JP6949211B2 - ジオセル及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本出願は、2017年6月27日にて中国特許庁に提出され、出願番号が201710500214.9であり、発明創造名称が「ジオセル及びその製造方法」である中国特許出願、2017年6月27日にて中国特許庁に提出され、出願番号が201720785316.5であり、発明創造名称が「ジオセル」である中国特許出願、2018年6月11日にて中国特許庁に提出され、出願番号が201810596847.9であり、発明創造名称が「ジオセル及びその製造方法」である中国特許出願、2018年6月11日にて中国特許庁に提出され、出願番号が201820901315.7であり、発明創造名称が「ジオセル」である中国特許出願に対する優先権を主張する。その全ての内容は援用されることで本出願に結合される。
本発明はジオセル及びジオセルを製造するための方法に関わる。
該部分の内容は、本発明に関する背景情報のみを提供し、従来技術を構成していない恐れがある。
ジオセルは路床建設、坂道緑化などの土木工学分野において既に広い範囲で用いられている。ジオセルは複数のリブを異なる方式で接続することで構成されるハニカム状または格子状の三次元立体構成である。現在、市販のジオセルは主にリブに対して溶接、かしめまたは係着接続を行うことで形成される。
接続点に対して溶接またはかしめを行うことで形成されたジオセルにとって、存在する問題は、リブの引張強度と接続点の引張強度が明らかに不一致であり、接続点の引張強度がリブの引張強度より著しく低いことにある。
リブと接続点との強度が不一致であるという問題を解決するために、U字状の鋼製部材によって、リブを係着することでジオセルを形成する技術案を提出する。該技術案において、互いに隣接する2本のリブには、複数の切り溝が形成され、これらの切り溝はリブの縦方向に沿って延伸し、互いに平行するとともに、リブの高さ方向で互いに離間される。U字状の鋼製部材の二つの直立部はそれぞれ順次交互にリブにおける切り溝を通ることで、ジオセルを形成するように2本のリブを係着する。U字状の鋼製部材でリブを係着することで形成されたジオセルにおいて、リブの引張強度と接続点の引張強度とが基本的に一致する。
ただし、このようなリブの係着により形成されたジオセルには、まだ以下のような問題が存在する。まず、リブには切り溝が存在するから、切り溝が引き裂かれやすく、特に横方向で引き裂かれやすい一方で、U字状の鋼製部材がこれらの切り溝中に挿入されてから、切り溝が引張作用によって、一定の程度で広げられるため、土壌体がこれらの切り溝から漏れる恐れがあり、ジオセルの各セルの、土壌体に対する拘束力を低減させる。また、現在、ジオセルの工事現場における敷設は、いずれも人力で引っ張られることで行われる。各ジオセルの隣接するリブの間の角度は、人力による引張力の大きさ及びその方向の異なりによって変化し、ジオセルの各セルの形状が違って、緩さも異なり、引っ張られたジオセルの全体は相変わらず弛み状態にあり、各セルを予め決められた状態に引っ張り難くて、これによって、ジオセルの適用効果に影響する。
また、ジオセルは特定の環境で使用されるため、U字状の鋼製部材が常に濡れた土壌体に晒されて、容易にさび、腐食され、これが接続点の接続強度に影響する。現在、一般的には、U字状の鋼製部材に対して亜鉛メッキ処理を行うことで、腐食防止性能を向上させている。ただし、亜鉛メッキの過程は周囲環境に対する汚染がひどく、環境保護の要求に達していないと実施できない。また、U字状の鋼製部材は亜鉛メッキの過程において、完全に亜鉛メッキされず、またはめっき層の脱落から露出部分が存在すると、腐食が生じて、腐食防止作用を失う。
本発明は、以上の問題のうちの一つまたは複数を解決することを目的としている。
本発明は、複数のリブを含むジオセルを提供し、複数のリブが複数の接続点で互いに接続されることで複数のセルを形成し、各接続点で、複数のリブのうちの2本またはより多くの隣接するリブがコネクターを介して互いに係着され、各接続点がコロイドにより被覆される。
各接続点で、複数のリブにおける2本またはより多くの隣接するリブが整合され、該2本またはより多くの隣接するリブを貫通する切り溝が形成され、切り溝が該2本またはより多くの隣接するリブの縦方向に沿って延伸し、該2本またはより多くの隣接するリブを係着するようにコネクターが順次交互に切り溝を通る。
一実施例において、切り溝は該2本またはより多くの隣接するリブの高さ方向に沿って等間隔で分布された複数の切り溝である。
一実施例において、コロイドは該2本またはより多くの隣接するリブの各側面を被覆することで、完全に切り溝を被覆するとともに、コネクターの少なくとも一部を被覆する。
切り溝は完全にコロイドにより被覆され、切り溝が引き裂かれること(裂開)を防止する一方で、土壌体が切り溝から漏れることを避け、ジオセルの各セルの、土壌体に対する拘束力を向上させる。
好ましくは、各接続点におけるコネクターは完全に前記コロイドにより被覆されるようにするとよい。各接続点で、コネクター、該2本またはより多くの隣接するリブ、及びコロイドが一体として接着され、エンドカバーを形成するようにコネクターの端部が完全にコロイドにより被覆される。エンドカバーは半球状、直方体、錐体のうちのいずれかの形状を呈してもよい。コネクターのさびと腐食を防止し、コネクターの端部を土壌体の腐食から保護する一方で、コロイド、リブ、コネクターが一体として接着され、接続点の剥離強度を著しく向上させ、接続点の構成の安定性を強化する。また、ジオセルの、工事現場で敷設される際の全体構成の美観が向上する。
一実施例において、コロイドは射出成形によって接続点を被覆する。
各接続点はヒートセットという状態にあり、2本またはより多くの隣接するリブが互いに予め決められた角度をなすように配置される。これによって、ジオセルは工事現場で容易に予め決められた状態に引っ張られる。
コロイドはリブの溶融温度より低い射出温度で接続点に成形される。
一実施例において、リブはPP材料またはPET材料から形成される。
一実施例において、リブはPP材料またはPET材料から、引っ張られることで形成される。
コロイドはTPE、TPR、TPU、SBS、EVA、シリカゲル、PVC、PP、PE、HDPE、TPEE、EBA、EEA、EMAのうちの1種または多種の材料から形成される。
セルのリブの高さ方向に沿う断面は、三角形、正方形、長方形または菱形のうちのいずれかの形状を呈する。
一実施例において、コネクターはU字状部材であり、U字状部材の二つの直立部が順次交互に切り溝を通る。
一実施例において、U字状部材の二つの直立部の端部にはU字状部材の接続シートが設けられる。
