JP6946852B2 - 情報コード管理システム - Google Patents

情報コード管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP6946852B2
JP6946852B2 JP2017158721A JP2017158721A JP6946852B2 JP 6946852 B2 JP6946852 B2 JP 6946852B2 JP 2017158721 A JP2017158721 A JP 2017158721A JP 2017158721 A JP2017158721 A JP 2017158721A JP 6946852 B2 JP6946852 B2 JP 6946852B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
unit
code
issuing device
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017158721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019036244A (ja
Inventor
和晃 森本
和晃 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Wave Inc
Original Assignee
Denso Wave Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Wave Inc filed Critical Denso Wave Inc
Priority to JP2017158721A priority Critical patent/JP6946852B2/ja
Publication of JP2019036244A publication Critical patent/JP2019036244A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6946852B2 publication Critical patent/JP6946852B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、情報コード管理システムに関するものである。
現在、バーコードやQRコード(登録商標)などの情報コードが様々な用途で使用されており、その使用目的も多様化しつつある。例えば、利用者により提示された情報コードが正当なものである場合に、その利用者に対して読取結果に応じたサービスを提供するような用途も想定される。このような情報コードを利用する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される二次元コード認証システムが知られている。
この二次元コード認証システムの二次元コード配信サーバでは、利用者の端末装置から受信した本人確認情報とサービス情報に応じて生成される二次元コードが利用者の端末装置に返信される。そして、利用者の端末装置にて表示された二次元コードを店舗端末装置にて読み取ることで本人認証情報及びサービス情報が取り出された後、入力された本人確認情報と二次元コードから読み取った本人認証情報とが照合・判別される。このように、サービス情報及び本人認証情報を二次元コードに埋め込ませることにより、サービス利用者が、サービスの利用時に、本人の確認および権利者の確認を、オフライン・店舗端末装置で可能としている。
特開2006−048390号公報
ところで、上記特許文献1では、本人以外の不正利用に関する取組について記載されているが、配信される二次元コードが第三者では読み取り不可能に生成されているかについて言及されておらず、その二次元コードが複製不能に生成されているかについても言及されていない。このため、配信される二次元コードが容易に解読できるような情報コードであれば、暗証情報等が不正に取得されてしまうと、不正にサービスが利用可能となってしまい、セキュリティ性が低いという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、管理対象の情報コードに関してセキュリティ性を向上させ得る構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
特定のデコード方式によりデコード可能な情報コードを特殊コード(C)として発行するための発行装置(20)と、
前記特殊コードの読み取り結果に応じた処理を行う読取装置(30)と、
1又は複数の前記発行装置と1又は複数の前記読取装置とを管理するサーバ(40)と、
を備える情報コード管理システム(10)であって、
前記発行装置は、
利用者を特定する利用者情報を取得する取得部(23)と、
前記取得部により取得した前記利用者情報を前記サーバに送信することで、当該サーバから前記特殊コードを画像化した特殊コード画像(P)を受信すると、当該特殊コード画像を前記利用者に対して提示可能に出力する出力部(21,25)と、
を備え、
前記読取装置は、
前記利用者により提示された前記特殊コード画像を撮像する撮像部(33)と、
前記撮像部による撮像画像を前記サーバに送信することで、当該サーバから受信した情報に基づく処理を行う処理部(31)と、
を備え、
前記サーバは、
記憶部(42)と、
前記発行装置及び前記読取装置と通信するための通信部(45)と、
前記発行装置から前記利用者情報が前記通信部を介して受信されると、当該利用者情報に関連付けられるコード識別情報が前記特定のデコード方式にてデコードされるように前記特殊コードを生成して前記特殊コード画像として画像化して前記通信部を介して前記発行装置に送信し、前記コード識別情報を前記利用者情報に関連付けて前記記憶部に記憶する特殊コード画像生成部(41)と、
前記読取装置から受信した前記撮像画像に対する前記特定のデコード方式に基づくデコードにより得られたデコード結果が前記記憶部に記憶されているか否かについて判定し、その判定結果を前記通信部を介して前記読取装置に送信するデコード結果判定部(41)と、
を備え
前記出力部は、さらに、当該発行装置を特定する発行装置情報を前記取得部により取得した前記利用者情報に関連付けて前記サーバに送信し、
前記記憶部には、管理対象となる前記発行装置情報がさらに記憶され、
前記サーバは、
前記発行装置から前記利用者情報及び前記発行装置情報が前記通信部を介して受信されると、当該発行装置情報が前記記憶部に記憶されているか否かについて判定する発行可否判定部を備え、
