JP6949559B2 - 基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板処理方法に関する。
従来から、例えばドライエッチング法又はウェットエッチング法により表面に凸状パターンが形成された基板に、処理液を供給し、その後、処理液が付着した基板を乾燥させる技術が存在する。
しかしながら、このような基板に付着した処理液を乾燥する際、基板表面に形成された凸状パターンの間で処理液の表面張力が作用し、隣接する凸状パターン同士が引っ張られて倒壊してしまうおそれがある。このような凸状パターンの倒壊を抑制するため、凸状パターンの倒壊を抑制する様々な乾燥技術が知られている。具体的には、このような乾燥技術として、IPA乾燥技術、撥水化乾燥技術、超臨界乾燥技術などが知られている(特許文献1〜3参照)。
特許第4732918号公報 特許第4455669号公報 特許第5293459号公報
しかしながら、従来、上述したそれぞれの乾燥技術がどの程度微細な凸状パターンの倒壊を防ぐために有効であるのかは、実際に基板を処理液によって液処理したうえで乾燥処理し、凸状パターンの倒壊を観察するしか手段が存在しなかった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、実際に基板を乾燥処理する前に、基板に形成された凸状パターンが倒壊する可能性を予測することが可能な、基板処理方法を提供する。
本発明の一態様は、凸状パターンを有する基板を準備する工程と、前記基板の前記凸状パターンの倒壊しやすさの指標であるパターン倒壊発生指標を求める工程と、前記パターン倒壊発生指標に基づいて、複数の基板乾燥技術の中から特定の基板乾燥技術を選択する工程とを備えた、基板処理方法に関する。
本発明の一態様は、凸状パターンを有する基板を作製する工程と、前記基板の前記凸状パターンの倒壊しやすさの指標であるパターン倒壊発生指標を求める工程と、前記パターン倒壊発生指標に基づいて、前記基板を作製する工程における処理内容を調整する工程とを備えた、基板処理方法に関する。
本発明によれば、実際に基板を処理しなくても、基板に形成された凸状パターンが倒壊する可能性を予測することができるので、基板の凸状パターンの倒壊をより確実に回避することができる。
図1は、一実施形態に係る基板処理システム(基板処理装置)の概略構成を示す平面図である。 図2は、図1に示す処理ユニットの概略構成を示す側断面図である。 図3は、処理ユニットの処理流体供給部の概略構成を示す図である。 図4は、超臨界乾燥処理ユニットの概略構成を示す図である。 図5は、ウエハを示す概略断面図である。 図6は、一実施形態に係る基板処理方法を示すフロー図である。 図7(a)−(d)は、一実施形態に係る基板処理方法を示す図である。 図8(a)−(d)は、一実施形態に係る基板処理方法を示す図である。 図9(a)(b)は、一実施形態に係る基板処理方法を示す図である。 図10(a)−(c)は、ウエハの凸状パターンを示す概略図である。 図11(a)は、凸状パターンのアスペクト比とパターン崩壊率との関係を示す散布図であり、図11(b)は、凸状パターンのγpc値とパターン崩壊率との関係を示す散布図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面に示されている構成には、図示と理解のしやすさの便宜上、サイズ及び縮尺等が実物のそれらから変更されている部分が含まれうる。
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚のウエハWを水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウエハWを保持する基板保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、基板保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウエハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウエハWを保持する基板保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、基板保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウエハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウエハWに対して所定の基板処理を行う。
