施形態では、WD1610の処理回路1620は、SOCを備えることができる。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1622、ベースバンド処理回路1624、およびアプリケーション処理回路1626は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路1624およびアプリケーション処理回路1626の一部または全部は、1つのチップまたはチップのセットの中に組み合わせることができ、RFトランシーバ回路1622は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらなる代替実施形態では、RFトランシーバ回路1622およびベースバンド処理回路1624の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路1626は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路1622、ベースバンド処理回路1624、およびアプリケーション処理回路1626の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット内に組み合わせることができる。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1622は、インターフェース1614の一部であり得る。RFトランシーバ回路1622は、処理回路1620のためのRF信号を調整することができる。
いくつかの実施形態では、WDによって実行されるものとして本明細書に記載された機能の一部または全部は、デバイス可読媒体1630に記憶された命令を実行する処理回路1620によって提供することができ、デバイス可読媒体1630は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード方式などで、別個または個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路1620によって提供することができる。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路1620は、記載された機能を実行するように設定することができる。そのような機能によって提供される利益は、処理回路1620単独に、またはWD1610の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD1610により、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
処理回路1620は、WDによって実行されるものとして本明細書に記載された、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実行するように設定することができる。処理回路1620によって実行されるこれらの動作は、たとえば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報もしくは変換された情報をWD1610によって記憶された情報と比較すること、ならびに/または、取得された情報もしくは変換された情報に基づいて、かつ前記処理が決定を行ったことの結果として1つもしくは複数の動作を実行することにより、処理回路1620によって取得された情報を処理することを含むことができる。
デバイス可読媒体1630は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、規則、コード、テーブルなどのうちの1つもしくは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路1620によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体1630は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)もしくは読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)もしくはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/または、処理回路1620によって使用され得る情報、データ、および/もしくは命令を記憶する、任意の他の揮発性もしくは不揮発性の非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含むことができる。いくつかの実施形態では、処理回路1620およびデバイス可読媒体1630は、統合されていると見なすことができる。
ユーザインターフェース機器1632は、人間のユーザがWD1610と対話することを可能および/または容易にする構成要素を含むことができる。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚などの多くの形態のものであり得る。ユーザインターフェース機器1632は、ユーザへの出力を生成するように、かつユーザがWD1610への入力を提供することを可能および/または容易にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD1610にインストールされるユーザインターフェース機器1632のタイプに応じて変化する可能性がある。たとえば、WD1610がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD1610がスマートメータである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合に)可聴警報を提供するスピーカを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器1632は、入力のインターフェース、デバイス、および回路、ならびに、出力のインターフェース、デバイス、および回路を含むことができる。ユーザインターフェース機器1632は、WD1610への情報の入力を可能および/または容易にするように設定することができ、処理回路1620が入力情報を処理することを可能および/または容易にするために、処理回路1620に接続される。ユーザインターフェース機器1632は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つもしくは複数のカメラ、USBポート、または他の入力回路を含むことができる。ユーザインターフェース機器1632はまた、WD1610からの情報の出力を可能および/または容易にするように、かつ処理回路1620がWD1610からの情報を出力することを可能および/または容易にするように設定される。ユーザインターフェース機器1632は、たとえば、スピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含むことができる。ユーザインターフェース機器1632の1つまたは複数の入力および出力のインターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD1610は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書に記載された機能から利益を得ることを可能および/または容易にすることができる。
補助機器1634は、概してWDによって実行されない場合がある、より具体的な機能を提供するように動作可能である。補助機器1634は、様々な目的で測定を行うための特殊なセンサ、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを備えることができる。補助機器1634の構成要素の包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変化する可能性がある。
電源1636は、いくつかの実施形態では、バッテリまたはバッテリパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイス、または電池などの他のタイプの電源を使用することもできる。WD1610は、本明細書に記載されるか、または本明細書に示された任意の機能を遂行するために電源1636からの電力を必要とする、WD1610の様々な部分に電源1636からの電力を配信するための電力回路1637をさらに備えることができる。電力回路1637は、いくつかの実施形態では、電力管理回路を備えることができる。電力回路1637は、追加または代替として、外部電源から電力を受け取るように動作可能であり得、その場合、WD1610は、電力ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路1637はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源1636に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源1636の充電のためのものであり得る。電力回路1637は、電源1636からの電力に対して、その電力をWD1610のそれぞれの構成要素への供給に適するようにするために、任意の変換または他の修正を実行することができる。
図17は、本明細書に記載された様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、かつ/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作向けであるが、特定の人間のユーザに関連付けられない場合があるか、または最初に関連付けられない場合があるデバイス(たとえば、スマートスプリンクラコントローラ)を表すことができる。あるいは、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作向けではないが、ユーザに関連付けられるか、またはユーザの利益のために動作され得るデバイス(たとえば、スマート電力計)を表すことができる。UE17200は、NB-IoT UE、マシンタイプ通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであり得る。図17に示されたUE1700は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5Gの規格などの3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたWDの一例である。前述されたように、WDおよびUEという用語は同じ意味で使用することができる。したがって、図17はUEであるが、本明細書で説明された構成要素はWDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
