JP6948823B2 - アンテナ設置用の支持金具 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の屋上のパラペットを利用してアンテナを設置する支持金具に関する。
特許文献1には屋上のパラペットを利用してアンテナを設置する技術が公知となっている。図10に基づき概略を説明すれば、固定枠(支持金具)1は、逆U字状に形成された一対の枠対5a,5bと、両枠対5a,5bを連結して前面体1a,背面体1bを構成する連結片6a〜6cと、枠対5a,5bの下端部に螺設された圧接板(押え板)2a,2bと、を備えている。
この前面体1aの連結片6a,6bは、アンテナ設置用マスト3を立設するマスト立設部8を備え、マスト立設部8はマスト保持具13とボルト14と挟持部材15とを備えている。また、圧接板2aの裏面中央にはボルト当接用の凹部20が形成され、枠体5a,5bの各下端部にボルト21が螺入するねじ孔が形成されている。
このような固定枠1をパラペットに設置する際は、まず圧接板2a,2bの間隔をパラペットの厚さより広く開き、つぎに圧接板2a,2b間にパラペットを挿入するように固定枠1に被せる。
その後、ボルト21を前記ねじ孔に螺入していくことで圧接板2aをパラペット側に押し出し、圧接板2bと共にパラペットを把持する。また、マスト3をマスト立設部8に装着し、さらにマスト3にアンテナを取り付ける。
特開2001−237622
しかしながら、特許文献1の固定枠1は、圧接板2a,2bを押し込むボルト21が片側、即ち正面側の枠体5a側にしか設けられていないため、パラペットの把持力が不十分であり、パラペットに十分に固定できない場合がある。
これにより例えば風雨や地震などで固定枠1の固定が解除され、アンテナが倒れるおそれがある。これでは建物周囲に危険性が生じ、また通信エリアなどに悪影響を与えるおそれがあった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされ、パラペットにアンテナ設置用の支持金具を十分に固定することを解決課題としている。
本発明は、建物の屋上に形成されたパラペットを利用してアンテナを設置するアンテナ支持金具に関する。このアンテナ支持金具は、縦断面逆U字状の金具本体と、前記金具本体に立設された支柱金具と、前記金具本体の各下端部の両サイドに固定されたナットと、前記ナットに螺入する押しボルトと、前記押しボルトを前記ナットに螺入させていくに従って前記パラペットを締め付けて把持する押え板と、を備える。
本発明の一態様として、前記金具本体の各下端部の両サイドに複数のナットが直列に連装することもできる。また、前記金具本体と前記支柱金具とが落下防止用のワイヤを挿通可能な孔部を備えてもよい。
本発明の他の態様として、前記金具本体を一対のL字金具と、該両L字金具を連結するボルト・ナットとを備えて構成してもよい。この場合には前記各L字金具は、長手方向に沿って複数の連結孔が形成された水平部と、該水平部の一端から垂直に折曲形成された前記下端部とを備える。
したがって、前記両L字金具は、それぞれの前記連結孔に連通されたボルト軸部にナットを締結して連結される。このボルト軸部を連通する前記連結孔を変更することにより、前記押え板間の距離を調整可能とすることが好ましい。
本発明のさらに他の態様として、前記金具本体を一対のL字金具を連結して構成してもよい。この場合に一方の前記L字金具は、横断面U字状に形成され、底板の両端に立設された側板の長手方向に沿って複数の貫通孔を形成する。
また、前記支柱金具は、前記L字金具に対する取付用の取付孔が形成されたベースプレートと、該ベースプレートに立設された支柱部とを備える。このベースプレートは、前記貫通孔および前記取付孔に連通されたボルト軸部にナットを締結して前記L字金具に取り付けられる。したがって、前記ボルト軸部に連通される前記取付孔を変更することにより、前記支柱金具の取付位置を調整可能となる。
本発明によれば、アンテナ設置用の支持金具をパラペットに十分に固定することができる。
