JP6947836B2 - ロタンドン含有混合物を生産するための方法 - Google Patents
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Description
WO2015181257において、特別な時空プロファイルを有する香料組成物が記載されるが、これらはなかでも、ロタンドンも含有する場合がある。
さらに、ロタンドンは種々の果物(グレープフルーツ、オレンジ、リンゴ、およびマンゴーを明確に言及)中に同定され、果物のアロマにおけるロタンドンの肯定的な効果が知覚的に記載されたが、ここではやや、木のようなノートが傑出している(Wartburg Symposium 2016のポスター)。果物のアロマの強化は最近、同グループによって、特開2016−198026において記載された。
文書WO2011/106166はまた、金属ベース触媒を用いる酸化を通じた、グアイエンからのロタンドンの製造を記載している。
欧州特許第2588436号は、ラッカーゼを用いる、グアイエンから直接のロタンドンの製造を開示している。それによって、ロタンドンの新たな混合物、および対応するロタンドール(rotundol)、ならびにさらなる副生成物が形成する。
最近、ロタンドンの合成について、電気化学を活用する改良された戦略が提示された(Nature 2016, 533, 77-81)。しかし、工業的に妥当な規模かつ許容可能な純度でロタンドンを調製することができる合成戦略は、これまで文献において開示されていない。
アロマ産業は、真正の、自然なアロマの配合物を可能にする、新たな原材料を常に探している。これらの特徴はロタンドンに起因するが、しかし今まで、この原材料の工業的に可能な製造方法を欠いていた(特に、関係するEU規則の枠組み内では)。
a)グアイオールおよびブルネソールを含有する、好ましくは15〜45質量%のグアイオールおよび25〜55質量%のブルネソールを含有する、より好ましくは20〜35質量%のグアイオールおよび30〜45質量%のブルネソールを含有する、木質油、抽出物、および/もしくは天然樹脂、好ましくはグアヤック木質油と、1種もしくは複数の有機酸とを反応させるステップ、またはグアイエンおよびブルネセンを含有する、木質油、抽出物、および/もしくは天然樹脂を準備するステップ、
c)好ましくは酸化剤として周囲空気および/または純粋酸素で、ステップb)の分離グアイエン含有画分を酸化するステップ、
e)ステップc)または存在する場合ステップd)において得た混合物からロタンドン含有画分を、好ましくは蒸留によって、分離し、ロタンドン含有混合物を得るステップ
を含む、またはこれらからなる、方法に関する。
本発明による方法の好ましい実施形態によれば、グアイエンおよびブルネセンを含有する木質油、抽出物、および/または天然樹脂を、該方法の出発材料として用いることができる。この場合、グアイオールおよびブルネソールの反応は省略される(上に記載した通り)。
本発明による方法のステップc)において用いる純粋酸素は、存在する場合、好ましくは99.9体積%以上の純度、より好ましくは99.99体積%以上の純度、特に好ましくは99.998体積%以上の純度を有する酸素である。好ましくは、本発明による方法のステップc)における酸化剤として、周囲空気(すなわち、周囲空気に含有される酸素)を用いる。これによって、特に工業規模で、ロタンドンを含有する混合物の特に安価な製造方法が可能になる。
本発明による方法の好ましい実施形態によれば、ステップa)において用いる有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、およびシュウ酸からなる群から選択され、好ましくは、ステップa)において用いる有機酸は酒石酸である。
本発明による方法のさらに好ましい実施形態によれば、ステップa)において、グアイオールおよびブルネソールを含有する木質油、抽出物、および/または天然樹脂の、有機酸に対する質量比は、50:1と3:1の間、好ましくは20:1と2:1の間、特に好ましくは12:1と8:1の間である。
該方法のステップa)における反応の前または反応中に、1種または複数の共溶媒を混合物に添加することは、1種または複数の共溶媒の存在が、反応の撹拌性を確保するため、特に有利である。
本発明の枠組み内で、常圧は、減圧を用いない大気圧を意味する。これは通常、海水面で約1,013.25hPa、または1.01325barであり、より高いレベルでは、それに応じてより小さい。
本発明による方法のステップa)において行う反応、または脱水(dehydratisation)反応は、発生した反応水の除去を改善または容易にするため、好ましくは、上に規定する負圧で実施する。
