JP6945570B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
これにより、第2の位置において可変部材が保持されることで、開閉体に固定体を固定する際に開閉体及び固定体に可変部材が接触しない。
これにより、開閉体に固定体が固定されている場合は係止部により可変部材を保持可能となり、開閉体に固定体が固定されていない場合は規制手段により、可変部材を保持可能となる。
これにより、可変部材と開閉体、可変部材と固定体をそれぞれ視覚的に区別することが可能になる。
<1.弾球遊技機の概略構成>
<2.支持体の構成>
<3.開閉体の構成>
(全体の概略構成)
(前扉)
(扉枠)
(補強部材)
<4.透明板載置手段の構成>
<5.固定体(透明板ユニット)の構成>
[5−1.固定体の全体構成]
(透明板と保持部材)
(保持部)
(被押さえ部)
(ストッパー部)
(係合突部)
(突状部)
(透明板ユニットの開閉体に対する固定状態)
[5−2.被押さえ部の各寸法]
「規定した寸法」
「解決課題」
「径Rの大きさ」
(全てのRの比較)
(R1>R2、R3について)
「角度θの大きさ」
(全てのθの比較)
(θ1>θ2について)
(θ3<θ2について)
「深さTの大きさ」
(全てのTの比較)
(T2<T4について)
(T1+T2=T3+T4について)
<6.固定協働手段及び固定体の構成・動作>
[6−1.第1の実施の形態]
(固定手段の構成)
(固定協働手段の構成)
(可動位置について)
(可変部材の動作)
(第1の実施の形態の効果)
[6−2.第2の実施の形態]
[6−2−1.全体構成]
(一方(右側)の固定協働手段の構成)
(一方(右側)の固定手段の構成)
(他方(左側)の固定協働手段の構成)
(可変部材の扉枠に対する支持状態等)
(固定手段の固定協働手段に対する作用等)
(固定協働手段の変形例)
(第2の実施の形態における効果)
[6−2−2.可変部材の回動状態]
(可変部材の可動位置)
(可変部材の回動動作)
(固定作業における可変部材の動作)
[6−2−3.可変部材の回動角度]
「規定した角度」
「解決課題」
「角度αの大きさ」
(全てのαの比較)
(α1>α2について)
(α2>α3について)
[6−2−4.扉枠の各部の距離]
「規定した寸法」
「解決課題」
「Mの高さ」
(全てのMの比較)
(M1<M2について)
(M2<M3について)
(M3<M4について)
(M5<M6について)
(左右のベース面の高さが異なる例)
[6−2−5.可変部材と軸部の大きさ等]
「規定した寸法」
「解決課題」
「Lの大きさ」
(全てのLの比較)
(L1<L2について)
(L3>L4について)
(L3>L5について)
(L7<L6について)
(L5>L7について)
(L9>L8について)
(L10>L11について)
[6−2−6.開閉体等の各部の距離]
「規定した寸法」
「解決課題」
「Hの高さ」
(全てのHの比較)
(H4<H5について)
(H3<H4について)
(H1<H4について)
(H1<H5について)
[6−2−7.固定体の固定動作について]
(固定の流れ)
(各部材の材料について)
[6−2−8.規制手段の配置]
(第1の配置例)
(第2の配置例)
(第3の配置例)
(可変部材と保護カバー等の関係)
[6−2−9.可変部材の配置]
[6−3.第3の実施の形態]
(固定協働手段の構成)
(固定手段の構成)
(可動位置について)
(可変部材の動作)
(第3の実施の形態の効果)
<7.部材の色彩と配置の関係>
<8.識別情報の表記位置>
また、各部材のある地点から別の地点までの「距離」を表す用語として、「高さ」、「深さ」、「大きさ」、「長さ」などを用いているが、必ずしもこの用語に限定されるわけではない。各部材が遊技機に取り付けられた状態において、X軸方向(左右)、Y軸方向(上下)、Z軸方向(前後)のイメージを掴みやすく説明するために適宜選択しているに過ぎない。すなわち、左右方向を表すために「幅の長さ」という用語を使っていたとしても、別の視点で見れば「始点から終点までの距離」とも言えるし、単に「高さ」、「深さ」とも言える。「大きさ」についても各部材の「一辺の長さ」を表す場合もあれば「面積」や「体積」を表す場合があってもよい。
まず、弾球遊技機1の概略構成を説明する(図1参照)。以下の実施の形態においては「弾球遊技機1」を「遊技機1」としても表記する。
図1は、遊技機の外観を開閉体が開かれた状態で示す斜視図である。
開閉体200には固定体300が載置される透明板載置手段400と固定手段600の支持等を行う固定協働手段500とが設けられている。透明板載置手段400は固定体300を載置するための載置板金等を有している。固定協働手段500は固定手段600を支持する案内枠又は軸部等を有している。
透明板載置手段400と固定協働手段500は何れも開閉体200の背面側に設けられているが、透明板載置手段400が固定協働手段500の下方に位置されている。
固定手段600は開閉体200に対して移動可能(スライド可能)又は回動可能にされ、手動操作により位置を変更可能な可変部材を有している。固定手段600は移動又は回動されることにより固定体300を開閉体200に固定する機能を有し、固定体300は透明板載置手段400に載置された状態で固定手段600によって開閉体200に固定される。
次に、支持体100の構成を説明する(図2乃至図5参照)。
図2は遊技機の外観を示す正面側の斜視図であり、図3は遊技機の外観を示す正面図であり、図4は支持体の外観を示す正面図であり、図5は遊技機の遊技盤の構成を示す正面図である。
主液晶表示装置132Mでは、図示しない演出制御基板の制御の下、背景画像上で、例えば、左、中、右の3つの装飾図柄の変動表示が行われる。また、通常演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出などの各種の演出画像の表示も行われる。
センター飾り135Cは、そのデザインにより装飾効果を発揮するだけでなく、周囲の遊技球から主液晶表示装置132Mの表示面を保護する作用を有している。また、センター飾り135Cは、遊技球の打ち出しの強さまたはストローク長による遊技球の流路の左右打ち分けを可能とする部材としても機能する。すなわち、球誘導レール131を介して遊技領域103aの上部に打ち出された遊技球の流下経路は、センター飾り135Cによって分割された左遊技領域103bと右遊技領域103cのいずれかを流下することになる。いわゆる左打ちの場合には、遊技球は左遊技領域103bを流下していき、右打ちの場合には、遊技球は右遊技領域103cを流下していく。
右遊技領域103cの下方には右下飾り135Rが設けられ、右下飾り135Rも装飾効果を発揮するとともに左遊技領域103bとしての範囲を規定する機能を有している。
なお、遊技領域103a(左遊技領域103b及び右遊技領域103c)には、所要の各所に釘149や風車147が設けられており、釘149や風車147によって遊技球の多様な流下経路が形成される。
なお、図示はしていないが、センター飾り135Cには、適所に視覚的演出効果を奏する可動体役物が設けられている。
図柄表示部133には、所定のドット領域により、第1の特別図柄表示部、第2の特別図柄表示部及び普通図柄表示部が形成され、第1の特別図柄、第2の特別図柄及び普通図柄のそれぞれの変動表示動作(変動開始および変動停止を1セットする変動表示動作)が行われる。
なお、上述した主液晶表示装置132Mは、図柄表示部133による第1の特別図柄と第2の特別図柄の変動表示と時間的に同調して画像による装飾図柄を変動表示する機能を有している。
なお、「入賞」とは、後述する入賞口がその内部に遊技球を取り込んだり、ゲートを遊技球が通過したりすることをいう。実際には入賞口ごとに配置されたセンサ(各入賞検出スイッチ)により遊技球が検出された場合には、その入賞口に「入賞」が発生したものとして扱われる。
上始動口141は、図柄表示部133における第1の特別図柄の変動表示動作の始動条件に係る入賞口であり、始動口開閉手段(始動口を開放または拡大可能にする手段)を有しない入賞率固定型の入賞装置とされている。
第1の特別変動入賞装置145は、突没式の開放扉145bにより第1の大入賞口145aを閉鎖/開放する構造とされている。また、第1の特別変動入賞装置145の内部には、第1の大入賞口145aへの遊技球の通過を検出するセンサ(第1の大入賞口センサ)が配置されている。
第2の大入賞口146aは開放扉146bが開かれることにより開放される。第2の大入賞口146aが開放された状態においては、左遊技領域103b又は右遊技領域103cを流下してきた遊技球が高い確率で第2の大入賞口146aに入ることになる。
遊技機1においては、これらの上始動口141、下始動口142a、普通図柄始動口144、第1の大入賞口145a、第2の大入賞口146a又は一般入賞口143の各入賞口のうち、普通図柄始動口144以外の入賞口への入賞があった場合には、各入賞口別に設定された入賞球1個当りの賞球数が図示しない遊技球払出装置から払い出される。
上始動口141、下始動口142a、普通図柄始動口144、第1の大入賞口145a、第2の大入賞口146a又は一般入賞口143に入賞しなかった遊技球は、アウト口148を介して遊技領域103aから排出される。
装飾ランプ135aは、例えば、LEDによる発光動作として、演出用の発光動作、エラー告知用の発光動作、動作状態に応じた発光動作などを行う。
次に、開閉体200の構成を説明する(図6乃至図21参照)。
図6は開閉体の正面側の斜視図であり、図7は開閉体の背面側の斜視図であり、図8は開閉体の平面図であり、図9は開閉体の底面図であり、図10は開閉体と固定体の分解斜視図であり、図11は開閉体の背面図であり、図12は支持体の分解斜視図であり、図13は開閉体の側面図であり、図14は図7の(14)−(14)線断面図であり、図15は開閉体の上部をスピーカユニット等が取り外された状態で示す背面図であり、図16は開閉体の上部をスピーカユニット等が取り付けられた状態で示す背面図であり、図17は開閉体の上部を固定体とスピーカユニット等が取り付けられた状態で示す背面図であり、図18は第1の補強部材の斜視図であり、図19は第2の補強部材の斜視図であり、図20は図7の(20)−(20)線断面図であり、図21は図7の(21)−(21)線断面図である。
開閉体200は前扉201と扉枠203と第1の補強部材205と第2の補強部材206を備えている(図6乃至図11参照)。
前扉201と扉枠203は前後で結合されている。第1の補強部材205は扉枠203の後面における一方の側部に取り付けられ、第2の補強部材206は扉枠203の後面における他方の側部に取り付けられている。
前扉201は全体として枠状に形成され内側の空間が窓孔202として形成されている(図10参照)。前扉201は、図12に示すように、金属等によって枠状に形成されたベース枠230とベース枠230の前面における下部に取り付けられた操作パネル208とベース枠230の前面の外周部において下部を除く部分に取り付けられた化粧カバー204とを有している。
上受け皿ユニット210には、図示しない遊技球貸出装置に対して遊技球の払い出しを要求するための球貸しボタン214と、遊技球貸出装置に挿入された有価価値媒体の返却を要求するためのカード返却ボタン215とが設けられている。
演出ボタン212は、所定の入力受付期間中に内蔵ランプが点灯されて操作可能となり、内蔵ランプの点灯時に押下することにより演出に変化をもたらすことができる押しボタンとされている。演出ボタン212は手載せ部211に連続して配置されている。遊技者は遊技中に手載せ部211に手を載せた状態で演出ボタン212を操作することができ、演出ボタン212の良好かつ安定した操作を行うことが可能にされている。十字キー213は遊技者が演出状況に応じた操作や演出設定等のための操作を行う操作子である。
化粧カバー204は全体が結合されることにより下方に開口された略コ字状に形成され、左右一対の上下方向に延びる側辺部分204a、204bと、側辺部分204a、204bの上端部間を左右方向において連結する上辺部分204cとを有している。
化粧カバー204は側辺部分204a、204bと上辺部分204cが結合された状態において、前扉201の窓孔202より一回り大きくされ、窓孔202の周囲に取り付けられている。
化粧カバー204は、側辺部分204a、204bがそれぞれベース枠230の側方部232、232における前面に取り付けられ、上辺部分204cがベース枠230の上方部231における前面に取り付けられている。
スピーカ保持部224は前後に貫通された筒状に形成され、スピーカユニット225はスピーカ保持部224の内側に配置された状態で保持されている。スピーカユニット225はスピーカ本体226の他に、スピーカ本体226の背面側に配置された基板227や基板227に接続された導電線材としてのケーブル228を有している。
扉枠203は外形状が矩形状であって枠状に形成され、ベース部分としての枠部207を有し、枠部207は側部207a、207bと下部207cと上部207dによって一体に形成されている(図10及び図11参照)。枠部207は金属によって形成されてもよく樹脂によって形成されてもよく、一部が金属又は樹脂によって形成されていてもよい。
側部207a、207b、下部207c及び上部207dはそれぞれベース枠230の側方部232、232、下方部233及び上方部231に対応して位置される。
このように扉枠203における枠部207の左右両端部には後方に折り曲げられることにより形成された補強縁234、235が設けられているため、補強縁234、235によって扉枠203の上下両端部が前後に変位される屈曲方向に対する補強が行われ、扉枠203の高い強度を確保することができる。
このように扉枠203における枠部207の上下両端部には後方に折り曲げられることにより形成された補強縁236、237が設けられているため、補強縁236、237によって扉枠203の左右両端部が前後に変位される屈曲方向に対する補強が行われ、扉枠203の高い強度を確保することができる。
保護カバー220を設けることにより、スピーカユニット225や発光表示手段等の損傷や破損を防止することができる。また、保護カバー220を剛性の高い材料、例えば、金属材料等によって形成することにより、スピーカユニット225や発光表示手段等の保護の強化を図ることができると共に保護カバー220が扉枠203を補強する機能をも発揮して扉枠203における上部207dの高い強度を確保することができる。
(補強部材)
第1の補強部材205は扉枠203における枠部207の側部207aに後方から固定されている。第1の補強部材205は側部207aの後面にベース壁205aが対向した状態で扉枠203の上端部から下端部に亘る位置に枠部207に固定されている。
第2の補強部材206は扉枠203における枠部207の側部207bに後方から固定されている。第2の補強部材206は側部207bの後面にベース壁206aが対向した状態で扉枠203の上端部から下端寄りの部分に亘る位置に固定されている。
なお、下部207cと上部207dにも補強部材が固定されていてもよい。下部207cと上部207dにも補強部材が固定されることにより、扉枠203の一層の強度の向上を図ることができる。