一実施例において、2本またはより多くの隣接するリブの各側面に被覆されるコロイドの厚さは、相応的な2本またはより多くの隣接するリブの厚さ以上である。
本発明はさらに複数のリブを含むジオセルを提供し、複数のリブが複数の接続点で互いに接続されることで複数のセルを形成し、各接続点で、複数のリブのうちの2本またはより多くの隣接するリブがコネクターを介して互いに係着され、各接続点がコロイドにより被覆され、コネクターが完全にコロイドにより被覆される。
各接続点で、複数のリブにおける2本またはより多くの隣接するリブが整合され、該2本またはより多くの隣接するリブを貫通する切り溝が形成され、切り溝が2本またはより多くの隣接するリブの縦方向に沿って延伸し、2本またはより多くの隣接するリブを係着するように、コネクターが順次交互に切り溝を通る。
一実施例において、切り溝は2本またはより多くの隣接するリブの高さ方向に沿って等間隔で分布された複数の切り溝である。
コロイドは2本またはより多くの隣接するリブの各側面を被覆することで、完全に切り溝を被覆する。
一実施例において、各接続点で、コネクターと2本またはより多くの隣接するリブ、及びコロイドとが一体として接着され、エンドカバーを形成するようにコネクターの端部が完全にコロイドにより被覆される。
エンドカバーは半球状、直方体、錐体のうちのいずれかの形状を呈する。
一実施例において、コロイドは射出成形によって接続点とコネクターを被覆する。
一実施例において、各接続点はヒートセットという状態にあり、2本またはより多くの隣接するリブが互いに予め決められた角度をなすように配置される。
コロイドはリブの溶融温度より低い射出温度で接続点に成形される。
一実施例において、リブはPP材料またはPET材料から形成される。
一実施例において、リブはPP材料またはPET材料から、引っ張られることで形成される。
コロイドはTPE、TPR、TPU、SBS、EVA、シリカゲル、PVC、PP、PE、HDPE、TPEE、EBA、EEA、EMAのうちの1種または多種の材料から形成される。
セルのリブの高さ方向に沿う断面は、三角形、正方形、長方形または菱形のうちのいずれかの形状を呈する。
一実施例において、コネクターはU字状部材であり、U字状部材の二つの直立部が順次交互に切り溝を通る。
一実施例において、U字状部材の二つの直立部の端部にはU字状部材の接続シートが設けられる。
2本またはより多くの隣接するリブの各側面に被覆されるコロイドの厚さは、相応的な2本またはより多くの隣接するリブの厚さ以上である。
本発明はさらに、ジオセルを製造するための方法を提供し、該方法は、複数のリブを配置するステップと、複数のリブのうちの2本またはより多くの隣接するリブを接続点で整合し、該2本またはより多くの隣接するリブを貫通する切り溝を形成するステップと、接続点で、該前記2本またはより多くの隣接するリブを係着するように、コネクターを順次交互に切り溝に通すステップと、接続点に対してコロイド被覆を行うことでコロイドを形成するステップとを含む。
一実施例において、切り溝は2本またはより多くの隣接するリブの高さ方向に沿って等間隔で分布された複数の切り溝である。
一実施例において、コロイドは2本またはより多くの隣接するリブの各側面を被覆することで、完全に切り溝を被覆するとともに、コネクターの少なくとも一部を被覆する。
コロイドは完全に切り溝を被覆することで、切り溝の裂開を防止する一方で、土壌体が切り溝から漏れることを避け、ジオセルの各セルの、土壌体に対する拘束力を向上させる。
好ましくは、各接続点におけるコネクターが完全にコロイドにより被覆される。各接続点で、コネクターと2本またはより多くの隣接するリブ、及びコロイドとが一体として接着され、エンドカバーを形成するようにコネクターの端部が完全にコロイドにより被覆される。エンドカバーは半球状、直方体、錐体のうちのいずれかの形状を呈してもよい。コネクターのさびと腐食を防止し、コネクターの端部を土壌体の腐食から保護する一方で、コロイドとリブ、コネクターとが一体として接着され、接続点の剥離強度を著しく向上させ、接続点の構成の安定性を強化する。また、ジオセルの、工事現場で敷設される際の全体構の美観が向上する。
一実施例において、射出成形によってコロイド被覆のステップを実行する。
コロイド被覆のステップを実行する前に、またはコロイド被覆のステップを実行する過程において、前記2本またはより多くの隣接するリブは予め決められた張力を受ける。
コロイド被覆のステップを実行する前、またはコロイド被覆のステップを実行する過程において、互いに予め決められた角度をなすように、前記2本またはより多くの隣接するリブが引っ張られる。これによって、ジオセルは工事現場で容易に予め決められた状態に引っ張られる。
一実施例において、コロイド被覆のステップを実行した後、またはコロイド被覆のステップを実行する過程において、コロイドが加硫される。
コロイドはリブの溶融温度より低い射出温度で接続点に成形される。
一実施例において、リブはPP材料またはPET材料から形成される。
一実施例において、リブはPP材料またはPET材料から、引っ張られることで形成される。
コロイドはTPE、TPR、TPU、SBS、EVA、シリカゲル、PVC、PP、PE、HDPE、TPEE、EBA、EEA、EMAのうちの1種または多種の材料から形成される。
複数のリブが複数の接続点で互いに接続されることで複数のセルを形成し、セルの前記リブの高さ方向に沿う断面は三角形、正方形、長方形または菱形のうちのいずれかの形状を呈する。
一実施例において、コネクターはU字状部材であり、U字状部材の二つの直立部が順次交互に切り溝を通る。
一実施例において、U字状部材の二つの直立部の端部にはU字状部材の接続シートが設けられる。
一実施例において、2本またはより多くの隣接するリブの各側面に被覆されるコロイドの厚さは、相応的な2本またはより多くの隣接するリブの厚さ以上である。
本発明はさらにジオセルを製造するための方法を提供し、該方法は、複数のリブを配置するステップと、複数のリブにおける2本またはより多くの隣接するリブを接続点で整合し、該2本またはより多くの隣接するリブを貫通する切り溝を形成するステップと、接続点で、該前記2本またはより多くの隣接するリブを係着するように、コネクターが順次交互に切り溝を通るステップと、接続点に対してコロイド被覆を行うことでコロイドを形成し、コロイドは完全にコネクターを被覆するステップと、を含む。
本発明はさらに、本発明のジオセルを製造するための方法で製造されるジオセルを提供する。