好ましくは、ステップb)において得たグアイエン含有画分中のグアイエンの割合は、18質量%以上である。
この好ましい実施形態の枠組み内で、前駆体の用語は、発明による方法のステップb)において得たグアイエン含有画分をいう。
上に規定する方法のステップc)におけるガス量の酸化剤の使用は、少ない空気量では収率が非常に低いことが多く、多すぎる空気量は副生成物の形成、または形成中の所望の生成物の分解をもたらすため、特に有利である。
本発明による方法の別の好ましい実施形態によれば、ステップc)または存在する場合ステップd)において得た混合物の過酸化物価は、30meq O/kg未満、好ましくは20meq O/kg未満である。
好ましい実施形態によれば、本発明による方法にステップd)が存在し、形成され得る過酸化物を有利に破壊する。上に規定する方法のステップd)において、特に好適な条件を選択する場合、混合物中のロタンドンの含有率はおおよそ保持される。より高温においては、ステップd)における過酸化物の分解はより速くなるが、ロタンドンの含有率は著しく減少する。
本発明による方法のステップc)の後または存在する場合ステップd)の後に得た、混合物中のロタンドン含有率の値は、半定量的方法(内部標準として2−ノナノール、および/またはトリデカンに対する)、好ましくはガスクロマトグラフィー法を活用して決定した。これらの値は、方法および選択した標準により変動し得る。
かつ/または、
ポリエチレングリコールおよびpalatinol Z(CAS#68515−9−1)、好ましくはPEG400および/もしくはPEG600からなる群から選択される1種もしくは複数の共溶媒を、ステップc)もしくは存在する場合ステップd)において得た混合物の、共溶媒に対する質量比10:1〜1:5、好ましくは5:1〜1:1で添加する。
本発明による方法の別の好ましい実施形態によれば、ステップc)または存在する場合ステップd)において得た混合物からのロタンドン含有画分の分離は、ステップe)において蒸留によって、好ましくは負圧で、好ましくは3〜5mbarで行う。
好ましくは、ステップe)において得た蒸留物は、さらなる担体物質(ステップe)における蒸留前または蒸留中に添加される、好ましくは、例えば共留剤の添加、好ましくはクエン酸トリエチル)の添加によって、ステップe)において、0.25〜2.5質量%、より好ましくは0.50〜1.50質量%のロタンドンを含有し、次いでアロマに直接組み込むことができる混合物を得るように標準化される。
別の実施形態によれば、本発明による方法のステップe)において得たロタンドン含有混合物を、好ましくは、3〜15質量%、好ましくは5〜10質量%のロタンドン含有率を有する混合物を得るように、再び(精密)蒸留することができ、ここでロタンドンの、存在する場合クエン酸トリエチルに対する質量比は、さらなる蒸留後に得る混合物中、好ましくは1:3と1:10の間である。
このような(好ましくは噴霧乾燥させた)混合物は、好ましくは、本発明による方法のステップe)において得たロタンドン含有混合物の他に、さらに匂い物質および/または香料化合物、ならびに消費に好適な1種または複数の担体を含む。
本発明によるこの好ましい(好ましくは噴霧乾燥させた)配合物において有利な担体は、酸化ケイ素(シリカ、シリカゲル)、炭水化物、および/もしくは炭水化物ポリマー(多糖類)、シクロデキストリン、デンプン、分解デンプン(デンプン加水分解物)、化学もしくは物理修飾デンプン、修飾セルロース、アラビアガム、ガティガム、トラガント、カラヤ、カラギーナン、グアーガム、ローカストビーンガム、アルギン酸、ペクチン、イヌリン、またはキサンタンガムである。好ましいデンプン加水分解物は、マルトデキストリン、およびデキストリンである。
好ましい担体は酸化ケイ素、アラビアガム、およびマルトデキストリンであり、ここでは5〜20の範囲のDE値を有するマルトデキストリンが好ましい。デンプン加水分解物を製造するためのデンプンを、どの植物が当初供給したかは重要ではない。好適かつ容易に入手可能なものは、トウモロコシ系デンプン、およびタピオカ、イネ、小麦、またはジャガイモからのデンプンである。担体、例えば二酸化ケイ素等は、ここでは流動助剤としても機能する。
担体を含み、噴霧乾燥によって製造された本発明による好ましい配合物は、好ましくは、30〜300μmの範囲内の平均粒子径、および5質量%以下の残留水分を有する。
したがって、本発明による方法の観点から上に述べてきたことを、本発明によるロタンドン含有混合物、その製造方法、および好ましい実施形態に適用する。