第1の補強部材205はベース壁205aの前面が側部207aの後面に押し付けられ外側壁205bが補強縁234に内側から押し付けられた状態で枠部207に取り付けられている。従って、第1の補強部材205の各部が枠部207の各部に接した状態で枠部207に取り付けられるため、扉枠203のより一層高い強度を確保することができる。
さらに、第2の補強部材206はベース壁206aの前面が側部207bの後面に押し付けられ外側壁206bが補強縁235に内側から押し付けられた状態で枠部207に取り付けられている。従って、第2の補強部材206の各部が枠部207の各部に接した状態で枠部207に取り付けられるため、扉枠203のさらに、高い強度を確保することができる。
次に、透明板載置手段400の構成について説明する(図10、図22乃至図26参照)。
図22は扉枠から載置板金が取り外された状態を示す斜視図であり、図23は固定体の一部と共に示す開閉体の背面側の斜視図であり、図24は図11の(24)−(24)線断面図であり、図25は図24の一部を示す断面図であり、図26は図24の別の一部を示す断面図である。
枠部207の下部207cには、左右に離隔して係合部410、410が設けられ、左右方向において一方の係合部410の外側に第1の受け突部420が設けられ、左右方向において他方の係合部410の外側に第2の受け突部430が設けられている。
係合部410、410と第1の受け突部420と第2の受け突部430と載置板金401は透明板載置手段400の各一部を構成する。
なお、本実施の形態においては、係合部410を二つ設けた例について説明するが、係合部410は一つでもよいし、三つ以上であってもよい。なお、透明板ユニット300に設けられる後述する係合突部の数は係合部410の数に応じて変化する。
第1の受け突部420には下端部から後方に突出された受け片部421が設けられ、受け片部421は左右に延び上下を向く板状に形成されている。
次に、固定体(透明板ユニット)300の構成について説明する(図27乃至図35参照)。
図27は固定体の背面図であり、図28は固定体の斜視図であり、図29は固定体の一部を示す断面図であり、図30は固定体の被押さえ部等を示す背面側の斜視図であり、図31は固定体の被押さえ部等を示す正面側の斜視図であり、図32は固定体の被押さえ部等を示す断面図であり、図33は固定体が開閉体に固定された状態を示す斜視図であり、図34は固定体が開閉体に固定された状態を示す背面図であり、図35は固定体の被押さえ部等の寸法を説明する断面図である。
透明板ユニット(固定体)300は、前後2枚の透明板301、301と、透明板301、301を外周部において保持する保持部材302とを備えている(図27乃至図29参照)。なお、透明板ユニット300に設けられる透明板301の数は任意であり、1枚でもよく3枚以上でもよい。また、複数の透明板301が設けられる場合には、複数の透明板301が前後で離隔して位置されていてもよく、前後で接した状態で位置されていてもよい。
透明板301としては、例えば、ガラス板が用いられる。なお、透明板301はガラス板に限定されず、所定の強度がある透明な板材であればその材質などは問わない。例えば、透明板301は樹脂によって形成されていてもよい。
透明板301は扉枠203の開口219の形状に対応した所定の形状に形成されている。透明板301は、例えば、上縁が上方に凸の曲線状に形成され、左右両側縁が一部を除いて上下に延びる直線状に形成され、下縁が左右に延びる直線状に形成されている。
また、透明板301は尖った角部を有しない形状に形成され、外周縁において曲線状の部分と直線状の部分との境界部及び直線状の部分と直線状の部分との境界部が何れも緩やかに角張ることなく曲線状に形成されている。従って、透明板301の外周縁におけるこれらの境界部に応力集中が生じ難く、透明板301の強度の向上や損傷の発生の防止を図ることができる。
保持枠部303は透明板301、301の外周部を外側から覆うように全体として環状に形成されている。保持枠部303は、周方向に直交する断面形状において、図29に示すように、2枚の透明板301、301の間の間隔を保持する間隔保持部304と、間隔保持部304の一端部に連続され間隔保持部304に対して直交する第1の押さえ部305と、間隔保持部304の他端部に連続され間隔保持部304に対して直交する第2の押さえ部306とを有している。第1の押さえ部305と第2の押さえ部306は間隔保持部304から反対方向に突出されている。
このように、透明板301、301は保持部材302によって保持された状態において、間隔保持部304によって間に内部空間300aを有した状態で所定の間隔をもって保持される。
このように第2の押さえ部306の後端面が、後側に位置されている透明板301の後面よりも後側に位置されて後方空間300bが形成されることにより、透明板301の後側に位置される遊技盤103に後側の透明板301が接触することがなく、透明板301の損傷を防止することができる。
被押さえ部307、307は保持枠部303の上方部分303dにおける側方部分303a、303b寄りの端部から互いに反対方向における外方に突出されている。被押さえ部307、307は透明板ユニット300の左右方向における中央線Sを基準にして対称な位置に設けられ、線対称の形状に形成されている(図27参照)。
被押さえ部307は全体として二等辺三角形状に形成され、上方部分303dの前端部から突出され、斜辺が上方部分303dの外周面に連続されている(図30及び図31参照)。
位置決め穴308と係止部309は挿入部308aと無変化部309aが前後で連通されている。
ストッパー部310、310はそれぞれ被押さえ部307、307から後方に突出され保持枠部303から外方に突出されている。ストッパー部310は係止部309と保持枠部303の上方部分303dとの間において上方部分303dと被押さえ部307に連続して設けられている。
ストッパー部310は山型の形状に形成され、厚み方向が前後方向にされている。ストッパー部310は上面310aと斜面310bと後面310cと頂上面310dを有し、大きさが被押さえ部307より小さくされている。
ストッパー部310は保持枠部303の上方部分303dから被押さえ部307の突出方向と同じ方向に突出され、前面が被押さえ部307の後面に連続されている。ストッパー部310の斜面310bは下斜め側方を向く状態にされている。
例えば、ストッパー部310、310にそれぞれ指を掛けて透明板ユニット300を把持することにより、透明板ユニット300を持ち易くなり、透明板ユニット300の開閉体200に対する固定作業において透明板ユニット300を開閉体200に容易に固定することが可能になる。また、ストッパー部310、310にそれぞれ指を掛けて透明板ユニット300を把持することにより、透明板ユニット300の開閉体200からの固定解除作業において透明板ユニット300を開閉体200から容易に取り外すことが可能になる。
このとき、上記したように、ストッパー部310の斜面310bが下斜め側方を向く状態にされていることにより、作業者がストッパー部310に指を掛け易くなり、作業性の向上を図ることができる。
係合突部311、311は保持枠部303における下方部分303cの左右両端部からそれぞれ下方に突出されている。係合突部311は横長の形状に形成され、透明板ユニット300を扉枠203に固定する際に透明板載置手段400の係合穴411に挿入される部分である。係合突部311は保持枠部303と一体に形成されており、強度が高くされている。
突状部313は保持枠部303の円弧部分303fから外方に突出され、略二等辺三角形状に形成されている(図27及び図28参照)。突状部313は下方を向く下面部313aと側方を向く側面部313bとを有し、円弧部分303fにおける略後半部から外方に突出されている。従って、突状部313は保持枠部303より厚みが薄くされている。突状部313は保持枠部303と一体に形成されており、強度が高くされている。
上記のように構成された透明板ユニット300は以下のようにして開閉体200に固定される(図17、図33及び図34参照)。
また、透明板ユニット300の開閉体200への固定作業の詳細や手順等についても後述する。
以下に、被押さえ部307の各部における各寸法について説明する(図35参照)。
上記したように、被押さえ部307には前方に開口する位置決め穴308と後方に開口する係止部309とが形成されている。位置決め穴308は周面が中心軸に平行な挿入部308aと前方へ行くに従って径が大きくなる案内部308bとから成り、係止部309は周面が中心軸に平行な無変化部309aと後方へ行くに従って径が大きくなる径変化部309bとから成る。位置決め穴308と係止部309は挿入部308aと無変化部309aが前後で連通されている。
上記に規定した径、角度及び深さは以下の通りである。
R1:挿入部308aの径
R2:径変化部309bの最大の径
R3:無変化部309aの径
θ1:案内部308bの傾斜角度
θ2:径変化部309bの傾斜角度
θ3:傾斜部312の傾斜角度
T1:挿入部308aの深さ
T2:案内部308bの深さ
T3:無変化部309aの深さ
T4:径変化部309bの深さ
遊技機1においては、透明板ユニット300における被押さえ部307の高い強度の確保、透明板ユニット300の開閉体200に対する安定した固定状態の確保、透明板ユニット300の開閉体200に対する固定作業を行うときの作業性の向上等を図る必要がある。そこで、被押さえ部307の各部の寸法(R、θ、T)が以下のように設定されている。
(全てのRの比較)
被押さえ部307においては、挿入部308aの径R1が径変化部309bの最大の径R2より大きくされ、径変化部309bの最大の径R2が無変化部309aの径R3より大きくされている。
従って、R1>R2>R3の関係にされている。
被押さえ部307においては、挿入部308aの径R1が径変化部309bの最大の径R2と無変化部309aの径R3より大きくされている。
(全てのθの比較)
被押さえ部307においては、案内部308bの傾斜角度θ1が径変化部309bの傾斜角度θ2より大きくされ、傾斜部312の傾斜角度θ3が径変化部309bの傾斜角度θ2より小さくされている。
従って、θ1>θ2>θ3の関係にされている。
被押さえ部307においては、案内部308bの傾斜角度θ1が径変化部309bの傾斜角度θ2より大きくされている。
被押さえ部307においては、傾斜部312の傾斜角度θ3が径変化部309bの傾斜角度θ2より小さくされている。
また、傾斜部312の傾斜角度を小さくした状態で可変部材が傾斜部312に確実に乗り上がるようにするためには、傾斜部312の一端P1と他端P2の間の距離を大きくしなければならず、被押さえ部307が大型になってしまう。
(全てのTの比較)
被押さえ部307においては、案内部308bの深さT2が径変化部309bの深さT4より小さくされ、挿入部308aの深さT1と案内部308bの深さT2の合計が無変化部309aの深さT3と径変化部309bの深さT4の合計と略同じにされている。
従って、T2<T4、T1+T2=T3+T4の関係にされている。
被押さえ部307においては、案内部308bの深さT2が径変化部309bの深さT4より小さくされている。
被押さえ部307においては、挿入部308aの深さT1と案内部308bの深さT2の合計の深さが無変化部309aの深さT3と径変化部309bの深さT4の合計の深さと略同じ深さにされている。
しかしながら、位置決め穴308の深さが深過ぎると被押さえ部307の空間容積が大きくなり被押さえ部307の強度が低下するおそれがある。
次に、透明板ユニット300を開閉体200の扉枠203に固定するために機能する固定協働手段500及び固定手段600について説明する。固定手段600は、透明板載置手段400に載置された状態で透明板ユニット300を扉枠203に固定するための手段である。
以下の説明においては、扉枠203の後面のうち透明板ユニット300の被押さえ部307の前面が接する面をベース面203aとして説明する。
まず、第1の実施の形態における固定手段600等の構成について、図36から図38を参照して説明する。
図36は透明板ユニット及び左右の一方の側の固定手段と固定協働手段等を示す背面図であり、図37は押さえ突部が透明板ユニットの被押さえ部に接した状態を示す背面図であり、図38は透明板ユニット及び左右の一方の側の固定手段と固定協働手段等を示す斜視図である。
固定手段600、600は扉枠203の左右方向における中央線Kを基準に略対称の位置に設けられ、線対称の形状に形成されている(図16参照)。
第1の実施の形態における固定手段600は、例えば、樹脂によって形成された可変部材601を有している(図36、図37、図38等参照)。
可変部材601は、移動板602と押さえ突部603と移動規制部604と持ち手部605を有する。移動板602は略矩形の平板状に形成されており、後述する案内枠550に対して上下方向に移動可能とされている。
案内枠550は案内壁551と固定板552、552と規制板553を有し、各部によって一体に形成されている。
案内壁551はそれぞれ板状に形成された右側壁551aと左側壁551bと規制壁551cを有し、右側壁551aと左側壁551bが左右方向を向き左右に離隔して位置され、規制壁551cが上下方向を向き右側壁551aの上端部と左側壁551bの上端部とを連結している。
規制板553は案内壁551の遊技盤103側の端部から内方に張り出された下方に開口するコ字状に形成されている。
案内枠550は固定板552がネジ止め等されることにより、扉枠203に取り付けられる。
可変部材601は規制板553によって移動板602の一部が後方から覆われることにより遊技盤103側への移動が規制され、規制壁551cによって上方への移動が規制され、右側壁551aと左側壁551bによって左右方向への移動が規制される。
可変部材601を上下方向へ移動させることにより、可変部材601による透明板ユニット300の扉枠203に対する着脱が行われる。
なお、案内枠550は扉枠203に一体に形成することができる。これにより部品点数が削減され遊技機1の製造コストの低減を図ることができる。また、案内枠550を扉枠203に一体に形成することにより案内枠550の扉枠203に対する高い位置精度を確保することができる。
扉枠203には固定協働手段500が設けられている。固定協働手段500は上記した案内枠550の他に、ベース面203aから遊技盤103側に突出された第1の規制手段503、第3の規制手段505、第4の規制手段506を有している(図39、図40、図41等参照)。第1の規制手段503、第3の規制手段505及び第4の規制手段506は、ベース面203aのうち案内枠550の内側の領域に設けられている。また、案内枠550の規制壁551cは第2の規制手段504として機能する。
なお、第2の規制手段504は扉枠203に一体に設けられていてもよい。これにより、扉枠203のベース面203aに対する第2の規制手段504の位置精度が高くなるため、可変手段601の移動位置に関する位置精度の向上を図ることができる。
また、第1の規制手段503、第3の規制手段505及び第4の規制手段506を扉枠203に一体に形成することもできる。これにより、第1の規制手段503、第3の規制手段505及び第4の規制手段506の互いの位置精度を向上させることができる。従って、可変部材601の移動を高い位置精度で確実に規制することができる。
