本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(第1の実施形態)
[全体構成]
図1は、第1の実施形態の表示装置の全体構成の概要を示す図である。表示装置1は、第1パネル2と、第1パネル2に対向配置された第2パネル3と、を含む。表示装置1は、画像を表示する表示領域DAと、表示領域DAの外側の額縁領域GDと、を有する。表示領域DAにおいて、第1パネル2と第2パネル3との間には、液晶層が封入されている。表示領域DAは、第1部分表示領域PDA−1、第2部分表示領域PDA−2、第3部分表示領域PDA−3及び第4部分表示領域PDA−4を含む。
なお、第1の実施形態では、表示装置1は、液晶層を使用した液晶表示装置としたが、本開示はこれに限定されない。表示装置1は、液晶層に代えて有機EL(Electro-Luminescence)素子を使用した有機EL表示装置であっても良い。
本明細書において、第1パネル2及び第2パネル3の主面と平行な方向をX方向とし、主面と平行且つX方向と交差する方向をY方向とする。また、主面に垂直な方向をZ方向とする。
第2部分表示領域PDA−2は、第1部分表示領域PDA−1のX方向側に隣接する。第3部分表示領域PDA−3は、第1部分表示領域PDA−1のY方向側に隣接する。第4部分表示領域PDA−4は、第2部分表示領域PDA−2のY方向側且つ第3部分表示領域PDA−3のX方向側に隣接する。
第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内には、複数の画素Pixが、X方向にN列(Nは、自然数)、Y方向にM行(Mは、自然数)のマトリクス状に配置されている。従って、表示領域DA内には、複数の画素Pixが、X方向に(N×2)列、Y方向に(M×2)行のマトリクス状に配置されていることになる。
第1の実施形態では、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々が、同数の画素Pixを含むこととしたが、これに限定されない。第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々が、異なる数の画素Pixを含んでも良い。また、第1の実施形態では、表示領域DAが4個の部分表示領域PDAを含むこととしたが、これに限定されない。表示領域DAは、3個以下又は5個以上の部分表示領域PDAを含んでも良い。
第1の実施形態において、第1部分表示領域PDA−1で表示される画像を、「第1部分画像」と称する。第2部分表示領域PDA−2で表示される画像を、「第2部分画像」と称する。第3部分表示領域PDA−3で表示される画像を、「第3部分画像」と称する。第4部分表示領域PDA−4で表示される画像を、「第4部分画像」と称する。また、表示領域DAで表示される画像を、「全体画像」と称する。従って、全体画像は、第1〜第4部分画像の結合である。
額縁領域GD内には、インタフェース回路4と、ソース線駆動回路5と、共通電極駆動回路6と、反転駆動回路7と、メモリ選択信号分配回路8と、ゲート線駆動回路9と、ゲート線選択回路10と、分周回路31と、選択回路32と、メモリ選択回路33と、メモリ選択制御回路34と、が、配置されている。
メモリ選択信号分配回路8は、第1分配回路8−1、第2分配回路8−2、第3分配回路8−3及び第4分配回路8−4を含む。
なお、これら複数の回路のうち、インタフェース回路4と、ソース線駆動回路5と、共通電極駆動回路6と、反転駆動回路7と、メモリ選択信号分配回路8と、分周回路31と、選択回路32と、メモリ選択回路33と、メモリ選択制御回路34と、をICチップに組み込み、ゲート線駆動回路9と、ゲート線選択回路10とを第1パネル2上に形成した構成を採用することも可能である。或いは、ICチップに組み込まれる回路群を表示装置1外のプロセッサに形成し、それらと表示装置1とを接続する構成も採用可能である。
画素Pixの各々は、複数の副画素SPixを含む。第1の実施形態では、複数の副画素SPixは、R(赤)、G(緑)及びB(青)の3個とするが、本開示はこれに限定されない。複数の副画素SPixは、R(赤)、G(緑)及びB(青)にW(白)を加えた4個であっても良い。或いは、複数の副画素SPixは、色が異なる5個以上であっても良い。
第1の実施形態では、1つの画素Pixに含まれる副画素SPixが3個であるので、表示領域DA内には、(M×2)×(N×2)×3個の副画素SPixが配置されていることになる。また、第1の実施形態では、(M×2)×(N×2)個の画素Pixの各々の3個の副画素SPixがX方向に配置されているので、(M×2)×(N×2)個の画素Pixの1つの行には、(N×2)×3個の副画素SPixが配置されていることになる。
各副画素SPixは、複数のメモリを含む。第1の実施形態では、複数のメモリは、第1メモリから第3メモリまでの3個とするが、本開示はこれに限定されない。複数のメモリは、2個であっても良いし、4個以上であっても良い。
第1の実施形態では、1つの副画素SPixに含まれるメモリが3個であるので、表示領域DA内には、(M×2)×(N×2)×3×3個のメモリが配置されていることになる。また、第1の実施形態では、各副画素SPixが3個のメモリを含んでいるので、(M×2)×(N×2)個の画素Pixの1つの行には、(N×2)×3×3個のメモリが配置されていることになる。
各副画素SPixは、各々が含む第1メモリから第3メモリまでの内の選択された1個のメモリに格納されている副画素データに基づいて、当該副画素SPixの表示を実施する。つまり、(M×2)×(N×2)×3個の副画素SPixに含まれる(M×2)×(N×2)×3×3個のメモリの集合は、3個のフレームメモリと同等である。
第1の実施形態において、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第1メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第1a部分画像」と称する。第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第2メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第1b部分画像」と称する。第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第3メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第1c部分画像」と称する。
第2部分表示領域PDA−2内の各副画素SPixの第1メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第2a部分画像」と称する。第2部分表示領域PDA−2内の各副画素SPixの第2メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第2b部分画像」と称する。第2部分表示領域PDA−2内の各副画素SPixの第3メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第2c部分画像」と称する。
第3部分表示領域PDA−3内の各副画素SPixの第1メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第3a部分画像」と称する。第3部分表示領域PDA−3内の各副画素SPixの第2メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第3b部分画像」と称する。第3部分表示領域PDA−3内の各副画素SPixの第3メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第3c部分画像」と称する。
第4部分表示領域PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第4a部分画像」と称する。第4部分表示領域PDA−4内の各副画素SPixの第4メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第4b部分画像」と称する。第4部分表示領域PDA−4内の各副画素SPixの第4メモリに格納されている副画素データに基づいて表示される部分画像を、「第4c部分画像」と称する。
インタフェース回路4は、シリアル−パラレル変換回路4aと、タイミングコントローラ4bと、を含む。タイミングコントローラ4bは、設定レジスタ4cを含む。シリアル−パラレル変換回路4aには、コマンドデータCMD及び画像データIDが、外部回路からシリアルに供給される。外部回路は、ホストCPU(Central Processing Unit)又はアプリケーションプロセッサが例示されるが、本開示はこれらに限定されない。
シリアル−パラレル変換回路4aは、供給されたコマンドデータCMDをパラレルに変換して、設定レジスタ4cに出力する。設定レジスタ4cには、ソース線駆動回路5、反転駆動回路7、ゲート線駆動回路9、ゲート線選択回路10、選択回路32及びメモリ選択制御回路34を制御するための値がコマンドデータCMDに基づいて設定される。
シリアル−パラレル変換回路4aは、供給された画像データIDをパラレルに変換して、タイミングコントローラ4bに出力する。タイミングコントローラ4bは、設定レジスタ4cに設定された値に基づいて、画像データIDをソース線駆動回路5に出力する。また、タイミングコントローラ4bは、設定レジスタ4cに設定された値に基づいて、反転駆動回路7、ゲート線駆動回路9、ゲート線選択回路10、選択回路32及びメモリ選択制御回路34を制御する。
共通電極駆動回路6、反転駆動回路7及び分周回路31には、基準クロック信号CLKが、外部回路から供給される。外部回路は、クロックジェネレータが例示されるが、本開示はこれに限定されない。
分周回路31は、基準クロック信号CLKに基づいて、周波数の異なる複数のクロック信号を、選択回路32に出力する。詳細には、分周回路31は、基準クロック信号CLKを複数の分周比で分周した複数の分周クロック信号を、選択回路32に出力する。
選択回路32は、タイミングコントローラ4bの制御下で、複数の分周クロック信号の内の1つを選択クロック信号CLK−SELとして選択する。選択回路32は、選択クロック信号CLK−SELを、メモリ選択回路33及びメモリ選択制御回路34に出力する。
メモリ選択制御回路34は、設定レジスタ4cに設定された、メモリ選択に関する値REGに基づいて、メモリ選択回路33を制御する。メモリ選択回路33は、メモリ選択制御回路34の制御下で、選択クロック信号CLK−SELに同期して、メモリ選択信号MSigを、第1〜第4分配回路8−1〜8−4の各々に出力する。
第1〜第4分配回路8−1〜8−4は、メモリ選択回路33から供給されたメモリ選択信号MSigを、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixに夫々出力する。
第1の実施形態では、表示装置1は、コモン反転駆動方式を採用する。表示装置1がコモン反転駆動方式を採用するので、共通電極駆動回路6は、基準クロック信号CLKに同期して、共通電極の電位(コモン電位)を反転する。反転駆動回路7は、タイミングコントローラ4bの制御下で、基準クロック信号CLKに同期して、副画素電極の電位を反転させる。これにより、表示装置1は、コモン反転駆動方式を実現することができる。第1の実施形態では、表示装置1は、液晶に電圧が印加されていない場合に黒色を表示し、液晶に電圧が印加されている場合に白色を表示する、いわゆるノーマリーブラック液晶表示装置とする。ノーマリーブラック液晶表示装置では、副画素電極の電位とコモン電位とが同相の場合には、黒色が表示され、副画素電極の電位とコモン電位とが異相の場合には、白色が表示される。
表示装置1にて画像を表示させるべく、各副画素SPixの第1メモリから第3メモリまでに副画素データを格納する必要がある。各メモリに副画素データを格納するために、ゲート線駆動回路9は、タイミングコントローラ4bの制御下で、表示領域DA内の(M×2)×(N×2)個の画素Pixの内の1つの行を選択するためのゲート信号を出力する。
各副画素が1個のメモリを有するMIP型液晶表示装置では、1つの行(画素行(副画素行))当たり1本のゲート線が配置される。しかしながら、実施形態では、各副画素SPixが、第1メモリから第3メモリまでの3個のメモリを含んでいる。そこで、実施形態では、1つの行当たり、3本のゲート線が配置されている。3本のゲート線は、1つの行に含まれる副画素SPixの各々の第1メモリから第3メモリまでに夫々電気的に接続されている。
なお、副画素SPixが、ゲート信号に加えて、ゲート信号を反転した反転ゲート信号とで動作する場合には、1つの行当たり、6本のゲート線が配置される。
1つの行当たりに配置されている3本又は6本のゲート線が、ゲート線群に対応する。第1の実施形態では、表示装置1は、(M×2)行の画素Pixを有するので、(M×2)群のゲート線群が配置されている。
ゲート線駆動回路9は、(M×2)行の画素Pixに対応して、(M×2)個の出力端子を有している。ゲート線駆動回路9は、タイミングコントローラ4bの制御下で、(M×2)行の内の1つの行を選択するためのゲート信号を、(M×2)個の出力端子から順次出力する。
ゲート線選択回路10は、タイミングコントローラ4bの制御下で、1つの行に配置された3本のゲート線の内の1本を選択する。これにより、ゲート線駆動回路9から出力されたゲート信号は、1つの行に配置された3本のゲート線の内の選択された1本に、供給される。
ソース線駆動回路5は、タイミングコントローラ4bの制御下で、ゲート信号によって選択されているメモリに副画素データを夫々出力する。これにより、1つの行の各副画素SPixの第1メモリから第3メモリに順次副画素データが夫々格納される。
表示装置1は、(M×2)行の画素Pixを線順次走査することによって、1個のフレームデータの副画素データが各副画素SPixの第1メモリに格納される。そして、表示装置1は、線順次走査を3回実行することによって、各副画素SPixの第1メモリから第3メモリに3個のフレームデータが格納される。
これに際し、表示装置1は、1つの行の走査毎に第1のメモリへの書き込み、第2のメモリへの書き込み、第3のメモリへの書き込みを行う手順を採用することも可能である。表示装置1は、かかる走査を第1行から第(M×2)行まで実施することにより、一度の線順次走査で各副画素SPixの第1メモリから第3メモリまでに副画素データを格納することができる。
第1の実施形態では、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内には、1つの行当たり、3本のメモリ選択線が配置されている。従って、表示領域DA内には、(M×3×4)本のメモリ選択線が配置されていることになる。
なお、副画素SPixが、メモリ選択信号MSigに加えて、メモリ選択信号MSigを反転した反転メモリ選択信号xMSigとで動作する場合には、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内には、1つの行当たり、6本のメモリ選択線が配置される。
第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内の、1つの行当たりに配置されている3本又は6本のメモリ選択線が、メモリ選択線群に対応する。第1の実施形態では、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々は、M行の画素Pixをそれぞれ有する。従って、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内には、M群のメモリ選択線群が配置されている。従って、表示領域DA内には、(M×4)群のメモリ選択線群が配置されていることになる。