前記特殊コード画像生成部は、前記利用者情報とともに受信した前記発行装置情報が前記記憶部に記憶されていると前記発行可否判定部により判定されると、前記特殊コード画像を前記発行装置に送信し、前記コード識別情報を前記利用者情報に関連付けて前記記憶部に記憶することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、発行装置において、取得部により取得した利用者情報がサーバに送信されることで、当該サーバから特殊コードを画像化した特殊コード画像が受信されると、出力部により当該特殊コード画像が利用者に対して提示可能に出力される。また、読取装置では、利用者により提示された特殊コード画像が撮像部により撮像されると、この撮像画像がサーバに送信されることで、当該サーバから受信した情報に基づく処理が処理部により行われる。そして、サーバでは、発行装置から利用者情報が受信されると、特殊コード画像生成部により当該利用者情報に関連付けられるコード識別情報が特定のデコード方式にてデコードされるように特殊コードを生成して画像化した特殊コード画像が発行装置に送信され、コード識別情報が利用者情報に関連付けて記憶部に記憶される。そして、デコード結果判定部により、読取装置から受信した撮像画像に対する上記特定のデコード方式に基づくデコードにより得られたデコード結果が記憶部に記憶されているか否かについて判定された判定結果が読取装置に送信される。
これにより、読取装置では、特殊コード画像を撮像した撮像画像をサーバに送信することでデコード結果が記憶部に記憶されていることを示す判定結果が受信されるので、特殊コードをデコードできなくても正当な特殊コード画像を撮像していることを容易に認識でき、その特殊コード画像の読み取りに応じたサービスの提供等の処理を適切に行うことができる。さらに、利用者が提示する特殊コードは、上記特定のデコード方式と異なるデコード方式ではデコード不可能となるため、第三者は勿論のこと利用者でさえその特殊コードに記録される情報を知得することができないので、特殊コードの改竄を含めた不正使用を防止することができる。したがって、管理対象の情報コードに関してセキュリティ性を向上させることができる。
特に、発行装置において、出力部により発行装置情報が利用者情報に関連付けられてサーバに送信される。そして、サーバにおいて、利用者情報とともに受信した発行装置情報が記憶部に記憶されていると発行可否判定部により判定されると、生成された特殊コード画像が発行装置に送信され、コード識別情報が利用者情報に関連付けられて記憶部に記憶される。
これにより、管理対象と異なる発行装置では記憶部に記憶されている発行装置情報を送信できないために肯定判定結果を受信できず、特殊コードを発行できない状態となる。このように、発行装置情報を利用してその発行装置が管理対象であるか否かを考慮することで、管理対象外となる発行装置での特殊コードの不正発行等を防止でき、管理対象の情報コードに関するセキュリティ性をさらに向上させることができる。
請求項2の発明では、読取装置において、処理部により読取装置情報が撮像画像に関連付けられてサーバに送信される。そして、サーバにおいて、読取装置から受信した読取装置情報が記憶部に記憶されているか否かについてデコード結果判定部により判定される。
これにより、管理対象と異なる読取装置では記憶部に記憶されている読取装置情報を送信できないために肯定判定結果を受信できず、正当な特殊コード画像を撮像していても特殊コードに基づく処理ができない状態となる。このように、読取装置情報を利用してその読取装置が管理対象であるか否かを考慮することで、管理対象外となる読取装置での特殊コードの不正利用等を防止でき、管理対象の情報コードに関するセキュリティ性をさらに向上させることができる。
請求項3の発明では、読取装置において、位置情報取得部により取得した読取装置位置情報が読取装置情報及び撮像画像に関連付けられてサーバに送信される。そして、サーバでは、読取装置から受信した読取装置位置情報が第1有効エリア内となる情報であるか否かについてデコード結果判定部により判定される。
これにより、第1有効エリア内に位置していない読取装置では肯定判定結果を受信できず、正当な特殊コード画像を撮像していても特殊コードに基づく処理ができない状態となる。このため、管理対象の読取装置の配置が想定されるエリアを第1有効エリアとすることで、第1有効エリア外となる読取装置を管理対象外としてその読取装置での特殊コードの不正利用等を防止でき、管理対象の情報コードに関するセキュリティ性をさらに向上させることができる。
請求項の発明では、発行装置において、取得部により取得した発行装置位置情報が利用者情報及び発行装置情報に関連付けられてサーバに送信される。そして、サーバにおいて、受信した発行装置情報が記憶部に記憶されており、かつ、受信した発行装置位置情報が第2有効エリア内となる情報であると発行可否判定部により判定されると、生成された特殊コード画像が発行装置に送信され、コード識別情報が利用者情報に関連付けられて記憶部に記憶される。
これにより、第2有効エリア内に位置していない発行装置では肯定判定結果を受信できず、特殊コードを発行できない状態となる。このため、管理対象の発行装置の配置が想定されるエリアを第2有効エリアとすることで、第2有効エリア外となる発行装置を管理対象外としてその発行装置での特殊コードの不正発行等を防止でき、管理対象の情報コードに関するセキュリティ性をさらに向上させることができる。
請求項の発明では、記憶部には、コード識別情報ごとに読取上限回数が設定されるとともに読取回数がカウントされるように記憶され、デコード結果判定部による判定結果には、読取上限回数を超えているか否かについての判定結果が含まれる。これにより、例えば、特殊コードが不正に何度も利用されているために読取上限回数を超えた場合には、その使用を制限等でき、システムとして利便性を高めることができる。
請求項の発明では、記憶部には、コード識別情報ごとに読取可能期限が設定されるように記憶され、デコード結果判定部による判定結果には、読取可能期限を経過しているか否かについての判定結果が含まれる。これにより、読取可能期限を経過していている特殊コードの使用を制限等でき、システムとして利便性を高めることができる。
第1実施形態に係る情報コード管理システムの構成を概略的に示す説明図である。 図1の発行装置を概略的に例示するブロック図である。 図1の読取装置を概略的に例示するブロック図である。 図1のサーバを概略的に例示するブロック図である。 第1実施形態において発行装置にて行われる発行処理の流れを例示するフローチャートである。 第1実施形態においてサーバにて行われる登録処理の流れを例示するフローチャートである。 第1実施形態における会員登録時の各処理の流れを説明する説明図である。 第1実施形態において読取装置にて行われる読取処理の流れを例示するフローチャートである。 第1実施形態においてサーバにて行われる認証処理の流れを例示するフローチャートである。 第1実施形態におけるサービス提供時の各処理の流れを説明する説明図である。 第2実施形態においてサーバにて行われる認証処理の流れを例示するフローチャートである。 第3実施形態においてサーバにて行われる認証処理の流れを例示するフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る情報コード管理システムについて、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る情報コード管理システム10は、利用者に対して発行装置により発行された特殊コード画像を配布等し、利用者がその特殊コード画像を読取装置に読み取らせることで特殊コード画像に応じたサービス等に関する処理を行うシステムとして構成されている。具体的には、本実施形態では、情報コード管理システム10は、利用者が管理対象のいずれかの店舗に配置される発行装置20を利用して会員登録することで特殊コードCが発行され、会員となった利用者が所持する携帯端末50に表示させた特殊コードCの画像を管理対象のいずれかの店舗に配置される読取装置30に読み取らせることで、その利用者に対してクーポンの配布やポイント付与等の会員サービスを提供するように構成されている。