ジオセルの各接続点にコロイドを配置することで、有益な技術効果が得られる。各接続点に設けられるコロイドによって、各接続点における隣接するリブが予め決められた角度の夾角を呈することで、ジオセルの工事現場で、ジオセルを容易に予め決められた状態に引っ張る一方で、各接続点に設けられるコロイドは各接続点における切り溝とコネクターを被覆し、切り溝の裂開、土壌体の切り溝からの漏れ、及び濡れた土壌体の影響によるコネクターのさびと腐食を防止する。また、好ましくは、エンドカバーを形成するように、コネクターの端部が完全にコロイドにより被覆され、コロイドとリブ、コネクターとが互いに接着され、柱体を形成し、接続点の剥離強度を著しく向上させ、接続点の構成の安定性を強化し、全体の構成の美観が向上する。
以下は図面を参照して、単に例示的に本発明の実施形態を説明する。図面において、同じ特徴または部材は同一の符号で示されている。図面は必ずしも一定の縮尺で描かれてはいない。
本発明の一実施形態によるジオセルの平面図である。 図1におけるI部分の接続点の拡大立体図である。 図1におけるI部分の接続点の、コロイド被覆される前の拡大立体図である。 本発明の他の実施形態によるジオセルの接続点の拡大立体図である。 図4に示される接続点の、コロイド被覆される前の拡大立体図である。 本発明の好適例による接続点の拡大正面図である。 図6に示される接続点の平面図である。 本発明の一実施形態によるジオセルを製造するための方法のフローチャートである。 ジオセルの接続点に対してコロイド被覆を行うためのコロイド被覆金型の模式的な斜視図である。 ジオセルの接続点に対してコロイド被覆を行うためのコロイド被覆金型の模式的な斜視図である。 ジオセルの接続点に対して行うコロイド被覆を説明する模式的な断面図である。 本発明の他の実施形態によるジオセルの平面図である。 本発明の他の実施形態によるジオセルの平面図である。
以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、応用及び用途を制限することを意図するものではない。理解すべきことは、これらの全ての図面において、類似の符号は同じまたは類似の部品及び特徴を指す。各図面は本発明の各実施形態の具体的なサイズ及びその寸法比を必ずしも示しておらず、単に本発明の各実施形態の構想及び原理を模式的に示し、特定の図面または図面の特定の部分は、誇張して本発明の各実施形態の細部または構成を示している場合がある。
図1〜3は本発明の一実施形態によるジオセル100を示す。ジオセル100は複数のリブ、即ち、第1リブ111、第2リブ112、第3リブ113、第4リブ114、第5リブ115、第6リブ116、第7リブ117及び第8リブ118からなり、複数のリブにおける隣接する2本のリブは各接続点で互いに接続されることで複数のセル101を有する網状体を形成する。例えば、複数のリブにおける隣接する2本の第1リブ111、第2リブ112はそれぞれ接続点201、202、203、204、205、206、207で互いに接続される。複数のリブにおける他方の隣接する2本の第2リブ112、第3リブ113はそれぞれ接続点301、302、303、304、305、306、307及び308で互いに接続される。他のリブの接続方式はこれと類似するから、ここで贅言していない。当業者が理解すべきことは、リブの数と隣接するリブの接続点の数、及びピッチはこれに限定されず、具体的な用途に応じて変更してもよい。
好ましくは、リブはPP(ポリプロピレン)材料から、引っ張られることで形成されるが、製造材料と製造方法はいずれもこれに限定されない。リブはPET(ポリエチレンテレフタラート)材料または他の高分子重合体シート材料から形成してもよい。リブは引張成形のほか、モールドによって形成してもよい。
ジオセルの各接続点において、2本のリブはU字状部材によって係着されることで互いに接続される。具体的には、U字状部材は交互にリブに形成された切り溝を通ることで、切り溝におけるリブとU字状部材の二つの直立部とが横方向と垂直方向で互いに編組構成として形成される。U字状部材がリブから脱落することを防止するために、U字状部材の二つの直立部の端部にU字状部材の接続シート4を配置する。ここで、U字状部材は鋼製部材である。また、U字状部材は他の材料から形成してもよく、接続点にとって必要な引張強度を満足すればよい。
ジオセル100の各接続点の構成は基本的に同様であるから、以下は図2〜図3を参照して、ジオセル100のうちの一つの接続点207の詳しい構造を詳しく説明する。
図2は接続点207の拡大立体図を示す。図2に示すように、隣接する第1リブ111と第2リブ112との間の接続点207で、コロイド5は第1リブ111、第2リブ112の各側面を被覆する。
図3は接続点のコロイド被覆される前の拡大立体図を示す。図3に示すように、隣接する第1リブ111と第2リブ112との間の接続点207で、第1リブ111と第2リブ112の縦方向に沿って延伸するとともに、第1リブ111と第2リブ112を貫通する複数の、例えば3本の切り溝、即ち、第1切り溝21、第2切り溝22、第3切り溝23が形成される。該3本の切り溝は互いに平行し、第1リブ111と第2リブ112の高さ方向に沿って等間隔で分布される。U字状部材3の二つの直立部はそれぞれ順次交互に該3本の切り溝を通る。具体的には、図3に示すように、U字状部材3の第1直立部31は第2リブ112側から第1切り溝21を通り、U字状部材3の第2直立部32は第1リブ111側から第1切り溝21を通る。そして、U字状部材3の第1直立部31は第1リブ111側から第2切り溝22を通り、U字状部材3の第2直立部32は第2リブ112側から第2切り溝22を通る。U字状部材の第1直立部31と第2直立部32は類似の方式で順次他の切り溝を通る。これによって、第1リブ111と第2リブ112との、第1切り溝21の上方に位置する部分は、U字状部材3の第1直立部31の後方、及び第2直立部32の前方に位置し、第1リブ111と第2リブ112との、第1切り溝21と第2切り溝22との間に位置する部分は、U字状部材3の第1直立部31の前方、及び第2直立部32の後方に位置し、第1リブ111と第2リブ112との、第2切り溝22と第3切り溝23との間に位置する部分は、U字状部材3の第1直立部31の後方、及び第2直立部32の前方に位置し、第1リブ111と第2リブ112との、第3切り溝の下方に位置する部分は、U字状部材3の第1直立部31の前方、及び第2直立部32の後方に位置する。