第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内の各行の3本のメモリ選択線の一端は、第1〜第4分配回路8−1〜8−4に夫々接続されている。また、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内の各行の3本のメモリ選択線は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内の各行に含まれる(N×3)個の副画素SPixの各々の第1メモリから第3メモリまでに電気的に夫々接続されている。
メモリ選択回路33は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々を選択単位とする。そして、メモリ選択回路33は、選択単位毎に、各副画素SPixの第1メモリから第3メモリまでの内の1個を同時に選択する。
詳細には、メモリ選択回路33は、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第1メモリを同時に選択する。或いは、メモリ選択回路33は、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第2メモリを同時に選択する。或いは、メモリ選択回路33は、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第3メモリを同時に選択する。従って、表示装置1は、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第1メモリから第3メモリまでの選択を切り替えることによって、3個の第1部分画像の内の1個の第1部分画像を第1部分表示領域PDA−1に表示させることができる。これにより、表示装置1は、第1部分表示領域PDA−1において、第1部分画像を一斉に変化させることができ、第1部分画像を短時間で変化させることができる。
メモリ選択回路33は、第2〜第4部分表示領域PDA−2〜PDA−4についても、第1部分表示領域PDA−1と同様に、各副画素SPixの第1メモリから第3メモリまでの選択を切り替える。
これにより、表示装置1は、全体画像を短時間で変化させることができる。また、表示装置1は、各副画素SPixの第1メモリから第3メモリまでの選択を順次切り替えることによって、アニメーション表示(動画像表示)を行うことができる。
[断面構造]
図2は、第1の実施形態の表示装置の断面図である。図2に示すように、表示装置1は、第1パネル2と、第2パネル3と、液晶層30とを含む。第2パネル3は、第1パネル2と対向して配置される。液晶層30は、第1パネル2と第2パネル3との間に設けられる。第2パネル3の一主面たる表面が、画像を表示させるための表示面1aである。
表示面1a側の外部から入射した光は、第1パネル2の反射電極15によって反射されて表示面1aから出射する。表示装置1は、この反射光を利用して、表示面1aに画像を表示する反射型液晶表示装置である。表示面1aと平行な方向がX方向である。表示面1aと平行な面においてX方向と交差する方向がY方向である。表示面1aに垂直な方向がZ方向である。
第1パネル2は、第1基板11と、絶縁層12と、反射電極15と、配向膜18とを有する。第1基板11は、ガラス基板又は樹脂基板が例示される。第1基板11の表面には、図示しない回路素子や、ゲート線、データ線等の各種配線が設けられる。回路素子は、TFT(Thin Film Transistor)等のスイッチング素子や、容量素子を含む。
絶縁層12は、第1基板11の上に設けられ、回路素子や各種配線等の表面を全体として平坦化している。反射電極15は、絶縁層12の上に複数設けられる。配向膜18は、反射電極15と液晶層30との間に設けられる。反射電極15は、副画素SPix毎に矩形状に設けられている。反射電極15は、アルミニウム(Al)又は銀(Ag)で例示される金属で形成されている。また、反射電極15は、これらの金属材料と、ITO(Indium Tin Oxide)で例示される透光性導電材料と、を積層した構成としても良い。反射電極15は、良好な反射率を有する材料が用いられ、外部から入射する光を拡散反射させる反射板として機能する。
反射電極15によって反射された光は、拡散反射によって散乱されるものの、表示面1a側に向かって一様な方向に進む。また、反射電極15に印加される電圧レベルが変化することにより、当該反射電極上の液晶層30における光の透過状態、すなわち副画素毎の光の透過状態が変化する。すなわち、反射電極15は、副画素電極としての機能も有する。
第2パネル3は、第2基板21と、カラーフィルタ22と、共通電極23と、配向膜28と、1/4波長板24と、1/2波長板25と、偏光板26とを含む。第2基板21の両面のうち、第1パネル2と対向する面に、カラーフィルタ22及び共通電極23が、この順で設けられる。共通電極23と液晶層30との間に配向膜28が設けられる。第2基板21の、表示面1a側の面に、1/4波長板24、1/2波長板25及び偏光板26が、この順で積層されている。
第2基板21は、ガラス基板又は樹脂基板が例示される。共通電極23は、ITOで例示される透光性導電材料で形成されている。共通電極23は、複数の反射電極15と対向して配置され、各副画素SPixに対する共通の電位を供給する。カラーフィルタ22は、R(赤)、G(緑)、及び、B(青)の3色のフィルタを有することが例示されるが、本開示はこれに限定されない。
液晶層30は、ネマティック(Nematic)液晶を含んでいることが例示される。液晶層30は、共通電極23と反射電極15との間の電圧レベルが変更されることにより、液晶分子の配向状態が変化する。これによって、液晶層30を透過する光を副画素SPix毎に変調する。
外光等が表示装置1の表示面1a側から入射する入射光となり、第2パネル3及び液晶層30を透過して反射電極15に到達する。そして、入射光は各副画素SPixの反射電極15で反射される。かかる反射光は、副画素SPix毎に変調されて表示面1aから出射される。これにより、画像の表示が行われる。
[回路構成]
図3は、第1の実施形態の表示装置の画素内での副画素の配置を示す図である。画素Pixは、R(赤)の副画素SPixRと、G(緑)の副画素SPixGと、B(青)の副画素SPixBと、を含む。副画素SPixR、SPixG及びSPixBは、X方向に配列されている。
副画素SPixR、SPixG及びSPixBの各々は、メモリブロック50と、反転スイッチ61と、を含む。メモリブロック50は、第1メモリ51と、第2メモリ52と、第3メモリ53と、を含む。反転スイッチ61、第1メモリ51、第2メモリ52及び第3メモリ53は、Y方向に配列されている。
第1メモリ51、第2メモリ52及び第3メモリ53の各々は、1ビットのデータを格納するメモリセルとするが、本開示はこれに限定されない。第1メモリ51、第2メモリ52及び第3メモリ53の各々は、2ビット以上のデータを格納するメモリセルであっても良い。
反転スイッチ61は、第1メモリ51、第2メモリ52及び第3メモリ53と、副画素電極(反射電極)15(図2参照)との間に電気的に接続されている。反転スイッチ61は、反転駆動回路7から供給される、基準クロック信号CLKに同期して反転する表示信号に基づいて、第1メモリ51、第2メモリ52及び第3メモリ53の内の選択された1個のメモリから出力される副画素データを一定周期毎に反転して、副画素電極15に出力する。表示信号が反転する周期は、共通電極23の電位(コモン電位)が反転する周期と同じである。
図4は、第1の実施形態の表示装置の分周回路及び選択回路の回路構成を示す図である。
分周回路31は、デイジーチェーン(daisy chain)接続された、第1の1/2分周器31−1から第4の1/2分周器31−4までを含む。第1の1/2分周器31−1から第4の1/2分周器31−4までの各々は、フリップフロップで構成可能である。
第1の1/2分周器31−1には、基準クロック信号CLKである、第1分周クロック信号CLK−X0が供給される。第1分周クロック信号CLK−X0は、基準クロック信号CLKを1/1分周した信号と考えることができる。
第1の1/2分周器31−1は、第1分周クロック信号CLK−X0を1/2分周した第2分周クロック信号CLK−X1を、第2の1/2分周器31−2及び選択回路32に出力する。第2の1/2分周器31−2は、第2分周クロック信号CLK−X1を1/2分周した第3分周クロック信号CLK−X2を、第3の1/2分周器31−3及び選択回路32に出力する。
第3の1/2分周器31−3は、第3分周クロック信号CLK−X2を1/2分周した第4分周クロック信号CLK−X3を、第4の1/2分周器31−4及び選択回路32に出力する。第4の1/2分周器31−4は、第4分周クロック信号CLK−X3を1/2分周した第5分周クロック信号CLK−X4を、選択回路32に出力する。
選択回路32は、セレクタ32−1を含む。セレクタ32−1には、第1分周クロック信号CLK−X0から第5分周クロック信号CLK−X4までが、供給される。セレクタ32−1は、タイミングコントローラ4bから供給される制御信号Sig6に基づいて、第1分周クロック信号CLK−X0から第5分周クロック信号CLK−X4までの内の1つの分周クロック信号を、選択クロック信号CLK−SELとして、選択する。セレクタ32−1は、選択クロック信号CLK−SELを、メモリ選択回路33及びメモリ選択制御回路34に出力する。
なお、第1の実施形態では、分周回路31は、第1〜第4の1/2分周器31−1〜31−4を含むこととしたが、本開示はこれに限定されない。分周回路31は、1/3分周器や1/4分周器を含んでも良い。また、第1の実施形態では、分周回路31は、4個の1/2分周器を含むこととしたが、本開示はこれに限定されない。分周回路31は、3個以下又は5個以上の分周器を含み、3つ以下又は5つ以上の分周クロック信号を選択回路32に出力することとしても良い。また、第1の実施形態では、分周回路31は、デイジーチェーン接続された、第1〜第4の1/2分周器31−1〜31−4を含むこととしたが、本開示はこれに限定されない。複数の分周クロック信号の作成は、種々の回路構成によって実現可能である。
また、第1の実施形態では、表示装置1が、クロック信号出力回路として、分周回路31を備えることとしたが、本開示はこれに限定されない。表示装置1は、分周回路31に代えて、クロック信号出力回路として、基準クロック信号CLKを複数の逓倍比で逓倍した複数の逓倍クロック信号を選択回路32に出力する、逓倍回路を備えても良い。
図5は、第1の実施形態の表示装置の分周クロック信号の波形を示す図である。
基準クロック信号CLKの周波数をNヘルツ(Nは、正の数)とする。第1分周クロック信号CLK−X0の周波数は、基準クロック信号CLKの周波数と同じ、Nヘルツである。
第1の1/2分周器31−1は、第1分周クロック信号CLK−X0を1/2分周した第2分周クロック信号CLK−X1を出力する。第2分周クロック信号CLK−X1の周波数は、第1分周クロック信号CLK−X0の周波数の1/2である、N/2ヘルツである。第2分周クロック信号CLK−X1は、第1分周クロック信号CLK−X0の立ち下がりエッジであるタイミングt0において、立ち上がる。なお、第1の実施形態では、第2分周クロック信号CLK−X1は、第1分周クロック信号CLK−X0の立ち下がりエッジにおいて立ち上がることとしたが、本開示はこれに限定されない。第2分周クロック信号CLK−X1は、第1分周クロック信号CLK−X0の立ち上がりエッジにおいて立ち上がっても良い。以下に説明する第3分周クロック信号CLK−X2、第4分周クロック信号CLK−X3及び第5分周クロック信号CLK−X4も、第2分周クロック信号CLK−X1と同様である。
第2の1/2分周器31−2は、第2分周クロック信号CLK−X1を1/2分周した第3分周クロック信号CLK−X2を出力する。第3分周クロック信号CLK−X2の周波数は、第2分周クロック信号CLK−X1の周波数の1/2である、N/4ヘルツである。第3分周クロック信号CLK−X2は、第2分周クロック信号CLK−X1の立ち下がりエッジであるタイミングt1において、立ち上がる。
第3の1/2分周器31−3は、第3分周クロック信号CLK−X2を1/2分周した第4分周クロック信号CLK−X3を出力する。第4分周クロック信号CLK−X3の周波数は、第3分周クロック信号CLK−X2の周波数の1/2である、N/8ヘルツである。第4分周クロック信号CLK−X3は、第3分周クロック信号CLK−X2の立ち下がりエッジであるタイミングt2において、立ち上がる。
第4の1/2分周器31−4は、第4分周クロック信号CLK−X3を1/2分周した第5分周クロック信号CLK−X4を出力する。第5分周クロック信号CLK−X4の周波数は、第4分周クロック信号CLK−X3の周波数の1/2である、N/16ヘルツである。第5分周クロック信号CLK−X4は、第4分周クロック信号CLK−X3の立ち下がりエッジであるタイミングt3において、立ち上がる。
図6は、第1の実施形態の表示装置のモジュール構成を示す図である。詳細には、図6は、表示装置1での、分周回路31及び選択回路32の配置を示す図である。分周回路31及び選択回路32は、額縁領域GD内の、第1パネル2が第2パネル3と重ならない部分に、配置されている。第1パネル2には、フレキシブル基板Fが取り付けられている。分周回路31には、フレキシブル基板Fを介して、基準クロック信号CLKが供給される。基準クロック信号CLKは、共通電極駆動回路6(図1参照)及び反転駆動回路7(図1参照)にも、供給される。
分周回路31は、基準クロック信号CLKを分周した第1分周クロック信号CLK−X0から第5分周クロック信号CLK−X4までを、選択回路32に出力する。選択回路32は、第1分周クロック信号CLK−X0から第5分周クロック信号CLK−X4までの内の1つを選択クロック信号CLK−SELとして選択する。選択回路32は、選択クロック信号CLK−SELを、メモリ選択回路33及びメモリ選択制御回路34(図1参照)に出力する。
分周回路31及び選択回路32は、COG(Chip On Glass)として、第1パネル2上に実装されても良い。また、分周回路31及び選択回路32は、COF(Chip On Film)として、フレキシブル基板F上に実装されても良い。
図7は、第1の実施形態の表示装置のメモリ選択回路及びメモリ選択制御回路の回路構成を示す図である。
メモリ選択回路33は、第1メモリ選択信号出力部33−1と、第2メモリ選択信号出力部33−2と、第3メモリ選択信号出力部33−3と、第4メモリ選択信号出力部33−4と、を含む。メモリ選択制御回路34は、カウンタ34aと、制御部34bと、記憶部34cと、を含む。
第1メモリ選択信号出力部33−1、第2メモリ選択信号出力部33−2、第3メモリ選択信号出力部33−3、第4メモリ選択信号出力部33−4、カウンタ34a及び制御部34bは、選択クロック信号CLK−SELに同期して動作する。
第1の実施形態では、カウンタ34aは、「0」から「7」までカウント可能な3ビットカウンタとするが、これに限定されない。カウンタ34aは、2ビットカウンタでも良いし、4ビット以上のカウンタでも良い。
第1メモリ選択信号出力部33−1は、第1メモリ選択信号供給線群L−1を介して、第1分配回路8−1(図1参照)に接続されている。第1メモリ選択信号供給線群L−1は、第1aメモリ選択信号供給線L−1a、第1bメモリ選択信号供給線L−1b及び第1cメモリ選択信号供給線L−1cを含む。なお、副画素SPixが、メモリ選択信号MSigに加えて、メモリ選択信号MSigを反転した反転メモリ選択信号xMSigとで動作する場合には、第1メモリ選択信号供給線群L−1は、第1a反転メモリ選択信号供給線xL−1a、第1b反転メモリ選択信号供給線xL−1b及び第1c反転メモリ選択信号供給線xL−1cを更に含む。
同様に、第2〜第4メモリ選択信号出力部33−2〜33−4は、第2〜第4メモリ選択信号供給線群L−2〜L−4を介して、第2〜第4分配回路8−2〜8−4(図1参照)に、夫々接続されている。
第2メモリ選択信号供給線群L−2は、第2a〜第2cメモリ選択信号供給線L−2a〜L−2cを含む。なお、副画素SPixが、メモリ選択信号MSigに加えて、メモリ選択信号MSigを反転した反転メモリ選択信号xMSigとで動作する場合には、第2メモリ選択信号供給線群L−2は、第2a〜第2c反転メモリ選択信号供給線xL−2a〜xL−2cを更に含む。