第2の規制手段504、第1の規制手段503、第3の規制手段505、第4の規制手段506は、上方から下方に向かって順に離隔して設けられている。
また、移動板602の移動規制部604が第4の規制手段506に上方から接することにより可変部材601の上方向への移動が規制される(図41等参照)。
移動規制部604が第4の規制手段506に上方から接することにより可変部材601の下方向への移動が規制され、可変部材601が案内枠550から下方に脱落されないように保持される。
次に、図39から図41を参照して可変部材601の可動位置(移動位置)ごとの状態について説明する。可変部材601の可動位置としては少なくとも第1の位置と第2の位置と第3の位置が存在し、可動位置は第3の位置P3と第2の位置P2と第1の位置P1が上方から下方へ順に存在する。ここでは説明を容易にするため、可変部材601の位置を押さえ突部603の中心点の位置として便宜的に規定する。
図39は可変部材の第1の位置を説明する図であり、図40は可変部材の第2の位置を説明する図であり、図41は可変部材の第3の位置を説明する図である。また、図39から図41は図36における(39)−(39)線断面図である。
なお、透明板ユニット300は、上記したように透明板載置手段400に載置されて保持された状態でベース面203aに装着されて開閉体200に固定される。また、可変部材601は左右に存在し、透明板ユニット300は両側の可変部材601によって扉枠203に押しつけられて装着されるが、以下には、一方の可変部材601の動作のみについて記載する。
第3の位置P3において案内枠550の第2の規制手段504によって可変部材601の移動が規制されることにより、可変部材601の上方向への過度の移動が規制される。
次に、可変部材601による透明板ユニット300の開閉体200における扉枠203に対する着脱動作(着脱作業)について、図42から図51を参照して説明する。図42から図51は図36における(39)−(39)線断面図である。
なお、透明板ユニット300は、上記したように、下面が透明板載置手段400に載置されて保持された状態で扉枠203のベース面203aに装着される。また、可変部材601は左右に存在するが、透明板ユニット300は左右両方の可変部材601によって扉枠203に押しつけられて開閉体200に固定される。以下には、一方の可変部材601の動作のみについて記載する。
この状態においては、位置決め突部507が位置決め穴308に挿入されて透明板ユニット300が扉枠203に対して位置決めされているが、移動板602の下面602dが被押さえ部307の上方に位置されているため、透明板ユニット300は扉枠203から取り外し可能な状態である。
移動規制部604が第1の規制手段503に上側から接した状態の可変部材601の位置が第2の位置P2に相当する。
移動規制部604が第1の規制手段503に乗り上げている状態の可変部材601の位置も第2の位置P2に相当する。
このとき、移動板602の下面602dは被押さえ部307の上方に位置されている。
このとき、移動板602の下面602dは被押さえ部307の後側から重なるが、押さえ突部603は被押さえ部307に形成された傾斜部312に接していない。
このとき移動規制部604は第1の規制手段503と第3の規制手段505の間に位置されている。
以上により、固定手段600の可変部材601による透明板ユニット300の扉枠203に対する固定が完了する。
なお、透明板ユニット300が扉枠203に固定された状態においては、移動規制手段604は、第3の規制手段505と第4の規制手段506の間に位置されている。
このとき、押さえ突部603が係止部309の径変化部309bを下方に摺動するが、第4の規制手段506に移動規制部604が上側から接することにより、第4の規制手段506が弾性変形され、可変部材601に対する下方への力が解除されることにより第4の規制手段506が弾性復帰して可変部材601が上方へ移動される。
可変部材601は押さえ突部603が再び係止部309に挿入されて係止され、透明板ユニット300が扉枠203に固定された状態となる(図49参照)。従って、第4の規制手段506の弾性によって可変部材601は自動的に透明板ユニット300を扉枠203に固定する位置まで移動されるため、透明板ユニット300の固定作業における作業性の向上及び可変部材601の案内枠550からの脱落を防止することができる。
まず、透明板ユニット300が扉枠203に固定された状態においては、押さえ突部603が被押さえ部307の係止部309に挿入されている(図49参照)。
このとき、押さえ突部603は被押さえ部307の傾斜部312を摺動し、被押さえ部307は可変部材601により扉枠203に押さえつけられた状態である。
移動規制部604への上方への移動が終了されると、可変部材601の自重により移動規制部604が第1の規制手段503に上側から接した状態で保持される。以上により、固定手段600による透明板ユニット300の扉枠203への固定が解除される。
上述の通り第1の実施の形態では、固定手段600の可変部材601が移動する際に、可変部材601に負荷を与えて移動を規制する第1の規制手段503と可変部材601の上方向への移動を規制する第2の規制手段504とが設けられている(図39等参照)。
可変部材601が第2の規制手段504へ向かって上方に移動するにあたり第1の規制手段503を設けないこととすると、移動する可変部材601の勢いが弱まらないまま第2の規制手段504へ接触するおそれがある。このような場合には、可変部材601の接触による衝撃で第2の規制手段504が破損するおそれがある。
そこで、移動する可変部材601が第2の規制手段504に接触する前に、一度、可変部材601に第1の規制手段503から移動に対する負荷を与えることにより、可変部材601の第1の規制手段503へ向かう勢いが軽減される。これにより、第2の規制手段504の破損を防止することができ、可変部材601及び案内枠550の耐用年数を向上させることができる。
これにより、透明板ユニット300の扉枠203への固定作業を開始するときに、透明板ユニット300と扉枠203が当接する領域に可変部材601が位置することがなくなるため、透明板ユニット300の扉枠203に対する固定作業を容易かつ迅速に行うことができる。
そこで、第4の規制手段506の手前(上方)に第3の規制手段505を設けることにより、移動規制部604が第4の規制手段506に接触する前に可変部材601の移動の勢いを弱めることができる。これにより、可変部材601が接触することによる第4の規制手段506の破損を防止することができると共に可変部材601の適正な動作状態を確保することができる。
そこで、可変部材601の下方への移動を規制する第4の規制手段506を設けることにより、可変部材601により透明板ユニット300を扉枠203に確実に固定することができる。また、可変部材601の保持枠部303への接触を回避して可変部材601や保持枠部303の破損を防止することができる。
これにより、被押さえ部307が扉枠203に対して変位し難く、被押さえ部307を扉枠203に安定して固定することができる。
また、扉枠203の左右方向における中央線Kを基準とせずに、二箇所に可変部材601を設ける場合には、例えば、中央線Kの右側又は左側の一方のみに二つの可変部材601を設けることもできる。しかしながら、この場合は中央線Kを隔てた他方においては透明板ユニット300に扉枠203側への力が加わらないため、透明板ユニット300の可変部材601によっては押さえられていない端部において扉枠203との間に隙間が生じるおそれがある。
このように透明板ユニット300と扉枠203の間に隙間が生じると、隙間から塵埃が侵入することによる遊技機1の基板等の故障を招いたり、心ない第三者により隙間から針金等で侵入する等のゴト行為をされるおそれがある。
これにより、透明板ユニット300と扉枠203の間に隙間が生じ難くなり、隙間から塵埃が侵入することを防止することができる。従って、塵埃による遊技機1の基板等の故障を防止することができる。また、透明板ユニット300を扉枠203に隙間なく装着することによりゴト行為に用いられる針金等の遊技機1の内部への侵入を防ぐことができる。
例えば、中央線Kの右側又は左側の一方のみに二つの可変部材601が設けられた場合には、中央線Kを隔てた他方には透明板ユニット300に扉枠203側への力が加わらないため、遊技者の遊技機1への衝突や遊技中の振動などにより、可変部材601による透明板ユニット300への力が加わらない他方側において透明板ユニット300と扉枠203の接触状態が不安定になり、透明板ユニット300が扉枠203に対してがたつくおそれがある。
そこで、可変部材601、601を扉枠203の左右方向における中央線Kを基準に略対称の位置に設けることにより、透明板ユニット300の左右方向における両端部に扉枠203側への力が均等に加わり、透明板ユニット300の扉枠203に対するがたつきを防止して透明板ユニット300の扉枠203に対する安定した固定状態を確保することができる。
可変部材601は第1の規制手段503や第3の規制手段505や透明板ユニット300の被押さえ部307に乗り上げるため、一定以上の移動力が必要である。そのため作業者が可変部材601を容易に移動させるために高い移動力が得られる把持しやすい持ち手部605を設けることにより、作業者が加えた力を持ち手部605を介して効率的に移動板602に加えることができる。従って、作業者の作業効率の向上を図ることができる。
特に、移動板602の上下方向における中央部に持ち手部605が設けられている。これにより、可変部材601の移動時に上下方向に均等に力がかかりやすく、可変部材601の円滑な移動状態を実現することができる。
また、可変部材601によって透明板ユニット300を扉枠203に確実に押さえつけるために、可変部材601の前面602bと扉枠203のベース面203aとの間隔が、被押さえ部307の後面と扉枠203のベース面203aとの間隔よりも狭くされている。そのため、傾斜部312が形成されていない場合には、可変部材601の移動時に、被押さえ部307の外周面に可変部材601が衝突し、可変部材601が被押さえ部307の後面に乗り上がらないおそれがある。また、被押さえ部307の外周面に可変部材601が衝突することにより、可変部材601が破損するおそれもある。
そこで、被押さえ部307に傾斜部312を形成することにより、可変部材601の移動時に可変部材601が傾斜部312に案内されて被押さえ部307の後面に確実に乗り上がるため、可変部材601の被押さえ部307に対する円滑な移動を確保することができると共に、可変部材601の破損を防止することができる。
また、押さえ突部603は外面が曲面に形成されているため、可変部材601の被押さえ部307への円滑な乗り上げが実現できる。
被押さえ部307に係止部309が形成されていないと、遊技中の振動や衝撃等により、可変部材601が被押さえ部307に対して変位してしまい、透明板ユニット300に対する扉枠203側への押さえつけが解除され、透明板ユニット300が載置部403から外れて下方に脱落するおそれがある。特に、被押さえ部307に傾斜部312が形成されているため、可変部材601が傾斜部312に案内されて移動してしまうおそれがある。
従って、被押さえ部307に係止部309を形成し係止部309に押さえ突部603を挿入させて透明板ユニット300を扉枠203に押さえつけることにより、可変部材601の変位が防止され透明板ユニット300からの扉枠203側への押さえつけの解除が規制されるため、透明板ユニット300の載置部403からの外れによる下方への脱落を防止することができる。よって、遊技機1の安全性の向上を図ることができる。
遊技機1には遊技内容、機種の変更等により、異なる透明板ユニット300を使用する機会が想定される。この場合に、透明板ユニット300を固定するための手段を扉枠203側に全て設けておくと、透明板ユニット300の大きさ等が変わった際に、可変部材601により透明板ユニット300を装着できない可能性がある。
そこで、可変部材601の第1の位置P1を規定する係止部309を透明板ユニット300側に設けることにより、様々な種類の透明板ユニット300についても柔軟に対応し、可変部材601により透明板ユニット300を固定することができる。
例えば、可変部材601が左右方向へ移動されることにより、押さえ突部603の被押さえ部307の係止部309への係止及び係止の解除が行われ、透明板ユニット300の扉枠203への固定及び固定の解除が行われる。
可変部材601が左右方向へ移動可能とするように扉枠203の側方に固定手段600を設けることは、扉枠203の上部に固定手段600を設ける領域が足りない場合に有効である。
なお、可変部材601が上下方向に対して斜め方向へ移動されることにより透明板ユニット300の扉枠203への固定及び固定の解除が行われてもよい。
次に、第2の実施の形態における固定協働手段500と固定手段600について説明する(図54乃至図66参照)。
第2の実施の形態における固定協働手段500は扉枠203における左右両側の部分に設けられており、左右の固定協働手段500において一部の構成が異なる。従って、右側の固定協働手段500を必要に応じて固定協働手段500Aとして示し、左側の固定協働手段500を必要に応じて固定協働手段500Bとして示す。
固定協働手段500Aと固定協働手段500Bは構成が異なる部分を除き、左右対称な構成にされ、扉枠203の左右方向における中央を基準に対称の位置に設けられている。
また、固定手段600も右側と左側にそれぞれ設けられているが、右側と左側の固定手段600は形状及び大きさが同じにされ、扉枠203の左右方向における中央を基準に対称の位置において固定協働手段500に支持されている。
なお、以下の第2の実施の形態の説明において、上記した第1の実施の形態と同様の部分については同一の符号を付し、説明を省略又は簡素化する。
先ず、右側の固定協働手段500(500A)の構成について説明する(図54乃至図58参照)。
図54は左右の一方の側(右側)の固定協働手段等を示す斜視図であり、図55は左右の一方の側の固定手段と固定協働手段等を示す分解斜視図であり、図56は透明板ユニット及び左右の一方の側の固定手段と固定協働手段等を示す背面図であり、図57は左右の一方の側の固定手段と固定協働手段等を固定手段の回動が規制されていない状態で示す斜視図であり、図58は左右の一方の側の固定手段と固定協働手段等を固定手段の回動が規制されている状態で示す斜視図である。
また、第1の補強リブ524、第2の補強リブ525A、軸部523、補強部522、位置決め突部507はベース面203aが形成された扉枠203を有する部分と一体に形成されている。
第1の規制手段503Aはベース面203aに直交する方向を向く板状に形成され、上方へ行くに従って左方に変位する円弧状に形成されている。第1の規制手段503Aはベース面203aからの突出方向における端部である後端部が半球状に形成されている。
第2の補強リブ525Aは胴体部525aと第1の傾斜片525pと第2の傾斜片525qと第1の補強片525bと第2の補強片525cと第3の補強片525dと第4の補強片525eと第5の補強片525fと第6の補強片525gを有する。第2の補強リブ525Aのベース面203aからの後方への突出量は第1の補強リブ524のベース面203aからの後方への突出量より小さくされている。