また、基板処理システム1は、制御装置4を備える。制御装置4は、たとえばコンピュータであり、制御部18と記憶部19とを備える。記憶部19には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部18は、記憶部19に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置4の記憶部19にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
上記のように構成された基板処理システム1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウエハWを取り出し、取り出したウエハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウエハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウエハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウエハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
本実施形態において、複数の処理ユニット16のうちの一部は、ウエハWを超臨界乾燥処理する超臨界乾燥ユニット16Aからなっている。なお、図1において、便宜上、超臨界乾燥ユニット16Aを1つだけ示しているが、超臨界乾燥ユニット16Aの数は任意の数とすることができる。
[処理ユニット]
次に、処理ユニット16の概略構成について図2を参照して説明する。図2は、処理ユニット16の概略構成を示す図である。
図2に示すように、処理ユニット16は、チャンバ20と、基板保持機構30と、処理流体供給部40と、回収カップ50とを備える。
チャンバ20は、基板保持機構30と処理流体供給部40と回収カップ50とを収容する。チャンバ20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、チャンバ20内にダウンフローを形成する。
基板保持機構30は、保持部31と、支柱部32と、駆動部33とを備える。保持部31は、ウエハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部33によって回転可能に支持され、先端部において保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させる。かかる基板保持機構30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された保持部31を回転させ、これにより、保持部31に保持されたウエハWを回転させる。
処理流体供給部40は、ウエハWに対して処理流体を供給する。処理流体供給部40は、処理流体供給源70に接続される。
回収カップ50は、保持部31を取り囲むように配置され、保持部31の回転によってウエハWから飛散する処理液を捕集する。回収カップ50の底部には、排液口51が形成されており、回収カップ50によって捕集された処理液は、かかる排液口51から処理ユニット16の外部へ排出される。また、回収カップ50の底部には、FFU21から供給される気体を処理ユニット16の外部へ排出する排気口52が形成される。
本実施形態において、処理ユニット16は、液体乾燥処理と撥水化乾燥処理とを行うユニットである。この処理ユニット16の処理流体供給部40は、アーム45と、アーム45にそれぞれ設けられた、薬液ノズル41、リンスノズル42、乾燥用液体ノズル43、および撥水処理液ノズル44を含んでいる(図3参照)。
このうち薬液ノズル41は、例えばDHF(希フッ酸)、SPM(硫酸過水)、SC1(アンモニア過水)等の薬液を吐出するノズルである。リンスノズル42は、例えばDIW(純水)等のリンス液を吐出するノズルである。また乾燥用液体ノズル43は、例えばIPA(イソプロピルアルコール)等の乾燥用液体を吐出するノズルである。さらに撥水処理液ノズル44は、例えばジメチルアミノトリメチルシラン(TMSDMA)、ジメチル(ジメチルアミノ)シラン(DMSDMA)、1,1,3,3−テトラメチルジシラン(TMDS)、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)などのシリル化剤や、フッ素ポリマー薬液や、界面活性剤などを含む薬液等の乾燥用液体を吐出するノズルである。
[超臨界乾燥ユニット]