第3メモリ選択信号供給線群L−3は、第3a〜第3cメモリ選択信号供給線L−3a〜L−3cを含む。なお、副画素SPixが、メモリ選択信号MSigに加えて、メモリ選択信号MSigを反転した反転メモリ選択信号xMSigとで動作する場合には、第3メモリ選択信号供給線群L−3は、第3a〜第3c反転メモリ選択信号供給線xL−3a〜xL−3cを更に含む。
第4メモリ選択信号供給線群L−4は、第4a〜第4cメモリ選択信号供給線L−4a〜L−4cを含む。なお、副画素SPixが、メモリ選択信号MSigに加えて、メモリ選択信号MSigを反転した反転メモリ選択信号xMSigとで動作する場合には、第4メモリ選択信号供給線群L−4は、第4a〜第4c反転メモリ選択信号供給線xL−4a〜xL−4cを更に含む。
制御部34bには、タイミングコントローラ4bから、設定レジスタ4cのメモリ選択に関する値REGが供給される。制御部34bは、値REGに基づいて、記憶部34cに記憶された複数のテーブルの内から1つのテーブルを読み出し、カウンタ34aのカウントを制御する。そして、制御部34bは、カウンタ34aのカウンタ値に基づいて、第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4を制御する。
第1メモリ選択信号出力部33−1は、制御部34bの制御下で、第1a〜第1cメモリ選択信号供給線L−1a〜L−1cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを出力する。
第2メモリ選択信号出力部33−2は、制御部34bの制御下で、第2a〜第2cメモリ選択信号供給線L−2a〜L−2cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを夫々出力する。
第3メモリ選択信号出力部33−3は、制御部34bの制御下で、第3a〜第3cメモリ選択信号供給線L−3a〜L−3cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを夫々出力する。
第4メモリ選択信号出力部33−4は、制御部34bの制御下で、第4a〜第4cメモリ選択信号供給線L−4a〜L−4cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを夫々出力する。
図8は、第1の実施形態の表示装置の記憶部に記憶されるテーブルの一例を示す図である。
制御部34bは、値REGが「1」である場合に、図8に示すテーブルTBL1を参照する。値REGが「1」である場合、制御部34bは、3進カウンタとして動作するように、カウンタ34aを制御する。従って、カウンタ34aは、選択クロック信号CLK−SELに同期して、「0」→「1」→「2」→「0」→・・・とカウントする。
制御部34bは、カウンタ値が「0」である場合には、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4を制御する。第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a〜第4aメモリ選択信号供給線L−1a〜L−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「0」である場合には、第1a〜第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「1」である場合には、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4を制御する。第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1b〜第4bメモリ選択信号供給線L−1b〜L−4bに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「1」である場合には、第1b〜第4b部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「2」である場合には、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4を制御する。第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1c〜第4cメモリ選択信号供給線L−1c〜L−4cに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「2」である場合には、第1c〜第4c部分画像の結合である全体画像を表示する。
図9は、第1の実施形態の表示装置の記憶部に記憶されるテーブルの一例を示す図である。
制御部34bは、値REGが「2」である場合に、図9に示すテーブルTBL2を参照する。値REGが「2」である場合、制御部34bは、5進カウンタとして動作するように、カウンタ34aを制御する。従って、カウンタ34aは、選択クロック信号CLK−SELに同期して、「0」→「1」→「2」→「3」→「4」→「0」→・・・とカウントする。
制御部34bは、カウンタ値が「0」である場合には、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4を制御する。第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a〜第4aメモリ選択信号供給線L−1a〜L−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「0」である場合には、第1a〜第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「1」である場合には、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3を制御する。第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3は、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1b及び第3bメモリ選択信号供給線L−1b及びL−3bに夫々出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「1」である場合には、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4を制御する。第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4は、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2a及び第4aメモリ選択信号供給線L−2a及びL−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「1」である場合には、第1b、第2a、第3b及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「2」である場合には、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3を制御する。第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3は、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1c及び第3cメモリ選択信号供給線L−1c及びL−3cに夫々出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「2」である場合には、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4を制御する。第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4は、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2a及び第4aメモリ選択信号供給線L−2a及びL−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「2」である場合には、第1c、第2a、第3c及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「3」である場合には、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3を制御する。第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3は、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a及び第3aメモリ選択信号供給線L−1a及びL−3aに夫々出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「3」である場合には、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4を制御する。第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4は、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2b及び第4bメモリ選択信号供給線L−2b及びL−4bに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「3」である場合には、第1a、第2b、第3a及び第4b部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「4」である場合には、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3を制御する。第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3は、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a及び第3aメモリ選択信号供給線L−1a及びL−3aに夫々出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「4」である場合には、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4を制御する。第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4は、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2c及び第4cメモリ選択信号供給線L−2c及びL−4cに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「4」である場合には、第1a、第2c、第3a及び第4c部分画像の結合である全体画像を表示する。
図10は、第1の実施形態の表示装置の記憶部に記憶されるテーブルの一例を示す図である。
制御部34bは、値REGが「3」である場合に、図10に示すテーブルTBL3を参照する。値REGが「3」である場合、制御部34bは、8進カウンタとして動作するように、カウンタ34aを制御する。従って、カウンタ34aは、選択クロック信号CLK−SELに同期して、「0」→「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「0」→・・・とカウントする。
制御部34bは、カウンタ値が「0」である場合には、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第1メモリ選択信号出力部33−1を制御する。第1メモリ選択信号出力部33−1は、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1bメモリ選択信号供給線L−1bに出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「0」である場合には、第2〜第4部分表示領域PDA−2〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第2〜第4メモリ選択信号出力部33−2〜33−4を制御する。第2〜第4メモリ選択信号出力部33−2〜33−4は、第2〜第4部分表示領域PDA−2〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2a〜第4aメモリ選択信号供給線L−2a〜L−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「0」である場合には、第1b、第2a、第3a及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「1」である場合には、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第1メモリ選択信号出力部33−1を制御する。第1メモリ選択信号出力部33−1は、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1cメモリ選択信号供給線L−1cに出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「1」である場合には、第2〜第4部分表示領域PDA−2〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第2〜第4メモリ選択信号出力部33−2〜33−4を制御する。第2〜第4メモリ選択信号出力部33−2〜33−4は、第2〜第4部分表示領域PDA−2〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2a〜第4aメモリ選択信号供給線L−2a〜L−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「1」である場合には、第1c、第2a、第3a及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「2」である場合には、第1、第3及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−3及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1、第3及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−3及び33−4を制御する。第1、第3及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−3及び33−4は、第1、第3及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−3及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a、第3a及び第4aメモリ選択信号供給線L−1a、L−3a及びL−4aに夫々出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「2」である場合には、第2部分表示領域PDA−2内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第2メモリ選択信号出力部33−2を制御する。