好ましい実施形態によれば、上に規定する本発明による混合物は、他の香料化合物に、より複雑で、自然な(かつ適用可能であれば、強化された)味覚的印象を与えるために用いられる。
本発明の別の態様は、上に規定する本発明によるロタンドン含有混合物を含む、栄養のため、口腔ケアのため、もしくは快楽のための医薬製剤、もしくは化粧用医薬製剤、もしくは口腔内消費を意図した医薬製剤、または栄養のため、口腔ケアのため、もしくは快楽のための医薬製剤、もしくは化粧用医薬製剤、もしくは口腔内消費を意図した医薬製剤を製造するための中間製品に関する。
本発明による口腔ケアのための製剤は、特に練り歯磨き、ジェル状歯磨き、粉歯磨き、口腔洗浄剤、チューインガム、および他の口腔ケア製品などの、口腔および/または歯のケア製品である。
本発明による中間製品および製剤中に含有されるロタンドンの好ましい量は、上のさらなる記述から得られる。
本発明の枠組み内で、好ましくは変更される、より好ましくは強化される、さらなる香料および/または匂い物質は、様々な化学的群に属し、例えば、以下の群に属する:
脂肪族アルコールの群、例えばヘキサノール;オクタノール;3−オクタノール;2,6−ジメチルヘプタノール;2−メチルヘプタノール;2−メチルオクタノール;(E)−2−ヘキセノール;(E)−および(Z)−3−ヘキセノール;1−オクテン−3−オール;3,4,5,6,6−ペンタメチル−3/4−ヘプテン−2−オールと3,5,6,6−テトラメチル−4−メチレンヘプタン−2−オールとの混合物;(E,Z)−2,6−ノナジエノール;3,7ジメチル−7−メトキシオクタン−2−オール;9−デセノール;10−ウンデセノール;4−メチル−3−デセン−5−オールなど;
脂肪族ニトリルの群、例えば2−ノネン酸ニトリル;2−トリデセン酸ニトリル;2,12−トリデカジエン酸ニトリル;3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン酸ニトリル;3,7−ジメチル−6−オクテン酸ニトリルなど;
環式テルペンアルコールの群、例えばメントール;イソプレゴール;α−テルピネオール;テルピネオール−4;メンタン−8−オール;メンタン−1−オール;メンタン−7−オール;ボルネオール;イソボルネオール;リナロールオキシド;ノポール;セドロール;アンブリノール;ベチベロール;およびそれらのホルメート、アセテート、プロピオネート、イソブチレート、ブチレート、イソバレレート、ペンタノエート、ヘキサノエート、クロトネート、チグリネート、3−メチル−2−ブテノエートなど;
環式アルコールの群、例えば4−tert.−ブチルシクロヘキサノール;3,3,5−トリメチルシクロヘキサノール;3−イソカンフィルシクロヘキサノール;2,6,9−トリメチル−Z2,Z5,E9−シクロドデカトリエン−1−オール;2−イソブチル−4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールなど;
シクロ脂肪族炭酸のエステルの群、例えばアリル−3−シクロヘキシルプロピオネート;アリルシクロヘキシルオキシアセテート;メチルジヒドロジャスモネート;メチルジャスモネート;メチル−2−ヘキシル−3−オキソシクロペンタンカルボキシレート;エチル−2−エチル−6,6−ジメチル−2−シクロヘキセンカルボキシレート;エチル−2,3,6,6−テトラメチル−2−シクロヘキセンカルボキシレート;エチル−2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−アセテートなど;
芳香族炭化水素の群、例えばスチレン、およびジフェニルメタンなど;
炭酸塩および尿素の群、例えばメントールエチレングリコールカーボネート(FEMA GRAS 3805);メントールプロピレングリコールカーボネート(FEMA GRAS 3806);3−[3−(2−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキシル)ウレイド]酪酸エチルエステル(FEMA GRAS 4766)など;
芳香族および芳香脂肪族ケトンの群、例えばアセトフェノン;4−メチルアセトフェノン;4−メトキシアセトフェノン;4−tert.−ブチル−2,6−ジメチルアセトフェノン;4−フェニル−2−ブタノン;4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノン;1−(2−ナフタレニル)エタノン;ベンゾフェノンなど;
