JP6950926B2 - パレット - Google Patents

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Description

本発明は、ストレッチフィルムなどの包装資材を係止するための係止孔が側壁に形成されているパレットに関する。
特許文献1には、四方差しのパレットの一例が記載されている。こうしたパレットは、矩形状をなす一対のデッキボードと、同各デッキボードの周縁に沿って配置されている周壁とを備えている。このようなパレットのデッキボード上に載置された荷物をパレットとともに包装する際には、ストレッチフィルムなどの包装資材がパレットとともに荷物に巻き付けられることとなる。
特許文献1に記載のパレットには、上記周壁のうち、フォーク挿入孔の開口とコーナーとの間の部位、すなわち隅桁の外壁に、ストレッチフィルムを係止するための係止孔が設けられている。一対のデッキボードのうち、荷物が載置される側のデッキボードを上側デッキボードとした場合、係止孔は、ストレッチフィルムの結び目を挿入可能な挿入部と、挿入部の上側デッキボード側から延伸している延長部とを有している。延長部は、挿入部よりも幅狭となっている。そして、上側デッキボード上に載置された荷物をパレットとともに包装する際には、ストレッチフィルムの結び目が係止孔の挿入部を介してパレット内に収容される。続いて、この状態で当該結び目を上側デッキボード側に移動させることで、当該結び目を係止孔の延長部に係止させることができる。このように係止孔に当該結び目が係止されているストレッチフィルムをパレット及び荷物に巻き付けることで、荷物をパレットとともに包装することができる。
特開2009−12864号公報
荷物をパレットとともに包装する際に、パレットと荷物との緊締力を十分に確保したり、荷物の変形を抑制したりするためには、ストレッチフィルムなどの包装資材を係止孔に係止させたあとに、包装資材をパレットのコーナーに引っ掛ける必要がある。
しかしながら、包装資材で荷物をパレットとともに包装する際には、一部分が係止孔に係止されている包装資材には、上下方向における荷物側(上方側)に引っ張られるような力が付与される。その結果、当該力によってコーナーに包装資材が引っ掛かっている状態が解消されることがある。
すなわち、特許文献1に記載のパレットにあっては、包装部材がコーナーに引っ掛かっている状態を解消させにくくするという点で改善の余地がある。
上記課題を解決するためのパレットは、一対のデッキボードの周縁に沿って配置されているパレットの周壁は、フォーク挿入孔の開口とコーナーとの間に形成されている係止孔を有する第1の側壁部と、前記コーナーを介して前記第1の側壁部に接続されている第2の側壁部と、を備えている。前記係止孔は、包装資材を挿入可能な挿入部と、前記挿入部の前記コーナー側から延伸していて同挿入部よりも幅狭な延長部と、を有している。また、前記各デッキボードが並ぶ方向を規定方向とした場合、前記延長部は、前記挿入部から前記コーナーに向かうにつれて、前記規定方向における前記各デッキボードのうちの一方のデッキボード側に徐々に近づくように形成されている。また、前記周壁のうち、前記延長部の先端よりも前記規定方向における前記一方のデッキボード側には、前記第1の側壁部、前記コーナー及び前記第2の側壁部に跨る突条部が設けられている。そして、前記突条部は、傾斜部位を有している。前記傾斜部位は、前記第1の側壁部に設けられている前記傾斜部位の一端から前記傾斜部位の一端の反対側の端である前記傾斜部位の他端に向かうにつれて、前記規定方向における前記一方のデッキボード側に徐々に近づくように形成されている。
上記構成によれば、係止孔の延長部は、挿入部に接続されている端である基端からコーナー側の端である先端に向かうにつれて上記規定方向における上記一方のデッキボード側に徐々に近づくように形成されている。すなわち、挿入部を介してパレット内に収容された包装資材の一部分が係止される延長部が、コーナーに向けて伸びている。そのため、一部分が延長部に係止されている包装資材をコーナーに引っ掛けやすい。