本発明の実施形態に係るアンテナ設置用の支持金具の斜視図。 同 L字金具同士の連結状態を示す斜視図。 同 押しボルト・押え板落下防止用の皿ボルトの取付状態を示す斜視図。 同 押え板の取付状態を示す斜視図 同 支柱金具の取付状態を示す斜視図。 同 支持金具をパラペットに取り付けた状態の斜視図。 (a)は金具本体のパラペット取付幅(240mm)の状態を示す側面図、(b)は同パラペット取付幅(360mm)の状態を示す側面図。 (a)は比較例に矢印P方向の応力を加えた状態を示す側面図、(b)は本実施形態に係るアンテナ用の支持金具に同応力を加えた状態を示す側面図。 (a)は支柱金具を支持金具の前側に取り付けた状態を示す側面図、(b)は同支持金具の中央に取り付けた状態を示す側面図、(c)は同支持金具の後側に取り付けた状態を示す側面図。 特許文献1の固定枠の斜視図。
以下、本発明の実施形態に係るアンテナ設置用の支持金具を説明する。この支持金具は、主に建物の屋上にアンテナ(ANT−Z−P040−ND)を設置する際に屋上のパラペットに取り付けられて前記アンテナを支持する。
≪全体構成≫
図1〜図3に基づき前記支持金具の構成を説明する。ここでは前記支持金具30は、図1に示すように、前記パラペットに固定される縦断面逆U字状の金具本体31と、金具本体31に立設されて前記アンテナが設置される支柱金具32とを備えている。
(1)金具本体31
金具本体31は、一対のL字金具33A,33Bと、両L字金具33A,33Bを連結するボルト34a・ナット34bとを備えている。この各L字金具3333A,33Bは、図2に示すように、横断面U字状の水平部35A,35Bと、水平部35A,35Bの一端から垂直に折曲形成された下端部(脚部)36A,36Bとを備え、水平部35Bは水平部35Aの下側に連結されている。
この水平部35Aの長手方向は水平部35Bよりも長く設定され、下端部36Aは下端部36Bよりも高く設定されている。具体的には水平部35A,35Bは横断面コ字状に形成され、底板35aには複数の連通孔35cが等間隔に直列に形成されている。この両水平部35A,35Bの連通孔35cに連通されたボルト34aの軸部に座金を介してナット34bを締結することで両L字金具33A,33Bが連結されている。また、L字金具33Aの各側壁35bには支柱金具32を取り付ける四つの貫通孔35dが等間隔に形成されている。
また、各下端部36A,36Bは、横断面コ字状に形成され、左右の側板38の外周には一対のナット38aが溶接により直列に連装され、底板37には孔部44と落下防止用ワイヤ取付用孔37aとが形成されている。ここでは両ナット38aは一定の間隔をおいて連装されている一方、孔部44に挿通された皿ボルト42の軸部にナット43を締結することで押え板39が取り付けられている。
この押え板39は、図3に示すように、横長長方形状に形成され、両端部のナット38aに応じた位置に丸溝39aが形成されている。このとき各ナット38aに螺入された押えボルト40の軸部先端が、丸溝39aに当たって両押え板39がパラペットを把持し、金具本体31が前記パラペットに固定されている。
(2)支柱金具32
支柱金具32は、図1に示すように、L字金具33Aに固定されるベースプレート45と、ベースプレート45の略中央部に立設された支柱部46とを備えている。このベースプレート45の両側端部45aは下方向に折曲形成され、L字金具33Aの貫通孔35dと同じ間隔に形成された一対の取付孔45b(図5参照)を備えている。
この両取付孔45bと任意に選択された一対の貫通孔35dとに挿通されたボルト48の軸部にナット49を締結することでベースプレート45がL字金具33Aに固定されている。なお、支柱部46は、円柱状に形成され、上端付近には落下防止用ワイヤ取付孔47が形成されている。
≪取付手順≫
以下、前記支持金具30の前記パラペットへの取付手順を説明する。ここではパラペットP(図6参照)に前記支持金具30を取り付けるものとする。この取り付けは、L字金具33A,33Bの連結作業(図2)→押しボルト40の取付作業(図3)→押え板39の取付作業(図4)→支柱金具32の取付作業(図5)→パラペットへの取付作業(図6)の順で実施される。
(1)L字金具33A,33Bの連結作業
図2に基づきL字金具33A,33Bの連結作業を説明する。まず、図2に示すように、L字金具33Aの水平部35Aの下側にL字金具33Bの水平部35Bを配置し、水平部35A,35Bの底板35aを対向させる。