第1の傾斜片525pは下端が胴体部525aの上端に連続され、上方へ行くに従って側方における内方に変位する方向に傾斜されている。第1の傾斜片525pは上端が第1の補強リブ524の下端に連続されている。
第2の傾斜片525qは上端が胴体部525aの下端に連続され、下方へ行くに従って側方における外方に変位する方向に傾斜されている。第2の傾斜片525qは扉枠203の開口219の開口縁に沿って位置されている。
第1の補強片525bは第1の傾斜片525pの下端部から側部207a側に突出されている。
第2の補強片525cは第1の傾斜片525pの上端部から側部207a側と反対側に突出されている。第1の補強リブ524と第1の傾斜片525pの上端部と第2の補強片525cによって側方における内方に開口する略コ字状の部分が形成される。
第3の補強片525dは上下方向において第1の補強片525bの真下に位置され、胴体部525aの上端寄りの位置から側部207a側に突出されている。第3の補強片525dは第1の補強片525bと平行な状態で位置されている。第3の補強片525dと第1の補強片525bと胴体部525aの上端部と第1の傾斜片525pの下端部とによって側方における外方に開口する略コ字状の部分が形成される。
第4の補強片525eは第3の補強片525dの左右方向における外側の端部から下方に突出されている。胴体部525aの上端寄りの部分と第3の補強片525dと第4の補強片525eによって下方に開口する略コ字状の部分が形成される。
第5の補強片525fは第2の傾斜片525qの下端部から側部207a側に突出されている。従って、第5の補強片525fは第1の補強片525b及び第3の補強片525dと平行な状態で位置されている。
第6の補強片525gは第5の補強片525fの左右方向における外側の端部から上方に突出されている。第2の傾斜片525qと第5の補強片525fと第6の補強片525gによって上方に開口する略コ字状の部分が形成される。
従って、これらの略コ字状の部分により、扉枠203の前後に変形する屈曲方向及び左右に変形する屈曲方向に対する強度をより向上させることができる。
第1の規制手段503Aと第2の規制手段504Aを別部材として設けると、互いの部材の位置精度が低下するおそれがあり、その結果、第1の規制手段503Aと規制手段504による可変部材601Aの安定した保持や規制を行うことができないおそれがある。
そこで、軸部523と第1の規制手段503Aと第2の規制手段504Aとを扉枠203の各一部として一体に形成することにより、互いの部材の位置精度を向上させ、可変部材601Aの軸部523に対する円滑な回動動作や第1の規制手段503Aと規制手段504による可変部材601Aの安定した保持状態及び規制状態を確保することができる。
例えば、第1の規制手段503Aを第2の規制手段504Aよりも弾性の高い材料により形成することで、可変部材601Aの押さえ突部603が第1の規制手段503Aに容易に乗り上げることができる。従って、可変部材601Aの円滑な回動動作を実現することができる。
また、逆に、第2の規制手段504Aを第1の規制手段503Aより弾性の高い材料を用いて形成することとしてもよい。これにより、可変部材601Aが第2の規制手段504Aに接したときに可変部材601Aの破損や傷付きを防止することができる。
上記には固定協働手段500に位置決め突部507が設けられ固定体300に係止部309が形成された例を示したが、逆に、固定協働手段500に位置決め穴308が形成され、透明板ユニット300に位置決め突部507が設けられていてもよい。この場合には、固定協働手段500の位置決め穴308に透明板ユニット300の位置決め突部507が挿入されることで、透明板ユニット300が扉枠203に保持されることとしてもよい。
次に、右側の固定手段600の構成について説明する(図59乃至図61参照)。
図59は固定手段600における可変部材の背面側を示す斜視図であり、図60は可変部材の正面側を示す斜視図であり、図61は可変部材が軸部に支持された状態を示す断面図である。
可変部材601Aは所定の可動位置に回動された状態において、遊技盤103の前面側に配置された透明板ユニット300を扉枠203に押さえつけて固定する機能を有している。
可変部材601Aは被支持部606の挿通孔606aに軸部523が挿通されることにより、扉枠203に対して回動可能にされる。
可変部材601Aは軸部523に支持された状態において外面609aが大径部528に接触可能とされるが、外面609aが扉枠203側に凸の曲面に形成されているため、外面609aの大径部528に対する接触面積が小さく、可変部材601Aと大径部528の間に生じる摩擦力が小さくなり可変部材601Aの軸部523に対する円滑な回動状態を確保することができる。
このように持ち手部605は端部の外面が何れも曲面形状に形成されているため、指で把持したときに手触りがよく、指に角張った分が宛がわれることがなく、可変部材601Aの良好な操作性を確保することができる。
なお、上記では持ち手部605は固定部607の短手方向における中央部から後方に突出されている例について説明したが、持ち手部605は固定部607の後面の何れの位置から後方に突出されるように設けられていてもよい。但し、持ち手部605が固定部607の短手方向における中央部から突出されることで、可変部材601Aが回動時に軸部523に対して傾き難く、可変部材601Aの安定した回動状態を実現することができる。
押さえ突部603は固定部607から突出されており、上記したように、固定部607が被支持部606を基準として厚み方向に弾性変形可能にされているため、固定部607の変形に伴って略前後方向へ変位される。
頭部621と螺軸部622とフランジ部623は一体に形成されている。フランジ部623は頭部621と螺軸部622の間に位置され外周が頭部621の外周よりも大きくされている。また、フランジ部623の外径は可変部材601Aにおける被支持部606の外径より大きくされている。ネジ部材620は金属により形成されているが、例えば、樹脂等により形成されていてもよい。ネジ部材620を樹脂により形成することで、ネジ部材620と被支持部606が接することによる被支持部606の摩耗を軽減することができる。
頭部621は天面が頭頂面621aとして形成され、頭頂面621aの中央が頭頂点621bとされる。
次いで、左側の固定協働手段500(500B)の構成について説明する(図62乃至図66参照)。
図62は左右の他方の側の固定協働手段等を示す斜視図であり、図63は左右の他方の側の固定手段と固定協働手段等を示す分解斜視図であり、図64は透明板ユニット及び左右の他方の側の固定手段と固定協働手段等を示す背面図であり、図65は左右の他方の側の固定手段と固定協働手段等を固定手段の回動が規制されていない状態で示す斜視図であり、図66は左右の他方の側の固定手段と固定協働手段等を固定手段の回動が規制されている状態で示す斜視図である。
また、第1の補強リブ524、第2の補強リブ525B、軸部523、補強部522、位置決め突部507はベース面203aが形成された扉枠203を有する部分とも一体に形成されている。
第2の補強リブ525Bは胴体部525hと傾斜片525rと第1の補強片525iと第2の補強片525jと第3の補強片525kを有する。第2の補強リブ525Bのベース面203aからの後方への突出量は第1の補強リブ524のベース面203aからの後方への突出量より小さくされている。
傾斜片525rは下端が胴体部525hの上端に連続され、上方へ行くに従って側方における内方に変位する方向に傾斜されている。傾斜片525rは上端が第1の補強リブ524の下端に連続されている。
第1の補強片525iは傾斜片525rの下端部から側部207b側に突出されている。
第2の補強片525jは傾斜片525rの上端部から側部207b側と反対側に突出されている。第1の補強リブ524と第2の補強片525jによって側方における内方に開口する略コ字状の部分が形成される。
第3の補強片525kは上下方向において第1の補強片525iの真下に位置され、胴体部525hの下端部から側部207a側に突出されている。第3の補強片525kは第1の補強片525iと平行な状態で位置されている。第3の補強片525kと胴体部525hと傾斜片525rの下端部とによって側方における外方に開口する略コ字状の部分が形成される。
従って、これらの略コ字状の部分により、扉枠203の前後に変形する屈曲方向及び左右に変形する屈曲方向に対する強度をより向上させることができる。
従って、左右の第1の補強リブ524を扉枠203と各別の部品として形成する場合に、同一形状の部品として形成することはできず、別部品として形成する必要があり、この場合には遊技機1の製造コストが高くなるおそれがある。
また、同様に、左右の第2の補強リブ525Aと第2の補強リブ525Bを扉枠203の一部として一体に形成することにより、遊技機1の製造コストの低減を図ることができる。
従って、透明板ユニット300を扉枠203に固定する際に、係合突部311を係合部410に、位置決め突部507を位置決め穴308に円滑に挿入することができる。また、左右の軸部523にそれぞれ支持された左右の可変部材601A、601Aを線対称の位置に高い精度で位置させることができ扉枠203に透明板ユニット300を当接させた後に、円滑に透明板ユニット300を固定することができる。
また、上記と同様に、軸部523、位置決め突部507、係合部410がベース面203aを有するベース部分とともに一体に形成されることで、遊技機1の製造コストの低減を図ることができる。
なお、左右の軸部523、位置決め突部507、係合部410に加えて左右の第1の補強リブ524と左右の第2の補強リブ525A、525Bをベース面203aを有するベーブ部分とともに一体に形成してもよい。これにより、各部材の位置精度を向上させることができるとともに、遊技機1の製造コストをより低減させることができる。
上記のように構成された可変部材601Aは被支持部606の挿通孔606aに軸部523が挿通され、ネジ部材620が軸部523に形成されたネジ孔523aに螺合されることにより軸部523に支持される(図61参照)。可変部材601Aは被支持部606がベース面203aとネジ部材620のフランジ部623との間に位置され、軸部523の中心軸を回動支点Mとして、扉枠203に対して回動可能にされる。
大径部528は小径部527より径が大きくベース面203a側に位置されているため、小径部527を補強する役割をも果たすため軸部523の全体の強度が高くなる。従って、被支持部606の端部609が大径部528と摺動可能にされることにより、軸部523の強度の向上を図った上で可変部材601Aの円滑な回動状態を確保することができる。
さらに、上記したように、被支持部606は端部609の外面609aが扉枠203側に凸の曲面に形成されているため、外面609aの大径部528に対する接触面積が小さく、可変部材601Aの扉枠203に対するより一層円滑な回動状態を確保することができる。
可変部材601Aは、回動時に固定部607が弾性変形及び弾性復帰されることにより、押さえ突部603が第1の補強リブ524の第1の規制手段503Aに乗り上げ可能にされている。従って、可変部材601Aは、回動時に押さえ突部603が第1の規制手段503Aに摺動することにより、回動の勢いが弱められる。このとき、押さえ突部603は外面が曲面状に形成されているため、第1の規制手段503Aの端面503aに円滑に摺動される。
また、可変部材601Aは固定部607の外周面606cが第1の補強リブ524の第2の規制手段504Aに接することにより、回動が規制される。
以下に、固定協働手段の変形例について説明する(図67乃至図70参照)。以下に示す各変形例は、軸部523と補強部522に関する変形例である。
図67は固定協働手段の第1の変形例を示す断面図であり、図68は固定協働手段の第2の変形例を示す断面図であり、図69は固定協働手段の第3の変形例を示す断面図であり、図70は固定協働手段の第4の変形例を示す断面図である。
従って、第1の変形例においては、可変部材601Aの回動時に、被支持部606の外周部609bが補強部522に摺動可能にされ、被支持部606の内周部609cが軸部523の大径部528に摺動可能にされる。
また、被支持部606の外周部609bの外面609dと内周部609cの外面609dとがともに扉枠203側に凸の曲面形状に形成されているため、外周部609bと内周部609cが何れも補強部522と大径部528に対して線接触の状態で摺動され、可変部材601Aの回動時における負荷が小さく、可変部材601Aの一層円滑な回動動作を確保することができる。
従って、被支持部606の端部609が大径部528に軸方向において確実に受けられるため、被支持部606が軸部523に対して倒れ難く、可変部材601Aの円滑な回動動作を確保することができる。
従って、例えば、加工精度によって端部609の形状が設計形状に対して異なる形状になってしまった場合においても、可変部材601Aの回動時に被支持部606と大径部528の間に生じる摩擦力が小さくなり、可変部材601Aの円滑な回動動作を確保することができる。
これにより、大径部528又は補強部522と端部609の接触面積を大きくすることができる。可変部材601Aの回動時に大径部528又は補強部522と端部609の間に生じる摩擦力をある程度大きく保つことで、可変部材601Aの回動の勢いをあらかじめ軽減することができる。これにより、遊技機1に加えられた衝撃等により可変部材601Aが回動することによる、透明板ユニット300の扉枠203への固定が解除されることを防止することができる。
上記したように、可変部材601Aにおいては、固定部607から扉枠203側に突出する押さえ突部603は、外面が扉枠203側に凸の曲面状に形成されているため、第1の規制手段503Aに押さえ突部603が容易に乗り上げることができるようになる。
従って、第1の規制手段503Aと押さえ突部603のそれぞれの摩耗を軽減することができる。また、可変部材601Aの円滑な回動動作を確保することができ、動作の信頼性の向上を図ることができる。
従って、持ち手部605の摩耗を防止することができるため、可変部材601Aの耐用年数の向上を図ることができると共に持ち手部605に対する指の安定した把持状態の確保による可変部材601Aの円滑な回動動作を実現することができる。
従って、上記したように、軸部523と可変部材601Aをともに樹脂により形成することにより、軸部523と被支持部606の摩耗が軽減され、両者の間に隙間が生じ難く、可変部材601Aの円滑な回動動作を確保することができる。
可変部材601Aと軸部523の一部を金属で形成し互いに接する部分を樹脂で形成することにより、互いの強度を向上させることができると共に軸部523と可変部材601Aの磨耗を抑制することができる。
また、補強部522が円環状に形成されることにより、補強部522が角張らないため、補強部522に集中応力が生じ難く、補強部522及び軸部523の一層の強度の向上を図ることができ、可変部材601Aの安定した回動動作を確保することができる。
即ち、可変部材601Aと第2の規制手段504Aは少なくとも接触する部分が樹脂で形成されることが望ましく、また、全体が樹脂で形成されていてもよい。また、可変部材601Aと被押さえ部307も少なくとも接触する部分が樹脂で形成されることが望ましく、また、全体が樹脂で形成されていてもよい。