図17では、UE1700は、入出力インターフェース1705、無線周波数(RF)インターフェース1709、ネットワーク接続インターフェース1711、ランダムアクセスメモリ(RAM)1717、読取り専用メモリ(ROM)1719、および記憶媒体1721などを含むメモリ1715、通信サブシステム1731、電源1733、ならびに/もしくは任意の他の構成要素、またはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された処理回路1701を含む。記憶媒体1721は、オペレーティングシステム1723と、アプリケーションプログラム1725と、データ1727とを含む。他の実施形態では、記憶媒体1721は、他の同様のタイプの情報を含むことができる。いくつかのUEは、図17に示された構成要素のすべてを利用するか、または構成要素のサブセットのみを利用することができる。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変化する可能性がある。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機などの構成要素の複数のインスタンスを含むことができる。
図17では、処理回路1701は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定することができる。処理回路1701は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態機械などの、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶された機械命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態機械、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサもしくはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つもしくは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、または上記の任意の組合せを実装するように設定することができる。たとえば、処理回路1701は、2つの中央処理装置(CPU)を含むことができる。データは、コンピュータによる使用に適した形式の情報であり得る。
描写された実施形態では、入出力インターフェース1705は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定することができる。UE1700は、入出力インターフェース1705を介して出力デバイスを使用するように設定することができる。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用することができる。たとえば、UE1700への入力およびUE1700からの出力を提供するために、USBポートを使用することができる。出力デバイスは、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE1700は、ユーザがUE1700に情報をキャプチャすることを可能および/または容易にするために、入出力インターフェース1705を介して入力デバイスを使用するように設定することができる。入力デバイスは、タッチセンサ式またはプレゼンスセンサ式ディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、指向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含むことができる。プレゼンスセンサ式ディスプレイは、ユーザからの入力を検知するために容量性タッチセンサまたは抵抗性タッチセンサを含むことができる。センサは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサ、力センサ、磁力計、光センサ、近接度センサ、別の同様のセンサ、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサであり得る。
図17では、RFインターフェース1709は、送信機、受信機、およびアンテナなどのRF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定することができる。ネットワーク接続インターフェース1711は、ネットワーク1743aに通信インターフェースを提供するように設定することができる。ネットワーク1743aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、またはそれらの任意の組合せなどの、有線および/または無線のネットワークを包含することができる。たとえば、ネットワーク1743aは、Wi-Fiネットワークを備えることができる。ネットワーク接続インターフェース1711は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなどの1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワークを介して1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機のインターフェースを含むように設定することができる。ネットワーク接続インターフェース1711は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機の機能を実装することができる。送信機および受信機の機能は、回路構成要素、ソフトウェア、もしくはファームウェアを共有することができるか、または代替として別個に実装することができる。
RAM1717は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなどのソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バス1702を介して処理回路1701にインターフェースするように設定することができる。ROM1719は、処理回路1701にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定することができる。たとえば、ROM1719は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信などの基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定することができる。記憶媒体1721は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなどのメモリを含むように設定することができる。
一例では、記憶媒体1721は、オペレーティングシステム1723と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットもしくはガジェットエンジン、または別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム1725と、データファイル1727とを含むように設定することができる。記憶媒体1721は、UE1700による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶することができる。たとえば、アプリケーションプログラム1725は、プロセッサ1701によって実行されると、本明細書に記載された様々な例示的な方法(たとえば、手順)に対応する動作を実行するようにUE1700を設定することができる、(コンピュータプログラム製品とも呼ばれる)実行可能命令を含むことができる。
記憶媒体1721は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータストレージ(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールもしくはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、またはそれらの任意の組合せなどの、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定することができる。記憶媒体1721は、UE1700が、一時的もしくは非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、またはデータをアップロードすることを可能および/または容易にすることができる。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体1721内に有形に具現化することができ、記憶媒体1721はデバイス可読媒体を備えることができる。
図17では、処理回路1701は、通信サブシステム1731を使用してネットワーク1743bと通信するように設定することができる。ネットワーク1743aおよびネットワーク1743bは、同じ1つもしくは複数のネットワーク、または異なる1つもしくは複数のネットワークであり得る。通信サブシステム1731は、ネットワーク1743bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定することができる。たとえば、通信サブシステム1731は、IEEE802.17、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなどの1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局などの、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定することができる。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割当てなど)に適した送信機機能または受信機機能をそれぞれ実装するために、送信機1733および/または受信機1735を含むことができる。さらに、各トランシーバの送信機1733および受信機1735は、回路構成要素、ソフトウェア、もしくはファームウェアを共有することができるか、または代替として、別個に実装することができる。