ヘテロ環式化合物の群、例えば2,5−ジメチル−4−ヒドロキシ−2H−フラン−3−オン;2−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−2H−フラン−3−オン;3−ヒドロキシ−2−メチル−4H−ピラン−4−オン;2−エチル−3−ヒドロキシ−4H−ピラン−4−オンなど;
さらなる態様によれば、本発明は、上に規定する発明による、組成物または中間製品を製造するための方法であって、以下のステップ:
− 上に規定するロタンドン含有混合物、および1つまたは複数のさらなる構成成分を準備するステップであり、1つまたは複数のさらなる構成成分が、好ましくは香料および/または匂い物質からなる群から選択されるステップ、ならびに
− 上に規定するロタンドン含有混合物を、さらなる構成成分と混合するステップ
を含む、またはこれらからなる、方法に関する。
以下に、例を用いて、本発明をさらに説明する。別段の指定がない限り、すべての仕様、特にパーセンテージおよび量の仕様は質量に関する。応用例における成分の質量の仕様は、−別段の明示的な指定がない限り−[g]において記載する。用語「Q.S.」は適量を表す。
(例1a)
酒石酸によるグアヤック木質油の脱水
1000gのグアヤック木質油、50gの酒石酸、および500gのPEG600を準備し、210℃に加熱する。180℃から反応水が形成され、これを連続的に留去する。2時間後、50gの酒石酸を再度添加し、210℃でさらに1.5時間撹拌する。反応混合物を130℃のサンプ温度、4.0mbarの減圧下で蒸留することによって、18.4%のα−グアイエン含有率を有する766gの画分を得る。
酒石酸によるグアヤック木質油の脱水
2250gのグアヤック木質油、112.5gの酒石酸、および750gのPEG400を準備し、210℃に加熱する。180℃から反応水が形成され、これを連続的に留去する。2時間後、112.5gの酒石酸を再度添加し、210℃でさらに1.5時間撹拌する。反応混合物を125℃のサンプ温度、10.0mbarの減圧下で蒸留することによって、24.3%のα−グアイエン含有率を有する1426gの画分を得る。
例1aのグアイエン含有画分の酸化
ガラスフリットによって、例1aの蒸留画分に100℃で27時間、200L/時の空気量でガスを通じる。続いて、形成された過酸化物を蒸留の前に破壊するため、追加の空気供給をせずに、120℃で1時間撹拌する。この加熱ステップ後の過酸化物価(POZ)は30meq O/kg未満であり、混合物を430gのクエン酸トリエチルおよび300gのPEG600と混合し、30cmのビグリューカラムによって蒸留する。合計で、0.8%のロタンドンを含む850gの画分を得る。
GC分析(半定量的:標準 トリデカン、補正係数 クエン酸トリエチル:2.555):50% クエン酸トリエチル、0.8% ロタンドン、5.2% ブルネセン、3.6% グアイエン、1.0% グアイオール、0.7% ブルネソール。
例1bのグアイエン含有画分の酸化
1400gの例1bの蒸留画分を、バブルカラム中、100℃で24時間、120L/時の空気量で反応させる。それについて、反応制御のためにガスクロマトグラフィー分析によって、ロタンドンおよびグアイエンの含有率を決定する。続いて、形成された過酸化物を蒸留の前に破壊するため、さらなる空気供給をせずに、120℃で2時間撹拌する。この加熱ステップの後、過酸化物価(POZ)は30meq O/kg未満である。続いて、700gの反応混合物を、500gのクエン酸トリエチルおよび500gのPEG400と混合し、30cmのビグリューカラムによって分留する。本発明のロタンドン含有混合物を含有する、またはロタンドン含有混合物からなる画分を、130℃〜135℃の温度において、0.2〜0.8mbarの減圧で収集した。合計で、252.2gのロタンドン含有混合物を得た。
評価のため、一般に、80gの砂糖を0.1gのヘーゼルナッツアロマと混合し、水で1Lに希釈する。本発明による例2bの混合物を含まないサンプルとの比較において、影響は著しく強化され、プロファイルが円熟し、ナッツヌガーノートがより強調される。
評価のため、一般に、80gの砂糖、および0.4gの洋ナシアロマを混合し、水で1Lに希釈する。本発明による例2aの混合物を含まないサンプルとの比較において、影響は著しく強化され、木のようでオイゲノール様の側面が目立つ。
0.005、または0.01%を本ウイスキーに添加することによって、影響は著しく強化され、さらにアロマはより熟成し、より円熟したように感じられ、オークウッドのノートが強化され、全体的なプロファイルはいっそう樽貯蔵した品質を思わせる。
このコショウアロマは0.05または0.1%からの用量で用いることができる。本発明による混合物を含まないサンプルとの比較において、影響は著しく強化され、さらにアロマはより典型的でより新鮮に感じられる。