このように可変部材601Aと第2の規制手段504Aにおいて、又は、可変部材601Aと被押さえ部307において、少なくとも互いに接する部分が樹脂で形成されていることにより、両者の摩耗の抑制及び耐久性の向上を図ることができる。
持ち手部605は可変部材601Aを回動させるため作業者により把持され、力を付与される機会が多い。そのため、作業者から加えられた力により持ち手部605に大きな力がかかり易い。
そこで、持ち手部605と被支持部606の間に両者を連結する持ち手補強部608を設けることにより、持ち手部605の耐久性の向上を図ることができ、持ち手部605の破損等を防止することができる。
従って、固定部607と持ち手部605と被支持部606を補強するための専用のリブを必要とすることなく固定部607と持ち手部605と被支持部606の強度が高くなるため、固定部607と持ち手部605と被支持部606の強度の向上を簡素な構成によって実現することができると共に持ち手補強部608の機能性の向上を図ることができる。
この場合に、可変部材601Aが第1の規制手段503Aに向かって回動されると、固定部607のベース面203a側の面が第1の規制手段503Aに設けられた突部に乗り上げることで、可変部材601Aの回動の勢いが低減される。そして、第1の規制手段503Aに設けられた突部が固定部607に形成された挿入穴に挿入されることで可変部材601Aを第1の規制手段503Aに保持される。
また、可変部材601Aに挿入穴が形成される場合には被押さえ部307に係止部309に代えて突部が設けられる。可変部材601Aにより被押さえ部307を扉枠203に押しつける際には、可変部材601Aに形成された挿入穴に被押さえ部307の突部が挿入されることで、可変部材601Aによって被押さえ部307が扉枠203に押しつけることができる。
次に、可変部材601Aの回動状態について説明する(図71乃至図87参照)。
なお、上記したように、可変部材601Aは左右に位置されており、回動状態は左右の可変部材601Aにおいて同じであるため、以下においては、例として、正面から見て右側に位置された可変部材601Aの回動状態について説明する。
また、以下の回動状態についての説明においては、正面から見て右側に位置された可変部材601Aを後方から見た状態で、可変部材601Aの回動方向として時計回り方向をR1方向とし反時計回り方向をR2方向とする。
先ず、可変部材601Aの可動位置について説明する(図71乃至図73参照)。
可変部材601Aの可動位置としては少なくとも第1の位置と第2の位置と第3の位置が存在し、可動位置はR1方向において順に第1の位置P1と第2の位置P2と第3の位置P3とされている。なお、以下には説明を容易にするために、押さえ突部603の中心点と可変部材601Aの回動支点M(軸部523の軸中心)とを結ぶ破線で示す直線を可変部材601Aの可動位置として便宜的に規定する。
即ち、第1の位置P1は、押さえ突部603が透明板ユニット300の被押さえ部307に形成された係止部309に挿入(係止)される位置である。
即ち、可変部材601Aが回動するときに、押さえ突部603が第1の規制手段503Aに接してから第1の規制手段503に乗り上げ第1の規制手段503を乗り越えるまでの位置が第2の位置P2に相当する。なお、第2の位置P2は可変部材601Aの回動方向に限らず、押さえ突部603が第1の規制手段503に接してから乗り越えるまでの位置である。
即ち、可変部材601AがR1方向へ回動されたときに、R1方向における回動端まで回動された位置が第3の位置P3に相当する。なお、第3の位置P3においては、第1の規制手段503Aと押さえ突部603の間に隙間BK1が生じる。
次に、可変部材601Aの回動動作について説明する(図74乃至図79参照)。
図74は可変部材が初期位置に保持されている状態を示す図であり、図75は可変部材が初期位置から第3の位置へ向けて回動され押さえ突部が第1の規制手段に接した状態を示す図であり、図76は可変部材が第3の位置へ向けて回動され第1の規制手段によって回動が規制されている状態を示す図である。図77は可変部材が第3の位置へ向けて回動され第1の規制手段を乗り越えて回動の規制が解除された状態を示す図であり、図78は可変部材が第3の位置において第2の規制手段によって回動が規制された状態を示す図であり、図79は可変部材の押さえ突部が第1の規制手段によって保持空間に保持されている状態を示す図である。
なお、図74乃至図79において、A図は可変部材601Aの第1の補強リブ524に対する回動位置を示す背面図であり、B図は可変部材601Aの第1の補強リブ524に対する位置関係を示す断面図である。
押さえ突部603が第1の規制手段503Aを乗り越えた直後の位置においては、押さえ突部603が第1の規制手段503Aに上側から接した状態にある。
可変部材601Aがさらに、R1方向へ回動されると、固定部607の外周面606cが第2の規制手段504Aに接触される(図78参照)。固定部607の外周面606cが第2の規制手段504Aに接する位置が可変部材601Aの第3の位置P3に相当する。可変部材601Aは第3の位置において第2の規制手段504AによってR1方向への回動が規制される。
押さえ突部603が第1の規制手段503Aに第2の規制手段504A側から接している状態においては、第2の規制手段504Aと可変部材601Aの間に隙間BK2が生じる。
このとき固定部607が被支持部606に対して弾性変形され押さえ突部603が第1の規制手段503Aに摺動され、固定部607が弾性復帰されて被支持部603が第1の規制手段503Aを第2の規制手段504A側から第2の補強リブ525A側に乗り越え、可変部材601Aが初期位置へ向けて回動される。
さらに、透明板ユニット300を扉枠203から外して作業者が各種の作業を行う場合に、可変部材601Aが振動や自重により回動してしまうと、作業の邪魔になったり作業中に基板に接続されているケーブル等が可変部材601Aに接触しケーブルが損傷するおそれもある。
また、押さえ突部603を保持空間530に保持することにより、可変部材601Aをケーブル等の存在領域から離隔した位置に保持することができるようになり、ケーブルの損傷等の不具合の発生を防止することもできる。
これにより、可変部材601Aの回動が第2の規制手段504Aによって規制されている状態において、押さえ突部603が保持空間530で可変部材601Aの回動方向において僅かに回動可能(変位可能)にされている。
このような場合に、可変部材601Aが衝撃等により第2の規制手段504Aから離隔するR2方向へ回動され、押さえ突部603が第1の規制手段503Aを第2の規制手段504A側から第2の補強リブ525A側に乗り越えてしまい、押さえ突部603の第2の規制手段504Aによる規制が解除されるおそれがある。
従って、可変部材601Aの第2の規制手段504Aによる規制状態を容易かつ確実に設定することができる。
従って、可変部材601Aが第1の規制手段503Aに摺動された状態において、押さえ突部603が第1の規制手段503Aを第2の規制手段504A側に確実に乗り越える構成にすることができる。
次に、透明板ユニット300の開閉体200に対する固定作業における可変部材601Aの動作について説明する(図80乃至図87参照)。
図80は固定体が固定される前の状態で可変部材が保持されている状態を示す背面図であり、図81は固定体が扉枠に位置決めされた状態を示す背面図であり、図82は可変部材が第1の位置へ向けて回動されている状態を示す背面図であり、図83は可変部材が第1の位置へ向けて回動されているときに押さえ突部が透明板ユニットの被押さえ部に接した状態を示す背面図であり、図84は可変部材が第1の位置へ向けて回動されているときに押さえ突部が被押さえ部の傾斜部に乗り上げた状態を示す背面図である。図85は可変部材が第1の位置まで回動され押さえ突部が係止部に係止され透明板ユニットが開閉体に固定された状態を示す背面図であり、図86は可変部材が第1の位置まで回動され押さえ突部が係止部に係止され透明板ユニットが開閉体に固定された状態を示す断面図であり、図87は可変部材が第1の位置を越えてストッパー部によって回動が規制された状態を示す背面図である。
このとき、可変部材601Aは押さえ突部603が保持空間530に保持されているため、可変部材601Aが被押さえ部307に接触することがなく、固定作業を円滑かつ迅速に行うことができる。
可変部材601AはR2方向へ回動されることにより、固定部607が透明板ユニット300の被押さえ部307に後方から重なる状態にされていく。
このように被押さえ部307には傾斜部312が形成されているため、押さえ突部603が傾斜部312に案内されて被押さえ部307の係止部309に近付く方向へ移動されるため、押さえ突部603を被押さえ部307に容易に乗り上げる状態にすることができる。
押さえ突部603が係止部309に係止された状態においては、可変部材601Aは固定部607が未だ弾性変形された状態にあり、押さえ突部603の外面が係止部309の径変化部309bに押し付けられ、押さえ突部603の係止部309に対する係止状態が確保される。
これにより、透明板ユニット300が可変部材601Aによって扉枠203に押し付けられ、透明板ユニット300が可変部材601Aによって開閉体200に固定される。
しかしながら、このとき、固定部607の外周面606cがストッパー部310の頂上面310dに近接して位置されているため、R2方向へ回動された可変部材601Aは押さえ突部603の全体が係止部309から引き出される前に、固定部607の外周面606cがストッパー部310に接する。
これにより、押さえ突部603の外面が係止部309の径変化部309bに押し付けられ、押さえ突部603の係止部309に対する係止状態が再び確保される。
これにより、ストッパー部310を設けるスペースが不要となるため、被押さえ部307を小さくすることができる。従って、透明板ユニット300の小型化及び軽量化を図ることができる。
また、例えば、可変部材601AがR2方向へ過度に回動することで押さえ突部603が係止部309から引き出された場合であっても、固定部607の外周面606cが保持枠部303に接することで、押さえ突部603が被押さえ部307を押さえつけた状態を保持することができる。従って、可変部材601AがR2方向へ過度に回動しても可変部材601Aによる透明板ユニット300の扉枠203への押さえつけが解除されることがなく、透明板ユニット300が扉枠203から脱落することを防止することができる。
即ち、透明板ユニット300の開閉体200からの固定の解除は、可変部材601AをR1方向へ回動させて押さえ突部603の係止部309に対する係止状態を解除することにより行うことができる。
従って、押さえ突部603が保持空間530に保持される状態まで可変部材601AをR1方向まで回動させることにより、透明板ユニット300と可変部材601Aの干渉を回避して透明板ユニット300を開閉体200から容易に取り外すことができる。
以下に、可変部材601Aの回動角度について図88を参照して説明する。
上記したように、可変部材601Aの可動位置として、透明板ユニット300を扉枠203に押さえつけて固定した状態の第1の位置P1と(図71参照)、押さえ突部603が第1の規制手段503に接してから乗り越えるまでの第2の位置P2と(図72参照)、固定部607の外周面606cが第2の規制手段504に接した第3の位置P3とが存在する(図73参照)。
なお、以下の説明を容易にするため、第2位置P2のうち押さえ突部603が第1の規制手段503Aに下側から接する位置を第2の位置P2aと、押さえ突部603が第1の規制手段503Aに上側から接する位置を第2の位置P2bとして説明する(図88参照)。
上記に規定した角度は以下の通りである。
α1:回動支点Mを中心とする第1の位置P1から第2の位置P2aまでの回動角度
α2:回動支点Mを中心とする第2の位置P2aから第2の位置P2bまでの回動角度
α3:回動支点Mを中心とする第2の位置P2bから第3の位置P3までの回動角度
遊技機1においては、透明板ユニット300の開閉体200に対する固定作業を行うときの作業性の向上や、可変部材601Aの安定した回動状態の確保等を図る必要がある。そこで、可変部材601Aの回動角度が以下のように設定されている。
(全ての角度αの比較)
第1の位置P1から第2の位置P2aまでの回動角度α1は、第2の位置P2aから第2の位置P2bまでの回動角度α2よりも大きくされている。
また、第2の位置P2aから第2の位置P2bまでの回動角度α2は、第2の位置P2bから第3の位置P3までの回動角度α3よりも大きくされている。
従って、α1>α2>α3の関係にされている。
第1の位置P1から第2の位置P2aまでの回動角度α1は、第2の位置P2aから第2の位置P2bまでの回動角度α2よりも大きくされている。
一方、回動角度α1が小さいと押さえ突部603の大きさによっては可変部材601AがR1方向に回動した際に押さえ突部603が被押さえ部307の傾斜部312と第1の規制手段503Aの両方に乗り上げた状態になるおそれがある。
そのため、第1の位置P1から第2の位置P2bまでの角度は可能な限り小さい方がよい。
第2の位置P2aから第2の位置P2bまでの回動角度α2は、第2の位置P2bから第3の位置P3までの回動角度α3よりも大きくされている。
しかしながら、回動角度α2を小さくしすぎると、それに伴って第1の規制手段503Aの幅が小さくなり過ぎるおそれがある。第1の規制手段503Aの幅が小さくなりすぎると、作業者が持ち手部605を把持して可変部材601Aを回動させ、第1の規制手段503Aに乗り上げた際に、作業者において可変部材601Aが第1の規制手段503Aを乗り上げる際の回動に対する抵抗感を感じる時間が短く、乗り上げたか否かを判断することが難しくなるおそれがある。
また、第1の規制手段503Aの幅が小さいと、第1の規制手段503Aの強度が確保し難くなり、第1の規制手段503Aが第1の補強リブ524として機能する際の補強効果が小さくなる。さらに、第1の規制手段503Aの幅が小さくなり過ぎると第1の規制手段503A自身の強度も低下し破損してしまうおそれがある。
次に、固定協働手段500における各部のベース面203aからの各距離について説明する(図89参照)。ベース面203aは扉枠203における遊技盤103側の端面である。
可変部材601Aは回動時に、押さえ突部603が第1の規制手段503Aに摺動されて回動が規制され、固定部607が第2の規制手段504Aに接して回動が規制される。軸部523の基端部における周囲には補強部522が設けられている。
上記に規定した寸法は以下の通りである。
M1:補強部522のベース面203aからの高さ
M2:位置決め突部507のベース面203aからの高さ
M3:第2の補強リブ525Aのベース面203aからの高さ
M4:第1の規制手段503Aのベース面203aからの高さ
M5:第2の規制手段504Aのベース面203aからの高さ
M6:軸部523のベース面203aからの高さ