示された実施形態では、通信サブシステム1731の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、近距離通信、位置を特定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベースの通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。たとえば、通信サブシステム1731は、セルラ通信と、Wi-Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含むことができる。ネットワーク1743bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、またはそれらの任意の組合せなどの、有線および/または無線のネットワークを包含することができる。たとえば、ネットワーク1743bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/または近距離ネットワークであり得る。電源1713は、UE1700の構成要素に交流(AC)電力または直流(DC)電力を供給するように設定することができる。
本明細書に記載された特徴、利益、および/または機能は、UE1700の構成要素のうちの1つに実装することができるか、またはUE1700の複数の構成要素にわたって分割することができる。さらに、本明細書に記載された特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の組合せに実装することができる。一例では、通信サブシステム1731は、本明細書に記載された構成要素のうちのいずれかを含むように設定することができる。さらに、処理回路1701は、バス1702を介してそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定することができる。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路1701によって実行されると、本明細書に記載された対応する機能を実行する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表すことができる。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能は、処理回路1701と通信サブシステム1731との間で分割することができる。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能は、ソフトウェアまたはファームウェアに実装することができ、計算集約的機能はハードウェアに実装することができる。
図18は、いくつかの実施形態によって実装される機能を仮想化することができる、仮想化環境1800を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、ストレージデバイス、およびネットワーキングリソースを仮想化することを含むことができる、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイス、もしくは任意の他のタイプの通信デバイス)またはその構成要素に適用することができ、機能の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワーク内の1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシン、またはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載された機能の一部または全部は、ハードウェアノード1830のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境1800に実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装することができる。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化することができる。
機能は、本明細書で開示された実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替として、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ぶことができる)1つまたは複数のアプリケーション1820によって実装することができる。アプリケーション1820は、処理回路1860およびメモリ1890を備えるハードウェア1830を提供する、仮想化環境1800において稼働される。メモリ1890は、処理回路1860によって実行可能な命令1895を含み、それにより、アプリケーション1820は、本明細書で開示された特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境1800は、1つもしくは複数のプロセッサのセットまたは処理回路1860を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス(またはノード)1830を含むことができ、処理回路1860は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログのハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリ1890-1を備えることができ、メモリ1890-1は、処理回路1860によって実行される命令1895またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。たとえば、命令1895は、処理回路1860によって実行されると、本明細書に記載された様々な例示的な方法(たとえば、手順)に対応する動作を実行するようにハードウェアノード1820を設定することができる、(コンピュータプログラム製品とも呼ばれる)プログラム命令を含むことができる。そのような動作はまた、ハードウェアノード1830によってホストされる仮想ノード1820に起因することができる。
各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1870を備えることができ、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1870は物理ネットワークインターフェース1880を含む。各ハードウェアデバイスはまた、処理回路1860によって実行可能なソフトウェア1895および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体1890-2を含むことができる。ソフトウェア1895は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ1850をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン1840を実行するためのソフトウェア、ならびに、仮想マシン1840が、本明細書に記載されたいくつかの実施形態との関係で記載される機能、特徴、および/または利益を実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含むことができる。
仮想マシン1840は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ1850またはハイパーバイザによって稼働することができる。仮想アプライアンス1820のインスタンスの異なる実施形態は、仮想マシン1840のうちの1つまたは複数に実装することができ、実装は異なる方法で行うことができる。
動作中に、処理回路1860は、ソフトウェア1895を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ1850をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ1850は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ぶことができる。仮想化レイヤ1850は、仮想マシン1840に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示することができる。
図18に示されたように、ハードウェア1830は、汎用または固有の構成要素を有するスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェア1830は、アンテナ18225を備えることができ、仮想化を介していくつかの機能を実装することができる。あるいは、ハードウェア1830は、多くのハードウェアノードが協働し、とりわけ、アプリケーション1820のライフサイクル管理を監督する、管理および編成(MANO)18100を介して管理される、(たとえば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)などにおける)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストでは、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタおよび顧客構内機器内に位置することができる、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理ストレージ上に統合するために使用することができる。
NFVのコンテキストでは、仮想マシン1840は、プログラムを、それらのプログラムが物理的な仮想化されていないマシン上で実行されているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシン1840の各々、ならびにその仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン1840のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェア1830のその一部は、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ1830の上の1つまたは複数の仮想マシン1840において稼働し、図18のアプリケーション1820に対応する固有のネットワーク機能をハンドリングすることに関与する。