次に、超臨界乾燥ユニット16Aの概略構成について、図4を参照して説明する。図4は、超臨界乾燥ユニット16Aの概略構成を示す図である。
図4に示すように、超臨界乾燥ユニット16Aは、処理容器53と、処理対象のウエハWを横向きに保持する保持部材54と、ウエハWを処理容器53内に搬入したとき処理容器53を密閉する蓋部材55とを備える。
処理容器53には、供給ポート56及び排出ポート57が設けられている。供給ポート56及び排出ポート57は、それぞれ、処理容器53の上流側及び下流側に設けられる処理流体を流通させるための供給ラインに接続されている。そして供給ポート56からは、処理容器53内に超臨界状態の処理流体(例えば二酸化炭素等)が供給され、排出ポート57からは、超臨界状態の処理流体が処理容器53の外方へ排出される。
[基板処理方法]
次に、本実施形態による基板処理方法について、図5乃至図9を参照して説明する。
[基板準備]
はじめに、凸状パターン25を有するウエハWを準備する(図6のステップS1)。このウエハWは、図5に示すように、基部24と、基部24に設けられた凸状パターン25を有している。このうち凸状パターン25は、複数の凸状部26は、基部24から突出している。
凸状パターン25を有するウエハWは、例えばドライエッチング法又はウェットエッチング法によって凸状パターン25が形成されたシリコンウエハである。なお、レジスト膜は既にドライプロセスであるアッシングにより除去されている。このウエハWの表面には、ドライエッチングする際に生じたポリマーが付着している。このポリマーを除去するため、DHF(希フッ酸)等の薬液が使用される。
[パターン倒壊発生指標の算出]
次に、上記ウエハWの凸状パターン25の倒壊しやすさの指標であるパターン倒壊発生指標を求める(図6のステップS2)。すなわちパターン倒壊発生指標は、その値によって凸状パターン25が倒壊しやすいかを定量的に予測することが可能な指標である。このようなパターン倒壊発生指標としては、例えば以下のγpc値を用いることができる。
Figure 0006949559
上記式中、Aは、凸状パターン25の形状(例えばライン状、柱状等)によって一義的に定まる係数であり、Eは、凸状パターン25のヤング率であり、Sは、隣接する凸状部26同士のスペース幅であり、tは、凸状部26の線幅であり、Lは、凸状部26のパターン高さである。このうち、A、EはウエハWに応じて既知の値である。また、S、t、Lは、後述するように測定装置によって測定することによって求められる値である。
一般に、このγpc値が低いほど、ウエハWの凸状パターン25が倒壊しやすく、γpc値が高いほど、ウエハWの凸状パターン25が倒壊しにくいと考えられる。なお、このγpc値の詳細については、後述する。
このようにしてパターン倒壊発生指標を求める場合、例えばドライエッチングされたウエハWの特性を計測する作業を行う。パターン倒壊発生指標としてγpc値を用いる場合には、ウエハWを測定することにより、ウエハWの特性として、凸状パターン25の線幅、スペース幅、パターン高さ、材質、形状等のパターン情報を得る。このうち凸状パターン25の線幅、スペース幅、パターン高さを計測する場合、例えば、OCD(光学式寸法測定器、Optical Critical Dimension)測定装置等の測定装置を用いて、これらの値を測定することができる。そして、このようにして計測されたウエハWの特性に基づき、所定の演算(例えば上記式)を行うことにより、パターン倒壊発生指標(例えばγpc値)を求めることができる。
[ウエハ乾燥技術の選択]
次に、上述したパターン倒壊発生指標(例えばγpc値)に基づいて、複数のウエハ乾燥技術の中から特定のウエハ乾燥技術を選択する(図6のステップS3)。ここで、特定のウエハ乾燥技術としては、例えばIPA乾燥技術、撥水化乾燥技術及び超臨界乾燥技術等、乾燥媒体が異なる乾燥技術が挙げられる。本実施形態においては、特定のウエハ乾燥技術として、IPA乾燥技術、撥水化乾燥技術及び超臨界乾燥技術のうちいずれかの乾燥技術が選択される場合を例にとって説明する。しかしながら、本実施形態においては、特定のウエハ乾燥技術を選択する場合、同一乾燥媒体を用いた乾燥手法(例えばIPA乾燥技術)であっても、異なる処理内容(処理レシピ、処理装置等)を用いている場合、異なるウエハ乾燥技術であるとする。