遊技機1においては、可変部材601Aの円滑な回動動作の確保、可変部材601Aの軸部523に対する安定した支持状態の確保、軸部523を含めた扉枠203の強度の向上、透明板ユニット300の開閉体200に対する固定作業を行うときの作業性の向上、可変部材601Aの小型化等を図る必要がある。そこで、固定協働手段500の各部の寸法Mが以下のように設定されている。
(全てのMの比較)
固定協働手段500においては、補強部522のベース面203aからの高さM1が位置決め突部507のベース面203aからの高さM2より小さくされ、位置決め突部507のベース面203aからの高さM2が第2の補強リブ525Aのベース面203aからの高さM3より小さくされている。また、第2の補強リブ525Aのベース面203aからの高さM3が第1の規制手段503Aのベース面203aからの高さM4より小さくされ、第1の規制手段503Aのベース面203aからの高さM4が第2の規制手段504Aのベース面203aからの高さM5より小さくされ、第2の規制手段504Aのベース面203aからの高さM5が軸部523のベース面203aからの高さM6より小さくされている。
従って、M1<M2<M3<M4<M5<M6の関係にされている。
固定協働手段500においては、補強部522のベース面203aからの高さM1が位置決め突部507のベース面203aからの高さM2より小さくされている。
固定協働手段500においては、位置決め突部507のベース面203aからの高さM2が第2の補強リブ525Aのベース面203aからの高さM3より小さくされている。
固定協働手段500においては、第2の補強リブ525Aのベース面203aからの高さM3が第1の規制手段503Aのベース面203aからの高さM4より小さくされている。
このように第1の補強リブ524と第2の補強リブ525Aは何れも扉枠203を補強するという同一の機能を有しているが、第2の補強リブ525Aには回動される可変部材601Aに対して負荷を付与して回動を規制するという機能を付加する必要がない。従って、回動される可変部材601Aが第2の補強リブ525Aに接触すると可変部材601Aには不必要な負荷が付与され可変部材601Aの円滑な回動動作に支障を来してしまう。
固定協働手段500においては、第2の規制手段504Aのベース面203aからの高さM5が軸部523のベース面203aからの高さM6より小さくされている。
遊技機1の種類によっては左右のベース面203aの遊技盤103の前面からの距離が異なる場合がある(図90参照)。
この場合には、以下のような構成にされることが望ましい。
なお、以下の説明においては、左右の一方のベース面203aをベース面203Aとし、他方のベース面203aをベース面203Bとして説明する。
また、左右の一方に設けられた軸部523を軸部523Aとし、他方に設けられた軸部523を軸部523Bとし、左右の一方に設けられた補強部522を補強部522Aとし、他方に設けられた補強部522を補強部522Bとする。
補強部522Aのベース面203Aからの高さは補強部522Bのベース面203Bからの高さより小さくされている。522Aの後面の位置より522Bの後面の位置とは前後方向において同じ位置にされている。
また、軸部523Aの軸方向における大きさと軸部523Bの先端面523bの軸方向における大きさは同じにされている。
共通の可変部材601Aを用いることにより透明板ユニット300をベース面203aに押さえつける力が左右で略均等に加わることになり、透明板ユニット300を二つの可変部材601Aにより扉枠203に安定して固定することができる。
特に、左右の第1の規制手段503Aの高さを同じにすることにより、軸方向における長さが同じ523Aと523Bを設けることにより、左右両側において共通の可変部材601Aを用いた場合に、それぞれの可変部材601Aが第1の規制手段503Aに乗り上げる際に、可変部材601Aに略均等の負荷を加えることができる。
次に、可変部材601Aと軸部523の大きさ等について説明する(図91及び図92参照)。
上記に規定した寸法は以下の通りである。
L1:内周面606bと外周面606cの間の幅
L2:軸部523の直径
L3:固定部607の長手方向における幅
L4:被支持部606の直径
L5:持ち手部605の長手方向における幅
L6:固定部607の回動方向における幅
L7:持ち手部605の回動方向における幅
L8:固定部607の厚み方向における幅
L9:被支持部606の軸方向における幅
L10:持ち手部605のベース面203aからの距離
L11:頭頂面621aのベース面203aからの距離
遊技機1においては、可変部材601Aの安定した回動状態の確保、透明板ユニット300の開閉体200に対する安定した固定状態の確保、透明板ユニット300の開閉体200に対する固定作業を行うときの作業性の向上、可変部材601Aの小型化等を図る必要がある。そこで、可変部材601Aと軸部523の各部の寸法Lが以下のように設定されている。
(全てのLの比較)
可変部材601Aと軸部523においては、内周面606bと外周面606cの間の幅L1が軸部523の直径L2より小さくされている。
また、可変部材601Aにおいては、固定部607の長手方向における幅L3が被支持部606の直径L4より大きくされ、固定部607の長手方向における幅L3が持ち手部605の長手方向における幅L5より大きくされている。
さらに、可変部材601Aにおいては、持ち手部605の回動方向における幅L7が固定部607の回動方向における幅L6より小さくされ、持ち手部605の長手方向における幅L5が持ち手部605の回動方向における幅L7より大きくされている。
さらにまた、軸部523においては、被支持部606の軸方向における幅L9が固定部607の厚み方向における幅L8より大きくされている。
加えて、可変部材601Aと軸部523に螺合されるネジ部材620とにおいては、持ち手部605のベース面203aからの距離L10が頭頂面621aのベース面203aからの距離L11より大きくされている。
従って、L1<L2、L3>L4、L3>L5、L7<L6、L5>L7、L9>L8、L10>L11の関係にされている。
可変部材601Aと軸部523の関係においては、内周面606bと外周面606cの間の幅L1が軸部523の直径L2よりも小さくされている。
従って、軸部523の強度を高くする必要があり軸部523の径は大きくされることが望ましい。
また、軸部523の耐久性の向上により、可変部材601Aの安定した回動状態を確保することができると共に透明板ユニット300の扉枠203に対する安定した固定状態を確保することができる。
これにより、軸部523の十分な強度をより一層向上しつつ、可変部材601Aの小型化を図ることができる。
可変部材601Aにおいては、固定部607の長手方向における幅L3が被支持部606の直径L4よりも大きくされている。
また、固定部607の長手方向における幅L3を大きくすることにより、固定部607によって被押さえ部307を押さえる面積が大きくなり、透明板ユニット300の開閉体200に対する安定した固定状態を確保することができる。
さらに、可変部材601Aの小型化を図ることができ可変部材601Aの扉枠203に対する配置スペースの低減を図ることができる。
可変部材601Aにおいては、固定部607の長手方向における幅L3が持ち手部605の長手方向における幅L5より大きくされている。
従って、作業者が持ち手部605を把持して円滑に可変部材601Aを回動させることができるようになり作業者の作業効率の向上を図ることができると共に固定部607によって被押さえ部307を押さえる面積が大きくなり透明板ユニット300の開閉体200に対する安定した固定状態を確保することができる。
可変部材601Aにおいては、持ち手部605の回動方向における幅L7が固定部607の回動方向における幅L6より小さくされている。
従って、作業者が持ち手部605を把持して円滑に可変部材601Aを回動させることができるようになり作業者の作業効率の向上を図ることができると共に被押さえ部307が扉枠203に対してガタ付くことなく透明板ユニット300の開閉体200に対する安定した固定状態を確保することができる。
可変部材601Aにおいては、持ち手部605の長手方向における幅L5が持ち手部605の回動方向における幅L7より大きくされている。
従って、作業者が持ち手部605を把持して円滑に可変部材601Aを回動させることが可能になると共に指が可変部材601A以外の他の部分に接触し難く作業者の作業効率の向上を図ることができる。
また、持ち手部605の回動方向における幅L5が小さいことにより、持ち手部605が指で把持する部分であることを視覚的及び感覚的に認識し易くなり、作業者の作業効率の向上を図ることができる。
可変部材601Aと軸部523の関係においては、被支持部606の軸方向における幅L9が固定部607の厚み方向における幅L8より大きくされている。
従って、透明板ユニット300の開閉体200に対する安定した固定状態を確保することができると共に可変部材601Aを円滑に回動することができ、また、持ち手部605の可変部材601A以外の部材への接触を回避して可変部材601Aの動作の信頼性の向上及び可変部材601Aの小型化を図ることができる。
可変部材601Aと軸部523に螺合されるネジ部材620とにおいては、持ち手部605のベース面203aからの距離L10が頭頂面621aのベース面203aからの距離L11より大きくされている。
従って、作業者が可変部材601Aを回動させるときの持ち手部605の良好な把持性を確保して作業性の向上を図ることができると共に作業者の手がネジ部材620に接触し難くして作業性の向上を図ることができる。
次に、透明板ユニット300が固定手段600により扉枠203に固定された状態における各部のベース面203aからの各距離について説明する(図93参照)。ベース面203aは扉枠203における遊技盤103側の端面である。
また、固定手段600は可変部材601Aとネジ部材620を有しており、軸部523が可変部材601Aにおける被支持部606の挿通孔606aに挿通され、ネジ部材620が軸部523Aに形成されたネジ孔523aに螺合されることにより、可変部材601Aがベース面203aとネジ部材620のフランジ部623との間で軸部523Aに回動可能に支持されている。可変部材601Aの押さえ突部603が透明板ユニット300の被押さえ部307に形成された係止部309に挿入(係止)されることにより、透明板ユニット300が可変部材601Aにより扉枠203に固定される。
上記に規定した寸法は以下の通りである。
H1:枠部207の端面207eのベース面203aからの高さ
H2:固定部607の端面607aのベース面203aからの高さ
H3:ネジ部材620の頭頂面621aのベース面203aからの高さ
H4:持ち手部605の端面605aのベース面203aからの高さ
H5:保持部材302の後端302bのベース面203aからの高さ
遊技機1においては、可変部材601Aの円滑な回動動作の確保、透明板ユニット300の開閉体200に対する固定作業や透明板ユニット300の開閉体200に対する固定状態の確認作業を行うときの作業性の向上等を図る必要がある。そこで、透明板ユニット300が固定手段600により扉枠203に固定された状態における各部の寸法Hが以下のように設定されている。
(全てのHの比較)
扉枠203の枠部207における遊技盤103側の端面207eのベース面203aからの高さH1は固定部607の端面607aのベース面203aからの高さH2よりも小さくされ、固定部607の端面607aのベース面203aからの高さH2はネジ部材620の頭頂面621aのベース面203aからの高さH3よりも小さくされている。また、ネジ部材620の頭頂面621aのベース面203aからの高さH3は持ち手部605の端面605aのベース面203aからの高さH4よりも小さくされ、持ち手部605の端面605aのベース面203aからの高さH4は保持部材302の後端302bのベース面203aからの高さH5よりも小さくされている。
従って、H1<H2<H3<H4<H5の関係にされている。
持ち手部605の端面605aのベース面203aからの高さH4が保持部材302の前端302aのベース面203aからの高さH5よりも小さくされている
従って、可変部材601Aの意図しない回動を抑制し透明板ユニット300の扉枠203に対する押さえつけが解除されることによる透明板ユニット300の扉枠203からの脱落等を防止することにより、遊技盤103の遊技領域103aを保護することができると共に透明板ユニット300の扉枠203に対する安定した固定状態を確保することができる。
ネジ部材620の頭頂面621aのベース面203aからの高さH3が持ち手部605の端面605aのベース面203aからの高さH4よりも小さくされている。
そのため作業者が可変部材601Aを容易に回動させるために高い回動力が得られる把持しやすい持ち手部605を設ける必要がある。
また、可変部材601Aをネジ部材620により軸部523に支持させるときに、可変部材601Aを指等で押さえないでネジ部材620を回転させると、可変部材601Aもネジ部材620と一緒に回転してしまうことがある。この場合に、回転した可変部材601Aが第2の規制手段504Aや第1の規制手段503Aに意図せず接触し、第2の規制手段504Aや第1の規制手段503Aや可変部材601Aの変形や傷付きが生じてしまうおそれがあり、ネジ止めする際にも把持しやすい持ち手部605が設けられることが望まれている。
また、透明板ユニット300の扉枠203への固定作業において前扉201の前面側から作業者が持ち手部605の位置が見えない状態で可変部材601Aの作業を手さぐりで行う場合であっても、持ち手部605の固定部607からの突出量が大きいため、触感により容易に持ち手部605を認識することができるため、透明板ユニット300の扉枠203への固定作業における作業性の向上を図ることができる。
扉枠203の枠部207の端面207eのベース面203aからの高さH1が持ち手部605の端面605aのベース面203aからの高さH4よりも小さくされている。
従って、可変部材601Aにより透明板ユニット300が扉枠203に確実に固定されているか否かを確認する際の作業効率を向上させることができる。
また、遊技機1を右側から見るだけで可変部材601Aが視認可能となるため、各種の作業の度に透明板ユニット300が扉枠203に確実に固定されているかを確認することができるようになる。これにより、遊技機1の安全性の向上を図ることができる。
扉枠203の枠部207の端面207eのベース面203aからの高さH1が保持部材302の前端302aのベース面203aからの高さH5より小さくされている。
作業者はこのような不具合について、開閉体200を支持体100に対して少し開くだけで確認することができる。従って、透明板ユニット300が扉枠203に対して確実に固定されているか否かを確認する際の作業効率の向上を図ることができ、遊技機1の安全性の向上を図ることができる。
以下に、透明板ユニット300を扉枠203に対して固定する際の固定作業に手順について説明する(図94から図101参照)。なお、図97、図99、図101は、図7に示す(96)−(96)線断面図である。また、図100は、図34に示す(99)−(99)線断面図である。
透明板ユニット300を扉枠203に対して固定するにあたり、作業者は透明板ユニット300を後下がりに傾斜させた状態にし(図94、図95、図96等参照)、透明板ユニット300の係合突部311を透明板載置手段400の係合部410に形成された係合穴411に挿し込み、透明板ユニット300を透明板載置手段400に載置する(図97、図98等参照)。