評価のため、一般に、3gの塩、および0.1gのタマネギアロマを混合し、温水で1Lに希釈する。本発明による例2bの混合物を含まないサンプルとの比較において、影響は著しく強化され、さらにアロマはより新鮮でより調和したように感じられる。
評価のため、一般に、3gの塩、および0.2gのジャガイモアロマを混合し、温水で1Lに希釈する。本発明による混合物を含まないサンプルとの比較において、影響は著しく強化され、さらに全体的なアロマはより強烈に感じられる。
評価のため、一般に、3gの塩、および0.4gのニンジンアロマを混合し、温水で1Lに希釈する。本発明による例2aの混合物を含まないサンプルとの比較において、影響は著しく強化され、さらにアロマはより甘く、より成熟したように感じられる。
なお、本発明としては、以下の態様も好ましい。
〔1〕 ロタンドンを含む混合物を製造するための方法であって、以下のステップ:
a) グアイオールおよびブルネソールを含有する、好ましくは15〜45質量%のグアイオールおよび25〜55質量%のブルネソールを含有する、より好ましくは20〜35質量%のグアイオールおよび30〜45質量%のブルネソールを含有する、木質油、抽出物、および/もしくは天然樹脂、好ましくはグアヤック木質油と、1種もしくは複数の有機酸とを反応させるステップ、またはグアイエンおよびブルネセンを含有する、木質油、抽出物、および/もしくは天然樹脂を準備するステップ、
b) ステップa)において得た、または準備した混合物からグアイエン含有画分を、好ましくは蒸留によって、分離するステップ、
c) 好ましくは酸化剤として周囲空気および/または純粋酸素で、ステップb)の分離グアイエン含有画分を酸化するステップ、
d) 任意に行ってもよいステップであって、ステップc)において得た酸化混合物を加熱するステップ、好ましくは1〜3時間の時間にわたって、かつ/または110〜150℃で、好ましくは115〜125℃で加熱するステップ、
e) ステップc)または存在する場合ステップd)において得た混合物からロタンドン含有画分を、好ましくは蒸留によって、分離し、ロタンドン含有混合物を得るステップ
を含む、またはこれらからなる、方法。
〔2〕 ステップa)において用いる有機酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、およびシュウ酸からなる群から選択され、好ましくは、ステップa)において用いる有機酸が酒石酸である、〔1〕に記載の方法。
〔3〕 ステップa)において、グアイオールおよびブルネソールを含有する木質油、抽出物、および/または天然樹脂の、有機酸に対する質量比が、50:1〜3:1の間、好ましくは20:1と2:1の間、特に好ましくは12:1と8:1の間である、〔1〕または〔2〕に記載の方法。
〔4〕 ステップa)における反応を、1種または複数の共溶媒の存在下、好ましくはポリエチレングリコールまたは複数のポリエチレングリコールの存在下、特に好ましくはPEG600の存在下で行い、好ましくは、グアイオールおよびブルネソールを含有する木質油、抽出物、および/または天然樹脂の、1種または複数の共溶媒に対する質量比が4:1〜1:2である、〔1〕から〔3〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔5〕 ステップa)における反応の反応温度が、160℃と260℃の間、好ましくは180℃と220℃の間であり、かつ/またはステップa)における反応の反応時間が、1時間と20時間の間、好ましくは5時間と15時間の間であり、かつ/またはステップa)における反応は、常圧、もしくは負圧、好ましくは400〜900mbar、特に好ましくは500〜700mbarで実施する、〔1〕から〔4〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔6〕 ステップa)において得た、または準備した混合物からのグアイエン含有画分の分離を、ステップb)において、蒸留によって、好ましくは負圧で、好ましくは1.0〜20.0mbarかつ90〜175℃のサンプ温度において、特に好ましくは2.0〜10.0mbarかつ105〜160℃のサンプ温度において、より好ましくは4.0mbarかつ130℃のサンプ温度において行われる、〔1〕から〔5〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔7〕 