図1に示すように、情報コード管理システム10は、1又は複数の発行装置20と、1又は複数の読取装置30と、発行装置20及び読取装置30を管理するサーバ40とを備えるように構成されている。発行装置20及び読取装置30は、情報コード管理システム10を採用する会社等が運営・管理する各店舗のそれぞれに配置されており、本社等に配置されるサーバ40とインターネット又は専用回線などの所定のネットワークを介して通信可能に接続されている。なお、図1では、便宜上、発行装置20及び読取装置30を1つずつ図示している。
まず、発行装置20について、図2を参照して説明する。
発行装置20は、利用者が店舗内にて会員登録する際に利用する端末であって、図2に示すように、全体的制御を司る制御部21を備えており、この制御部21に、メモリ22、操作部23、表示部24、通信部25、位置情報取得部26などが接続されている。
制御部21は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、メモリ22とともに情報処理装置として機能している。メモリ22は、ROM、RAM、不揮発性メモリなどの公知の半導体メモリなどによって構成されており、このメモリ22には、後述する発行処理を実現するためのアプリケーションプログラムや他の各種情報処理を実現するための所定のアプリケーションプログラム等が、制御部21により実行可能に予め格納されている。また、メモリ22には、当該発行装置20を他の発行装置と区別して特定するための発行装置情報が記憶されている。
操作部23は、複数のキーやタッチパネル等を備えるように構成され、その操作に応じた操作信号を制御部21に対して与える構成をなしており、制御部21は、操作部23から操作信号を受けたとき、その操作信号に応じた動作を行うように構成されている。表示部24は、液晶表示器やタッチパネル等を利用して構成されており、制御部21によってその表示内容が制御されるように構成されている。通信部25は、制御部21により制御されて、上記ネットワークを介してサーバ40等の外部機器と無線通信又は有線通信を行う通信インタフェースとして構成されている。
位置情報取得部26は、例えば、周知のGPS衛星から受信した信号に基づいて当該発行装置20の現在位置を検出して取得するGPS受信部であって、取得された現在位置に関する情報を発行装置位置情報として制御部21に出力するように構成されている。なお、位置情報取得部26は、店舗内に設けられるアクセスポイントとの無線通信結果等を利用して当該発行装置20の現在位置を検出して取得するように構成されてもよい。
このように構成される発行装置20では、利用者が店舗内にて会員登録する際に制御部21にて行われる発行処理において、利用者により利用者自身を特定するための利用者情報が入力される。そして、この入力された利用者情報に関連付けられるコード識別情報を記録した特殊コードCがサーバ40を利用して発行され、その特殊コードCの画像(以下、特殊コード画像Pともいう)を利用者が取得可能な状態になる。この発行装置20による発行処理については、後述する。
次に、読取装置30について、図3を参照して説明する。
読取装置30は、利用者が店舗内にて特殊コードCを提示してサービスを受ける際に利用する端末であって、特殊コードCの読み取り結果に応じた処理を行うように機能する。この読取装置30は、図3に示すように、全体的制御を司る制御部31を備えており、この制御部31に、メモリ32、撮像部33、操作部34、表示部35、通信部36、位置情報取得部37などが接続されている。
制御部31は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、メモリ32とともに情報処理装置として機能している。メモリ32は、ROM、RAM、不揮発性メモリなどの公知の半導体メモリなどによって構成されており、このメモリ32には、後述する読取処理を実現するためのアプリケーションプログラムや他の各種情報処理を実現するための所定のアプリケーションプログラム等が、制御部31により実行可能に予め格納されている。また、メモリ32には、当該読取装置30を他の読取装置と区別して特定するための読取装置情報が記憶されている。
撮像部33は、CCDセンサやCMOSセンサなどを主体とした公知のカメラであって、制御部31により制御されて読取口(図示略)に翳された情報コード等を撮像して撮像画像を生成するように構成されている。
操作部34は、複数のキーやタッチパネル等を備えるように構成され、その操作に応じた操作信号を制御部31に対して与える構成をなしており、制御部31は、操作部34から操作信号を受けたとき、その操作信号に応じた動作を行うように構成されている。表示部35は、液晶表示器やタッチパネル等を利用して構成されており、制御部31によってその表示内容が制御されるように構成されている。通信部36は、制御部31により制御されて、上記ネットワークを介してサーバ40等の外部機器と無線通信又は有線通信を行う通信インタフェースとして構成されている。
位置情報取得部37は、発行装置20の位置情報取得部26と同様に構成されており、取得された現在位置に関する情報を読取装置位置情報として制御部31に出力するように構成されている。
このように構成される読取装置30では、会員登録した利用者が店舗内にて会員サービスを受ける際に制御部31にて行われる読取処理において、利用者が提示した特殊コード画像Pを撮像した撮像画像がサーバ40に送信され、この送信に応じてサーバ40から受信した情報に基づいてその利用者に会員サービスを提供するための処理が行われる。この読取装置30による読取処理については、後述する。
次に、サーバ40について、図4を参照して説明する。
サーバ40は、各店舗に配置される発行装置20及び読取装置30を管理する管理処理等を統括的に行うコンピュータとして構成されている。このサーバ40は、図4に示すように、全体的制御を司る制御部41を備えており、この制御部41に、メモリ42、操作部43、表示部44、通信部45などが接続されている。