この状態のまま各水平部35A,35Bの連通孔35c群からパラペットPの厚さLに応じた隣接する一対の連通孔35cを選択し、選択された各連通孔35cにボルト34aの軸部を連通する。ここで連通されたボルト34aの軸部に座金を介してナット34bを締結し、両L字金具33A,33Bが連結される。
(2)押しボルト40の取付作業・押え板39の取付作業
まず、図3に基づき押しボルト40の取付作業を説明する。この取付作業に際しては両下端部36A,36Bの各ナット38aに対して、緩み止め用ナット50a,ばね座金50bを介して押しボルト40の軸部を螺着させる。
このとき押え板39の中央孔39bに皿ボルト42の軸部を挿通し、挿通された皿ボルト42の軸部にナット51を締結することで皿ボルト42を押え板39に取り付ける。
つぎに図4に基づき押え板39の取付作業を説明すれば、皿ボルト42の軸部を各下端部36A,36Bの孔部44に挿通し、挿通された皿ボルト42の軸部にナット43を締結し、各押え板39を各下端部36A,36Bに取り付ける。
(3)支柱金具32の取付作業
図5に基づき支柱金具32の取付作業を説明する。この取付作業は、L字金具33Aの両側板35bに形成された貫通孔35d群から支柱金具32の取付位置に応じた四つの貫通孔35dを選択する。ここでは各側板35b中で隣接し、かつ両側板35b間にて対向する貫通孔35dが選択される。
このように選択された各貫通孔35dとベースプレート45の取付孔45bとにボルト48の軸部を挿通し、挿通されたボルト48の軸部に座金を介してナット49を締結し、支柱金具32をL字金具33Aに取り付ける。
(4)パラペットへの取付作業
図6に基づきパラペットへの取付作業を説明する。この前記支持金具30の取り付けに際しては、まず両下端部36A,36B間の開口部をパラペットPの長手方向に対して垂直方向(Y−Y方向)に配置する。
つぎに押しボルト40の軸部先端が押え板39の丸溝39aを向くように該押え板39の位置を調整し、各押しボルト40の軸部を各脚部36A,36Bに連装された各ナット38aに螺入させていく。
これにより押えボルト40の軸部先端が丸溝39aに当たって左右の押え板39によりパラペットPが締め付けられる。その結果、パラペットPが両押え板39に把持され、前記支持金具30がパラペットPに固定されている。また、各緩み止め用ナット50aを、ばね座金50bが効く程度に押えボルト40の軸部に締め付け、その後に皿ボルト42にナット43を二連装で締め付ける。
その後、落下防止用ワイヤ59を取付孔47,37aに挿通して建物の屋上などに埋設されたアンカーボルト60に連結し、支柱金具32にアンテナ(ANT−Z−P040−ND)を設置して作業を終了する。この前記支持金具30によれば、次の効果(A)〜(D)を得ることができる。
(A)すなわち、ボルト34aの軸部を連通する両連通孔35cを変更すれば、下端部36A,36B間が伸縮するため、左右の押え板39間の距離を調整することができる。この点を図7に基づき説明する。
図7(a)は、両下端部36A,36B間を調整して両押え板39間を距離L1(240mm)に設定した状態を示している。また、図7(b)は、両下端部36A,36B間を調整して両押え板39間を距離L2(360mm)に設定した状態を示している。
このようにボルト34aの軸部を連通する連通孔35cを選択することで両押え板39間の距離を距離L1〜距離L2に調整することが可能である。したがって、前記支持金具30によれば、厚さL(240mm〜360mm)のパラペットに対応でき、この点でアンテナの設置範囲を拡大することができる。
(B)前記支持金具30によれば、図6に示すように、各押しボルト40の軸部を連装された各ナット38aに螺入させていくと、左右の押え板39にてパラペットPが把持されるため、特許文献1よりもパラペットPの把持力が向上している。
すなわち、特許文献1は、片側からボルト21をねじ孔に螺入していくことで圧接板2aをパラペット側に押し出し、圧接板2a,2b間でパラペットを挟み込んでいる。
これに対して前記支持金具30は、パラペットPの把持力を確実に発揮させるため、押しボルト40を両側から締め付けながら挟み込んでいる。これにより片側のみでは不十分であったパラペットPの把持力を向上させることができ、前記支持金具30をパラペットPに十分かつ確実に固定することができ、安全性が向上している。