図3に示す係着接続点で、該接続点を取り囲むようにコロイド5が形成されることで、図2に示す接続点構成を形成する。コロイド5は射出成形によって係着接続点におけるリブの各側面に形成され、切り溝とU字状部材を被覆する。ここで、コロイド5は軟質のTPE(熱可塑性エラストマ)材料から形成されるが、これに限定されない。コロイド5は他の軟質の材料、例えばTPR(熱可塑性ゴム)、TPU(熱可塑性ポリウレタン)、SBS(スチレン)、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)、シリカゲル、PVC(ポリ塩化ビニル)、TPEE(熱可塑性ポリエステルエラストマー)、EBA(エチレンアクリル酸ブチル共重合体)、EEA(エチレンアクリル酸エチル)、EMA(エチレンメチルアクリレート共重合体)などから形成されてもよく、これによって、コロイド被覆されたリブは良好な可撓性を有し、折畳輸送しやすいものとなる。また、コロイド5はPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)などの一連のプラスチック高分子材料から形成されてもよく、これによって、コロイド被覆されたリブの硬さと強度が向上する。軟質材料のコロイドに比べると、前記のプラスチック高分子材料から形成されたコロイドによってリブに対してコロイド被覆を行う場合は、リブの可撓性がやや劣るようになる。リブがPP材料から形成されている場合、コロイド5を比較的に軟質の材料、例えば、TPE材料から形成すると、コロイド5とリブとがよりよく相溶する。リブがPET材料から形成されている場合、例えば、コロイド5をTPEE材料から形成すると、コロイド5とリブとがよりよく相溶し、コロイド5の材料については、リブとコロイドとの相溶性、及びコロイド被覆されたリブの可撓性と強度に対する要求を総合的に考慮してから選択すればよい。
図2に示すように、示される接続点では、第1リブ111、第2リブ112の縦方向に、コロイド5の長さが各切り溝の長さより大きく、コロイド5は両側(即ち、各セルの角部)で完全に第1リブ111と第2リブ112の第1切り溝21、第2切り溝22及び第3切り溝23を被覆し貫通するとともに、少なくとも部分的にU字状部材を被覆する。第1リブ111と第2リブ112の各々の側面におけるコロイドの厚さは、各リブの厚さ以上であってもよい。図1〜図3に示される例示性の実施形態において、第1リブ111と第2リブ112の厚さは0.8mm〜1mmの間にあり、第1リブ111と第2リブ112の両側の表面に形成されたコロイドの厚さは約1mmである。指摘すべきことは、前記サイズは単なる例示であり、リブの厚さ及びコロイドの厚さについては、具体的な用途での要求及び搬送条件に応じて選択すればよい。
前記実施形態において、示される接続点では、リブに3本の切り溝が配置される。ただし、当業者が理解すべきことは、切り溝の数はこれに限定されず、必要に応じて、増減させてもよいし、切り溝の長さに対しては特別な要求がなく、U字状部材の挿入が容易であればよい。図4と図5は本発明の他の実施形態によるジオセルの接続点の拡大図を示す。図4は接続点の拡大立体図を示し、図5は該接続点の、コロイド被覆される前の立体図を示す。図4と図5に示される接続点の構成と、図2と図3に示される接続点の構成とはほぼ同じであり、相違点は、リブに配置された切り溝の数にある。図4と図5に示される接続点には、第1リブ111と第2リブ112を縦方向に沿って延伸するとともに、第1リブ111と第2リブ112を貫通する4本の切り溝、即ち、第1切り溝21、第2切り溝22、第3切り溝23及び第4切り溝24が形成される。前記と同様に、U字状部材の第1直立部31と第2直立部32が順次その4本の切り溝を通る。
示される前記二つの実施形態において、各接続点にコロイド5を配置するため、各セルの2本のリブは、夾角が略90度となるヒートセット状態にある。当業者が理解すべきことは、各セルは他の形態、例えば正方形、矩形、菱形などとしてヒートセットしてもよい。これによって、ジオセルの搬送過程において、ジオセルが搬送しやすい形態として圧縮されまたは折り畳まれても、ジオセルの工事現場で、ジオセルは容易に、各セルが略正方形または矩形または菱形を呈するヒートセット状態に回復し、最適な土壌保持効果を実現する。
各接続点を取り囲むようにコロイド5を配置することで、コロイド5が完全に各切り溝を被覆し、且つ少なくとも部分的にU字状部材を被覆し、切り溝の裂開を防止し、接続点の強度を強化する一方で、土壌体が切り溝から漏れることを避け、U字状部材3を濡れた土壌体の影響から保護し、さび、腐食を防止する。
好ましくは、コロイド5がさらに完全にU字状部材を被覆するようにする。図6はその好適例の接続点の拡大の正面図を示し、図7はその好適例の接続点の平面図を示す。図6と図7に示される接続点と、図4と図5に示される接続点との、コロイド被覆される前の構成は同じであり(図5に示す)、相違点は、接続点がコロイド被覆された後、U字状部材3が完全にコロイドに被覆されることにある。
図6と図7に示すように、切り溝の間に挿入されるU字状部材3も完全にコロイド5に被覆される。それぞれエンドカバー51、52が形成されるように、U字状部材3の端部がいずれもコロイド5に被覆される。示される実施形態において、エンドカバー51、52は半球状を呈する。当業者が理解すべきことは、エンドカバー51、52の形状は半球状に限定されず、他の適切な形状、例えば、直方体、錐体などであってもよい。U字状部材3の、第1リブ111と第2リブ112との間に位置する部分がコロイドに被覆されることで、コロイドと、リブ及びU字状部材3の該部分とが一体として接着される。示される施形態において、コロイドとリブ及びU字状部材3の該部分とは、断面が略長方形を呈する柱体を形成する。ただし、コロイドとリブ及びU字状部材3の該部分から形成される柱体の断面形状は、注入されたコロイドの量及びコロイドを射出する際に、リブが事前に受けた引張成形の条件に応じて、他の形状を呈してもよく、例えば、柱体の断面形状は略正方形、円形などを呈してもよい。U字状部材3の端部にあるコロイドの厚さは、U字状部材3の、第1リブ111と第2リブ112との間に位置する部分にあるコロイド(即ち、第1リブ111と第2リブ112の両側面におけるコロイド)の厚さより大きい。このように形成されたジオセルが工事現場で敷設される場合、コロイド5によってU字状部材3を被覆することで形成された柱体は、接続点の構成安定性を強化し、腐食防止性能を向上させ、全体構成の美観も向上する。
図8は本発明の一実施形態によるジオセルを製造するための方法のフローチャートを示す。以下は、図6〜図7に示される接続点を有するジオセルを例として、該方法を説明する。
まず、ステップ402において、複数のリブを提供し配置する。そして、ステップ404において、各接続点で、複数のリブにおける2本またはより多くの隣接するリブを整合するとともに、該リブを貫通する切り溝を形成する。図6〜図7に示される接続点を有するジオセルの例示性の実施形態において、隣接する2本のリブを各接続点で整合し、リブの高さ方向に沿って等間隔で4本の切り溝を形成する。例えば、接続点201、202、203、204、205、206、207における各接続点で、第1リブ111と第2リブ112を整合し、リブの高さ方向に沿って等間隔で第1切り溝21、第2切り溝22、第3切り溝23及び第4切り溝24を形成する。同様に、接続点301、302、303、304、305、306、307及び308における各接続点で、第2リブ112と第3リブ113を整合し、リブの高さ方向に沿って等間隔で4本の切り溝を形成する。