制御部41は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、メモリ42とともに情報処理装置として機能している。メモリ42は、ROM、RAM、不揮発性メモリなどの公知の半導体メモリなどによって構成されており、このメモリ42には、後述する登録処理及び認証処理を実現するためのアプリケーションプログラムや他の各種情報処理を実現するための所定のアプリケーションプログラム等が、制御部41により実行可能に予め格納されている。また、メモリ42には、管理対象となる全ての発行装置20の発行装置情報や全ての読取装置30の読取装置情報に加えて、管理対象となる全ての読取装置30の配置が想定されるエリア(以下、第1有効エリアともいう)に関する情報や管理対象となる全ての発行装置20の配置が想定されるエリア(以下、第2有効エリアともいう)に関する情報が記憶されている。なお、メモリ42は、「記憶部」の一例に相当し得る。
操作部43は、キーボードやマウス等により構成され、その操作に応じた操作信号を制御部41に対して与える構成をなしており、制御部41は、操作部43から操作信号を受けたとき、その操作信号に応じた動作を行うように構成されている。表示部44は、液晶モニタ等によって構成され、制御部41により制御されて、発行装置20及び読取装置30の管理状況などを表示可能に構成されている。通信部45は、制御部41により制御されて、上記ネットワークを介して発行装置20や読取装置30等の外部機器と無線通信又は有線通信を行う通信インタフェースとして構成されている。
このように構成されるサーバ40では、制御部41にて行われる登録処理において、利用者情報等が発行装置20から受信されると、この利用者情報に関連付けられるコード識別情報を記録した特殊コードCが生成され、この特殊コードCを画像化した特殊コード画像Pがその発行装置20に対して送信される。
ここで、特殊コードCは、特定のデコード方式を採用することによりサーバ40のみがデコード可能な情報コードであって、本実施形態では、例えば、公開領域と非公開領域とを有するように構成され、そのコード領域内に空き領域が形成される一部非公開コードが採用されている。この一部非公開コードは、公開領域が復号鍵を要しない情報が記録される領域となり、非公開領域が復号鍵を用いて復号可能に暗号化された情報が記録される領域となるように生成されている。このため、特殊コードCは、復号鍵を有しない通常の読取装置では公開領域に記録される情報のみが読み取り可能であり、復号鍵を有するサーバ40により公開領域に記録される情報と非公開領域に記録される情報との双方が読み取り可能な情報コードとして機能する。このような一部非公開コードの生成方法や生成される一部非公開コードの具体的構成としては、例えば、特開2009−9547公報、特開2008−299422公報などに開示された技術を好適に用いることができる。
また、制御部41にて行われる認証処理において、撮像画像等が読取装置30から受信されると、この撮像画像に上述した一部非公開コードとして生成される特殊コードCが含まれているものとして、この特殊コードCを上記復号鍵を用いてデコードしたデコード結果に基づく認証結果(判定結果)に関する情報がその読取装置30に対して送信される。
次に、本実施形態において、利用者が発行装置20を利用して会員登録する場合に、発行装置20にてなされる発行処理とサーバ40にてなされる登録処理との流れについて図面を参照して具体的に説明する。
まず、発行装置20の制御部21にてなされる発行処理について、図5に示すフローチャート及び図7に示す説明図を参照して詳述する。
制御部21により発行処理が開始されると、利用者情報が入力可能な状態になり、会員登録するために来店した利用者が利用者自身を特定可能な情報を利用者情報として操作部23による操作等を利用して入力されると(図5のS101:図7のF11)、その入力された利用者情報と、メモリ22に記憶される発行装置情報と、位置情報取得部26により取得される発行装置位置情報とが、エンコードリクエストとして、通信部25を利用してサーバ40に送信される(S103:F12)。
なお、利用者情報の入力は、事前に個人情報等を入力した仮登録時に発行された番号を操作部23による操作に応じて行ってもよいし、操作部23による操作に応じて入力されることに限らず、例えば、個人情報等が記載された運転免許証等の媒体の撮像を利用して入力されてもよい。また、利用者情報が入力される前に、発行装置情報及び発行装置位置情報をサーバ40に送信して、サーバ40にて管理対象の発行装置20であると判断されたことから当該サーバ40から利用者情報の送信の要求があった場合に、入力された利用者情報をサーバ40に送信するようにしてもよい。上述のように利用者情報を取得するための操作部23等は、「取得部」の一例に相当し得る。
そして、利用者情報等の送信に応じてサーバ40から上述のように生成された特殊コード画像Pを受信すると(S105でYes)、会員登録完了したことが発行結果として表示部24にて表示される(S107)。その後、受信した特殊コード画像Pを利用者に対して提示可能に出力するための処理がなされ(S109:F14)、本発行処理が終了する。
具体的には、例えば、利用者が所持するスマートフォン等の携帯端末50に対して、特殊コード画像Pを添付したメールの送信やNFCなどの近距離無線通信等の通信部25を利用した特殊コード画像Pの無線送信がなされて配布される。これにより、会員登録が完了し、利用者は、携帯端末50の表示画面に表示した特殊コード画像Pを提示してサービスを受けることが可能な状態となる。なお、携帯端末50のカメラを使って特殊コード画像Pを撮像可能に表示部24に表示させることで、利用者に対する提示可能な出力としてもよい。また、受信した特殊コード画像Pが印刷された所定の媒体等を利用者に手渡すことで、利用者に対する提示可能な出力としてもよい。なお、上記ステップS109の処理を行う制御部21や通信部25等は、特殊コード画像Pを利用者に対して提示可能に出力する「出力部」の一例に相当し得る。
一方、上述した利用者情報等の送信から所定時間経過しても特殊コード画像Pが受信されない場合には(S105でNo)、発行不可であること示す情報が表示部24にて表示されて(S111)、本発行処理が終了する。
次に、サーバ40の制御部41にてなされる登録処理について、図6に示すフローチャート及び図7に示す説明図を参照して詳述する。
管理対象のいずれかの発行装置20から利用者情報、発行装置情報及び発行装置位置情報を受信すると制御部41により登録処理が開始され、受信した発行装置情報がメモリ42に記憶されていることから管理対象の発行装置であり(図6のS201でYes)、受信した発行装置位置情報が上述した第2有効エリア内となる情報であれば(S203でYes)、特殊コードCが生成される(S205)。具体的には、受信した利用者情報とその利用者に提供するサービスを特定する情報(以下、サービス特定情報ともいう)とに関連付けたコード識別情報を設定し、上記特定のデコード方式にてデコードされるように、コード識別情報が非公開領域に記録され、本サービスを紹介するサイトのアドレス等の公開可能な情報が公開領域に記録されるように特殊コードCが生成される。
このように特殊コードCが生成されると、その特殊コードCを画像化した特殊コード画像Pが、エンコードレスポンスとして、通信部45を介して発行装置20に送信される(S207:図7のF13)。その後、コード識別情報が利用者情報及びサービス特定情報に関連付けられてメモリ42に記憶されて(S209)、本登録処理が終了する。なお、生成した特殊コードCを画像化した特殊コード画像Pを発行装置20に送信し、コード識別情報を利用者情報に関連付けてメモリ42に記憶するための処理を行う制御部41は、「特殊コード画像生成部」の一例に相当し得る。