このとき前記支持金具30によれば、押しボルト40が螺入するナット38aが二連装されているため、荷重が加わった時に押しボルト40の芯軸のずれを防止することもできる。この点を図8に基づき説明する。
図8(a)は比較例に係る支持金具30´の芯軸ずれを示している。この支持金具30´は、金具本体31の底板37の両端部にそれぞれ一つのナット38bが溶接により単装され、底板37に各ナット38bの雌ねじ孔と連通する孔部52が形成されている。ここでは各ナット38bに押えボルト40を螺入させれば、押えボルト40が孔部52を通って左右の押え板39を押し込むため、該両押え板39によりパラペットPが挟み込まれる。
ところが、支持金具30´にパラペットの垂直方向(図6中のX−X方向)の応力Sを加えた場合、下端部33B側の押えボルト40に矢印S1方向の芯軸ずれが発生し、下端部33A側の押えボルト40に矢印S2方向の芯軸ずれが発生する。これにより支持金具30´の金具本体31、即ち挟込部に図中の二点鎖線に示す歪みが生じ、パラペットPの把持力が不十分となるおそれがある。
一方、図8(b)は、前記支持金具30に図8(a)と同様に前記応力Sを加えた状態を示している。ここでは側板38の外周にナット38aが直列に連装されているため、同図中の二点鎖線に示すように、矢印S1,S2方向の芯軸ずれが抑制され、挟込部の歪みが減少している。
すなわち、押えボルト40の軸部が両ナット38aに支持されるため、比較例よりも芯軸ずれが抑制される。このとき両ナット38a間の距離が大きくなるにしたがって押えボルト40の芯軸ずれが小さくなる。これにより一方のナット38aが押え板39に近づきパラペットPの把持を安定させることができる。
Figure 0006948823
Figure 0006948823
Figure 0006948823
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表1および表2は前記支持金具30の風荷重に対する強度試験の結果を示し、表3は前記比較例に係る支持金具30´の同試験の結果を示している。この表1は、表4の「適応風速・設置高さ」におけるパラペット方向(図6中のX−X方向)の歪量を示している。また、表2および表3は、表4の「適応風速・設置高さ」におけるパラペット垂直方向(図6中のY−Y方向)の歪み量を示している。
ここでは押え板39に図示省略のダイアルゲージを設置して「挟込部の歪み量」を計測し、支柱部46に同ダイアルゲージを設置して「支持支柱部の歪み量」を計測した。また、支柱部46に表1〜表3の積載荷重を加えて「載荷時の歪み量」を計測し、同積載荷重を除去して「除荷時の歪み量」を計測した。
この表1および表2によれば、表4の区分Aの「適応風速・設置高さ」において前記各歪み量が許容範囲であることが示され、前記支持金具30におけるパラペットPの把持力向上が確認された。ここでは除荷時に挟込部の歪み量が「0.00」に復元した場合を許容範囲(判定=OK)としている。
また、表1,2によれば前記支持金具30の歪み量(表1,2)は、表3に示す前記比較例の歪み量よりも小さいことが示されている。したがって、側板38の外周にナット38aを直列に連装すれば、押えボルト40の芯軸ずれを小さくできることが確認された。
(C)前記支持金具30によれば、両側板35bの貫通孔35d群からボルト48の軸部を挿通する四つの貫通孔35dを支柱金具32の取付位置に応じて選択することで支柱金具32の取付位置を調整することができる。
例えば図9(a)に示すように、前記貫通孔35d群からL字金具33A側の四つの貫通孔35dを選択すれば、水平部35Aの前側(同図中のP側)に支柱金具32を取り付けることができる。
また、図9(b)に示すように、前記貫通孔35d群から水平部35Aの中央に配置された四つの貫通孔35dを選択すれば、水平部35Aの水平方向(同図中のP−Q方向)の中央に支持金具32を取り付けることができる。
さらに図9(c)に示すように、前記貫通孔35d群からL字金具33B側の四つの貫通孔35dを選択すれば、水平部35Aの後側(同図中のQ側)に支柱金具32を取り付けることができる。