ステップb)のグアイエン含有画分の酸化が、ステップc)において、酸化剤として周囲空気および/もしくは純粋酸素で、かつ/または60〜150℃の温度において、好ましくは80〜130℃において、特に好ましくは90〜110℃において、かつ/または前駆体1kg当たり、10L/時以上〜1000L/時以下、好ましくは30L/時以上〜500L/時以下、特に好ましくは40L/時以上〜100L/時以下のガス量の酸化剤で、かつ/または10〜60時間の、好ましくは15〜30時間の時間にわたって行われる、〔1〕から〔6〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔8〕 ステップc)または存在する場合ステップd)において得た混合物の過酸化物価が、30meq O/kg未満、好ましくは20meq O/kg未満である、〔1〕から〔7〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔9〕 トリアセチンおよびクエン酸トリエチルからなる群から選択される1種もしくは複数の共留剤が、ステップc)もしくは存在する場合ステップd)において得た混合物の、共留剤に対する質量比4:1〜1:4、好ましくは3:1〜1:1で、ステップe)において蒸留前かつ/もしくは蒸留中に混合物に添加され、
かつ/または、
ポリエチレングリコールおよびpalatinol Z、好ましくはPEG400および/もしくはPEG600からなる群から選択される1種もしくは複数の共溶媒が、ステップc)もしくは存在する場合ステップd)において得た混合物の、共溶媒に対する質量比10:1〜1:5、好ましくは5:1〜1:1で、添加される、〔1〕から〔8〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔10〕 ステップc)または存在する場合ステップd)において得た混合物からのロタンドン含有画分の分離がステップe)において蒸留によって、好ましくは負圧で、好ましくは3〜5mbarで行われる、〔1〕から〔9〕までのいずれか1項に記載の方法。
〔11〕 ロタンドン、ブルネセン、グアイエン、グアイオール、およびブルネソールと、任意成分として含まれていてもよいクエン酸トリエチルおよび/もしくはトリアセチンとを含むか、もしくはこれらからなる、ロタンドン含有混合物、かつ/または〔1〕から〔10〕までのいずれか1項に記載の方法によって生産可能な、ロタンドン含有混合物。
〔12〕 1つまたは複数の味覚および/または嗅覚的印象、好ましくは柑橘類、果物、ミント、ナツメグ、コショウ、スパイス、ハーブ、コーヒー、チョコレート、ナッツ、ナッツヌガーの印象、貯蔵酒(例えばウイスキー、ラム酒、ブランデーの印象)、ワインおよびセイボリーの印象からなる群から選択される味覚および/または嗅覚的印象を、発生させる、付与する、または変更する、好ましくは強化するための、〔11〕に記載の混合物の使用。
〔13〕 〔11〕に記載の混合物を含む、栄養のため、口腔ケアのため、もしくは快楽のための医薬製剤、もしくは化粧用医薬製剤、もしくは口腔内消費を意図した医薬製剤、または栄養のため、口腔ケアのため、もしくは快楽のための医薬製剤、もしくは化粧用医薬製剤、もしくは口腔内消費を意図した医薬製剤を製造するための中間製品。
〔14〕 1種または複数の(さらなる)香料および/または匂い物質をさらに含み、〔11〕に記載の混合物の総量が、前記(さらなる)香料および/または匂い物質の1つまたは複数の味覚的および/または嗅覚的印象を変更する、好ましくは強化するのに十分である、〔13〕に記載の製剤または中間製品。
〔15〕 〔13〕または〔14〕に記載の製剤または中間製品を製造するための方法であって、以下のステップ:
− 〔11〕に記載の混合物、および1つまたは複数のさらなる構成成分を準備するステップであり、前記1つまたは複数のさらなる構成成分が、好ましくは香料および/または匂い物質からなる群から選択されるステップ、ならびに
− 〔11〕に記載の混合物を、前記さらなる構成成分と混合するステップ
を含む、またはこれらからなる、方法。
Claims (10)
- ロタンドンを含む混合物を製造するための方法であって、以下のステップ:
a) グアイオールおよびブルネソール(好ましくは15〜45質量%のグアイオールおよび25〜55質量%のブルネソール、より好ましくは20〜35質量%のグアイオールおよび30〜45質量%のブルネソール)を含有する、木質油、抽出物、および/もしくは天然樹脂(好ましくはグアヤック木質油)と、1種もしくは複数の有機酸とを反応させるステップ、
b) ステップa)において得た混合物からグアイエン含有画分を、好ましくは蒸留によって、分離するステップ、
c) 好ましくは酸化剤として周囲空気および/または純粋酸素を用いて、ステップb)の分離グアイエン含有画分を酸化するステップ、