また、係止孔を挟んだフォーク挿入孔の開口の反対側には、突条部が設けられている。この突条部は、第1の側壁部、コーナー及び第2の側壁部に跨っており、同突条部の傾斜部位は、傾斜部位の一端から傾斜部位の他端に向かうにつれ、すなわち係止孔から離れるにつれ、上記規定方向における上記一方のデッキボード側に徐々に近づくように構成されている。すなわち、傾斜部位の延伸方向は、一部分が延長部に係止されている包装資材をパレット及び荷物に巻き付け始めた際における同包装資材の巻き付け方向に近似することとなる。そのため、一部分が延長部に係止されている包装資材をコーナーに引っ掛けた際に、当該状態が解消されることを傾斜部位によって抑制することができる。
したがって、上記一方のデッキボード上に載置されている荷物及びパレットを包装資材で包装するときに、包装部材がコーナーに引っ掛かっている状態を解消させにくくすることができる。
また、上記パレットにおいて、前記突条部は、前記一方のデッキボードのデッキ面に沿う方向に伸びるように前記第2の側壁部に設けられており、且つ、前記傾斜部位の他端に接続されている水平部位を有することが好ましい。この構成によれば、突条部に水平部位を設けることによって、パレットに巻き付けられている包装資材が捲れ上がってしまうことを抑制できる。
また、前記突条部を第1の突条部とした場合、前記周壁のうち、前記第1の突条部よりも前記規定方向における前記各デッキボードのうちの他方のデッキボード側に、前記第1の側壁部、前記コーナー及び前記第2の側壁部に跨る第2の突条部を設けるようにしてもよい。この場合、前記第2の突条部の前記第1の側壁部に設けられている端を、前記係止孔の前記延長部の先端よりも前記規定方向における前記他方のデッキボード側に配置することが好ましい。この構成によれば、1つのコーナーに複数の突条部を設けることにより、パレットに巻き付けられている包装資材の捲れ上がりの抑制効果を高めることができる。
また、前記第2の突条部は、第2の傾斜部位を有している。前記第2の傾斜部位は、前記第1の側壁部に設けられている前記第2の傾斜部位の一端から前記第2の傾斜部位の一端の反対側の端である前記第2の傾斜部位の他端に向かうにつれて、前記規定方向における前記一方のデッキボード側に徐々に近づくように形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、1つのコーナーに対して複数の傾斜部位を設けることができる。このように1つのコーナーに対して複数の傾斜部位を設けることにより、一部分が延長部に係止されている包装資材を同コーナーに引っ掛けた際に、包装資材が同コーナーに引っ掛かっている状態が解消されることの抑制効果を高めることができる。
上記構成のパレットによれば、デッキボード上に載置されている荷物及びパレットを包装資材で包装するときに、包装部材がコーナーに引っ掛かっている状態を解消させにくくすることができる。
パレットの一実施形態を示す斜視図。 同パレットの一部分を拡大した斜視図。 同パレットの一部分を拡大した側面図。 同パレットにおいて、各突条部の形状を示す模式図。 係止孔を介して同パレット内にストレッチフィルムの結び目が収容される様子を示す作用図。 コーナーにストレッチフィルムが引っ掛けられている様子を示す作用図。 同パレットが複数並んで配置されている様子を示す側面図。 別の実施形態のパレットにおいて、各突条部の形状を示す模式図。 別の実施形態のパレットにおいて、各突条部の形状を示す模式図。 別の実施形態のパレットに示す平面図。
以下、パレットの一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のパレット10は、四方差しのパレットであり、平面視略四角形状をなす一対のデッキボード11,12と、両デッキボード11,12を連結する複数の桁とを備えている。複数の桁として、図示しない中央桁と、4つの隅桁13と、4つの中間桁14とを有している。中央桁は、第1のデッキボード11の中央部分と第2のデッキボード12の中央部分とを連結している。隅桁13は、第1のデッキボード11の隅と第2のデッキボード12の隅とを連結している。中間桁14は、隅桁13よりも中央側に配置されているとともに、第1のデッキボード11の辺と第2のデッキボード12の辺とを連結している。すなわち、各隅桁13の外側壁131と、各中間桁14の外側壁141とによって、一対のデッキボード11,12の周縁に沿って配置されているパレット10の周壁20が構成されている。