ここで、指摘すべきことは、以上に示される切り溝の数、切り溝の長さ及び切り溝の間の間隔は限定されるものではなく、単なる例示である。切り溝の数、切り溝の長さ及び切り溝の間の間隔はリブの高さ及び各セルのサイズなどに応じて決定される。リブの高さは、例えば50mm、75mm、100mm、150mm、200mm、250mm、300mmであってもよいが、これに限定されない。前記サイズは単なる例示であり、具体的な用途での要求及び搬送条件に応じて、ジオセルのリブのサイズを選択し、これによって、切り溝の数、切り溝の長さ及び切り溝の間の間隔を決定すればよい。
また、以上は、各接続点で、隣接する2本のリブを整合するとともに切り溝を形成することを示すが、本発明はこれに限定されない。各接続点で、ジオセルの各セルの形状に応じて必要な数のリブを整合するとともに切り溝を形成すればよい。例えば、各接続点で、隣接する3本のリブを整合するとともに、切り溝を形成することで、図12、図13に示されるジオセルを形成することができる。
ステップ406において、各接続点で、U字状部材3の二つの直立部が順次交互に各切り溝に挿入される。U字状部材の二つの直立部が最後の切り溝(図6〜図7の例示性の実施形態において、最後の切り溝は第4切り溝24である) を通ってから、U字状部材の接続シート4をU字状部材の第1直立部31、第2直立部32の端部に追加することで、U字状部材がリブから脱落することを防止する。ただし、当業者が理解すべきことは、U字状部材の接続シート4は必ずしも必要ではなく、具体的な使用状況に応じて該U字状部材接続シートを省略してもよい。
ステップ408において、各接続点に対してコロイド被覆を行う。ステップ408は、まずステップ409において、U字状部材によって係着されたリブの接続点をコロイド被覆金型に入れることを含む。図9と図10は、リブの接続点に対してコロイド被覆を行うためのコロイド被覆金型の簡略化した模式図を示す。図9と図10に示すように、コロイド被覆金型は主に第1金型A1、第2金型A2、第3金型A3、第4金型A4、上台座B1及び下台座B2を含む。下台座B2に設けられるT形溝のそれぞれと係合するように、第1金型A1、第2金型A2、第3金型A3、第4金型A4の底面にそれぞれT形凸出部が設けられることで、第1金型A1、第2金型A2、第3金型A3、第4金型A4がそれぞれ互いに接離するように下台座B2に対して移動する。例えば、第3金型A3の底面におけるT形凸出部T3は下台座B2のT形溝C3に係合されることで、下型A6に近接しまたは離れるように、T形溝C3に沿って移動する。下型A6は下台座B2における中間位置に配置される。本例示性の実施形態において、下型A6は略直方体を呈している。下型A6の各側面にはいずれも弾性部品、例えばバネSが設けられる。下型A6の中央にはさらに凹室Vが設けられる。同様に、中央に凹室を有する上型が上台座B1に設けられる。
ステップ409において、まず、U字状部材3の端部と、上型及び下型の凹室とを整合し、U字状部材3の一方の端部(例えば、U字状部材3の二つの直立部の端部、またはU字状部材3のアーチ状の端部)を下型A6の凹室Vに配置して、該凹室VがU字状部材3の、該端部にあるエンドカバーのキャビティを形成するようにする。そして、第1リブ111の両端をそれぞれ第1金型A1と第3金型A3との間、及び第1金型A1と第4金型A4との間に配置し、第2リブ112の両端をそれぞれ第2金型A2と第3金型A3との間、及び第2金型A2と第4金型A4との間に配置する。前記に応じてU字状部材3及び第1リブ111と第2リブ112を配置してから、上台座B1を下に移動させ、上台座B1と第1金型A1、第2金型A2、第3金型A3、第4金型A4との間の楔状構成(図示せず)を介して、第1金型A1、第2金型A2、第3金型A3、第4金型A4と上台座B1とを一体として、互いに近接させるように、それぞれ下台座B2における相応的なT形溝に沿って移動させ、それぞれ第1リブ111と第2リブ112に当接させ、それぞれ下型A6の相応的な側面におけるバネSを圧縮する。上台座B1の下方への移動過程において、上台座B1に設けられる上型の凹室(図示せず)は、U字状部材3の他方の端部(例えば、U字状部材3のアーチ状の端部、またはU字状部材3の二つの直立部の端部)に向かって移動する。上台座B1が所定位置に移動した後に、U字状部材3の該他方の端部は上台座B1における上型の凹室内に収容され、上型の該凹室がU字状部材3の該他方の端部にあるエンドカバーのキャビティを形成する。なお、この過程においては、予め第1リブ111と第2リブ112が適切な引張状態にあることが好ましい。これによって、後続のコロイドの射出過程で、溶融されたコロイドが接続点にあるリブの間に入って、セルの二つのリブの間が所定の角度をなす状態となり、コロイドと、リブ及びU字状部材の、リブの間に位置する部分から形成された柱体の断面が略正方形または円形を呈して、接続点の構成安定性を強化することができる。
第1金型A1、第2金型A2、第3金型A3、第4金型A4はそれぞれ略台形を呈して、台形の頂辺(短辺)が互いに対向し、台形の底辺(長辺)よりも、台形の頂辺(短辺)が下型A6の凹室Vに近接し、台形の二つの斜辺は90度の夾角をなすようにするとよい。
図11は金型が所定位置に移動した模式的な断面図を示す。図9に示すように、第1金型A1は第1リブ111側から第1リブ111に当接され、第2金型A2は第2リブ112側から第2リブ112に当接される。第1金型A1と第2金型A2の頂辺(台形の短辺)は、U字状部材3と対向する。また、頂辺の長さはU字状部材の二つの直立部の間の距離以上であることが好ましい。第3金型A3、第4金型A4はそれぞれ左右両側から第1リブ111と第2リブ112との間に入り、第1リブ111と第2リブ112に当接する。示される実施例において、第1金型A1と第2金型A2の頂辺はU字状部材3と対向し、第3金型A3と第4金型A4の頂辺はU字状部材3の左右両側と対向する。第1金型A1と第2金型A2の頂辺の長さは、第3金型A3と第4金型A4の頂辺の長さより大きい。ただし、本発明はこれに限定されない。本発明の他の可能実施形態においては、第1金型A1、第2金型A2、第3金型A3及び第4金型A4が基本的に同様な形状を有してもよく、各金型の頂辺の長さが同じである。これによって、リブがコロイド被覆金型において位置決めされる際に、U字状部材3が第1金型A1、第2金型A2と対向せず、一定の角度をなすようになる。