いくつかの実施形態では、各々が1つまたは複数の送信機18220および1つまたは複数の受信機18210を含む1つまたは複数の無線ユニット18200は、1つまたは複数のアンテナ18225に結合することができる。無線ユニット18200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード1830と直接通信することができ、無線アクセスノードまたは基地局などの無線能力を有する仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用することができる。このように構成されたノードはまた、本明細書の他の場所に記載されたUEなどの1つまたは複数のUEと通信することができる。
いくつかの実施形態では、ハードウェアノード1830と無線ユニット18200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム18230を介して、何らかのシグナリングを実行することができる。
図19を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク1911と、コアネットワーク1914とを備える、3GPPタイプのセルラネットワークなどの通信ネットワーク1910を含む。アクセスネットワーク1911は、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなどの複数の基地局1912a、1912b、1912cを備え、各々が対応するカバレッジエリア1913a、1913b、1913cを規定する。各基地局1912a、1912b、1912cは、有線接続または無線接続1915を介してコアネットワーク1914に接続可能である。カバレッジエリア1913c内に位置する第1のUE1991は、対応する基地局1912cに無線で接続するか、または対応する基地局1912cによってページングされるように設定することができる。カバレッジエリア1913a内の第2のUE1992は、対応する基地局1912aに無線で接続可能である。この例では複数のUE1991、1992が示されているが、開示された実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア内にあるか、または唯一のUEがに接続している状況に等しく適用可能である。
ネットワーク1910は、それ自体がホストコンピュータ1930に接続され、ホストコンピュータ1930は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/もしくはソフトウェアにおいて、またはサーバファーム内の処理リソースとして具現化することができる。ホストコンピュータ1930は、サービスプロバイダの所有もしくは制御下にあり得、またはサービスプロバイダによって、もしくはサービスプロバイダの代わりに動作することができる。通信ネットワーク1910とホストコンピュータ1930との間の接続1921および1922は、コアネットワーク1914からホストコンピュータ1930に直接延在することができるか、またはオプションの中間ネットワーク1920を介して進むことができる。中間ネットワーク1920は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク1920は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、詳細には、中間ネットワーク1920は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を備えることができる。
図19の通信システムは全体として、接続されたUE1991、1992とホストコンピュータ1930との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続1950として記載することができる。ホストコンピュータ1930および接続されたUE1991、1992は、アクセスネットワーク1911、コアネットワーク1914、任意の中間ネットワーク1920、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続1950を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続1950は、OTT接続1950が通過する参加している通信デバイスが、アップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局1912は、接続されたUE1991に転送(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ1930から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されない場合があるか、または通知される必要がない。同様に、基地局1912は、UE1991から発生してホストコンピュータ1930に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングに気づいている必要がない。
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局、およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図20を参照して記載される。通信システム2000では、ホストコンピュータ2010は、通信システム2000の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース2016を含む、ハードウェア2015を備える。ホストコンピュータ2010は、記憶能力および/または処理能力を有することができる、処理回路2018をさらに備える。詳細には、処理回路2018は、命令を実行するように適合された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる。ホストコンピュータ2010は、ホストコンピュータ2010に記憶されるかまたはホストコンピュータ2010によってアクセス可能であり、処理回路2018によって実行可能なソフトウェア2011をさらに備える。ソフトウェア2011は、ホストアプリケーション2012を含む。ホストアプリケーション2012は、UE2030およびホストコンピュータ2010において終端するOTT接続2050を介して接続するUE2030などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供することにおいて、ホストアプリケーション2012は、OTT接続2050を使用して送信されるユーザデータを提供することができる。
通信システム2000は、通信システム内で提供される基地局2020も含むことができ、基地局2020は、基地局2020がホストコンピュータ2010およびUE2030と通信することを可能にするハードウェア2025を備える。ハードウェア2025は、通信システム2000の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース2026、ならびに基地局2020によってサービスされる(図20には示されていない)カバレッジエリア内に位置するUE2030との少なくとも無線接続2070をセットアップおよび維持するための無線インターフェース2027を含むことができる。通信インターフェース2026は、ホストコンピュータ2010への接続2060を容易にするように設定することができる。接続2060は直接であり得るか、または接続2060は、通信システムの(図20には示されていない)コアネットワーク、および/または通信システムの外部の1つもしくは複数の中間ネットワークを通過することができる。図示された実施形態では、基地局2020のハードウェア2025は処理回路2028も含むことができ、処理回路2028は、命令を実行するように適合された、1つもしくは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる。
基地局2020はまた、内部に記憶されるか、または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア2021を含む。たとえば、ソフトウェア2021は、処理回路2028によって実行されると、本明細書に記載された様々な例示的な方法(たとえば、手順)に対応する動作を実行するように基地局2020を設定することができる、(コンピュータプログラム製品とも呼ばれる)プログラム命令を含むことができる。
通信システム2000は、すでに言及されたUE2030も含むことができ、UE2030のハードウェア2035は、UE2030が現在位置するカバレッジエリアをサービスする基地局との無線接続2070をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース2037を含むことができる。UE2030のハードウェア2035はまた、処理回路2038を含むことができ、処理回路2038は、命令を実行するように適合された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる。
UE2030はまた、UE2030に記憶されるかまたはUE2030によってアクセス可能であり、処理回路2038によって実行可能なソフトウェア2031を含む。ソフトウェア2031は、クライアントアプリケーション2032を含む。クライアントアプリケーション2032は、ホストコンピュータ2010のサポートのもとに、UE2030を介して人間のユーザまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ2010では、実行しているホストアプリケーション2012は、UE2030およびホストコンピュータ2010において終端するOTT接続2050を介して、実行しているクライアントアプリケーション2032と通信することができる。ユーザにサービスを提供することにおいて、クライアントアプリケーション2032は、ホストアプリケーション2012から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供することができる。OTT接続2050は、要求データとユーザデータの両方を転送することができる。クライアントアプリケーション2032は、クライアントアプリケーション2032が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話することができる。ソフトウェア2031はまた、処理回路2038によって実行されると、本明細書に記載された様々な例示的な方法(たとえば、手順)に対応する動作を実行するようにUE2030を設定することができる、(コンピュータプログラム製品とも呼ばれる)プログラム命令を含むことができる。