一方、受信した発行装置情報がメモリ42に記憶されていないか(S201でNo)、受信した発行装置位置情報が上述した第2有効エリア内とならない情報であると(S203でNo)、管理対象外の装置からの情報を受信しているとして、特殊コードCが生成されることなく本登録処理が終了する。このため、上記ステップS201,S203の判定処理を行う制御部41は、「発行可否判定部」の一例に相当し得る。
次に、上述のように発行された特殊コードCを用いてサービスを受ける場合に、読取装置30にてなされる読取処理とサーバ40にてなされる認証処理との流れについて図面を参照して具体的に説明する。
まず、読取装置30の制御部31にてなされる読取処理について、図8に示すフローチャート及び図10に示す説明図を参照して詳述する。
制御部31により読取処理が開始されると、撮像部33により読取口を介した撮像が可能な状態となる。そして、サービス提供を受ける利用者が携帯端末50に表示した特殊コード画像Pを読取口に翳した状態で撮像されると(図8のS301:図10のF21)、特殊コード画像Pを撮像した撮像画像と、メモリ32に記憶される読取装置情報と、位置情報取得部37により取得される読取装置位置情報とが、デコードリクエストとして、サーバ40に送信される(S303:F22)。
なお、特殊コード画像Pを撮像する前に、読取装置情報及び読取装置位置情報をサーバ40に送信して、サーバ40にて管理対象の読取装置30であると判断されたことから当該サーバ40から撮像画像の送信の要求があった場合に、撮像画像をサーバ40に送信するようにしてもよい。
そして、撮像画像等の送信に応じてサーバ40から上記サービス特定情報を受信すると(S305でYes)、サービス提供可能であることが読取結果として表示部35にて表示される(S307)。その後、利用者に対して、受信したサービス特定情報に応じたサービス、すなわち、特殊コード画像Pの読み取りに応じたサービスを提供するための処理がなされ(S309:F24)、本読取処理が終了する。ここで、サービスを提供するための処理とは、例えば、特殊コード画像Pを割引クーポンとして利用したときの購入金額の割引処理等が想定される。なお、上記ステップS309の処理を行う制御部31は、サーバ40から受信した情報に基づく処理を行う「処理部」の一例に相当し得る。
一方、上述した撮像画像等の送信から所定時間経過してもサービス特定情報が受信されない場合には(S305でNo)、撮像した情報コードに応じたサービスを提供できないことを示す情報が表示部35にて表示されて(S311)、本読取処理が終了する。
次に、サーバ40の制御部41にてなされる認証処理について、図9に示すフローチャート及び図10に示す説明図を参照して詳述する。
管理対象のいずれかの読取装置30から撮像画像、読取装置情報及び読取装置位置情報を受信すると制御部41により認証処理が開始され、受信した読取装置情報がメモリ42に記憶されていることから管理対象の読取装置であり(図9のS401でYes)、受信した読取装置位置情報が上述した第1有効エリア内となる情報であれば(S403でYes)、ステップS405に示すデコード処理がなされる。具体的には、受信した撮像画像に上述した一部非公開コードとして生成される特殊コードCが含まれているものとして、この特殊コードCを上記復号鍵を用いてデコードするための処理がなされる。
受信した撮像画像が特殊コード画像Pを撮像したものであるから、復号鍵を用いたデコードが成功して非公開領域に記録されるコード識別情報が読み取られ、デコード結果となるコード識別情報がメモリ42に記憶されていると(S407でYes)、当該コード識別情報に関連付けられてメモリ42に記憶されるサービス特定情報が、デコードレスポンス(判定結果)として、通信部45を介して読取装置30に送信される(S409:図10のF23)。なお、デコード結果がメモリ42に記憶されているか否かについて判定し、その判定結果を通信部45を介して読取装置30に送信するための処理を行う制御部41は、「デコード結果判定部」の一例に相当し得る。
一方、受信した読取装置情報がメモリ42に記憶されていないか(S401でNo)、受信した読取装置位置情報が上述した第1有効エリア内とならない情報であると(S403でNo)、管理対象外の装置からの情報を受信しているとして、サービス特定情報を送信することなく本認証処理が終了する。また、非公開領域に記録されるコード識別情報が読み取れない場合や読み取れたコード識別情報がメモリ42に記憶されていない場合には(S407でNo)、特殊コードCと異なる情報コードを撮像した撮像画像を受信しているとして、サービス特定情報を送信することなく本認証処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る情報コード管理システム10では、発行装置20において、取得した利用者情報がサーバ40に送信されることで(S103)、当該サーバ40から特殊コードCを画像化した特殊コード画像Pが受信されると(S105でYes)、当該特殊コード画像Pが利用者に対して提示可能に出力される(S109)。また、読取装置30では、利用者により提示された特殊コード画像Pが撮像部33により撮像されると(S301)、この撮像画像がサーバ40に送信されることで(S303)、当該サーバ40から受信した情報に基づく処理が行われる(S309)。そして、サーバ40では、発行装置20から利用者情報が受信されると、当該利用者情報に関連付けられるコード識別情報が特定のデコード方式にてデコードされるように特殊コードCを生成して画像化した特殊コード画像Pが発行装置20に送信され(S207)、コード識別情報が利用者情報に関連付けてメモリ42に記憶される(S209)。そして、読取装置30から受信した撮像画像に対する上記特定のデコード方式に基づくデコードにより得られたデコード結果がメモリ42に記憶されているか否かについて判定され、この判定結果がデコードレスポンスとして、読取装置30に送信される。
これにより、読取装置30では、特殊コード画像Pを撮像した撮像画像をサーバ40に送信することで、そのデコード結果がメモリ42に記憶されていることを示す判定結果としてサービス特定情報が受信されるので、特殊コードCをデコードできなくても正当な特殊コード画像Pを撮像していることを容易に認識でき、その特殊コード画像Pの読み取りに応じたサービスの提供等の処理を適切に行うことができる。さらに、利用者が提示する特殊コードCは、上記特定のデコード方式と異なるデコード方式ではデコード不可能となるため、第三者は勿論のこと利用者でさえその特殊コードCに記録される情報を知得することができないので、特殊コードCの改竄を含めた不正使用を防止することができる。したがって、管理対象の情報コードに関してセキュリティ性を向上させることができる。