パレット10の周壁20は、第1のデッキボード11のデッキ面111に沿う方向に伸びている4つの側壁21と、側壁21の端同士を接続している4つのコーナー22とを有している。各側壁21には、一対のフォーク挿入孔15の開口151がそれぞれ形成されている。
また、図1及び図2に示すように、各隅桁13の外側壁131、すなわち側壁21のうちの開口151よりもコーナー22側には、ストレッチフィルムなどの包装資材の一部分を係止するための係止孔30がそれぞれ形成されている。すなわち、側壁21のうち、開口151とコーナー22との間に位置しており、且つ、係止孔30が形成されている部分を、第1の側壁部211という。そして、側壁21のうち、コーナー22を介して第1の側壁部211に接続されている部分を、第2の側壁部212という。つまり、側壁21の一端部が第1の側壁部211であり、側壁21の他端部が第2の側壁部212である。
図2及び図3に示すように、係止孔30には、ストレッチフィルムの結び目などのような包装資材の一部分を挿入可能な挿入部31と、挿入部31のコーナー22側(図3では左側)から延伸している延長部32とが設けられている。各デッキボード11,12が並ぶ方向を規定方向Z(図3における上下方向)というものとする。この場合、延長部32は、挿入部31からコーナー22に向かうにつれて、規定方向Zにおける第1のデッキボード11側に徐々に近づくように形成されている。すなわち、延長部32の延伸方向は、第1の側壁部211の延伸方向に対して傾斜している。
なお、本実施形態では、挿入部31は円孔である。そして、第1の側壁部211に沿う方向のうちの延長部32の中心軸線Lと直交する方向における延長部32の長さを延長部32の幅とした場合、延長部32の幅寸法は、挿入部31の直径寸法よりも小さい。また、延長部32は、挿入部31に接続されている端である基端からコーナー22側の端である先端32aに向かうにつれて徐々に幅狭となるように構成されている。また、第1の側壁部211には、係止孔30の周縁に沿って形成されている環状の肉厚部33が設けられている。
図3及び図4に示すように、パレット10の周壁20には、係止孔30を挟んだ開口151の反対側に一対の突条部35,36が設けられている。各突条部35,36のうち、図中上側である規定方向Zにおける第1のデッキボード11側に位置する突条部を第1の突条部35といい、図中下側である規定方向Zにおける第2のデッキボード12側に位置する突条部を第2の突条部36というものとする。各突条部35,36は、第1の側壁部211、コーナー22、及び、第2の側壁部212に跨るようにそれぞれ構成されている。
図4に示すように、第1の突条部35は、係止孔30の延長部32の先端32aよりも規定方向における第1のデッキボード11側(すなわち、図中上側)に配置されている。この第1の突条部35は、第1の側壁部211に設けられている第1端351aから第1端351aの反対側の端である第2端351bに向かうにつれて、規定方向Zにおける第1のデッキボード11側に徐々に近づくように形成されている傾斜部位351と、傾斜部位351の第2端351bに接続されている水平部位352とを有している。傾斜部位351の延伸方向は、係止孔30の延長部32の延伸方向と同じである。そして、傾斜部位351の第2端351bは、第2の側壁部212とコーナー22との境界に配置されている。水平部位352は、第2の側壁部212に設けられているとともに、第1のデッキボード11のデッキ面111に沿う方向に伸びている。
図4に示すように、第2の突条部36は、第1の突条部35と平行となるように構成されている。すなわち、第2の突条部36は、第1の側壁部211に設けられている第1端361aから第1端361aの反対側の端である第2端361bに向かうにつれて、規定方向Zにおける第1のデッキボード11側に徐々に近づくように形成されている傾斜部位361と、傾斜部位361の第2端361bに接続されている水平部位362とを有している。傾斜部位361の第1端361aは、係止孔30の延長部32の先端32aよりも規定方向Zにおける第2のデッキボード12側(すなわち、図中下側)に配置されている。そして、傾斜部位361の第2端361bは、第2の側壁部212とコーナー22との境界に配置されている。水平部位362は、第2の側壁部212に設けられているとともに、第1のデッキボード11のデッキ面111に沿う方向に伸びている。