図20に示されたホストコンピュータ2010、基地局2020、およびUE2030は、それぞれ、図16のホストコンピュータ1230、基地局1612a、1612b、1612cのうちの1つ、およびUE1691、1692のうちの1つと同様または同一であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図20に示されたようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図16のものであり得る。
図20では、OTT接続2050は、任意の中継デバイスおよびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングへの明示的な言及なしに、基地局2020を介したホストコンピュータ2010とUE2030との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャはルーティングを決定することができ、ネットワークインフラストラクチャは、UE2030から、またはホストコンピュータ2010を動作させるサービスプロバイダから、または両方からルーティングを隠すように設定することができる。OTT接続2050がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散の考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判断を行うことができる。
UE2030と基地局2020との間の無線接続2070は、本開示全体を通して記載された実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続2070が最後のセグメントを形成するOTT接続2050を使用して、UE2030に提供されるOTTサービスのパフォーマンスを改善する。より正確には、本明細書で開示された例示的な実施形態は、ネットワークがデータフローのエンドツーエンドサービス品質(QoS)を監視するための柔軟性を改善することができ、それには、ユーザ機器(UE)と、5Gネットワークの外部のOTTデータアプリケーションまたはサービスなどの別のエンティティとの間のデータセッションに関連付けられたデータフローの対応する無線ベアラが含まれる。これらおよび他の利点は、5G/NR解決策のより時宜を得た設計、実装、および配置を容易にすることができる。さらに、そのような実施形態は、データセッションQoSの柔軟かつ時宜を得た制御を容易にすることができ、これは、5G/NRによって想起され、OTTサービスの成長のために重要である、容量、スループット、レイテンシなどの改善につながることができる。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシ、および他のネットワーク運転状況を監視する目的で、測定手順を提供することができる。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ2010とUE2030との間のOTT接続2050を再設定するためのオプションのネットワーク機能がさらに存在することができる。測定手順および/またはOTT接続2050を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ2010のソフトウェア2011およびハードウェア2015、またはUE2030のソフトウェア2031およびハードウェア2035、または両方に実装することができる。実施形態では、OTT接続2050が通過する通信デバイスにおいて、またはそれに関連して、センサ(図示せず)を配置することができ、センサは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア2011、2031が監視された量を算出もしくは推定することができる他の物理量の値を供給することにより、測定手順に参加することができる。OTT接続2050の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含むことができ、再設定は、基地局2020に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局2020に知られていないか、または知覚不可能であり得る。そのような手順および機能は、当技術分野において知られ、実践することができる。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ2010の測定を容易にするプロプライエタリなUEシグナリングを伴うことができる。測定は、OTT接続2050が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続2050を使用して、ソフトウェア2011および2031が、詳細には空または「ダミー」のメッセージ内でメッセージが送信されることを引き起こすという点で実装することができる。
図21は、一実施形態による、通信システムに実装された例示的な方法および/または手順を示すフローチャートである。通信システムは、いくつかの例示的な実施形態では、本明細書の他の図を参照して記載されたものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図21への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ2110において、ホストコンピュータがユーザデータを提供する。ステップ2110の(オプションであり得る)サブステップ2111において、ホストコンピュータがホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ2120において、ホストコンピュータがUEにユーザデータを搬送する送信を開始する。(オプションであり得る)ステップ2130において、基地局が、本開示全体を通して記載された実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(同様にオプションであり得る)ステップ2140において、UEが、ホストコンピュータによって実行されたホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
図22は、一実施形態による、通信システムに実装された例示的な方法および/または手順を示すフローチャートである。通信システムは、本明細書の他の図を参照して記載されたものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図22への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ2210において、ホストコンピュータがユーザデータを提供する。オプションのサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータがホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ2220において、ホストコンピュータがUEにユーザデータを搬送する送信を開始する。送信は、本開示全体を通して記載された実施形態の教示に従って、基地局を介して通ることができる。(オプションであり得る)ステップ2230おいて、UEが送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図23は、一実施形態による、通信システムに実装された例示的な方法および/または手順を示すフローチャートである。通信システムは、本明細書の他の図を参照して記載されたものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図23への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(オプションであり得る)ステップ2310において、UEがホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ2320において、UEがユーザデータを提供する。ステップ2320の(オプションであり得る)サブステップ2321において、UEがクライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ2310の(オプションであり得る)サブステップ2311において、UEがクライアントアプリケーションを実行し、クライアントアプリケーションは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する。ユーザデータを提供することにおいて、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮することができる。ユーザデータが提供された具体的な方式にかかわらず、UEは、(オプションであり得る)サブステップ2330において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。方法のステップ2340において、ホストコンピュータが、本開示全体を通して記載された実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図24は、1つの実施形態による、通信システムにおいて実装される例示的な方法および/または手順を示すフロー図である。通信システムは、本明細書の他の図を参照して説明されるものであり得る、ホストコンピュータ、基地局およびUEを含む。本開示を簡単にするために、図24への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(オプションであり得る)ステップ2410で、本開示全体を通して記載された実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(オプションであり得る)ステップ2420において、基地局が受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。(オプションであり得る)ステップ2430において、ホストコンピュータが基地局によって開始された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