第2メモリ選択信号出力部33−2は、第2部分表示領域PDA−2内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2bメモリ選択信号供給線L−2bに出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「2」である場合には、第1a、第2b、第3a及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「3」である場合には、第1、第3及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−3及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1、第3及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−3及び33−4を制御する。第1、第3及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−3及び33−4は、第1、第3及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−3及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a、第3a及び第4aメモリ選択信号供給線L−1a、L−3a及びL−4aに夫々出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「3」である場合には、第2部分表示領域PDA−2内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第2メモリ選択信号出力部33−2を制御する。第2メモリ選択信号出力部33−2は、第2部分表示領域PDA−2内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2cメモリ選択信号供給線L−2cに出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「3」である場合には、第1a、第2c、第3a及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「4」である場合には、第1〜第3部分表示領域PDA−1〜PDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1〜第3メモリ選択信号出力部33−1〜33−3を制御する。第1〜第3メモリ選択信号出力部33−1〜33−3は、第1〜第3部分表示領域PDA−1〜PDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a〜第3aメモリ選択信号供給線L−1a〜L−3aに夫々出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「4」である場合には、第4部分表示領域PDA−4内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第4メモリ選択信号出力部33−4を制御する。第4メモリ選択信号出力部33−4は、第4部分表示領域PDA−4内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第4bメモリ選択信号供給線L−4bに出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「4」である場合には、第1a、第2a、第3a及び第4b部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「5」である場合には、第1〜第3部分表示領域PDA−1〜PDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1〜第3メモリ選択信号出力部33−1〜33−3を制御する。第1〜第3メモリ選択信号出力部33−1〜33−3は、第1〜第3部分表示領域PDA−1〜PDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a〜第3aメモリ選択信号供給線L−1a〜L−3aに夫々出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「5」である場合には、第4部分表示領域PDA−4内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第4メモリ選択信号出力部33−4を制御する。第4メモリ選択信号出力部33−4は、第4部分表示領域PDA−4内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第4cメモリ選択信号供給線L−4cに出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「5」である場合には、第1a、第2a、第3a及び第4c部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「6」である場合には、第1、第2及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−2及び33−4を制御する。第1、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−2及び33−4は、第1、第2及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a、第2a及び第4aメモリ選択信号供給線L−1a、L−2a及びL−4aに夫々出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「6」である場合には、第3部分表示領域PDA−3内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第3メモリ選択信号出力部33−3を制御する。第3メモリ選択信号出力部33−3は、第3部分表示領域PDA−3内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第3bメモリ選択信号供給線L−3bに出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「6」である場合には、第1a、第2a、第3b及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
制御部34bは、カウンタ値が「7」である場合には、第1、第2及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−2及び33−4を制御する。第1、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−2及び33−4は、第1、第2及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a、第2a及び第4aメモリ選択信号供給線L−1a、L−2a及びL−4aに夫々出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「7」である場合には、第3部分表示領域PDA−3内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第3メモリ選択信号出力部33−3を制御する。第3メモリ選択信号出力部33−3は、第3部分表示領域PDA−3内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第3cメモリ選択信号供給線L−3cに出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「7」である場合には、第1a、第2a、第3c及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
なお、記憶部34cは、書き換え可能であっても良い。そして、外部回路が、テーブルTBLを記憶部34cに書き込んでも良い。これにより、表示装置1は、第1〜第4部分画像の変化の仕方を、変更可能である。
図11は、第1の実施形態の表示装置のメモリ選択回路、分配回路及び副画素の接続関係を示す図である。
メモリ選択回路33は、第1〜第4メモリ選択信号供給線群L−1〜L−4を介して、第1〜第4分配回路8−1〜8−4に接続されている。
第1分配回路8−1は、第1−1〜第1−Mメモリ選択線群SL−1−1〜SL−1−Mを介して、第1部分表示領域PDA−1内のM行の副画素SPixに接続されている。第1−1〜第1−Mメモリ選択線群SL−1−1〜SL−1−Mの各々は、第1〜第3メモリ選択線SELa、SELb及びSELcを含む。各行の第1〜第3メモリ選択線SELa〜SELcは、当該行の第1〜第3メモリ51〜53に夫々接続されている。
なお、副画素SPixが、メモリ選択信号MSigに加えて、メモリ選択信号MSigを反転した反転メモリ選択信号xMSigとで動作する場合には、第1−1〜第1−Mメモリ選択線群SL−1−1〜SL−1−Mの各々は、第1〜第3反転メモリ選択線xSELa、xSELb及びxSELcを更に含む。
同様に、第2分配回路8−2は、第2−1〜第2−Mメモリ選択線群SL−2−1〜SL−2−Mを介して、第2部分表示領域PDA−2内のM行の副画素SPixに接続されている。第3分配回路8−3は、第3−1〜第3−Mメモリ選択線群SL−3−1〜SL−3−Mを介して、第3部分表示領域PDA−3内のM行の副画素SPixに接続されている。第4分配回路8−4は、第4−1〜第4−Mメモリ選択線群SL−4−1〜SL−4−Mを介して、第4部分表示領域PDA−4内のM行の副画素SPixに接続されている。各メモリ選択線群SL−2−1〜SL−2−M、SL−3−1〜SL−3−M及びSL−4−1〜SL−4−Mの各々は、第1〜第3メモリ選択線SELa、SELb及びSELcを含む。なお、副画素SPixが、メモリ選択信号MSigに加えて、メモリ選択信号MSigを反転した反転メモリ選択信号xMSigとで動作する場合には、各メモリ選択線群SL−2−1〜SL−2−M、SL−3−1〜SL−3−M及びSL−4−1〜SL−4−Mの各々は、第1〜第3反転メモリ選択線xSELa、xSELb及びxSELcを更に含む。
図12は、第1の実施形態の表示装置の回路構成を示す図である。図12では、第1部分表示領域PDA−1内の副画素SPixの内の2×2個の副画素SPixを示している。
なお、第2〜第4部分表示領域PDA−2〜PDA−4の回路構成は、第1部分表示領域PDA−1の回路構成と同様であるので、図示及び説明を省略する。
副画素SPixは、メモリブロック50及び反転スイッチ61に加えて、液晶LQと、保持容量Cと、副画素電極15(図2参照)と、を含む。
共通電極駆動回路6は、各副画素SPixに共通するコモン電位VCOMを、基準クロック信号CLKに同期して反転させて、共通電極23(図2参照)に出力する。共通電極駆動回路6は、基準クロック信号CLKを共通電極23にそのままコモン電位VCOMとして出力しても良いし、電流駆動能力を増幅するバッファ回路を介して共通電極23にコモン電位VCOMとして出力しても良い。
ゲート線駆動回路9は、(M×2)行の画素Pixに対応して、(M×2)個の出力端子を有している。ゲート線駆動回路9は、タイミングコントローラ4bから供給される制御信号Sig4に基づいて、(M×2)行の内の1つの行を選択するためのゲート信号を、(M×2)個の出力端子から順次出力する。
ゲート線駆動回路9は、制御信号Sig4(スキャン開始信号及びクロックパルス信号)に基づいて、ゲート信号を(M×2)個の出力端子から順次出力するスキャナ回路であっても良い。或いは、ゲート線駆動回路9は、符号化された制御信号Sig4を復号化し、該制御信号Sig4で指定された出力端子にゲート信号を出力するデコーダ回路であっても良い。
ゲート線選択回路10は、(M×2)行の画素Pixに対応して、(M×2)個のスイッチSW4_1、SW4_2、・・・を含む。(M×2)個のスイッチSW4_1、SW4_2、・・・は、タイミングコントローラ4bから供給される制御信号Sig5によって共通に制御される。
第1パネル2上には、(M×2)行の画素Pixに対応して、(M×2)群のゲート線群GL1、GL2、・・・が配置されている。(M×2)群のゲート線群GL1、GL2、・・・の各々は、当該行の第1メモリ51(図3参照)に電気的に接続された第1ゲート線GCLaと、第2メモリ52(図3参照)に電気的に接続された第2ゲート線GCLbと、第3メモリ53(図3参照)に電気的に接続された第3ゲート線GCLcと、を含む。(M×2)群のゲート線群GL1、GL2、・・・の各々は、表示領域DA(図1参照)内において、X方向に沿っており、第2部分表示領域PDA−2まで延びている。
(M×2)個のスイッチSW4_1、SW4_2、・・・の各々は、制御信号Sig5が第1の値の場合には、ゲート線駆動回路9の出力端子と、第1ゲート線GCLaと、を電気的に接続する。(M×2)個のスイッチSW4_1、SW4_2、・・・の各々は、制御信号Sig5が第2の値の場合には、ゲート線駆動回路9の出力端子と、第2ゲート線GCLbと、を電気的に接続する。(M×2)個のスイッチSW4_1、SW4_2、・・・の各々は、制御信号Sig5が第3の値の場合には、ゲート線駆動回路9の出力端子と、第3ゲート線GCLcと、を電気的に接続する。
ゲート線駆動回路9の出力端子と、第1ゲート線GCLaと、が電気的に接続された場合には、ゲート信号が、各副画素SPixの第1メモリ51に供給される。ゲート線駆動回路9の出力端子と、第2ゲート線GCLbと、が電気的に接続された場合には、ゲート信号が、各副画素SPixの第2メモリ52に供給される。ゲート線駆動回路9の出力端子と、第3ゲート線GCLcと、が電気的に接続された場合には、ゲート信号が、各副画素SPixの第3メモリ53に供給される。
第1パネル2上には、(N×2)×3列の副画素SPixに対応して、(N×2)×3本のソース線SGL1、SGL2、・・・が配置されている。各ソース線SGL1、SGL2、・・・の各々は、表示領域DA(図1参照)内において、Y方向に沿っており、第3及び第4部分表示領域PDA−3及びPDA−4まで延びている。
ソース線駆動回路5は、ゲート信号によって選択されている各副画素SPixの3個のメモリに対して、ソース線SGL1、SGL2、・・・を介して、副画素データを夫々出力する。
ゲート信号が供給された行の副画素SPixは、ゲート信号が供給されたゲート線GCLに応じて、ソース線SGLに供給されている副画素データを、第1メモリ51から第3メモリ53までの内の1つのメモリに格納する。
第1分配回路8−1は、第1aメモリ選択信号供給線L−1aと、第1−1〜第1−Mメモリ選択線群SL−1−1〜SL−1−Mの各々の中の第1メモリ選択線SELaと、を電気的に接続する。メモリ選択信号MSigが、メモリ選択回路33から第1aメモリ選択信号供給線L−1aに供給された場合には、第1分配回路8−1は、メモリ選択信号MSigをM本の第1メモリ選択線SELaに供給する。なお、第1分配回路8−1は、メモリ選択信号MSigを増幅する1個又は複数個のバッファを備えても良い。
第1分配回路8−1は、第1bメモリ選択信号供給線L−1bと、第1−1〜第1−Mメモリ選択線群SL−1−1〜SL−1−Mの各々の中の第2メモリ選択線SELbと、を電気的に接続する。メモリ選択信号MSigが、メモリ選択回路33から第1bメモリ選択信号供給線L−1bに供給された場合には、第1分配回路8−1は、メモリ選択信号MSigをM本の第2メモリ選択線SELbに供給する。
第1分配回路8−1は、第1cメモリ選択信号供給線L−1cと、第1−1〜第1−Mメモリ選択線群SL−1−1〜SL−1−Mの各々の中の第3メモリ選択線SELcと、を電気的に接続する。メモリ選択信号MSigが、メモリ選択回路33から第1cメモリ選択信号供給線L−1cに供給された場合には、第1分配回路8−1は、メモリ選択信号MSigをM本の第3メモリ選択線SELcに供給する。
各副画素SPixは、メモリ選択信号MSigが供給されたメモリ選択線SELに応じて、第1メモリ51から第3メモリ53までの内の1つのメモリに格納されている副画素データに基づいて、液晶層を変調する。その結果、第1部分表示領域PDA−1に第1部分画像が表示される。