このとき、保持枠部303の円弧部分303fは、第1の受け突部420の開口219側を向く斜辺420cに接している。また、円弧部分303fにおける略後半部から外方に突出された突状部313の下面部313aが第1の受け突部420の下端部から後方に突出された受け片部421に接する状態または近接する状態となる(図33、図34、図100等参照)。
これにより、透明板ユニット300の右側部分が第1の受け突部420によって支えられ、透明板ユニット300を透明板載置手段400に安定して載置することができるようになる。
位置決め穴308に被押さえ部507が挿入されることにより、透明板ユニット300が扉枠203に位置決めされる。
以上により、透明板ユニット300を扉枠203に対して固定する際の固定作業が完了する。
透明板ユニット300が透明板載置手段400の載置部403に載置された状態において、透明板ユニット300の保持枠部303の下方部分303cのうち係合突部311が形成されていない領域は、金属からなる載置板金401に接する。一方で、下方部分303cに設けられた係合突部311は、樹脂からなる係合部410の係合穴411に挿入される。即ち、透明板ユニット300を位置決めする樹脂からなる係合突部311は、樹脂からなる係合部410と接触可能とされている。
また、透明板ユニット300の扉枠203に対する位置ずれが生じると、前扉201の窓孔202や扉枠203の開口219と保持枠部303との間に隙間が生じるおそれもある。このような隙間が生じると、隙間から塵埃が侵入したり、遊技機1の内部に侵入して不正を試みるいわゆるゴト行為が行われるおそれがある。
また、保持枠部303の下方部分303cのうち係合突部311が設けられていない領域が金属からなる載置板金401に接することにより、透明板ユニット300で生じた静電気を載置板金401に逃がすことができる。これにより、遊技機1に装着された基板等の故障を防止することができる。
さらに、第2の受け突部430も樹脂により形成されている。従って、樹脂により形成された保持枠部303の曲線部分303gの摩耗を軽減することができる。
また、透明板ユニット300の側方部分303bが金属からなる第2の補強部材206の内側壁206cと接している。側方部分303bが第2の補強部材206に接することにより、透明板ユニット300で生じた静電気を第2の補強部材206にも逃がすことができる。
これにより、遊技機1に装着された基板等の静電気による故障を防止することができる。
また、透明板ユニット300の側方部分303a、303bを第1の補強部材205と第2の補強部材206に接触させることにより、扉枠203と透明板ユニット300の間に隙間が生じることがなくゴト行為のための針金等を扉枠203と透明板ユニット300の間から遊技機1の内部に侵入することを防止することができる。よって、ゴト行為の防止及び遊技者への公平な遊技の提供を図ることができる。
例えば、透明板ユニット300が扉枠203に接すると共に、第1の補強部材205(第2の補強部材206)が扉枠203に接することにより、透明板ユニット300と第1の補強部材205(第2の補強部材206)が扉枠203を介して透明板ユニット300に導通される。従って、透明板ユニット300に発生した静電気を扉枠203から第1の補強部材205(第2の補強部材206)に逃がすことができる。
次に、図102から図104を参照して固定手段600における各規制手段の配置の態様について説明する。図102は規制手段の第1の配置例を示す図であり、図103は規制手段の第2の配置例を示す図であり、図104は規制手段の第3の配置例を示す図である。
以下の説明においては透明板ユニット300が扉枠203に保持された状態において、透明板ユニット300の被押さえ部307における扉枠203の側部207a(左側の被押さえ部307については側部207b)と対向する面を側面307aとする。また、透明板ユニット300の被押さえ部307における扉枠203の上部207dと対向する面を側面307bとする。
また、以下に示すR1方向は後方から見た可変部材601Aの時計回り方向の回動方向であり、R2方向は後方から見た可変部材601Aの反時計回り方向の回動方向である。さらに、各図の一点鎖線で示された可変部材601Aは、それぞれ可変部材601Aの回動位置を示している。
まず、第1の配置例について図102を参照して説明する。
第1の配置例においては、固定手段600に第1の補強リブ524が1箇所設けられている。第1の補強リブ524は第2の規制手段504Aと第1の規制手段503Aを有し、扉枠203の左右方向における中央線を基準線Kとしたときに、可変部材601Aの回動支点Mが基準線Kと第2の規制手段504Aの間に位置する。
従って、R1方向において順に固定部607、第2の規制手段504A、側部207aを位置させることにより、前扉201(側部207a)と前枠102の間に固定部607が挟まれることがなく、固定部607の破損を防止することができる。
ただ、第1の補強部材205が金属製である場合は、可変部材601Aの固定部607は樹脂により形成されているため、可変部材601Aが第1の補強部材205と接した際に、可変部材601Aが摩耗又は破損するおそれがある。
そのため、R1方向において第1の補強部材205の内側壁205cの手前に、上記のように樹脂製の第2の規制手段504Aを設け、可変部材601Aが第1の補強部材205の内側壁205cに接する前に第2の規制手段504Aにより可変部材601Aの回動を規制することが望ましい。なお、第1の補強部材205を樹脂により形成することもできる。
このような構成を有する透明板ユニット300を用いる場合には、扉枠203に透明板ユニット300を装着する前の状態において可変部材601Aを被押さえ部307に乗り上げ可能な位置に保持しておかないと、透明板ユニット300を扉枠203に装着できなくなる。
また、始点位置SPに可変部材601Aを保持するための第2の規制手段504Aと第1の規制手段503Aが設けられていない場合には、再度透明板ユニット300を扉枠203に当接する際に、可変部材601Aの位置によっては作業者の手等で可変部材601Aを側面307aの側方に位置する状態に押さえておかなければならず不便である。
この場合、可変部材601Aは第1の規制手段503Aに接した後に、第1の規制手段503Aを乗り上げ、第1の規制手段503Aと第1の補強部材205の間で保持される。これにより、透明板ユニット300を扉枠203に取り付ける際に、透明板ユニット300と扉枠203が接する部分に可変部材601Aが挟まることがなくなり、透明板ユニット300を扉枠203に円滑に取り付けることができる。
また、例えば、第1の規制手段503Aに保持凹部を形成し、保持凹部に可変部材601Aの押さえ突部603が挿入されることで、第1の規制手段503Aにより可変部材601Aが保持されてもよい。
さらにまた、上記では第1の規制手段503Aが一つ設けられている場合について説明したが、第1の規制手段503Aは可変部材601Aの押さえ突部603の移動軌跡上に複数設けられていてもよい。これにより、可変部材601Aの回動の勢いがそれぞれの第1の規制手段503Aに接するごとに軽減され、可変部材601Aが第2の規制手段504Aに接する前に、より可変部材601Aの回動の勢いを軽減することができる。
その上、第1の規制手段503Aを複数設け、一方の第1の規制手段503Aと他方の第1の規制手段503Aとの間に可変部材601Aの押さえ突部603を保持してもよい。
次に第2の配置例について図103を参照して説明する。
第2の配置例は、可変部材601Aの自重により定まる位置を初期位置Fとした場合に、可変部材601Aは初期位置FからR2方向に回動する際に、側面307a、係止部309、側面307b、第1の規制手段503A、第2の規制手段504Aの順に接する。即ち、上部207dと側面307bの間に第2の規制手段504Aと第1の規制手段503Aが位置されている。また、保護カバー220の下方に第2の規制手段504Aと第1の規制手段503Aが位置されている。
扉枠203の外周部と透明板ユニット300に対して第2の規制手段504Aと第1の規制手段503Aが設けられた位置を終点位置EPと規定すると、終点位置EPは上部207dと側面307bの間の位置である。
これは、可変部材601Aが自重により初期位置Fに透明板ユニット300と離隔した状態で保持され、透明板ユニット300を扉枠203に取り付ける際に可変部材601Aが透明板ユニット300に接触しないためである。
このように、初期位置Fに規制手段を設けないことで、扉枠203の製造コストを削減することができる。
終点位置EPに第2の規制手段504Aが設けられていない場合には、可変部材601AがR2方向に制限なく回動することが可能となり、固定部607が保護カバー220に接触することにより可変部材601A又は保護カバー220が破損するおそれがある。
このとき側面307bに可変部材601Aの回動を規制する手段が設けられていない場合には、可変部材601AにR2方向への力が加えられると、押さえ突部603と係止部309の係止が解除され、可変部材601AがR2方向に回動してしまうことがある。
よって、可変部材601Aも透明板ユニット300により保持されている状態であっても固定部607が保護カバー220に衝突することにより固定部607又は保護カバー220が破損するおそれがある。そしてR2方向に固定部607が保護カバー220に衝突することにより可変部材601A又は保護カバー220が破損するおそれがある。
この場合、可変部材601Aは第1の規制手段503Aに接した後、第1の規制手段503Aを乗り上げ、自重により第1の規制手段503A上に保持される。
これにより、透明板ユニット300を扉枠203に取り付ける際に、透明板ユニット300と扉枠203が接する部分に可変部材601Aが挟まることがなくなり、透明板ユニット300を扉枠203に円滑に取り付けることができる。
また、可変部材601Aは第1の規制手段503Aと保護カバー220の間に位置することになる。このとき、保護カバー220を第2の規制手段504Aとして機能させてもよい。これにより、可変部材601AがR2方向に回動する際に、可変部材601Aが保護カバー220の下面に接することにより、可変部材601AのR2方向への過度の回動を規制することができる。
なお、保護カバー220は樹脂により形成されてもよい。これにより、可変部材601Aが保護カバー220に接した場合であっても、可変部材601Aの破損を防止することができる。
次に第3の配置例について図104を参照して説明する。
第3の配置例では、第1の配置例で説明した位置と同じ始点位置SPに第2の規制手段504Aと第1の規制手段503Aが設けられ、第2の配置例で説明した位置と同じ終点位置EPに第3の規制手段505Aと第4の規制手段506Aが設けられている。
即ち、可変部材601AはR2方向に向かって順に第2の規制手段504A、第1の規制手段503A、側面307a、係止部309、側面307b、第3の規制手段505A、第4の規制手段506Aに接する。
従って、側部207aと側面307aとの間に第2の規制手段504Aと第1の規制手段503Aが設けられており、上部207dと側面307bの間に第4の規制手段506Aと第3の規制手段505Aが設けられている。
このような場合にあっては、作業している領域から離隔した始点位置SPに可変部材601Aを保持しておくことにより、そのような不利益を防止し、作業者の作業効率を向上させることができる。
そこで作業している領域から離隔した終点位置EPに可変部材601Aを保持しておくことにより、そのような不利益を防止し、作業者の作業効率を向上させることができる。
また、第3の配置例においては、始点位置SP及び終点位置EPの両方に第1の規制手段503A及び第2の規制手段504Aが設けられているため、第1の配置例や第2の配置例において説明した効果と同様の効果も発生する。
例えば、始点位置SPに第2の規制手段504Aと第1の規制手段503Aを設け終点位置EPに第3の規制手段505A又は第4の規制手段506Aの何れか一方を設けることとしてもよい。
また、第3の規制手段505Aに乗り上げた可変部材601Aの自重により可変部材601Aを第3の規制手段505Aにより保持することができる。これにより、透明板ユニット300を扉枠203に装着する際の可変部材601Aと透明板ユニット300の干渉を回避することができる。
同様に、可変部材601Aの終点位置EPにおいても上記効果を有するため第3の規制手段505Aと第4の規制手段506A(第1の規制手段503Aと第2の規制手段504A)を設けることが望ましい。
以下に可変部材601Aと保護カバー220等の関係について図105及び図106を参照して説明する。
これにより、可変部材601AがR2方向に回動する際には、可変部材601Aが保護カバー220の下面に接することにより可変部材601AのR2方向への回動が規制され、ケーブル228が可変部材601Aの可動領域に干渉しない。
次に、透明板ユニット300を扉枠203に対して押さえつけるための可変部材601Aの配置について説明する(図107、図108参照)。以下には、鍵孔部250が遊技機1の右下の部分に設けられている場合における各例を説明する。
可変部材601Aは押さえ突部603を透明板ユニット300における被押さえ部307の係止部309に挿入(係止)することにより、扉枠203に透明板ユニット300を固定する。
なお、この場合には、透明板ユニット300のうち鍵孔部250が設けられている側の部分は透明板載置手段400に載置されることにより扉枠203に保持される。
このとき鍵孔部250が設けられている側に配置された可変部材601Aは、扉枠203の左右方向における中央線である基準線Kを基準に鍵孔部250が設けられている側と反対側に設けられている。
なお、この場合には、透明板ユニット300のうち鍵孔部250が設けられている側の部分は透明板載置手段400に載置されることにより扉枠203に保持される。
特に、nがmよりも小さくされることにより(n<m)、鍵孔部250の近くに位置される可変部材601Aが少なくなると共に可変部材601Aから離隔して位置される可変部材601Aが多くなり、可変部材601Aの位置の発生や鍵孔部250の故障を防止した上で透明板ユニット300を扉枠203に安定した状態で固定することができる。
上記においては、一例として可変部材601について説明したが、もちろん可変部材601や可変部材601Aにも適用可能である。
続いて、第3の実施の形態における固定協働手段500Cと固定手段600Cについて、図109及び図110を参照して説明する。図109は左右の一方の側の固定協働手段等を示す斜視図であり、図110は左右の一方の側の固定手段と固定協働手段等を示す分解斜視図である。なお、以下の説明において第1の実施形態、第2の実施形態において説明した部分については同一符号を付し、説明を省略する。
固定協働手段500Cは、軸部523と周壁部526と第1の補強リブ524Cと第2の補強リブ525Cと位置決め突部507とを有している。軸部523、周壁部526、第1の補強リブ524C、第2の補強リブ525C、位置決め突部507は扉枠203の各一部として一体に形成されている。