ちなみに、図1及び図2に示すように、各デッキボード11,12の周縁には、環状をなす鍔部112,122がそれぞれ設けられている。そして、図3に示すように、各突条部35,36の突出量は、各デッキボード11,12の鍔部112,122の突出量と同等である、又は、鍔部112,122の突出量よりも僅かに少ない。同様に、係止孔30の周縁に設けられている肉厚部33の突出量もまた、各デッキボード11,12の鍔部112,122の突出量と同等である、又は、鍔部112,122の突出量よりも僅かに少ない。
次に、図5〜図7を参照し、包装資材の一例であるストレッチフィルム50によって、第1のデッキボード11のデッキ面111上に載置されている荷物100をパレット10とともに梱包する際の作用を効果とともに説明する。
第1のデッキボード11のデッキ面111に載置されている荷物100をパレット10とともに包装する際、まずはじめに、図5に示すように、ストレッチフィルム50の結び目51が、係止孔30の挿入部31を介してパレット10内に収容される。そして、ストレッチフィルム50がコーナー22側に引っ張られると、図5の白抜き矢印で示す方向に結び目51が変位する。すると、挿入部31よりもコーナー22側に位置する延長部32で結び目51が係止される。この状態でストレッチフィルム50がコーナー22に引っ掛けられる。なお、延長部32は先端に向かうにつれて幅狭となるように構成されているため、ストレッチフィルム50の結び目51を延長部32に係止させやすくなっている。
本実施形態では、延長部32が、挿入部31からコーナー22側に延伸している。そのため、結び目51が係止孔30に係止されているストレッチフィルム50をコーナー22に引っ掛けやすい。
また、コーナー22周辺には、複数の突条部35,36が設けられている。これら各突条部35,36は、第1の側壁部211及びコーナー22に跨っている傾斜部位351,361をそれぞれ有している。そして、これら傾斜部位351,361は、係止孔30から離れるにつれ、荷物100が載置されている第1のデッキボード11側に徐々に近づくように延伸している。このような傾斜部位351,361の延伸方向は、図6に示すように、結び目51が係止孔30に係止されているストレッチフィルム50をパレット10及び荷物100に巻き付け始めた際におけるストレッチフィルム50の巻き付け方向に近似している。そのため、係止孔30に係止されているストレッチフィルム50をコーナー22に引っ掛けた際に、ストレッチフィルム50がコーナー22に引っ掛かっている状態が解消されることを、傾斜部位351,361によって抑制することができる。したがって、荷物100及びパレット10をストレッチフィルム50で包装するときに、ストレッチフィルム50がコーナー22に引っ掛かっている状態を解消させにくくすることができる。
本実施形態では、1つのコーナー22に対して2つの傾斜部位351,361が設けられている。そのため、1つのコーナー22に対して1つの傾斜部位351のみが設けられている場合、すなわち第2の突条部36が設けられていない場合と比較し、ストレッチフィルム50がコーナー22に引っ掛かっている状態の解消の抑制効果を高めることができる。
なお、ストレッチフィルム50で荷物100及びパレット10を包装する際、パレット10にはストレッチフィルム50が何重にも巻き付けられることとなる。このとき、各突条部35,36が水平部位352,362を有していない場合、荷物100及びパレット10を包装しているストレッチフィルム50のうち、パレット10に巻き付けられている部分が捲れ上がってしまうおそれがある。特に、パレット10にストレッチフィルム50が巻き付けられている状態で、フォーク挿入孔15にフォークリフトなどのフォークが挿入されてパレット10が持ち上げられた場合、ストレッチフィルム50に対して第1のデッキボード11側(すなわち、上方)への力が加わる。その結果、パレット10に巻き付けられているストレッチフィルム50が捲れ上がりやすい。