また、読取装置30において、読取装置情報が撮像画像に関連付けられてサーバ40に送信される(S303)。そして、サーバ40において、読取装置30から受信した読取装置情報がメモリ42に記憶されているか否かについて判定される(S401)。
これにより、管理対象と異なる読取装置ではメモリ42に記憶されている読取装置情報を送信できないために肯定判定結果を受信できず、正当な特殊コード画像Pを撮像していても特殊コードCに基づく処理ができない状態となる。このように、読取装置情報を利用してその読取装置が管理対象であるか否かを考慮することで、管理対象外となる読取装置での特殊コードCの不正利用等を防止でき、管理対象の情報コードに関するセキュリティ性をさらに向上させることができる。
さらに、読取装置30において、位置情報取得部37により取得した読取装置位置情報が読取装置情報及び撮像画像に関連付けられてサーバ40に送信される(S303)。そして、サーバ40では、読取装置30から受信した読取装置位置情報が第1有効エリア内となる情報であるか否かについて判定される(S403)。
これにより、第1有効エリア内に位置していない読取装置では肯定判定結果を受信できず、正当な特殊コード画像Pを撮像していても特殊コードCに基づく処理ができない状態となる。このため、管理対象の読取装置の配置が想定されるエリアを第1有効エリアとすることで、第1有効エリア外となる読取装置を管理対象外としてその読取装置での特殊コードCの不正利用等を防止でき、管理対象の情報コードに関するセキュリティ性をさらに向上させることができる。
また、発行装置20において、発行装置情報が利用者情報に関連付けられてサーバ40に送信される(S103)。そして、サーバ40において、利用者情報とともに受信した発行装置情報がメモリ42に記憶されていると判定されると(S201でYes)、受信した発行装置位置情報が第2有効エリア内となる情報である場合に、生成された特殊コード画像Pが発行装置20に送信され、コード識別情報が利用者情報に関連付けられてメモリ42に記憶される。
これにより、管理対象と異なる発行装置ではメモリ42に記憶されている発行装置情報を送信できないために肯定判定結果を受信できず、特殊コードCを発行できない状態となる。このように、発行装置情報を利用してその発行装置が管理対象であるか否かを考慮することで、管理対象外となる発行装置での特殊コードの不正発行等を防止でき、管理対象の情報コードに関するセキュリティ性をさらに向上させることができる。
特に、発行装置20において、位置情報取得部26により取得した発行装置位置情報が利用者情報及び発行装置情報に関連付けられてサーバ40に送信される(S103)。そして、サーバ40において、受信した発行装置情報がメモリ42に記憶されており(S201でYes)、かつ、受信した発行装置位置情報が第2有効エリア内となる情報である(S203でYes)と判定されると、生成された特殊コード画像Pが発行装置20に送信され、コード識別情報が利用者情報に関連付けられてメモリ42に記憶される。
これにより、第2有効エリア内に位置していない発行装置では肯定判定結果を受信できず、特殊コードCを発行できない状態となる。このため、管理対象の発行装置20の配置が想定されるエリアを第2有効エリアとすることで、第2有効エリア外となる発行装置を管理対象外としてその発行装置での特殊コードの不正発行等を防止でき、管理対象の情報コードに関するセキュリティ性をさらに向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、本第2実施形態に係る情報コード管理システムについて、図11を参照して説明する。
本第2実施形態では、サービスの利用回数を制限するため、サーバ40にてなされる認証処理において、コード識別情報ごとに読取上限回数が設定される点が、上記第1実施形態と主に異なる。
具体的には、サーバ40にてなされる認証処理では、サービス特定情報が送信されるごとにそのサービス特定情報に関連付けられるコード識別情報の読取回数がカウントされ、この読取回数が予め設定される読取上限回数を超えると、サービス特定情報が読取装置30に送信されなくなる。なお、読取上限回数は、コード識別情報ごと、すなわち、提供されるサービスごとに変えることができ、読取上限回数やカウントされる読取回数は、コード識別情報ごとにメモリ42に記憶される。
以下、本実施形態においてサーバ40の制御部41にてなされる認証処理について、図11に示すフローチャートを参照して詳述する。
上記第1実施形態と同様に、受信した撮像画像が特殊コード画像Pを撮像したものであるから、復号鍵を用いたデコードが成功して非公開領域に記録されるコード識別情報が読み取られ、デコード結果となるコード識別情報がメモリ42に記憶されていると(図11のS407でYes)、ステップS411に示す判定処理にて、そのコード識別情報に関する読取回数が読取上限回数を超えているか否かについて判定される。
ここで、読取回数が読取上限回数を超えていなければ(S411でNo)、読取回数がインクリメントされるようにカウントされ(S413)、そのコード識別情報に関連付けられるサービス特定情報がデコードレスポンス(判定結果)として、読取装置30に送信される(S409)。この場合、読取装置30に送信される判定結果には、読取回数が読取上限回数を超えていないことを示す判定結果が含まれることとなる。
一方、その特殊コード画像Pを利用したサービスの利用回数が所定回数を超えたために、読み取ったコード識別情報の読取回数が上記読取上限回数を超えると(S411でYes)、特殊コードCが不正に何度も利用されているとして、サービス特定情報を送信することなく本認証処理が終了する。なお、この場合、読取回数が読取上限回数を超えていることを示す判定結果を読取装置30に送信してもよい。
このように、本実施形態では、メモリ42には、コード識別情報ごとに読取上限回数が設定されるとともに読取回数がカウントされるように記憶され、読取装置30に送信される判定結果には、読取上限回数を超えているか否かについての判定結果が含まれる。これにより、例えば、特殊コードCが不正に何度も利用されているために読取上限回数を超えた場合には、その使用を制限等でき、システムとして利便性を高めることができる。
なお、コード識別情報ごとに読取上限回数が設定される本実施形態の特徴的構成は、他の実施形態等にも適用することができる。
[第3実施形態]
次に、本第3実施形態に係る情報コード管理システムについて、図12を参照して説明する。
本第3実施形態では、サービスの利用期間をコード識別情報ごとに制限するため、サーバ40にてなされる認証処理において、コード識別情報ごとに読取可能期限が設定される点が、上記第1実施形態と主に異なる。
以下、本実施形態においてサーバ40の制御部41にてなされる認証処理について、図12に示すフローチャートを参照して詳述する。
上記第1実施形態と同様に、受信した撮像画像が特殊コード画像Pを撮像したものであるから、復号鍵を用いたデコードが成功して非公開領域に記録されるコード識別情報が読み取られ、デコード結果となるコード識別情報がメモリ42に記憶されていると(図12のS407でYes)、ステップS415に示す判定処理にて、そのコード識別情報に関して設定される読取可能期限を経過しているか否かについて判定される。なお、読取可能期限は、コード識別情報ごと、すなわち、提供されるサービスごとに変えることができ、コード識別情報ごとにメモリ42に記憶される。