これによりアンテナ側の可変金具の長さやアンテナの取付方向などの周囲の状況などに応じてアンテナの取付位置を調整することができ、アンテナが建物の敷地境界線を越えることを防止することができる。すなわち、前記支持金具30をパラペットPに取り付けた後にアンテナが敷地境界線を越える事態が判明しても、図9(a)〜(c)に示すように、支柱金具32の取付位置を調整することで敷地境界内にアンテナをおさめることが可能である。
(D)前記支持金具30の取付孔47,37aには落下防止用ワイヤ59が挿通され、該落下防止用ワイヤ59は建物の屋上に埋設されたアンカーボルト60に連結されている。したがって、前記支持金具30によれば、地震などの災害時にパラペットPから外れても、落下防止ワイヤ59により屋上からの落下を防止することができ、この意味でも安全性が向上している。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載された範囲内で変形して実施することができる。例えば落下防止用ワイヤ59は、建物の既設固定物などに連結することができ、また支柱金具32の取付に用いられなかった貫通孔35dに挿通して使用してもよい。
さらにナット38aは、各側板38の外周に複数個が連装(二連装には限定されない。)されていることが好ましいが、前記比較例のように各側板38に一つのナット38aを単装してもよいものとする。この場合には押えボルト10の芯軸ずれが前記支持金具30よりも大きくなるものの、左右の押え板39による把持力を向上させる効果を得ることができる。
30…アンテナ設置用の支持金具
31…金具本体
32…支柱金具
33A,33B…L字金具
34a,48…ボルト
34b,49…ナット
35A,35B…水平部
35c…連通孔
35d…貫通孔
36A,36B…下端部
38a…ナット
39…押え板
40…押しボルト
45…ベースプレート
45b…取付孔
46…支柱部

Claims (4)

  1. 建物の屋上に形成されたパラペットを利用してアンテナを設置するアンテナ支持金具であって、
    縦断面逆U字状の金具本体と、
    前記金具本体に立設された支柱金具と、
    前記金具本体の各下端部の両サイドに固定されたナットと、
    前記ナットに螺入する押しボルトと、
    前記押しボルトを前記ナットに螺入させていくに従って前記パラペットを締め付けて把持する押え板と、
    を備え、
    前記金具本体の各下端部の両サイドには、複数の前記ナットが直列に連装されていることを特徴とするアンテナ設置用の支持金具。
  2. 前記金具本体と前記支柱金具とは、落下防止用のワイヤを挿通可能な孔部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ設置用の支持金具。
  3. 前記金具本体は、一対のL字金具と、該両L字金具を連結するボルト・ナットとを備え、
    前記各L字金具は、長手方向に沿って複数の連結孔が形成された水平部と、該水平部の一端から垂直に折曲形成された前記下端部とを備え、
    前記両L字金具は、それぞれの前記連結孔に連通されたボルト軸部にナットを締結して連結され、
    前記ボルト軸部を連通する前記連結孔を変更することにより、前記押え板間の距離を調整可能なことを特徴とする請求項1または2記載のアンテナ設置用の支持金具。
  4. 前記金具本体は、一対のL字金具を連結して構成され、
    少なくとも一方の前記L字金具は、横断面U字状に形成され、底板の両端に立設された側板の長手方向に沿って複数の貫通孔が形成され、
    前記支柱金具は、前記L字金具に対する取付用の取付孔が形成されたベースプレートと、
    該ベースプレートに立設された支柱部とを備え、
    前記ベースプレートは、前記貫通孔および前記取付孔に連通されたボルト軸部にナットを締結して前記L字金具に取り付けられ、
    前記ボルト軸部に連通される前記取付孔を変更することにより、前記支柱金具の取付位置を調整可能なことを特徴とする請求項1または2記載のアンテナ設置用の支持金具。
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