この点、本実施形態のパレット10の各突条部35,36には、傾斜部位351,361に接続されている水平部位352,362がそれぞれ設けられている。そのため、パレット10に巻き付けられているストレッチフィルム50を捲れ上がりにくくすることができる。
ここで、荷物100とともにストレッチフィルム50によって包装されているパレット10が並べられることがある。この場合、図7に示すように、互いに隣り合う各パレット10(10A,10B)のうち、図中右側に配置されている第1のパレット10Aの第2の側壁部212と、図中左側に配置されている第2のパレット10Bの第1の側壁部211とが対向し合うこととなる。本実施形態では、各突条部35,36の第1の側壁部211に設けられている部分と、各突条部35,36の第2の側壁部212に設けられている部分とでは、規定方向Zにおける位置が互いに相違している。そのため、第1のパレット10Aの突条部35,36と、第2のパレット10Bの突条部35,36とが互いに接触することを回避できる。すなわち、第1のパレット10Aの突条部35,36の先端に接触しているストレッチフィルム50が、第2のパレット10Bの突条部35,36の先端に接触しているストレッチフィルム50に接触しない。その結果、各パレット10を並べて配置した際に、ストレッチフィルム50が破損してしまうことを抑制できる。
また、荷物100及びパレット10をストレッチフィルム50で包装している場合、第1の側壁部211のうち、係止孔30の近傍には、大きな負荷が入力されることがある。本実施形態では、第1の側壁部211に係止孔30の周縁に沿って肉厚部33を設けることで、第1の側壁部211の剛性を高めている。その結果、結び目51を係止孔30に係止させていることに起因する負荷が入力されているときにおける第1の側壁部211の変形を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態のパレット10には、4つの側壁21の全てに係止孔30が形成されている。しかし、パレット10にあっては、4つの側壁21のうちの一部の側壁21には係止孔30が形成されているのであれば、残りの側壁21には係止孔30が設けられていなくてもよい。
・突条部35,36は、図8に示すように、第2の側壁部212に設けられている水平部位352,362と、第1の側壁部211に設けられている他の水平部位353,363との双方を有する構成であってもよい。この場合、第2の突条部36の他の水平部位363を、第1の突条部35の他の水平部位353よりも短くしてもよい。
なお、突条部35,36は、他の水平部位353,363を有しているのであれば、水平部位352,362を有していない構成であってもよい。
・突条部35,36は、傾斜部位351,361を有しているのであれば、水平部位352,362を有していなくてもよい。この場合、側壁21の延伸方向に伸びる別の突条部を、側壁21に対して突条部35,36とは別に設けてもよい。
・上記実施形態のパレット10では、第2の突条部36は、第1の突条部35と平行となるように構成されている。しかし、第2の突条部は、第1の側壁部、コーナー22及び第2の側壁部212に跨っているのであれば、第1の突条部35とは平行でなくてもよい。例えば、図9に示すように、第2の突条部36Aは、その全体が第1のデッキボード11のデッキ面111に沿う方向に延伸する構成であってもよい。
・第2の突条部36を省略してもよい。
・第1の突条部35は、その第2端351bが第2の側壁部212に設けられている構成であってもよい。この場合、第2の突条部36もまた、その第2端361bが第2の側壁部212に設けられている構成であってもよい。
・図10に示すように、一つの側壁21に対して2つの係止孔30,30Bを設けてもよい。この場合、側壁21のうち、一対のフォーク挿入孔の開口151よりも外側の各々に、係止孔30,30Bが設けられることとなる。つまり、側壁21の両端部が、第1の側壁部211,211Bとしてそれぞれ機能することとなる。この場合、パレット10の周壁20には、係止孔30に対応する突条部35,36と、係止孔30Bに対応する突条部35B,36Bをそれぞれ設けることが好ましい。