第1パネル2上には、M行の画素Pixに対応して、M本の表示信号線FRP1、FRP2、・・・が配置されている。M本の表示信号線FRP1、FRP2、・・・の各々は、表示領域DA(図1参照)内において、X方向に沿っている。なお、反転スイッチ61が、表示信号に加えて、表示信号を反転した反転表示信号とで動作する場合には、1つの行当たり、表示信号線FRP及び第2表示信号線xFRPが設けられる。
1つの行当たりに配置されている1本又は2本の表示信号線が、表示信号線に対応する。
反転駆動回路7は、スイッチSW1を含む。スイッチSW1は、タイミングコントローラ4bから供給される制御信号Sig1によって制御される。スイッチSW1は、制御信号Sig1が第1の値の場合には、基準クロック信号CLKを各表示信号線FRP1、FRP2、・・・に供給する。これにより、基準クロック信号CLKに同期して、副画素電極15の電位が反転する。スイッチSW1は、制御信号Sig1が第2の値の場合には、基準電位(接地電位)GNDを各表示信号線FRP1、FRP2、・・・に供給する。
図13は、第1の実施形態の表示装置の副画素の回路構成を示す図である。図13では、1個の副画素SPixを示している。
副画素SPixは、メモリブロック50を含む。メモリブロック50は、第1メモリ51と、第2メモリ52と、第3メモリ53と、スイッチGsw1からGsw3までと、スイッチMsw1からMsw3までと、を含む。
スイッチGsw1の制御入力端子は、第1ゲート線GCLaに電気的に接続されている。スイッチGsw1は、第1ゲート線GCLaにハイレベルのゲート信号が供給されたらオン状態になり、ソース線SGL1と、第1メモリ51の入力端子と、の間を電気的に接続する。これにより、第1メモリ51に、ソース線SGL1に供給される副画素データが格納される。
スイッチGsw2の制御入力端子は、第2ゲート線GCLbに電気的に接続されている。スイッチGsw2は、第2ゲート線GCLbにハイレベルのゲート信号が供給されたらオン状態になり、ソース線SGL1と、第2メモリ52の入力端子と、の間を電気的に接続する。これにより、第2メモリ52に、ソース線SGL1に供給される副画素データが格納される。
スイッチGsw3の制御入力端子は、第3ゲート線GCLcに電気的に接続されている。スイッチGsw3は、第3ゲート線GCLcにハイレベルのゲート信号が供給されたらオン状態になり、ソース線SGL1と、第3メモリ53の入力端子と、の間を電気的に接続する。これにより、第3メモリ53に、ソース線SGL1に供給される副画素データが格納される。
なお、スイッチGsw1からGsw3までがハイレベルのゲート信号で動作する場合には、図13に示すように、ゲート線群GL1は、第1ゲート線GCLaから第3ゲート線GCLcまでを含む。ハイレベルのゲート信号で動作するスイッチは、Nチャネルトランジスタが例示されるが、本開示はこれに限定されない。
一方、スイッチGsw1からGsw3までが、ゲート信号に加えて、ゲート信号を反転した反転ゲート信号でも動作する場合には、ゲート線群GL1は、第1ゲート線GCLaから第3ゲート線GCLcまでに加えて、反転ゲート信号が供給される第4ゲート線xGCLaから第6ゲート線xGCLcまでを更に含む。ゲート信号と、反転ゲート信号と、で動作するスイッチは、トランスファーゲートが例示されるが、本開示はこれに限定されない。
入力端子が第1ゲート線GCLaに電気的に接続され、出力端子が第4ゲート線xGCLaに電気的に接続されたインバータ回路を設けることで、反転ゲート信号を第4ゲート線xGCLaに供給することが可能である。同様に、入力端子が第2ゲート線GCLbに電気的に接続され、出力端子が第5ゲート線xGCLbに電気的に接続されたインバータ回路を設けることで、反転ゲート信号を第5ゲート線xGCLbに供給することが可能である。同様に、入力端子が第3ゲート線GCLcに電気的に接続され、出力端子が第6ゲート線xGCLcに電気的に接続されたインバータ回路を設けることで、反転ゲート信号を第6ゲート線xGCLcに供給することが可能である。
スイッチMsw1の制御入力端子は、第1メモリ選択線SELaに電気的に接続されている。スイッチMsw1は、第1メモリ選択線SELaにハイレベルのメモリ選択信号MSigが供給されたらオン状態になり、第1メモリ51の出力端子と、反転スイッチ61の入力端子と、の間を電気的に接続する。これにより、第1メモリ51に格納されている副画素データが、反転スイッチ61に供給される。
スイッチMsw2の制御入力端子は、第2メモリ選択線SELbに電気的に接続されている。スイッチMsw2は、第2メモリ選択線SELbにハイレベルのメモリ選択信号MSigが供給されたらオン状態になり、第2メモリ52の出力端子と、反転スイッチ61の入力端子と、の間を電気的に接続する。これにより、第2メモリ52に格納されている副画素データが、反転スイッチ61に供給される。
スイッチMsw3の制御入力端子は、第3メモリ選択線SELcに電気的に接続されている。スイッチMsw3は、第3メモリ選択線SELcにハイレベルのメモリ選択信号MSigが供給されたらオン状態になり、第3メモリ53の出力端子と、反転スイッチ61の入力端子と、の間を電気的に接続する。これにより、第3メモリ53に格納されている副画素データが、反転スイッチ61に供給される。
なお、スイッチMsw1からMsw3までがハイレベルのメモリ選択信号MSigで動作する場合には、図13に示すように、第1−1メモリ選択線群SL−1−1は、第1メモリ選択線SELaから第3メモリ選択線SELcまでを含む。ハイレベルのゲート信号で動作するスイッチは、Nチャネルトランジスタが例示されるが、本開示はこれに限定されない。
一方、スイッチMsw1からMsw3までが、メモリ選択信号MSigに加えて、メモリ選択信号MSigを反転した反転メモリ選択信号xMSigでも動作する場合には、第1−1メモリ選択線群SL−1−1は、第1メモリ選択線SELaから第3メモリ選択線SELcまでに加えて、反転メモリ選択信号xMSigが供給される第1反転メモリ選択線xSELaから第3反転メモリ選択線xSELcまでを更に含む。メモリ選択信号MSigと、反転メモリ選択信号xMSigと、で動作するスイッチは、トランスファーゲートが例示されるが、本開示はこれに限定されない。
入力端子が第1メモリ選択線SELaに電気的に接続され、出力端子が第1反転メモリ選択線xSELaに電気的に接続されたインバータ回路を設けることで、反転メモリ選択信号xMSigを第1反転メモリ選択線xSELaに供給することが可能である。同様に、入力端子が第2メモリ選択線SELbに電気的に接続され、出力端子が第2反転メモリ選択線xSELbに電気的に接続されたインバータ回路を設けることで、反転メモリ選択信号xMSigを第2反転メモリ選択線xSELbに供給することが可能である。同様に、入力端子が第3メモリ選択線SELcに電気的に接続され、出力端子が第3反転メモリ選択線xSELcに電気的に接続されたインバータ回路を設けることで、反転メモリ選択信号xMSigを第3反転メモリ選択線xSELcに供給することが可能である。
反転スイッチ61には、基準クロック信号CLKに同期して反転する表示信号が、表示信号線FRP1から供給される。反転スイッチ61は、表示信号に基づいて、第1メモリ51、第2メモリ52又は第3メモリ53に格納されている副画素データをそのまま又は反転して、副画素電極15に供給する。副画素電極15と共通電極23との間には、液晶LQ及び保持容量Cが、設けられている。保持容量Cは、副画素電極15と共通電極23との間の電圧を保持する。液晶LQは、副画素電極15と共通電極23との間の電圧に基づいて液晶分子の方向が変化し、副画素画像を表示する。
なお、反転スイッチ61が表示信号で動作する場合には、図13に示すように、1本の表示信号線FRP1が、設けられる。一方、反転スイッチ61が、表示信号に加えて、表示信号を反転した反転表示信号とで動作する場合には、表示信号線FRP1に加えて、第2表示信号線xFRP1が更に設けられる。そして、入力端子が表示信号線FRP1に電気的に接続され、出力端子が第2表示信号線xFRP1に電気的に接続されたインバータ回路を設けることで、反転表示信号を第2表示信号線xFRP1に供給することが可能である。
図14は、第1の実施形態の表示装置の副画素のメモリの回路構成を示す図である。図14は、第1メモリ51の回路構成を示す図である。なお、第2メモリ52及び第3メモリ53の回路構成は、第1メモリ51の回路構成と同様であるので、図示及び説明を省略する。
第1メモリ51は、インバータ回路81と、インバータ回路81に逆方向に電気的に並列接続されたインバータ回路82と、を含むSRAM(Static Random Access Memory)セル構造を有する。インバータ回路81の入力端子及びインバータ回路82の出力端子が、ノードN1を構成し、インバータ回路81の出力端子及びインバータ回路82の入力端子が、ノードN2を構成する。インバータ回路81及び82は、高電位側の電源供給線VDD及び低電位側の電源供給線VSSから供給される電力を使用して、動作する。
ノードN1は、スイッチGsw1の出力端子に電気的に接続されている。ノードN2は、スイッチMsw1の入力端子に電気的に接続されている。
図14では、スイッチGsw1として、トランスファーゲートが用いられている例を示している。スイッチGsw1の一方の制御入力端子は、第1ゲート線GCLaに電気的に接続されている。スイッチGsw1の他方の制御入力端子は、第4ゲート線xGCLaに電気的に接続されている。第4ゲート線xGCLaには、第1ゲート線GCLaに供給されるゲート信号を反転した、反転ゲート信号が供給される。
スイッチGsw1の入力端子は、ソース線SGL1に電気的に接続されている。スイッチGsw1の出力端子は、ノードN1に電気的に接続されている。スイッチGsw1は、第1ゲート線GCLaに供給されるゲート信号がハイレベル且つ第4ゲート線xGCLaに供給される反転ゲート信号がローレベルになると、オン状態になり、ソース線SGL1と、ノードN1と、の間を電気的に接続する。これにより、ソース線SGL1に供給される副画素データが、第1メモリ51に格納される。
図14では、スイッチMsw1として、トランスファーゲートが用いられている例を示している。スイッチMsw1の一方の制御入力端子は、第1メモリ選択線SELaに電気的に接続されている。スイッチMsw1の他方の制御入力端子は、第1反転メモリ選択線xSELaに電気的に接続されている。第1反転メモリ選択線xSELaには、第1メモリ選択線SELaに供給されるメモリ選択信号MSigを反転した、反転メモリ選択信号xMSigが供給される。
スイッチMsw1の入力端子は、ノードN2に電気的に接続されている。スイッチMsw1の出力端子は、ノードN3に接続されている。ノードN3は、第1メモリ51の出力ノードであり、反転スイッチ61(図13参照)に電気的に接続されている。スイッチMsw1は、第1メモリ選択線SELaに供給されるメモリ選択信号MSigがハイレベル且つ第1反転メモリ選択線xSELaに供給される反転メモリ選択信号がローレベルになると、オン状態になる。これにより、ノードN2が、スイッチMsw1及びノードN3を経由して、反転スイッチ61の入力端子に、電気的に接続される。これにより、第1メモリ51に格納されている副画素データが、反転スイッチ61に供給される。
なお、スイッチGsw1及びMsw1の両方がオフ状態の場合には、副画素データが、インバータ回路81及び82で構成されるループを循環する。従って、第1メモリ51は、副画素データを保持し続ける。
第1の実施形態では、第1メモリ51がSRAMである場合を例に挙げて説明したが、本開示はこれに限定されない。第1メモリ51の他の例は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)が例示される。
図15は、第1の実施形態の表示装置の副画素の反転スイッチの回路構成を示す図である。反転スイッチ61は、インバータ回路91と、Nチャネルトランジスタ92及び95と、Pチャネルトランジスタ93及び94と、を含む。
インバータ回路91の入力端子、Pチャネルトランジスタ94のゲート端子及びNチャネルトランジスタ95のゲート端子は、ノードN4に接続されている。ノードN4は、反転スイッチ61の入力ノードであり、第1メモリ51、第2メモリ52及び第3メモリ53のノードN3に電気的に接続されている。ノードN4には、第1メモリ51、第2メモリ52又は第3メモリ53から副画素データが供給される。インバータ回路91は、高電位側の電源供給線VDD及び低電位側の電源供給線VSSから供給される電力を使用して、動作する。
Nチャネルトランジスタ92のソース及びドレインの内の一方は、第2表示信号線xFRP1に電気的に接続されている。Nチャネルトランジスタ92のソース及びドレインの内の他方は、ノードN5に電気的に接続されている。
Pチャネルトランジスタ93のソース及びドレインの内の一方は、表示信号線FRP1に電気的に接続されている。Pチャネルトランジスタ93のソース及びドレインの内の他方は、ノードN5に電気的に接続されている。
Pチャネルトランジスタ94のソース及びドレインの内の一方は、第2表示信号線xFRP1に電気的に接続されている。Pチャネルトランジスタ94のソース及びドレインの内の他方は、ノードN5に電気的に接続されている。
Nチャネルトランジスタ95のソース及びドレインの内の一方は、表示信号線FRP1に電気的に接続されている。Nチャネルトランジスタ95のソース及びドレインの内の他方は、ノードN5に電気的に接続されている。
ノードN5は、反転スイッチ61の出力ノードであり、反射電極(副画素電極)15に電気的に接続されている。
第1メモリ51、第2メモリ52又は第3メモリ53から供給される副画素データがハイレベルである場合には、インバータ回路91の出力信号は、ローレベルになる。インバータ回路91の出力信号がローレベルであると、Nチャネルトランジスタ92はオフ状態になり、Pチャネルトランジスタ93はオン状態になる。
また、第1メモリ51、第2メモリ52又は第3メモリ53から供給される副画素データがハイレベルである場合には、Pチャネルトランジスタ94はオフ状態になり、Nチャネルトランジスタ95はオン状態になる。
従って、第1メモリ51、第2メモリ52又は第3メモリ53から供給される副画素データがハイレベルである場合には、表示信号線FRP1に供給される表示信号が、Pチャネルトランジスタ93及びNチャネルトランジスタ95を介して、副画素電極15に供給される。
表示信号線FRP1に供給される表示信号は、基準クロック信号CLKに同期して、反転する。共通電極23に供給されるコモン電位も、基準クロック信号CLKに同期して、表示信号と同相で、反転する。表示信号とコモン電位とが同相である場合、液晶LQは、電圧が印加されないので、液晶分子の方向が変化しない。これにより、副画素SPixは、黒表示(反射光を透過させない状態。反射光がカラーフィルタを透過せず、色が表示されない状態)となる。これにより、表示装置1は、コモン反転駆動方式を実現することができる。
第1メモリ51、第2メモリ52又は第3メモリ53から供給される副画素データがローレベルである場合には、インバータ回路91の出力信号は、ハイレベルになる。インバータ回路91の出力信号がハイレベルであると、Nチャネルトランジスタ92はオン状態になり、Pチャネルトランジスタ93はオフ状態になる。
また、第1メモリ51、第2メモリ52又は第3メモリ53から供給される副画素データがローレベルである場合には、Pチャネルトランジスタ94はオン状態になり、Nチャネルトランジスタ95はオフ状態になる。
従って、第1メモリ51、第2メモリ52又は第3メモリ53から供給される副画素データがローレベルである場合には、第2表示信号線xFRP1に供給される反転表示信号が、Nチャネルトランジスタ92及びPチャネルトランジスタ94を介して、副画素電極15に供給される。
第2表示信号線xFRP1に供給される反転表示信号は、基準クロック信号CLKに同期して、反転する。共通電極23に供給されるコモン電位は、基準クロック信号CLKに同期して、表示信号と異相で、反転する。表示信号とコモン電位とが異相である場合、液晶LQは、電圧が印加されるので、液晶分子の方向が変化する。これにより、副画素SPixは、白表示(反射光を透過させる状態。反射光がカラーフィルタを透過して色が表示される状態)となる。これにより、表示装置1は、コモン反転駆動方式を実現することができる。