ところで、上述した複数の基板乾燥技術とパターン倒壊発生指標とは、予め関連づけられている。すなわち、ウエハWから得られたパターン倒壊発生指標の範囲等に応じて、複数の基板乾燥技術からいずれかの基板乾燥技術を選択するように定められている。具体的には、パターン倒壊発生指標(例えばγpc値)が第1の範囲(例えばγpc値>10)である場合は、第1の乾燥技術(例えばIPA乾燥技術)が選択され、パターン倒壊発生指標が第2の範囲(例えばγpc値≦10)である場合は、第2の乾燥技術(例えば撥水化乾燥技術)が選択され、パターン倒壊発生指標が第3の範囲(例えばγpc値≦5)である場合は、第3の乾燥技術(例えば超臨界乾燥技術)が選択される。このように、パターン倒壊発生指標(γpc値)を用いることにより、複数のウエハ乾燥技術の各々の乾燥性能を客観的に現すことができる。
続いて、ウエハWに対して実際の処理を行う。なお、以下の処理は、実際にパターン倒壊発生指標を求めたウエハW(サンプルウエハ)に対して行っても良く、あるいは、サンプルウエハと同一の構成(形状、材料等)からなる、サンプルウエハとは別のウエハWに対して行っても良い。
[基板搬入]
まず、ウエハWが基板搬送装置17により処理ユニット16内に搬入され、基板保持機構30により保持される(図6のステップS4)。次に、駆動部33を動作させることによりウエハWが回転を開始する。ウエハWは、後述の乾燥処理が終了するまで、ずっと回転し続ける。
[薬液処理]
次に、ウエハWの中心部の真上に薬液ノズル41が位置し、薬液ノズル41からウエハWの表面の中心部にDHF等の薬液が所定時間にわたって供給される(図6のステップS5)(図7(a)参照)。供給された薬液は遠心力により広がり、ウエハWの外方に向けて流れる。このとき、ウエハWの表面の全域は薬液の液膜により覆われる。ウエハWの表面に存在する不要なポリマー等の膜が、薬液により除去される。
[リンス処理]
続いて、薬液の供給を停止するとともに、ウエハWの中心部の真上にリンスノズル42が位置し、リンスノズル42からウエハWの表面の中心部にDIW等のリンス液が所定時間にわたって供給される(図6のステップS6)(図7(b)参照)。供給されたリンス液は遠心力により広がり、ウエハWの外方に向けて流れる。このとき、ウエハWの表面の全域はリンス液の液膜により覆われる。これによりウエハWの表面上に残存する薬液(DHF)および薬液処理時の反応生成物が、リンス液により洗い流されてウエハW表面から除去される。その後、リンス液の供給を停止する。
[選択された乾燥処理]
リンス処理が終了したら、選択された乾燥処理を実行する(図6のステップS7)。以下の乾燥処理は、上述したパターン倒壊発生指標(例えばγpc値)に基づいて選択されたウエハ乾燥技術に応じて異なる工程をとる。
[IPA乾燥処理]
はじめに、ウエハ乾燥技術としてIPA乾燥処理が選択された場合について説明する。
この場合、まずリンス処理が終了したウエハWの中心部の真上に乾燥用液体ノズル43が位置する。続いて、乾燥用液体ノズル43からウエハWの表面の中心部にIPA等の乾燥用液体が、ウエハWの表面全域に乾燥用液体の液膜を形成するのに十分な流量で供給される(図7(c)参照)。供給された乾燥用液体は遠心力により広がりウエハWの外方に向けて流れる(IPAスピン乾燥)。このとき、ウエハWの表面の全域は乾燥用液体の液膜により覆われる。これによりウエハWの表面上に残存するリンス液が、乾燥用液体に置換されてゆく。なお、このとき、乾燥用液体ノズル43を、ウエハWの中心部とウエハWの周縁部とで移動(スキャン)させても良い(IPAスキャン乾燥)。
ところで、このようにして乾燥処理が進展していくのに伴い、液体と気体との界面がウエハW上に生じる。この場合、ウエハWの凸状パターン25同士が、これらの間隙に発生する負圧によって引き寄せられて倒壊するおそれがある。この凸状パターン25の間隙に発生する負圧の大きさは、液体の表面張力に依存し、液体の表面張力が大きいほど大きくなる。したがって、リンス液によって濡れたウエハWの表面を、リンス液よりも表面張力の小さな流体である乾燥用液体を用いて乾燥させることにより、凸状パターン25の倒壊を抑えることができる。
その後、ウエハWを高速で回転させることにより乾燥用液体を振り切るか、あるいはウエハW上の乾燥用液体を蒸発させて乾燥用液体を除去することにより、ウエハWを乾燥させる(図7(d)参照)。この乾燥処理が終了したら、ウエハWの回転を停止する。これによりウエハWに対する一連の処理が終了したことになる。その後、ウエハWが基板搬送装置17により処理ユニット16から搬出される。
[撥水化乾燥処理]
次に、ウエハ乾燥技術として撥水化乾燥処理が選択された場合について説明する。