第1金型A1の台形の二つの斜辺の外端部分には、斜辺から突出する端壁61、62が形成される。第1金型A1が第1リブ111側から第1リブに当接すると、突出する端壁61、62がそれぞれ第1リブ111に当接し、第1金型A1の台形の二つの斜辺の他の部分及び頂辺が、第1リブ111と離れ、第1リブ111に接触することなく、リブ111と共同して、材料を射出するためのキャビティを形成する。同様に、第2金型A2、第3金型A3、第4金型A4の台形の二つの斜辺の外端部分にも、それぞれ斜辺から突出する端壁63、64、65、66、67、68が形成される。金型のこれらの端壁と、相応的な斜辺部分、頂辺及びリブ111、112が共同して、材料を射出するためのキャビティを形成する。具体的には、第1金型A1が第1リブ111側から第1リブ111を押すと、第1金型A1の端壁61、62が第1リブ111に当接し、これによって、第1金型A1の二つの斜辺の、リブ111に接触していない部分と、頂辺と第1リブ111、端壁61、端壁62が共同して、キャビティM1を形成する。第2金型A2が第2リブ112側から第2リブ112を押すと、第2金型A2の端壁63、64が第2リブ112に当接し、これによって、第2金型A2の二つの斜辺の、リブ112に接触していない部分と、頂辺と第2リブ112、端壁63、端壁64が共同して、キャビティM2を形成する。
同様に、第3金型A3、第4金型A4が所定位置に移動すると、第3金型A3の端壁65は端壁61と対向するとともに、第1リブ111をその間に挟み、第3金型A3の端壁66は端壁63と対向するとともに、第2リブ112をその間に挟み、第4金型A4の端壁67は端壁64と対向するとともに、第2リブ112をその間に挟み、第4金型A4の端壁68は端壁62と対向するとともに、第1リブ111をその間に挟む。これによって、第3金型A3の二つの斜辺の、リブ111及びリブ112に接触していない部分と、頂辺と第1リブ111、第2リブ112、端壁65、端壁66が共同して、キャビティM3を形成し、第4金型A4の二つの斜辺の、リブ111及びリブ112に接触していない部分と、頂辺と第1リブ111、第2リブ112、端壁67、端壁68が共同して、キャビティM4を形成する。
第1金型A1、第2金型A2、第3金型A3、第4金型A4及び上台座B1(上型)の配置が完了してから、ステップ410において、溶融されたコロイドがこれらのキャビティ(キャビティM1、キャビティM2、キャビティM3、キャビティM4、下型A6の凹室V及び上型の凹室)に注入される。キャビティの大きさが形成対象となるコロイドのサイズにマッチする。図1〜図4に示される例示性の実施形態において、第1リブ111と第2リブ112の厚さはいずれも0.8mm〜1mmの間にあり、各接続点で、第1リブ111と第2リブ112の各側面に形成されたコロイドの厚さが約1mmであるから、第1金型A1の端壁61、62の厚さは約1mmであってもよい。第2金型A2、第3金型A3と第4金型A4の構成及び操作は第1金型A1と同様である。また、図6に示すように、下型A6の凹室V及び上型の凹室内に注入された溶融コロイドが完全にU字状部材3の両端を被覆することで、それぞれ半球状のエンドカバー51、52を形成する。エンドカバー51、52のサイズは、必要に応じて上型と下型の凹室のサイズを変えることにより変更することができる。一般的には、エンドカバー51、52を形成するコロイドの厚さは、明らかに第1リブ111と第2リブ112との側面に形成されたコロイドの厚さより大きい。
本例示性の実施形態において、下型A6の凹室V及び上型の凹室はいずれも半球状に形成されている。ただし、当業者が理解すべきことは、下型と上型の凹室の形状及びサイズは、形成されたエンドカバー51、52の要求に応じて変更してもよい。例えば、エンドカバー51、52は、例えば直方体、錐体などの他の形状として形成してもよい。
本例示性の実施形態において、リブはPP材料から形成され、溶融されたTPE材料を各キャビティに注入することで、コロイド5を形成する。PP材料とTPE材料とは優れた相溶性を有するため、溶融されたTPE材料がPP材料から形成されたリブに接着されることで、形成されたコロイド5が剥離し難くなる。各キャビティ内に注入された溶融材料がリブに接触する際に、リブの損壊を避けるために、コロイド5の射出温度をリブの溶融温度より低くする。一般的には、PP材料の溶融温度は165〜170゜Cであるが、TPE材料の加工温度は150〜200゜Cであり、具体的には、TPE材料の硬さに依存する。リブがPP材料から形成され、コロイド5が軟質のTPE材料から形成された一実施例において、リブの溶融温度が150゜Cより高く、コロイド5の射出温度が約130゜Cである。
指摘すべきことは、コロイド5の射出温度は利用される材料に応じて設定される。また、コロイド5は、前記のように、軟質のTPE材料以外、他の軟質材料によって形成してもよい。
溶融された状態でキャビティ内に注入されたTPE材料がリブ及びU字状部材に付着し、冷却されてから、ステップ412において、リブをコロイド被覆金型から取り出すことで、本発明によるジオセルを得る。具体的には、上台座B1を上方に移動させると、それと同時に、上台座B1と第1金型A1、第2金型A2、第3金型A3、第4金型A4との間の楔状構成(図示せず)及びバネSの作用によって、第1金型A1、第2金型A2、第3金型A3、第4金型A4が互いに離れるように、それぞれ相応的なT形溝内を移動することで、リブを挟む力が緩み、これによって、接続点がコロイド被覆されたリブをコロイド被覆金型から取り出すことができる。採用した材料の種類に応じて、金型を撤去する前後に、コロイド5に対して加硫を行う。
以上は本発明によるジオセルを製造するための方法、及び該方法によって製造され、示される実施形態のジオセルを示したが、本発明はこれに限定されない。
前記例示性の実施形態において、ジオセル100の各セルの、高さ方向に直交する断面は正方形を呈して、第1金型A1、第2金型A2、第3金型A3及び第4金型A4の両側の縁は90度の夾角をなす。本発明によるジオセルを製造するための方法はさらに、他の形状のセルを有するジオセルの製造に適用されてもよい。例えば、ジオセルの各セルの、高さ方向に直交する断面は矩形、菱形、他の平行四辺形、三角形などを呈してもよい。そのため、利用する金型の両側の縁の間の夾角を相応的に補正することができる。
図12〜図13はジオセルの他の実施例を示す。図12は本発明によるジオセルを製造するための方法で製造されるジオセル200の平面図を示し、図13は本発明によるジオセルを製造するための方法で製造されるジオセル300の平面図を示す。ジオセル200の構成と、ジオセル300の構成は基本的に同じであり、相違点は、ジオセルの、各セルとして囲まれるリブの間の夾角が異なり、そのため、製造過程で利用される金型の両側の縁の間の夾角が異なることだけである。ジオセル200、ジオセル300の構成とジオセル100の構成とは基本的に同じであり、各接続点で、U字状部材がリブにおける切り溝に挿入され、接続点を取り囲むようにコロイドが形成されている。相違点は、各セルの高さ方向に直交する断面の形状が異なり、これによって、各接続点で整合され、U字状部材によって係着されるリブの数が異なり、そのためジオセルの製造過程で、接続点に対してコロイド被覆を行うための金型の数、及び金型の両側の縁の間の夾角が異なることだけである。