ここで、撮像画像等を受信した時刻(読取装置30が撮像画像等を送信した時刻)が読取可能期限を経過していなければ(S415でNo)、そのコード識別情報に関連付けられるサービス特定情報がデコードレスポンス(判定結果)として、読取装置30に送信される(S409)。この場合、読取装置30に送信される判定結果には、読取可能期限を経過していないことを示す判定結果が含まれることとなる。
一方、サービスの利用期間を超えて利用不能となっている特殊コード画像Pを読取装置30にて撮像しているために、撮像画像等を受信した時刻が読取可能期限を経過していると(S415でYes)、サービス特定情報を送信することなく本認証処理が終了する。なお、読取可能期限を経過していることを示す判定結果を読取装置30に送信してもよい。
このように、本実施形態では、メモリ42には、コード識別情報ごとに読取可能期限が設定されるように記憶され、読取装置30に送信される判定結果には、読取可能期限を経過しているか否かについての判定結果が含まれる。これにより、読取可能期限を経過していている特殊コードCの使用を制限等でき、システムとして利便性を高めることができる。
なお、コード識別情報ごとに読取可能期限が設定される本実施形態の特徴的構成は、他の実施形態等にも適用することができる。
なお、本発明は上記各実施形態及び変形例に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)発行処理は、店舗に設置される発行装置20を利用して行われることに限らず、例えば、利用者が所持する携帯端末50にて会員登録用のサイトにアクセスして利用者情報を入力し、この入力に応じて特殊コード画像Pを受け取ることでなされてもよい。この場合には、上述したステップS201,S203の判定処理に相当する処理を行うことなく、会員登録可能な利用者情報が入力されることに応じてそのサイトにて特殊コードCを生成して特殊コード画像Pを出力することができる。
(2)サーバ40にてなされる認証処理では、コード識別情報がデコードされるごとにその日時や読取装置情報等をメモリ42に記憶することで、対応する特殊コード画像Pを用いたサービスの利用状況を管理してもよい。
(3)特殊コードCは、上述したようにコード領域内に空き領域が形成される一部非公開コードとして生成されることに限らず、特定のデコード方式を採用することによりサーバ40のみが生成かつデコード可能な情報コードであれば、例えば、所定の暗号化キーを用いて暗号化された情報コードとして生成されてもよい。
10…情報コード管理システム
20…発行装置
21…制御部(出力部)
23…操作部(取得部)
25…通信部(出力部)
26…位置情報取得部
30…読取装置
31…制御部(処理部)
33…撮像部
37…位置情報取得部
40…サーバ
41…制御部(特殊コード画像生成部,デコード結果判定部,発行可否判定部)
42…メモリ(記憶部)
45…通信部
C…特殊コード
P…特殊コード画像

Claims (6)

  1. 特定のデコード方式によりデコード可能な情報コードを特殊コードとして発行するための発行装置と、
    前記特殊コードの読み取り結果に応じた処理を行う読取装置と、
    1又は複数の前記発行装置と1又は複数の前記読取装置とを管理するサーバと、
    を備える情報コード管理システムであって、
    前記発行装置は、
    利用者を特定する利用者情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記利用者情報を前記サーバに送信することで、当該サーバから前記特殊コードを画像化した特殊コード画像を受信すると、当該特殊コード画像を前記利用者に対して提示可能に出力する出力部と、
    を備え、
    前記読取装置は、
    前記利用者により提示された前記特殊コード画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部による撮像画像を前記サーバに送信することで、当該サーバから受信した情報に基づく処理を行う処理部と、
    を備え、
    前記サーバは、
    記憶部と、
    前記発行装置及び前記読取装置と通信するための通信部と、
    前記発行装置から前記利用者情報が前記通信部を介して受信されると、当該利用者情報に関連付けられるコード識別情報が前記特定のデコード方式にてデコードされるように前記特殊コードを生成して前記特殊コード画像として画像化して前記通信部を介して前記発行装置に送信し、前記コード識別情報を前記利用者情報に関連付けて前記記憶部に記憶する特殊コード画像生成部と、
    前記読取装置から受信した前記撮像画像に対する前記特定のデコード方式に基づくデコードにより得られたデコード結果が前記記憶部に記憶されているか否かについて判定し、その判定結果を前記通信部を介して前記読取装置に送信するデコード結果判定部と、
    を備え
    前記出力部は、さらに、当該発行装置を特定する発行装置情報を前記取得部により取得した前記利用者情報に関連付けて前記サーバに送信し、
    前記記憶部には、管理対象となる前記発行装置情報がさらに記憶され、
    前記サーバは、
    前記発行装置から前記利用者情報及び前記発行装置情報が前記通信部を介して受信されると、当該発行装置情報が前記記憶部に記憶されているか否かについて判定する発行可否判定部を備え、
    前記特殊コード画像生成部は、前記利用者情報とともに受信した前記発行装置情報が前記記憶部に記憶されていると前記発行可否判定部により判定されると、前記特殊コード画像を前記発行装置に送信し、前記コード識別情報を前記利用者情報に関連付けて前記記憶部に記憶することを特徴とする情報コード管理システム。
  2. 前記処理部は、さらに、当該読取装置を特定する読取装置情報を前記撮像部による撮像画像に関連付けて前記サーバに送信し、
    前記記憶部には、管理対象となる前記読取装置情報がさらに記憶され、
    前記デコード結果判定部は、さらに、前記読取装置から受信した前記読取装置情報が前記記憶部に記憶されているか否かについて判定することを特徴とする請求項1に記載の情報コード管理システム。
  3. 前記読取装置は、当該読取装置の位置に関する情報を読取装置位置情報として取得する位置情報取得部を備え、
    前記処理部は、さらに、前記位置情報取得部により取得した前記読取装置位置情報を前記読取装置情報及び前記撮像部による撮像画像に関連付けて前記サーバに送信し、
    前記デコード結果判定部は、さらに、前記読取装置から受信した前記読取装置位置情報が第1有効エリア内となる情報であるか否かについて判定することを特徴とする請求項2に記載の情報コード管理システム。
  4. 前記取得部は、さらに当該発行装置の位置に関する情報を発行装置位置情報として取得し、