・パレット10を構成する一対のデッキボード11,12は、平面視多角形状をなすボードであれば、平面視四角形状以外の他の任意の形状であってもよい。この場合であっても、パレット10の周壁を、第1の側壁部と、コーナーを介して第1の側壁部に接続されている第2の側壁部を有する構成とすることができる。
・パレット10は、二方差しのパレットであってもよい。
次に、上記実施形態及び別の実施形態から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記延長部は、先端に向かうにつれて幅狭となるように形成されていることが好ましい。この構成によれば、包装資材の一部分を延長部によって係止しやすくなる。
(ロ)前記第2の突条部は、前記第1の突条部と平行となるように形成されていることが好ましい。
(ハ)前記第1の側壁部には、前記係止孔の周縁に沿う環状の肉厚部が設けられていることが好ましい。この構成によれば、包装資材の一部分を延長部に係止させた状態で当該包装資材をパレット及び荷物に巻き付ける際に第1の側壁部に加わる荷重によって、同第1の側壁部が破損してしまうことを抑制できる。
10,10A,10B…パレット、11…第1のデッキボード、111…デッキ面、12…第2のデッキボード、20…周壁、211,211B…第1の側壁部、212…第2の側壁部、22…コーナー、15…フォーク挿入孔、151…開口、30,30B…係止孔、31…挿入部、32…延長部、33…肉厚部、35,35B,36,36A,36B…突条部、351,361…傾斜部位、351a,361a…第1端、351b,361b…第2端、352,363…水平部位、50…包装資材の一例であるストレッチフィルム、Z…規定方向。

Claims (4)

  1. 一対のデッキボードの周縁に沿って配置されているパレットの周壁は、フォーク挿入孔の開口とコーナーとの間に形成されている係止孔を有する第1の側壁部と、前記コーナーを介して前記第1の側壁部に接続されている第2の側壁部と、を備え、
    前記係止孔は、包装資材を挿入可能な挿入部と、前記挿入部の前記コーナー側から延伸していて同挿入部よりも幅狭な延長部と、を有し、
    前記各デッキボードが並ぶ方向を規定方向とした場合、前記延長部は、前記挿入部から前記コーナーに向かうにつれて、前記規定方向における前記各デッキボードのうちの一方のデッキボード側に徐々に近づくように形成され、
    前記周壁のうち、前記延長部の先端よりも前記規定方向における前記一方のデッキボード側には、前記第1の側壁部、前記コーナー及び前記第2の側壁部に跨る突条部が設けられ、
    前記突条部は、傾斜部位を有し、
    前記傾斜部位は、前記第1の側壁部に設けられている前記傾斜部位の一端から前記傾斜部位の一端の反対側の端である前記傾斜部位の他端に向かうにつれて、前記規定方向における前記一方のデッキボード側に徐々に近づくように形成されてい
    パレット。
  2. 前記突条部は、前記一方のデッキボードのデッキ面に沿う方向に伸びるように前記第2の側壁部に設けられており、且つ、前記傾斜部位の他端に接続されている水平部位を有する
    請求項1に記載のパレット。
  3. 前記突条部を第1の突条部とした場合、
    前記周壁のうち、前記第1の突条部よりも前記規定方向における前記各デッキボードのうちの他方のデッキボード側には、前記第1の側壁部、前記コーナー及び前記第2の側壁部に跨る第2の突条部が設けられており、
    前記第2の突条部の前記第1の側壁部に設けられている端は、前記係止孔の前記延長部の先端よりも前記規定方向における前記他方のデッキボード側に位置している
    請求項1又は請求項2に記載のパレット。
  4. 前記第2の突条部は、第2の傾斜部位を有し、
    前記第2の傾斜部位は、前記第1の側壁部に設けられている前記第2の傾斜部位の一端から前記第2の傾斜部位の一端の反対側の端である前記第2の傾斜部位の他端に向かうにつれて、前記規定方向における前記一方のデッキボード側に徐々に近づくように形成されてい
    請求項3に記載のパレット。
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