本明細書に記載されるように、デバイスおよび/または装置は、半導体チップ、チップセット、またはそのようなチップもしくはチップセットを備える(ハードウェア)モジュールによって表すことができるが、これは、デバイスまたは装置の機能が、ハードウェアで実装される代わりに、プロセッサ上での実行のための、またはプロセッサ上で稼働されている実行可能ソフトウェアコード部分を備えるコンピュータプログラムまたはコンピュータプログラム製品などのソフトウェアモジュールとして実装される可能性を排除しない。さらに、デバイスまたは装置の機能は、ハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実装することができる。デバイスまたは装置はまた、機能的に互いと協働するか、または互いと無関係であるかにかかわらず、複数のデバイスおよび/または装置のアセンブリと見なすことができる。その上、デバイスおよび装置は、デバイスまたは装置の機能が保持される限り、システム全体にわたって分散して実装することができる。そのような原理および同様の原理は、当業者に知られていると考えられる。
さらに、無線デバイスまたはネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載された機能は、複数の無線デバイスおよび/またはネットワークノードにわたって分散される場合がある。言い換えれば、本明細書に記載されたネットワークノードおよび無線デバイスの機能は、単一の物理デバイスによる実行に限定されず、実際には、いくつかの物理デバイスの間に分散することができるということが企図される。
別段に規定されていない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの意味と一意する意味を有するものと解釈されるべきであり、本明細書で明確にそのように規定されていない限り、理想的なまたは過度に形式的な意味において解釈されないことがさらに理解されよう。
加えて、その明細書、図面、および例示的な実施形態を含む本開示で使用されるいくつかの用語は、限定はしないが、たとえば、データおよび情報を含めて、いくつかの事例では同義的に使用することができる。互いに同義であり得るこれらの単語および/または他の単語が本明細書で同義的に使用され得るが、そのような単語が同義的に使用されないことが意図され得る事例が存在する可能性があることを理解されたい。さらに、従来技術の知識が上記で参照により本明細書に明示的に組み込まれていない限り、従来技術の知識は、その全体が本明細書に明示的に組み込まれる。参照されるすべての刊行物は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
明示的に反対の定めをしていない限り、本明細書で使用される、列挙された項目の接続詞リスト(たとえば、「AおよびB」、「A、B、およびC」)に続く「少なくとも1つ」および「1つまたは複数」というフレーズは、列挙された項目「からなるリストから各項目が選択される、少なくとも1つの項目」を意味するものとする。たとえば、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」は、以下の、A;B;AおよびBのうちのいずれかを意味するものとする。同様に、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」は、以下の、A;B;C;AおよびB;BおよびC;AおよびC;A、B、およびCのうちのいずれかを意味するものとする。
明示的に反対の定めをしていない限り、本明細書で使用される、列挙された項目の接続詞リスト(たとえば、「AおよびB」、「A、B、およびC」)に続く「複数」というフレーズは、列挙された項目「からなるリストから各項目が選択される、複数の項目」を意味するものとする。たとえば、「AおよびBのうちの複数」は、以下の、2つ以上のA;2つ以上のB;または少なくとも1つのAおよび少なくとも1つのBのうちのいずれかを意味するものとする。
上記は、単に本開示の原理を示している。本明細書の教示に鑑みて、記載された実施形態に対する様々な修正および変更が当業者には明らかである。したがって、本明細書に明確に図示または記載されていないが、本開示の原理を具現化し、本開示の趣旨および範囲内であり得る多数のシステム、構成、および手順を当業者が考案できることが諒解されよう。当業者によって理解されるべきであるように、様々な例示的な実施形態は、互いに一緒に、ならびに互いに同じ意味で使用することができる。
本明細書に記載された技法および装置の例示的な実施形態は、限定はしないが、以下の列挙された例を含む。
1.無線アクセスネットワーク(RAN)における条件付きモビリティのための、ユーザ機器(UE)によって実行される方法であって、
モビリティ動作の第1の指示、
モビリティ動作のトリガ条件の第2の指示、
ソースセルに関する第2の測定設定、および、
1つまたは複数のターゲットセルに関する第3の測定設定
を含む1つまたは複数のモビリティ関連メッセージを、RANから、受信することと、
第2の測定設定に基づいてターゲットセルのうちの1つに関するトリガ条件を検出することと、
第3の測定設定に基づいて、ターゲットセルに向けた、モビリティ動作を実行することと
を含む、方法。
2.トリガイベントを検出することが、第2の測定設定に基づいてソースセルにおいて第2の測定を実行することを含む、実施形態1の方法。
3.条件付きモビリティコマンドを受信することが、第2のおよび第3の測定設定を記憶することをさらに含む、実施形態1または2の方法。
4.モビリティ動作を実行することが、以下の動作のうちの1つまたは複数を含む、実施形態1から3までのいずれかの方法:
ソースセルにおける測定の実行を停止することと、
記憶された第2の測定設定を削除することと、
第3の測定設定に基づいてターゲットセルにおける第3の測定を実行および報告すること。
5.第1の測定設定を、UEにサービスするソースノードから、受信することをさらに含む、実施形態1から4までのいずれかの方法。
6.第1の測定設定に基づくソースセルにおける第1の測定を実行および報告することをさらに含む、実施形態5の方法。
7.第1の測定設定を受信することが、第1の測定設定を記憶することを含む、実施形態5または6の方法。
8.第3の測定設定が、完全な測定設定として受信され、
モビリティ動作を実行することが、記憶された第1の測定設定を第3の測定設定に置き換えることをさらに含む、
実施形態5から7のいずれかの方法。
9.以下の条件のうちの少なくとも1つが適用される、実施形態5から7のいずれかの方法:
第2の測定設定が、第1の測定設定に関するデルタとして受信され、
第3の測定設定が、第1の測定設定に関するデルタとして受信され、
第3の測定設定が、第1のおよび第2の測定設定に関するデルタとして受信される。
10.1つまたは複数のモビリティ関連メッセージが、第1のおよび第2の指示ならびに第2のおよび第3の測定設定を含む、ソースノードから受信された、条件付きモビリティコマンドを含む、実施形態1から9のいずれかの方法。
11.1つまたは複数のモビリティ関連メッセージが、以下を含む、実施形態1から9の方法:
第1のおよび第2の指示と第2の測定設定とを含む、ソースノードから受信された、条件付きモビリティコマンドと、
第3の測定設定を含む、ターゲットノードから受信された、再設定メッセージ。
12.第3の設定に基づいてモビリティ動作を実行することが、以下を含む実施形態11の方法:
第2の測定設定に基づいてターゲットセルにおける第3の測定を実行および報告することと、
第3の測定設定を含む再設定メッセージをその後に受信すること。
13.無線アクセスネットワーク(RAN)におけるユーザ機器(UE)の条件付きモビリティのための、ソースノードによって実行される、方法であって、以下を含む方法:
UEに関する条件付きモビリティ動作を受け入れるという要求を、ターゲットノードに、送信することと、
条件付きモビリティ動作の確認、ターゲットノードによってサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関する第3の測定設定を含む確認、を、ターゲットノードから、受信することと、
条件付きモビリティ動作のトリガ条件に関係する第2の測定設定を決定することと、
以下を含む条件付きモビリティコマンドを、UEに、送信すること:
モビリティ動作の指示、
トリガ条件の指示、および、
第2の測定設定。
14.条件付きモビリティコマンドはまた、第3の測定設定を含む、実施形態13の方法。
15.第2の測定設定をターゲットノードに送信することをさらに含む、実施形態13の方法。
16.ソースセルに関する第1の測定設定を、UEに、送信することをさらに含み、ターゲットノードへの要求はまた、第1の測定設定を含む、実施形態13から15のいずれかの方法。
17.条件付きモビリティ動作がUEに関して必要であると決定することをさらに含む、実施形態13から16のいずれかの方法。
18.条件付きモビリティ動作が必要であると決定することが、第1の測定設定に基づいてUEによって作られる第1の測定値を受信することを含む、実施形態16または17の方法。
19.条件付きモビリティ動作は実行されたという指示を、ターゲットノードから、受信することをさらに含む、実施形態11から18のいずれかの方法。
20.第1の測定設定を送信することが、第1の測定設定を記憶することを含む、実施形態11から19のいずれかの方法。
21.第2の測定設定を決定することが、第2の測定設定を記憶することを含む、実施形態11から20のいずれかの方法。
22.記憶された第1のおよび第2の測定設定を削除することをさらに含む、実施形態11から21のいずれかの方法。
23.以下の条件のうちの少なくとも1つが、適用される、実施形態11から22のいずれかの方法:
第2の測定設定が、第1の測定設定に関するデルタとして決定され、
第3の測定設定が、第1の測定設定に関するデルタとして受信され、
第3の測定設定が、第1のおよび第2の測定設定に関するデルタとして受信される。
24.無線アクセスネットワーク(RAN)におけるユーザ機器(UE)の条件付きモビリティのための、ターゲットノードによって実行される、方法であって、以下を含む方法:
UEのための第1の測定設定を含む、UEに関する条件付きモビリティ動作を受け入れるという要求を、ソースノードから、受信することと、
第1の測定設定に基づいて、ターゲットノードによってサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関してUEのための第3の測定設定を決定することと、
第3の測定設定を含む、条件付きモビリティ動作の確認を、ソースノードに送信することと、