この場合、まずリンス処理(図7(b)参照)が終了したウエハWの中心部の真上に乾燥用液体ノズル43が位置する。続いて、乾燥用液体ノズル43からウエハWの表面の中心部にIPA等の乾燥用液体が、ウエハWの表面全域に乾燥用液体の液膜を形成するのに十分な流量で供給される(図8(a)参照)。供給された乾燥用液体は遠心力により広がりウエハWの外方に向けて流れる。このとき、ウエハWの表面の全域は乾燥用液体の液膜により覆われる。これによりウエハWの表面上に残存するリンス液が、乾燥用液体に置換されてゆく。
次に、ウエハWの中心部の真上に撥水処理液ノズル44が位置する。続いて、撥水処理液ノズル44からウエハWの表面の中心部にシリル化剤等の撥水処理液が、ウエハWの表面全域に供給される(図8(b)参照)。供給された撥水処理液は遠心力により広がりウエハWの外方に向けて流れる。このとき、ウエハWの表面の全域は撥水処理液の液膜により覆われる。これによりウエハWの表面が、撥水化される。
このように、ウエハWの凸状パターン25が撥水処理液により撥水化されるので、凸状パターン25の凸状部26間に働く表面張力を小さくすることができ、凸状パターン25が倒壊することを抑制することができる。
次に、再びウエハWの中心部の真上に乾燥用液体ノズル43が位置し、乾燥用液体ノズル43からウエハWの表面の中心部にIPA等の乾燥用液体が供給される(図8(c)参照)。供給された乾燥用液体は遠心力により広がりウエハWの外方に向けて流れる。このとき、ウエハWの表面の全域は乾燥用液体の液膜により覆われる。これによりウエハWの表面上に残存する撥水処理液が、乾燥用液体に置換されてゆく。
その後、ウエハWを高速で回転させることにより乾燥用液体を振り切るか、あるいはウエハW上の乾燥用液体を蒸発させて乾燥用液体を除去することにより、ウエハWを乾燥させる(図8(d)参照)。この乾燥処理が終了したら、ウエハWの回転を停止する。これによりウエハWに対する一連の処理が終了したことになる。その後、ウエハWが基板搬送装置17により処理ユニット16から搬出される。
[超臨界乾燥処理]
次に、ウエハ乾燥技術として超臨界乾燥処理が選択された場合について説明する。
この場合、まずリンス処理(図7(b)参照)が終了したウエハWの中心部の真上に乾燥用液体ノズル43が位置する。続いて、乾燥用液体ノズル43からウエハWの表面の中心部にIPA等の乾燥用液体が、ウエハWの表面全域に乾燥用液体の液膜を形成するのに十分な流量で供給される(図9(a)参照)。供給された乾燥用液体は遠心力により広がりウエハWの外方に向けて流れる。このとき、ウエハWの表面の全域は乾燥用液体の液膜により覆われる。これによりウエハWの表面上に残存するリンス液が、乾燥用液体に置換されてゆく。
続いて、ウエハWは、この状態のまま処理ユニット16から搬出され、超臨界乾燥ユニット16Aへ搬送される。
次いで、ウエハWは、保持部材54に載置されるとともに処理容器53内に収容され、処理容器53が蓋部材55により密閉される。続いて、ウエハW表面に液盛りされた乾燥用液体が乾燥してしまう前に、供給ポート56を介して処理容器53の内部に高圧の超臨界流体を供給する(図9(b)参照)。これにより、処理容器53の内部の圧力を昇圧する。
一方、処理容器53内では、当該処理容器53内に供給された超臨界流体がウエハWに液盛りされたIPAと接触すると、液盛りされたIPAは徐々に超臨界流体に溶解し、徐々に超臨界流体と置き換わる。そして、ウエハWの凸状パターン25間でIPAから超臨界流体への置換が進行するに従って、凸状パターン25間からはIPAが除去され、最終的には超臨界流体のみによって凸状パターン25間が満たされる。この結果、ウエハWの表面は、液体のIPAから超臨界流体に置換されていくことになるが、平衡状態において液体IPAと超臨界流体との間には界面が形成されない。したがって、パターン倒れを引き起こすことなくウエハW表面の流体を超臨界流体に置換することができる。
その後、ウエハWの表面が超臨界流体にて置換された状態となったら、排出ポート57を介して処理容器53内の雰囲気を処理容器53外方に向けて排出する。これにより、処理容器53内の圧力は次第に低下していき、処理容器53内の処理流体は超臨界の状態から気体の状態に変化する。このとき超臨界状態と気体との間には界面が形成されないので、ウエハWの表面に形成されたパターンに表面張力を作用させることなく、ウエハWを乾燥することができる。
その後、保持部材54を移動させることにより、超臨界処理を終えたウエハWを超臨界乾燥ユニット16Aから搬出する。
[γpc値]
次に、上述したパターン倒壊発生指標としての一例であるγpc値について説明する。