図16は、第1の実施形態の表示装置の副画素のレイアウトの概要を示す図である。
反転スイッチ61、第1メモリ51、第2メモリ52及び第3メモリ53は、Y方向に配列されている。第1メモリ51、第2メモリ52及び第3メモリ53の出力ノードであるノードN3は、反転スイッチ61の入力ノードであるノードN4に電気的に接続されている。反転スイッチ61の出力ノードであるノードN5は、副画素電極15に電気的に接続されている。
第1メモリ51は、第1ゲート線GCLaと、第4ゲート線xGCLaと、第1メモリ選択線SELaと、第1反転メモリ選択線xSELaと、ソース線SGL1と、高電位側の電源供給線VDDと、低電位側の電源供給線VSSと、に電気的に接続されている。
第2メモリ52は、第2ゲート線GCLbと、第5ゲート線xGCLbと、第2メモリ選択線SELbと、第2反転メモリ選択線xSELbと、ソース線SGL1と、高電位側の電源供給線VDDと、低電位側の電源供給線VSSと、に電気的に接続されている。
第3メモリ53は、第3ゲート線GCLcと、第6ゲート線xGCLcと、第3メモリ選択線SELcと、第3反転メモリ選択線xSELcと、ソース線SGL1と、高電位側の電源供給線VDDと、低電位側の電源供給線VSSと、に電気的に接続されている。
反転スイッチ61は、表示信号線FRP1と、第2表示信号線xFRP1と、高電位側の電源供給線VDDと、低電位側の電源供給線VSSと、に電気的に接続されている。
[第1の動作例]
図17は、第1の実施形態の表示装置の第1の動作タイミングを示すタイミング図である。図18は、第1の実施形態の表示装置の第1の動作で表示される全体画像を示す図である。
第1の動作例では、表示領域DAには、1個の有意な画像が表示される。つまり、第1〜第4部分表示領域PDA内の各副画素SPixは、協働して、1個の有意な画像を表示する。有意な画像とは、意味のある(meaningful)画像である。
図17は、値REGが「2」である場合の、表示装置1の動作タイミングを示すタイミング図である。値REGが「2」である場合、制御部34bは、テーブルTBL2(図9参照)を参照する。
初期のタイミングt0において、カウンタ34aのカウンタ値は「0」である。従って、制御部34bは、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4を制御する。
第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a〜第4aメモリ選択信号供給線L−1a〜L−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt0において、第1a〜第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
図18を参照すると、タイミングt0において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1a〜第4a部分画像が夫々表示されている。第1a〜第4a部分画像は、背景画像である。
再び図17を参照すると、次のタイミングt1において、カウンタ34aのカウンタ値は「1」である。従って、制御部34bは、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3を制御する。また、制御部34bは、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4を制御する。
第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3は、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1b及び第3bメモリ選択信号供給線L−1b及びL−3bに夫々出力する。
第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4は、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2a及び第4aメモリ選択信号供給線L−2a及びL−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt1において、第1b、第2a、第3b及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
図18を参照すると、タイミングt1において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1b、第2a、第3b及び第4a部分画像が夫々表示されている。第1b及び第3b部分画像は、人の画像である。第2a及び第4a部分画像は、背景画像である。
再び図17を参照すると、次のタイミングt2において、カウンタ34aのカウンタ値は「2」である。従って、制御部34bは、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3を制御する。また、制御部34bは、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4を制御する。
第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3は、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1c及び第3cメモリ選択信号供給線L−1c及びL−3cに夫々出力する。
第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4は、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2a及び第4aメモリ選択信号供給線L−2a及びL−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt2において、第1c、第2a、第3c及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
図18を参照すると、タイミングt2において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1c、第2a、第3c及び第4a部分画像が夫々表示されている。第1c及び第3c部分画像は、人が動き出す画像である。第2a及び第4a部分画像は、背景画像である。
再び図17を参照すると、次のタイミングt3において、カウンタ34aのカウンタ値は「3」である。従って、制御部34bは、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3を制御する。また、制御部34bは、カウンタ値が「3」である場合には、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4を制御する。
第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3は、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a及び第3aメモリ選択信号供給線L−1a及びL−3aに夫々出力する。
第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4は、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2b及び第4bメモリ選択信号供給線L−2b及びL−4bに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt3において、第1a、第2b、第3a及び第4b部分画像の結合である全体画像を表示する。
図18を参照すると、タイミングt3において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1a、第2b、第3a及び第4b部分画像が夫々表示されている。第1a及び第3a部分画像は、背景画像である。第2b及び第4b部分画像は、人が駆け出す画像である。
再び図17を参照すると、次のタイミングt4において、カウンタ34aのカウンタ値は「4」である。従って、制御部34bは、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3を制御する。また、制御部34bは、カウンタ値が「4」である場合には、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4を制御する。
第1及び第3メモリ選択信号出力部33−1及び33−3は、第1及び第3部分表示領域PDA−1及びPDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a及び第3aメモリ選択信号供給線L−1a及びL−3aに夫々出力する。
第2及び第4メモリ選択信号出力部33−2及び33−4は、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2c及び第4cメモリ選択信号供給線L−2c及びL−4cに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、カウンタ値が「4」である場合には、第1a、第2c、第3a及び第4c部分画像の結合である全体画像を表示する。
図18を参照すると、タイミングt4において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1a、第2c、第3a及び第4c部分画像が夫々表示されている。第1a及び第3a部分画像は、背景画像である。第2c及び第4c部分画像は、人が全力疾走する画像である。
再び図17を参照すると、次のタイミングt5において、カウンタ34aのカウンタ値は「0」である。従って、制御部34bは、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4を制御する。
第1〜第4メモリ選択信号出力部33−1〜33−4は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a〜第4aメモリ選択信号供給線L−1a〜L−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt5において、第1a〜第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
図18を参照すると、タイミングt5において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1a〜第4a部分画像が夫々表示されている。第1a〜第4a部分画像は、背景画像である。
図18に示したように、表示装置1は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々を選択単位とする。そして、表示装置1は、選択単位毎に、各副画素SPixの第1メモリから第3メモリまでの内の1個を同時に選択する。従って、表示装置1は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51から第3メモリ53までの選択を切り替えることによって、全体画像を短時間で変化させることができる。また、表示装置1は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51から第3メモリ53までの選択を順次切り替えることによって、アニメーション表示(動画像表示)を行うことができる。
また、表示装置1は、選択単位毎に、各副画素SPixの第1メモリ51から第3メモリ53までの内の1個を同時に選択する。従って、表示装置1は、各副画素SPixが第1〜第3メモリ51〜53の3個のメモリしか有していないにもかかわらず、タイミングt0〜t4に示す、4通りの全体画像を表示することができる。これにより、表示装置1は、スムーズなアニメーション表示を行うことができる。
また、表示装置1は、部分表示画像が変化しない部分表示領域PDA内の各副画素SPixのメモリ切り替えを行わない。例えば、表示装置1は、タイミングt0からタイミングt1への遷移時には、第2及び第4部分表示領域PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixのメモリ切り替えを行わない。これにより、表示装置1は、全体画像の変化時の消費電力を抑制できる。
[第2の動作例]
図19は、第1の実施形態の表示装置の第2の動作タイミングを示すタイミング図である。図20は、第1の実施形態の表示装置の第2の動作で表示される全体画像を示す図である。
図19は、値REGが「3」である場合の、表示装置1の動作タイミングを示すタイミング図である。値REGが「3」である場合、制御部34bは、テーブルTBL3(図10参照)を参照する。
第2の動作例でも、表示領域DAには、1個の有意な画像が表示される。つまり、第1〜第4部分表示領域PDA内の各副画素SPixは、協働して、1個の有意な画像を表示する。
初期のタイミングt10において、カウンタ34aのカウンタ値は「0」である。従って、制御部34bは、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第1メモリ選択信号出力部33−1を制御する。また、制御部34bは、第2〜第4部分表示領域PDA−2〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第2〜第4メモリ選択信号出力部33−2〜33−4を制御する。
第1メモリ選択信号出力部33−1は、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1bメモリ選択信号供給線L−1bに出力する。
第2〜第4メモリ選択信号出力部33−2〜33−4は、第2〜第4部分表示領域PDA−2〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2a〜第4aメモリ選択信号供給線L−2a〜L−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt10において、第1b、第2a、第3a及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
図20を参照すると、タイミングt10において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1b、第2a、第3a及び第4a部分画像が夫々表示されている。この全体画像は、「1」から「8」までの数を含む的(まと)の画像である。そして、第1部分表示領域PDA−1内に表示された第1b部分画像では、「7」の画像が縁取りで強調表示されている。
再び図19を参照すると、次のタイミングt11において、カウンタ34aのカウンタ値は「1」である。従って、制御部34bは、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第1メモリ選択信号出力部33−1を制御する。また、制御部34bは、第2〜第4部分表示領域PDA−2〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第2〜第4メモリ選択信号出力部33−2〜33−4を制御する。
第1メモリ選択信号出力部33−1は、第1部分表示領域PDA−1内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1cメモリ選択信号供給線L−1cに出力する。