第3の測定設定に基づいて、ターゲットセルのうちの1つにおいてUEでの条件付きモビリティ動作を実行すること。
25.条件付きモビリティ動作は実行されたという指示を、ソースノードに、送信することをさらに含む、実施形態24の方法。
26.第3の測定設定が、第1の測定設定に関するデルタとして送信される、実施形態24または25の方法。
27.第3の測定設定が、完全な測定設定として送信される、実施形態24または25の方法。
28.条件付きモビリティ動作を実行することが、第3の測定設定に基づいてターゲットセルのうちの1つにおいてUEによって作られる測定値を受信することを含む、実施形態24から27のいずれかの方法。
29.条件付きモビリティ動作を実行することが、以下を含む、実施形態24から27のいずれかの方法:
第2の測定設定に基づいてターゲットセルのうちの1つにおいてUEによって作られる測定値を受信することと、
その後、第3の測定設定を含む再設定メッセージを、UEに、送信すること。
30.UEのための第2の測定設定を、ソースノードから、受信することをさらに含み、第2の測定設定が、第1の測定設定へのデルタとして受信される、実施形態29の方法。
31.第3の測定設定が、第1のおよび第2の測定設定に関するデルタとして送信される、実施形態30の方法。
32.無線アクセスネットワーク(RAN)において条件付きモビリティをサポートするように設定されたユーザ機器(UE)であって、以下を備えるUE:
RANにおいて1つまたは複数のネットワークノードと通信するように設定された通信回路と、
通信回路に動作可能なように連結されたおよび実施形態1から12の方法のいずれかに対応する動作を実行するように設定された処理回路。
33.無線アクセスネットワーク(RAN)において条件付きモビリティをサポートするように設定されたユーザ機器(UE)であって、実施形態1から12の方法のいずれかに対応する動作を実行するように構成されたUE。
34.ユーザ機器(UE)を備える処理回路によって実行されると、請求項1から12の方法のいずれかに対応する動作を実行するようにUEを設定する、コンピュータ実行可能命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体。
35.以下を備える、無線アクセスネットワーク(RAN)内のネットワークノード:
1つまたは複数の他のネットワークノードおよび1つまたは複数のユーザ機器(UE)と通信するように設定された通信回路と、
通信回路に動作可能なように連結されたおよび実施形態13から31の方法のいずれかに対応する動作を実行するように設定された処理回路。
36.無線アクセスネットワーク(RAN)内のセルの間でユーザ機器(UE)の条件付きモビリティをサポートするように設定されたネットワークノードであって、実施形態13から31の方法のいずれかに対応する動作を実行するように構成されたネットワークノード。
37.無線アクセスネットワーク(RAN)内のネットワークノードを含む処理回路によって実行されると、請求項13から31の方法のいずれかに対応する動作を実行するようにネットワークノードを設定する、コンピュータ実行可能命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体。
38.ホストコンピュータを含む通信システムであって、以下を備えるホストコンピュータ:
a.ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
b.コアネットワーク(CN)および無線アクセスネットワーク(RAN)を介するユーザ機器(UE)への送信のためにセルラネットワークにユーザデータを転送するように設定された通信インターフェース、そこでは:
c.RANが、第1のおよび第2のノードを備え、
d.第1のノードが、実施形態1から13の方法のいずれかに対応する動作を実行するように設定された通信トランシーバおよび処理回路を備え、そして、
e.第2のノードが、実施形態14~20の方法のいずれかに対応する動作を実行するように設定された通信トランシーバおよび処理回路を備える。
39.UEをさらに備える、前の実施形態の通信システム。
40.実施形態38または39の通信システム、そこでは:
f.ホストコンピュータの処理回路が、それによってユーザデータを提供する、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
g.UEが、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える。
41.ホストコンピュータ、セルラネットワーク、およびユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、以下を含む方法:
a.ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
b.ホストコンピュータにおいて、無線アクセスネットワーク(RAN)を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を開始することと、
c.実施形態1から20の方法のいずれかに対応する、RANの第1のおよび第2のノードによって実行される、動作。
42.データメッセージがユーザデータを含み、第1のノードまたは第2のノードを介してUEにユーザデータを送信することをさらに含む、実施形態41の方法。
43.ホストコンピュータにおいて、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータが提供され、方法が、UEにおいて、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することをさらに備える、実施形態41または42の方法。
44.無線アクセスネットワーク(RAN)内の第1のノードまたは第2のノードを介するユーザ機器(UE)からの送信から発生するユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システム、そこでは:
a.第1のノードが、実施形態1から13の方法のいずれかに対応する動作を実行するように設定された通信インターフェースおよび処理回路を備え、
b.第2のノードが、実施形態14~20の方法のいずれかに対応する動作を実行するように設定された通信インターフェースおよび処理回路を備える。
45.UEをさらに含む、実施形態44の通信システム。
46.c.ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
d.UEが、それによってホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供する、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された、
実施形態44または45の通信システム。

Claims (18)

  1. ユーザ機器(UE)によって実行される、無線アクセスネットワーク(RAN)における条件付きハンドオーバの方法であって、
    条件付きハンドオーバの第1の指示、
    前記条件付きハンドオーバのトリガ条件の第2の指示、
    前記トリガ条件に関する第2の測定設定、および、
    ターゲットRANノードによりサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関する第3の測定設定であって、前記ターゲットセルのうちの特定の1つに向かう前記条件付きハンドオーバを実行したときに適用される、第3の測定設定
    を含む条件付きハンドオーバコマンドを、ソースノードから、受信すること(1340)と、
    前記第2の測定設定に基づいて、前記ターゲットセルのうちの特定の1つに関する前記トリガ条件の達成を検出すること(1350)および前記特定のターゲットセルに向かう前記条件付きハンドオーバを実行すること(1360)と、
    その後、前記第3の測定設定に基づいて、前記特定のターゲットセルにおいて第3の測定を実行し、実行された前記第3の測定を前記ターゲットRANノードに報告すること(1370)と
    を含む、方法。
  2. 前記トリガ条件の達成を検出すること(1350)が、前記第2の測定設定に基づいて前記UEのソースセルおよび前記1つまたは複数のターゲットセルにおいて第2の測定を実行すること(1351)を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記条件付きハンドオーバを実行すること(1360)が、
    前記第2の測定設定に基づく第2の測定の実行を停止すること(1361)、
    記憶された第2の測定設定の少なくとも一部を削除または解除すること(1362)、および、
    前記第3の測定設定を記憶すること(1363)
    の動作のうちの1つまたは複数を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記UEのソースセルに関する第1の測定設定を、前記UEのソースセルにサービスするソースRANノードから、受信すること(1310)と、
    前記第1の測定設定を記憶すること(1320)と、
    前記第1の測定設定に基づいて、前記条件付きハンドオーバコマンドを受信すること(1340)の前に、前記UEのソースセルにおける第1の測定を実行および報告すること(1330)と
    をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 記第2のおよび第3の測定設定が、前記指示された条件付きハンドオーバの候補である各ターゲットセルのそれぞれの測定設定を含む、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ソース無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって実行される、RAN内のユーザ機器(UE)の条件付きハンドオーバの方法であって、
    前記UEに関する条件付きハンドオーバを受け入れるという要求を、ターゲットRANノードに、送信すること(1440)と、
    前記ターゲットRANノードによってサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関する第3の測定設定を含む、前記条件付きハンドオーバの確認を、前記ターゲットRANノードから受信すること(1450)と、
    前記条件付きハンドオーバのトリガ条件に関係する第2の測定設定を決定すること(1460)と、
    前記条件付きハンドオーバの第1の指示、