図10(a)−(c)に示すように、凸状パターン25の構造の例として、2つの構造的なモデルを考慮する。図10(a)は、凸状パターン25の形状が平面視でライン状である場合を示しており、図10(b)は、凸状パターン25の形状が平面視で柱状である場合を示している。また、図10(c)は、これらの凸状パターン25(ライン状及び柱状)の断面を示している。この場合、便宜上、凸状パターン25のうちの1つのスペースに液体Qが存在している場合を想定する。
図10(a)−(c)において、Sは、隣接する凸状部26同士のスペース幅であり、tは、凸状部26の線幅であり、Lは、凸状部26のパターン高さであり、Wは、凸状部26のライン幅である。また、Pは、凸状部26にラプラス圧によって生じる分布荷重Pである。このとき、凸状部26のたわみδは、下記の式によって求められる。
Figure 0006949559
ここで、Eは、凸状パターン25(凸状部26)の材料のヤング率であり、Iは、凸状部26の慣性モーメントである。
[ライン状の凸状パターン]
凸状パターン25の形状がライン状である場合(図10(a))、凸状部26の慣性モーメントIは、
Figure 0006949559
となる。
この場合、分布荷重Pは、
Figure 0006949559
となる。なお、θは、液体の凸状部26への接触角であるが、ここでは便宜上θ=0とする。また、γは、液体の表面張力である。
ここで、凸状部26が倒壊して凸状部26同士が接触する場合、δ=S/2と考えることができる(図10(c)参照)。このように凸状部26同士が接触する場合(δ=S/2となる場合)の表面張力γをγpc(Gamma Pattern Contact)値として、上記式1〜3を整理すると、
Figure 0006949559
となる。
[柱状の凸状パターン]
一方、凸状パターン25の形状が柱状である場合(図10(b))、凸状部26の慣性モーメントIは、
Figure 0006949559
となる。
この場合、分布荷重Pは、
Figure 0006949559
となる。なお、θは、液体の凸状部26への接触角であるが、ここでは便宜上θ=0とする。また、γは、液体の表面張力である。
ここで、凸状部26が倒壊して凸状部26同士が接触する場合、δ=S/2と考えることができる(図10(c)参照)。このように凸状部26同士が接触する場合(δ=S/2となる場合)の表面張力γをγpc(Gamma Pattern Contact)値として、上記式1、5、6を整理すると、
Figure 0006949559
となる。
[一般的なγpc値]
上記式4、7をまとめると、γpc値は下記のようにまとめられる。
Figure 0006949559
なお、Aは、凸状パターン25の形状(例えばライン状、柱状等)によって定まる係数である。例えば、凸状パターン25がライン状である場合(図10(a))、A=1/6であり、凸状パターン25が柱状である場合(図10(b))、A=π/64である。
このように、γpc値は、凸状パターン25が倒壊するか否かの閾値を意味すると考えられる。凸状パターン25のγpc値が小さい場合、凸状パターン25が倒壊しやすいことを意味し、凸状パターン25のγpc値が大きい場合、凸状パターン25が倒壊しにくいことを意味している。このようにγpc値は、凸状パターン25の構造の機械的強度に関する近似的な情報を与えるものである。
[γpc値を用いたパターン倒壊の予測の具体例]
次に、γpc値を用いてパターン倒壊を予測する具体例について説明する。
まず、凸状パターン25が柱状(図10(b)参照)である、4枚のシリコン製のサンプルウエハを準備した(ヤング率E=130GPa)。この場合、4枚のサンプルウエハのスペース幅Sは、いずれも90nmとした。また、これら4枚のサンプルウエハのパターン高さLは、380nmから455nmの範囲であった。
また、凸状パターン25がライン状(図10(a)参照)である、4枚のシリコン酸化物製のサンプルウエハを準備した(ヤング率E=75GPa)。この場合、4枚のサンプルウエハのスペース幅Sは、いずれも40nmとした。また、これら4枚のサンプルウエハのパターン高さLは、250nmから330nmの範囲であった。
上記各サンプルウエハの面内の各測定位置において、スキャトロメモリ(光波散乱計測)法により、凸状パターン25のパターン高さLおよび線幅tを測定した。また、各測定位置における凸状パターン25のアスペクト比(AR)およびγpc値を算出した。
次に、上記各サンプルウエハについて、3種類の乾燥技術(IPAスピン乾燥法、IPAスキャン乾燥法、撥水乾燥法(SMD))を用いて乾燥処理を行った。