d) 任意に行ってもよいステップであって、ステップc)において得た酸化混合物を加熱するステップ、好ましくは1〜3時間の時間にわたって、かつ/または110〜150℃で、好ましくは115〜125℃で加熱するステップ、
e) ステップc)または存在する場合ステップd)において得た混合物からロタンドン含有画分を、好ましくは蒸留によって、分離し、ロタンドン含有混合物を得るステップ
を含む、またはこれらからなる、方法。 - ステップa)において用いる有機酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、およびシュウ酸からなる群から選択され、好ましくは、ステップa)において用いる有機酸が酒石酸である、請求項1に記載の方法。
- ステップa)において、グアイオールおよびブルネソールを含有する木質油、抽出物、および/または天然樹脂の、有機酸に対する質量比が、50:1〜3:1の間、好ましくは20:1と2:1の間、特に好ましくは12:1と8:1の間である、請求項1または2に記載の方法。
- ステップa)における反応を、1種または複数の共溶媒の存在下、好ましくはポリエチレングリコールまたは複数のポリエチレングリコールの存在下、特に好ましくはPEG600の存在下で行い、好ましくは、グアイオールおよびブルネソールを含有する木質油、抽出物、および/または天然樹脂の、1種または複数の共溶媒に対する質量比が4:1〜1:2である、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
- ステップa)における反応の反応温度が、160℃と260℃の間、好ましくは180℃と220℃の間であり、かつ/またはステップa)における反応の反応時間が、1時間と20時間の間、好ましくは5時間と15時間の間であり、かつ/またはステップa)における反応は、常圧、もしくは負圧、好ましくは400〜900mbar、特に好ましくは500〜700mbarで実施する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
- ステップa)において得た混合物からのグアイエン含有画分の分離を、ステップb)において、蒸留によって、好ましくは負圧で行われる、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
- ステップb)のグアイエン含有画分の酸化が、ステップc)において、酸化剤として周囲空気および/もしくは純粋酸素を用いて、かつ/または60〜150℃の温度において、好ましくは80〜130℃において、特に好ましくは90〜110℃において、かつ/または前駆体1kg当たり、10L/時以上〜1000L/時以下、好ましくは30L/時以上〜500L/時以下、特に好ましくは40L/時以上〜100L/時以下のガス量の酸化剤で、かつ/または10〜60時間の、好ましくは15〜30時間の時間にわたって行われる、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
- ステップc)または存在する場合ステップd)において得た混合物の過酸化物価が、30meq O/kg未満、好ましくは20meq O/kg未満である、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
- トリアセチンおよびクエン酸トリエチルからなる群から選択される1種もしくは複数の共留剤が、ステップc)もしくは存在する場合ステップd)において得た混合物の、共留剤に対する質量比4:1〜1:4、好ましくは3:1〜1:1で、ステップe)において蒸留前かつ/もしくは蒸留中に混合物に添加され、
かつ/または、
ポリエチレングリコールおよびpalatinol Z、好ましくはPEG400および/もしくはPEG600からなる群から選択される1種もしくは複数の共溶媒が、ステップc)もしくは存在する場合ステップd)において得た混合物の、共溶媒に対する質量比10:1〜1:5、好ましくは5:1〜1:1で、添加される、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。 - ステップc)または存在する場合ステップd)において得た混合物からのロタンドン含有画分の分離がステップe)において蒸留によって、好ましくは負圧で、好ましくは3〜5mbarで行われる、請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
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