また、前記例示性の実施形態においては、各接続点で、U字状部材を介して隣接するリブを係着するが、本発明はこれに限定されず、他の形式のコネクターによって、隣接するリブを係着させてもよい。
前記例示性の実施形態においては、U字状部材の二つの直立部の端部にはU字状部材の接続シートが設けられる。ただし、本発明はこれに限定されない。本発明によって構想されるジオセルにおいては、各接続点で、エンドカバーを形成するように、U字状部材の二つの直立部の端部はいずれもコロイド被覆され、該エンドカバーはU字状部材の二つの直立部がリブから脱落することを防止している。従って、本発明の他の可能な実施形態においては、U字状部材の接続シートを設けなくても良い。
以上は既に本発明の例示性の実施形態を詳しく記載したが、理解すべきことは、本発明は前記詳しく記載され及び示された具体的な実施形態に限定されない。本発明の主旨と範囲から逸脱しなければ、当業者は本発明に対して種々の変形及び変更を行ってもよい。これらの全ての変形及び変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。そして、ここで記載された全ての部材は、技術的に均等な他の部材によって代用することができる。

Claims (50)

  1. 複数のリブを含むジオセルであって、前記複数のリブが複数の接続点で互いに接続されることで複数のセルを形成するジオセルにおいて、各接続点で、前記複数のリブのうちの2本またはより多くの隣接するリブがコネクターを介して互いに係着され、各接続点がコロイドにより被覆され
    前記コロイドは射出成形によって、溶融された状態で接続点にある前記リブの間に入ってから冷却されて前記接続点を被覆しているジオセル。
  2. 各接続点で、前記複数のリブにおける2本またはより多くの隣接するリブが整合され、前記2本またはより多くの隣接するリブを貫通する切り溝が形成され、前記切り溝が前記2本またはより多くの隣接するリブの縦方向に沿って延伸し、前記2本またはより多くの隣接するリブを係着するように、前記コネクターが順次交互に前記切り溝を通る請求項1に記載のジオセル。
  3. 前記切り溝は前記2本またはより多くの隣接するリブの高さ方向に沿って等間隔で配される複数の切り溝である請求項2に記載のジオセル。
  4. 前記コロイドは前記2本またはより多くの隣接するリブの各側面を被覆することで前記切り溝を完全に被覆するとともに、前記コネクターの少なくとも一部を被覆する請求項2に記載のジオセル。
  5. 各接続点での前記コネクターは完全に前記コロイドにより被覆される請求項4に記載のジオセル。
  6. 各接続点で、前記コネクター、前記2本またはより多くの隣接するリブ、及び前記コロイドが一体として接着されるとともに、エンドカバーを形成するように、前記コネクターの端部は完全に前記コロイドにより被覆される請求項5に記載のジオセル。
  7. 前記エンドカバーは半球状、直方体、錐体のうちのいずれかの形状を呈する請求項6に記載のジオセル。
  8. 前記ジオセルにおいて、前記2本またはより多くの隣接するリブが互いに予め決められた角度をなす請求項1に記載のジオセル。
  9. 前記コロイドは前記リブの溶融温度より低い射出温度で、前記接続点に成形される請求項1〜のいずれか一項に記載のジオセル。
  10. 前記リブはPP材料またはPET材料から形成される請求項1〜のいずれか一項に記載のジオセル。
  11. 前記リブはPP材料またはPET材料から、引っ張られることで形成される請求項1〜のいずれか一項に記載のジオセル。
  12. 前記コロイドはTPE、TPR、TPU、SBS、EVA、シリカゲル、PVC、PP、PE、HDPE、TPEE、EBA、EEA、EMAのうちの1種または多種の材料から形成される請求項1〜のいずれか一項に記載のジオセル。
  13. 前記セルの前記リブの高さ方向に沿う断面は三角形、正方形、長方形または菱形のうちのいずれかの形状を呈する請求項1〜のいずれか一項に記載のジオセル。
  14. 前記コネクターはU字状部材であり、前記U字状部材の二つの直立部が順次交互に前記切り溝を通る請求項2〜7のいずれかの一項に記載のジオセル。
  15. 前記U字状部材の前記二つの直立部の端部には、U字状部材の接続シートが設けられる請求項14に記載のジオセル。
  16. 前記2本またはより多くの隣接するリブにおける各側面に被覆されるコロイドの厚さは、該当コロイドが位置する前記2本またはより多くの隣接するリブの厚さ以上である請求項4〜7のいずれか一項に記載のジオセル。
  17. 複数のリブを含むジオセルであって、前記複数のリブが複数の接続点で互いに接続されることで複数のセルを形成するジオセルにおいて、
    各接続点で、前記複数のリブのうちの2本またはより多くの隣接するリブがコネクターを介して互いに係着され、
    各接続点がコロイドにより被覆され、各接続点での前記コネクターが完全にコロイドにより被覆され
    前記コロイドは射出成形によって、溶融された状態で接続点にある前記リブの間に入ってから冷却されて前記接続点と前記コネクターを被覆しているジオセル。
  18. 各接続点で、前記複数のリブにおける2本またはより多くの隣接するリブが整合され、前記2本またはより多くの隣接するリブを貫通する切り溝が形成され、前記切り溝が前記2本またはより多くの隣接するリブの縦方向に沿って延伸し、前記コネクターが順次交互に前記切り溝を通ることで、前記2本またはより多くの隣接するリブが係着される請求項17に記載のジオセル。
  19. 前記切り溝は前記2本またはより多くの隣接するリブの高さ方向に沿って等間隔で配される複数の切り溝である請求項18に記載のジオセル。
  20. 前記切り溝を完全に被覆するように、前記コロイドは前記2本またはより多くの隣接するリブの各側面を被覆する請求項18に記載のジオセル。
  21. 各接続点で、前記コネクター、前記2本またはより多くの隣接するリブ、及び前記コロイドが一体として接着されるとともに、エンドカバーを形成するように、前記コネクターの端部が完全に前記コロイドにより被覆される請求項17に記載のジオセル。
  22. 前記エンドカバーは半球状、直方体、錐体のうちのいずれかの形状を呈する請求項21に記載のジオセル。
  23. 前記ジオセルにおいて、前記2本またはより多くの隣接するリブが互いに予め決められた角度をなす請求項17に記載のジオセル。