第2〜第4メモリ選択信号出力部33−2〜33−4は、第2〜第4部分表示領域PDA−2〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2a〜第4aメモリ選択信号供給線L−2a〜L−4aに夫々出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt11において、第1c、第2a、第3a及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
図20を参照すると、タイミングt11において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1c、第2a、第3a及び第4a部分画像が夫々表示されている。第1部分表示領域PDA−1内に表示された第1c部分画像では、「8」の画像が縁取りで強調表示されている。
再び図19を参照すると、次のタイミングt12において、カウンタ34aのカウンタ値は「2」である。従って、制御部34bは、第1、第3及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−3及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1、第3及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−3及び33−4を制御する。また、制御部34bは、第2部分表示領域PDA−2内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第2メモリ選択信号出力部33−2を制御する。
第1、第3及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−3及び33−4は、第1、第3及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−3及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a、第3a及び第4aメモリ選択信号供給線L−1a、L−3a及びL−4aに夫々出力する。
第2メモリ選択信号出力部33−2は、第2部分表示領域PDA−2内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2bメモリ選択信号供給線L−2bに出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt12において、第1a、第2b、第3a及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
図20を参照すると、タイミングt12において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1a、第2b、第3a及び第4a部分画像が夫々表示されている。第2部分表示領域PDA−2内に表示された第2b部分画像では、「1」の画像が縁取りで強調表示されている。
再び図19を参照すると、次のタイミングt13において、カウンタ34aのカウンタ値は「3」である。従って、制御部34bは、第1、第3及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−3及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1、第3及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−3及び33−4を制御する。また、制御部34bは、第2部分表示領域PDA−2内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第2メモリ選択信号出力部33−2を制御する。
第1、第3及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−3及び33−4は、第1、第3及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−3及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a、第3a及び第4aメモリ選択信号供給線L−1a、L−3a及びL−4aに夫々出力する。
第2メモリ選択信号出力部33−2は、第2部分表示領域PDA−2内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第2cメモリ選択信号供給線L−2cに出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt13において、第1a、第2c、第3a及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
図20を参照すると、タイミングt13において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1a、第2c、第3a及び第4a部分画像が夫々表示されている。第2部分表示領域PDA−2内に表示された第2c部分画像では、「2」の画像が縁取りで強調表示されている。
再び図19を参照すると、次のタイミングt14において、カウンタ34aのカウンタ値は「4」である。従って、制御部34bは、第1〜第3部分表示領域PDA−1〜PDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1〜第3メモリ選択信号出力部33−1〜33−3を制御する。また、制御部34bは、第4部分表示領域PDA−4内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第4メモリ選択信号出力部33−4を制御する。
第1〜第3メモリ選択信号出力部33−1〜33−3は、第1〜第3部分表示領域PDA−1〜PDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a〜第3aメモリ選択信号供給線L−1a〜L−3aに夫々出力する。
第4メモリ選択信号出力部33−4は、第4部分表示領域PDA−4内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第4bメモリ選択信号供給線L−4bに出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt14において、第1a、第2a、第3a及び第4b部分画像の結合である全体画像を表示する。
図20を参照すると、タイミングt14において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1a、第2a、第3a及び第4b部分画像が夫々表示されている。第4部分表示領域PDA−4内に表示された第4b部分画像では、「3」の画像が縁取りで強調表示されている。
再び図19を参照すると、次のタイミングt15において、カウンタ34aのカウンタ値は「5」である。従って、制御部34bは、第1〜第3部分表示領域PDA−1〜PDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1〜第3メモリ選択信号出力部33−1〜33−3を制御する。また、制御部34bは、第4部分表示領域PDA−4内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第4メモリ選択信号出力部33−4を制御する。
第1〜第3メモリ選択信号出力部33−1〜33−3は、第1〜第3部分表示領域PDA−1〜PDA−3内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a〜第3aメモリ選択信号供給線L−1a〜L−3aに夫々出力する。
第4メモリ選択信号出力部33−4は、第4部分表示領域PDA−4内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第4cメモリ選択信号供給線L−4cに出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt15において、第1a、第2a、第3a及び第4c部分画像の結合である全体画像を表示する。
図20を参照すると、タイミングt15において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1a、第2a、第3a及び第4c部分画像が夫々表示されている。第4部分表示領域PDA−4内に表示された第4c部分画像では、「4」の画像が縁取りで強調表示されている。
再び図19を参照すると、次のタイミングt16において、カウンタ34aのカウンタ値は「6」である。従って、制御部34bは、第1、第2及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−2及び33−4を制御する。また、制御部34bは、第3部分表示領域PDA−3内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第3メモリ選択信号出力部33−3を制御する。
第1、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−2及び33−4は、第1、第2及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a、第2a及び第4aメモリ選択信号供給線L−1a、L−2a及びL−4aに夫々出力する。
第3メモリ選択信号出力部33−3は、第3部分表示領域PDA−3内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第3bメモリ選択信号供給線L−3bに出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt16において、第1a、第2a、第3b及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
図20を参照すると、タイミングt16において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1a、第2a、第3b及び第4a部分画像が夫々表示されている。第3部分表示領域PDA−3内に表示された第3b部分画像では、「5」の画像が縁取りで強調表示されている。
再び図19を参照すると、次のタイミングt17において、カウンタ34aのカウンタ値は「7」である。従って、制御部34bは、第1、第2及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−2及び33−4を制御する。また、制御部34bは、第3部分表示領域PDA−3内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択するように、第3メモリ選択信号出力部33−3を制御する。
第1、第2及び第4メモリ選択信号出力部33−1、33−2及び33−4は、第1、第2及び第4部分表示領域PDA−1、PDA−2及びPDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a、第2a及び第4aメモリ選択信号供給線L−1a、L−2a及びL−4aに夫々出力する。
第3メモリ選択信号出力部33−3は、第3部分表示領域PDA−3内の各副画素SPixの第3メモリ53を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第3cメモリ選択信号供給線L−3cに出力する。
これにより、表示装置1は、タイミングt17において、第1a、第2a、第3c及び第4a部分画像の結合である全体画像を表示する。
図20を参照すると、タイミングt17において、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内には、第1a、第2a、第3c及び第4a部分画像が夫々表示されている。第3部分表示領域PDA−3内に表示された第3c部分画像では、「6」の画像が縁取りで強調表示されている。
第1の実施形態の表示装置1では、メモリ選択回路33が、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々を選択単位とする。そして、メモリ選択回路33は、選択単位毎に、各副画素SPixの第1メモリ51から第3メモリ53までの内の1個を同時に選択する。従って、表示装置1は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51から第3メモリ53までの選択を切り替えることによって、全体画像を短時間で変化させることができる。また、表示装置1は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4内の各副画素SPixの第1メモリ51から第3メモリ53までの選択を順次切り替えることによって、アニメーション表示(動画像表示)を行うことができる。
また、第1の実施形態の表示装置1では、メモリ選択回路33が、選択単位毎に、各副画素SPixの第1メモリ51から第3メモリ53までの内の1個を同時に選択する。従って、表示装置1は、各副画素SPixが第1〜第3メモリ51〜53の3個のメモリしか有していないにもかかわらず、4通り以上の全体画像を表示することができる。これにより、表示装置1は、スムーズなアニメーション表示を行うことができる。
また、第1の実施形態の表示装置1では、メモリ選択回路33が、部分表示画像が変化しない部分表示領域PDA内の各副画素SPixのメモリ切り替えを行わない。これにより、表示装置1は、全体画像の変化時の消費電力を抑制できる。
<第1の実施形態の適用例>
図21は、第1の実施形態の表示装置の適用例を示す図である。図21は、表示装置1を電子棚札に適用した例を示す図である。
図21に示すように、表示装置1A、1B及び1Cは、それぞれ棚102に取り付けられている。表示装置1A、1B及び1Cの各々は、上述した表示装置1と同様の構成を有する。表示装置1A、1B及び1Cは、床面103からの高さが互いに異なって設置され、且つ、パネル傾斜角度が互いに異なるように設置されている。ここで、パネル傾斜角度は、表示面1aの法線と水平方向とがなす角度である。表示装置1A、1B及び1Cは、光源としての照明器具100からの入射光110を反射することにより、画像120を観察者105側に出射する。
<変形例1>
図22は、第1の実施形態の変形例1の表示装置のメモリ選択回路、分配回路及び副画素の接続関係を示す図である。
表示装置1Dの表示領域DAは、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8を含む。第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8は、X方向に配列されている。
第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8の各々内には、複数の画素Pixが、X方向にN列(Nは、自然数)、Y方向にM行(Mは、自然数)のマトリクス状に配置されている。従って、表示領域DA内には、複数の画素Pixが、X方向に(N×8)列、Y方向にM行のマトリクス状に配置されていることになる。
第1の実施形態の変形例1では、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8の各々内には、1つの列当たり、3本のメモリ選択線が配置されている。従って、表示領域DA内には、(N×3×8)本のメモリ選択線が配置されていることになる。
表示装置1Dのメモリ選択信号分配回路8は、第1〜第8分配回路8−1〜8−8を含む。メモリ選択回路33は、第1〜第8メモリ選択信号供給線群L−1〜L−8を介して、第1〜第8分配回路8−1〜8−8に接続されている。
第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8の各々内の各列の3本のメモリ選択線の一端は、第1〜第8分配回路8−1〜8−8に夫々接続されている。また、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8の各々内の各列の3本のメモリ選択線は、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8の各々内の各列に含まれるM個の副画素SPixの各々の第1メモリ51から第3メモリ53までに電気的に夫々接続されている。