    前記トリガ条件の第2の指示、
    前記第2の測定設定、および、
    前記第3の測定設定
    を含む条件付きハンドオーバコマンドを前記UEに送信すること(1470)であって、前記第2のおよび第3の測定設定が、前記指示された条件付きハンドオーバの候補である各ターゲットセルのそれぞれの測定設定を含み、前記第3の測定設定は、前記条件付きハンドオーバを実行したときに適用される、ことと
    を含む、方法。
  7. 前記第2の測定設定を決定すること(1460)がさらに、前記第2の測定設定を前記ターゲットRANノードに送信すること(1464)を含む、請求項に記載の方法。
  8. 前記ソースRANノードによってサービスされる、前記UEのための、ソースセルに関する第1の測定設定を、前記UEに送信すること(1410)と、
    前記第1の測定設定に基づいて前記ソースセルにおいて前記UEによって作られる第1の測定値を受信すること(1420)と、
    前記第1の測定値に基づいて、前記UEに関する前記条件付きハンドオーバが必要であると決定すること(1430)と
    をさらに含む、請求項またはに記載の方法。
  9. 前記ターゲットRANノードに送信される前記要求が、前記第1の測定設定も含む、請求項に記載の方法。
  10. 前記第1の測定設定を送信すること(1410)が、前記第1の測定設定を記憶すること(1412)を含み、
    前記第2の測定設定を決定すること(1460)が、前記第1の測定設定とは別個に前記第2の測定設定を記憶すること(1462)を含む、
    請求項またはに記載の方法。
  11. 無線アクセスネットワーク(RAN)(100、399、1911)における条件付きハンドオーバのために設定されたユーザ機器(UE)(120、810、1010、1610、1700、1991、1992、2030)であって、
    前記RANにおいて1つまたは複数のセルを介して1つまたは複数のネットワークノードと通信するように設定された無線インターフェース回路(1614、1709、2037)と、
    前記無線インターフェース回路と動作可能なように連結された処理回路(1620、1701、2038)と
    を備え、それにより、前記処理回路および前記無線インターフェース回路が、
    条件付きハンドオーバの第1の指示、
    前記条件付きハンドオーバのトリガ条件の第2の指示、
    前記トリガ条件に関する第2の測定設定、および、
    ターゲットRANノードによりサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関する第3の測定設定であって、前記ターゲットセルのうちの特定の1つに向かう前記条件付きハンドオーバを実行したときに適用される、第3の測定設定
    を含む1つまたは複数の条件付きハンドオーバコマンドを、ソースRANノードから受信すること、
    前記第2の測定設定に基づいて、前記ターゲットセルのうちの特定の1つに関する前記トリガ条件の達成を検出し、前記特定のターゲットセルに向かう前記条件付きハンドオーバを実行すること、および、
    その後、前記第3の測定設定に基づいて、前記特定のターゲットセルにおける第3の測定を実行し、実行された前記第3の測定を前記ターゲットRANノードに報告すること
    を行うように設定された、UE。
  12. 無線アクセスネットワーク(RAN)(100、399、1911)における条件付きハンドオーバのために設定されたユーザ機器(UE)(120、810、1010、1610、1700、1991、1992、2030)であって、
    前記RANにおいて1つまたは複数のセルを介して1つまたは複数のネットワークノードと通信するように設定された無線インターフェース回路(1614、1709、2037)と、
    前記無線インターフェース回路と動作可能なように連結された処理回路(1620、1701、2038)とを備え、それにより、前記処理回路および前記無線インターフェース回路が、請求項2からのいずれかに記載の方法に対応する動作を実行するように設定された、UE。
  13. プログラム命令(1725、2031)を含む、コンピュータプログラムであって、前記プログラム命令(1725、2031)は、ユーザ機器(UE)(120、810、1010、1610、1700、1991、1992、2030)の処理回路(1620、1701、2038)によって実行されると、
    条件付きハンドオーバの第1の指示、
    前記条件付きハンドオーバのトリガ条件の第2の指示、
    前記トリガ条件に関係する第2の測定設定、および、
    ターゲットRANノードによりサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関する第3の測定設定であって、前記ターゲットセルのうちの特定の1つに向かう前記条件付きハンドオーバを実行したときに適用される、第3の測定設定
    を含む条件付きハンドオーバコマンドを、ソースノードから、受信することと、
    前記第2の測定設定に基づいて、前記ターゲットセルのうちの特定の1つに関する前記トリガ条件の達成を検出し、前記特定のターゲットセルに向かう前記条件付きハンドオーバを実行することと、
    その後、前記第3の測定設定に基づいて、前記特定のターゲットセルにおける第3の測定を実行し、実行された前記第3の測定を前記ターゲットRANノードに報告することと
    を行わせる、コンピュータプログラム。
  14. ユーザ機器(UE)(120、810、1010、1610、1700、1991、1992、2030)の処理回路(1620、1701、2038)によって実行されると、前記UEに請求項2からのいずれかに記載の方法に対応する動作を行わせる、プログラム命令(1725、2031)を含む、コンピュータプログラム。
  15. 無線アクセスネットワーク(RAN)(100、399、1911)におけるユーザ機器(UE)(120、810、1010、1610、1700、1991、1992、2030)のための条件付きハンドオーバを容易にするように設定された前記RAN内の、ネットワークノード(105から115、300、350、820、1020、1660、1830、1912、2020)であって、
    前記RAN内のさらなるネットワークノードと通信するように設定された通信インターフェース回路(1690、1870、18200、2026)と、
    前記通信インターフェース回路と動作可能なように連結された処理回路(1670、1860、2028)と
    を備え、それにより、前記処理回路および前記通信インターフェース回路が、
    前記UEに関する条件付きハンドオーバを受け入れるという要求を、ターゲットRANノードに送信することと、
    前記ターゲットRANノードによってサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関する第3の測定設定を含む、前記条件付きハンドオーバの確認を、前記ターゲットRANノードから受信することと、
    前記条件付きハンドオーバのトリガ条件に関係する第2の測定設定を決定することと、
    前記条件付きハンドオーバの第1の指示、
    前記トリガ条件の第2の指示、
    前記第2の測定設定、および、
    第3の測定設定
    を含む条件付きハンドオーバコマンドを、前記UEに送信することであって、前記第2のおよび第3の測定設定が、前記指示された条件付きハンドオーバの候補である各ターゲットセルのそれぞれの測定設定を含み、前記第3の測定設定は、前記条件付きハンドオーバを実行したときに適用される、ことと
    を行うように設定された、ネットワークノード。
  16. 無線アクセスネットワーク(RAN)(100、399、1911)におけるユーザ機器(UE)(120、810、1010、1610、1700、1991、1992、2030)のための条件付きハンドオーバを容易にするように設定された前記RAN内の、ネットワークノード(105から115、300、350、820、1020、1660、1830、1912、2020)であって、
    前記RAN内のさらなるネットワークノードと通信するように設定された通信インターフェース回路(1690、1870、18200、2026)と、
    前記通信インターフェース回路と動作可能なように連結された処理回路(1670、1860、2028)とを備え、それにより前記処理回路および前記通信インターフェース回路が、請求項から10のいずれかに記載の方法に対応する動作を実行するように設定された、ネットワークノード。
  17. プログラム命令(1695、1821)を含む、コンピュータプログラムであって、前記プログラム命令(1695、1821)は、無線アクセスネットワーク(RAN)(100、399、1911)内のネットワークノード(105から115、300、350、820、1020、1660、1830、1912、2020)の処理回路(1670、1860、2028)によって実行されると、
    ユーザ機器(UE)に関係する条件付きハンドオーバを受け入れるという要求を、ターゲットRANノードに送信することと、
    前記ターゲットRANノードによってサービスされる1つまたは複数のターゲットセルに関する第3の測定設定を含む、前記条件付きハンドオーバの確認を、前記ターゲットRANノードから受信することと、
    前記条件付きハンドオーバのトリガ条件に関係する第2の測定設定を決定することと、
    前記条件付きハンドオーバの第1の指示、
    前記トリガ条件の第2の指示、
    前記第2の測定設定、および、
    前記第3の測定設定
    を含む条件付きハンドオーバコマンドを、前記UEに送信することであって、前記第2のおよび第3の測定設定が、前記指示された条件付きハンドオーバの候補である各ターゲットセルのそれぞれの測定設定を含み、前記第3の測定設定は、前記条件付きハンドオーバを実行したときに適用される、ことと
    を行わせる、コンピュータプログラム。
  18. 無線アクセスネットワーク(RAN)(100、399、1911)内のネットワークノード(105から115、300、350、820、1020、1660、1830、1912、2020)の処理回路(1670、1860、2028)によって実行されると、前記ネットワークノードに請求項から10のいずれかに記載の方法に対応する動作を行わせる、プログラム命令(1695、1821)を含む、コンピュータプログラム。
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