    前記出力部は、さらに、前記取得部により取得した前記発行装置位置情報を前記利用者情報及び前記発行装置情報に関連付けて前記サーバに送信し、
    前記発行可否判定部は、さらに、前記発行装置から受信した前記発行装置位置情報が第2有効エリア内となる情報であるか否かについて判定し、
    前記特殊コード画像生成部は、前記利用者情報とともに受信した前記発行装置情報が前記記憶部に記憶されており、かつ、前記利用者情報とともに受信した前記発行装置位置情報が前記第2有効エリア内となる情報であると前記発行可否判定部により判定されると、前記特殊コード画像を前記発行装置に送信し、前記コード識別情報を前記利用者情報に関連付けて前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報コード管理システム。
  5. 前記記憶部には、前記コード識別情報ごとに読取上限回数が設定されるとともに読取回数がカウントされるように記憶され、
    前記デコード結果判定部による前記判定結果には、前記読取上限回数を超えているか否かについての判定結果が含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報コード管理システム。
  6. 前記記憶部には、前記コード識別情報ごとに読取可能期限が設定されるように記憶され、
    前記デコード結果判定部による前記判定結果には、前記読取可能期限を経過しているか否かについての判定結果が含まれることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報コード管理システム。
JP2017158721A 2017-08-21 2017-08-21 情報コード管理システム Active JP6946852B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017158721A JP6946852B2 (ja) 2017-08-21 2017-08-21 情報コード管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017158721A JP6946852B2 (ja) 2017-08-21 2017-08-21 情報コード管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019036244A JP2019036244A (ja) 2019-03-07
JP6946852B2 true JP6946852B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=65637735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017158721A Active JP6946852B2 (ja) 2017-08-21 2017-08-21 情報コード管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6946852B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005100425A (ja) * 2001-08-20 2005-04-14 Code Com Inc 識別情報発行システム、装置及び方法、プログラム、並びに記録媒体
JP4660398B2 (ja) * 2005-12-23 2011-03-30 株式会社東芝 ユーザー認証システムと、このユーザー認証システムで使用される提供用サーバ装置、携帯通信装置、利用者用携帯通信装置、承認者用携帯通信装置および認証用サーバ装置と、これらの装置のためのプログラム
JP6771866B2 (ja) * 2015-07-31 2020-10-21 株式会社デンソーウェーブ 情報コード読取システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019036244A (ja) 2019-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101703714B1 (ko) 디지털 이미지를 이용한 인증 방법, 이를 위한 애플리케이션 시스템, 및 인증 시스템
EP3695397B1 (en) Authentication of a person using a virtual identity card
JP6124124B2 (ja) 認証システム
JP4101420B2 (ja) 電子認証方法及びその実施装置
JP2007122143A (ja) 電子チケット配信方法、携帯端末、サーバ、システム及びプログラム
JP2017117301A (ja) チケット発行システム
US20070075827A1 (en) Service provision method
JP2014067175A (ja) 認証システム
US20210166215A1 (en) Method for performing a contactless payment transaction
JP2000250993A (ja) 情報管理システム
JP5519876B2 (ja) 携帯端末を利用して認証および決済を行う方法およびシステム
KR101748136B1 (ko) 디지털 이미지를 이용한 인증 방법, 이를 위한 애플리케이션 시스템, 디지털 이미지 판단시스템, 및 인증 시스템
JP2007199860A (ja) 個人認証システム
JP2011053931A (ja) 決済システム
JP6946852B2 (ja) 情報コード管理システム
JP2011053998A (ja) カード管理システム
JP7163633B2 (ja) チケット発行装置、チケット管理システム、チケット発行方法
JP2009086890A (ja) 申請受理システムおよび申請受理方法
US10419905B2 (en) Method and device for indirectly transferring information from a first mobile transmitting component to a stationary server device via a second mobile transmitting component
JP2020024603A (ja) 認証管理装置及び認証管理システム
JP2006048263A (ja) 行政手続きシステム
JP2005141503A (ja) 料金決済システム、方法および記録媒体
JP2010191679A (ja) 会員証管理システム
JP2007241647A (ja) 認証システム、サービス提供システムおよび認証方法
KR20130007110A (ko) 전자펜을 이용한 카드발급 신청처리 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6946852

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150