第1メモリ選択信号供給線群L−1は、第1a〜第1cメモリ選択信号供給線L−1a〜L−1cを含む。第2メモリ選択信号供給線群L−2は、第2a〜第2cメモリ選択信号供給線L−2a〜L−2cを含む。第3メモリ選択信号供給線群L−3は、第3a〜第3cメモリ選択信号供給線L−3a〜L−3cを含む。第4メモリ選択信号供給線群L−4は、第4a〜第4cメモリ選択信号供給線L−4a〜L−4cを含む。第5メモリ選択信号供給線群L−5は、第5a〜第5cメモリ選択信号供給線L−5a〜L−5cを含む。第6メモリ選択信号供給線群L−6は、第6a〜第6cメモリ選択信号供給線L−6a〜L−6cを含む。第7メモリ選択信号供給線群L−7は、第7a〜第7cメモリ選択信号供給線L−7a〜L−7cを含む。第8メモリ選択信号供給線群L−8は、第8a〜第8cメモリ選択信号供給線L−8a〜L−8cを含む。
メモリ選択回路33は、制御部34b(図7参照)の制御下で、第1a〜第1cメモリ選択信号供給線L−1a〜L−1cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを出力する。メモリ選択回路33は、制御部34bの制御下で、第2a〜第2cメモリ選択信号供給線L−2a〜L−2cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを夫々出力する。メモリ選択回路33は、制御部34bの制御下で、第3a〜第3cメモリ選択信号供給線L−3a〜L−3cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを夫々出力する。
メモリ選択回路33は、制御部34bの制御下で、第4a〜第4cメモリ選択信号供給線L−4a〜L−4cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを夫々出力する。メモリ選択回路33は、制御部34bの制御下で、第5a〜第5cメモリ選択信号供給線L−5a〜L−5cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを出力する。メモリ選択回路33は、制御部34bの制御下で、第6a〜第6cメモリ選択信号供給線L−6a〜L−6cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを夫々出力する。
メモリ選択回路33は、制御部34bの制御下で、第7a〜第7cメモリ選択信号供給線L−7a〜L−7cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを夫々出力する。メモリ選択回路33は、制御部34bの制御下で、第8a〜第8cメモリ選択信号供給線L−8a〜L−8cの内の1つに、メモリ選択信号MSigを夫々出力する。
第1〜第8分配回路8−1〜8−8は、メモリ選択回路33から供給されたメモリ選択信号MSigを、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8内の各副画素SPixに夫々出力する。
メモリ選択回路33は、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8の各々を選択単位とする。そして、メモリ選択回路33は、選択単位毎に、各副画素SPixの第1メモリから第3メモリまでの内の1個を同時に選択する。
図23は、第1の実施形態の変形例1の表示装置の記憶部に記憶されるテーブルの一例を示す図である。
制御部34b(図7参照)は、値REGが「4」である場合に、図23に示すテーブルTBL4を参照する。値REGが「4」である場合、制御部34bは、2進カウンタとして動作するように、カウンタ34a(図7参照)を制御する。従って、カウンタ34aは、選択クロック信号CLK−SELに同期して、「0」→「1」→「0」→・・・とカウントする。
制御部34bは、カウンタ値が「0」である場合には、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、メモリ選択回路33を制御する。メモリ選択回路33は、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a〜第8aメモリ選択信号供給線L−1a〜L−8aに出力する。
制御部34bは、カウンタ値が「1」である場合には、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、メモリ選択回路33を制御する。メモリ選択回路33は、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1b〜第8bメモリ選択信号供給線L−1b〜L−8bに出力する。
[変形例1の動作例]
図24は、第1の実施形態の変形例1の表示装置の動作を示す図である。変形例1の動作例では、表示装置1Dは、電子棚札に利用される。
変形例1では、第1のタイミングでは、表示領域DAには、8個の有意な画像が表示される。つまり、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8内の各副画素SPixは、8個の有意な画像を表示する。
また、第2のタイミングでは、表示領域DAには、4個の有意な画像が表示される。つまり、第1及び第2部分表示領域PDA−1及びPDA−2内の各副画素SPixは、協働して、1個の有意な画像を表示する。同様に、第3及び第4部分表示領域PDA−3及びPDA−4内の各副画素SPixは、協働して、1個の有意な画像を表示する。同様に、第5及び第6部分表示領域PDA−5及びPDA−6内の各副画素SPixは、協働して、1個の有意な画像を表示する。同様に、第7及び第8部分表示領域PDA−7及びPDA−8内の各副画素SPixは、協働して、1個の有意な画像を表示する。
図24は、値REGが「4」である場合の、表示装置1Dの動作タイミングを示すタイミング図である。値REGが「4」である場合、制御部34bは、テーブルTBL4(図23参照)を参照する。
初期のタイミングt20において、カウンタ34aのカウンタ値は「0」である。従って、制御部34bは、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択するように、第1〜第8メモリ選択信号出力部33−1〜33−8を制御する。
第1〜第8メモリ選択信号出力部33−1〜33−8は、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8内の各副画素SPixの第1メモリ51を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1a〜第8aメモリ選択信号供給線L−1a〜L−8aに夫々出力する。
これにより、タイミングt20において、8個の有意な画像が、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8に表示される。
タイミングt20において、表示装置1Dが設置された棚上には、8個の商品A、B、C、D、XX、XY、YX及びYYが陳列されている。第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8には、各商品の値段が表示される。
第1部分表示領域PDA−1には、「A 198円」という商品Aの値段が表示される。第2部分表示領域PDA−2には、「B 198円」という商品Bの値段が表示される。第3部分表示領域PDA−3には、「C 198円」という商品Cの値段が表示される。第4部分表示領域PDA−4には、「D 198円」という商品Dの値段が表示される。
第5部分表示領域PDA−5には、「XX 298円」という商品XXの値段が表示される。第6部分表示領域PDA−6には、「XY 298円」という商品XYの値段が表示される。第7部分表示領域PDA−7には、「YX 298円」という商品YXの値段が表示される。第8部分表示領域PDA−8には、「YY 298円」という商品YYの値段が表示される。
次のタイミングt21において、カウンタ34aのカウンタ値は「1」である。従って、制御部34bは、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択するように、第1〜第8メモリ選択信号出力部33−1〜33−8を制御する。
第1〜第8メモリ選択信号出力部33−1〜33−8は、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8内の各副画素SPixの第2メモリ52を選択すべく、メモリ選択信号MSigを第1b〜第8bメモリ選択信号供給線L−1b〜L−8bに夫々出力する。
これにより、タイミングt21において、4個の有意な画像が、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8に表示される。
タイミングt21において、表示装置1Dが設置された棚上には、4個の商品ZW、ZX、ZY及びZZが陳列されている。第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8には、各商品の値段が表示される。
第1及び第2部分表示領域PDA−1及びPDA−2には、「ZW 498円」という商品ZWの値段が表示される。第3及び第4部分表示領域PDA−3及びPDA−4には、「ZX 498円」という商品ZXの値段が表示される。第5及び第6部分表示領域PDA−5及びPDA−6には、「ZY 498円」という商品ZYの値段が表示される。第7及び第8部分表示領域PDA−7及びPDA−8には、「ZZ 498円」という商品ZZの値段が表示される。
第1の実施形態の変形例1の表示装置1Dでは、第1のタイミングで、表示領域DAに、8個の有意な画像が表示される。つまり、第1〜第8部分表示領域PDA−1〜PDA−8内の各副画素SPixは、8個の有意な画像を表示する。
また、第1の実施形態の変形例1の表示装置1Dでは、第2のタイミングで、表示領域DAに、4個の有意な画像が表示される。つまり、第1及び第2部分表示領域PDA−1及びPDA−2内の各副画素SPixは、協働して、1個の有意な画像を表示する。同様に、第3及び第4部分表示領域PDA−3及びPDA−4内の各副画素SPixは、協働して、1個の有意な画像を表示する。同様に、第5及び第6部分表示領域PDA−5及びPDA−6内の各副画素SPixは、協働して、1個の有意な画像を表示する。同様に、第7及び第8部分表示領域PDA−7及びPDA−8内の各副画素SPixは、協働して、1個の有意な画像を表示する。
これにより、第1の実施形態の変形例1の表示装置1Dは、利用状態に応じて、表示する、有意な画像の数を変更することができる。これは、第1の実施形態の変形例1の表示装置1Dが電子棚札に利用される場合に、特に有効である。
<変形例2>
図25は、第1の実施形態の変形例2の表示装置のメモリ選択回路、分配回路及び副画素の接続関係を示す図である。
表示装置1Eの表示領域DAは、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4を含む。第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4は、X方向に配列されている。
表示装置1Eのメモリ選択信号分配回路8は、第1〜第4分配回路8−1〜8−4を含む。メモリ選択回路33は、第1〜第4メモリ選択信号供給線群L−1〜L−4を介して、第1〜第4分配回路8−1〜8−4に接続されている。
第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内の各列の3本のメモリ選択線の一端は、第1〜第4分配回路8−1〜8−4に夫々接続されている。また、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内の各列の3本のメモリ選択線は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内の各列に含まれる副画素SPixの各々の第1メモリ51から第3メモリ53までに電気的に夫々接続されている。
第1の実施形態の変形例2の表示装置1Eの動作は、上記と同様であるので、図示及び説明を省略する。
<変形例3>
図26は、第1の実施形態の変形例3の表示装置のメモリ選択回路、分配回路及び副画素の接続関係を示す図である。
表示装置1Fの表示領域DAは、第1〜第6部分表示領域PDA−1〜PDA−6を含む。第2部分表示領域PDA−2は、第1部分表示領域PDA−1のX方向側に隣接する。第3部分表示領域PDA−3は、第1部分表示領域PDA−1のY方向側に隣接する。第4部分表示領域PDA−4は、第2部分表示領域PDA−2のY方向側且つ第3部分表示領域PDA−3のX方向側に隣接する。第5部分表示領域PDA−5は、第3部分表示領域PDA−3のY方向側に隣接する。第6部分表示領域PDA−6は、第4部分表示領域PDA−4のY方向側且つ第5部分表示領域PDA−5のX方向側に隣接する。
第1〜第6部分表示領域PDA−1〜PDA−6の各々内の各列の3本のメモリ選択線の一端は、第1〜第6分配回路8−1〜8−6に夫々接続されている。また、第1〜第6部分表示領域PDA−1〜PDA−6の各々内の各列の3本のメモリ選択線は、第1〜第6部分表示領域PDA−1〜PDA−6の各々内の各列に含まれる副画素SPixの各々の第1メモリ51から第3メモリ53までに電気的に夫々接続されている。
第1の実施形態の変形例3の表示装置1Fの動作は、上記と同様であるので、図示及び説明を省略する。
<変形例4>
図27は、第1の実施形態の変形例4の表示装置のメモリ選択回路、分配回路及び副画素の接続関係を示す図である。
表示装置1Gの表示領域DAは、第1〜第6部分表示領域PDA−1〜PDA−6を含む。第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4は、X方向に配列されている。第5部分表示領域PDA−5は、第1及び第2部分表示領域PDA−1及びPDA−2のY方向側に隣接する。第6部分表示領域PDA−6は、第3及び第4部分表示領域PDA−3及びPDA−4のY方向側且つ第5部分表示領域PDA−5のX方向側に隣接する。
第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内の各列の3本のメモリ選択線の一端は、第1〜第4分配回路8−1〜8−4に夫々接続されている。また、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内の各列の3本のメモリ選択線は、第1〜第4部分表示領域PDA−1〜PDA−4の各々内の各列に含まれる副画素SPixの各々の第1メモリから第3メモリまでに電気的に夫々接続されている。
第5及び第6部分表示領域PDA−5〜PDA−6の各々内の各行の3本のメモリ選択線の一端は、第5及び第6分配回路8−5及び8−6に夫々接続されている。また、第5及び第6部分表示領域PDA−5及びPDA−6の各々内の各行の3本のメモリ選択線は、第5及び第6部分表示領域PDA−5及びPDA−6の各々内の各行に含まれる副画素SPixの各々の第1メモリ51から第3メモリ53までに電気的に夫々接続されている。
第1の実施形態の変形例4の表示装置1Gの動作は、上記と同様であるので、図示及び説明を省略する。
以上、本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明はこのような実施の形態に限定されるものではない。実施の形態で開示された内容はあくまで一例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で行われた適宜の変更についても、当然に本発明の技術的範囲に属する。上述した各実施形態及び各変形例の要旨を逸脱しない範囲で、構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。