  24. 前記コロイドは前記リブの溶融温度より低い射出温度で、前記接続点に成形される請求項17〜23のいずれか一項に記載のジオセル。
  25. 前記リブはPP材料またはPET材料から形成される請求項17〜23のいずれか一項に記載のジオセル。
  26. 前記リブはPP材料またはPET材料から、引っ張られることで形成される請求項17〜23のいずれか一項に記載のジオセル。
  27. 前記コロイドはTPE、TPR、TPU、SBS、EVA、シリカゲル、PVC、PP、PE、HDPE、TPEE、EBA、EEA、EMAのうちの1種または多種の材料から形成される請求項17〜23のいずれか一項に記載のジオセル。
  28. 前記セルの前記リブの高さ方向に沿う断面は三角形、正方形、長方形または菱形のうちのいずれかの形状を呈する請求項17〜23のいずれか一項に記載のジオセル。
  29. 前記コネクターはU字状部材であり、前記U字状部材の二つの直立部が順次交互に前記切り溝を通る請求項18〜20のいずれか一項に記載のジオセル。
  30. 前記U字状部材の前記二つの直立部の端部にはU字状部材の接続シートが設けられる請求項29に記載のジオセル。
  31. 前記2本またはより多くの隣接するリブにおける各側面に被覆されるコロイドの厚さは、該当コロイドが位置する前記2本またはより多くの隣接するリブの厚さ以上である請求項20に記載のジオセル。
  32. ジオセルを製造するための方法であって、
    複数のリブを配置するステップと、
    前記複数のリブにおける2本またはより多くの隣接するリブを接続点で整合し、前記2本またはより多くの隣接するリブを貫通する切り溝を形成するステップと、
    前記接続点で、コネクターが順次交互に前記切り溝を通るようにし、前記2本またはより多くの隣接するリブを係着するステップと、
    コロイドを形成するように、前記接続点に対してコロイド被覆を行うステップとを含み、
    前記接続点に対してコロイド被覆を行うステップにおいて、射出成形によって、溶融された前記コロイドが接続点にある前記リブの間に入ってから冷却されるように、前記接続点に対してコロイド被覆を行う方法。
  33. 前記切り溝は前記2本またはより多くの隣接するリブの高さ方向に沿って等間隔で配される複数の切り溝である請求項32に記載のジオセルを製造するための方法。
  34. 前記コロイドは前記2本またはより多くの隣接するリブの各側面を被覆することで前記切り溝を完全に被覆するとともに、前記コネクターの少なくとも一部を被覆する請求項32に記載のジオセルを製造するための方法。
  35. 各接続点での前記コネクターは完全に前記コロイドにより被覆される請求項34に記載のジオセルを製造するための方法。
  36. 前記接続点で、前記コネクター、前記2本またはより多くの隣接するリブ、及び前記コロイドが一体として接着されるとともに、エンドカバーを形成するように、前記コネクターの端部が完全に前記コロイドにより被覆される請求項35に記載のジオセルを製造するための方法。
  37. 前記エンドカバーは半球状、直方体、錐体のうちのいずれかの形状を呈する請求項36に記載のジオセルを製造するための方法。
  38. 前記コロイド被覆のステップを実行する前に、またはコロイド被覆のステップを実行する過程において、前記2本またはより多くの隣接するリブは予め決められた張力を受ける請求項32に記載のジオセルを製造するための方法。
  39. 前記コロイド被覆のステップを実行する前に、またはコロイド被覆のステップを実行する過程において、互いに予め決められた角度をなすように、前記2本またはより多くの隣接するリブが引っ張られる請求項32に記載のジオセルを製造するための方法。
  40. 前記コロイド被覆のステップを実行した後、またはコロイド被覆のステップを実行する過程において、前記コロイドが加硫される請求項32に記載のジオセルを製造するための方法。
  41. 前記コロイドは前記リブの溶融温度より低い射出温度で前記接続点に成形される請求項32〜40のいずれか一項に記載のジオセルを製造するための方法。
  42. 前記リブはPP材料またはPET材料から形成される請求項32〜40のいずれか一項に記載のジオセルを製造するための方法。
  43. 前記リブはPP材料またはPET材料から、引っ張られることで形成される請求項32〜40のいずれか一項に記載のジオセルを製造するための方法。
  44. 前記コロイドはTPE、TPR、TPU、SBS、EVA、シリカゲル、PVC、PP、PE、HDPE、TPEE、EBA、EEA、EMAのうちの1種または多種の材料から形成される請求項32〜40のいずれか一項に記載のジオセルを製造するための方法。
  45. 前記複数のリブは複数の前記接続点で互いに接続されることで、複数のセルを形成し、前記セルの、前記リブの高さ方向に沿う断面は、三角形、正方形、長方形または菱形のうちのいずれかの形状を呈する請求項32〜40のいずれか一項に記載のジオセルを製造するための方法。
  46. 前記コネクターはU字状部材であり、前記U字状部材の二つの直立部が順次交互に前記切り溝を通る請求項32〜40のいずれか一項に記載のジオセルを製造するための方法。
  47. 前記U字状部材の前記二つの直立部の端部にはU字状部材の接続シートが設けられる請求項46に記載のジオセルを製造するための方法。
  48. 前記2本またはより多くの隣接するリブの各側面に被覆されるコロイドの厚さは、該当コロイドが位置する前記2本またはより多くの隣接するリブの厚さ以上である請求項34〜37のいずれか一項に記載のジオセルを製造するための方法。
  49. ジオセルを製造するための方法であって、
    複数のリブを配置するステップと、
    前記複数のリブにおける2本またはより多くの隣接するリブを接続点で整合し、前記2本またはより多くの隣接するリブを貫通する切り溝を形成するステップと、
    前記接続点で、コネクターが順次交互に前記切り溝を通るようにし、前記2本またはより多くの隣接するリブを係着するステップと、
    コロイドを形成するように、前記接続点に対してコロイド被覆を行い、前記コロイドが完全に前記コネクターを被覆するステップとを含み、
    前記接続点に対してコロイド被覆を行い、前記コロイドが完全に前記コネクターを被覆するステップにおいて、射出成形によって、溶融された前記コロイドが接続点にある前記リブの間に入ってから冷却されるように、前記接続点に対してコロイド被覆を行い、前記コロイドが完全に前記コネクターを被覆する方法。
  50. 請求項32〜49のいずれか一項に記載のジオセルを製造するための方法で形成されるジオセル。
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