軸部523はベース面203aから遊技盤103側に突出し、後述する可変部材601Cを回動可能に支持する。
第1の補強リブ524Cと第2の補強リブ525Cを設けることにより、周壁部526の強度を向上させることができる。また、第1の補強リブ524Cと第2の補強リブ525Cを設けることにより、扉枠203の強度も向上する。
円弧壁526aは軸部523における外周面606cの外側に沿って設けられベース面203aから遊技盤103側に突出されている。
第2の規制手段504Bと第4の規制手段506Bは円弧壁526aの内周面606bからの突出量が、第1の規制手段503Bと第3の規制手段505Bにおける円弧壁526aの内周面606bからの突出量よりも大きくされている。
なお、可変部材601Cは軸部523の周方向へ回動され、第2の規制手段504B側から第1の規制手段503Bと第3の規制手段505Bを経て第4の規制手段506B側への回動方向がR1方向とされ、第4の規制手段506Bから第3の規制手段505Bと第1の規制手段503Bを経て第2の規制手段504B側への回動方向がR2方向とされる。
固定手段600Cは可変部材601Cとネジ部材620を有する。
可変部材601Cは扉枠203に対して回動可能とされ、所定の回動位置に回動された状態において遊技盤103の前面側に配置された透明板ユニット300を扉枠203に押さえつけて固定する。可変部材601Cは被支持部606と固定部607と持ち手部605と押さえ突部603と回動規制部610とを有する(図109及び図110参照)。
固定部607は被支持部606から被支持部606の軸方向に直交する方向へ突出され平板状に形成されている。持ち手部605は固定部607から遊技盤103側に突出され、固定部607の短手方向の中央部において固定部607の長手方向に延びている状態で設けられている。
押さえ突部603は固定部607の先端部から扉枠203側に突出されている。押さえ突部603は外面が扉枠203側に凸の曲面状に形成されている。
回動規制部610が第1の規制手段503B又は第3の規制手段505Bに接して摺動することにより、可変部材601Cに回動に対する負荷がかかり、可変部材601Cの回動の勢いが弱められる。また、回動規制部610が第2の規制手段504B又は第4の規制手段506Bに接することにより、可変部材601Cの回動が規制される。
回動規制部610は外面が曲面状に形成されており、可変部材601Cは第1の規制手段503Bと第3の規制手段505Bに円滑に乗り上げ、摺動することができる。
次に、可変部材601Cによる透明板ユニット300の扉枠203に対する可動位置について、図111から図115を参照して説明する。
図111は可変部材の第1の位置を説明する図であり、図112及び図113は可変部材の第2の位置を説明する図であり、図114及び図115は可変部材の第3の位置を説明する図である。
可変部材601Cの可動位置としては少なくとも第1の位置と第2の位置と第3の位置が存在し、第3の実施の形態では第3の位置P3、第2の位置P2、第1の位置P1、第2の位置P2、第3の位置P3が周方向において順に存在する。ここでは説明を容易にするため、押さえ突部603の中心点と軸部523の回動支点Mとを結ぶ直線Fの位置を可変部材601Cの可動位置として便宜的に規定する。
以下の説明においては、可変部材601Cの回動方向をR1方向又はR2方向として示す。R1方向は可変部材601Cを後方から見た状態で時計回り方向であり、R2方向は可変部材601Cを後方から見た状態で反時計回り方向である。
即ち、可変部材601CがR1方向又はR2方向へ回動する際に、回動規制部610が第1の規制手段503Bに接する位置から第1の規制手段503Bに乗り上げて、第1の規制手段503Bを乗り越えた位置までが第2の位置P2に相当する。
即ち、可変部材601CがR1方向又はR2方向へ回動する際に、回動規制部610が第3の規制手段505Bに接する位置から第3の規制手段505Bに乗り上げて、第3の規制手段505Bを乗り越えた位置までも第2の位置P2に相当する。
以下に、透明板ユニット300の開閉体200に対する固定作業及び固定解除作業における可変部材601Cの回動動作について図116から図125を参照して説明する。
初期位置は、回動規制部610が第3の規制手段505Bと第4の規制手段506Bとの間に位置する状態において、可変部材601Cに力が加えられず、可変部材601Cが自重により保持される位置である。初期位置においては、押さえ突部603が軸部523の真下に位置される。
従って、可変部材601CのR1方向への過度の回動が規制され、透明板ユニット300の固定作業において可変部材601Bを正しい方向に回動させることができる。
また、可変部材601CがR2方向へ回動されると、回動規制部610が第3の規制手段505Bに摺動され、回動規制部610が第3の規制手段505Bに乗り上げた状態となる(図119参照)。このとき回動規制部610又は第3の規制手段505Bの少なくとも一方が弾性変形される。
このとき、可変部材601Cの押さえ突部603が被押さえ部307の傾斜部312に乗り上げ、固定部607が被支持部606に対して弾性変形する。これにより透明板ユニット300が可変部材601Cにより扉枠203に対して押さえつけられていく。
このとき、回動規制部610は第1の規制手段503Bと第3の規制手段505Bとの間に位置されている。
このとき、回動規制部610は、第1の規制手段503Bに接する状態となる。
回動規制部610が第1の規制手段503Bを乗り越えた状態においては、固定部607が被押さえ部307の上側に離隔した位置にあり、透明板ユニット300の扉枠203に対する固定が解除される。従って、作業者は透明板ユニット300を開閉体200から取り外すことができる。
但し、透明板ユニット300を開閉体200に固定し、透明板ユニット300の開閉体200からの固定を解除する例は上記に限られることはなく、可変部材601Cの回動には様々なパターンが考えられる。
また、回動規制部610が第3の規制手段505Bと第4の規制手段506Bとの間に位置する状態において、可変部材601Cに力が加えられず、可変部材601Cが自重により保持される位置を初期位置とし、R2方向へ可変部材601Cが回動されることにより透明板ユニット300を開閉体200に固定し、R1方向へ可変部材601Cを回動させることにより透明板ユニット300の開閉体200からの固定を解除してもよい。
さらに、回動規制部610が第1の規制手段503Bに下方から接した状態を初期位置とし、R1方向へ可変部材601Cが回動されることにより透明板ユニット300を開閉体200に固定し、R2方向へ可変部材601Cを回動させることにより透明板ユニット300の開閉体200からの固定を解除してもよい。
第3の実施の形態においては、被支持部606における外周面606cの外側に沿って位置された円弧状の周壁部526が設けられ、第1の規制手段503Bと第2の規制手段504Bと第3の規制手段505Bと第4の規制手段506Bが周方向において周壁部526と一体に形成されている。
従って、押さえ突部603が摩耗することを防止して、可変部材601Cの耐用年数の向上を図ることができ、透明板ユニット300を扉枠203に確実に固定することができる。
また、例えば、回動規制部610が被支持部606の内周面606bに設けられていてもよい。このとき、第1の規制部503B、第2の規制部504B、第3の規制部505B、第4の規制部506Bは、軸部523の外周面606cに設けられる。
また、軸部523に小径部527と大径部528を設け、大径部528の遊技盤103側の端面に第1の規制部503B、第2の規制部504B、第3の規制部505B、第4の規制部506Bを設けてもよい。
次に、図126を参照して各部材の着色について説明する。図126は扉枠203と固定手段600との色彩関係を示す説明図である。
ここでは一例として扉枠203の色彩C1と可変部材601Aの色彩C2と透明板ユニット300の保持部材302の色彩C3とに着目して説明する。
扉枠203は色彩C1が黒色であり、扉枠203の軸部523に挿通される可変部材601Aの色彩C2は白色である。色彩C2には他にも赤色などが用いられる。
扉枠203のベース面203aに当接する保持部材302の色彩C3は黒色で形成されている。
また、扉枠203、透明板ユニット300、可変部材601A等の各部材は、それぞれ一色の色彩で形成されている。これにより部品の製造コストを削減することができる。
これにより、可変部材601Aが透明板ユニット300を押さえつける位置に存在しているか否か以外にも、可変部材601Aがどの位置に存在するかを視覚的に容易に確認することができるようになる。従って、作業者の作業効率の一層の向上を図ることができる。
これにより、作業者が可変部材601Aと開閉体200の位置関係、可変部材601Aと透明板ユニット300の位置関係を容易に把握することができる。従って、作業者の作業効率の向上を図ることができる。
例えば、可変部材601Aが白色で形成されている場合に、保護カバー220、第1の補強部材205、第2の補強部材206等の可変部材601A以外の他の部材は金属色(銀色)で形成されているため、可変部材601Aと同系色(類似色)であるが、保護カバー220、第1の補強部材205、第2の補強部材206は、可変部材601Aの回動領域を避けた位置に設けられている。これにより可変部材601Aが同系色の保護カバー220等と誤認され難く、可変部材601Aの存在位置が容易に視認可能となる。
これにより、可変部材601Aが同系色の他の部品と誤認され難くなり、可変部材601Aの存在位置が一層容易に視認可能となる。
例えば、色彩C1を赤色、青色、黄色等の有彩色とし、色彩C2(色彩C3)を白色、黒色等の無彩色とすることができる。また、色彩C1を黄色、橙色、赤色等の暖色とし、色彩C2(色彩C3)を青色、青紫色等の寒色とすることもできる。また、色彩C1を白色、銀色等の明度が高い色とし、色彩C2(色彩C3)を黒等の明度の低い色とすることもできる。また、色彩C1を黄色等の暖色とし、色彩C2(色彩C3)を青色、青紫色等の寒色とすることもできる。また、色彩C1の対照色、補色を色彩C2(色彩C3)とすることもできる。
例えば、特定のハーネスについては黄色、桃色等に色彩が指定されているものがある。そのため、可変部材601Aの色彩C2には黄色、桃色等の色彩を使用しないことが考えられる。
これにより、可変部材601Aが遊技機1において特定の部材と誤認され難くなり、遊技機1の安全性を向上させることができる。
なお、扉枠203の色彩C1や保持部材302の色彩C3においても同様に上記した特定の色彩を使用しないことができる。
次に遊技盤103における識別情報の表記領域について、図127、図128を参照して説明する。図127及び図128は遊技盤103の表記可能領域Eを示す図である。遊技盤103の前面のうち遊技領域103a以外の部分には、遊技機1に関する情報(以下、遊技機情報という。)が表記されている。
ここでは、遊技機情報が表記可能な領域を表記可能領域Eとして説明する。図127では表記可能領域として表記可能領域E1、E2、E3、E4が形成されている。
表記可能領域E1、E2、E3、E4は前扉201を前枠102から開いた際に視認することができるが、前扉201が閉じられている状態においては、扉枠203に透明板ユニット300が当接することにより開口219が塞がれるため外部から視認できない状態である。
遊技機情報は表記可能領域Eに例えば、プリントされ、又はシールにより添付されている。
ここでは、表記可能領域E1と表記可能領域E2は、可変部材601Aの回動領域ARと重なる部分があるため、表記可能領域E1と表記可能領域E2から回動領域ARを除外した表記可能領域E5と表記可能領域E6が表記可能領域となる。
なお、図示した各表記可能領域Eは説明の便宜上一例として説明したものであり、図示した表示可能領域E以外の領域であっても表示可能領域として遊技機情報を表記することは可能である。
また、可変部材を固定する箇所は開閉体に限られず、遊技機の上面、側面、背面に直接的に固定される場合や間接的に固定(例えば、遊技機の背面に配置されたベース体に固定されるなど)される場合も含まれる。
100 支持体
103 遊技盤
200 開閉体
203 扉枠
203a ベース面
207 枠部
207e 端面
300 固定体(透明板ユニット)
302 保持部材
302b 後端
307 被押さえ部
309 係止部
311 係合突部
400 透明板載置手段
401 載置板金
410 係合部
500 固定協働手段
503、503A、503B 第1の規制手段
504、504A、504B 第2の規制手段
505、505A、505B 第3の規制手段
506、506A、506B 第4の規制手段
523 軸部
600 固定手段
601、601A、601B 可変部材
605 持ち手部
605a 端面
606 被支持部
606a 挿通孔
606b 内周面
606c 外周面
607 固定部
620 ネジ部材
621 頭部
621a 頭頂面
700 軸支機構
P1 第1の位置
P2 第2の位置
P3 第3の位置
Claims (3)
- 支持体と、
前記支持体に開閉可能に支持された開閉体と、
前記開閉体に固定可能な固定体と、
前記開閉体に支持され前記固定体を固定するための固定手段と、を備えた遊技機において、
前記固定手段は手動操作により位置を変更可能な可変部材を有し、
前記可変部材の可動位置として少なくとも第1の位置と第2の位置と第3の位置があり、
前記固定手段は、前記可変部材が前記第1の位置において前記固定体を前記開閉体に固定可能であり、前記可変部材が前記第1の位置から前記第2の位置又は前記第3の位置に至るまでの所定位置において前記固定体を前記開閉体から固定解除可能であり、
前記開閉体は前記第2の位置において前記可変部材に位置の変更に対して第1の規制をかける第1の規制手段と、前記第3の位置において前記可変部材に第2の規制をかける第2の規制手段と、を有し、
前記可変部材は前記第1の規制手段により前記第2の位置において保持可能とされ、
前記可変部材が前記第1の規制手段により保持された状態において、前記可変部材と前記第2の規制手段との間に隙間が形成される
遊技機。 - 前記固定体は前記可変部材が係止される係止部を有し、
前記可変部材は前記係止部に係止される位置と前記第1の規制手段により規制される位置とにおいて各別に保持可能とされる
請求項1に記載の遊技機。 - 前記可変部材は前記開閉体の少なくとも一部と前記固定体の少なくとも一部とに対して重なる状態で位置を変更可能とされ、
前記開閉体の前記可変部材と重なる領域が第1の重なり領域とされ、
前記固定体の前記可変部材と重なる領域が第2の重なり領域とされ、
前記可変部材と前記第1の重なり領域が異なる色にされ、
前記可変部材と前記第2の重なり領域が異なる色にされている
請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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- 2019-02-13 JP JP2019023551A patent/JP6945570B2/ja active Active
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