図11(a)は、凸状パターン25のアスペクト比とパターン崩壊率との関係を示す散布図であり、図11(b)は、凸状パターン25のγpc値とパターン崩壊率との関係を示す散布図である。
図11(a)(b)の散布図中、白丸(○)は、柱状の凸状パターン25を有するサンプルウエハに対してIPAスピン乾燥処理を行ったものである。また黒丸(●)は、ライン状の凸状パターン25を有するサンプルウエハに対してIPAスピン乾燥処理を行ったものである。また白四角(□)は、柱状の凸状パターン25を有するサンプルウエハに対してIPAスキャン乾燥処理を行ったものである。また白三角(△)は、柱状の凸状パターン25を有するサンプルウエハに対して撥水乾燥処理を行ったものである。また黒三角(▲)は、ライン状の凸状パターン25を有するサンプルウエハに対して撥水乾燥処理を行ったものである。
図11(a)に示すように、アスペクト比とパターン崩壊率との関係をプロットした場合、プロットされた点は広く散在するが、柱状の凸状パターン25を有するサンプルウエハ(○、□、△)と、ライン状の凸状パターン25を有するサンプルウエハ(●、▲)とで、2つのグループに分割された。
これに対して図11(b)に示すように、γpc値とパターン崩壊率との関係を示す散布図を参照すると、各乾燥技術毎に、所定のγpc値を境にパターン崩壊率が増加し始めることが分かる。加減すれば、γpc値に基づいてパターン崩壊を予測できることを示している。例えば、約10以上のγpc値をもつウエハは、IPA乾燥技術で乾燥処理すれば十分であることが分かる。また、約5以上約10未満のγpc値をもつウエハは、IPA乾燥技術よりもパターン崩壊を起こしにくい乾燥技術(例えば撥水化乾燥技術)を用いるべきであることが分かる。これに対して約5未満のγpc値をもつウエハは、撥水乾燥技術よりも更にパターン崩壊を起こしにくい乾燥技術(例えば超臨界乾燥技術)を必要とすることが分かる。この傾向は、凸状パターン25の形状(例えばライン状、柱状等)に関わらず一定である。このように、γpc値を用いることにより、乾燥技術によるパターン倒壊のしやすさをより正確に定量的に示すことができる。
以上に説明したように、本実施形態によれば、凸状パターン25を有するウエハWを準備し、ウエハWの凸状パターン25の倒壊しやすさの指標であるパターン倒壊発生指標を求める。その後、このパターン倒壊発生指標に基づいて、複数の基板乾燥技術(例えば、IPA乾燥技術、撥水化乾燥技術及び超臨界乾燥技術)の中から特定の基板乾燥技術を選択する。これにより、実際にウエハWを乾燥処理する前に、ウエハWに形成された凸状パターン25が倒壊する可能性を予測することができるので、より適切な基板乾燥技術を選択してウエハWを乾燥処理することができる。この結果、ウエハWの凸状パターン25の倒壊をより確実に回避することができる。また、凸状パターン25の倒壊しやすさの指標としてパターン倒壊発生指標を用いることにより、複数のウエハ乾燥技術の各々の乾燥性能を客観的に現すことができる。
また、本実施形態によれば、複数の基板乾燥技術とパターン倒壊発生指標とは、予め関連づけられている。そして特定の基板乾燥技術を選択する際、処理するウエハWのパターン倒壊発生指標の値に基づいて、複数の基板乾燥技術の中から特定の基板乾燥技術を選択する。これにより、このパターン倒壊発生指標の値に基づいて、適切な基板乾燥技術をより簡易に選択することができる。
また、本実施形態によれば、パターン倒壊発生指標としてγpc値を用いている。一般に、凸状パターン25の倒壊は、凸状部26の曲げ剛性、凸状部26の線幅、ウエハWの材料および凸状パターン25の形状等によって影響される。このため、本実施形態のようにパターン倒壊発生指標としてγpc値を用いることにより、例えば形状(例えばライン状、柱状等)が異なる凸状パターン25同士であっても、これらの凸状パターン25の倒壊のしやすさを共通の指標によって比較することができる。
[変形例]
上記実施形態において、パターン倒壊発生指標は、複数の基板乾燥技術の中から特定の基板乾燥技術を選択する際に用いられる場合を例にとって説明した。しかしながら、パターン倒壊発生指標は、ウエハWの作製工程(例えばドライエッチング工程、ウエットエッチング工程)に対してフィードバックされて用いられても良い。
この場合、まずウエハWを例えばドライエッチング法又はウェットエッチング法により作製する。次に、ウエハWの凸状パターン25の倒壊しやすさの指標であるパターン倒壊発生指標(例えばγpc値)を上記実施形態の場合と同様にして求める。その後、パターン倒壊発生指標に基づいて、ウエハWを作製する工程における処理内容を調整する。
例えば、パターン倒壊発生指標としてγpc値が用いられる場合、作製されたウエハWのγpc値が所定の値以上となり、ウエハWの凸状パターン25が倒壊しにくくなるように、ウエハWの作製工程での処理内容を調整しても良い。
例えばウエハWがウェットエッチング法により作製される場合、ウエハWの作製工程において、ウェットエッチングステップの処理時間、ウエハWの回転数、処理薬液流量、処理温度、ウエハWのスキャン速度等を調整することにより、ウエハWの面内のエッチング量を調整し、パターン倒壊発生指標が適切な値となるようにしても良い。これによりウエハWの凸状パターン25の倒壊を回避することができる。
また、例えばウエハWがドライエッチング法により作製される場合、ウエハWの作製工程において、ウエハWの温度、ドライエッチング処理時間、ガス流量等を調整することにより、ウエハWの面内のエッチング量を調整し、パターン倒壊発生指標が適切な値となるようにしても良い。これによりウエハWの凸状パターン25の倒壊を回避することができる。
本発明は、上述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形が加えられた各種態様も含みうるものであり、本発明によって奏される効果も上述の事項に限定されない。したがって、本発明の技術的思想及び趣旨を逸脱しない範囲で、特許請求の範囲及び明細書に記載される各要素に対して種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1 基板処理システム
16 処理ユニット
16A 超臨界乾燥ユニット
20 チャンバ
25 凸状パターン
26 凸状部
30 基板保持機構
40 処理流体供給部
41 薬液ノズル
42 リンスノズル
43 乾燥用液体ノズル
44 撥水処理液ノズル
45 アーム
W ウエハ

Claims (7)

  1. 凸状パターンを有する基板を準備する工程と、
    前記基板の前記凸状パターンの倒壊しやすさの指標であるパターン倒壊発生指標を求める工程と、
    前記パターン倒壊発生指標に基づいて、複数の基板乾燥技術の中から特定の基板乾燥技術を選択する工程とを備え
    前記パターン倒壊発生指標は、前記凸状パターンの構造の機械的強度に関する近似的な情報を含む、基板処理方法。
  2. 前記複数の基板乾燥技術と前記パターン倒壊発生指標とは、予め関連づけられており、前記特定の基板乾燥技術を選択する工程は、処理する基板の前記パターン倒壊発生指標の値に基づいて、前記複数の基板乾燥技術の中から特定の基板乾燥技術を選択する工程である、請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記複数の基板乾燥技術は、IPA乾燥技術、撥水化乾燥技術及び超臨界乾燥技術のうち少なくとも1つを含む、請求項1または2に記載の基板処理方法。
  4. 前記パターン倒壊発生指標を求める工程は、前記基板の特性を計測する工程を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  5. 前記パターン倒壊発生指標が第1の範囲である場合は、前記複数の基板乾燥技術の中から第1の乾燥技術が選択され、前記パターン倒壊発生指標が前記第1の範囲と異なる第2の範囲である場合は、前記複数の基板乾燥技術の中から第2の乾燥技術が選択される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  6. 前記パターン倒壊発生指標は、γpc値であり、前記γpc値は、
    Figure 0006949559
    によって求められ、
    上記式中、Aは、前記凸状パターンの形状によって定まる係数であり、Eは、前記凸状パターンのヤング率であり、Sは、前記凸状パターンの隣接する凸状部同士のスペース幅であり、tは、前記凸状部の線幅であり、Lは、前記凸状部のパターン高さである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  7. 凸状パターンを有する基板を作製する工程と、
    前記基板の前記凸状パターンの倒壊しやすさの指標であるパターン倒壊発生指標を求める工程と、
    前記パターン倒壊発生指標に基づいて、前記基板を作製する工程における処理内容を調整する工程とを備え
    前記パターン倒壊発生指標は、前記凸状パターンの構造の機械的強度に関する近似的な情報を含む、基板処理方法。
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